JP2001196544A - 集積回路 - Google Patents
集積回路Info
- Publication number
- JP2001196544A JP2001196544A JP2000343198A JP2000343198A JP2001196544A JP 2001196544 A JP2001196544 A JP 2001196544A JP 2000343198 A JP2000343198 A JP 2000343198A JP 2000343198 A JP2000343198 A JP 2000343198A JP 2001196544 A JP2001196544 A JP 2001196544A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- integrated circuit
- input
- register
- signal
- status
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R31/00—Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
- G01R31/28—Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
- G01R31/317—Testing of digital circuits
- G01R31/3181—Functional testing
- G01R31/3185—Reconfiguring for testing, e.g. LSSD, partitioning
- G01R31/318533—Reconfiguring for testing, e.g. LSSD, partitioning using scanning techniques, e.g. LSSD, Boundary Scan, JTAG
- G01R31/318558—Addressing or selecting of subparts of the device under test
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)
- Tests Of Electronic Circuits (AREA)
- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】システム環境下又は試験環境下において、外部
ハードウエアを利用する必要を生じることなく集積回路
の評価を実施する。 【解決手段】試験アクセスポート及びユーザーによるア
ドレス指定が可能な制御レジスタが組み込まれた集積回
路を含み、試験アクセスポートとユーザーアドレス指定
可能制御レジスタとの間を交互に切り替える為のスイッ
チユニットも設けられている。状態レジスタは試験アク
セスポート又はユーザーアドレス指定可能制御レジスタ
の選択された一方から入力を受け、それにより制御され
るように設けられている。
ハードウエアを利用する必要を生じることなく集積回路
の評価を実施する。 【解決手段】試験アクセスポート及びユーザーによるア
ドレス指定が可能な制御レジスタが組み込まれた集積回
路を含み、試験アクセスポートとユーザーアドレス指定
可能制御レジスタとの間を交互に切り替える為のスイッ
チユニットも設けられている。状態レジスタは試験アク
セスポート又はユーザーアドレス指定可能制御レジスタ
の選択された一方から入力を受け、それにより制御され
るように設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はIEEE1149.
1準拠の集積回路(IC)の状態を非試験環境下におい
て、集積回路がシステム環境下にある間に、そして同時
に標準型試験用ポートハードウエアへのアクセス及びそ
の機能を維持しつつ、評価し集積回路中のエラーを検出
し、エラーの原因を判定するための装置に関する。
1準拠の集積回路(IC)の状態を非試験環境下におい
て、集積回路がシステム環境下にある間に、そして同時
に標準型試験用ポートハードウエアへのアクセス及びそ
の機能を維持しつつ、評価し集積回路中のエラーを検出
し、エラーの原因を判定するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】IEEE1149.1標準は集積回路の
標準化規定を提供するもので、システム環境から取り出
され、テスターブロックに配置された試験環境下にある
集積回路のチップ作動不良及びその原因の特定を行う為
の評価を可能とするものである。試験環境下における集
積回路の評価は便利ではあるものの、その集積回路がシ
ステム環境(非試験環境)下におかれている時に実際に
生じる動作を評価する能力は制約されている。
標準化規定を提供するもので、システム環境から取り出
され、テスターブロックに配置された試験環境下にある
集積回路のチップ作動不良及びその原因の特定を行う為
の評価を可能とするものである。試験環境下における集
積回路の評価は便利ではあるものの、その集積回路がシ
ステム環境(非試験環境)下におかれている時に実際に
生じる動作を評価する能力は制約されている。
【0003】集積回路の状態を評価するための装置及び
技法の1つを図1に示す。この装置においては、外部テ
スター装置11が集積回路10に接続しており、これが
標準型試験アクセスポート(TAP)20を介して集積
回路10にコマンドや制御を提供している。テスター1
1はクロック信号TCK、モード選択信号TMS及びリ
セット即ち制御信号TRST_Nを制御し、既知のデー
タ信号を、TDIを介して入力する。より具体的には、
TAPは状態機械22及び走査選択機構21を含んでい
る。状態機械22はテスター11からの入力に呼応して
一連の既知の状態信号を生成する。この状態機械22が
生成する既知の状態信号は、TAPアクセスユニット4
0から走査選択機構21により選択(アドレス指定)さ
れた走査可能の状態レジスタ(30a〜30e)へと出
力される。その後これらの既知の状態信号は選択された
状態レジスタを通じてシフトされ、テスター11は選択
された状態レジスタの出力を、出力TDOを介して監視
及び取得し、これによりエラーの発生の有無、そして発
生していた場合はその原因の推定を行う。
技法の1つを図1に示す。この装置においては、外部テ
スター装置11が集積回路10に接続しており、これが
標準型試験アクセスポート(TAP)20を介して集積
回路10にコマンドや制御を提供している。テスター1
1はクロック信号TCK、モード選択信号TMS及びリ
セット即ち制御信号TRST_Nを制御し、既知のデー
タ信号を、TDIを介して入力する。より具体的には、
TAPは状態機械22及び走査選択機構21を含んでい
る。状態機械22はテスター11からの入力に呼応して
一連の既知の状態信号を生成する。この状態機械22が
生成する既知の状態信号は、TAPアクセスユニット4
0から走査選択機構21により選択(アドレス指定)さ
れた走査可能の状態レジスタ(30a〜30e)へと出
力される。その後これらの既知の状態信号は選択された
状態レジスタを通じてシフトされ、テスター11は選択
された状態レジスタの出力を、出力TDOを介して監視
及び取得し、これによりエラーの発生の有無、そして発
生していた場合はその原因の推定を行う。
【0004】図2はTAPアクセスユニット40のより
詳細を示す図である。この事例においては、走査可能の
状態レジスタユニット30は5つの別個の状態レジスタ
30a、30b、30c、30d及び30eを含む。し
かしながら、選択(アドレス指定)されるのは、いずれ
の時点においても1つの選択(アドレス指定)状態レジ
スタのみである。本明細書では説明の便宜上、図2にお
いて、状態レジスタ30a、30b、30c、30d及
び30eのうちの1つのみ(この事例においては状態レ
ジスタ30aのみ)をオンすることについて図示及び説
明する。実際の集積回路10においては、ここでの説明
内容が状態レジスタ30a、30b、30c、30d及
び30eの各々について重複して行われるものであるこ
とは当業者に明らかである。更に、状態レジスタの数
は、TAP20、より具体的には走査選択機構21が各
々にアドレス可能である限りはいくつあっても良い。
詳細を示す図である。この事例においては、走査可能の
状態レジスタユニット30は5つの別個の状態レジスタ
30a、30b、30c、30d及び30eを含む。し
かしながら、選択(アドレス指定)されるのは、いずれ
の時点においても1つの選択(アドレス指定)状態レジ
スタのみである。本明細書では説明の便宜上、図2にお
いて、状態レジスタ30a、30b、30c、30d及
び30eのうちの1つのみ(この事例においては状態レ
ジスタ30aのみ)をオンすることについて図示及び説
明する。実際の集積回路10においては、ここでの説明
内容が状態レジスタ30a、30b、30c、30d及
び30eの各々について重複して行われるものであるこ
とは当業者に明らかである。更に、状態レジスタの数
は、TAP20、より具体的には走査選択機構21が各
々にアドレス可能である限りはいくつあっても良い。
【0005】リセット信号TRST_Nはテスター11
から各ゲート410、420、430及び440へと提
供され、これにより試験アクセスポート20が初期化さ
れ、機能出来るようになる。試験アクセスポート20が
オンすると、テスター11からの信号TDIがゲート4
10を介して既知のデータ入力信号として状態レジスタ
ユニット30へと提供される。
から各ゲート410、420、430及び440へと提
供され、これにより試験アクセスポート20が初期化さ
れ、機能出来るようになる。試験アクセスポート20が
オンすると、テスター11からの信号TDIがゲート4
10を介して既知のデータ入力信号として状態レジスタ
ユニット30へと提供される。
