JP2001192845A - 無電解メッキ装置及び無電解メッキ方法 - Google Patents

無電解メッキ装置及び無電解メッキ方法

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JP2001192845A
JP2001192845A JP2000004662A JP2000004662A JP2001192845A JP 2001192845 A JP2001192845 A JP 2001192845A JP 2000004662 A JP2000004662 A JP 2000004662A JP 2000004662 A JP2000004662 A JP 2000004662A JP 2001192845 A JP2001192845 A JP 2001192845A
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reaction tank
electroless plating
gas
plating
wafer
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Nobuo Konishi
信夫 小西
Takehiko Orii
武彦 折居
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Tokyo Electron Ltd
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Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】AlやWよりも低抵抗の配線を形成する。 【解決手段】反応槽7と、被処理面に微細な凹凸パター
ンが形成されたウェハWを反応槽7内に保持するスピン
チャック3と、反応槽7にCu化合物とトリエタノール
アミンを含有する処理液を供給する液供給流路9と、処
理液中にO2を含有する気体を多孔質のガスバブリング
部材18から供給する供給源16から構成され、反応槽
7内に配置したウェハWを処理液中に浸漬してウェハW
表面に形成された凹凸パターンの凹所に無電解メッキに
よりCuを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体や絶縁体の
微細溝や微細孔からなる配線部に無電解メッキにより配
線を形成する無電解メッキ装置及び無電解メッキ方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の微細化と高集積化に伴っ
て、これに用いられる金属配線もまた微細化と多層化が
進行している。この微細金属配線材料として従来はAl
合金が用いられてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のAl
(アルミニウム)を用いた配線構造では、以下に示す課
題があった。
【0004】微細化に伴う配線抵抗の増大や動作電流密
度の増大によるエレクトロマイグレーション耐性の劣化
が問題となってきている。また、このようなAl(アル
ミニウム)合金配線層間を電気的に接続するための金属
プラグ(ビアプラグ)は、従来はCVD法によってW等
の高融点金属をビアホールヘ埋め込むことにより形成さ
れてきたが、ビア抵抗の低減のために電気抵抗率のより
低い金属材料を用いて形成することが望まれている。
【0005】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、AlやW(タング
ステン)よりも低抵抗の配線を形成することのできる無
電解メッキ装置及び無電解メッキ方法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の観点に
よれば、メッキ反応槽と、このメッキ反応槽に設けら
れ、被処理面に微細な凹凸パターンが形成された基板が
載置される載置台と、メッキ反応槽にCu含有化合物と
含窒素脂肪族化合物とを含有する処理液を供給する処理
液供給機構と、メッキ反応槽内に貯溜された処理液中に
浸漬可能に載置台の上方に設けられたガスバブリング部
材と、O2及びO3の少なくとも一方を含有する反応促進
気体をガスバブリング部材に供給して処理液中に反応促
進気体を吹き込ませる反応促進気体供給機構と、メッキ
反応槽から処理液を排出する排液機構とを具備してなる
ことを特徴とする無電解メッキ装置が提供される。
【0007】このような構成によれば、Cu化合物と含
窒素脂肪族化合物とを含む処理液に基板を浸漬すること
で、凹凸パターンの凹所内にCu成分が析出し、Cu配
線が形成される。また、処理液中に反応促進気体を噴射
しながらメッキ析出を行うことで反応速度が飛躍的に向
上する。
【0008】望ましくは、反応促進気体供給機構は、ガ
スバブリング部材に反応促進気体を実質的に均等に供給
するように連通する複数の孔を有する分散板とする。こ
