JP2001197430A - 動画編集装置および編集方法 - Google Patents

動画編集装置および編集方法

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JP2001197430A
JP2001197430A JP2000290453A JP2000290453A JP2001197430A JP 2001197430 A JP2001197430 A JP 2001197430A JP 2000290453 A JP2000290453 A JP 2000290453A JP 2000290453 A JP2000290453 A JP 2000290453A JP 2001197430 A JP2001197430 A JP 2001197430A
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JP2000290453A
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English (en)
Inventor
Yuichi Kato
裕一 加藤
Motofumi Suzuki
基史 鈴木
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
  • Studio Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子化された動画データを編集する動画編集
装置において、場面間の切り替えや、字幕の挿入などの
編集エフェクトを設定する際の作業性および確実性を向
上する。 【解決手段】 動画編集装置が実行可能な画面効果と、
ユーザが任意に登録した編集効果名とを対応付けて記憶
する効果設定テーブルを用意する。番組の構成を指定す
る編集管理データにおいて、各場面データに施される編
集エフェクトを、上述のテーブルに登録された編集効果
名により間接的に指定する。編集効果名と編集エフェク
トとの対応関係を変更すれば、編集管理データを修正し
なくても、当該編集効果名に対応した編集エフェクトを
一括して変更することができるため、編集エフェクトを
設定する際の作業負担を軽減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子化された動画
像データを用いてテレビジョン放送などの番組データを
生成する動画編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、動画像を電子化されたデータとし
てハードディスクに蓄積し、これらをコンピュータを利
用して編集して番組データを生成する手法、いわゆるノ
ンリニア編集が普及しつつある。図20は従来のノンリ
ニア編集の様子を示す説明図である。ここでは、コンピ
ュータ上で、GUI(グラフィカル・ユーザー・インタ
ーフェース)を利用してノンリニア編集を行う際の表示
画面の一例を示した。
【0003】例示したノンリニア編集では、編集を行う
ための編集ウィンドウPWと、場面の切替効果を選択す
る切替効果ウィンドウEWが表示される。番組データの
素材となるべき動画像は、各場面ごとにCLIP1、C
LIP2などの名前を付されて、それぞれ断片的にコン
ピュータのハードディスクに記憶されている。編集ウィ
ンドウPWでは、主画像データを設定するビデオ編集バ
ーVBにおいて、番組で使用する動画像およびその長さ
を特定する。図示したCLIP1,CLIP2などの領
域の横幅が、それぞれの画像を表示する時間に相当す
る。
【0004】切替効果設定バーEBでは、カットやワイ
プなど、動画像を切り替える際の効果を任意に設定する
ことができる。この効果は、マウスなどの入力デバイス
の操作によって、切替効果ウィンドウEWに表示された
アイコンを、図中に矢印で示すように移動することで設
定される。こうして設定された編集結果を実行するコマ
ンドを入力すると、コンピュータのディスプレイ上で、
それぞれの切替効果を施しつつ、場面を切り替えてCL
IP1〜CLIP6までの動画を再生することができ
る。編集された動画をビデオテープ等に録画することも
できる。
【0005】ノンリニア編集では、動画像の切り替えの
みならず、図中のカバー画像バーCBで、各場面に挿入
する画像を設定することもできる。カバー画像としてテ
ロップなどを指定しておけば、ビデオ編集バーVBで指
定された各画素にテロップが重ね合わされた画像が出力
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のノンリ
ニア編集では、ビデオ編集バーVBで指定された動画像
に施す切替効果や、動画像に重ね合わせるカバー画像な
どの画面効果について、同一の画面効果を複数箇所で適
用する場合にも、それぞれ個別に指定する必要があっ
た。図20の例では、6箇所で指定されている切替効果
のうち、3箇所について「CUT」という同一の切替効
果が指定されているが、これらは全て個別に指定されて
いた。従って、切替効果「CUT」を一律に他の切替効
果に変更したい場合には、それぞれ個別に切替効果を指
定しなおす必要があった。
【0007】一般に一つの番組では、類似の状況下で同
じ切替効果を多用することが多い。例えば、テレビジョ
ン放送において、スタジオでの映像と中継映像とを切り
替える場合に一定の切替効果を統一的に使用したり、本
編映像とスポンサーなどを紹介する映像とを切り替える
場面に別の切替効果を統一的に使用したりすることがあ
る。ところが、従来のノンリニア編集では、各場面ごと
に個別に切替効果が設定されていたため、切替効果の種
類を変更する必要が生じた場合、個別に修正する必要が
あり、非常に煩雑であった。また、切替効果の修正ミス
などを招くこともあった。切替効果の変更は、番組を編
集する過程や一旦生成された番組データを他の番組で再
利用する場合などに、頻繁に行われる作業である。従来
のノンリニア編集では、上述した理由から、かかる作業
の負担が非常に大きかった。
【0008】かかる課題は、切替効果のみならず、番組
中に重ね合わせるテロップなどのカバー画像、コマーシ
ャル画像など番組中に挿入されるつなぎ画像についても
同様であった。従来のノンリニア編集装置では、スポン
サー紹介など、番組中で統一的に多用されるカバー画
像、つなぎ画像を、複数箇所で個別に指定する必要があ
った。従って、スポンサーの変更などこれらの画像の差
し替えを行う必要が生じた場合に、多大な作業負担を強
いられていた。この他にも、動画の編集では、主画像に
明度や色調の補正、モザイクなどの特殊効果など種々の
エフェクトを施すことがあるが、かかるエフェクトの指
定についても、切替効果やカバー画像の設定と同様の課
題があった。
【0009】本発明は、これらの課題を解決するために
なされたものであり、動画編集装置において、動画デー
タに施す編集エフェクトを設定する際の作業性および確
実性の向上を図り、動画編集装置の利便性を向上するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記課題の少なくとも一部を解決するために本発明では、
次の構成を採用した。即ち、本発明は、少なくとも一つ
の動画データを含む複数の画像データを合成して一連の
編集動画データを生成する動画編集装置において、前記
複数の画像データを記憶する画像データ記憶手段と、前
記編集動画データに適用する編集エフェクトと、編集時
に使用される編集効果名とを対応付けて記憶する効果設
定記憶手段と、編集動画データを構成する前記画像デー
タおよび前記編集効果名とを時系列的に特定した編集管
理データを記憶する編集管理データ記憶手段と、該編集
管理データに基づいて、前記効果設定記憶手段に記憶さ
れた対応関係で前記編集エフェクトを施しつつ、前記編
集動画データを生成する画像編集手段と、前記エフェク
ト設定記憶手段に記憶された対応関係をユーザによって
変更可能な変更手段とを備えることを要旨とする。
【0011】かかる動画編集装置では、効果設定記憶手
段に登録された編集効果名を介して間接的に編集エフェ
クトを設定することができる。従って、編集効果名と編
集エフェクトとの対応関係を変更することにより、編集
管理データを修正することなく、画像データに施される
編集エフェクトを変更することができる。この結果、同
じ編集エフェクトを統一的に使用したい個所に、同一の
編集効果名を用いるようにして、編集管理データを設定
しておくことにより、複数箇所の編集エフェクトを一律
に変更することが可能となり、動画を編集する際におけ
