JP2001196952A - 放送受信機及び放送受信方法並びに放送受信機の制御用ソフトウェアを記録した記録媒体 - Google Patents

放送受信機及び放送受信方法並びに放送受信機の制御用ソフトウェアを記録した記録媒体

Info

Publication number
JP2001196952A
JP2001196952A JP2000004577A JP2000004577A JP2001196952A JP 2001196952 A JP2001196952 A JP 2001196952A JP 2000004577 A JP2000004577 A JP 2000004577A JP 2000004577 A JP2000004577 A JP 2000004577A JP 2001196952 A JP2001196952 A JP 2001196952A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
broadcast
switching
level control
broadcast receiver
receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000004577A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yamakawa
浩 山川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Clarion Co Ltd filed Critical Clarion Co Ltd
Priority to JP2000004577A priority Critical patent/JP2001196952A/ja
Publication of JP2001196952A publication Critical patent/JP2001196952A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる放送メディア間でのレベル制御の所要
時間が短い放送受信の技術を提供する。 【解決手段】 種類の異なる放送メディア間のレベル差
について、受信状態等に関わらず一定であり、予め測定
しておくことが可能であることから、事前補正部72の
作用により、切換え時のレベル制御に先立って予め増減
させておくことにより、レベル制御の所要時間を大幅に
短縮することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DABとFMとい
った異なる放送メディアを切換え受信する技術の改良に
関するもので、特に、異なる放送メディア間でのレベル
制御の所要時間を短縮したものである。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル技術の進歩に伴い、DA
B(Digital Audio Broadcasting)などのデジタル放送
が普及しつつあり、このようなデジタル放送と、従来か
らのFMなどのアナログ放送の両方を、切替えて受信す
る放送受信機も提案されている。
【0003】ここで、DABとFMのように互いに種類
の異なる放送メディア間では、ハードウェア構成や放送
原理の違いなどに起因して、音声出力レベルの差が本来
的に存在する。このため、放送受信機において、受信対
象の放送局を異なる種類の放送メディア間で切換える際
は、特に、放送メディア間の出力レベル差が目立ち、切
換え時に音が突然大きくなったり、逆に小さくなること
があった。例えば、DABとFMとの間では、典型的に
は、FMが0dBに対してDABが−12dB程度の出
力レベル差が存在し、また、FM局同士の切換えの場合
でも、各局の変調度の違いなどによりレベル差が目立つ
場合があった。
【0004】この点に関連する従来技術として、例え
ば、特開平10−247855では、デジタル放送とア
ナログ放送の切り換えのときに、音声出力レベルをレベ
ル合わせするように制御することで、切換え前後のレベ
ル差を減少させて目立たなくする技術が開示されてい
る。
【0005】この種の従来技術では、図6のフローチャ
ートに例示するように、放送局の切換えがあった場合
(ステップ11)、切換え前に予め計測しておいた平均
出力レベルVと(ステップ17)、切換え後の平均出力
レベルEと(ステップ18)を比較し、両者の差がなく
なるように(ステップ19)、電子ボリウム調整回路
(E−Volと表す)などにより出力レベルを制御して
いた(ステップ20)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のレベル制御では、 ・所要時間の短縮が困難 ・切換え前後で違和感が生じる場合があるという問題点
