JP2001188760A - 情報処理装置および方法、並びに記録媒体 - Google Patents

情報処理装置および方法、並びに記録媒体

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JP2001188760A
JP2001188760A JP37577499A JP37577499A JP2001188760A JP 2001188760 A JP2001188760 A JP 2001188760A JP 37577499 A JP37577499 A JP 37577499A JP 37577499 A JP37577499 A JP 37577499A JP 2001188760 A JP2001188760 A JP 2001188760A
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Haruhiko Kondo
治彦 近藤
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個人情報を使い勝手良く管理する。 【解決手段】 パーソナルコンピュータ1のユーザは、
アドレスやスケジュールといった個人情報をフォルダ管
理者3に記憶させてある。ユーザは、自分の個人情報を
見たい場合、インターネット4を介してフォルダ管理者
3と接続し、パスワードなどを入力し、認証を行う。認
証が完了すると、自己の個人情報を参照することが可能
となる。個人情報は、複数のカテゴリ毎に分けられてお
り、例えば、キーワードにより検索を行う場合、それら
の複数のカテゴリを横断的に検索する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理装置および
方法、並びに記録媒体に関し、特に、複数のカテゴリ毎
に個人情報やグループ情報を一括して管理するサーバ
に、インターネットなどの通信ネットワークを介して接
続できるようにする情報処理装置および方法、並びに記
録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ、特に、
モバイルコンピュータと称されるコンピュータが普及し
つつある。モバイルコンピュータは、携帯可能なコンピ
ュータであるので、従来の紙媒体のアドレス帳やスケジ
ュール帳などに取って代わり、用いられつつある。
【0003】また、インターネットの普及に伴い、無料
でメールアドレスを提供するホームページを開設してい
るところがある。ユーザには、メールアドレスが提供さ
れるだけでなく、所定のデータ量内で送受信したメール
を記憶させたり、メールアドレスを含むアドレスを記憶
させることが可能である。従って、このようなホームペ
ージを利用すれば、アドレスを管理する、換言すれば、
アドレス帳代わりに用いることが可能である。
【0004】ユーザは、以後、そのホームページに接続
し、パスワードなどを入力すると、自分に割り当てられ
たデータ領域(ファイル)に接続でき、メールの送受信
やアドレスの管理などを行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したモバイルコン
ピュータをアドレス帳やスケジュール帳などとして利用
した場合、例えば、電池切れや故障といったときに、他
のコンピュータにより、そのモバイルコンピュータに記
憶されている情報を読み出すといったことは困難であっ
た。
【0006】また、アドレス帳などに含まれる情報の中
には、複数のユーザで共用しても良いものもあるが、共
用して用いることはできず、各個人のモバイルコンピュ
ータに記憶させておく必要があった。
【0007】上述したように、無料でメールアドレスを
配布しているホームページを用いれば、インターネット
に接続できるコンピュータであれば、どのようなコンピ
ュータであってもアドレス帳代わりに用いているページ
を参照することが可能である。しかしながら、アドレス
だけであり、スケジュール帳代わりに用いることができ
るページなどまでは提供されていない。
【0008】仮に、スケジュール帳代わりに用いること
ができるページを提供しているとしても、アドレス帳と
スケジュール帳とを横断的に検索するといったことなど
はできず、また、アドレス帳やスケジュール帳以外のカ
テゴリの情報を増やすことはできないといった課題があ
った。
【0009】ところで、WWW(World Wide Web)サーバ
に、WWWブラウザを利用してアクセスすると、WWWサーバ
は、ホームページへのアクセス開始を検知(把握)でき
るが、他のホームページ(他のWWWサーバも含む)に遷
移したとき、もともと表示していたホームページへのア
クセスの終了を検知できない。すなわち、アクセス開始
は検知できるが、終了は検知できない。
【0010】複数のユーザで1つのアドレス帳などの情
報を共有する場合、複数のユーザが同時刻に同一データ
の更新を行うようなことがないように、データの排他制
御が必要となる。従来用いられている方法では、更新
(表示)の開始と同時に該当するデータをロックし、更
新の終了と同時にロックを解除する。しかしながら、WW
Wブラウザを利用してアクセスした場合、更新ページの
表示終了を検知できないと言う不都合があった。
【0011】このような不都合を防ぐには、専用の端末
ソフトを開発し、データの更新画面での操作を完了し、
他の画面へ遷移するときは、必ずサーバに通知が行く仕
組みにするという方法が考えられる。しかしながら、専
用のソフトを開発する手間があり、また、そのソフトを
インストールしていないコンピュータでは、上述したよ
うな問題は解決しないという課題がある。
【0012】上述したような専用のソフトを用いるので
はなく、WWWブラウザを利用する場合、データ更新画面
を表示した時点では、更新対象のデータをロックせず
に、更新実行用のボタンを操作した時点で、初めてデー
タをロックし、更新処理終了と同時に、そのロックを解
除する方法が考えられる。しかしながら、このような方
法を採った場合、同じデータのデータ更新画面を複数の
ユーザが同時に開き、そのデータを更新することが可能
である。その為、データを更新しても他の人がすぐに上
書きしてしまうようなことが起こり得る。また、表示し
ているデータが最新のデータであるという確証が得られ
ず、ユーザの優先権もわかりづらく、同一のデータを共
用して用いる場合には、このような方法は適していな
い。
【0013】また、WWWブラウザを利用する場合、ある
一定の時間、アクセスが全くなかった場合には、共有フ
ァイルの利用自体が終了したと判断し、自動的にログア
ウトし、全データのロックを解除するという方法も考え
られる。しかしながら、サービス(WWWサーバ)へのロ
グイン、ログアウト単位で制御を行うため、個々のデー
タ(共有ファイルの構成要素)をきめ細かに制御できな
い、換言すれば、個々のデータが長時間ロックされてし
まう可能性がある。また、一定時間、アクセスがないた
めに自動ログアウトした場合、共有情報内の全データを
検索し、ユーザがロックしていたデータを解放するとい
う処理が必要となり、サーバの負担が増大してしまうと
いう課題があった。
【0014】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、複数のカテゴリを備え、そのカテゴリ毎に
個人情報またはグループ情報を一括して管理するサーバ
に、インターネットなどの通信ネットワークを介して接
続できるようにすることにより、かつ、グループ情報の
更新には、他のユーザを排他的にできる仕組みを確立す
ることにより、ユーザに使い勝手の良い個人情報(グル
ープ情報)を管理するシステムを提供することを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報処
理装置は、登録されているユーザ毎にファイルを備え、
ファイルに、カテゴリ毎に分類して情報を記憶する記憶
手段と、ネットワークを介して記憶手段に記憶されてい
る情報の読み出しが要求された場合、その要求者が登録
されているユーザであるか否かを判断する判断手段と、
判断手段により要求者が登録されているユーザであると
判断された場合、記憶手段により記憶されているユーザ
のファイルへのアクセスを許可する許可手段と、要求者
が所望した情報を、許可手段によりアクセスが許可され
たファイルから読み出す読み出し手段とを含むことを特
徴とする。
【0016】要求者が入力したキーワードを含む情報
を、記憶手段に記憶されているユーザのファイル内の各
カテゴリから検索する検索手段をさらに含むようにする
ことができる。
【0017】情報コンテンツを取得する取得手段をさら
に含み、前記記憶手段は、取得手段により取得された情
報コンテンツを所望としているユーザのファイルの所定
のカテゴリに記憶するようにすることができる。
【0018】課金する課金手段をさらに含むようにする
ことができる。
