JP2001198345A

JP2001198345A - 遊戯管理システムおよび遊戯方法

Info

Publication number: JP2001198345A
Application number: JP2000014959A
Authority: JP
Inventors: Masashi Yonezaki; 正史米崎
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 2000-01-24
Filing date: 2000-01-24
Publication date: 2001-07-24

Abstract

(57)【要約】【課題】プロバイダがプレーヤーのプレー料金の精算を
行ない、さらに、ゲームの勝者に景品を提供して、もっ
て緊迫感を維持した遊戯方法と遊戯管理システムを提供
することを目的とする。【解決手段】プロバイダ１０と通信ネットワークで接続
された複数のプレーヤー４０によって構成される遊戯管
理システムにおいて、前記プロバイダ１０が前記複数の
プレーヤー４０に遊戯の場を提供するステップと、プレ
ーヤー４０同士で遊戯を行なうステップと、各々のプレ
ーヤー４０の口座２０からプレー料金５１を引き落とす
ステップと、前記遊戯の結果に基づいて前記遊戯の勝者
に景品５０を配送するステップにより解決する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、通信ネットワー
クを媒介とした、遊戯管理システムおよび遊戯方法に関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、通信インフラの充実および通信費
の低下に伴い、通信ネットワークを媒介とした対人型イ
ンターネットゲームが良く行なわれるようになった。カ
ードゲームや、ボードゲームなどの通信ネットワークを
媒介とした遊戯が、いろいろなサイトで行なわれてい
る。特に、対人型インターネットゲームの代表的な麻雀
ゲームは、プレーヤーを確保することが簡易な点や、イ
ンターネットを始める契機にしやすい点から、いろいろ
なサイトで行なわれている。通信ネットワークを媒介と
したゲームは、簡易にプレーヤーを確保でき、見知らぬ
人とゲームを楽しめ、同時にインターネットを始める契
機として、人々の生活に入ってきている。

【０００３】しかしながら、従来の通信ネットワークを
媒介とした遊戯管理システムおよび遊戯方法において
は、次のような課題があった。従来の遊戯方法では、一
般に、プレーヤーはゲームへの緊迫感が欠如する。なぜ
ならば、プレーヤーは、ゲームに負けるリスクとゲーム
に勝った報酬とが無いために防御を等閑にし、攻撃に傾
倒する傾向があり、ゲームへの緊迫感が欠如しやすいか
らである。また、ゲームは、その性質上、一組のプレー
ヤーの中で、少なくとも一人の緊迫感の欠如したプレー
ヤーの存在によってゲーム全体の緊迫感が欠如すること
があるからである。そこで、近年、緊迫感を増幅する手
段として、ゲームの勝者に景品を提供することが試みら
れている。また、ゲームの勝ち負けに応じた現金をプレ
ーヤー間で授受することが試みられている。しかし従来
の遊戯方法では、プレー料金を課金するシステムあるい
は遊戯の勝敗に応じた現金の授受を行なうシステムの整
備が整っていないために、係るゲームに緊迫感を与える
事が困難になっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は以上
の従来技術における問題に鑑みてなされたものであっ
て、プロバイダがプレーヤーのプレー料金及びゲームの
勝敗の精算を行ない、さらに、プロバイダが、ゲームの
勝者に景品の提供を行なうかまたは勝敗に応じた現金の
授受を仲介して、もって緊迫感を維持した遊戯方法と遊
戯管理システムを提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本出
願第１の発明は、<A NAME="手段"></A>プロバイダと通
信ネットワークで接続された複数のユーザによって構成
される遊戯管理システムにおいて、ユーザの端末へ遊戯
ソフトの供給を行ないユーザ相互の遊戯の場を提供する
遊戯提供部と、遊戯に対応する費用と遊戯結果とを計算
する精算回路と、各ユーザの口座情報および配送先情報
および前記遊戯結果および前記遊戯のうち少なくとも何
れか一に対応する費用の計算結果を格納する課金格納部
と、を備えた遊戯管理部が前記プロバイダ内に設けら
れ、複数のユーザが前記遊戯提供部によって提供された
遊戯を行ない、係る遊戯の進行に応じて発生する費用と
前記遊戯の結果を遊戯管理部が前記課金格納部に格納し
て、各ユーザの口座情報に基づいて前記費用の引き落と
しを行なうと共に、遊戯結果によって設定された景品の
発送を所定のユーザの配送先情報に基づいて行なうこと
を特徴とする遊戯管理システムである。

