JP2001194551A - 光モジュール - Google Patents

光モジュール

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JP2001194551A JP2000005967A JP2000005967A JP2001194551A JP 2001194551 A JP2001194551 A JP 2001194551A JP 2000005967 A JP2000005967 A JP 2000005967A JP 2000005967 A JP2000005967 A JP 2000005967A JP 2001194551 A JP2001194551 A JP 2001194551A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レンズ系を用いた光モジュールの、小型化、構
造の簡素化、低コスト化、透過損失の低減に貢献する。 【解決手段】2本の光ファイバを保持する2つの光ファ
イバ保持具間に、少なくとも2つ以上のレンズと、光線
の一部を反射する少なくとも一つ以上の光学素子を具備
する光モジュールにおいて、少なくとも一方の光ファイ
バ保持具にて、保持された2本の光ファイバ端面とこれ
に近接するレンズとの間隔が異なる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光結合器、光アイ
ソレーター、光スイッチ等各種光学部品用レンズ付き光
ファイバ端末を付属する光モジュールに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】本特許を説明するために光ファイバ増幅
器用に用いられる光モジュール構造を例にとり、これに
ついて説明する。
【0003】光ファイバ増幅器は希土類元素を添加した
増幅ファイバに、希土類元素を励起する励起光と信号光
を合波させ入力する必要がある。これに用いる光デバイ
ス、光部品等には、小型化、構造の簡素化、低コスト
化、透過損失の低減が求められており、特に透過損失特
性に関しては信号対雑音比、増幅利得特性等に多大な影
響を与えるため、これを低減する様、強く求められてい
る。
【0004】図9は従来の光ファイバ増幅器の光回路構
成を示す図である。光ファイバ増幅器には前方励起型、
後方励起型、双方向励起型等提案されているが、図9で
は双方向励起型の光ファイバ増幅器について示してい
る。
【0005】前段の光モジュール63と後段の光モジュ
ール64の間に増幅ファイバ62が配置される構成で、
光ファイバを通して光が伝搬される部位は太い実線で、
レンズや光学素子などを通して光が伝搬される部位は破
線で示している。
【0006】入力側の光伝送路から受信された信号光の
一部は第1の分岐器51によって分岐され、第1のフォ
ト・ダイオード52によって電気変換されて、図示して
いない入力信号光のモニタ回路に供給される。入力信号
光のモニタ回路の出力は励起レーザ・ダイオード60、
61の自動レベル制御や入力信号光断の警報などに用い
られる。
【0007】第1の分岐器51を通過した信号光は、増
幅ファイバからの自然放出光が入力側の光伝送路に漏れ
出るのを防止する第1のアイソレータ53を通過し、さ
らに第1の合波器54を透過した後、増幅ファイバ62
に導かれる。同時に第1の励起レーザ・ダイオード60
が出力する励起光は第1の合波器54によって信号光と
合波し増幅ファイバ62に導かれる。同様に第2の励起
レーザ・ダイオード61が出力する励起光も第2の合波
器55によって増幅ファイバ62に導かれる。
【0008】励起光によって増幅ファイバ62に添加さ
れた希土類元素は一旦エネルギーが高い準位に励起さ
れ、それが元のエネルギー準位に戻る時の誘導放出によ
り信号光を増幅する。増幅された信号光は、第2のアイ
ソレータ56を通過し、第2の分岐器57を通過した
後、出力側の光伝送路に出力される。ここで、第2のア
イソレータ56は出力側の光伝送路からの反射されてく
る信号光が増幅ファイバに入力されるのを阻止する。続
いて信号光は第2の分岐器57を透過するが、信号光の
一部は第2の分岐器57により分岐され、第2のフォト
・ダイオード58によって電気変換されて出力信号光の
モニタ回路に供給される。出力信号光のモニタ回路の出
力は励起レーザ・ダイオード60、61の自動レベル制
御や出力信号光断の警報などに用いられる。
【0009】なお、出力側において、光伝送路と光ファ
イバ増幅器とのコネクタが外れたり、光伝送路が断線し
た場合には出力信号光が反射されて戻ってくる。これを
第2の分岐器57と第3のフォト・ダイオード59によ
って電気変換してモニタする。
【0010】図10は、図9に示す従来の前段の光モジ
ュール63を簡易化した具体的な構成を示す図である。
【0011】これは光モジュール63の構成を簡易化
し、小型化、組立工数の削減を実現したもので、光ファ
