JP2001197687A - 系統監視制御システムとそのプログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents
系統監視制御システムとそのプログラムを記憶した記憶媒体Info
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- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
- Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
- Safety Devices In Control Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 監視制御装置に集中していた処理を分散し、
監視制御装置が停止した場合でも監視制御システムとし
て機能を縮退して運転可能とする。 【解決手段】 監視制御装置11にはエージェントによ
る1台以上の監視制御対象機器12を対象とする状態情
報取得手段22を備え、前記監視制御装置にて監視制御
対象機器12の状態情報を取得する必要が生じた場合
に、通信ネットワークを介して前記エージェントによる
状態情報取得手段を対象とする監視制御対象機器に移動
させ、取得対象となる監視制御対象機器の状態情報取得
を行なった後、前記監視制御装置11に戻して取得した
状態情報を状態情報入力手段26を介して監視制御装置
に入力するようにした。
監視制御装置が停止した場合でも監視制御システムとし
て機能を縮退して運転可能とする。 【解決手段】 監視制御装置11にはエージェントによ
る1台以上の監視制御対象機器12を対象とする状態情
報取得手段22を備え、前記監視制御装置にて監視制御
対象機器12の状態情報を取得する必要が生じた場合
に、通信ネットワークを介して前記エージェントによる
状態情報取得手段を対象とする監視制御対象機器に移動
させ、取得対象となる監視制御対象機器の状態情報取得
を行なった後、前記監視制御装置11に戻して取得した
状態情報を状態情報入力手段26を介して監視制御装置
に入力するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配電系統などの監
視,制御を行なう処理分散した監視制御装置と、同監視
制御装置の監視,制御対象となる監視制御対象機器にお
いて、各装置を通信ネットワークで接続し、系統を集中
的に監視,制御する系統監視制御システムとそのプログ
ラムを記憶した記憶媒体に関する。
視,制御を行なう処理分散した監視制御装置と、同監視
制御装置の監視,制御対象となる監視制御対象機器にお
いて、各装置を通信ネットワークで接続し、系統を集中
的に監視,制御する系統監視制御システムとそのプログ
ラムを記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】図13に従来の配電系統監視制御システ
ムの構成を示す。監視制御装置101は入出力装置10
4を介して配電系統内の操作対象機器105からの状態
情報を入力する。状態情報の例としては、配電用変電所
の遮断器の入/切状態や配電線の送電電流値、又、配電
系統内開閉器の入/切状態等である。これらの状態を基
に配電系統の充停電状態の把握を実施し、又、電流値か
ら負荷状態記憶の保存等の配電系統の監視を実施する。
ムの構成を示す。監視制御装置101は入出力装置10
4を介して配電系統内の操作対象機器105からの状態
情報を入力する。状態情報の例としては、配電用変電所
の遮断器の入/切状態や配電線の送電電流値、又、配電
系統内開閉器の入/切状態等である。これらの状態を基
に配電系統の充停電状態の把握を実施し、又、電流値か
ら負荷状態記憶の保存等の配電系統の監視を実施する。
【0003】又、監視の結果、配電線事故により停電が
発生した場合、自動計算又は操作員の指示により、入出
力装置104を介して操作対象機器105である開閉器
の入/切制御等を実施し、事故区間を除く健全停電区間
へ送電を行ない、事故による停電範囲の縮小を実現して
いる。
発生した場合、自動計算又は操作員の指示により、入出
力装置104を介して操作対象機器105である開閉器
の入/切制御等を実施し、事故区間を除く健全停電区間
へ送電を行ない、事故による停電範囲の縮小を実現して
いる。
【0004】この監視制御装置101の監視結果の操作
員への通知、又、操作員からの遮断器,開閉器の操作要
求を受け付けることを目的として、表示操作装置102
で監視制御装置101の監視結果を基に現在の配電系統
状態の表示を行ない、又、操作員からの操作要求に対す
る制御信号を監視制御装置101へ通知している。
員への通知、又、操作員からの遮断器,開閉器の操作要
求を受け付けることを目的として、表示操作装置102
で監視制御装置101の監視結果を基に現在の配電系統
状態の表示を行ない、又、操作員からの操作要求に対す
る制御信号を監視制御装置101へ通知している。
【0005】従来の配電系統監視制御システムでは、監
視制御装置101と操作対象機器105との間の情報伝
達の方法として、装置間で決めたフォーマットに従い、
夫々の装置にて取得、編集したデータを通信手段103
を介して情報の伝達を行なっていた。
視制御装置101と操作対象機器105との間の情報伝
達の方法として、装置間で決めたフォーマットに従い、
夫々の装置にて取得、編集したデータを通信手段103
を介して情報の伝達を行なっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の配電系
統監視制御システムにおいては、監視制御装置101及
び操作対象機器105夫々において、データの収集,編
集のソフトウェアが必要であり、ソフトウェア開発量の
増大を招いていた。又、収集,編集対象となるデータが
追加された場合、双方のソフトウェア及びインターフェ
ースの変更の必要があった。
統監視制御システムにおいては、監視制御装置101及
び操作対象機器105夫々において、データの収集,編
集のソフトウェアが必要であり、ソフトウェア開発量の
増大を招いていた。又、収集,編集対象となるデータが
追加された場合、双方のソフトウェア及びインターフェ
ースの変更の必要があった。
【0007】又、近年の監視対象機器の高機能化に伴な
い、監視制御装置101における編集項目も増加し、こ
れによる計算機負荷の上昇が発生し、マンマシン応答性
能の劣化も問題視されていた。更に機器情報を監視制御
装置101にて集中管理していたため、監視制御装置1
01の停止により配電系統監視制御システム全体が停止
する結果となっていた。
い、監視制御装置101における編集項目も増加し、こ
れによる計算機負荷の上昇が発生し、マンマシン応答性
能の劣化も問題視されていた。更に機器情報を監視制御
装置101にて集中管理していたため、監視制御装置1
01の停止により配電系統監視制御システム全体が停止
する結果となっていた。
【0008】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、配電系統監視制御システムに集中してい
た処理を分散化し、監視制御装置が停止した場合でも監
視制御システムとして機能を縮退して運転することので
きる配電系統監視制御システムとそのプログラムを記憶
した記憶媒体を提供することを目的としている。
たものであり、配電系統監視制御システムに集中してい
た処理を分散化し、監視制御装置が停止した場合でも監
視制御システムとして機能を縮退して運転することので
きる配電系統監視制御システムとそのプログラムを記憶
した記憶媒体を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の[請求項1]に
係る系統監視制御システムは、監視制御装置にはエージ
ェントによる1台以上の監視制御対象機器を対象とする
状態情報取得手段を備え、前記監視制御装置にて監視制
御対象機器の状態情報を取得する必要が生じた場合に、
通信ネットワークを介して前記エージェントによる状態
情報取得手段を対象とする監視制御対象機器に移動さ
せ、取得対象となる監視制御対象機器の状態情報取得を
行なった後、前記監視制御装置に戻して取得した状態情
報を状態情報入力手段を介して監視制御装置に入力する
ように構成した。
係る系統監視制御システムは、監視制御装置にはエージ
ェントによる1台以上の監視制御対象機器を対象とする
状態情報取得手段を備え、前記監視制御装置にて監視制