があった。
【0007】(1)すなわち、まず、12dBものレベ
ル差を解消するための制御では、制御の幅や回数、レベ
ルの比較回数などが大きく、所要時間の短縮が困難であ
った。このため例えば、切換え後のレベルが切換え前の
レベルに一致するまである程度の時間差が発生し、その
間の出力レベル差が目立つ場合もあった。
【0008】(2)また、同じ放送局が同じ放送内容を
異なる放送メディアで同時並行的に放送している場合の
ように、放送メディアの切り換え前後で放送内容が同一
である場合には、出力レベルを合わせることで、切り換
えに伴う聴感上の違和感は低減される。しかし、それ以
外の状況、すなわち放送メディアが切り換わると共に異
なる内容の番組に切り換わるような場合には、番組内容
の違いによる出力レベルの差が本来的に生じることか
ら、レベル合わせを行うと逆に違和感が生じる場合もあ
った。
【0009】例えば、切り換え前が「ニュース」であ
り、切り換え後が「音楽番組」であった場合を考える。
この場合、「ニュース」については一般に音声のみであ
ることから、その出力レベルは本来比較的低く、静かな
内容である。一方、「音楽番組」については一般に多種
類の楽器やボーカルなどを含むことから、その出力レベ
ルは本来比較的高く、にぎやかな内容である。
【0010】このため、本来静かな「ニュース」のレベ
ルに、切り換え後の「音楽番組」の出力レベルを合わせ
てしまうと、本来にぎやかで出力レベルが高いはずの
「音楽番組」であるにも関わらず、出力レベルが低くな
りすぎてしまう等の不具合が生じることが考えられる。
すなわち、特にレベル制御が必要なのは同一内容の番組
を追従して受信するような場合であり、不要なレベル制
御は避けることが望ましい。
【0011】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたもので、その目的は、異な
る放送メディア間でのレベル制御の所要時間が短い放送
受信の技術すなわち放送受信機及び放送受信方法並びに
放送受信機の制御用ソフトウェアを記録した記録媒体を
提供することである。また、本発明の他の目的は、切換
え前後で違和感が生じない放送受信の技術を提供するこ
とである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、それぞれ異なった種類の放送メ
ディアを受信するための複数の受信手段と、各受信手段
からの各受信信号を切換えて出力するための手段と、前
記各受信信号間について出力レベル差を減少させるよう
にレベル制御を行うためのレベル制御手段と、を備えた
放送受信機において、前記レベル制御に先立って、前記
放送メディア間について予め決められた値にしたがって
受信信号を増減させておくための事前補正手段を備えた
ことを特徴とする。請求項4の発明は、請求項1の発明
を方法という見方から捉えたもので、それぞれ異なった
種類の放送メディアを受信するための複数の受信手段か
らの各受信信号を切換えて出力するためのステップと、
前記各受信信号間について出力レベル差を減少させるよ
うにレベル制御を行うためのステップと、を含む放送受
信方法において、前記レベル制御に先立って、前記放送
メディア間について予め決められた値にしたがって受信
信号を増減させておくためのステップを含むことを特徴
とする。請求項6の発明は、請求項1,4の発明を、コ
ンピュータのソフトウェアを記録した機械読取可能な記
録媒体という見方から捉えたもので、コンピュータを用
いて、放送受信機を制御するための放送受信機の制御用
ソフトウェアを記録した記録媒体において、前記ソフト
ウェアは前記コンピュータに、それぞれ異なった種類の
放送メディアを受信するための複数の受信手段からの各
受信信号を切換えて出力させ、前記各受信信号間につい
て出力レベル差を減少させるようにレベル制御を行わ
せ、前記レベル制御に先立って、前記放送メディア間に
ついて予め決められた値にしたがって受信信号を予め増
減させることを特徴とする。請求項2の発明は、請求項
1記載の放送受信機において、前記レベル制御を予め決
められた周期で行うように構成されたことを特徴とす
る。請求項1,4,6,2の発明では、種類の異なる放
送メディア間のレベル差について、受信状態等に関わら
ず一定であり、予め測定しておくことが可能であること
から、切換え時のレベル制御に先立って予め増減させて
おくことにより、レベル制御の所要時間を大幅に短縮す
ることが可能となる。
【0013】請求項3の発明は、それぞれ異なった種類
の放送メディアを受信するための複数の受信手段と、各
受信手段からの各受信信号を切換えて出力するための手
段と、を備えた放送受信機において、前記切換え前後の
