JP2001187831A - 難燃性基板およびプリプレグ - Google Patents

難燃性基板およびプリプレグ

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JP2001187831A
JP2001187831A JP37573299A JP37573299A JP2001187831A JP 2001187831 A JP2001187831 A JP 2001187831A JP 37573299 A JP37573299 A JP 37573299A JP 37573299 A JP37573299 A JP 37573299A JP 2001187831 A JP2001187831 A JP 2001187831A
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benzyl ether
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Masami Sasaki
正美 佐々木
Hiroshige Okawa
博茂 大川
Minoru Takatani
稔 高谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 難燃性に優れ、かつ高周波での電気特性が良
好な電子部品、回路基板に用いることの可能な難燃性基
板およびプリプレグを提供する。 【解決手段】 ポリビニルベンジルエーテル化合物に難
燃剤が分散されている構成の難燃性基板およびプリプレ
グとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品や回路用
基板に用いられるプリプレグおよび基板に関し、特に高
周波数領域(100MHz以上)での使用に好適な難燃性
のプリプレグおよび基板に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信用、民生用、産業用等の電子
機器の分野における実装方法の小型化・高密度化への指
向は著しいものがあり、それに伴って材料の面でもより
優れた耐熱性、寸法安定性、電気特性、成形性が要求さ
れつつある。例えば、プリント配線基板としては、従来
からのフェノール樹脂やエポキシ樹脂などの熱硬化性樹
脂を基材とした銅張り積層板が用いられてきた。これら
は各種の性能をバランス良く有するものの、電気特性、
特に高周波領域での誘電特性が悪いと言う課題を持って
いる。
【0003】この課題を解決する新しい材料として例え
ば特開平9−31006号公報に記載されているポリビ
ニルベンジルエーテル化合物をプリプレグ、銅張り積層
板への応用が試みられている。
【0004】ポリビニルベンジルエーテル化合物は、優
れた電気特性、高耐熱性、信頼性を有するとともに、各
種材料との接着性に優れるという特徴を有している。
【0005】しかしながら、ポリビニルベンジルエーテ
ル化合物は可燃性材料であり、多層基板や電子部品など
に応用した場合の安全性の問題が指摘されていた。特
に、UL規格の94V0を満足するような多層基板や電
子部品とすることが大きな課題であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、難燃
性に優れ、かつ高周波での電気特性が良好な電子部品、
回路基板に用いることの可能な難燃性基板およびプリプ
レグを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、下記(1)
〜(13)の本発明によって達成される。 (1) ポリビニルベンジルエーテル化合物に難燃剤が
分散されている難燃性基板。 (2) 前記ポリビニルベンジルエーテル化合物は、下
記一般式(1)で示される上記(1)の難燃性基板。
【0008】
【化2】
【0009】(式中、R1 はメチル基またはエチル基を
