JP2001193087A - 多機能型マンホール蓋 - Google Patents
多機能型マンホール蓋Info
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- JP2001193087A JP2001193087A JP2000001297A JP2000001297A JP2001193087A JP 2001193087 A JP2001193087 A JP 2001193087A JP 2000001297 A JP2000001297 A JP 2000001297A JP 2000001297 A JP2000001297 A JP 2000001297A JP 2001193087 A JP2001193087 A JP 2001193087A
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- filler
- receiving plate
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、マンホール蓋の軽量化と強度とを
確保しつつ比較的厚みの大きい機材でも内蔵させること
が出来、アンテナや電磁誘導IDタグ等の電磁波を送受
信する機材を内蔵しても電磁波の透過が良好で送受信に
支障がなく、必要になった時期に応じて後からでも容易
に機能部材を収容することが出来る多機能型マンホール
蓋を提供することを可能にすることを目的としている。 【解決手段】 マンホール蓋Aの上面よりも低い位置に
受板9が配置され、該受板9から上方向に複数のリブ10
が立設され、受板9と複数のリブ10間に形成された上部
が開放された空間11に各種の機能部材を収容し、その空
間11に非金属性の充填材12を充填して硬化させたことを
特徴とする。
確保しつつ比較的厚みの大きい機材でも内蔵させること
が出来、アンテナや電磁誘導IDタグ等の電磁波を送受
信する機材を内蔵しても電磁波の透過が良好で送受信に
支障がなく、必要になった時期に応じて後からでも容易
に機能部材を収容することが出来る多機能型マンホール
蓋を提供することを可能にすることを目的としている。 【解決手段】 マンホール蓋Aの上面よりも低い位置に
受板9が配置され、該受板9から上方向に複数のリブ10
が立設され、受板9と複数のリブ10間に形成された上部
が開放された空間11に各種の機能部材を収容し、その空
間11に非金属性の充填材12を充填して硬化させたことを
特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の機能を発揮
し得る機能部材を収容した多機能型マンホール(ハンド
ホールを含む)蓋に関するものである。
し得る機能部材を収容した多機能型マンホール(ハンド
ホールを含む)蓋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のマンホール蓋は交通荷重を支持す
ると共に人力によって開閉されることから所定の強度を
有し、且つ軽量化が求められるため軽量化を図った比較
的薄い表面板の裏面側に補強用のリブを設けて強度を確
保したものが一般である。
ると共に人力によって開閉されることから所定の強度を
有し、且つ軽量化が求められるため軽量化を図った比較
的薄い表面板の裏面側に補強用のリブを設けて強度を確
保したものが一般である。
【0003】一方、多機能型マンホール蓋の一例として
は、実開昭63-121656号公報に開示されたようにマンホ
ール蓋本体の上面にソーラーパネルからなる電源を設
け、これを強化ガラスで覆ったものや、実開平3-46546
号公報及び実開平4-134554号公報に開示されたようにマ
ンホール蓋の表面部に空間を設け、その空間に太陽電池
(パネル)を収容し、その上部を保護層等で覆ったもの
や、特開平8-35235号公報に開示されたようにマンホー
ル蓋の上面に開口部を設け、その開口部の内部に太陽電
池と発光体を収納し、開口部を蓋体により閉塞したもの
が提案されている。
は、実開昭63-121656号公報に開示されたようにマンホ
ール蓋本体の上面にソーラーパネルからなる電源を設
け、これを強化ガラスで覆ったものや、実開平3-46546
号公報及び実開平4-134554号公報に開示されたようにマ
ンホール蓋の表面部に空間を設け、その空間に太陽電池
(パネル)を収容し、その上部を保護層等で覆ったもの
や、特開平8-35235号公報に開示されたようにマンホー
ル蓋の上面に開口部を設け、その開口部の内部に太陽電
池と発光体を収納し、開口部を蓋体により閉塞したもの
が提案されている。
【0004】また、最近ではマンホール蓋の表面部に通
信用アンテナを内蔵して携帯電話やPHS(Personal H
andyphone System)の中継基地として利用されつつあ
る。
信用アンテナを内蔵して携帯電話やPHS(Personal H
andyphone System)の中継基地として利用されつつあ
る。
【0005】更には、近年の道路機能の高度化に伴って
上下水道、電力、電話、通信、ガス等の道路占用物件や
管理附帯施設等が増大し、管理情報が多岐多様化してい
るため、現場において工事等を行う場合の情報収集と作
業は複雑、煩雑で非効率となっているため、最近ではコ
ンピュータマッピングによる道路管理システムが推進さ
れつつあり、道路及びその管理附帯施設や道路占用物件
の埋設収容された管理データを記憶したICチップを内
蔵した電磁誘導IDタグをマンホール蓋に取り付けてお
き、現場管理作業において管理者や現場施工者がその情
報を非接触式リーダで読み取ることにより迅速で正確な
パトロールや現場施工での調査、工事、立会い等の効率
化を実現する技術が提案されている。
上下水道、電力、電話、通信、ガス等の道路占用物件や
管理附帯施設等が増大し、管理情報が多岐多様化してい
るため、現場において工事等を行う場合の情報収集と作
業は複雑、煩雑で非効率となっているため、最近ではコ
