JP2001189428A - 半導体集積回路の保護回路 - Google Patents

半導体集積回路の保護回路

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JP2001189428A
JP2001189428A JP2000316344A JP2000316344A JP2001189428A JP 2001189428 A JP2001189428 A JP 2001189428A JP 2000316344 A JP2000316344 A JP 2000316344A JP 2000316344 A JP2000316344 A JP 2000316344A JP 2001189428 A JP2001189428 A JP 2001189428A
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program voltage
voltage
current
semiconductor integrated
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Toru Takizawa
亨 滝澤
Toshio Imai
俊雄 今井
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体集積回路の保護回路において、プログ
ラム電圧端子にプログラム電圧を印加したときは正常に
書き込みを行い、かつ正負いずれの静電気が入っても内
部回路を確実に保護できようにする。 【解決手段】 プログラム電圧端子4にプログラム電圧
が印加されるまでは、静電気が入ったときの電流を、ヒ
ューズ素子22と抵抗26の直列回路からなる第1の回
路部31によってバイパスし、プログラム電圧が印加さ
れるときにはヒューズ素子22が溶断するように構成す
る。そのヒューズ素子22を溶断するための電流を、N
型MOSトランジスタ28が第2の回路部33からのゲ
ート電圧によってセカンドブレークダウンの状態になっ
たときに流す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体不揮発性
記憶素子(メモリ素子)を搭載した半導体集積回路の保
護回路に関し、特に、そのメモリ素子に書き込みを行う
ためのプログラム電圧を入力する端子から侵入する静電
気から内部回路を保護するため、半導体集積回路上に設
けられる保護回路に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体不揮発性記憶素子(以下「メモリ
素子」という)を搭載した半導体集積回路は、メモリ素
子への情報の書き込みが電源電圧よりも高い電圧によっ
て行われている。中でも、書き込みを行うのに電流が必
要になる接合破壊型やヒューズ素子破壊型のメモリ素子
は、書き込みを行うためのプログラム電圧を外部から供
給しており、そのプログラム電圧を供給するための端子
(以下「プログラム電圧端子」という)が設けられてい
る。
【0003】このような端子があるということは、必然
的にその端子から静電気が入る可能性があるため、その
静電気から内部回路を保護するための保護回路が設けら
れている。
【0004】保護回路は、一般に通常の回路素子として
使用されているダイオードやトランジスタで構成する
と、プログラム電圧端子から入る静電気とプログラム電
圧とを識別することができないため、プログラム電圧を
供給した場合にも作動してしまうことになる。
【0005】また保護回路は、プログラム電圧端子が内
部回路の入出力端子である場合にも設けられている。そ
の場合、保護回路はその入出力端子に電源電圧端子から
供給される電源電圧以上の電圧が印加されない状態で使
用され、その入出力端子に電源電圧以上の電圧が印加さ
れた場合は、すべて静電気が混入したものとして作動す
るようになっている。
【0006】例えば、保護回路が正電圧の静電気から内
部回路を保護する正電圧保護ダイオードと、負電圧の静
電気から内部回路を保護する負電圧保護ダイオードとか
ら構成されているとする。入出力端子には、正電圧の静
電気と負電圧の静電気の双方が入る場合が考えられる
が、その保護回路は正電圧の静電気が入ると、その静電
気を正電圧保護ダイオードの順方向特性によりGND端
子に逃がし、負電圧の静電気が入ると、負電圧保護ダイ
オードの順方向特性により電源電圧端子に逃がすように
作動する。
【0007】ここで、上述のような従来の保護回路の構
成とその動作について、具体的に説明する。図9は、従
来の保護回路を設けた半導体集積回路の構成を示す回路
図である。この保護回路は、プログラム電圧端子4に入
る静電気から内部回路9を保護するための回路で、第1
の回路部1と第2の回路部11とから構成されている。
【0008】第1の回路部1は、GNDライン8とプロ