示し、R2 は水素原子または炭素数1〜10の炭化水素
基を示し、R3 は水素原子またはビニルベンジル基を示
し(但し、水素原子とビニルベンジル基とのモル比は6
0:40〜0:100である)、nは2〜4の数を示
す)で示されるポリビニルベンジルエーテル化合物。 (3) 前記難燃剤は、ハロゲン化リン酸エステルであ
る上記(1)または(2)の難燃性基板。 (4) 前記難燃剤の含有量が40〜60wt% である上
記(1)〜(3)のいずれかの難燃性基板。 (5) 溶剤中にポリビニルベンジルエーテル化合物お
よび難燃剤が分散されたスラリーをガラスクロスに塗工
し、乾燥して得られるプリプレグ。 (6) 溶剤中にポリビニルベンジルエーテル化合物お
よび難燃剤が分散されたスラリーを金属箔に塗工し、乾
燥して得られるプリプレグ。 (7) 上記(5)のプリプレグを加熱し、加圧プレス
して得られる基板。 (8) 上記(5)のプリプレグの両面に金属箔を配置
し、これを加熱・加圧プレスして得られる両面金属箔付
き基板。 (9) ガラスクロスの両面に、上記(6)のプリプレ
グを金属箔面を外側にして配置し、これを加熱・加圧プ
レスして得られる両面金属箔付き基板。 (10) ポリビニルベンジルエーテル化合物と難燃剤
とを少なくともポリビニルベンジルエーテル化合物の融
点以上の温度で混練し、この固体状の混練物をプレス成
形して得られるプリプレグ。 (11) 上記(10)のプリプレグを加熱・加圧プレ
スして得られる基板。 (12) 上記(10)のプリプレグの両面に金属箔を
配置し、これを加熱・加圧プレスして得られる両面金属
箔付き基板。 (13) 少なくとも上記(5)〜(12)のいずれか
のプリプレグまたは基板を用い、これを2層以上積層
し、加熱・加圧プレスして得られる多層基板
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明の難燃性基板は、ポリビニルベンジルエー
テル化合物に難燃剤が分散されているものである。この
ような構成とすることによって、難燃性を有するととも
に、低誘電率となり、高周波数領域(100MHz以上、
特に100MHz以上10GHz以下の領域)での使用に好適
であり、しかも高強度である。また、このような難燃性
基板を用いて基板を形成する場合、接着剤等を用いるこ
となく、銅箔との接着やパターニングが実現でき、かつ
多層化を実現することができる。こうしたパターニング
や多層化処理は、通常の基板製造工程と同じ工程ででき
るので、コストダウンおよび作業性の改善を図ることが
できる。また、このようにして得られる基板は、高強度
で、高周波特性の向上したものである。
【0011】さらに、本発明を説明する。本発明のポリ
ビニルベンジルエーテル化合物は、下記一般式(1)
【0012】
【化3】
【0013】(式中、R1 はメチル基またはエチル基を
示し、R2 は水素原子または炭素数1〜10の炭化水素
基を示し、R3 は水素原子またはビニルベンジル基を示
し(但し、水素原子とビニルベンジル基とのモル比は6
0:40〜0:100である)、nは2〜4の数を示
す)で示されるものである。
【0014】また本発明は、下記一般式(2)
【0015】
【化4】
【0016】(式中、R1 はメチル基またはエチル基を
示し、R2 は水素原子または炭素数1〜10の炭化水素
基を示し、nは2〜4の数を示す)で示されるポリフェ
ノールと、ビニルベンジルハライドとを、アルカリ金属
水酸化物の存在下で反応させて得られる、上記一般式
(1)で示されるポリビニルベンジルエーテル化合物を
用いてもよい。
【0017】上記一般式(1)で示される本発明のポリ
ビニルベンジルエーテル化合物において、R1 はメチル
基またはエチル基を示し、R2 は水素原子または炭素数
1〜10の炭化水素基、好ましくはベンジル基を表し、
3 は水素原子またはビニルベンジル基を表すものであ
る。ここで、水素原子とビニルベンジル基とのモル比は