ンピュータマッピングによる道路管理システムが推進さ
れつつあり、道路及びその管理附帯施設や道路占用物件
の埋設収容された管理データを記憶したICチップを内
蔵した電磁誘導IDタグをマンホール蓋に取り付けてお
き、現場管理作業において管理者や現場施工者がその情
報を非接触式リーダで読み取ることにより迅速で正確な
パトロールや現場施工での調査、工事、立会い等の効率
化を実現する技術が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来例では、マンホール蓋の軽量化を図るために比較的
薄い表面板が採用されているため、太陽電池やアンテナ
等の比較的薄形の機材であればマンホール蓋の表面に設
けることも出来るが厚みの大きい機材を設けることが困
難であった。
従来例では、マンホール蓋の軽量化を図るために比較的
薄い表面板が採用されているため、太陽電池やアンテナ
等の比較的薄形の機材であればマンホール蓋の表面に設
けることも出来るが厚みの大きい機材を設けることが困
難であった。
【0007】また、マンホール蓋は鉄製であるため一種
のシールド板の作用があり、アンテナや電磁誘導IDタ
グ等の電磁波を送受信する機材をマンホール蓋の裏側に
設置すると鉄製のマンホール蓋にシールドされて電磁波
の透過が妨げられ、送受信に支障があるという問題があ
った。
のシールド板の作用があり、アンテナや電磁誘導IDタ
グ等の電磁波を送受信する機材をマンホール蓋の裏側に
設置すると鉄製のマンホール蓋にシールドされて電磁波
の透過が妨げられ、送受信に支障があるという問題があ
った。
【0008】また、従来型の鉄蓋の直上にアンテナや電
磁誘導IDタグ等の電磁波を送受信する機材を直接密接
して貼り付けると、電磁波が鉄蓋に吸収されて送受信が
出来ないという問題があるため、鉄蓋を1〜2cm程度え
ぐり取ってアンテナや電磁誘導IDタグ等の電磁波を送
受信する機材と鉄材との間に空間を作って埋める必要が
あり、収容にコストがかかる上、鉄蓋自体の強度が弱く
なる虞があった。
磁誘導IDタグ等の電磁波を送受信する機材を直接密接
して貼り付けると、電磁波が鉄蓋に吸収されて送受信が
出来ないという問題があるため、鉄蓋を1〜2cm程度え
ぐり取ってアンテナや電磁誘導IDタグ等の電磁波を送
受信する機材と鉄材との間に空間を作って埋める必要が
あり、収容にコストがかかる上、鉄蓋自体の強度が弱く
なる虞があった。
【0009】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、マンホール蓋の軽量化と強度
とを確保しつつ比較的厚みの大きい機材でも内蔵させる
ことが出来、アンテナや電磁誘導IDタグ等の電磁波を
送受信する機材を内蔵しても電磁波の透過が良好で送受
信に支障がなく、必要になった時期に応じて後からでも
容易に機能部材を収容することが出来る多機能型マンホ
ール蓋を提供せんとするものである。
その目的とするところは、マンホール蓋の軽量化と強度
とを確保しつつ比較的厚みの大きい機材でも内蔵させる
ことが出来、アンテナや電磁誘導IDタグ等の電磁波を
送受信する機材を内蔵しても電磁波の透過が良好で送受
信に支障がなく、必要になった時期に応じて後からでも
容易に機能部材を収容することが出来る多機能型マンホ
ール蓋を提供せんとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る多機能型マンホール蓋は、所定の機能を
発揮し得る機能部材を収容した多機能型マンホール蓋で
あって、マンホール蓋の上面よりも低い位置に配置され
た受板と、前記受板から上方向に立設された複数のリブ
とを有し、前記受板と、前記複数のリブ間に形成された
上部が開放された空間に前記機能部材を収容し、その空
間に充填材を充填して硬化させたことを特徴とする。
の本発明に係る多機能型マンホール蓋は、所定の機能を
発揮し得る機能部材を収容した多機能型マンホール蓋で
あって、マンホール蓋の上面よりも低い位置に配置され
た受板と、前記受板から上方向に立設された複数のリブ
とを有し、前記受板と、前記複数のリブ間に形成された
上部が開放された空間に前記機能部材を収容し、その空
間に充填材を充填して硬化させたことを特徴とする。
【0011】上記構成によれば、受板と、該受板から上
方向に立設された複数のリブとによりマンホール蓋の軽
量化と強度とを確保することが出来、受板と、複数のリ
ブ間に形成された上部が開放された空間に比較的厚みの
大きい機能部材であっても収容することが出来るため機
能部材の応用範囲を増大することが出来る。
方向に立設された複数のリブとによりマンホール蓋の軽
量化と強度とを確保することが出来、受板と、複数のリ
ブ間に形成された上部が開放された空間に比較的厚みの
大きい機能部材であっても収容することが出来るため機
能部材の応用範囲を増大することが出来る。
【0012】また、その空間に充填材を充填して硬化さ
せることで該充填材により機能部材がマンホール蓋に固
定支持されると共にマンホール蓋の表面の強度及び交通
荷重を受ける表面を構成することが出来る。
せることで該充填材により機能部材がマンホール蓋に固
定支持されると共にマンホール蓋の表面の強度及び交通
荷重を受ける表面を構成することが出来る。
【0013】また、充填材を非金属性の材質で構成すれ
ば、機能部材が通信用アンテナや電磁誘導IDタグ等の
電磁波を送受信する機材であっても電磁波の透過が良好
で送受信に支障がない。
ば、機能部材が通信用アンテナや電磁誘導IDタグ等の
電磁波を送受信する機材であっても電磁波の透過が良好
で送受信に支障がない。
【0014】また、前記リブの上端辺と前記充填材の上
面とが略面一に形成されてマンホール蓋の上表面が形成
された場合にはマンホール蓋上の交通に支障がない。ま
た、リブの上部に亘って充填材を充填してマンホール蓋
の上表面が形成された場合には車両の交通により充填材
が摩耗してもマンホール蓋の上表面にリブのみが突出す
ることを防止することが出来、マンホール蓋上の交通に
