JP2001199343A - 踏切遮断機制御システム - Google Patents

踏切遮断機制御システム

Info

Publication number
JP2001199343A
JP2001199343A JP2000008184A JP2000008184A JP2001199343A JP 2001199343 A JP2001199343 A JP 2001199343A JP 2000008184 A JP2000008184 A JP 2000008184A JP 2000008184 A JP2000008184 A JP 2000008184A JP 2001199343 A JP2001199343 A JP 2001199343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
level crossing
control
circuit breaker
control unit
crossing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000008184A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromasa Mizuno
博正 水野
Toshio Kato
敏男 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Signal Co Ltd filed Critical Nippon Signal Co Ltd
Priority to JP2000008184A priority Critical patent/JP2001199343A/ja
Publication of JP2001199343A publication Critical patent/JP2001199343A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全性を確保しつつ、コストダウンを図るこ
とができる踏切遮断機制御システムを提供するようにす
る。 【解決手段】 踏切制御装置11のXR接点12が復旧
して警報が開始されると、その警報信号は、ケーブル1
3を介して各踏切遮断機14aの受信リレー142で受
信されて、CR1接点144と146とがオンされる。
CR1接点144がオンされると、A系152のMPU
を使って処理が行われる。また、CR1接点146がオ
ンされると、B系154のMPUを使って処理が行われ
る。その際、タイマ設定部148を使ってユーザが予め
設定しておいたタイマ値に基づいて遮断カンの下降制御
が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、踏切遮断機制御シ
ステムに関し、より詳しくは、踏切制御装置と踏切制御
装置からの信号に基づいて遮断カンを上昇・下降動作さ
せる複数の踏切遮断機とを有し、踏切遮断機が遮断カン
の上昇・下降動作を監視する制御部を備えた踏切遮断機
制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、列車の軌道と道路とが交差す
る踏切りでは、列車の接近を警報機で知らせると共に、
遮断機により遮断カンを下降制御することで、踏切り内
に人や車が侵入するのを未然に防ぎ、往来の安全を確保
していた。例えば、図4は、従来の踏切遮断機制御シス
テム80の概略構成を説明する図であり、図5は、図4
の踏切遮断機制御システムの遮断機の配置例を示した図
である。図4に示す踏切遮断機制御システム80は、踏
切制御装置82と複数の遮断カンをそれぞれ上昇・下降
動作させる踏切遮断機84a,84b,84c,84d
とを備えている。そして、この踏切制御装置82は、列
車検知入力、あおり対策、列車追跡、および警報制御等
の機能を有している。図5に示す踏切90の4ヶ所に配
置された踏切遮断機84aと84c、84bと84d
は、それぞれ同じタイミングで上昇・下降動作が行わ
れ、両者間では下降開始点が少しずれるように制御され
る。例えば、踏切遮断機84a〜84dを用いて遮断カ
ンを下降制御する場合、警報の開始点を不図示の踏切制
御子や軌道回路等により踏切警報機用の中継リレー(以
下、XRという)を復旧させ、その時点から踏切遮断機
を制御するリレー(以下、URという)を用いて時間制
御を行っていた。通常、このURには、タイマ機能を持
った時素リレー(緩放時素)が使われ、常時リレーが上
がった状態で印加電圧が無くなると、一定時間経過後に
