JP2001190906A - 食用油濾過装置 - Google Patents

食用油濾過装置

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JP2001190906A
JP2001190906A JP2000005459A JP2000005459A JP2001190906A JP 2001190906 A JP2001190906 A JP 2001190906A JP 2000005459 A JP2000005459 A JP 2000005459A JP 2000005459 A JP2000005459 A JP 2000005459A JP 2001190906 A JP2001190906 A JP 2001190906A
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Toshiharu Kamimura
俊治 上村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉末状の濾材の取り扱いを容易にし、更に濾
材が油のなかにもれ出ないような、常に良好に食用油の
濾過を為し得る、フィルタの交換容易な食用油濾過装置
を提供する。 【解決手段】 油収納タンク1の内底面上に、網7の周
縁を保持したフィルタ受け用内ケース4を、気密保持シ
ール5を介して置き、該フィルタ受け用内ケース4内底
面上に粉末乃至顆粒状の濾材8を袋11詰めにしてなる
フィルタ9を置いてなる。 【効果】 フィルタ9が例えば活性白土等の濾材10を
袋11に詰めることにより構成されているので、交換時
には、その濾材10の入った袋11ごと油収納タンク1
から取り出し、新たにあらかじめ用意しておいた濾材1
0を詰めた袋11からなる新しいフィルタ9を入れれば
良く、掃除はほとんど必要がない。従って、フィルタ9
の交換が容易で、常に良好に食用油の濾過を為し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食用油の廃油を再
生する、或いは食用油材料を搾る等して製造した食用油
を精製して食用可能にする等のために食用油を濾過する
食用油濾過装置に関する。
【0002】
【従来の技術】てんぷら、フライ等には食用油が不可欠
であるが、食用油はてんぷら、フライ等に使用すると、
油酸化、劣化をおこし、着色したりし、また、ゴミが溜
まり、汚くなる。汚くなった油をそのまま使い続けると
てんぷら、フライ等の品位が劣る。また、酸化した食用
油を廃棄すると、その廃棄処理による環境汚染の問題が
生じる。
【0003】即ち、廃油の廃棄処理に伴って一酸化炭
素、二酸化炭素が発生し、大気汚染が生じるし、また、
廃油の不法投棄により河川等が汚染され、廃油の廃棄処
理は大きな社会問題になっている。従って、食用油は汚
れても直ぐに廃棄するのではなく、精製濾過して再使用
することにより廃油量の低減を図る必要がある。そのた
め、廃油からゴミを取り除くことにより濾過する濾過装
置が開発され、使用される傾向にある。
【0004】従来の粉末濾材を使用した食用油濾過装置
は、一般に、活性炭、活性白土やけいそう土等を濾材と
して用いて濾過していた。具体的には、タンクの油通過
孔のある底部に網越しに濾紙を置き、その上に粉末状の
濾材を置き、該タンクに入れた食用油の廃油が必ずその
濾材を経て外部に導出されるようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の食用油濾過装置には、粉末状の濾材によりタンク内
が汚れ、その掃除が非常に面倒であるという問題があっ
た。というのは、粉末状の濾材は油を通すと油を吸収し
てドロドロになり、タンク内に広がってしまうのでそれ
を処理するのが極めて面倒なのである。例えば、家庭に
おいて油で汚れた食器を洗う場合、最近は良い洗剤があ
るので、それを使用すれば食器についている油は簡単に
除去できるが、粉末状の濾材が油を吸収したものが広が
ったタンクを毎回掃除するのは、大変手間がかかり、ユ
ーザー(飲食店等の従業員等)が使用したがらないと言
う問題点があった。即ち、油を吸収した濾材がタンクの
底等にこびりつくと完全に除去することが極めて難し
