JP2001195851A - サーボ情報検知タイミングの制御方法、ディスク回転速度の制御方法、およびディスク装置 - Google Patents

サーボ情報検知タイミングの制御方法、ディスク回転速度の制御方法、およびディスク装置

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JP2001195851A
JP2001195851A JP2000007318A JP2000007318A JP2001195851A JP 2001195851 A JP2001195851 A JP 2001195851A JP 2000007318 A JP2000007318 A JP 2000007318A JP 2000007318 A JP2000007318 A JP 2000007318A JP 2001195851 A JP2001195851 A JP 2001195851A
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信幸 北崎
Kenji Ogasawara
健治 小笠原
Isao Yoneda
勲 米田
Yutaka Ozawa
豊 小澤
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  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクシフトを生じ、サーボセクタ間の時
間間隔が変動しても、サーボ情報を確実かつ安定的に検
知できるようにする。 【解決手段】 すでに検知されているサーボ情報から計
算された、サーボ領域SF(i)のディス径方向の変位
Δr(i)に比例する内部変数値をもとに、このサーボ
領域SF(i)内のサーボセクタが読み書きヘッドの下
を通過してから次のサーボ領域SF(i+1)内のサー
ボセクタが上記読み書きヘッドの下を通過するまでの時
間間隔TS(i)を計算し(ステップS6)、上記時間
間隔TS(i)をもとに、サーボ情報を検知する時間間
隔を調整する(ステップS7およびS4)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セクタサーボ方式
のディスク記録媒体を備えたディスク装置、上記ディス
ク装置において上記ディスク記録媒体の読み込み信号か
らサーボ情報を検知するタイミングを制御するサーボ情
報検知タイミングの制御方法、および上記ディスク装置
において上記ディスク記録媒体の回転速度を制御するデ
ィスク回転速度の制御方法に関し、特に回転中心からの
ディスク記録媒体の偏心(ディスクシフト)があっても
サーボ情報を安定して確実に検知することができるサー
ボ情報検知タイミングの制御方法およびディスク回転速
度の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】セクタサーボ方式のディスク記録媒体を
備えたディスク装置において、図4のように、サーボ情
報書き込み中心(トラック中心)Cがディスク回転中心
(スピンドル軸の回転中心)Oからシフトすると、同じ
トラック内のサーボセクタのディスク回転中心Oからの
半径が変動する。
【0003】このようなディスクシフトによるサーボセ
クタの半径変動を補償する技術としては、例えばディス
クの回転速度(回転数)と同じ周波数をピーク周波数と
するピークフィルタによるサーボ制御がある。
【0004】図14はピークフィルタによりディスクシ
フトを補正する従来のサーボシステムの制御手順を説明
するフローチャートである。なお、図14のステップS
1〜S5,S8〜S15は、あとで説明する実施の形態
1の図9の同じ符号のステップと同じであり、ステップ
S1〜S3,S10〜S15については、図9において
説明する。
【0005】まず、ステップS4において、ヘッドによ
るディスクの読み込み信号にサーチウインドウを設定
し、サーボ領域に記録されている、サーボ領域を認識す
るためのサーボ・アドレス・マークSAMを探す。
【0006】ステップS4でSAMを検知でき、これに
よりサーボロックであると判別され、ステップS5でヘ
ッドチェンジがなければ、ステップS41において、サ
ーボセクタの時間間隔の初期値TS0がセットされる。
これにより、上記のサーチウインドウは、上記の時間間
隔TS0ごとに設定される。
【0007】次に、ステップS8において、上記サーボ
領域の読み込み信号からサーボ情報をサンプリングし、
このサーボ情報をもとにVCM制御電流値CNTを計算
する。さらにVCM制御電流値CNTを上記のピークフ
ィルタでフィルタリングしたVCM制御電流値CNTF
を計算し、このVCM制御電流値CNTFをVCMドラ
イバに供給する。
【0008】次に、ステップS9において、上記のVC
M制御電流値CNTFを用いてピークフィルタの内部変
数値を計算し、ステップS4に戻る。
【0009】上記のVCM制御電流値CNTFには、デ
ィスクシフトによるサーボセクタのディスク径方向の変
位Δrの成分が含まれているため、ヘッドの位置は、デ
ィスク回転中心Oからのサーボセクタの半径の変動に応
じて補正される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、サーチウインドウを設定する間隔を固定
しているため、ディスクシフトによって、ディスクの回
転中心からのサーボセクタの半径が変動するとともに、
サーボセクタ間の時間間隔が変動すると、サーボ情報を
確実かつ安定的に検知するためのマージンが減ってしま
い、極端な場合には、サーボ・アドレス・マークSAM
がサーチウインドウ内に入らずに検知できなかったり、
ユーザデータをSAMとして誤検知してしまうことがあ
り得る。
【0011】本発明の目的は、ディスクシフトを生じ、
サーボセクタ間の時間間隔が変動しても、サーボ情報を
確実かつ安定的に検知することができるサーボ情報検知
タイミングの制御方法およびディスク回転速度の制御方
法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明のサーボ情報検知タイミングの制御方法は、
すでに検知されているサーボ情報を用いて計算されたサ
ーボ領域SF(i)のディスク径方向の変位Δr(i)
をもとに、このサーボ領域SF(i)内のサーボセクタ
が上記読み書きヘッドの下を通過してから次のサーボ領
域SF(i+1)内のサーボセクタが上記読み書きヘッ
ドの下を通過するまでの時間間隔TS(i)を計算する
ステップと、上記時間間隔TS(i)をもとに、サーボ
情報を検知する時間間隔を調整するステップとを含むこ
とを特徴とする。
【0013】また、本発明のディスク回転速度の制御方
法は、すでに検知されているサーボ情報を用いて計算さ
れたサーボ領域SF(i)のディスク径方向の変位Δr
(i)をもとに、このサーボ領域SF(i)内のサーボ
セクタが上記読み書きヘッドの下を通過してから次のサ
ーボ領域SF(i+1)内のサーボセクタが上記読み書
きヘッドの下を通過するまでの時間間隔を所定値にする
ためのディスク記録媒体の回転速度の補正値を計算する
ステップと、上記補正値に従ってディスク記録媒体の回
転速度を調整するステップとを含むことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1 図1は本発明の実施の形態1のディスク装置の構成図で
ある。図1のディスク装置100は、記録媒体であるデ
ィスク(ここではハードディスク)Dと、ディスクDを
回転させるスピンドルモータ1と、ディスクDの上空を
旋回し、ディスクDにアクセスするアクセス機構2と、
スピンドルドライバ3と、ボイス・コイル・モータ・ド
ライバ(VCMドライバ)4と、リード・ライト・チャ
ネル(RWC)5と、DRAM6と、制御部10とを備
えている。なお、図1においては、データ・バス・ライ
ンについては図示してあるが、制御ラインについては図
示を省略している。
【0015】ディスクDは、スピンドルモータ1のシャ
フトに1枚または複数枚が同軸で固設されており、スピ
ンドルモータ1がスピンドルドライバ3により駆動され
ると、上記のシャフトと一体に回転する。スピンドルド
ライバ3は、ディスクDが目標の回転速度(回転数)で
等速回転するように、スピンドルモータ1を駆動する。
【0016】アクセス機構2は、ディスクDにデータを
書き込み、またはディスクDに記録されているデータを
読み込む読み書きヘッドHと、先端にヘッドHが実装さ
れたアクセスアーム2aと、アクセスアーム2aを旋回
させるボイス・コイル・モータ(VCM)2bとを有す
る。ヘッドHは、VCMドライバ4によりアクセス機構
2が駆動されると、アクセスアーム2aと一体に旋回
し、ディスクDの径方向に沿って移動する。ディスクD
は、両面にデータ記録可能であるため、ヘッドHはディ
スク面DSごとに設けられている。VCMドライバ4