る編集エフェクトの設定作業の作業性および確実性を向
上することができる。
【0012】編集エフェクトとは、編集結果に影響を与
える種々の効果をいう。例えば、画像の明度、色合いの
調整効果、場面間の切り換え時に適用される切り換え効
果、主画像にスーパーインポーズされる副画像が編集エ
フェクトに含まれる。本明細書では、編集動画データの
主画像に施されるこれらの効果を画面効果と総称する。
これらの画面効果の他、場面間の切り換え時に挿入され
るつなぎ画像も編集エフェクトに含まれる。本明細書で
は、つなぎ画像とは、編集動画データのストーリーを構
成する主画像データと無関係に挿入される画像データを
意味する。例えば、場面切り換え時の暗転画面その他の
効果画像、コマーシャル画像などがつなぎ画像に含まれ
る。
【0013】図1は本発明の概念を示す説明図である。
画面効果を施す場合を例示した。画像データ記憶手段に
は、画像A,B,Cなどの動画像データが記憶されてい
る。動画編集装置が適用可能な画面効果として、画面効
果A,B,Cなどが予め用意されている。効果設定記憶
手段には、編集効果名A,B,Cなどが登録されてお
り、画面効果A,B,Cなどとの対応関係が設定されて
いる。編集効果名A画面効果B、編集効果名Bおよび編
集効果名Cと画面効果Aとが対応する場合を例示した。
この対応関係は、変更手段によりユーザが編集可能であ
る。編集管理データ記憶手段には、編集動画データを構
成する画像データと編集効果名とが時系列的に設定され
ている。
【0014】画像編集手段は、上述の各手段を制御し
て、編集管理データに基づく動画の編集を実行する。図
1の例で編集効果名Aが指定されている個所では、効果
設定記憶手段に記憶されている情報に基づき、画面効果
Bを施す。本発明では、かかる態様で動画の編集を行う
ため、効果設定記憶手段において編集効果名Aに対応付
けられた画面効果を変更すれば、編集管理データで編集
効果名Aが指定されている2箇所で適用される画面効果
を一律に変更することができる。
【0015】編集管理データにおいて、画面効果をそれ
ぞれ個別に指定する従来の動画編集装置においても、画
面効果を一律に変更することは不可能ではない。画面効
果A,B,Cの処理内容自体を変更すれば、編集管理デ
ータを修正する必要なく、一律に画面効果を変更するこ
とができる。しかしながら、この場合は、変更する必要
がない個所の画面効果まで一律に変更されてしまう弊害
が生じる。これに対し、本発明は画面効果を間接的に指
定することによって、目的とする個所の画面効果のみを
適切に変更することができる利点がある。図1の例で具
体的に説明する。図1では、編集効果名B,Cに対して
画面効果Aがそれぞれ対応付けられている。かかる場合
に編集効果名Bに対応する内容のみを画面効果Cに変更
すれば、編集効果名Cが適用される個所は画面効果Aに
維持したまま、編集効果名Bに対応する個所のみを画面
効果Cに変更することができるのである。
【0016】先に説明した通り、本発明において、画面
効果には、一つの画像データに対して明度、色相の調整
など種々のエフェクトをかける効果が含まれる。複数の
画像データについて施される処理も含まれる。後者の場
合、効果設定記憶手段において編集効果名が対応づけら
れる相手としては、処理の態様、処理対象となる画像デ
ータ、これらの双方の3通りが可能である。
【0017】複数の画面間に施される処理としては、2
つの場面を切り替える際に用いられるワイプ、スライ
ド、カットなどの切替効果や、主画像の一部にテロップ
などの副画像を重ね合わせるスーパーインポーズなどが
含まれる。処理対象となる画像データには、少なくとも
一つ動画データが含まれていればよく、動画同士の合成
処理、動画と静止画との合成など種々の態様が含まれ
る。
【0018】例えば、画面効果が、一の画像データから
他の画像データへの切り替え時に施される切替効果であ
る場合には、前記効果設定記憶手段は、前記切替効果と
前記編集効果名とを対応付けて記憶すればよいし、画面
効果が、副画像データを主画像データの一部に重ね合わ
せて表示する効果である場合には、効果設定記憶手段
は、前記副画像データと前記編集効果名とを対応付けて
記憶すればよい。後者の一例として、効果設定記憶手段
で対応づけられる副画像データは、字幕データとするこ
とができる。もちろん、効果設定記憶手段を、処理の態
様と副画像データの双方を対応付ける構成としても構わ
ない。かかる例としては、所定の切替効果を施しつつ、
番組のタイトル画面に切り替えるような場合が挙げられ
る。
【0019】本発明の編集エフェクトには、編集動画デ
ータを構成する複数の画像データ間へのつなぎ画像の挿
入が含まれる。この場合、効果設定記憶手段には、例え
ば、つなぎ画像と編集効果名とを対応付けて記憶すれば
よい。対応関係を変更することにより、容易につなぎ画
像を変更することができる。
【0020】本発明の動画編集装置において、効果設定
記憶手段は、編集効果名と編集エフェクトとを1対1の
関係で対応付けるものとしてもよいが、編集効果名を含
む複数のパラメータと編集エフェクトとを対応付けて記
憶してもよい。
【0021】こうすることにより、編集効果名と編集エ
フェクトとの対応関係をより柔軟に設定することができ
る。例えば、「オープニング」という編集効果名に対
し、単一の編集エフェクトを対応付けるのではなく、
「番組名」などをパラメータとして対応付けるのであ
る。この場合、編集エフェクトは、「オープニング」と
いう編集効果名および「番組名」の2種類のパラメータ
によって特定されることになる。こうすれば、番組ごと
に適用される編集エフェクトを変更することができ、編
集エフェクトをより柔軟に使い分けることが可能とな
る。パラメータは、「番組名」のみならず、季節や年月
日などの時期的なパラメータ、ドラマやニュースなどの
番組内容種別を表すパラメータ、日本語放送や二ヶ国語
放送など言語的な種別を表すパラメータなど種々のパラ
メータを用いることができる。
【0022】本発明の動画編集装置においては、実際の
利便性を向上するために、所定の編集エフェクトと、所
定の編集効果名とが予め対応付けられた効果設定テンプ
レートを備えることが望ましい。これは、効果設定記憶
手段の初期設定に相当する。ユーザは、効果設定テンプ
レートを適宜カスタマイズすることにより、効果設定記
憶手段の対応関係を比較的容易に自己の要求に見合った
状態に設定することが可能となる。効果設定テンプレー
トを、ドラマ編集用、ニュース編集用など目的に応じて
複数種類用意すれば、更に利便性を向上させることがで
きる。
【0023】本発明は、前述の動画編集装置と産業上の
利用分野および解決課題を同一にする発明として、以下
の構成をとることもできる。即ち、少なくとも一つの動
画データを含む複数の画像データを合成して一連の編集
動画データを生成する動画編集装置であって、前記編集
動画データに適用する編集エフェクトと、編集時に使用
される編集効果名との対応関係を表示する効果設定表示
部と、前記画像データと前記編集効果名とを時系列的に
特定する編集管理データを設定する編集管理データ設定
手段と、ユーザによって前記対応関係を変更することに
より前記編集動画データに施される編集エフェクトを変
更する効果変更手段とを備える動画編集装置である。
【0024】かかる動画編集装置によれば、編集エフェ
クトと編集効果名との対応関係を容易に設定することが
でき、また、登録された編集効果名を用いて編集管理デ
ータの設定を容易に行うことができる。従って、動画編
集における作業効率を向上することができる。
【0025】本発明は、動画編集装置のみならず、動画
編集方法、編集動画データを生成するためのプログラム
を記録した記録媒体、かかる機能を実現するプログラム
およびこれと同視し得る種々の信号など種々の態様で構
成することができる。
【0026】なお、上述の記録媒体としては、フレキシ
ブルディスクやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカ
ード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコード
などの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記
憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶
装置等、コンピュータが読取り可能な種々の媒体を利用
することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、実