支障がない。
面とが略面一に形成されてマンホール蓋の上表面が形成
された場合にはマンホール蓋上の交通に支障がない。ま
た、リブの上部に亘って充填材を充填してマンホール蓋
の上表面が形成された場合には車両の交通により充填材
が摩耗してもマンホール蓋の上表面にリブのみが突出す
ることを防止することが出来、マンホール蓋上の交通に
支障がない。
【0015】また、前記受板が円弧状の曲面や多角形状
の折曲面を有して構成された場合や、前記受板が平面か
らなる底板と、該底板から起立する側板とを有する場合
には比較的厚みの大きい機能部材でも収容し得る大きな
空間を確保出来るため好ましい。
の折曲面を有して構成された場合や、前記受板が平面か
らなる底板と、該底板から起立する側板とを有する場合
には比較的厚みの大きい機能部材でも収容し得る大きな
空間を確保出来るため好ましい。
【0016】また、前記受板と、前記複数のリブ間に形
成された上部が開放された空間が扇状や格子状に形成さ
れた場合には比較的広い面積の機能部材でも収容出来、
補強用のリブも均一に配置出来て強度的にも好ましい。
成された上部が開放された空間が扇状や格子状に形成さ
れた場合には比較的広い面積の機能部材でも収容出来、
補強用のリブも均一に配置出来て強度的にも好ましい。
【0017】また、前記充填材の上面に滑り止めのため
の凹凸を形成した場合には好ましい。
の凹凸を形成した場合には好ましい。
【0018】また、前記充填材がエポキシ樹脂、レジン
コンクリート、コンクリートである場合には好ましい。
コンクリート、コンクリートである場合には好ましい。
【0019】また、前記機能部材が通信用アンテナ、電
磁誘導IDタグ、発電用太陽電池、蓄電用コンデンサ、
制御用半導体素子のうちの少なくとも1つを含む構成で
あれば好ましい。
磁誘導IDタグ、発電用太陽電池、蓄電用コンデンサ、
制御用半導体素子のうちの少なくとも1つを含む構成で
あれば好ましい。
【0020】また、前記受板と、前記複数のリブ間に形
成された上部が開放された空間に充填されて硬化した充
填材を掘削して形成された空間に前記機能部材を収容
し、その空間に充填材を充填して硬化させた場合には、
所定の機能部材が必要になった時期に応じて硬化した充
填材を掘削し、後からでも容易に機能部材を収容するこ
とが出来る。
成された上部が開放された空間に充填されて硬化した充
填材を掘削して形成された空間に前記機能部材を収容
し、その空間に充填材を充填して硬化させた場合には、
所定の機能部材が必要になった時期に応じて硬化した充
填材を掘削し、後からでも容易に機能部材を収容するこ
とが出来る。
【0021】
【発明の実施の形態】図により本発明に係る多機能型マ
ンホール蓋の一実施形態を具体的に説明する。図1は本
発明に係る多機能型マンホール蓋の第1実施形態の構成
を示す斜視説明図、図2は本発明に係る多機能型マンホ
ール蓋の第1実施形態の構成を示す断面説明図、図3は
本発明に係る多機能型マンホール蓋の第1実施形態の受
板と複数のリブ間に形成された上部が開放された空間の
構成を示す斜視説明図、図4は本発明に係る多機能型マ
ンホール蓋の第1実施形態の受板と複数のリブ間に形成
された上部が開放された空間の構成を示す断面説明図で
ある。
ンホール蓋の一実施形態を具体的に説明する。図1は本
発明に係る多機能型マンホール蓋の第1実施形態の構成
を示す斜視説明図、図2は本発明に係る多機能型マンホ
ール蓋の第1実施形態の構成を示す断面説明図、図3は
本発明に係る多機能型マンホール蓋の第1実施形態の受
板と複数のリブ間に形成された上部が開放された空間の
構成を示す斜視説明図、図4は本発明に係る多機能型マ
ンホール蓋の第1実施形態の受板と複数のリブ間に形成
された上部が開放された空間の構成を示す断面説明図で
ある。
【0022】先ず図1〜図4を用いて本発明に係る多機
能型マンホール蓋の第1実施形態の構成について説明す
る。図1及び図2において、Aは所定の機能を発揮し得
る機能部材として、通信用アンテナ1、電磁誘導IDタ
グ2、発電用太陽電池3、蓄電用コンデンサ4、制御用
半導体素子5等を収容した多機能型マンホール蓋(ハン
ドホール蓋を含む)であり、地盤の地表面に略面一に敷
設された蓋受枠6によりマンホール蓋Aが開閉可能に支
持されている。
能型マンホール蓋の第1実施形態の構成について説明す
る。図1及び図2において、Aは所定の機能を発揮し得
る機能部材として、通信用アンテナ1、電磁誘導IDタ
グ2、発電用太陽電池3、蓄電用コンデンサ4、制御用
半導体素子5等を収容した多機能型マンホール蓋(ハン
ドホール蓋を含む)であり、地盤の地表面に略面一に敷
設された蓋受枠6によりマンホール蓋Aが開閉可能に支
持されている。
【0023】マンホール蓋Aとしては、下水道における
地下埋設物、地下構造施設等と地上とを通じる開口部を
開閉可能に閉塞する大型鉄蓋、汚水枡蓋、電力や通信に
おける地下施設機器や配線等を保護する開閉可能な共同
溝用鉄蓋、送電用鉄蓋、配電用鉄蓋、上水道やガス配管
における路面下の埋設導管及びその付属機器と地上とを
結ぶ開閉扉としての機能を有する消火栓蓋、制水弁蓋、
仕切弁蓋、空気弁蓋、ガス配管用蓋、量水器蓋等として
適用可能である。
地下埋設物、地下構造施設等と地上とを通じる開口部を
開閉可能に閉塞する大型鉄蓋、汚水枡蓋、電力や通信に
おける地下施設機器や配線等を保護する開閉可能な共同
溝用鉄蓋、送電用鉄蓋、配電用鉄蓋、上水道やガス配管
における路面下の埋設導管及びその付属機器と地上とを
結ぶ開閉扉としての機能を有する消火栓蓋、制水弁蓋、
仕切弁蓋、空気弁蓋、ガス配管用蓋、量水器蓋等として
適用可能である。
【0024】マンホール蓋Aは、マンホール(ハンドホ
ールを含む)の上部に設けられた蓋受枠6により開閉可
能に支持されており、該マンホール蓋Aの外周部の一端
部に設けられたヒンジ部材7を中心にマンホール蓋Aが
回動して蓋受枠6に対して開閉される。
ールを含む)の上部に設けられた蓋受枠6により開閉可