【0019】ネットワークを介して送信されてきた電子
メールを受信し、その受信した電子メールの差出人のメ
ールアドレスから、その差出人が、登録されているユー
ザであるか否かを判断する第2の判断手段をさらに含
み、前記記憶手段は、第2の判断手段により判断された
ユーザのファイルの所定のカテゴリに、受信された電子
メールの内容を記憶するようにすることができる。
【0020】請求項6に記載の情報処理方法は、登録さ
れているユーザ毎にファイルを備え、ファイルに、所定
の情報が複数のカテゴリ毎に分類されて記憶されるよう
に制御する記憶制御ステップと、ネットワークを介して
記憶制御ステップの処理で記憶されている情報の読み出
しが要求された場合、その要求者が登録されているユー
ザであるか否かを判断する判断ステップと、判断ステッ
プの処理で要求者が登録されているユーザであると判断
された場合、記憶制御ステップの処理で記憶されたユー
ザのファイルへのアクセスを許可する許可ステップと、
要求者が所望した情報を、許可ステップの処理でアクセ
スが許可されたファイルのみから読み出されるように制
御する読み出し制御ステップとを含むことを特徴とす
る。
【0021】請求項7に記載の記録媒体のプログラム
は、情報処理装置に、登録されているユーザ毎にファイ
ルを備え、ファイルに、所定の情報が複数のカテゴリ毎
に分類されて記憶されるように制御する記憶制御ステッ
プと、ネットワークを介して記憶制御ステップの処理で
記憶されている情報の読み出しが要求された場合、その
要求者が登録されているユーザであるか否かを判断する
判断ステップと、判断ステップの処理で要求者が登録さ
れているユーザであると判断された場合、記憶制御ステ
ップの処理で記憶されたユーザのファイルへのアクセス
を許可する許可ステップと、要求者が所望した情報を、
許可ステップの処理でアクセスが許可されたファイルの
みから読み出されるように制御する読み出し制御ステッ
プとを含むことを特徴とする。
【0022】請求項1に記載の情報処理装置、請求項6
に記載の情報処理方法、および請求項7に記載の記録媒
体においては、登録されているユーザ毎にファイルが備
えられ、そのファイルに、カテゴリ毎に分類されて情報
が記憶され、記憶されている情報の読み出しが要求され
た場合、その要求者が登録されているユーザであるか否
かが判断され、登録されているユーザであると判断され
たとき、記憶されているユーザのファイルへのアクセス
が許可され、要求者が所望した情報が、そのファイルか
ら読み出される。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した情報管
理システムの一実施の形態の構成を示す図である。図1
の実施の形態においては、3台のパーソナルコンピュー
タ1−1乃至1−3(以下、パーソナルコンピュータ1
−1乃至1−3を個々に区別する必要がない場合、単に
パーソナルコンピュータ1と記述する。他の装置におい
ても同様とする)が、それぞれ契約しているプロバイダ
2−1乃至2−3を介して、通信ネットワークとしての
インターネット4に接続している。また、インターネッ
ト4には、パーソナルコンピュータ1のユーザの個人情
報を含む情報を管理しているフォルダ管理者3も接続さ
れている。
【0024】図2は、パーソナルコンピュータ1の内部
構成を示すブロック図である。パーソナルコンピュータ
1のCPU(Central Processing Unit)11は、ROM(Rea
d Only Memory)12に記憶されているプログラムに従
って各種の処理を実行する。RAM(Random Access Memor
y)13には、CPU11が各種の処理を実行する上におい
て必要なデータやプログラムなどが適宜記憶される。入
出力インタフェース15には、キーボードやマウスなど
から構成される入力部16が接続されており、それらか
ら入力された信号をCPU11に出力する。また、入出力
インタフェース15には、ディスプレイやスピーカなど
から構成される出力部17が接続されいる。
【0025】さらに、入出力インタフェース15には、
HDD(ハードディスクドライブ)などから構成される
記憶部18、モデムなどから構成され、インターネット
4を介して他の装置とのデータの授受を行う通信部1
9、および磁気ディスク31、光ディスク32、光磁気
ディスク33、半導体メモリ34からデータやプログラ
ムを読み出したり、それらの記録媒体に書き込みを行っ
たりするドライブ20も接続されている。
【0026】図3は、フォルダ管理者3の構成を示す図
である。WWW(World Wide Web)サーバ41は、フォル
ダ管理者3内の各部を管理し、インターネット4を介し
て外部のコンピュータとのデータの授受を行う。ファイ
アウォール42は、セキュリティ機能を設定するために
設けられており、外部から許可されていないものが進入
することがないように見張っている。認証サーバ43
は、会員データベース44に登録されている会員である
か否かを判断するサーバである。
【0027】課金サーバ45は、必要に応じ、課金する
ために設けられたサーバであり、課金する必要がないシ
ステムにおいては、設ける必要はない。マイフォルダサ
ーバ46は、マイフォルダを管理するサーバであり、マ
イフォルダデータベース47に蓄積された情報(詳細は
後述する)を読み出し、WWWサーバ41に出力する。上
述した各部は、LAN(Local AreaNetwork)48により相
互に接続されている。
【0028】情報コンテンツ制作用コンピュータ49
は、メールマガジンなどを提供するための情報コンテン
ツを制作するコンピュータであり、情報を提供する会社
などに設置されている。図3では、1つの情報コンテン
ツ制作用コンピュータ49しか図示していないが、複数
の情報コンテンツ作成用コンピュータ49が存在すると
して説明する。
【0029】図4は、マイフォルダデータベース47に
記憶されている情報について説明する図である。マイフ
ォルダデータベース47は、個人情報エリアとグループ
情報エリアとから構成されている。個人情報エリアは、
会員データベース44に登録されている個人ユーザ数、
または、マイフォルダのサービスを受けることを所望
し、登録した人の数だけのファイルが存在しており、そ
れぞれのファイルは、複数のカテゴリから構成されてい
る。同様に、グループ情報エリアも、登録されているグ
ループ数だけのファイルが存在している。これらのファ
イルを適宜、マイフォルダと記述する。
【0030】個人情報エリアの各ファイルと、グループ
情報エリアの各ファイルは、全て一意に区別が付けられ
るマイフォルダ名と称される、ユーザが任意に付けた名
前で区別がつくようになっている。また、各ファイルに
は、アドレス、スケジュール、アルバム、メモ、人、UR
L、店といったカテゴリ毎に、データが記録されてお
り、これらのカテゴリは、ユーザにより追加、削除がで
きるようになっている。
【0031】上述した情報管理システムの動作につい
て、図5のフローチャートを参照して説明する。ここで
は、前提とし、パーソナルコンピュータ1のユーザは、
会員データベース44(図3)に登録されているユーザ
であり、マイフォルダの所有を所望しているユーザとし
て登録済みであるとする。
【0032】ステップS1において、パーソナルコンピ
ュータ1は、インターネット4に接続され、さらに、フ
ォルダ管理者3のWWWサーバ41(マイフォルダのホー
ムページ)と接続される。WWWサーバ41は、接続され
たパーソナルコンピュータ1に対して、マイフォルダに
アクセスするためのホームページの認証用画面を提供す
るデータを送信する。その送信されたデータに基づき、
パーソナルコンピュータ1は、出力部17を構成するデ
ィスプレイ60上に、認証用の画面を表示する。
【0033】図6は、ディスプレイ60上に表示される
認証用画面の一例である。図6に示したように、マイフ
ォルダ名を入力する欄61−1、メンバ名を入力する欄
61−2、およびアクセスコードを入力する欄61−3
各欄に入力が終了したとき、その入力したので良ければ
操作される実行ボタン62、および各欄に入力したデー
タをクリアしたい場合に操作されるクリアボタン63が
設けられている。
【0034】マイフォルダ名を入力する欄61−1は、
マイフォルダデータベース47内の、所望のファイル
(自己のマイフォルダ)を読み出す為に入力する欄であ
る。この欄61−1は、ユーザが、1つのファイル(マ
イフォルダ)しか設定していない場合は、アクセスコー
ドとメンバ名で、1つのマイフォルダが一意に決定でき
るので、設ける必要はないが、複数のマイフォルダを設
定している場合、例えば、個人情報エリアとグループ情
報エリア(図4)に1つづつマイフォルダを設定してい
る時などは、どちらのマイフォルダを所望としているの
かを区別するために入力する必要がある。その為に設け
られている。なお、1人のユーザが個人情報エリアに複
数のマイフォルダを設定することが可能にした場合、そ