リレーが復旧し、遮断機を下げるように制御される。時
素リレーによる遅延時間は、リレーに接続されたコンデ
ンサ容量や抵抗値の組み合わせで決まる。次に、動作に
ついて説明する。図4のXR接点822がオフして警報
が開始すると、UR1の時素リレー828が時間を計時
開始し、所定時間後にUR1接点832をオフさせる
と、ケーブル83を介して踏切遮断機84a,84c内
の受信リレー(例えば、842など)を復旧し、不図示
の遮断カンの下降動作を開始させる。また、上記動作と
並行して、図4のXR接点824がオフして警報が開始
すると共に、上記のUR1の時素リレー828が時間を
計時開始し、所定時間後にUR1接点826がオフする
と、UR2の時素リレー830が時間計時開始し、約1
0秒後、UR2接点834をオフさせる。このリレー信
号は、ケーブル85を介して踏切遮断機84b,84d
内の受信リレーを復旧し、上記した踏切遮断機84a,
84cの遮断カンの下降タイミングより少し遅れて下降
動作が開始される。一方、列車が踏切りを通過すると、
それを検知してXR接点822,824がオンするた
め、その指令に基づいて踏切遮断機84a〜84dによ
り受信リレーが動作し、遮断カンが上昇制御される。こ
のように、従来の踏切遮断機制御システム80による踏
切遮断機の時間制御は、踏切制御装置82側に、緩放性
を持つ時素リレー(UR1,UR2)828,830を
用いることで制御が行われていた。また、従来の踏切遮
断機制御システムでは、図4の踏切遮断機84a〜84
d側に制御機能を有していない場合があり、例えば、遮
断機モータが故障して遮断カンが上昇・下降できなくな
った時でもフェールセイフ性を確保するため、遮断機
モータの故障が確認されると、遮断機モータの電源を
切り、遮断カンに取り付けた重りで自重落下(遮断カ
ンを下降)させて、安全性が高くなる方向で処理する
必要があった。このため、同一機能を持つ踏切遮断機8
4a〜84dが1つの踏切90に4台あるような場合
は、個々に遮断カン制御や故障監視を行うための制御部
を具備する必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の踏切遮断機制御システムにあっては、踏切制
御装置82側で用いられていた時素リレー828,83
0が高価であったため、それだけ装置コストが余分にか
かるという問題があった。また、上記した従来の踏切遮
断機制御システムは、1つの踏切に複数個の踏切遮断機
が設けられている場合に、個々の踏切遮断機にそれぞれ
遮断カン制御や故障監視を行う制御部を持たせていたた
め、高価な制御部が踏切遮断機の数だけ(複数個)必要
となり、高コストになるという問題があった。本発明
は、上記事情に鑑みてなされたものであり、踏切遮断機
の時間制御を遮断機側で行うことで踏切制御装置側の時
素リレーを不要として、安全性を確保しつつ、コストダ
ウンを図り、さらに、踏切制御装置と踏切遮断機間を結
ぶケーブルの本数を削減して更なるコストダウンを図る
ことができる踏切遮断機制御システムを提供することを
第1の目的とする。また、本発明は、1つの踏切に設け
られた複数の踏切遮断機が個々に持っていた制御部を1
つに共通化させて、コストダウンを図ると共に、種々の
事柄について一括管理して故障監視の予防保全に役立て
ることができる踏切遮断機制御システムを提供すること
を第2の目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1記載の発明は、踏切制御
装置と、該踏切制御装置からの信号に基づいて遮断カン
を上昇・下降動作させる複数の踏切遮断機とを有し、前
記踏切遮断機は遮断カンの上昇・下降動作を監視する制
御部を備えた踏切遮断機制御システムにおいて、前記踏
切遮断機の制御部は、ソフト上で計時を行うタイマ機能
を備えていると共に、該制御部に対して任意の計時時間
が設定可能なタイマ設定手段をさらに備え、前記踏切制
御装置から前記踏切遮断機に踏切警報信号が送られる
と、個々の踏切遮断機のタイマ設定手段で設定された計
時時間に基づいてそれぞれの遮断カンを上昇・下降制御
することを特徴とする。これによれば、踏切遮断機の制
御部がソフト上で計時を行うタイマ機能を備え、その制
御部に対して任意の計時時間が設定可能なタイマ設定手
段をさらに備えていて、踏切制御装置から踏切遮断機に
踏切警報信号が送られ、個々の踏切遮断機のタイマ設定
手段で設定された計時時間に基づいて各遮断カンの上昇
・下降制御を行うようにする。このため、踏切制御装置
側の高価な時素リレーを不要にできることから、安全性