能に支持されており、該マンホール蓋Aの外周部の一端
部に設けられたヒンジ部材7を中心にマンホール蓋Aが
回動して蓋受枠6に対して開閉される。
【0025】図3及び図4に示すように、本実施形態の
マンホール蓋Aは、その上面8よりも低い位置に配置さ
れた円弧状の曲面を有する受板9と、該受板9から上方
向に立設された板状の複数のリブ10とを有し、該受板9
と複数のリブ10間に上部が開放された扇状の空間11が形
成されている。
マンホール蓋Aは、その上面8よりも低い位置に配置さ
れた円弧状の曲面を有する受板9と、該受板9から上方
向に立設された板状の複数のリブ10とを有し、該受板9
と複数のリブ10間に上部が開放された扇状の空間11が形
成されている。
【0026】マンホール蓋Aは受板9とリブ10とが鋳造
等により一体的に成形されており、リブ10の所定位置に
は各種の機能部材の配線等を行うための貫通穴10a及び
各種の機能部材の高さ方向の位置決めを行うための突起
10cが形成されている。
等により一体的に成形されており、リブ10の所定位置に
は各種の機能部材の配線等を行うための貫通穴10a及び
各種の機能部材の高さ方向の位置決めを行うための突起
10cが形成されている。
【0027】空間11の内部の所定位置には、図2に示す
ように、所定の機能を発揮し得る機能部材となる通信用
アンテナ1、電磁誘導IDタグ2、発電用太陽電池3、
蓄電用コンデンサ4、制御用半導体素子5等の各種の機
材がリブ10の突起10cや該突起10cに掛け渡されたフレ
ーム部材13等を用いて配置され、その空隙に非金属性の
充填材12が充填されて硬化し、各種の機材を固定支持す
る。
ように、所定の機能を発揮し得る機能部材となる通信用
アンテナ1、電磁誘導IDタグ2、発電用太陽電池3、
蓄電用コンデンサ4、制御用半導体素子5等の各種の機
材がリブ10の突起10cや該突起10cに掛け渡されたフレ
ーム部材13等を用いて配置され、その空隙に非金属性の
充填材12が充填されて硬化し、各種の機材を固定支持す
る。
【0028】発電用太陽電池3はその表面にポリカーボ
ネート等の透明で且つ強度の高い材質からなる保護層3
aが設けられており、発電用太陽電池3がマンホール蓋
Aの表面部に取り付けられても交通荷重に十分耐え得る
構成となっている。
ネート等の透明で且つ強度の高い材質からなる保護層3
aが設けられており、発電用太陽電池3がマンホール蓋
Aの表面部に取り付けられても交通荷重に十分耐え得る
構成となっている。
【0029】非金属性の充填材12の一例としてはエポキ
シ樹脂、レジンコンクリート、その他の各種コンクリー
ト類が好ましい。
シ樹脂、レジンコンクリート、その他の各種コンクリー
ト類が好ましい。
【0030】レジンコンクリートは砂利、砂等の無機質
骨材を液状樹脂及び樹脂の増量材としての炭酸カルシウ
ム等の微粉体と共に混合し、硬化用の触媒を用いて樹脂
を重合反応させて硬化物を成形させたものである。
骨材を液状樹脂及び樹脂の増量材としての炭酸カルシウ
ム等の微粉体と共に混合し、硬化用の触媒を用いて樹脂
を重合反応させて硬化物を成形させたものである。
【0031】レジンコンクリートとしては、液状樹脂と
してオルソフタル酸系、イソフタル酸系、ビスフェノー
ル系、変性エポキシ系等のポリエステルレジンコンクリ
ートや、エポキシ樹脂に硬化剤としてアミン類、ポリア
ミド、変性アミン等を用いて硬化させるエポキシレジン
コンクリートや、アクリルレジンコンクリート、ウレタ
ンレジンコンクリート等が適用可能である。
してオルソフタル酸系、イソフタル酸系、ビスフェノー
ル系、変性エポキシ系等のポリエステルレジンコンクリ
ートや、エポキシ樹脂に硬化剤としてアミン類、ポリア
ミド、変性アミン等を用いて硬化させるエポキシレジン
コンクリートや、アクリルレジンコンクリート、ウレタ
ンレジンコンクリート等が適用可能である。
【0032】尚、レジンコンクリート以外のプラスチッ
クコンクリートとしては、セメントコンクリートの混合
時にゴムラテックス等のポリマをセメント使用量の5〜
30%添加してコンクリートの水密性、付着強度、曲げ
強度及び耐薬品性の向上を図ったポリマセメントコンク
リート等を採用しても良い。
クコンクリートとしては、セメントコンクリートの混合
時にゴムラテックス等のポリマをセメント使用量の5〜
30%添加してコンクリートの水密性、付着強度、曲げ
強度及び耐薬品性の向上を図ったポリマセメントコンク
リート等を採用しても良い。
【0033】また、セメントコンクリートを硬化させた
後、混合水が蒸発した後に残った気泡の中に高圧でメタ
クリル酸メチル、スチレン、酢酸ビニル、エチレン、ポ
リエステル等のモノマ、プレポリマ、ポリマを含浸させ
て、過酸化ベンゾイル等の触媒と橋掛け剤を用いて重合
硬化させることによってコンクリートと一体化させ、圧
縮、曲げ、引っ張り等の物理的強度の向上と、しゃ水
性、凍結融解性、耐薬品性、耐衝撃性等のセメントの弱
点を大幅に強化したポリマ含浸コンクリートを採用して
も良い。
後、混合水が蒸発した後に残った気泡の中に高圧でメタ
クリル酸メチル、スチレン、酢酸ビニル、エチレン、ポ
リエステル等のモノマ、プレポリマ、ポリマを含浸させ
て、過酸化ベンゾイル等の触媒と橋掛け剤を用いて重合
硬化させることによってコンクリートと一体化させ、圧
縮、曲げ、引っ張り等の物理的強度の向上と、しゃ水
性、凍結融解性、耐薬品性、耐衝撃性等のセメントの弱
点を大幅に強化したポリマ含浸コンクリートを採用して
も良い。
【0034】また、プラスチックコンクリート以外の各
種のコンクリートを採用しても良い。
種のコンクリートを採用しても良い。
【0035】リブ10の上端辺10bと充填材12の上面とは
略面一に形成されるか、或いは図2及び図4に示すよう
に、充填材12がリブ10の上部に亘って充填されてマンホ
ール蓋Aの上表面が形成されている。また、充填材12の
上面には滑り止めのための図示しない凹凸が形成されて
いる。
略面一に形成されるか、或いは図2及び図4に示すよう