れにより、反応促進気体が基板表面に対して均一に供給
される。従って、基板表面におけるメッキ析出が面内で
均一に進行する。また望ましくは、ガスバブリング部材
は載置台上の基板に対向配置され、メッキ反応槽内の処
理液中に浸漬される。
【0009】また望ましくは、基板に対してガスバブリ
ング部材及び分散板を回転させながら反応促進気体を処
理液中に供給する。これにより、基板の回転方向に対し
ても反応促進気体が均一に供給され、メッキ析出の面内
均一性がさらに向上する。
【0010】また望ましくは、メッキ反応槽に処理液又
は基板を加熱する加熱機構を設ける。これにより、メッ
キ析出を所定の温度で行うことが可能となる。望ましく
は無電解メッキ時の基板の加熱温度は20〜100℃、
さらに望ましくは40〜60℃の範囲とすることが望ま
しい。この温度で行うことにより、常温で行う場合より
も反応速度が向上し、かつ自己分解による溶液中でのメ
ッキ析出が生じない。もちろん、これよりも低い温度で
行うことも可能である。さらに望ましくは、反応促進気
体の供給時に密閉された反応槽内でメッキ反応を生じさ
せることにより、反応促進気体の酸化が防止でき、効率
的にメッキ析出を行うことができる。
【0011】また、望ましくは、液循環手段を用いて処
理液供給機構から供給された処理液を排液機構から排出
させて処理液を再びメッキ反応槽内に戻す。これによ
り、基板表面でメッキ反応が終了した処理液が新しい処
理液に置き換わり、被処理面に効率よく処理液を供給す
ることができる。従って、被処理面におけるメッキ析出
を促進することができる。
【0012】また、この発明の第2の観点によれば、メ
ッキ反応槽内にCu化合物と含窒素脂肪族化合物とを含
む処理液を供給し、被処理面に微細な凹凸パターンが形
成された基板を該処理液中に浸漬する工程と、処理液中
に少なくともO2及びO3の少なくとも一方を含有する反
応促進気体を吹き込み、ガスバブリングにより被処理面
に対する処理液の反応を促進させて基板の凹凸パターン
の凹所にCu成分を析出させる工程とを含むことを特徴
とする無電解メッキ方法が提供される。
【0013】また、反応促進気体をバブリングにより処
理液中に注入する。これにより、基板表面まで充分に反
応促進気体が供給され、メッキ析出反応速度が向上す
る。
【0014】また、このような処理液及び反応促進気体
の組み合わせで、基板の凹所底面に表面あれを形成する
前処理を行ってから基板を処理液に浸漬してメッキ析出
を行うことにより、基板の凹所内のみに選択的にCuを
形成することができる。
【0015】また、反応促進気体を密閉されたメッキ反
応槽に導入することにより、反応促進気体の酸化が防止
でき、効率的にメッキ析出を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の一実施形態を説明する。
【0017】本実施形態では、半導体ウェハ上の微細孔
にCuメッキを形成する場合について説明する。
【0018】図1は本実施形態に係る無電解メッキ装置
1の全体構成を示すブロック構成図である。図1に示す
ように、この無電解メッキ装置1のチャンバ2内には載
置台としてのスピンチャック3が設けられている。スピ
ンチャック3は例えばウェハWをほぼ水平に保持するた
めの真空吸着機構(図示せず)を備えている。このスピ
ンチャック3はウェハ保持部3aと支持部3bを有す
る。また、このスピンチャック3の回転軸3bは、例え
ばスプラインシール軸受7gを介して反応槽底部の環状
支持部7fに回転可能に、かつ昇降可能に支持されてい
る。
【0019】スピンチャック3はモータ4の回転駆動軸
に連結されている。さらに、スピンチャック3は昇降機
構5によって昇降可能に支持されている。モータ4及び
昇降機構5の制御信号はコントローラ6から出力され
る。
【0020】スピンチャック3は有底筒状の反応槽7で
周囲を取り囲まれている。この反応槽7は、例えば同心
円状に深さが異なる底部7a,7bを有し、中央の底部
7aは周辺の底部7bよりも深くなっている。反応槽7
内の液は、底部7bから中央底部7aに向けて滑らかに
流出するようになっている。なお、処理液が滑らかに流
出する形態であれば、このように2段階の段差構造でな
くても、例えば中心部が深くなった円錐形状や多段構造
であってもよい。中央底部7a上にはシールリング7c
が、周辺底部7b上にはシールリング7dがそれぞれ設
けられている。さらに、反応槽7の側部の上端部にはシ
ールリング7eが設けられている。また、ウェハ保持部
3aが中央底部7aに収まるように構成されている。
【0021】中央底部7aには、ドレン8が開口してい
る。ドレン8は例えば液回収再生装置のタンク(図示せ
ず)に連通している。反応槽7の側部には、液供給流路
9が開口している。さらに反応槽7の側部であって液供
給流路9よりも低い位置に、排液流路10が開口してい
る。また、さらに反応槽7の側部であって液供給流路9