を確保しつつ、コストダウンが図れると共に、踏切制御
装置と踏切遮断機間のケーブル本数を削減して更なるコ
ストダウンを図ることができる。請求項2記載の発明
は、請求項1記載の踏切遮断機制御システムにおいて、
前記制御部は、複数のマイクロプロセッサを備え、各マ
イクロプロセッサの処理結果を比較して相互監視を行う
ことを特徴とする。これによれば、制御部には、複数の
マイクロプロセッサを備えていて、各マイクロプロセッ
サの処理結果同士を比較して相互監視するようにしたた
め、処理誤りを防止することが可能となり、より安全性
の高い踏切遮断機制御を行うことができる。請求項3記
載の発明は、踏切制御装置と、該踏切制御装置からの信
号に基づいて遮断カンを上昇・下降動作させる複数の踏
切遮断機とを有し、前記踏切遮断機は遮断カンの上昇・
下降動作を監視する制御部を備えた踏切遮断機制御シス
テムにおいて、前記複数の踏切遮断機の制御部を1つに
まとめて共通化したことを特徴とする。これによれば、
複数の踏切遮断機毎に設けられていた制御部を1つにま
とめて共通化したため、高価な制御部の数を減らしてコ
ストダウンを図ることができると共に、各踏切遮断機の
状態を一括管理できることから、故障監視等の予防保全
に役立てることができる。請求項4記載の発明は、請求
項3記載の踏切遮断機制御システムにおいて、前記制御
部は、収集した監視情報を蓄積し、その監視情報を随時
モニタ可能としたことを特徴とする。これによれば、複
数の踏切遮断機の制御部を共通化し、収集した監視情報
を制御部のメモリ領域などに蓄積することにより、当該
踏切遮断機制御システムの監視情報を一括管理すること
が可能となり、遠隔操作で必要な監視情報を取り出した
り、メンテナンス時などに制御部にアクセスするだけ
で、必要な監視情報を容易にモニタリングすることがで
きる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示した
実施の形態に基づいて詳細に説明する。 (実施の形態1)図1は、本実施の形態1に係る踏切遮
断機制御システム10の概略構成を説明する図であり、
図2は、図1の踏切遮断機制御システム10における遮
断機の配置例を示した図である。本実施の形態1の踏切
遮断機制御システム10は、図1に示すように、列車検
知入力、あおり対策、列車追跡、および警報制御等の機
能を有する踏切制御装置11と、複数の遮断カン18
a,18b,18c,18dをそれぞれの遮断機モータ
16a,16b,16c,16dを制御することによ
り、上昇・下降動作(図中の矢印)させる踏切遮断機1
4a,14b,14c,14dとを、ケーブル13を介
して接続している。そして、図2に示すように、踏切2
0の4ヶ所に配置された踏切遮断機14aと14b、1
4cと14dは、それぞれ同じタイミングで遮断カン1
8aと18b、18cと18dとを上昇・下降動作さ
せ、両者の下降開始点が少しずれるように制御される。
本実施の形態1に係る特徴的な構成としては、図1の踏
切遮断機14aに示すように、同一機能を持ち相互監視
が可能なA系152とB系154のマイクロ・プロセッ
サ・ユニット(MPU)から成る制御部としてのフェー
ルセイフ・マイクロコンピュータ150を具備した点に
ある。このA系152とB系154のMPUは、同一の
制御処理をそれぞれ個別に行い、その結果を相互に比較
して、その結果が一致すれば正しい処理がなされたと判
断して次の処理に進み、処理結果が異なっている場合は
少なくとも何れかのMPUで誤った処理が行われた可能
性が高いため、遮断機のモータ電源を切り、遮断カンを
自重下降させ、安全側に制御する。また、本実施の形態
1では、タイマ設定手段としてのディップ・スイッチな
どで構成されたタイマ設定部148を具備しており、各
踏切遮断機14a(14b、14c、14dの場合も同
様)で任意のタイマ値が設定されると、A系152とB
系154のいずれもMPUによるソフトタイマの動作が
開始される。踏切制御装置11から警報信号が受信さ
れ、遮断カン18a(18b、18c、18dの場合も
同様)が下降動作を開始するまでの時間を安価で、容易
かつ個別に計時動作を行うことが可能となる。この計時
動作は、ソフト的な処理によって行われるため、新たに
ハードウェアを追加する必要がなく、総合的にコストダ
ウンを図ることができる。これに対し、従来は踏切制御
装置側に設けた時素リレーを使った時間制御を行ってい
たので、時素リレー自体が高価な上、その時素リレーを
複数個用意しなくてはならないような場合(1つの踏切
