JP2001193991A - 熱交換換気装置 - Google Patents

熱交換換気装置

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JP2001193991A JP2000003390A JP2000003390A JP2001193991A JP 2001193991 A JP2001193991 A JP 2001193991A JP 2000003390 A JP2000003390 A JP 2000003390A JP 2000003390 A JP2000003390 A JP 2000003390A JP 2001193991 A JP2001193991 A JP 2001193991A
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    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F11/00Control or safety arrangements
    • F24F11/0001Control or safety arrangements for ventilation
    • F24F2011/0006Control or safety arrangements for ventilation using low temperature external supply air to assist cooling

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 他の機器に依存することなく独自
に省エネルギー性と快適性の得られる自動運転が可能な
熱交換換気装置を得る。 【解決手段】 バイパス通路の開閉により熱交換
換気と、普通換気とを行うことができる熱交換換気装置
について、切換手段を切換え判定によって動作させるコ
ントローラ(運転制御装置14)と、外気の温度を検出
する外気温度検出手段15と、室内気の温度を検出する
室内気温度検出手段16とを設け、コントローラによ
り、熱交換換気運転時におけるコントローラの切換え判
定時に、判定時点から数時間さかのぼった時間内におい
て当該装置が動作したときに外気温度検出手段による外
気温が所定の温度以上に達していたかどうかの条件判定
を行い、この条件と、設定された仮想室内設定温度以上
であり、しかも室内気温度−外気温度≧設定された最小
値である条件とが満たされたときに切換手段を動作させ
て普通換気を開始させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱交換器を通じて
給排気による熱交換換気と、熱交換を迂回する風路の開
放による熱交換を行わない普通換気とを行うことができ
る熱交換換気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記この種の熱交換換気装置は、一次気
流である排気流を通す複数の一次通路と、二次気流であ
る給気流を通す複数の二次通路とが内部で独立状態のま
ま交差した六面体で積層構造の熱交換器が組込まれてい
るものが多い。基本的には、六面体の箱型に構成された
本体ケーシングの中央に、熱交換器が一次通路と二次通
路の開口する面同士により形成される四箇所の稜角部を
上下と左右に向けて横向き状態に組込んだ構成が採られ
ている。本体ケーシング内には熱交換器の一次通路を経
路の一部とする排気通路と、熱交換器の二次通路を経路
の一部とする給気通路とが全経路にわたり独立状態に画
成されている。
【0003】熱交換器の左右には排気送風機と給気送風
機が組込まれ、排気送風機により排気通路に室内空気に
よる排気流が、給気送風機により給気通路に外気による
給気流が形成される。そして、熱交換器の側部には、熱
交換器を迂回するバイパス通路が設けられ、切換えダン
パの開放によりバイパス通路を通じて排気流を流し熱交
換を伴わない普通換気も実施できるようになっている。
こうした熱交換換気と普通換気の切換えについて、特開
平9―178241号公報には、空調装置の持つ情報を
利用して自動的に行う運転制御技術が示されている。
【0004】これは、図11に示すように熱交換換気装
置50と空調装置51をモニター回線52で接続し、空
調装置51の冷房及び暖房の運転信号や室内温度設定信
号を制御情報として利用し、運転制御装置53によって
熱交換換気と普通換気の切換えを自動的に行うものであ
る。熱交換換気装置50自体にも、室内側吸込口から吸
込まれる室内気の温度を検出する室内気温検出器54
と、室外側吸込口から吸込まれる外気の温度を検出する
外気温検出器55が備えられ、空調装置51から得られ
る情報と、室内気温検出器54と外気温検出器55から
得られる温度情報から、省エネルギー性と快適性を得べ
く熱交換換気と普通換気の切換えが行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したような空調装
置51からの情報を得てバイパス通路の開閉を行う熱交
換換気装置50は、空調装置51の運転下においては、
省エネルギー性や快適性といった制御目標を達成できる
換気運転がなされるものの、ネットワークできる空調装
置51が無かったり、有っても停止している場合など、
空調装置51に依存できないような状況では適切な制御
動作ができないといった問題点がある。熱交換せずに外
気を取入れた方が効率よく室内を冷房(外気冷房)でき
たりする、例えば夏季又は春季及び秋季等の中間期での
朝方や夕方から日没後の時期には、空調装置51は停止
していることが多く、有効な換気運転動作を行うことが
できない。省エネルギーの観点から、室温が例えば28