イバ71は前段の光モジュールへ信号光を入力させるも
の、光ファイバ72は入力信号光の一部をフォト・ダイ
オードに入力させるためのもの、光ファイバ73は励起
光を入力させるためのもの、光ファイバ74は信号光を
増幅する希土類元素添加ファイバに信号光と励起光を出
力するためのものである。光ファイバ保持具75は光フ
ァイバ71及び72を保持し、光ファイバ保持具76は
光ファイバ73及び74を保持し、それぞれ2芯キャピ
ラリ等を使用する。
【0012】分岐器81は信号光波長範囲の光に対して
一定の反射率を持つ光学フィルタで、また分波器82は
信号光波長範囲の光に対しては低い反射率、励起光波長
範囲の光に対しては高い反射率を持つ光学フィルタであ
る。
【0013】図10に示す光モジュール63において、
信号光伝送路側の光ファイバ71からの信号光は第1の
レンズ77を通過した後、コリメータ光となり、分岐器
81に入射する。分岐器81で一部反射された信号光
は、再び第1のレンズ77を通過した後、モニタ光伝送
路側の光ファイバ72に光学結合する。分岐器81で反
射されなかった残りの信号光は第1のアイソレータ7
9、合波器82を通過し、第2のレンズ78を通過した
後、合波光伝送路側の光ファイバ74に光学結合する。
【0014】また、励起光伝送路側の光ファイバ73か
らの励起光は第2のレンズ78を通過した後、コリメー
タ光となり合波器82に入射する。合波器82で反射さ
れた励起光は、再び第2のレンズ78を通過した後、合
波光伝送路側の光ファイバ74に光学結合する。
【0015】図11は光モジュール63における結合光
学系を説明するための図である。なお、図11では光学
結合に関わる部材のみ示し、アイソレータ79や金具部
材等は省略している。
【0016】図11において、第1の光ファイバ71は
信号光伝送路側の光ファイバ、第2の光ファイバ72は
モニタ光伝送路側の光ファイバ、第3の光ファイバ73
は励起光伝送路側の光ファイバ、第4の光ファイバ74
は合波光伝送路側の光ファイバである。
【0017】第1の光ファイバ71と第2の光ファイバ
72は同一の光ファイバ保持具75に互いに平行に配置
されている。77は第1のレンズ、81は入射光の一部
を反射する分岐器であり、第1のレンズ77の中心軸に
対して垂直に配置されている。また、第1のレンズ77
の中心軸と第1及び第2の光ファイバ71、72との距
離をaとする。今、第1の光ファイバ71、第2の光フ
ァイバ72、第1の光ファイバ保持具75、第1のレン
ズ77、分岐器81をまとめて第1の光ファイバアセン
ブリ構造83とする。
【0018】第3の光ファイバ73と第4の光ファイバ
74は同一の光ファイバ保持具76に互いに平行に配置
されている。78は第2のレンズ、82は入射光の一部
を反射する合波器であり、レンズ78の中心軸に対して
垂直に配置されている。
【0019】また、第2のレンズ78の中心軸と第3及
び第4の光ファイバ73、74との距離をaとする。
今、第3の光ファイバ73、第4の光ファイバ74、第
2の光ファイバ保持具76、第2のレンズ78、合波器
82をまとめて第2の光ファイバアセンブリ構造84と
する。
【0020】ここで第1の光ファイバ71と第2の光フ
ァイバ72、及び第1の光ファイバ73と第4の光ファ
イバ74は波長λ1の信号光で光学結合しており、ま
た、第3の光ファイバ73と第4の光ファイバ74は波
長λ2の励起光で光学結合している。
【0021】第1の光ファイバアセンブリ構造83にお
いて破線85、86で示すのは、それぞれ第1のレンズ
77の信号光波長λ1でのファイバ側主面、及び反射面
側主面である。同様に第2の光ファイバアセンブリ構造
84において破線87、88で示すのは、それぞれ第2
のレンズ78の励起光波長λ2でのファイバ側主面、及
び反射面側主面である。さらに破線89で示すのは、第
2のレンズ78の信号光波長λ1でのファイバ側主面で
ある。
【0022】ここで第1の光ファイバ保持具75端面か
ら主面85までの距離をL1、主面86から分岐器81
までの距離をL2、合波器82から主面87までの距離
をL3、主面88から第2の光ファイバ保持具76端面
までの距離をL4、主面89から第2の光ファイバ保持
具76端面までの距離をL5とする。
【0023】理想的にはL1,L2を、第1及び第2の
レンズ77、78の信号光波長λ1での焦点距離Fλ1
に等しくし、さらにL3,L4を、第2のレンズ78の
励起光波長λ2での焦点距離Fλ2に等しくする。
【0024】このとき、第1の光ファイバ71からの信
号光は、L1がFλ1に近いことから、第1のレンズ7
7を通過後コリメート光となり、また第1のレンズ77
の中心軸及び分岐器81の放線方向に対して以下の式で
表される角度θをもって進行する。
【0025】 θ=tan-1(a/L1) ・・・(1) 分岐器81では、波長λ1の信号光を一定の割合で反射
する。ここで分岐器81は第1のレンズ77に対して垂
直に配置されていることから、反射した信号光は角度θ