グラム電圧ライン10との間にプログラム電圧端子4か
ら見て順方向になるように接続された正電圧保護ダイオ
ード14と、プログラム電圧ライン10と電源電圧ライ
ン12との間にプログラム電圧端子4から見て逆方向に
なるように接続された負電圧保護ダイオード16とから
構成されている。
【0009】第2の回路部11は、GNDライン8とプ
ログラム電圧ライン10との間に正電圧保護ダイオード
14と並列に接続された負電圧保護トランジスタ18
と、プログラム電圧ライン10と電源電圧ライン12と
の間に負電圧保護ダイオード16と並列に接続された正
電圧保護トランジスタ20とから構成されている。
【0010】GNDライン8は、グランド電位となるG
ND端子2と内部回路9の入出力端子3とが接続されて
いる。プログラム電圧ライン10は、プログラム電圧を
供給するパッドであるプログラム電圧端子4とメモリ素
子50が接続されている。電源電圧ライン12は、電源
電圧を供給する電源電圧端子6と内部回路9の入出力端
子7とが接続されている。
【0011】正電圧保護ダイオード14と正電圧保護ト
ランジスタ20とは、プログラム電圧端子4から入る正
電圧の静電気から内部回路9を保護するために接続され
ている。また、負電圧保護ダイオード16と負電圧保護
トランジスタ18とは、プログラム電圧端子4から入る
負電圧の静電気から内部回路9を保護するために接続さ
れている。メモリ素子50は、書き込みを行うのに電流
が必要になる接合破壊型またはヒューズ素子破壊型の記
憶素子で、大電流により溶断するタイプであって、GN
Dライン8とプログラム電圧ライン10との間に接続さ
れている。
【0012】ところで、トランジスタにもダイオード同
様にPN接合があるため、トランジスタも1つのダイオ
ードと考えることができる。しかし、トランジスタ(F
ET)にはゲート端子があるため、その構造上、ダイオ
ードに比べるとPN接合の逆方向接合の耐電圧が低い。
また、その耐電圧はゲート端子に印加する電圧によって
さらに低下し得るものである。
【0013】つまり、負電圧保護トランジスタ18と正
電圧保護トランジスタ20とから構成されている第2の
回路部11がなく、保護回路が図10に示すように、第
1の回路部1のみから構成されているとすると、内部回
路9のトランジスタの方が先に破壊されてしまうことが
ある。そのような場合を想定すると、図9に示した保護
回路のように第2の回路部11を設ける必要がある。
【0014】これらの保護回路は、第2の回路部11を
有するか否かを問わず、プログラム電圧端子4に印加さ
れる電圧の大きさが電源電圧とグランド電圧のいずれか
であれば、正常に作動する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の保護回路のように、通常のダイオードやトランジスタ
で構成されている保護回路では、プログラム電圧端子か
ら入る静電気とプログラム電圧とを識別することができ
ないため、プログラム電圧端子4に電源電圧以上の大き
さのプログラム電圧が印加された場合にも、正電圧保護
ダイオード14もしくは負電圧保護ダイオード16のど
ちらかが作動してしまい、メモリ素子50へ書き込みを
することができないという問題があった。
【0016】また、図10に示した保護回路において、
電源電圧とプログラム電圧をいずれも負電圧とした場
合、プログラム電圧をプログラム電圧端子4に供給する
と、そのプログラム電圧の大きさが電源電圧よりも大き
いため、電源電圧端子6から引き込み電流52が流れ込
んでしまう。そのため、メモリ素子50に書き込みをす
るために必要な電流が得られなくなり、しかも、電源電
圧の変動によって内部回路9が誤作動してしまうという
問題もあった。
【0017】そして、印加し得るプログラム電圧に対応
し、それと極性の異なる静電気(例えば正電圧)がプロ
グラム電圧端子4に侵入した場合にだけ保護回路が作動
するようにすれば、内部回路9はその静電気(正電圧)
からは保護されるので、保護回路は正負いずれか一方の
静電気に対しては有効に作動させることができる。そし
て、保護できない極性(負電圧)の静電気に対しては、
電源電圧をプログラム電圧と同じに設定して、保護回路
を作動させないようにしていた。
【0018】ところが、こうすると、電源電圧端子6か
ら定格電圧以上の大きさの電圧を内部回路9に印加する
ことになるため、内部回路9に設けられている回路素子
を作動させるのに好ましくない状況になることが予想さ
れ、その回路素子を破壊させることにもなりかねないと
いう問題があった。
【0019】この発明は、上記のような半導体集積回路
の保護回路の問題点に鑑み、その解決を図ることを目的
とするもので、半導体集積回路のプログラム電圧端子に
プログラム電圧を印加したときには正常に書き込みを行
うことができ、かつ正負いずれの静電気が侵入しても正