施例に基づき、以下の順序で説明する。 A.装置構成; B.機能ブロックおよびデータ構造: C.表示画面: D.編集動画データの生成: E.効果: F.変形例: G.第2実施例: H.第3実施例:
【0028】A.装置構成;図2は実施例としての動画
編集システムの全体構成を示す説明図である。この動画
編集システムは、動画編集装置を構成するコンピュータ
10に、動画像の入力装置としてのビデオカメラ1と、
編集後の動画像をビデオテープ3に記録するための録画
装置2とを接続して構成される。コンピュータ10の本
体14には、CPU、RAM,ROM、ハードディスク
15が備えられるとともに、これらとバスを介して接続
された動画編集ボード21が備えられている。また、コ
ンピュータ10には、動画編集を行う際にコマンドを入
力する入力デバイスとしてのキーボード12、マウス1
3と、動画の編集情報を設定するための表示や編集され
た動画の表示などを行うディスプレイ11が備えられて
いる。ビデオカメラ1および録画装置2は、それぞれこ
の動画編集ボード21に接続されている。動画編集ボー
ド21の構成は、後で詳述する。
【0029】ビデオカメラ1から入力された映像は、動
画編集ボード21でMPEG,DVCPROなど所定の
形式のディジタルデータに変換され、バスを介してハー
ドディスク15に記憶される。コンピュータ10は、所
定のオペレーティングシステム上で、動画編集用のソフ
トウェアを起動させることによって動画編集装置として
機能し、ディスプレイ11に表示された画面に基づい
て、キーボード12およびマウス13を操作して動画の
編集を行うことができる。また、編集された動画をディ
スプレイ11上で再生することもできる。こうして編集
された動画データは、動画編集ボード21でビデオ信号
に変換されて録画装置2に出力され、ビデオテープ3に
録画される。ビデオカメラ1、録画装置2、ビデオテー
プ3は、それぞれ通常用いられている種々の機器を使用
することができる。なお、動画像は、ビデオカメラ1で
撮影する他、コンピュータグラフィックスなどの技術を
用いてコンピュータ上で生成したものであっても構わな
い。
【0030】図3は動画編集ボード21の概略構成を示
す説明図である。動画編集ボード21は、コンピュータ
10のPCIバスに接続され、2つのチャンネルCH
1,CH2に対応した動画入力インターフェースおよ
び、1つのチャンネルCHRに対応した動画出力インタ
ーフェースを有している。CH1,CH2から入力され
た動画データを合成処理して出力する際の信号の流れは
次の通りである。入力された動画データは、各チャンネ
ルごとに設けられたバッファ22a,22bに一旦蓄え
られる。この動画データは、MPEG、DVCPROな
ど所定のフォーマットで圧縮された画像データである。
本実施例では、1秒分のデータに相当する30フレーム
のデータを蓄積可能な容量のバッファを適用した。
【0031】バッファ22a,22bに蓄えられた動画
データは、逐次デコーダ23a,23bに出力され、編
集および再生可能な形式のデータに展開される。展開後
のデータは、それぞれバッファ24a,24bに蓄積さ
れる。バッファ24a,24bは1フレーム分のデータ
を記憶可能なサイズである。こうして展開された画像デ
ータは、エフェクタ25a,25bに出力され、必要に
応じて画像サイズや位置の変更などの画像効果が施され
る。画像効果は、コンピュータ10のCPUからPCI
バスを通じて出力される制御信号に従って実行される。
処理後の画像データは、1フレーム分のサイズのバッフ
ァ26a,26bにそれぞれ蓄積される。
【0032】こうして処理された2チャンネル分の動画
は、コンポジッタ27で合成される。コンポジッタ27
は、2チャンネル分の動画を単純に重ね合わせる他、ワ
イプ、スライドなど種々の切替効果を施しながら、合成
することもできる。コンピュータ10のCPUが、合成
の方法および画面の切替速度などのパラメータを含む制
御信号を、PCIバスを通じてコンポジッタ27に出力
することによって、その信号に応じた合成処理が施され
る。
【0033】こうして合成された画像は、1フレーム分
のサイズのバッファ28に蓄積される。ビデオ出力29
は、バッファ28に蓄えられたディジタルデータをアナ
ログのビデオ信号に変換してビデオ出力端子から出力す
る。この信号が図2に示した録画装置2に伝達され、編
集された動画がビデオテープ3に録画される。
【0034】本実施例の動画編集装置は、編集した動画
データをコンピュータ10のハードディスク15に再び
記憶しておくこともできる。コンピュータ10のCPU
が、ハードディスク15を編集後の動画データの出力先
として指定する制御信号を動画編集ボード21に出力す
ると、バッファ28に蓄えられた動画データは、エンコ
ーダ30に出力される。エンコーダ30は、受け取った
動画データをハードディスク15に蓄積するため、MP
EG,DVCPROなど所定形式の圧縮データに変換
し、バッファ31に蓄積する。バッファ31は1秒間に
相当する30フレーム分のデータを蓄積可能なサイズで
あり、ここに蓄積された動画データは、逐次、PCIバ
スを介してハードディスク15に蓄積される。ハードデ
ィスク15に蓄積された編集後の動画データを改めて入
力して、更に別の画像を合成することも可能である。
【0035】本実施例では、動画編集ボード21を、2
チャンネル分の動画を入力可能な構成としたが、3チャ
ンネル以上を入力可能な構成としてもよい。但し、2チ
ャンネルあれば、画像の編集とハードディスク15への
保存とを繰り返し実行することにより、3チャンネル以
上を備える場合と同等の編集を実行することが可能であ
り、動画編集ボード21の製造コストを抑制することが
できる利点がある。
【0036】B.機能ブロックおよびデータ構造:図4
は動画編集装置の機能ブロックを示す説明図である。動
画編集装置には、コマンド入力部40、表示部41、制
御部42、編集管理データメモリ43、画像データメモ
リ45、効果設定テーブル44、切替処理メモリ46、
画像編集部47、データ出力部48が備えられている。
本実施例では、画像編集部47およびデータ出力部48
には、動画編集ボード21が対応する。編集管理データ
メモリ43、画像データメモリ45、効果設定テーブル
44、切替処理メモリ46、その他の機能ブロックは、
コンピュータ10のハードディスク15、RAMなどの
メモリが対応する。コマンド入力部40、表示部41、
制御部42には、キーボード12,マウス13、ディス
プレイ11、およびコンピュータ10のCPU,RA
M,ROMが対応する。
【0037】コマンド入力部40は、編集者の指示を入
力し、制御部42に伝達する。制御部42は、入力され
た指示に従って、編集管理データメモリ43、効果設定
テーブル44、画像データメモリ45の読み書きを行
う。表示部41は、コマンドの入力画面や編集された動
画像など、動画像の編集に必要な情報をディスプレイ1
1に表示する。
【0038】画像データメモリ45は、番組として生成
される編集動画データの素材となる電子化された動画デ
ータを記憶するメモリであり、コンピュータ10のRA
Mおよびハードディスク15が相当する。コンピュータ
10とは別体のハードディスクを用いるものとしてもよ
い。図5は画像データメモリ45に記憶されるデータ構
造を示す説明図である。図示する通り、素材となる各場
面の動画データCLIP1,CLIP2は、MPEG,
DVCPROなど所定の形式で圧縮された映像・音声デ
ータで構成されており、識別するためのインデックスI
Dおよび属性データが付されて記憶されている。属性デ
ータとは、MPEG、DVCPROといったデータ圧縮
の形式の種類、映像データ、音声データ、映像・音声デ
ータの種別、データの長さなどを特定するデータであ
る。ここでは、CLIP1として番組のオープニングに
使用する画像データ、CLIP2としてスタジオでの録
画データ、CLIP3として中継画像、CLIP4とし
て番組のエンディングで使用する画像データがそれぞれ
記憶されている様子を模式的に示した。
【0039】効果設定テーブル44は、編集者が任意に
命名した編集効果名A,B・・・に対し、予め用意され
た画面の切替効果E1,E2・・・などを対応付けるテ
ーブルである。切替効果には、2つの画面を切り替える
際に用いられるカット、ワイプ、スライド、フェードイ
ン、フェードアウトなど種々の処理が含まれる。切替効
果の実体は、別途、切替処理メモリ46に予め記憶され