【０００６】したがって本出願第１の発明の遊戯管理シ
ステムによれば、景品を配送するシステムを有するため
に、ユーザ全員が緊迫感を維持して遊戯を行なうことが
できる。

【０００７】前記課題を解決する本出願第２の発明は、
プロバイダと通信ネットワークで接続された複数のユー
ザによって構成される遊戯管理システムにおいて、ユー
ザの端末へ遊戯ソフトの供給を行ないユーザ相互の遊戯
の場を提供する遊戯提供部と、遊戯に対応する費用と遊
戯結果とを計算する精算回路と、各ユーザの口座情報お
よび前記遊戯結果および前記遊戯のうち少なくとも何れ
か一に対応する費用の計算結果を格納する課金格納部
と、を備えた遊戯管理部が前記プロバイダ内に設けら
れ、複数のユーザが前記遊戯提供部によって提供された
遊戯を行ない、係る遊戯の進行と係る遊戯の結果に応じ
て発生する費用と前記遊戯の結果を遊戯管理部が前記課
金格納部に格納して、各ユーザの口座情報に基づいて前
記費用の引き落としを行なうと共に、遊戯結果によって
設定された現金の振込みを所定のユーザの口座情報に基
づいて行なうことを特徴とする遊戯管理システムであ
る。

【０００８】したがって本出願第２の発明の遊戯管理シ
ステムによれば、遊戯の勝敗に応じた現金の授受を行な
うシステムを有するために、ユーザ全員が緊迫感を維持
して遊戯を行なうことができる。

【０００９】また本出願第３の発明は、本出願第１また
は本出願第２の発明の遊戯管理システムにおいて、前記
口座情報は、セキュリティシステムを介在させて前記課
金格納部に伝達されることを特徴とする。

【００１０】したがって本出願第３の発明の遊戯方法に
よれば、セキュリティシステムを介在させて口座をプロ
バイダに知らせるため、ユーザ全員が、安全に緊迫感を
維持して遊戯ができる利点がある。

【００１１】また本出願第４の発明は、本出願第１乃至
本出願第３の発明の遊戯管理システムにおいて、前記遊
戯提供部は、１回の遊戯で勝敗を決する遊戯と、複数回
の遊戯の勝敗ポイントを累積して勝敗を決する遊戯と、
の選択肢を有することを特徴とする。

【００１２】したがって本出願第４の発明の遊戯管理シ
ステムによれば、ユーザのニーズに適合させた趣向の異
なる遊戯場を提供できる利点がある。

【００１３】また本出願第５の発明は、本出願第１の発
明乃至本出願第４に記載の発明の遊戯管理システムにお
いて、前記遊戯管理部は、前記費用の上限値をユーザが
設定し、係る上限値を格納する上限管理部を有すると共
に、前記遊戯管理部が係る上限を監視して前記ユーザの
上限以上の遊戯を抑制することを特徴とする。

【００１４】したがって本出願第５の発明の遊戯管理シ
ステムによれば、前記プロバイダシステムが各ユーザの
上限を監視して前記ユーザの上限以上の遊戯を抑制する
ので、ユーザの安全を維持して遊戯を行なえる利点があ
る。

【００１５】また本出願第６の発明は、本出願第４の発
明あるいは本出願第５のいずれか一に記載の発明の遊戯
管理システムにおいて、前記遊戯管理部は、前記ユーザ
が遊戯を行なう前に前記ポイントに対する乗率を遊戯毎
に設定するレート設定装置を有することを特徴とする。

【００１６】したがって本出願第６の発明の遊戯管理シ
ステムによれば、ユーザのニーズに適合させた趣向の異
なる遊戯場を提供できる利点がある。

【００１７】また本出願第７の発明は、本出願第６に記
載の発明の遊戯管理システムにおいて、前記遊戯管理部
は、前記乗率の設定の調整を行なう各々のユーザの意思
表示手段を備えることを特徴とする。

【００１８】したがって本出願第７の発明の遊戯管理シ
ステムによれば、チャット等による通信ネットワーク上
でのその場の乗率の調整が可能となるため、ユーザの人
数の調整が容易になる利点がある。

【００１９】また本出願第８の発明は、本出願第１乃至
本出願７のいずれか一に記載の発明の遊戯管理システム
において、前記遊戯は、麻雀ゲームであることを特徴と
する。

【００２０】したがって本出願第８の発明の遊戯管理シ
ステムによれば、麻雀ゲームは、一般に馴染みがあり、
プレーヤーの人数が比較的多くかつ固定人数であるため
に、インターネットを用いることによって、簡易にプレ
ーヤーを補充する事ができる。

