JP2001197481A - 撮影システム - Google Patents

撮影システム

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JP2001197481A JP2000004863A JP2000004863A JP2001197481A JP 2001197481 A JP2001197481 A JP 2001197481A JP 2000004863 A JP2000004863 A JP 2000004863A JP 2000004863 A JP2000004863 A JP 2000004863A JP 2001197481 A JP2001197481 A JP 2001197481A
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正光 斉藤
Toshiaki Tsutsui
俊明 筒井
Shinji Kanbara
信治 蒲原
Tetsuji Naoi
哲二 直井
Ushio Inoue
潮 井上
Koji Miyajima
耕治 宮島
Hatsuo Kimura
初夫 木村
Toshiji Katsumata
敏次 勝又
Satoshi Nishiyama
智 西山
Yukio Tanaka
行男 田中
Akinori Kosako
明徳 小迫
Yoshikazu Noumoto
良和 納本
Hiroyoshi Ueno
広義 植野
Akio Komiya
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周囲の視界状況に拘わらず、空中から目標物
を正確に撮影する。 【解決手段】 表示部30に表示されている2次元地図
31上に、目標物が存在する撮影対象位置32,撮影対
象範囲33,カメラが撮影している映像位置71aが表
示されている。キーを操作することにより、映像位置7
1aを、71b,71cと移動させ、撮影対象位置32
に重ね合わせることにより、カメラの視軸方向を制御し
て目標物を撮影する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、目標物を空中か
ら撮影する場合に、周囲の視界状況に拘わらず、その目
標物を正確に撮影する撮影システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ヘリコプターを使用して目標物を撮影す
る場合、ヘリコプターの飛行前に、パイロットと撮影者
との間で、目標物の位置、撮影範囲、カメラの種類、飛
行ルート、撮影計画等について詳細打ち合わせを実施す
る。そして、決定した飛行ルートで目標物の近くの上空
までヘリコプターを移動させ、撮影者が目標物を目視で
探して、カメラが捕らえている映像をモニタしながら、
カメラを目標物の中心に向け、予定された範囲を撮影す
るために、ヘリコプターから目標物までの距離に応じ
て、カメラのズーム比を調整しながら目標物の撮影を実
施している。
【0003】目標物を撮影する過程において、上空から
カメラが撮影している映像位置を2次元地図上で特定し
たい場合に、その映像位置を精度良く特定するのは困難
である。そこで、この課題を解決するものとして、特許
第2695393号公報(特開平8−285590号公
報)に示された「位置特定方法および装置」がある。
【0004】図5は上記公報に示された位置特定方法の
原理を説明する図である。飛行するヘリコプター51に
搭載されたカメラ部61により撮影している映像位置7
1を2次元地図上で特定するときに、映像位置71が2
次元平面73から高度Hの高さの地表面72上に存在す
る場合には、映像位置71の2次元地図上の位置を、映
像位置71を2次元平面73に投影した投影位置75と
判断せずに、カメラ部61から映像位置71までの直線
Lを2次元平面73まで延長した延長交点74と判断し
てしまい、投影位置75と延長交点74との距離の差E
だけの誤差が生じてしまう。しかし、この位置特定方法
では、映像位置71の高度Hの情報を使用して、映像位
置71の2次元地図上の位置を投影位置75と正確に特
定している。
【0005】図6は上記公報に開示されている従来の撮
影システムの構成を示すブロック図である。この撮影シ
ステムはヘリコプター51に搭載されるものであり、カ
メラ部61は、ジャイロを内蔵するジンバル61bと、
ジンバル61bに取り付けられたカメラ61aにより構
成される。カメラ制御/ビデオ処理部62は、カメラ部
61を制御すると共に撮影した映像信号の処理を行う。
処理された映像信号はVTR63に記録されモニタ64
に表示される。システム制御部65は、カメラ制御/ビ
デオ処理部62を介して、カメラ部61のカメラ61a
の焦点制御やジンバル61bの方向制御を行う。
【0006】3次元地図データ部66は、地表面72に
ついての高度情報を含む地図データを記憶している。位
置検出部67は、GPS(Global Positi
oning System)衛星からの電波により、ヘ
リコプター51の現在位置を3次元的に測定すると共
に、3次元地図データ部66の記憶内容を読み出して地
図画像を生成する。また、位置検出部67は、ヘリコプ
ター51の機首方向や撮影日付、撮影時間を出力し、さ
らに、映像位置71の表示やその補正も行う。
【0007】データ処理部68は、位置検出部67から
出力されるヘリコプター51の3次元的な位置と、ヘリ
コプター51の機首方向と、3次元地図データ部66の
記憶内容と、カメラ制御/ビデオ処理部62からのジン
バル61bの制御情報から、図5の原理に従って映像位
置71の3次元的な位置を計算し、2次元表示を行うた
めの画像データの処理を行う。
【0008】図7は、データ処理部68が計算した映像
位置71を、モニタ64の2次元地図上に画像表示して
いる状態を示す図である。図において、71はカメラ6
1aが撮影している映像位置、76はカメラ61aの視
野(映像範囲)、77はカメラ61aの方向を示してい
る。以上のようにして、映像位置71を2次元的に特定
すると共に、図7に示すように、特定された映像位置7