番組内容が同一か否かを判定するための手段と、前記切
換え前後の番組内容が同一と判定された場合に、前記各
受信信号間について出力レベル差を減少させるようにレ
ベル制御を行うためのレベル制御手段と、を備えたこと
を特徴とする。請求項5の発明は、請求項3の発明を方
法という見方から捉えたもので、それぞれ異なった種類
の放送メディアを受信するための複数の受信手段からの
各受信信号を切換えて出力するための放送受信方法にお
いて、前記切換え前後の番組内容が同一か否かを判定す
るためのステップと、前記切換え前後の番組内容が同一
と判定された場合に、前記各受信信号間について出力レ
ベル差を減少させるようにレベル制御を行うためのステ
ップと、を含むことを特徴とする。請求項7の発明は、
請求項3,5の発明を、コンピュータのソフトウェアを
記録した機械読取可能な記録媒体という見方から捉えた
もので、コンピュータを用いて、放送受信機を制御する
ための放送受信機の制御用ソフトウェアを記録した記録
媒体において、前記ソフトウェアは前記コンピュータ
に、それぞれ異なった種類の放送メディアを受信するた
めの複数の受信手段からの各受信信号を切換えて出力さ
せ、前記切換え前後の番組内容が同一か否かを判定さ
せ、前記切換え前後の番組内容が同一と判定された場合
に、前記各受信信号間について出力レベル差を減少させ
るようにレベル制御を行わせることを特徴とする。請求
項3,5,7の発明では、切換え前後の番組内容が同一
か否かを判断し、同一の場合のみレベル制御を行うこと
で、本来出力レベルが異なる番組間で無理にレベル合わ
せを行うような不要なレベル制御を避け、切換え時に違
和感が発生することを防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明に関する複数の実施
の形態(実施形態と呼ぶ)について、図面を参照して具
体的に説明する。なお、実施形態のうちデータ処理や制
御に関する部分は、コンピュータをソフトウェアによっ
て制御することによって実現することができる。また、
この場合のソフトウェアについては、従来技術と共通の
部分には従来技術も利用され、コンピュータの物理的ハ
ードウェア資源を活用することで本発明の作用効果を実
現するものである。
【0015】また、この場合におけるハードウェアやソ
フトウェアの具体的な形式、ソフトウェアで処理する範
囲などはさまざまな態様が考えられ、そのようなソフト
ウェアを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体も本
発明の一態様である。このため、以下では、本発明及び
実施形態に関する各機能を実現する仮想的回路ブロック
を用いて本発明と実施形態とを説明する。
【0016】〔1.構成〕まず、第1実施形態は、請求
項1,2に対応する放送受信機(本装置と呼ぶ)と、本
装置上で実行される放送受信方法(請求項4に対応す
る)を示すもので、放送受信機の制御用ソフトウェアを
記録したROMチップパッケージやCD−ROMなどの
記録媒体(請求項6に対応する)として把握することも
できる。
【0017】この第1実施形態は、異なる放送メディア
間でのレベル制御の所要時間を短縮したもので、図1
は、本装置の構成を示す機能ブロック図である。すなわ
ち、本装置は、DAB受信部1と、FM受信部2と、電
子ボリウム調整回路(E−Volと表す)3と、半波整
流器4(4L,4R)と、LPF5(5L,5R)と、
加算回路6と、マイコン制御部7と、メモリ8と、出力
制御部9(9L,9R)と、を備えている。
【0018】このうち、DAB受信部1及びFM受信部
2は、それぞれ異なった種類の放送メディアであるDA
B及びFMを受信するための各受信手段である。また、
E−Vol3は、DAB受信部1及びFM受信部2から
の各受信信号を切換えるとともに、外部から指示される
出力レベルで出力するための手段である。
【0019】また、半波整流器4(4L,4R)、LP
F5(5L,5R)及び加算回路6は、E−Vol3か
らの音声出力レベルの平均値を得るための手段を構成し
ている。
【0020】また、マイコン制御部7は、組込みソフト
ウェアなどにより、レベル制御部71と、事前補正部7
2と、の役割を果たすように構成されている。このうち
レベル制御部71は、E−Vol3により切換え出力さ
れる各受信信号間について出力レベル差を減少させるよ
うにレベル制御を行うためのレベル制御手段であり、こ
のレベル制御を予め決められた周期で行うように構成さ
れている。
【0021】また、事前補正部72は、レベル制御部7
1による前記レベル制御に先立って、DABとFM間に
ついて予め決められた値にしたがって受信信号を増減さ
せておくための事前補正手段である。また、マイコン制
御部7からE−Vol3へは、制御内容を表すデータ