【0006】走査可能の状態レジスタユニット30は、
各々が並列データ入力と直列走査入力とを有する複数の
走査可能状態レジスタ30a、30b、30c、30d
及び30eから構成される。走査可能の状態レジスタ3
0a〜30eは通常モードと試験モードの2つのモード
において交互に作動する。走査可能の状態レジスタの作
動モードは入力信号NORMにより決定する。通常モー
ドにおいては、走査可能の状態レジスタ30a〜30e
は各々、ゲート制御されたクロック(以下、ゲート制御
クロックと記す)70からのクロック信号でクロック制
御される。
各々が並列データ入力と直列走査入力とを有する複数の
走査可能状態レジスタ30a、30b、30c、30d
及び30eから構成される。走査可能の状態レジスタ3
0a〜30eは通常モードと試験モードの2つのモード
において交互に作動する。走査可能の状態レジスタの作
動モードは入力信号NORMにより決定する。通常モー
ドにおいては、走査可能の状態レジスタ30a〜30e
は各々、ゲート制御されたクロック(以下、ゲート制御
クロックと記す)70からのクロック信号でクロック制
御される。
【0007】試験モードの間、クロック70は停止して
いる。通常モードにおいては、走査可能の状態レジスタ
はシステムの稼動に必要な通常の機能を実行する。通常
モードの場合、状態レジスタは並列データバス上のデー
タがレジスタへと入力されることによりクロック信号に
反応する。走査可能の状態レジスタユニット30は異な
る形態で実現することも出来る。ここでは説明の便宜
上、マスターノードとスレーブノードから成る状態レジ
スタの事例をあげる。
いる。通常モードにおいては、走査可能の状態レジスタ
はシステムの稼動に必要な通常の機能を実行する。通常
モードの場合、状態レジスタは並列データバス上のデー
タがレジスタへと入力されることによりクロック信号に
反応する。走査可能の状態レジスタユニット30は異な
る形態で実現することも出来る。ここでは説明の便宜
上、マスターノードとスレーブノードから成る状態レジ
スタの事例をあげる。
【0008】状態機械22からの信号WNORMはゲー
ト420を介して信号NORMとして走査レジスタ30
へと入力されるが、この信号NORMは走査可能の状態
レジスタユニット30がシステム環境下において並列デ
ータ入力に呼応して通常モードで稼動するか、或いは直
列走査入力SINに呼応して試験モードで稼動するかを
制御するものである。SCAN_SEL(a)が走査選
択機構21から受信されるとゲート430が能動状態に
なり、状態機械22からWSHIFTをマスターシフト
信号NSFTMA(a)として出力出来るようになり、
状態レジスタ30a〜30eのうちの選択された1つを
介してのデータシフトに関わる、及び必要な(選択され
た)回路が能動状態にされる。ゲート430は状態機械
22から入力信号WSHIFTを受信する。SCAN_
SEL(a)が能動状態にあれば、マスターシフト信号
NSFTMAが生成され、そしてゲート430を介して
選択された状態レジスタ30aへと出力されて、例えば
状態レジスタ30aのマスターノードが作動する。ゲー
ト440を見ると、入力信号WNNSHIFTを状態機
械22から受信している。SCAN_SEL(a)が能
動状態にあれば、状態レジスタ30aのスレーブシフト
信号NSFTSLがゲート440を介して出力され、例
えば状態レジスタ30aの構成方式であるマスター・ス
レーブレジスタ構成のスレーブノードが作動して、マス
ター・スレーブレジスタ構成を通じてデータがシフトさ
れる。
ト420を介して信号NORMとして走査レジスタ30
へと入力されるが、この信号NORMは走査可能の状態
レジスタユニット30がシステム環境下において並列デ
ータ入力に呼応して通常モードで稼動するか、或いは直
列走査入力SINに呼応して試験モードで稼動するかを
制御するものである。SCAN_SEL(a)が走査選
択機構21から受信されるとゲート430が能動状態に
なり、状態機械22からWSHIFTをマスターシフト
信号NSFTMA(a)として出力出来るようになり、
状態レジスタ30a〜30eのうちの選択された1つを
介してのデータシフトに関わる、及び必要な(選択され
た)回路が能動状態にされる。ゲート430は状態機械
22から入力信号WSHIFTを受信する。SCAN_
SEL(a)が能動状態にあれば、マスターシフト信号
NSFTMAが生成され、そしてゲート430を介して
選択された状態レジスタ30aへと出力されて、例えば
状態レジスタ30aのマスターノードが作動する。ゲー
ト440を見ると、入力信号WNNSHIFTを状態機
械22から受信している。SCAN_SEL(a)が能
動状態にあれば、状態レジスタ30aのスレーブシフト
信号NSFTSLがゲート440を介して出力され、例
えば状態レジスタ30aの構成方式であるマスター・ス
レーブレジスタ構成のスレーブノードが作動して、マス
ター・スレーブレジスタ構成を通じてデータがシフトさ
れる。
【0009】状態機械22からのWSHIFTは状態レ
ジスタ30aを選択する為の状態データを提供する。状
態レジスタ30aのシフトの間、選択された状態レジス
タ30aから出力SOUTが取得され、評価の為にゲー
ト450を介してテスター11へと出力される。
ジスタ30aを選択する為の状態データを提供する。状
態レジスタ30aのシフトの間、選択された状態レジス
タ30aから出力SOUTが取得され、評価の為にゲー
ト450を介してテスター11へと出力される。
【0010】このシステムの欠点は、集積回路がIEE
E1149.1標準の試験アクセスポート(TAP)へ
のアクセス及び制御が可能な環境下にある場合に限って
利用可能、即ち適用可能な点である。通常のシステム環
境下にあっては、TAP20はアクセス出来ず、実際、
集積回路がシステム環境下にある間は、TAP20は使
用出来ないように接地レベルに維持されている。この結
果、集積回路にシステム環境下で稼動する場合に限って
生じる動作不良があった場合、この問題の原因を特定す
る為のチップ状態の検出・評価方法が無いのである。集
積回路評価の為に集積回路をシステム環境から取り出す
必要性を軽減する為に、システム環境に含まれる補助的
外部ハードウエアを利用することが提案されている。残
念ながら、この補助的外部ハードウエアの追加は、コス
トやシステムの制約条件から、どんな場合にも適用可能
であるとは言えない。更に、提案されている補助的外部
ハードウエアを利用すれば、集積回路が非試験環境下に
ある場合でもTAPへのアクセスを維持することは出来
るものの、TAPの制御線が外部ハードウエアを介して
直接的に制御、即ち操作される為に試験処理の間に内部
の状態レジスタのデータが破損してしまう危険性が生じ
る。従ってこの分野においては、これまで解消されてい
なかった上述の不備や欠点に対する取り組みが必要とさ
れている。
E1149.1標準の試験アクセスポート(TAP)へ
のアクセス及び制御が可能な環境下にある場合に限って
利用可能、即ち適用可能な点である。通常のシステム環
境下にあっては、TAP20はアクセス出来ず、実際、
集積回路がシステム環境下にある間は、TAP20は使
用出来ないように接地レベルに維持されている。この結
果、集積回路にシステム環境下で稼動する場合に限って
生じる動作不良があった場合、この問題の原因を特定す
る為のチップ状態の検出・評価方法が無いのである。集
積回路評価の為に集積回路をシステム環境から取り出す
必要性を軽減する為に、システム環境に含まれる補助的
外部ハードウエアを利用することが提案されている。残
念ながら、この補助的外部ハードウエアの追加は、コス
トやシステムの制約条件から、どんな場合にも適用可能
であるとは言えない。更に、提案されている補助的外部
ハードウエアを利用すれば、集積回路が非試験環境下に
ある場合でもTAPへのアクセスを維持することは出来
るものの、TAPの制御線が外部ハードウエアを介して
直接的に制御、即ち操作される為に試験処理の間に内部
の状態レジスタのデータが破損してしまう危険性が生じ
る。従ってこの分野においては、これまで解消されてい
なかった上述の不備や欠点に対する取り組みが必要とさ
れている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、システム環
境下又は試験環境下において、外部ハードウエアを利用
する必要を生じることなく集積回路の評価を実施しよう
とするものである。更に本発明は、評価する集積回路チ
ップのIEEE1149.1TAP走査試験ハードウエ
ア設備又は集積回路の一部として組み込まれたコマンド
制御レジスタに選択性を提供することにより、IEEE
1149.1TAP走査試験設備へのアクセス及びその
機能を維持しようとするものである。
境下又は試験環境下において、外部ハードウエアを利用
する必要を生じることなく集積回路の評価を実施しよう
とするものである。更に本発明は、評価する集積回路チ
ップのIEEE1149.1TAP走査試験ハードウエ
ア設備又は集積回路の一部として組み込まれたコマンド
制御レジスタに選択性を提供することにより、IEEE
1149.1TAP走査試験設備へのアクセス及びその
機能を維持しようとするものである。
【0012】本発明は更に、システム環境下において集
積回路を評価する為の方法を提供しようとするものであ
る。この方法を広義的に説明すると;集積回路を試験モ
ードに設定するステップと;制御レジスタから選択した
走査可能の状態レジスタの入力へと既知の制御データを
供給するステップと;その走査可能の状態レジスタから
の出力を受けるステップと;そしてその出力を評価の為
にシステムへと供給するステップとを含むものであると
概念化することが出来る。
積回路を評価する為の方法を提供しようとするものであ
る。この方法を広義的に説明すると;集積回路を試験モ
ードに設定するステップと;制御レジスタから選択した
走査可能の状態レジスタの入力へと既知の制御データを