よりも高い位置に、複数の排気路11が連通している。
反応槽7の底部には、ウェハW及び反応槽7内に供給さ
れる処理液を加熱するヒータ7hが埋設されている。
【0022】チャンバ2の上部には、チャンバ2に対向
してカバー12が配置されている。チャンバ2の底部及
び側部とカバー12とで処理室13が規定される。カバ
ー12は円筒状のカバー本体12aとカバー本体12a
を支持する支持部12bからなる。支持部12bは例え
ばモータ14の回転軸に連結されている。カバー12は
昇降機構15によって昇降可能に支持されている。さら
に、昇降機構15には例えばフレキシブルチューブ16
aを介してエアオペレーティドバルブ16に連結されて
いる。このエアオペレーティドバルブ16はガス供給配
管16bを介してガス供給源に連通している。ガス供給
源26にはO2ガス又はO3ガスが収容されている。モー
タ14、昇降機構15及びエアオペレーティドバルブ1
6の駆動回路にはコントローラ6から指令信号が出力さ
れるようになっている。また、カバー12は回転軸とな
る支持部12bを中心にカバー本体12aが回転可能に
なっている。
【0023】カバー本体12aのチャンバ2と対峙する
側には、円筒状でカバー本体12aよりも小径の分散板
17が設けられている。さらにこの分散板17の下には
円板状のガスバブリング部材18が取り付けられてい
る。ガスバブリング部材18は所定の気孔率を有する多
孔質体、例えばセラミック等からなり、ウェハWに対し
て略水平に保持されている。分散板17、カバー本体1
2a及び支持部12bの内部には流路19が設けられ、
この流路19はモータ14及び昇降機構15を介してフ
レキシブルチューブ16aに連通している。
【0024】図2は分散板17のA−A断面における平
面図である。断面が円形形状の分散板17の下面にて複
数の分散口21が開口している。分散口21は、分散板
17に同心円状に配置され、気体が均等に配分されるよ
うになっている。流路19はガスバブリング部材18と
の接触面において複数の分散口21に分岐している。ま
た、駆動機構(図示せず)により処理室13内に進退可
能にノズル22が配置されている。
【0025】図3は処理液供給機構41の詳細な構成例
を示す図である。反応槽7側部に設けられた液供給流路
9及び排液流路10は反応槽7外で連通しており、その
通路にはポンプ42が設けられている。このポンプ42
を駆動することにより、反応槽7から排液流路10を通
じて排出された処理液を再び液供給流路9を通じて反応
槽7に循環して供給することができるようになってい
る。なお、この循環する処理液が逆流するのを防止する
ため、液供給流路9及び排液流路10の間には逆止弁1
0aが設けられている。
【0026】両通路9及び10には、脱イオン水供給通
路43及び薬液供給通路44が連通している。脱イオン
水供給通路43は例えば流量検出用のフォトセンサ又は
マグネットを内蔵するフローメータ45(FM)を介し
て脱イオン水槽46に連通している。
【0027】例えば図示しないフォトセンサはコントロ
ーラ6に流量検出信号を送信し、受信信号に基づきコン
トローラ6はポンプ43a及びエアオペレーティドバル
ブ47の動作をフィードバック制御する。FM45には
流量調整用ダイヤルが設けられ、作業者がダイヤルを回
すことによって流量が設定されるようになっている。な
お、実際の流量が設定流量値に達しない場合にはコント
ローラ6がアラーム出力をするようになっている。他の
フローメータ48,49,50,51の構成はFM45
と実質的に同じである。また、脱イオン水供給通路43
にはエアオペレーティドバルブ47及び逆止弁43bが
設けられ、液供給流路9及び排液流路10を循環する処
理液が脱イオン水槽46に逆流するのを防止する。脱イ
オン水の汲み上げは脱イオン水供給通路43に設けられ
たポンプ43aによりなされる。エアオペレーティドバ
ルブ47の弁体は、モータ47aにより制御される。
【0028】各薬液槽52〜55の薬液供給通路44に
はFM48〜51がそれぞれ設けられている。また、薬
液供給通路44にはエアオペレーティドバルブ56及び
逆止弁44dが設けられ、液供給流路9及び排液流路1
0を循環する薬液が薬液槽52〜55に逆流するのを防
止する。薬液の汲み上げは各薬液層52〜55に対応し
て薬液供給通路44に設けられたポンプ48a〜51a
によりなされる。また、分岐した薬液供給通路44のそ
れぞれには逆止弁44a〜44c、49b,50b及び
51bが設けられ、各薬液層52〜55同士が混合する
のを防止する。エアオペレーティドバルブ56の弁体
は、モータ56aにより制御される。
【0029】薬液槽52〜55にはそれぞれ薬液A〜D
が収容されている。薬液A〜Dの組成を図4に示す。ま
た、例えば図4に示される薬液A〜Dの濃度比に対して
供給される脱イオン水の濃度比は825ml/lであ
る。
【0030】なお、例えば薬液A及びCに含まれるトリ
