JP2001188026A - 自溶炉の温度測定装置及び温度測定方法 - Google Patents

自溶炉の温度測定装置及び温度測定方法

Info

Publication number
JP2001188026A
JP2001188026A JP37419399A JP37419399A JP2001188026A JP 2001188026 A JP2001188026 A JP 2001188026A JP 37419399 A JP37419399 A JP 37419399A JP 37419399 A JP37419399 A JP 37419399A JP 2001188026 A JP2001188026 A JP 2001188026A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
lance tube
furnace
temperature measuring
lance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP37419399A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3412756B2 (ja
Inventor
Takayuki Arakane
孝行 荒金
Mitsumasa Hoshi
光政 星
Kazuya Takahashi
一也 高橋
Takatsugu Toyama
隆紹 遠山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NISHI NIPPON SEKKEI KOGYO KK
Nippon Mining Holdings Inc
Eneos Corp
Original Assignee
NISHI NIPPON SEKKEI KOGYO KK
Nippon Mining and Metals Co Ltd
Nippon Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NISHI NIPPON SEKKEI KOGYO KK, Nippon Mining and Metals Co Ltd, Nippon Mining Co Ltd filed Critical NISHI NIPPON SEKKEI KOGYO KK
Priority to JP37419399A priority Critical patent/JP3412756B2/ja
Publication of JP2001188026A publication Critical patent/JP2001188026A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3412756B2 publication Critical patent/JP3412756B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自溶炉内の温度測定を行うための装置及びそ
の方法を提供する。 【解決手段】 反応シャフト3の側壁3cに設けられた
点検孔3aからその先端部に熱電対Tが内装されたラン
ス管20を挿入し、挿入深さを所定間隔で変更しながら
反応シャフト3内で落下する精鉱又は炉内の複数箇所で
の温度を測定することにより反応シャフト3内の温度分
布を測定する自溶炉の温度測定装置10であって、ラン
ス管20の後部側を支持して自溶炉側1へ移動させ、熱
電対Tを反応シャフト3内の所定位置に導く移動機構3
0と、ランス管20の先端部と移動機構30との間に位
置してランス管20を支持する中間支持機構40とを備
え、中間支持機構40は移動機構30が移動する速度の
1/2の速度で追従するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、自溶炉の温度測定
装置及び温度測定方法に関し、更に詳しくは、銅精錬に
おける自溶炉内の温度分布を測定するための温度測定装
置及び温度測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】初めに銅製錬の概略の流れについて説明
する。鉱山から採掘されたままの鉱石は「粗鉱」と呼ば
れ、有用鉱物以外に多量の無価値物(脈石)を含んでい
ることから、「選鉱」と呼ばれる工程により粗鉱から脈
石を尾鉱として取り除き高品位の精鉱を製錬に供する。
選鉱は鉱物の物理的又は物理化学的性質、例えば密度、
硬度、磁性、導電率、湿潤性等の差異を利用して行われ
る。
【0003】選鉱によって得られた精鉱は製錬工程で使
用される熱エネルギを節減し、鉱石の炉への供給、運搬
などの取り扱いを容易にすると共に、水分による反応性
の低下を防止することなどを目的として熱を用いる乾燥
が行われる。乾燥は、例えば、僅かに傾斜した長い円筒
形の形をした炉を有するロータリキルンと同じ形の回転
乾燥機等を用いて行われる。
【0004】得られた精鉱を自溶炉に酸素富化空気ある
いは高温熱風と同時に吹き込んで瞬間的に化学反応を起
こさせてマットとスラグに分離する。自溶炉1は、図9
に示すように、反応シャフト3、セットラ5、アップテ
イク7から構成され、反応シャフト3には1〜3本の精
鉱バーナ9、9が備えられている。精鉱はこの精鉱バー
ナ9、9から炉内に吹き込まれる。自溶炉は精鉱の酸化