れらのファイルを区別するためにも、マイフォルダ名を
入力するための欄61−1を設ける必要はある。
【0035】メンバ名を入力するために設けられた欄6
1−2は、各マイフォルダを利用する利用者の名前を入
力する為の欄である。欄61−2に入力されるのは、利
用者の名前そのものでなくても、利用者が任意に付けた
名前でも良い。アクセスコードを入力するために設けら
れた欄61−3は、ユーザ毎に、フォルダ管理者3から
与えられたパスワードを入力するための欄である。
【0036】図5のフローチャートの説明に戻り、ステ
ップS2において、図6に示したような認証画面の各欄
に、マイフォルダ名、メンバ名、およびアクセスコード
が入力され、実行ボタン62が操作された場合、その情
報は、インターネット4を介してフォルダ管理者3のWW
Wサーバ41に送信される。WWWサーバ41は、受信した
情報をファイアウォール42を介して、認証サーバ43
に出力する。認証サーバ43は、入力された情報を基
に、会員データベース44を検索し、登録されている会
員であるか否かを判断する。
【0037】その判断結果は、WWWサーバ41に出力さ
れる。WWWサーバ41は、ステップS3において、認証
ができたか否かを、認証サーバ43の認証結果から判断
し、認証できたと判断できなかった場合、ステップS4
に、認証できたと判断できた場合、ステップS5に進
む。WWWサーバ41は、認証ができなかったと判断した
場合、そのことをユーザに認識させるための画面(メッ
セージ)を表示させるデータを、パーソナルコンピュー
タ1に対して送信する。
【0038】パーソナルコンピュータ1は、WWWサーバ
41から送信されたデータを受信し、ステップS4にお
いて、認証が無効であることをユーザに通知する画面を
表示する。ユーザは、その無効通知の画面を見て、認証
ができなかったことを認識し、ステップS2に戻り、再
び、認証の為の情報を入力し直す。
【0039】一方、WWWサーバ41は、認証ができたと
判断した場合、ユーザが所望したマイフォルダの初期画
面のデータを、パーソナルコンピュータ1に対して送信
する。この際、WWWサーバ41は、認証されたユーザで
あるので、そのユーザが所望したマイフォルダ名に対応
するファイルをマイフォルダデータベース47から読み
出させ、そのデータ(主に、カテゴリの種類や字体など
に関するデータ)に基づく初期画面のデータを作成し、
パーソナルコンピュータ1に対して送信する。
【0040】パーソナルコンピュータ1は、ステップS
5において、WWWサーバ41から送信されたマイフォル
ダの初期画面のデータを受信し、その受信したデータを
基に、ディスプレイ60上に、マイフォルダの初期画面
を表示する。
【0041】図7は、ステップS5において、表示され
るマイフォルダの初期画面の一例を示す図である。図7
に示した表示例では、手帳をイメージした画面構成であ
り、見開いた状態で、左側のページには、上部にマイフ
ォルダのロゴが、中部にフォルダ管理者3からのお知ら
せやニュースなどを知りたいときに選択される項目(カ
テゴリ)が、下部に検索したいキーワードを入力する欄
71、入力したキーワードで良い時に操作されるボタン
72、およびカテゴリの登録などを行うときに操作され
るボタン73が、それぞれ設けられている。
【0042】右側のページは、カテゴリ表示部74であ
り、図7に示した表示例では、スケジュール、メモ、ア
ドレス、ブックマーク、グルメ、単語帳、アルバム、メ
ール情報、およびスクラップブックのカテゴリが設けら
れている。ユーザは、これらのカテゴリを、左ページに
設けられた登録用のボタン73を操作することにより表
示される登録画面に、必要事項を入力することにより、
新たな情報を追加することができるとともに、不必要な
情報を削除することもできる。
【0043】図5のフローチャートの説明に戻り、ステ
ップS5において、図7に示したようなマイフォルダの
初期画面が表示されると、ステップS6に進み、登録用
のボタン73が操作されたか否かが判断される。ステッ
プS6において、登録用のボタン73が操作されたと判
断された場合、ステップS7に進み、ボタン73は操作
されてはいないと判断された場合、ステップS8に進
む。
【0044】ステップS7において、登録処理が行われ
る。図8は、ステップS7の登録処理の詳細を説明する
フローチャートである。ステップS21において、フォ
ルダ管理者3のWWWサーバ41は、状況に合った登録画
面のデータを読み出す。状況に合った登録画面とは、こ
の場合、マイフォルダの初期画面の状態での登録画面と
いうことなので、カテゴリの追加や削除といったことを
行える画面である。その他の状況の時の登録画面として
は、後述するが、例えば、スケジュールの画面が表示さ
れている状態であったなら、新たなスケジュールを登録
するための画面であり、アドレスの画面が表示されてい
る状態であったなら、新たなアドレスを登録するための
画面である。
【0045】このように、パーソナルコンピュータ1
に、どのような画面が表示されていたかにより、登録で
きる内容が異なるので、登録画面も異なる。ステップS
21において、状況に応じた登録画面のデータが読み出
されると、そのデータは、パーソナルコンピュータ1に
送信される。パーソナルコンピュータ1は、ステップS
22において、フォルダ管理者3から送信されたデータ
を受信し、その受信したデータに基づいて、登録画面を
表示する。ユーザは、ステップS23において、表示さ
れた登録画面に従って、必要事項を入力することによ
り、この場合、カテゴリの登録を行う。
【0046】ステップS23においてユーザにより登録
項目の入力が終了され、さらに、所定の操作が行われる
ことにより、その登録項目の情報の送信が指示される
と、WWWサーバ41に対して送信される。WWWサーバ41
は、ステップS24において、送信されてきた登録項目
の情報をマイフォルダデータベース47の、その情報を
送信してきたユーザのファイル(マイフォルダの初期画
面のときに入力したマイフォルダ名に対応するファイ
ル)に記憶させる。このような登録処理が完了すると、
そのことをユーザに知らせる為の画面を表示させるため
のデータが送信される。
【0047】パーソナルコンピュータ1は、ステップS
25において、登録完了を知らせる画面が表示される。
その画面に、例えば、”OK”と書かれたボタンがあ
り、そのボタンが操作されると、図7に示したような初
期画面に戻る。なお、初期画面の表示に戻る際、追加さ
れたカテゴリは追加された状態で、削除されたカテゴリ
は表示されない状態で、表示される。
【0048】登録処理が、何らかの理由で、例えば、必
須項目の入力がされていなかった場合など、そのことを
ユーザに認識させるメッセージが表示され、ユーザは、
そのメッセージで示されていることを解消するために、
再度、登録処理を繰り返す。
【0049】一方、ステップS6において、登録の為の
ボタン73は操作されていはいないと判断された場合、
ステップS8に進み、検索の為のボタン72が操作され
たか否かが判断される。ステップS8において、ボタン
72が操作されたと判断された場合、ステップS9に進
み、ボタン72は操作されてはいないと判断された場
合、ステップS10に進む。
【0050】ユーザは、自分のマイフォルダに記憶され
ている事項の中から、所望の情報を読み出させたい場
合、その情報を読み出す為のキーワードを欄71に入力
する。さらにユーザは、欄71にキーワードを入力し、
その入力したキーワードで良ければ、ボタン72を操作
し、良くなければ、再度、欄71にキーワードを入力し
直す。
【0051】上述したように、欄71にキーワードが入
力され、ボタン72が操作されると、ステップS9にお
いて、キーワードによる検索処理が開始される。図9
は、ステップS9のキーワードにより検索処理の詳細を
説明するフローチャートである。ステップS31におい
て、フォルダ管理者3のWWWサーバ41は、いまいるフ
ァイル内、換言すれば、図6に示した認証用画面におい
てマイフォルダ名として欄61−1に入力したフォルダ
に対応するファイル内を検索し、キーワードを含む情報
をピックアップしていく。すなわち、このキーワードに
よる検索は、マイフォルダ内の全てのカテゴリ内を、横
断的に検索することにより、複数のカテゴリから、ヒッ
トする情報がピックアップされる。
【0052】ステップS32において、検索した結果、
ヒットする情報が存在したか否かが判断される。ステッ
プS32において、ヒットする情報がないと判断された
場合、そのことをユーザに知らせるメッセージが送信さ
れ、ヒットする情報が存在すると判断された場合、その
ヒットしたデータが送信される。
【0053】フォルダ管理者3により、ヒットする情報
がないと判断された場合、パーソナルコンピュータ1側
では、ステップS33において、ヒットした情報がない
ことをユーザに知らせる為のメッセージが表示される。
ユーザは、その表示されたメッセージを認識し、ステッ