60:40〜0:100である。また、nは2〜4の値
を有する。本発明の一般式(1)のポリビニルベンジル
エーテル化合物は、例えば特開平9−31006号公報
に記載されているように、上記一般式(2)に示される
ポリフェノールと、ビニルベンジルハライドとを反応さ
せることにより合成することができる。
【0018】一般式(2)のポリフェノールは、市販さ
れているものを利用することができ、例えば日本石油化
学社製PP−700−300、PP−1000−180
等が挙げられる。
【0019】ビニルベンジルハライドとしては、p−ビ
ニルベンジルクロライド、m−ビニルベンジルクロライ
ド、p−ビニルベンジルクロライドとm−ビニルベンジ
ルクロライドとの混合体、p−ビニルベンジルブロマイ
ド、m−ビニルベンジルブロマイドおよびp−ビニルベ
ンジルブロマイドとm−ビニルベンジルブロマイドとの
混合体等が挙げられる。中でも好ましくは、p−ビニル
ベンジルクロライド、およびp−ビニルベンジルクロラ
イドとm−ビニルベンジルクロライドとの混合体がよ
い。p−ビニルベンジルクロライドを使用すると、対称
性がよくなり、高融点、高軟化点のポリビニルベンジル
エーテル化合物が得られる。また、p−ビニルベンジル
クロライドとm−ビニルベンジルクロライドとの混合体
を使用すると、低融点、低軟化点のポリビニルベンジル
エーテル化合物が得られ、作業性が良好となる。
【0020】ポリフェノールとビニルベンジルハライド
との反応は、とくに制限されるものではないが、例えば
ポリフェノールとビニルベンジルハライドとを、極性中
性溶媒中、アルカリ金属水酸化物を脱塩酸剤として用い
反応させる方法が挙げられる。
【0021】ポリフェノールとビニルベンジルハライド
との配合割合は、適宜設計することができるが、例えば
モル比として、ポリフェノール:ビニルベンジルハライ
ド=100:40〜100:120であることができ
る。
【0022】極性中性溶媒としては、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド、ジメチルアセトアミド、
N−メチルピロリドン、ジオキサン、アセトニトリル、
テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエー
テル、1,3−ジメトキシプロパン、1,2−ジメトキシ
プロパン、テトラメチレンスルホン、ヘキサメチルホス
ホアミド、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、アセトンおよびこれらの混合物が挙げられる。
【0023】アルカリ金属水酸化物としては、水酸化カ
リウム、水酸化ナトリウムおよびこれらの混合物等が挙
げられる。アルカリ金属水酸化物の配合割合は、例えば
フェノール性水酸基1モルに対して1.1〜2.0倍モル
程度がよい。
【0024】反応温度および反応時間は、それぞれ30
〜100℃で、0.5〜20時間であればよい。
【0025】これとは別の方法として、相間移動触媒、
例えば第4級アンモニウム塩の存在下で、上記ポリフェ
ノールとビニルベンジルハライドとを、水/有機溶剤混
合液中、アルカリ金属水酸化物を脱塩酸剤として100
℃までの温度で反応させることにより、本発明のポリビ
ニルベンジルエーテル化合物が得られる。
【0026】なお、上記方法で本発明のポリビニルベン
ジルエーテル化合物を製造した場合、ポリフェノールと
ビニルベンジルハライドの配合設計により、出発原料の
一つである一般式(2)のポリフェノールにおけるフェ
ノール性水酸基が、すべてビニルベンジル基に置換させ
ないものを作ることができる。この場合、上記反応によ
り得られるものは、本発明のポリビニルベンジルエーテ
ル化合物と一般式(2)のポリフェノールとの混合体で
ある。本発明においては、特定割合未満、すなわち両者
に対して60モル%未満であれば、このポリフェノール