(DATA)と同期用のクロック信号(CLK)が送ら
れる。
【0022】また、メモリ8は、マイコン制御部7が、
音声出力レベルの平均値などのデータを格納しておくた
めの記憶装置であり、出力制御部9(9L,9R)は、
E−Vol3から出力される信号を外部に出力するため
の手段である。
【0023】〔2.作用〕上記のように構成された第1
実施形態は、次のように作用する。まず、E−Vol3
には、DAB受信部1及びFM受信部2から、DABの
左右(L/R)各チャンネル及びFMの左右(L/R)
各チャンネルの受信信号がそれぞれ入力される。ここ
で、DAB/FM間のレベル差を−12dB/0dBと
する。
【0024】また、E−Vol3からの出力は、マイコ
ン制御部7からの制御により、DAB又はFMのいずれ
かに切替えられる。また、E−Vol3からの出力信号
の各チャンネルについては、半波整流器4(4L,4
R)とLPF5(5L,5R)により個々の出力レベル
の平均値が抽出され、抽出された各チャンネルの平均値
は加算回路6によって加算され、マイコン制御部7のA
/D入力ポートからレベル平均値として定期的に取込ま
れる。
【0025】マイコン制御部7では、レベル制御部71
が、取込まれたレベル平均値をさらに一定期間内で平均
し、現在出力されている音声の平均出力レベルとしてメ
モリ8などにストア(格納)しておく。
【0026】次に、図2は、放送局の切換え時における
マイコン制御部7の動作手順を示すフローチャートであ
る。すなわち、放送局の切換え時には(ステップ1)ま
ず、DABからFMへのリンク(切換え)であれば(ス
テップ3)、事前補正部72は、レベル制御部71によ
るレベル制御に先立って、最初に、DABとFM間につ
いて予め決められた値にしたがって切換え後の受信信号
のレベルを増大させておく。具体的には、事前補正部7
2は、DABからFMへの切換えと同時に、E−Vol
3でFMの出力レベルを10dBダウンさせることによ
り(ステップ4)、E−Vol3への入力において切換
え前に対して存在していた12dBの差を、切換え後の
出力において2dBに縮小しておく。
【0027】逆に、FMからDABへのリンク(切換
え)であれば(ステップ5)、事前補正部72は、レベ
ル制御部71によるレベル制御に先立って、最初に、D
ABとFM間について予め決められた値にしたがって切
換え後の受信信号のレベルを低下させておく。具体的に
は、事前補正部72は、FMからDABへの切換えと同
時に、E−Vol3でFMの出力レベルを10dBアッ
プさせることにより(ステップ6)、E−Vol3への
入力において切換え前に対して存在していた12dBの
差を、切換え後の出力において2dBに縮小しておく。
なお、事前補正部72によるこのようなレベルの増減を
事前補正と呼ぶ。
【0028】その後、レベル制御部71は、E−Vol
3により切換え出力される各受信信号間について出力レ
ベル差を減少させるようにレベル制御を行う。例えば、
DABからFMへのリンクの場合、レベル制御部71
は、マイコン制御部7がストアしている平均出力レベル
を元に、リンク前のDABの平均出力レベルVと(ステ
ップ7)、リンク後のFMの平均出力レベルEと(ステ
ップ8)を比較する(ステップ9)。そして、平均値の
差がなくなるように、すなわち例えば所定の許容限度値
αの範囲に収まるまで(ステップ9)、微小な一定周期
でE−Vol3の出力レベルを調整すなわち制御してい
く(ステップ10)。
【0029】また、FMからFMへのリンクの場合は、
事前補正部72による上記のような事前補正(ステップ
4,6)は行われず(ステップ3,5)、レベル制御部
71が、マイコン制御部7にストアしている出力レベル
平均値を元に、リンク前とリンク後のレベル平均値に差
がなくなるように、一定周期でE−Volを制御する
(ステップ7〜10)。
【0030】〔3.効果〕以上説明したように、第1実
施形態では、種類の異なる放送メディア間のレベル差に
ついて、受信状態等に関わらず一定であり、予め測定し
ておくことが可能であることから、事前補正部72の作
用により、切換え時のレベル制御に先立って予め増減さ
せておくことにより、レベル制御の所要時間を大幅に短
縮することが可能となる。
【0031】〔4.第2実施形態〕また、第2実施形態
は、請求項3,5,7に対応するもので、切換え前後で
違和感が生じないようにしたものである。すなわち、第
2実施形態における放送受信機では、図1に示した構成
に加え、図3の機能ブロック図に示すように、マイコン
制御部7が、組込みソフトウェアなどにより、判定部7
3としての役割も果たすように構成されている。
【0032】この判定部73は、切換え前後の番組内容
が同一か否かを判定するための手段であり、判定の具体