エタノールアミンは含窒素脂肪族化合物であり、他の含
窒素脂肪族化合物でもよい。薬液Bに含まれるホルムア
ルデヒドの還元作用はアルカリ性で有効なので、トリエ
タノールアミンはCu2+イオンを含む溶液をアルカリ性
に保つために錯化剤として加えられる。
【0031】また、薬液Bに含まれるホルムアルデヒド
は、還元剤として用いられるもので、還元作用はアルカ
リ性で有効である。また、銅塩化物は、Cu2+イオンを
供給するために薬液Bに含まれている。
【0032】薬液Dに含まれる水酸化ナトリウムは、上
記薬液A〜Cを含む処理液のpHを調節するために供給
されるもので、処理液をアルカリ性に保つのに用いられ
る。
【0033】フローメータ45,48〜51及びエアオ
ペレーティドバルブ47及び56の制御信号はコントロ
ーラ6から出力される。
【0034】上記構成の無電解メッキ装置を用いた本実
施形態の無電解メッキ方法を図5〜図8に示す装置断面
の工程図及び図9に示すウェハ断面図を用いて説明す
る。
【0035】まず、図5に示すように、ウェハWを図示
しない搬送機構によりチャンバ2内に搬入する。このウ
ェハWは、図9(a)に示すように、Si基板81上に
例えば膜厚0.2μmのSiN膜82が形成され、さら
にこのSiN膜82上に例えば膜厚0.6μmのTEO
S(テトラエトキシシラン;Si(OC2)H54)か
らなる薄膜83が形成されている。TEOS薄膜83は
選択的に除去されSiN膜82表面が露出し、コンタク
トホール84が形成されている。また、このウェハWは
前処理として行われるプラズマ処理により、コンタクト
ホール84底部に表面荒れが形成されている。ウェハW
搬入の際には、コントローラ6により昇降機構15が制
御され、カバー12が反応槽7に対して充分に高い位置
まで上昇する。さらに、コントローラ6により昇降機構
5を制御してスピンチャック3を上昇させた状態で、チ
ャンバ2内に搬入されたウェハWをスピンチャック3上
に載置する。スピンチャック3はウェハWを吸着保持す
る。
【0036】次に、スピンチャック3を下降させてシー
ルリング7c及び7dにスピンチャック3及びウェハW
を接触させてウェハW裏面側と反応槽7の底部をシール
する。これにより、後に供給される処理液がウェハWの
裏面側に浸入しないようにし、裏面においてメッキ析出
が進行するのを防止する。
【0037】次に、例えば図3及び図6に示すように、
エアオペレーティドバルブ47を開栓して脱イオン水槽
46から脱イオン水を汲み上げ、脱イオン水供給通路4
3,液供給流路9を介して処理室13内に脱イオン水を
供給する。所定量の脱イオン水が供給されたところでエ
アオペレーティドバルブ56を開栓し、薬液槽52〜5
5から所定量薬液A〜Dを順次ポンプ48a〜51aに
より汲み上げ、薬液供給通路44を介して処理室13内
に薬液A〜Dを順次供給する。そして、このような薬液
A〜Dの含まれた処理液が所定量供給され、図4に示す
濃度比が保たれたところで、処理液を排液流路10から
ポンプ42を用いて処理室13から排出するとともに、
液供給流路9から再度処理室13内に供給して処理液を
循環させる。
【0038】次に、図7に示すように、カバー12を下
降させてカバー本体12aの周縁部をシールリング7e
に接触させてカバー12と反応槽7をシールする。これ
により、反応槽7内に密閉された処理室13が形成され
る。また、カバー12を下降させることにより、ガスバ
ブリング部材18が処理液に浸される。なお、処理液の
温度は、処理液内に配置されたセンサ(図示せず)の検
出温度に基づいてヒータ7hを必要に応じて作動させる
ことにより、20〜100℃、望ましくは40〜60℃
の範囲となるように制御される。
【0039】次に、処理室13内にある大気を一旦排気
路11から排気してから処理室13内に例えばO2ガス
を供給する。このO2ガスの供給は次のように行われ
る。まず、コントローラ6によりO2ガスが備蓄された
エアオペレーティドバルブ16を開栓し、供給口20か
ら昇降機構15,モータ14を介して流路19にO2
スを導入する。そして、分散口21で分岐したO2ガス
はガスバブリング部材18の裏面側に入る。また、反応
の終了したガスは、排気路11から排出される。
【0040】ガスバブリング部材18では、その内部の
多数の孔を介してその表面側に略均一にO2ガスが供給
される。ガスバブリング部材18の表面側は処理液に浸
されているため、O2ガスの供給により処理液がバブリ
ングされる。これにより、O2ガスはウェハWの被処理
面に達し、ウェハW表面における無電解メッキ反応速度
が向上する。
【0041】薬液A〜Dによるメッキ反応を以下に示
す。ここで、薬液A及びCに含まれるトリエタノールア
ミンとCu2+イオンが結合して生じた錯イオンをCu2+
−Complexで代表すれば、無電解Cuメッキの反応は次
式で表される。
【0042】Cu2+−Complex+2HCHO+4OH-