は存在していてもよい。しかし、60モル%を超える
と、後に行う硬化反応が十分に達成されず、また良好な
誘電特性を示さなくなるので好ましくない。
【0027】一般式(2)のポリフェノール水酸基のビ
ニルベンジル基への置換率は、40〜100モル%、好
ましくは60〜100モル%である。この置換率は、当
然のことながら高ければ高いほど望ましい。この置換率
は、ポリフェノールと、ビニルベンジルハライドとの配
合設計により適宜調整することができる。
【0028】ポリフェノールの存在が許されない場合
は、ポリフェノールとビニルベンジルハライドとの配合
設計および適当な手段、例えば溶媒/非溶媒系の組み合
わせによる再沈殿精製法により未反応原料等を除去すれ
ばよい。
【0029】本発明のポリビニルベンジルエーテル化合
物は、それ自体あるいは他の共重合可能な単量体と重合
および硬化させることにより、広い周波数領域で良好で
一定で、且つ温度や吸湿性に依存しにくい誘電特性を示
し、さらに耐熱性にも優れる樹脂として使用することが
できる。
【0030】共重合可能な単量体としては、例えばスチ
レン、ビニルトルエン、ジビニルベンゼン、ジビニルベ
ンジルエーテル、アリルフェノール、アリルオキシベン
ゼン、ジアリルフタレート、アクリル酸エステル、メタ
クリル酸エステル、ビニルピロリドン等が挙げられる。
これらの単量体の配合割合は、ポリビニルベンジルエー
テル化合物に対して、2〜50重量%程度である。
【0031】また、本発明のポリビニルベンジルエーテ
ル化合物は、既知の熱硬化性樹脂、例えばビニルエステ
ル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、マレイミド樹脂、ポ
リフェノールのポリシアナート樹脂、エポキシ樹脂、フ
ェノール樹脂、ビニルベンジル化合物等や、既知の熱可
塑性樹脂、例えばポリエーテルイミド、ポリエーテルス
ルホン、ポリアセタール、ジシクロペンタジエン系樹脂
等と組み合わせて使用することも可能である。その配合
割合は、本発明のポリビニルベンジルエーテル化合物に
対して5〜90重量%程度である。中でも好ましくは、
ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、マレイ
ミド樹脂、ポリフェノールのポリシアナート樹脂、エポ
キシド樹脂およびこれらの混合物からなる群から選ばれ
る少なくとも1種である。
【0032】本発明のポリビニルベンジルエーテル化合
物自体、あるいは該化合物と他の単量体または熱硬化性
樹脂とを含有してなる硬化性樹脂組成物の重合および硬
化は、公知の方法で行うことができる。硬化は、硬化剤
の存在下または不存在下のいずれでも可能である。硬化
剤を使用する場合は、例えば過酸化ベンゾイル、メチル
エチルケトンパーオキシド、ジクミルパーオキシド、t
−ブチルパーベンゾエート等の公知のラジカル重合開始
剤を使用することができる。使用量は、ポリビニルベン
ジルエーテル化合物100重量部に対して0〜10重量
部である。
【0033】硬化温度は、硬化剤の使用の有無および硬
化剤の種類によっても異なるため一概に規定できない
が、20〜250℃、好ましくは50〜250℃であ
る。温度が20℃未満では、十分な硬化が得られない。
【0034】また、硬化の調整のために、ハイドロキノ
ン、ベンゾキノン、銅塩等を配合できる。
【0035】本発明の難燃剤としては、通常基板の難燃
化のために用いられている種々の難燃剤を用いることが
できる。具体的には、ハロゲン化リン酸エステル、ブロ
ム化エポキシ樹脂等のハロゲン化物、また、リン酸エス
テルアミド系等の有機化合物や、三酸化アンチモン、水
素化アルミニウム等の無機材料を用いることができる。
これらのなかでも、ハロゲン化リン酸エステル、リン酸
エステルアミド系等が好ましく、特に下記に示すハロゲ
ン化リン酸エステルが好ましい。
【0036】
