JP2001199421A - 合成樹脂製壜体およびその成形方法 - Google Patents

合成樹脂製壜体およびその成形方法

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JP2001199421A
JP2001199421A JP2000340550A JP2000340550A JP2001199421A JP 2001199421 A JP2001199421 A JP 2001199421A JP 2000340550 A JP2000340550 A JP 2000340550A JP 2000340550 A JP2000340550 A JP 2000340550A JP 2001199421 A JP2001199421 A JP 2001199421A
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wall
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JP2000340550A
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Inventor
Yoshio Akiyama
善男 秋山
Hiroaki Tokuda
博昭 徳田
Makoto Busujima
眞 毒島
Shuichi Koshio
秀一 古塩
Masaaki Sasaki
正昭 佐々木
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望物性の低下を大きく生じさせることな
く、減容化及び復容化を容易にかつ良好に達成すること
により、所望する物性を充分に発揮し、かつ効率の良い
運送及び廃棄取扱いを得ることにある。 【解決手段】 口筒部4を除く全体を、押し潰し状に減
容化変形することができると共に、容易に原形復帰でき
る構造とし、壁を積層構造とした2軸延伸ブロー成形さ
れた合成樹脂製壜体であって、壁を積層構造とすること
により、減容化変形可能に構成しても、必要な物性及び
機械的強度を確実に発揮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、充分な省資源化と
廃棄取扱いの容易化と、そして効率の良い運送取扱いと
を求めた、合成樹脂製壜体およびその成形方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】各種の内容液の詰め替え用容器として、
合成樹脂製壜体が利用されているが、この種の壜体は、
詰め替え用容器として機能すれば良く、外観体裁の良さ
とか使用のし易さ求められることがないので、内容液の
収納保持状態が大きく劣化することのない範囲内で、そ
の薄壁化を押し進め、この薄肉化により、省資源化と廃
棄取扱いの容易化と、そして効率の良い運送取扱いとを
得ている。
【0003】すなわち、この種の壜体の壁厚を、人手だ
けによる押し潰しおよび引き延ばしての原形復帰が可能
な程度まで薄くし、これにより合成樹脂材料の省資源化
と、合成樹脂製壜体の廃棄取扱いの容易化と、そして壜
体メーカーから製品メーカーへの壜体輸送を、壜体を押
し潰して減容化した状態で行うことにより、効率の良い
運送取扱いとを得ているのである。
【0004】また、この薄壁壜体にあっては、薄壁構造
を簡単にそして安定して得るため、大きな延伸量を得る
ことのできる2軸延伸ブロー成形手段で成形されるのが
一般であり、このためプリフォームは、高い寸法精度で
成形されると共に、壜体に成形された際に、底部に高い
落下強度を与えることのできる等の理由から、殆ど例外
なしに射出成形手段で成形されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術にあっては、射出成形されたプリフォームの
壁が単層構造であるので、壜体の薄壁化の程度の増大に
従って、引っ張りや耐破断強度等の機械的強度や、各種
のバリヤー性等の物性的特性等の有益な特性が加速度的
に低下することになり、これによりその薄壁化には自ず
と限界が生じることになるので、得られる省資源化程度
および運送と廃棄の取扱いのし易さが充分ではなく、押
し潰し状の減容化状態から引き延ばして原形に復帰させ
た復容化した際に、折れ曲がり部分が屈曲永久変形状態
となる場合が多く、このため押し潰し減容化取扱いを実
施することができない、と云う問題があった。
【0006】また、内容液によっては、薄壁化により低
下する特性の内、特定された特性の低下程度が小さけれ
ば、他の特性が低下しての、この薄壁壜体による収納保
持に何ら支障を生じないものもあるが、薄壁化による物
性低下は、殆ど例外なしに全ての物性に対して生じるこ
となので、薄壁化は、特定された特性の必要とする能力