プS35において、キーワードの再入力を行う。新たに
入力されたキーワードに対し、ステップS31以下の処
理が繰り返される。
【0054】一方、ヒットする情報があった場合、その
情報に関するデータがフォルダ管理者3から送信される
ため、パーソナルコンピュータ1側では、ステップS3
4において、受信したデータを基に、ヒットした情報の
一覧表示が行われる。図10は、一覧表示されたときの
表示例を示す図である。図10の表示例では、ディスプ
レイ60の上部に、検索したキーワードを表示するキー
ワード表示部81が設けられている。図10に示した表
示例では、”山田”という言葉がキーワードとして入力
されたことを示している。
【0055】キーワード表示部81の下側には、欄82
およびボタン83が設けられている。この欄82とボタ
ン83は、図7の表示例で説明した欄71とボタン72
と同様の処理を行うものである。欄81の下側には、カ
テゴリ表示部84が設けられており、図7の表示例での
右側のページ、即ち、カテゴリ表示部74に表示されて
いる同様のカテゴリ(”トップページへ”は除く)が表
示されている。さらに、カテゴリ表示部85の下側に
は、検索数表示部85が設けられており、キーワード表
示部81に表示されているキーワードで検索した結果、
ヒットした情報の数が示されている。この場合、6件ヒ
ットし、その内の1件目と2件目を表示していることを
示している。
【0056】結果数表示部85の下側には、表示されて
いない検索結果を表示させるためのボタンが設けられて
いる。図10の表示例では、6件中、1件目と2件目し
か表示されていないため、3件目以降を表示させたいと
きのために、”次頁”というボタンが設けられている。
また、前の頁が存在するときには、”前頁”というボタ
ンも表示される。このようなボタンの下側には、検索の
結果、ヒットした情報が表示される結果表示部86が設
けられている。
【0057】この結果表示部86には、カテゴリ表示部
84に並んでいる順(この場合、左側から右側の順)
に、該当する情報が表示されるようになっている。この
場合、”山田”というキーワードに対して”スケジュー
ル”というカテゴリ内では、ヒットする情報がなく、次
のカテゴリの”メモ”には存在したので、その情報が2
件分表示されている。
【0058】図10に示した状態で、ユーザが3件目以
降の情報を見たいと思い、結果数表示部85の下側にあ
るボタンを操作すると、図11(A)に示したような表
示例に切り替わる。”メモ”の次のカテゴリである”ア
ドレス”に3件の該当する情報があったため、それらの
情報が表示されている。図11(A)に示したように、
1,2件目を表示する前の頁と、6件目を表示する次の
頁が存在するため、結果数表示部85の下側には、”前
頁”と”次頁”のボタンが表示される。
【0059】この状態で、ユーザが”次頁”のボタンを
操作すると、図11(B)に示したような表示になる。
6件中、6件目の情報が表示される。
【0060】図9のフローチャートの説明に戻り、ステ
ップS34において、図10または図11に示したよう
な画面が表示されると、ステップS36において、項目
が選択されたか否かが判断される。ユーザは、結果表示
部86に表示された情報のうち、詳細を知りたい項目
を、例えば、入力部16としてのマウスをクリックする
ことにより選択する。項目が選択された場合、何が選択
されたかを示す情報は、フォルダ管理者3に対して送信
される。
【0061】フォルダ管理者3は、ステップS37にお
いて、受信した情報により、ユーザが選択した項目に対
応する詳細な情報をマイフォルダデータベース47から
検索し、読み出し、パーソナルコンピュータ1に対して
送信する。このように選択された項目の詳細な情報は、
ステップS39において、パーソナルコンピュータ1の
ディスプレイ60上に表示される。図12は、詳細な情
報の表示例を示している。
【0062】図12に示した表示例では、図11(A)
に示した表示例で、結果表示部86に表示されている”
山田 太郎”という項目が選択された場合の表示例を示
している。ディスプレイ60の上部には、カテゴリが一
覧表示されており、その下側に設けられている存在カテ
ゴリ表示部94には、現在存在する(表示されている手
帳としてのページの)カテゴリの名前が表示される。
【0063】存在カテゴリ表示部94の右側には、欄9
1、ボタン92およびボタン93が設けられ、これらの
部分は、図7に示した欄71、ボタン72およびボタン
73と同様の処理を行うものである。それらの部分の下
側には、詳細表示部95が設けられており、そこに、ユ
ーザが所望とした項目の詳細情報が表示される。図12
に示したように、カテゴリとしての”アドレス”の詳細
情報としては、名前、電話番号、E-Mail、URL、住所な
どの他に、職業、会社名、会社の住所や電話番号、血液
型、メモなどがある。
【0064】図12に示した表示例では、自宅住所.2ま
でしか表示されていないが、ユーザが、その他の職業や
会社名といった情報を見たいと所望した場合、詳細表示
部95の右側に備えられたスクロールバー96を操作す
ることにより、表示されていない部分の情報を見ること
が可能である。
【0065】詳細表示部95の下側には、3つのボタン
97−1乃至97−3が設けられており、”一覧”のボ
タン97−1は、この場合、”アドレス”というカテゴ
リ内に記憶されている情報を一覧させる際に操作される
ボタンであり、”前へ”のボタン97−2は、アドレス
の場合、名前順にソートされており、”山田太郎”の前
に存在するアドレス情報を表示させたい際に操作される
ボタンであり、同様に、”次へ”のボタン97−3は、
次のアドレス情報を表示させたいときに操作されるボタ
ンである。
【0066】例えば、図12に示した状態で、”一覧”
のボタン97−1が操作された場合、ディスプレイ60
上に表示される画面は、図13に示すような画面に切り
替わる。即ち、詳細表示部95が一覧表示部101とな
り、詳細情報の一部(簡略化された)の情報が、一覧形
式で表示される。一覧表示部101に表示される情報の
欄には、詳細ボタン102が設けられており、その詳細
ボタン102が操作されると、図12に示したような詳
細な情報を表示する画面に切り替わる。
【0067】図12に示した表示例では、詳細表示部9
5の下側に、変更ボタン98と削除ボタン99も設けら
れている。変更ボタン98は、詳細表示部95に記載さ
れている情報を変更したい場合に操作されるボタンであ
り、削除ボタン99は、表示されている情報を、マイフ
ォルダのデータベースから削除したいときに操作される
ボタンである。また、変更ボタン98と削除ボタン99
は、図13に示した、一覧表示部101の下側にも備え
られている。
【0068】変更や削除は、個人情報エリア内の情報、
すなわち、アクセスするユーザが基本的に1人しか存在
しないようなフォルダ内の情報に関しては、変更や削除
は、ユーザが所望とする時、所望するように行っても問
題はない。しかしながら、グループ情報エリア内の情報
の場合、アクセスするユーザが複数人、存在するため、
情報の変更や削除を行う場合には、他のユーザのことも
配慮して行う必要がある。
【0069】例えば、ユーザAが、カテゴリの”アドレ
ス”内の情報の変更の処理をしているとき、同時刻に、
同一の情報をユーザBが削除の処理をしていると、ユー
ザAが変更したことが、他のユーザに知られる前に、ユ
ーザBが削除という処理が反映されてしまうといったこ
とが考えられる。このような不都合を防ぐための処理に
ついては、後述する。なお、変更ボタン98や削除ボタ
ン99が操作された場合の表示画面などは、基本的に個
人情報エリア内、グループ情報エリア内、どちらのエリ
アにいたとしても同じなので、詳細な処理については後
述する。
【0070】図9のフローチャートの説明に戻り、ステ
ップS39において、図12に示したような画面がディ
スプレイ60上に表示されると、ステップS40に進
む。ステップS40には、ステップS36において(図
10または図11に示したような画面において)、項目
は選択されてはいないと判断され、ステップS38にお
いて、検索の為のボタン83が操作されてはいないと判
断された場合、換言すれば、カテゴリ表示部84に表示
されているカテゴリが選択された場合にも、このステッ
プに来る。カテゴリ表示部84のカテゴリが選択される
と、その選択されたカテゴリのデータがフォルダ管理者
3から提供されることにより、例えば、図12に示した
ような画面がディスプレイ60上に表示される。
【0071】ステップS38において、検索の為のボタ
ン83が操作されたと判断された場合、ステップS31
に戻り、それ以降の処理が繰り返される。仮に、図10
に示したような画面において、ユーザが、ボタン83を
操作したとする。その際、ユーザは、いま検索された結
果内から、さらに絞り込みの検索を行うか、複数のカテ
ゴリ内を横断的に検索を行うかを選択することができ