に4台の踏切遮断機を設け、2種類のタイミングで遮断
カンを下降動作させるような場合)は、明らかにコスト
増となる。
【0006】次に、動作について説明する。図1に示す
踏切制御装置11のXR接点12がオフして警報が開始
されると、その警報信号は、ケーブル13を介して各踏
切遮断機14a(14b、14c、14dの場合も同
様)の受信リレー(CR1)142で受信されると、C
R1接点144と146がオフされる。CR1接点14
4がオフされると、A系152のMPUを使った処理が
行われる。また、CR1接点146がオフされると、B
系154のMPUを使った処理が行われる。その際、ユ
ーザがタイマ設定部148で予め設定しておいたタイマ
値に基づいてそれぞれ処理される。A系152とB系1
54による処理結果は、互いに比較されて、一致しない
場合は、遮断機のモータ電源を切り、遮断カンを自重下
降させ、安全側に制御する。A系152とB系154の
処理結果が一致した場合は、誤りの無い正しい処理が行
われ、安全性の高い結果が得られたと考えられるため、
その処理結果に基づいて、遮断機モータ16a(16
b、16c、16dの場合も同様)を駆動して、設定タ
イマ値に基づく一定時間経過後に、遮断カン18a(1
8b、18c、18dの場合も同様)を下降制御する。
以上説明したように、本実施の形態1によれば、タイマ
設定機能として高価な時素リレーに代えて、ディップス
イッチ等のタイマ設定部148を各踏切遮断機に設け、
マイクロコンピュータのソフトタイマで計時動作が開始
されるので、安全性を維持しつつ、安価で、容易かつ個
別に計時動作を行うことができる。また、本実施の形態
1によれば、踏切制御装置と踏切遮断機との間を結ぶケ
ーブル13が従来例(図4のケーブル83,85)に比
べて1本に削減することができ、しかも1本の配線ケー
ブルの長さが200m〜300mに及ぶ場合があること
を考え合わせると、工事コストやケーブルコスト等から
大幅なコストダウンを実現することができた。
【0007】(実施の形態2)図3は、本実施の形態2
に係る踏切遮断機制御システムの踏切遮断機の概略構成
を説明する図である。本実施の形態2に係る特徴的な構
成としては、遮断カン制御や故障監視制御を行うために
個々の踏切遮断機に設けられていた制御部を1つの制御
部70にまとめて共通化した点にある。図3に示した4
つの踏切遮断機30,40,50,60の構成について
は、略同じであるため、踏切遮断機30について説明を
行うことで、他の踏切遮断機40,50,60の構成説
明を省略する。図3の踏切遮断機30は、不図示の遮断
カンと共に回動し遮断カンの上昇位置でオンする上昇側
カムスイッチ302、上昇側カムスイッチ302と同様
に遮断カンと共に回動して遮断カンの下降位置でオンす
る下降側カムスイッチ304、上昇側カムスイッチ30
2と下降側カムスイッチ304からそれぞれ上昇位置信
号と下降位置信号および上昇命令が制御部70に入力さ
れると、汎用インバータ306を制御し、制御部70や
固定子コイル314の異常時に遮断R接点308により
汎用インバータ306と固定子コイル314との接続を
断つ遮断リレー310、および固定子コイル314を駆
動する汎用インバータ306を備えている。この汎用イ
ンバータ306と固定子コイル314とは、汎用インバ
ータモータを構成している。汎用モータ312は、汎用
インバータ306により駆動される固定子コイル314
と、固定子コイル314により回転する回転子の回転方
向と回転数とを検出する回転モニタ部316とを備えて
いる。踏切遮断機40,50,60についても上記と同
様に構成されており、踏切遮断機30,40,50,6
0の制御部70のみを1つにまとめて共通化している。
【0008】次に、動作について説明する。不図示の遮
断カンが上昇位置にある時は、上昇指令が「H」から
「L」になる。すなわち、下降指令が制御部70に入力
されると、制御部70は、汎用インバータ306ヘ反転
信号を出力する。汎用インバータ306は、反転方向に
汎用モタ312を駆動することにより、不図示の遮断カ
ンはゆっくり下降する。下降側カムスイッチ304がオ
ンして、下降位置信号が制御部70に入力すると、制御
部70は、反転減速信号を汎用インバータ306に出力
する。汎用インバータ306は、この減速信号を受けて
汎用モータ312を駆動して減速させる。次いで、制御
部70は、反転信号と反転減速信号とをオフし、汎用モ
ータ312を停止させて、遮断カンは下降位置に保持さ
れる。次いで、上昇指令が「L」から「H」になる、す
なわち上昇指令が制御部70に入力されると、制御部7
