JP2001196989A - 重複信号判別方法、及び重複信号判別方法を採用する中継伝送システム - Google Patents

重複信号判別方法、及び重複信号判別方法を採用する中継伝送システム

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JP2001196989A
JP2001196989A JP2000007227A JP2000007227A JP2001196989A JP 2001196989 A JP2001196989 A JP 2001196989A JP 2000007227 A JP2000007227 A JP 2000007227A JP 2000007227 A JP2000007227 A JP 2000007227A JP 2001196989 A JP2001196989 A JP 2001196989A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発信器、中継器、受信器を備える中継伝送シス
テムにおいて、信号内の中継情報による重複信号判別方
法及びその方法を利用したシステムを提供する。 【手段】ワイヤレス信号は、IDコードと、中継情報を
含んだ制御データとを少なくとも含んだ構成とされ、ワ
イヤレス受信器1、受信処理したワイヤレス信号を履歴
データとして所定時間保持している間に、別のワイヤレ
ス信号を受信したときには、保持している履歴データ
と、受信したワイヤレス信号に含まれる中継情報とを比
較して、受信処理を行うか、どうかを判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の制御コマン
ドを含んだワイヤレス信号を発信するワイヤレス発信器
と、そのワイヤス信号を受信し、中継処理するワイヤレ
ス中継器と、上記ワイヤレス信号を受信して、所定の処
理を行うワイヤレス受信器とを備えた中継伝送システム
において、重複信号の受信処理を行わないための重複信
号判別方法およびこの方法を採用する送受信システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のレストランなどのワイヤレスコー
ルシステムにおいて、サービスコール受信器やワイヤレ
スコール受信器は、受信信号のすべてに対して受信処理
を行っている。したがって、サービスコールシステム及
びワイヤレスコールシステムの使用可能エリアを拡大す
るために中継器を利用した場合、発信器から直接送信さ
れる信号と、中継器によって中継される信号との両方に
ついて受信処理がなされる。
【0003】そのため、複数台の中継器を使用すれば、
各受信器および各中継器にかかる負荷は増大し、システ
ム全体の効率は悪くなる。
【0004】このような問題に対して、中継器を含んだ
ワイヤレス伝送システムでは、伝送フォーマット内に信
号ごとにユニークな識別番号を設けることにより、同一
の識別番号の信号について重複して受信した場合、最初
に受信した信号のみ処理し、後で受信した信号は処理し
ないという方法を採用している。
【0005】また、受信処理ののち所定時間が経過する
までは、同一発信器からの信号は受信処理しないといっ
た方法を採用するシステムもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者におい
ては、伝送フォーマット内に信号の識別番号を持ってい
ないサービスコール受信器やワイヤレスコール受信器で
は、上記の方法では重複信号を判断することはできな
い。また、後者については、所定時間が経過する間も受
信処理してほしいとの要望もある。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、受信信号の伝送フォーマット内に、中継
した回数を表わすコードと、信号を送信した発信器また
は中継器を表わす機器ごとにユニークなコードの両方ま
たは一方を設け、これらと受信処理済の履歴データとの
比較により、同一データが受信済であるか否かを判断す
る重複信号判別方法を提供することを第1の目的とす
る。
【0008】第2の目的は、上記方法を採用するシステ
ムを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の重複信号判別方法では、
