JP2001194282A - 携帯型圧縮試験器 - Google Patents

携帯型圧縮試験器

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JP2001194282A
JP2001194282A JP2000002960A JP2000002960A JP2001194282A JP 2001194282 A JP2001194282 A JP 2001194282A JP 2000002960 A JP2000002960 A JP 2000002960A JP 2000002960 A JP2000002960 A JP 2000002960A JP 2001194282 A JP2001194282 A JP 2001194282A
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JP
Japan
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specimen
hydraulic jack
compression tester
load
portable compression
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Application number
JP2000002960A
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English (en)
Inventor
Eiji Adachi
栄二 安達
Masami Arakawa
雅美 荒川
Tsunehiro Takano
常廣 高野
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KONTEKKU KK
Sekisui Chemical Co Ltd
Sekisui Harmonate Seko Gijutsu Center:Kk
Original Assignee
KONTEKKU KK
Sekisui Chemical Co Ltd
Sekisui Harmonate Seko Gijutsu Center:Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成及び取扱いの簡素な携帯型圧縮試験器に
より、供試体の圧縮強度を現場で確認できるようにする
こと。 【解決手段】 携帯型圧縮試験器10において、供試体
1が装填され、供試体1の一方の端面を支持する支持板
24を備える供試体装填部11と、供試体装填部11に
組込まれ、供試体1の他方の端面を加圧する加圧板37
を備える手動式油圧ジャッキ12と、油圧ジャッキ12
に接続され、油圧ジャッキ12の加圧荷重を表示するブ
ルドン管式荷重計13とを有してなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート供試
体等の圧縮強度を測定する携帯型圧縮試験器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、土木、建築用のコンクリート等の
圧縮試験は、試験器が設置されている試験室で行なうの
が一般的である。
【0003】尚、実開昭57-41145号公報には、ロードセ
ル式荷重計を備えた可搬式材料試験器が開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術には以下の問
題点がある。 試験室の試験器を用いる場合には、供試体を工事現場
から試験室に搬入する必要があり、工事現場と同一の養
生条件で即時に圧縮試験することができない。このた
め、例えばコンクリートの脱型時期(型枠存置期間)
は、圧縮強度の確認によらず、最低型枠存置日数の経過
によって管理しており、信頼度の高い施工を高効率で行
なうことができない。
【0005】実開昭57-41145号公報に記載の可搬式材
料試験器は、ロードセルのための電気配線や、加圧シリ
ンダに油圧ポンプをつなぐ油圧配管の着脱を必要とする
等、構成及び取扱いに困難がある。
【0006】本発明の課題は、構成及び取扱いの簡素な
携帯型圧縮試験器により、供試体の圧縮強度を現場で確
認できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、供試体の圧縮強度を測定する携帯型圧縮試験器にお
いて、供試体が装填され、供試体の一方の端面を支持す
る支持板を備える供試体装填部と、供試体装填部に組込
まれ、供試体の他方の端面を加圧する加圧板を備える手
動式油圧ジャッキと、油圧ジャッキに接続され、油圧ジ
ャッキの加圧荷重を表示するブルドン管式荷重計とを有
してなるようにしたものである。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記ブルドン管式荷重計が、
油圧ジャッキの現在の加圧荷重を指示する指針と、該指
針により荷重増加方向にのみ押動されて油圧ジャッキの
現在までの最大加圧荷重を指示する置針とを備えるよう
にしたものである。
【0009】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の本発明において更に、前記油圧ジャッキに接
続され、油圧ジャッキの加圧荷重の推移を経時的に記録
