JP2001195641A - Idカード,カード発行装置,idカードを用いた接客補助システムおよび方法 - Google Patents

Idカード,カード発行装置,idカードを用いた接客補助システムおよび方法

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JP2001195641A
JP2001195641A JP2000002372A JP2000002372A JP2001195641A JP 2001195641 A JP2001195641 A JP 2001195641A JP 2000002372 A JP2000002372 A JP 2000002372A JP 2000002372 A JP2000002372 A JP 2000002372A JP 2001195641 A JP2001195641 A JP 2001195641A
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Japan
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card
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JP2000002372A
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Masayuki Yoshida
正行 吉田
Hideyo Shimamura
秀世 島村
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Japan Research Institute Ltd
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Japan Research Institute Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 顧客の嗜好を把握し,それに応じた商品,サ
ービスを提供する。 【構成】 嗜好IDカード80を用いた接客補助システム
は,接客装置20と接客支援装置30とを含む。接客装置20
のカード読取装置26は,顧客の嗜好データを含むIDコ
ードが記録されたIDカードから上記IDコードを読取
る。接客支援装置30は,IDコードまたは嗜好データを
キーとし、対応する推奨商品の商品コードを記憶してい
る第1のデータべ−ス31,32と,商品コードに対応して
その商品に関する表示のための情報を格納した第2のデ
ータベース34と,カード読取装置26から得られるIDコ
ードに基づいて,データべ−ス31,32,34を参照して,
顧客の嗜好に合致した商品についての顧客報知情報に関
するデータを作成して,上記接客装置20の表示装置25に
顧客報知情報を表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は,IDカード,カード発行装
置,ならびにIDカードを用いた接客補助システムおよ
び方法に関する。
【0002】
【背景技術】顧客の購買行動を予測し,適切な商品やサ
ービスを提供するための分析には,従来は年代,性別,
住所などの観点からの人口統計的な手法がとられてお
り,顧客の嗜好面は全く無視されていた。個人の嗜好は
普遍的な属性ではないというのが主な理由と思われる。
【0003】しかしながら,購買行動予測や購買行動の
喚起を図ることを考えたときに,顧客の購買行動は個人
の嗜好に影響される部分が大きいので嗜好を無視するこ
とはできない。むしろ,個人の嗜好を積極的に活用する
システムを検討する必要がある。
【0004】
【発明の開示】この発明は,顧客の個人的嗜好を容易に
把握することができるようにすることを目的とする。
【0005】この発明は顧客の個人的嗜好をシステムに
おいて取扱えるようにすることを目的とする。
【0006】この発明はまた,個人的嗜好を積極的に利
用して,顧客にマッチする商品,サービスに関する情報
の提供が可能なシステムおよび方法を提供することを目
的とする。
【0007】この発明は個人の嗜好を表したIDカード
を提供する。この発明は,カード所有者のIDコードを
記録したIDカードにおいて,カード所有者の嗜好を表
わすデータがIDコードの少なくとも一部を構成するよ
うにIDコードに組込まれていることを特徴とするもの
である。
【0008】嗜好には、商品又はサービスに関するカー
ド所有者の個人的な嗜好を表わすもの,および個人的な
感覚や感性に基づく嗜好(色調、明暗、迷彩、音質、音
調、香り、味覚など)がある。この発明では上記の両方
または片方を利用する。したがって,嗜好を表わすデー
タは上記の個人的嗜好のすべてを表わすデータの概念で
ある。
【0009】商品に関する嗜好には,商品の種類につい
ての好み,一商品についての好み,商品全般(または特
定の商品グループ)についての好み、商品提供者につい
ての好み等がある。
【0010】サービスに関する嗜好には、サービスの範
囲に関する好み、パッケージ型サービスについての好
み、個別選択が可能なサービスについての好みなどがあ
る。これらは、具体的には,海外旅行における旅行代理
店の代行申請やレンタカー手配などのサービス範囲、パ
ッケージツアーに関するもの、オプショナルツアーの選
択などに相当する。さらにサービス提供者についての好
みもある。
【0011】商品またはサービスの好みの項目分け(た
とえばアンケートにおける)は,好ましくは,販売また
は利用促進または接客の観点から行なわれ、一般的な好
みは、個人のイメージの観点から項目分けされる。
【0012】嗜好を表わすデータは,一般的には,調査
票(アンケート)に基づいて作成される(調査票の回答
結果それ自体,または回答結果に加工を加えたもの)。
【0013】加工とは、調査票の嗜好データを、心理分
析、調査者が想定したグループ化、特定のアルゴリズム
に基づく計算によるグループ化、既存のID保持者の過
去の購買や利用実績との類似性に基づくグループ化など
による処理を含む。
【0014】嗜好を表わすデータは,嗜好に関連した応
用装置で利用される。たとえば後述する接客装置でカー
ド所有者に推奨すべき商品またはサービス(群)を選
択,提示するために用いられる。
【0015】IDコードは嗜好を表わすデータ以外に,
他のデータ(所有者の属性,たとえば氏名,年齢,性
別,調査票のID,接客システムで用いるデータ,たと
えば店舗コード等、IDとしての唯一性を確保するため
のコード)を含んでもよい。
【0016】IDカードには付加データも記録でき、個
人嗜好をコード化したID以外の付加的情報を含むこと
が可能であり、各種デザイン、文字、グラフィック、音
声情報、可変記号(数値、文字)などを含めることがで
きる。これらは利用促進の目的で使用することができ
る。
【0017】IDカードは,文字や絵や凹凸などを印刷
できる媒体、磁気的に記録できる媒体(磁気カード,光
磁気カード)、光学的に記録できる媒体(光カード)、
電子的に記録できる媒体(ICカード)、生化学的に記
録できる媒体等を含む。
【0018】この発明によるIDカードにはそのIDカ
ードの所有者の嗜好を表わすデータが記録されているか
ら,このIDカードを利用して,嗜好に合致した商品,
サービス等の提供,販売促進等を実現することが可能と
なる。
【0019】この発明はまた,上記IDカードの発行装
置を提供している。カード発行装置は,調査票に表わさ
れた回答者の嗜好を表わすデータを入力する調査票入力
手段,あらかじめ定められた固定データを記憶する記憶
手段,上記調査票入力手段から入力されたデータおよび
上記記憶手段に記憶されている固定データに基づいて,
嗜好を表わすデータを含むIDコードを作成する手段,
ならびに上記作成手段によって作成されたIDコードを
カードに記録してカードを発行する手段を備えている。
【0020】調査票とは、設問と複数の選択肢との対が
1つ以上あるものであり、選択肢形式以外に記入欄が追
加されたものでもよい。調査票は紙に限らず電子媒体で
もよい。たとえば,表示画面において選択させるもの,
インターネット等を通して伝送されてくるもの等でもよ
い。
【0021】選択肢形式は、記号記入方式、マークシー
ト方式、スクラッチ方式等、記入行動を誘発させるさせ
る目的で調査票に筆記用具を用いずに回答できるような
加工をしたものを含む。
【0022】固定データには、調査票ID、調査票識別
コード、設問文、設問識別コード、選択肢、選択識別コ
ード、連続番号,店舗コード,カード所有者の属性デー
タ(氏名等)等があり,IDコードのユニーク性を確保
できるものであれば何でもよい。
【0023】調査票入力手段は,調査票の自動読取装置
(OCRなど)の外に,オペレータが手入力するための
キーボードやタブレット、タッチパネル入力装置,表示
装置とマウスの組合せなども含む。
【0024】IDコードの作成には、調査票から人力さ
れたデータの一部または全部をそのまま,または加工し
て用いる方法、調査票により取得した個人嗜好情報を単
純に数値コード化したものの一部又は全部を用いる方
法,これらに調査票識別コード、調査票番号等の固定デ
ータを含めて結合させる方法等があり,IDコードとし
ての唯一性が確保されるものであればよい。嗜好情報の
数値コード化は、選択された選択肢番号を列挙する方
法、設問番号と選択された選択肢番号の組みを列挙する
方法,回答を何らかの手法(上述した加工の説明におけ
る心理分析,設問作成者の意図,特定のアルゴリズムな
ど)でグループ化する方法等がある。
【0025】カード記録(発行)手段は,カードの種類
に応じたものとし、文字や絵や凹凸を印刷する装置、バ
ーコード印刷装置(2次元バーコードを含む)、磁気書
込装置,光学的書込装置,ICカードヘのデータ書込装
置などを含む。
【0026】このカード発行装置で発行された個人的嗜
好データをIDコードの一部として含むIDカードは,
次に述べるように,種々の装置で利用できる。
【0027】この発明によるIDカードを用いた接客補
助システムは,接客装置と接客支援装置とを備えてい
る。
【0028】接客装置は,顧客の嗜好データを含むID
コードが記録されたIDカードから上記IDコードを読
取るカード読取装置と,接客支援装置から与えられる顧
客報知情報に関するデータに基づいて,顧客に報知すべ
き情報を表わす画像を表示する表示装置とを含む。
【0029】接客支援装置は,IDコードまたは嗜好デ
ータをキーとし、対応する推奨商品の商品コードまたは
推奨サービスのサービス・コードを記憶している第1の
データべ−スと,商品コードまたはサービス・コードに
対応してその商品またはサービスに関する表示のための
情報を格納した第2のデータベースと,上記接客装置の
カード読取装置から得られるIDコードに基づいて,第
1のデータべ−スおよび第2のデータベースを参照し
て,顧客の嗜好に合致した商品またはサービスについて
の顧客報知情報に関するデータを作成して,上記接客装
置に与える顧客報知情報作成手段とを含む。嗜好データ
とはIDコードに含まれる嗜好を表わすデータの一部,
もしくは全部,またはこれを加工したものである。
【0030】接客装置は、カード読取装置と表示装置の
両方を含むが,これらは、必ずしも一体化している必要
は無い。表示装置はカード読取装置とは別の場所に設置
された大型表示装置のようなものでもよい。
【0031】接客装置は店舗の入口、料金支払い場所の
近く、入口からは遠いが目立つ場所、顧客が入店後休息
する空間等が好ましく、またショッピングセンターなど
では、施設の入口や駐車場に設置され,必要に応じて来
訪者への個人嗜好に合致したチラシ広告発行や、クーポ
ンの発行などに利用したり、来店ポイントの発行などに
利用することもできる。
【0032】この発明によると,顧客がカード読取装置
にIDカードを挿入すると,そのIDカードに記録され
ている顧客の嗜好に合致した商品やサービスに関する情
報が表示装置に表示されるので,顧客は自分の好みにあ
った情報の提示を受けることができる。購買力の惹起や
販売促進に効果がある。
【0033】この発明の好ましい実施態様では,店員支
援装置がさらに設けられる。店員支援装置は,上記接客
支援装置から与えられる店員報知情報に関するデータに
基づいて,接客のために店員が参考にすべき情報を表わ
す画像を表示する表示装置を含む。上記接客支援装置
は,上記接客装置のカード読取装置から得られるIDコ
ードに基づいて,第1のデータべ−スおよび第2のデー
タべ−スを参照して,顧客,商品またはサービスについ
ての店員報知情報に関するデータを作成して,上記店員
支援装置に与える店員報知情報作成手段を含む。
【0034】店員支援装置は、店員詰め所、POSレジ
の近くなど店員が容易にアクセスしやすい場所に設置さ
れる。またこの装置は,店員が携帯できる通信機能付き
の装置でもよい。
【0035】店員支援装置には接客装置において顧客に
与えられる情報に加えて,顧客には提供されないが接客
のために店員が利用できる情報が表わされるので,店員
は顧客の好みに応じて顧客にアドバイスを与えたり,商
品,サービスの提示を行ったりすることができる。
【0036】好ましい実施態様では,上記接客支援装置
はさらに,商品コードまたはサービス・コードをキーと
して,対応する嗜好データを記憶している第3のデータ
・ベースを備えている。上記店員報知情報作成手段は上
記第3のデータ・ベースをさらに参照して店員報知情報
に関するデータを作成する。第3のデータベースには,
キャンペーン商品などを格納しておくことができる。店
員はキャンペーン商品のうちの顧客の好みに合致したも
のを顧客に提示することができる。
【0037】さらにこの発明の実施態様では,広告連動
装置がさらに設けられる。上記接客支援装置の第2のデ
ータベースにはさらに,商品コードまたはサービス・コ
ードに対応して広告コードが記憶されている。上記接客
支援装置は上記接客装置から得られるIDコードに基づ
いて,第1のデータベースおよび第2のデータベースを
参照して,上記IDコードに対応する広告コードを取得
して上記広告連動装置に与える広告情報作成手段をさら
に備えている。
【0038】上記広告連動装置は,商品またはサービス
を広告するために少なくとも映像を出力する出力装置
と,広告コードに対応して商品またはサービスを広告す
るための少なくとも映像に関するデータを記憶する記憶
装置と,上記接客支援装置から与えられる広告コードに
対応する少なくとも映像に関するデータを上記記憶装置
から読出し,そのデータに基づいて少なくとも映像を上
記出力装置から出力するように制御する制御装置とを含
む。
【0039】広告連動装置の出力装置は対象顧客のみの
が利用できる小型のものでも,多くの来客がビデオ等を
見られるように大型のものでもよい。
【0040】広告連動装置を用いることにより,接客装
置とは異なる態様で,たとえば動画やサウンドにより,
顧客の嗜好にあった商品,サービスを訴えることができ
る。この装置は,知名度の高い商品のイメージを店内に
告知するために,新製品をアピールする広告のために,
さらに,マスメディア広告で頻繁に使用している音楽,
映像,イメージキャラクタ,ブランドマークなどを前面
に出し店舗内で演出するために用いることもできる。
【0041】広告連動装置を独立の広告装置と位置付け
ることもできる。広告装置は,商品またはサービスを広
告するための少なくとも映像を出力する出力装置,顧客
の嗜好を表わすデータに対応して,その嗜好に合致する
商品またはサービスを広告するための少なくとも映像に
関するデータを記憶する記憶装置,および顧客の嗜好を
表わすデータの入力に応答して,上記記憶装置から,入
力された嗜好を表わすデータに合致する商品またはサー
ビスを広告するための少なくとも映像を表わすデータを
読出し,そのデータに基づいて少なくとも映像を上記出
力装置から出力するように制御する制御装置を備えてい
る。
【0042】出力装置は映像を表示する装置であるが,
さらに音または音楽を出力するスピーカを備えていても
よい。記憶装置には嗜好を表わすデータに対応して音ま
たは音楽を表わすデータが格納されている。顧客の嗜好
を表わすデータは,たとえばIDカードを読取るカード
読取装置(上述の接客装置のように)から得られたID
データそのものでもよいし,IDデータから一部の嗜好
データを抽出したものでもよい。
【0043】顧客の嗜好に合致した広告を映像(および
サウンド)を用いて行うことができる。
【0044】この発明は,上述した接客装置および接客
支援装置の機能を一つにまとめたものとして概念される
接客補助装置も提供している。この接客補助装置は,顧
客の嗜好データを含むIDコードが記録されたIDカー
ドから上記IDコードを読取るカード読取装置,IDコ
ード,嗜好データまたはこれに関連するデータをキーと
して,対応する推奨商品または推奨サービスに関する表
示のための情報を格納したデータベース,および上記カ
ード読取装置から得られるIDコードに基づいて,上記
データベースを参照して,顧客の嗜好に合致した商品ま
たはサービスについての顧客報知情報を表わすデータを
作成して,顧客報知情報を表示する第1の表示装置を備
えているものである。
【0045】データベースおよび第1の表示装置の一部
の機能をサーバ等からオンラインで提供するようにして
もよい。接客補助装置はスタンド・アローンの装置とし
て実現することもできる。
【0046】この発明による接客補助方法は,顧客の嗜
好データを含むIDコードが記録されたIDカードから
上記IDコードを読取り,読取りにより得られたIDコ
ードに基づいて,IDコード,嗜好データまたはこれに
関連するデータをキーとして,対応する推奨商品または
推奨サービスに関する表示のための情報を格納したデー
タベースを参照して,顧客の嗜好に合致した商品または
サービスについての顧客報知情報を表わすデータを作成
し,顧客報知情報を表示装置に表示するものである。
【0047】この接客補助装置および方法を用いること
により,顧客の嗜好に合致した情報の提示が可能とな
る。
【0048】上記の接客補助装置に店員に報知する情報
を表示する機能をさらに付加することができる。
【実施例】
【0049】図1は,個人嗜好IDカードを利用した店
舗内販売サポート・システムの全体を表すものである。
この店舗内販売サポート・システムは,この実施例で
は,デパート,その他の小売店に設置されているものと
する。
【0050】店舗内販売サポート・システムは,カード
発行に関する部分と,接客および販売支援に関する部分
に大別される。カード発行に関する部分はカード発行装
置10を含む。カード発行装置10は,後述するところから
明らかになるように,個人嗜好抽出調査票70に表わされ
た回答に基づいて,個人嗜好IDカード80を発行する。
【0051】店舗内販売サポート・システムの接客およ
び販売支援に関する部分は,接客装置20および接客支援
装置30を含み,好ましくは店員支援装置40を含み,さら
に好ましくは広告連動装置50および映像データベース90
を含み,必要に応じてさらに接客支援装置用データベー
ス作成装置60が含まれる。
【0052】この店舗内販売サポート・システムの全体
的な動作および運用の概要は次の通りである。カード発
行装置10で発行された個人嗜好IDカード80は店舗の顧
客に提供される(渡される)。顧客が来店したときに,
店舗に設置された接客装置20のIDカード読取装置26に
IDカード80を読取らせる。IDカード80の読取りデー
タに基づいて,カード保持者の嗜好に合致した商品を接
客装置20に表示して提示し,販売促進を行う。
【0053】店員支援装置40は,接客装置20において来
店顧客に対して何を提示したかを店員に明示するととも
に,追加情報として接客装置20を通して顧客には提示し
ていないが,店員にとっては必要な商品情報を表示す
る。店員にとって必要な情報とは,例えば,顧客への提
示商品に類似したスタイルの商品や,類似した色の商品
の提示や,顧客への提示商品とコーディネートさせると
良い商品などの情報である。
【0054】広告連動装置50はIDカード80を接客装置
20に挿入した顧客の嗜好属性に応じた宣伝広告のビデオ
映像,静止画像,音楽等を,映像データベース90から転
送されるデータ,情報,信号に基づいて,店舗内で再生
する。広告連動装置50は,大型表示装置とスピーカ51と
を持ち,コンピュータまたは制御装置により制御され
る。
【0055】接客支援装置30はデータベース31,32,33
および34を備えたコンピュータ・システムであり,接客
装置20や店員支援装置40に提供する情報を,IDカード
80の嗜好コードに基づいて,プログラムにしたがって,
データベース31〜34から抽出する。これらのデータベー
スは,顧客別推奨商品データベース31,嗜好別推奨商品
データベース32,商品別適応度合データベース33および
嗜好別販売促進データベース34であり,詳細については
後述する。
【0056】接客支援装置用データベース作成装置60は
接客支援装置30で利用する4つのデータベース31〜34を
作成する装置であり,店舗または本部に設置されるもの
である。この装置60もまた,販売戦略データベース61,
顧客データベース62および商品データベース63を備えた
コンピュータ・システムにより実現される。
【0057】接客装置20,接客支援装置30,店員支援装
置40,広告連動装置50および映像データベース90はLA
Nなどの回線または構内ネットワークにより結ばれてい
る。デパートなどのように面積の広い店舗においては,
接客装置20および店員支援装置40は売場ごとに設けられ
る。接客支援装置30も売場ごとに設けてもよい。一台ま
たは複数台の接客支援装置30が複数台の接客装置20およ
び店員支援装置40を制御することになる。広告連動装置
50も複数台設けることができる。
【0058】カード発行装置10およびデータベース作成
装置60は基本的には一台あれば良く(カード発行装置10
は複数台あってもよい),必要に応じて通信回線を介し
て接客支援装置30等(LAN等)と結ばれている。
【0059】図2は個人嗜好抽出調査票70の例を示して
いる。この調査票70はアンケートカードであり,設問欄
と記入欄とから構成されている。設問欄には顧客の嗜好
(色,香り,味覚等の個人の感覚や感性に関する嗜好お
よび商品に関する嗜好を含む)についての複数の設問が
記載され,各設問に選択肢で回答するようになってい
る。回答はスクラッチ形式,すなわち不透明膜がコーテ
ィングされ,その膜を掻き落とすことによって回答する
ものである。記入欄には,氏名,年齢,性別(必要に応
じて住所,電話番号など)等の個人属性情報を顧客が記
入する。調査票70の右下には調査票識別コード(G4)
および調査票番号(456789)が記入されている。調査票
識別コードにより調査票の種類が,調査票番号により個
々の調査票が特定される。
【0060】図3は顧客によって回答された調査票70の
例を示している。すべての設問に答えてなくても(回答
されていない設問があっても),また記入欄への記入漏
れが多少あっても,後述するように,受入れ可能である
(個人嗜好IDカードの発行が可能である)。設問欄,
記入欄に多少のブランクがあっても,当該顧客が,個人
嗜好IDカードを利用する機会が増えればその時点で氏
名などの情報を得る機会があるためである。追加および
修正情報は,顧客データベース62に反映され,後に,個
人嗜好IDカードへ書き込むことも可能である。
【0061】個人嗜好IDカード80としては,紙,プラ
スチック・シート等の文字情報を印刷または刻印できる
媒体,情報を磁気記録する媒体(磁気カード,光磁気カ
ード),光学的に記録する媒体(光カード),電気的に
記録する媒体(ICカード)等を用いることができる
が,この実施例では,磁気カードが用いられている。
【0062】図5は個人嗜好IDカード80の一例を示し
ている。このIDカード80は磁気記録部(磁気ストライ
プ)81と文字表示部82とを有している。磁気記録部81に
は個人嗜好IDコードに加えて,ポイントカード機能で
必要となるポイント数などの付加情報も記録される。文
字表示部82には個人嗜好IDコードが視認できる形態で
表わされている。
【0063】個人嗜好IDコードは先に説明した個人嗜
好抽出調査票70の回答結果に基づいて作成される。個人
嗜好IDコードの最も簡単な作成例が図4に示されてい
る。このIDコードは3つの部分からなる。
【0064】最初の部分(G4)は調査票から読取った
識別コードである。調査票の識別コードは,個人嗜好を
調査するための調査票が複数種類あるときに,これを識
別するためのコードのことであり,調査票にあらかじめ
記入してある固定データを読込んでIDコードの一部と
したものである。
【0065】最後の部分(456789)は調査票から取得し
た調査票番号である。調査票番号は,調査票に唯一の番
号として割り当てたものである。この番号を個人嗜好I
Dの一部とすることによって個人IDで必要となるID
の唯一性を確保する。
【0066】中央部分(23・・・1)は調査票の回答結
果をコード化したものである。ここでは最も簡単な方法
でコード化を行っている。図3を参照して,設問ごとの
選択肢に左から右に向かって1,2,3,4の順に番号
を割り当てておく。スクラッチされた選択肢の番号を設
問の順に配列したものがコードとなる。回答のない設問
については0が割当てられる。
【0067】調査票の回答結果に基づくIDコード(の
少なくとも嗜好に関するコード部分)の作成の方法には
種々のものがある。たとえば,顧客の嗜好を,流行嗜好
(指向),色調嗜好(指向),デザイン嗜好(指向),
ブランド嗜好(指向)等のグループに,心理分析その他
の手法により分け(設問を分析可能なようにあらかじめ
作成しておき),顧客の回答がどのグループに属するか
をコードで表わすようにすることができる。
【0068】図6は,IDカード発行装置10の概略構成
を示すブロック図である。各種情報処理を実行するCP
U11に,バスラインを介して,制御プログラムを記憶す
るROM12,IDカード発行登録情報(IDコード,氏
名等)等の各種可変データを記録するRAM13,氏名等
の情報を入力するためのキーボード14,調査票70の読取
り状況やカード発行時のエラーなどを表示する表示部1
5,調査票70を読取るための光学的(磁気的)読取装置1
6およびその内蔵インターフェイス16A,IDカード80
に情報を記録するためのカードリーダ/ライタ17および
その内蔵インターフェイス17A等が接続されている。ま
た,上記各電子構成要素に動作電力を供給する電源18も
設けられている。読取装置16やカードリーダ/ライタ17
は調査票70やIDカード80に適したものを採用すればよ
い。
【0069】図7は接客装置20の外観を示す。接客装置
20はIDカード80のカードリーダ/ライタ26と,タッチ
パネル式入力機構を持つ液晶表示部25を有している。
【0070】図8は接客装置20の概略構成を示すブロッ
ク図である。各種情報処理を実行するCPU21に,バス
ラインを介して,制御プログラムを記憶するROM22,
IDカード情報等の各種可変データを記録するRAM2
3,キーボード24,上述の表示部25,IDカード80の情
報を読取るためのカードリーダ/ライタ26およびその内
蔵インターフェイス26A,他の装置と通信を行うための
LANインターフェイス27等が接続されている。上記各
電子構成要素に電源28から電力が供給される。なお,キ
ーボード24は保守用に用意されているもので,運用時は
取り外される。
【0071】接客装置20は,上述したように,LANで
接客支援装置30と結ばれており,接客支援装置30から提
供される情報に従って商品情報や画像などを表示部25上
に表示し,顧客に提示する。IDカードは来店回数や購
入金額,購入回数に応じてカード所有者に得点が加算さ
れるポイントカードの機能も持っており,カードリーダ
/ライタ26は顧客の来店時にIDカード80にポイント加
算の記録も行う。
【0072】店員支援装置40も図7および図8に示す接
客装置20と全く同じ構成である。
【0073】図9はIDカード発行装置10による個人嗜
好IDカード80の発行処理手順を示すフローチャートで
ある。この処理は基本的にCPU11によって実行され
る。
【0074】店員(または顧客)が,顧客が設問に回答
した調査票70(IDカード発行申し込み用紙を兼ねる)
をIDカード発行装置10の読取装置16に挿入すると,設
問欄の回答が読取装置16によって読取られる。
【0075】CPU11は調査票の読取結果を読取装置16
から得,読取装置16からのハード的読取誤りがなければ
(処理101でYES),次の処理102 に進み,誤りがあれば
処理103へ進む。
【0076】処理102 で,調査票の回答状況を回答率で
評価し,設問数に対して回答率が60%以上の場合は,処
理104 に進む。60%未満の場合は回答率不足として処理
103に進む。
【0077】処理103 では,読取不良,回答不足などの
エラーを設定し,IDカード発行装置10の表示部15にア
ラートを出すとともに,調査票を排出するように読取装
置16に通知する。
【0078】処理104 で,個人嗜好IDコードを生成す
る。読取装置16の読取結果データは一旦,バッファ等の
メモリに記憶される。CPU11は,調査票の種類に応じ
て設定されている調査票識別コード(G4)を調査票読
取結果データから抽出し,IDコードの上位2桁とす
る。次に設問に対する選択肢回答の何番が選択されたか
を抽出し,これに対応する番号を設定していく。無回答
の場合は数字0を設定する。生成した番号を調査票識別
コードに続けて結合する。最後にあらかじめ調査票に割
り振られていた唯一性を確保するための調査票番号を抽
出し,これを最後に結合して個人嗜好IDコードとし,
処理105 に進む。調査票識別コードおよび調査票番号が
固定データに相当するが,他の種類の固定データをメモ
リに記憶しておいて,個人嗜好IDコードの生成に用い
てもよい。
【0079】処理105 で,カードリーダ/ライタ17に対
して,生成したIDコードをパラメータとしてカード発
行依頼信号を出す。これにより,生成された個人嗜好I
Dコードが磁気記録部81に磁気記録され,かつ文字表示
部82に視認できる状態で記入されたIDカード80が発行
される。発行されたIDカード80は顧客に手渡される。
【0080】店員は必要に応じて調査票70の記入欄から
氏名等の情報を読取り,キーボード14から入力する。生
成された個人嗜好IDコードはデータベース作成装置60
に伝達され,顧客データベース62に蓄えられる。
【0081】図10から図12は接客装置20の表示部25にお
ける表示例を示すものである。図10では,来店顧客への
IDカード挿入を促すメッセージが表示されている。顧
客がカードリーダ/ライタ26にIDカード80を挿入すれ
ば,その顧客の来店ポイント,推奨商品を照会した場合
の追加ポイントなど,顧客に対するメッセージを表示
し,顧客への追加操作を促す。表示画面には「矢印」が
表示されており,顧客がこの「矢印」を指でタッチすれ
ば,次の画面(図11)に切換わる。操作は,タッチパネ
ル形式となっており簡単に操作できるものである。
【0082】図11では,顧客名と顧客に最優先で推奨す
る商品と接客担当者の名前などを表示する。さらに表示
できる情報がある場合には,顧客に次の操作を促すよう
なメッセージおよび「矢印」を表示する。
【0083】顧客が図11の画面の「矢印」をタッチする
と,図12に示すように追加情報の表示に切換わる。ここ
では,顧客への準推奨商品や併売可能な商品を表示す
る。
【0084】図13は店員支援装置40の表示部の表示例で
ある。顧客が接客装置20のカードリーダ/ライタ26にI
Dカード80を挿入すると,店員支援装置40にはこの画面
が表示される。顧客へ案内した商品の情報,その他関連
商品や代替商品,それらの在庫状況などが表示され,店
員の接客支援をする。また当該顧客を担当した担当者の
履歴なども表示させることにより,継続性のある接客を
担保することができる。顧客推奨商品の表では,顧客の
嗜好コードに準じた推奨商品を表示する。すなわち,対
象顧客の嗜好コードに合致したもの,および顧客の嗜好
コードに近い嗜好コードをキーとして対応する商品を選
択して,商品番号,価格,推奨ランク,当該商品の棚割
位置,キャンペーンの適用状況を表示する。推奨ランク
には「AA」,「A」,「B」などの順位付けがされて
おり,AAは最優先で推奨される商品であり,「A」は
準推奨商品,「B」は「AA」ランク,「A」ランクの
代替商品になりうるものの意味である。
【0085】図14は接客支援装置30の顧客別推奨商品デ
ータベース31の一例を示すものであり,個人嗜好ID,
および個人嗜好IDに対する適応商品(推奨商品)(商
品番号)とその適応度合い(確度)を記録したものであ
る。このデータベース31に基づいて顧客の個人嗜好ID
に応じて接客装置20に提示する商品を抽出する。データ
ベース31内の項目には,商品番号および確度がある。商
品番号は商品をユニークに識別するコードである。確度
とは推奨の度合いを示すものであり,前述した推奨ラン
クと同じ評価指標である。
【0086】図15は接客支援装置30の嗜好別推奨商品デ
ータベース32の一例を示すものであり,嗜好コードおよ
び嗜好コードに対応する適応商品(推奨商品)(商品番
号)とその確度を記録したものである。嗜好コードと
は,個人嗜好IDのうち,嗜好を表わす部分(図4の
「23・・・1」)の一部(たとえば3桁分)を抜出して
形成される,その他の方法により作成される(たとえ
は,上述したグループ化などにより)個人の嗜好を表わ
すコードである。このデータベース32は,接客装置20に
表示する情報の2次的データベースとして用いられる。
2次的とは,たとえば個人嗜好IDに対応する商品が顧
客別推奨商品データベース31に記述されていない場合
や,データベース31に記述されていた商品を顧客に提示
したが,顧客がさらに商品を検索することを希望した場
合などにおいて,商品情報を追加するために用いること
の意味である。このために,データベース32には個人嗜
好IDのうちの上記の嗜好コード部分のみをキーとし
て,嗜好コードに対応する適合商品(商品番号)および
適合度合い(確度)を記録している。店員支援装置40に
は,データベース31から抽出された情報に加えて,デー
タベース32から抽出された情報も同時に表示される。
【0087】図16は接客支援装置30の商品別適合度合い
データベース33の一例を示すものであり,商品番号をキ
ーとして当該商品を勧めるにふさわしい個人の嗜好コー
ドとその適合度合い(確度)を記録したものである。こ
のデータベース33は,店員支援装置40に表示する情報の
2次的データベースとして用いる。2次的とは,たとえ
ば本部や店舗マネージャーからの指示による戦略商品や
キャンペーン商品に適合する嗜好コードを抽出し,抽出
した嗜好コードに合致する嗜好コードを持つ顧客へ推奨
商品として提示するために,店員支援装置40に付加情報
として提供することを意味する。また店舗内に来店の顧
客の嗜好コードに合致する商品を抽出し,当該商品の店
舗内キャンペーンやブランドイメージ広告を広告連動装
置50に指示するためにも,このデータベース33が用いら
れる。
【0088】図17は接客支援装置30の嗜好別販売促進デ
ータベース34の一例を示すものであり,商品データベー
スに販促情報を付加したものである。すなわち,商品番
号に対応して,ターゲット属性(ターゲットとなる顧客
の嗜好コード),価格,スペック(衣料品のサイズ,色
など)に加えて,製品のイメージ情報や販売促進用情報
を放映するために必要なデータ(販促用ビデオ映像ID
=販促ビデオID,販促用サウンドID,静止画像デー
タ)を記録したものである。ターゲット属性は,商品企
画やマーケッタがあらかじめ選定していた商品に対する
対象顧客の嗜好コードである。このデータベース34は,
主に広告連動装置50で店舗内キャンペーンの目的で利用
される。また接客装置20および店員支援装置40において
商品イメージを表示する場合にも,このデータベース34
の情報が用いられる(特に静止画像データ)。
【0089】図18は映像データベース90の内容の一例を
示すものであり,商品やサービスの静止画像,販売促進
用のビデオ映像や静止画像,店舗内で利用する環境音楽
を記録したデータベースである。すなわち,販促IDに
対応して,販促ビデオID,販促サウンドID,ビデオ
データ,サウンドデータ等が記憶されている。このデー
タベース90は,接客装置20,店員支援装置40および広告
連動装置50で利用する画像や音声を提供する。
【0090】図19は顧客が接客装置20のカードリーダ/
ライタ26に個人嗜好IDカード80を挿入してから,接客
装置20の表示部25および店員支援装置40の表示部に情報
を表示するまでの処理の流れを表している。
【0091】接客装置20には図10に示す画面が表示され
ている。顧客が接客装置20のカードリーダ/ライタ26に
個人嗜好IDカード80を挿入するので,ステップ201
で,カードリーダ/ライタ26はIDカード80に記録され
たデータを読取り,CPU21に読取りデータを渡す。こ
の読取データには個人嗜好IDおよび場合によっては顧
客の氏名データ(または顧客の氏名コードもしくはI
D)等が含まれている。CPU21はこの読取データをL
ANインターフェイス27を介して接客支援装置30に送信
する。
【0092】ステップ301 で,接客支援装置30は受取っ
た読取データ中の個人嗜好IDの一部または全部をキー
として,データベース31,32,34を参照する。
【0093】ステップ302 で,接客支援装置30はステッ
プ301 でデータベースから抽出した情報を元に,顧客向
け報知情報を作成し,接客装置20に送信する。たとえ
ば,IDカード80から読取った個人嗜好ID中に,G43
3625というコードが含まれていた場合には,データベー
ス31(図14)から確度「AA」の商品(最上位の推奨商
品)として,商品番号PQ−3014の商品が抽出される。
次にデータベース34(図17)から商品番号PQ−3014の
商品の価格,スペック,商品画像(バイナリー)等が読
出される。これらのデータは接客装置20に送られる。必
要に応じて,接客支援装置30は読取データ中の氏名コー
ド(またはIDコード)に基づいて顧客データベース62
をアクセスしてその顧客の氏名データを得,接客装置20
に送る。もっとも,IDカード80に氏名データが記録さ
れている場合には,接客装置20はその氏名データをその
まま用いることができる。接客支援装置30はまた,その
日の担当店員の氏名データを接客装置20に送る。店員が
自分の氏名データ(または氏名コードもしくはID)を
接客装置20に入力している場合には,接客装置20はこの
店員の氏名データを利用することができる。
【0094】接客支援装置30から必要なデータを受取っ
た接客装置20は,ステップ202 で,これらのデータに基
づいて画像を編集し,その表示部25に顧客向けの販売促
進情報,たとえば図11に示すような画像を表示する。
【0095】顧客が図11の画面において,矢印をタッチ
して,追加情報を要求すると,その旨が接客装置20から
接客支援装置30に伝えられる。接客支援装置30では,嗜
好別推奨商品データベース32(図15)を参照して,その
顧客の嗜好コード(336 )に適合する商品をランク「A
A」,「A」,「B」等の順に検索し(「B」ランクで
あれば商品番号PA−1012),さらに検索した商品の価
格,スペック,画像データ等を嗜好別販売促進データベ
ース34(図17)から読出して接客装置20に送る。接客装
置20では接客支援装置30から送られたデータに基づい
て,たとえば図12に示すような追加情報を表示する。
【0096】接客支援装置30はステップ302 で接客装置
20にデータを伝送したのち,ステップ303 で,データベ
ース31,32,34等を参照して,店員向け報知情報を作成
し,店員支援装置40に送信する。店員向け報知情報とし
ては,ステップ302 で作成した顧客向け報知情報に加え
て,上述した追加情報(データベース32から得られる商
品に関する情報)が含まれる。店員支援装置40において
は,ステップ401 で,図13に示すような情報がその表示
部に表示される。
【0097】店員支援装置40には,キャンペーン中の商
品情報もまた表示される。接客支援装置30はデータベー
ス33(図16)を参照する。このデータベース33には戦略
商品やキャンペーン商品の商品番号をキーとして嗜好コ
ードと確度が記憶されている。接客支援装置30は接客装
置20から与えられるIDカード80の読取データ中の嗜好
コードに一致する嗜好コードに対応する商品番号をデー
タベース33から取得し,さらにデータベース34を参照し
てその商品番号の商品の価格,スペック,画像データ等
を取出し,それらのデータを店員支援装置40に送る。店
員支援装置40には,戦略商品またはキャンペーン商品で
あって顧客の嗜好に合致する商品に関する情報が表示さ
れることになる。
【0098】広告連動装置50は,上述したように,接客
装置20から個人嗜好IDカード80の読取データを入手
し,店舗内に滞留している顧客の個人嗜好に合致した店
舗内広告用コンテンツ(販売促進用ビデオ,同サウン
ド,画像データ等)を,データベース34や映像データベ
ース90から取得し,これらを販売促進の目的で再生する
ものである。広告連動装置50は,その表示または出力コ
ンテンツが店舗内で多くの顧客の目,耳に触れるような
場所に設置される。
【0099】図20は顧客が接客装置20に個人嗜好IDカ
ード80を挿入し,その読取データを取得してから,広告
連動装置50がその表示部に映像を,スピーカ51からサウ
ンドをそれぞれ出力するまでの処理の流れを示してい
る。
【0100】広告連動装置50は,常時は,ステップ501
に示すように,あらかじめ設定されている店舗のイメー
ジに合致したバックグラウンドビデオ映像やバックグラ
ウンド音楽,広告宣伝用ビデオ映像などを放映してい
る。
【0101】ステップ211 で,顧客が接客装置20のカー
ドリーダ/ライタ26に個人嗜好IDカード80を挿入し,
CPU21がIDカードの読取データを受取る。CPU21
はLANインターフェイス27を通して接客支援装置30に
読取データを送信する。
【0102】ステップ311 では,接客支援装置30は受取
った個人嗜好IDコードを含む読取データの一部または
全部をキーとして,データベース31,32,34を参照す
る。
【0103】ステップ312 では,接客支援装置30はデー
タベース31,32,34のデータに基づいて,先に説明した
顧客向け報知情報を作成し,接客装置10に送信する。ま
た接客支援装置30は,広告連動装置50に対して来店顧客
に応じた広告宣伝用報知情報を送信し,映像データベー
ス90に対してビデオ映像情報の配信を指示する情報を送
信する。広告連動装置向け報知情報とは,たとえば顧客
IDがG433625の場合,データベース31から最優先商品
である商品番号PQ−3014を抽出し,データベース34か
らこの商品番号に対応する商品販促ビデオID番号B−
47−25および放映時間,商品販促サウンドID番号B−
47−25Sを抽出し,これらにより構成される情報であ
る。同じ情報が映像デ−タベース90にも送られるので,
映像デ−タベース90は対応するビデオ映像データとサウ
ンドデータを読出して広告連動装置50に送信する。
【0104】広告連動装置50はステップ502 で,接客支
援装置30からの割り込み情報に従い,デフォルトで放映
したビデオ映像を中断し広告映像の放映準備を行う。
【0105】ステップ503 では,接客支援装置30がステ
ップ312 で作成したデータを元に,広告用映像情報を認
識し,放映用入力映像データペース90から送られてきた
ビデオ映像に切り替える。
【0106】ステップ504 では,表示部よりビデオ映像
を表示し,スピーカー51よりサウンド出力を行う。
【0107】ステップ505 では,広告用映像情報に従い
広告ビデオの放映時間をタイマーにセットする。
【0108】ステップ506 では,放映終了のタイマー割
り込みを受け,広告ビデオの放映終了とサウンドの終了
処理を行なう。
【0109】ステップ507 では,入力をデフォルト放映
用に切り替え,予めセットされているバックグラウンド
ビデオ映像などの広告映像を再度放映するための準備を
行う。
【0110】ステップ508 では,準備した映像とサウン
ドの再生を行う。
【0111】接客支援用データベース作成装置60がその
データベース61,62,63からベストフィッティング抽出
処理を通して接客支援装置30の4つのデータベース31〜
34を作成する処理について説明する。
【0112】図21は,販売戦略データベース61を示すも
のであり,これは,販促キャンペーンに対する実施時期
や対象商品と実施店舗などを記録している。データベー
ス中の項目は,キャンペーン毎のIDコード,開始の日
付,終了の日付,対象となる特定商品の商品コード,選
定顧客層(男女年齢別を区分するコード),店舗コード
(実施する店舗の店舗IDコード)(「All」は全店
舗で実施の意味である),重点指数(対象商品毎の販促
注力度であり,数値の高いものがより推奨度合いが高い
ことをあらわす),および嗜好コード(対象商品に合致
する個人嗜好コード)である。
【0113】図22は,IDカードを発行した顧客に関す
るデータベース(顧客デ−タベース)62を示し,これは
顧客の嗜好情報を記録したデータベースである。個人嗜
好IDに対応して,登録した店舗の店舗コード,嗜好抽
出日,嗜好性分析,顧客のID,氏名(もし,あれば)
が記録されている。嗜好抽出日は,嗜好属性を最初に抽
出した(最初に嗜好性分析をした)年と四半期区分を表
すものである。たとえば「98Q1」は1998年第一四半
期の意である。嗜好性分析は,嗜好属性と購買履歴を分
析した結果,すなわち店舗ロイヤリティー(店舗への信
頼度,忠実度)と商品区分ロイヤリティー(ブランドに
対する忠実度)の強弱を表したものである。たとえば
「K1S3」は店舗ロイヤリティー「K」が高く
「1」,商品区分「S」に対して購入傾向があるが,そ
れほど特徴的では無い「3」であることを表す。
【0114】図23は商品データベース63を示すものであ
り,商品番号(コード)と製品企画の段階で想定した商
品ターゲット層を表わす嗜好コード(完全な嗜好コード
とならない場合もある),修正属性(販売戦略企画担当
者がさらに細かく分析し嗜好コードをあてはめたも
の),スペック等を含む。
【0115】図24は接客支援装置用データベース31〜34
を作成する処理フローである。
【0116】ステップ601 は,基礎情報となる3つのデ
ータベース61〜63を論理的,物理的にオープンする処理
であり,販売戦略データベース61,顧客データベース62
および商品データベース63をアクセスできる状態に準備
する。
【0117】ステップ602 で対象店舗の個人嗜好IDを
顧客データベース62から抽出し,嗜好コードを処理でき
る状態に準備する。たとえば顧客データベース62(図2
2)の第2レコードの個人嗜好IDはG452334であり,
その嗜好コードは523 である。
【0118】ステップ603 で対象顧客の嗜好コードが,
販売戦略データベース61に記録されているキャンペーン
に対応する嗜好コードと一致するかどうかを判定する。
対象顧客であれば,ステップ604 に進む。該当しなけれ
ば,ステップ604 をバイパスしてステップ605 に進む。
たとえばステップ602 で抽出した顧客の嗜好コードが52
3 であり,販売戦略データベース61のキャンペーン(19
99−sum−sho)の対象顧客の嗜好コードに523 が存在す
るので,対象顧客はキャンペーン対象顧客であることが
わかる。
【0119】ステップ604 で,キャンペーン対象顧客で
あるというフラグを設定し,当該キャンペーンに設定さ
れた商品(PQ−3014)を顧客への推奨商品として設定
し,その確度を最上ランク「AA」に設定し,ステップ
605 に進む。
【0120】ステップ605 で,顧客の嗜好コードに対応
するキャンペーン商品以外の推奨商品があるか否かを販
売戦略データベース61から判定する。推奨商品があれば
その商品コード(たとえばPQ−2003,PQ−2115)を
設定し,その確度を上位ランク「A」として設定し,ス
テップ607 進む。該当しなければ,ステップ606 に進
む。
【0121】ステップ606 で,商品データベース63(図
23)から処理中の顧客の嗜好コードに対応する商品をデ
フォルト推奨商品として抽出し,確度を低い確度「B」
として設定し,ステップ607 に進む。
【0122】ステップ607 で,データベース31,32,33
に存在する処理中の個人嗜好IDに関するデータを更新
し,ステップ608 に進む。
【0123】ステップ608 で抽出するべき個人嗜好ID
の終了判定を行い,対象顧客がさらに存在すればステッ
プ602 に戻り,処理ループを繰り返す。対象顧客がこれ
以上存在しなければステップ609 へ進む。
【0124】ステップ609 で,データベース31〜33の作
成処理で抽出した商品を商品データベース63から抽出
し,データベース34を作成する。
【0125】上記実施例以外に,嗜好コードの部分を統
計解析手法,たとえば,KNN法,クラスタリング,決
定木法を用いて分類し,顧客グループに応じた情報提供
を行う方法や,心理分析を行う調査票により分析を行い
購買行動と心理分析との関連を用いて顧客をグループ化
する方法などが考えられる。また,この発明をスクラッ
チ調査票を用いて潜在意識調査を行い心理的カウンセリ
ングをサポートするシステムへ応用することもできる。
【0126】上記実施例ではデパートまたは小売店舗に
設置される店舗内販売サポート・システムについて説明
したが,この発明はサービス業を営む店舗,その他の場
所で利用することができる。データベースには,サービ
スの種類および内容と顧客の嗜好データ(コード)との
対応関係が格納されることになろう。上述した接客装置
の機能と接客支援装置の機能を一台のコンピュータシス
テムで実現することも可能であり,個人嗜好IDカード
の読取装置のみをコンピュータ(表示装置を含む)とは
異なる場所に配置することもできる,上述したデータベ
ース31〜34を1つまたは2つもしくは3つにまとめた
り,他の種類のデータベースを用意するなど,種々の変
形例がありうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】個人嗜好IDカードを利用した店舗内販売サポ
ート・システムの全体を示すブロック図である。
【図2】個人嗜好抽出調査票の例を示す。
【図3】回答された個人嗜好抽出調査票の例を示す。
【図4】個人嗜好IDコードの作成例を示す。
【図5】個人嗜好IDカードの例を示す。
【図6】IDカード発行装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図7】接客装置の外観を示す斜視図である。
【図8】接客装置の構成を示すブロック図である。
【図9】カード発行装置による個人嗜好IDカード発行
処理手順を示すフローチャートである。
【図10】接客装置の表示例を示す。
【図11】接客装置の表示例を示す。
【図12】接客装置の表示例を示す。
【図13】店員支援装置の表示例を示す。
【図14】接客支援装置の顧客別推奨商品データベース
を示す。
【図15】接客支援装置の嗜好別推奨商品データベース
を示す。
【図16】接客支援装置の商品別適合度合データベース
を示す。
【図17】接客支援装置の嗜好別販売促進データベース
を示す。
【図18】映像データベースを示す。
【図19】接客装置および店員支援装置への情報表示処
理の手順を示すフローチャートである。
【図20】広告連動装置への広告出力処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図21】販売戦略データベースを示す。
【図22】顧客データベースを示す。
【図23】商品データベースを示す。
【図24】接客支援装置のデータベースを作成する処理
の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 カード発行装置 11 CPU 16 読取装置 17 カードリーダ/ライタ 20 接客装置 21 CPU 25 表示部 26 カードリーダ/ライタ 30 接客支援装置 31 顧客別推奨商品データベース 32 嗜好別推奨商品データベース 33 商品別適応度合データベース 34 嗜好別販売促進データベース 40 店員支援装置 50 広告連動装置 51 スピーカ 60 接客支援装置用データベース作成装置 61 販売戦略データベース 62 顧客データベース 63 商品データベース 70 個人嗜好抽出調査票 80 個人嗜好IDカード 81 磁気記録部 82 文字表示部 90 映像データベース
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07G 1/01 301 G06K 19/00 W G07F 7/08 M Fターム(参考) 3E042 BA18 BA20 CC02 CD04 CE07 EA01 3E044 AA20 BA04 CA06 DA05 EA11 EA12 EB04 5B035 BB02 BB09 BC00 5B049 BB11 CC10 DD01 DD02 DD04 EE23 FF03 GG02 5B058 CA01 KA06 KA11 KA40 YA20

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード所有者のIDコードを記録したI
    Dカードにおいて,カード所有者の嗜好を表わすデータ
    がIDコードの少なくとも一部を構成するようにIDコ
    ードに組込まれていることを特徴とするIDカード。
  2. 【請求項2】 調査票に表わされた回答者の嗜好を表わ
    すデータを入力する調査票入力手段,あらかじめ定めら
    れた固定データを記憶する記憶手段,上記調査票入力手
    段から入力されたデータおよび上記記憶手段に記憶され
    ている固定データに基づいて,嗜好を表わすデータを含
    むIDコードを作成する手段,ならびに上記作成手段に
    よって作成されたIDコードをカードに記録してカード
    を発行する手段,を備えたカード発行装置。
  3. 【請求項3】 接客装置と接客支援装置とを備え,接客
    装置は,顧客の嗜好データを含むIDコードが記録され
    たIDカードから上記IDコードを読取るカード読取装
    置と,接客支援装置から与えられる顧客報知情報に関す
    るデータに基づいて,顧客に報知すべき情報を表わす画
    像を表示する表示装置とを含み,接客支援装置は,ID
    コードまたは嗜好データをキーとし、対応する推奨商品
    の商品コードまたは推奨サービスのサービス・コードを
    記憶している第1のデータべ−スと,商品コードまたは
    サービス・コードに対応してその商品またはサービスに
    関する表示のための情報を格納した第2のデータベース
    と,上記接客装置のカード読取装置から得られるIDコ
    ードに基づいて,第1のデータべ−スおよび第2のデー
    タベースを参照して,顧客の嗜好に合致した商品または
    サービスについての顧客報知情報に関するデータを作成
    して,上記接客装置に与える顧客報知情報作成手段とを
    含む,IDカードを用いた接客補助システム。
  4. 【請求項4】 店員支援装置をさらに備え,店員支援装
    置は,上記接客支援装置から与えられる店員報知情報に
    関するデータに基づいて,接客のために店員が参考にす
    べき情報を表わす画像を表示する表示装置を含み,上記
    接客支援装置は,上記接客装置のカード読取装置から得
    られるIDコードに基づいて,第1のデータべ−スおよ
    び第2のデータべ−スを参照して,顧客,商品またはサ
    ービスについての店員報知情報に関するデータを作成し
    て,上記店員支援装置に与える店員報知情報作成手段を
    含む,請求項3に記載のIDカードを用いた接客補助シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 上記接客支援装置はさらに,商品コード
    またはサービス・コードをキーとして,対応する嗜好デ
    ータを記憶している第3のデータ・ベースを備え,上記
    店員報知情報作成手段は上記第3のデータ・ベースをさ
    らに参照して店員報知情報に関するデータを作成する,
    請求項4に記載のIDカードを用いた接客補助システ
    ム。
  6. 【請求項6】 広告連動装置をさらに備え,上記接客支
    援装置の第2のデータベースはさらに,商品コードまた
    はサービス・コードに対応して広告コードを記憶してお
    り,上記接客支援装置は上記接客装置から得られるID
    コードに基づいて,第1のデータベースおよび第2のデ
    ータベースを参照して,上記IDコードに対応する広告
    コードを取得して上記広告連動装置に与える広告情報作
    成手段をさらに備え,上記広告連動装置は,商品または
    サービスを広告するために少なくとも映像を出力する出
    力装置と,広告コードに対応して商品またはサービスを
    広告するための少なくとも映像に関するデータを記憶す
    る記憶装置と,上記接客支援装置から与えられる広告コ
    ードに対応する少なくとも映像に関するデータを上記記
    憶装置から読出し,そのデータに基づいて少なくとも映
    像を上記出力装置から出力するように制御する制御装置
    とを含む,請求項3ま他は4に記載のIDカードを用い
    た接客補助システム。
  7. 【請求項7】 商品またはサービスを広告するための少
    なくとも映像を出力する出力装置,顧客の嗜好を表わす
    データに対応して,その嗜好に合致する商品またはサー
    ビスを広告するための少なくとも映像に関するデータを
    記憶する記憶装置,および顧客の嗜好を表わすデータの
    入力に応答して,上記記憶装置から,入力された嗜好を
    表わすデータに合致する商品またはサービスを広告する
    ための少なくとも映像を表わすデータを読出し,そのデ
    ータに基づいて少なくとも映像を上記出力装置から出力
    するように制御する制御装置,を備えた広告装置。
  8. 【請求項8】 顧客の嗜好データを含むIDコードが記
    録されたIDカードから上記IDコードを読取るカード
    読取装置,IDコード,嗜好データまたはこれに関連す
    るデータをキーとして,対応する推奨商品または推奨サ
    ービスに関する表示のための情報を格納したデータベー
    ス,および上記カード読取装置から得られるIDコード
    に基づいて,上記データベースを参照して,顧客の嗜好
    に合致した商品またはサービスについての顧客報知情報
    を表わすデータを作成して,顧客報知情報を表示する第
    1の表示装置,を備えた接客補助装置。
  9. 【請求項9】 上記カード読取装置から得られるIDコ
    ードに基づいて,上記データベースを参照して,顧客,
    商品またはサービスについての店員報知情報を表わすデ
    ータを作成して,店員報知情報を表示する第2の表示装
    置,をさらに備えた請求項8に記載の接客補助装置。
  10. 【請求項10】 顧客の嗜好データを含むIDコードが
    記録されたIDカードから上記IDコードを読取り,読
    取りにより得られたIDコードに基づいて,IDコー
    ド,嗜好データまたはこれに関連するデータをキーとし
    て,対応する推奨商品または推奨サービスに関する表示
    のための情報を格納したデータベースを参照して,顧客
    の嗜好に合致した商品またはサービスについての顧客報
    知情報を表わすデータを作成し,顧客報知情報を表示装
    置に表示する,接客補助方法。
  11. 【請求項11】 読取りにより得られたIDコードに基
    づいて,上記データベースを参照して,顧客,商品また
    はサービスについての店員報知情報を表わすデータを作
    成し,表示装置に店員報知情報を表示する,請求項10に
    記載の接客補助方法。
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