ワイヤレス信号は、IDコードと、中継情報を含んだ制
御データとを少なくとも含んだ構成とされ、上記ワイヤ
レス受信器は、受信処理したワイヤレス信号を履歴デー
タとして所定時間保持している間に、別のワイヤレス信
号を受信したときには、保持している履歴データと、受
信したワイヤレス信号に含まれる中継情報とを比較し
て、受信処理を行うか、どうかを判別する。
【0010】請求項2に記載の重複信号判別方法では、
中継情報が、ワイヤレス中継器による中継処理がなされ
る毎に、カウントアップされる中継回数コードとしてい
る。
【0011】請求項3に記載の重複信号判別方法では、
中継情報が、ワイヤレス中継器に応じて予め中継発信時
間を規定した中継機器コードとしている。
【0012】請求項4に記載の重複信号判別方法では、
中継情報が、ワイヤレス中継器による中継処理がなされ
る毎に、カウントアップされる中継回数コードと、ワイ
ヤレス中継器に応じて予め中継発信時間を規定した中継
機器コードとを含んだものである。
【0013】請求項5に記載の重複信号判別方法では、
ワイヤレス受信器は、ワイヤレス信号を受信する毎に、
そのワイヤレス信号とワイヤレス履歴データとを比較
し、受信したワイヤレス信号に含まれる中継回数コード
が、履歴データに含まれる中継回数コードと同じ場合の
み受信処理を行うことを特徴とする。
【0014】請求項6に記載の重複信号判別方法では、
ワイヤレス受信器は、ワイヤレス信号を受信する毎に、
そのワイヤレス信号とワイヤレス履歴データとを比較
し、受信したワイヤレス信号に含まれる中継回数コード
が、履歴データに含まれる中継回数コードと同じか、そ
れよりも小さい場合のみ受信処理を行うことを特徴とす
る。
【0015】請求項7に記載の重複信号判別方法では、
ワイヤレス中継器は、予め中継機器コードに応じた中継
発信時間を、優先順位として設定されており、ワイヤレ
ス受信器は、ワイヤレス信号を受信する毎に、そのワイ
ヤレス信号とワイヤレス履歴データとを比較し、受信し
たワイヤレス信号に含まれる中継機器コードが、履歴デ
ータに含まれる中継機器コードよりも優先順位が低い場
合には、受信処理を禁止することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面とともに説明する。
【0017】図1は、本発明の重複信号判別方法を採用
するシステムのシステム構成図の一例である。図におい
て、1はレストラン等でオーダー番号等を表示する可変
表示型ワイヤレス受信器、2は各ワイヤレス発信器から
の信号を中継し受信器へ送信するワイヤレス中継器、3
は押ボタンで呼出信号を発信する卓上発信器、4は同じ
く壁掛型発信器、5は複数の押ボタンを備え各押ボタン
に対応して呼出信号を発信する集中発信器、6は表示受
信器に表示している番号等を消去する集中消去発信器、
7はセンサ検知により呼出信号を発信する熱線センサ発
信器である。
【0018】図2および図3は、受信器1および中継器
2の各々の内部構成を示すブロック図である。
【0019】図2において、10は表示受信器1の各部
を制御するCPU、11は発信器3または中継器2から
の信号を受信する無線受信部、12は発信器ID等の登
録データを記憶するID情報記憶部、13は電源部、1
4は電源のオン・オフするためのSW入力部、15は呼
出元などを表示し複数の表示窓で構成される表示部、1
6は受信したことを音で知らせるための音鳴動部であ
る。
【0020】表示受信器1の無線受信部11が呼出信号
を受信すると、CPU10は、受信した信号が受信済で
あるかどうかを判別し、未受信であれば以下の受信処理
を行い、受信済であれば受信処理は行わない。
【0021】受信処理では、CPU10は、受信した信
号が、ID情報記憶部12に登録されている発信器ID
に一致するものがあるかどうかを検索し、一致するもの
があれば、呼出信号に対応した番号を表示部15に表示
し、音鳴動部16により呼出音を出力する。
【0022】また図3において、20は中継器2を制御
するCPU、21は信号の送受信を行う無線送受信部、
22はID情報記憶部、23は電源部、24はSW入力
部、25は表示部である。CPU20は、受信した信号