0は、汎用インバータ306へ正転信号を出力する。汎
用インバータ306は、正転方向に汎用モータ312を
駆動し、遮断カンは下降位置から急速に上昇する。そし
て、上昇側カムスイッチ302がオンし、上昇位置信号
が制御部70に入力すると、制御部70は、正転減速信
号を汎用インバータ306へ出力する。汎用インバータ
306は、この減速信号を受けて汎用モータ312を駆
動し、減速させる。次いで、制御部70は、正転信号と
正転減速信号をオフし、汎用モータ312を停止させる
ことで、遮断カンは上昇位置に保持される。正常動作時
は、以上の動作が繰り返される。また、回転モニタ部3
16では、常時汎用モータ312の動作が検出されてい
る。制御部70は、汎用インバータ306への回転方向
と回転数の指示と回転モニタ部316への出力に基づく
回転方向と回転数とを比較して、回転の指示に応じた回
転出力が得られない場合は、遮断リレー310の電圧出
力を停止する。これにより、遮断リレー接点308がオ
フされ、汎用モータ312が駆動中であれば汎用インバ
ータ306による汎用モータ312の駆動を停止する。
これにより、遮断カンが下降位置以外の位置にあるとき
は、遮断カンは自重落下して踏切の安全を確保すること
ができる。汎用モータ312が駆動中で、ロックした場
合は、汎用インバータ306、汎用モータ312の過負
荷による損傷を防止することができる。以上説明したよ
うに、本実施の形態2によれば、複数の踏切遮断機毎に
設けられていた制御部を1つにまとめて共通化したた
め、高価な制御部の数を減らしてコストダウンを図るこ
とができ、各踏切遮断機の状態を一括して管理できるこ
とから、故障監視の予防保全等に役立てることができ
る。また、複数の踏切遮断機の制御部を共通化して、収
集した監視情報を蓄積することにより、当該踏切遮断機
制御システムの監視情報を一括管理することが可能とな
り、遠隔操作で必要な管理情報を取り出したり、メンテ
ナンス時等に制御部にアクセスすることで必要な監視情
報を容易にモニタリングすることができる。さらに、上
記実施の形態2によれば、その共通化された制御部70
は、上記実施の形態1で説明したようなフェールセイフ
マイコン方式などを用いて、制御理論をソフトウェアで
実行することも可能である。その場合、ソフトウェアに
関する制御論理は増加するが、ハードウェア構成に関し
ては、全体的に部品点数を減らすことが可能なため、コ
ストダウンすることが可能である。また、上記実施の形
態2によれば、汎用モータ312,412,512,6
12の回転数などについても共通化した制御部70によ
り、容易に一括管理することができるため、動作時間の
比較等を行うことにより、故障監視制御に関する予防保
全に役立てることができる。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、踏切遮断機の制御部がソフト上で計時を行うタ
イマ機能を備え、その制御部に対して任意の計時時間が
設定可能なタイマ設定手段をさらに備えていて、踏切制
御装置から踏切遮断機に踏切警報信号が送られ、個々の
踏切遮断機のタイマ設定手段で設定された計時時間に基
づいて各遮断カンの上昇・下降制御を行うようにするの
で、踏切制御装置側の高価な時素リレーを不要にできる
ことから、安全性を確保しつつ、コストダウンが図れる
と共に、踏切制御装置と踏切遮断機間のケーブル本数を
削減して更なるコストダウンを図ることができる。請求
項2記載の発明によれば、制御部には、複数のマイクロ
プロセッサを備えていて、各マイクロプロセッサの処理
結果同士を比較して相互監視するようにしたので、処理
誤りを防止することが可能となり、安全性の高い踏切遮
断機制御を行うことができる。請求項3記載の発明によ
れば、複数の踏切遮断機毎に設けられていた制御部を1
つにまとめて共通化したので、高価な制御部の数を削減
してコストダウンを図ることができる上、各踏切遮断機
の状態を一括管理できることから、故障監視の予防保全
に役立てられる。請求項4記載の発明によれば、複数の
踏切遮断機の制御部を共通化して、収集した監視情報を
蓄積することにより、当該踏切遮断機制御システムの監
視情報を一括管理することが可能となり、遠隔操作で必
要な管理情報を取り出したり、メンテナンス時に制御部
にアクセスするだけで、必要な監視情報を容易にモニタ
リングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態1に係る踏切遮断機制御システム
の概略構成を説明する図である。