【００２１】前記課題を解決する本出願第９の発明は、
プロバイダと通信ネットワークで接続された複数のユー
ザによって構成される遊戯方法において、前記プロバイ
ダが前記複数のユーザに遊戯の場を提供するステップ
と、ユーザが遊戯を始める前にプロバイダが景品とプレ
ー料金を掲示するステップと、ユーザがセキュリティシ
ステムを介在させて各々の口座をプロバイダに提示する
ステップと、ユーザ同士で遊戯を行なうステップと、各
々のユーザの口座からプレー料金を引き落とすステップ
と、前記遊戯の結果に基づいて前記遊戯の勝者に景品を
配送するステップと、を有することを特徴とする遊戯方
法である。

【００２２】したがって本出願第９の発明の遊戯方法に
よれば、景品が提供されるために、ユーザ全員が緊迫感
を維持して遊戯を行なうことができる。

【００２３】また、前記課題を解決する本出願第１０の
発明は、プロバイダと通信ネットワークで接続された複
数のユーザによって構成される遊戯方法において、前記
プロバイダが前記複数のユーザに遊戯の場を提供するス
テップと、ユーザが遊戯を始める前にプロバイダが景品
とプレー料金を掲示するステップと、ユーザがセキュリ
ティシステムを介在させて各々の口座をプロバイダに提
示するステップと、ユーザ同士で遊戯を行なうステップ
と、各々のユーザの口座からプレー料金と前記遊戯の結
果に基づいて発生する差額を引き落とすステップあるい
は振り込むステップと、を有することを特徴とする遊戯
方法である。

【００２４】したがって本出願第１０の発明の遊戯方法
によれば、現金が授受されるために、ユーザ全員が緊迫
感を維持して遊戯を行なうことができる。

【００２５】また本出願第１１の発明は、本出願第９の
発明又は本出願第１０の発明の遊戯方法において、前記
ユーザは、１回の遊戯で勝敗を決する遊戯と、複数回の
遊戯の勝敗ポイントを累積して勝敗を決する遊戯とを選
択できることを特徴とする。

【００２６】したがって本出願第１１の発明の遊戯方法
によれば、ユーザのニーズに適合した趣向の異なる遊戯
場を提供できる利点がある。

【００２７】また本出願第１２の発明は、本出願第９乃
至本出願第１１のいずれか一に記載の発明の遊戯方法に
おいて、前記ユーザは、ユーザ自身のプレー料金の上限
が設定できると共に、前記プロバイダが係る上限を監視
して前記ユーザの上限以上の遊戯を抑制することを特徴
とする。

【００２８】したがって本出願第１２の発明の遊戯方法
によれば、前記プロバイダが各ユーザの上限を監視して
前記ユーザの上限以上の遊戯を抑制するので、ユーザの
安全を維持して遊戯を行なえる利点がある。

【００２９】また本出願第１３の発明は、本出願第１２
に記載の発明の遊戯方法において、前記ユーザは、遊戯
を行なう前に前記ポイントに対する乗率を遊戯毎に設定
できることを特徴とする。

【００３０】したがって本出願第１３の発明の遊戯方法
によれば、ユーザのニーズに適合した趣向の異なる遊戯
場を提供できる利点がある。

【００３１】また本出願第１４の発明は、本出願第１３
に記載の発明の遊戯方法において、前記設定は、ユーザ
間で乗率を調整できることを特徴とする。

【００３２】したがって本出願第１４の発明の遊戯方法
によれば、チャット等による通信ネットワーク上でのそ
の場の乗率の調整が可能となるため、ユーザの人数の調
整が容易になる利点がある。

【００３３】また本出願第１５の発明は、本出願第９乃
至本出願１４のいずれか一に記載の発明の遊戯方法にお
いて、麻雀ゲームであることを特徴とする。

【００３４】したがって本出願第１４の発明の遊戯方法
によれば、麻雀ゲームは、一般に馴染みがあり、プレー
ヤーの人数が比較的多くかつ固定人数であるために、イ
ンターネットを用いることによって、簡易にプレーヤー
を補充する事ができる。

【００３５】

【本発明の実施形態】以下に本発明の一実施の形態の遊
戯管理システムおよび遊戯方法につき図面を参照して説
明する。

【００３６】実施の形態１図１は本発明の一実施の形態の遊戯管理システムおよび
遊戯方法を示すブロック図である。本実施の形態の遊戯
管理システムおよび遊戯方法では、麻雀ゲームを一例と
して説明する。図１に示すように本実施の形態の遊戯管
理システムおよび遊戯方法は、プロバイダシステム１
０、インターネット３０、プレーヤー４０、およびプレ
ーヤー４０の各々の口座２０からなる。