反応熱を利用するため他の方法より燃料消費率が低いと
いう特徴がある。尚、酸化反応熱だけでは熱量の不足を
きたすおそれもあるので、精鉱バーナ9、9から重油等
で助燃することもある。ここで得られたマットには銅が
60〜65%含まれる。また、スラグには1%前後の銅
が含まれるので錬かん炉1aにて錬かんし、銅をマット
として回収し自溶炉1からのマットとあわせて転炉で処
理する。
【0005】転炉は円筒横型でマグネサイト、あるいは
クロム・マグネサイト煉瓦で内張りされ、装入・排出に
便利なように電動機により前後に傾転できるようになっ
ている。炉の側面下方には多数の羽口を有し、これによ
りゲージ圧で100kPa(1kg/cm)程度の加
圧空気を直接溶融マットへ吹き込んでいる。操業は回分
でスラグ生成期(造かん期)と造銅期とに分けられ、ス
ラグ生成期ではマット中の鉄をスラグとして除去する。
このスラグ生成期を2〜3回繰り返し、生成した白かわ
が、ある量に達したのち造銅期に入り粗銅を得る。そし
て、得られた粗銅を横型傾転タイプあるいは反射炉型の
精製炉で粗銅中のS、Oの調整を実施したのちアノード
を鋳造し、電解精錬により高品位の電気銅を得る。
【0006】上述した自溶炉における酸化反応は、精鉱
が反応シャフト内を落下する極めて短時間のうちに完結
するが、反応物の酸化度を極力平均化させることが自溶
炉の操業上の重要な管理ポイントである。しかし、反応
シャフト内では、局部的に精鉱が酸素富化空気に対して
過剰に供給されるか、あるいはその逆の不均一な反応状
態が生じることがある。前者のケースでは酸化が不十分
となり未溶解物が溶湯表面上に堆積するか、あるいは煙
灰として飛散し、廃熱回収ボイラ内で酸化燃焼してガス
温度を高め、水管へ付着し、ボイラの熱交換率を低下さ
せる場合がある。後者のケースでは、原料中の鉄が酸化
されて、スラグ性状の悪化を招き、生成物であるマット
とスラグの分離を阻害したり、排煙口周辺に炉内付着物
を生成させる。これらは、スラグ内への有価金属ロスや
マット、スラグタップ孔の閉塞トラブルを惹起させると
ともに、溶湯温度、マット中の有価金属品位の変動など
の要因となり、後工程への操業にも悪影響を与える。
【0007】また、自溶炉の処理量を増やすほど精鉱と
酸素富化空気の固気比が増大するため、反応空気中に微
粉の精鉱を均一に分散させることは困難となる。従っ
て、原料と反応空気の混合、分散性を向上させる反応物
の酸化度を極力平均化させることは、自溶炉の操業を安
定化させるためのみではなく、単一炉への処理量を増加
させ、生産性を向上させる上で極めて重要な管理点であ
る。
【0008】しかし、従来、かかる銅精錬における反応
シャフト内の温度測定は人手によってプローブを先端に
取り付けたパイプを炉壁から挿入することにより行われ
ていた。自溶炉の反応シャフトは直径が約6mと広いた
め左右2箇所から挿入して3mづつ測定していた。ま
た、パイプ内に内装されている補償導線を保護するため
にパイプに耐熱対策として紙のスリーブを被せいてい
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、高温の炉内に
人手によりパイプを3mも挿入することは容易なことで
はない。また、温度を測定すべき箇所が多いことから現
状では5人で約40分の時間を要している。さらに、パ
イプに耐熱対策として被せる紙のスリーブは3mもの長
さを必要とし、且つ挿入ごとに交換する必要があった。
そこで、本発明では、かかる自溶炉内の温度測定を人手
を介さずに行うことができる温度測定装置を提供するこ
とを目的とする。また、自溶炉の反応シャフトは内径が
約6mもあり、その内部に挿入する長尺のパイプは自重
や偏熱等の要因によって曲がる虞がある。そのため、か
かる曲がりの発生を極力押さえることが可能な自溶炉内
の温度測定を行うための温度測定装置を提供することを
目的とする。さらに、そのような自溶炉の反応シャフト
内の温度を測定するための方法を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1に記載の発明は、反応シャフトの側壁に設け
られた点検孔からその先端部に熱電対が内装されたラン
ス管を挿入し、挿入深さを所定間隔で変更しながら反応
シャフト内で落下する精鉱又は炉内の複数箇所での温度
を測定することにより反応シャフト内の温度分布を測定
する自溶炉の温度測定装置であって、ランス管の後部側
を支持して自溶炉側へ移動させ、熱電対を反応シャフト
内の所定位置に導く移動機構と、ランス管の先端部と移
動機構との間に位置してランス管を支持する中間支持機
構とを備え、中間支持機構は移動機構が移動する速度の
1/2の速度で追従するように構成されていることを特
徴とする。
【0011】上記課題を解決するために請求項2に記載
の発明は、請求項1に記載の自溶炉の温度測定装置にお
いて、反応シャフトの側壁に設けられた点検孔には、挿
入されたランス管の表面に付着した精鉱を、該ランス管
を引き抜く際に反応シャフト内に掻き落すスクレーパが
設けられていることを特徴とする。
【0012】上記課題を解決するために請求項3に記載
の発明は、請求項2に記載の記載の温度測定装置におい
て、ランス管の外管表面に精鉱の溶着を抑制する離型剤
を噴霧するための噴霧機構をさらに備えていることを特
徴とする。
【0013】上記課題を解決するために請求項4に記載