1を2次元地図上に表示している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の撮影システムは
以上のように構成されているので、カメラ61aが撮影
している映像位置71を2次元地図上で正確に把握でき
るが、映像位置71が実際に目標物を撮影しているかは
目視で確認しなければならず、遠方から目標物を撮影せ
ざるを得ない場合や、撮影者が目標物付近の地勢を知ら
ない場合や、霧や煙又は夜間のために目標物付近の視界
が悪い場合には、目標物を認識するのが一般的に困難で
あるという課題があった。
【0010】また、目標物を目視で捕らえて、カメラ6
1aからの映像をモニタ64で監視できたとしても、周
囲の風景を全体的に認識できないモニタ64では、ヘリ
コプター51の飛行に伴い、モニタ64を見ながらカメ
ラ61aを正確に目標物に向けている状態を保持するた
めには、撮影者の高度の撮影技術と忍耐が必要になると
いう課題があった。
【0011】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、目標物を上空から撮影する場合
に、周囲の視界状況に拘わらず、目標物を正確に撮影す
ることができる撮影システムを得ることを目的とする。
【0012】また、ヘリコプター51の飛行に伴い、カ
メラ61aを正確に目標物に向けている状態を容易に保
持できる撮影システムを得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る撮影シス
テムは、目標物が存在する撮影対象位置と、その周辺の
撮影対象範囲を撮影する飛行体に搭載されたものにおい
て、保有している2次元地図データにより2次元地図を
表示し、予め設定された上記撮影対象位置の位置情報に
より、上記撮影対象位置を上記2次元地図上に表示し、
予め設定された上記撮影対象範囲を示す情報により、上
記撮影対象範囲を上記2次元地図上に表示し、飛行に伴
い検出している上記飛行体の位置情報と、飛行に伴い検
出している上記飛行体の姿勢情報及び撮影しているカメ
ラの方向制御情報から得られる上記カメラの視軸方向情
報と、保有している3次元地図データから得られる上記
視軸方向と地表面との交点の位置情報により、上記2次
元地図上に上記カメラが捕らえている映像位置を表示
し、上記映像位置と上記カメラの撮影範囲を決めるズー
ム比により、表示されている上記2次元地図上に、上記
カメラが捕らえている映像範囲を所定の形状で表示し、
表示されている上記2次元地図上で、上記映像位置を上
記撮影対象位置に重ね合わせることにより2次元の変化
情報を求め、求めた上記2次元の変化情報と、飛行に伴
い検出している上記飛行体の位置情報に基づき、上記カ
メラの視軸方向を制御して上記目標物を撮影するもので
ある。
【0014】この発明に係る撮影システムは、表示され
ている2次元地図上で、映像位置を撮影対象位置に重ね
合わせるときに、撮影対象範囲に対応してカメラのズー
ム比を制御するものである。
【0015】この発明に係る撮影システムは、制御され
たカメラのズーム比に基づき、表示されている映像範囲
を示す所定の形状を変化させるものである。
【0016】この発明に係る撮影システムは、予め設定
された撮影対象位置の位置情報と、飛行に伴い検出して
いる飛行体の位置情報及び姿勢情報に基づき、撮影して
いるカメラの視軸方向を上記撮影対象位置に保持するも
のである。
【0017】この発明に係る撮影システムは、カメラの
視軸方向を撮影対象位置に保持しているときに、飛行に
伴い検出している飛行体の位置情報と、保有している2
次元地図データにより、上記飛行体から撮影対象位置ま
での直線距離を管理し、設定されている撮影対象範囲に
基づき、上記カメラのズーム比を制御するものである。
【0018】この発明に係る撮影システムは、撮影して
いるカメラの視軸方向を撮影対象位置に保持していると
きに、映像範囲を示す所定の形状を明滅させるものであ
る。
【0019】この発明に係る撮影システムは、撮影して
いるカメラの種類に対応して、映像範囲を示す所定の形
状の色を変化させるものである。
【0020】この発明に係る撮影システムは、飛行に伴
い検出している飛行体の位置情報により、表示している
2次元地図上に、上記飛行体の位置/方向を表示するも
のである。
【0021】この発明に係る撮影システムは、飛行に伴
い検出している飛行体の位置情報を記憶しておき、表示
している2次元地図上に、上記飛行体の飛行経路を表示
するものである。
【0022】この発明に係る撮影システムは、カメラが
撮影している動画映像を、2次元地図と共に表示するも
のである。
【0023】この発明に係る撮影システムは、表示して
いる動画映像の映像幅を、保有している2次元地図デー
タにより実距離で表示するものである。
【0024】この発明に係る撮影システムは、保有して
いる2次元地図データにより、表示されている2次元地
図の縮尺と、飛行に伴い検出している飛行体の位置から
撮影対象位置までの水平距離を、2次元地図と共に表示
するものである。
【0025】この発明に係る撮影システムは、予め設定
された撮影対象位置の位置情報と、飛行に伴い検出して
いる飛行体の位置情報及び姿勢情報に基づき、撮影して
いるカメラの視軸方向を上記撮影対象位置に保持するタ
イミング、又は所望のタイミングで、撮影している動画
映像に静止画を抽出するための静止画マークを付加する
ものである。
【0026】この発明に係る撮影システムは、撮影して
いる動画映像とその付帯情報を、飛行体で記録するもの
である。
【0027】この発明に係る撮影システムは、撮影して
いる動画映像と、飛行体で表示している撮影対象位置、
撮影対象範囲、映像位置、映像範囲等の表示情報を含む
付帯情報とを、基地局に送信し、上記基地局で表示され
た2次元地図上で、上記映像位置を上記撮影対象位置に
重ね合わせることにより得られた2次元の変化情報を上
記飛行体に送信し、送信された上記2次元の変化情報
と、飛行に伴い検出している上記飛行体の位置情報に基
づき、カメラの視軸方向を制御して目標物を撮影するも
のである。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による撮