がID情報記憶部22に登録されている発信器IDに一
致するものがあるかどうかを検索し、一致するものがあ
れば、受信した信号をそのままの形式で送信する。
【0023】中継器2は、無線送受信部21が呼出信号
を受信すると、CPU20は、受信した信号が受信済で
あるかどうかを判別し、未受信であれば受信処理および
送信処理を行い、受信済であれば受信処理等は行わな
い。
【0024】また、図4は、受信器または中継器に対し
て信号を発信する発信器の内部構成を示すブロック図で
ある。図において、30は発信器3を制御するCPU、
31は信号の送信を行う無線送信部、32はID情報記
憶部、33は電池、34はSW入力部、35は表示部で
ある。SW入力部34が操作されると、後述の制御デー
タ、ID、伝送データ等を1つの信号として送信する。
【0025】ここで、重複信号判別方法について簡単に
説明する。
【0026】本発明の重複信号判別方法を実現するため
には、上記システムにおいて、発信器3、中継器2、及
び受信器1がそれぞれ次のような役割を担っている。
【0027】発信器3は、信号内の、中継器2や受信器
1が重複信号の受信処理を行わないために使用する中継
情報に、後述する発信器自身のデータを設定し、信号を
送信する。中継情報には、中継器による中継処理がなさ
れる毎に、カウントアップされる中継回数コードと、中
継器に応じて予め中継発信時間を規定した中継機器コー
ドを含む。
【0028】また、この信号を受信した中継器2は、信
号内のこれらのコードと中継器2内に保存している履歴
データ内のコードとの比較により重複を判別するととも
に、信号が重複でなければ受信した信号内のこれらのコ
ードを中継器自身のコードに書き換えて送信する。
【0029】発信器3または中継器2からの信号を受信
した受信器1は、信号内のこれらのコードと受信器1内
に保存している履歴データ内のコードとの比較により重
複を判別する。
【0030】この発信器3、中継器2、受信器1のそれ
ぞれの役割を包括して、重複信号判別方法と呼ぶ。
【0031】次に、重複信号判別方法で重複判断に使用
する中継機器コード・中継回数コードを含む呼出信号デ
ータを、図5の伝送フォーマットで説明する。
【0032】呼出信号は、図5(a)に示すように、制
御データ、ID、伝送データ等で構成される。IDは、
同一種別の発信器のID等を表わし、伝送データには、
集中発信器の種類や操作したボタン番号等の情報が含ま
れる。
【0033】図5(b)は、制御データのビット構成を
示す図である。中継回数コード、中継機器コードはとも
に2ビットで構成され、中継回数コードは、コード値が
「00」で中継なし、「01」で1回中継、「10」で
2回中継を表わし、中継機器コードは、コード値が「0
0」で発信器、「01」で中継器1、「10」で中継器
2を表わす。
【0034】次に、重複信号判別方法で受信済であるか
どうかを判断するために蓄積する「受信済履歴データ」
について説明する。履歴データの構成を図6に示す。
【0035】1件の履歴データHは、上記伝送フォーマ
ットで説明した受信データ内の制御データ、ID、伝送
データを含み、さらに、データ有効期限タイマ値を有す
る。制御データ等は、受信処理が終了した受信データを
そのまま加工せずに、履歴データとして格納したもので
ある。
【0036】データ有効期限タイマ値とは、その値が0
より大きければデータが有効であることを意味し、0で
あればデータが無効であることを意味する。受信処理が
済んでデータが格納される時点では、最大値がセットさ
れ、その値は最大中継処理時間によって定まる。その後
時間の経過に従って、タイマ値が0になるまで減算さ
れ、タイマ値が0になった時点で、その履歴データを削
除する。または、タイマ値が0のまま無効データとして
放置してもよい。
【0037】以下に、本発明の重複信号判別方法の例で
ある、3種類の判別方法態様例を、呼出信号の流れ図及
び処理フローチャートを用いて説明する。
【0038】最初に、中継回数コードの比較により重複
信号を判別する方法について、図7及び図8を用いて説
明する。図7は、発信器と表示受信器と中継器2台を含
むシステムにおいて、発信器から送信する信号の流れを
示す図である。この重複信号判別方法は、この図のよう