は、制御部10から供給されるVCM制御電流値に応じ
たVCM制御電流をVCM2bに供給し、アクセス機構
2を駆動する。
【0017】それぞれのヘッドHおよびそれぞれのディ
スク面DSには、サイド識別番号k(k=0,1,2
…)が付されている。サイド識別番号kのヘッドHおよ
びディスク面DSをそれぞれH(k),DS(k)と表
記する。ヘッドH(k)は、ディスク面DS(k)をア
クセスする。
【0018】RWC5は、制御部10からのヘッドチェ
ンジ命令に従って、アクティブなヘッドHを切り換え
る。そして、アクティブなヘッドH(kT)によるディ
スク面DS(kT)からの読み込み信号を、整形および
増幅ならびにA/D変換し、制御部10に送る。また、
RWC5は、制御部から入力された書き込みデータをD
/A変換し、アクティブなヘッドH(kT)に送り、デ
ィスク面DS(kT)のデータ領域に書き込ませる。
【0019】DRAM6には、ディスクDに書き込むま
たはディスクDから読み込んだユーザデータが一時的に
記憶されるとともに、ディスクアクセスの制御に必要な
データ、パラメータ、テーブル等が記憶される。
【0020】制御部10は、マイクロ・プロセッシング
・ユニット(MPU)11と、ハード・ディスク・コン
トローラ(HDC)12と、サーボアシスト(SA)1
3と、演算データ等を書き込むSRAM14と、ROM
15とを有し、ディスク装置100の全体を制御する。
【0021】ROM15には、ディスク装置全体を制御
するためのファームウエアが記憶されている。なお、上
記のファームウエアの一部がディスク面DSのあらかじ
め確保された特別な領域に記録されている場合もある。
この場合には、上記特別な領域に記録されている一部の
ファームウエアは、ディスク装置100が起動されたと
きに、DRAM6に読み込まれる。
【0022】MPU11は、上記のファームウエアを実
行し、スピンドルドライバ3およびHDC12を制御す
る。また、HDC12は、VCMドライバ4、RWC
5、およびSA13を制御する。
【0023】SA13は、サーボシステムのための演算
に特化されたハードウエアシーケンサである。このた
め、SA13は、MPU11よりも高速な演算動作が可
能である。
【0024】アクセス機構2、VCMドライバ4、WR
C5、および制御部10は、ヘッドHの位置を制御する
ヘッド・サーボ・システムを構成している。また、スピ
ンドルモータ1、スピンドルドライバ3、および制御部
10は、ディスクDの回転速度を制御するディスク・サ
ーボ・システムを構成している。
【0025】[セクタサーボ方式のディスク面DSの構
造]図2はディスク面DSの構造図である。図2のよう
に、ディスク面DSは、データ(ユーザ・データ)が記
録される複数のデータ領域DFと、サーボ情報があらか
じめ記録されている複数のサーボ領域SFとに区画され
ている。また、ディスク面DSは、複数のトラックTに
区画されている。ディスク面DSを、図2のようにデー
タ領域DFとサーボ領域SFとに区画する方式を、セク
タサーボ方式と称する。
【0026】トラックTは、等しいトラック幅(ディス
ク径方向の幅)で同心円配置されている。それぞれのト
ラックTには、シリンダ識別番号j(j=0,1,2
…)が、ディスクDの内周から外周方向に、あるいは外
周から内周方向に付されている。シリンダ識別番号jの
トラックをT(j)と表記する。なお、異なるディスク
面DSにおいて、サーボ情報書き込み中心C(図2参
照)からの半径が等しいトラックは、あたかも1個のシ
リンダを構成しているようであるため、これらのトラッ
クTには同じシリンダ識別番号が付されている。
【0027】サーボ領域SFは、図2のように、所定の
角度θ0ごとに等間隔で設けられている。例えば、60
本のサーボ領域SFが角度θ0=6[度]ごとに設けら
れている。それぞれのサーボ領域SFには、サーボ領域
識別番号i(i=1,2,3…)が、時計回りあるいは
反時計回りで(つまり、ヘッドHが上空を通過する順
に)付されている。サーボ領域識別番号iのサーボ領域
SFをSF(i)と表記する。また、サーボ領域SF
(i)のn個前のサーボ領域をSF(i−n)と表記
し、n個あとのサーボ領域をSF(i+n)と表記す
る。例えば、60本のサーボ領域SF(1)〜SF(6
0)が設けられている場合において、i=30,n=1
のときは、i−n=29、i+n=31であるが、i=
n=1のときはi−n=60であり、i=60,n=2
のときはi+n=2である。
【0028】なお、図2のr,θ座標を全てのディスク
面DSに共通の座標とすると、異なるディスク面DSに
おいては、サーボ領域SF(i)の軸rからの角度θが
互いに異なる。例えば、あるディスク面DSでは、軸r
からの角度θ=0,6,12,…[度]にサーボ領域S
F(1),SF(2),SF(3),…が配置されてお
り、他のディスク面DSでは、軸rからの角度θ=3,
9,15,…[度]にサーボ領域SF(1),SF
(2),SF(3),…が配置されている。
【0029】また、サーボ領域SF(i)は、トラック
Tにより、複数のサーボセクタSSに区画されている。
サーボ領域SF(i)およびトラックT(j)により区
画されたサーボセクタSSを、SS(i,j)と表記す
る。
【0030】[サーボ領域SFの構造]図3はサーボ領
域SFの構造図である。図3のように、サーボ領域SF
にあらかじめ書き込まれているサーボ情報には、サーボ
・アドレス・マークSAMと、シリンダ識別番号コード
CID(シリンダ識別番号jのコード)と、サーボ領域
識別番号コードSID(サーボ領域識別番号iのコー
ド)と、バーストパターンBPとが含まれている。
【0031】サーボ・アドレス・マークSAMは、サー
ボ領域SFの位置を識別するためのマークであり、制御
部10は、ヘッドHによるディスク面DSの読み込み信
号にサーチウインドウを設定し、このサーチウインドウ
内からSAMを探し、SAMを検知することにより、サ
ーボ領域SFの位置を認識する。SAMは、全てのサー
ボセクタSSに、同じものが記録されている。
【0032】シリンダ識別番号コードCIDは、グレイ
コード(巡回2進符号)により、それぞれのサーボセク
タSSに記録されている。このシリンダ識別番号コード
CIDは、シリンダ識別番号jのコードであるため、ト
ラックT(j)のサーボセクタSS(1,j),SS
(2,j),…には、同じコードが記録されている。ま
た、当然のことながら、サーボ領域SF(i)のサーボ
セクタSS(i,0),SS(i,1),…には、互い
に異なるコードがそれぞれ記録されている。上記のグレ
イコードは、隣接するトラックTにおいて、2進符号の
内の1ビットの値のみが異なるようになっており、ヘッ
ドHがトラックTの境界付近に位置するときにも、上記
隣接するトラックTのいずれかを識別できる。
【0033】サーボ領域識別番号コードSFIDは、通
常のバイナリコードにより、それぞれのサーボセクタS
Sに記録されている。このサーボ領域識別番号コードS
FIDは、サーボ領域識別番号iのコードであるため、
サーボ領域SF(i)のサーボセクタSS(i,0),
SS(i,1),…には、同じコードが記録されてい
る。また、当然のことながら、トラックT(j)のサー
ボセクタSS(1,j),SS(2,j),…には、互
いに異なるコードがそれぞれ記録されている。
【0034】バーストパターンBPは、ディスク径方向
にそれぞれ配列されたバーストパターン列BPA,BP
B,BPC,BPDにより構成されている。それぞれの
バーストパターン列においては、信号が記録された信号
記録領域と、信号が記録されていない無信号領域とが交
互に配置されている。
【0035】データ領域DFは、図2のように、サーボ
領域SFの間の領域である。トラックT内のそれぞれの
データ領域DFは、1個または複数個のデータセクタS
Dに区画されている。1個のデータセクタSDのユーザ
データの記憶容量は、例えば512[バイト]である。
【0036】[ディスクアクセスの手順]制御部10
は、以下に説明する手順でヘッドHによるディスクアク
セス(データの読み書き)を制御する。 (a)RWC5を制御することにより、アクティブなへ
ッドHを、アクセス目標のディスク面DS(kT)に対
して設けられたヘッドH(kT)にチェンジし(ヘッド
チェンジ)、(b)上記ヘッドH(kT)による読み込
み信号にサーチウインドウを設定し、サーチウインドウ
内からサーボ・アドレス・マークSAMを探し(SAM
を検知することができれば、上記読み込み信号上でのサ
ーボ領域およびデータ領域の位置を認識でき、上記読み
込み信号から、シリンダ識別番号コードCID、サーボ
領域識別番号コードSID、およびバーストパターンB
Pをサンプリングすることが可能となる)、(c)SA
Mを検知できたら(サーボロックできたら)、上記読み
込み信号からサーボ情報(上記のCID、SID、およ
びBP)をサンプリングし、これらのサーボ情報等をも