Cu+2HCOO-+H2+2H2O+Complex この反応は触媒反応で、触媒である配線孔のTEOS薄
膜83側部及びSiN膜82表面において選択的に進行
する。このメッキ析出の選択性は、配線孔底部の表面あ
れにはメッキ析出し、かつTEOS表面の酸化された膜
にはメッキ析出しないことにより得られる。また、メッ
キ析出するCu自体がこの反応の触媒として働くので、
反応は自己持続性を示し、メッキ膜は時間の経過と共に
成長する。このO2ガスを供給することによりメッキ反
応速度が飛躍的に向上する。
【0043】無電解メッキ反応は、ウェハWと処理液と
の接触面において進行する。従って、処理液を循環させ
ることにより、ウェハW表面でメッキ反応が終了した処
理液が新しい処理液に置き換わり、被処理面に効率よく
処理液を供給することができる。従って、被処理面にお
けるメッキ析出を促進することができる。
【0044】また、このO2供給の際にモータ14を回
転駆動することによりカバー12を10〜500rpm
で回転させる。分散口21からガスバブリング部材18
に供給されるO2は面内すべての点において均一である
とはいえず、またガスバブリング部材18の機能では処
理室13内へのO2の供給は完全に均一とはいえない。
そこで、カバー12自体を回転させながらO2を供給さ
せることにより、処理液に供給されるO2の面内均一性
がさらに向上する。
【0045】次に、図8に示すように、カバー12を上
昇させる。また、スピンチャック3を上昇させ、シール
リング7cとスピンチャック3を離間させるとともに、
シールリング7dとウェハWを離間させる。これによ
り、ウェハWと周辺底部7bの間隙から反応槽7の底部
の中心部近傍に向けて処理液が流れ出し、中央底部7a
に流れ込む。そして、この処理液はポンプ(図示せず)
を用いてドレン8から排出される。駆動機構(図示せ
ず)によりウェハWの上部にノズル22を配置する。そ
して、コントローラ6によりモータ4を制御してウェハ
Wを回転させることにより、ウェハW表面に付着した処
理液を遠心力により飛散させる。さらに、このウェハW
を回転させながらノズル22から脱イオン水を供給し、
ウェハW表面をリンスする。脱イオン水の供給が終了し
た後もウェハWを回転させることによりウェハW表面を
乾燥させ、無電解メッキ工程が終了する。メッキが終了
したウェハWは、コンタクトホール84内にCuメッキ
層85が析出する。
【0046】図10は無電解メッキ工程終了後のウェハ
W表面の走査電子顕微鏡(SEM)を用いて撮影した顕
微鏡写真を示す図である。図10に示すように、円形の
コンタクトホール84内に選択的にCuメッキ層85が
析出しているのが確認できた。
【0047】以上説明したようなプロセスを用いれば、
以下の効果を得ることができる。
【0048】第1に、Cu化合物と含窒素脂肪族である
トリエタノールアミンとを含有する処理液中にウェハW
を浸漬することにより、AlやWよりも低抵抗の配線を
ウェハWの配線孔に析出形成させることができる。
【0049】第2に、反応槽7内の処理液中にO2を含
有する気体を注入することにより、無電解メッキの反応
性が飛躍的に向上する。また、反応槽内に注入されるO
2を含有する気体を、多孔質の円板を介してバブリング
により注入することにより、O2をウェハWの面内に均
一に供給することができ、無電解メッキ反応の面内均一
性が保持される。
【0050】第3に、カバー12を回転させながらO2
を含有する気体を処理液内に導入することにより、さら
に面内に均一にウェハWにO2ガスを供給することがで
きる。
【0051】第4に、このような処理液及びO2ガスを
導入し、かつウェハWのホール84の底部に表面あれを
形成する前処理を行うことにより、コンタクトホール8
4内に選択的にCuメッキの析出を施すことができる。
【0052】第5に、反応槽7底部に加熱機構を設け、
処理液を40〜60℃に保持しながらメッキの析出を行
うことにより、常温で行う場合よりも反応速度が向上
し、かつ自己分解による処理液中でのメッキ析出が生じ
ない。
【0053】第6に、O2を含有する気体を導入する際
に処理室13内を密閉することにより、O2の酸化が防
止でき、効率的にメッキ析出を行うことができる。
【0054】第7に、処理室13内に供給される処理液
を液供給流路9及び排液流路10により循環させること
により、ウェハW表面でメッキ反応が終了した処理液が
新しい処理液に置き換わり、被処理面に効率よく処理液
を供給することができる。従って、被処理面におけるメ
ッキ析出を促進することができる。
【0055】なお、本発明に係る無電解メッキ装置は、
本実施形態における構成以外にも適用可能である。
【0056】例えば、被処理体として半導体ウェハを示
したが、例えばLCD基板等でもよい。また、常温でメ
ッキ析出を施す場合には、ヒータ7hを設ける必要がな
い。また、薬液に含有される還元剤としてホルムアルデ
ヒドを用いたが、これに限定されるものではなく、例え