【００３７】プロバイダシステム１０は、麻雀のレート
を設定するレート設定１１、ゲームのシステムを提供す
るゲームシステム１２、プレーヤー４０の勝ち点および
負け点を記録して計算する精算回路１３、プレーヤー４
０のプレー料金と前記精算回路１３により計算された点
数を記憶する課金システム１４、およびプレーヤー４０
のプライバシーの送信を保護するセキュリティシステム
１５からなる。また、プレーヤー４０は、複数のプレー
ヤー４０,４０・・からなり、本実施の形態では、プレ
ーヤーＡ４１、プレーヤーＢ４２、プレーヤーＣ４３、
およびプレーヤーＤ４４からなる。また、口座２０は、
プレーヤーＡ４１、プレーヤーＢ４２、プレーヤーＣ４
３、およびプレーヤーＤ４４のそれぞれの口座Ａ２１、
口座Ｂ２２、口座Ｃ２３、および口座Ｄ２４からなる。

【００３８】以下に、図１を参照して本実施の形態に係
る遊戯管理システムおよび遊戯方法の動作を説明する。
プロバイダシステム１０は、インターネット３０上にホ
ームページを開設する。係るホームページから、ゲーム
システム１２をプレーヤーにダウンロードをさせて、セ
キュリティシステム１５を介してゲームシステム１２を
提供する。さらに、プロバイダシステム１０は、プレー
ヤー４０の勝者に提供する景品５０,５０・・と係る景
品５０,５０・・に対応するプレー料金５１,５１・・
と、係るプレー料金５１,５１・・の引き落とし日時お
よび引き落とし方法を掲示する。プレーヤー４０,４０
・・は、各々の端末（ここでは図示しない。）を用いて
本実施の形態であるプロバイダシステム１０の提供する
ゲームシステム１２にアクセスし、プロバイダシステム
１０の提示する規約に承諾する。さらに、プレーヤー４
０,４０・・は、引き落とし口座２０および景品の配達
先を入力する。係る引き落とし口座２０および景品の配
達先は、課金システム１４に格納される。

【００３９】プレーヤー４０,４０・・は、1回のゲーム
で景品５０を競う1回ゲームと、1回のゲームの勝ち点を
ポイントとして記録し複数のゲームを行なって係るポイ
ントを累積した累積ポイントによって景品５０を競う累
積ゲームとを選択する事ができる。

【００４０】前記1回ゲームを選択したプレーヤー４０
は、景品５０,５０・・とプレー料金５１,５１・・とを
比較して所望の場を選択する。４人のプレーヤー（本実
施の形態では、プレーヤーＡ４１、プレーヤーＢ４
２、プレーヤーＣ４３、およびプレーヤーＤ４４）
が揃った場合に、本実施の形態におけるインターネット
麻雀システムの麻雀ゲームが開始される。プレーヤー
Ａ４１、プレーヤーＢ４２、プレーヤーＣ４３、お
よびプレーヤーＤ４４は、麻雀ゲームを行ない、係る
麻雀ゲームが終了すると、その麻雀ゲームの結果が精算
回路１３に送信される。その後、各プレーヤー４０の勝
ち点又は負け点が精算回路１３によって計算されて、課
金システム１４に送信される。係る勝ち点および負け点
は課金システム１４に格納される。なお、ここでは、麻
雀ゲームの役の設定やルールの設定等は、従来の麻雀ゲ
ームと同様な機能で成るために、ここでの説明は省略す
る。

【００４１】課金システム１４は、プレーヤーＡ４１、
プレーヤーＢ４２、プレーヤーＣ４３、およびプレーヤ
ーＤ４４のそれぞれのＡ口座２１、Ｂ口座２２、Ｃ口座
２３、およびＤ口座２４から、前述の指定した期日に所
定のプレー料金５１の引き落としを行なう命令を格納す
る。また、この1回ゲームの勝者（本実施の形態の場
合、プレーヤーＤ４４）に、景品５０を配送する命令を
格納する。

【００４２】後日、プロバイダシステム１０は、指定し
た期日にプレーヤー４０,４０・・の口座２０,２０・・
からプレー料金５１,５１・・を引き落とし、プレーヤ
ーＤ４４に景品５０を配送する。