℃以上にならないと空調装置51による冷房を行わない
ようにしているところは多くあり、空調装置51に対す
る依存度の高い従来の熱交換換気装置50では、状況に
よっては省エネルギー性や快適性が得られないといった
ことが起きる。
【0006】本発明は上記した従来の問題点を解消する
ためになされたものであって、その課題とするところ
は、他の機器に依存することなく独自に省エネルギー性
と快適性の得られる自動運転が可能な熱交換換気装置を
得ることであり、空調装置に対する依存度を抑えて熱交
換換気装置の省エネルギー性と快適性についての精度の
向上を推進することであり、その熱交換換気装置の施工
性や使い易さの向上を推し図ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に請求項1の発明は、室内に取入れる外気と、室内から
室外へ排気する室内気とを熱交換器を通して熱交換させ
て換気する熱交換換気と、切換手段により熱交換器を迂
回させて換気する普通換気とを行うことができる熱交換
換気装置について、その切換手段を切換え判定によって
動作させるコントローラと、外気の温度を検出する外気
温検出手段と、室内気の温度を検出する室内気温度検出
手段とを設け、コントローラにより、熱交換換気運転時
におけるコントローラの切換え判定時に、判定時点から
数時間さかのぼった時間内において当該装置が動作した
ときに外気温検出手段による外気温が所定の温度以上に
達していたかどうかの条件判定を行い、この条件が満た
され、しかも室内気温度が快適である温度として設定さ
れた仮想室内設定温度以上であり、さらに室内気温度−
外気温度≧設定された最小値である条件も満たされたと
きに切換手段を動作させて普通換気を開始させるように
する手段を採用する。
【0008】前記課題を達成するために請求項2の発明
は、室内に取入れる外気と、室内から室外へ排気する室
内気とを熱交換器を通して熱交換させて換気する熱交換
換気と、切換手段により熱交換器を迂回させて換気する
普通換気とを行うことができる熱交換換気装置につい
て、その切換手段を切換え判定によって動作させるコン
トローラと、外気の温度を検出する外気温検出手段と、
室内気の温度を検出する室内気温度検出手段とを設け、
コントローラにより、熱交換換気運転時におけるコント
ローラの切換え判定時に、判定時点から数時間さかのぼ
った時間内において当該装置が動作したときに外気温検
出手段による外気温が所定の温度以上に達していたかど
うかの条件判定を行い、この条件が満たされ、かつ室内
気温度が快適である温度として設定された仮想室内設定
温度以上であり、しかも室内気温度−外気温度≧設定さ
れた最小値であることも満たされたときに切換手段を動
作させて普通換気を開始させ、また、前記条件が満たさ
れず、室内気温度が仮想室内設定温度以上であり、しか
も、暖房が行われないと想定される上限の温度差≧室内
気温度−外気温度≧設定された最小値であることにより
切換手段を動作させて普通換気を開始させる手段を採用
する。
【0009】前記課題を達成するために請求項3の発明
は、室内に取入れる外気と、同室内から室外へ排気する
室内気とを熱交換器を通して熱交換させて換気する熱交
換換気と、切換手段により熱交換器を迂回させて換気す
る普通換気とを行うことができる熱交換換気装置につい
て、別に設置された空調装置から空調装置の運転モード
や室内設定温度等の情報を受信することができるととも
に、切換手段を切換え判定によって動作させうるコント
ローラと、外気の温度を検出する外気温検出手段と、室
内気の温度を検出する室内気温度検出手段とを設け、コ
ントローラにより、空調装置が停止時で熱交換換気運転
時におけるコントローラの切換え判定時に、空調装置が
前回停止時に冷房モードであり、かつ空調装置の停止か
ら所定時間が経っているかどうかの条件判定を行い、こ
の条件が満たされ、かつ室内気温度が快適である温度と
して設定された仮想室内設定温度以上であり、しかも室
内気温度−外気温度≧設定された最小値であることも満
たされたときに切換手段を動作させて普通換気を開始さ
せるようにする手段を採用する。
【0010】前記課題を達成するために請求項4の発明
は、室内に取入れる外気と、同室内から室外へ排気する
室内気とを熱交換器を通して熱交換させて換気する熱交
換換気と、切換手段により熱交換器を迂回させて換気す
る普通換気とを行うことができる熱交換換気装置につい
て、別に設置された空調装置から空調装置の運転モード
や室内設定温度等の情報を受信することができるととも
に、切換手段を切換え判定によって動作させうるコント
ローラと、外気の温度を検出する外気温検出手段と、室
内気の温度を検出する室内気温度検出手段とを設け、コ
ントローラにより、空調装置が停止時で熱交換換気運転
時におけるコントローラの切換え判定時に、空調装置が
前回停止時に冷房モードであり、かつ空調装置の停止か
ら所定時間が経っているかどうかの条件判定と、判定時
点から数時間さかのぼった時間内において当該熱交換換
気装置が動作したときに外気温検出手段による外気温が
所定の温度以上に達していたかどうかの条件判定とを行
い、これらの条件のいずれかが満たされ、かつ室内気温
度が快適である温度として設定された仮想室内設定温度
以上であり、しかも室内気温度−外気温度≧設定された
最小値である条件も満たされたときに切換手段を動作さ
せて普通換気を開始させるようにする手段を採用する。
【0011】前記課題を達成するために請求項5の発明
は、室内に取入れる外気と、室内から室外へ排気する室
内気とを熱交換器を通して熱交換させて換気する熱交換
換気と、切換手段により熱交換器を迂回させて換気する
普通換気とを行うことができる熱交換換気装置につい