ている。本実施例の場合、実際に切替効果としての合成
処理を行うのは、動画編集ボード21で構成される画像
編集部47である。従って、切替処理メモリ46は、動
画編集ボード21に切替効果を含んだ所定の合成処理を
実行させる制御信号を記憶している。ソフトウェア的に
切替効果を施す場合には、その処理内容を表すプログラ
ムを切替処理メモリ46に記憶するものとしてもよい。
【0040】効果設定テーブル44および切替処理メモ
リ46の内容について、更に具体的に説明する。図6は
効果設定テーブル44に記憶されるデータ例を示す説明
図である。ここでは、編集者が任意に命名した編集効果
名として、「スタジオへの場面切替」、「中継への場面
切替」、「VTRへの場面切替」の3種類を登録した場
合を例示した。それぞれの効果は、インデックスIDE
が付されて記憶されている。各効果には、ワイプ1、ス
ライドAなどの切替効果が対応付けられている。効果設
定テーブル44は、番組ごとに編集効果名と切替効果と
を対応づけることができる2次元テーブルの形式になっ
ている。図6の例では、「番組:ニュース」における
「編集効果名:スタジオへの場面切替」として「切替効
果:ワイプ1」、「編集効果名:中継への場面切替」と
して「切替効果:スライドA」、「編集効果名:VTR
への場面切替」として「切替効果:スライドB」が対応
付けられている。また、「編集効果名:スタジオへの場
面切替」でも、番組が「ワイドショー」である場合に
は、「切替効果:スライドC]が対応づけられている。
各番組には、インデックスIDPが付されており、効果
設定テーブル44では、編集効果名のインデックスID
Eと、番組名のインデックスIDPの2つのパラメータ
を特定することによって、一つの切替効果が特定される
ことになる。
【0041】効果設定テーブル44に記憶される切替効
果は、それぞれインデックスIDCによって処理内容が
特定されている。インデックスIDCは、切替処理メモ
リ46に記憶された制御信号を特定するための信号であ
る。図7は切替処理メモリ46に記憶されたデータを例
示する説明図である。図示する通り、切替処理メモリ4
6には、「ワイプ1」、「スライドA」などの切替効果
ごとに、動画編集ボード21に出力する制御信号とし
て、切替効果のタイプおよび切替速度などのパラメータ
を特定する信号が記憶されている。各切替効果の内容
は、インデックスIDCによって特定される。図6,図
7を用いて説明した通り、編集効果名のインデックスI
DEと、番組名のインデックスIDPの2つのパラメー
タを特定すれば、効果設定テーブル44を参照すること
によって切替効果に対応したインデックスIDCが一つ
特定され、そのインデックスIDCに基づいて切替処理
メモリ46を参照すれば、動画編集ボード21に出力す
べき制御信号が特定されるようになっている。
【0042】図4に戻り、動画編集装置の機能ブロック
について引き続き説明する。編集管理データメモリ43
は、番組を構成する画像データおよび場面の切替時に施
す切替効果を記憶する。切替効果は、効果設定テーブル
44に編集者が登録した編集効果名で指定されている。
図8は編集管理データメモリ43に記憶されるデータ例
を示す説明図である。ここでは、使用する画像データと
切替効果とを時系列的に特定する形式で例示した。編集
管理データには、番組名およびそのインデックスIDP
が付されている。図8の例では、番組名「ニュース」で
あり、そのインデックスIDPは「0001」である。
【0043】この例では、番組は、「オープニング」の
場面から始まり、「スタジオ」→「中継」→「スタジ
オ」→「VTR」→「エンディング」と切り替わる。各
場面の間には、それぞれ「スタジオへ」「中継へ」「V
TRへ」といった編集効果名で特定される切替効果が適
用される。各場面については、図5に示した画像データ
メモリ45で、場面データを特定するために用いられる
インデックスIDが付されている。また、画像データメ
モリ45に蓄えられている画像データのいずれの部分を
使用するかを特定するために、開始点および終了点のデ
ータが設定されている。開始点および終了点は、画像デ
ータのフレーム番号や秒数などを用いて特定することが
できる。
【0044】番組の切替効果は、図6に示した効果設定
テーブル44に設けられた編集効果名で指定されてい
る。切替効果には、効果設定テーブル44の編集効果名
に対応したインデックスIDEが付されている。また、
切替速度などを指定するパラメータが併せて設定されて
いる。編集管理データには、番組名の情報がインデック
スIDPで与えられているから、編集効果名およびその
インデックスIDEを特定することにより、効果設定テ
ーブル44を参照すればそれぞれの個所で施されるべき
切替効果を特定することができる。本実施例の動画編集
装置は、以上で説明した機能ブロックの働きにより、編
集管理データに応じて編集動画デ−タを生成することが
できる。編集動画データを生成する際の各機能ブロック
の作用については、後述する。
【0045】C.表示画面:次に、動画の編集情報とし
て、効果設定テーブルおよび編集管理データを設定する
方法について具体的に説明する。本実施例では、コンピ
ュータ10のディスプレイ11に表示されるGUIを用
いてこれらのデータを設定するものとした。図9は動画
の編集情報を指定する画面表示の例を示す説明図であ
る。コンピュータ10のCPUが所定のオペレーティン
グシステム上で、動画編集用のソフトウェアを実行する
ことにより、これらの画面表示および編集情報の設定を
行う。本実施例では、編集管理データを設定する編集ウ
ィンドウ50、効果設定テーブル44の内容を設定する
ための効果設定ウィンドウ70、利用可能な切替効果を
一覧で表示する切替効果ウィンドウ60を用いて、編集
情報を設定する。
【0046】切替効果ウィンドウ60は、原則的にユー
ザが編集不可能なウィンドウとなっており、動画の編集
に利用可能な切替効果をアイコン62で一覧表示する。
アイコン62は、それぞれワイプ、スライド、カットな
どの切替効果に対応している。これらのアイコン62
は、グループごとに分類されて、切替効果ウィンドウ6
0内の切替効果フィールド61に表示される。各グルー
プは、フィールド切替ボタン63を操作することによ
り、切り替えることができる。図9では、「BASI
C」グループに属する切替効果がアイコンで一覧表示さ
れている場合を例示した。「SLIDE」のフィールド
切替ボタン63を操作すれば、これとは別のグループに
属する切替効果がアイコンで一覧表示される。
【0047】効果設定ウィンドウ70は、ユーザが内容
を任意に編集可能なウィンドウである。効果設定ウィン
ドウ70には、編集効果名を登録する効果名ボックス7
2、番組名を登録する番組名ボックス73、編集効果名
および番組名に対応する切替効果を特定する切替効果設
定フィールド71が表示される。図中に矢印で示すよう
に、マウスなどの操作によって、編集効果名および番組
名に対応する領域に、切替効果ウィンドウ60に表示さ
れた任意のアイコン62を、ドラッグ・アンド・ドロッ
プすることによって、それぞれ切替効果を設定すること
ができる。図中の空白になっている領域は、切替効果が
設定されていない個所を意味する。図9では、編集効果
名および番組名がそれぞれ4種類ずつ表示されている
が、編集効果名についてはアップ・ダウンボタン72
U,72Dを操作することにより上下にスクロールする
ことができ、番組名についてはスライドボタン73L,
73Rを操作することにより左右にスクロールすること
ができ、更に多数の編集効果名および番組名を登録する
ことができる。こうして設定された情報は、効果設定テ
ーブル44としてハードディスク15などに記憶され
る。
【0048】編集ウィンドウ50は、ユーザが内容を任
意に編集可能なウィンドウである。番組の主映像を指定
する編集バー51、映像の切替効果を指定する切替効果
設定バー52、主映像に重ね合わせる画像を設定するカ
バー画像バーCBなどが表示される。編集バー51で
は、番組を構成する画像データCLIP1,CLIP2
などを指定する。各画像の長さは、編集バー51の横幅
で調整される。切替効果設定バー52では、図中に矢印
で示すように、マウスなどの操作によって、効果設定ウ
ィンドウ70の編集効果名ボックス72をドラッグ・ア
ンド・ドロップすることによって、切替効果を指定する
ことができる。また、その横幅を変更することにより、
切替速度などのパラメータを調整することができる。カ
バー画像バーCBでは、編集バー51と同様の形式で主
映像に重ね合わせるカバー画像を指定する。カバー画像
