JP2001199410A - リテーナー容器移し替え装置及び方法 - Google Patents

リテーナー容器移し替え装置及び方法

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JP2001199410A
JP2001199410A JP2000007849A JP2000007849A JP2001199410A JP 2001199410 A JP2001199410 A JP 2001199410A JP 2000007849 A JP2000007849 A JP 2000007849A JP 2000007849 A JP2000007849 A JP 2000007849A JP 2001199410 A JP2001199410 A JP 2001199410A
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retainer
container
hand
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solid
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Takaaki Shimizu
孝晃 清水
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House Foods Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極めて無菌性が高く、固形物をリテーナーか
ら製品用容器に移し替えるときに、固形物が製品用容器
からこぼれるおそれがなく、さらに、固形物が崩れるお
それがない固形物移し替え装置を提供すること 【解決手段】 被処理物をリテーナーから容器に移し替
える装置であって、前記リテーナーを支持するリテーナ
ーハンド、前記容器を支持する容器ハンド、前記リテー
ナーの開口を前記容器で塞ぐように前記リテーナー及び
前記容器を組み合せるリテーナー容器組み合せ装置、及
び組み合せた前記リテーナー及び前記容器を一体的に反
転させる反転手段を有することを特徴とするリテーナー
容器移し替え装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リテーナー容器移
し替え装置及び方法、さらに詳しくは、殺菌済固形物等
の被処理物をリテーナーから容器に移す装置及び方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】特開平10−175601号公報におい
ては、リテーナー容器移し替え装置として、略水平方向
へ延びる搬送手段上を搬送されてきた上向きのリテーナ
ーを上下反転させるリテーナー反転手段と、反転された
リテーナーから排出された内容物を容器に案内するホッ
パーと、該ホッパの下方に配置された容器搬送手段と、
反転させられたリテーナーを前記リテーナー反転手段か
ら押出すリテーナー押出し手段と、前記リテーナー押出
し手段によって押出されたリテーナーを搬出するシュー
ト手段とを有する装置を開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常、無菌充填装置に
おいて、リテーナーから製品用容器への殺菌済固形物の
移し替え部は、殺菌装置の下流側に設けられた無菌室の
中に配置されている。当該無菌室内の装置は、稼動前に
滅菌処理を施されるが、例えば、殺菌剤と接触しにくい
複雑な形状の機構部に雑菌が残留している可能性があ
る。また、何らかの要因によって、無菌室内に雑菌が混
入する可能性もある。したがって、従来の固形物を移し
替えるための機構を用いた場合において、万一、例え
ば、反転したリテーナーから排出された固形物を製品用
容器に案内するシュート部分に雑菌が付着していたとき
に、あるいは、リテーナーの搬送部に雑菌が残留し、当
該雑菌がリテーナーに付着したときに、菌汚染を生じる
原因になる。また、従来の固形物を移し替えるための機
構を用いた場合、移し替えの際、固形物がこぼれるおそ
れがあり、無菌室内が不衛生になるおそれがあった。
【0004】
【発明の目的】本発明は従来技術の上述した問題に鑑み
てなされたものであって、極めて無菌性が高い固形物移
し替え装置を提供することを目的とする。本発明の他の
目的は、固形物をリテーナーから製品用容器に移し替え
るときに、固形物が製品用容器からこぼれるおそれがな
く、また、固形物が崩れるおそれがない固形物移し替え
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1本発明は、被処理物
をリテーナーから容器に移し替える装置であって、前記
リテーナーを支持するリテーナーハンド、前記容器を支