に、充填材12がリブ10の上部に亘って充填されてマンホ
ール蓋Aの上表面が形成されている。また、充填材12の
上面には滑り止めのための図示しない凹凸が形成されて
いる。
【0036】充填材12の凹凸は該充填材12が完全に硬化
する前に表面に凹凸が形成された図示しない型枠を充填
材12の上部に押圧して配置して充填材12を硬化させるこ
とで充填材12の上面に凹凸を形成することが出来る。
する前に表面に凹凸が形成された図示しない型枠を充填
材12の上部に押圧して配置して充填材12を硬化させるこ
とで充填材12の上面に凹凸を形成することが出来る。
【0037】上記のようにしてマンホール蓋Aの充填材
12の内部に埋設された通信用アンテナ1は携帯電話やP
HS(Personal Handyphone System)の中継基地として
利用することが出来る。
12の内部に埋設された通信用アンテナ1は携帯電話やP
HS(Personal Handyphone System)の中継基地として
利用することが出来る。
【0038】また、電磁誘導IDタグ2は、その内部に
IC(半導体集積回路)チップやLSI(半導体大規模
集積回路)チップ等の一体的にパッケージされて構成さ
れた制御チップが設けられており、その制御チップの記
憶部に道路及びその管理附帯施設や道路占用物件の埋設
収容された各種配管図、配線図等の管理データが記憶さ
れている。
IC(半導体集積回路)チップやLSI(半導体大規模
集積回路)チップ等の一体的にパッケージされて構成さ
れた制御チップが設けられており、その制御チップの記
憶部に道路及びその管理附帯施設や道路占用物件の埋設
収容された各種配管図、配線図等の管理データが記憶さ
れている。
【0039】そして、現場管理作業において管理者や現
場施工者がその情報を図示しない非接触式リーダでID
情報の交信を行ってアクセスが許可された場合に上記情
報を読み取ることにより迅速で正確なパトロールや現場
施工での調査、工事、立会い等の効率化を実現すること
が出来る。
場施工者がその情報を図示しない非接触式リーダでID
情報の交信を行ってアクセスが許可された場合に上記情
報を読み取ることにより迅速で正確なパトロールや現場
施工での調査、工事、立会い等の効率化を実現すること
が出来る。
【0040】また、発電用太陽電池3は、通信用アンテ
ナ1に接続される送受信器や信号増幅器等の電源や電磁
誘導IDタグ2の電源、或いは制御用半導体素子5の電
源として使用され、該発電用太陽電池3により発電され
た電力は電気二重層コンデンサ等の蓄電用コンデンサ4
に蓄電される。
ナ1に接続される送受信器や信号増幅器等の電源や電磁
誘導IDタグ2の電源、或いは制御用半導体素子5の電
源として使用され、該発電用太陽電池3により発電され
た電力は電気二重層コンデンサ等の蓄電用コンデンサ4
に蓄電される。
【0041】上記通信用アンテナ1、電磁誘導IDタグ
2、発電用太陽電池3、蓄電用コンデンサ4及び制御用
半導体素子5間を接続する配線はリブ10に形成された貫
通穴10aを挿通して適宜接続される。
2、発電用太陽電池3、蓄電用コンデンサ4及び制御用
半導体素子5間を接続する配線はリブ10に形成された貫
通穴10aを挿通して適宜接続される。
【0042】上記構成によれば、受板9と、該受板9か
ら上方向に立設された複数のリブ10とによりマンホール
蓋Aの軽量化と強度とを確保することが出来、受板9
と、複数のリブ10間に形成された上部が開放された空間
11に比較的厚みの大きい機能部材であっても収容するこ
とが出来るため機能部材の応用範囲を増大することが出
来る。
ら上方向に立設された複数のリブ10とによりマンホール
蓋Aの軽量化と強度とを確保することが出来、受板9
と、複数のリブ10間に形成された上部が開放された空間
11に比較的厚みの大きい機能部材であっても収容するこ
とが出来るため機能部材の応用範囲を増大することが出
来る。
【0043】また、その空間11に充填材12を充填して硬
化させることで該充填材12により各種の機能部材がマン
ホール蓋Aに固定支持されると共にマンホール蓋Aの表
面の強度及び交通荷重を受ける表面を構成することが出
来る。
化させることで該充填材12により各種の機能部材がマン
ホール蓋Aに固定支持されると共にマンホール蓋Aの表
面の強度及び交通荷重を受ける表面を構成することが出
来る。
【0044】また、充填材12が非金属性のエポキシ樹
脂、レジンコンクリート、コンクリート等で構成された
ことで、機能部材が通信用アンテナ1や電磁誘導IDタ
グ2等の電磁波を送受信する機材であっても電磁波の透
過が良好で送受信に支障がない。
脂、レジンコンクリート、コンクリート等で構成された
ことで、機能部材が通信用アンテナ1や電磁誘導IDタ
グ2等の電磁波を送受信する機材であっても電磁波の透
過が良好で送受信に支障がない。
【0045】また、リブ10の上端辺10bと充填材12の上
面とが略面一に形成されてマンホール蓋Aの上表面が形
成された場合にはマンホール蓋A上の交通に支障がな
い。また、リブ10の上部に亘って充填材12を充填してマ
ンホール蓋Aの上表面が形成された場合には車両の交通
により充填材12が摩耗してもマンホール蓋Aの上表面に
リブ10のみが突出することを防止することが出来、マン
ホール蓋A上の交通に支障がない。
面とが略面一に形成されてマンホール蓋Aの上表面が形
成された場合にはマンホール蓋A上の交通に支障がな
い。また、リブ10の上部に亘って充填材12を充填してマ
ンホール蓋Aの上表面が形成された場合には車両の交通
により充填材12が摩耗してもマンホール蓋Aの上表面に
リブ10のみが突出することを防止することが出来、マン
ホール蓋A上の交通に支障がない。
【0046】また、所定の機能部材が必要になった時期
に応じて一旦、マンホール蓋Aに形成された空間11に充
填されて硬化した充填材12を掘削し、掘削により形成さ
れた空間に所望の機能部材を収容し、その空間に充填材
12を充填して硬化させることが出来るため、後からでも