影システムの構成を示す図である。この実施の形態で
も、従来の図5に示す原理を使用して、カメラが現在撮
影している映像位置を2次元地図上で特定している。図
1において、51はヘリコプター(飛行体)、52は地
上等に設置された基地局である。1は、カメラ1aとジ
ンバル1bを備え、撮影するためのカメラ制御情報を入
力し、入力したカメラ制御情報に対応して目標物を撮影
し、撮影した映像信号を出力するカメラ部であり、例え
ば、可視光線カメラや赤外線カメラ等のように、複数種
類のカメラ1aが設置されている。
【0029】また、図1において、2は、カメラ部1の
種類選択、撮影方向、ズーム比(画角)、映像位置の固
定(ロック機能)や解除等のカメラ条件を出力するカメ
ラ制御部であり、3は撮影者とのマンマシーンインタフ
ェースで、目標物が存在する撮影対象位置やカメラ部1
が撮影している映像位置等を2次元地図上に表示し、撮
影者からの指示を入力する撮影指示部である。30は撮
影指示部3に設置されている表示部である。
【0030】さらに、図1において、4は2次元地図デ
ータを保有している2次元地図データ部、5はヘリコプ
ター51のピッチ、ロール等の姿勢情報を検出する姿勢
検出部、6は、GPSにより、ヘリコプター51の位
置、高度、方向、速度等の位置情報を検出する位置検出
部、7は地表面の高さ情報も含んだ3次元地図データを
保有している3次元地図データ部である。
【0031】さらに、図1において、8は、カメラ部
1,カメラ制御部2,撮影指示部3,2次元地図データ
部4,姿勢検出部5,位置検出部6,3次元地図データ
部7からの各種情報を処理する主制御部、9は、撮影し
た映像信号やその付帯情報、ヘリコプター51と基地局
52との交信等を記録する記録部、10は、撮影した映
像信号を基地局52に付帯情報と共に送信したり、ヘリ
コプター51と基地局52の交信を送受信する送受信部
である。
【0032】カメラ部1,カメラ制御部2,撮影指示部
3,2次元地図データ部4,姿勢検出部5,位置検出部
6,3次元地図データ部7,主制御部8,記録部9,送
受信部10は、ヘリコプター51に搭載されている。
【0033】さらに、図1において、11はヘリコプタ
ー51に搭載された送受信部10と交信する基地局52
に設置された送受信部、12は、ヘリコプター51から
送信された映像信号をモニタしたり記録すると共に、ヘ
リコプター51のパイロットや撮影者に各種の指示を出
したり、送信された付帯情報により撮影者に代行して目
標物を撮影する基地局52に設置された操作卓である。
【0034】次に動作について説明する。図1におい
て、ヘリコプター51が飛行する前に予め決定されてい
る撮影計画に従い、主制御部8には、目標物が存在する
撮影対象位置の緯度、経度と、撮影対象範囲を示す撮影
対象位置を中心とした円の半径が設定されている。この
撮影対象位置及び撮影対象範囲の主制御部8への設定方
法としては、撮影者が撮影指示部3のキーボートから直
接入力することにより設定しても良いし、基地局52で
予め記録したFD(フレキシブルディスク)等を、撮影
者が撮影指示部3に読み込ませることにより設定しても
良いし、ヘリコプター51が飛行中に、基地局52の操
作員が操作卓12から無線チャネルを使用して設定して
も良い。
【0035】図2は図1に示す撮影指示部3に設置され
ている表示部30の表示例を示す図である。図におい
て、31は表示部30に表示された2次元地図であり、
2次元地図データ部4から主制御部8を介して入力され
た2次元地図データに基づき、表示部30上で、上側が
真北になるよう表示される。32は目標物が存在する撮
影対象位置であり、主制御部8に予め設定されている撮
影対象位置の緯度、経度に基づき表示される。33は目
標物が含まれている撮影対象範囲であり、主制御部8に
予め設定されている、撮影対象位置を中心とした円の半
径に基づき表示される。
【0036】また、図2において、71は、カメラ1a
が現在撮影している場所の2次元地図31上の位置を示
す映像位置であり、上記特許第2695393号公報に
開示された図5に示す位置特定方法により求められる。
すなわち、主制御部8は、姿勢検出部5から得られるそ
の時点のヘリコプター51の姿勢情報とカメラ制御部2
によるジンバル1bの制御結果から、カメラ1aの3次
元の空間的な向きを示すカメラ1aの視軸方向を求め
て、求めた視軸方向情報を3次元地図データ部7に出力
する。
【0037】3次元地図データ部7は、与えられた視軸
方向情報と、位置検出部6が検出したヘリコプター51
の位置情報を示す緯度、経度、高度と、自ら保有してい
る地表面の高度を含む3次元地図データから、図5に示
す視軸方向の延長線Lと地表面72との交点、すなわち
映像位置71の高度を求めて、映像位置71の緯度、経
度、高度の位置情報を主制御部8に出力する。主制御部
8は、3次元地図データ部7が求めた位置情報により、
撮影指示部3に対して2次元地図上に映像位置71を表
示するよう制御する。
【0038】さらに、図2において、35はカメラ1a
が映像位置71を撮影しているときの範囲を示す映像範
囲であり、主制御部8が、カメラ制御部2により制御さ
れているカメラ1aのズーム比に基づき求めて、撮影指
示部3に出力している。
【0039】さらに、図2において、36はヘリコプタ
ー51が現在飛行している位置/方向であり、位置検出
部6から3次元地図データ部7と主制御部8を経由して
定期的に得られるヘリコプター51が位置する緯度、経
度とそのときの飛行方向に基づき、2次元地図31上に
シンボル表示される。また、位置/方向36は常に表示
部30の中心に表示される。37は過去のヘリコプター
51の飛行軌跡で、過去のヘリコプター51の位置を記
憶しておき、2次元地図31上にシンボル表示したもの
である。
【0040】41はカメラ部1から主制御部8を経由し
て撮影指示部3に入力された映像信号により表示される
動画映像であり、42は主制御部8が管理している動画
映像の映像幅を示すコメントであり、地表面72での横
幅を実距離で表示したものである。43は、主制御部8
が管理している現在のヘリコプター51の位置から撮影
対象位置32までの水平距離と、2次元地図31の縮尺