とに目標のトラックT(jT)の目標位置からのヘッド
H(kT)の変位に相当するPES(Positioning Error
Signal)の値を計算し、このPES値等をもとにVC
M制御電流値を計算し、(d)上記VCM制御電流値を
VCMドライバ4に供給し、VCMドライバ4によりア
クセス機構2を駆動することにより、ヘッドH(kT
の位置を移動させて目標のトラックT(jT)を探し
(トラック・シーク)、ヘッドH(kT)の移動速度を
減速制御して目標トラックT(jT)内の目標位置にヘ
ッドH(kT)をポジショニングさせ(セトリング)、
上記目標位置にヘッドH(kT)を追従させ(トラック
・フォロイング)、(e)目標トラックT(jT)をフ
ォロイングできたら、ライト・コマンド処理であれば、
ヘッドH(kT)が書き込み目標のデータセクタSDの
上空を通過するときにヘッドH(kT)に書き込みデー
タ信号を供給することにより、データを書き込み、リー
ド・コマンド処理であれば、ヘッドH(kT)による読
み込み信号から読み出し目標のデータセクタSDに記録
されているデータをサンプリングすることにより、デー
タを読み出す。
【0037】制御部10は、上記のステップ(b)でS
AMを検知するごとに、上記のステップ(c)でVCM
制御電流値を更新し、このVCM制御電流値によりヘッ
ド(kT)の位置を制御する。これにより、ヘッドH
(kT)は、目標トラックT(j T)をシークし、そのあ
と目標トラックT(jT)内の目標位置にポジショニン
グし(セトリング)、そのあと目標位置をフォロイング
する。
【0038】[サーボ情報のサンプリング]サーボ領域
SF(i)のSAMを検知したあと、ヘッドH(kT
による読み込み信号からサーボ領域SF(i)のサーボ
情報をサンプリングし、このサーボ情報をもとにVCM
制御電流値を計算するまでの手順を以下に説明する。ま
ず、上記の読み込み信号から、シリンダ識別番号jおよ
びサーボ領域識別番号iをサンプリングするとともに、
バーストパターンBP(BPA,BPB,BPC,BP
D)のレベルをサンプリングする。上記のシリンダ識別
番号jは、ヘッドH(kT)が現在位置しているトラッ
クT(j)のシリンダ識別番号である。また、バースト
パターンBPのレベルをもとに、ヘッドH(kT)が現
在位置しているトラックT(j)内でのヘッドHの位置
(ディスク径方向の位置)を計算する。
【0039】[PES(Positioning Error Signal)お
よびVCM制御電流値の計算]次に、ヘッドH(kT
が現在位置しているトラックTのシリンダ識別番号j
と、このトラックT(j)内でのヘッドH(kT)の位
置と、目標トラックのシリンダ識別番号jTと、この目
標トラック内での目標位置とをもとに、サーボ領域SF
(i)での上記の目標位置からのヘッドH(kT)の変
位量に相当するPES(Positioning Error Signal)の
値P(i)を計算する。PESは、ヘッドH(kT)が
目標トラックT(jT)内に位置しているか否かに関わ
らず、目標位置からのヘッドH(kT)の変位に応じて
値が変化する信号であり、ヘッドH(kT)が目標トラ
ックT(jT)内の目標位置の上空に位置しているとき
0となる。さらに、このPES値P(i)と、直前のサ
ーボ領域SF(i−1)でのPES値P(i−1)等か
ら、PESの微分値および積分値等を計算する。
【0040】そして、サーボ領域SF(i)でのPES
値P(i)と、PESの微分値および積分値等とをもと
に、VCM制御電流値CNT(i)を計算する。
【0041】[VCM制御電流のピークフィルタによる
フィルタリング]PES等をもとに計算したこのVCM
制御電流値CNT(i)には、ディスクシフトによるデ
ィスク回転中心からのサーボセクタ位置の変動成分が含
まれているため、VCM制御電流値CNT(i)をこの
ままVCMドライバに供給すると、サーボシステムが安
定しない場合がある。そこで、VCM制御電流値CNT
(i)をピークフィルタによりフィルタリングし、フィ
ルタリングしたVCM制御電流値CNTF(i)をVC
Mドライバに供給する。このフィルタリングにより、デ
ィスクシフトによるディスク回転中心からのサーボセク
タSSの半径の変動成分を除去することができる。
【0042】ディスクシフト等を補正するために、ディ
スク回転速度(回転数)をピーク周波数とするピークフ
ィルタ(例えば、ディスク回転速度が70[/s]のと
き、ピーク周波数を70[Hz]、ピークゲインを10
〜20[dB]とする)でVCM制御電流値CNT
(i)をフィルタリングしたサーボ制御値CNTF
(i)を計算する。上記のピークフィルタは、ディジタ
ルフィルタであり、その実体は演算式である。ピークフ
ィルタによる演算は、例えば、 CNTP(i) =CNT(i)+K1CNT(i−1)+K2CNT(i−2) であり、ピークフィルタの内部変数値PF(i)は、 PF(i)=K1CNT(i−1)+K2CNT(i−2)…(1) である。つまり、ピークフィルタによるフィルタリング
は、VCM制御電流値CNT(i)に、ピークフィルタ
の内部変数値PF(i)を加え、この値をフィルタリン
グされたVCM制御電流値CNTP(i)とするもので
ある。上記のK1,K2はあらかじめ設定された定数であ
り、これらK1,K2を適当な値に設定することにより、
ピークフィルタの内部変数値PF(i)はディスクシフ
トによる上記半径の変動成分となり、VCM制御電流値
CNTP(i)は、VCM制御電流値CNT(i)から
上記半径の変動成分を除去したものとなる。このVCM
制御電流値CNTP(i)をVCMドライバ4に供給す
る。
【0043】なお、瞬時的な外乱等を除去するために、
上記のVCM制御電流値CNTP(i)を、さらにノッ
チフィルタ(例えば、ノッチ周波数を3.2[kH
z]、ノッチゲインをー40〜−30[dB]とする)
でフィルタリングしてからVCMドライバに供給する場
合もある。
【0044】[ディスクシフトによるサーボセクタの半
径の変動]R(j)をトラックT(j)の半径、dをデ
ィスクシフト量(ディスク回転中心(スピンドル軸の回
転中心)からのトラック中心(サーボ情報書き込み中
心)のシフト量)、i0をディスクシフト方向のサーボ
領域識別番号、Nをサーボ領域SFの個数(例えば、N
=60)とすると、トラックT(j)のサーボセクタS
S(i,j)のディスク回転中心からの半径r(i)
は、 r(i,j)=R(j)+d×cos{2π(i−i0)/N} =R(j)+Δr(i) である。上記のΔr(i)は、ディスクシフトによるサ
ーボ領域SF(i)のディスク径方向の変位であり、サ
ーボセクタSS(i,0),SS(i,1),…で同じ
である。
【0045】[ピークフィルタによるディスクシフトに
対するディスク半径方向の補正]上記ピークフィルタの
内部変数値PF(i)は、サーボ領域SF(i)のディ
スク径方向の変位Δr(i)に比例し、 Δr(i)=K×PF(i)…(2) である。この内部変数値PF(i)は、ディスクシフト
量dによるサーボセクタSS(i,j)のディスク径方
向の変動量Δr(i)に比例する。上記のKは、ディス
ク装置ごとに固有の比例定数である。なお、当然なが
ら、内部変数値PF(1),PF(2),…による信
号、および半径の変位Δr(1),Δr(2),…によ
る信号は正弦波となる。
【0046】このように、上記のピークフィルタでフィ
ルタリングされ、VCMドライバ4に供給されるVCM
制御電流値CNTF(i)には、ディスクシフトによる
上記半径の変位Δr(i)に比例する内部変数値PF
(i)が含まれており、ディスクシフトにより目標トラ
ックT(jT)内の目標位置のディスク回転中心からの
半径が変動しても、ヘッドH(kT)のディスク径方向
の位置は、上記半径の変動に応じて上記の内部変数値Δ
PF(i)により補正され、ヘッドH(kT)は目標ト
ラックT(jT)内の目標位置をフォロイングすること
ができる。
【0047】[ディスクシフトによるサーボセクタ間の
時間間隔の変動]ところで、ディスクシフトがあると、
サーボセクタSS(1,j),SS(2,j),…のデ
ィスク回転中心からの半径が変動するとともに、サーボ
領域SF(i)とSF(i+1)の時間間隔(サーボ領
域SF(i)がヘッドH(kT)の下を通過してから次
のサーボ領域SF(i+1)が通過するまでの時間間
隔)も変動する。従って、サーボセクタSS(i,j)
とSS(i+1,j)の時間間隔が変動する。この時間
間隔の変動は、ヘッドH(kT)による読み込み信号に
おける時間軸上でのサーボセクタSSの位置の変動とな
る。このように、ディスクシフトがあると、サーボセク
タSSの位置は、ディスク径方向だけでなく、ディスク
円周方向(トラック方向、時間軸方向)にも変動する。
【0048】図4はディスクシフトによるサーボセクタ
の時間間隔の変動を説明する図である。図4において、
Oはディスク回転中心(スピンドル軸の回転中心)、C