常に作動して内部回路を保護できようにすることを目的
とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するため、半導体集積回路のGND端子に接続し
たGNDラインと、メモリに書き込みするためのプログ
ラム電圧を供給するプログラム電圧端子に接続したプロ
グラム電圧ラインとの間に接続された保護回路であっ
て、上記プログラム電圧端子にプログラム電圧が印加さ
れるまでは静電気による電流をバイパスし、プログラム
電圧が印加されるときに上記GNDラインとプログラム
電圧ラインとの間の接続を断つように構成された第1の
回路部と、該第1の回路部に上記GNDラインとプログ
ラム電圧ラインとの間の接続を断つための電流を流す半
導体素子と、該半導体素子が上記第1の回路部に上記G
NDラインとプログラム電圧ラインとの間の接続を断つ
ための電流を流すように、該半導体素子に電圧を印加す
る第2の回路部とを設けた半導体集積回路の保護回路を
特徴とするものである。
【0021】上記半導体集積回路の保護回路は、第1の
回路部を、静電気によって流れる電流を抑制するための
抵抗とヒューズ素子とを前記GNDラインとプログラム
電圧ラインとの間に直列に接続して構成するとよい。
【0022】また、半導体素子が上記第1の回路部のヒ
ューズ素子を溶断するためにセカンドブレークダウンで
電流を流すN型MOSトランジスタで構成されていると
よい。
【0023】さらに、上記第2の回路部が、上記N型M
OSトランジスタがセカンドブレークダウンで電流を流
すためのゲート電圧を該N型MOSトランジスタのゲー
トに供給するように構成されているのがよい。
【0024】そしてさらに第2の回路部は、P型MOS
トランジスタとN型MOSトランジスタとが上記GND
ラインとプログラム電圧ラインとの間に直列に接続して
構成され、該P型MOSトランジスタとN型MOSトラ
ンジスタとによって上記GNDラインとプログラム電圧
ラインとの間の電圧を分割した電圧を上記ゲート電圧と
するように構成されているとよい。
【0025】また、この発明は、上記半導体集積回路の
保護回路の上記ヒューズ素子が、多結晶シリコン膜上
に、該多結晶シリコン膜の一部を露出させる開口部を有
する絶縁膜を被覆し、該絶縁膜上から上記開口部内にわ
たって金属配線膜を形成し、その上記開口部の内壁面に
形成された金属配線膜が抵抗値の高い電流集中部となる
ように構成されているとよい。
【0026】この場合、上記絶縁膜の開口部が、電流を
入力する側と出力する側の二箇所に分けて形成され、そ
の入力する側の開口部の個数が二以上であるのがよい。
【0027】さらに、上記ヒューズ素子は、細く抵抗値
の高い溶断領域を設けた金属配線膜からなるものでもよ
いし、段差部分を有する多結晶シリコン配線膜からな
り、その段差部分に溶断しやすい電流集中部を形成した
ものでもよい。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明による半導体集積
回路の保護回路を実施するための最適な形態について、
図面を用いて説明する。
【0029】図1は、この発明による保護回路を設けた
半導体集積回路の一例を示す回路図である。この保護回
路34は、プログラム電圧が負電圧である場合の回路で
ある。なお、図1において図9に示した従来の保護回路
と共通する部分は同一の符号を付している。
【0030】保護回路34は、GNDライン8とプログ
ラム電圧ライン10との間に、プログラム電圧端子4か
ら見て順方向になるように接続された正電圧保護ダイオ
ード14と並列に接続され、第1の回路部31と、N型
MOSトランジスタ28及び第2の回路部33とから構
成されている。
【0031】第1の回路部31は、プログラム電圧端子
4にプログラム電圧が印加されるまでは静電気による電
流を抑制しつつバイパスし、メモリ素子50に書き込む
プログラム電圧が印加されるときに溶断されるように構
成された回路である。この第1の回路部31は、GND
ライン8にヒューズ素子22の一端を接続し、プログラ
ム電圧ライン10に電流制限用の抵抗26の一端を接続
し、そのヒューズ素子22の他端と抵抗26の他端とを
接続点Aにおいて接続して構成されている。
【0032】ヒューズ素子22は、静電気による電流に
対しては溶断されることがない程度の耐久性(通電許容
量)をもちながら、プログラム電圧がプログラム電圧端
子4に印加されるときは、それに先だって溶断される。
なお、その詳細については後述する。
【0033】N型MOSトランジスタ28は、第1の回
路部31のヒューズ素子22を溶断させてGNDライン
8との接続を断つための電流をヒューズ素子22に供給
する半導体素子であって、後述するセカンドブレークダ
ウンの状態で電流を流してヒューズ素子22を溶断させ
る。そして、N型MOSトランジスタ28は、そのバル