御対象機器の状態情報を取得する必要が生じた場合に、
通信ネットワークを介して前記エージェントによる状態
情報取得手段を対象とする監視制御対象機器に移動さ
せ、取得対象となる監視制御対象機器の状態情報取得を
行なった後、前記監視制御装置に戻して取得した状態情
報を状態情報入力手段を介して監視制御装置に入力する
ように構成した。
【0010】本発明の[請求項2]に係る系統監視制御
システムは、監視制御装置にはエージェントによる1台
以上の監視制御対象機器を対象とする計測値情報取得手
段を備え、前記監視制御装置にて監視制御対象機器の計
測値情報を取得する必要が生じた場合に、通信ネットワ
ークを介して前記エージェントによる計測値情報取得手
段を対象とする監視制御対象機器に移動させ、対象とな
る監視制御対象機器の計測値情報の収集及び編集を行な
った後、前記監視制御装置に戻して取得した計測値情報
を監視制御装置に入力するように構成した。
システムは、監視制御装置にはエージェントによる1台
以上の監視制御対象機器を対象とする計測値情報取得手
段を備え、前記監視制御装置にて監視制御対象機器の計
測値情報を取得する必要が生じた場合に、通信ネットワ
ークを介して前記エージェントによる計測値情報取得手
段を対象とする監視制御対象機器に移動させ、対象とな
る監視制御対象機器の計測値情報の収集及び編集を行な
った後、前記監視制御装置に戻して取得した計測値情報
を監視制御装置に入力するように構成した。
【0011】本発明の[請求項3]に係る系統監視制御
システムは、監視制御装置にはエージェントによる1台
以上の監視制御対象機器を対象とする負荷予測情報取得
手段を備え、前記監視制御装置にて監視制御対象機器の
負荷予測情報を取得する必要が生じた場合に、通信ネッ
トワークを介して前記エージェントによる負荷予測情報
取得手段を対象とする監視制御対象機器に移動させ、対
象となる監視制御対象機器の負荷予測情報収集及び編集
を行なった後、前記監視制御装置に戻して前記取得した
負荷予測情報を監視制御装置に入力するように構成し
た。
システムは、監視制御装置にはエージェントによる1台
以上の監視制御対象機器を対象とする負荷予測情報取得
手段を備え、前記監視制御装置にて監視制御対象機器の
負荷予測情報を取得する必要が生じた場合に、通信ネッ
トワークを介して前記エージェントによる負荷予測情報
取得手段を対象とする監視制御対象機器に移動させ、対
象となる監視制御対象機器の負荷予測情報収集及び編集
を行なった後、前記監視制御装置に戻して前記取得した
負荷予測情報を監視制御装置に入力するように構成し
た。
【0012】本発明の[請求項4]に係る系統監視制御
システムは、監視制御装置にはエージェントによる1台
以上の監視制御対象機器を対象とする状態変化検出手段
を備え、前記監視制御装置の保持する対象となる監視制
御対象機器の状態情報を状態変化検出手段に与えると共
に、通信ネットワークを介して前記エージェントによる
状態変化検出手段を対象とする監視制御対象機器に移動
させ、移動先の監視制御対象機器で状態変化を検出した
場合、前記監視制御装置に戻して取得した状態変化情報
を監視制御装置に入力するように構成した。
システムは、監視制御装置にはエージェントによる1台
以上の監視制御対象機器を対象とする状態変化検出手段
を備え、前記監視制御装置の保持する対象となる監視制
御対象機器の状態情報を状態変化検出手段に与えると共
に、通信ネットワークを介して前記エージェントによる
状態変化検出手段を対象とする監視制御対象機器に移動
させ、移動先の監視制御対象機器で状態変化を検出した
場合、前記監視制御装置に戻して取得した状態変化情報
を監視制御装置に入力するように構成した。
【0013】本発明の[請求項5]に係る系統監視制御
システムは、[請求項4]において、状態変化検出手段
に加え、状態変化の妥当性判断を行い、妥当と判定した
状態情報のみ前記監視制御装置に戻して取得した状態情
報を監視制御装置に入力する状態変化判定手段を備え
た。
システムは、[請求項4]において、状態変化検出手段
に加え、状態変化の妥当性判断を行い、妥当と判定した
状態情報のみ前記監視制御装置に戻して取得した状態情
報を監視制御装置に入力する状態変化判定手段を備え
た。
【0014】本発明の[請求項6]に係る系統監視制御
システムは、監視制御装置にはエージェントによる1台
以上の監視制御対象機器を対象とする事故区間検出手段
を備え、前記監視制御装置にて事故区間情報を取得する
必要が生じた場合に、前記エージェントによる事故区間
検出手段を通信ネットワークを介して監視制御対象機器
に対して送出し、監視制御対象機器の状態を監視して事
故区間判定を行なわせ、事故区間を検出するまで電源側
の監視対象機器から負荷側の監視対象機器へ順次エージ
ェントを移動させて事故区間判定を行ない、その後前記
監視制御装置に戻して取得した事故区間情報を監視制御
装置に入力するように構成した。
システムは、監視制御装置にはエージェントによる1台
以上の監視制御対象機器を対象とする事故区間検出手段
を備え、前記監視制御装置にて事故区間情報を取得する
必要が生じた場合に、前記エージェントによる事故区間
検出手段を通信ネットワークを介して監視制御対象機器
に対して送出し、監視制御対象機器の状態を監視して事
故区間判定を行なわせ、事故区間を検出するまで電源側
の監視対象機器から負荷側の監視対象機器へ順次エージ
ェントを移動させて事故区間判定を行ない、その後前記
監視制御装置に戻して取得した事故区間情報を監視制御
装置に入力するように構成した。
【0015】本発明の[請求項7]に係る系統監視制御
システムは、監視制御装置にはエージェントによる1台
以上の監視制御対象機器を対象とする制御手段を備え、
前記監視制御装置にて監視制御対象機器の制御を行なう
必要が生じた場合に、前記エージェントからなる機器制
御手段を通信ネットワークを介して監視制御対象機器に
移動させ、監視制御対象機器の制御を行なった後に、前
記監視制御装置へ戻して制御結果を監視制御装置に入力
するように構成した。
システムは、監視制御装置にはエージェントによる1台
以上の監視制御対象機器を対象とする制御手段を備え、
前記監視制御装置にて監視制御対象機器の制御を行なう
必要が生じた場合に、前記エージェントからなる機器制
御手段を通信ネットワークを介して監視制御対象機器に
移動させ、監視制御対象機器の制御を行なった後に、前
記監視制御装置へ戻して制御結果を監視制御装置に入力
するように構成した。
【0016】本発明の[請求項8]に係る系統監視制御
システムは、監視制御装置にはエージェントによる通過
電流取得手段を備え、監視制御対象機器の通過電流の測
定及び監視制御対象機器が保持する通過許容電流値との
比較を行なった後、通信ネットワークを介して監視制御
装置へ移動し、取得した通過電流値及び通過許容電流の
超過情報を監視制御装置に入力するように構成した。
システムは、監視制御装置にはエージェントによる通過
電流取得手段を備え、監視制御対象機器の通過電流の測
定及び監視制御対象機器が保持する通過許容電流値との
比較を行なった後、通信ネットワークを介して監視制御
装置へ移動し、取得した通過電流値及び通過許容電流の
超過情報を監視制御装置に入力するように構成した。
【0017】本発明の[請求項9]に係る記憶媒体は、
入力された系統の状態情報を編集し、系統の監視,制御
を行なう1台以上の計算機で構成された監視制御装置
と、系統の状態情報を保存する監視制御対象機器と、前
記監視制御装置と監視制御対象機器とを接続する通信ネ
ットワークとからなる系統監視制御システムにおいて、
前記監視制御装置にはエージェントによる1台以上の監
視制御対象機器を対象とする状態情報取得手段を実行す
る機能と、監視制御装置にて監視制御対象機器の状態情
報を取得する必要が生じた場合に、通信ネットワークを
介して前記エージェントによる状態情報取得手段を対象
とする監視制御対象機器に移動させ、取得対象となる監
視制御対象機器の状態情報取得を行なった後、前記監視
制御装置に戻して取得した状態情報を状態情報入力手段
を介して監視制御装置に入力するための機能とを実行す
るプログラムを記憶した記憶媒体である。
入力された系統の状態情報を編集し、系統の監視,制御
を行なう1台以上の計算機で構成された監視制御装置
と、系統の状態情報を保存する監視制御対象機器と、前
記監視制御装置と監視制御対象機器とを接続する通信ネ
ットワークとからなる系統監視制御システムにおいて、
前記監視制御装置にはエージェントによる1台以上の監