としては、テロップや番組のスポンサー紹介などが挙げ
られる。編集ウィンドウ50で設定された情報は、編集
管理データとしてハードディスク15などに記憶され
る。
【0049】D.編集動画データの生成:以上で設定さ
れた種々の情報に基づいて、編集動画データを生成する
際の処理の様子を、まず図4の機能ブロックに基づいて
説明する。コマンド入力部40から編集動画データの生
成を実行する指示が入力されると、制御部42は、次の
流れで動画の編集を実行する。まず、編集管理データメ
モリ43にアクセスし、番組に用いる画像データおよび
場面を切り替える時に適用する編集効果名を特定する。
そして、編集管理データで指定されたタイミングで、画
像データメモリ45にアクセスして、所定の画像データ
をチャンネルCH1,CH2に出力する。一方、場面を
切り替える時に施す切替効果については、効果設定テー
ブル44を参照して、指定された編集効果名を切替効果
に翻訳する。そして、翻訳結果に基づいて切替処理メモ
リ46を制御し、編集効果名に対応した切替効果を実行
する制御信号を画像編集部47に出力させる。画像編集
部47は、チャンネルCH1,CH2から入力された画
像データに対して、切替処理メモリ46から入力された
制御信号に応じた切替効果を施し、編集動画データを生
成する。生成された動画データは、データ出力部48を
介して録画可能なビデオ信号またはハードディスク15
に記憶可能なディジタルデータとして出力される。
【0050】上記処理は、具体的には、コンピュータ1
0のCPUが所定のソフトウェア、即ち動画編集処理ル
ーチンを実行することによって実現される。図10は動
画編集処理ルーチンのフローチャートである。この処理
では、CPUは、まず、編集管理データを入力し(ステ
ップS10)、このデータに基づいて、各画像データの
出力タイミングおよび切替効果の開始タイミングなどを
設定する(ステップS20)。次に、編集管理データに
基づいて、チャンネルCH1およびチャンネルCH2に
画像を出力する(ステップS30,S40)。単一の動
画が表示される期間は、チャンネルCH1,CH2のい
ずれか一方にのみ画像が出力されるため、ステップS3
0,S40の一方は実質的にスキップされる。ワイプ、
スライドなどの効果を伴って場面を切り替える場合や、
一の画像にテロップなどを重ね合わせて表示する場合に
は、チャンネルCH1,CH2の双方に画像が出力され
る。
【0051】CPUは、画像の出力と合わせて、切替効
果の制御信号を動画編集ボード21に出力する(ステッ
プS50)。先に説明した通り、編集管理データでは、
編集効果名に対応するインデックスIDEが指定されて
いるため、CPUは、このインデックスIDEと番組名
のインデックスIDPとに基づいて、効果設定テーブル
44を参照して切替効果の内容を特定し、切替処理メモ
リ46に記憶されている制御信号を出力するのである。
編集効果名が指定されていない時は、ステップS50は
実質的にスキップされる。
【0052】CPUは、上述の処理を番組が終了するま
で繰り返し実行して、編集動画データを生成する(ステ
ップS60)。なお、図10では、図示の都合上、ステ
ップS30〜S50の処理を逐次実行する形式で示した
が、これらの処理は、順序を入れ替えて実行するものと
してもよいし、並列処理してもよい。
【0053】E.効果:以上で説明した本実施例の動画
編集装置によれば、効果設定テーブルを用いることによ
り、動画の編集、特に場面の切替効果の設定における作
業負担の軽減および確実性の向上を図ることができる。
この効果について具体的に説明する。図11は本実施例
により動画を編集する様子を示す説明図である。図中の
左側に示す編集管理データに基づいて動画の編集を行う
場合を考える。即ち、場面1「オープニング」、場面2
「スタジオ」、場面3「中継」、場面4「スタジオ」の
4つの場面の間を、効果1「スタジオへ」、効果2「中
継へ」、効果3「スタジオへ」の効果を施しつつ切り替
える場合について考える。効果1、効果3の双方で同じ
切替効果「スタジオへ」を適用している。
【0054】最初に、編集効果名と切替効果とが、効果
設定テーブル44aに示す対応関係で設定されている場
合を考える。つまり、編集効果名「スタジオへ」に対し
て切替効果「ワイプ1」、編集効果名「中継へ」に対し
て切替効果「スライドA」、編集効果名「VTRへ」に
対して切替効果「スライドB」が対応づけられているも
のとする。ここでは、一つの番組に対応した設定のみを
示した。かかる効果設定テーブル44aを用いて動画編
集を行うと、図中の矢印Aで示す通り、編集動画データ
MVaが生成される。この編集動画データMVaでは、
「オープニング」場面の後、「ワイプ1」の切替効果に
よって「スタジオ」場面に切り替わる。その後、「スラ
イドA」の切替効果によって「中継」場面に切り替わ
り、再び「ワイプ1」の切替効果によって「スタジオ」
場面に切り替わる。
【0055】次に、編集管理データ43は、変更せず、
効果設定テーブル44aのみを、効果設定テーブル44
bに変更した場合を考える。効果設定テーブル44bで
は、編集効果名「スタジオへ」および編集効果名「中継
へ」がそれぞれ切替効果「スライドB」、切替効果「ワ
イプ3」に変更されている。かかるテーブル44bを用
いた場合には、図中に矢印Bで示す通り、編集動画デー
タMVbが生成される。「場面1:オープニング」後の
切替効果および「場面3:中継」後の切替効果が「スラ
イドB]に変更され、「場面2:スタジオ」後の切替効
果が「ワイプ3」に変更される。
【0056】このように本実施例の動画編集装置によれ
ば、効果設定テーブルにおける編集効果名と切替効果と
の対応関係を変更するだけで、それぞれの編集効果名が
指定された個所に施される切替効果を一括して変更する
ことができる。このため、場面の切り替えごとに切替効
果を個別に指定する場合に比較して、編集作業の負担を
軽減することができる。また、切替効果の変更ミスなど
を回避でき、編集作業の確実性を向上することができ
る。
【0057】一般に番組の編集では、一定の切替効果を
複数箇所で統一的に使用する場合が多い。また、いずれ
の切替効果を用いるかは、種々の効果を施しながら試行
錯誤的に設定するのが通常である。本実施例は、切替効
果を効果設定テーブル44によって間接的に指定するた
め、切替効果を一括して容易に変更することができ、そ
の作業負担を軽減することができる。このように本実施
例の動画編集装置は、統一的に用いられる切替効果が多
用される場合の編集作業に特に有効活用することができ
る。
【0058】また、本実施例では、図6に示した通り、
効果設定テーブル44を二次元的なテーブルとしてい
る。つまり、編集効果名と番組名とを指定することによ
り切替効果が特定されるように設定している。かかるテ
ーブルを用いることにより、切替効果を柔軟に設定する
ことができ、また、編集管理データを番組間で流用する
ことも容易となる。例えば、スタジオ画像、中継画像、
VTR画像などを同じような構成で使用する2種類の番
組「ニュース」「ワイドショー」について、「ニュー
ス」用に設定された編集管理データを流用する場合を考
える。かかる場合、図8に示した編集管理データの番組
名を「ニュース」から「ワイドショー」に変更すれば、
図6に示す効果設定テーブル44により特定される切替
効果が変更され、スタジオへの場面効果は、「ワイプ
1」から「スライドC」に直ちに切り替えられる。これ
と合わせて、編集管理データにおいて画面データを特定
するインデックスIDをワイドショー用に修正すれば、
直ちにワイドショーの編集動画データを得ることができ
る。
【0059】F.変形例:効果設定テーブル44は、本
実施例の形式に限定されるものではない。図12は効果
設定テーブルの第1変形例を示す説明図である。一次元
のテーブルで設定した例を示した。番組名に関わらず、
編集効果名と切替効果とを1対1で対応付けた例であ
る。図13は効果設定テーブルの第2変形例を示す説明
図である。3次元以上のテーブルで設定した例を示し
た。ここでは、編集効果名、番組名に加えて、1月、2
月という時期を含めた3つのパラメータで切替効果を特
定する場合を例示した。こうすることにより、一定の番
組、一定の構成でも時期に応じて、より柔軟に切替効果
を設定することができる利点がある。効果設定テーブル
44は、切替効果を間接的に特定可能な態様であれば、
いかなる次元のテーブルとして構成してもよい。また、
2次元および3次元以上のテーブルとして構成する場
合、編集効果名、番組名、時期など以外に種々のパラメ
