JP2001193272A - コード類収納型内装部材 - Google Patents

コード類収納型内装部材

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JP2001193272A
JP2001193272A JP2000032439A JP2000032439A JP2001193272A JP 2001193272 A JP2001193272 A JP 2001193272A JP 2000032439 A JP2000032439 A JP 2000032439A JP 2000032439 A JP2000032439 A JP 2000032439A JP 2001193272 A JP2001193272 A JP 2001193272A
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JP
Japan
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cords
baseboard
door sill
front cover
attached
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JP2000032439A
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Inventor
Masayoshi Takita
正良 滝田
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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気製品、OA機器の多様化にともない、
又室内のレイアウトの変更による既存のコンセント類の
不足、又は位置の不一致が生じる。コード類の延長、移
動といった必要が生じるが現況では床、壁等に露出で配
線し釘、テープ等で固定している。建物完成後、居住者
及び利用者が特別な技術が無くてもコード類の延長を行
えるようにするとともに、美観上、又歩行の安主確保の
観点からコード類の整理収納を目的とする。 【解決手段】内装部材の巾木及び沓摺の内部を空洞化し
てコード類を収納する。巾木は大別して巾木本体1と前
面カバー2とによって構成される。前面カバーを外し、
必要な位置の開口予定部5を切り抜き、コード類を出し
入れする為のゴム製キャップ7を取り付ける。コード類
を通した後、前面カバーを取り付ける。沓摺は沓摺受1
0と沓摺板11とで構成される。沓摺板を外し、巾木か
ら沓摺受を通じて巾木にコード類を通した後、沓摺板を
取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築の内装仕上材と
しての巾木、沓摺の製造及び内装仕上工事の分野に属す
るものである。
【0002】
【従来の技術】請求項1の巾木を配線の装置として使う
物は、特開平9−93767の室内配線装置、特開平9
−93768の建物内の電気配線構造が有るが、前者は
壁の中に埋込み前面カバーが露出し、取り外し出来る先
付けタイプである。後者は壁に外付けするタイプであ
る。請求項2の沓摺はドアーの取付位置等によって幾つ
かのの種類があるが材質はステンレス板の折曲げ加工か
木製で、一個の部品で出来ているのが一般的である。取
り付け方法は床に埋め込み、上部表面だけが床上に露出
するのが一般的である。よって従来の物は沓摺のみを取
り外すのは困難である。
【0003】
【従来の技術との違い】前記の両者とも電気工事の効率
化、変更のしやすさ等を目的としたものであり、専門技
術者の取扱いを必要とするが、本発明は電気、テレビ、
電話等のコード、以下コード類という、を収納すること
に主眼をおいたもので、建物完成後、居住者及び利用者
がコード類を任意の位置への延長を行うことを目的とし
たものである。本発明の請求項1の巾木は前者の先付け
タイプであるが、大きな違いは巾木の厚みである。前者
は巾木の中にコンセント類を埋め込むことを前提として
いるので厚みが大きくなることである。意匠上、壁より
余り出張らないようにする為には壁を厚くするか、壁
下地を欠き込みしなければならない。事務所及び商業建
築では軽鉄製の壁下地を使うことが多いので下地を欠き
込むことは出来ない。よって壁を厚くすることになるが
コスト増加、室内床面積の減少などの問題が発生する。
後者の外付けタイプは施工は簡単であるが、壁よりの出
っ張りが大きくなりすぎ、又建具枠より巾木が出っ張て
しまうといった問題が残る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】課題1として室内に露
出で配線しているコード類を建築の仕上げ材としての巾
木の中に収納するものである。又、建物の居住者及び利
用者が行うものであるから特別な技術が無くてもコード
類の取り付け、取り外しが出来なくてはならない。コン
セント、テレビ端子板、電話端子板、以下コンセント類
という、は一旦取りつけて建物が完成してしまうと位置
は簡単に変更、追加は出来ない。最近の電化製品、OA
機器は多様化し、予想外のコンセント類を必要とする。
又、賃貸を目的とした事務所建築で、入居者が特定出来
ない場合あらかじめレイアウトに応じたコンセント類の
配置が出来ない。必要な位置にコンセント類が無いと他
のコンセント類から延長して持て来る訳であるが現況
では床の上に這わしたり、壁、巾木なとに釘、テープな
どで固定している。以上のコード類の煩雑さを少しでも
解決することを目的とする。
【0005】課題2として出入口によて分断される巾
木の連続性を保つこと。出入口の種類はドアー、引き
戸、シャッター等があるが一般的なものとしてドアーに
限定する。ドアー下に内部を空洞化した沓摺を設けるこ
とにより、コード類を収納する。
【0006】課題3として複雑な工事を必要としないで
建物に取り付けられること。