く、洗剤を使っても簡単には取れないのである。そし
て、一部汚れが残ったまま次の濾材を補給して濾過に使
用することを繰り返していると、その食用油濾過装置に
より再生される食用油の品位は徐々に低下してゆくとい
う問題が生じる。また、粉末状の濾材は個々の粉末が極
めて小さく、ものによっては1μm(ミクロン)程度で
あり、そのため、濾材が油に残留してしまうという問題
もあった。
【0006】本発明はこのような問題を解決すべく為さ
れたもので、粉末状の濾材の取り扱いを容易にし、更に
濾材が油のなかにもれ出ないような、常に良好に食用油
の濾過を為し得る食用油濾過装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明食用油濾過装置
は、基本的には、例えば活性白土等の濾材を袋に詰めて
フィルタを構成することとするものである。従って、本
発明食用油濾過装置によれば、フィルタが例えば活性白
土等の濾材を袋に詰めることにより構成されているの
で、交換時には、その濾材の入った袋ごとタンクから取
り出し、新たにあらかじめ用意しておいた濾材を詰めた
袋からなる新しいフィルタを入れれば良く、掃除はほと
んど必要がない。従って、フィルタの交換が容易で、常
に良好に食用油の濾過を為し得る。また、濾材を袋に入
れることにより、更には、上記油収納タンクの内底面上
に気密シールを介してフィルタ受け用内ケースを置く
等、シール性を高めることにより濾材の油のなかへの漏
れを防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、基本的には、濾材を袋
に詰めてフィルタを構成することとするものであるが、
より具体的には、底部の周縁部より内側に油通過孔が形
成された油収納タンクと、該タンクの内底面上に気密シ
ールを介して置かれるところの網の周縁を保持したフィ
ルタ受け用内ケースと、粉末乃至顆粒状の濾材を袋詰め
にしてなり、上記フィルタ受け用内ケースの上記網上に
交換可能に置かれるフィルタと、を少なくとも有するも
のであり、濾材はその典型例が、活性白土であるが、必
ずしもそれに限定されず、油の焼色を除去する等粉末乃
至顆粒状で且つ濾過効果を持つものであればそれには限
定されない。例えば活性炭、けいそう土等も濾材として
用いうる。
【0009】また、袋は、例えば純綿等が好適である
が、必ずしもそれに限定されず、例えば活性白土等から
なる粉末状或いは顆粒状の濾材を通さず、食用油は通す
材質であれば、用いることができる。尚、上記フィルタ
の周縁部を上記フィルタ受け用内ケースの周縁部に押さ
えるウェイトを設けるようにしても良い。というのは、
フィルタの周縁部をしっかりと押さえることによりフィ
ルタの外側を通りフィルタを通らない食用油がタンク外
に排出されることを阻むことができるからである。
【0010】また、上記油収納タンクの上記油通過孔を
通った食用油を該油収納タンクの外底面に沿って管によ
りポンプに導き、更に、本装置外に、例えば他の装置へ
供給し、或いは該油収納タンクに環流できるようにする
と良い。一般に、食用油の廃油は1回フィルタに通すよ
りも、何回も通す方が良いので、上記油収納タンクから
排出された食用油を再度その油収納タンクに戻す環流を
行い得るようポンプを用いると良い。そして、ポンプか
ら出た食用油をその油収納タンクに戻す環流を行った
り、再生油として食用油濾過装置以外の装置に供給する
ように供給先を切り換えるようにすると良い。その切り
換えには電磁弁が便利である。電気信号で制御できるか
らである。
【0011】更に、上記油収納タンクの底面と上記油通
過孔から上記ポンプに油を導く管との間に、導熱ペース
ト、例えばシリコーン等を介在させるとよい。というの
は、油収納タンクに新たに供給される油は一般に熱い乃
至暖かいが、上記袋に入った濾材を通り上記油収納タン
クから排出された油の温度は低くなり、その結果、管を
通る過程でその油が固形化し、詰まるおそれがあるが、
導熱ペーストを介在させると油収納タンク側の熱がその
導熱ペーストを通じて管に伝わり、油の固形化を阻むか
らである。従って、固形油を管から取り除く作業を頻繁
に行う必要はない。
【0012】また、上記油収納タンクから上記ポンプに
