JP2001193892A - 不断水分岐工事用の防錆具および防錆構造 - Google Patents

不断水分岐工事用の防錆具および防錆構造

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JP2001193892A
JP2001193892A JP2000006115A JP2000006115A JP2001193892A JP 2001193892 A JP2001193892 A JP 2001193892A JP 2000006115 A JP2000006115 A JP 2000006115A JP 2000006115 A JP2000006115 A JP 2000006115A JP 2001193892 A JP2001193892 A JP 2001193892A
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JP
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rust preventive
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rust
holding ring
branch
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Toshiyuki Sato
敏之 佐藤
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Suiken KK
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Suiken KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配水工事(φ50以上) に適用し得る防錆処理
具や構造を提供する。 【解決手段】 既設管1に形成された分岐取出孔10の
切削面を防錆するための不断水分岐工事用の防錆具3に
関する。円環状の保持リング部31と、該保持リング部
31の内部に形成された通水部33と、保持リング部3
1の外周面に装着されたエラストマーからなる円環状の
防錆部30と、該防錆部30が切削面に装着されたとき
に既設管1の分岐取出孔10の周縁に係合して、防錆具
3を既設管1の径方向に位置決めする位置決め部32と
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は不断水分岐工事用の
防錆具および防錆構造に関する。
【0002】
【従来の技術およびその欠点】従来より、不断水下で既
設管を穿孔し、前記既設管から分岐を取り出す不断水分
岐工事が行われている。かかる工事においては、既設管
をホールソーやエンドミルなどで穿孔するから、穿孔さ
れた分岐取出孔の部分には切削面が残る。そのため、か
かる切削面については防錆処理を施すのが好ましい。
【0003】25mm以下の給水工事では、かかる開孔に銅
製の中空ブッシュをかしめて挿入する防錆処理を行って
いる。しかし、かかる防錆処理ではブッシュを押し拡げ
てかしめる工程が必要になるので、配水工事(φ50以
上) のような口径の大きい場合には適用できない。
【0004】したがって、本発明の目的は、配水工事
(φ50以上) に適用し得る防錆処理具や構造を提供する
ことである。
【0005】前記目的を達成するために、本発明の防錆
具は、既設管に形成された分岐取出孔の切削面を防錆す
るための防錆具であって、円環状の保持リング部と、該
保持リング部の内部に形成された通水部と、前記保持リ
ング部の外周面に装着されたエラストマーからなる円環
状の防錆部と、該防錆部が前記切削面に装着されたとき
に前記既設管の分岐取出孔の周縁に係合して、前記防錆
具を前記既設管の径方向に位置決めする位置決め部とを
備えている。
【0006】本発明において、「エラストマー」として
は、ゴムの他にゲル、未架橋の樹脂または樹脂スポンジ
などを採用することができる。本発明においては、前記
エラストマーに代えてパテ状の部材で前記防錆部を構成
してもよい。「パテ状の部材」とは、切削面に押し付け
られた際にエラストマーと異なり、塑性変形することで
切削面を覆い得るものをいい、たとえば、生ゴムを用い
ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
したがって説明する。図1および図2は第1実施形態を
示す。図1において、既設管1には、割T字管などのT
字管2が装着されており、分岐取出孔10が不断水下で
穿孔されている。該分岐取出孔10は、一般に、円形で
ある場合が多いが、方形や溝形に近い形状であってもよ
い。
【0008】前記分岐取出孔10には、防錆具3が嵌合
している。該防錆具3は、防錆部30、保持リング部3
1、位置決め部32および通水部33を備えている。
【0009】前記防錆部30は、たとえばゴム製で保持
リング部31の外周面に接着ないし焼き付けてある。該
防錆部30は、円環状で分岐取出孔10の切削面に接触
していると共に、該切削面を覆っている。前記防錆部3
0は既設管1の内面11に係合する係合突部30aを有
している。なお、係合突部30aは分岐取出孔10の内
径よりも大きい外径を有している。
【0010】前記保持リング部31、位置決め部32お
よび通水部33は、一体に形成されている。前記保持リ
ング部31は、円環状で、その内部には通水部33が形
成されている。前記保持リング部31の分岐取出側の端
部には前記位置決め部32が設けてある。該位置決め部
32は、既設管1における分岐取出孔10の周縁に係合
ないし当接しており、防錆具3を既設管1の径方向20
に位置決めする。なお、本実施形態では、図1(b)に
示すように、該位置決め部32も円環状に形成されてい
るが、必ずしも円環状にする必要はなく、保持リング部
31から部分的に保持リング部31の外径方向に突出し
ていればよい。
【0011】前記通水部33は、既設管1からT字管2
の分岐管部21に水を流す部分で、本実施形態ではグレ