ータを適用することができることは言うまでもない。
【0060】G.第2実施例:次に、本発明の第2実施
例としての動画編集装置について説明する。第1実施例
では、場面ごとの切替効果を効果設定テーブル44によ
って間接的に指定する動画編集装置を例示した。これに
対し、第2実施例では、主映像に重ね合わせるカバー画
像、例えばテロップやスポンサー紹介などを間接的に指
定する動画編集装置を示す。第2実施例のハードウェア
構成は、第1実施例と同様である(図2および図3参
照)が、上述した機能上の差異があるため、機能ブロッ
クが第1実施例と相違する。
【0061】図14は第2実施例の動画編集装置の機能
ブロックを示す説明図である。第1実施例(図4)に対
し、効果設定テーブル44の代わりにカバー設定テーブ
ル44cが設けられている点で相違する。また、編集管
理データメモリ43aに記憶されているデータの形式、
および動画編集時に信号をやりとりする経路が相違す
る。
【0062】図15はカバー設定テーブル44cに記憶
されるデータ例を示す説明図である。図15では、カバ
ー画像名として、「スポンサー」「出演者」「字幕」の
3種類を設定した場合を例示した。それぞれのカバー画
像名には、インデックスID2が付されている。番組名
は、第1実施例の効果設定テーブル44と同様、インデ
ックスIDPにより特定される。カバー設定テーブル4
4cでは、ユーザが任意に設定したカバー画像名および
番組名に対して、カバー画像が特定される。例えば、番
組名「ニュース」において、「スポンサー」というカバ
ー画像名を指定すると、カバー画像として「スポンサー
A」という画像データが特定される。重ね合わされる画
像データは、番組の主画像と同じく画像データメモリ4
5に記憶されているから、カバー設定テーブル44cで
は、このメモリ45上で、画像データを特定できるよ
う、インデックスIDが付されている。なお、本実施例
では、カバー画像が静止画である場合も動画と同様のデ
ータを用意し、動画として扱っている。カバー画像とし
て静止画のデータ、即ち1フレーム分の画像データを用
いることも可能である。かかる場合には、例えば、カバ
ー設定テーブル44cにおいて、画像データを特定する
インデックスIDとともに、静止画であることを示す属
性データを記憶し、属性データに応じて画像データメモ
リ45からのデータの出力態様を切り替えるようにすれ
ばよい。
【0063】図16は第2実施例における編集管理デー
タの例を示す説明図である。第2実施例では、主画像デ
ータにカバー画像を重ね合わせるため、図示する通り、
主画像データとカバー画像データの2種類を時系列的に
特定可能なデータ構造を採用した。主画像データは、第
1実施例と同様、「オープニング」「スタジオ」「エン
ディング」など、各場面ごとにインデックス、開始点、
終了点を指定する。ここでは、場面ごとの切替効果を省
略したが、第1実施例と同様、切替効果を介して場面を
切り替えるものとしてもよい。
【0064】カバー画像データは、重ね合わせられる画
像の種類を特定する。但し、画像を直接指定するのでは
なく、カバー設定テーブル44cに登録されたカバー画
像名で指定する。図16の例では、カバー1「スポンサ
ー」、カバー2「字幕」、カバー3「出演者」などが指
定されている。カバー画像名は、それぞれカバー設定テ
ーブル44cに登録されたインデックスID2が付され
て指定される。また、各カバー画像名に、重ね合わせ時
のパラメータ、即ち開始点、終了点が特定される。画像
を重ね合わせる際の位置や大きさを併せて指定するよう
にしてもよい。
【0065】上述の設定は、第1実施例と同様、図9に
示した表示画面によって行われる。カバー設定テーブル
44cは、図9中の効果設定ウィンドウ70と同様の形
式で表示される。即ち、編集効果名ボックス72中にカ
バー画像名が表示され、切替効果フィールド71中に
は、それぞれ対応するカバー画像の一場面が縮小表示さ
れる。カバー設定テーブル44cへのカバー画像の登録
は、第1実施例の切替効果ウィンドウ60のアイコンに
代えて、利用可能な画像を縮小表示し、この縮小表示を
マウスなどの操作でカバー設定テーブル44cの各領域
にドラッグ・アンド・ドロップする方式を用いることが
できる。また、キーボードから、画像の名称やインデッ
クスなどを直接入力して指定する方式を適用してもよ
い。
【0066】編集管理データにおけるカバー画像の設定
は、図9中のカバー画像設定バー53で行う。ここに、
マウスなどの操作によって、ウィンドウ70に登録され
たカバー画像名をドラッグ・アンド・ドロップすること
によって、カバー画像を指定することができる。また、
編集バー51での操作と同様、カバー画像設定バー53
上の横幅を変更することによって、カバー画像が挿入さ
れる時間などを調整することができる。
【0067】こうして編集情報を設定した後、編集動画
データの生成を実行する指示が入力されると、制御部4
2は第1実施例と同様の流れで動画の編集を実行する。
但し、第1実施例では、効果設定テーブル44を参照し
て切替効果を特定したのに対し、第2実施例では、カバ
ー設定テーブル44cを参照してカバー画像を特定する
点で相違する。制御部42は、カバー画像を特定する
と、画像データメモリ45にアクセスして、編集管理デ
ータで指示されたタイミングでカバー画像をチャンネル
CH1またはCH2に出力する。また、このタイミング
に合わせて、切替処理メモリ46を介して、チャンネル
CH1,CH2の画像を重ね合わせるための制御信号を
画像編集部47に出力させる。
【0068】第2実施例の動画編集装置によれば、カバ
ー画像を間接的に指定することによって、その変更を容
易かつ確実に行うことができる。例えば、番組のスポン
サー、出演者などに変更が生じた場合でも、カバー設定
テーブル44cの対応関係を修正すれば、直ちに編集動
画データを修正することができる。また、スポンサーや
出演者の紹介などを番組の複数箇所で挿入している場合
でも、一括して変更することができるため、修正作業を
容易かつ確実に行うことができる。さらに、第2実施例
の動画編集装置によれば、カバー画像名と番組名とで2
次元的にカバー画像を特定する形式でカバー設定テーブ
ルを設定しているため、カバー画像をより柔軟に設定で
きる他、複数の番組間での編集管理データの流用が容易
になるという利点もある。即ち、第2実施例の動画編集
装置を適用すれば、一旦編集した編集管理データを他の
番組で使用する場合、編集管理データの番組名を変更す
ることにより、カバー画像を直ちに変更することができ
るのである。
【0069】もちろん、第1実施例の効果設定テーブル
について図12に示したのと同様、第2実施例において
も、カバー設定テーブルは、1次元テーブルまたは3次
元テーブルなど多種多用な形式で設定することが可能で
ある。カバー画像を間接的に特定可能な形式であればよ
い。
【0070】H.第3実施例:次に、本発明の第3実施
例としての動画編集装置について説明する。第3実施例
では、主映像の場面間に挿入するつなぎ画像、例えばコ
マーシャル画像などを間接的に指定する動画編集装置を
示す。第3実施例のハードウェア構成は、第1実施例と
同様である(図2および図3参照)が、上述した機能上
の差異があるため、機能ブロックが第1実施例と相違す
る。
【0071】図17は第3実施例の動画編集装置の機能
ブロックを示す説明図である。第1実施例(図4)に対
し、効果設定テーブル44の代わりにつなぎ画像設定テ
ーブル44dが設けられている点で相違する。
【0072】図18はつなぎ画像設定テーブル44dに
記憶されるデータ例を示す説明図である。図18では、
つなぎ画像名として、「スポンサーA」、「スポンサー
B」、「スポンサーC」の3種類を設定した場合を示し
た。例として東京向けと大阪向けの2種類のテーブル4
4d1,44d2を例示した。各つなぎ画像名にはイン
デックスID3が付され、つなぎ画像には、画像データ
メモリ45上で画像データを特定するためのインデック
スIcmが付されている。
【0073】図19は第3実施例により動画を編集する
様子を示す説明図である。図18に例示した東京向けの
設定テーブル44d1,大阪向けの設定テーブル44d
2を使い分けることにより、各地域に合わせた編集動画
データを生成する場合を例示した。
【0074】編集管理データメモリ43bには、図示す
る通り、場面1〜場面4までの主画像データ間に、つな
ぎ1〜つなぎ4のつなぎ画像を挿入するよう設定された
編集管理データが記憶されているものとする。第3実施
例では、つなぎ画像は、コマーシャル画像とした。つな