ク28Bとソース28Sとがプログラム電圧ライン10
に接続され、ドレイン28Dがヒューズ素子22と抵抗
26の接続点Aに接続され、ゲート28Gが後述する接
続点Bに接続されている。
【0034】第2の回路部33は、第1の回路部31が
プログラム電圧ライン10とGNDライン8との接続を
断つための電流をN型MOSトランジスタ28が供給す
るように、N型MOSトランジスタ28をセカンドブレ
ークダウンの状態にさせるために必要なゲート制御用の
ゲート電圧を発生させるための回路である。この第2の
回路部33は、GNDライン8にゲート制御用のP型M
OSトランジスタ30のソース30Sとバルク30Bを
接続し、プログラム電圧ライン10にゲート制御用のN
型MOSトランジスタ32のソース32Sとバルク32
Bをを接続している。
【0035】そしてこのP型MOSトランジスタ30と
N型MOSトランジスタ32の各ドレイン30Dと32
Dを接続点Bで接続し、各ゲート30Gと32Gを接続
点Cで接続している。
【0036】GNDライン8は、グランド電位となるG
ND端子2と内部回路9の入出力端子3とを接続してい
る。プログラム電圧ライン10は、プログラム電圧が印
加されるパッドであるプログラム電圧端子4とメモリ素
子50とを接続している。内部回路9の入出力端子5に
は接続点Cが接続されており、ここから後述する制御信
号36が出力される。また内部回路9の入出力端子7に
は電源電圧端子6が接続されている。このプログラム電
圧ライン10とGNDライン8との間にメモリ素子50
が接続されている。
【0037】メモリ素子50は、書き込みを行うのに電
流が必要になるヒューズ素子破壊型のメモリ素子であ
る。このメモリ素子50は、図6に示すように、GND
ライン8と、プログラム電圧ライン10との間に、N型
MOSトランジスタ51とヒューズ素子52とを直列に
接続して構成され、N型MOSトランジスタ51に情報
が書き込みされる。
【0038】次に、以上のように構成された図1の保護
回路34の動作内容について説明する。まず、メモリ素
子50への書き込みを行う前に正電圧の静電気がプログ
ラム電圧端子4に侵入したとする。
【0039】このとき、正電圧保護ダイオード14は、
その順方向特性によりその静電気をGNDライン8から
GND端子2に逃がす。また、第1の回路部31は、ヒ
ューズ素子22と電流制限用の抵抗26とが直列に接続
されているので、正電圧の静電気に対しては抵抗体とし
て作用し、その侵入した静電気による電流をバイパスし
てGNDライン8からGND端子2に逃がす。
【0040】N型MOSトランジスタ28は、バルク2
8Bとドレイン28Dとが等価的なダイオードを順方向
に接続した経路を形成しているので、プログラム電圧ラ
イン10から接続点Aに向かう方向に電流を流す経路を
形成している。しかし、侵入した静電気による電流は、
正電圧保護ダイオード14を通じてGND端子2に逃げ
る方が多いと考えられる。
【0041】そして、第2の回路部33は、P型MOS
トランジスタ30とN型MOSトランジスタ32で構成
される経路が抵抗値の高い抵抗体として作用するため、
その侵入した静電気による電流はほとんど流れない。
【0042】したがって、保護回路34の中でみると第
1の回路部31がプログラム電圧端子4に侵入した正電
圧の静電気に対し最も多くの電流をバイパスする役目を
果たしている。以上のようにして保護回路34は正電圧
の静電気から内部回路9を保護している。
【0043】次に、負電圧の静電気がプログラム電圧端
子4に侵入したとする。このとき、正電圧保護ダイオー
ド14は、負電圧の静電気に対しては逆方向特性になる
ので電流を流さない。N型MOSトランジスタ28も、
そのバルク28Bとドレイン28Dとが等価的なダイオ
ードを逆方向に接続した経路を形成しているので電流を
流さない。
【0044】また、第1の回路部31は、ヒューズ素子
22と抵抗26とが直列に接続されているので、負電圧
の静電気に対しても抵抗体として作用し、その侵入した
静電気による電流をバイパスしてGNDライン8からG
ND端子2に逃がす。このとき、抵抗26はヒューズ素
子22が静電気による電流で溶断することがないよう
に、ヒューズ素子22に流れる電流の大きさを抑制す
る。
【0045】第2の回路部33は、P型MOSトランジ
スタ30とN型MOSトランジスタ32とが抵抗値の高
い抵抗体として作用するため、その侵入した静電気によ
る電流もほとんど流れない。このように、保護回路34
は、プログラム電圧端子4に侵入した静電気が正負いず
れの場合でも正常に作動して内部回路9を保護する。
【0046】次に、メモリ素子50への書き込みを行う
ためのプログラム電圧をプログラム電圧端子4に印加す
る場合の動作について説明する。まず、プログラム電圧
の印加に先立って、プログラム電圧端子4から侵入する
静電気による電流に対してはバイパスとして作用する第