ばロッシェル塩、ブドウ糖その他還元力の弱い有機薬品
を用いることができる。また、半導体ウェハの表面に微
細な孔が形成され、この孔にCuメッキからなるコンタ
クトホールを形成する場合を示したが、例えばライン状
の微細な溝にCuメッキからなる配線を形成する場合で
ももちろんよい。
【0057】なお、薬液A〜Dの供給順序は必ずしもこ
れに限定されるものではなく、異なる順序でももちろん
よい。また、上記4種類の薬液(A〜D)の濃度はそれ
ぞれ2倍の濃度であっても構わない。すなわち、脱イオ
ン水の濃度比を下げ、薬液A〜Dをそれぞれ55〜11
0,60〜120,40〜80,20〜40ml/lの
範囲の濃度比としてもよい。またヒータ7hを制御する
ことにより、処理液温度は40〜60℃に保持するのが
望ましい。また、4種類の薬液による処理時間は、7分
〜30分であるのが望ましい。
【0058】また、反応槽7の底部にヒータ7hを設け
て処理液を所定の温度に保持したが、これに限定される
ものではない。例えば図11に示すようにスピンチャッ
ク3’のウェハ保持部3a’内に加熱機構111を設け
てウェハWを裏面から加熱する構成でも構わない。この
場合、処理液を所定の温度に保持することが好ましい。
また、ウェハWを均一に加熱するため、ウェハ保持部3
a’はウェハWと同径あるいはそれよりも大きな径を有
していることが望ましい。
【0059】また、反応促進気体としてO2ガスを用い
たが、O3ガスを用いてもよい。
【0060】なお、この無電解メッキ装置は、図12〜
図14に示すウェハ処理ユニットに適用されることが望
ましい。
【0061】図12に示すように、この塗布現像処理シ
ステム121は、ウェハWが収容されたカセットCRか
らウェハWを順次取り出すカセットステーション122
と、カセットステーション122によって取り出された
ウェハWに対しレジスト液塗布及び現像のプロセス処理
を行うプロセス処理部123とを備えている。カセット
ステーション122は、半導体ウェハWを例えば25枚
単位で収納したカセットCRが出し入れされる載置台1
24を備えている。
【0062】前記カセットステーション122では、図
12に示すように、載置台124上の位置決め突起部1
24aの位置に、複数個例えば4個までのカセットCR
が、夫々のウェハ出入り口をプロセス処理部123側に
向けてX方向に一列に載置され、このカセット配列方向
(X方向)およびカセットCR内に収容されたウェハW
のウェハ配列方向(Z方向;垂直方向)に移動可能なサ
ブアーム機構125が各カセットCRに選択的にアクセ
スするようになっている。 さらにこのサブアーム機構
125は、θ方向に回転自在に構成されており、このウ
ェハWを前記プロセス処理部123に設けられたメイン
アーム機構126に受け渡すことができるようになって
いる。また、後述するようにプロセス処理部123側の
第3の処理ユニット群G3の多段ユニット部に属するア
ライメントユニット(ALIM)及びエクステンション
ユニット(EXT)にもアクセスできるようになってい
る。
【0063】カセットステーション122とプロセス処
理部123間でのウェハWの受け渡しは第3のユニット
群G3を介して行われる。この第3の処理ユニット群G
3は、図14に示すように複数のプロセス処理ユニット
を縦型に積み上げて構成したものである。すなわち、こ
の処理ユニット群G3は、ウェハWを冷却処理する2つ
のクーリングユニット(COL)、ウェハWの位置合わ
せをするアライメントユニット(ALIM)、ウェハW
を待機させておくためのエクステンションユニット(E
XT)、無電解メッキ後の乾燥処理を行う4つのドライ
ユニット(DRY)を順次下から上へと積み上げて構成
されている。
【0064】前記ウェハWのメインアーム機構126へ
の受け渡しは、前記エクステンションユニット(EX
T)及びアライメントユニット(ALIM)を介して行
われる。
【0065】また、図12に示すように、このメインア
ーム機構126の周囲には、前記第3の処理ユニット群
G3を含む第1〜第5の処理ユニット群G1〜G5がこ
のメインアーム機構126を囲むように設けられてい
る。前述した第3の処理ユニット群G3と同様に、他の
処理ユニット群G1,G2,G4,G5も各種の処理ユ
ニットを上下方向に積み上げ的に構成されている。
【0066】この発明の無電解メッキ装置(PLT)
は、図13に示すように、第1、第2の処理ユニット群
G1,G2に設けられている。この第1,第2の処理ユ
ニット群G1,G2は、無電解メッキ装置(PLT)を
上下方向に積み上げ構成したものである。
【0067】一方、前記メインアーム機構126は、図
14に示すように、上下方向に延接された筒状のガイド
127の内側に、メインアーム128を上下方向(Z方
向)に昇降自在に装備している。筒状のガイド127は
モータ(図示せず)の回転軸に接続されており、このモ
ータの回転駆動力によって、前記回転軸を中心としてメ