供給するステップと;その走査可能の状態レジスタから
の出力を受けるステップと;そしてその出力を評価の為
にシステムへと供給するステップとを含むものであると
概念化することが出来る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、集積回路用に
提供される、集積回路の状態を評価するための設備を含
む。集積回路は試験アクセスポート及びユーザーによる
アドレス指定が可能な制御レジスタが組み込まれたもの
である。試験アクセスポートとユーザーアドレス指定可
能制御レジスタとの間を交互に切り替える為のスイッチ
ユニットも設けられている。状態レジスタは試験アクセ
スポート又はユーザーアドレス指定可能制御レジスタの
選択された一方から入力を受け、それにより制御される
ように設けられている。
提供される、集積回路の状態を評価するための設備を含
む。集積回路は試験アクセスポート及びユーザーによる
アドレス指定が可能な制御レジスタが組み込まれたもの
である。試験アクセスポートとユーザーアドレス指定可
能制御レジスタとの間を交互に切り替える為のスイッチ
ユニットも設けられている。状態レジスタは試験アクセ
スポート又はユーザーアドレス指定可能制御レジスタの
選択された一方から入力を受け、それにより制御される
ように設けられている。
【0014】本発明の他の特徴及び利点は添付図及び以
下の詳細説明を参照することにより当業者に明らかとな
る。本発明の範囲は、そのような更なる特徴及び利点の
全てを含むことを意図したものである。また、本発明の
添付の図は、図中の要素の縮尺は必ずしも正しいもので
はなく、本発明の原理を明確に説明することに重点をお
いて描かれたものである。更に複数の図にわたって対応
する要素には同様の符号が付されている。
下の詳細説明を参照することにより当業者に明らかとな
る。本発明の範囲は、そのような更なる特徴及び利点の
全てを含むことを意図したものである。また、本発明の
添付の図は、図中の要素の縮尺は必ずしも正しいもので
はなく、本発明の原理を明確に説明することに重点をお
いて描かれたものである。更に複数の図にわたって対応
する要素には同様の符号が付されている。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は本願に参考資料として添
付のIEEE1149.1標準に準拠することを意図し
たものである。集積回路は通常、定義された処理、即ち
タスクを実行する為にそれと連携して機能する他の部品
も含むシステムの一部として利用される。本発明は、評
価の為に集積回路を例えばシステムから取り出し、試験
用ブロックに配置した状態(試験環境)ではなく、集積
回路を利用するシステム中に集積回路を残した状態(シ
ステム環境)でシステムが集積回路を評価出来るように
するものである。本発明は、集積回路を利用するシステ
ムが、システムに組み込まれた診断ルーチン及び機能に
基づいて集積回路を評価・診断出来るようにすることと
同時に、システム環境外での集積回路の評価も出来るよ
うに標準型試験アクセスポート機構も維持することを意
図している。
付のIEEE1149.1標準に準拠することを意図し
たものである。集積回路は通常、定義された処理、即ち
タスクを実行する為にそれと連携して機能する他の部品
も含むシステムの一部として利用される。本発明は、評
価の為に集積回路を例えばシステムから取り出し、試験
用ブロックに配置した状態(試験環境)ではなく、集積
回路を利用するシステム中に集積回路を残した状態(シ
ステム環境)でシステムが集積回路を評価出来るように
するものである。本発明は、集積回路を利用するシステ
ムが、システムに組み込まれた診断ルーチン及び機能に
基づいて集積回路を評価・診断出来るようにすることと
同時に、システム環境外での集積回路の評価も出来るよ
うに標準型試験アクセスポート機構も維持することを意
図している。
【0016】図5に走査可能の状態レジスタを示す。走
査可能の状態レジスタ30は、各々が並列データ入力及
び直列走査入力を有する複数の走査可能状態レジスタ3
0a〜30eから構成されている。走査可能状態レジス
タ30a〜30eはマスター・スレーブ構成のレジスタ
として説明する。しかしながら、これらのレジスタが走
査可能入力を提供する限りにおいては、レジスタは本発
明に等しく適用可能の他の方式によって構成されていて
も良いことは当業者に明らかである。また、走査可能状
態レジスタ30a〜30eと共に例えばマルチプレクサ
回路を設け、これにより状態レジスタ30a〜30eの
入力に切り替え手段を提供して集積回路10の処理モー
ド(試験モード又は通常モード)によってシフトされた
データ入力又は並列データ入力を介しての交互の入力を
可能としても良いことは言うまでもない。
査可能の状態レジスタ30は、各々が並列データ入力及
び直列走査入力を有する複数の走査可能状態レジスタ3
0a〜30eから構成されている。走査可能状態レジス
タ30a〜30eはマスター・スレーブ構成のレジスタ
として説明する。しかしながら、これらのレジスタが走
査可能入力を提供する限りにおいては、レジスタは本発
明に等しく適用可能の他の方式によって構成されていて
も良いことは当業者に明らかである。また、走査可能状
態レジスタ30a〜30eと共に例えばマルチプレクサ
回路を設け、これにより状態レジスタ30a〜30eの
入力に切り替え手段を提供して集積回路10の処理モー
ド(試験モード又は通常モード)によってシフトされた
データ入力又は並列データ入力を介しての交互の入力を
可能としても良いことは言うまでもない。
【0017】走査可能状態レジスタ30a〜30eは通
常モード及び試験モードの2つのモードにおいて交互に
作動する。選択された走査可能状態レジスタ30a〜3
0eが作動するモードは入力信号NORMにより決定す
る。走査可能状態レジスタ30a〜30eは、通常モー
ドにおいてはゲート制御されたクロック(以下、ゲート
制御クロックと記す)90からのクロック信号により各
々クロック制御される。試験モードにある間、ゲート制
御クロック90は停止している。ゲート制御クロック9
0はクロック入力信号CLKINを図示されていない別
のクロック源から受ける。このクロック源は、集積回路
10の内部にあっても外部にあっても良い。更に、各々
が別個のゲート制御クロック90を介して集積回路10
へと供給される複数のクロック源を使って集積回路10
を作動させることも出来る。これらのクロック源もま
た、外部にあっても内部にあっても良い。
常モード及び試験モードの2つのモードにおいて交互に
作動する。選択された走査可能状態レジスタ30a〜3
0eが作動するモードは入力信号NORMにより決定す
る。走査可能状態レジスタ30a〜30eは、通常モー
ドにおいてはゲート制御されたクロック(以下、ゲート
制御クロックと記す)90からのクロック信号により各
々クロック制御される。試験モードにある間、ゲート制
御クロック90は停止している。ゲート制御クロック9
0はクロック入力信号CLKINを図示されていない別
のクロック源から受ける。このクロック源は、集積回路
10の内部にあっても外部にあっても良い。更に、各々
が別個のゲート制御クロック90を介して集積回路10
へと供給される複数のクロック源を使って集積回路10
を作動させることも出来る。これらのクロック源もま
た、外部にあっても内部にあっても良い。
【0018】通常モードにおいては、選択された走査可
能状態レジスタ30a〜30eはシステムの作動に必要
な機能を通常に果たす。通常モードでは、状態レジスタ
30a〜30eはゲート制御クロック90からの各クロ
ック信号に呼応して並列データバス上のデータをレジス
タ30a〜30eへと入力する。この推奨される実施例
においては、各走査可能状態レジスタ30a〜30eは
マスターノード及びスレーブノードから構成される。
能状態レジスタ30a〜30eはシステムの作動に必要
な機能を通常に果たす。通常モードでは、状態レジスタ
30a〜30eはゲート制御クロック90からの各クロ
ック信号に呼応して並列データバス上のデータをレジス
タ30a〜30eへと入力する。この推奨される実施例
においては、各走査可能状態レジスタ30a〜30eは
マスターノード及びスレーブノードから構成される。
【0019】集積回路の評価の間、選択された走査可能
状態レジスタ30a〜30eは信号NORMにより試験
モードに設定されている。その後、アドレス指定された
走査可能状態レジスタ30a〜30eに直列データSI
Nが入力されるが、このデータは走査可能状態レジスタ
を通じてシフトされ、SOUTとして出力される。走査
可能状態レジスタ30a〜30eのシフトは走査可能状
態レジスタのマスターノードとスレーブノードを交互に
シフトすることにより実行される。マスターノードのシ
フトはマスターシフト信号NSFTMAに基づいて行わ
れ、スレーブノードのシフトはスレーブシフト信号NS
FTSLに基づいて行われる。
状態レジスタ30a〜30eは信号NORMにより試験
モードに設定されている。その後、アドレス指定された
走査可能状態レジスタ30a〜30eに直列データSI
Nが入力されるが、このデータは走査可能状態レジスタ
を通じてシフトされ、SOUTとして出力される。走査
可能状態レジスタ30a〜30eのシフトは走査可能状
態レジスタのマスターノードとスレーブノードを交互に
シフトすることにより実行される。マスターノードのシ
フトはマスターシフト信号NSFTMAに基づいて行わ
れ、スレーブノードのシフトはスレーブシフト信号NS
FTSLに基づいて行われる。
【0020】図3は本発明を組み込んだ集積回路10の
推奨される実施例を示す図である。この図においては、
走査選択機構21と状態機械22とを有するTAP20
が描かれている。集積回路10はシステム環境下にある
ものとして図示されている。TAP入力線TDI、TR
ST_N、TMS及びTCKは接地レベルに保たれてお