を表示したコメントである。
【0041】ここで、2次元地図31は、主制御部8に
より、ヘリコプター51の位置/方向36と撮影対象位
置32との水平距離に応じて表示される縮尺が制御され
る。すなわち、主制御部8は、水平距離が大きい場合に
は、縮尺の大きな2次元地図データを2次元地図データ
部4から読み出し、水平距離が小さい場合には、縮尺の
小さい2次元地図データを読み出すことにより、常に表
示部30上に、ヘリコプター51の位置/方向36及び
撮影対象位置32が表示されるよう制御する。そして、
主制御部8は、ヘリコプター51の位置/方向36が、
表示部30の中心に表示されるよう制御する。
【0042】ヘリコプター51が飛行中には、ヘリコプ
ター51に搭載されている送受信部10と基地局52に
設置されている送受信部11との無線チャネルが設定さ
れ、図2に示すような表示部30に表示されている各種
の表示情報が、ヘリコプター51の送受信部10から基
地局52の送受信部11に付帯情報として送信され、操
作卓12の表示部分に表示される。
【0043】図3は、図2の映像位置71を撮影対象位
置32に重ね合わせることにより、目標物を正確に撮影
するよう指示する手順を説明するための表示部30の表
示例を示す図である。図3において、71a,71b
は、最終的な映像位置71cに至る過程のそれぞれの映
像位置であり、35a,35b,35cは、それぞれ映
像位置71a,71b,71cにおける映像範囲であ
る。表示されている映像位置71は、一般的にパーソナ
ルコンピュータの表示で使用されているカーソルと同様
な機能を有しており、撮影指示部3のキーを操作するこ
とにより、表示部30上で映像位置71を上下左右に移
動させる。
【0044】図4は撮影指示部3のキーを操作したとき
の2次元的な変化情報を説明する図である。図3におい
て、撮影指示部3のキーを操作することにより、映像位
置71aを映像位置71bに移動させた場合、図4に示
すように、撮影指示部3は、経度に対する変化情報x
と、緯度に対する変化情報yを主制御部8に伝える。主
制御部8は、伝えられた変化情報x,変化情報y,及び
そのときのヘリコプター51の緯度、経度、高度の位置
情報に基づきジンバル1bを制御して、2次元地図31
上の映像位置71aに向けられていたカメラ1aの視軸
方向を映像位置71bに向ける。
【0045】また、主制御部8は、カメラ1aの3次元
空間における視軸方向情報を3次元地図データ部7に送
り、3次元地図データ部7から映像位置71bに相当す
る地点の緯度、経度、高度の位置情報を得て、カメラ1
aから映像位置71bに相当する地点までの距離を求め
て、映像範囲35bが映像範囲35aと等しくなるよ
う、カメラ1aのズーム比を制御する。このとき、上記
ズーム制御をせずに、ズーム比を一定に保持するように
しても良い。
【0046】そして、主制御部8は、撮影指示部3に対
して、映像範囲35bを表示するよう指示すると共に、
映像位置71a,映像範囲32aの表示を消すように指
示する。
【0047】なお、撮影指示部3からの映像位置71の
移動ではなく、基地局52の操作卓12から映像位置7
1を移動させる場合には、操作卓12のキーの操作によ
り、上記変化情報xと変化情報yとを、送受信部11,
送受信部10を経由して主制御部8に送ることにより、
上記一連の処理が実行される。この場合、映像範囲35
bの表示の指示や、映像位置71a,映像範囲35aの
消去の指示は、主制御部8から送受信部10,送受信部
11を経由して操作卓12に送信される。
【0048】このようにして、表示されている2次元地
図31上の映像位置71を、任意の位置に移動させ、カ
メラ1aの視軸方向を移動した映像位置の方向に向ける
ことができる。図3において、映像位置71は、最初
は、映像位置71aに表示されているが、撮影指示部3
からのキーの操作による2次元的な変化情報により、映
像位置71bと移動させ、最終的に目標物が存在する撮
影対象位置32に映像位置71cとして重ね合わせる。
そして、主制御部8は、撮影指示部3からキー操作によ
る2次元的な変化情報を受け取り、カメラ1aの視軸方
向を撮影対象位置32に向けて、目標物を正確に撮影す
ることができる。
【0049】このとき、主制御部8は、2次元地図31
上に表示されている映像範囲35cを示す線分を、撮影
対象範囲33に接するように拡大又は縮小する。そし
て、主制御部8は、拡大又は縮小した情報に基づきカメ
ラ1aのズーム比を調整する。映像範囲35cを示す線
分を拡大又は縮小して表示することにより、撮影者が、
撮影対象範囲33に対してカメラ1aのズーム比が正確
に制御されていることを確認することができる。
【0050】ここで、映像範囲35の線分は、選択され
ているカメラ種類に対応して線分の色を変化させること
により、撮影者が選択したカメラ種類の確認を行い易く
している。例えば、赤外線カメラの場合は赤い線で表示
し、可視光線カメラの場合は緑の線で表示する。
【0051】ヘリコプター51を移動させつつ、カメラ
制御部2を操作せずに、撮影対象位置32に映像位置7
1cを重ね合わせた状態を保持するためには、撮影指示
部3のロックキーを押すことにより可能となる。また、
撮影指示部3のロック解除キーを押すことでロック解除
が行われる。なお、撮影者がロック中であることを確認
できるように、ロック中は、映像範囲35を示す線分を
ブリンク(明滅)させて表示する。
【0052】次にこのロック制御について説明する。主
制御部8は、まず、撮影指示部3からロック指示を受け
取る。このときの映像位置71cの緯度、経度、高度の
位置情報と、カメラ部1のズーム比と、視軸方向は、主
制御部8に記憶されている。ロック指示を受け取った後
に、主制御部8は、ヘリコプター51の移動に伴って変
化するヘリコプター51の位置/方向36を2次元地図
31上に表示させたり、コメント43として撮影対象位
置32までの新たな距離を表示させるための情報を撮影
指示部3に出力する。
【0053】これと並行して、主制御部8は、映像位置
71cに係る情報と、位置検出部6から3次元地図デー
タ部7を介して定期的に得られるヘリコプター51の緯