る。即ち、ボタン83の右隣に設けられた”この結果内
から検索”を選択した場合、いま検索された結果内のみ
から(この場合、6件中から)、さらに検索することを
意味し、”新規に検索”を選択した場合、複数のカテゴ
リを横断的に検索することを意味する。
【0072】図10に示したように、”この結果内から
検索”が選択されているときは、黒丸で表示される。こ
の状態で、新たなキーワードとして”SCN”と欄82に
入力し、ボタン83を操作すると、その検索結果とし
て、図14に示したような画面がディスプレイ60上に
表示される。キーワード表示部には、”山田>SCN”と
表示され、”山田”というキーワードの検索結果から、
さらに、”SCN”というキーワードで検索されたことを
示している。
【0073】このように、”山田”というキーワードで
検索したときには該当する情報が6件あったが、さら
に”SCN”というキーワードで絞り込み検索を行った結
果、2件になったことが示されている。
【0074】上述した説明では、まず1つのキーワード
で検索し、さらに次のキーワードで検索するといった場
合を説明したが、複数のキーワードをスペースキーなど
で区切って欄82(図7の欄71でも良い)に入力する
ことにより、複数のキーワードにより、同様の検索を行
うことも可能である。
【0075】図15は、図9のステップS40のカテゴ
リ内での処理の詳細を説明するフローチャートである。
図12に示したような画面がディスプレイ60上に表示
されている状態は、換言すれば、ユーザが所望とするカ
テゴリのページが開かれていることになる。パーソナル
コンピュータ1は、ステップS51において、登録用の
ボタン93が操作されたか否かを判断する。ボタン93
が操作されたと判断された場合、ステップS52に進
み、登録処理が行われる。
【0076】ステップS52における登録処理は、図8
のフローチャートを参照して説明した処理と、基本的に
同様であるので、その説明は省略する。ただし、ステッ
プS21において読み出される登録画面は、この場合、
新たなアドレス情報を追加するための画面データであ
る。そして、ステップS22において、パーソナルコン
ピュータ1のディスプレイ60上に表示される画面とし
ては、例えば、図16に示すような画面である。
【0077】図16の表示例では、詳細表示部95(図
12)の部分が、登録画面表示部111に切り替わって
いる。このように登録画面は、その時に存在するカテゴ
リ内の情報を追加登録するための画面が表示されてい
る。
【0078】一方、ステップS51において、登録の為
のボタン93(図12)が操作されたのではないと判断
された場合、ステップS53に進み、検索の為のボタン
92が操作されたのか否かが判断される。ステップS5
3において、ボタン92が操作されたと判断された場
合、ステップS54に進み、キーワードによる検索処理
が開始される。
【0079】ステップS54におけるキーワードによる
検索処理は、基本的に、図9のフローチャートで説明し
ている処理と、同様の処理なので、その説明は省略す
る。ただし、ステップS31においては、いまいるカテ
ゴリ(この場合、アドレス)内のみでの検索が行なわれ
る。
【0080】ステップS53において、ボタン92が操
作されたのではないと判断された場合、ステップS55
に進む。登録の為のボタン93が操作されたのではな
く、かつ、検索の為のボタン92が操作されたのでもな
い場合、ディスプレイ60の上部に表示されているカテ
ゴリの一覧の中から、ユーザが所望するカテゴリが選択
されたのか、または、下側に表示されているボタン97
−1乃至97−3の内のいずれかのボタンが操作された
ということになる。
【0081】ステップS55において、フォルダ管理者
3は、例えば、ユーザが所望のカテゴリを選択した場合
は、その選択されたカテゴリの情報を、マイフォルダデ
ータベース47から読み出しパーソナルコンピュータ1
に対して送信する。ステップS56において、パーソナ
ルコンピュータ1は、フォルダ管理者3から送信された
情報をディスプレイ60上に表示する。
【0082】ディスプレイ60上に表示される画面は、
選択されたカテゴリに適した画面であるが、基本的な構
成としては、図12に示したような画面である。このよ
うな画面が表示されると、ステップS6(図5)に戻
り、その画面において、それ以降の処理が繰り返され
る。
【0083】図5のフローチャートの説明に戻り、ステ
ップS8において、検索の為のボタン72(図7)が操
作されたのではないと判断された場合、ステップS10
に進む。ステップS10に進む場合、カテゴリ表示部7
4に表示されているカテゴリ(右ページに表示されてい
る3つのカテゴリも含む)が選択されたことになる。従
って、ステップS10において、フォルダ管理者3は、
ユーザが指示したカテゴリの情報をマイフォルダデータ
ベース47から読み出し、パーソナルコンピュータ1に
対して送信する。
【0084】パーソナルコンピュータ1は、ステップS
11において、受信したカテゴリの情報に基づき、その
情報をディスプレイ60上に表示する。表示される画面
は、選択されたカテゴリに対応する画面であり、例え
ば、”スクラップブック”というカテゴリが選択された
場合、図17に示すような画面である。
【0085】このように、インターネットを介して個人
情報を取得することができるため、インターネットに接
続できる状況下であれば、どこからでも利用することが
可能である。また、用いるコンピュータを替えても利用
することが可能であり、さらに、ブラウザなどのソフト
を替えた場合においても、利用することが可能である。
【0086】また、情報を一カ所(フォルダ管理者3)
が管理しているので、例えば、1人が複数のコンピュー
タを用いているような場合に、コンピュータ毎に情報が
点在するようなことがなく、使い勝手が向上する。逆
に、1台のコンピュータを複数のユーザで用いているよ
うな場合でも、個人情報は、フォルダ管理者3に個人毎
にファイル(マイフォルダ)を持つことが可能なので各
個人毎に管理することができる。さらに、グループ情報
エリアを設けたため、複数の人間と共用できる情報は、
共用することが可能となり、同じ情報を各ユーザのコン
ピュータに記憶させておくなどの無駄を省くことが可能
となる。
【0087】このようなシステムを用いて、ユーザが行
える他の処理について説明する。例えば、パーソナルコ
ンピュータ1−2(図1)のユーザが、パーソナルコン
ピュータ1−1のユーザに電子メールを送信し、パーソ
ナルコンピュータ1−1は、送信された電子メールを受
信したとする。パーソナルコンピュータ1−1は、その
受信メールを内蔵している記憶部18(図2)に記憶す
る。
【0088】ユーザは、記憶部18の記憶容量が少な
く、不要だと思われるメールはすぐに削除したいとか、
逆に大切なメールなので、間違って削除してしまうよう
なことがないようにしたいなどの要望があるとき、また
は、忘れてはいけないような事柄を、マイフォルダに記
載させておきたいような場合、そのようなメール(事
柄)をフォルダ管理者3側で管理させることが可能であ
る。そのようなサービスを受ける場合の処理について、
図18のフローチャートを参照して説明する。
【0089】前提として、上述したようなサービスを受
ける前に、ユーザは、メールアドレスの登録をフォルダ
管理者3にしておく必要がある。登録するメールアドレ
スは、ユーザが、フォルダ管理者3にメールを送信する
際に用いるユーザのメールアドレス、換言すれば、受信
した側で送信元のメールアドレスとして表示されるアド
レスである。
【0090】ステップS71において、パーソナルコン
ピュータ1のユーザは、マイフォルダに記載させたい内
容を記述したメールを作成する。このメールの内容とし
ては、上述したように、他のユーザから送信されてきた
メール(従って、このような場合は、転送処理になる)
や、マイフォルダに記憶させておきたいような事柄であ
る。ステップS72において、作成したメールを送信す
る。送信する際、送信先のアドレスとしては、フォルダ
管理者3のWWWサーバ41宛てにする。
【0091】フォルダ管理者3のWWWサーバ41は、ス
テップS73において、受信したメールの送信元のメー
ルアドレスは、登録されているメールアドレスであるか
否かを判断する。登録されていないメールアドレスであ
ると判断した場合、そのことをユーザに知らせるメール
を、そのメールを送信してきたパーソナルコンピュータ
1に対して送信する。ステップS74において、パーソ
ナルコンピュータ1は、登録されていないことを知らせ
るメールを受信し、ユーザは、そのような内容のメール
を読むことにより、問題を解決するための処理、例え
ば、自分のメールアドレスを登録し直すといった処理を
行う。
【0092】一方、ステップS73において、受信した
メールの送信元であるメールアドレスは、登録済みであ
ると判断された場合、ステップS75に進み、対応する