が発揮できる程度迄に限定され、これにより薄壁化程度
が大幅に制限されて、減容化および復容化操作が行い難
くなる、と云う問題があった。
【0007】そこで、本発明は、上記した従来技術にお
ける問題点を解消すべく創案されたもので、所望物性の
低下を大きく生じさせることなく減容化および復容化を
容易にかつ良好に達成することを技術的課題とし、もっ
て所望する物性を充分に発揮し、かつ効率の良い運送お
よび廃棄取扱いを得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
る本発明の内、請求項1記載の発明の手段は、口筒部を
除く全体を、押し潰し状に減容化変形することができ、
かつ容易に原形復帰できる構造とすること、壁を積層構
造とすること、2軸延伸ブロー成形されること、にあ
る。
【0009】壜体は、口筒部を除く全体が、押し潰し状
に減容化変形が可能であるので、壜体を押し潰し状に減
容化して、運送、格納、そして廃棄の各処理の取扱いを
行うが、壜体は、減容化によりその容積がきわめて小さ
くなるので、減容化した多数の壜体の各取扱いは、速や
かに、簡単にそして効率良く行われる。
【0010】また、壜体を、壜体メーカーから製品メー
カーに減容化状態で運送した場合には、減容化状態の壜
体の原形復帰が容易であるので、空圧を利用して、また
は内容液の充填を利用して、減容化状態の壜体を、速や
かにかつ確実にそして不都合なく原形に復帰させ、商品
化処理を行う。
【0011】壜体は、その壁が積層構造であるので、各
層を成形する合成樹脂材料を、成形した壜体に付与した
い物性に応じて選択設定することにより、所望する物性
を充分に発揮することができ、これにより収納する内容
液に適正に適応した特性を発揮することになる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明に、壜体の口筒部を除く全体を、押し潰し状に減容化
変形することができ、かつ容易に原形復帰できる程度に
薄壁とした、ことを加えたものである。
【0013】この請求項2記載の発明にあっては、薄壁
化に伴う撓み変形のし易さを利用して、減容化変形およ
び原形復帰変形を可能としたので、壜体を成形する合成
樹脂材料の省資源化を充分に達成できることになり、ま
た薄壁化によるガスバリヤー性等の必要とする物性低下
を、積層構造の各層を成形する合成樹脂材料の組合せに
より、充分に抑えることが可能である。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明に、壜体の口筒部を除く全体を、設定した押し潰し形
状への減容化変形を可能とし、かつ容易に原形復帰する
ことを可能とする折れ目線を設けた構造とした、ことを
加えたものである。
【0015】この請求項3記載の発明にあっては、壜体
を、折れ目線に沿って折り曲げて減容化させるので、壜
体の減容化形態が一定したものとなり、この一定した形
態で減容化した壜体に対して、運送、格納、廃棄そして
原形復帰等の処理を施すことになる。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明に、壜体の壁を、外側から順に外側層、接着層、内側
層を位置させた積層壁構造とし、外側層をナイロンで、
内側層をポリプロピレンもしくは硬質ポリエチレンで成
形した、ことを加えたものである。
【0017】この請求項4記載の発明にあっては、ナイ
ロンとポリプロピレンもしくは硬質ポリエチレンとの組
合せにより、壜体の壁が例え薄壁化状態となっても、充
分な耐突き刺し強度を発揮することができ、これにより
耐破断性等の機械的強度の高い壜体となる。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明に、壜体の壁を、外側から順に外側層、接着層、内側
層を位置させた積層壁構造とし、外側層を硬質ポリエチ
レンもしくはポリプロピレンで、内側層をポリ塩化ビニ
リデン共重合体、ポリエチレンテレフタレートもしくは
ダイレクトブロー用ポリエチレンテレフタレートで成形
した、ことを加えたものである。
【0019】この請求項5記載の発明にあっては、積層
構造としては請求項4記載の発明と同じであるが、硬質
ポリエチレンもしくはポリプロピレンの一方と、ポリ塩
化ビニリデン共重合体、ポリエチレンテレフタレートも
しくはダイレクトブロー用ポリエチレンテレフタレート
の内の一つとの組合せにより、壜体の壁が例え薄壁化状
態となっても、充分な耐内容物性を発揮するので、各種
の内容液の収納に利用することができることになる。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発
明に、壜体の壁を、外側から順に外側層、接着層、中間