はトラック中心(サーボ情報書き込み中心)、R(j)
はトラック中心CからのトラックT(j)の半径、dは
ディスクシフト量(OC間の距離)、Pa,Pa+1
b,Pb+1はそれぞれディスクシフトしていないときの
サーボセクタSS(ia,j),SS(ia+1,j),
SS(ib,j),SS(ib+1,j)の位置、Ua
a+1,Ub,Ub+1はそれぞれディスクシフトしている
ときのサーボセクタSS(ia,j),SS(ia+1,
j),SS(ib,j),SS(ib+1,j)の位置で
ある。
【0049】ディスクシフトしていないとき(中心Oと
Cが一致しているとき)は、 ∠PaOPa+1=∠PbOPb+1=θ であるが、図4のようにディスクシフトしているとき
は、それぞれ、 ∠UaOUa+1=θa<θ ∠UbOUb+1=θb>θ となる。ディスクD(スピンドルモータ1)は等速回転
(等角速度で回転)しているため、サーボセクタSS
(ia,j)とSS(ia+1,j)の時間間隔は、サー
ボセクタSS(ib,j)とSS(ib+1,j)に達す
るまでの時間間隔よりも短くなる。また、図4のように
ディスクシフトしているときは、ディスク回転中心Oか
らのサーボセクタSS(ia,j)の半径|OUa|は、
ディスク回転中心OからのサーボセクタSS(ib
j)の半径|OUb|よりも大きくなる。
【0050】ディスクが回転速度(回転数)f
0[s-1]で等速回転しているものとし、TS0=1/
(f0×N)とすると、サーボセクタSS(i,j)と
サーボ領域SF(i+1)(トラックフォロイング時は
SF(i+1)のサーボセクタSS(i+1,j))の
時間間隔TS(i,j)は、 TS(i,j) =TS0×R(j)/r(i,j) =TS0×R(j)/{R(j)+Δr(i)}…(3) =TS0+[TS0×R(j)/{R(j)+Δr(i)}]−TS0 =TS0−[TS0×Δr(i)/{R(j)+Δr(i)}] =TS0+ΔTS(i,j) である。さらに、上記(2)式を上記(3)式から、 TS(i,j) =TS0×R(j)/{R(j)+K×PF(i)}…(4) である。
【0051】サーボセクタSS(i,j)とSS(i+
1,j)の時間間隔TS(i,j)の変動量ΔTS
(i,j)は、トラック半径R(j)に逆比例するの
で、ディスクDの内径側ほど、サーボセクタ時間間隔の
変動量は大きくなる。また、内部変数値PF(1),P
F(2),…による信号は正弦波であるため、上記
(4)式から、サーボセクタの時間間隔TS(1,
j),TS(2,j),…による信号も正弦波になる。
【0052】図5はディスク1周分のサーボセクタ間の
時間間隔TSの変動およびディスク回転中心Oからのサ
ーボセクタの半径rの変動を示す図である。この図5
は、2.5インチ型ディスクにおいて、トラック半径R
=14[mm]、ディスクシフト量d=20[μm]、
ディスク回転速度f0=70[/s]、ディスクシフト
方向のサーボ領域識別番号i0=15として計算したも
のである。
【0053】図6はサーボセクタの時間間隔の計算を説
明する図である。図6において、Oはディスク回転中心
(スピンドル軸の回転中心)、Pはアクセス機構2の旋
回中心、Qはディスクシフトしていないときのサーボセ
クタSS(i,j)の位置、Uはディスクシフトしてい
るときのサーボセクタSS(i,j)の位置、Cはディ
スクシフトしているときのトラックT(j)の中心(サ
ーボ情報書き込み中心であり、|OP|=a、|PQ|
=b、|OQ|=c、|QU|=d、∠QOC=ωtと
する。ただし、ω=2πf0(πは円周率、f0はディス
ク回転速度(回転数)であり、単位は[/s])であ
る。また、tは時刻である。また、Sは、Oを中心とし
てRを通る円と、Pを中心としてQを通る円(ヘッドH
(kT)の軌跡)との交点である。
【0054】図6において、|OP|=eとすると、 e={c2+d2+2×c×d×cos(ωt)}1/2 である。まず、∠QOUを求めると、 ∠QOU=arccos{(c2+e2−d2)/(2×
c×e)} である。この∠QOUは、時刻tの関数となる。次に、
∠QOS(=∠POQ−∠POS)を求めるために、∠
POQおよび∠POSを求めると、 ∠POQ=arccos{(c2+a2−b2)/(2×
c×a)} ∠POS=arccos{(e2+a2−b2)/(2×
e×a)} である。従って、∠SOUは、 ∠SOU=∠QOU+∠QOS=∠QOU+∠POQ−
∠POS であり、時刻tの関数となる。
【0055】ピークフィルタの内部変数値PFによる補
正に応じたヘッドH(kT)のディスク円周方向の変位
を考慮しない場合には、時刻tにおける時間変動τ
(t)は、 τ(t)=∠QOU/ω により求められる。サーボ領域の個数をNとし、サーボ
セクタSS(i,j)が時刻tiにヘッドH(kT)の下
を通過するものとすると、サーボセクタSS(i,j)
とSS(i+1,j)の時間間隔TS(i,j)は、 TS(i,j)=1/(f0×N)+τ{ti+(1/f
0×N)}−τ(ti) となる。このTS(i,j)は、図5のTSに相当す
る。
【0056】また、上記内部変数値PFによる補正に応
じたヘッドH(kT)のディスク円周方向の変位を考慮
する場合には、時刻tにおける時間変動τ1(t)は、 τ1(t)=∠SOU/ω により求められる。サーボセクタSS(i,j)が時刻
iにヘッドH(kT)の下を通過するものとすると、サ
ーボセクタSS(i,j)とSS(i+1,j)の時間
間隔TS1(i.j)は、 TS1(i.j)=1/(f0×N)+τ1{ti+(1/
0×N)}−τ1(ti) となる。
【0057】図7はヘッド位置のディスク円周方向の変
位を考慮しない場合と考慮した場合でのディスク1周分
のサーボセクタ間の時間間隔を示す図である。図7にお
いて、TSは、ヘッド位置のディスク円周方向の変位を
考慮しない、上記時間変動τ(t)=∠QOU/ωによ
るサーボセクタ間の時間間隔である。また、TS1は、
ヘッド位置のディスク円周方向の変位を考慮した、上記
時間変動τ1(t)=∠SOU/ωによるサーボセクタ
間の時間間隔である。また、rは、ディスク回転中心O
からのサーボセクタの半径の変動である。図7では、ト
ラック半径R=14[mm]、ディスクシフト量d=2
0[μm]、ディスクの回転速度f0=70[/s]、
ディスクシフト方向のサーボ領域識別番号i0=30と
して、時間間隔TSおよびTS1、ならびに半径rを計
算している。
【0058】図7において、ヘッド位置の変位を考慮し
ないサーボセクタ間の時間間隔TSと、ヘッド位置の変
位を考慮したサーボセクタ間の時間間隔TS1では、時
間間隔の変動量はほとんど変わらないが、位相が多少ず
れてくる。
【0059】[実施の形態1のサーボ情報検知タイミン
グの制御手順によるディスクシフトに対するディスク円
周方向(時間軸方向)の補正]図4〜図7で説明したよ
うに、ディスクシフトがあると、サーボセクタ間の時間
間隔が変動する。そこで、実施の形態1のディスク装置
では、読み込み信号からサーボ情報を検知する時間間隔
TSを従来のように初期値TS0に固定せず、サーボ領
域SF(i)のディスク径方向の変位Δr(i)とトラ
ック半径R(j)と初期値TS0から、上記(3)式に
よりサーボセクタSS(i,j)とSS(i+1,j)
の時間間隔TS(i,j)を計算し、この時間間隔TS
(i,j)をもとにサーボ情報を検知する時間間隔を調
整する。
【0060】さらに具体的には、上記ディスク径方向の
変位Δr(i)は、内部変数値PF(i)から上記
(2)式により求めることができる。そして、上記
(2)式と(3)式から導かれた上記(4)式により、
内部変数値PF(i)から時間間隔TS(i,j)を求
めることができる。
【0061】また、サーボ情報を検知する時間間隔は、
この実施の形態1のディスク装置では、サーボ・アドレ
ス・マークSAMを検知するためのサーチウインドウを
設定する時間間隔であるから、上記サーチウインドウを
設定する時間間隔を、従来のように初期値TS0に固定
せず、ディスクシフトによるサーボセクタ間の時間間隔
の変動に応じて補正することとなる。
【0062】さらに、あるディスク周回において、検知
されたサーボセクタSS(i,j)のサーボ情報を用い
て計算されたディスク径方向の変位Δr(i)をもとに
時間間隔TS(i,j)を計算し、この時間間隔TS
(i,j)をもとにサーボセクタSS(i,j)のサー
ボ情報を検知してから次のサーボセクタ(i+1,j)
のサーボ情報を検知するまでの時間間隔を補正する。つ
まり、サーボ情報を検知するごとに随時計算されて更新
される変位Δr(i)をもとに時間間隔TS(i,j)
を計算し、この時間間隔TS(i,j)をサーボセクタ
SS(i,j)とSS(i+1,j)のサーボ情報の時
間間隔に反映する。
【0063】図8は実施の形態1のサーボ情報検知タイ
ミングの制御手順を説明する図である。図8(a)のよ