インアーム128と一体に回転し、これによりメインア
ーム128はθ方向に回転自在となっている。なお、筒
状のガイド127は前記モータによって回転される別の
回転軸(図示せず)に接続するように構成してもよい。
上記したようにメインアーム128を上下方向に駆動す
ることで、ウェハWを前記各処理ユニット群G1〜G5
の各処理ユニットに対して任意にアクセスさせることが
できるようになっている。
【0068】第4の処理ユニット群G4は、図13に示
すように、クーリングユニット(COL)、エクステン
ション・クーリングユニット(EXT・COL)、エク
ステンションユニット(EXT)、クーリングユニット
(COL)、4つのドライユニット(DRY)を下から
上へと順次積み上げて構成したものである。
【0069】前記カセットステーション122から第3
の処理ユニット群G3のエクステンションユニット(E
XT)を介してウェハWを受け取ったメインアーム機構
126は、先ず、このウェハWを第3の処理ユニット群
G3のクーリングユニット(COL)に搬入し、冷却処
理を行う。
【0070】冷却処理されたウェハWは、メインアーム
機構126によって第1の処理ユニット群G1(もしく
は第2の処理ユニット群G2)の無電解メッキ装置(P
LT)に対向位置決めされ、搬入される。
【0071】前述したように無電解メッキ方式によりメ
ッキが施されたウェハWは無電解メッキ装置(PLT)
から取り出される。そして、メインアーム機構126に
よってアンロードされ、第3の処理ユニット群G3又は
第4の処理ユニット群G4のドライユニット(DRY)
に挿入される。このウェハWはドライユニット(DR
Y)で乾燥された後、さらにクーリングユニット(CO
L)で冷却される。
【0072】なお、この乾燥は例えば、減圧法によるも
のであってもよい。すなわち、ウェハWをドライユニッ
ト(DRY)若しくはこれとは別に設けられたチャンバ
内に挿入し、ウェハW周辺を減圧することでウェハW表
面を乾燥する方法であってもよい。
【0073】次に、このウェハWはクーリングユニット
(COL)で冷却された後、メインアーム機構126に
よりエクステンションユニット(EXT)に挿入する。
そして、このエクステンションユニット(EXT)を介
してカセットステーション122に設けられたサブアー
ム機構125に受け渡される。
【0074】ウェハWを受け取ったサブアーム機構12
5は、受け取ったウェハWを順次カセットCR内に収納
する。
【0075】なお、第4の処理ユニット群G4は、第3
の処理ユニット群G3とほぼ同様に構成されており、第
3の処理ユニット群G3による処理と選択的に使用可能
である。すなわち、第3の処理ユニット群G3による処
理に時間がかかって処理が律速される場合等に、第4の
処理ユニット群G4を用いることにより、処理時間の短
縮が可能となる。さらに、第5の処理ユニット群G5
は、選択的に設けられるもので、この例では前記第4の
処理ユニット群G4と同様に構成されている。また、こ
の第5の処理ユニット群G5はレール129によって移
動可能に保持され、前記メインアーム機構126及び前
記第1〜第4の処理ユニット群G1〜G4に対するメン
テナンス処理を容易に行い得るようになっている。
【0076】この発明の基板処理装置を図12〜図14
に示したウェハ処理ユニットに適用した場合、各処理ユ
ニットが上下に積み上げ式に構成されているから装置の
設置面積を著しく減少させることができる。
【0077】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、基
板の凹凸パターンの凹所内にAlやWよりも低抵抗のC
uをメッキにより形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る無電解メッキ装置の
全体構成を示す縦断面図。
【図2】同実施形態に係る分散口のA−A断面を示した
図。
【図3】同実施形態に係る処理液供給機構の詳細な構成
を示す図。
【図4】同実施形態に係る無電解メッキに用いられる薬
液の組成を示す図。
【図5】同実施形態に係る無電解メッキ方法のウェハW
搬入動作を示す工程断面図。
【図6】同実施形態に係る無電解メッキ方法の処理液導
入動作を示す工程断面図。
【図7】同実施形態に係る無電解メッキ方法のメッキ析
出動作を示す工程断面図。
【図8】同実施形態に係る無電解メッキ方法のメッキ析
出後動作を示す工程断面図。
【図9】同実施形態に係る無電解メッキの対象とする半
導体ウェハの縦断面図。
【図10】同実施形態に係る無電解メッキの施されたウ
ェハWの顕微鏡写真を示す図。
【図11】同実施形態に係る加熱機構の変形例を示す断
面図。
【図12】同実施形態に係る無電解メッキ装置が適用さ
れるウェハ処理ユニットの平面図。
【図13】同実施形態に係る無電解メッキ装置が適用さ
れるウェハ処理ユニットの正面図。
【図14】同実施形態に係る無電解メッキ装置が適用さ
れるウェハ処理ユニットの背面図。