【化5】
【0037】本発明のポリビニルベンジルエーテル化合
物と難燃剤との混合比としては、難燃剤にハロゲン化リ
ン酸エステルを用いる場合、ガラスクロスなどに塗布す
るペースト段階で、樹脂とハロゲン化リン酸エステルと
の比率で示した場合、次の関係を満たすことが好まし
い。
【0038】ポリビニルベンジルエーテル化合物:ハロ
ゲン化リン酸エステル=100:100〜100:90
0 すなわち、ハロゲン化リン酸エステルの含有量は40〜
60wt% であることが好ましい。このような難燃剤の含
有量とすることで、本発明の効果が向上する。これに対
し、難燃剤の含有量が多くなると樹脂の有する特性、特
に電気的特性が劣化してくる。一方、難燃剤の含有量が
少なくなると難燃化が困難となり、特にUL規格の94
V0を満足することが困難になってくる。
【0039】本発明に用いられるガラスクロス等の強化
繊維は、目的・用途に応じて種々のものであってよく、
市販品をそのまま用いることができる。このときの強化
繊維は、電気的な特性に応じてEガラスクロス(ε=
7、tanδ=0.003、 1GHz)、Dガラスクロス
(ε=4、tanδ=0.0013、 1GHz)、Hガラ
スクロス(ε=11、tanδ=0.003、 1GHz)
等を使い分けてもよい。また、層間密着力向上のため、
カップリング処理などを行ってもよい。その厚さは10
0μm 以下、特に20〜60μm であることが好まし
い。布重量としては、120g/m2 以下、特に30〜8
0g/m2 が好ましい。
【0040】また、ポリビニルベンジルエーテル化合物
とガラスクロスとの配合比は、重量比で、ポリビニルベ
ンジルエーテル化合物/ガラスクロスが4/1〜1/1
であることが好ましい。このような配合比とすることに
よって本発明の効果が向上する。これに対し、この比が
小さくなって、ポリビニルベンジルエーテル化合物量が
少なくなると銅箔との密着力が低下し、基板の平滑性に
問題が生じる。逆にこの比が大きくなって、ポリビニル
ベンジルエーテル化合物量が多くなると使用できるガラ
スクロスの選択が困難となり、薄肉での強度の確保が困
難となる。
【0041】使用する金属箔としては、金、銀、銅、ア
ルミニウムなど導電率の良好な金属のなかから好適なも
のを用いればよい。これらのなかでも特に銅が好まし
い。
【0042】金属箔を作製する方法としては、電解、圧
延法等種々の公知の方法を用いることができるが、箔ピ
ール強度をとりたい場合には電解箔を、高周波特性を重
視したい場合には、表面凹凸による表皮効果の影響の少
ない圧延箔を使用するとよい。
【0043】金属箔の厚みとしては、8〜70μm が好
ましく、特に12〜35μm が好ましい。また、その用
途、要求特性(パターン幅、および精度、直流抵抗な
ど)に応じて最適な厚みを決定すればよい。
【0044】本発明においてプリプレグを得るには、所
定の配合比とした難燃剤とポリビニルベンジルエーテル
化合物とを含み、溶剤に混練してスラリー化したペース
トを塗布して、乾燥(Bステージ化)する工程に従う。
この場合に用いられる溶剤はメチルエチルケトン(ME
K)等の揮発性溶剤が好ましく、上記極性中性溶媒が特
に好ましく、ペーストの粘度を調整し塗工しやすくする
目的で用いられる。混練はボールミル、撹拌等により公
知の方法によって行えばよい。ペーストを金属箔または
強化繊維(ガラスクロス)上に塗布(含浸)することに
より、形成することができる。
【0045】プリプレグの乾燥(Bステージ化)は、含
有する樹脂の含有量、得たい流動性などにより適宜調整
すればよいが、通常、100〜120℃、0.5〜3時
間とすればよい。乾燥、Bステージ化した後の厚みは5
0〜300μm 程度、特に50〜200μm 程度が好ま
しく、その用途や要求される特性(パターン幅および精
度、直流抵抗)等により最適な膜厚に調整すればよい。
【0046】塗工方法は公知の縦型塗工機で所定の厚み