食用油を導く管に、食用油を濾す金網を備えた交換可能
なタンク外フィルタを設けるようにすると良い。という
のは、タンク外フィルタにより食用油中のゴミを除去で
き、ポンプの故障を防ぐことができるからである。
【0013】尚、本願出願人会社は、平成11年11月
17日に特願平11−326354号により、食用油精
製方法及び食用油精製装置について出願をしたが、その
食用油精製において行う食用油の濾過に本発明の食用油
濾過装置は好適乃至最適である。因みに、その特願平1
1−326354号の食用油精製というのは、電解水生
成機により電解質を含んだ水を電気分解してアルカリイ
オン水と酸性水とに分離して排出し、その排出されたア
ルカリイオン水と食用油濾過器により濾過された食用油
とを反応タンクに入れて該食用油の該アルカリイオン水
による脱酸を行って食用油と水を分離して排出し、反応
タンクから排出された食用油と湯を湯洗いタンクに入れ
て食用油を湯で洗った上で食用油を湯と分離して排出す
ることを少なくとも1回行い、湯洗いされた食用油を油
水分離機にて脱水し、脱水した食用油を以て精製食用油
とするというものであり、食用油濾過器として本発明食
用油濾過装置を用いることができ得るのである。
【0014】本発明食用油濾過装置による濾過の対象に
は使用により汚れた食用油、即ち食用油の廃油と、ゴ
マ、菜種等の油材料を搾って得た未使用の酸価の高い食
用油がなり得る。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図示実施例に従って詳細に説
明する。図1乃至図3は本発明食用油濾過装置の一つの
実施例を示すもので、図1は全体を示す一部切り欠き側
面図、図2は同じく背面図である。図において、1は食
用油濾過装置の本体を成す油収納タンクで、その底部中
央には油を通す油通過孔2が形成されており、3は該油
収納タンク1の蓋である。4はフィルタ受け用内ケース
(以後「内ケース」という。)で、気密シールを成すO
リング5を介して油収納タンク1の内底面上に載置され
るものであり、ポンプ1の内径よりも稍小さい外径を有
し、底部に大きな孔6が形成され、該孔6に金網7が装
着されている。即ち、金網7の周縁部がフィルタ受け用
内ケース4により保持されている。
【0016】8は上記金網7上に置かれた濾紙、9は該
濾紙8上に置かれたフィルタで、例えば活性白土等の濾
材10を袋11に詰めてなり、該濾材10にて食用油の
焼色を除去し、食用油の良質化を図る。袋11は例えば
純綿などからなり、例えば活性白土等からなる粉末状或
いは顆粒状の濾材10を通さず、食用油は通す。従っ
て、交換時には、その濾材の入った袋ごとタンクから取
り出し、新たにあらかじめ用意しておいた濾材を詰めた
袋からなる新しいフィルタを入れれば良く、掃除はほと
んど必要がない。また、濾材10が食用油中にもれ出て
しまい、食用油が濾材によって汚れることを防止するこ
とができる。依って、フィルタの交換が容易で、常に良
好に食用油の濾過を為し得る。
【0017】12はフィルタ9の周縁部をフィルタ受け
用内ケース4の周縁部に自重で押圧するウェイト(重
り)で、13はその取っ手、14はフィルタ受け用内ケ
ース4の取っ手、15は油収納タンク1内に入れられた
食用油の廃油である。16は上記油収納タンク1の底部
の油通過孔2から排出された食用油を通す管で、該油収
納タンク1の外底面に沿い、次いで、稍上昇し、次いで
タンク外フィルタ17へ導く。このタンク外フィルタ1
7は後で図3を参照して構造を詳細に説明する。
【0018】Pは該管16と上記油収納タンク1との間
の部分に介在せしめられた伝熱用ペーストで、例えばシ
リコーンからなり、油収納タンク1の熱を管16に有効
に伝えて管16内にてそこを通る食用油が固化するのを
阻む。このようにすることにより、食用油が固化して管
16の詰まりの原因になることを防止することができ
る。尤も、ヒーターで管16を加熱してそこを通る食用
油の固化を防止するようにすることもできるが、伝熱用
ペーストPを利用するとヒーターを設置することは必要
ではなく、ヒーターで無駄な電力を消費することもない
ので好ましいと言える。
【0019】18は上記タンク外フィルタ17を通過し