視制御対象機器を対象とする状態情報取得手段を実行す
る機能と、監視制御装置にて監視制御対象機器の状態情
報を取得する必要が生じた場合に、通信ネットワークを
介して前記エージェントによる状態情報取得手段を対象
とする監視制御対象機器に移動させ、取得対象となる監
視制御対象機器の状態情報取得を行なった後、前記監視
制御装置に戻して取得した状態情報を状態情報入力手段
を介して監視制御装置に入力するための機能とを実行す
るプログラムを記憶した記憶媒体である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図1以降の図面を参照して
本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の
[請求項1]に係る配電系統監視制御システムの実施の
形態を示す構成図である。図1において、監視制御装置
11,111,112の実体はサーバ計算機であり、配
電系統内の遮断器,開閉器等の監視制御対象機器12,
121,122と、通信手段13(通信ネットワーク)
を介して接続している。
本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の
[請求項1]に係る配電系統監視制御システムの実施の
形態を示す構成図である。図1において、監視制御装置
11,111,112の実体はサーバ計算機であり、配
電系統内の遮断器,開閉器等の監視制御対象機器12,
121,122と、通信手段13(通信ネットワーク)
を介して接続している。
【0019】監視制御装置11にて定周期監視,操作員
Mからの選択監視要求等により、監視対象機器12の状
態情報を取得する必要が生じた場合、監視制御装置11
は監視制御手段21を介して、監視制御対象機器12を
特定するデータを状態情報取得手段22へ渡す。状態情
報取得手段22はいわゆるエージェントであって、監視
制御対象を保持したまま送出手段23s及び通信手段1
3を用いて特定された監視制御対象12へ送出される。
エージェントについては後述する。
Mからの選択監視要求等により、監視対象機器12の状
態情報を取得する必要が生じた場合、監視制御装置11
は監視制御手段21を介して、監視制御対象機器12を
特定するデータを状態情報取得手段22へ渡す。状態情
報取得手段22はいわゆるエージェントであって、監視
制御対象を保持したまま送出手段23s及び通信手段1
3を用いて特定された監視制御対象12へ送出される。
エージェントについては後述する。
【0020】監視制御対象機器12に送出された状態情
報取得手段22は受信手段24cを介して監視制御対象
機器12へ移動し、状態情報データ25に保存された監
視制御対象機器の状態データを取得し編集を行なう。状
態情報取得手段22はデータの取得,編集後、送出手段
23c,通信手段13を介して取得,編集した状態情報
と共に、自分自身を監視制御装置11に送出する。監視
制御装置11では受信手段24sにより状態情報取得手
段22を受信する。
報取得手段22は受信手段24cを介して監視制御対象
機器12へ移動し、状態情報データ25に保存された監
視制御対象機器の状態データを取得し編集を行なう。状
態情報取得手段22はデータの取得,編集後、送出手段
23c,通信手段13を介して取得,編集した状態情報
と共に、自分自身を監視制御装置11に送出する。監視
制御装置11では受信手段24sにより状態情報取得手
段22を受信する。
【0021】この結果、状態情報取得手段22は状態情
報入力手段26を介して監視制御装置11に要求された
監視制御対象機器12の状態情報を配電系統状態データ
27へ入力する。監視制御手段21では配電系統状態デ
ータ27に入力された監視制御対象機器12の状態情報
をもとにして区間の充停電把握を行なう。その結果を配
電系統状態データ27に反映してCRTに表示し、操作
員Mに配電系統状態を通知する。
報入力手段26を介して監視制御装置11に要求された
監視制御対象機器12の状態情報を配電系統状態データ
27へ入力する。監視制御手段21では配電系統状態デ
ータ27に入力された監視制御対象機器12の状態情報
をもとにして区間の充停電把握を行なう。その結果を配
電系統状態データ27に反映してCRTに表示し、操作
員Mに配電系統状態を通知する。
【0022】図2は配電系統状態を図面としてCRTに
表示したものである。配電系統は地図を背景として実際
の位置と対応して画面上に表示された変電所200、開
閉器201〜206及び開閉器間の区間211〜216
の図形により表現される。開閉器の入/切状態や区間の
充停電状態は画面上の図形の色や形を変えることにより
表現される。
表示したものである。配電系統は地図を背景として実際
の位置と対応して画面上に表示された変電所200、開
閉器201〜206及び開閉器間の区間211〜216
の図形により表現される。開閉器の入/切状態や区間の
充停電状態は画面上の図形の色や形を変えることにより
表現される。
【0023】なお、監視制御装置11に存在する状態情
報取得手段22は、前述のようにいわゆるエージェント
であって、必要の都度当該エージェントを各所へ派遣
(出力)し、所定の処理をして派遣(出力)元に戻るよ
うになっている。ここでエージェントは以下に示す処理
を実施する。
報取得手段22は、前述のようにいわゆるエージェント
であって、必要の都度当該エージェントを各所へ派遣
(出力)し、所定の処理をして派遣(出力)元に戻るよ
うになっている。ここでエージェントは以下に示す処理
を実施する。
【0024】1.エージェントは各個所にて各個所のエ
ージェント間を、調整,問い合わせ,通知などの処理を
プロセス間通信等にて行ない、処理が終了した後はネッ
トワーク上を渡り歩き派遣(出力)元へ戻る。 2.エージェントは登録された個所にて、自己の許可権
限レベルが設定される。そしてエージェントはソフトウ
ェアとデータとを備えている。
ージェント間を、調整,問い合わせ,通知などの処理を
プロセス間通信等にて行ない、処理が終了した後はネッ
トワーク上を渡り歩き派遣(出力)元へ戻る。 2.エージェントは登録された個所にて、自己の許可権
限レベルが設定される。そしてエージェントはソフトウ
ェアとデータとを備えている。
【0025】図3は状態情報取得手段(エージェント)
22の一連の処理内容を示すフローチャートであり、監
視制御装置11内にてステップS31により状態情報取
得対象の監視制御対象機器を受け取る処理がなされ、そ
の後、状態情報取得手段22自身は監視制御対象機器1
2に送出され、監視制御対象機器12内にてステップS
32にて現状状態を収集し、S33にて表示データの編
集処理がなされる。その後、状態情報取得手段22は監
視制御装置11に送出され、監視制御装置11内のステ
ップS34にて取得データを状態情報入力手段に渡す処
理がなされ終了する。
22の一連の処理内容を示すフローチャートであり、監
視制御装置11内にてステップS31により状態情報取
得対象の監視制御対象機器を受け取る処理がなされ、そ
の後、状態情報取得手段22自身は監視制御対象機器1
2に送出され、監視制御対象機器12内にてステップS
32にて現状状態を収集し、S33にて表示データの編
集処理がなされる。その後、状態情報取得手段22は監
視制御装置11に送出され、監視制御装置11内のステ
ップS34にて取得データを状態情報入力手段に渡す処
理がなされ終了する。
【0026】本実施の形態によれば、配電系統の監視制
御に係るソフトウェアを夫々設けることなく、容易に配
電系統監視制御システムを構築でき、しかも分散した各
装置に負荷を分散させることにより、計算機負荷の上昇
を抑えた上で監視制御装置が必要とする監視制御対象機
器の状態情報を得ることができる。又、取得すべきデー
タに変更が生じた場合でも、ソフトウェアの変更は監視
制御装置側でできるので、ソフトウェアの保守が容易と
なる。
御に係るソフトウェアを夫々設けることなく、容易に配
電系統監視制御システムを構築でき、しかも分散した各
装置に負荷を分散させることにより、計算機負荷の上昇
を抑えた上で監視制御装置が必要とする監視制御対象機
器の状態情報を得ることができる。又、取得すべきデー
タに変更が生じた場合でも、ソフトウェアの変更は監視
制御装置側でできるので、ソフトウェアの保守が容易と
なる。
【0027】図4は本発明の[請求項2]に係る配電系
統監視制御システムの実施の形態を示す構成図である。
図4において、図1と同一機能部分については同一符号
を付して説明を省略する。本実施の形態では、監視制御