で第1のレンズ77に入射する。この時、光線が入射す
る位置は第1の光ファイバ71からの信号光が通過した
位置からbだけ離れた位置である。bは以下の式で表さ
れる。
【0026】 b=2・L2・tan(θ) ・・・(2) その後、信号光は第1の光ファイバ保持具75端面上、
第1の光ファイバ71端面から、以下の式で表されるc
だけはなれた位置で集光する。
【0027】 c=a+L1・tan(θ) ・・・(3) 今、L1及びL2を第1のレンズ77の信号光波長λ1
での焦点距離Fλ1に等しくすれば、式(1)、
(2)、(3)から、以下のように導かれる。
【0028】b=2a ・・・(4) c=2a ・・・(5) したがって第1のレンズ77通過後の光は第1の光ファ
イバ71からの信号光と平行に進行し、且つ第1の光フ
ァイバ71から2aだけ離れた点、つまり第2の光ファ
イバ72の端部で集光する。従って、第1の光ファイバ
71と第2の光ファイバ72が波長λ1の信号光で光学
結合する。
【0029】同様に第2の光ファイバアセンブリ構造8
4においても、L3及びL4を第2のレンズ78の励起
光波長λ2での焦点距離Fλ2に等しくすれば、第3の
光ファイバ73と第4の光ファイバ74が波長λ2の励
起光で光学結合する。
【0030】さらに、分岐器81を通過した信号光はコ
リメート光の状態で合波器82に入射する。合波器82
は信号光に対して低い反射率を持つため、信号光はこれ
を通過し、さらに第2のレンズ78を通過後、第4の光
ファイバ74端面付近で一点に集光する。第2のレンズ
78への信号光の入射角度をφとすると、下の式で表さ
れる第2のレンズ78中心軸からdだけはなれた位置
に、信号光が集光する。
【0031】d=L5・tan(φ) ・・・(6) ここで、第2の光ファイバアセンブリ構造84を第1の
光ファイバアセンブリ構造83に対して傾斜させるよう
光学調整し、 φ=tan-1(a/L5) ・・・(7) とすれば、 d=a ・・・(8) となり、信号光は第4の光ファイバ74の端部で集光す
るため、第1の光ファイバ71と第4の光ファイバ74
が波長λ1の信号光で光学結合する。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
図9に示す従来の光モジュール63、64においては、
信号光入出力部、分岐光出力部、励起光入力部それぞれ
にレンズが必要であり装置が大型化するという課題があ
った。また上記各入出力部はレンズの精密調芯、固定が
必要であり、組立が複雑となり工数が増大するという課
題があった。
【0033】また図10、11に示す小型化された従来
の光モジュール63においては、信号光の波長はλ1で
あり、第2のレンズ78を通過した信号光は主面88か
らFλ1だけ離れた位置で集光するのに対し、第4の光
ファイバ74の端面は主面88からFλ2だけ離れた位
置に置かれている。従って集光位置と第4の光ファイバ
74端面位置に光ファイバ軸方向のズレが生じる。これ
により、第1の光ファイバ71と第4の光ファイバ74
の信号光での光学結合に損失が生じるという課題があっ
た。
【0034】一般的に光通信用に用いられるレンズにお
いて、このズレ、即ちレンズの色収差は数十μmに及
び、光モジュールにおける結合損失は0.5〜1dBに
もなる。これは光ファイバ増幅器を用いるにあたっては
信号対雑音比、増幅利得特性等に多大な影響を与えるこ
とになる。
【0035】また色収差を補償する方法としては、分散
特性の異なる2種類の材質からなるレンズを適宜組み合
わせた、色消しレンズを用いる方法も考えられるが、こ
れは非常に高価であり、光モジュールの構成が複雑とな
るという課題があった。
【0036】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、複数の
光ファイバの端部を保持する2つの光ファイバ保持具を
各光ファイバの端面が対向するように配置し、これら光
ファイバ保持具間に、少なくとも2つ以上のレンズと、
入射する光線の一部を反射する光学素子とを具備して光
モジュールを構成し、少なくとも一方の光ファイバ保持
具にて、保持された一方の光ファイバと他方の光ファイ
バとが光学結合するとともに、一方の光ファイバ保持具
に保持された少なくとも1本以上の光ファイバと、他方
の光ファイバ保持具に保持された少なくとも1本以上の
光ファイバとが光学結合し、かつ、少なくとも一方の光
ファイバ保持具にて、保持された複数の光ファイバ端面
とこれに近接するレンズとの間隔が異なることを特徴と
する。
【0037】また本発明は、上記光モジュールにおい
て、第1及び第2の光ファイバの端部を保持する第1の
光ファイバ保持具と、第3及び第4の光ファイバの端部
を保持する第2の光ファイバ保持具とを、第1及び第2
の光ファイバと第3及び第4の光ファイバの端面が対向
するように配置し、前記第1の光ファイバからの波長λ
aの出射光の少なくとも一部が前記第4の光ファイバに