【符号の説明】
1…無電解メッキ装置、2…チャンバ、3,3’…スピ
ンチャック、3a,3a’…ウェハ保持部、3b…支持
部、4…モータ、5…昇降機構、6…コントローラ、7
…反応槽、7a…中央底部、7b…周辺底部、7c〜7
e…シールリング、7f…環状支持部、7g…スプライ
ンシール軸受、8…ドレン、9…液供給流路、10…排
液流路、10a…逆止弁、11…排気路、12…カバ
ー、12a…カバー本体、13…処理室、14…モー
タ、15…昇降機構、16…エアオペレーティドバル
ブ、16a…フレキシブルチューブ、16b…ガス供給
配管、17…分散板、18…ガスバブリング部材、19
…流路、20…供給口、21…分散口、22…ノズル、
26…ガス供給源、41…処理液供給機構、42…ポン
プ、43…脱イオン水供給通路、43a…ポンプ、43
b…逆止弁、44…薬液供給通路、44a〜44d…逆
止弁、45…フローメータ(FM)、46…脱イオン水
槽、47…エアオペレーティドバルブ、47a…モー
タ、48〜51…フローメータ(FM)、48a〜51
a…ポンプ、49b,50b,51b…逆止弁、52〜
55…薬液槽、56…オペレーティドバルブ、56a…
モータ、81…Si基板、82…SiN膜、83…薄膜
(TEOS膜)、84…コンタクトホール、85…Cu
メッキ層、111…加熱機構
フロントページの続き Fターム(参考) 4K022 AA01 AA05 AA37 BA08 DA01 DB04 DB13 DB15 DB17 DB18 DB24 EA02 4M104 BB04 DD53

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メッキ反応槽と、 このメッキ反応槽に設けられ、被処理面に微細な凹凸パ
    ターンが形成された基板が載置される載置台と、 前記メッキ反応槽にCu含有化合物と含窒素脂肪族化合
    物とを含有する処理液を供給する処理液供給機構と、 前記メッキ反応槽内に貯溜された前記処理液中に浸漬可
    能に前記載置台の上方に設けられたガスバブリング部材
    と、 O2及びO3の少なくとも一方を含有する反応促進気体を
    前記ガスバブリング部材に供給して前記処理液中に反応
    促進気体を吹き込ませる反応促進気体供給機構と、 前記メッキ反応槽から前記処理液を排出する排液機構と
    を具備してなることを特徴とする無電解メッキ装置。
  2. 【請求項2】 さらに前記反応促進気体供給機構は、前
    記ガスバブリング部材に反応促進気体を実質的に均等に
    供給するように連通する複数の孔を有する分散板を具備
    することを特徴とする請求項1に記載の無電解メッキ装
    置。
  3. 【請求項3】 さらに前記ガスバブリング部材は、前記
    載置台上の基板に対向配置され、前記メッキ反応槽内の
    処理液中に浸漬されることを特徴とする請求項1に記載
    の無電解メッキ装置。
  4. 【請求項4】 さらに前記ガスバブリング部材及び前記
    分散板を回転させる回転駆動機構を有することを特徴と
    する請求項1に記載の無電解メッキ装置。
  5. 【請求項5】 さらに前記メッキ反応槽は、前記処理液
    及び前記基板の少なくとも一方を加熱する加熱機構を有
    することを特徴とする請求項1に記載の無電解メッキ装
    置。
  6. 【請求項6】 さらに前記処理液供給機構から供給され
    た処理液を前記排液機構から排出させて該処理液を再び
    前記メッキ反応槽内に戻す液循環手段を有することを特
    徴とする請求項1に記載の無電解メッキ装置。
  7. 【請求項7】 メッキ反応槽内にCu化合物と含窒素脂
    肪族化合物とを含む処理液を供給し、被処理面に微細な
    凹凸パターンが形成された基板を該処理液中に浸漬する
    工程と、 前記処理液中に少なくともO2及びO3の少なくとも一方
    を含有する反応促進気体を吹き込み、ガスバブリングに
    より前記被処理面に対する処理液の反応を促進させて前
    記基板の凹凸パターンの凹所にCu成分を析出させる工
    程とを含むことを特徴とする無電解メッキ方法。
  8. 【請求項8】 前記メッキ反応槽を密閉した状態で前記
    反応促進気体により前記処理液をバブリングすることを
    特徴とする請求項7に記載の無電解メッキ方法。
  9. 【請求項9】 前記凹凸パターンの少なくとも凹所底面
    に表面あれを形成した後に、前記処理液中に基板を浸漬
    し、ガスバブリングを行うことを特徴とする請求項7に
    記載の無電解メッキ方法。
  10. 【請求項10】 前記処理液を前記メッキ反応槽内で循
    環させながらガスバブリングを行うことを特徴とする請
    求項7に記載の無電解メッキ方法。
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