持する容器ハンド、前記リテーナーの開口を前記容器で
塞ぐように前記リテーナー及び前記容器を組み合せるリ
テーナー容器組み合せ装置、及び組み合せた前記リテー
ナー及び前記容器を一体的に反転させる反転手段を有す
ることを特徴とするリテーナー容器移し替え装置であ
る。第1発明の実施態様は、前記容器が、製品容器であ
ることを特徴とする。また、前記リテーナーハンド及び
容器ハンドが同一の回転アームに取り付けられているこ
とを特徴とする。
【0006】第2発明は、被処理物をリテーナーに収容
して処理するステップ、該リテーナーをリテーナーハン
ドによって支持しその上方開口部を容器ハンドによって
支持した容器によって塞ぐステップ、及び前記リテーナ
ーハンド及び容器ハンドを回転させて前記リテーナーと
これを塞いだ容器を一体的に上下反転するステップを有
するリテーナー容器移し替え方法である。第2発明の実
施態様は、前記処理が殺菌処理であって、前記容器が製
品容器であることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態のリテーナー
容器移し替え装置10は、図1に示すように、リテーナ
ーRに収容した被処理物Oを連続的に殺菌する連続式加
圧殺菌釜12の排出部26の前方に、連続式殺菌釜12
の圧力状態を維持したままリテーナーRを排出するため
のロータリーバルブ装置14を配置している。ロータリ
ーバルブ装置14は、複数の等しい小さい挟み角度すな
わち挟み角度45°の扇形である8つのリテーナー収容
室20を形成した回転体22を有する。回転体22の周
囲には、回転体22とほぼ密封的に配置され、リテーナ
ーRを入れるためのバルブ入口部24及びリテーナーR
を排出するためのバルブ排出部28を有する静止シール
円筒体30を有する。排出部26からバルブ排出部28
に至る円筒体30の任意個所に、リテーナ収容室20の
圧力を減圧し、バルブ排出部28で常圧にするバルブ2
1付きの調圧管31を設置する。反対に、バルブ排出部
28から排出部26に至る円筒体30の任意個所に、排
出部26を加圧するバルブ21’付きの調圧管31’を
設けてもよい。
【0008】バルブ排出部28の前方には、無菌ルーム
(図示せず)内に設置された移し替え部32が形成され
る。移し替え部32は、垂直軸線33を中心に回転する
回転ロボット34の複数の伸縮自在の回転アーム36の
先端部に、図2に示すように、水平軸線40を中心に後
述の把持基部44を回転させる反転部42が配置され
る。反転部42は、把持基部44を介して、一対の容器
把持ハンド46及び一対のリテーナー把持ハンド48を
有している。
【0009】回転ロボット34の周囲には、回転ロボッ
ト34の回転方向に沿って、前述のバルブ排出部28に
加えて、容器Cを供給する容器供給部50、組み合わさ
れたリテーナーR及び容器Cを上下反転させるリテーナ
ー容器反転部52、被処理物Oが充填された容器Cを排
出する容器排出部54、被処理物Oが容器Cへ移し替え
られて空になったリテーナーRを排出するリテーナー排
出部56、及び洗浄殺菌ゾーン60が形成される。洗浄
殺菌ゾーン60は、回転アーム36の先端部に高温高圧
水を吹き付けて洗浄する洗浄部62、該先端部に殺菌薬
剤を噴射する殺菌部64、及び該先端部に水を吹き付け
るすすぎ部66を包含する。なお、洗浄殺菌ゾーン60
は、必要に応じて設置すればよい。設置する場合、上記
殺菌処理以外の方法による殺菌処理を施してもよい。
【0010】リテーナー容器移し替え装置10の反転部
42の構成の詳細は、図2及び図3に示すように、反転
部42の先端に把持基部44を設け、把持基部44には
リテーナー把持ハンドであるところの水平面内で弾性変
形する一対のリテーナー把持スプリング48を設けてな
る。リテーナー把持スプリング48は、弾性変形するこ
とによってリテーナーRを把持し、その戻り弾性力によ
ってリテーナーRを保持し続け、一方保持されたリテー
ナーRはリテーナー把持スプリング48の保持力に抗す
る付勢力によってリテーナー把持スプリング48から外
される。一方、容器Cは、図3に示すように、切頭円錐
形であって、容器供給部においてリテーナーRの上に開
口部を下向きにした状態で垂直に降下される。容器把持
ハンド46は、下向きの円錐面46Pを有し、リテーナ
ーRと組み合って容器Cを保持する。
【0011】上述した構成のリテーナー容器移し替え装
置10の作動は以下のとおりである。連続式殺菌釜12
において殺菌された被処理物Oを収容したリテーナーR
は、順次各扇形のリテーナー収容室20に収容され、回
転体22の回転によってバルブ排出部28へ搬送され
る。バルブ排出部28においては、回転ロボット34の
伸長した回転アーム36の先端部のリテーナー把持ハン
ド48が所定リテーナーRを把持してリテーナー収容室
20から取り出す。続いて、回転ロボット34が回転し