光学結合し、前記第1の光ファイバからの波長λbの出
射光の少なくとも一部が前記第2の光ファイバに光学結
合し、前記第3の光ファイバからの波長λcの出射光の
少なくとも一部が前記第4の光ファイバに光学結合し、
前記第1の光ファイバ端面とこれに近接するレンズとの
間隔と、前記第4の光ファイバ端面とこれに近接するレ
ンズとの間隔との和が、前記レンズの波長λaでの作動
距離の2倍に等しく、前記第2の光ファイバ端面とこれ
に近接するレンズとの間隔と、前記第1の光ファイバ端
面とこれに近接するレンズとの間隔の和が、前記レンズ
の波長λbでの作動距離の2倍に等しく、前記第3の光
ファイバ端面とこれに近接するレンズとの間隔と、前記
第4の光ファイバ端面とこれに近接するレンズとの間隔
の和が、前記レンズの波長λcでの作動距離の2倍に等
しいことを特徴とする。
【0038】さらに本発明は、前記第1及び第2の光フ
ァイバの間隔と、前記第3及び第4の光ファイバの間隔
が等しく、前記第1の光ファイバ端面とこれに近接する
レンズとの間隔と、前記第2の光ファイバ端面とこれに
近接するレンズとの間隔との差異が、前記第4の光ファ
イバ端面とこれに近接するレンズとの間隔と、前記第3
の光ファイバ端面とこれに近接するレンズとの間隔との
差異に等しいことを特徴とする。
【0039】また本発明は、前記光ファイバ保持具に保
持されている複数の光ファイバの端面と、前記光ファイ
バ保持具の端面が同一平面上に配置されていることを特
徴とする。
【0040】さらに本発明は、前記光ファイバ保持具に
保持されている少なくとも1本以上の光ファイバが、前
記レンズの中心軸に対して傾斜して配置されていること
を特徴とする。
【0041】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図を用い
て説明する。
【0042】図1は本発明による光モジュールの構成を
示す図である。図においてアイソレータや金具部材等は
省略している。第1の光ファイバ1は信号光伝送路側の
光ファイバ、第2の光ファイバ2はモニタ光伝送路側の
光ファイバ、第3の光ファイバ3は励起光伝送路側の光
ファイバ、第4の光ファイバ4は合波光伝送路側の光フ
ァイバである。
【0043】ここで、第1の光ファイバ1と第2の光フ
ァイバ2は同一の光ファイバ保持具5に互いに平行に配
置されている。また、入射光の一部を反射する分岐器1
1は、第1のレンズ7の中心軸に対して垂直に配置され
ている。ここで、第1のレンズ7の中心軸と第1及び第
2の光ファイバ1、2との距離をaとし、光ファイバ
1、光ファイバ2、光ファイバ保持具5、レンズ7、及
び分岐器11をまとめて第1の光ファイバアセンブリ構
造13とする。
【0044】また、第3の光ファイバ3、第4の光ファ
イバ4、第2の光ファイバ保持具6、第2のレンズ8、
分波器12が同様の配置で、分岐器11の正面に配置さ
れている。同じく光ファイバ3、光ファイバ4、光ファ
イバ保持具6、レンズ8、及び分波器12をまとめて第
2の光ファイバアセンブリ構造14とする。
【0045】なお、図1においてレンズ7、8はそれぞ
れ単一のレンズでコリメートレンズの用をなす物を示す
が、本特許はこれに限らず、複数のレンズを組合せによ
ってコリメートレンズ系をなす場合についても有効であ
る。
【0046】本発明の光モジュールは基本的な構成、作
用については図11に示すものと同様であるが、各光フ
ァイバ保持具5、6の端面を斜めに研磨した点で相違す
る。即ち、光ファイバ保持具5、6の端面はそれぞれ研
磨加工が施されるが、この際、各レンズの中心軸に垂直
な平面に対して各端面が傾斜するように研磨し、光ファ
イバ保持部5、6の端面とこれに保持した光ファイバの
端面を同一平面上となるようにする。これにより同一の
光ファイバ保持具上の各光ファイバにおいて、その端面
とこれに近接するレンズまでの距離をそれぞれ異なら
せ、これによってレンズにおける色収差を補償できるよ
うにしてある。
【0047】ここで第1及び第2のレンズ7、8におけ
る色収差の補償方法について説明するが、この場合、レ
ンズ表面の頂点を含みレンズの中心軸に垂直な面(以降
これを頂点面と呼ぶ)と焦点との距離を示す作動距離の
概念が有効であるため今後はこれを用いる。第1の光フ
ァイバアセンブリ構造13において破線15で示すの
は、第1のレンズ7の頂点面、第2の光ファイバアセン
ブリ構造14において破線16で示すのは、第2のレン
ズ8の頂点面である。
【0048】いま第1及び第2のレンズ7、8の信号光
波長λ1での作動距離Wλ1、励起光波長λ2での作動
距離Wλ2とし、更にΔWを以下のように定義する。
【0049】ΔW=Wλ1−Wλ2 ・・・(9) ここで、第1及び第2の光ファイバ1、2の端面と第1
のレンズ7の頂点面15までの距離をLP1、LP2と
し、第3及び第4の光ファイバ3、4の端面と第2のレ
ンズ8の頂点面16までの距離をLP3、LP4とした
とき、LP1乃至LP4を以下のように配置する。