マイフォルダに記憶させる。即ち、WWWサーバ41は、
登録済みのメールアドレスからのメールであると判断し
た場合、そのメールをマイフォルダサーバ46に転送す
る。マイフォルダサーバ46は、転送されたメールの送
信元のメールアドレスから、ユーザを判断し、マイフォ
ルダデータベース47内の、そのユーザに対応するマイ
フォルダ(ファイル)に記憶させる。
【0093】このようにして、大切な情報などを、手元
のコンピュータ内のハードディスクなどの記憶媒体では
なく、他の記憶媒体に記憶させておくことができ、か
つ、情報を一カ所に集中して記憶させておくことが可能
なので、使い勝手を向上させることができる。
【0094】さらにユーザは、メールマガジンなどと称
されるサービスを受けることが可能である。メールマガ
ジンとは、予めユーザが興味のある分野などを登録して
おくと、その分野に関する記事があった場合、自分宛の
電子メールとして、その記事が送信されてくるというサ
ービスである。このようなことを実現するためには、情
報を提供してくれる情報提供者が必要である。
【0095】本実施の形態では、メールとして送信され
てくるのではなく、上述したマイフォルダに記憶され、
ユーザは、都合のいいときに、マイフォルダ内に記憶さ
れているメールマガジンを読むことが可能である。その
ような場合の情報管理システムの動作について、図19
のフローチャートを参照して説明する。
【0096】フォルダ管理者3の情報コンテンツ制作用
コンピュータ49は、ステップS91において、情報コ
ンテンツを制作する。上述したように、情報コンテンツ
製作用コンピュータ49は、それぞれ異なるコンテン
ツ、例えば、スポーツ、車、政治、コンピュータなどと
いったカテゴリ別にコンテンツを制作するため、複数存
在する。情報コンテンツ制作用コンピュータ49は、制
作した情報コンテンツをWWWサーバ41に送信する。
【0097】WWWサーバ41は、ステップS92におい
て、情報コンテンツ制作用コンピュータ49から送信さ
れた情報コンテンツを受信し、そのコンテンツを登録
(記憶)する。このような処理とは別に、マイフォルダ
サーバ46は、ステップS93において、定期的にポー
リングし、WWWサーバ41に新たな所定の情報コンテン
ツを要求する。
【0098】WWWサーバ41は、ステップS94におい
て、マイフォルダサーバ46からの要求に対し、要求さ
れた情報コンテンツが登録されている場合、その情報コ
ンテンツをマイフォルダサーバ46に対して送信する。
登録されていない場合は、送信するものがないので、送
信処理は行われない。
【0099】マイフォルダサーバ46は、ステップS9
5において、WWWサーバ41からの情報コンテンツを、
そのコンテンツを所望しているユーザのファイル(マイ
フォルダ)に記憶(登録)させる。このようにして、ユ
ーザのマイフォルダに登録された情報コンテンツは、例
えば、図7に示した表示例で、左側のページに表示され
ている”ニュース”といったカテゴリを選択すると見ら
れるようになっている。または、情報コンテンツは、カ
テゴリ毎に分類され、対応するカテゴリに記憶されるよ
うにしても良い。
【0100】上述した説明においては、主に、マイフォ
ルダは個人用の場合を説明したが、1つのマイフォルダ
を複数の特定のユーザ間で共有して用いること(グルー
プ情報エリア内の情報を用いること)も可能である。従
って、上述したように、グループ情報エリア内の情報が
変更や削除される場合、他のユーザに配慮して行わせな
くてはならない。そこで、本実施の形態においては、情
報の変更や削除などの処理を1ユーザが行っているとき
は、他のユーザが、同一情報に対して変更や削除などの
処理をできないように制御する。図20のフローチャー
トを参照して、そのようなことを実現するための処理に
ついて説明する。
【0101】ステップS101において、パーソナルコ
ンピュータ1は、ユーザの指示のもと、フォルダ管理者
3のWWWサーバ41にログインする。ログインすると、
フォルダ管理者3からID番号が与えられる。ID番号は、
ログインしたときに、そのユーザ(パーソナルコンピュ
ータ1)に対して与えられる番号である。与えられた番
号は、テンポラリファイルとしてパーソナルコンピュー
タに記憶される。
【0102】ステップS102において、ユーザが所望
としたカテゴリの画面が表示される。例えば、図12に
示したようなカテゴリ”アドレス”のページが表示され
る。このようなページが表示されている状態で、ユーザ
が変更ボタン98または削除ボタン99を操作したか否
かが、ステップS103において判断される。図12に
示したような画面が表示されている状態で、変更ボタン
98または削除ボタン99が操作された場合、”山田太
郎”に関するデータの変更、または、カテゴリ”アドレ
ス”からの削除が指示されたことになる。
【0103】このような変更または削除という処理(以
下、適宜、編集処理と記述する)を認めるか否かをフォ
ルダ管理者3は、ステップS104において判断する。
その判断方法としては、優先権を持っている他のユーザ
が、そのカテゴリ内において、編集処理を行っているか
否かを判断することにより行われる。さらに、このよう
な判断は、フォルダ管理者3が、編集処理を行っている
ユーザ(パーソナルコンピュータ1)に、ログンイン時
に与えたID番号、処理対象となっているカテゴリ、およ
びタイムスタンプを管理することにより行われる。タイ
ムスタンプは、所定のユーザが、所定のカテゴリ内のデ
ータの編集処理を開始した時間を示すものである。
【0104】ステップS104において、他のユーザが
編集処理中であると判断されると、ステップS105に
進み、ユーザが所望とした編集処理を認めないという判
断をくだし、そのような判断をユーザに知らせるような
画面を表示させるためのデータが、パーソナルコンピュ
ータ1に対して送信される。ステップS102におい
て、パーソナルコンピュータ1は、そのようなデータを
受信し、編集処理が認められなかったということをユー
ザに知らせる。
【0105】一方、ステップS104において、他のユ
ーザが編集中ではないと判断された場合、ステップS1
06に進み、編集処理が実行される。ステップS107
において、パーソナルコンピュータ1は、編集処理を行
うことが認められたということをユーザに知らせる。そ
の知らせを受け、ユーザは、所望の編集処理を実行す
る。例えば、変更処理であれば、所望のデータを追加す
るなどし、削除処理であれば、本当に削除していいか否
かを確認するメッセージに対してO.K.ボタンを操作
するなどである。
【0106】フォルダ管理者3は、ステップS106に
おいて、編集処理を認めると、編集処理を行うことを認
めたユーザのパーソナルコンピュータ1に与えたID番
号、その時点の時刻(タイムスタンプ)、および、処理
対象となっているカテゴリを、例えば、WWWサーバ41
内のデータベース(不図示)に記憶し、管理する。ま
た、パーソナルコンピュータ1側では、編集処理を開始
した時刻(上述したタイムスタンプと同時刻)を記憶す
る。
【0107】ステップS108において、パーソナルコ
ンピュータ1のユーザが、同一カテゴリ内の別タイトル
に移動する。そして、その移動先のタイトル内で、変更
ボタン98または削除ボタン99が操作されたか否か
が、ステップS109において判断される。ステップS
109において、変更ボタン98または削除ボタン99
が操作されたと判断された場合、ステップS110に進
み、フォルダ管理者3は、現在時刻が、管理しているタ
イムスタンプ時刻に10分だけ加算した時刻よりも早い
時刻であるか否かを判断する。
【0108】すなわち、編集処理が指示された時、その
指示を出したユーザのパーソナルコンピュータ1から、
フォルダ管理者3に対して、ログイン時に与えたID番号
と、編集開始時間(タイムスタンプ)が、その指示と共
に送信される。まず、フォルダ管理者3は、ステップS
110において、送信されてきたタイムスタンプを用い
て、タイムスタンプに10分だけ加算した時刻が、現在
時刻よりも後の時刻を示しているか否かを判断する。こ
こで、10分とは、ユーザが他のユーザより優先的に
(他のユーザを排除して)編集処理をするために与えら
れた時間である。10分は一例であり、他の時間を設定
するようにしても良いし、編集内容により異なる時間を
設定するようにしても良い。
【0109】ステップS110において、現在時刻≦タ
イムスタンプ+10という条件を満たすと判断される
と、即ち、編集処理を指示してきたユーザに編集処理の
優先権があると判断されると、ステップS106に進
み、それ以降の処理が繰り返される。一方、ステップS
110において、現在時刻≦タイムスタンプ+10とい
う条件を満たさないと判断されると、ステップS111
において、優先セッションID=セッションIDであるか否
かが判断される。
【0110】優先セッションIDとは、現在、処理対象と
されているカテゴリの編集処理が許可されているパーソ