【課題を解決するための手段】
【0007】課題1の解決方法として巾木の前面カバー
2を簡単に取り付け、取り外しが出来るようにしてお
く。前面カバーの下部の凹部3を巾木本体の下部の凸部
に差し込み、前面カバーの上部の半丸部4を巾木本体の
丸溝にはめ込むように取り付ける。コード類16を前面
カバーより出し入れする為の一辺が40mm程度の正方
形の開口予定部5を設ける。開口予定部はコード類が任
意の位置より出し入れ出来るように150mm程度の間
隔に作ておく。開口予定部は必要な位置だけカッター
ナイフ等で開けられるようにあらかじめ切込み6をつけ
ておく。切り取った後その開口部をふさぐ為の柔軟性の
あるゴム製キャップ7を取り付ける。ゴム製キャップに
はコード類16と差込みプラグ15が出し入れ出来るよ
うに十文字の切れ目8を入れておく。コード類を引掛け
る為の固定フック9を巾木本体1と共にビス12で固定
する。
【0008】課題2の解決方法としてドアーの沓摺にコ
ード類を収納する。沓摺受10を床に固定し、沓摺板1
1を沓摺受に片側を取付用板14で止め、片側をビス1
2で固定する。巾木と沓摺の間に配線が出来るように、
図1のように沓摺受をドアー枠から巾木側に伸ばしてお
き、沓摺受に接する巾木本体1の底部をカットしてお
く。ただし沓摺はドアーの形状、設置状況により形状が
変ってくる。又内開き、外開きによても変ってくるの
で、この解決方法はすべての状況に対応出来ない。しか
し、巾木の補助的な部材としての観点から、一般的な間
仕切りドアーの巾40mm程度の沓摺を対象にした。
【0009】課題3の解決方法としてはまず下地材を加
工せずに取り付けが出来ることである。そのためには巾
木の厚みを極力薄くすることである。一般的な間仕切壁
の構造としては軽鉄製、又は木製の間柱に石膏ボードを
貼るものである。壁用の石膏ボードの厚みは12,5m
mが一般的であるから6mm程度の出巾を取り、巾木の
厚みは18mm程度に押える。部材の厚みを引いても内
寸で13mm程度は確保出来るので一般的なコード類は
収納出来る。
【0010】
【発明の実施】図1は本発明を実施した場合の状況を概
略想定した立面図である。請求項1の巾木の材質は強
度、柔軟性、加工性の良さから塩化ビニールで作る。既
存の塩化ビニール巾木との併用が考えられるので、高さ
は75mm〜100mm程度に押える。巾木の施工方法
としてはまず壁下地、床下地が出来た段階で巾木本体1
を壁下地にビスで取り付ける。この時固定フック9も同
時に取り付ける。内装工事終了後前面カバー2を取り付
ける。
【0011】請求項2の沓摺の材質は、沓摺受はスチー
ル又はステンレス、沓摺板はステンレスで作る。沓摺の
施工方法としては、床下地が出来た段階でドアー枠と共
に沓摺受10を取り付ける。内装工事終了後、沓摺板1
1を取り付ける。
【0012】
【発明の効果】本発明を使用することにより、電気製
品、OA機器の増加、移動によるコード類の煩雑さがあ
る程度防止出来る。既存の塩化ビニール巾木と高さ、色
を統一しておけば、必要な位置にのみ取り付け、既存の
塩化ビニール巾木との併用も可能である。請求項2の沓
摺を使用することにより、ドアー前の配線が露出せずに
納まるので足を引っかけたりすることを防ぐことが出来
る。既存の塩化ビニール巾木より高価になるが、OAフ
ロアーなどの二重床方式よりははるかに安価に提供する
ことが出来る。二重床方式のように室内の中央部には対
応出来ないが、中規模以下の事務所、住宅では壁際に机
等を配置することが多いので十分対応が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施した場合の概略立面図である。
【図2】 巾木と沓摺の断面図である。
【図3】 巾木と沓摺を実施した場合のA−Aの平面図
である。
【図4】 B−Bの断面図とゴム製キャップの立面図で
ある。
【図5】 C−Cの断面図である。
【符号の説明】
1 巾木本体 2 前面カバー 3 凹部 4 半丸部 5 開口予定部 6 切込み 7 ゴム製キャップ 8 十文字の切れ目 9 固定フック 10 沓摺受 11 沓摺板 12 ビス 13 床仕上げ材厚み調整スペーサー 14 取付用板 15 差込みプラグ 16 コード類 17 コンセント類 18 電気製品、OA機器 19 ドアー枠 20 軽鉄製壁下地 21 石膏ボード 22 床仕上げ材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部を空洞化してコード類を収納するこ
    とが出来る巾木。配線を容易にする為、巾木の前面カバ
    ーを自由に取り外し出来るようにして、前面カバーにコ
    ード類を出し入れする為の開口部を設け、その開口部を
    塞ぐ為のゴム製キャップを用意する。
  2. 【請求項2】 内部を空洞化してコード類を収納するこ
    とが出来る沓摺。配線を容易にする為、沓摺の上部の沓
    摺板を自由に取り外し出来るようにする。
JP2000032439A 2000-01-05 2000-01-05 コード類収納型内装部材 Pending JP2001193272A (ja)

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ID=18557040

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019218203A1 (zh) * 2018-05-16 2019-11-21 增城市碧桂园物业发展有限公司 一种可安装线缆的门套线

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WO2019218203A1 (zh) * 2018-05-16 2019-11-21 增城市碧桂园物业发展有限公司 一种可安装线缆的门套线

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