なシリアル伝送システムにおいて有効に利用できる。も
ちろん、中継器を含まないシステムにおいても利用でき
る。
【0039】図において、CCは中継回数コードで、
(1)発信器3からのの信号を受信した中継器2は受
信信号の中継回数コードCCに1を加算して中継送信を
行い、(2)の信号を受信した中継器2´は受信信号
の中継回数コードCCに1を加算して中継送信を行い、
さらに、(3)の信号を受信した表示受信器1はの
信号の受信処理を行う。また、(4)の信号を受信し
た中継器2はの信号が重複信号であると判断し、信号
は廃棄される。
【0040】この重複信号判別を実現するための処理
を、図8のフローチャートに示す。受信信号のID・伝
送データがともに一致する履歴データが存在すれば、同
一発信器からの信号であると判断し、重複チェックを行
う。一致する履歴データがなければ、新たに履歴データ
を保存し受信処理を行う。重複チェックは、受信信号と
履歴データ各々の中継回数コードの比較により実施され
る。受信信号の中継回数コードが大きい場合は重複であ
ると判断し、受信処理は行わなず、その他の場合は、初
期値化した有効期限タイマ値と受信信号データで、履歴
データを上書き更新し受信処理を行う(以上、図8の1
01〜105参照)。
【0041】第二に、中継機器コードの比較により重複
信号を判別する方法について、図9及び図10を用いて
説明する。図9は、発信器と表示受信器と中継器2台を
含むシステムにおいて、発信器から送信する信号の流れ
を示す図である。この重複信号判別方法は、この図のよ
うなパラレル伝送システムにおいて有効に利用できる。
もちろん、中継器を含まないシステムや、中継器が1台
のみを含むシステムにおいても利用できる。
【0042】図において、RPCは中継機器コードで、
(1)発信器3からのの信号を受信した中継器2は受
信信号の中継機器コードRPCを自己の中継機器コード
に代えて中継送信を行い、また、(2)発信器からの
の信号を受信した中継器2´は受信信号の中継機器コー
ドRPCを自己の中継機器コードに代えて中継送信を行
う。
【0043】次に、(3)2台の中継器は発信器からの
信号をほぼ同時に受信するが、中継器2の方が中継器2
´よりも早く中継送信する(中継器2は中継器2´より
優先順位が高い)構成としており、そのための方が
よりも早く受信される。(4)表示受信器1がの信号
を受信したときは受信処理を行い、(5)表示受信器1
がの信号を受信したときは、の信号が重複信号であ
ると判断し、信号は廃棄される。(6)またはの信
号を中継器2、2´は、各々の信号を重複であると判断
し、信号は廃棄される。
【0044】上記(3)のように、中継器2´が中継器
2よりも遅く中継送信するために、中継器2´は、信号
を受信した後所定時間ディレーしてから送信するように
設定されている。このようにして、中継器ごとに予め中
継発信時間を規定して優先順位を決めている。
【0045】この重複信号判別を実現するための処理
を、図10のフローチャートに示す。受信信号のID・
伝送データがともに一致する履歴データが存在すれば、
同一発信器からの信号であると判断し、重複チェックを
行う。一致する履歴データがなければ、新たに履歴デー
タを保存し受信処理を行う。重複チェックは、受信信号
と履歴データ各々の中継機器コードの比較により実施さ
れる。受信信号の中継機器コードが大きい場合は重複で
あると判断し、受信処理は行わず、その他の場合は、初
期値化した有効期限タイマ値と受信信号データで、履歴
データを上書き更新し受信処理を行う(以上、図10の
201〜205参照)。
【0046】第三に、中継回数コード・中継機器コード
の各々の比較により重複信号を判別する方法について、
図11〜13を用いて説明する。図11は、この重複信
号判別を実現するための処理フローチャートである。
【0047】受信信号のID・伝送データがともに一致
する履歴データが存在すれば、同一発信器からの信号で
あると判断し、重複チェックを行う。一致する履歴デー
タがなければ、新たに履歴データを保存し受信処理を行
う。重複チェックは、受信信号と履歴データ各々の中継
回数コードおよび中継機器コードの比較により行う。受
信信号の中継回数コードが大きい場合または受信信号の
中継機器コードが大きい場合は重複であると判断し、受