の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の自溶
炉の温度測定装置において、ランス管は内管と外管から
構成される二重構造とされると共に、内管の壁面には所
定間隔で噴出孔が穿設され、内管の端部側から気体を供
給することにより噴出孔から外管の内壁に向かって気体
を吹き付けてランス管を冷却することを特徴とする。
【0014】上記課題を解決するために請求項5に記載
の発明は、請求項4に記載の自溶炉の温度測定装置にお
いて、内管に穿設された噴出孔は、外管の内壁上部側へ
向かって穿設された噴出孔よりも外管の内壁下部側へ向
かって穿設された噴出孔の方が短いピッチ幅で穿設され
ていることを特徴とする。
【0015】上記課題を解決するために請求項6に記載
の発明は、請求項4又は5に記載の自溶炉の温度測定装
置において、ランス管の内管の内部には噴出孔を閉塞し
ないような位置に平板が内装され、該平板上に熱電対と
連結された補償導線が配置されると共に、平板にはその
幅の中心軸から外れた所定位置に気体を通過させるため
の通過孔が複数穿設されていることを特徴とする。
【0016】上記課題を解決するために請求項7に記載
の発明は、請求項4から6に記載の自溶炉の温度測定装
置において、内管の端部側から供給される気体を該内管
に穿設された噴出孔から外管の内壁に対し直角に吹き付
けてランス管を冷却することを特徴とする。
【0017】上記課題を解決するために請求項8に記載
の発明は、請求項1から6のいずれか1項に記載の温度
測定装置において、ランス管の曲がりを矯正するための
プレス機構をさらに備えていることを特徴とする。
【0018】上記課題を解決するために請求項9に記載
の発明は、請求項1から8のいずれか1項に記載の温度
測定装置において、移動機構は、ランス管の後端部側を
揺動可能に支持することを特徴とする。
【0019】上記課題を解決するために請求項10に記
載の発明は、内管と外管から構成された二重構造とされ
ると共にその先端部に熱電対が内装されたランス管を、
反応シャフトの側壁に設けられた点検孔から挿入し、内
管の端部側から気体を供給することにより内管の壁面に
穿設された噴出孔から外管の内壁に向かって気体を吹き
付けて冷却しつつランス管の挿入深さを所定間隔で変更
しながら反応シャフト内で落下する精鉱又は炉内の複数
箇所での温度を測定することを特徴とする自溶炉の温度
測定方法を提供する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る自溶炉の温度
測定装置の好ましい一実施形態について図面に基づい
て、更に詳しく説明する。ここで、図1(a)は、本発
明に係る自溶炉の温度測定装置の一実施形態を装備した
自溶炉の平面図、(b)は(a)の側面図である。ま
ず、本発明に係る自溶炉の温度測定装置10は、自溶炉
1の反応シャフト3を中心として自溶炉1より約75度
の位置に配置されている。そして、反応シャフト3の側
壁には頂部から約4.5m下の位置に点検孔3aが穿設
されている。点検孔3aの穿設位置はこれに限定される
ものではないが、精鉱の酸化反応がほぼ終了した位置に
設けることが好ましい。また、温度測定装置10にはプ
レス機構50が配置されている。
【0021】温度測定装置10は、図2に示すように、
反応シャフト3内の温度を測定するための熱電対Tが先
端に取着されたランス管20と、ランス管20の後部側
を支持すると共に柱19によって支持されると共に反応
シャフト3側へ向かって伸びるように敷設されたレール
11上を移動して熱電対Tをシャフト内の所定位置に導
く移動機構30と、ランス管20の先端部と移動機構3
との間に位置してランス管20を支持する中間支持機構
40とを備えて構成されている。
【0022】ランス管20は、図3に示すように、全長
約12mの中空のパイプである外管21の内側に内管2
3が内設された二重構造となっており、ランス管20の
後端部には内管23の内部へ冷却用気体を吹き込むため
のジョイント29が連結されている。反応シャフト3内
の温度は1,200度から1,500度にも達するので
ランス管20が高温に曝され焼損したり、偏熱を受けて
ランス管20が曲がる虞がある。そこで、ランス管20
の曲がりを抑えるために気体によって冷却を図るもので
ある。炉内の温度条件より通常では水冷式が採用される
が、水等の液体を循環させて冷却しようとすると炉内に
液(水)漏れが発生した場合反応シャフト3内の高温に
より液体が急激に熱膨張(水蒸気爆発)して、ランス管
20及び自溶炉1を破損する虞があることから気体を用
いて冷却を行うこととした。冷却用の気体としては空気
のほか不活性ガス等を用いることができる。
【0023】内管23の側面には内管23の後端から吹
き込まれた冷却用気体を外管の内壁に向かって吹き付け
るための噴出孔27a、27aが穿設されている。内管
23に穿設された噴出孔27a、27aは、外管21の
内壁上部側へ向かって気体を吹き込むために穿設された
噴出孔27a、27aよりも外管21の内壁下部側へ向
かって気体を吹き込むために穿設された噴出孔27a、
27aの方が短いピッチ幅で穿設されている。これはラ
ンス管20を反応シャフト3内へ挿入したときに受ける
偏熱が上部側面より下部側面の方が高いのでその冷却効
果を考慮したものである。このとき、内管23の端部側
から供給される気体を内管23に穿設された噴出孔27