【0050】 図2は本発明のレンズの色収差の補償方法を説明する図
である。
【0051】光ファイバ間の光学結合では、図2に示す
ように各光ファイバの間に2つのレンズが配置される構
造を取る。図2では、光ファイバ1から出射した光線が
2つのレンズ7、8を通過した後、光ファイバ4に光学
結合する様子を示し、レンズ7、8を併せて一つの光学
系17とする。ここで、前述のLP1乃至LP4の差異
は光学系に比べ十分小さく、ほぼ等しいと考えられるた
め、光学系17は横倍率が1倍、横倍率の平方で表され
る縦倍率も1倍の光学系と考えられる。ここで、光ファ
イバ1の端面がΔxだけ光学系17に近付くと、光線の
集光位置がΔx’だけ光ファイバ4の端面から遠ざか
り、光学系の縦倍率が1倍の場合は以下の式が成り立
つ。
【0052】Δx=Δx’ ・・・(14) ここで図1に戻り、第1乃至第4の光ファイバ同士の光
学結合について考える。
【0053】先ず第1の光ファイバ1の端面は、式(1
0)に示すように、Wλ1+ΔW/2の位置に配置され
ている。つまり、図11での従来例の配置に比べΔW/
2だけ第1のレンズ7から遠ざかった位置に配置されて
いる。第1の光ファイバ1から出射した波長λ1の信号
光は、第1のレンズ7を通過した後、分岐器11で反射
され、再び第1のレンズ7を通過してWλ1−ΔW/2
の位置に集光する。つまり従来の図11での配置に比べ
ΔW/2だけ第1のレンズ7に近付いた位置に集光す
る。式(11)に示すように、第2の光ファイバ2がこ
の位置に配置されているため、第1の光ファイバ1と第
2の光ファイバ2は波長λ1の信号光で光学結合する。
【0054】同様に、第1の光ファイバ1から出射した
波長λ1の信号光で、第1のレンズ7、分岐器11、合
波器12、第2のレンズ8を通過した波長λ1の信号光
も、Wλ1−ΔW/2の位置に集光するが、式(13)
に示すように、第4の光ファイバ4がこの位置に配置さ
れているため、第1の光ファイバ1と第4の光ファイバ
4は波長λ1の信号光で光学結合する。
【0055】さらに、第3の光ファイバ3の端面は、式
(12)に示すように、Wλ2−ΔW/2の位置に配置
されている。第3の光ファイバ3から出射した波長λ2
の信号光は、第2のレンズ8を通過した後、分波器12
で反射され、再び第2のレンズ8を通過してWλ2+Δ
W/2の位置に集光するが、式(13)に示すように、
第4の光ファイバ4がこの位置に配置されているため、
第1の光ファイバ1と第4の光ファイバ4は波長λ1の
信号光で光学結合する。したがって、波長λ1の信号
光、波長λ2の励起光共に損失を受けることなくそれぞ
れの光ファイバ間で光学結合することになる。
【0056】なお、式(10)乃至(13)に示す配置
を実現するためには、第1及び第2の光ファイバ保持具
5、6の端面を、その法線方向とレンズの中心軸とが、
次のψaで示される角度になるよう研磨加工する事で容
易に実現することが出来る。
【0057】 ψa=tan-1(ΔW/(2a)) ・・・(15) 以上、本発明による波長λ1の信号光、波長λ2の励起
光の2波長の光に関する色収差の補償方法を説明した。
【0058】図3は本発明の光モジュールによる一般的
な光学系を説明する図である。
【0059】図3において第1の光ファイバ1と第2の
光ファイバ2は第1の光ファイバ保持具5に、第3の光
ファイバ3と第4の光ファイバ4は第2の光ファイバ保
持具6に保持されている。また、破線15は第1のレン
ズの頂点面、16は第2のレンズの頂点面である。
【0060】第1の光ファイバ1と第4の光ファイバ4
は波長λaの光10で光学結合しており、第2の光ファ
イバ2と第1の光ファイバ1は波長λbの光20で光学
結合しており、また、第3の光ファイバ3と第4の光フ
ァイバ4は波長λcの光30で光学結合している。第1
のレンズ7及び第2のレンズ8の波長λa、λb乃びλ
cの光に対する作動距離をWλa、Wλb、Wλc、ま
た第1及び第2の光ファイバ1、2の端面と第1のレン
ズの頂点面15までの距離をLP1、LP2とし、第3
及び第4の光ファイバ3、4の端面と第2のレンズの頂
点面16までの距離をLP3、LP4としたとき、LP
1乃至LP4が次の式を満たせば、波長λa乃至λcの
光に対して損失を受けることなく、それぞれの光ファイ
バ間で光学結合することになる。
【0061】 LP1+LP4=2・Wλa ・・・(16) LP1+LP2=2・Wλb ・・・(17) LP3+LP4=2・Wλc ・・・(18) また、第1及び第2の光ファイバの間隔と、第3及び第
4の光ファイバの間隔が等しく、且つLP1乃至LP4
が次の式を満たせば、第1の光ファイバ保持具5及び第
2の光ファイバ保持具6の端面加工形状を互いに等しく
できる為、光モジュール構造を作製するに際し作業工数
の削減が可能となる。
【0062】 LP1−LP2=LP4−LP3 ・・・(19) 式(16)乃至(19)を用い、LP1乃至LP4につ