に塗工する方法、ドクターブレードを用いて金属箔上な
どに塗工する方法などいずれの方法を用いてもよく、そ
の用途に応じた生産方法を選択すればよい。
【0047】本発明のプリプレグは、図1または図2に
示すような方法により製造することができる。この場
合、図1の方法は比較的量産に適しており、図2の方法
は、膜厚制御を行い易く、特性の調整が比較的容易に行
えるという特徴を有している。図1において、(a)に
示すように、ロール状に巻回されたガラスクロス101
aは、このロール101aから繰り出され、ガイドロー
ラ111を介して塗工槽110に搬送される。この塗工
槽110には、溶剤中に分散されている誘電体粉とポリ
ビニルベンジルエーテル化合物がスラリー状調整されて
おり、この塗工槽110をガラスクロスが通過すると、
上記スラリー中に浸漬され、ガラスクロスに塗工される
とともに、その中のすきまが埋められることになる。
【0048】塗工槽110を通過したガラスクロスは、
ガイドローラー112a,112bを介して乾燥炉12
0に導入される。乾燥炉に導入された樹脂含浸ガラスク
ロスは、所定の温度と時間乾燥され、Bステージ化され
るとともに、ガイドローラー121により方向転換して
巻取ローラ130に巻回される。
【0049】そして、所定の大きさに切断されると、
(b)に示すように、ガラスクロス101の両面に誘電
体粉を含有した樹脂が配置されたプリプレグが得られ
る。
【0050】さらに、(c)に示すように、得られたプ
リプレグの上下両面上に銅箔などの金属箔103を配置
し、これを加熱・加圧プレスすると、(d)に示すよう
な両面金属箔付き基板が得られる。加熱加圧条件は10
0〜200℃の温度、9.8×105〜7.84×106
Pa(10〜80kgf/cm2)の圧力とすればよく、このよ
うな条件下で0.5〜20時間程度成形することが好ま
しい。成形は条件をかえて複数段階に分けて行うことが
できる。なお、金属箔を設けない場合には、金属箔を配
置することなく加熱・加圧プレスすればよい。
【0051】次に、図2の製造方法について説明する。
図2において、(a)に示すように、誘電体粉とポリビ
ニルベンジルエーテル化合物を溶剤中に分散したスラリ
ー102aをドクターブレード150等によってクリア
ランスを一定に保ちながら銅箔などの金属箔上に塗工す
る。
【0052】そして、所定の大きさに切断されると、
(b)に示すように、金属箔103の上面に誘電体粉を
含有した樹脂が配置されたプリプレグが得られる。
【0053】さらに、(c)に示すように、ガラスクロ
ス101の上下両面に得られたプリプレグ102,10
3をそれぞれ樹脂102側を内面にして配置し、これを
加熱・加圧プレスすると、(d)に示すような両面金属
箔付き基板が得られる。加熱加圧条件は上記と同様でよ
い。
【0054】本発明の基板、およびプリプレグは、上記
塗工法以外に材料を混練し、固体状とした混練物を成型
することによっても得ることができる。この場合、原料
が固体状であるため、厚みをとりやすく、比較的厚みの
ある基板、プリプレグを形成する方法として適してい
る。
【0055】混練は、少なくともポリビニルベンジルエ
ーテル化合物の融点以上である必要があり、好ましくは
融点+10℃以上であるとよい。ポリビニルベンジルエ
ーテル化合物の融点は、通常、75〜85℃程度であ
る。混練は、ボールミル、撹拌、混練機などの公知の方
法で行えばよい。その際、必要により溶媒を用いてもよ
い。また、必要に応じてペレット化、粉末化してもよ
い。
【0056】得られた、ペレット化、粉末化等された混
練物を金型を用いて加熱・加圧成型する。成型条件とし
ては、100〜200℃、0.5〜3時間、4.9×1
5〜7.84×106Pa(5〜80kgf/cm2)圧力とす
ればよい。
【0057】この場合に得られるプリプレグの厚みとし
ては、好ましくは0.05〜5mm、特に0.08〜0.