a、27aから外管21の内壁に対し直角に吹き付ける
ことによって、より効率的にてランス管20を冷却させ
ることもできる。ここで、ランス管20が受ける熱は、
具体的には、炉内では上部側は最大約1,200度の熱
を受けるが、精鉱が積もってくると次第に温度が下降す
るのに対し、下部側は直下にある溶融物の輻射熱により
通常約1,250度〜1,300度にも達する熱を受け
る。本実施例では、内管23の底部の噴出孔27a、2
7aは直径2mmの孔が50mmピッチで穿設されてお
り、一方、内管23の上部の噴出孔27a、27aは直
径2mmの孔が100mmピッチで穿設されている。も
ちろん噴出孔27a、27aはこれに限定されるもので
はなく適宜選択されて配設されるものである。
【0024】また、内管23の内部には噴出孔27a、
27aを閉塞しないような位置に平板25が内装され、
平板25上に熱電対Tと連結された図示しない補償導線
が配置されている。そして、平板25にはその幅の中心
軸から外れた所定位置に内管23の後端部から吹き込ま
れた気体を内管23の底部側に穿設された噴出孔27
a、27aと連通させて通過させるための通過孔27
b、27bが複数穿設されている。平板25を設けるこ
ととしたのは、内管23の内部を貫通するように配置さ
れた補償導線が内管23の底部側に穿設された噴出孔2
7a、27aを閉塞してしまう可能性があり、それを回
避するためである。噴出孔27a、27aが閉塞されて
しまうとランス管20の冷却効果が落ち、その受ける熱
によってランス管20が曲がる虞があるからである。
尚、ランス管20の先端にはホルダ28が設置され、こ
れに熱電対Tが取着され得られた信号を記録計により記
録すると共にデジタル表示もする。
【0025】移動機構30は、図4に示すように、レー
ル11上をランス管20の後部側を支持して移動する移
動台車31と、レール11の下部側に敷設されたワイヤ
35により構成されている。移動台車31には図示しな
いモータが取り付けられており、レール11を中心に固
定されたローラチェーン34と移動台車駆動用ギア34
aの回転によりレール11上を移動するようにされ、レ
ール11を上下方向から挟むようにして設けられたロー
ラ33a、33a及び横方向から挟むようにして設けら
れたローラ33b、33bにより一直線上を移動できる
ようになっている。また、移動台車31の移動は駆動用
ギアに直結した軸端に設けられたアブソコーダで回転を
検出して移動距離に換算し、バリアブルリミットで設定
される移動距離に応じて移動する。この際、反応シャフ
ト3内の高温に曝される時間を可能な限り短時間とする
ため、バリアブルリミットで設定される炉内定点から任
意の測定点への移動と炉内で15〜20秒間保持して温
度を測定したのち炉外までの移動は高速(30〜50m
in)で行う。
【0026】ランス管20は、移動台車31に設けられ
たその後端部側を支持するための支持部がトラニオンに
より半固定とされ、ランス管20を揺動可能に支持して
いる。すなわち、ランス管20の揺れや曲がりに対して
移動台車31の支持部がランス管20を揺動可能に支持
するため、たとえランス管20に曲がりが生じても支持
部に加わる力を吸収し、ランス管20が支持部から外れ
ないようになっている。かかる構造によりランス管20
の揺れや曲がりに対して柔軟に対応可能となる。
【0027】ランス管20を支持するための中間支持機
構40は、図5に示すように、ランス管20を支持して
ローラ43、43によりレール11上を移動する台車4
1と、レール11の下部側に敷設されたワイヤ35によ
り構成されている。図6に示すように、台車41はプレ
ート45によりワイヤ35の動きと連動するように構成
されている。台車41は両端にワイヤーシーブ39を設
けた移動フレーム37に固定されており、ワイヤーシー
ブ39を介してワイヤ35の両端を固定している。この
ワイヤ35に移動台車31が固定されており、移動台車
31が移動すると動滑車の原理により移動フレーム37
が中間支持移動用レール47に沿って1/2の速度で移
動し、移動フレーム37に固定された台車41も移動台
車31の1/2の速度で移動するようになっている。
【0028】反応シャフト3の側壁に穿設された点検孔
3aには、挿入されたランス管20の表面に付着した精
鉱を、ランス管20点検孔3aから引き抜く際に反応シ
ャフト3内に掻き落すためのスクレーパ70が設けられ
ている。スクレーパ70は、図7に示すように、先端部
に掻取部73aとレジューサ73を有しており、点検孔
3aに設けられた開閉可能な点検パイプ71と、点検パ
イプ71の内部に挿入されるランス管20を点検孔3a
に導くコーン部77でその後方より抑え固定するように
して構成されている。また、コーン部77は自溶炉フレ
ーム75に固定されている。そして、スクレーパ70
は、測定を行わないときには取り外しができる構造とな
っている。尚、3bは耐熱レンガである。
【0029】スクレーパ70は、点検孔3aに挿入され
たランス管20を引き抜くときに掻取部73aがランス
管20の外周面に密着してランス管20の表面に付着し
た精鉱を反応シャフト3内側に掻き落す。これにより精
鉱が点検孔3a内に溶着するのを防止することができる
と共に精鉱が反応シャフト3外へ排出されるのを防止す
ることができる。掻取部73aは熱に強くまた弾性を有
する材質、例えばステンレスを用いるのが好ましい。