度、経度、高度の位置情報から、時間経過に伴い変化す
るカメラ部1と映像位置71cの3次元空間での位置関
係を管理し、姿勢検出部5から得られるヘリコプター5
1の姿勢情報をもとに、カメラ部1の視軸方向を制御し
て映像位置71cに保持することで、3次元空間でのロ
ック機能を実現している。
【0054】また、主制御部8は、映像範囲35cを一
定に保持するために、カメラ部1と映像位置71cとの
直線距離を管理し、カメラ部1のズーム比を制御してい
る。さらに、ロック指示を映像位置71bで行うこと
で、2次元地図31の表示範囲の任意の地点にロックす
ることもできる。また、ロックした後、映像範囲35b
の大きさを変更することも容易である。
【0055】記録部9は、カメラ部1が撮影した映像信
号や、パイロット、撮影者、基地局52の操作員間の会
話を記録すると共に、撮影した映像信号と時間的に関連
づけた付帯情報も記録している。付帯情報としては、2
次元地図31の縮尺、ヘリコプター51の位置/方向3
6,映像位置71の緯度、経度と映像範囲35の線分に
よる形状と大きさ、コメント42,43の内容、撮影対
象位置32の緯度、経度、撮影対象範囲33の半径等を
JISコード等で表現した表示情報である。なお、記録
部9がNTSC方式に対応したアナログVTRであれ
ば、付帯情報は垂直帰線時間帯等に記録される。
【0056】また、主制御部8は、送受信部10,11
を介して無線チャネルで、記録部9に記録する映像信号
や付帯情報を基地局52に送信している。これにより、
基地局52の操作卓12にヘリコプター51上の2次元
地図データ部4と同じものを装備し、図3に示す表示部
30の表示内容を、操作卓12でも表示させることによ
り、操作卓12の操作員が、ヘリコプター51に搭乗す
る撮影者に代行して、映像位置71の移動等の操作を行
うことができる。
【0057】なお、付帯情報には、撮影している動画映
像から静止画を抽出するための静止画マークが含まれて
いる。撮影者が撮影指示部3のロックキーを押したタイ
ミング、すなわち、撮影対象位置32に映像位置71c
を重ね合わせた状態を保持したタイミングで、主制御部
8が動画映像に付帯情報の一部として静止画マークを付
加し、動画映像と共に記録部9に記録し、送受信部10
から基地局52に送信する。また、カメラ制御部2の静
止画を取得するための静止画キーを押すことにより、任
意のタイミングで動画映像に静止画マークを付加するこ
とができる。
【0058】基地局52の操作卓12は、送信された動
画映像から静止画マークを検出し、そのときの動画映像
を静止画化処理して静止画を抽出し、同時に得られる他
の付帯情報と共に記録する。このようにして、動画映像
から所望のタイミングにおける静止画を抽出することが
できる。
【0059】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、表示部30に表示されている2次元地図31上の映
像位置71を、撮影対象位置32に重ね合わせることに
より、撮影対象位置32にある目標物を目で探すことな
く、周囲の視界状況に拘わらず、空中から目標物の映像
を容易に取得することができるという効果が得られる。
【0060】また、この実施の形態1によれば、撮影対
象範囲33も表示部30に表示していることにより、映
像位置71を撮影対象位置32に重ね合わせるときに、
撮影対象範囲33を十分含むようにカメラ部1のズーム
比を制御して、映像範囲35を調整することで、表示さ
れている動画映像41に頼らず、目標物を目で探すこと
なく、周囲の視界状況に拘わらず、撮影対象位置32を
中心とした撮影対象範囲33の映像を、正確かつ容易に
取得することができるという効果が得られる。
【0061】さらに、この実施の形態1によれば、制御
されたカメラ1aのズーム比に基づき、表示されている
映像範囲35を示す所定の形状を変化させることによ
り、撮影者が撮影対象範囲33に対してカメラ1aのズ
ーム比が正確に制御されていることを確認することがで
きるという効果が得られる。
【0062】さらに、この実施の形態1によれば、予め
設定された撮影対象位置32の位置情報と、飛行に伴い
検出しているヘリコプター51の位置情報及び姿勢情報
に基づき、撮影しているカメラ1aの視軸方向を撮影対
象位置32に保持することにより、撮影者は、煩わしい
カメラ操作から開放されると共に、カメラ1aが捕らえ
ている撮影対象範囲33の周辺を含む広い領域の状況を
目視で観察し、その様子を音声等で基地局52に報告す
る余裕ができるという効果が得られる。
【0063】さらに、この実施の形態1によれば、カメ
ラ1aの視軸方向を撮影対象位置32に保持していると
きに、ヘリコプター51の位置情報と、2次元地図デー
タにより、ヘリコプター51から撮影対象位置32まで
の直線距離を管理し、設定されている撮影対象範囲33
に基づき、カメラ1aのズーム比を制御することによ
り、撮影者は、煩わしいカメラ操作から開放されるとい
う効果が得られる。
【0064】さらに、この実施の形態1によれば、撮影
しているカメラ1aの視軸方向を撮影対象位置32に保
持しているときに、映像範囲35を示す所定の形状を明
滅させることにより、撮影者は、カメラ1aの視軸方向
を撮影対象位置32に保持していることを確認できると
いう効果が得られる。
【0065】さらに、この実施の形態1によれば、撮影
しているカメラ1aの種類に対応して、映像範囲35を
示す所定の形状の色を変化させることにより、撮影者は
撮影しているカメラ1aの種類を確認することができる
という効果が得られる。
【0066】さらに、この実施の形態1によれば、ヘリ
コプター51の位置情報により、表示している2次元地
図31上に、ヘリコプター51の位置/方向36を表示
することにより、パイロットと撮影者が、ヘリコプター
51の位置と方向を確認できるという効果が得られる。
【0067】さらに、この実施の形態1によれば、ヘリ
コプター51の位置情報を記憶しておき、表示している
2次元地図31上に、ヘリコプター51の飛行経路37
を表示することにより、パイロットと撮影者が、ヘリコ
プター51の飛行経路を確認することができるという効
果が得られる。
【0068】さらに、この実施の形態1によれば、カメ