ーチング部33aを有している。なお、グレーチング部
33aは、本実施形態では放射状に形成されているが、
格子状など他の形状としてもよい。
【0012】前記通水部33の中央には連結部34が設
けてある。この連結部34はメネジ部からなり、該連結
部34には図1(a)の二点鎖線で示すように、施工時
に挿入機の挿入シャフト40が連結される。
【0013】つぎに、施工方法について説明する。ま
ず、既設管1にT字管2を取り付け、更に作業用バルブ
を取り付けた後に、周知の穿孔機や切削機により、図2
(a)のように、既設管1に分岐取出孔10を形成す
る。その後、作業用バルブ5を閉弁した後に、前記穿孔
機等を取り外す。以上の穿孔工程は周知の工法である。
【0014】ついで、図2(b)のように、挿入機4の
シャフト40の先端に前記防錆具3を装着し、作業用バ
ルブ5に取り付ける。この取付後、作業用バルブ5を開
弁した後、挿入機4を操作して、シャフト40を伸張さ
せ、図2(c)のように、防錆具3を既設管1の分岐取
出孔10に押し込む。この押込後、シャフト40を回転
させて、シャフト40の先端を連結部34(図1)から
切り離した後、当該シャフト40を退避(収縮)させ
る。その後、再び図2(c)の作業用バルブ5を閉弁し
た後、前記挿入機4を取り外し、該挿入機4の代わりに
配管材を作業用バルブ5に連結する。
【0015】図3は第2実施形態を示す。この図に示す
ように、防錆具3を複数本の押ネジ(押付部材)6で、
強固に固定してもよい。すなわち、該押ネジ6の先端は
防錆具3の押付座35を介して、防錆具3の位置決め部
32を既設管1の外周面12に押し付けている。なお、
押ネジ6はT字管2に外側からねじ込まれている。
【0016】図4は第3実施形態を示す。前記第1実施
形態では、連結部34をメネジ部としたが、本発明で
は、連結部34はかかる形態に限定されない。たとえ
ば、図4(a)〜(c)に示すように、シャフト40の
先端に係合板41を固着し、該係合板41の係合突部4
2に係合する係合溝37を防錆具3に設けて連結部34
としてもよい。
【0017】図5は第4実施形態を示す。本実施形態で
は、防錆部30が生ゴムで形成されている。図5(a)
の防錆部30は、図5(b)のように分岐取出孔10に
装着されると、塑性変形して、防錆具3と既設管1との
間の隙間を埋めると共に、切削面の表面を覆う。その他
の構成は、前記各実施形態と同様であり、同一部分もし
くは相当部分に同一符号を付して、その詳しい説明を省
略する。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、既設管に形成された分
岐取出孔に防錆部が接触して、前記分岐取出孔の表面が
防錆部によって覆われるので、前記分岐取出孔の表面が
錆びるのを防止し得る。特に、エラストマーやパテ状の
部材を切削面に圧接させて防錆を図るので、銅管を押し
開くのと異なり、配水管のような大口径の分岐取出しに
用いることができる。しかも、銅管に比べ切削面に密着
し易いので、防錆効果も優れている。
【0019】また、通水部にグレーチングを設けること
で、防錆具の挿入作業が容易になる。
【0020】さらに、エラストマーからなる防錆部に係
合突部を一体に形成して既設管の内周面を係合させれ
ば、防錆具の固定手段を別途設ける必要がなくなる。
【0021】なお、防錆具を既設管に押し付けるように
すれば、防錆部と切削面との密着性が高まるので、防錆
効果が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1実施形態にかかる防錆構
造を示す断面図、(b)は防錆具の平面図である。
【図2】工法を示す概略図である。
【図3】第2実施形態にかかる防錆構造を示す断面図で
ある。
【図4】(a)は第3実施形態にかかる防錆構造を示す
断面図、(b)は係合板の平面図、(c)は防錆具の平
面図である。
【図5】第4実施形態の工法を示す断面図である。
【符号の説明】
1:既設管 10:分岐取出孔 12:外周面 3:防錆具 31:保持リング部 32:位置決め部 33:通水部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設管に形成された分岐取出孔の切削面
    を防錆するための防錆具であって、 円環状の保持リング部と、該保持リング部の内部に形成
    された通水部と、前記保持リング部の外周面に装着され
    たエラストマーからなる円環状の防錆部と、該防錆部が
    前記切削面に装着されたときに前記既設管の分岐取出孔
    の周縁に係合して、前記防錆具を前記既設管の径方向に
    位置決めする位置決め部とを備えた不断水分岐工事用の
    防錆具。
  2. 【請求項2】 既設管に形成された分岐取出孔の切削面
    を防錆するための防錆具であって、 円環状の保持リング部と、該保持リング部の内部に形成
    された通水部と、前記保持リング部の外周面に装着され
    たパテ状の部材からなる円環状の防錆部と、該防錆部が
    前記切削面に押し付けられたときに前記既設管の分岐取
    出孔の周縁に係合して、前記防錆具を前記既設管の径方
    向に位置決めする位置決め部とを備えた不断水分岐工事
    用の防錆具。
  3. 【請求項3】 請求項1もしくは2において、 前記通水部がグレーチング状に形成されている防錆具。
  4. 【請求項4】 請求項1の前記防錆具を前記分岐取出孔
    の切削面に装着し、この装着状態において、前記エラス
    トマーからなる防錆部に一体に形成した係合突部に前記
    既設管の内周面が係合している防錆構造。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項に記載
    の前記防錆具を前記分岐取出孔の切削面に装着し、この
    装着状態で前記防錆具を押付部材が前記既設管に向って
    押し付けている防錆構造。
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