【００４３】一方、前記累積ゲームを選択したプレーヤ
ー４０は、プレーヤー４０自身の技術や状況により、レ
ートを選択することができる。係るレートは、プロバイ
ダシステム３０が、レート設定１１によって複数の設定
がなされたものであり、プレーヤー４０の勝ち点および
負け点のウエイトを変更するものである。プレーヤー４
０は景品５０およびレートを選択する。累積ゲームの場
における１のレートに、４人のプレーヤー（本実施の形
態では、プレーヤーＡ４１、プレーヤーＢ４２、プ
レーヤーＣ４３、およびプレーヤーＤ４４）が参加
した場合に、本実施の形態における麻雀ゲームが開始さ
れる。プレーヤーＡ４１、プレーヤーＢ４２、プレ
ーヤーＣ４３、およびプレーヤーＤ４４は、麻雀ゲ
ームを行ない、係る麻雀ゲームが終了すると、その麻雀
ゲームの結果がレート設定１１に送信される。その後、
勝ち点および負け点に設定されたレートを乗じてポイン
ト化し、係るポイントが精算回路１３に送信される。ポ
イント化された勝ち点又は負け点は、課金システム１４
に送信されて格納される。課金システム１４は、係るポ
イントを各プレーヤーの過去の累積ポイントに加算して
格納し、1回ゲームと同様に各プレーヤー４０,４０・・
の口座２０,２０・・から指定期日に所定のプレー料金
５１,５１・・を引き落とす命令を格納する。これによ
って、課金システム１４は、プレーヤー４０,４０・・
の一定期間の累積ポイントとプレー料金５１の累積金額
とを格納する。課金システム１４は、所定日に累積ポイ
ントを精算し、係る累積ポイントの最も多い人に景品５
０を配達する命令を格納する。

【００４４】後日、プロバイダシステム１０は、指定し
た期日にプレーヤー４０,４０・・の口座２０,２０・・
からプレー料金５１,５１・・を引き落とし、最も累積
ポイントの大きいプレーヤー４０（本実施の形態の場合
プレーヤーＤ４４）に景品５０を配送する。

【００４５】なお、本実施の形態で用いたセキュリティ
システム１５は、一般に用いられているシステムを用い
ることができる。また、本実施の形態では、レート設定
手段はゲームの都度に、チャット等の手段によりプレー
ヤー４０の相互の同意により調整されて決定されてもよ
い。

【００４６】実施の形態２次ぎに本発明の他の実施の形態の遊戯管理システムおよ
び遊戯方法につき図２を参照して説明する。図２は本発
明の他の実施の形態の遊戯管理システムおよび遊戯方法
を示すブロック図である。本実施の形態では、プロバイ
ダシステム１０にはプレーヤーＡ４１、プレーヤーＢ４
２、プレーヤーＣ４３、およびプレーヤーＤ４４の各々
のプレーヤー４０について、プレー料金５１の上限を設
定する上限設定手段１６を有する。プレーヤーＡ４１、
プレーヤーＢ４２、プレーヤーＣ４３、およびプレーヤ
ーＤ４４は、予めゲーム開始前にプレー料金５１の上限
を設定する。係る上限が上限設定手段１６に格納され
る。プロバイダシステム１０は、個々のプレーヤー４０
を監視し、プレーヤー４０が設定した係るプレー料金５
１の上限を越える場合には、そのプレーヤー４０に麻雀
ゲームへの参加を拒否するようにする。

【００４７】本実施の形態では、課金システム１４がプ
レー料金５１を月毎に累積させて格納するために、１回
ゲームの場合でも、累積ゲームの場合でも上限を設定で
きる。このように、本実施の形態では、各プレーヤー４
０が予めプレー料金５１の上限を設定しているため、勝
負に熱くなって予定以上のゲームを行なってしまう事を
回避することができる。本実施の形態の遊戯管理システ
ムおよび遊戯方法によれば実施の形態１と同様に、緊迫
感を維持した遊戯を提供すると共に、更に安全にゲーム
を楽しむことができる。

【００４８】上記二の実施の形態は、ゲームの一位に景
品５０を提供するシステムを例にして説明したが、所定
の順位のプレーヤー全てに、景品５０を提供してもよ
い。また、プレーヤー４０が、４人未満または５人以上
のときでも、コンピュータが替わりを勤めるか、プレー
ヤー４０の相互のチャットによってプレーヤーの人数を
調整することができる。

【００４９】また、麻雀以外の他の遊戯でも、上記二の
実施の形態と同様に、所定の人数をインターネット３０
に集めて、所定のプレー料金５１を引き落として景品５
０を提供する事によって、緊迫感を維持したゲームを行
なうことができる。