ラ1aが撮影している動画映像41を、2次元地図31
と共に表示することにより、撮影者が、撮影している動
画映像を確認することができるという効果が得られる。
【0069】さらに、この実施の形態1によれば、表示
している動画映像41の映像幅を、2次元地図データに
より実距離で表示することにより、撮影者が動画映像4
1の実距離を確認することができるという効果が得られ
る。
【0070】さらに、この実施の形態1によれば、2次
元地図データにより、表示されている2次元地図31の
縮尺と、ヘリコプター51の位置から撮影対象位置32
までの水平距離を、2次元地図31と共に表示すること
により、パイロットと撮影者が、ヘリコプター51の位
置と撮影対象位置32との位置関係を迅速に把握するこ
とができるという効果が得られる。
【0071】さらに、この実施の形態1によれば、予め
設定された撮影対象位置32の位置情報と、ヘリコプタ
ー51の位置情報及び姿勢情報に基づき、撮影している
カメラ1aの視軸方向を撮影対象位置32に保持するタ
イミング、又は所望のタイミングで、撮影している動画
映像に静止画を抽出するための静止画マークを付加する
ことにより、目標物を撮影した静止画又は所望のタイミ
ングにおける静止画を抽出することができるという効果
が得られる。
【0072】さらに、この実施の形態1によれば、撮影
している動画映像41とその付帯情報を、記録部9で記
録することにより、基地局52との無線チャネルが使用
できない地域の情報を記憶することができるという効果
が得られる。
【0073】さらに、この実施の形態1によれば、撮影
している動画映像41と、表示している撮影対象位置3
2,撮影対象範囲33,映像位置71,映像範囲35等
の表示情報を含む付帯情報とを、基地局52に送信し、
基地局52で表示された2次元地図31上で、映像位置
71を撮影対象位置32に重ね合わせることにより得ら
れた2次元の変化情報をヘリコプター51の主制御部8
に送信し、送信された2次元の変化情報と、ヘリコプタ
ー51の位置情報に基づき、カメラ1aの視軸方向を制
御して目標物を撮影することにより、基地局52から撮
影に関する指示を的確に行えるという効果が得られる。
【0074】さらに、この実施の形態1によれば、他地
域からの要請に対しても、要請された地域の2次元地図
データ、3次元地図データがヘリコプター51に搭載さ
れていれば、撮影者が要請された地域の地勢を知らなく
とも、要請元が指定した撮影対象位置32にある目標物
の映像を、正確かつ容易に取得することができるという
効果が得られる。
【0075】さらに、この実施の形態1によれば、ヘリ
コプター51が飛行開始する前に決められた撮影対象位
置32に加え、撮影中に撮影者又は基地局52の操作員
の判断により、新たな撮影対象位置32を定義すること
ができるため、広域の撮影が必要な場合に、柔軟な運用
性を確保することができるという効果が得られる。
【0076】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、飛行
に伴い検出している飛行体の位置情報と、飛行に伴い検
出している飛行体の姿勢情報及び撮影しているカメラの
方向制御情報から得られるカメラの視軸方向情報と、保
有している3次元地図データから得られる視軸方向と地
表面との交点の位置情報により、2次元地図上にカメラ
が捕らえている映像位置を表示し、映像位置とカメラの
撮影範囲を決めるズーム比により、表示されている2次
元地図上に、カメラが捕らえている映像範囲を所定の形
状で表示し、表示されている2次元地図上で、映像位置
を撮影対象位置に重ね合わせることにより2次元の変化
情報を求め、求めた2次元の変化情報と、飛行に伴い検
出している飛行体の位置情報に基づき、カメラの視軸方
向を制御して上記目標物を撮影することにより、撮影対
象位置にある目標物を目で探すことなく、周囲の視界状
況に拘わらず、飛行体から目標物の映像を容易に取得す
ることができるという効果がある。
【0077】この発明によれば、表示されている2次元
地図上で、映像位置を撮影対象位置に重ね合わせるとき
に、撮影対象範囲に対応してカメラのズーム比を制御す
ることにより、周囲の視界状況に拘わらず、撮影対象位
置を中心とした撮影対象範囲の映像を、正確かつ容易に
取得することができるという効果がある。
【0078】この発明によれば、制御されたカメラのズ
ーム比に基づき、表示されている映像範囲を示す所定の
形状を変化させることにより、撮影者が撮影対象範囲に
対してカメラのズーム比が正確に制御されていることを
確認することができるという効果がある。
【0079】この発明によれば、予め設定された撮影対
象位置の位置情報と、飛行に伴い検出している飛行体の
位置情報及び姿勢情報に基づき、撮影しているカメラの
視軸方向を撮影対象位置に保持することにより、撮影者
は、煩わしいカメラ操作から開放されるという効果があ
る。
【0080】この発明によれば、カメラの視軸方向を撮
影対象位置に保持しているときに、飛行に伴い検出して
いる飛行体の位置情報と、保有している2次元地図デー
タにより、飛行体から撮影対象位置までの直線距離を管
理し、設定されている撮影対象範囲に基づき、カメラの
ズーム比を制御することにより、撮影者は、煩わしいカ
メラ操作から開放されるという効果が得られる。
【0081】この発明によれば、撮影しているカメラの
視軸方向を撮影対象位置に保持しているときに、映像範
囲を示す所定の形状を明滅させることにより、撮影者
は、カメラの視軸方向を撮影対象位置に保持しているこ
とを確認できるという効果がある。
【0082】この発明によれば、撮影しているカメラの
種類に対応して、映像範囲を示す所定の形状の色を変化
させることにより、撮影者は撮影しているカメラの種類
を確認することができるという効果がある。
【0083】この発明によれば、飛行に伴い検出してい
る飛行体の位置情報により、表示している2次元地図上
に、飛行体の位置/方向を表示することにより、飛行体
のパイロットと撮影者が、飛行体の位置と方向を確認で
きるという効果がある。
【0084】この発明によれば、飛行に伴い検出してい