り、TAP20を効果的に不能状態にしている。アドレ
ス可能制御レジスタ61を含むコマンド復号化ユニット
60も描かれている。制御レジスタ61はコマンドデー
タを、スイッチングユニット50を通じて走査レジスタ
30へと直接的に送る為に利用される。制御レジスタ6
1はシステムにより入出力ポート200を介してアドレ
ス指定され、これによりコマンドデータを受信し、後に
このコマンドデータを状態レジスタブロック30へと送
る。制御レジスタ61のアドレスは、コマンド復号化ユ
ニット60によって評価処理が誤って初期化されてしま
うことを防ぐ為に保護されている。集積回路10の状態
評価の実行が望まれた場合、システムはこれに反応し、
入出力ポート200を通じて評価プロセスを実行する。
制御レジスタ61はシステム及びシステムから制御レジ
スタ61へとロードされたコマンドデータによってアド
レス指定することが出来る。その後コマンドデータは制
御レジスタ61から読み出され、スイッチングユニット
50を介して状態レジスタユニット30へと送られる。
スイッチングユニット50は制御信号Aにより制御され
る。推奨される実施例においては、制御信号AはTAP
20へと供給されるリセット信号TRST_Nである。
推奨される実施例を示す図である。この図においては、
走査選択機構21と状態機械22とを有するTAP20
が描かれている。集積回路10はシステム環境下にある
ものとして図示されている。TAP入力線TDI、TR
ST_N、TMS及びTCKは接地レベルに保たれてお
り、TAP20を効果的に不能状態にしている。アドレ
ス可能制御レジスタ61を含むコマンド復号化ユニット
60も描かれている。制御レジスタ61はコマンドデー
タを、スイッチングユニット50を通じて走査レジスタ
30へと直接的に送る為に利用される。制御レジスタ6
1はシステムにより入出力ポート200を介してアドレ
ス指定され、これによりコマンドデータを受信し、後に
このコマンドデータを状態レジスタブロック30へと送
る。制御レジスタ61のアドレスは、コマンド復号化ユ
ニット60によって評価処理が誤って初期化されてしま
うことを防ぐ為に保護されている。集積回路10の状態
評価の実行が望まれた場合、システムはこれに反応し、
入出力ポート200を通じて評価プロセスを実行する。
制御レジスタ61はシステム及びシステムから制御レジ
スタ61へとロードされたコマンドデータによってアド
レス指定することが出来る。その後コマンドデータは制
御レジスタ61から読み出され、スイッチングユニット
50を介して状態レジスタユニット30へと送られる。
スイッチングユニット50は制御信号Aにより制御され
る。推奨される実施例においては、制御信号AはTAP
20へと供給されるリセット信号TRST_Nである。
【0021】説明の便宜上、走査可能状態レジスタユニ
ット30は5つの別個の状態レジスタ30a、30b、
30c、30d及び30eを含むものとする。これらの
状態レジスタは、制御レジスタ61からスイッチングユ
ニット50を介して送られるアドレス信号により個別に
選択(アドレス指定)され、その後制御レジスタ61か
らスイッチングユニット50を介してコマンドデータが
供給される。そして状態レジスタ30a〜30eの選択
された1つの出力はスイッチングユニット50を通じて
コマンド復号化ユニット60へと送られるが、ここで所
望であればメモリに書き込むことが出来、後に入出力ポ
ート200に接続したシステムを介して読み出すことが
出来る。その後メモリから読み出したデータを、制御レ
ジスタ61を介して入力されたコマンドデータと比較し
ながら分析することが出来、集積回路がエラーを生じた
かどうかを判定し、エラーがあった場合はその原因を推
定することも出来る。
ット30は5つの別個の状態レジスタ30a、30b、
30c、30d及び30eを含むものとする。これらの
状態レジスタは、制御レジスタ61からスイッチングユ
ニット50を介して送られるアドレス信号により個別に
選択(アドレス指定)され、その後制御レジスタ61か
らスイッチングユニット50を介してコマンドデータが
供給される。そして状態レジスタ30a〜30eの選択
された1つの出力はスイッチングユニット50を通じて
コマンド復号化ユニット60へと送られるが、ここで所
望であればメモリに書き込むことが出来、後に入出力ポ
ート200に接続したシステムを介して読み出すことが
出来る。その後メモリから読み出したデータを、制御レ
ジスタ61を介して入力されたコマンドデータと比較し
ながら分析することが出来、集積回路がエラーを生じた
かどうかを判定し、エラーがあった場合はその原因を推
定することも出来る。
【0022】図4及び図5を参照しつつスイッチングブ
ロック50について説明する。図5は状態レジスタ30
a〜30eのうち、選択(アドレス指定)された単一の
状態レジスタのみにアクセスし、評価する実施例につい
て説明する図であることに留意が必要である。この実施
例においては、状態レジスタ30aを説明する。しかし
完全な機能を提供するには、スイッチングユニット5
3、54及び55として示したハードウエアを各状態レ
ジスタ30a、30b、30c、30d及び30eに対
して(即ち設けられた状態レジスタの数だけ)設けなけ
ればならないことは当業者には明らかである。推奨され
る実施例においては、状態レジスタ30a〜30eは各
々、入力SINから出力SOUTまでを通じて試験デー
タをシフトする為に交互にシフトされるマスターノード
及びスレーブノードから構成されている。
ロック50について説明する。図5は状態レジスタ30
a〜30eのうち、選択(アドレス指定)された単一の
状態レジスタのみにアクセスし、評価する実施例につい
て説明する図であることに留意が必要である。この実施
例においては、状態レジスタ30aを説明する。しかし
完全な機能を提供するには、スイッチングユニット5
3、54及び55として示したハードウエアを各状態レ
ジスタ30a、30b、30c、30d及び30eに対
して(即ち設けられた状態レジスタの数だけ)設けなけ
ればならないことは当業者には明らかである。推奨され
る実施例においては、状態レジスタ30a〜30eは各
々、入力SINから出力SOUTまでを通じて試験デー
タをシフトする為に交互にシフトされるマスターノード
及びスレーブノードから構成されている。
【0023】スイッチングブロック51、52、53及
び54を参照すると、これらスイッチングブロック各々
への入力が代表的にはTAP20により供給されている
ことがわかる。より具体的に言えば、SCAN_SEL
(30a〜30e)をはじめとして、信号TDI、WN
ORM、WSHIFT、WNNSHIFTも通常はTA
P20を介して供給されるのである。集積回路がシステ
ム環境下にある場合は入力信号TRST_Nをロウ(低
電位)に設定することでTAP20を使用不能とし、信
号の入力をコマンド復号化ブロック60から直接的に行
えるようにすることが望ましく、より具体的に言えばR
L_SCAN SEL(5:0−5:5)をはじめ、R
L_SIN、RL_NORM、RL_MASTER及び
RL_SLAVEがコマンド復号化ブロック60のコマ
ンド制御レジスタ61から直接的に供給されることが望
ましいのである。
び54を参照すると、これらスイッチングブロック各々
への入力が代表的にはTAP20により供給されている
ことがわかる。より具体的に言えば、SCAN_SEL
(30a〜30e)をはじめとして、信号TDI、WN
ORM、WSHIFT、WNNSHIFTも通常はTA
P20を介して供給されるのである。集積回路がシステ
ム環境下にある場合は入力信号TRST_Nをロウ(低
電位)に設定することでTAP20を使用不能とし、信
号の入力をコマンド復号化ブロック60から直接的に行
えるようにすることが望ましく、より具体的に言えばR
L_SCAN SEL(5:0−5:5)をはじめ、R
L_SIN、RL_NORM、RL_MASTER及び
RL_SLAVEがコマンド復号化ブロック60のコマ
ンド制御レジスタ61から直接的に供給されることが望
ましいのである。
【0024】状態レジスタユニット30は5つの別個の
状態レジスタ30a、30b、30c、30d及び30
eを含んでいる為、スイッチングユニット50はこれら
状態レジスタ30a〜30eの各々をアドレス指定し、
制御することが出来るように構成されなければならない
ことは言うまでもない。具体的には、それを実行する為
には、スイッチングユニット50の特定のスイッチング
ブロックを、状態レジスタ30a〜30eの各々につき
1つずつ、重複させて設けなければならない。図5を見
るとわかるように、状態レジスタ30a〜30eに対応
する為にスイッチングブロック53、54及び55を状
態レジスタ30a〜30eの各々について1つずつ重複
させなければならない。
状態レジスタ30a、30b、30c、30d及び30
eを含んでいる為、スイッチングユニット50はこれら
状態レジスタ30a〜30eの各々をアドレス指定し、
制御することが出来るように構成されなければならない
ことは言うまでもない。具体的には、それを実行する為
には、スイッチングユニット50の特定のスイッチング
ブロックを、状態レジスタ30a〜30eの各々につき
1つずつ、重複させて設けなければならない。図5を見
るとわかるように、状態レジスタ30a〜30eに対応
する為にスイッチングブロック53、54及び55を状
態レジスタ30a〜30eの各々について1つずつ重複
させなければならない。
【0025】スイッチングブロック51、52、53、
54及び55は基本的にTAP20から受ける入力と制
御レジスタ61から受ける入力との間を切り替える為に
利用される。スイッチングユニット50は、バス80を
介して走査レジスタ30a、30b、30c、30d及
び30eにデータ信号をそれぞれ供給するスイッチング
ブロック51、52、53、54及び55から構成され