て、別に設置された空調装置から空調装置の運転モード
や室内設定温度等の情報を受信することができるととも
に、切換手段を切換え判定によって動作させうるコント
ローラと、外気の温度を検出する外気温検出手段と、室
内気の温度を検出する室内気温度検出手段とを設け、コ
ントローラにより、空調装置が停止時で熱交換換気運転
時におけるコントローラの切換え判定時に、空調装置が
前回停止時に冷房モードであり、かつ同空調装置の停止
から所定時間が経っているかどうかの条件判定を行い、
この条件が満たされ、かつ室内気温度が快適である温度
として設定された仮想室内設定温度以上であり、しかも
室内気温度−外気温度≧設定された最小値である条件も
満たされたときに切換手段を動作させて普通換気を開始
させ、前記条件が満たされず、しかも室内気温度が前記
仮想室内設定温度以上であり、しかも、暖房が行われな
いと想定される上限の温度差≧室内気温度−外気温度≧
設定された最小値である条件が満たされたときにも切換
手段を動作させて普通換気を開始させるようにする手段
を採用する。
【0012】前記課題を達成するために請求項6の発明
は、室内に取入れる外気と、室内から室外へ排気する室
内気とを熱交換器を通して熱交換させて換気する熱交換
換気と、切換手段により熱交換器を迂回させて換気する
普通換気とを行うことができる熱交換換気装置につい
て、別に設置された空調装置から空調装置の運転モード
や室内設定温度等の情報を受信することができるととも
に、切換手段を切換え判定によって動作させうるコント
ローラと、外気の温度を検出する外気温検出手段と、室
内気の温度を検出する室内気温度検出手段とを設け、コ
ントローラにより、空調装置が停止時で熱交換換気運転
時におけるコントローラの切換え判定時に、空調装置が
前回停止時に冷房モードであり、かつ同空調装置の停止
から所定時間が経っているかどうかの条件判定と、判定
時点から数時間さかのぼった時間内において当該熱交換
換気装置が動作したときに外気温検出手段による外気温
が所定の温度以上に達していたかどうかの条件判定とを
行い、これらの条件のいずれかが満たされ、かつ室内気
温度が快適である温度として設定された仮想室内設定温
度以上であり、しかも室内気温度−外気温度≧設定され
た最小値である条件も満たされたときに切換手段を動作
させて普通換気を開始させ、前記条件が満たされず、し
かも室内気温度が前記仮想室内設定温度以上であり、な
おかつ、暖房が行われないと想定される上限の温度差≧
室内気温度−外気温度≧設定された最小値である条件が
満たされたときにも切換手段を動作させて普通換気を開
始させるようにする手段を採用する。
【0013】前記課題を達成するために請求項7の発明
は、請求項3〜請求項6までのいずれかに係る前記手段
における仮想室内設定温度を、前回空調装置が動作して
いたときに受信した室内温度設定値とする手段を採用す
る。
【0014】前記課題を達成するために請求項8の発明
は、請求項7に係る前記手段における前回空調装置が動
作していたときに受信した室内温度設定値を、空調装置
が停止してから所定時間経過していなければ有効として
仮想室内設定温度として採用し、所定時間経過していれ
ば空調装置からの室内温度設定値を無効として、熱交換
換気装置自体において設定された仮想室内温度設定値を
採用する手段を採る。
【0015】前記課題を達成するために請求項9の発明
は、請求項1〜請求項8までのいずれかに係る前記手段
における仮想室内設定温度を利用者が自由に設定できる
ようにする手段を採用する。
【0016】前記課題を達成するために請求項10の発
明は、請求項1〜請求項9までのいずれかに係る前記手
段における、室内気温度が快適である温度として設定さ
れた仮想室内設定温度以上であり、しかも室内気温度−
外気温度≧設定された最小値であることの条件に、外気
温度が所定値以上である必要条件を加える手段を採用す
る。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図6は本実
施の形態の熱交換換気装置について示したものである。
この熱交換換気装置は、本体1に積層型の熱交換器2
と、排気送風機3と給気送風機4とが組込まれて構成さ
れている。熱交換器2は空気対空気での熱交換を行なう
もので、一次気流(排気流)を通す複数の直線状の一次
通路と二次気流(給気流)を通す複数の直線状の二次通
路とが内部で独立状態のまま交差し、一次通路の出入口
端が対向する二面に開口し、二次通路の出入口端が他の
対向する二面に開口し、両小口が閉止した六面体に構成
されている。
【0018】本体1は、そのケーシングが六面体の箱型
に構成され、このケーシング内のほぼ中央部に熱交換器
2が着脱可能に組込まれている。ケーシング内には熱交
換器2の一次通路を経路の一部とする排気通路5と、熱
交換器2の二次通路を経路の一部とする給気通路6とが
全経路にわたり互いに離隔して構成されている。給気送
風機4は給気通路6の一部に、排気送風機3は排気通路
5の一部に組込まれている。
【0019】排気通路5は、ケーシングの一側に開口さ
れた室内吸込口7を入口端とし、熱交換器2の一次通路
を経て排気送風機3の吸込口から吹出口に向い、室内吸
込口7の反対側の側面に開口された室外吹出口8を出口
端とする一連の通路である(図1参照)。給気通路6
は、ケーシングの一側に開口された室外吸込口9を入口
端とし、熱交換器2の二次通路を経て給気送風機4の吸
込口から吹出口に向い、室外吸込口9の反対側の側面に
開口された室内吹出口10を出口端とする一連の通路で
ある(図1参照)。室内吸込口7及び室内吹出口10は
それぞれダクトを介して室内に連絡され、室外吸込口9
及び室外吹出口8はそれぞれダクトを介して屋外に連絡
される。