る飛行体の位置情報を記憶しておき、表示している2次
元地図上に、飛行体の飛行経路を表示することにより、
パイロットと撮影者が、飛行経路を確認することができ
るという効果がある。
【0085】この発明によれば、カメラが撮影している
動画映像を、2次元地図と共に表示することにより、撮
影者が、撮影している動画映像を確認することができる
という効果がある。
【0086】この発明によれば、表示している動画映像
の映像幅を、保有している2次元地図データにより実距
離で表示することにより、撮影者が動画映像の実距離を
確認することができるという効果がある。
【0087】この発明によれば、保有している2次元地
図データにより、表示されている2次元地図の縮尺と、
飛行に伴い検出している飛行体の位置から撮影対象位置
までの水平距離を、2次元地図と共に表示することによ
り、飛行体のパイロットと撮影者が、飛行体の位置と撮
影対象位置との位置関係を迅速に把握することができる
という効果がある。
【0088】この発明によれば、予め設定された撮影対
象位置の位置情報と、飛行に伴い検出している飛行体の
位置情報及び姿勢情報に基づき、撮影しているカメラの
視軸方向を上記撮影対象位置に保持するタイミング、又
は所望のタイミングで、撮影している動画映像に静止画
を抽出するための静止画マークを付加することにより、
目標物を撮影した静止画又は所望のタイミングにおける
静止画を抽出することができるという効果がある。
【0089】この発明によれば、撮影している動画映像
とその付帯情報を、飛行体で記録することにより、基地
局との無線チャネルが使用できない地域の情報を記憶す
ることができるという効果がある。
【0090】この発明によれば、撮影している動画映像
と、飛行体で表示している撮影対象位置、撮影対象範
囲、映像位置、映像範囲等の表示情報を含む付帯情報と
を、基地局に送信し、基地局で表示された2次元地図上
で、映像位置を撮影対象位置に重ね合わせることにより
得られた2次元の変化情報を飛行体に送信し、送信され
た2次元の変化情報と、飛行に伴い検出している飛行体
の位置情報に基づき、カメラの視軸方向を制御して目標
物を撮影することにより、基地局から撮影に関する指示
を的確に行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による撮影システム
の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による撮影指示部に
おける表示部の表示例を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による目標物を正確
に撮影する手順を説明するための表示部の表示例を示す
図である。
【図4】 撮影指示部のキーを操作したときの2次元的
な変化情報を説明する図である。
【図5】 従来の位置特定方法の原理を説明する図であ
る。
【図6】 従来の撮影システムの構成を示すブロック図
である。
【図7】 従来の目標物の位置を2次元地図上に画像表
示している状態を示す図である。
【符号の説明】
1 カメラ部、1a カメラ、1b ジンバル、2 カ
メラ制御部、3 撮影指示部、4 2次元地図データ
部、5 姿勢検出部、6 位置検出部、7 3次元地図
データ部、8 主制御部、9 記録部、10,11 送
受信部、12 操作卓、30 表示部、31 2次元地
図、32 撮影対象位置、33 撮影対象範囲、35,
35a,35b,35c 映像範囲、36 位置/方
向、37 飛行軌跡、41 動画映像、42,43 コ
メント、51 ヘリコプター、52基地局、71,71
a,71b,71c 映像位置、72 地表面、73
2次元平面、74 延長交点、75 投影位置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 正光 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 筒井 俊明 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 蒲原 信治 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 直井 哲二 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 井上 潮 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会 社エヌ・ティ・ティ・データ内 (72)発明者 宮島 耕治 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会 社エヌ・ティ・ティ・データ内 (72)発明者 木村 初夫 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会 社エヌ・ティ・ティ・データ内 (72)発明者 勝又 敏次 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会 社エヌ・ティ・ティ・データ内 (72)発明者 西山 智 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会 社エヌ・ティ・ティ・データ内 (72)発明者 田中 行男 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会 社エヌ・ティ・ティ・データ内 (72)発明者 小迫 明徳 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会 社エヌ・ティ・ティ・データ内 (72)発明者 納本 良和 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会 社エヌ・ティ・ティ・データ内 (72)発明者 植野 広義 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会 社エヌ・ティ・ティ・データ内 (72)発明者 小宮 章夫 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会 社エヌ・ティ・ティ・データ内 Fターム(参考) 5C022 AA00 AB62 AB65 AB66 AC69 5C054 CC05 CF06 CF08 CG03 CG06 CG07 DA01 DA07 EA05 EH07 FC12 FD03 FD07 FE07 FE09 FE13 FE14 FE19 GB06 GB11 HA37