【図2】図1の踏切遮断機制御システムにおける遮断機
の配置例を示した図である。
【図3】本実施の形態2に係る踏切遮断機制御システム
の踏切遮断機の概略構成を説明する図である。
【図4】従来の踏切遮断機制御システムの概略構成を説
明する図である。
【図5】図4の踏切遮断機制御システムの遮断機の配置
例を示した図である。
【符号の説明】
10 踏切遮断機制御システム、 11 踏切制御装置、 12 XR接点、 13 ケーブル、 14a,14b,14c,14d 踏切遮断機、 142 受信リレー(CR1)、 144,146 CR1接点、 148 タイマ設定部、 150 フェールセイフ・マイクロコンピュータ、 152 A系、 154 B系、 16a,16b,16c,16d 遮断機モータ、 18a,18b,18c,18d 遮断カン、 20 踏切、 30,40,50,60 踏切遮断機、 70 制御部、 302,402,502,602 上昇側カムスイッ
チ、 304,404,504,604 下降側カムスイッ
チ、 306,406,506,606 汎用インバータ、 308,408,508,608 遮断R接点、 310,410,510,610 遮断リレー、 312,412,512,612 汎用モータ、 314,414,514,614 固定子コイル、 316,416,516,616 回転モニタ部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 踏切制御装置と、該踏切制御装置からの
    信号に基づいて遮断カンを上昇・下降動作させる複数の
    踏切遮断機とを有し、前記踏切遮断機は遮断カンの上昇
    ・下降動作を監視する制御部を備えた踏切遮断機制御シ
    ステムにおいて、 前記踏切遮断機の制御部は、ソフト上で計時を行うタイ
    マ機能を備えていると共に、該制御部に対して任意の計
    時時間が設定可能なタイマ設定手段をさらに備え、 前記踏切制御装置から前記踏切遮断機に踏切警報信号が
    送られると、個々の踏切遮断機のタイマ設定手段で設定
    された計時時間に基づいてそれぞれの遮断カンを上昇・
    下降制御することを特徴とする踏切遮断機制御システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、複数のマイクロプロセッ
    サを備え、各マイクロプロセッサの処理結果を比較して
    相互監視を行うことを特徴とする請求項1記載の踏切遮
    断機制御システム。
  3. 【請求項3】 踏切制御装置と、該踏切制御装置からの
    信号に基づいて遮断カンを上昇・下降動作させる複数の
    踏切遮断機とを有し、前記踏切遮断機は遮断カンの上昇
    ・下降動作を監視する制御部を備えた踏切遮断機制御シ
    ステムにおいて、 前記複数の踏切遮断機の制御部を1つにまとめて共通化
    したことを特徴とする踏切遮断機制御システム。
  4. 【請求項4】 前記制御部は、収集した監視情報を蓄積
    し、その監視情報を随時モニタ可能としたことを特徴と
    する請求項3記載の踏切遮断機制御システム。
JP2000008184A 2000-01-17 2000-01-17 踏切遮断機制御システム Pending JP2001199343A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000008184A JP2001199343A (ja) 2000-01-17 2000-01-17 踏切遮断機制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000008184A JP2001199343A (ja) 2000-01-17 2000-01-17 踏切遮断機制御システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001199343A true JP2001199343A (ja) 2001-07-24

Family

ID=18536498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000008184A Pending JP2001199343A (ja) 2000-01-17 2000-01-17 踏切遮断機制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001199343A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006248370A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Central Japan Railway Co 踏切遮断機制御装置、踏切遮断機制御システム及びプログラム