2mmである。プリプレグの厚みは、所望する板厚、誘電
体粉含有率に応じて適宜調整すればよい。
【0058】さらに、上記同様に得られたプリプレグの
上下両面上に銅箔などの金属箔を配置し、これを加熱・
加圧プレスすると両面金属箔付き基板が得られる。加熱
加圧条件は100〜200℃の温度、9.8×105
7.84×106Pa(10〜80kgf/cm2)の圧力とすれ
ばよく、このような条件下で0.5〜20時間程度成形
することが好ましい。成形は条件をかえて複数段階に分
けて行うことができる。なお、金属箔を設けない場合に
は、金属箔を配置することなく加熱・加圧プレスすれば
よい。
【0059】このようにして得られる成形材料としての
基板(有機複合材料)は、難燃性および誘電率の高周波
数特性に優れる。また絶縁材として耐えうる絶縁特性に
優れる。さらには、後述のように銅箔付基板とした場
合、銅箔との接着強度が大きい。また半田耐熱性等の耐
熱性に優れる。
【0060】本発明のプリプレグは銅箔と重ねて加熱加
圧して成形することにより銅箔付基板を形成することが
できる。この場合の銅箔の厚さは12〜35μm 程度で
ある。このような銅箔付基板には、両面パターンニング
基板や多層基板などがある。
【0061】図3、図4には両面パターンニング基板形
成例の工程図を示す。図3、図4に示されるように、所
定厚さのプリプレグ1と所定厚さの銅(Cu)箔2とを
重ねて加圧加熱して成形する(工程A)。次にスルーホ
ールをドリリングにより形成する(工程B)。形成した
スルーホールに銅(Cu)メッキを施し、メッキ膜4を
形成する(工程C)。さらに両面の銅箔2にパターニン
グを施し、導体パターン21を形成する(工程D)。そ
の後、図3に示されるように、外部端子等の接続のため
のメッキを施す(工程E)。この場合のメッキはNiメ
ッキ後にさらにPdメッキを施す方法、Niメッキ後に
さらにAuメッキを施す方法(メッキは電解または無電
解メッキ)、半田レベラーを用いる方法により行われ
る。
【0062】図5、図6には多層基板形成例の工程図で
あり、4層積層する例が示されている。図5、図6に示
されるように、所定厚さのプリプレグ1と所定厚さの銅
(Cu)箔2とを重ねて加圧加熱して成形する(工程
a)。次に両面の銅箔2にパターニングを施し、導体パ
ターン21を形成する(工程b)。このようにして得ら
れた両面パターンニング基板の両面に、さらに所定厚さ
のプリプレグ1と銅箔2とを重ねて、同時に加圧加熱し
て成形する(工程c)。次にスルーホールをドリリング
により形成する(工程d)。形成したスルーホールに銅
(Cu)メッキを施し、メッキ膜4を形成する(工程
e)。さらに両面の銅箔2にパターニングを施し、導体
パターン21を形成する(工程f)。その後図5に示さ
れるように、外部端子との接続のためのメッキを施す
(工程g)。この場合のメッキはNiメッキ後にさらに
Pdメッキを施す方法、Niメッキ後にさらにAuメッ
キを施す方法(メッキは電解または無電解メッキ)、半
田レベラーを用いる方法により行われる。
【0063】上記の加熱加圧の成形条件は、100〜2
00℃の温度、9.8×105〜7.84×106Pa(1
0〜80kgf/cm2)の圧力で、0.5〜20時間とする
ことが好ましい。
【0064】本発明では、前記例に限らず、種々の基板
を形成することができる。例えば、成形材料としての基
板や、銅箔付基板とプリプレグとを用い、プリプレグを
接着層として多層化することも可能である。
【0065】また、プリプレグや成形材料としての基板
と銅箔とを接着する態様において、前述の誘電体粉とポ
リビニルベンジルエーテル化合物とブチルカルビトール
アセテート等の高沸点溶剤とを混練して得られた誘電体
材料ペーストをパターニングした基板の上にスクリーン
印刷等にて形成してもよく、これにより特性の向上を図
ることができる。こうした誘電体材料ペースト中の誘電
体粉含有量は50〜90wt% 、ポリビニルベンジルエー
テル化合物は3〜50wt% 、溶剤:残部であることが好
ましい。また塗膜の厚さは成形後の基板において30〜
150μm であることが好ましい。
【0066】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明