【００５０】実施の形態３図３は本発明の他の実施の形態の遊戯管理システムおよ
び遊戯方法を示すブロック図である。図３に示すように
本実施の形態の遊戯管理システムおよび遊戯方法は、プ
ロバイダシステム１０、インターネット３０、プレーヤ
ー４０、およびプレーヤー４０の各々の口座２０からな
る。

【００５１】プロバイダシステム１０は、麻雀のレート
を設定するレート設定１１、ゲームのシステムを提供す
るゲームシステム１２、プレーヤー４０の勝ち点および
負け点を記録して計算する精算回路１３、プレーヤー４
０のプレー料金と前記精算回路１３により計算された点
数を記憶する課金システム１４、およびプレーヤー４０
のプライバシーの送信を保護するセキュリティシステム
１５からなる。また、プレーヤー４０は、複数のプレー
ヤー４０,４０・・からなり、本実施の形態では、プレ
ーヤーＡ４１、プレーヤーＢ４２、プレーヤーＣ４３、
およびプレーヤーＤ４４からなる。また、口座２０は、
プレーヤーＡ４１、プレーヤーＢ４２、プレーヤーＣ４
３、およびプレーヤーＤ４４のそれぞれの口座Ａ２１、
口座Ｂ２２、口座Ｃ２３、および口座Ｄ２４からなる。

【００５２】以下に、図３を参照して本実施の形態に係
る遊戯管理システムおよび遊戯方法の動作を説明する。
プロバイダシステム１０は、インターネット３０上にホ
ームページを開設する。係るホームページから、ゲーム
システム１２をプレーヤーにダウンロードをさせて、セ
キュリティシステム１５を介してゲームシステム１２を
提供する。さらに、プロバイダシステム１０は、プレー
ヤー４０にレート設定１１により設定されたレート及び
一律のプレー代を提示する。麻雀の勝ち点とレートを掛
けた金額から前記プレー代を引いた差がプレー料金５２
となる。プロバイダシステムは、係るプレー料金５２,
５２・・の引き落としまたは振込み日時および引き落と
し及び振込み方法を掲示する。プレーヤー４０,４０・
・は、各々の端末（ここでは図示しない。）を用いて本
実施の形態であるプロバイダシステム１０の提供するゲ
ームシステム１２にアクセスし、プロバイダシステム１
０の提示する規約に承諾する。さらに、プレーヤー４
０,４０・・は、引き落とし及び振込み口座２０を入力
する。係る口座２０は、課金システム１４に格納され
る。

【００５３】プレーヤー４０,４０・・は、1回のゲーム
で勝敗を決する1回ゲームと、1回のプレー料金５２を記
録し複数のゲームを行なって係るプレー料金５２を累積
できる累積ゲームとを選択する事ができる。

【００５４】前記1回ゲームを選択したプレーヤー４０
は、レート設定手段１１を比較して所望の場を選択す
る。４人のプレーヤー（本実施の形態では、プレーヤー
Ａ４１、プレーヤーＢ４２、プレーヤーＣ４３、
およびプレーヤーＤ４４）が揃った場合に、プレーヤ
ー４０は、レートの設定の微調整を協議の上で決定す
る。その後、本実施の形態におけるインターネット麻雀
システムの麻雀ゲームが開始される。プレーヤーＡ４
１、プレーヤーＢ４２、プレーヤーＣ４３、および
プレーヤーＤ４４は、麻雀ゲームを行ない、係る麻雀
ゲームが終了すると、その麻雀ゲームの結果が精算回路
１３に送信される。その後、各プレーヤー４０の勝ち点
又は負け点が精算回路１３によって計算されて、課金シ
ステム１４に送信される。係る勝ち点および負け点は課
金システム１４に格納される。なお、ここでは、麻雀ゲ
ームの役の設定やルールの設定等は、従来の麻雀ゲーム
と同様な機能で成るために、ここでの説明は省略する。

【００５５】課金システム１４は、プレーヤーＡ４１、
プレーヤーＢ４２、プレーヤーＣ４３、およびプレーヤ
ーＤ４４のそれぞれのＡ口座２１、Ｂ口座２２、Ｃ口座
２３、およびＤ口座２４から、前述の指定した期日に課
金システム１４に格納されたプレー料金５２の引き落と
しまたは振込みを行なう命令を格納する。

【００５６】後日、プロバイダシステム１０は、指定し
た期日にプレーヤー４０,４０・・の口座２０,２０・・
からプレー料金５２,５２・・を引き落としまたは振込
みを行なう。この場合、勝ち金額が０より大きい時は一
律に課されたプレー代から勝ち金額を引き、係る差額が
０より小さい場合は高い場合は、差額がプレー料金５２
として振り込まれ、振り込まれ、係る差額が、０より大
きい場合は、係る差額をプレー料金５２として引き落と
される。一方、勝ち金額が０より小さい場合は、前記一
律に課されたプレー代が加算され、その和がプレー料金
５２として引き落とされる。