うに、サーボ領域SF(i)の半径の変位Δr(i)=
0であれば、サーボセクタSS(i,j)とSS(i+
1,j)の時間間隔TS(i,j)=TS0であり、サ
ーボ領域SF(i)のSAMを検知するためのサーチウ
インドウSW(i)を読み込み信号に設定してから、時
間TS0あとに、サーボ領域SF(i+1)のSAMを
検知するためのサーチウインドウSW(i+1)を設定
する。
【0064】また、図8(b)のように、半径の変位Δ
r(i)>0であれば、時間間隔の変位ΔTS(i,
j)<0であり、サーボセクタSS(i,j)とSS
(i+1,j)の時間間隔TS(i、j)は、初期値T
0よりも短くなるため、サーチウインドウSW(i)
を設定してから、時間TS0+ΔTS(i,j)(<T
0)あとに、サーチウインドウSW(i+1)を設定
する。
【0065】逆に、図8(c)のように、半径の変位Δ
r(i)<0であれば、時間間隔の変位ΔTS(i,
j)>0であり、サーボセクタSS(i,j)とSS
(i+1,j)の時間間隔TS(i,j)は、初期値T
0よりも長くなるため、サーチウインドウSW(i)
を設定してから、時間TS0+ΔTS(i,j)(>T
0)あとに、サーチウインドウSW(i+1)を設定
する。
【0066】[実施の形態1のサーボ情報検知タイミン
グの制御手順によるサーボシステムの制御手順]図9は
本発明の実施の形態1のサーボ情報検知タイミングの制
御手順によるサーボシステムの制御手順を説明するフロ
ーチャートである。図9の手順は、随時計算されて更新
されるピークフィルタの内部変数値PF(i)をもとに
サーボセクタ間の時間間隔TS(i,j)を計算する方
式である。
【0067】[電源ON時の制御手順]以下に図9のス
テップS1〜S3による電源ON時の制御手順について
説明する。ステップS1において、ディスク装置100
の電源がONされると、ステップS2において、MPU
11は、サーボセクタ間の時間間隔TSとして初期値T
0をHDC12にセットするとともに、スピンドルモ
ータ1の回転速度(回転数)fとして初期値f0をスピ
ンドルドライバ2にセットする。上記の初期値TS
0は、スピンドルモータ1の回転速度(従ってディスク
Dの回転速度)と、サーボ領域SFの本数とに従ってあ
らかじめ設定されるものであり、ディスク回転速度f=
70[/s]、サーボ領域SFの本数N=60の場合に
は、およそ238[μs]である。
【0068】次に、ステップS3において、ヘッドHご
とに、ピーク・フィルタ・パラメータ・テーブル(PF
Pテーブル)を作成する。PFPテーブルは、ヘッドH
ごとにピークフィルタのパラメータを書き込んだテーブ
ルであり、RAM6に作成される。上記のパラメータ
は、ディスクシフト量を示すゲイン、およびディスクシ
フトの方向を示す位相からなる。
【0069】PFPテーブルには、上記のゲインとし
て、ディスク1周分のピークフィルタの内部変数PFの
ピーク値が書き込まれる。また、上記の位相として、例
えばディスク1周分の上記内部変数PFの符号がマイナ
スからプラスに変化するサーボセクタSSのサーボ領域
識別番号が書き込まれる。
【0070】PFPテーブルは以下の手順で作成され
る。まず、アクティブなヘッドについて、ディスク1周
分の内部変数値PF(1),PF(2)…を計算し、こ
れらの内部変数値からピークフィルタのパラメータを抽
出し、PFPテーブルに記録する。次に、アクティブな
ヘッドをチェンジし、このヘッドについて、上記と同じ
ようにピークフィルタのパラメータを抽出し、PFPテ
ーブルに記録する。このように、アクティブなヘッドを
順次チェンジし、それぞれのヘッドについてのピークフ
ィルタのパラメータを順次抽出し、PFPテーブルを作
成する。
【0071】[サーボ制御手順]以下に図9のステップ
S4〜S9によるサーボ制御手順について説明する。ま
ず、ステップS4において、サーボロックされているか
否かを判別する。HDC12は、読み込まれた信号にサ
ーチウインドウSWを設定し、このサーチウインドウ内
の信号からサーボ・アドレス・マークSAMを検知す
る。そして、SAMを検知できれば、サーボロックされ
ていると判別し、ステップS5に進む。また、SAMを
検知できなければ、サーボロックされていない(アンロ
ックである)と判別し、ステップS14に進む。
【0072】サーボロックされていれば、ステップS5
において、MPU11は、ヘッドチェンジするか否かを
判別し、チェンジしない場合には、ステップS6に進
み、チェンジする場合には、ステップS10に進む。
【0073】ヘッドチェンジしなければ、ステップS6
において、MPU11は、VCM制御電流値CNTF
(i−1)およびCNTF(i−2)から上記(1)式
により計算されたピークフィルタの内部変数値PF
(i)と、ヘッドH(kT)が現在位置しているトラッ
クT(j)の半径R(j)から、上記(4)式によりサ
ーボセクタSS(i,j)とSS(i+1,j)の時間
間隔TS(i,j)=TS0+ΔTS(i,j)を計算
する。
【0074】そして、ステップS7において、MPU1
1は、上記計算した時間間隔TS(i)をHDC12に
セットする。
【0075】また、ステップS8において、HDC12
は、読み込み信号からサーボ領域SF(i)のサーボ情
報をサンプリングし、このサーボ情報をもとに、SA1
3において、PES値P(i)、VCM制御電流値CN
T(i)、フィルタリングされたVCM制御電流値CN
TF(i)を順次計算し、このVCM制御電流値CNT
F(i)をVCMドライバ4に供給する。
【0076】次に、ステップS9において、MPU11
は、VCM制御電流値CNTF(i)およびCNTF
(i−1)から上記(1)式によりピークフィルタの内
部変数値PF(i+1)を計算し、ステップS4に戻
る。
【0077】ステップS4において、HDC12は、上
記の時間間隔TS(i,j)に応じて、サーチウインド
ウSW(i+1)を設定するタイミングを補正する。つ
まり、サーチウインドウSW(i)を設定したときから
時間TS(i)あとに、サーチウインドウSW(i+
1)を設定する。そして、HDC12は、上記の時間間
隔TS(i,j)に応じたタイミングで設定したサーチ
ウインドウSW(i+1)内で、サーボ・アドレス・マ
ークSAMを探し、SAMを検知できたか否かにより、
サーボロックできたか否かを判別する。これにより、サ
ーボ領域SF(i+1)のサーボ・アドレス・マークS
AMを確実かつ安定的に検知することができ、従ってサ
ーボ領域SF(i+1)のサーボ情報を確実かつ安定的
検知することができる。
【0078】[アンロック復帰処理]以下に図9のステ
ップS14,S15によるアンロック復帰処理について
説明する。図9のステップS4でサーボがアンロックで
あれば、ステップS14において、MPU11は、サー
ボセクタ間の時間間隔TSとして、初期値TS0をHD
C4にセットする。
【0079】次に、ステップS15において、MPU1
1は、HDC12を制御し、サーチウインドウSWを設
定せずに、読み込み信号の全領域からサーボ・アドレス
・マークSAMを検知させることにより、アンロック復
帰処理をする。そして、ステップS14でSAMを検知
できたら、アンロック復帰処理のためのHDC12の制
御を解除し、ステップS4に戻る。
【0080】これにより、ステップS4において、HD
C12は、時間間隔の初期値TS0に応じたタイミング
でサーチウインドウSWを読み込み信号に設定し、この
サーチウインドウSW内からSAMを探す。ステップS
15のアンロック復帰処理でSAMが正しく検知されて
いれば、ステップS4で、次のサーボセクタSSのSA
Mを検知することができ、サーボロックと判別される。
また、ステップS13のアンロック復帰処理でSAMが
誤検知されていれば(例えば、データセクタSDに記録
されているユーザデータをSAMとして誤検知していれ
ば)、ステップS4で、SAMを検知することができ
ず、再びアンロックと判別される。
【0081】サーボのアンロック中においては、制御部
10は、サーボ情報を検知できなくなるため、ヘッドH
(kT)の下を通過しているサーボセクタSSのサーボ
領域識別番号を認識できなくなる。また、ディスク1周
においてサーボセクタ間の時間間隔TSは、初期値TS
0を中心に変動する。そこで、ステップS13で時間間
隔TSとして初期値TS0をHDC12にセットし、ア
ンロック復帰処理直後でのサーチウインドウSWが、上
記時間間隔の変動のピーク値付近に応じて設定されるこ
となく、上記時間間隔の変動の中心値である初期値TS
0に応じて設定されるようにしている。これにより、ア
ンロック復帰処理直後においてサーチウインドウSWの
時間間隔の補正方向と上記時間間隔の実際の変動方向と
が互いに逆方向になってしまい、SAMを検知できなく
なることを回避できる。
【0082】[ヘッドチェンジの手順]以下に図9のス