信処理は行わず、その他の場合は、初期値化した有効期
限タイマ値と受信信号データで、履歴データを上書き更
新し受信処理を行う(以上、図11の301〜306参
照)。
【0048】なお、図11のフローチャートにおいて
は、先に中継回数コードを比較し次に中継機器コードを
比較しているが、比較順序は逆であってもよい。
【0049】この方法を使用すると、図12および図1
3に示すいずれのシステム構成においても、重複信号を
排除することが可能である。
【0050】図12は、発信器と表示受信器と中継器2
台を含むシステムにおいて、発信器から送信する信号の
流れを示す図である。ただし、中継器の1台は発信器と
互いに通信できない領域にある。
【0051】図において、CC、RPCはそれぞれ中継
回数コード、中継機器コードで、(1)発信器3からの
の信号を受信した中継器2は受信信号の中継回数コー
ドCCに1を加算し、さらに中継機器コードRPCを自
己の中継機器コードに代えて中継送信を行い、(2)
の信号を受信した表示受信器1はの信号の受信処理を
行う。
【0052】次に、(3)の信号を受信した中継器2
´は受信信号の中継回数コードCCに1を加算し、さら
に中継機器コードRPCを自己の中継機器コードに代え
て中継送信を行い、さらに、(4)の信号を受信した
表示受信器1は、の中継回数コードCCが履歴データ
の中継回数コードより大きいための信号が重複信号で
あると判断し、信号は廃棄される。また、(5)の信
号を受信した中継器2も、の中継回数コードCCが履
歴データの中継回数コードより大きいための信号が重
複信号であると判断し、信号は廃棄される。
【0053】図13に示すシステム構成においても、同
様の方法で重複信号の判別ができる。図13は、発信器
と表示受信器と中継器2台を含むシステムにおいて、発
信器から送信する信号の流れを示す図である。この場
合、図12の場合と異なり、両中継器ともに発信器と通
信ができる状態にある。
【0054】図において、CC、RPCはそれぞれ中継
回数コード、中継機器コードで(1)発信器3からの
の信号を受信した中継器2は受信信号の中継回数コード
CCに1を加算し、さらに受信信号の中継機器コードR
PCを自己の中継機器コードに代えて中継送信を行い、
また、(2)発信器からのの信号を受信した中継器2
´は受信信号の中継回数コードCCに1を加算し、さら
に受信信号の中継機器コードRPCを自己の中継機器コ
ードに代えて中継送信を行う。
【0055】次に、(3)2台の中継器は発信器からの
信号をほぼ同時に受信するが、中継器2の方が中継器2
´よりも早く中継送信する構成としており、そのため
の方がよりも早く受信される。(4)表示受信器1が
の信号を受信したときは受信処理を行い、(5)の
信号を受信した表示受信器1は、の中継機器コードR
PCが履歴データの中継機器コードより大きいための
信号が重複信号であると判断し、信号は廃棄される。
(6)またはの信号を受信した中継器2、2´は、
各々の信号を重複であると判断し、信号は廃棄される。
【0056】このように、中継回数コードおよび中継機
器コードの双方を比較する方法を採用すれば、図12に
示すシステムにおいては、中継回数コードの比較により
重複信号を検出することができ、図13に示すシステム
においては、中継機器コードの比較により重複信号を検
出することができる。すなわち、中継回数コードによる
重複信号判別方法が適用されるシステム(図7参照)に
おいても、中継機器コードによる重複信号判別方法が適
用されるシステム(図9参照)においても、使用が可能
である。
【0057】
【発明の効果】以上の説明からも理解できるように、本
発明に記載の重複信号判別方法では、中継処理時間内、
すなわち履歴データを保持している間であっても、中継
情報(中継回数コードや中継機器コード)の比較によっ
て、受信信号を受信処理する必要があると判断する場合
は、これを可能としている。
【0058】すなわち、信号を発信器から連続して送信
する場合、2番目の信号の受信が1番目の信号の中継処
理時間内であっても正常に処理することができ、かつ、
それぞれの信号ごとに発生する重複信号は受信処理しな
いようにできる。
【0059】また、中継処理時間経過後は、中継回数コ
ード等による重複信号判別をすることなく、無条件で受