【0020】排気通路5には熱交換器2を迂回するバイ
パス通路11が設けられている。バイパス通路11は排
気通路5の室内吸込口7と排気送風機3の吸込口の間を
直接連絡する通路であり熱交換器2の一側部側に形成さ
れている。このバイパス通路11には通常においてはこ
れを閉止している開閉ダンパ12が設けられ、駆動手段
13により開閉ダンパ12が開放されることにより、熱
交換器2を迂回する排気流の流れが形成される。バイパ
ス通路11が閉止されていれば、給気流と排気流とは熱
交換器2を通過し、連続的な熱交換を伴う熱交換換気が
行なわれる。
【0021】開閉ダンパ12を動作させる駆動手段13
及び排気送風機3並びに給気送風機4は、運転制御装置
14により自動制御され、熱交換換気とバイパス通路1
1によるバイパス換気(普通換気)とが選択的に行わ
れ、省エネルギー性と快適性が得られるようになってい
る。運転制御装置14は、図2,6に示すように室内吸
込口7から吸込まれる室内気の温度を検出する室内気温
度検出手段15と、室外吸込口9から吸込まれる外気の
温度を検出する外気温度検出手段16と、開閉ダンパ1
2の開閉を切換え制御するコントローラ17を備えてい
る。室内気温度検出手段15と外気温度検出手段16は
それぞれコントローラ17の入力側に接続され、コント
ローラ17の出力側にはアクチェータ駆動回路18が接
続されている。アクチェータ駆動回路18には開閉ダン
パ12を動作させる駆動手段13及び排気送風機3並び
に給気送風機4の各モーターを制御する複数の駆動装置
19が接続されている。
【0022】コントローラ17は図4のフローチャート
により示す動作アルゴリズムによって熱交換換気装置の
運転を制御する。なお、図4のフローチャートはバイパ
ス通路11の開閉切換えのプログラムに特化して表記し
ている。図4のフローチャートにおけるステップ♯1で
は、室内気温度検出手段15と外気温度検出手段16の
検出値である室内気温度TRAと外気温度TOAを入力
し、ステップ♯2において外気温度TOAが例えば28
℃以上かどうかを判定する。以上であればステップ♯3
の処理に進み、そうでなければステップ♯7の処理に進
む。
【0023】ステップ♯3では例えば24時間タイマー
を開始する処理をして、ステップ♯4の処理に進む。ス
テップ♯3では既に24時間タイマーが動作している場
合は、ゼロクリアして新たに24時間タイマーを動作さ
せる。この24時間タイマーは熱交換換気装置の運転停
止に拘らず動作するタイマーである。従って、コントロ
ーラ17は熱交換換気装置の運転停止に拘らずそのプロ
グラムが動作している。また、ステップ♯2で外気温度
TOAが例えば28℃に満たなかったときには、ステッ
プ♯7において過去ステップ♯3をプログラムが通った
ときに開始された24時間タイマーが終了しているかど
うかを確認する。
【0024】ステップ♯8はステップ♯7で24時間タ
イマー終了時、ステップ♯9は24時間タイマー継続中
に通る条件判定である。ステップ♯8は室内気温度TR
Aが、例えば24℃に設定された仮想室内設定温度以上
で、室内気温度TRAと外気温度TOAの差が例えば4
℃から10℃にあればステップ♯10でバイパス運転を
セットし、前記温度以外であればステップ♯6で熱交換
換気運転をセットする。ステップ♯8の温度差4℃は、
ハンチング等の発生しない最小温度差であり、10℃は
室内の暖房機や空調装置の暖房が動作しないとする上限
の温度差である。ステップ♯9では、外気温度TOAが
10℃以上でかつ、室内温度24℃(仮想室内設定温
度)以上でかつ、室内気温度TRAと外気温度TOAの
差がハンチング等の発生しない最小温度差の4℃以上で
あればステップ♯10でバイパス運転をセットし、前記
条件を満たさなければステップ♯6で熱交換換気運転を
セットする。
【0025】ステップ♯4では既にバイパス換気運転を
行っているかどうかを判定し、バイパス換気運転中であ
ればステップ♯5においてバイパス換気運転の解除条件
を判定する。ここでは、外気温度TOA≧室内気温度T
RA又は、室内気温度TRAが仮に20℃より小さい場
合にバイパス換気運転を解除する。外気温度TOA≧室
内気温度TRAの条件は、外気を取入れての冷房(外気
冷房)が不適の条件であり、室内気温度TRAが20℃
より小さい条件は、冷房運転条件不適の条件である。ス
テップ♯4でバイパス換気運転中でなければステップ♯
8へ進む。ステップ♯5の判定により、ステップ♯6で
熱交換換気運転をセットし、ステップ♯10でバイパス
換気運転をセットする。
【0026】上記フローチャートで示した温度に関する
判定基準を、さらに図5,6によって示す温度マップに
より説明する。図5,6において示すAゾーンは熱交換
換気運転時のゾーンであり、Bゾーンはバイパス換気運
転時のゾーンである。また、Cゾーンはこのゾーンに温
度が移行する前の換気運転モードを継続するディファレ
ンシャルゾーンである。運転開始直後は外気温度TOA
と室内気温度TRAの温度検知に数分の時間がかかるた
め、その間は必ず熱交換換気を行うようにする。従っ
て、初期温度検知有効となった時に外気温度TOAと室
内気温度TRAがCゾーンにある場合は必ず熱交換換気
スタートとなる。例えば運転開始時に前述のステップ♯
7で24時間タイマーの状態を判定したあと、ステップ
♯9では図6のBゾーンに温度条件が一致するかどうか
の判定を行っている。本判定は室内に空調装置があれ
ば、空調装置は冷房モードで動作することが確実なとき
に使用されるものであり、そのためにステップ♯2,♯
7で少なくとも空調装置が前日に冷房運転をしていた可
能性のある条件として24時間以内の動作中において2
8℃以上の外気温度を検出したかどうかの判定を行って
いる。
【0027】外気温度TOA≧10℃は、これ以上外気
