JP2001190196A - 釣り用バッグ - Google Patents
釣り用バッグInfo
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Abstract
虞の少ない釣り用バッグを提供する。 【解決手段】 本発明にかかる釣り用バッグは、発泡材
32と該発泡材32よりも摩耗に強い表面材31とが積
層状態でプレスされることにより部分的に薄肉部10が
形成されてなる皮部材30が、前記表面材31が表面と
なるようにバッグ本体1に備えられてなることを特徴と
する。
Description
釣り用バッグに関し、特に、収容された釣り具の損傷防
止に好適な釣り用バッグに関するものである。
に収容して、釣り場に携行している。そして、この種の
釣り具を収容する釣り用バッグとしては、例えば、合成
繊維からなる織り布が、袋状に形成されてなるものが用
いられている。
グに収容される釣り具には、リールや竿の如く、比較的
損傷し易いものも多いことから、上記の如き釣り用バッ
グでは、例えば、岩場の角に衝突させたり、落下させて
地面に衝突させたりした場合には、収容された釣り具を
損傷することがある。
ッグを構成する織り布が傷が付いたり、破れたりして、
バッグ自信が損傷することもある。
自信の損傷を防止すべく、バッグを必要以上に頑丈に形
成すると、バッグの変形が困難となるため、衝突時の衝
撃が緩和され難く、大きな衝撃を受けた場合には、却っ
て、バッグ自信及び釣り具を損傷することも考えられ
る。
みなされたもので、収容された釣り具及びバッグ自信が
損傷する虞の少ない釣り用バッグを提供することを課題
とするものである。
解決すべく鋭意検討した結果、下記手段によって上記課
題が解決できることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。即ち、上記課題を解決すべく、本発明にかかる釣り
用バッグは、発泡材と該発泡材よりも摩耗に強い表面材
とが積層状態でプレスされることにより部分的に薄肉部
が形成されてなる皮部材が、前記表面材が表面となるよ
うにバッグ本体に備えられてなることを特徴とする。
は、皮部材の備えられた部分が岩や壁等に衝突すると、
衝突による衝撃は、薄肉部以外の部分(以下、厚肉部と
いう場合がある。)の発泡材の優れた弾性により、衝撃
は吸収緩和されることになる。また、発泡材は、弾性に
優れる反面、摩耗に対して弱いものであるが、皮部材
は、発泡材よりも摩耗に強い表面材が表面となるように
バッグ本体に備えられてなるので、皮部材が岩や壁等に
衝突しても、皮部材が摩耗する虞も減少する。さらに、
発泡材と表面材とは、プレスされることにより互いに強
固に接着し合い、発泡材と表面材との剥離が防止される
と共に、薄肉部が形成されることにより皮部材の屈曲が
容易となって、衝突によって皮部材が大きな衝撃を受け
た場合であっても、皮部材は、衝撃を吸収しつつ変形す
るため、衝撃がバッグ本体に局部的に大きく作用するこ
とも防止され、又、収容された釣り具に作用する衝撃も
緩和されることになる。尚、本発明において、摩耗に対
して強いとは、摩耗強さが高いことを意味し、この摩耗
強さは、JIS L1096 C法によって測定され
る。
前記発泡材と前記表面材とは、互いに熱溶着可能な熱可
塑性樹脂を備え、しかも、前記プレスを熱プレスとする
ことにより、互いに熱溶着により接着されてなるものが
好ましい。かかる構成を採用することにより、発泡材と
表面材とは、溶着によってより一層強固に接着され、互
いの剥離がより一層防止されて、バッグ自身の損傷がよ
り一層防止されることになる。
性樹脂が、エチレン酢酸ビニル共重合体及び酢酸セルロ
ース樹脂より選ばれし少なくとも一種を備えてなり、前
記表面材に備えられる前記熱可塑性樹脂が、塩化ビニル
樹脂及びアセタール樹脂より選ばれし少なくとも一種で
あるものが好ましい。エチレン酢酸ビニル共重合体及び
酢酸セルロース樹脂は、弾性に極めて優れ、一方、塩化
ビニル樹脂及びアセタール樹脂は、摩耗に対して強いと
共にエチレン酢酸ビニル共重合体及び酢酸ビニル樹脂に