容易に機能部材を収容することが出来る。
に応じて一旦、マンホール蓋Aに形成された空間11に充
填されて硬化した充填材12を掘削し、掘削により形成さ
れた空間に所望の機能部材を収容し、その空間に充填材
12を充填して硬化させることが出来るため、後からでも
容易に機能部材を収容することが出来る。
【0047】次に図5を用いて本発明に係る多機能型マ
ンホール蓋の第2実施形態の構成について説明する。図
5は本発明に係る多機能型マンホール蓋の第2実施形態
の受板と複数のリブ間に形成された上部が開放された空
間の構成を示す断面説明図である。尚、前記第1実施形
態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省
略する。
ンホール蓋の第2実施形態の構成について説明する。図
5は本発明に係る多機能型マンホール蓋の第2実施形態
の受板と複数のリブ間に形成された上部が開放された空
間の構成を示す断面説明図である。尚、前記第1実施形
態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省
略する。
【0048】前記第1実施形態では受板9を円弧状の曲
面で構成した一例について説明したが、本実施形態では
受板9を多角形状の折曲面で構成したものである。即
ち、リブ10相互間の受板9は平面板9cで構成され、該
平面板9cが折曲状に連続している。他の構成は前記第
1実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが
出来る。
面で構成した一例について説明したが、本実施形態では
受板9を多角形状の折曲面で構成したものである。即
ち、リブ10相互間の受板9は平面板9cで構成され、該
平面板9cが折曲状に連続している。他の構成は前記第
1実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが
出来る。
【0049】次に図6〜図9を用いて本発明に係る多機
能型マンホール蓋の第3実施形態の構成について説明す
る。図6は本発明に係る多機能型マンホール蓋の第3実
施形態の構成を示す斜視説明図、図7は本発明に係る多
機能型マンホール蓋の第3実施形態の構成を示す断面説
明図、図8は本発明に係る多機能型マンホール蓋の第3
実施形態の受板と複数のリブ間に形成された上部が開放
された空間の構成を示す斜視説明図、図9は本発明に係
る多機能型マンホール蓋の第3実施形態の受板と複数の
リブ間に形成された上部が開放された空間の構成を示す
断面説明図である。
能型マンホール蓋の第3実施形態の構成について説明す
る。図6は本発明に係る多機能型マンホール蓋の第3実
施形態の構成を示す斜視説明図、図7は本発明に係る多
機能型マンホール蓋の第3実施形態の構成を示す断面説
明図、図8は本発明に係る多機能型マンホール蓋の第3
実施形態の受板と複数のリブ間に形成された上部が開放
された空間の構成を示す斜視説明図、図9は本発明に係
る多機能型マンホール蓋の第3実施形態の受板と複数の
リブ間に形成された上部が開放された空間の構成を示す
断面説明図である。
【0050】本実施形態では、図7及び図9に示すよう
に、マンホール蓋Aの受板9が平面からなる底板9a
と、該底板9aから起立する側板9bとを有して構成さ
れており、底板9aと複数のリブ10間に形成された上部
が開放された空間11は図8に示すように、格子状に形成
されている。他の構成は前記各実施形態と同様に構成さ
れ、同様な効果を得ることが出来るものである。
に、マンホール蓋Aの受板9が平面からなる底板9a
と、該底板9aから起立する側板9bとを有して構成さ
れており、底板9aと複数のリブ10間に形成された上部
が開放された空間11は図8に示すように、格子状に形成
されている。他の構成は前記各実施形態と同様に構成さ
れ、同様な効果を得ることが出来るものである。
【0051】尚、前記各実施形態では底板9aが円弧状
の曲面や多角形状の折曲面、或いは平面で構成された場
合の一例について説明したが、底板9aを階段構造で構
成しても良い。また、第3実施形態において底板9aと
側板9bとが直角以外の所定の傾斜角度を持って接続さ
れた構成でも良い。
の曲面や多角形状の折曲面、或いは平面で構成された場
合の一例について説明したが、底板9aを階段構造で構
成しても良い。また、第3実施形態において底板9aと
側板9bとが直角以外の所定の傾斜角度を持って接続さ
れた構成でも良い。
【0052】また、空間11の形状も第1、第2実施形態
では扇状、第3実施形態では格子状で構成した場合の一
例について説明したが、各実施形態において、扇状、格
子状を選択的に用いて構成しても良いし、円形や楕円
形、或いは三角形、五角形、六角形等の他の多角形や星
形状等の他の形状の空間11を構成するものでも良い。
では扇状、第3実施形態では格子状で構成した場合の一
例について説明したが、各実施形態において、扇状、格
子状を選択的に用いて構成しても良いし、円形や楕円
形、或いは三角形、五角形、六角形等の他の多角形や星
形状等の他の形状の空間11を構成するものでも良い。
【0053】また、前記各実施形態ではマンホール蓋A
が円形状の一例について説明したが、方形状や他の種々
の形状で構成される場合にも同様に適用出来る。
が円形状の一例について説明したが、方形状や他の種々
の形状で構成される場合にも同様に適用出来る。
【0054】
【発明の効果】本発明は、上述の如き構成と作用とを有
するので、マンホール蓋の軽量化と強度とを確保しつつ
比較的厚みの大きい機材でも内蔵させることが出来、ア
ンテナや電磁誘導IDタグ等の電磁波を送受信する機材
を内蔵しても電磁波の透過が良好で送受信に支障がない
多機能型マンホール蓋を提供することが出来る。
するので、マンホール蓋の軽量化と強度とを確保しつつ
比較的厚みの大きい機材でも内蔵させることが出来、ア
ンテナや電磁誘導IDタグ等の電磁波を送受信する機材
を内蔵しても電磁波の透過が良好で送受信に支障がない