テップS10〜S13によるヘッドチェンジの手順につ
いて説明する。上記のヘッドチェンジは、ステップS4
でサーボロックと判別されたときにのみ実行され、ステ
ップS4でアンロックと判別されたときには、サーボロ
ックに復帰するまで実行されない。つまり、MPU11
がヘッドH(kT)の下を通過するサーボ領域SFのサ
ーボ領域識別番号iを認識しているときにのみ、ヘッド
チェンジが実行される。
【0083】図10は上記ヘッドチェンジの一例を説明
する図である。以下のヘッドチェンジの説明では、図1
0のように、ヘッドH(k1)からヘッドH(k2)にヘ
ッドチェンジするものとし、ヘッドチェンジ前のディス
ク面DS(k1)のサーボ領域SF(i)をヘッドH
(k1)が通過してからヘッドチェンジし、ヘッドチェ
ンジ後のディスク面DS(k2)のサーボ領域SF(i
+1)に最初にサーチウインドウを設定するものとす
る。ディスク面DS(k1)のサーボ領域SF(i)
と、ディスク面DS(k2)のサーボ領域SF(i+
1)との時間間隔は、ディスクシフトがないとき、TS
0+TSCである。なお、ヘッドチェンジ後のディスク
面DS(k2)のサーボ領域SF(i)に最初にサーチ
ウインドウを設定することも可能である。この場合、デ
ィスク面DS(k1)のサーボ領域SF(i)と、ディ
スク面DS(k2)のサーボ領域SF(i)との時間間
隔は、ディスクシフトがないとき、TSCである。ここ
で、TSCは、ディスク面DS(k 1)とDS(k2)に
おけるサーボ領域SFの配置ずれに相当する時間であ
る。このディスク面間のサーボ領域の配置ずれ時間TS
Cは、ROM15にあからじめ記憶されているスタッガ
テーブルからロードできる。
【0084】図9のステップS5でヘッドチェンジする
場合には、ステップS10において、MPU11は、チ
ェンジ前のヘッドH(k1)についてのピークフィルタ
のパラメータ(ディスク1周分の内部変数PFのピーク
値と位相)を、PFPテーブルに書き込み、PFPテー
ブルを更新する。なお、ディスク1周分の内部変数PF
は、正弦波なので、ピーク値と位相が判っていれば、デ
ィスク1周分の内部変数値PF(1),PF(2),…
を、計算により求めることができる。
【0085】次に、ステップS11において、MPU1
1は、チェンジ後のヘッドH(k2)についてのピーク
フィルタのパラメータをPFPテーブルからロードす
る。
【0086】次に、ステップS12において、MPU1
1は、ディスク面DS(k1)とDS(k2)のサーボ領
域ずれ時間TSCをスタッガテーブルからロードし、時
間間隔の初期値TS0にずれ時間TSCを加えたTS0
TSCを、ディスク面DS(k1)のサーボ領域SF
(i)と、ディスク面DS(k2)のサーボ領域SF
(i+1)との時間間隔として、HDC12にセットす
る。
【0087】次に、ステップS13において、MPU1
1は、RWC5を制御してアクティブなヘッドをH(k
1)からH(k2)にチェンジさせ、ステップS4に戻
る。
【0088】ステップS4において、HDC12は、ヘ
ッドH(k1)による読み込み信号に、ディスク面DS
(k1)のサーボ領域SF(i)のサーボ・アドレス・
マークSAMを検知するためのサーチウインドウSW
(i)を設定したときから、時間TS0+TSCあと
に、ヘッドH(k2)による読み込み信号に、ディスク
面DS(k2)のサーボ領域SF(i+1)のSAMを
検知するためのサーチウインドウSW(i+1)を設定
する。そして、このサーチウインドウSW(i+1)内
で、SAMを探し、SAMを検知できたか否かにより、
サーボロックできたか否かを判別する。
【0089】ステップS4でサーボロックしていれば、
ステップS5を介し、ステップS6において、MPU1
1は、ピークフィルタの内部変数値PF(i+1)か
ら、上記(4)式によりディスクDS(k2)でのサー
ボセクタSS(i+1,j)とSS(i+2,j)の時
間間隔TS(i+1)を計算する。ここで、内部変数値
PF(i+1)を上記(1)式から求めるには、ディス
ク面DS(k2)の内部変数値PF(i)およびPF
(i−1)が必要である。そこで、MPU11は、ステ
ップS10でロードされたピークフィルタのパラメータ
から内部変数値PF(i+1)を計算するか、あるいは
上記ロードしたパラメータから内部変数値PF(i)お
よびPF(iー1)を計算し、これらの値を用いて上記
(1)式から内部変数値PF(i+1)を計算する。
【0090】また、ステップS8において、HDC12
は、ヘッドH(k2)による読み込み信号からサンプリ
ングしたサーボ領域SF(i+1)のサーボ情報をもと
に、SA13において、PES値P(i+1)、VCM
制御電流値CNT(i+1)、フィルタリングされたV
CM制御電流値CNTF(i+1)を順次計算し、この
VCM制御電流値CNTF(i+1)をVCMドライバ
4に供給する。
【0091】このように実施の形態1によれば、ピーク
フィルタの内部変数値PF(i)をもとにサーボセクタ
SS(i.j)とSS(i+1.j)の時間間隔TS
(i,j)を計算し、この時間間隔TS(i,j)をも
とにサーボ情報を検知する時間間隔を調整することによ
り、ディスクシフトがあっても、サーボ情報を確実かつ
安定的に検知することができる。
【0092】また、サーボ情報を検知するごとに随時計
算されて更新されるピークフィルタの内部変数値PF
(i)をもとに時間間隔TS(i,j)を計算すること
により、計算による時間間隔と実際の時間間隔に対する
誤差を小さくするすることができるため、サーボ情報の
検知精度を高くすることができる。
【0093】実施の形態2 以下に説明する実施の形態2では、過去のディスク周回
で計算されたディスク1周分のピークフィルタの内部変
数値PF(1),PF(2),…をあらかじめ内部変数
テーブルにセットしておき、この内部変数テーブルにセ
ットされた内部変数値を用いて、サーボセクタ間の時間
間隔TS(1),TS(2),…を計算する。上記の内
部変数テーブルは、例えばディスク装置の電源がONさ
れたとき、または/およびヘッドチェンジのときに更新
される。
【0094】図11は本発明の実施の形態1のサーボ情
報検知タイミングの制御手順によるサーボシステムの制
御手順を説明するフローチャートである。図11の手順
は、あらかじめ計算されたピークフィルタの内部変数値
をもとにサーボセクタの時間間隔TS(i,j)を計算
する方式である。なお、図11において、図9と同じス
テップには同じ符号を付し、その説明を省略する。ま
た、実施の形態2のディスク装置の構成は、上記実施の
形態1のディスク装置100(図1参照)と同じであ
る。
【0095】[電源ONの制御手順]ステップS3で、
サーボセクタ間の時間間隔TSの初期値TS0をHDC
12にセットするとともに、スピンドルモータ1の回転
速度(回転数)fの初期値f 0をスピンドルドライバ2
にセットしたら、ステップS21において、ヘッドHご
とのピークフィルタの内部変数テーブルを作成する。こ
の内部変数テーブルは、ヘッドH(k)ごとに(従っ
て、ディスク面DS(k)ごとに)、ピークフィルタの
内部変数値ΔPF(1),ΔPF(2),…を書き込ん
だものであり、RAM6に保持される。内部変数テーブ
ルを作成手順は、上記実施の形態1のPFPテーブルの
作成手順(図9のステップS3参照)と同様であり、ア
クティブなヘッドを順次チェンジして作成する。
【0096】[サーボ制御手順]ステップS4でサーボ
ロックされており、ステップS5でヘッドチェンジがな
ければ、ステップS22において、MPU11は、内部
変数値ΔPF(i)を内部変数テーブルから読み出し、
この内部変数値ΔPF(i)と、ヘッドが現在位置して
いるトラックT(j)の半径R(j)から、上記(4)
式によりサーボセクタSS(i,j)とSS(i+1,
j)の時間間隔の補正値TS(i,j)=TS0+ΔT
S(i,j)を計算する。
【0097】そして、ステップS7において、MPU1
1は、上記計算した時間間隔補正値t(i,j)をHD
Cにセットする。
【0098】また、ステップS8において、HDC12
は、SA13において、PES値P(i)、VCM制御
電流値CNT(i)、フィルタリングされたVCM制御
電流値CNTF(i)を順次計算し、このVCM制御電
流値CNTF(i)をVCMドライバ4に供給し、ステ
ップS4に戻る。
【0099】[ヘッドチェンジの手順]ステップS5で
ヘッドチェンジする場合には、まず、ステップS23に
おいて、MPU11は、チェンジ前のヘッドH(k1
についてのピークフィルタの内部変数値PF(1),P
F(2)…を上記(1)式により計算し、内部変数テー
ブルを更新する。
【0100】次に、ステップS24において、MPU1
1は、チェンジ後のヘッドH(k2)についてのピーク
フィルタの内部変数値PF(1),PF(2)…を内部
変数テーブルからロードする。
【0101】このあと、ステップS12で、時間間隔の