CN104102155A (zh) * 2014-07-08 2014-10-15 上海自仪泰雷兹交通自动化系统有限公司 轨旁信号系统安全控制平台
WO2019155621A1 (ja) * 2018-02-09 2019-08-15 株式会社Ihi 障害物検知システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006248370A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Central Japan Railway Co 踏切遮断機制御装置、踏切遮断機制御システム及びプログラム
JP4648731B2 (ja) * 2005-03-10 2011-03-09 東海旅客鉄道株式会社 踏切遮断機制御装置、踏切遮断機制御システム及びプログラム
CN104102155A (zh) * 2014-07-08 2014-10-15 上海自仪泰雷兹交通自动化系统有限公司 轨旁信号系统安全控制平台
CN104102155B (zh) * 2014-07-08 2016-07-06 上海自仪泰雷兹交通自动化系统有限公司 轨旁信号系统安全控制平台
WO2019155621A1 (ja) * 2018-02-09 2019-08-15 株式会社Ihi 障害物検知システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1046358C (zh) 电动门的控制和调节装置
CN108473275B (zh) 具有能够翻转的护栏的电梯轿厢以及针对具有这种电梯轿厢的电梯设备的控制装置
RU2543476C2 (ru) Предохранительная цепь в лифтовой установке
JPH11191998A (ja) 負荷時タップ切換器を監視する方法
US12005945B2 (en) Highway grade crossing gate system including a gate mechanism to rotate a gate arm with human machine interface and voltage reduction circuit
CN108367882B (zh) 驱动装置
CN110884972B (zh) 基于电梯安全回路的门锁检测方法
CN107250020B (zh) 用于运行具有临时参与者的电子安全系统的方法
CN102674183B (zh) 用于安全运行设备的配置结构、模块及方法
EP2911968B1 (en) Electronic wire bridge with safety circuit
JP2021121170A (ja) 電動モータ用の制御装置及びそれを備えるロボット、並びに電動モータの制御方法
BR0205485B1 (pt) processo para a parada de uma instalação de transporte de pessoas.
JP2001199343A (ja) 踏切遮断機制御システム
WO2004088812A1 (en) Protection device for electrical three-phase equipment
JP2001328531A (ja) 列車ドア及びホームドアの制御装置
JP5089296B2 (ja) エレベータ装置用ロータリエンコーダおよびエレベータ装置
JP4594856B2 (ja) 電動開閉装置の制御システム
JPH02281718A (ja) 負荷時タップ切換装置の自動監視装置
JP5791320B2 (ja) 電子制御式踏切しゃ断機
JP3320632B2 (ja) エレベータ制御装置
KR102162558B1 (ko) 원격 회로차단기 제어장치 및 이를 포함하는 철도차량
KR102069234B1 (ko) 레일 절손 감지 보완 회로와 영상 신호를 통한 철도 신호 설비 모니터링 시스템
CN107872026A (zh) 一种电动底盘车的逻辑控制方法
Teramoto et al. Development of a network level crossing system
KR102069242B1 (ko) 철도신호설비 통합유지보수 방법