多機能型マンホール蓋を提供することが出来る。
【0055】即ち、受板と、該受板から上方向に立設さ
れた複数のリブとによりマンホール蓋の軽量化と強度と
を確保することが出来、受板と、複数のリブ間に形成さ
れた上部が開放された空間に比較的厚みの大きい機能部
材であっても収容することが出来るため機能部材の応用
範囲を増大することが出来る。
れた複数のリブとによりマンホール蓋の軽量化と強度と
を確保することが出来、受板と、複数のリブ間に形成さ
れた上部が開放された空間に比較的厚みの大きい機能部
材であっても収容することが出来るため機能部材の応用
範囲を増大することが出来る。
【0056】また、その空間に充填材を充填して硬化さ
せることで該充填材により機能部材がマンホール蓋に固
定支持されると共にマンホール蓋の表面の強度及び交通
荷重を受ける表面を構成することが出来る。
せることで該充填材により機能部材がマンホール蓋に固
定支持されると共にマンホール蓋の表面の強度及び交通
荷重を受ける表面を構成することが出来る。
【0057】また、充填材をエポキシ樹脂、レジンコン
クリート、コンクリート等の非金属性の材料で構成した
場合には、機能部材が通信用アンテナや電磁誘導IDタ
グ等の電磁波を送受信する機材であっても電磁波の透過
が良好で送受信に支障がない。
クリート、コンクリート等の非金属性の材料で構成した
場合には、機能部材が通信用アンテナや電磁誘導IDタ
グ等の電磁波を送受信する機材であっても電磁波の透過
が良好で送受信に支障がない。
【0058】また、リブの上端辺と充填材の上面とが略
面一に形成されてマンホール蓋の上表面が形成された場
合にはマンホール蓋上の交通に支障がない。また、リブ
の上部に亘って充填材を充填してマンホール蓋の上表面
が形成された場合には車両の交通により充填材が摩耗し
てもマンホール蓋の上表面にリブのみが突出することを
防止することが出来、マンホール蓋上の交通に支障がな
い。
面一に形成されてマンホール蓋の上表面が形成された場
合にはマンホール蓋上の交通に支障がない。また、リブ
の上部に亘って充填材を充填してマンホール蓋の上表面
が形成された場合には車両の交通により充填材が摩耗し
てもマンホール蓋の上表面にリブのみが突出することを
防止することが出来、マンホール蓋上の交通に支障がな
い。
【0059】また、受板と、複数のリブ間に形成された
上部が開放された空間に充填されて硬化した充填材を掘
削して形成された空間に機能部材を収容し、その空間に
充填材を充填して硬化させた場合には、所定の機能部材
が必要になった時期に応じて硬化した充填材を掘削し、
後からでも容易に機能部材を収容することが出来る。
上部が開放された空間に充填されて硬化した充填材を掘
削して形成された空間に機能部材を収容し、その空間に
充填材を充填して硬化させた場合には、所定の機能部材
が必要になった時期に応じて硬化した充填材を掘削し、
後からでも容易に機能部材を収容することが出来る。
【図1】本発明に係る多機能型マンホール蓋の第1実施
形態の構成を示す斜視説明図である。
形態の構成を示す斜視説明図である。
【図2】本発明に係る多機能型マンホール蓋の第1実施
形態の構成を示す断面説明図である。
形態の構成を示す断面説明図である。
【図3】本発明に係る多機能型マンホール蓋の第1実施
形態の受板と複数のリブ間に形成された上部が開放され
た空間の構成を示す斜視説明図である。
形態の受板と複数のリブ間に形成された上部が開放され
た空間の構成を示す斜視説明図である。
【図4】本発明に係る多機能型マンホール蓋の第1実施
形態の受板と複数のリブ間に形成された上部が開放され
た空間の構成を示す断面説明図である。
形態の受板と複数のリブ間に形成された上部が開放され
た空間の構成を示す断面説明図である。
【図5】本発明に係る多機能型マンホール蓋の第2実施
形態の受板と複数のリブ間に形成された上部が開放され
た空間の構成を示す断面説明図である。
形態の受板と複数のリブ間に形成された上部が開放され
た空間の構成を示す断面説明図である。
【図6】本発明に係る多機能型マンホール蓋の第3実施
形態の構成を示す斜視説明図である。
形態の構成を示す斜視説明図である。
【図7】本発明に係る多機能型マンホール蓋の第3実施
形態の構成を示す断面説明図である。
形態の構成を示す断面説明図である。
【図8】本発明に係る多機能型マンホール蓋の第3実施
形態の受板と複数のリブ間に形成された上部が開放され
た空間の構成を示す斜視説明図である。
形態の受板と複数のリブ間に形成された上部が開放され
た空間の構成を示す斜視説明図である。
【図9】本発明に係る多機能型マンホール蓋の第3実施
形態の受板と複数のリブ間に形成された上部が開放され
た空間の構成を示す断面説明図である。
形態の受板と複数のリブ間に形成された上部が開放され
た空間の構成を示す断面説明図である。
A…多機能型マンホール蓋 1…通信用アンテナ 2…電磁誘導IDタグ 3…発電用太陽電池 4…蓄電用コンデンサ 5…制御用半導体素子 6…蓋受枠 7…ヒンジ部材 8…上面 9…受板 9a…底板 9b…側板 9c…平面板 10…リブ 10a…貫通穴 10b…上端辺 10c…突起 11…空間 12…充填材 13…フレーム部材
フロントページの続き (72)発明者 角田 敦史 東京都新宿区西新宿1丁目22番2号 羽田 ヒューム管株式会社内 Fターム(参考) 2D047 BB00 BB21 BB23
Claims (9)
- 【請求項1】 所定の機能を発揮し得る機能部材を収容
した多機能型マンホール蓋であって、 マンホール蓋の上面よりも低い位置に配置された受板
と、 前記受板から上方向に立設された複数のリブと、 を有し、 前記受板と、前記複数のリブ間に形成された上部が開放
された空間に前記機能部材を収容し、その空間に充填材
を充填して硬化させたことを特徴とする多機能型マンホ
ール蓋。 - 【請求項2】 前記リブの上端辺と前記充填材の上面と
が略面一に形成されるか或いは前記リブの上部に亘って