る。制御信号(TRST_N)はスイッチングブロック
51〜54をオン/オフする為に用いられる。制御信号
の状態がロウに設定された場合、状態レジスタユニット
30への入力は制御レジスタ61から読み出される。シ
ステム環境下にある代表的な集積回路の実用例において
は、TAP20が使用不能となるように制御信号(TR
ST_N)はロウに維持される。推奨される実施例にお
いては、信号TRST_Nがロウに設定された場合、ス
イッチングユニット50は制御レジスタ61から受けた
入力が状態レジスタユニット30に接続してアドレス及
びコマンドデータ信号が供給されるように繋がる。
54及び55は基本的にTAP20から受ける入力と制
御レジスタ61から受ける入力との間を切り替える為に
利用される。スイッチングユニット50は、バス80を
介して走査レジスタ30a、30b、30c、30d及
び30eにデータ信号をそれぞれ供給するスイッチング
ブロック51、52、53、54及び55から構成され
る。制御信号(TRST_N)はスイッチングブロック
51〜54をオン/オフする為に用いられる。制御信号
の状態がロウに設定された場合、状態レジスタユニット
30への入力は制御レジスタ61から読み出される。シ
ステム環境下にある代表的な集積回路の実用例において
は、TAP20が使用不能となるように制御信号(TR
ST_N)はロウに維持される。推奨される実施例にお
いては、信号TRST_Nがロウに設定された場合、ス
イッチングユニット50は制御レジスタ61から受けた
入力が状態レジスタユニット30に接続してアドレス及
びコマンドデータ信号が供給されるように繋がる。
【0026】集積回路が試験環境下、例えばテスター1
1に接続するテスターボード上にある場合、制御信号T
RST_Nの状態はテスター11により決定する。テス
ター11が信号TRST_Nをハイ(高電位)に設定す
ると、スイッチングユニット51、52、53、54及
び55はTAP20を効果的に使用可能とし、TAP2
0の入出力を切り替えて状態レジスタブロック30へと
アドレス及びコマンドデータが供給されるようにする。
1に接続するテスターボード上にある場合、制御信号T
RST_Nの状態はテスター11により決定する。テス
ター11が信号TRST_Nをハイ(高電位)に設定す
ると、スイッチングユニット51、52、53、54及
び55はTAP20を効果的に使用可能とし、TAP2
0の入出力を切り替えて状態レジスタブロック30へと
アドレス及びコマンドデータが供給されるようにする。
【0027】図5には本発明の推奨される実施例が説明
されている。入力ブロック51はANDゲート410、
インバータ510、ANDゲート512及びORゲート
513を含む。入力TDI及びTRST_NはTAP2
0を通じて受信される。制御レジスタ61からの信号R
L_SINはANDゲート512を介してORゲート5
13へと送られる。信号TRST_Nがロウ(あるいは
接地レベル)に保たれると、信号RL_SINはAND
ゲート512を介してORゲート513へと通過するこ
とが可能となり、その後、ここから直列走査入力信号S
INとして出力され、走査可能の状態レジスタ30a〜
30eの選択された1つに、その選択された走査可能状
態レジスタを通して走査(あるいはシフト)されるべき
データ入力が供給される。信号TRST_Nがハイに保
たれると、信号RL_SINの接続は基本的に断たれる
一方で、入力信号TDIがANDゲート410を介して
ORゲート513へと通過することが出来るようにな
り、その後ここから直列走査信号SINとして出力され
る。同様に、スイッチングブロック52についても、入
力WNORMが状態機械22からANDゲート420の
入力の1つに供給されることがわかる。制御レジスタ6
1からの第二の入力RL_NORMはANDゲート52
2の入力の1つに供給される。信号TRST_Nがロウ
の場合、信号RL_NORMはANDゲート522を介
してORゲート523へと通過することが出来、その後
ここから状態レジスタブロック30へと信号NORMと
して出力される。NORM信号は状態レジスタブロック
30のモードを制御する為に利用される。
されている。入力ブロック51はANDゲート410、
インバータ510、ANDゲート512及びORゲート
513を含む。入力TDI及びTRST_NはTAP2
0を通じて受信される。制御レジスタ61からの信号R
L_SINはANDゲート512を介してORゲート5
13へと送られる。信号TRST_Nがロウ(あるいは
接地レベル)に保たれると、信号RL_SINはAND
ゲート512を介してORゲート513へと通過するこ
とが可能となり、その後、ここから直列走査入力信号S
INとして出力され、走査可能の状態レジスタ30a〜
30eの選択された1つに、その選択された走査可能状
態レジスタを通して走査(あるいはシフト)されるべき
データ入力が供給される。信号TRST_Nがハイに保
たれると、信号RL_SINの接続は基本的に断たれる
一方で、入力信号TDIがANDゲート410を介して
ORゲート513へと通過することが出来るようにな
り、その後ここから直列走査信号SINとして出力され
る。同様に、スイッチングブロック52についても、入
力WNORMが状態機械22からANDゲート420の
入力の1つに供給されることがわかる。制御レジスタ6
1からの第二の入力RL_NORMはANDゲート52
2の入力の1つに供給される。信号TRST_Nがロウ
の場合、信号RL_NORMはANDゲート522を介
してORゲート523へと通過することが出来、その後
ここから状態レジスタブロック30へと信号NORMと
して出力される。NORM信号は状態レジスタブロック
30のモードを制御する為に利用される。
【0028】図4及び図5を見ると明らかなように、ス
イッチングブロック51は基本的に、リセット信号TR
ST_Nに基づいてTAPインターフェース20からの
入力信号TDIと制御レジスタ61からの信号RL_S
INを切り替えるものである。信号TRST_Nがロウ
の場合は制御レジスタ61からの出力RL_SINが選
択され、直列入力データSINとしてバス80を通じて
適切な状態レジスタへと送られる。TRST_Nがハイ
に設定されると、信号TDIがスイッチングブロック5
1を介して送られる。同様に、スイッチングブロック5
2も基本的にTAP20の状態機械22からの信号WN
ORMと制御レジスタ61からの信号RL_NORMを
切り替える。その後選択された信号はNORMとして出
力されるが、これは通常モードにあるのか、或いは試験
モードにあるのかを選択された状態レジスタに示すもの
である。留意すべきは、スイッチングブロック53が、
基本的にTAP20から受けた2つの入力(SCAN_
SEL(a)及びWSHIFT)と、制御レジスタ61
及び二次走査選択ユニット56から受けた2つの信号
(RL_MASTER及びSEL−RL(a))のいず
れかに切り替えるものであるという点である。信号TR
ST_Nがロウになると、スイッチングブロック53は
制御レジスタ61及び走査選択ユニット56からの入力
RL_MASTER及びSEL_RL(a)を生じる
が、これは状態レジスタ30aのマスターノードをシフ
トする為に使用されるマスターシフト信号NSFTMA
(a)を生成、出力する為に使われる。
イッチングブロック51は基本的に、リセット信号TR
ST_Nに基づいてTAPインターフェース20からの
入力信号TDIと制御レジスタ61からの信号RL_S
INを切り替えるものである。信号TRST_Nがロウ
の場合は制御レジスタ61からの出力RL_SINが選
択され、直列入力データSINとしてバス80を通じて
適切な状態レジスタへと送られる。TRST_Nがハイ
に設定されると、信号TDIがスイッチングブロック5
1を介して送られる。同様に、スイッチングブロック5
2も基本的にTAP20の状態機械22からの信号WN
ORMと制御レジスタ61からの信号RL_NORMを
切り替える。その後選択された信号はNORMとして出
力されるが、これは通常モードにあるのか、或いは試験
モードにあるのかを選択された状態レジスタに示すもの
である。留意すべきは、スイッチングブロック53が、
基本的にTAP20から受けた2つの入力(SCAN_
SEL(a)及びWSHIFT)と、制御レジスタ61
及び二次走査選択ユニット56から受けた2つの信号
(RL_MASTER及びSEL−RL(a))のいず
れかに切り替えるものであるという点である。信号TR
ST_Nがロウになると、スイッチングブロック53は
制御レジスタ61及び走査選択ユニット56からの入力
RL_MASTER及びSEL_RL(a)を生じる
が、これは状態レジスタ30aのマスターノードをシフ
トする為に使用されるマスターシフト信号NSFTMA
(a)を生成、出力する為に使われる。
【0029】ブロック54はTAP20から受ける2つ
の入力(SCAN_SEL(a)及びWNNSHIF
T)と、制御レジスタ61及び二次走査選択ユニット5
6から受ける(RL_SLAVE及びSEL_RL
(a))のいずれかに切り替えるものである。信号TR
ST_Nがロウの場合、スイッチングブロック54は制
御レジスタ61及び二次走査選択ユニット56からの入
力RL_SLAVE及びSEL_RL(a)を生じる
が、これは状態レジスタ30aのスレーブノードをシフ
トする為に使用されるスレーブシフト信号NSFTSL
(a)を生成、出力する為に使われる。
の入力(SCAN_SEL(a)及びWNNSHIF
T)と、制御レジスタ61及び二次走査選択ユニット5
6から受ける(RL_SLAVE及びSEL_RL
(a))のいずれかに切り替えるものである。信号TR
ST_Nがロウの場合、スイッチングブロック54は制
御レジスタ61及び二次走査選択ユニット56からの入
力RL_SLAVE及びSEL_RL(a)を生じる
が、これは状態レジスタ30aのスレーブノードをシフ
トする為に使用されるスレーブシフト信号NSFTSL