【００５７】一方、前記累積ゲームを選択したプレーヤ
ー４０は、累積であることを前もって宣言する。プレー
ヤー４０は、プレーヤー４０自身の技術や状況により、
各ゲーム毎にレートを選択することができる。係るレー
トは、前記１回ゲームと同様に、プロバイダシステム３
０が、レート設定１１によって複数の設定がなされたも
のであり、プレーヤー４０の勝ち点および負け点のウエ
イトを変更するものである。１のレートに、４人のプレ
ーヤー（本実施の形態では、プレーヤーＡ４１、プレ
ーヤーＢ４２、プレーヤーＣ４３、およびプレーヤ
ーＤ４４）が参加した場合に、本実施の形態における
麻雀ゲームが開始される。この場合、プロバイダ１０が
所有する口座が代替することにより、プレーヤー４０の
内、少なくとも一人が累積ゲームであることを妨げな
い。プレーヤーＡ４１、プレーヤーＢ４２、プレー
ヤーＣ４３、およびプレーヤーＤ４４は、麻雀ゲー
ムを行ない、係る麻雀ゲームが終了すると、その麻雀ゲ
ームの結果がレート設定１１に送信される。その後、勝
ち点および負け点に設定されたレートを乗じて金額化
し、係る金額が精算回路１３に送信される。金額化され
た勝ち点又は負け点は、課金システム１４に送信されて
格納される。課金システム１４は、係る金額を各プレー
ヤーの過去の累積金額に加算して格納する。これによっ
て、課金システム１４は、プレーヤー４０,４０・・の
一定期間の累積金額とプレー料金５２の累積金額とを格
納する。課金システム１４は、所定日に累積プレー料金
５２を精算し、係る累積プレー料金を各プレーヤー４
０,４０・・の口座２０,２０・・から引き落とし又は振
込みを行なう。

【００５８】

【発明の効果】従って、本発明の遊戯管理システムおよ
び遊戯方法によれば、プロバイダがプレーヤーのプレー
料金の精算を行ない、さらに、ゲームの勝者に配給客体
を提供して、もって緊迫感を維持した遊戯を提供するこ
とが可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態の遊戯管理システムおよ
び遊戯方法を示すブロック図である。

【図２】図２は本発明の他の実施の形態の遊戯管理シス
テムおよび遊戯方法を示すブロック図である。

【図３】図３は本発明の他の実施の形態の遊戯管理シス
テムおよび遊戯方法を示すブロック図である。

【符号の説明】

１０プロバイダ１１レート設定１２ゲームシステム１３精算回路１４課金システム１５セキュリティシステム１６上限設定手段２０口座２１Ａ口座２２Ｂ口座２３Ｃ口座２４Ｄ口座３０インターネット４０プレーヤー４１プレーヤーＡ４２プレーヤーＢ４３プレーヤーＣ４４プレーヤーＤ５０景品５１プレー料金５２プレー料金