信処理を行うことができる。
【0060】請求項1、2、5、6に記載の重複信号判
別方法では、信号内に設けた中継回数コードと履歴デー
タ内の中継回数コードとの比較という簡単な方法によっ
て、受信器は、重複信号の受信処理をしなくてすむ。ま
た、この中継回数コードを使用すれば、同一システム内
に複数の中継器を設置した場合であっても、中継器種別
を意識することなく重複信号を判断することができる。
【0061】特に請求項5、6では、中継処理時間内で
あって、受信信号の中継回数コードが履歴データの中継
回数コードよりも大きい場合は、受信信号が重複である
と判断しているため、重複信号を排除し、正規な信号の
みを受信処理することができる。
【0062】請求項1、3、7では、同一システム内に
複数の中継器を設置し、中継器の中継機器コードを各機
器に設定することによって、中継器どうしが通信可能で
あり、かつ各中継器と受信器が通信可能となった場合に
おいても、重複信号の判別が可能となる。
【0063】特に請求項7では、中継処理時間内であっ
て、受信信号の中継機器コードが履歴データの中継機器
コードよりも大きい場合は、受信信号が重複であると判
断しているため、重複信号を排除し、優先順位の高い中
継器を経由した信号のみを受信処理することができる。
【0064】請求項4では、中継器の設置場所によら
ず、重複信号の判別が可能となる。また、中継処理時間
内であって、受信信号の中継回数コードが履歴データの
中継回数コードよりも大きい場合、または、受信信号の
中継機器コードが履歴データの中継機器コードよりも大
きい場合は、受信信号が重複であると判断しているた
め、正規な信号のみを受信処理することができる。
【0065】請求項8では、上記いずれかの重複信号判
別方法を採用した送受信システムを提供することができ
る。
【0066】また、中継器を含まない送受信システムに
も、上記のいずれかの重複信号判別方法を適用すること
は可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の重複信号判別方法を採用するシステム
のシステム構成図の一例である。
【図2】本発明の重複信号判別方法を採用する受信器の
内部構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の重複信号判別方法を採用する中継器の
内部構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の重複信号判別方法を採用する発信器の
内部構成を示すブロック図である。
【図5】中継機器コード・中継回数コードを含む呼出信
号データの伝送フォーマットを示す図である。
【図6】履歴データの内部構成を示す図である。
【図7】中継回数コード比較による重複信号判別方法を
採用するシステムの一例において、発信器から受信器ま
での信号の流れを示す図である。
【図8】中継回数コード比較による重複信号判別方法を
採用するシステムの一例において、信号を受信したとき
の基本動作の一例を示すフローチャートである。
【図9】中継機器コード比較による重複信号判別方法を
採用するシステムの一例において、発信器から受信器ま
での信号の流れを示す図である。
【図10】中継機器コード比較による重複信号判別方法
を採用するシステムの一例において、信号を受信したと
きの基本動作の一例を示すフローチャートである。
【図11】中継回数コードおよび中継機器コード双方比
較による重複信号判別方法を採用するシステムの一例に
おいて、信号を受信したときの基本動作の一例を示すフ
ローチャートである。
【図12】中継回数コードおよび中継機器コード双方比
較による重複信号判別方法を採用するシステムの一例に
おいて、発信器から受信器までの信号の流れを示す図で
ある。
【図13】中継回数コードおよび中継機器コード双方比
較による重複信号判別方法を採用する他のシステムの一
例において、発信器から受信器までの信号の流れを示す
図である。
【符号の説明】