装置側で監視制御対象機器にある計測値情報を得るよう
にしたものであり、そのために付加された構成は計測値
情報取得手段28と計測値情報データ29と計測値情報
入力手段30である。
統監視制御システムの実施の形態を示す構成図である。
図4において、図1と同一機能部分については同一符号
を付して説明を省略する。本実施の形態では、監視制御
装置側で監視制御対象機器にある計測値情報を得るよう
にしたものであり、そのために付加された構成は計測値
情報取得手段28と計測値情報データ29と計測値情報
入力手段30である。
【0028】この場合の作用は監視制御装置11にて、
定周期計測あるいは操作員Mからの選択計測要求等によ
り、監視制御対象機器12の計測値情報を取得する必要
が生じた場合、監視制御装置11は監視制御手段21を
介して、監視制御対象機器12を特定するデータを計測
値情報取得手段28へ渡す。
定周期計測あるいは操作員Mからの選択計測要求等によ
り、監視制御対象機器12の計測値情報を取得する必要
が生じた場合、監視制御装置11は監視制御手段21を
介して、監視制御対象機器12を特定するデータを計測
値情報取得手段28へ渡す。
【0029】計測値情報取得手段28はいわゆるエージ
ェントであって、監視制御対象を保持したまま送出手段
23s及び通信手段13を用いて特定された監視制御対
象機器12へ送出される。監視制御対象機器12に送出
された計測値情報取得手段28は受信手段24cを介し
て監視制御対象機器12へ移動し、計測値情報データ2
9に保存された監視制御対象機器の計測値データを取得
し編集を行なう。
ェントであって、監視制御対象を保持したまま送出手段
23s及び通信手段13を用いて特定された監視制御対
象機器12へ送出される。監視制御対象機器12に送出
された計測値情報取得手段28は受信手段24cを介し
て監視制御対象機器12へ移動し、計測値情報データ2
9に保存された監視制御対象機器の計測値データを取得
し編集を行なう。
【0030】計測値情報取得手段28はデータの取得、
編集後、送出手段23c,通信手段13を介して取得,
編集した計測値情報と共に、自分自身を監視制御装置1
1に送出する。監視制御装置11では受信手段24sに
より計測値情報取得手段28を受信する。この結果、計
測値情報取得手段28は計測値情報入力手段30を介し
て、監視制御装置11に要求された監視制御対象機器1
2の計測値情報を配電系統状態データ27へ入力する。
本実施の形態によれば、必要とする計測値情報を得るこ
とができる。
編集後、送出手段23c,通信手段13を介して取得,
編集した計測値情報と共に、自分自身を監視制御装置1
1に送出する。監視制御装置11では受信手段24sに
より計測値情報取得手段28を受信する。この結果、計
測値情報取得手段28は計測値情報入力手段30を介し
て、監視制御装置11に要求された監視制御対象機器1
2の計測値情報を配電系統状態データ27へ入力する。
本実施の形態によれば、必要とする計測値情報を得るこ
とができる。
【0031】図5は本発明の[請求項3]に係る配電系
統監視制御システムの実施の形態を示す構成図である。
図1と同一機能部分については同一符号を付して説明を
省略する。本実施の形態では、監視制御対象機器側の負
荷予測情報を得るようにしたものであり、そのために付
加された構成は監視制御装置側では負荷予測情報取得手
段31と負荷予測情報入力手段32と配電系統負荷予測
データ33と負荷予測監視手段39であり、監視制御対
象機器側では負荷予測情報取得手段31である。
統監視制御システムの実施の形態を示す構成図である。
図1と同一機能部分については同一符号を付して説明を
省略する。本実施の形態では、監視制御対象機器側の負
荷予測情報を得るようにしたものであり、そのために付
加された構成は監視制御装置側では負荷予測情報取得手
段31と負荷予測情報入力手段32と配電系統負荷予測
データ33と負荷予測監視手段39であり、監視制御対
象機器側では負荷予測情報取得手段31である。
【0032】次に作用について説明する。監視制御装置
11にて定周期監視からの負荷予測要求等により、監視
制御対象機器12の負荷予測情報を取得する必要が生じ
た場合は、監視制御装置11は、負荷予測監視手段39
を介して監視制御対象機器12を特定するデータを負荷
予測情報取得手段31へ渡す。
11にて定周期監視からの負荷予測要求等により、監視
制御対象機器12の負荷予測情報を取得する必要が生じ
た場合は、監視制御装置11は、負荷予測監視手段39
を介して監視制御対象機器12を特定するデータを負荷
予測情報取得手段31へ渡す。
【0033】負荷予測情報取得手段31はいわゆるエー
ジェントであり、監視制御対象を保持したまま送出手段
23s及び通信手段13を用いて特定された監視制御対
象機器12へ送出される。監視制御対象機器12に送出
された負荷予測情報取得手段31は受信手段24cを介
して監視制御対象機器12へ移動し、負荷情報データ3
4に保存された監視制御対象機器の通過電流データを取
得し、負荷の予測編集を行なう。
ジェントであり、監視制御対象を保持したまま送出手段
23s及び通信手段13を用いて特定された監視制御対
象機器12へ送出される。監視制御対象機器12に送出
された負荷予測情報取得手段31は受信手段24cを介
して監視制御対象機器12へ移動し、負荷情報データ3
4に保存された監視制御対象機器の通過電流データを取
得し、負荷の予測編集を行なう。
【0034】負荷予測は負荷情報データ34に保存され
ている過去の実績値(24時間の電流値)をもとに予測
時点から数時間後の電流比率を計算し、現在電流にその
比率を乗じることで予測を行なう。負荷予測情報取得手
段31はデータの取得,編集後、送出手段23c,通信
手段13を介して取得,編集した負荷予測情報データと
共に、自分自身を監視制御装置11に送出する。
ている過去の実績値(24時間の電流値)をもとに予測
時点から数時間後の電流比率を計算し、現在電流にその
比率を乗じることで予測を行なう。負荷予測情報取得手
段31はデータの取得,編集後、送出手段23c,通信
手段13を介して取得,編集した負荷予測情報データと
共に、自分自身を監視制御装置11に送出する。
【0035】監視制御装置11では受信手段24sによ
り負荷予測情報取得手段31を受信する。この結果、負
荷予測情報取得手段31は、負荷予測情報入力手段32
を介して監視制御装置11に要求された監視制御対象機
器12の負荷予測情報を配電系統負荷予測データ33へ
入力する。本実施の形態によれば、監視制御対象機器側
で負荷予測情報を計算するので、監視制御装置の負荷を
減らすことができる。又、計算方法に変更が生じた場合
でも、監視制御装置側のソフトウェアを変更すれば良い
ので、ソフトウェアの保守が容易となる。
り負荷予測情報取得手段31を受信する。この結果、負
荷予測情報取得手段31は、負荷予測情報入力手段32
を介して監視制御装置11に要求された監視制御対象機
器12の負荷予測情報を配電系統負荷予測データ33へ
入力する。本実施の形態によれば、監視制御対象機器側
で負荷予測情報を計算するので、監視制御装置の負荷を
減らすことができる。又、計算方法に変更が生じた場合
でも、監視制御装置側のソフトウェアを変更すれば良い
ので、ソフトウェアの保守が容易となる。
【0036】図6は本発明の[請求項4]に係る配電系
統監視制御システムの実施の形態を示す構成図である。
図6において、図1と同一機能部分については同一符号
を付して説明を省略する。本実施の形態では、監視制御
対象機器側の状態変化情報を得るようにしたものであ
り、そのために付加された構成は監視制御装置側では状
態変化検出手段35と状態変化情報入力手段36であ
り、監視制御対象機器側では状態変化検出手段35であ
る。
統監視制御システムの実施の形態を示す構成図である。
図6において、図1と同一機能部分については同一符号
を付して説明を省略する。本実施の形態では、監視制御
対象機器側の状態変化情報を得るようにしたものであ
り、そのために付加された構成は監視制御装置側では状
態変化検出手段35と状態変化情報入力手段36であ
り、監視制御対象機器側では状態変化検出手段35であ
る。
【0037】次に作用について説明する。監視制御装置
11にて定周期監視,操作員Mからの選択監視要求等に
より、監視制御対象機器12の状態変化有無を確認する
必要が生じた場合に、監視制御装置11は監視制御手段
21を介して、配電系統状態データ27における監視制