が低温になるとバイパス換気運転において結露が発生す
る恐れがあるので、バイパス換気運転の外気温度TOA
の下限を決めているところである。勿論、結露が発生し
ても装置内部で耐湿構造が採られ、ドレン配管が施され
ている、例えば、金属やプラスチックの熱交換器2を用
いた熱交換換気装置では10℃の下限は必要ではない
が、外気冷房の条件を考慮すると、外気温度が10℃以
下では空調装置や暖房機が暖房モードで運転される可能
性が高いことから10℃という下限を設定した。ただ
し、上述の冷房となる可能性をもった条件の中では、必
ずしも外気が10℃以下になるとは考えにくく、本条件
を削除しても動作に大きな影響はない。
【0028】室内気温度TRA≧24℃は、室内温度の
目標値を予測した仮想室内温度設定値である。また、室
内気温度TRA−外気温度TOA≧4℃は、それぞれの
検知手段のばらつきやコントローラ17の読みとり誤
差、ハンチング防止も踏まえて指示した式であり、それ
ぞれの精度が十分にあれば4℃の値はハンチング防止の
領域のみ残して小さくすることは可能である。基本式
は、室内気温度TRA≧外気温度TOAという条件に基
づくものである。
【0029】ステップ♯8では図5のBゾーンに温度条
件が一致するかどうかの判定を行っている。本温度条件
は、空調装置等が冷房モードであるかどうかが確かでな
いときに使用されるものであり、室内気温度TRA≧2
4℃は仮想室内温度設定温度である。10℃≧室内気温
度TRA−外気温度TOA≧4℃は、図6で示す条件と
異なり、外気温度TOAが室内気温度TRAに比べて1
0℃以上低いときは、バイパス換気運転を禁止してい
る。これは、過去24時間以内における運転情報を考慮
すると空調装置等が暖房モードで動作する可能性のある
領域はバイパス換気としないためである。図5のBゾー
ンは、外気冷房が有効な条件が、中間期で外気温度TO
Aが室内気温度TRAに近づいているという一般的な条
件から設定したものである。ここでも式中に存在する4
℃は前述と同様に、安全率を見込んで設定した値であ
り、実際の読みとり精度が良い場合は小さくすることが
できる。ただし、この図5のBゾーンに温度が遷移し、
バイパス換気運転が始まると、温度条件として空調装置
等が冷房モードであると想定されるため、図6に示す条
件と同様なバイパス換気解除条件となる。
【0030】ステップ♯5は図5,6とも同じ条件であ
り、バイパス換気を解除して熱交換換気にするための条
件であり、図5,6に示すバイパス換気のエリアを取り
囲むようにして設定されており、換気切換え時のハンチ
ングを防止している。このようにこの実施の形態の熱交
換換気装置は、空調装置等の他の機器に依存することな
く独自にもつ情報により省エネルギー性と快適性の得ら
れる熱交換換気/バイパス換気の自動切換えが可能なも
のとなり、情報を得るためのモニター回線等も不要なた
め施工性も良い。
【0031】実施の形態2.図7〜図9に示す本実施の
形態は、実施の形態1で示した熱交換換気装置に空調装
置からバイパス開閉の制御に必要な情報を得られるよう
に構成したもので、それに係る構成以外は実施の形態1
のものと同じである。従って、実施の形態1のものと同
じ部分については、実施の形態1のものと同じ符号を用
いそれらの説明は省略する。
【0032】本実施の形態の熱交換換気装置は、モニタ
ー回線20を通じて別に設置された空調装置21から空
調装置21の運転モードや室内設定温度等の情報を受信
することができように構成されている。空調装置21の
リモコン22に、運転/停止信号と冷・暖房運転信号と
設定温度信号及び風量設定信号などの各種の運転情報を
入力するスイッチ23とエンコーダーからなる制御回路
24と伝送回路25が設けられている。空調装置21の
室内機側には伝送回路25からの発信信号を受信する伝
送回路26と、デコーダーからなる制御回路27と伝送
回路28とが設けられている。
【0033】熱交換換気装置の運転制御装置14には、
空調装置21の伝送回路28からの発信信号をモニター
回線20を通じて受信しコントローラ17に出力する伝
送回路29が設けられている。コントローラ17は、室
内気温度検出手段15や外気温度検出手段16の検出信
号の他、空調装置21側からの冷・暖房運転信号や設定
温度信号などの運転情報に基づいて熱交換換気とバイパ
ス通路11によるバイパス換気との切換え制御を行な
う。コントローラ17には風量等を設定できる設定手段
30が接続されている。
【0034】コントローラ17は図9のフローチャート
により示す動作アルゴリズムによって熱交換換気装置の
運転を制御する。なお、図9のフローチャートもバイパ
ス通路11の開閉切換えのプログラムに特化して表記し
ている。プログラムの構成としては実施の形態1で示し
た図4のフローチャートにおけるステップ♯2とステッ
プ♯3とステップ♯7を無くし、それらに替えてステッ
プ♯11を挿入したものである。従って、図9のフロー
チャートにおいて図4と同一のステップ番号は、同一機
能を示す。
【0035】ステップ♯1で、室内気温度検出手段15
と外気温度検出手段16の検出値である室内気温度TR
Aと外気温度TOAを入力する。ステップ♯11では、
空調装置21は停止している条件であるので、空調装置
21が前回停止する直前に動作していた運転モードが冷
房モードでしかも、その運転をしていたのが24時間以
内であった場合にステップ♯9の処理を行う。これは2
4時間以内に冷房運転していた空調装置21は再び冷房
で起動する確立が高いためにこの条件が設定される。こ
の条件が満たされない場合はステップ♯8の処理を行
う。ステップ♯8,♯9で仮想室内温度設定値として固
定値の24℃を設定したが、空調装置21から情報が得