1の回路部31について、GNDライン8への接続を絶
つための動作が行われる。
【0047】そのためには、第2の回路部33から、N
型MOSトランジスタ28にゲート電圧を印加してN型
MOSトランジスタ28をセカンドブレークダウンの状
態にする。こうすると、N型MOSトランジスタ28に
印加される電圧が少ない状態でも、N型MOSトランジ
スタ28からヒューズ素子22に溶断する程度の電流を
供給して、ヒューズ素子22を溶断することができる。
ヒューズ素子22を溶断させると、プログラム電圧端子
4に印加されるプログラム電圧がメモリ素子50に印加
されることによって書き込みが行われる。
【0048】この場合、メモリ素子50は書き込みを1
回しか行わないので、ヒューズ素子22を溶断させ、な
おかつN型MOSトランジスタ28をセカンドブレーク
ダウンの状態にしてしまっても、その後再びメモリ素子
50に書き込みをすることはなく、メモリ素子50への
書き込みに関しては特に問題にはならない。
【0049】そしてN型MOSトランジスタ28をセカ
ンドブレークダウンの状態にするためには、そのゲート
28Gに第2の回路部33からゲート電圧VGを印加す
る。そのゲート電圧VGは、第2の回路部33のP型M
OSトランジスタ30とN型MOSトランジスタ32と
のトランジスタのゲート長とゲート幅との比率によって
決定される。この点について以下に詳しく説明する。
【0050】上述したように第2の回路部33は、P型
MOSトランジスタ30とN型MOSトランジスタ32
とから構成され、一般にインバータと呼ばれる回路を形
成している。この第2の回路部33は、接続点Cに印加
される制御信号36がグランド電位か電源電圧かによっ
て出力が反転するように動作する。なお、制御信号36
は、第1の回路部31のヒューズ素子22を溶断させる
ために、N型MOSトランジスタ28に必要なゲート電
圧を第2の回路部33から供給するため、内部回路9か
ら出力される信号である。
【0051】しかし、この動作を行うには、プログラム
電圧端子4が電源電圧と同じ電圧のときである。メモリ
素子50への書き込みを行う場合には、このプログラム
電圧端子4に電源電圧以上の電圧が加わる。このとき、
制御信号36が電源電圧の場合には、P型MOSトラン
ジスタ30とN型MOSトランジスタ32の両方がON
することになり、一定の抵抗値を有する抵抗体として作
用する。
【0052】この状態になると、GNDライン8とプロ
グラム電圧ライン10との電位差に対応する電圧をP型
MOSトランジスタ30とN型MOSトランジスタ32
で分割した値の電圧がゲート電圧VGとして出力され、
接続点BからN型MOSトランジスタ28に供給され
る。このゲート電圧VGの値は、P型MOSトランジス
タ30とN型MOSトランジスタ32のゲート長、ゲー
ト幅を調整することによって調整することができる。
【0053】ここで、N型MOSトランジスタ28のセ
カンドブレークダウンについて図2〜図4を用いて説明
する。図2はN型MOSトランジスタ28のドレイン電
流とドレイン電圧の特性を示す線図であり、縦軸をドレ
イン電流とし、横軸をドレイン電圧としている。
【0054】N型MOSトランジスタ28は、図3に示
すように、ドレイン28DがN型、バルク28BがP
型、ソース28SがN型の半導体から構成され、ゲート
酸化膜28Fを介してゲート28Gが形成されている。
通常、N型MOSトランジスタ28の接合耐圧は、バル
ク28Bとソース28Sを接続してグランド電位とし、
ゲート28Gに印加する電圧もグランド電位とし、ドレ
イン28Dに正電圧(ドレイン電圧:VD)を印加し
て、その値を変化させていくことによって決定される。
このとき、ドレイン28Dとバルク28BとはPN接合
の逆方向接合の特性を発揮する。
【0055】そして、ドレイン電圧VDを高くしていく
と、ドレイン28Dとバルク28Bの間に形成されてい
る空乏層28kの幅が広がり、その幅がやがて限界に達
する。すると、この空乏層28kの中に進入した電子が
空乏層28kの近傍に形成されるドレイン電界28eに
より加速されて高エネルギを得る。その高エネルギを得
た電子が結晶格子に衝突すると電子−正孔対を発生さ
せ、その際に発生した電子(2次電子)が十分なエネル
ギを得ていると、結晶格子に衝突したときに再び電子−
正孔対を発生させる。
【0056】このようにして電子−正孔対の発生が連鎖
的に繰り返されると、電子が雪崩れ式に発生して電流が
急増する現象がおこる。これをアバランシェ降伏(アバ
ランシェブレークダウン)という。なお、このときのN
型MOSトランジスタ28は、ゲート28Gにゲート電
圧VGが印加されていないため、動作していないOFF
状態にある。このアバランシェ降伏が発生し得るドレイ
ン電圧をOFF耐圧(ドレイン耐圧ともいう)といい、
ゲート電圧VGを印加していない状態のアバランシェ降