1 ワイヤレス受信器 2 ワイヤレス中継器 3 ワイヤレス発信器 H 履歴データ CC 中継回数コード RPC 中継機器コード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 向山 文祥 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 室井 義則 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 Fターム(参考) 5K067 AA33 BB12 DD17 EE02 EE06 EE10 GG11 HH22 KK15 5K072 AA24 BB13 BB27 CC05 DD11 DD16 DD17 FF12 GG12 GG13 GG14

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の制御コマンドを含んだワイヤレス信
    号を発信するワイヤレス発信器と、そのワイヤス信号を
    受信し、中継処理するワイヤレス中継器と、上記ワイヤ
    レス信号を受信して、所定の処理を行うワイヤレス受信
    器とを備えた中継伝送システムにおいて、 上記ワイヤレス信号は、IDコードと、中継情報を含ん
    だ制御データとを少なくとも含んだ構成とされ、上記ワ
    イヤレス受信器は、受信処理したワイヤレス信号を履歴
    データとして所定時間保持している間に、別のワイヤレ
    ス信号を受信したときには、保持している履歴データ
    と、受信したワイヤレス信号に含まれる中継情報とを比
    較して、受信処理を行うか、どうかを判別することを特
    徴とする中継伝送システムにおける重複信号判別方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、上記中継情報が、ワイ
    ヤレス中継器による中継処理がなされる毎に、カウント
    アップされる中継回数コードである中継伝送システムに
    おける重複信号判別方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、上記中継情報が、ワイ
    ヤレス中継器に応じて予め中継発信時間を規定した中継
    機器コードである中継伝送システムにおける重複信号判
    別方法。
  4. 【請求項4】請求項1において、上記中継情報が、ワイ
    ヤレス中継器による中継処理がなされる毎に、カウント
    アップされる中継回数コードと、ワイヤレス中継器に応
    じて予め中継発信時間を規定した中継機器コードとを含
    んだものである中継伝送システムにおける重複信号判別
    方式。
  5. 【請求項5】請求項2において、上記ワイヤレス受信器
    は、ワイヤレス信号を受信する毎に、そのワイヤレス信
    号とワイヤレス履歴データとを比較し、受信したワイヤ
    レス信号に含まれる中継回数コードが、履歴データに含
    まれる中継回数コードと同じ場合のみ受信処理を行うこ
    とを特徴とする中継伝送システムにおける重複信号判別
    方式。
  6. 【請求項6】請求項2において、上記ワイヤレス受信器
    は、ワイヤレス信号を受信する毎に、そのワイヤレス信
    号とワイヤレス履歴データとを比較し、受信したワイヤ
    レス信号に含まれる中継回数コードが、履歴データに含
    まれる中継回数コードと同じか、それよりも小さい場合
    のみ受信処理を行うことを特徴とする中継伝送システム
    における重複信号判別方式。
  7. 【請求項7】請求項3において、 上記ワイヤレス中継器は、予め中継機器コードに応じた
    中継発信時間を、優先順位として設定されており、上記
    ワイヤレス受信器は、ワイヤレス信号を受信する毎に、
    そのワイヤレス信号とワイヤレス履歴データとを比較
    し、受信したワイヤレス信号に含まれる中継機器コード
    が、履歴データに含まれる中継機器コードよりも優先順
    位が低い場合には、受信処理を禁止することを特徴とす
    る中継伝送システムにおける重複信号判別方法。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれかに記載の重複信号
    判別方法を採用する送受信システム。
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