溶着し易く且つ剥離しにくい為、かかる構成からなる釣
り用バッグは、収容された釣り具の損傷及びバッグ自身
の損傷の虞がより減少することになる。
ッグを例に取り、図面を参照しつつ説明する。図1〜図
2に示す様に、本実施形態の竿バッグは、リールを装着
した状態の複数の釣竿を前記リールと共に収容可能な竿
バッグ本体1が備えられてなる。
体によって略角筒状に形成されてなり、一面に肩掛けベ
ルト2と手提げ用の取っ手3が取り付けられている(図
2参照)。そして、この肩掛けベルトの取り付けられた
一面は、肩掛けベルト2を肩に掛けると、その一部が背
中に当接することとなる背中当接面4となる。前記布体
は、バッグ本体1の表面となり且つ合成樹脂からなる防
水性の外布部材と該外布部材の内周側に設けられ且つテ
トロン糸が平織りに織られてなる内布部材36(図4参
照)とを備えて複数層に構成されてなる。
と側面の一方との境界には、該境界に沿ってスライドフ
ァスナー11が取り付けられてなり、前記スライドファ
スナー11によって、上下方向の略全域に開口可能で且
つ釣竿を横向け(釣竿の長手方向に対して略垂直方向)
に収容又は取り出し可能とされている。
容した釣竿の底抜けを防止する合成樹脂製の底キャップ
7が嵌合され且つ嵌合状態で縫着されている。更に、前
記竿バッグ本体1の下部には、リールを装着した状態で
釣竿が収容できるように、側面視、他の部分よりも背面
5が全体的になだらかに凸出したリール収容部8が備え
られている。尚、背面5の凸出によって、リール収容部
8の側面は、他の部分の側面よりも横幅(背中当接面4
から背面5までの距離)が広がっている。また、前記リ
ール収容部8の側面には、リール収容部8の収容容積を
拡大すべく、外側に膨出した膨出部9が設けられてい
る。
代えて、該外布部材よりも形状保持性に優れた厚手の皮
部材30がリール収容部8の全域を覆うように備えられ
ている。この皮部材30は、エチレン酢酸ビニル共重合
体からなる発泡材32と該発泡材32より薄手で且つ未
発泡の塩化ビニル樹脂からなる表面材31とが溶着によ
り積層された積層体を、部分的に熱プレスすることによ
り、熱プレスされた部分において、発泡材32と表面材
31が圧着され且つ熱によって十分に溶着されて、強固
に接着されてなる。しかも、熱プレスは、図3に示す如
く、表面材31側に凹部が形成されるように且つ凹部が
発泡材32まで及ぶようにプレスされて、表面材31に
凹凸が形成されている。
分よりも薄肉に形成された薄肉部10となり、他の部分
が厚肉部12となる。この薄肉部10は、厚肉部12に
比べて肉厚が薄く、しかも、図1及び2に示すように、
連続した線状に形成されているため、皮部材30は、薄
肉部に沿って屈曲が容易となり、この屈曲により、局部
的な衝撃を緩和するように変形できる構成である。ま
た、厚肉部12は、プレスされていないことから、発泡
材32の十分な弾性が維持されて、衝撃吸収性に富んだ
構成となっている。従って、皮部材30によってリール
収容部8に収容されたリールは、衝突による衝撃から十
分に保護されることになる。
も、自然状態(特に力を加えていない状態)では、バッ
グ本体1(リール収容部8)の形状が変形しない形状保
持性を有する厚さに形成され、図4に示すように複数面
(背中当接面4と両側面)に連続した状態で、割れ環状
にバッグ本体1に備えられている。従って、自然状態で
は、両側面が接近する虞も防止され、リール収容部8の
スペースが維持される。しかも、両側面においては、外
面側に膨出した状態に形成されると共に膨出状態が維持
されて、前記膨出部9が形成、維持されてなる。従っ
て、リール収容部8の収容スペースをより一層維持する
ことができる。また、膨出部9においては、図4に示す
如く、皮部材30と内布部材36とが僅かに離間してお
り、皮部材30と内布部材36との間に空隙37が形成
されている。
は、前記膨出部9の頂部9aを囲む堀の如く、該頂部9
aを環状に囲むように且つ多重に設けられてなる。
されてなるので、以下の利点を有するものである。例え
ば、上記実施形態においては、皮部材30は、発泡材3
2よりも薄手の表面材31側に凹部が形成されるように