られる本実施の形態では、前回運転していた時に得た空
調装置21の室内温度設定信号による設定温度を採用す
ることもできる。この場合、制御の元となるデータの正
確さを期するために、例えば24時間以内のデータであ
れば空調装置21から送られてきたデータを用い、そう
でなければ仮想室内温度設定値である24℃を用いるこ
ともできる。
【0036】このように、本実施の形態の熱交換換気装
置では、空調装置21とネットワークを採るものの空調
装置21に対する依存度を抑え、独自に省エネルギー性
と快適性の得られる熱交換換気とバイパス換気の切換え
が可能となり、その制御に関する精度の向上も図ること
ができる。空調装置21の冷房開始時が、例えば一日の
うちの熱負荷がピークになる正午前後の数時間であった
としても効率よくバイパス換気の切換えを実施すること
が可能である。
【0037】実施の形態3.図10に示す本実施の形態
は、実施の形態2で示した熱交換換気装置のコントロー
ラ17の動作アルゴリズムに実施の形態1で示した図4
におけるステップ♯2とステップ♯3とステップ♯7を
挿入したものであり、図10のフローチャートにより示
す動作アルゴリズムによって運転を制御するものであ
る。基本的な構成は実施の形態2のものと変わらない。
従って、実施の形態2や実施の形態1のものと同じ部分
については、実施の形態2や実施の形態1のものと同じ
符号を用いそれらの説明は省略する。
【0038】図10の本実施の形態についてのフローチ
ャートもバイパス通路11の開閉切換えのプログラムに
特化して表記している。プログラムの構成としては実施
の形態2で示した図9のフローチャートに実施の形態1
で示した図4のフローチャートにおけるステップ♯2と
ステップ♯3とステップ♯7を挿入したものである。従
って、図10のフローチャートにおいて図4,9と同一
のステップ番号は、同一機能を示す。
【0039】ステップ♯1で、室内気温度検出手段15
と外気温度検出手段16の検出値である室内気温度TR
Aと外気温度TOAを入力し、ステップ♯11で空調装
置21が前回停止する直前に動作していた運転モードが
冷房モードでしかも、その運転をしていたのが24時間
以内であった場合にステップ♯9の処理を行い、そうで
なければステップ♯2の処理を行う。ステップ♯2,♯
7では少なくとも空調装置21が前日に冷房運転をして
いた可能性のある条件として24時間以内の動作中にお
いて、28℃以上の外気温度を検出したかどうかの判定
を行っている。空調装置21の設定温度に有効期限を付
けて使用することにより、長期間空調装置21が動作し
なかったような場合でも、設定温度は標準となる24℃
の温度に戻るため、より現実に近いと推定される値に基
づいて制御することができる。
【0040】なお、前述の実施の形態1,2,3におい
ては、仮想室内設定温度として固定値の24℃又は前回
運転時に得た空調装置21の室内温度設定値を用いた
が、コントローラ17に接続される設定手段30により
使用者が仮想室内設定温度を自由に変更することができ
るようにすることにより、使用者個々の条件に応じた目
標値による開閉ダンパ12の切換え制御が可能になり、
適応性の高い使い易いものとなる。
【0041】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、他の機器に依
存することなく独自に省エネルギー性と快適性の得られ
る自動運転が可能な施工性の良い熱交換換気装置が得ら
れる。
【0042】請求項2の発明によれば、他の機器に依存
することなく独自に省エネルギー性と快適性の得られる
自動運転が可能な施工性の良い熱交換換気装置が得られ
る。
【0043】請求項3の発明によれば、空調装置に対す
る依存度を抑えて熱交換換気装置の省エネルギー性と快
適性についての精度の向上を推進することができる。
【0044】請求項4の発明によれば、空調装置に対す
る依存度を抑えて熱交換換気装置の省エネルギー性と快
適性についての精度の向上を推進することができる。
【0045】請求項5の発明によれば、空調装置に対す
る依存度を抑えて熱交換換気装置の省エネルギー性と快
適性についての精度の向上を推進することができる。
【0046】請求項6の発明によれば、空調装置に対す
る依存度を抑えて熱交換換気装置の省エネルギー性と快
適性についての精度の向上を推進することができる。
【0047】請求項7の発明によれば、請求項3〜請求
項6までのいずれかに係る前記効果とともに快適性や省
エネルギー性をより向上させることができる。
【0048】請求項8の発明によれば、請求項7に係る
前記効果とともにより現実に近いかたちの自動運転が可
能になる。
【0049】請求項9の発明によれば、請求項1〜請求
項8までのいずれかに係る前記効果とともに利用者個々
の条件に応じた自動運転が可能になり、使い易くなる。
【0050】請求項10の発明によれば、請求項1〜請
求項9までのいずれかに係る前記効果とともに省エネル
ギー性と快適性についての精度の向上をより一層推進す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の熱交換換気装置を示す平面構
成図である。
【図2】 実施の形態1の運転制御装置のブロック構成
図である。
【図3】 実施の形態1の運転制御装置のブロック構成
の詳細図である。
【図4】 実施の形態1の運転制御装置のプログラム構
成を示すフローチャートである。
【図5】 実施の形態1の熱交換換気装置の温度判定ゾ
ーンを示す温度マップ図である。
【図6】 実施の形態1の熱交換換気装置の温度判定ゾ
ーンを示す別の温度マップ図である。
【図7】 実施の形態2の運転制御装置のブロック構成
図である。
【図8】 実施の形態2の運転制御装置のブロック構成