【0030】また、温度測定装置10の前方直近にはラ
ンス管20に付着した精鉱の剥離性を改善するための離
型剤を噴霧する噴霧装置80が設けられている。噴霧装
置80は、図8に示すように、離型剤が充填された図示
しない圧送タンクと連結されたホース81と、図示しな
い気体ポンプと連結された気体ホース83と、離型剤を
噴霧するノズル85とにより構成されている。噴霧装置
80は、固定部材87、87によりスタンド89に固定
され、反応シャフト3近傍付近に配置されている。ホー
ス81から送られてくる離型剤は気体ホース83から送
られてくる気体によりノズル85から噴射され、ランス
管20の表面に吹き付けられる。尚、離型剤は、高温化
でも劣化することなく摺動面に均一で強固な潤滑皮膜を
形成する必要があり、炉内温度である約1500度にも
耐えられるものである必要がある。
【0031】ランス管20は上述したように約12mと
長尺であると共に反応シャフト3内へ挿入されて高温に
曝されるのでその自重及び偏熱によって湾曲する虞があ
る。そのため、本発明に係る温度測定装置10には、ラ
ンス管20の曲がりを矯正するためのプレス機構50が
設けられている。プレス機構50は、ランス管20を跨
ぐように配置されている。プレス機構50は、図9に示
すように、全体を構成するフレーム59、59と、ラン
ス管20を押圧するための押圧部55と、押圧部を上下
移動させる気体シリンダ51と、気体シリンダ51の動
きを押圧部に伝える2つのガイドシャフト53、53と
を有して構成されている。
【0032】押圧部55は、気体シリンダ51のシャフ
トの伸出によりランス管20に接触し、ランス管20を
押圧することによりランス管20の曲がりを矯正する。
また、押圧部55はあまり下方まで移動可能とするとラ
ンス管20を損傷する可能性があるので、押圧部55の
移動範囲が予め設定されている。また、ランス管20は
移動機構30により任意の位置で停止させることができ
るためランス管20の湾曲部を押圧部55の下部に位置
させて押圧することができる。
【0033】次に、本発明に係る温度測定方法を上述の
温度測定装置の動作に基づいて説明する。まず、操業中
の自溶炉1の反応シャフト3に穿設された点検孔3aか
らその先端部に熱電対Tが取着されたランス管20を挿
入する。ランス管20は内管23と外管21から構成さ
れた二重構造とされる。挿入時には噴霧装置80により
ランス管20の外周面に離型剤が噴霧される。ランス管
20は移動機構30により予め設定された移動距離を駆
動軸の回転数により検出しながら移動する。このとき、
中間支持機構40が移動機構30移動速度の1/2の速
度で追従しながらランス管20を支持する。そして、内
管23の端部側から冷却のための気体を供給して内管2
3の壁面に穿設された噴出孔27a、27aから外管2
1の内壁に向かって気体を吹き付けて冷却しながら熱電
対Tの先端を反応シャフト3の半径上の所定位置で約1
5〜20秒保持して温度を測定する。温度を測定した
後、ランス管20を一旦引き抜く。このときランス管2
0の外周面に付着していた精鉱はスクレーパ70により
反応シャフト3内へ掻き落される。
【0034】再びランス管20を点検孔3aから挿入し
今度は別の位置で温度を測定しこれを繰り返す。温度は
反応シャフト3の半径上を50cm間隔で11回測定す
る。何回かの測定の後、或いは、毎回測定の後、ランス
管20が湾曲してきた場合にはその湾曲部をプレス機構
50により押圧し、湾曲を矯正する。そして、得られた
温度分布から精鉱の反応状態を観察し、操業条件を適宜
変更して良好な反応状態を維持することで安定操業を継
続することが可能となる。
【0035】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、自溶炉
の温度測定装置をランス管の後部側を支持して自溶炉側
へ移動させ、熱電対をシャフト内の所定位置に導く移動
機構と、ランス管の先端部と移動機構との間に位置して
ランス管を支持する中間支持機構とを備え、中間支持機
構は移動機構が移動する速度の1/2の速度で追従する
ように構成したので、長尺のランス管をバランス良く支
持しながら反応シャフト3内へ挿入することが可能とな
るという効果を有する。また、請求項2に記載の発明に
よれば、反応シャフトの側壁に設けられた点検孔に挿入
されたランス管の表面に付着した精鉱を反応シャフト内
に掻き落すスクレーパを設けることとしたので精鉱が点
検孔内に溶着するのを抑制することができると共に精鉱
が反応シャフト外へ排出されるのを最小限に防止するこ
とができるという効果を有する。
【0036】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
ランス管の外管表面に精鉱の付着を抑制する離型剤を噴
霧するための噴霧機構をさらに備えているのでランス管
に付着した精鉱を容易に掻き落すことが可能となるとい
う効果を有する。また、請求項4に記載の発明によれ
ば、ランス管は内管と外管から構成される二重構造とさ
れると共に、内管の壁面には所定間隔で噴出孔が穿設さ
れ、内管の端部側から気体を供給することにより噴出孔
から外管の内壁に向かって気体を吹き付けてランス管を
冷却することとしたので、熱によるランス管の曲がりを
最小限に抑えることが可能となるという効果を有する。
また、請求項5に記載の発明によれば、ランス管の内管