て、回転アーム36の先端部が容器供給部50に進み、
上向きのリテーナーRの上に下向きの容器Cを蓋するよ
うに組み合せ、容器把持ハンド46が供給された容器C
を把持する。さらに、回転ロボット34が回転して、回
転アーム36の先端部がリテーナー容器反転部52に進
み、組み合わされたリテーナーR及び容器Cを上下反転
させて、被処理物OをリテーナーRから容器Cに移し替
える。容器排出部において、被処理物Oを収容した容器
が、次の密封工程へ移送される。さらに、回転ロボット
34が回転して、回転アーム36の先端部がリテーナー
排出部56に進み、リテーナーRを排出する。回転ロボ
ット34がさらに回転して、回転アーム36の先端部が
洗浄殺菌ゾーン60に進み、そこで回転アーム36の先
端部が高温高圧水の吹き付けによる洗浄、殺菌薬剤の噴
射による殺菌、水を吹き付けるすすぎがなされる。
【0012】
【発明の効果】上述した構成を有する本発明のリテーナ
ー容器移し替え装置及び方法によれば、極めて無菌性が
高い固形物移し替え装置を構成することができる。本発
明によればまた、固形物をリテーナーから製品用容器に
移し替えるときに、固形物が製品用容器からこぼれるお
それがなく、また、固形物が崩れるおそれがない固形物
移し替え装置を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のリテーナー容器移し替え
装置の説明図である。
【図2】本発明の実施の形態のリテーナー・容器の把持
構造の閉じた状態の説明図である。
【図3】本発明の実施の形態のリテーナー容器移し替え
装置の側面図である。
【符号の説明】
R リテーナー O 被処理物 C 容器 10 リテーナー容器移し替え装置 12 連続式殺菌釜 14 ロータリーバルブ装置 20 リテーナー収容室 22 回転体 24 バルブ入口部 28 バルブ排出部 30 静止シール円筒体 32 移し替え部 34 回転ロボット 36 回転アーム 44 把持基部 42 反転部 46 容器把持ハンド 48 リテーナー把持ハンド 50 容器供給部 52 リテーナー容器反転部 54 容器排出部 60 洗浄殺菌ゾーン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理物をリテーナーから容器に移し替
    える装置であって、前記リテーナーを支持するリテーナ
    ーハンド、前記容器を支持する容器ハンド、前記リテー
    ナーの開口を前記容器で塞ぐように前記リテーナー及び
    前記容器を組み合せるリテーナー容器組み合せ装置、及
    び組み合せた前記リテーナー及び前記容器を一体的に反
    転させる反転手段を有することを特徴とするリテーナー
    容器移し替え装置。
  2. 【請求項2】 前記容器が、製品容器であることを特徴
    とする請求項1に記載のリテーナー容器移し替え装置。
  3. 【請求項3】 前記リテーナーハンド及び容器ハンドが
    同一の回転アームに取り付けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載のリテーナー容器移し替え装置。
  4. 【請求項4】 被処理物をリテーナーに収容して処理す
    るステップ、該リテーナーをリテーナーハンドによって
    支持しその上方開口部を容器ハンドによって支持した容
    器によって塞ぐステップ、及び前記リテーナーハンド及
    び容器ハンドを回転させて前記リテーナーとこれを塞い
    だ容器を一体的に上下反転するステップを有するリテー
    ナー容器移し替え方法。
  5. 【請求項5】 前記処理が殺菌処理であって、前記容器
    が製品容器であることを特徴とする請求項4に記載のリ
    テーナー容器移し替え方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101065167B1 (ko) 2009-09-11 2011-09-16 주식회사 아이매스 웨이퍼용 회전식 연마장치
KR101065166B1 (ko) 2009-09-11 2011-09-16 주식회사 아이매스 웨이퍼용 회전식 연마장치
CN115477269A (zh) * 2021-06-14 2022-12-16 克罗内斯股份公司 用于处理容器的本地设施

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101065167B1 (ko) 2009-09-11 2011-09-16 주식회사 아이매스 웨이퍼용 회전식 연마장치
KR101065166B1 (ko) 2009-09-11 2011-09-16 주식회사 아이매스 웨이퍼용 회전식 연마장치
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