御対象機器12の現在状態情報を状態変化検出手段35
へ渡す。
11にて定周期監視,操作員Mからの選択監視要求等に
より、監視制御対象機器12の状態変化有無を確認する
必要が生じた場合に、監視制御装置11は監視制御手段
21を介して、配電系統状態データ27における監視制
御対象機器12の現在状態情報を状態変化検出手段35
へ渡す。
【0038】状態変化検出手段35はいわゆるエージェ
ントであって、現在状態情報を保持したまま送出手段2
3s及び通信手段13を用いて特定された監視制御対象
機器12へ送出される。監視制御対象機器12に送出さ
れた状態変化検出手段35は受信手段24cを介して監
視制御対象機器12へ移動し、保持している現在状態情
報と状態情報データ25を比較し、状態変化が検出され
た場合は、状態変化情報を取得する。
ントであって、現在状態情報を保持したまま送出手段2
3s及び通信手段13を用いて特定された監視制御対象
機器12へ送出される。監視制御対象機器12に送出さ
れた状態変化検出手段35は受信手段24cを介して監
視制御対象機器12へ移動し、保持している現在状態情
報と状態情報データ25を比較し、状態変化が検出され
た場合は、状態変化情報を取得する。
【0039】状態変化検出手段35は状態変化情報を取
得した場合に限り、送出手段23c,通信手段13を介
して状態変化情報と共に、自分自身を監視制御装置11
に送出する。監視制御装置11では受信手段24sによ
り状態変化検出手段35を受信する。この結果、状態変
化検出手段35は状態変化情報入力手段36を介して状
態変化情報を配電系統状態データ27に入力し、監視制
御対象機器12の状態情報を更新する。本実施の形態に
よれば、状態変化検出情報を得ることができる。
得した場合に限り、送出手段23c,通信手段13を介
して状態変化情報と共に、自分自身を監視制御装置11
に送出する。監視制御装置11では受信手段24sによ
り状態変化検出手段35を受信する。この結果、状態変
化検出手段35は状態変化情報入力手段36を介して状
態変化情報を配電系統状態データ27に入力し、監視制
御対象機器12の状態情報を更新する。本実施の形態に
よれば、状態変化検出情報を得ることができる。
【0040】図7は本発明の[請求項5]に係る配電系
統監視制御システムの実施の形態を示す構成図である。
図7において、図6と同一機能部分については同一符号
を付して説明を省略する。本実施の形態では、図6の状
態変化検出手段35に状態変化判定手段37を付加した
ことを構成上の特徴としている。
統監視制御システムの実施の形態を示す構成図である。
図7において、図6と同一機能部分については同一符号
を付して説明を省略する。本実施の形態では、図6の状
態変化検出手段35に状態変化判定手段37を付加した
ことを構成上の特徴としている。
【0041】次に作用について説明する。監視制御装置
11にて定周期監視,操作員Mからの選択監視要求等に
より、監視制御対象機器12の状態変化を監視する必要
が生じた場合、監視制御装置11は監視制御手段21を
介して監視制御対象機器12を特定するデータを状変検
出手段35へ渡す。
11にて定周期監視,操作員Mからの選択監視要求等に
より、監視制御対象機器12の状態変化を監視する必要
が生じた場合、監視制御装置11は監視制御手段21を
介して監視制御対象機器12を特定するデータを状変検
出手段35へ渡す。
【0042】状態変化検出手段35はいわゆるエージェ
ントであって、監視制御対象を保持したまま送出手段2
3s及び通信手段13を用いて特定された監視制御対象
機器12へ送出される。この時、状態変化判定手段37
も配電系統状態データ27から系統状態判定に必要な系
統状態データ(開閉器の入/切状態及び系統充停電状態
など)を取り出し、それを保持したまま送出手段23s
及び通信手段13を用いて監視制御対象機器12へ送出
される。
ントであって、監視制御対象を保持したまま送出手段2
3s及び通信手段13を用いて特定された監視制御対象
機器12へ送出される。この時、状態変化判定手段37
も配電系統状態データ27から系統状態判定に必要な系
統状態データ(開閉器の入/切状態及び系統充停電状態
など)を取り出し、それを保持したまま送出手段23s
及び通信手段13を用いて監視制御対象機器12へ送出
される。
【0043】監視制御対象機器12に送出された状態変
化検出手段35,状態変化判定手段37は、受信手段2
4cを介して監視制御対象機器12へ移動する。状態変
化検出手段35は状態情報データ25に保存された監視
制御対象機器の状態データを取得して状態変化の有無を
判定し、変化有の場合、状態変化判定手段37に通知す
る。
化検出手段35,状態変化判定手段37は、受信手段2
4cを介して監視制御対象機器12へ移動する。状態変
化検出手段35は状態情報データ25に保存された監視
制御対象機器の状態データを取得して状態変化の有無を
判定し、変化有の場合、状態変化判定手段37に通知す
る。
【0044】状態変化判定手段37は前記系統状態デー
タをもとに、状変した監視制御対象機器の状態変化に対
する通知要否を判定し(監視制御手段21で把握した区
間の充停電と監視制御対象機器の電源情報が一致した場
合は通知不要とする)、通知不要と判定した場合、取得
した状態情報を無効とし、監視制御装置へ通知しないよ
うにする。
タをもとに、状変した監視制御対象機器の状態変化に対
する通知要否を判定し(監視制御手段21で把握した区
間の充停電と監視制御対象機器の電源情報が一致した場
合は通知不要とする)、通知不要と判定した場合、取得
した状態情報を無効とし、監視制御装置へ通知しないよ
うにする。
【0045】監視制御対象機器が他にある場合は、状態
変化検出手段35,状態変化判定手段37を当該監視制
御対象機器へ派遣(出力)し、前記状態変化判定を実施
し、送出手段23c,通信手段13を介して取得,編集
した状態情報と共に、自分自身を監視制御装置11に送
出する。
変化検出手段35,状態変化判定手段37を当該監視制
御対象機器へ派遣(出力)し、前記状態変化判定を実施
し、送出手段23c,通信手段13を介して取得,編集
した状態情報と共に、自分自身を監視制御装置11に送
出する。
【0046】監視制御装置11では受信手段24sによ
り状態変化検出手段35,状態変化判定手段37を受信
する。状態変化判定手段37は取得した監視制御対象機
器の状態情報を、状態変化入力手段36を介して配電系
統状態データ27へ入力する。本実施の形態によれば、
状態変化を判定し検出することができる。
り状態変化検出手段35,状態変化判定手段37を受信
する。状態変化判定手段37は取得した監視制御対象機
器の状態情報を、状態変化入力手段36を介して配電系
統状態データ27へ入力する。本実施の形態によれば、
状態変化を判定し検出することができる。
【0047】図8は本発明の[請求項6]に係る配電系
統監視制御システムの実施の形態を示す構成図である。
図8において、図1と同一機能部分については同一符号
を付して説明を省略する。本実施の形態では、事故発生
後に再閉路によって遮断器が投入された後の事故区間を
検出しようとするものであり、そのために付加された構
成は事故区間検出手段38である。
統監視制御システムの実施の形態を示す構成図である。
図8において、図1と同一機能部分については同一符号
を付して説明を省略する。本実施の形態では、事故発生
後に再閉路によって遮断器が投入された後の事故区間を
検出しようとするものであり、そのために付加された構
成は事故区間検出手段38である。
【0048】次に作用について説明する。事故再閉路に
より遮断器が投入され事故区間情報を取得する必要が生
じた場合、監視制御装置11は監視制御手段21を介し
て事故区間検出手段38へ監視制御対象機器情報を渡
す。この監視制御対象機器情報には、遮断器投入により
送電される範囲の監視制御対象機器,各機器の投入時
限,エージェントの派遣順序などが含まれる。
より遮断器が投入され事故区間情報を取得する必要が生
じた場合、監視制御装置11は監視制御手段21を介し
て事故区間検出手段38へ監視制御対象機器情報を渡
す。この監視制御対象機器情報には、遮断器投入により
送電される範囲の監視制御対象機器,各機器の投入時
限,エージェントの派遣順序などが含まれる。
【0049】事故区間判定方法の一例としては、監視制
御対象機器の投入時限順に機器状態を取得して、電源側
が全て入状態で、その後、切状態の機器が見つかれば、
その負荷側を事故区間とする方法がある。事故区間検出