前記充填材を充填してマンホール蓋の上表面を形成した
ことを特徴とする請求項1に記載の多機能型マンホール
蓋。 - 【請求項3】 前記受板は円弧状の曲面または多角形状
の折曲面を有して構成されたことを特徴とする請求項1
または請求項2に記載の多機能型マンホール蓋。 - 【請求項4】 前記受板は平面からなる底板と、該底板
から起立する側板と、を有することを特徴とする請求項
1または請求項2に記載の多機能型マンホール蓋。 - 【請求項5】 前記受板と、前記複数のリブ間に形成さ
れた上部が開放された空間は扇状または格子状に形成さ
れたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記
載の多機能型マンホール蓋。 - 【請求項6】 前記充填材の上面に滑り止めのための凹
凸を形成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか
1項に記載の多機能型マンホール蓋。 - 【請求項7】 前記充填材は、エポキシ樹脂またはレジ
ンコンクリートまたはコンクリートであることを特徴と
する請求項1〜6のいずれか1項に記載の多機能型マン
ホール蓋。 - 【請求項8】 前記機能部材は通信用アンテナ、電磁誘
導IDタグ、発電用太陽電池、蓄電用コンデンサ、制御
用半導体素子のうちの少なくとも1つを含むことを特徴
とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の多機能型マ
ンホール蓋。 - 【請求項9】 前記受板と、前記複数のリブ間に形成さ
れた上部が開放された空間に充填されて硬化した充填材
を掘削して形成された空間に前記機能部材を収容し、そ
の空間に充填材を充填して硬化させたことを特徴とする
請求項1〜8のいずれか1項に記載の多機能型マンホー
ル蓋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000001297A JP2001193087A (ja) | 2000-01-07 | 2000-01-07 | 多機能型マンホール蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000001297A JP2001193087A (ja) | 2000-01-07 | 2000-01-07 | 多機能型マンホール蓋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001193087A true JP2001193087A (ja) | 2001-07-17 |
Family
ID=18530539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000001297A Pending JP2001193087A (ja) | 2000-01-07 | 2000-01-07 | 多機能型マンホール蓋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001193087A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2844813A1 (fr) * | 2002-09-19 | 2004-03-26 | Saint Gobain Pont A Mousson | Dispositif de voirie equipe d'un transpondeur et voie correspondante |
KR20040050163A (ko) * | 2002-12-09 | 2004-06-16 | 안판상 | 맨홀 뚜껑의 제조방법 및 그 맨홀 뚜껑 |
JP2012532780A (ja) * | 2009-07-13 | 2012-12-20 | シク チャン、ジョン | マンホール用蓋及びその製造方法 |
JP2015010403A (ja) * | 2013-06-28 | 2015-01-19 | 東京都下水道サービス株式会社 | 多機能型のマンホール蓋 |
WO2022043319A1 (de) * | 2020-08-25 | 2022-03-03 | Aco Ahlmann Se & Co. Kg | Schachtabdeckung und verfahren |
RU214235U1 (ru) * | 2022-08-17 | 2022-10-17 | Общество с ограниченной ответственностью "Символ" | Люк смотрового колодца |
-
2000
- 2000-01-07 JP JP2000001297A patent/JP2001193087A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2844813A1 (fr) * | 2002-09-19 | 2004-03-26 | Saint Gobain Pont A Mousson | Dispositif de voirie equipe d'un transpondeur et voie correspondante |
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RU2789254C1 (ru) * | 2022-08-12 | 2023-01-31 | Общество с ограниченной ответственностью "Символ" | Люк смотрового колодца |
RU214235U1 (ru) * | 2022-08-17 | 2022-10-17 | Общество с ограниченной ответственностью "Символ" | Люк смотрового колодца |
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