初期値TS0にサーボ領域ずれ時間TSCを加えたTS0
+TSCを、ディスク面DS(k1)のサーボ領域SF
(i)と、ディスク面DS(k2)のサーボ領域SF
(i+1)との時間間隔として、HDC12にセット
し、ステップS13で、アクティブなヘッドをH
(k1)からH(k2)にチェンジさせ、ステップS4に
戻る。
【0102】このように実施の形態2によれば、ピーク
フィルタの内部変数値PF(i)をもとにサーボセクタ
SS(i,j)とSS(i+1,j)の時間間隔TS
(i,j)を計算し、この時間間隔TS(i,j)をも
とにサーボ情報を検知する時間間隔を調整することによ
り、ディスクシフトがあっても、サーボ情報を確実かつ
安定的に検知することができる。
【0103】さらに、あらかじめ計算されて内部変数テ
ーブルに書き込まれているピークフィルタの内部変数値
PF(i)をもとに時間間隔TS(i,j)を計算する
ことにより、サーボ制御手順を上記実施の形態1よりも
簡略化することができる。
【0104】実施の形態3 以下に説明する実施の形態3では、ディスクシフトがあ
ってもサーボセクタ間の時間間隔が初期値TS0となる
ように、ディスク径方向の変位Δrをもとにディスク回
転速度の補正値を計算し、この補正値に従ってスピンド
ルモータの回転速度fを調整する。
【0105】図12は実施の形態3のディスク回転速度
の制御手順を説明する図である。図12(a)のよう
に、サーボセクタSF(i)のディスク径方向の変位Δ
r(i)=0のときは、サーボ領域SF(i)とSF
(i+1)の間のスピンドルモータの回転速度(回転
数)f[s-1]を初期値f0とすれば、サーボセクタS
S(i,j)とSS(i+1,j)の時間間隔TS
(i)[s]は初期値TS0になる。従って、時間間隔
TS0でサーチウインドウSWを設定すれば、サーボ領
域SF(i+1)のSAMを検知できる。
【0106】また、Δr(i)>0のときは、f=f0
のままでは、図12(b)のようにTS(i,j)<t
0になるため、f<f0とすることにより、図12(a)
のようにTS(i,j)=TS0になるようにする。
【0107】逆に、Δr(i,j)<0のときは、f=
0のままでは、図12(c)のようにTS(i,j)
>TS0になるため、f>f0とすることにより、図12
(a)のようにTS(i,j)=TS0になるようにす
る。
【0108】この実施の形態3のディスク装置は、サー
ボセクタSS(i,j)とSS(i+1,j)の間のス
ピンドルモータ1の回転速度(従って、ディスクDの回
転速度)の補正値f(i,j)を、 f(i,j) =1/{TS(i,j)×N} =f0×r(i)/R(j) =f0×{R(j)+Δr(i)}/R(j) =f0×{R(j)+k×ΔPF(i)}/R(j)…(5) =f0+Δf(i,j) ={1/(t0×N)}+Δf(i,j) によって計算し、この回転速度補正値f(i,j)で回
転するようにスピンドルモータ1を制御することによ
り、サーボセクタ間の時間間隔を初期値TS0に保持す
るものである。
【0109】図13は本発明の実施の形態3のディスク
回転速度の制御手順によるサーボシステムの制御手順を
説明するフローチャートである。なお、図13におい
て、図11と同じステップには同じ符号を付し、その説
明を省略する。また、実施の形態3のディスク装置の構
成は、上記実施の形態1のディスク装置100(図1参
照)と同じである。
【0110】[サーボ制御手順]ステップS4でサーボ
ロックされており、ステップS5でヘッドチェンジがな
ければ、ステップS31において、MPU11は、サー
ボセクタ間の時間間隔の初期値TS0をHDC12にセ
ットする。このステップS31は、ヘッドチェンジのと
きのステップS12で、スタッガテーブルに従って変更
されたサーボセクタの時間間隔を、もとの初期値TS0
に戻すために設けられたものである。
【0111】次に、ステップS32において、MPU1
1は、内部変数値PF(i)を内部変数テーブルから読
み出し、この内部変数値PF(i)と、ヘッドが現在位
置しているトラックT(j)の半径R(j)から、上記
(5)式に従って、サーボ領域(i)とSF(i+1)
の間の回転速度補正値f(i,j)=f0+Δf(i,
j)を計算する。
【0112】そして、ステップS33において、MPU
は、上記計算した回転速度補正値f(i,j)をスピン
ドルドライバ3にセットする。このあと、ステップS8
で、PES値P(i)、VCM制御電流値CNT
(i)、フィルタリングされたVCM制御電流値CNT
F(i)を順次計算し、VCM制御電流値CNTF
(i)をVCMドライバ4にセットし、ステップS4に
戻る。
【0113】スピンドルドライバ3は、ヘッドH
(kT)がサーボセクタSS(i,j)を通過してから
サーボセクタSF(i+1,j)を通過するまでの間、
上記の回転速度補正値f(i,j)でピンドルモータ1
(従って、ディスクD)を回転させる。これにより、サ
ーボセクタSS(i,j)とSS(i+1,j)の時間
間隔TS(i.j)は、初期値TS0に保持され、時間
間隔TS0でサーチウインドウSWを設定することによ
り、サーボ領域SF(i+1)のサーボ・アドレス・マ
ークSAMを確実かつ安定的に検知することができ、従
ってサーボ領域SF(i+1)のサーボ情報を確実かつ
安定的検知することができる。
【0114】[アンロック復帰処理]ステップS4でサ
ーボがアンロックであれば、ステップS34において、
MPU11は、回転速度の初期値f0をスピンドルドラ
イバ3にセットする。これにより、ディスクDは回転速
度f0で回転する。
【0115】このあと、ステップS15で、サーチウイ
ンドウSWを設定せずに、読み込まれた信号の全領域か
らサーボ・アドレス・マークSAMを検知させることに
より、アンロック復帰処理をし、SAMを検知できた
ら、ステップS4に戻る。
【0116】これにより、ステップS4において、HD
C12は、回転速度f0のディスクDから読み込まれた
信号に、時間間隔TS0でサーチウインドウSWを設定
し、このサーチウインドウSW内からSAMを探す。
【0117】このように本発明の実施の形態3によれ
ば、サーボセクタ間の時間間隔が初期値TS0となるよ
うに、ディスク径方向の変位Δrをもとにディスク回転
速度の補正値を計算し、この補正値に従ってスピンドル
モータの回転速度を調整することにより、ディスクシフ
トがあっても、サーボ情報を確実かつ安定的に検知する
ことができる。
【0118】なお、上記実施の形態3では、本発明のデ
ィスク回転速度の制御方法を、上記実施の形態2のよう
に内部変数テーブルを用いたサーボ制御手順に適用した
例を説明したが、本発明のディスク回転速度の制御方法
は、上記実施の形態1のようにピークフィルタの内部変
数値を随時計算するサーボ制御手順に適用することも可
能である。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように本発明のサーボ情報
検知タイミングの制御方法によれば、ディスク径方向の
変位Δr(i)をもとにサーボ領域SF(i)のサーボ
セクタとサーボ領域SF(i+1)のサーボセクタの時
間間隔TS(i,j)を計算し、この時間間隔TS
(i,j)をもとにサーボ情報を検知する時間間隔を調
整することにより、ディスクシフトがあっても、サーボ
情報を確実かつ安定的に検知することができるという効
果がある。
【0120】また、本発明のディスク回転速度の制御方
法によれば、サーボセクタ間の時間間隔が所定値となる
ように、ディスク径方向の変位Δrをもとにディスク回
転速度の補正値を計算し、この補正値に従ってディスク
記録媒体の回転速度を調整することにより、ディスクシ
フトがあっても、サーボ情報を確実かつ安定的に検知す
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のディスク装置の構成図で
ある。
【図2】ディスク面の構成図である。
【図3】ディスク面におけるサーボ領域の構造図であ
る。
【図4】ディスクシフトによるサーボセクタの時間間隔
の変動を説明する図である。
【図5】ディスク1周分のサーボセクタの時間間隔の変
動および回転中心からの半径の変動を示す図である。
【図6】サーボセクタの時間間隔の計算を説明する図で
ある。
【図7】ヘッド位置のディスク円周方向の変位を考慮し
ない場合と考慮した場合でのディスク1周分のサーボセ
クタの時間間隔を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態1のサーボ情報検知タイミ
ングの制御手順を説明する図である。
【図9】本発明の実施の形態1のサーボ情報検知タイミ
ングの制御手順によるサーボシステムの制御手順を説明
するフローチャートである。
【図10】ディスク装置でのヘッドチェンジの一例を説
明する図である。
【図11】本発明の実施の形態2のサーボ情報検知タイ