的な手法としては、どの放送局間で番組内容が同一かの
データを用意しておいてそれと照合したり、切換え前後
の受信信号の波形同士について、リアルタイムの又は遅
延を反映したパターンマッチングにより判定するなどが
考えられる。
【0033】また、第2実施形態におけるレベル制御部
701は、判定部73により、切換え前後の番組内容が
同一と判定された場合にのみ、各受信信号間について出
力レベル差を減少させるようにレベル制御を行うための
レベル制御手段である。
【0034】このような第2実施形態では、図4のフロ
ーチャートに示すように、判定部73の作用により、切
換え前後の番組内容が同一か否かを判断し(ステップ
2)、同一の場合のみ、事前補正部72による事前補正
(ステップ3〜6)や、レベル制御部701によるレベ
ル制御(ステップ7〜10)を行うことで、本来出力レ
ベルが異なる番組間で無理にレベル合わせを行うような
不要なレベル制御を避け、切換え時に違和感が発生する
ことを防止することができる。
【0035】〔5.第3実施形態〕また、上記第1実施
形態では、各受信手段における出力レベル差を予め縮小
させておく事前補正の処理を、マイコン制御部7による
制御にしたがってソフトウェア的に行うようにしている
が、事前補正の処理はハードウェアによって行うことも
可能である。
【0036】すなわち、図3実施形態は、事前補正の処
理をハードウェアによって行う例を示すもので、図5に
示すように、例えば受信手段の一つであるFM受信部2
からの出力経路上に減衰器702を挿入することで、各
受信手段における出力レベル差を予め縮小させている。
【0037】〔6.他の実施形態〕なお、本発明は上記
各実施形態に限定されるものではなく、次に例示するよ
うな他の実施形態も包含するものである。例えば、放送
メディアの具体的種類はDABやFMには限定されず、
本発明は各種の放送メディアに自由に適用することがで
きる。また、各放送メディアに対応する各受信手段から
の各受信信号を切換えて出力するための具体的態様、レ
ベル制御や事前補正の具体的タイミングなども自由であ
り、例えば、受信信号の切換えをミキシング回路によっ
て移行的に行ったり、レベル制御などが完了後に切換え
を行うことも考えられる。
【0038】また、レベル制御を予め決められた周期で
行うことは必須ではなく、ある時点で算出した制御量に
したがって一括してレベル制御を行ってもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
異なる放送メディア間でのレベル制御の所要時間が短い
放送受信の技術すなわち放送受信機及び放送受信方法並
びに放送受信機の制御用ソフトウェアを記録した記録媒
体を提供することができるので、より円滑で快適な放送
の受聴が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の構成を示す機能ブロッ
ク図。
【図2】本発明の第1実施形態において、放送局切換え
時におけるマイコン制御部の動作手順を示すフローチャ
ート。
【図3】本発明の第2実施形態の構成を示す機能ブロッ
ク図。
【図4】本発明の第2実施形態において、放送局切換え
時におけるマイコン制御部の動作手順を示すフローチャ
ート。
【図5】本発明の第3実施形態の構成を示す機能ブロッ
ク図。
【図6】従来技術における放送局切換え時の動作手順を
示すフローチャート。
【符号の説明】
1…DAB受信部 2…FM受信部 3…E−Vol 4(4L,4R)…半波整流器 5(5L,5R)…LPF 6…加算回路 7…マイコン制御部 8…メモリ 9(9L,9R)…出力制御部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ異なった種類の放送メディアを
    受信するための複数の受信手段と、 各受信手段からの各受信信号を切換えて出力するための
    手段と、 前記各受信信号間について出力レベル差を減少させるよ
    うにレベル制御を行うためのレベル制御手段と、 を備えた放送受信機において、 前記レベル制御に先立って、前記放送メディア間につい
    て予め決められた値にしたがって受信信号を増減させて
    おくための事前補正手段を備えたことを特徴とする放送
    受信機。
  2. 【請求項2】 前記レベル制御を予め決められた周期で
    行うように構成されたことを特徴とする請求項1記載の
    放送受信機。
  3. 【請求項3】 それぞれ異なった種類の放送メディアを
    受信するための複数の受信手段と、 各受信手段からの各受信信号を切換えて出力するための
    手段と、 を備えた放送受信機において、 前記切換え前後の番組内容が同一か否かを判定するため