する記録計を有してなるようにしたものである。
【0010】
【作用】請求項1の発明によれば下記、の作用があ
る。 油圧ポンプと加圧シリンダを内蔵した手動式油圧ジャ
ッキを組込み、荷重計も油圧ジャッキに接続したブルド
ン管式によるものとしたから、構成及び取扱いは簡素、
且つ人力で運搬できる程度にコンパクトであり、簡易に
工事現場に携行、加圧操作できる。
【0011】上述により、工事現場で、供試体の圧
縮強度を確認できる。従って、現場の打設コンクリート
等の構造物と養生条件を同一とする供試体について即時
に圧縮試験できる。即ち、コンクリートの打設工程等に
続く次工程で要求されるコンクリート等の圧縮強度をリ
アルタイムで確認しながら工事を進めたり、コンクリー
ト等の品質を施主等の目の前で手軽に確認することがで
き、信頼度の高い施工を高効率で行なうことができる。
【0012】請求項2の発明によれば下記の作用があ
る。 ブルドン管式荷重計が、現在の加圧荷重を指示する指
針の他、該指針により荷重増加方向にのみ押動されて現
在までの最大加圧荷重を指示する置針を備えた。従っ
て、供試体が破壊されるときの最大加圧荷重を簡易に読
取り、供試体の圧縮強度を簡易に測定できる。
【0013】請求項3の発明によれば下記の作用があ
る。 油圧ジャッキに記録計を接続することにより、圧縮試
験の結果を直接的に残すことができ、試験結果の再確認
を確実且つ容易にできる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は携帯型圧縮試験器を示す斜
視図、図2は携帯型圧縮試験器を示す平面図、図3は携
帯型圧縮試験器を示す断面図、図4は携帯型圧縮試験器
の試験手順を示し、(A)は供試体の装填状態を示す斜
視図、(B)は支持板の螺着状態を示す斜視図、(C)
は油圧ジャッキの加圧操作状態を示す斜視図、(D)は
油圧ジャッキの減圧状態を示す斜視図である。
【0015】携帯型圧縮試験器10は、図1〜図3に示
す如くに構成され、例えば、土木・建築用コンクリート
の供試体1の圧縮強度を測定可能とする。ここで、圧縮
強度とは、供試体1を圧縮して破壊したときの最大加圧
荷重をもとの断面積で除したものを言う。
【0016】携帯型圧縮試験器10は、供試体装填部1
1と、手動式油圧ジャッキ12と、ブルドン管式圧力計
13と、記録計14とを有して構成される。
【0017】供試体装填部11は、脚部22を備えた横
置きハウジング21の内部を円柱状供試体1(例えば、
直径100mm、長さ200mm)が装填される装填領域とし、ハ
ウジング21の一端開口部に蓋23をねじ込み式で着脱
可能とし、蓋23に供試体1の一方の端面を支持する支
持板24を備える。支持板24は球面座24Aを蓋23
の球面座23Aに支持され、固定ボルト24Bを蓋23
の中心軸孔23Bに遊挿され、供試体1の断面を常に正
しく軸方向に圧縮可能としている。23Cは蓋23を螺
動する把手である。尚、ハウジング21の側壁は供試体
1を観察できる窓21Aを備える。また、ハウジング2
1の底部には、供試体1の中心軸を装填領域の中心軸
(支持板24の中心軸)に合致させるために供試体1の
下面を受ける円弧断面状底板を挿入できる。
【0018】手動式油圧ジャッキ12は、ポンプハンド
ル31を備えた油圧ポンプ32と、加圧シリンダ33
と、油圧ポンプ32と加圧シリンダ33とをつなぐ油圧
配管34とを、供試体装填部11に組込んで構成され
る。加圧シリンダ33は、ハウジング21の他端開口部
から挿入され、ハウジング21に螺着される固定板35
により固定され、ピストン36の突出端部に備えた加圧
板37により供試体1の他方の端面を加圧可能とする。
油圧ジャッキ12は、手動バルブ38を閉じた状態でハ
ンドル31を上下に揺動することにより、油圧ポンプ3
2の油を加圧し加圧シリンダ33に供給して加圧板37
を前進させ、バルブ38を開くことにより加圧シリンダ
33の油を油圧ポンプ32に戻して減圧可能とする。加
圧シリンダ33の油が減圧されたとき、加圧板37は加
圧シリンダ33の内部の戻しばね39により原位置に復
元せしめられる。
【0019】ブルドン管式圧力計13は、油圧ジャッキ
12の油圧配管34(加圧シリンダ33とバルブ38の
間)に接続され、油圧ジャッキ12の加圧荷重を表示す
る。荷重計13は、油圧ジャッキ12の現在の加圧荷重
を指示する指針41と、該指針41により荷重増加方向
にのみ押動されて油圧ジャッキ12の現在までの最大加
圧荷重を指示する置針42とを備える。
【0020】記録計14は、油圧ジャッキ12の油圧配
管34(加圧シリンダ33とバルブ38の間)に着脱さ
れる圧力センサ(不図示)と、この圧力センサの検出信
号を伝える出力ケーブル51とを備え、油圧ジャッキ1
2の加圧荷重の推移を経時的にチャート用紙に記録す
る。
【0021】以下、携帯型圧縮試験器10の試験手順に
ついて説明する(図4)。 (1)供試体装填部11の蓋23を開け、ハウジング21
の内部の装填領域に供試体1を挿入する(図4
(A))。このとき、供試体1の下面に底板を入れ、供
試体1の中心軸を装填領域の中心軸に合致させる。
【0022】(2)供試体装填部11の蓋23を閉め、支
持板24が供試体1の一方の端面に当たるまでねじ込む
(図4(B))。
【0023】(3)荷重計13の置針42をゼロ点にある
指針41に合わせる。その後、バルブ38を閉じ、ポン
プハンドル31を上下に揺動して油圧ポンプ32の油を