ぎ1〜つなぎ4には、スポンサーA〜スポンサーCのつ
なぎ画像名がそれぞれ割り当てられている。
【0075】動画編集装置は、この編集管理データに基
づき、第1実施例で説明したのと同様の手順によって編
集動画データを生成する。ここで、東京向けの番組を作
成する際には、つなぎ画像設定テーブル44d1を用い
る。従って、編集管理データ中のスポンサーA〜スポン
サーCの部分では、それぞれつなぎ画像CMA1〜CM
C1が挿入され、編集動画データMV(東京)が生成さ
れる。
【0076】一方、大阪向けの番組を作成する際には、
つなぎ画像設定テーブル44d2を用いる。従って、編
集管理データ中のスポンサーA〜スポンサーCの部分で
は、それぞれつなぎ画像CMA2〜CMC2が挿入さ
れ、編集動画データMV(大阪)が生成される。実際の
スポンサーと、つなぎ画像名(スポンサーA〜スポンサ
ーC)の対応関係は、2つのテーブル44d1,44d
2で一致している必要はない。例えば、スポンサーAに
対し、東京向けのコマーシャル画像CMA1と、大阪向
けのコマーシャル画像CMA2の提供者が異なっていて
も構わない。
【0077】第3実施例の編集動画装置によれば、つな
ぎ画像設定テーブル44dの対応関係を変更することに
より、容易に編集動画データに挿入されるつなぎ画像を
変更することができる。図19で例示した通り、番組が
放送される地方によってコマーシャルの内容を変更する
ことができる。従って、放送局によってスポンサーが異
なる場合でも編集動画データを容易に生成することがで
きる。
【0078】第3実施例では、2つの地方でつなぎ画像
を変更する場合を例示したが、3つ以上の地方で変更し
ても構わない。放送する時間帯、季節など、地域以外の
パラメータに基づいて変更しても構わない。つなぎ画像
は、コマーシャル画像に限られない。例えば、場面と場
面の切り換え時にわずかに挿入される暗転画面その他の
効果画面、出演者紹介画面、タイトル画面などをつなぎ
画像としてもよい。
【0079】第3実施例では、つなぎ画像名と画像デー
タとを対応づけるテーブルとしたが、つなぎ画像の挿入
時間、挿入時に施す画面効果など、つなぎ画像挿入に関
する種々のパラメータと、つなぎ画像名との対応をつな
ぎ画像設定テーブル44dに記憶するものとしてもよ
い。例えば、暗転画面をつなぎ画像として用いる場合
に、パラメータを種々変更することにより、暗転の長さ
等を容易に切り換えることができる。
【0080】以上で説明した動画編集装置によれば、い
ずれも場面の切替効果、カバー画像およびつなぎ画像な
どを間接的に指定可能とすることにより、動画編集の作
業負担の軽減および確実性の向上を図ることができる。
この結果、動画編集装置の利便性を大きく向上すること
ができる。間接的に指定する対象は、切替効果、カバー
画像、およびつなぎ画像に限定されるものではない。番
組において複数回、統一的に用いられ、編集過程におい
て変更の可能性が高い種々の条件を対象とすることがで
きる。例えば、明度や色相調整など一の画面に施される
画面効果を間接的に指定するようにしてもよい。
【0081】以上の実施例では、動画編集処理を行う際
に、効果設定テーブル等を参照して、切替効果等を特定
しつつ、編集動画データを生成する場合を説明した。こ
れに対し、効果設定テーブル等を参照して、切替効果等
を特定した中間的な編集管理データを一旦生成し、その
後、中間的な編集管理データに基づいて動画編集を行っ
ても構わない。中間的な編集管理データを生成すること
により、動画編集時の負担を軽減することができ、編集
動画データの生成時に要求されるリアルタイム性をより
容易に満たすことができる利点がある。
【0082】以上、本発明の種々の実施例について説明
したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その趣
旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができるこ
とはいうまでもない。第1実施例から第3実施例の構成
および機能を組み合わせることも可能である。効果設定
テーブルは、全てをユーザが定義するものとしてもよい
し、予め設定されたテンプレートを用意し、これをユー
ザがカスタマイズするものとしてもよい。テンプレート
は、動画の種類に応じて複数種類用意することがより好
ましい。上記実施例において、ソフトウェアで実現して
いる処理をハードウェアで実現するものとしてもよい
し、その逆を行ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念を示す説明図である。
【図2】実施例としての動画編集システムの全体構成を
示す説明図である。
【図3】動画編集ボード21の概略構成を示す説明図で
ある。
【図4】動画編集装置の機能ブロックを示す説明図であ
る。
【図5】画像データメモリ45に記憶されるデータ構造
を示す説明図である。
【図6】効果設定テーブル44に記憶されるデータ例を
示す説明図である。
【図7】切替処理メモリ46に記憶されたデータを例示
する説明図である。
【図8】編集管理データメモリ43に記憶されるデータ
例を示す説明図である。
【図9】動画の編集情報を指定する画面表示の例を示す
説明図である。
【図10】動画編集処理ルーチンのフローチャートであ
る。
【図11】本実施例により動画を編集する様子を示す説
明図である。
【図12】効果設定テーブル44の第1変形例を示す説
明図である。
【図13】効果設定テーブル44の第2変形例を示す説
明図である。
【図14】第2実施例の動画編集装置の機能ブロックを
示す説明図である。
【図15】カバー設定テーブル44cに記憶されるデー
タ例を示す説明図である。
【図16】第2実施例における編集管理データの例を示
す説明図である。
【図17】第3実施例の動画編集装置の機能ブロックを
示す説明図である。
【図18】カバー設定テーブル44dに記憶されるデー
タ例を示す説明図である。
【図19】第3実施例により動画を編集する様子を示す
説明図である。
【図20】従来のノンリニア編集の様子を示す説明図で
ある。
【符号の説明】 1…ビデオカメラ 2…録画装置 3…ビデオテープ 10…コンピュータ 11…ディスプレイ 12…キーボード 13…マウス 14…本体 15…ハードディスク 21…動画編集ボード 22a,22b…バッファ 23a,23b…逐次デコーダ 24a,24b…バッファ 25a,25b…エフェクタ 26a,26b…バッファ 27…コンポジッタ 28…バッファ 29…ビデオ出力 30…エンコーダ 31…バッファ 40…コマンド入力部 41…表示部 42…制御部 43,43a,43b…編集管理データメモリ 44,44a,44b…効果設定テーブル 44c…カバー設定テーブル 44d,44d1,44d2…つなぎ画像設定テーブル 45…画像データメモリ 46…切替処理メモリ 47…画像編集部 48…データ出力部 50…編集ウィンドウ 51…編集バー 52…切替効果設定バー 53…カバー画像設定バー 60…切替効果ウィンドウ 61…切替効果フィールド 62…アイコン 63…フィールド切替ボタン 70…効果設定ウィンドウ 70…ウィンドウ 71…切替効果設定フィールド 72…編集効果名ボックス 72U,72D…アップ・ダウンボタン 72…効果名ボックス 73…番組名ボックス 73L,73R…スライドボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つの動画データを含む複数
    の画像データを合成して一連の編集動画データを生成す
    る動画編集装置であって、 前記複数の画像データを記憶する画像データ記憶手段
    と、 前記編集動画データに適用する編集エフェクトと、編集
    時に使用される編集効果名とを対応付けて記憶する効果
    設定記憶手段と、 編集動画データを構成する前記画像データおよび前記編
    集効果名とを時系列的に特定した編集管理データを記憶
    する編集管理データ記憶手段と、 該編集管理データに基づいて、前記効果設定記憶手段に
    記憶された対応関係で前記編集エフェクトを施しつつ、
    前記編集動画データを生成する画像編集手段と、 前記エフェクト設定記憶手段に記憶された対応関係をユ
    ーザによって変更可能な変更手段とを備える動画編集装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の動画編集装置であって、 前記編集エフェクトは、前記画像データに施し得る効果