    の手段と、 前記切換え前後の番組内容が同一と判定された場合に、
    前記各受信信号間について出力レベル差を減少させるよ
    うにレベル制御を行うためのレベル制御手段と、 を備えたことを特徴とする放送受信機。
  4. 【請求項4】 それぞれ異なった種類の放送メディアを
    受信するための複数の受信手段からの各受信信号を切換
    えて出力するためのステップと、 前記各受信信号間について出力レベル差を減少させるよ
    うにレベル制御を行うためのステップと、 を含む放送受信方法において、 前記レベル制御に先立って、前記放送メディア間につい
    て予め決められた値にしたがって受信信号を増減させて
    おくためのステップを含むことを特徴とする放送受信方
    法。
  5. 【請求項5】 それぞれ異なった種類の放送メディアを
    受信するための複数の受信手段からの各受信信号を切換
    えて出力するための放送受信方法において、 前記切換え前後の番組内容が同一か否かを判定するため
    のステップと、 前記切換え前後の番組内容が同一と判定された場合に、
    前記各受信信号間について出力レベル差を減少させるよ
    うにレベル制御を行うためのステップと、 を含むことを特徴とする放送受信方法。
  6. 【請求項6】 コンピュータを用いて、放送受信機を制
    御するための放送受信機の制御用ソフトウェアを記録し
    た記録媒体において、 前記ソフトウェアは前記コンピュータに、 それぞれ異なった種類の放送メディアを受信するための
    複数の受信手段からの各受信信号を切換えて出力させ、 前記各受信信号間について出力レベル差を減少させるよ
    うにレベル制御を行わせ、 前記レベル制御に先立って、前記放送メディア間につい
    て予め決められた値にしたがって受信信号を予め増減さ
    せることを特徴とする放送受信機の制御用ソフトウェア
    を記録した記録媒体。
  7. 【請求項7】 コンピュータを用いて、放送受信機を制
    御するための放送受信機の制御用ソフトウェアを記録し
    た記録媒体において、 前記ソフトウェアは前記コンピュータに、 それぞれ異なった種類の放送メディアを受信するための
    複数の受信手段からの各受信信号を切換えて出力させ、 前記切換え前後の番組内容が同一か否かを判定させ、 前記切換え前後の番組内容が同一と判定された場合に、
    前記各受信信号間について出力レベル差を減少させるよ
    うにレベル制御を行わせることを特徴とする放送受信機
    の制御用ソフトウェアを記録した記録媒体。
JP2000004577A 2000-01-13 2000-01-13 放送受信機及び放送受信方法並びに放送受信機の制御用ソフトウェアを記録した記録媒体 Pending JP2001196952A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000004577A JP2001196952A (ja) 2000-01-13 2000-01-13 放送受信機及び放送受信方法並びに放送受信機の制御用ソフトウェアを記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000004577A JP2001196952A (ja) 2000-01-13 2000-01-13 放送受信機及び放送受信方法並びに放送受信機の制御用ソフトウェアを記録した記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001196952A true JP2001196952A (ja) 2001-07-19

Family

ID=18533349

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000004577A Pending JP2001196952A (ja) 2000-01-13 2000-01-13 放送受信機及び放送受信方法並びに放送受信機の制御用ソフトウェアを記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001196952A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007194970A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Sharp Corp 放送受信装置
JP2018082350A (ja) * 2016-11-17 2018-05-24 アルパイン株式会社 放送受信装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03106129A (ja) * 1989-09-20 1991-05-02 Mitsubishi Electric Corp ラジオデータシステム受信機