(a)を生成、出力する為に使われる。
【0030】コマンドレジスタ61により生成された既
知の状態信号は、スイッチングユニット50を介して二
次走査選択ユニット56により選択された(アドレス指
定された)走査可能状態レジスタ(30a〜30e)へ
と出力される。その後RL_SINからのこれらの既知
のデータ信号が、選択された状態レジスタを通じて、制
御レジスタ61からのコマンドデータに基づいてシフト
される一方で、選択された状態レジスタの出力SOUT
(a)がモニタされ、スイッチングブロック55を介し
て制御レジスタ61へと出力され、ここで評価及びエラ
ーの有無の判定、そしてエラーが生じていた場合は原因
の推定を行う為にシステムにより入出力ポート200を
通じて読み出される。ゲート制御クロック90はクロッ
ク信号を走査可能状態レジスタ30a〜30eへと供給
する。通常モードにある間、並列入力ポートのデータ
は、ゲート制御クロック90からの各クロック信号に同
期して状態レジスタブロック30へと入力される。試験
モードにある間は、ゲート制御クロック90は停止して
おり、走査可能状態レジスタブロックにクロック信号は
提供されない。クロックは一方の状態(好ましくはハ
イ)に維持されている。
知の状態信号は、スイッチングユニット50を介して二
次走査選択ユニット56により選択された(アドレス指
定された)走査可能状態レジスタ(30a〜30e)へ
と出力される。その後RL_SINからのこれらの既知
のデータ信号が、選択された状態レジスタを通じて、制
御レジスタ61からのコマンドデータに基づいてシフト
される一方で、選択された状態レジスタの出力SOUT
(a)がモニタされ、スイッチングブロック55を介し
て制御レジスタ61へと出力され、ここで評価及びエラ
ーの有無の判定、そしてエラーが生じていた場合は原因
の推定を行う為にシステムにより入出力ポート200を
通じて読み出される。ゲート制御クロック90はクロッ
ク信号を走査可能状態レジスタ30a〜30eへと供給
する。通常モードにある間、並列入力ポートのデータ
は、ゲート制御クロック90からの各クロック信号に同
期して状態レジスタブロック30へと入力される。試験
モードにある間は、ゲート制御クロック90は停止して
おり、走査可能状態レジスタブロックにクロック信号は
提供されない。クロックは一方の状態(好ましくはハ
イ)に維持されている。
【0031】図7はゲート制御クロック90の一実施例
を描いたものである。クロック信号はORゲート91の
入力は勿論、走査不能の正レベル高感度ラッチ92、9
3(以下「ラッチ92、93」と記す)へも入力CLK
INを介して提供される。入力NTSTHIはインバー
タ97の入力に供給される。ANDゲート94の出力は
ラッチ93に供給される。インバータ97の出力はAN
Dゲート94の入力に供給される。信号RL_SCAN
ENはANDゲート95の入力に供給される。信号T
RST_NはANDゲート94のもう一方の入力及びイ
ンバータ96の入力へと供給される。インバータ96の
出力はANDゲート95のもう一方の入力へと供給され
る。ゲート制御クロック90は集積回路が通常モードで
作動する間、CLK INを介してクロック信号を受
け、それを走査可能状態レジスタユニット30へと出力
する。集積回路10が試験モードにあり、システム環境
から取り出されている場合、テスター11からの入力信
号がTAP状態機械22に入力NTSTHIをロウに設
定するように強制する。集積回路入力TRST_Nはハ
イとなり、入力NTSTHIと共に作用して状態レジス
タユニット30へのクロック信号CLKINの出力が停
止される。集積回路10が試験モードでシステム環境下
にある場合、TRST_Nはロウに取られる。これによ
って制御レジスタ61からの信号(RL_SCAN E
N)がゲート制御クロックユニット90にクロック信号
CLK INの状態レジスタユニット30への出力を停
止させるように働く。
を描いたものである。クロック信号はORゲート91の
入力は勿論、走査不能の正レベル高感度ラッチ92、9
3(以下「ラッチ92、93」と記す)へも入力CLK
INを介して提供される。入力NTSTHIはインバー
タ97の入力に供給される。ANDゲート94の出力は
ラッチ93に供給される。インバータ97の出力はAN
Dゲート94の入力に供給される。信号RL_SCAN
ENはANDゲート95の入力に供給される。信号T
RST_NはANDゲート94のもう一方の入力及びイ
ンバータ96の入力へと供給される。インバータ96の
出力はANDゲート95のもう一方の入力へと供給され
る。ゲート制御クロック90は集積回路が通常モードで
作動する間、CLK INを介してクロック信号を受
け、それを走査可能状態レジスタユニット30へと出力
する。集積回路10が試験モードにあり、システム環境
から取り出されている場合、テスター11からの入力信
号がTAP状態機械22に入力NTSTHIをロウに設
定するように強制する。集積回路入力TRST_Nはハ
イとなり、入力NTSTHIと共に作用して状態レジス
タユニット30へのクロック信号CLKINの出力が停
止される。集積回路10が試験モードでシステム環境下
にある場合、TRST_Nはロウに取られる。これによ
って制御レジスタ61からの信号(RL_SCAN E
N)がゲート制御クロックユニット90にクロック信号
CLK INの状態レジスタユニット30への出力を停
止させるように働く。
【0032】図6は制御レジスタ61の入力及び出力を
描いたものである。RL_NORMは選択された状態レ
ジスタへと供給され、状態レジスタの作動モード(試験
モード又は通常モード)を決定、即ち設定する。RL_
SINは、選択された状態レジスタ30a〜30eの直
列走査入力へと供給された場合、試験モード中にその状
態レジスタを通じてシフトされるべき直列入力状態デー
タを供給し、これがSOUTとして出力された後、RL
_TDOへと提供され、この実施例においては後に入出
力ポート200を通じてシステムに出力出来るように制
御レジスタ61中に格納される。RL_SLAVEは状
態レジスタ30a〜30eのうちの選択された1つのス
レーブノードのシフトを制御する。RL_MASTER
は状態レジスタ30a〜30eのうちの選択された1つ
のマスターノードのシフトを制御する。出力RL_SC
AN SEL(5:0−5:5)は、システムから入出
力ポート200を介して入力され、制御レジスタ61中
に格納されたアドレスデータ入力に基づいて状態レジス
タ30a〜30eのうちの1つを交互に能動状態(アド
レス指定)にする走査選択アドレス線である。
描いたものである。RL_NORMは選択された状態レ
ジスタへと供給され、状態レジスタの作動モード(試験
モード又は通常モード)を決定、即ち設定する。RL_
SINは、選択された状態レジスタ30a〜30eの直
列走査入力へと供給された場合、試験モード中にその状
態レジスタを通じてシフトされるべき直列入力状態デー
タを供給し、これがSOUTとして出力された後、RL
_TDOへと提供され、この実施例においては後に入出
力ポート200を通じてシステムに出力出来るように制
御レジスタ61中に格納される。RL_SLAVEは状
態レジスタ30a〜30eのうちの選択された1つのス
レーブノードのシフトを制御する。RL_MASTER
は状態レジスタ30a〜30eのうちの選択された1つ
のマスターノードのシフトを制御する。出力RL_SC
AN SEL(5:0−5:5)は、システムから入出
力ポート200を介して入力され、制御レジスタ61中
に格納されたアドレスデータ入力に基づいて状態レジス
タ30a〜30eのうちの1つを交互に能動状態(アド
レス指定)にする走査選択アドレス線である。
【0033】本発明は既存のシステム及び集積回路の評
価方法における欠点を克服するものである。具体的に
は、本発明は、集積回路が試験環境下にある場合の標準
試験アクセスポート設備へのアクセスとその使用を完全
に可能としつつも、集積回路がシステム環境下にある場
合においても、選択状態レジスタへのコマンド及び直列
状態データを直接的に送出することでアクセス及び制御
を可能とし、これにより非試験環境下にある集積回路を
評価する為の手段をシステムに提供するものである。
価方法における欠点を克服するものである。具体的に
は、本発明は、集積回路が試験環境下にある場合の標準
試験アクセスポート設備へのアクセスとその使用を完全
に可能としつつも、集積回路がシステム環境下にある場
合においても、選択状態レジスタへのコマンド及び直列
状態データを直接的に送出することでアクセス及び制御
を可能とし、これにより非試験環境下にある集積回路を
評価する為の手段をシステムに提供するものである。
【0034】本発明は、製造環境、試験環境又はデバッ
グ環境等、チップが使用されるほぼ全ての環境下におい
て集積回路チップ状態へのアクセスを可能にしたもので
ある。更に、本発明によれば、コマンド復号化ユニット
60がアクセス可能で、かつ機能している限りにおいて
は、集積回路が「ハング」(異常停止)状態にあったと
してもチップ状態をアクセスすることが出来る。本発明
の評価プロセスの間に状態レジスタデータの破損という
リスクを回避しつつ、集積回路へのクロックを再始動す
ることが可能である。
グ環境等、チップが使用されるほぼ全ての環境下におい
て集積回路チップ状態へのアクセスを可能にしたもので
ある。更に、本発明によれば、コマンド復号化ユニット
60がアクセス可能で、かつ機能している限りにおいて
は、集積回路が「ハング」(異常停止)状態にあったと
してもチップ状態をアクセスすることが出来る。本発明
の評価プロセスの間に状態レジスタデータの破損という
リスクを回避しつつ、集積回路へのクロックを再始動す
ることが可能である。
【0035】本発明は集積回路のシステム評価を実現す
る為に、追加の補助ハードウエア又はソフトウエアを要
することなく、最低限の労力と費用で集積回路に一体に