且つ凹部が発泡材32まで及ぶようにプレスされてなる
ので、表面材31と発泡材32とは凹凸がかみ合った状
態で接着され、該表面材31と発泡材32との接触面積
が増大することから、互いの剥離が十分に防止されるこ
とになる。しかも、バッグ本体の表面となる表面材31
に凹凸が形成されることになり、例えば、凹凸のある地
面(例えば、磯場)にバッグを置いた際に、バッグの表
面材31の凹凸と地面との凹凸が適宜かみ合って、バッ
グが安定するという利点を有する。従って、不用意にバ
ッグが海等に転落する虞も減少する。
出した膨出部9が設けられてなるので、収容可能なリー
ルの大型化及び収容可能なリール数の増大を図ることが
できる。さらに、前記薄肉部10は、膨出部9の頂部9
aを環状に囲むように且つ多重に設けられてなるので、
必要に応じて膨出部9を陥没させ易くなるという利点を
有する。従って、膨出部9の存在によって、竿バッグが
邪魔になる虞も減少する。また、膨出部9において、皮
部材30と内布部材36との間に空隙37が設けられて
なるので、リールを収容した状態で、万一、膨出部9を
岩や壁等に衝突させても、外布部材が衝撃を吸収しつつ
空隙37内に陥没し、内布部材36及び内布部材36よ
り内側にある収容物(例えばリール)に衝撃が及び難
く、収容物が傷つく虞も減少する。
構成されたが、本発明にかかる釣り用バッグは、上記構
成に限定されず、適宜設計変更可能である。例えば、本
実施形態においては、表面材31は、未発泡の樹脂から
なったが、本発明の釣り用バッグの表面材31は、未発
泡のものに限定されず、前記発泡材32よりも低発泡の
もの(前記発泡材32よりも発泡量の少ないもの)であ
ればよい。
レスしないことにより形成されるが、本発明において
は、薄肉部よりもプレス量を少なくすることにより形成
される場合であってもよい。
について説明したが、釣り用小物や仕掛け等を収容する
釣り用バッグであっても本発明の意図する範囲内であ
る。
ッグは、皮部材の備えられた部分が岩等に衝突しても、
衝撃は発泡材によって吸収緩和され、又、プレスによっ
て薄肉部が形成されることにより皮部材が衝撃を吸収し
つつ変形するため、収容された釣り具に作用する衝撃が
緩和されて、該釣り具の損傷する虞が減少するという効
果を奏する。しかも、表面材によって、皮部材の摩耗す
る虞が減少し、また、発泡材と表面材とはプレスされて
なるので、互いに剥離する虞が防止されると共に、プレ
スによって薄肉部が形成されることにより、皮部材が衝
撃を吸収しつつ変形するため、衝撃がバッグ本体に局部
的に大きく作用することも防止され、バッグ自信が損傷
する虞も減少するという効果を奏する。
視図。
面図。
1・・・表面材、32・・・発泡材
Claims (3)
- 【請求項1】 発泡材(32)と該発泡材(32)より
も摩耗に強い表面材(31)とが積層状態でプレスされ
ることにより部分的に薄肉部(10)が形成されてなる
皮部材(30)が、前記表面材(31)が表面となるよ
うにバッグ本体(1)に備えられてなることを特徴とす
る釣り用バッグ。 - 【請求項2】 前記発泡材(32)と前記表面材(3
1)とは、互い熱溶着可能な熱可塑性樹脂を備え、しか
も、前記プレスを熱プレスとすることにより、互いに熱
溶着により接着されてなる請求項1記載の釣り用バッ
グ。 - 【請求項3】 前記発泡材(32)に備えられる前記熱
可塑性樹脂は、エチレン酢酸ビニル共重合体又は酢酸セ
ルロース樹脂より選ばれし少なくとも一種であり、前記
表面材(31)に備えられる熱可塑性樹脂は、塩化ビニ
ル樹脂又はアセタール樹脂より選ばれし少なくとも一種
である請求項2記載の釣り用バッグ。
Priority Applications (1)
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- 2000-01-12 JP JP2000003898A patent/JP4004200B2/ja not_active Expired - Fee Related
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