JPH10135856A (ja) * 1996-11-01 1998-05-22 Fujitsu Ten Ltd 受信機
JPH10247855A (ja) * 1997-03-04 1998-09-14 Sony Corp 放送信号受信装置
JP2000115002A (ja) * 1998-10-07 2000-04-21 Kenwood Corp ラジオ受信機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03106129A (ja) * 1989-09-20 1991-05-02 Mitsubishi Electric Corp ラジオデータシステム受信機
JPH10135856A (ja) * 1996-11-01 1998-05-22 Fujitsu Ten Ltd 受信機
JPH10247855A (ja) * 1997-03-04 1998-09-14 Sony Corp 放送信号受信装置
JP2000115002A (ja) * 1998-10-07 2000-04-21 Kenwood Corp ラジオ受信機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007194970A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Sharp Corp 放送受信装置
JP2018082350A (ja) * 2016-11-17 2018-05-24 アルパイン株式会社 放送受信装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7706552B2 (en) Sound signal processing apparatus and sound signal processing method
JP4411184B2 (ja) 放送局同期方法、及び携帯端末機
JP2000332632A (ja) 移動体用放送受信装置
JP2002319873A (ja) 放送受信装置及びチューナ切換方法
JP2001224092A5 (ja)
KR100496373B1 (ko) 레벨 조정 회로
US9294059B2 (en) Acoustic device and method of reproducing acoustic signal
US7315625B2 (en) Sound apparatus, method of changing sound characteristics, and data recording medium on which a sound correction program
KR20130136175A (ko) 오디오 신호 제어 장치 및 방법
CN112825550A (zh) 生成用于要被应用的音频配置文件的命令的解码器装备
EP2713534A1 (en) Receiving apparatus and reception control method
JP2001196952A (ja) 放送受信機及び放送受信方法並びに放送受信機の制御用ソフトウェアを記録した記録媒体
JP4468921B2 (ja) デジタル放送受信機
JP2001224099A5 (ja)
JP2007201983A (ja) 放送局同期方法、及び制御装置
JP2009206694A (ja) 受信装置、受信方法、受信プログラムおよび受信プログラムを格納した記録媒体
CN102291194B (zh) 广播接收装置和广播接收方法
US6498960B1 (en) Receiver for digital audio broadcast
JP2002064389A (ja) ノイズ除去装置
JP2005005818A (ja) ラジオ受信機
JPH11234068A (ja) ディジタル音声放送受信機
KR20150076721A (ko) 디지털 아날로그 방송의 전환 방법 및 전환 장치
JPH06252862A (ja) 信号受信装置
JPS6265516A (ja) 自動車用ステレオ受信機
JP7054751B2 (ja) 放送受信装置及び放送受信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080704

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080715

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081111