た食用油を上記油収納タンク1に環流する、或いは本食
用油濾過装置とは別の装置に供給するためのポンプ、1
9はそれを駆動するモータ、20は電磁弁で、ポンプ1
8を通過した食用油を、上記油収納タンク1に環流する
管21に導く第1の切り換え状態と、本食用油濾過装置
以外の装置に導く第2の切り換え状態との二つの切り換
え状態のうち、電気信号により指定された切り換え状態
をとる。
【0020】通常時は、第1の切り換え状態を保ち、油
収納タンク1に入れられた食用油の廃油15を上記フィ
ルタ9に通し、更にタンク外フィルタ17に通しポンプ
18により油収納タンク1に環流する状態を保ち、食用
油の濾過を進める。そして、必要に応じて適宜第2の切
り換え状態に切り換えて食用油濾過装置以外の装置、具
体的には例えば食用油の脱酸をする装置、油の油洗い装
置に供給するのである。尚、油収納タンク1内への食用
油の廃油の補給は随時行われる。
【0021】尚、23は上記油収納タンク1、ポンプ1
8及びモーター19等を運ぶキャスタである。
【0022】図3(A)、(B)は本食用油濾過装置の
タンク外フィルタ17を示す断面図であり、(A)は分
解状態を、(B)は組み立てられた状態を示す。同図に
おいて、25は管16に固定されたカプラ26(図1参
照)に着脱可能なエルボ、27は該エルボ25にねじ締
めにより着脱自在に固定される外筒受け部材で、軸方向
に貫通する油通過孔28を有する。29は該外筒受け部
材27に外嵌されたOリングである。
【0023】30はポンプ18に接続された管31(図
1参照)に固定されたカプラ32に着脱可能なエルボ、
33は該エルボ30に一端部にてねじ締めにより着脱自
在に固定された外筒で、そのエルボ30に取り付けられ
た側と反対側の端部に上記外筒受け部材27が内嵌状に
着脱自在に装着されるようになっている。
【0024】34は上記外筒24内に設置される筒状の
金網で、一端には遮断柱35が内嵌され、網を経ない油
の通過を該遮断柱35により阻むようにされている。該
遮断柱35には、その一端面中央部からその軸方向に少
し延び、更にその先端から例えば四方(三方でも、五方
でも良い)に放射状に延びて外周面に開口する油通孔3
6が形成されており、該油通孔36が金網34を通過し
た油をエルボ30側に通す役割を果たす。
【0025】該遮断柱35は上記外筒33のエルボ30
側の端部の内面に形成された段部37に上記一端部を内
嵌され、他端部を上記筒状の金網34の一端部に内嵌さ
れている。これにより該金網34が外筒33内に装着さ
れた状態になる。この状態が図3(A)に示す状態であ
る。その状態から、上記外筒受け部材27をその外筒3
3の他端に装着すると図3(B)に示す状態、即ちタン
ク外フィルタ17が装着された状態になる。しかして、
該タンク外フィルタ17は着脱自在であり、交換が可能
なのである。
【0026】該タンク外フィルタ17内を図3(B)に
おいて矢印40に示すように進んで、金網34によりゴ
ミを除去される。即ち、エルボ25側から来た食用油は
外筒受け部材27の油通過孔28を通って金網34の内
側に入る。該金網34の内側に入った食用油はその網を
通って金網34外部に達し、該金網34と外筒33との
間を通り、そして、上記遮蔽柱35の油通孔36を通っ
てエルボ30側に至る。食用油は金網34内から外部に
出るときにゴミが除去されるのであり、従って、ゴミは
筒状金網34の内部(内側部分)に溜まる。溜まったゴ
ミの量が略金網34に所定量、例えば一杯に溜まった頃
を見計らって交換すれば良く、その交換はカプラ26、
32からエルボ25、30を外してから分解し、金網3
4内のゴミを除去する、或いは新しい金網34を用いて
組み立てることにより容易に為し得る。その交換に特に
ねじをゆるめる或いはねじを締めることは必要ではな
く、交換は極めて容易に為し得る。従って、常に食用油
中のゴミを除去して食用油をきれいにすることができる
のみならず、ゴミによりポンプ18が故障することを防
止することもできる。
【0027】
【発明の効果】請求項1の食用油濾過装置によれば、フ
ィルタが例えば活性白土等の濾材を袋に詰めることによ
り構成されているので、交換時には、その濾材の入った
袋ごとタンクから取り出し、新たにあらかじめ用意して