に穿設された噴出孔は、外管の内壁上部側へ向かって穿
設された噴出孔よりも外管の内壁下部側へ向かって穿設
された噴出孔の方が短いピッチ幅で穿設されていること
としたので、外管の冷却効果をより高めることができ
る。すなわち、反応シャフト内に挿入されたランス管の
上部側と下部側で受ける偏熱の温度差により発生するラ
ンス管の曲がりを抑えることができると共に、気体を吹
き付ける場所を上下に限定したのでランス管の曲がる方
向を一定方向にコントロールすることが可能となるとい
う効果を有する。ランス管の曲がる方向をコントロール
できるようになると、曲がりに対する対応が極めて簡略
化されるので無駄な構造や機構を省くことができるとい
う効果を有する。
【0037】また、請求項6に記載の発明によれば、ラ
ンス管の内管の内部には噴出孔を閉塞しないような位置
に平板が内装され、該平板上に熱電対と連結された補償
導線が配置されると共に、平板にはその幅の中心軸から
外れた所定位置に気体を通過させるための通過孔が複数
穿設されていることとしたので冷却効果を減少させるこ
とを防止できるという効果を有する。また、請求項7に
記載の発明によれば、内管の端部側から供給される気体
を該内管に穿設された噴出孔から外管の内壁に対し直角
に吹き付けてランス管を冷却することとしたのでより効
率的にランス管20を冷却することができるという効果
を有する。また、請求項8に記載の発明によれば、ラン
ス管の曲がりを矯正するためのプレス機構をさらに備え
ていることとしたので、曲がったランス管を矯正するこ
とができ、曲がったランス管を挿入する考慮を行わなく
てもよいという効果があると共に、反応シャフト内の温
度を測定する位置が安定し温度データの質が向上すると
いう効果を有する。
【0038】また、請求項9に記載の発明によれば、移
動機構は、ランス管の後端部側を揺動可能に支持するこ
ととしたので、たとえランス管に曲がりが生じても支持
部に加わる力を吸収し、ランス管が支持部から外れるこ
とはない。かかる構造によりランス管の揺れや曲がりに
対して柔軟に対応が可能となるという効果を有する。ま
た、請求項10に記載の発明によれば、内管と外管から
構成された二重構造とされると共にその先端部に熱電対
が内装されたランス管を、反応シャフトの側壁に設けら
れた点検孔から挿入し、内管の端部側から気体を供給す
ることにより内管の壁面に穿設された噴出孔から外管の
内壁に向かって気体を吹き付けて冷却しつつランス管の
挿入深さを所定間隔で変更しながら反応シャフト内で落
下する精鉱又は炉内の複数箇所での温度を測定すること
としたので作業員が温度測定作業から開放されると共に
ランス管の曲がりの発生を極力押さえて炉内の温度を測
定することが可能となるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明に係る自溶炉の温度測定装置
の一実施形態を装備した自溶炉の平面図、(b)は
(a)の側面図である。
【図2】本発形に係る温度測定装置の一実施形態の側面
図である。
【図3】(a)はランス管の縦断面図、(b)はランス
管の横断面図である。
【図4】(a)は移動機構の側面図、(b)はA−A断
面図である。
【図5】(a)は中間支持機構の側面図、(b)はB−
B断面図である。
【図6】移動機構を説明するための側面図である。
【図7】スクレーパの構造を示す横断面図である。
【図8】噴霧装置の側面図である。
【図9】プレス機構の側面図である。
【図10】自溶炉の横断面図である。
【符号の説明】
1 自溶炉 3 反応シ
ャフト 3a 点検孔 3b 耐熱
レンガ 3c 炉壁 5 セット
ラ 7 アップテイク 9 精鉱バ
ーナ 10 温度測定装置 11 レー
ル 19 柱 20 ランス管 21 外管 23 内管 25 平板 27a 噴出孔 27b 通
過孔 28 ホルダ 29 ジョ
イント 30 移動機構 31 移動
台車 33a ローラ 33b ロ
ーラ 34 ローラチェーン 34a 移
動台車駆動用ギア 35 ワイヤ 37 移動
フレーム 39 ワイヤーシーブ 40 中間支持機構 41 台車 43 ローラ 45 プレ
ート 47 中間支持移動用レール 50 プレス機構 51 気体
シリンダ 53 ガイドシャフト 55 押圧
部 59 フレーム 70 スクレーパ 71 点検
パイプ 73 レジューサ 73a 掻
取部 75 自溶炉フレーム 77 コー
ン部 80 噴霧装置 81 ホー
ス 83 気体ホース 85 ノズ
ル 87 固定部材 89 スタ
ンド T 熱電対
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星 光政 大分県北海部郡佐賀関町大字関3の3382番 地 日鉱金属株式会社佐賀関製錬所内 (72)発明者 高橋 一也 大分県北海部郡佐賀関町大字関3の3382番 地 日鉱金属株式会社佐賀関製錬所内 (72)発明者 遠山 隆紹 福岡県北九州市小倉北区中井口8番3号 西日本設計工業株式会社エンジニアリング 事業部内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応シャフトの側壁に設けられた点検孔
    からその先端部に熱電対が内装されたランス管を挿入
    し、挿入深さを所定間隔で変更しながら前記反応シャフ
    ト内で落下する精鉱又は炉内の複数箇所での温度を測定
    することにより前記反応シャフト内の温度分布を測定す