の詳細図である。
【図9】 実施の形態2の運転制御装置のプログラム構
成を示すフローチャートである。
【図10】 実施の形態3の運転制御装置のプログラム
構成を示すフローチャートである。
【図11】 従来の熱交換換気装置の運転制御装置のブ
ロック構成図である。
【符号の説明】
2 熱交換器、 3 排気送風機、 4 給気送風機、
5 排気通路、 6給気通路、 7 室内吸込口、
9 室外吸込口、 11 バイパス通路、12 開閉ダ
ンパ、 13 駆動手段、 15 室内気温度検出手
段、 16外気温度検出手段、 17 コントローラ、
21 空調装置、 30 設定手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千藤 章仁 岐阜県中津川市手賀野会所沢175―28 株 式会社ソーワテクニカ内 Fターム(参考) 3L060 AA03 AA05 CC02 CC03 DD01 DD07 EE05 EE06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内に取入れる外気と、同室内から室外
    へ排気する室内気とを熱交換器を通して熱交換させて換
    気する熱交換換気と、切換手段により熱交換器を迂回さ
    せて換気する普通換気とを行うことができる熱交換換気
    装置であって、前記切換手段を切換え判定によって動作
    させるコントローラと、外気の温度を検出する外気温検
    出手段と、室内気の温度を検出する室内気温度検出手段
    とを設け、そのコントローラにより、熱交換換気運転時
    における同コントローラの切換え判定時に、判定時点か
    ら数時間さかのぼった時間内において当該装置が動作し
    たときに前記外気温検出手段による外気温が所定の温度
    以上に達していたかどうかの条件判定を行い、この条件
    が満たされ、かつ次の条件aも満たされたときに前記切
    換手段を動作させて普通換気を開始させるようにした熱
    交換換気装置。 条件a:室内気温度が快適である温度として設定された
    仮想室内設定温度以上であり、しかも室内気温度−外気
    温度≧設定された最小値であること。
  2. 【請求項2】 室内に取入れる外気と、同室内から室外
    へ排気する室内気とを熱交換器を通して熱交換させて換
    気する熱交換換気と、切換手段により熱交換器を迂回さ
    せて換気する普通換気とを行うことができる熱交換換気
    装置であって、前記切換手段を切換え判定によって動作
    させるコントローラと、外気の温度を検出する外気温検
    出手段と、室内気の温度を検出する室内気温度検出手段
    とを設け、そのコントローラにより、熱交換換気運転時
    における同コントローラの切換え判定時に、判定時点か
    ら数時間さかのぼった時間内において当該装置が動作し
    たときに前記外気温検出手段による外気温が所定の温度
    以上に達していたかどうかの条件判定を行い、この条件
    が満たされ、かつ次の条件aも満たされたときに前記切
    換手段を動作させて普通換気を開始させ、前記条件が満
    たされず、しかも次の条件bが満たされたときにも前記
    切換手段を動作させて普通換気を開始させるようにした
    熱交換換気装置。 条件a:室内気温度が快適である温度として設定された
    仮想室内設定温度以上であり、しかも室内気温度−外気
    温度≧設定された最小値であること、条件b:室内気温
    度が前記仮想室内設定温度以上であり、しかも、暖房が
    行われないと想定される上限の温度差≧室内気温度−外
    気温度≧設定された最小値であること。
  3. 【請求項3】 室内に取入れる外気と、同室内から室外
    へ排気する室内気とを熱交換器を通して熱交換させて換
    気する熱交換換気と、切換手段により熱交換器を迂回さ
    せて換気する普通換気とを行うことができる熱交換換気
    装置であって、別に設置された空調装置から同空調装置
    の運転モードや室内設定温度等の情報を受信することが
    できるとともに、前記切換手段を切換え判定によって動
    作させうるコントローラと、外気の温度を検出する外気
    温検出手段と、室内気の温度を検出する室内気温度検出
    手段とを設け、そのコントローラにより、前記空調装置
    が停止時で熱交換換気運転時における同コントローラの
    切換え判定時に、前記空調装置が前回停止時に冷房モー
    ドであり、かつ同空調装置の停止から所定時間が経って
    いるかどうかの条件判定を行い、この条件が満たされ、
    かつ次の条件aも満たされたときに前記切換手段を動作
    させて普通換気を開始させるようにした熱交換換気装
    置。 条件a:室内気温度が快適である温度として設定された
    仮想室内設定温度以上であり、しかも室内気温度−外気
    温度≧設定された最小値であること。
  4. 【請求項4】 室内に取入れる外気と、同室内から室外
    へ排気する室内気とを熱交換器を通して熱交換させて換
    気する熱交換換気と、切換手段により熱交換器を迂回さ
    せて換気する普通換気とを行うことができる熱交換換気
    装置であって、別に設置された空調装置から同空調装置
    の運転モードや室内設定温度等の情報を受信することが
    できるとともに、前記切換手段を切換え判定によって動
    作させうるコントローラと、外気の温度を検出する外気
    温検出手段と、室内気の温度を検出する室内気温度検出
    手段とを設け、そのコントローラにより、前記空調装置
    が停止時で熱交換換気運転時における同コントローラの