手段38はいわゆるエージェントであって、監視制御対
象を保持したまま送出手段23s及び通信手段13を用
いて、最初の事故区間判定対象機器である監視制御対象
機器12へ送出される。
御対象機器の投入時限順に機器状態を取得して、電源側
が全て入状態で、その後、切状態の機器が見つかれば、
その負荷側を事故区間とする方法がある。事故区間検出
手段38はいわゆるエージェントであって、監視制御対
象を保持したまま送出手段23s及び通信手段13を用
いて、最初の事故区間判定対象機器である監視制御対象
機器12へ送出される。
【0050】監視制御対象機器12に送出された事故区
間検出手段38は受信手段24cを介して監視制御対象
機器12へ移動し、状態情報データ25に保存された監
視制御対象機器の状態を取得し、その入/切状態により
事故区間を判定する。監視制御対象機器の状態が切状態
であれば事故区間を検出したとする。
間検出手段38は受信手段24cを介して監視制御対象
機器12へ移動し、状態情報データ25に保存された監
視制御対象機器の状態を取得し、その入/切状態により
事故区間を判定する。監視制御対象機器の状態が切状態
であれば事故区間を検出したとする。
【0051】上記のように事故区間を検出した場合は、
事故区間検出手段38は送出手段23c,通信手段13
を介して取得した事故区間情報と共に、自分自身を監視
制御装置11に送出する。監視制御装置11では受信手
段24sにより事故区間検出手段38を受信する。事故
区間検出手段38は取得した事故区間情報を監視制御手
順21に通知する。
事故区間検出手段38は送出手段23c,通信手段13
を介して取得した事故区間情報と共に、自分自身を監視
制御装置11に送出する。監視制御装置11では受信手
段24sにより事故区間検出手段38を受信する。事故
区間検出手段38は取得した事故区間情報を監視制御手
順21に通知する。
【0052】なお、監視制御装置11に存在する事故区
間検出手段38は、前述のようにいわゆるエージェント
であって、監視制御対象機器12で事故区間を検出でき
なかった場合は、その負荷側の監視制御対象機器へ順次
自分自身を派遣(出力)し、前記と同様の事故区間判定
を行ない、事故区間を検出した場合、本来の派遣(出
力)元である監視制御装置11に戻る。
間検出手段38は、前述のようにいわゆるエージェント
であって、監視制御対象機器12で事故区間を検出でき
なかった場合は、その負荷側の監視制御対象機器へ順次
自分自身を派遣(出力)し、前記と同様の事故区間判定
を行ない、事故区間を検出した場合、本来の派遣(出
力)元である監視制御装置11に戻る。
【0053】図9は事故区間検出手段(エージェント)
38の一連の処理内容を示すフローチャートである。監
視制御装置11内にてステップS91による事故区間判
定対象の監視制御対象機器を受け取る処理がなされ、そ
の後、事故区間検出手段38自身は監視制御対象機器1
2に送出され、監視制御対象機器12内にてステップS
92〜ステップS94の処理がなされる。
38の一連の処理内容を示すフローチャートである。監
視制御装置11内にてステップS91による事故区間判
定対象の監視制御対象機器を受け取る処理がなされ、そ
の後、事故区間検出手段38自身は監視制御対象機器1
2に送出され、監視制御対象機器12内にてステップS
92〜ステップS94の処理がなされる。
【0054】即ち、ステップS92では現状状態を収集
し、ステップS93では現在状態より事故区間判定す
る。そしてステップS94では事故区間検出か又は終了
かを判断し、その後、事故区間検出手段38は監視制御
装置11に送出され、監視制御装置11内でステップS
95が処理され終了する。本実施の形態によれば、再閉
路後の事故区間検出が可能である。
し、ステップS93では現在状態より事故区間判定す
る。そしてステップS94では事故区間検出か又は終了
かを判断し、その後、事故区間検出手段38は監視制御
装置11に送出され、監視制御装置11内でステップS
95が処理され終了する。本実施の形態によれば、再閉
路後の事故区間検出が可能である。
【0055】図10は本発明の[請求項7]に係る配電
系統監視制御システムの実施の形態を示す構成図であ
る。図10において、図1と同一機能部分については同
一符号を付して説明を省略する。本実施の形態では、監
視制御対象機器に対して操作を行なう必要があれば操作
するようにしたものであり、そのために付加した構成は
操作手段40である。
系統監視制御システムの実施の形態を示す構成図であ
る。図10において、図1と同一機能部分については同
一符号を付して説明を省略する。本実施の形態では、監
視制御対象機器に対して操作を行なう必要があれば操作
するようにしたものであり、そのために付加した構成は
操作手段40である。
【0056】次に作用について説明する。監視制御装置
11にて事故時の自動操作,機器の定周期操作,操作員
Mからの操作要求等により、監視制御対象機器12の操
作を行なう必要が生じた場合、監視制御装置11は監視
制御手段21を介して、監視制御対象機器12を特定す
るデータを操作手段40へ渡す。
11にて事故時の自動操作,機器の定周期操作,操作員
Mからの操作要求等により、監視制御対象機器12の操
作を行なう必要が生じた場合、監視制御装置11は監視
制御手段21を介して、監視制御対象機器12を特定す
るデータを操作手段40へ渡す。
【0057】操作手段40はいわゆるエージェントであ
って、監視制御対象を保持したまま送出手段23s及び
通信手段13を用いて、特定された監視制御対象機器1
2へ送出される。監視制御対象機器12に送出された操
作手段40は受信手段24cを介して監視制御対象機器
12へ移動し、要求された操作を実施する。
って、監視制御対象を保持したまま送出手段23s及び
通信手段13を用いて、特定された監視制御対象機器1
2へ送出される。監視制御対象機器12に送出された操
作手段40は受信手段24cを介して監視制御対象機器
12へ移動し、要求された操作を実施する。
【0058】操作手段40は操作の後、送出手段23
c,通信手段13を介して取得,操作した結果と共に、
自分自身を監視制御装置11に送出する。監視制御装置
11では受信手段24sにより操作手段40を受信す
る。この結果、操作手段40は状態情報入力手段26を
介して監視制御装置11に要求された監視制御対象機器
12の操作結果情報を配電系統状態データ27へ入力す
る。本実施の形態によれば、必要があれば制御対象機器
を操作できる。
c,通信手段13を介して取得,操作した結果と共に、
自分自身を監視制御装置11に送出する。監視制御装置
11では受信手段24sにより操作手段40を受信す
る。この結果、操作手段40は状態情報入力手段26を
介して監視制御装置11に要求された監視制御対象機器
12の操作結果情報を配電系統状態データ27へ入力す
る。本実施の形態によれば、必要があれば制御対象機器
を操作できる。
【0059】図11は本発明の[請求項8]に係る配電
系統監視制御システムの実施の形態を示す構成図であ
る。図11において、図1と同一機能部分については同
一符号を付して説明を省略する。本実施の形態では、制
御対象の通過許容電流を検出するようにしたものであ
り、そのために付加された構成は監視制御装置側で通過
電流取得手段41と、監視制御対象機器側で通過電流情
報データ42である。
系統監視制御システムの実施の形態を示す構成図であ
る。図11において、図1と同一機能部分については同
一符号を付して説明を省略する。本実施の形態では、制
御対象の通過許容電流を検出するようにしたものであ
り、そのために付加された構成は監視制御装置側で通過
電流取得手段41と、監視制御対象機器側で通過電流情
報データ42である。
【0060】次に作用について説明する。通過電流取得
手段41は通過電流情報データ42と、監視制御対象機
器12の持つ機器固有の通過許容電流や、監視制御装置
11から指定された通過許容電流などと比較を行ない、
通過許容電流を超えているかどうかを判定して監視制御
装置へ通知する。監視制御装置への通知には判定結果の
情報に加えて、各監視制御対象機器内でどれぐらい通過
許容電流をオーバーしているのか、通過許容電流オーバ
ーが何時間継続しているのかを含めることができる。
手段41は通過電流情報データ42と、監視制御対象機
器12の持つ機器固有の通過許容電流や、監視制御装置
11から指定された通過許容電流などと比較を行ない、
通過許容電流を超えているかどうかを判定して監視制御
装置へ通知する。監視制御装置への通知には判定結果の
情報に加えて、各監視制御対象機器内でどれぐらい通過
許容電流をオーバーしているのか、通過許容電流オーバ
ーが何時間継続しているのかを含めることができる。
【0061】次にエージェントである通過電流取得手段
41の処理手順について図11及び図12により説明す
る。まず、監視制御装置11は監視制御対象機器12の
訪問先を指定して、通過電流取得手段41を送出手段2
3sを用いて送出する(ステップS121)。訪問先と
して複数の監視制御対象機器12が指定された場合は、
個々の監視制御対象機器を順に巡回する。
41の処理手順について図11及び図12により説明す
る。まず、監視制御装置11は監視制御対象機器12の
訪問先を指定して、通過電流取得手段41を送出手段2
3sを用いて送出する(ステップS121)。訪問先と
して複数の監視制御対象機器12が指定された場合は、
個々の監視制御対象機器を順に巡回する。
【0062】通過電流取得手段41は同時に複数送出し
てもよい。最初の監視制御対象機器12を訪れた通過電
流取得手段41は、通過電流情報データ42により当該
機器の通過電流を取得する(ステップS122)。通過
許容電流とこの結果とを比較して必要であれば監視制御
装置に通知する(ステップS123)。この通知は、各
監視制御対象機器から個別に行なっても、全ての監視制
御対象機器を訪問し終えた後にまとめて行なってもよ
い。
てもよい。最初の監視制御対象機器12を訪れた通過電
流取得手段41は、通過電流情報データ42により当該
機器の通過電流を取得する(ステップS122)。通過
許容電流とこの結果とを比較して必要であれば監視制御
装置に通知する(ステップS123)。この通知は、各
監視制御対象機器から個別に行なっても、全ての監視制
御対象機器を訪問し終えた後にまとめて行なってもよ
い。
【0063】次に通過電流取得手段41に指定された訪
問先を全て訪問したかチェックを行ない(ステップS1
24)、未訪問の監視制御対象機器が残っていればそこ
に移動する(ステップS125)。全てを訪問し終えた
場合は、送出元の監視制御装置11に戻る(ステップS
126)。
問先を全て訪問したかチェックを行ない(ステップS1
24)、未訪問の監視制御対象機器が残っていればそこ
に移動する(ステップS125)。全てを訪問し終えた
場合は、送出元の監視制御装置11に戻る(ステップS
126)。
【0064】本実施の形態によれば、通過電流取得手段
41が各監視制御対象機器を訪れて通過許容電流を取得
するため、どの機器において通過許容電流オーバーが発
生しているのかを正確に検出することができる。又、通
過電流が正常範囲内であれば監視制御装置11に通知し
ないようにすることで、監視制御装置11の負荷を低減
することができる。又、監視制御対象機器12自身の通
過許容電流として機器内に保存された値を判定基準とし
て使用すれば、監視制御対象機器12の交換などによっ
て通過許容電流値が変化した場合でも、監視制御装置1
1側の情報を変更不要とすることができる。
41が各監視制御対象機器を訪れて通過許容電流を取得
するため、どの機器において通過許容電流オーバーが発
生しているのかを正確に検出することができる。又、通
過電流が正常範囲内であれば監視制御装置11に通知し
ないようにすることで、監視制御装置11の負荷を低減
することができる。又、監視制御対象機器12自身の通
過許容電流として機器内に保存された値を判定基準とし
て使用すれば、監視制御対象機器12の交換などによっ
て通過許容電流値が変化した場合でも、監視制御装置1
1側の情報を変更不要とすることができる。
【0065】上記した各説明において記載した手法は、
コンピュータに実行させることのできるプログラムとし
て、例えば磁気ディスク,光ディスク,半導体メモリな
どの記憶媒体に書き込んで、各種装置に適用したり、通
信媒体により伝送して各種装置に適用することも可能で
ある。又、これらを実現するコンピュータは、記憶媒体
に記憶されたプログラムを読み込み、このプログラムに
よって動作が制御されることにより、上述した処理を実
行する。
コンピュータに実行させることのできるプログラムとし
て、例えば磁気ディスク,光ディスク,半導体メモリな
どの記憶媒体に書き込んで、各種装置に適用したり、通
信媒体により伝送して各種装置に適用することも可能で
ある。又、これらを実現するコンピュータは、記憶媒体
に記憶されたプログラムを読み込み、このプログラムに
よって動作が制御されることにより、上述した処理を実
行する。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればエ
ージェントにより監視制御対象機器に対し、状態取得や
状態更新の監視制御装置への通知手段を付加すること
で、従来の配電系統監視制御システムに集中していた処
理を分散化し、監視制御対象数の増加や機能向上による
計算機負荷の上昇を防ぐことができる。
ージェントにより監視制御対象機器に対し、状態取得や
状態更新の監視制御装置への通知手段を付加すること
で、従来の配電系統監視制御システムに集中していた処
理を分散化し、監視制御対象数の増加や機能向上による
計算機負荷の上昇を防ぐことができる。
【図1】本発明による配電系統監視制御システムの第1
の実施の形態を示す構成図。
の実施の形態を示す構成図。
【図2】配電系統状態の表示例。
【図3】図1の状態情報取得手段の処理内容を示すフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図4】本発明による配電系統監視制御システムの第2
の実施の形態を示す構成図。
の実施の形態を示す構成図。
【図5】本発明による配電系統監視制御システムの第3
の実施の形態を示す構成図。
の実施の形態を示す構成図。
【図6】本発明による配電系統監視制御システムの第4
の実施の形態を示す構成図。
の実施の形態を示す構成図。
【図7】本発明による配電系統監視制御システムの第5
の実施の形態を示す構成図。
の実施の形態を示す構成図。
【図8】本発明による配電系統監視制御システムの第6
の実施の形態を示す構成図。
の実施の形態を示す構成図。
【図9】図8の事故区間検出手段の処理内容を示すフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図10】本発明による配電系統監視制御システムの第
7の実施の形態を示す構成図。
7の実施の形態を示す構成図。
【図11】本発明による配電系統監視制御システムの第
8の実施の形態を示す構成図。
8の実施の形態を示す構成図。
【図12】図11の通過電流取得手段の処理内容を示す
フローチャート。
フローチャート。
【図13】従来の配電系統監視制御システムの構成を示
す図。
す図。
M 操作員 11,111,112 監視制御装置 12,121,122 監視制御対象機器 13 通信手段 21 監視制御手段 22 状態情報取得手段(エージェント) 23 送出手段 24 受信手段 25 状態情報データ 26 状態情報入力手段 27 配電系統状態データ 28 計測値情報取得手段(エージェント) 29 計測値情報データ 30 計測値情報入力手段 31 負荷予測情報取得手段(エージェント) 32 負荷予測情報入力手段 33 配電系統負荷予測データ 34 負荷情報データ 35 状態変化検出手段(エージェント) 36 状態変化情報入力手段 37 状態変化判定手段(エージェント) 38 事故区間検出手段(エージェント) 39 負荷予測監視手段 40 操作手段 41 通過電流取得手段 42 通過電流情報データ 200 変電所 201〜206 開閉器 211〜216 区間 101 監視制御装置 102 表示操作装置 103 通信手段 104 入出力装置 105 操作対象機器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北原 謙二 福岡県福岡市中央区長浜二丁目4番1号 株式会社東芝九州支社内 (72)発明者 清水 正直 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 浜田 浩 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 Fターム(参考) 5G064 AA04 AC08 CB06 DA03 5H209 AA20 CC13 DD04 DD08 DD13 GG04 GG08 SS02 SS06 5H223 AA19 CC08 CC09 DD03 DD05 EE13
Claims (9)