    る自溶炉の温度測定装置であって、 前記ランス管の後部側を支持して自溶炉側へ移動させ、
    前記熱電対を前記反応シャフト内の所定位置に導く移動
    機構と、 前記ランス管の先端部と前記移動機構との間に位置して
    前記ランス管を支持する中間支持機構とを備え、 前記中間支持機構は前記移動機構が移動する速度の1/
    2の速度で追従するように構成されていることを特徴と
    する自溶炉の温度測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自溶炉の温度測定装置
    において、 前記反応シャフトの側壁に設けられた前記点検孔には、
    挿入された前記ランス管の表面に付着した精鉱を、該ラ
    ンス管を引き抜く際に前記反応シャフト内に掻き落すス
    クレーパが設けられていることを特徴とする自溶炉の温
    度測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の記載の温度測定装置に
    おいて、 前記ランス管の前記外管表面に前記精鉱の溶着を抑制す
    る離型剤を噴霧するための噴霧機構をさらに備えている
    ことを特徴とする自溶炉の温度測定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1項に記載の
    自溶炉の温度測定装置において、 前記ランス管は内管と外管から構成される二重構造とさ
    れると共に、前記内管の壁面には所定間隔で噴出孔が穿
    設され、前記内管の端部側から気体を供給することによ
    り前記噴出孔から外管の内壁に向かって前記気体を吹き
    付けて前記ランス管を冷却することを特徴とする自溶炉
    の温度測定装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の自溶炉の温度測定装置
    において、 前記内管に穿設された前記噴出孔は、前記外管の内壁上
    部側へ向かって穿設された噴出孔よりも前記外管の内壁
    下部側へ向かって穿設された噴出孔の方が短いピッチ幅
    で穿設されていることを特徴とする自溶炉の温度測定装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5に記載の自溶炉の温度測
    定装置において、 前記ランス管の前記内管の内部には前記噴出孔を閉塞し
    ないような位置に平板が内装され、該平板上に前記熱電
    対と連結された補償導線が配置されると共に、前記平板
    にはその幅の中心軸から外れた所定位置に前記気体を通
    過させるための通過孔が複数穿設されていることを特徴
    とする自溶炉の温度測定装置。
  7. 【請求項7】 請求項4から6に記載の自溶炉の温度測
    定装置において、 前記内管の端部側から供給される前記気体を該内管に穿
    設された噴出孔から前記外管の内壁に対し直角に吹き付
    けて前記ランス管を冷却することを特徴とする自溶炉の
    温度測定装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から6のいずれか1項に記載の
    温度測定装置において、 前記ランス管の曲がりを矯正するためのプレス機構をさ
    らに備えていることを特徴とする自溶炉の温度測定装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項1から8のいずれか1項に記載の
    温度測定装置において、 前記移動機構は、前記ランス管の後端部側を揺動可能に
    支持することを特徴とする自溶炉の温度測定装置。
  10. 【請求項10】 内管と外管から構成された二重構造と
    されると共にその先端部に熱電対が内装されたランス管
    を、反応シャフトの側壁に設けられた点検孔から挿入
    し、前記内管の端部側から気体を供給することにより前
    記内管の壁面に穿設された噴出孔から前記外管の内壁に
    向かって前記気体を吹き付けて冷却しつつ前記ランス管
    の挿入深さを所定間隔で変更しながら前記反応シャフト
    内で落下する精鉱又は炉内の複数箇所での温度を測定す
    ることを特徴とする自溶炉の温度測定方法。
JP37419399A 1999-12-28 1999-12-28 自溶炉の温度測定装置及び温度測定方法 Expired - Fee Related JP3412756B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37419399A JP3412756B2 (ja) 1999-12-28 1999-12-28 自溶炉の温度測定装置及び温度測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37419399A JP3412756B2 (ja) 1999-12-28 1999-12-28 自溶炉の温度測定装置及び温度測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001188026A true JP2001188026A (ja) 2001-07-10
JP3412756B2 JP3412756B2 (ja) 2003-06-03