    切換え判定時に、前記空調装置が前回停止時に冷房モー
    ドであり、かつ同空調装置の停止から所定時間が経って
    いるかどうかの条件判定と、判定時点から数時間さかの
    ぼった時間内において当該熱交換換気装置が動作したと
    きに前記外気温検出手段による外気温が所定の温度以上
    に達していたかどうかの条件判定とを行い、これらの条
    件のいずれかが満たされ、かつ次の条件aも満たされた
    ときに前記切換手段を動作させて普通換気を開始させる
    ようにした熱交換換気装置。 条件a:室内気温度が快適である温度として設定された
    仮想室内設定温度以上であり、しかも室内気温度−外気
    温度≧設定された最小値であること。
  5. 【請求項5】 室内に取入れる外気と、同室内から室外
    へ排気する室内気とを熱交換器を通して熱交換させて換
    気する熱交換換気と、切換手段により熱交換器を迂回さ
    せて換気する普通換気とを行うことができる熱交換換気
    装置であって、別に設置された空調装置から同空調装置
    の運転モードや室内設定温度等の情報を受信することが
    できるとともに、前記切換手段を切換え判定によって動
    作させうるコントローラと、外気の温度を検出する外気
    温検出手段と、室内気の温度を検出する室内気温度検出
    手段とを設け、そのコントローラにより、前記空調装置
    が停止時で熱交換換気運転時における同コントローラの
    切換え判定時に、前記空調装置が前回停止時に冷房モー
    ドであり、かつ同空調装置の停止から所定時間が経って
    いるかどうかの条件判定を行い、この条件が満たされ、
    かつ次の条件aも満たされたときに前記切換手段を動作
    させて普通換気を開始させ、前記条件が満たされず、し
    かも次の条件bが満たされたときにも前記切換手段を動
    作させて普通換気を開始させるようにした熱交換換気装
    置。 条件a:室内気温度が快適である温度として設定された
    仮想室内設定温度以上であり、しかも室内気温度−外気
    温度≧設定された最小値であること、条件b:室内気温
    度が前記仮想室内設定温度以上であり、しかも、暖房が
    行われないと想定される上限の温度差≧室内気温度−外
    気温度≧設定された最小値であること。
  6. 【請求項6】 室内に取入れる外気と、同室内から室外
    へ排気する室内気とを熱交換器を通して熱交換させて換
    気する熱交換換気と、切換手段により熱交換器を迂回さ
    せて換気する普通換気とを行うことができる熱交換換気
    装置であって、別に設置された空調装置から同空調装置
    の運転モードや室内設定温度等の情報を受信することが
    できるとともに、前記切換手段を切換え判定によって動
    作させうるコントローラと、外気の温度を検出する外気
    温検出手段と、室内気の温度を検出する室内気温度検出
    手段とを設け、そのコントローラにより、前記空調装置
    が停止時で熱交換換気運転時における同コントローラの
    切換え判定時に、前記空調装置が前回停止時に冷房モー
    ドであり、かつ同空調装置の停止から所定時間が経って
    いるかどうかの条件判定と、判定時点から数時間さかの
    ぼった時間内において当該熱交換換気装置が動作したと
    きに前記外気温検出手段による外気温が所定の温度以上
    に達していたかどうかの条件判定とを行い、これらの条
    件のいずれかが満たされ、かつ次の条件aも満たされた
    ときに前記切換手段を動作させて普通換気を開始させ、
    前記条件が満たされず、しかも次の条件bが満たされた
    ときにも前記切換手段を動作させて普通換気を開始させ
    るようにした熱交換換気装置。 条件a:室内気温度が快適である温度として設定された
    仮想室内設定温度以上であり、しかも室内気温度−外気
    温度≧設定された最小値であること、条件b:室内気温
    度が前記仮想室内設定温度以上であり、しかも、暖房が
    行われないと想定される上限の温度差≧室内気温度−外
    気温度≧設定された最小値であること。
  7. 【請求項7】 請求項3〜請求項6までのいずれかに記
    載の熱交換換気装置であって、仮想室内設定温度を、前
    回空調装置が動作していたときに受信した室内温度設定
    値とした熱交換換気装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の熱交換換気装置であっ
    て、前回空調装置が動作していたときに受信した室内温
    度設定値を、空調装置が停止してから所定時間経過して
    いなければ有効として仮想室内設定温度として採用し、
    所定時間経過していれば前記空調装置からの室内温度設
    定値を無効として、熱交換換気装置自体において設定さ
    れた仮想室内温度設定値を採用する熱交換換気装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項8までのいずれかに記
    載の熱交換換気装置であって、仮想室内設定温度を利用
    者が自由に設定できるようにした熱交換換気装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜請求項9までのいずれかに
    記載の熱交換換気装置であって、条件aに外気温度が所
    定値以上である必要条件を加えた熱交換換気装置。
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