層、接着層、内側層を位置させた積層壁構造とし、外側
層を硬質ポリエチレンもしくはポリプロピレンで、中間
層をポリ塩化ビニリデン共重合体で、内側層を硬質ポリ
エチレンもしくはポリプロピレンで成形した、ことを加
えたものである。
【0021】この請求項6記載の発明にあっては、硬質
ポリエチレンもしくはポリプロピレンの一つと、ポリ塩
化ビニリデン共重合体と、そして硬質ポリエチレンもし
くはポリプロピレンの一つとの組合せにより、壜体の壁
が例え薄壁化状態となったとしても、充分な酸素バリヤ
ー性を発揮するので、嫌気性内容液等の収納に適したと
ものとなる。
【0022】請求項7記載の発明は、請求項1記載の発
明に、壜体の壁を、外側から順に外側層、接着層、中間
層、接着層、内側層を位置させた積層壁構造とし、外側
層をポリエチレンテレフタレートで、中間層をポリ塩化
ビニリデン共重合体もしくはナイロンで、内側層をポリ
エチレンテレフタレートで成形した、ことを加えたもの
である。
【0023】この請求項7記載の発明にあっては、ポリ
エチレンテレフタレートと、ポリ塩化ビニリデン共重合
体もしくはナイロンの一つと、ポリエチレンテレフタレ
ートとの組合せにより、請求項6記載の発明と同様に、
壜体の壁が例え薄壁化状態となっても、充分な酸素バリ
ヤー性を発揮するので、嫌気性内容液等の収納に適した
ものとなる。
【0024】請求項8記載の発明の手段は、押し出し成
形された積層壁構造の筒状パリソンを、一定形状の口筒
部を有する有底筒状のプリフォームにブロー成形するこ
と、このプリフォームを、その口筒部を除く全部が、押
し潰し状に減容化変形することができ、かつ容易に原形
復帰できる壁構造に2軸延伸ブロー成形すること、にあ
る。
【0025】請求項8記載の発明にあっては、筒状のパ
リソンは、押し出し成形されるものであるので、共押し
出し成形技術を用いることにより、その壁を積層構造と
するのが容易であり、この積層壁構造のパリソンを有底
筒状のプリフォームにブロー成形することにより、積層
壁構造のプリフォームを簡単に得ることができる。
【0026】また、プリフォームは、ブロー成形される
ものであるので、壜体への成形を考慮した壁厚制御設定
が可能であると共に、形状の自由度が高く、その分、有
利な条件で壜体に成形される。
【0027】パリソンからプリフォームへのブロー成形
時の一次延伸と、プリフォームから壜体への2軸延伸ブ
ロー成形時の二次延伸との二つの延伸処理が施されるの
で、一次延伸と二次延伸とでその延伸量を案配して、二
次延伸の延伸量を少なめにして、壜体の2軸延伸ブロー
成形を安全に精度良く達成することができるとか、また
は二次延伸の延伸量を極端に大きくすることなく、全体
の延伸量を無理なく大きなものとすることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面を
参照しながら説明する。本発明による壜体1は、ネック
リング5を有する口筒部4を除く全部、すなわち胴部2
と肩部3と底部6を、押し潰し状に減容化変形すること
ができ、かつ容易に原形復帰できる構造とし、この壜体
1の壁は積層構造となっており、そして2軸延伸ブロー
成形品となっている。
【0029】壜体1の壁の積層構造は、図1図示実施例
の場合、外側層1aと接着層1dと内側層1cとの三層
構造となっていて、外側層1aをナイロンで、内側層1
cをポリプロピレンもしくは硬質ポリエチレンで成形す
ることにより、耐突き刺し強度の高い、すなわち耐破断
強度等の機械的強度の充分に高いものとすることができ
る。
【0030】また、同じ三層構造であっても、外側層1
aをポリプロピレンもしくは硬質ポリエチレンの一つ
で、内側層1cをポリ塩化ビニリデン共重合体、ポリエ
チレンテレフタレートもしくはダイレクトブロー用ポリ
エチレンテレフタレートの一つで成形することにより、
各種の内容液に対して、耐内容物性の高いものとするこ
とができる。
【0031】図2図示実施例は、壜体1の壁の積層構造
を、外側層1aと接着層1dと中間層1bと接着層1d
とそして内側層1cとの五層構造としたもので、外側層
1aをポリプロピレンもしくは硬質ポリエチレンの一つ
で、中間層1bをポリ塩化ビニリデン共重合体で、そし
て内側層1cをポリプロピレンもしくは硬質ポリエチレ
ンの一つで成形することにより、高い酸素バリヤー性を
発揮するものとし、これにより嫌気性内容液の収納容器
として好適に機能することになる。
【0032】また、同じ五層構造のままで、外側層1a
をポリエチレンテレフタレートで、中間層1bをポリ塩
化ビニリデン共重合体もしくはナイロンの一つで、そし
て内側層1cをポリエチレンテレフタレートで成形する
ことにより、上記と同じ作用を発揮することになる。
【0033】次に、図3ないし図6に従って壜体1の成
形手順の一例を説明する。図3に示すように、ダイヘッ