いてこれを解けば、以下の式(20)乃至(23)が導
かれる。
【0063】 LP1=Wλa+((Wλb−Wλc)/2) ・・・(20) LP2=((3・Wλb+Wλc)/2)−Wλa ・・・(21) LP3=((Wλb+3・Wλc)/2)−Wλa ・・・(22) LP4=Wλa−((Wλb−Wλc)/2) ・・・(23) なお、以上の一般的な光学系において、以下の式(2
4)乃至(26)が成り立つ場合が、図1に示す例であ
る。
【0064】λa=λb=λ1 ・・・(24) λc=λ2 ・・・(25) ΔW=Wλ1−Wλ2 ・・(26) これを式(20)乃至(23)に代入すると式(10)
乃至(13)に示した関係が得られる。
【0065】次に式(19)を実現するための手法とし
て数例を以下に示す。先ず図1に示す様に第1及び第2
の光ファイバ保持具5、6の端面を式(15)のψaで
示される角度に設定する事で容易に実現することが出来
る。
【0066】但し、ψaは光ファイバ端面からの光線出
射角度、即ちレンズへの光線の入射角度に影響を与え
る。一般的に、非球面レンズを用いた場合、光ファイバ
端面位置や通過光線の波長がレンズ設計時の設定通りで
あればレンズへの光線入射角に起因する収差は小さく、
結合損失に与える影響も小さい。しかし、先に示した前
段モジュールの様に使用方法が設定と異なる場合、この
結合損失は無視できない。
【0067】逆にレンズへの光線入射角度が垂直に近い
と、レンズ端面からの反射戻り光が再び光ファイバに入
射する。この戻り光はレーザー発振を不安定にさせ、信
号対雑音比の劣化の原因となる。従ってレンズへの光線
入射角度は適宜設定可能でなければならないが、これは
光ファイバの保持角度を変化させることで対応が可能で
ある。
【0068】図4は光ファイバの保持方法について説明
する図である。
【0069】ここで光ファイバ1、2は、光ファイバ保
持具5に保持されている。光ファイバ1からの出射光1
0がレンズ7を透過する際、光ファイバ1の保持角度を
ψf、レンズ中心軸と光線出射方向のなす角度をψi、
光ファイバにおけるコアの屈折率をnとすると、スネル
の法則より式(26)が導かれる。
【0070】 n・sin(ψa−ψf)=sin(ψa+ψi) ・・・(27) これは、予めψaが決定されている場合でも、ψfを適
宜設定することにより、任意のψiが得られることを示
している。
【0071】図5は他の光ファイバ保持方法について説
明する図である。
【0072】光ファイバ1、2は光ファイバ保持具25
に保持されている。光ファイバ1からの出射光10はレ
ンズ7を透過し、この時の第1及び第2の光ファイバ
1、2の端面と第1のレンズの頂点面15までの距離を
LP1、LP2とする。光ファイバ保持具25の端面は
階段状に加工されおり、光ファイバ端面傾斜角度ψt、
つまり光ファイバ端面からの光線出射角度は任意に設定
できる。本実施例では光ファイバを保持する際、傾斜さ
せる必要がないため、光モジュール全体の構造がより簡
略化される。
【0073】以上、本特許で示した光学系を用いれば、
異なる波長の光線を用いることにより生じる、レンズの
色収差の影響を補償することが可能となる。使用用途の
一例としては光増幅器が挙げられ、ここで用いられる信
号光と励起光の波長の差異による影響を、効果的に補償
することが可能となる。
【0074】
【実施例】図6は図1に示す本発明の光モジュールを光
増幅器の前段モジュールとする場合の具体的な構成を示
す断面図である。
【0075】本実施例の光モジュールに波長1550n
mの信号光を入力させる信号光伝送路側の光ファイバ3
1と、入力信号光の一部を第1のフォト・ダイオードに
入力させるモニタ光伝送路側の光ファイバ32は、第1
の光ファイバ保持具35に保持され、波長980nmの
励起光を入力させる励起光伝送路側の光ファイバ33
と、信号光を増幅する希土類元素添加ファイバに信号光
と励起光を出力する合波光伝送路側の光ファイバ34
は、第2の光ファイバ保持具36に保持される。
【0076】なお第1、第2の光ファイバ保持具は、端
面加工が容易なジルコニア製の2芯キャピラリを用い
る。2芯キャピラリには250μm間隔で内径125μm
の貫通穴が設けられている。この貫通穴に各光ファイバ
を挿入し接着剤により光ファイバと光ファイバ保持具を
一体化し、接着剤の硬化後、光ファイバ保持具端面の研
磨加工を施す。
【0077】第1のレンズ37および第2のレンズ38
は、材質SFS01、波長1550nmでの焦点距離約
2.5mm、光ファイバ側表面が平坦面で設計された非
球面レンズを用いる。
【0078】分岐器41および合波器42は、一般的に
ガラス基板上にTiO2と、SiO2の薄膜を複数層蒸着
した光学フィルタが用いられる。分岐器41は信号光波
長範囲のに対して一定の反射率、一般的には2〜5%の
反射率を持つよう、また合波器42は信号光波長範囲の
光に対しては低い反射率を持ち、励起光波長範囲の光に