- 【請求項1】 入力された系統の状態情報を編集し、系
統の監視,制御を行なう1台以上の計算機で構成された
監視制御装置と、系統の状態情報を保存する監視制御対
象機器と、前記監視制御装置と監視制御対象機器とを接
続する通信ネットワークとからなる系統監視制御システ
ムにおいて、前記監視制御装置にはエージェントによる
1台以上の監視制御対象機器を対象とする状態情報取得
手段を備え、前記監視制御装置にて監視制御対象機器の
状態情報を取得する必要が生じた場合に、通信ネットワ
ークを介して前記エージェントによる状態情報取得手段
を対象とする監視制御対象機器に移動させ、取得対象と
なる監視制御対象機器の状態情報取得を行なった後、前
記監視制御装置に戻して取得した状態情報を状態情報入
力手段を介して監視制御装置に入力することを特徴とす
る系統監視制御システム。 - 【請求項2】 系統の監視,制御を行なう1台以上の計
算機で構成された監視制御装置と、系統の計測値情報を
保存する監視制御対象機器と、前記監視制御装置と監視
制御対象機器とを接続する通信ネットワークとからなる
系統監視制御システムにおいて、前記監視制御装置には
エージェントによる1台以上の監視制御対象機器を対象
とする計測値情報取得手段を備え、前記監視制御装置に
て監視制御対象機器の計測値情報を取得する必要が生じ
た場合に、通信ネットワークを介して前記エージェント
による計測値情報取得手段を対象とする監視制御対象機
器に移動させ、対象となる監視制御対象機器の計測値情
報の収集及び編集を行なった後、前記監視制御装置に戻
して取得した計測値情報を監視制御装置に入力すること
を特徴とする系統監視制御システム。 - 【請求項3】 系統の監視,制御を行なう1台以上の計
算機で構成された監視制御装置と、系統の負荷予測情報
取得手段及び負荷情報更新手段を有する監視制御対象機
器と、前記監視制御装置と監視制御対象機器とを接続す
る通信ネットワークとからなる系統監視制御システムに
おいて、前記監視制御装置にはエージェントによる1台
以上の監視制御対象機器を対象とする負荷予測情報取得
手段を備え、前記監視制御装置にて監視制御対象機器の
負荷予測情報を取得する必要が生じた場合に、通信ネッ
トワークを介して前記エージェントによる負荷予測情報
取得手段を対象とする監視制御対象機器に移動させ、対
象となる監視制御対象機器の負荷予測情報収集及び編集
を行なった後、前記監視制御装置に戻して前記取得した
負荷予測情報を監視制御装置に入力することを特徴とす
る系統監視制御システム。 - 【請求項4】 系統の監視,制御を行なう1台以上の計
算機で構成された監視制御装置と、系統の状態情報を保
存する監視制御対象機器と、前記監視制御装置と監視制
御対象機器とを接続する通信ネットワークとからなる系
統監視制御システムにおいて、前記監視制御装置にはエ
ージェントによる1台以上の監視制御対象機器を対象と
する状態変化検出手段を備え、前記監視制御装置の保持
する対象となる監視制御対象機器の状態情報を状態変化
検出手段に与えると共に、通信ネットワークを介して前
記エージェントによる状態変化検出手段を対象とする監
視制御対象機器に移動させ、移動先の監視制御対象機器
で状態変化を検出した場合、前記監視制御装置に戻して
取得した状態変化情報を監視制御装置に入力することを
特徴とする系統監視制御システム。 - 【請求項5】 請求項4記載の系統監視制御システムに
おいて、前記状態変化検出手段に加え、状態変化の妥当
性判断を行ない、妥当と判定した状態情報のみ前記監視
制御装置に戻して取得した状態情報を監視制御装置に入
力する状態変化判定手段を備えたことを特徴とする系統
監視制御システム。 - 【請求項6】 系統の監視,制御を行なう1台以上の計
算機で構成された監視制御装置と、系統の状態情報を保
存する監視制御対象機器と、前記監視制御装置と監視制
御対象機器とを接続する通信ネットワークとからなる系
統監視制御システムにおいて、前記監視制御装置にはエ
ージェントによる1台以上の監視制御対象機器を対象と
する事故区間検出手段を備え、前記監視制御装置にて事
故区間情報を取得する必要が生じた場合に、前記エージ
ェントによる事故区間検出手段を通信ネットワークを介
して監視制御対象機器に対して送出し、監視制御対象機
器に保存されている前記状態情報をもとに事故区間の判
定を行ない、事故区間を検出するまで電源側の監視対象
機器から負荷側の監視対象機器へ順次エージェントを移
動させ、その後前記監視制御装置に戻して取得した事故
区間情報を監視制御装置に入力することを特徴とする系
統監視制御システム。 - 【請求項7】 系統の監視,制御を行なう1台以上の計
算機で構成された監視制御装置と、系統の機器へ制御出
力を出す監視制御対象機器と、前記監視制御装置と監視
制御対象機器とを接続する通信ネットワークとからなる
系統監視制御システムにおいて、前記監視制御装置には
エージェントによる1台以上の監視制御対象機器を対象
とする制御手段を備え、前記監視制御装置にて監視制御
対象機器の制御を行なう必要が生じた場合に、前記エー
ジェントからなる機器制御手段を通信ネットワークを介
して監視制御対象機器に移動させ、監視制御対象機器の
制御を行なった後に、前記監視制御装置へ戻して制御結
果を監視制御装置に入力することを特徴とする系統監視
制御システム。 - 【請求項8】 系統の監視,制御を行なう1台以上の計
算機で構成された監視制御装置と、電流値を含む系統の
計測値情報を保存する監視制御対象機器と、前記監視制
御装置と監視制御対象機器とを接続する通信ネットワー
クとからなる系統監視制御システムにおいて、前記監視
制御装置にはエージェントによる通過電流取得手段を備
え、監視制御対象機器の通過電流の測定及び監視制御対
象機器が保持する通過許容電流値との比較を行なった
後、通信ネットワークを介して監視制御装置へ移動し、
取得した通過電流値及び通過許容電流の超過情報を監視
制御装置に入力することを特徴とする系統監視制御シス
テム。 - 【請求項9】 入力された系統の状態情報を編集し、系
統の監視,制御を行なう1台以上の計算機で構成された
監視制御装置と、遮断器や開閉器等の状態情報を保存す
る状態情報データを有する監視制御対象機器と、前記監
視制御装置と監視制御対象機器とを接続する通信ネット
ワークとからなる系統監視制御システムにおいて、前記
監視制御装置にはエージェントによる1台以上の監視制
御対象機器を対象とする状態情報取得手段を実行する機
能と、監視制御装置にて監視制御対象機器の状態情報を
取得する必要が生じた場合に、通信ネットワークを介し
て前記エージェントによる状態情報取得手段を対象とす
る監視制御対象機器に移動させ、取得対象となる監視制
御対象機器の状態情報取得を行なった後、前記監視制御
装置に戻して取得した状態情報を状態情報入力手段を介
して監視制御装置に入力するための機能とを実行するプ
ログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000001237A JP2001197687A (ja) | 2000-01-07 | 2000-01-07 | 系統監視制御システムとそのプログラムを記憶した記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000001237A JP2001197687A (ja) | 2000-01-07 | 2000-01-07 | 系統監視制御システムとそのプログラムを記憶した記憶媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001197687A true JP2001197687A (ja) | 2001-07-19 |
Family
ID=18530486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000001237A Pending JP2001197687A (ja) | 2000-01-07 | 2000-01-07 | 系統監視制御システムとそのプログラムを記憶した記憶媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001197687A (ja) |
-
2000
- 2000-01-07 JP JP2000001237A patent/JP2001197687A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20040119 |