ド9から押し出し成形された積層壁構造を有する筒状の
パリソンPを、一対の割り金型で構成されるブロー金型
7に、ブロー金型7の型締めにより組付ける。
【0034】次いで、図示省略したカッターによりパリ
ソンPをダイヘッド9直下でカットしてから、図4に示
すように、ブロー金型7の上部開口部にエアーブローノ
ズル8を挿入タッチさせることにより、パリソンPの上
端部の余分部分を除去してから、パリソンPを有底筒状
の本体部2’と口筒部4とから成るプリフォーム1’に
ブロー成形する。
【0035】成形されたプリフォーム1’は、延伸ピン
11に組付けられた状態のまま、その全体を延伸効果の
出る温度に加熱設定されてから、図5に示すように、延
伸ピン11により2軸延伸ブロー金型10に組付けら
れ、引き続き、図6に示すように、壜体1に2軸延伸ブ
ロー成形される。
【0036】図7は、口筒部4を除く全体を、押し潰し
状に減容化変形することができ、かつ容易に原形復帰で
きる程度に薄壁とした壜体1を、横方向に偏平に押し潰
して減容化させた状態を示すものであり、図8は、同じ
く薄壁とした壜体1を、縦方向に押し潰して減容化させ
た状態を示すものであり、何れの場合も、壜体1の大幅
な減容化を得ることができる。
【0037】図9は、口筒部4を除く全体を、設定した
押し潰し形状への減容化変形を可能とし、かつ容易に原
形復帰することを可能とする折れ目線2aを設けた構造
とした壜体1の構造例を示すもので、折れ目線2aは、
凹溝構造をしていて、胴部2の上下端部に設けた周溝
と、上下の周溝間の胴部2部分の両側に設けた縦溝と、
上位の周溝の上側部分および下位の周溝の下側部分のそ
れぞれの前後部分に設けた、一方端を縦溝端部に間近に
対向させ、他方端を前側または後側中央の上端または下
端間近に位置させた傾斜溝とから構成されている。
【0038】図10は、図9に示した壜体1を、折れ目
線2aに沿って折り曲げて偏平に押し潰した状態を示す
全体側面図で、折れ目線2aの周溝は谷折りに、縦溝は
山折りに、そして傾斜溝は谷折りに折り曲げられてい
る。
【0039】
【発明の効果】本発明は、上記した構成となっているの
で、以下に示す効果を奏する。請求項1記載の発明にあ
っては、壁が積層構造であるので、各層を成形する合成
樹脂材料を、成形した壜体に付与したい物性に対応して
選択設定することにより、所望する物性を所望する程度
で発揮させることができ、これにより口筒部を除く全体
の、減容化変形および復容化変形をし易くしたことによ
る、不都合なまでの物性低下を防止することができ、こ
れにより必要とする物性および機能を充分に発揮し得る
減容化および復容化可能な壜体を提供することができ
る。
【0040】請求項2記載の発明にあっては、積層構造
を構成する合成樹脂材料を適当に組合せることにより、
所望する物性の薄壁化による低下程度を充分に抑制する
ことができ、これにより薄壁化を充分に押し進めること
ができ、もって充分な省資源化と廃棄および搬送・格納
時の取扱いの安易化とを得ることができる。
【0041】また、積層構造を構成する合成樹脂材料を
適当に組合せることにより、所望する物性の薄壁化によ
る低下程度を充分に抑制することができるので、所望す
る物性を充分な強度で発揮する薄壁壜体を得ることがで
き、もって多種の内容液に対して適正に機能することの
できる薄壁壜体を簡単に得ることができる。
【0042】請求項3記載の発明にあっては、壜体の減
容化が常に一定した形態で達成されるので、その減容化
処理を簡単に安定して達成することができるだけではな
く、減容化壜体の取扱い処理、復容化処理、廃棄処理等
の各処理を簡単にかつ円滑にそして効率良く達成するこ
とができる。
【0043】請求項4記載の発明にあっては、耐破断性
等の機械的強度の高い、減容化および復容化可能な壜体
を提供することができる。
【0044】請求項5記載の発明にあっては、高い耐内
容物性を発揮する、減容化および復容化可能な壜体を提
供することができる。
【0045】請求項6および7記載の発明にあっては、
酸素に対して高いガスバリヤー性を発揮するので、嫌気
性内容液等の収納に適した、減容化および復容化可能な
壜体を提供することができる。
【0046】請求項8記載の発明にあっては、2軸延伸
ブロー成形品である積層壁構造の壜体を、所望する有利
な条件下で、簡単にかつ無理なく成形することができ、
もって簡単にかつ好適に実施することができる。
【0047】また、プリフォームは、ブロー成形品であ
るので、壜体への成形を考慮した壁厚制御設定が可能で
あると共に、形状の自由度が高く、その分、有利な条件
で壜体を成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明壜体の一実施例を示す、壁の一部を破断
拡大図示した全体斜視図。