ミングの制御手順によるサーボシステムの制御手順を説
明するフローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態3のディスク回転速度の
制御手順を説明する図である。
【図13】本発明の実施の形態3のディスク回転速度の
制御手順によるサーボシステムの制御手順を説明するフ
ローチャートである。
【図14】従来のサーボシステムの制御手順を説明する
フローチャートである。
【符号の説明】
1 スピンドルモータ、 2 アクセス機構、 2a、
アクセスアーム、 2b ボイス・コイル・モータ(V
CM)、 3 スピンドルドライバ、 4 VCMドラ
イバ、 5 リード・ライト・チャネル(RWC)、
6 DRAM、10 制御部、 11 マイクロ・プロ
セッシング・ユニット(MPU)、12 ハード・ディ
スク・コントローラ(HDC)、 14 SRAM、
13サーボアシスト(SA)、 15 ROM、 D
ディスク、 H 読み書きヘッド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小笠原 健治 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本アイ・ ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 (72)発明者 米田 勲 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本アイ・ ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 (72)発明者 小澤 豊 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本アイ・ ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 Fターム(参考) 5D088 PP01 SS14 TT10 UU03 5D096 AA02 BB01 CC01 DD01 EE03 GG04 HH14 KK01 5D109 KA20 KB05 KD11

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーボ領域内のそれぞれのサーボセクタ
    にサーボ情報が記録されているサーボセクタ方式のディ
    スク記録媒体を備え、上記ディスク記録媒体を所定の回
    転速度で回転させるディスク装置において、読み書きヘ
    ッドによる上記ディスク記録媒体の読み込み信号から上
    記サーボ情報を検知するタイミングを制御するサーボ情
    報検知タイミングの制御方法であって、[A] すでに
    検知されているサーボ情報を用いて計算されたサーボ領
    域SF(i)のディスク径方向の変位Δr(i)をもと
    に、このサーボ領域SF(i)内のサーボセクタが上記
    読み書きヘッドの下を通過してから次のサーボ領域SF
    (i+1)内のサーボセクタが上記読み書きヘッドの下
    を通過するまでの時間間隔TS(i)を計算するステッ
    プと、[B] 上記時間間隔TS(i)をもとに、サー
    ボ情報を検知する時間間隔を調整するステップとを含む
    ことを特徴とするサーボ情報検知タイミングの制御方
    法。
  2. 【請求項2】 上記ステップ[A]は、上記変位Δr
    (i)と、上記サーボ領域SF(i)内の上記サーボセ
    クタのサーボ情報書き込み中心からの半径Rとをもと
    に、上記時間間隔TS(i)を計算することを特徴とす
    る請求項1に記載のサーボ情報検知タイミングの制御方
    法。
  3. 【請求項3】 上記サーボ情報は、サーボ領域の位置を
    認識するためのサーボ・アドレス・マークを含み、 上記ステップ[B]は、上記読み込み信号に上記サーボ
    ・アドレス・マークを検知するためのサーチウインドウ
    を設定する時間間隔を調整することを特徴とする請求項
    1に記載のサーボ情報検知タイミングの制御方法。
  4. 【請求項4】 サーボ領域SF(i−1)の次に上記サ
    ーボ領域SF(i)が上記読み書きヘッドの下を通過
    し、その次にサーボ領域SF(i+1)が上記読み書き
    ヘッドの下を通過するものとすると、 上記ステップ[A]は、あるディスク周回において、検
    知された上記SF(i−1)内のサーボセクタのサーボ
    情報を用いて計算された上記変位Δr(i)をもとに、
    上記時間間隔TS(i)を計算し、 上記ステップ[B]は、上記ディスク周回において、上
    記TS(i)をもとに、上記SF(i)のサーボ情報を
    検知してから上記SF(i+1)のサーボ情報を検知す
    るまでの時間間隔を調整することを特徴とする請求項1
    に記載のサーボ情報検知タイミングの制御方法。
  5. 【請求項5】 サーボ領域SF(i)の次にサーボ領域
    SF(i+1)が上記読み書きヘッドの下を通過するも
    のとすると、 上記ステップ[A]は、あるディスク周回の1周または
    数周前に計算された上記変位Δr(i)を上記ディスク
    装置の記憶手段に記憶しておき、上記ディスク周回にお
    いて上記記憶されている変位Δr(i)をもとに上記S
    F(i)内の上記サーボセクタと上記SF(i+1)内
    のサーボセクタの時間間隔TS(i)を計算し、 上記ステップ[B]は、上記ディスク周回において、上
    記TS(i)をもとに、上記SF(i)のサーボ情報を
    検知してから上記SF(i+1)のサーボ情報を検知す
    るまでの時間間隔を調整することを特徴とする請求項1
    に記載のサーボ情報検知タイミングの制御方法。
  6. 【請求項6】 上記ディスク装置の電源がONされたと
    き、または/および読み書きヘッドのチェンジのとき
    に、上記記憶手段に記憶されている変位Δr(i)を更
    新するステップをさらに含むことを特徴とする請求項5
    に記載のサーボ情報検知タイミングの制御方法。
  7. 【請求項7】 サーボ領域内のそれぞれのサーボセクタ
    にサーボ情報が記録されているサーボセクタ方式のディ
    スク記録媒体を備えたディスク装置において、上記ディ
    スク記録媒体の回転速度を制御するディスク回転速度の
    制御方法であって、 すでに検知されているサーボ情報を用いて計算されたサ
    ーボ領域SF(i)のディスク径方向の変位Δr(i)
    をもとに、このサーボ領域SF(i)内のサーボセクタ
    が上記読み書きヘッドの下を通過してから次のサーボ領
    域SF(i+1)内のサーボセクタが上記読み書きヘッ
    ドの下を通過するまでの時間間隔を所定値にするための
    ディスク記録媒体の回転速度の補正値を計算するステッ
    プと、 上記補正値に従ってディスク記録媒体の回転速度を調整
    するステップとを含むことを特徴とするディスク回転速
    度の制御方法。
  8. 【請求項8】 セクタサーボ方式で複数のサーボ領域に
    サーボ情報が記録されたディスク記録媒体と、 上記ディスク記憶媒体を回転させるスピンドルモータ
    と、 上記スピンドルモータの回転速度を制御するディスク回
    転制御部と、 読み書きヘッドを保持し、上記読み書きヘッドをディス
    ク記録媒体の径方向に沿って移動させるアクセス機構
    と、 上記読み書きヘッドによる上記ディスク記録媒体の読み
    込み信号からサーボ情報を検知し、このサーボ情報をも
    とに上記アクセス機構を制御するヘッド位置制御手段と
    を備え、 上記ヘッド位置制御手段は、請求項1に記載のサーボ情
    報検知タイミングの制御方法を用いて上記読み込み信号
    からサーボ情報を検知することを特徴とするディスク装
    置。
  9. 【請求項9】 セクタサーボ方式で複数のサーボ領域に
    サーボ情報が記録されたディスク記録媒体と、 上記ディスク記憶媒体を回転させるスピンドルモータ
    と、 上記スピンドルモータの回転速度を制御するディスク回
    転制御部と、 読み書きヘッドを保持し、上記読み書きヘッドをディス
    ク記録媒体の径方向に沿って移動させるアクセス機構
    と、 上記読み書きヘッドによる上記ディスク記録媒体の読み
    込み信号からサーボ情報を検知し、このサーボ情報をも
    とに上記アクセス機構を制御するヘッド位置制御手段と
    を備え、 上記ディスク回転制御手段は、請求項7に記載のディス
    ク回転速度の制御方法を用いて上記回転速度を制御する
    ことを特徴とするディスク装置。
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