対しては高い反射率、一般的には97%以上の反射率を
持つよう、各薄膜層の膜厚と、蒸着層数が適宜設定され
ている。また、アイソレータ39は入力側への反射戻り
光を遮断する機能を有する。
【0079】なお、光ファイバ31、32、33及び3
4の端面、レンズ37及び38の表面、分岐器41及び
合波器42の裏面、アイソレータの構成部材にはそれぞ
れARコートが施され、光線通過時の反射による入射光
強度の損失や、伝送路側への反射戻り光を防止してい
る。ARコートはガラス基板上にTiO2と、SiO2
薄膜を複数層蒸着した部品である。なお、第2のレンズ
38及び第2の光ファイバ保持具36の端面は波長λ1
の信号光及び波長λ2の励起光の両方が通過するためこ
れら両帯域に対応するマルチタイプのARコートを施
す。
【0080】また光ファイバ保持具35および36はそ
れぞれステンレス製の2芯キャピラリホルダに挿入固定
され、同様に上述した各光学部品はそれぞれステンレス
製の金具に保持され、互いにスポット溶接により固定さ
れている。
【0081】先ず第1乃至第4の光ファイバ31、3
2、33及び34の端面とこれに対する第1及び第2の
レンズ37及び38の頂点面45及び46との距離を式
(10)乃至(13)を用いて求める。
【0082】図7は本実施例で用いるレンズの波長と作
動距離の関係を示す図である。ここに示すように第1及
び第2のレンズ37、38の信号光波長λ1での作動距
離、つまりWλ1は1700μm、励起光波長λ2での
作動距離、つまりWλ2は1660μmであり、その差
異ΔWは40μmである。
【0083】ここで、第1及び第2の光ファイバ31、
32の端面と第1のレンズの頂点面45までの距離をL
P1、LP2とし、第3及び第4の光ファイバ33、3
4の端面と第2のレンズの頂点面46までの距離をLP
3、LP4とすると、式(10)乃至(13)からLP
1乃至LP4は、LP1=1720μm、LP2=16
80μm、LP3=1640μm、LP4=1680μm
となる。
【0084】次に第1及び第2の光ファイバ保持具3
5、36の端面の研磨角度を式(15)を用いて求め
る。前述の通り第1及び第2の光ファイバ保持具35、
36に保持された光ファイバ31乃至34の間隔、つま
り2aは250μmであるため、式(15)からψaは
9.1゜と求められる。
【0085】なお、光ファイバ保持角度をレンズ中心軸
に対して平行、つまり式(26)においてψfを0゜と
設定すると、光ファイバ端面からの光線出射角度、即ち
レンズへの光線の入射角度ψiは4.2゜となる。
【0086】図8は、反射減衰量と結合損失の関係を示
す図である。数値は計算値であり、本実施例で示したレ
ンズを用いた際の、第1の光ファイバ31と第4の光フ
ァイバ34の間の結合損失の光線入射角度依存性と、反
射戻り光強度の光線入射角度依存性を示す。なお、結合
損失値はレンズの収差に起因する加乗損失値であり、実
際の結合損失は各光学素子通過時の吸収や素子表面での
反射の影響が加わる。
【0087】図8に示すように光線入射角度ψiが4゜
を越える辺りから光ファイバ間結合損失が急激に増加す
るのが分かる。従って光ファイバ保持角度ψfを変化さ
せ、光ファイバ間結合損失が十分小さく、且つ反射戻り
光が十分減衰するよう調整する。そこで図8に示した結
果より、本実施例では光線入射角度ψiを3゜とする。
この場合、光ファイバ結合損失は0.01dB以下、反
射戻り光も−75dB程度と、両者とも十分な特性を得
ることが出来た。
【0088】ここで光線入射角度ψiが3゜となる光フ
ァイバ保持角度ψfは、式(26)より0.8゜とな
る。なお、光ファイバ保持角度ψfをこの値にするため
には、第1、第2の2芯キャピラリホルダ43、44の
鏡筒角度を傾斜させれば良い。
【0089】また、図5に示すような端面が階段状に加
工されたに2芯キャピラリを用いて本発明の光モジュー
ルを構成することも可能である。この場合、光ファイバ
端面の角度は任意に設定でき、このため光線出射角度も
自由に調整できる。例えば前述の通り光線出射角度を3
゜とするならば、端面の傾斜角度ψaは6.6゜とすれ
ばよい。
【0090】
【発明の効果】本発明によれば、2本の光ファイバの端
部を保持する2つの光ファイバ保持具間に、少なくとも
2つ以上のレンズと、光線の一部を反射する少なくとも
一つ以上の光学素子を具備する光モジュールにおいて、
少なくとも一方の光ファイバ保持具にて、保持された2
本の光ファイバの端面とこれに近接するレンズとの間隔
が異なる構成とすることによって、異なる波長の光線を
光ファイバ間で低損失で光学結合することができ、かつ
小型で組立が容易な光モジュールを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光モジュールの構成を示す図であ
る。
【図2】本発明光モジュールにおけるレンズの色収差の
補償方法を説明する図である。
【図3】本発明の光モジュールにおける光学系を説明す
る図である。
【図4】本発明の光モジュールにおける光ファイバの保
持方法について説明する図である。
【図5】本発明の光モジュールにおける他の光ファイバ
保持方法について説明する図である。
【図6】本発明の光モジュールの具体的な構成を示す断
面図である。
【図7】本発明実施例の光モジュールで用いるレンズの
波長と作動距離の関係を示す図である。
【図8】本発明実施例の光モジュールにおける光線出射
角度と結合損失及び反射戻り光との関係を示す図であ
る。
【図9】光ファイバ増幅器の光回路構成を示す図であ
る。
【図10】光ファイバ増幅器の前段の光モジュールの従
来例を示す図である。
【図11】従来の光モジュールにおける結合光学系を説
明するための図である。
【符号の説明】
1、2、3、4、31、32、33、34、71、7
2、73、74:光ファイバ 5、6、25、35、36、75、76:光ファイバ保
持具 8、37、38、77、78:レンズ 9、39、53、56、79:アイソレータ 11、41、51、57、81:分岐器 12、42、54、55、82:分波器 13、14、83、84:光ファイバアセンブリ構造 15、16、45、46:レンズ頂点面 17:光学系 10、20、30:光線 63、64:光モジュール 62:増幅ファイバ 52、58、59:フォトダイオード 60、61:励起レーザダイオード 85、86、87、88:励起光波長でのレンズ主面 89:信号光波長でのレンズ主面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の光ファイバの端部を保持する2つの
    光ファイバ保持具を前記光ファイバの端面が対向するよ
    うに配置し、これら光ファイバ保持具間に、少なくとも
    2つ以上のレンズと、入射する光線の一部を反射する光
    学素子とを具備して成り、 少なくとも一方の光ファイバ保持具にて、保持された一
    方の光ファイバと他方の光ファイバとが光学結合すると
    ともに、一方の光ファイバ保持具に保持された少なくと
    も1本以上の光ファイバと、他方の光ファイバ保持具に
    保持された少なくとも1本以上の光ファイバとが光学結
    合し、 かつ、少なくとも一方の光ファイバ保持具にて、保持さ
    れた複数の光ファイバ端面とこれに近接するレンズとの
    間隔が異なることを特徴とする光モジュール。
  2. 【請求項2】第1及び第2の光ファイバの端部を保持す
    る第1の光ファイバ保持具と、第3及び第4の光ファイ
    バの端部を保持する第2の光ファイバ保持具とを、第1
    及び第2の光ファイバと第3及び第4の光ファイバの端
    面が対向するように配置し、 前記第1の光ファイバからの波長λaの出射光の少なく
    とも一部が前記第4の光ファイバに光学結合し、前記第
    1の光ファイバからの波長λbの出射光の少なくとも一
    部が前記第2の光ファイバに光学結合し、前記第3の光
    ファイバからの波長λcの出射光の少なくとも一部が前
    記第4の光ファイバに光学結合し、 前記第1の光ファイバ端面とこれに近接するレンズとの
    間隔と、前記第4の光ファイバ端面とこれに近接するレ
    ンズとの間隔との和が、前記レンズの波長λaでの作動
    距離の2倍に等しく、 前記第2の光ファイバ端面とこれに近接するレンズとの
    間隔と、前記第1の光ファイバ端面とこれに近接するレ
    ンズとの間隔の和が、前記レンズの波長λbでの作動距
    離の2倍に等しく、 前記第3の光ファイバ端面とこれに近接するレンズとの
    間隔と、前記第4の光ファイバ端面とこれに近接するレ
    ンズとの間隔の和が、前記レンズの波長λcでの作動距
    離の2倍に等しいことを特徴とする請求項1記載の光モ
    ジュール。
  3. 【請求項3】前記第1及び第2の光ファイバの間隔と、
    前記第3及び第4の光ファイバの間隔が等しく、 前記第1の光ファイバ端面とこれに近接するレンズとの
    間隔と、前記第2の光ファイバ端面とこれに近接するレ
    ンズとの間隔との差異が、前記第4の光ファイバ端面と
    これに近接するレンズとの間隔と、前記第3の光ファイ
    バ端面とこれに近接するレンズとの間隔との差異に等し
    いことを特徴とする請求項2記載の光モジュール。
  4. 【請求項4】前記光ファイバ保持具に保持されている複
    数の光ファイバの端面と、前記光ファイバ保持具の端面
    が同一平面上に配置されていることを特徴とする請求項
    1記載の光モジュール。
  5. 【請求項5】前記光ファイバ保持具に保持されている少
    なくとも1本以上の光ファイバが、前記レンズの中心軸
    に対して傾斜して配置されていることを特徴とする請求
    項1記載の光モジュール。
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