組み込むことが出来る。
る為に、追加の補助ハードウエア又はソフトウエアを要
することなく、最低限の労力と費用で集積回路に一体に
組み込むことが出来る。
【0036】上記に説明した本発明の実施例(特に推奨
される実施例)は実用例に過ぎず、単に本発明の原理に
対する鮮明な理解を得る目的で提示したものである。上
述した本発明の実施例には、本発明の精神及び原理から
著しく離れることなく、多くの改変及び変更を加えるこ
とが可能である。本発明の範囲は、そのような改変及び
変更形態を全て含むことを意図したものであり、請求項
により保護されるものである。
される実施例)は実用例に過ぎず、単に本発明の原理に
対する鮮明な理解を得る目的で提示したものである。上
述した本発明の実施例には、本発明の精神及び原理から
著しく離れることなく、多くの改変及び変更を加えるこ
とが可能である。本発明の範囲は、そのような改変及び
変更形態を全て含むことを意図したものであり、請求項
により保護されるものである。
【0037】以上、本発明の実施例について詳述した
が、以下、本発明の各実施態様の例を示す。
が、以下、本発明の各実施態様の例を示す。
【0038】(実施態様1)システムからコマンドデー
タを受け取る入力(200)と、前記コマンドデータを
記憶する制御レジスタ(61)と、前記コマンドデータ
を出力する出力(80)とを有するコマンド復号器(6
0)と、既知のデータを、入力を介して受け取り、前記
既知のデータをシフトして出力する走査可能の状態レジ
スタ(30)と、前記走査可能の状態レジスタ(30)
の前記入力に接続し、制御信号に呼応して試験アクセス
ポート(20)の出力か、或いは前記コマンド復号器
(60)の前記出力のいずれかを選択して前記状態レジ
スタ(30)へと入力するスイッチ(50)とを含む集
積回路(10)。
タを受け取る入力(200)と、前記コマンドデータを
記憶する制御レジスタ(61)と、前記コマンドデータ
を出力する出力(80)とを有するコマンド復号器(6
0)と、既知のデータを、入力を介して受け取り、前記
既知のデータをシフトして出力する走査可能の状態レジ
スタ(30)と、前記走査可能の状態レジスタ(30)
の前記入力に接続し、制御信号に呼応して試験アクセス
ポート(20)の出力か、或いは前記コマンド復号器
(60)の前記出力のいずれかを選択して前記状態レジ
スタ(30)へと入力するスイッチ(50)とを含む集
積回路(10)。
【0039】(実施態様2)試験アクセスポート(2
0)を含む実施態様1に記載の集積回路(10)。
0)を含む実施態様1に記載の集積回路(10)。
【0040】(実施態様3)前記試験アクセスポート
(20)が状態レジスタアドレスデータを生成する走査
選択ユニット(21)を含むことを特徴とする実施態様
2に記載の集積回路(10)。
(20)が状態レジスタアドレスデータを生成する走査
選択ユニット(21)を含むことを特徴とする実施態様
2に記載の集積回路(10)。
【0041】(実施態様4)前記試験アクセスポート
(20)が状態データを生成する状態機械(22)を含
むことを特徴とする実施態様2に記載の集積回路(1
0)。
(20)が状態データを生成する状態機械(22)を含
むことを特徴とする実施態様2に記載の集積回路(1
0)。
【0042】(実施態様5)前記コマンドデータが状態
データとアドレスデータを含むことを特徴とする実施態
様1に記載の集積回路(10)。
データとアドレスデータを含むことを特徴とする実施態
様1に記載の集積回路(10)。
【0043】(実施態様6)前記スイッチが複数の論理
ゲートを含むことを特徴とする実施態様1に記載の集積
回路(10)。
ゲートを含むことを特徴とする実施態様1に記載の集積
回路(10)。
【0044】(実施態様7)システム環境下で集積回路
(10)を評価する方法であって、既知のコマンド制御
データを制御レジスタ(61)から選択された走査可能
の状態レジスタ(30a〜30e)の入力へと供給する
ステップと、前記走査可能の状態レジスタ(30a〜3
0e)から出力(RL_TDO)を受け取るるステップ
と、評価の為に前記出力を前記システム(200)へと
供給するステップとを含む前記方法。
(10)を評価する方法であって、既知のコマンド制御
データを制御レジスタ(61)から選択された走査可能
の状態レジスタ(30a〜30e)の入力へと供給する
ステップと、前記走査可能の状態レジスタ(30a〜3
0e)から出力(RL_TDO)を受け取るるステップ
と、評価の為に前記出力を前記システム(200)へと
供給するステップとを含む前記方法。
【0045】(実施態様8)前記集積回路(10)を試
験モードに設定するステップを含むことを特徴とする実
施態様7に記載の方法。
験モードに設定するステップを含むことを特徴とする実
施態様7に記載の方法。
【0046】(実施態様9)前記選択された走査可能の
状態レジスタ(30)へのクロック信号入力を停止する
ステップを含むことを特徴とする実施態様7に記載の方
法。
状態レジスタ(30)へのクロック信号入力を停止する
ステップを含むことを特徴とする実施態様7に記載の方
法。
【0047】(実施態様10)コマンドデータを受け取
り、出力する復号手段(60)と、既知のデータを受け
取り、前記既知のデータをシフトして出力するレジスタ
手段(30)と、制御信号に従って、前記復号手段(6
0)の出力と前記レジスタ手段(30)を選択的に切り
換えるスイッチ手段(50)とを含む集積回路(1
0)。
り、出力する復号手段(60)と、既知のデータを受け
取り、前記既知のデータをシフトして出力するレジスタ
手段(30)と、制御信号に従って、前記復号手段(6
0)の出力と前記レジスタ手段(30)を選択的に切り
換えるスイッチ手段(50)とを含む集積回路(1
0)。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明を用いると、シス
テム環境下又は試験環境下において、外部ハードウエア
を利用する必要を生じることなく集積回路の評価を実施
することができる。本発明によれば、評価する集積回路
チップのIEEE1149.1TAP走査試験ハードウ
エア設備又は集積回路の一部として組み込まれたコマン
ド制御レジスタに選択性を提供することにより、IEE
E1149.1TAP走査試験設備へのアクセス及びそ
の機能を維持することができる。更に、本発明によれ
ば、システム環境下において集積回路を評価する為の方
法を提供することもできる。
テム環境下又は試験環境下において、外部ハードウエア
を利用する必要を生じることなく集積回路の評価を実施
することができる。本発明によれば、評価する集積回路
チップのIEEE1149.1TAP走査試験ハードウ
エア設備又は集積回路の一部として組み込まれたコマン
ド制御レジスタに選択性を提供することにより、IEE
E1149.1TAP走査試験設備へのアクセス及びそ
の機能を維持することができる。更に、本発明によれ
ば、システム環境下において集積回路を評価する為の方
法を提供することもできる。
【図1】標準型試験アクセスポートを介してテスターに
接続する集積回路を描いたブロック図である。
接続する集積回路を描いたブロック図である。
【図2】標準型試験アクセスポート設備を持つ集積回路
の回路図である。
の回路図である。
【図3】本発明を描いたブロック図である。
【図4】複数の状態レジスタ30a〜30eに必要なハ
ードウエアを示すブロック図である。
ードウエアを示すブロック図である。
【図5】本発明の詳細を説明する回路図である。
【図6】制御レジスタ61の入力及び出力信号を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図7】ゲート制御されたクロック90を説明する回路
図である。
図である。
10 集積回路 11 テスター 20 試験アクセスポート 21 走査選択ユニット 22 状態機械 30、30a、30b、30c、30d、30e 状態
レジスタ 50 スイッチ 60 コマンド復号器 61 制御レジスタ 80 コマンド復号器出力 90 ゲート制御されたクロック 200 入出力ポート
レジスタ 50 スイッチ 60 コマンド復号器 61 制御レジスタ 80 コマンド復号器出力 90 ゲート制御されたクロック 200 入出力ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 399117121 395 Page Mill Road P alo Alto,California U.S.A. (72)発明者 ブリアン・チャールズ・ミラー アメリカ合衆国コロラド州フォートコリン ズ サニングデールプレイス (72)発明者 ピーター・ジャコブ・メイアー アメリカ合衆国コロラド州フォートコリン ズ チッペンデールドライブ 4624 (72)発明者 クリストファー・マルビン・ジュネマン アメリカ合衆国コロラド州アウロラ サウ ス グランビィウエイ 3256 (72)発明者 ローリー・エル・フィッシャー アメリカ合衆国コロラド州フォートコリン ズ デリードライブ 431 (72)発明者 ブラッドリー・ジョン・ゴルチェン アメリカ合衆国コロラド州フォートコリン ズ ブルーステムコート 5037 (72)発明者 ジョエル・ダニエル・バック−ゲングラー アメリカ合衆国コロラド州ロングモント ブッチャナン レーン 824 (72)発明者 ケネス・スコット・ボウアー アメリカ合衆国コロラド州フォートコリン ズ パインニードルコート (72)発明者 マイケル・リチャード・ダイエル アメリカ合衆国コロラド州フォートコリン ズ クレストウェイコート 1133 (72)発明者 デール・ランダル・ブクラー アメリカ合衆国コロラド州フォートコリン ズ フォッシルクリークドライブ 601
Claims (1)
- 【請求項1】システムからコマンドデータを受け取る入
力と、前記コマンドデータを記憶する制御レジスタと、