伏をファーストブレークダウンという。なお、図2では
OFF耐圧VD1は13V(このときのVG=0V)で
ある。
【0057】これに対し、ゲート28Gにゲート電圧V
Gが印加されてN型MOSトランジスタがON状態でお
こるアバランシェブレークダウンをセカンドブレークダ
ウンという。この現象が発生する原理は次のとおりであ
る。
【0058】図4に示すように、ゲート28Gにゲート
電圧VGが印加されているときは、ソース28S−ドレ
イン28D間に電子をキャリアとするチャネル電流I1
が流れている。このとき、ドレイン28Dの近傍に電界
強度の高い領域28hが形成されている。領域28hの
電界強度が高いので電子がその領域28hを通過する
と、大きなエネルギを得て加速される。
【0059】この大きなエネルギを得て加速された電子
はチャネル28cに存在する結晶格子と衝突して電子−
正孔対を発生させる。このとき発生する正孔は、バルク
28Bに流れ込むのでバルク28Bには正孔が蓄積され
る。なお、正孔がバルク28Bに流れ込むことによって
基板電流I2が観察される。基板電流I2が流れるとい
うことは、バルク28Bとソース28Sとの間に電位差
が形成されるということであり、バルク28Bとソース
28SとによるPN接合が順方向になっていることを意
味している。
【0060】すると、両者の間に存在する電位障壁が低
くなるためソース28Sからバルク28Bへの電子の流
出が促進され、さらにバルク28Bとソース28Sの間
の電位障壁が低くなり、チャネル28cを流れる電子が
増加する。このようにゲート電圧を印加した場合には、
チャネル電流I1に伴う電子の生成、電界強度の高
い領域28hによる電子の加速、加速された電子によ
る電子−正孔対の生成、バルク28B内の正孔の蓄積
によるバルク28B−ソース28S間の電位障壁の低
下、ソース28Sから電子の流出、チャネル28c
を流れる電子の更なる生成というからまでのサイク
ル(電流生成サイクル)が発生する。
【0061】この場合、ドレイン電圧VDは一定のまま
であるから、電流生成サイクルが発生している状態をド
レイン電流とドレイン電圧の特性からみると、ドレイン
電圧VDが一定のままドレイン電流だけが増加している
状態に対応する。
【0062】このような電流生成サイクルにより、ドレ
イン28Dに流れ込む電流が急増する現象を、ゲート電
圧VGを印加した状態における降伏(ブレークダウン)
であることからセカンドブレークダウンといい、これが
起こるときのドレイン電圧VDをON耐圧(サステイン
電圧ともいう)という。なお、図2ではON耐圧VD2
は7〜9Vである(このときのVG=5Vである)。
【0063】このセカンドブレークダウンは、ゲート2
8Gにゲート電圧VGを印加してチャネル28cを形成
しているときに起こり得るため、図2示すようにゲート
電圧VGによる影響を受け、ON耐圧VD2はゲート電
圧VGの大きさによっても変化する。セカンドブレーク
ダウンが発生している場合のN型MOSトランジスタ2
8には、ゲート電圧VGとドレイン電圧VDとが印加さ
れている。
【0064】一方、図4に示したチャネル28cの中を
移動する電子は、ゲート電圧VGによるゲート電界と、
ドレイン電圧VDによるドレイン電界の両方からエネル
ギーを得ているが、ドレイン電界が小さすぎると電子を
十分に加速することができないため、電子−正孔対は発
生しにくくなる。また、ゲート電界が大きすぎるとドレ
イン方向に向かう電界の強さを弱めてしまうため、電子
を加速するためのエネルギも小さくなり、やはり電子−
正孔対は発生しにくくなる。
【0065】そのため、セカンドブレークダウンが発生
する最小のドレイン電圧(ON耐圧VD2)は、だいた
いファーストブレークダウンが発生するドレイン電圧
(OFF耐圧VD1)の半分程度のゲート電圧であるこ
とが知られている。図2に示したように、ファーストブ
レークダウンが発生するドレイン電圧が13Vであるの
に対し、セカンドブレークダウンが発生する最小のドレ
イン電圧VD2(VG=5Vのとき)は7〜9Vになっ
ている。そしてこのときは、基板電流I2が最大にな
る。
【0066】図1に示した保護回路34は、N型MOS
トランジスタ28と第2の回路部33とを設け、第2の
回路部33からN型MOSトランジスタ28にゲート電
圧VGを供給することによって、N型MOSトランジス
タ28が上述したセカンドブレークダウンの状態になる
ようにしている。こうすると、N型MOSトランジスタ
28のサイズが小さくともヒューズ素子22を破壊して
溶断させるのに充分な電流を得ることができる。
【0067】次に、ヒューズ素子22について図5、図
7及び図8を用いて説明する。図5は、ヒューズ素子2
2の要部の構成を示す平面図であり、図7は図5の7−
7線に沿う拡大断面図、図8は図5の8−8線に沿う拡
大断面図である。