    として予め用意された画面効果である動画編集装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の動画編集装置であって、 前記画面効果は、複数の画像データを対象として施され
    る処理であり、 前記効果設定記憶手段は、前記処理の態様および前記対
    象となる画像データの少なくとも一方と前記編集効果名
    とを対応付けて記憶する手段である動画編集装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の動画編集装置であって、 前記画面効果は、一の画像データから他の画像データへ
    の切り替え時に施される切替効果であり、 前記効果設定記憶手段は、前記切替効果と前記編集効果
    名とを対応付けて記憶する手段である動画編集装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の動画編集装置であって、 前記画面効果は、副画像データを主画像データの一部に
    重ね合わせて表示するスーパーインポーズであり、 前記効果設定記憶手段は、前記副画像データの種類と前
    記編集効果名とを対応付けて記憶する手段である動画編
    集装置。
  6. 【請求項6】 前記効果設定記憶手段で対応づけられる
    前記副画像データは、字幕データである請求項5記載の
    動画編集装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の動画編集装置であって、 前記編集エフェクトは、前記編集動画データを構成する
    前記複数の画像データ間へのつなぎ画像の挿入である動
    画編集装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の動画編集装置であって、 前記効果設定記憶手段は、前記つなぎ画像と前記編集効
    果名とを対応付けて記憶する動画編集装置。
  9. 【請求項9】 前記効果設定記憶手段は、前記編集効果
    名を含む複数のパラメータと前記編集エフェクトとを対
    応付けて記憶する請求項1記載の動画編集装置。
  10. 【請求項10】 前記効果設定記憶手段は、所定の編集
    エフェクトと、所定の編集効果名とが予め対応付けられ
    た効果設定テンプレートを有する請求項1記載の動画編
    集装置。
  11. 【請求項11】 少なくとも一つの動画データを含む複
    数の画像データを合成して一連の編集動画データを生成
    する動画編集装置であって、 前記編集動画データに適用する編集エフェクトと、編集
    時に使用される編集効果名との対応関係を表示する効果
    設定表示部と、 前記画像データと前記編集効果名とを時系列的に特定す
    る編集管理データを設定する編集管理データ設定手段
    と、 ユーザによって前記対応関係を変更することにより前記
    編集動画データに施される編集エフェクトを変更する効
    果変更手段とを備える動画編集装置。
  12. 【請求項12】 少なくとも一つの動画データを含む複
    数の画像データを合成して一連の編集動画データを生成
    する動画編集方法であって、 (a) 前記複数の画像データを用意する工程と、
    (b) 前記編集動画データに適用する編集エフェクト
    と、編集時に使用される編集効果名とを対応付けた効果
    設定テーブルをユーザが編集する工程と、(c) 前記
    編集動画データを構成する前記画像データおよび前記編
    集効果名とを時系列的に特定する編集管理データを設定
    する工程と、(d) 該編集管理データに基づいて、前
    記効果設定テーブルで特定された対応関係でそれぞれの
    画像データに対して前記画面効果を施して編集動画デー
    タを生成する工程とを備える動画編集方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の動画編集方法であっ
    て、 前記編集エフェクトは、一の画像データから他の画像デ
    ータへの切り替え時に施される切替効果であり、 前記効果設定テーブルは、前記切替効果と前記編集効果
    名とを対応付けるテーブルである動画編集方法。
  14. 【請求項14】 請求項12記載の動画編集方法であっ
    て、 前記編集エフェクトは、副画像データを主画像データの
    一部に重ね合わせて表示するスーパーインポーズであ
    り、 前記効果設定テーブルは、前記副画像データの種類と前
    記編集効果名とを対応付けるテーブルである動画編集方
    法。
  15. 【請求項15】 請求項12記載の動画編集方法であっ
    て、 前記編集エフェクトは、前記編集動画データにおいて、
    前記複数の画像データ間に別途用意されたつなぎ画像の
    挿入であり、 前記効果設定テーブルは、前記つなぎ画像と前記編集効
    果名とを対応付けるテーブルである動画編集方法。
  16. 【請求項16】 少なくとも一つの動画データを含む複
    数の画像データを合成して一連の編集動画データを生成
    するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体であって、 予め記憶された前記複数の画像データの出力を制御する
    機能と、 前記編集動画データに適用する編集エフェクトと、編集
    に使用される編集効果名とを対応づけて記憶する効果設
    定テーブルを編集する機能と、 編集動画データを構成する前記画像データおよび前記編
    集効果名とを時系列的に特定する編集管理データを編集
    する機能と、 該編集管理データに基づいて、前記画像データの出力を
    制御するとともに、前記効果設定テーブルに記憶された
    対応関係で特定される前記編集エフェクトの実行を制御
    する機能とを実現するプログラムを記録した記録媒体。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の記録媒体であって、 前記編集エフェクトは、一の画像データから他の画像デ
    ータへの切り替え時に施される切替効果であり、 前記効果設定テーブルは、前記切替効果と前記編集効果
    名とを対応付けるテーブルである記録媒体。
  18. 【請求項18】 請求項16記載の記録媒体であって、 前記編集エフェクトは、副画像データを主画像データの
    一部に重ね合わせて表示するスーパーインポーズであ
    り、 前記効果設定テーブルは、前記副画像データの種類と前
    記編集効果名とを対応付けるテーブルである記録媒体。
  19. 【請求項19】 請求項16記載の記録媒体であって、 前記編集エフェクトは、前記編集動画データにおいて、
    前記複数の画像データ間に別途用意されたつなぎ画像の
    挿入であり、 前記効果設定テーブルは、前記つなぎ画像と前記編集効
    果名とを対応付けるテーブルである記録媒体。
  20. 【請求項20】 少なくとも一つの動画データを含む複
    数の画像データを合成して一連の編集動画データを生成
    するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体であって、 前記編集動画データ生成時に使用される編集可能なテー
    ブルであって、初期値として前記編集動画データに適用
    される所定の編集エフェクトと、編集に使用される所定
    の編集効果名とが対応付けられた効果設定テーブルが記
    録されている記録媒体。
  21. 【請求項21】 少なくとも一つの動画データを含む複
    数の画像データを合成して一連の編集動画データを生成
    する機能を実現するプログラムを記録したコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体であって、 前記編集動画データに適用する編集エフェクトと、編集
    時に使用される編集効果名との対応関係を特定する効果
    設定テーブルを表示する機能と、 前記画像データと前記編集効果名とを時系列的に特定す
    る編集管理データを編集する機能と、前記対応関係が変
    更された場合に、前記編集動画データに施される編集エ
    フェクトを変更する機能とを実現するプログラムを記録
    した記録媒体。
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