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｇ０７Ｆ 17/32 Ｇ０７Ｆ 17/32

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】プロバイダと通信ネットワークで接続され
た複数のユーザによって構成される遊戯管理システムに
おいて、前記複数のユーザの端末へ遊戯ソフトの供給を
行ないユーザ相互の遊戯の場を提供する遊戯提供部と、
遊戯に対応する費用と遊戯結果とを計算する精算回路
と、各ユーザの口座情報および配送先情報および前記遊
戯結果および前記遊戯のうち少なくとも何れか一に対応
する費用の計算結果を格納する課金格納部と、を備えた
遊戯管理部が前記プロバイダ内に設けられ、複数のユー
ザが前記遊戯提供部によって提供された遊戯を行ない、
係る遊戯の進行に応じて発生する費用と前記遊戯の結果
を遊戯管理部が前記課金格納部に格納して、各ユーザの
口座情報に基づいて前記費用の引き落としを行なうと共
に、遊戯結果によって設定された景品の発送を所定のユ
ーザの配送先情報に基づいて行なうことを特徴とする遊
戯管理システム。
【請求項２】プロバイダと通信ネットワークで接続され
た複数のユーザによって構成される遊戯管理システムに
おいて、ユーザの端末へ遊戯ソフトの供給を行ないユー
ザ相互の遊戯の場を提供する遊戯提供部と、遊戯に対応
する費用と遊戯結果とを計算する精算回路と、各ユーザ
の口座情報および前記遊戯結果および前記遊戯のうち少
なくとも何れか一に対応する費用の計算結果を格納する
課金格納部と、を備えた遊戯管理部が前記プロバイダ内
に設けられ、複数のユーザが前記遊戯提供部によって提
供された遊戯を行ない、係る遊戯の進行と係る遊戯の結
果に応じて発生する費用と前記遊戯の結果を遊戯管理部
が前記課金格納部に格納して、各ユーザの口座情報に基
づいて前記費用の引き落としを行なうと共に、遊戯結果
によって設定された現金の振込みを所定のユーザの口座
情報に基づいて行なうことを特徴とする遊戯管理システ
ム。
【請求項３】前記口座情報は、セキュリティシステムを
介在させて前記課金格納部に伝達されることを特徴とす
る請求項１または請求項２に記載の遊戯管理システム。
【請求項４】前記遊戯提供部は、１回の遊戯で勝敗を決
する遊戯と、複数回の遊戯の勝敗ポイントを累積して勝
敗を決する遊戯と、の選択肢を有することを特徴とする
請求項１乃至請求項３に記載の遊戯管理システム。
【請求項５】前記遊戯管理部は、前記費用の上限値をユ
ーザが設定し、係る上限値を格納する上限管理部を有す
ると共に、前記遊戯管理部が係る上限を監視して前記ユ
ーザの上限以上の遊戯を抑制することを特徴とする請求
項１乃至請求項４に記載の遊戯管理システム。
【請求項６】前記遊戯管理部は、前記ユーザが遊戯を行
なう前に前記勝敗ポイントに対する乗率を遊戯毎に設定
するレート設定装置を有することを特徴とする請求項４
または請求項５に記載の遊戯管理システム。
【請求項７】前記遊戯管理部は、前記乗率の設定の調整
を行なう各々のユーザの意思表示手段を備えることを特
徴とする請求項６に記載の遊戯管理システム。
【請求項８】前記遊戯は、麻雀ゲームであることを特徴
とする請求項１乃至請求項７のいずれか一に記載の遊戯
管理システム。
【請求項９】プロバイダと通信ネットワークで接続され
た複数のユーザによって構成される遊戯方法において、
前記プロバイダが前記複数のユーザに遊戯の場を提供す
るステップと、ユーザが遊戯を始める前にプロバイダが
景品とプレー料金を掲示するステップと、ユーザがセキ
ュリティシステムを介在させて各々の口座をプロバイダ
に提示するステップと、ユーザ同士で遊戯を行なうステ
ップと、各々のユーザの口座からプレー料金を引き落と
すステップと、前記遊戯の結果に基づいて前記遊戯の勝
者に景品を配送するステップと、を有することを特徴と
する遊戯方法。
【請求項１０】プロバイダと通信ネットワークで接続さ
れた複数のユーザによって構成される遊戯方法におい
て、前記プロバイダが前記複数のユーザに遊戯の場を提
供するステップと、ユーザが遊戯を始める前にプロバイ
ダが景品とプレー料金を掲示するステップと、ユーザが
セキュリティシステムを介在させて各々の口座をプロバ
イダに提示するステップと、ユーザ同士で遊戯を行なう
ステップと、各々のユーザの口座からプレー料金と前記
遊戯の結果に基づいて発生する差額を引き落とすステッ
プあるいは振り込むステップと、を有することを特徴と
する遊戯方法。
【請求項１１】前記ユーザは、１回の遊戯で勝敗を決す
る遊戯と、複数回の遊戯の勝敗ポイントを累積して勝敗
を決する遊戯とを選択できることを特徴とする請求項９
または請求項１０に記載の遊戯方法。
【請求項１２】前記ユーザは、ユーザ自身のプレー料金
の上限が設定できると共に、前記プロバイダが係る上限
を監視して前記ユーザの上限以上の遊戯を抑制すること
を特徴とする請求項９乃至請求項１１のいずれか一に記
載の遊戯方法。
【請求項１３】前記ユーザは、遊戯を行なう前に前記ポ
イントに対する乗率を遊戯毎に設定できることを特徴と
する請求項１２に記載の遊戯方法。
【請求項１４】前記設定は、ユーザ間で乗率を調整でき
ることを特徴とする請求項１３に記載の遊戯方法。
【請求項１５】前記遊戯は、麻雀ゲームであることを特
徴とする請求項９乃至請求項１４のいずれか一に記載の
遊戯方法。