加圧して加圧シリンダ33に供給し、供試体1を加圧板
37と支持板24の間で加圧する(図4(C))。
【0024】(4)供試体1の破壊と同時に、荷重計13
の指針41が下降する。このときの、最大加圧荷重を置
針42により読取る。この最大加圧荷重を供試体1の断
面積(直径100mm)で除し、供試体1の圧縮強度を求め
る。このとき、圧縮強度は、供試体1の断面積に相当す
る係数を最大加圧荷重に乗ずることにより容易に換算で
き、圧縮試験器10に適用される供試体1のサイズ(断
面積)が固定的である限り、荷重計13の荷重メモリに
圧縮強度メモリを併記しておくこともできる。
【0025】(5)油圧ジャッキ12のバルブ38を開
き、加圧シリンダ33を減圧する(図4(D))。その
後、供試体装填部11の蓋23を取外し、破壊した供試
体1を取り除く。
【0026】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 油圧ポンプ32と加圧シリンダ33を内蔵した手動式
油圧ジャッキ12を組込み、荷重計13も油圧ジャッキ
12に接続したブルドン管式によるものとしたから、構
成及び取扱いは簡素、且つ人力で運搬できる程度にコン
パクトであり、簡易に工事現場に携行、加圧操作でき
る。
【0027】上述により、工事現場で、供試体1の
圧縮強度を確認できる。従って、現場の打設コンクリー
ト等の構造物と養生条件を同一とする供試体1について
即時に圧縮試験できる。即ち、コンクリートの打設工程
等に続く次工程で要求されるコンクリート等の圧縮強度
をリアルタイムで確認しながら工事を進めたり、コンク
リート等の品質を施主等の目の前で手軽に確認すること
ができ、信頼度の高い施工を高効率で行なうことができ
る。
【0028】ブルドン管式荷重計13が、現在の加圧
荷重を指示する指針41の他、該指針41により荷重増
加方向にのみ押動されて現在までの最大加圧荷重を指示
する置針42を備えた。従って、供試体1が破壊される
ときの最大加圧荷重を簡易に読取り、供試体1の圧縮強
度を簡易に測定できる。
【0029】油圧ジャッキ12に記録計14を接続す
ることにより、圧縮試験の結果を直接的に残すことがで
き、試験結果の再確認を確実且つ容易にできる。
【0030】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明の携帯型圧縮試験器は供試体装填部のハウジングを
縦置きとする縦型でも良い。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、構成及び
取扱いの簡素な携帯型圧縮試験器により、供試体の圧縮
強度を現場で確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は携帯型圧縮試験器を示す斜視図である。
【図2】図2は携帯型圧縮試験器を示す平面図である。
【図3】図3は携帯型圧縮試験器を示す断面図である。
【図4】図4は携帯型圧縮試験器の試験手順を示し、
(A)は供試体の装填状態を示す斜視図、(B)は支持
板の螺着状態を示す斜視図、(C)は油圧ジャッキの加
圧操作状態を示す斜視図、(D)は油圧ジャッキの減圧
状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 供試体 10 携帯型圧縮試験器 11 供試体装填部 12 油圧ジャッキ 13 荷重計 14 記録計 24 支持板 37 加圧板 41 指針 42 置針
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安達 栄二 茨城県つくば市和台32 株式会社セキスイ ハーモネート施工技術センター内 (72)発明者 荒川 雅美 茨城県つくば市和台32 株式会社セキスイ ハーモネート施工技術センター内 (72)発明者 高野 常廣 東京都中央区八重洲1丁目7番13号 株式 会社コンテック内 Fターム(参考) 2G061 AA02 AB03 BA01 CA08 CB02 DA08 EA01 EA05 EB02 EC07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供試体の圧縮強度を測定する携帯型圧縮
    試験器において、 供試体が装填され、供試体の一方の端面を支持する支持
    板を備える供試体装填部と、 供試体装填部に組込まれ、供試体の他方の端面を加圧す
    る加圧板を備える手動式油圧ジャッキと、 油圧ジャッキに接続され、油圧ジャッキの加圧荷重を表
    示するブルドン管式荷重計とを有してなることを特徴と
    する携帯型圧縮試験器。
  2. 【請求項2】 前記ブルドン管式荷重計が、油圧ジャッ
    キの現在の加圧荷重を指示する指針と、該指針により荷
    重増加方向にのみ押動されて油圧ジャッキの現在までの
    最大加圧荷重を指示する置針とを備える請求項1記載の
    携帯型圧縮試験器。
  3. 【請求項3】 前記油圧ジャッキに接続され、油圧ジャ
    ッキの加圧荷重の推移を経時的に記録する記録計を有し
    てなる請求項1又は2記載の携帯型圧縮試験器。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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