【0068】ヒューズ素子22は、入力部41と出力部
43とからなっているが、いずれもフィールド酸化膜4
2の上面に多結晶シリコン膜46が形成され、多結晶シ
リコン膜46の上面内側が露出面46aとなるように開
口部40aを設けた層間絶縁膜40がそのフィールド酸
化膜42の上面を被覆するように形成されている。ま
た、層間絶縁膜40の上面には金属配線膜38が形成さ
れている。この金属配線膜38は、層間絶縁膜40の上
面および各開口部40aの内壁面と多結晶シリコン膜4
6の露出面46aに接触して形成されており、各開口部
40aにおいてコンタクトホール44を形成している。
【0069】入力部41は、外部から電流を入力する部
分で、コンタクトホール44が2つ形成されている。出
力部43は、入力部41から流れ込んだ電流を外部に出
力する部分で、コンタクトホール44が1つだけ形成さ
れている。
【0070】金属配線膜38は、層間絶縁膜40の表面
に対してスパッタリング法などの物理的な方法を用いて
形成しているため、図8に示すように層間絶縁膜40の
外側(上部)の膜厚W1よりも、開口部40aの内壁面
の膜厚W2の方が薄くなっている。そのため、金属配線
膜38は、層間絶縁膜40の開口部40aの内壁面に形
成される部分が高抵抗となっており、ヒューズ素子22
として必要な電流集中部48を形成している(図面のハ
ッチングの間隔を細かくしている部分)。この電流集中
部48は大電流が流れることにより破断する。これによ
って、ヒューズ素子22が溶断する。
【0071】ヒューズ素子22に電流を流すと、その電
流は入力部41の金属配線膜38を通って2つの開口部
40aの電流集中部48を通過するとともに、金属配線
膜38と多結晶シリコン膜46とを通過して出力部43
に入力する。すると、その電流は、1つの開口部40a
を通過した後に2つの開口部40aを通過することにな
るから、出力部43の開口部40aに形成されている電
流集中部48に電流が集中しやすい。したがって、ヒュ
ーズ22は出力部43側で溶断しやすい構造になってい
る。
【0072】上述のヒューズ素子22は、入力部41に
コンタクトホール44が2つ形成されているが、さらに
個数を増やして3つあるいは4つというように、2つ以
上形成するのがよい。そうすると、入力部41に多くの
電流が流れ込むようになり、しかも、その電流が出力部
43の1つのコンタクトホール44だけを通過すること
になって、より多くの電流が電流集中部48に集中する
ようになるからである。
【0073】以上のほか、ヒューズ素子は、細く抵抗値
の高い溶断領域を設けた多結晶シリコン配線膜や金属配
線膜線から形成してもよい。また、ヒューズ素子は、段
差部分を有する多結晶シリコン配線膜や金属配線膜から
なり、その段差部分に溶断しやすい電流集中部を形成し
たものでもよい。
【0074】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
による半導体集積回路の保護回路は、第1の回路部が、
プログラム電圧端子からプログラム電圧を入力するまで
に入力する静電気を正電圧、負電圧いずれの場合もバイ
パスすることによって、正電圧、負電圧いずれの静電気
が入力しても正常に作動して内部回路を保護することが
できる。
【0075】また、プログラム電圧端子からプログラム
電圧を入力するときは、第2の回路部から半導体素子に
電圧を印加し、その半導体素子から第1の回路部の接続
を断つための電流を流して第1の回路部の接続を断た
せ、その上でプログラム電圧端子からプログラム電圧を
印加する。すると、そのプログラム電圧がメモリ素子に
印加されて書き込みが正常に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による保護回路を設けた半導体集積回
路の一例を示す回路図である。
【図2】図1に示したN型MOSトランジスタ28にお
けるドレイン電流とドレイン電圧との特性を示す線図で
ある。
【図3】同じくそのN型MOSトランジスタ28のゲー
ト電圧を印加していない状態の動作を説明するための模
式的な断面図である。
【図4】同じくそのN型MOSトランジスタ28のゲー
ト電圧を印加している状態の動作を説明するための模式
的な断面図である。
【図5】図1に示したヒューズ素子22の構成例を模式
的に示す平面図である。
【図6】図1に示したメモリ素子50の内部の構成例を
示す回路図である。
【図7】図5の7−7線に沿う模式的な断面図である。
【図8】図5の8−8線に沿う模式的な断面図である。
【図9】従来の保護回路を設けた半導体集積回路の一例
を示す回路図である。
【図10】従来の保護回路を設けた半導体集積回路の他
の例を示す回路図である。
【符号の説明】