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目標物が存在する撮影対象位置と、その
    周辺の撮影対象範囲を撮影する飛行体に搭載された撮影
    システムにおいて、 保有している2次元地図データにより2次元地図を表示
    し、 予め設定された上記撮影対象位置の位置情報により、上
    記撮影対象位置を上記2次元地図上に表示し、 予め設定された上記撮影対象範囲を示す情報により、上
    記撮影対象範囲を上記2次元地図上に表示し、 飛行に伴い検出している上記飛行体の位置情報と、飛行
    に伴い検出している上記飛行体の姿勢情報及び撮影して
    いるカメラの方向制御情報から得られる上記カメラの視
    軸方向情報と、保有している3次元地図データから得ら
    れる上記視軸方向と地表面との交点の位置情報により、
    上記2次元地図上に上記カメラが捕らえている映像位置
    を表示し、 上記映像位置と上記カメラの撮影範囲を決めるズーム比
    により、表示されている上記2次元地図上に、上記カメ
    ラが捕らえている映像範囲を所定の形状で表示し、 表示されている上記2次元地図上で、上記映像位置を上
    記撮影対象位置に重ね合わせることにより2次元の変化
    情報を求め、 求めた上記2次元の変化情報と、飛行に伴い検出してい
    る上記飛行体の位置情報に基づき、上記カメラの視軸方
    向を制御して上記目標物を撮影することを特徴とする撮
    影システム。
  2. 【請求項2】 表示されている2次元地図上で、映像位
    置を撮影対象位置に重ね合わせるときに、撮影対象範囲
    に対応してカメラのズーム比を制御することを特徴とす
    る請求項1記載の撮影システム。
  3. 【請求項3】 制御されたカメラのズーム比に基づき、
    表示されている映像範囲を示す所定の形状を変化させる
    ことを特徴とする請求項2記載の撮影システム。
  4. 【請求項4】 予め設定された撮影対象位置の位置情報
    と、飛行に伴い検出している飛行体の位置情報及び姿勢
    情報に基づき、撮影しているカメラの視軸方向を上記撮
    影対象位置に保持することを特徴とする請求項1記載の
    撮影システム。
  5. 【請求項5】 カメラの視軸方向を撮影対象位置に保持
    しているときに、飛行に伴い検出している飛行体の位置
    情報と、保有している2次元地図データにより、上記飛
    行体から撮影対象位置までの直線距離を管理し、設定さ
    れている撮影対象範囲に基づき、上記カメラのズーム比
    を制御することを特徴とする請求項4記載の撮影システ
    ム。
  6. 【請求項6】 撮影しているカメラの視軸方向を撮影対
    象位置に保持しているときに、映像範囲を示す所定の形
    状を明滅させることを特徴とする請求項4記載の撮影シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 撮影しているカメラの種類に対応して、
    映像範囲を示す所定の形状の色を変化させることを特徴
    とする請求項1記載の撮影システム。
  8. 【請求項8】 飛行に伴い検出している飛行体の位置情
    報により、表示している2次元地図上に、上記飛行体の
    位置/方向を表示することを特徴とする請求項1記載の
    撮影システム。
  9. 【請求項9】 飛行に伴い検出している飛行体の位置情
    報を記憶しておき、表示している2次元地図上に、上記
    飛行体の飛行経路を表示することを特徴とする請求項1
    記載の撮影システム。
  10. 【請求項10】 カメラが撮影している動画映像を、2
    次元地図と共に表示することを特徴とする請求項1記載
    の撮影システム。
  11. 【請求項11】 表示している動画映像の映像幅を、保
    有している2次元地図データにより実距離で表示するこ
    とを特徴とする請求項1記載の撮影システム。
  12. 【請求項12】 保有している2次元地図データによ
    り、表示されている2次元地図の縮尺と、飛行に伴い検
    出している飛行体の位置から撮影対象位置までの水平距
    離を、2次元地図と共に表示することを特徴とする請求
    項1記載の撮影システム。
  13. 【請求項13】 予め設定された撮影対象位置の位置情
    報と、飛行に伴い検出している飛行体の位置情報及び姿
    勢情報に基づき、撮影しているカメラの視軸方向を上記
    撮影対象位置に保持するタイミング、又は所望のタイミ
    ングで、撮影している動画映像に静止画を抽出するため
    の静止画マークを付加することを特徴とする請求項1記
    載の撮影システム。
  14. 【請求項14】 撮影している動画映像とその付帯情報
    を、飛行体で記録することをする請求項1記載の撮影シ
    ステム。
  15. 【請求項15】 撮影している動画映像と、飛行体で表
    示している撮影対象位置、撮影対象範囲、映像位置、映
    像範囲等の表示情報を含む付帯情報とを、基地局に送信
    し、上記基地局で表示された2次元地図上で、上記映像
    位置を上記撮影対象位置に重ね合わせることにより得ら
    れた2次元の変化情報を上記飛行体に送信し、送信され
    た上記2次元の変化情報と、飛行に伴い検出している上
    記飛行体の位置情報に基づき、カメラの視軸方向を制御
    して目標物を撮影することをする請求項1記載の撮影シ
    ステム。
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