【図2】壜体の積層構造の他の実施例を示す、拡大断面
図。
【図3】本発明の壜体用のパリソン成形の説明図。
【図4】本発明の壜体用のパリソンからプリフォームへ
の成形の説明図。
【図5】本発明の壜体用のプリフォームの壜体へのブロ
ー成形の説明図。
【図6】本発明の壜体用のプリフォームから壜体への成
形の説明図。
【図7】本発明の薄壁化壜体の減容化の一例を示す正面
図。
【図8】本発明の薄壁化壜体の減容化の他の例を示す正
面図。
【図9】本発明の折れ目線を付形した壜体の構成れい示
す、全体斜視図。
【図10】図9に示した実施例の折り畳み変形例を示
す、全体側面図。
【符号の説明】
1 ; 壜体 1’; プリフォーム 1a; 外側層 1b; 中間層 1c; 内側層 1d; 接着層 2 ; 胴部 2’; 本体部 2a; 折れ目線 3 ; 肩部 4 ; 口筒部 5 ; ネックリング 6 ; 底部 7 ; ブロー金型 8 ; エアーブローノズル 9 ; ダイヘッド 10; 2軸延伸ブロー金型 11; 延伸ピン P ; パリソン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 23:00 B29K 23:00 27:06 27:06 67:00 67:00 77:00 77:00 B29L 9:00 B29L 9:00 22:00 22:00 (72)発明者 毒島 眞 東京都江東区大島3丁目2番6号 株式会 社吉野工業所内 (72)発明者 古塩 秀一 千葉県松戸市稔台310 株式会社吉野工業 所松戸工場内 (72)発明者 佐々木 正昭 千葉県松戸市稔台310 株式会社吉野工業 所松戸工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口筒部(4) を除く全体を、押し潰し状に
    減容化変形することができ、かつ容易に原形復帰できる
    構造とし、壁を積層構造とした2軸延伸ブロー成形され
    た合成樹脂製壜体。
  2. 【請求項2】 口筒部(4) を除く全体を、押し潰し状に
    減容化変形することができ、かつ容易に原形復帰できる
    程度に薄壁とした請求項1記載の合成樹脂製壜体。
  3. 【請求項3】 口筒部(4) を除く全体を、設定した押し
    潰し形状への減容化変形を可能とし、かつ容易に原形復
    帰することを可能とする折れ目線を設けた構造とした請
    求項1記載の合成樹脂製壜体。
  4. 【請求項4】 壁を、外側から順に外側層(1a)、接着層
    (1d)、内側層(1c)を位置させた積層壁構造とし、前記外
    側層(1a)をナイロンで、内側層(1c)をポリプロピレンも
    しくは硬質ポリエチレンで成形した請求項1または2ま
    たは3記載の合成樹脂製壜体。
  5. 【請求項5】 壁を、外側から順に外側層(1a)、接着層
    (1d)、内側層(1c)を位置させた積層壁構造とし、前記外
    側層(1a)を硬質ポリエチレンもしくはポリプロピレン
    で、内側層(1c)をポリ塩化ビニリデン共重合体、ポリエ
    チレンテレフタレートもしくはダイレクトブロー用ポリ
    エチレンテレフタレートで成形した請求項1または2ま
    たは3記載の合成樹脂製壜体。
  6. 【請求項6】 壁を、外側から順に外側層(1a)、接着層
    (1d)、中間層(1b)、接着層(1d)、内側層(1c)を位置させ
    た積層壁構造とし、前記外側層(1a)を硬質ポリエチレン
    もしくはポリプロピレンで、中間層(1b)をポリ塩化ビニ
    リデン共重合体で、内側層(1c)を硬質ポリエチレンもし
    くはポリプロピレンで成形した請求項1または2または
    3記載の合成樹脂製壜体。
  7. 【請求項7】 壁を、外側から順に外側層(1a)、接着層
    (1d)、中間層(1b)、接着層(1d)、内側層(1c)を位置させ
    た積層壁構造とし、前記外側層(1a)をポリエチレンテレ
    フタレートで、中間層(1b)をポリ塩化ビニリデン共重合
    体もしくはナイロンで、内側層(1c)をポリエチレンテレ
    フタレートで成形した請求項1または2または3記載の
    合成樹脂製壜体。
  8. 【請求項8】 押し出し成形された積層壁構造の筒状パ
    リソン(P) を、一定形状の口筒部(4) を有する有底筒状
    のプリフォーム(1')にブロー成形し、該プリフォーム
    (1')を、前記口筒部(4) を除く全部が、押し潰し状に減
    容化変形することができ、かつ容易に原形復帰できる壁
    構造に2軸延伸ブロー成形する合成樹脂製壜体の成形方
    法。
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