2:GND端子 3、5、7:入出力端子 4:プログラム電圧端子 6:電源電圧端子 8:GNDライン 9:内部回路 10:プログラム電圧ライン 11:第2の回路部 12:電源電圧ライン 14:正電圧保護ダイオード 16:負電圧保護ダイオード 18:負電圧保護トランジスタ 20:正電圧保護トランジスタ 22:ヒューズ素子 26:電流制限用抵抗 28:N型MOSトランジスタ 30:P型MOSトランジスタ 31:第1の回路部 33:第2の回路部 32:N型MOSトランジスタ 34:保護回路 36:制御信号 37:接続ライン 38:金属配線膜 40:層間絶縁膜 41:入力部 42:フィールド酸化膜 43:出力部 44:コンタクトホール 46:多結晶シリコン膜 48:電流集中部 50:メモリ素子 52:引き込み電流

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体集積回路のGND端子に接続した
    GNDラインと、メモリに書き込みするためのプログラ
    ム電圧を供給するプログラム電圧端子に接続したプログ
    ラム電圧ラインとの間に接続された保護回路であって、 前記プログラム電圧端子にプログラム電圧が印加される
    までは静電気による電流をバイパスし、プログラム電圧
    が印加されるときに前記GNDラインとプログラム電圧
    ラインとの間の接続を断つように構成された第1の回路
    部と、 該第1の回路部に前記GNDラインとプログラム電圧ラ
    インとの間の接続を断つための電流を流す半導体素子
    と、 該半導体素子が前記第1の回路部に前記GNDラインと
    プログラム電圧ラインとの間の接続を断つための電流を
    流すように、該半導体素子に電圧を印加する第2の回路
    部とを設けたことを特徴とする半導体集積回路の保護回
    路。
  2. 【請求項2】 前記第1の回路部を、静電気によって流
    れる電流を抑制するための抵抗とヒューズ素子とを前記
    GNDラインとプログラム電圧ラインとの間に直列に接
    続して構成したことを特徴とする請求項1記載の半導体
    集積回路の保護回路。
  3. 【請求項3】 前記半導体素子が前記第1の回路部のヒ
    ューズ素子を溶断するためにセカンドブレークダウンで
    電流を流すN型MOSトランジスタで構成されている請
    求項2記載の半導体集積回路の保護回路。
  4. 【請求項4】 前記第2の回路部は、前記N型MOSト
    ランジスタがセカンドブレークダウンで電流を流すため
    のゲート電圧を該N型MOSトランジスタのゲートに供
    給するように構成されていることを特徴とする請求項3
    記載の半導体集積回路の保護回路。
  5. 【請求項5】 前記第2の回路部は、P型MOSトラン
    ジスタとN型MOSトランジスタとを前記GNDライン
    とプログラム電圧ラインとの間に直列に接続して構成さ
    れ、該P型MOSトランジスタとN型MOSトランジス
    タとによって前記GNDラインとプログラム電圧ライン
    との間の電圧を分割した電圧を前記ゲート電圧とするよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項4記載の半
    導体集積回路の保護回路。
  6. 【請求項6】 前記ヒューズ素子は、多結晶シリコン膜
    上に、該多結晶シリコン膜の一部を露出させる開口部を
    有する絶縁膜を被覆し、該絶縁膜上から前記開口部内に
    わたって金属配線膜を形成し、その前記開口部の内壁面
    に形成された金属配線膜が抵抗値の高い電流集中部とな
    るように構成されている請求項2から5のいずれか一項
    に記載の半導体集積回路の保護回路。
  7. 【請求項7】 前記ヒューズ素子は、前記絶縁膜の開口
    部が、電流を入力する側と出力する側の二箇所に分けて
    形成され、その入力する側の開口部の個数が二以上であ
    る請求項6に記載の半導体集積回路の保護回路。
  8. 【請求項8】 前記ヒューズ素子が、細く抵抗値の高い
    溶断領域を設けた金属配線膜からなる請求項2から5の
    いずれか一項に記載の半導体集積回路の保護回路。
  9. 【請求項9】 前記ヒューズ素子が、段差部分を有する
    多結晶シリコン配線膜からなり、その段差部分に溶断し
    やすい電流集中部を形成した請求項2から5のいずれか
    一項に記載の半導体集積回路の保護回路。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007073928A (ja) * 2005-09-02 2007-03-22 Renei Kagi Kofun Yugenkoshi プログラマブルデバイスのための静電気放電(esd)保護装置
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