Family

ID=18503423

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37419399A Expired - Fee Related JP3412756B2 (ja) 1999-12-28 1999-12-28 自溶炉の温度測定装置及び温度測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3412756B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016196679A (ja) * 2015-04-03 2016-11-24 住友金属鉱山株式会社 測定補助治具
CN109374147A (zh) * 2018-12-07 2019-02-22 攀钢集团攀枝花钢铁研究院有限公司 测量电渣重熔过程中铸锭温度分布的方法
JP2021038446A (ja) * 2019-09-05 2021-03-11 住友金属鉱山株式会社 温度測定器具
JP2021038447A (ja) * 2019-09-05 2021-03-11 住友金属鉱山株式会社 バーナーコーン内の精鉱分布推定方法および自熔製錬炉の操業方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016196679A (ja) * 2015-04-03 2016-11-24 住友金属鉱山株式会社 測定補助治具
CN109374147A (zh) * 2018-12-07 2019-02-22 攀钢集团攀枝花钢铁研究院有限公司 测量电渣重熔过程中铸锭温度分布的方法
JP2021038446A (ja) * 2019-09-05 2021-03-11 住友金属鉱山株式会社 温度測定器具
JP2021038447A (ja) * 2019-09-05 2021-03-11 住友金属鉱山株式会社 バーナーコーン内の精鉱分布推定方法および自熔製錬炉の操業方法
JP7338335B2 (ja) 2019-09-05 2023-09-05 住友金属鉱山株式会社 温度測定器具
JP7343833B2 (ja) 2019-09-05 2023-09-13 住友金属鉱山株式会社 自熔製錬炉の操業方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3412756B2 (ja) 2003-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4916046B2 (ja) 直接製錬法の操業方法
RU2154110C2 (ru) Устройство для производства расплавленного передельного чугуна
KR100741237B1 (ko) 직접 제련 공정의 압력 제어 방법
EP1059501B1 (en) Direct smelting vessel
RU2203961C2 (ru) Фурма для подвода сырьевого материала и способ введения твердых сырьевых материалов в металлургическую емкость
KR20010040181A (ko) 직접 제련 공정용 베슬 및 이를 이용한 직접 제련 공정
CA2332724C (en) Apparatus for injecting solid particulate material into a vessel
ES2249014T3 (es) Procedimiento de fusion directa.
JP2001188026A (ja) 自溶炉の温度測定装置及び温度測定方法
JP2009532583A (ja) プロセスガスを処理する方法および装置
EP0597270A2 (en) A method for operating a multimedia tuyère and the tuyère system
US3171877A (en) Apparatus for continuous steel-making
FI64398C (fi) Gasblaosroer foer inmatning av reaktionsaemnen i metallurgiskasmaeltor
BR112015027789B1 (pt) lança de injeção de sólidos, planta de fundição direta, processo de fundição direta e aparelho para um processo de fundição
RU2718500C1 (ru) Трансформируемая металлургическая печь и модульная металлургическая установка, включающая указанную печь, для осуществления технологических способов получения металлов в расплавленном состоянии, в частности стали или чугуна
US3599947A (en) Apparatus for direct iron and steel making
RU2309182C1 (ru) Способ выплавки стали в дуговой сталеплавильной печи и устройство для его осуществления
RU2734613C2 (ru) Горизонтальный конвертер и способ совмещенной плавки-конвертирования
JP3952112B2 (ja) 自溶炉の操業方法
Rudzki et al. A contribution to the Development of a Continuous Oxygen Steelmaking Process
US11066713B2 (en) Method of operating a top submerged lance furnace
WO2023112505A1 (ja) 溶鉄の製造方法
RU2299246C1 (ru) Способ выплавки стали в мартеновской печи и мартеновская печь
EP1414759B1 (en) Method of preparing a fiberizable melt of a mineral material
JPS63137113A (ja) 溶融還元方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080328

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090328

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090328

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090328

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100328

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110328

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110328

Year of fee payment: 8

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110328

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120328

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120328

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130328

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130328

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140328

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees