JP2001194556A - 光ファイバアレイ及びその製造方法 - Google Patents

光ファイバアレイ及びその製造方法

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JP2001194556A
JP2001194556A JP2000009942A JP2000009942A JP2001194556A JP 2001194556 A JP2001194556 A JP 2001194556A JP 2000009942 A JP2000009942 A JP 2000009942A JP 2000009942 A JP2000009942 A JP 2000009942A JP 2001194556 A JP2001194556 A JP 2001194556A
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JP
Japan
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solder
optical fiber
array
coating part
guide hole
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Application number
JP2000009942A
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English (en)
Inventor
Takeshi Sakuma
健 佐久間
Kenichiro Asano
健一郎 浅野
Hideyuki Hosoya
英行 細谷
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の「はんだ固定光ファイバアレイ」の製
造の際に、ディップ槽から、毛細管現象で吸い上げるは
んだの量を制御することができなかった。そのため、は
んだが、光テープの被覆部分まで吸い上げられることが
あった。しかし、被覆部分には、はんだが付かないた
め、この部分の強度が不足する。 【解決手段】 ヒーター34により、アレイ本体20の
前後方向の温度分布を制御し、被覆12の端部を境にし
て、前方の温度が、はんだの融点Tより高く、後方はT
以下になるようにする。こうすると、アレイ本体20の
先端から流し込まれ、毛細管現象で吸い込まれるはんだ
が、裸ファイバ14の部分には行き渡るが、そこで止ま
り、それより後方の被覆部分12のところまでは流れ込
まない。その後、被覆部分12とアレイ本体20の間
に、樹脂接着剤を流し込み、硬化させる。これにより、
被覆部分も十分強力に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光通信用部品に
用いる光ファイバアレイ及びその製造方法に関するもの
で、特に、光ファイバを位置決め基板に「はんだ」で固
定する方式の「はんだ固定光ファイバアレイ」及びその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】下記のような製造方法が発表されてい
る。石英又はシリコン等で作製したV溝基板とリッドと
の間に、光ファイバを挟んで位置決めし、先端部を、は
んだディップ槽に漬ける。すると、ディップ槽内で加熱
され液状になっているはんだは、毛細管現象により、位
置決め基板とリッド間の隙間を上昇する。その後、全体
を引き上げると、冷却された後に、光ファイバは、はん
だにより固定される(特開平7−209555号参
照)。
【0003】また、下記の方法も発表されている。すな
わち、石英等で作製したV溝基板にリッドを固相接合し
て、フェルールを作製する。このフェルールに光ファイ
バを通し、先端部をはんだディップ槽に漬ける。ディッ
プ槽内で加熱され液状になっているはんだは、毛細管現
象により、フェルール内部の光ファイバとの間の隙間を
上昇する。その後、全体を引き上げると、冷却された後
に、光ファイバは、はんだにより固定される(特開平9
−218323号参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】はんだにより固定され
るべき部位は、光ファイバテープの内の被覆を除去した
裸ファイバの部分のみ(すなわち、基板のV溝の部分の
み)である。しかし、従来の場合、吸い上げるはんだの
量を制御することはできないため、被覆部分まで、余分
にはんだが吸い上げられるという現象が生じた。ところ
が、被覆部分には、はんだが付かない。そのため、この
部分では、はんだは、単に基板とリッドとの間に充填さ
れているだけで、接着の役目を果たしていなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、光
ファイバアレイそのものに関するもので、図1に例示す
るように、位置決め基板21の位置決め溝22とリッド
26との間に形成されるガイド穴28内に収納される裸
ファイバ14は、ガラス用はんだ50により固定され、
前記ガイド穴28の後方に収納される被覆部分12は、
樹脂接着剤60により固定されていること、を特徴とす
る。
【0006】また、請求項2の本発明は、光ファイバア
レイの製造方法に関するもので、図3,図4に示す例を
参考にして述べると、ヒーター34を内蔵する整列工具
30上に、裸ファイバ14を、位置決め基板21とリッ
ド26の間に形成されるガイド穴28内に挟んで仮固定
しておき、前端部からはんだ50を供給し、そのはんだ
50によって前記ガイド穴28内の隙間が後方に向かっ
て埋められて行くようにする工程を含む光ファイバアレ
イの製造方法において、前記ヒーター34により、前記
位置決め基板21の前後方向の温度分布を制御すること
により、前記はんだ50が、前記ガイド穴28内にのみ
入り込み、当該ガイド穴28から後方へは進まないよう
にすること、を特徴とする。
【0007】はんだ50が、前記ガイド穴28内にのみ
入り、ガイド穴28から後方へ進まないようにするに
は、後記のように、アレイ本体20の内の、裸ファイバ
14の部分の温度のみを、はんだの融点Tよりも高く
し、被覆部分12の温度を、T以下になるように制御す
ればよい(図3(b)参照)。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項2の製造方法から先に述べ
る。そうすると、最後に完成したものが、請求項1の光
ファイバアレイとなるからである。
【0009】図2(a)は、光ファイバアレイの構成部
品の、位置決め基板21とリッド26、並びに整列工具
30を分離して示した説明図である。位置決め基板21
は、例えば石英ガラス製の四角板状のもので、複数本
の、例えばV溝からなる位置決め溝22と、それよりも
深い一つのU溝24を有する。また、リッド26も、例
えば石英ガラス製の四角板状のもので、下面が平らであ
るが、後部の、前記Uみぞ24と相対する位置にU溝2
7を有する。
【0010】整列工具30は、全体として、厚手の四角
板状のもので、金属の押え部32を有し、その中にヒー
ター34を内蔵する。なお、押え部32と整列工具30
の上面は同一レベルである。金属押え部32の前半部
に、凹部36が設けられている。整列工具30の上面の
四隅に、ボルト38を設ける。40はネジを示す。
【0011】整列工具30の押え部32上に位置決め基
板21を置き(図1(b))、その上にリッド26を重
ねて置く。なお、以後、位置決め基板21上にリッド2
6を重ねたものを、一纏めにして「アレイ本体」20と
呼ぶことにする。
【0012】光ファイバテープ10の各心線の被覆部分
12の先端を除去して、裸ファイバ14を露出させ、そ
れらをガイド穴28(位置決め溝22とリッド26とに
より形成される)内に、静かに挿入し、整列させる。光
ファイバテープ10の被覆部分12は、U溝26,27
により形成される穴内に収まる(図1(b))。
【0013】裸ファイバ14を適切な位置に整列した
ら、リッド26上に押え部材42を当て、ネジ40を締
め、裸ファイバ14を、位置決め基板21とリッド26
との間に挟み込む形で固定する。
【0014】それから、ヒーター34に通電し、アレイ
本体20を適切に余熱する。そして、はんだごて52等
の工具を用い(図3)、アレイ本体20を加熱するとと
もに、はんだ50を流し込む。その際、セラソルザ(商
品名、旭硝子(株))等の特殊なガラス用はんだを用い
る場合には、超音波振動子を内蔵したはんだごて52を
用いる場合もある。また、こて先に温度センサーを内蔵
するはんだごて52を用いると、温度制御が容易にな
る。
【0015】ここで、被覆部分12の除去部からアレイ
本体20の前端部にかけては、上記のように、押え部3
2に凹部36が設けてあり、加熱されたアレイ本体20
の前端部から熱が逃げにくいようにしてある。
【0016】アレイ本体20の後部は、金属の押え部3
2との接触による放熱があるが、金属の押え部32は、
ヒーター34により余熱された状態にあり、その放熱量
は、ある程度、制御が可能である。そこで、アレイ本体
20の温度分布を、図3(b)のように、裸ファイバ1
4の部分でのみ、はんだの融点Tより高く、被覆部分1
2の始まる近傍で、融点T以下になるようにバランスを
とる。こうすると、アレイ本体20の前端部から流し込
まれ、毛細管現象により吸い込まれたはんだは、望まし
い範囲、すなわち、裸ファイバ14の部分にのみ行き渡
るが、そこで止まり、それより後方の被覆部分12には
流れ込まない。
【0017】はんだごて52を離し冷却すると、アレイ
本体20(位置決め基板21とリッド26とからなる)
並びに裸ファイバ14は、はんだ50で固定された状態
になる。
【0018】このとき、被覆部分12とアレイ本体20
の間は、まだ相互に固定されず、はんだ50も充填され
ていないため、隙間のある状態になっている。その隙間
の中に、被覆部分12と位置決め基板21とリッド26
のそれぞれに良く接着する樹脂接着剤(例えばエポキシ
系接着剤であるエポテック353NP等)を流し込み、
硬化させる。
【0019】以上で、光ファイバアレイが、完成する。
これを整列工具30上からと取り外したものが、図1に
示す光ファイバアレイである。
【0020】なお、以上は、アレイ本体20を水平にし
ておいて、はんだごて52を用いてはんだ50を供給す
る場合について説明したが、整列工具30の形状を変更
して熱のバランスをとることにより、ディップ槽を用い
て、はんだ50を裸ファイバ14の部分のみに吸い上げ
るようにすることもできる。
【0021】
【発明の効果】従来のはんだ固定光ファイバアレイで
は、被覆部分12の固定強度が不十分であったのが、十
分強力に固定できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る本発明の光ファイバアレイの説
明図。
【図2】請求項2に係る本発明の光ファイバアレイの説
明図で、(a)はアレイ本体20と整列工具30を分離
して示したもの、(b)は仮組立した状態を示す。
【図3】図2の次工程の説明図で、(a)は、はんだを
供給する状態、(b)はアレイ本体20の温度分布を示
す。
【図4】図3の次工程の説明図で、(a)は裸ファイバ
14の部分にのみはんだが充填された状態、(b)は被
覆部分12の部分に樹脂接着剤60が充填された状態を
示す。
【符号の説明】
10 光ファイバテープ 12 被覆部分 14 裸ファイバ 20 アレイ本体 21 位置決め基板 22 位置決め溝 24 U溝 26 リッド 27 U溝 28 ガイド穴 30 整列工具 32 押え部 34 ヒーター 36 凹部 38 ボルト 40 ネジ 42 押え部材 50 はんだ 52 はんだごて 60 樹脂接着剤
フロントページの続き (72)発明者 細谷 英行 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 Fターム(参考) 2H036 JA02 JA04 LA02 LA07 LA08 QA23 2H038 BA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置決め基板21の位置決め溝22とリ
    ッド26との間に形成されるガイド穴28内に収納され
    る裸ファイバ14が、ガラス用はんだ50により固定さ
    れ、前記ガイド穴28の後方に収納される被覆部分12
    は、樹脂接着剤60により固定されていることを特徴と
    する、光ファイバアレイ。
  2. 【請求項2】 ヒーター34を内蔵する整列工具30上
    に、裸ファイバ14を、位置決め基板21とリッド26
    との間に形成されるガイド穴28内に挟んで仮固定して
    おき、前端部からはんだ50を供給し、そのはんだ50
    によって前記ガイド穴28内の隙間が後方に向かって順
    次埋められて行くようにする工程を含む、光ファイバア
    レイの製造方法において、前記ヒーター34により、前
    記位置決め基板21の前後方向の温度分布を制御するこ
    とにより、前記はんだ50が、前記ガイド穴28内にの
    み入り込み、当該ガイド穴28から後方へは進まないよ
    うにすることを特徴とする、光ファイバアレイの製造方
    法。
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