おいた濾材を詰めた袋からなる新しいフィルタを入れれ
ば良く、掃除はほとんど必要がない。従って、フィルタ
の交換が容易で、常に良好に食用油の濾過を為し得る。
また、濾材を袋に入れることにより、更には、上記油収
納タンクの内底面上に気密シールを介してフィルタ受け
用内ケースを置く等、シール性を高めることにより濾材
の油のなかへの漏れを防止することができる。
【0028】請求項2の食用油濾過装置によれば、フィ
ルタの周縁部をウェイトによりしっかりと押さえること
ができるので、フィルタの外側を通りフィルタを通らな
い食用油がタンク外に排出されることを阻むことができ
る。
【0029】請求項3の食用油濾過装置によれば、食用
油をフィルタに何回も通すことができるので、より完全
な濾過ができ、また、必要に応じて食用油濾過装置外
(例えば他の装置)へ供給することもできる。請求項4
の食用油濾過装置によれば、油収納タンクの底面と、油
通過孔から上記ポンプに油を導く管との間に、導熱ペー
スト、例えばシリコーン等を介在させるので、その油収
納タンク内の食用油の熱をその導熱性ペーストにより管
に有効に伝えて管内を通る食用油の固化を防止すること
ができ、従って、固形油を管から取り除く作業を頻繁に
行う必要がなくなる。
【0030】請求項5の食用油濾過装置によれば、上記
油収納タンクから上記ポンプに食用油を導く管に、食用
油を濾す金網を備えた交換可能なタンク外フィルタを設
けるので、タンク外フィルタにより食用油中のゴミを除
去できると共に、タンク外フィルタの交換が可能なの
で、ゴミが該タンク外フィルタ17内に許容限度を超え
て溜まったら交換することにより、常にゴミを除去する
機能を維持することができる。従って、濾過済み食用油
中にゴミが入ることを有効に防止し、更には、食用油中
のゴミによってポンプが故障することも有効に防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明食用油濾過装置の一つの実施例を示す一
部切り欠き側面図である。
【図2】上記実施例の背面図である。
【図3】(A)、(B)は本食用油濾過装置のタンク外
フィルタを示す断面図であり、(A)は分解状態を、
(B)は組み立てられた状態を示す。
【符号の説明】
1・・油収納タンク、2・・・油通過孔、4・・・フィ
ルタ受け用内ケース(内ケース)、5・・・気密シール
(Oリング)、9・・・フィルタ、10・・・濾材、1
1・・・袋、12・・ウェイト、15・・・食用油(の
廃油)、16・・・管、17・・・タンク外フィルタ。
18・・・ポンプ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部の周縁部より内側に油通過孔が形成
    された油収納タンクと、 上記油収納タンクの内底面上に気密シールを介して置か
    れるところの網の周縁を保持したフィルタ受け用内ケー
    スと、 粉末乃至顆粒状の濾材を袋詰めにしてなり、上記フィル
    タ受け用内ケースの上記網上に交換可能に置かれるフィ
    ルタと、 を少なくとも有することを特徴とする食用油濾過装置。
  2. 【請求項2】 上記フィルタの周縁部を上記フィルタ受
    け用内ケースの周縁部に押さえるウェイトを有すること
    を特徴とする請求項1記載の食用油濾過装置。
  3. 【請求項3】 上記油収納タンクの上記油通過孔を通っ
    た食用油を該油収納タンクの外底面に沿って管によりポ
    ンプに導き、更に、装置外部に供給し、或いは該油収納
    タンクに環流できるようにしたことを特徴とする請求項
    1又は2記載の食用油濾過装置。
  4. 【請求項4】 上記油収納タンクの底面と上記油通過孔
    から上記ポンプに油を導く管との間に、導熱ペーストを
    介在させたことを特徴とする請求項3記載の食用油濾過
    装置。
  5. 【請求項5】 上記油収納タンクから上記ポンプに食用
    油を導く管に、食用油を濾す金網を備えた着脱自在のタ
    ンク外フィルタを設けたことを特徴とする請求項3又は
    4記載の食用油濾過装置。
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