前記コマンドデータを出力する出力とを有するコマンド
復号器と、 既知のデータを、入力を介して受け取り、前記既知のデ
ータをシフトして出力する走査可能の状態レジスタと、 前記走査可能の状態レジスタの前記入力に接続し、制御
信号に呼応して試験アクセスポートの出力か、或いは前
記コマンド復号器の前記出力のいずれかを選択して前記
状態レジスタへと入力するスイッチとを含む集積回路。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/437,813 US6539507B1 (en) | 1999-11-10 | 1999-11-10 | Integrated circuit with alternately selectable state evaluation provisions |
US437813 | 1999-11-10 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001196544A true JP2001196544A (ja) | 2001-07-19 |
Family
ID=23737999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000343198A Pending JP2001196544A (ja) | 1999-11-10 | 2000-11-10 | 集積回路 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6539507B1 (ja) |
JP (1) | JP2001196544A (ja) |
DE (1) | DE10052926A1 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6813739B1 (en) * | 2000-04-04 | 2004-11-02 | Silicon Graphics, Inc. | Scan interface chip (SIC) system and method for scan testing electronic systems |
US7428674B1 (en) * | 2006-01-17 | 2008-09-23 | Xilinx, Inc. | Monitoring the state vector of a test access port |
US7596724B2 (en) * | 2006-03-31 | 2009-09-29 | Intel Corporation | Quiescence for retry messages on bidirectional communications interface |
US7818641B2 (en) | 2006-10-18 | 2010-10-19 | Texas Instruments Incorporated | Interface to full and reduce pin JTAG devices |
US11861225B2 (en) * | 2021-09-01 | 2024-01-02 | Micron Technology, Inc. | Management unit based media management operations in memory devices |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4922492A (en) * | 1988-05-13 | 1990-05-01 | National Semiconductor Corp. | Architecture and device for testable mixed analog and digital VLSI circuits |
US5341382A (en) * | 1991-06-19 | 1994-08-23 | Sun Microsystems, Inc. | Method and apparatus for improving fault coverage of system logic of an integrated circuit with embedded memory arrays |
US5487074A (en) * | 1995-03-20 | 1996-01-23 | Cray Research, Inc. | Boundary scan testing using clocked signal |
-
1999
- 1999-11-10 US US09/437,813 patent/US6539507B1/en not_active Expired - Fee Related
-
2000
- 2000-10-25 DE DE10052926A patent/DE10052926A1/de not_active Withdrawn
- 2000-11-10 JP JP2000343198A patent/JP2001196544A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6539507B1 (en) | 2003-03-25 |
DE10052926A1 (de) | 2001-06-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5568437A (en) | Built-in self test for integrated circuits having read/write memory | |
US6643807B1 (en) | Array-built-in-self-test (ABIST) for efficient, fast, bitmapping of large embedded arrays in manufacturing test | |
US5553082A (en) | Built-in self-test for logic circuitry at memory array output | |
JP3698166B2 (ja) | Jtagを用してasic内のメガセルを試験する方法と装置 | |
US6894308B2 (en) | IC with comparator receiving expected and mask data from pads | |
KR0169736B1 (ko) | 데이타 통신 인터페이스 및 이의 통신 방법 | |
US7225379B2 (en) | Circuit and method for testing semiconductor device | |
US20030120974A1 (en) | Programable multi-port memory bist with compact microcode | |
JPH09127206A (ja) | 選択した障害に関する障害情報を捕捉する集積回路試験用の方法および組込み型自己試験装置 | |
JPH0773696A (ja) | セルフ・タイム式メモリ・アレイ及びそれをテストする方法 | |
US7047466B2 (en) | Apparatus and method for programmable fuse repair to support dynamic relocate and improved cache testing | |
JPH0764817A (ja) | 故障検出システム | |
US7028235B1 (en) | Test method and test circuit for electronic device | |
JP4002646B2 (ja) | メモリアレイ試験回路 | |
US6553525B1 (en) | Method and apparatus for selectively enabling and disabling functions on a per array basis | |
US7076709B2 (en) | Testing of circuit with plural clock domains | |
US8046648B1 (en) | Method and apparatus for controlling operating modes of an electronic device | |
JP2001196544A (ja) | 集積回路 | |
US7441169B2 (en) | Semiconductor integrated circuit with test circuit | |
US7146551B2 (en) | Method and system of modifying data in functional latches of a logic unit during scan chain testing thereof | |
US6327683B1 (en) | Device scan testing | |
JP2004212384A (ja) | 半導体集積回路装置 | |
US7730375B1 (en) | Method and apparatus for controlling operating modes of an electronic device | |
JPH1040700A (ja) | 組み込み型自己テスト機能付き半導体チップ | |
US5696770A (en) | Method and apparatus for testing circuitry with memory and with forcing circuitry |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20060629 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061130 |