ナルコンピュータ1に与えられたID番号であり、フォル
ダ管理者3のデータベースで管理されているID番号であ
る。セッションIDとは、編集処理を指示してきたパーソ
ナルコンピュータ1のID番号である。優先セッションID
は、タイムスタンプの時刻に10分だけ加算した時刻を
過ぎた時点で、優先セッションIDとして管理されている
ID以外のID番号を持つパーソナルコンピュータ1が編集
処理を指示してきた場合、その編集処理を指示してきた
パーソナルコンピュータ1のID番号が、新たな優先セッ
ションIDとして管理される。
【0111】従って、ステップS111において、優先
セッションID=セッションIDであると判断される場合
は、その時点において、他のユーザが編集処理を開始し
ていないことを示しているので、編集処理を指示してき
たパーソナルコンピュータ1に対して、引き続き編集処
理を行っても良いという判断がされる(ステップS10
6に進む)。
【0112】一方、ステップS111において、優先セ
ッションID=セッションIDではないと判断された場合
は、他のユーザが編集処理を開始していることを示して
いるので、編集処理を指示してきたパーソナルコンピュ
ータ1に対して、引き続き編集処理を行わせるという許
可はできないと判断され、ステップS112に進み、変
更または削除という編集処理を不許可する。ステップS
112の処理は、ステップS105の処理と同様であ
る。
【0113】このような処理について、具体的な例とし
て図21を参照し、さらに説明する。12:00におい
て、ユーザAがユーザBと共有しているフォルダにログ
インする。ログインした時点で、フォルダ管理者3か
ら、ユーザAのパーソナルコンピュータ1に対してID番
号として”120”が送信され、その送信されたID番号
をユーザのパーソナルコンピュータ1は記憶し、管理す
る。同様に、12:10において、ユーザBがフォルダ
にログインすると、フォルダ管理者3からユーザBのパ
ーソナルコンピュータ1に対してID番号として”12
1”が与えられる。
【0114】12:20において、ユーザAがカテゴ
リ”アドレス”の名前Aというデータに対して編集処理
を行う指示を出す(ステップS103の処理)と、フォ
ルダ管理者3側では、ステップS104の処理が行なわ
れる。フォルダ管理者3のデータベースには、図21に
示すように、ID(優先セッションID)、タイムスタン
プ、およびタイトル(処理対象となっているカテゴリ
名。ここでは、所定のカテゴリ内の1つのデータを含め
てタイトルと表現する)を管理している。これらの管理
している情報を基に、他のユーザが編集処理中でないか
否かを判断する。なお、タイムスタンプは、図21では
時刻しか管理していないが、日付も管理する。
【0115】即ち、タイトルを見て、同じカテゴリがデ
ータベース内にあるか否かを判断する。この場合、存在
しないと判断され、ユーザAに対してカテゴリ”アドレ
ス”の編集処理を実行することが許可される。編集処理
の許可がされたパーソナルコンピュータ1のID番号は優
先セッションIDとして、編集処理が指示された時刻はタ
イムスタンプとして、処理対象となっているカテゴリ
と、そのカテゴリ内のデータがタイトルとして、それぞ
れデータベースに登録され、管理される。
【0116】12:22において、ユーザBがカテゴ
リ”アドレス”の編集ボタン(変更ボタン98または削
除ボタン99のことを指す)を操作した場合、フォルダ
管理者3側で、まず、データベースのタイトルを参照
し、”アドレス”が存在するか否かを判断する。この場
合、存在すると判断され、次にタイムスタンプが参照さ
れ、ユーザBが編集処理を指示してきた時刻12:22
と比較される。
【0117】この場合、12:22は、12:20乃至
12:30の間の時刻であり、かつ、優先セッションID
がユーザAのものであるため、ユーザAに優先的に編集
処理が与えられている期間であると判断され、ユーザB
に対しては、編集処理の許可が与えられない。従って、
フォルダ管理者3のデータベースのデータは書き換えら
れない。
【0118】12:25において、ユーザAが、”アド
レス”内の名前Bというデータに移動し、そのデータに
対して編集処理を指示したとする(ステップS108,
S109の処理)。フォルダ管理者3は、ステップS1
10の処理として現在時刻12:25は、タイムスタン
プ+10である時刻12:30以内の時刻であると判断
し、続けて処理を行うことをユーザAに対して許可す
る。
【0119】12:40において、ユーザBがカテゴ
リ”メモ”の編集ボタンを操作した場合、”メモ”に関
しては編集処理をしているユーザはいないので、編集許
可が出される。そして、ユーザBに関するデータがデー
タベースに登録され、管理される。さらに、12:45
において、ユーザBが他のカテゴリとして”グルメ”の
編集処理を指示した場合も、他のユーザが編集処理中で
はないと判断され、ユーザBの編集処理が許可される。
この際、新たなカテゴリ内での処理なので、フォルダ管
理者3のデータベースに、ユーザBに関するデータがデ
ータベース66に登録、管理される。
【0120】同時刻に、ユーザAがカテゴリ”アドレ
ス”の編集ボタンを操作した場合、既に、ユーザAに編
集処理の時間として優先的に与えられた10分という時
間は過ぎているので、ステップS110の処理では、編
集処理を認めないという判断がされる。しかしながら、
ステップS111において、優先セッションID=セッシ
ョンIDであると判断されるので、換言すれば、他のユー
ザがカテゴリ”アドレス”内の編集処理を行っていない
ので、優先セッションIDが、ユーザAのID番号から変更
されていないと判断され、編集処理を続けて行う許可が
出される。
【0121】13:00において、ユーザAがカテゴ
リ”グルメ”の編集ボタンを操作した場合、フォルダ管
理者3は、データベースを参照し、ユーザBが12:4
5の時点で編集処理を行っていたことを知る。しかしな
がら、ユーザBに与えられた、他のユーザを排除して優
先的に編集処理を行える時間を過ぎているので、ユーザ
Aに、その権利が移動される。権利が与えられることに
より、ユーザAのローカルデータに、編集開始時間の情
報が書き込まれる。
【0122】13:05において、ユーザBがカテゴ
リ”グルメ”の編集処理を続けたいと所望し、編集ボタ
ンを操作した場合、5分前に、ユーザAが同カテゴリ内
の編集処理を開始し、優先セッションIDが、ユーザAの
ID番号になっているため、ステップS110からステッ
プS111への処理の流れにより、ステップS112に
進み、ユーザBからの編集処理は、許可されない。
【0123】このように、誰かがカテゴリ内のデータを
編集していた場合、他のユーザを一定時間内排除するこ
とにより、上述したような不都合を解消することができ
る。
【0124】上述したように、インターネットなどの通
信ネットワークを介して接続される装置で、情報を一括
して管理することにより、ユーザにとって使い勝手の良
いシステムを提供することができる。
【0125】なお、上述した実施の形態においては、課
金については説明しなかったが、課金サーバ45の管理
により、所定の課金方式により課金するようにしても良
い。また、フォルダ管理者3は、テキストデータの他
に、映像データや音声データなどを管理することも可能
である。
【0126】上述した一連の処理は、ハードウェアによ
り実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行
させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより
実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプロ
グラムが専用のハードウェアに組み込まれているコンピ
ュータ、または、各種のプログラムをインストールする
ことで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎
用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からイン
ストールされる。
【0127】この記録媒体は、図2に示すように、コン
ピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するため
に配布される、プログラムが記録されている磁気ディス
ク31(フロッピディスクを含む)、光ディスク32
(CD-ROM(Compact Disk-ReadOnly Memory),DVD(Dig
ital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク33
(MD(Mini-Disk)を含む)、若しくは半導体メモリ3
4などよりなるパッケージメディアにより構成されるだ
けでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユー
ザに提供される、プログラムが記憶されているROM12
や記憶部18が含まれるハードディスクなどで構成され
る。
【0128】なお、本明細書において、媒体により提供
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に従って、時系列的に行われる処理は勿論、必ずしも
時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実
行される処理をも含むものである。
【0129】また、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0130】
【発明の効果】以上の如く、請求項1に記載の情報処理
装置、請求項6に記載の情報処理方法、および請求項7
に記載の記録媒体によれば、登録されているユーザ毎に
ファイルを備え、そのファイルに、複数のカテゴリ毎に
分類して情報を記憶し、記憶されている情報の読み出し
が要求された場合、その要求者が登録されているユーザ
であるか否かを判断し、登録されているユーザであると
判断されたとき、記憶されているユーザのファイルへの
アクセスを許可し、要求者が所望した情報を、そのファ
イルから読み出すようにしたので、情報を使い勝手良
く、一括して記憶、閲覧することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した情報管理システムの一実施の
形態の構成を示す図である。
【図2】パーソナルコンピュータ1の内部構成を示す図
である。
【図3】フォルダ管理者3の内部構成を示す図である。
【図4】マイフォルダデータベース47に記憶されるデ
ータについて説明する図である。
【図5】情報管理システムの動作について説明するフロ
ーチャートである。
【図6】ディスプレイ60に表示される表示例を示す図
である。
【図7】ディスプレイ60に表示される他の表示例を示
す図である。
【図8】ステップS7の詳細な処理を説明するフローチ
ャートである。
【図9】ステップS9の詳細な処理を説明するフローチ
ャートである。
【図10】ディスプレイ60に表示される他の表示例を
示す図である。
【図11】ディスプレイ60に表示される他の表示例を
示す図である。
【図12】ディスプレイ60に表示される他の表示例を
示す図である。
【図13】ディスプレイ60に表示される他の表示例を
示す図である。
【図14】ディスプレイ60に表示される他の表示例を
示す図である。
【図15】ステップS40の詳細な処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図16】ディスプレイ60に表示される他の表示例を
示す図である。
【図17】ディスプレイ60に表示される他の表示例を
示す図である。
【図18】情報管理システムの他の動作について説明す
るフローチャートである。
【図19】情報管理システムのさらに他の動作について
説明するフローチャートである。
【図20】編集処理を説明するフローチャートである。
【図21】編集処理の説明をする図である。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ, 2 プロバイダ, 3
フォルダ管理者,4 インターネット, 41 WWW
サーバ, 42 ファイアウォール, 43認証サー
バ, 44 会員データベース, 45 課金サーバ,
46 マイフォルダサーバ, 47 マイフォルダデ
ータベース
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 15/403 340A H04L 9/00 673A Fターム(参考) 5B075 KK07 KK43 KK54 PQ42 PR08 UU08 5B082 EA12 GC04 5B085 AC04 AE01 AE06 BE07 BG07 5B089 GA11 HA10 JA32 KA13 KA15 KA17 KB12 KB13 KC15 KC44 KC58 LA12 LA14 LA19 5J104 AA07 KA01 PA08 PA11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して複数の装置とデー
    タの授受を行う情報処理装置において、 登録されているユーザ毎にファイルを備え、前記ファイ
    ルに、カテゴリ毎に分類して情報を記憶する記憶手段
    と、 前記ネットワークを介して前記記憶手段に記憶されてい
    る前記情報の読み出しが要求された場合、その要求者が
    登録されているユーザであるか否かを判断する第1の判
    断手段と、 前記第1の判断手段により前記要求者が登録されている
    ユーザであると判断された場合、前記記憶手段により記
    憶されている前記ユーザのファイルへのアクセスを許可
    する許可手段と、 前記要求者が所望した情報を、前記許可手段によりアク
    セスが許可された前記ファイルから読み出す読み出し手
    段とを含むことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記要求者が入力したキーワードを含む
    情報を、前記記憶手段に記憶されている前記ユーザのフ
    ァイル内の各カテゴリから検索する検索手段をさらに含
    むことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 情報コンテンツを取得する取得手段をさ
    らに含み、 前記記憶手段は、前記取得手段により取得された前記情
    報コンテンツを所望している前記ユーザのファイルの所
    定のカテゴリに記憶することを特徴とする請求項1に記
    載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 課金する課金手段をさらに含むことを特
    徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記ネットワークを介して送信されてき
    た電子メールを受信し、その受信した前記電子メールの
    差出人のメールアドレスから、その差出人が、登録され
    ているユーザであるか否かを判断する第2の判断手段を
    さらに含み、前記記憶手段は、前記第2の判断手段によ
    り判断された前記ユーザのファイルの所定のカテゴリ
    に、受信された前記電子メールの内容を記憶することを
    特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 ネットワークを介して複数の装置とデー
    タの授受を行う情報処理装置の情報処理方法において、 登録されているユーザ毎にファイルを備え、前記ファイ
    ルに、所定の情報が複数のカテゴリ毎に分類されて記憶
    されるように制御する記憶制御ステップと、 前記ネットワークを介して前記記憶制御ステップの処理
    で記憶されている前記情報の読み出しが要求された場
    合、その要求者が登録されているユーザであるか否かを
    判断する判断ステップと、 前記判断ステップの処理で前記要求者が登録されている
    ユーザであると判断された場合、前記記憶制御ステップ
    の処理で記憶された前記ユーザのファイルへのアクセス
    を許可する許可ステップと、 前記要求者が所望した情報を、前記許可ステップの処理
    でアクセスが許可された前記ファイルのみから読み出さ
    れるように制御する読み出し制御ステップとを含むこと
    を特徴とする情報処理方法。
  7. 【請求項7】 ネットワークを介して複数の装置とデー
    タの授受を行う情報処理装置に、 登録されているユーザ毎にファイルを備え、前記ファイ
    ルに、所定の情報が複数のカテゴリ毎に分類されて記憶
    されるように制御する記憶制御ステップと、 前記ネットワークを介して前記記憶制御ステップの処理
    で記憶されている前記情報の読み出しが要求された場
    合、その要求者が登録されているユーザであるか否かを
    判断する判断ステップと、 前記判断ステップの処理で前記要求者が登録されている
    ユーザであると判断された場合、前記記憶制御ステップ
    の処理で記憶された前記ユーザのファイルへのアクセス
    を許可する許可ステップと、 前記要求者が所望した情報を、前記許可ステップの処理
    でアクセスが許可された前記ファイルのみから読み出さ
    れるように制御する読み出し制御ステップとを含むこと
    を特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラム
    が記録されている記録媒体。
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