をさらに詳細に説明する。 <実施例1>〔強化繊維への塗布による形成〕 あらかじめ、ポリビニルベンジルエーテル化合物をトル
エン中に55wt%となるよう溶解した。この樹脂溶液
に、難燃剤としてハロゲン化リン酸エステル(大八化学
製CR900)を投入し、ボールミルで24時間混合し
た。このとき、難燃剤の配合比が10wt%,20wt%,
30wt%,40wt%,50wt%,60wt%,70wt%混
合したサンプルを作成した。また、比較サンプルとして
難燃剤を含有しないサンプルを作成した。
【0067】得られたスラリーを厚さ50μm のガラス
クロス(旭シュエーベル(株)製)上に塗工機で塗工
し、110℃、2時間で乾燥し、プリプレグを得た。乾
燥後の難燃性プリプレグの膜厚は150μm であった。
【0068】次いで、得られたプリプレグを12枚重
ね、下記条件にてプレス成形を行い、難燃性基板を得
た。 150℃/30分→180℃/30分→200℃/30
分 プレス圧:1.96×106Pa(20kgf/cm2
【0069】得られた難燃性基板の厚みは1.6mmであ
った。
【0070】得られた各サンプルをUL94規格に従っ
て、長さ:127mm、幅:12.7mm、厚さ:1.6mm
の試験片に切り出して難燃性について評価した。また、
PCT試験として、121℃、2気圧×50時間の条件
で、体積抵抗率(JIS規格C6481に基づく)を測
定した。誘電率(εr)、誘電正接については、長さ:
100mm、幅:1.5mm、厚さ:1.6mmの試験片を切
り出して、摂動法により1GHzにおける誘電率と誘電正
接を測定し、Q値を算出した。結果を表1に示す。
【0071】
【表1】
【0072】表1から明らかなように、難燃剤の含有率
が30wt%以下のサンプルは、UL94V0を満足して
いない。また、難燃剤を40wt%以上含有するものはU
L94V0を満足するが、含有率が70wt%になるとP
CT試験にて体積抵抗率が極端に劣化している。
【0073】<実施例2>〔固形粉末の圧力成形による
形成〕 あらかじめ、ポリビニルベンジルエーテル化合物をトル
エン中に55wt%となるよう溶解した。この樹脂溶液
に、難燃剤としてハロゲン化リン酸エステル(大八化学
製CR900)を投入し、ボールミルで24時間混合し
た。このとき、難燃剤の配合比が10wt%,20wt%,
30wt%,40wt%,50wt%,60wt%,70wt%混
合したサンプルを作成した。また、比較サンプルとして
難燃剤を含有しないサンプルを作成した。
【0074】得られたスラリーを90℃、15時間で乾
燥し、固形状の樹脂−難燃剤の混合体を作成した。この
混合体を乳鉢で粉砕し、混合体の原料粉末を得た。得ら
れた原料粉末を金型に所定量入れ、120℃、2.94
×106Pa(30kgf/cm2 )、20分でプレス成形して
プリプレグを得た。このプリプレグの膜厚は1.8mmで
あった。
【0075】次いで、得られたプリプレグを110℃/
30分、180℃/30分のステップキュア(プレス圧
力:2.94×106Pa(30kgf/cm2 ))にてプレス
成形を行い、難燃性基板を得た。
【0076】得られた難燃性基板の厚みは1.6mmであ
った。
【0077】得られた各サンプルをUL94規格に従っ
て、長さ:127mm、幅:12.7mm、厚さ:1.6mm
の試験片に切り出して難燃性について評価した。また、
PCT試験として、121℃、2気圧×50時間の条件
で、体積抵抗率(JIS規格C6481に基づく)を測
定した。誘電率(εr)、誘電正接については、長さ:
100mm、幅:1.5mm、厚さ:1.6mmの試験片を切
り出して、摂動法により1GHzにおける誘電率と誘電正
接を測定し、Q値を算出した。結果を表2に示す。
【0078】
【表2】
【0079】表2から明らかなように、難燃剤の含有率
が30wt%以下のサンプルは、UL94V0を満足して
いない。また、難燃剤を40wt%以上含有するものはU
L94V0を満足するが、含有率が70wt%になるとP
CT試験にて体積抵抗率が極端に劣化している。また、
ガラスクロス上に形成した実施例1のサンプルと比較す
ると、誘電率が若干低めとなり、Q値は若干高くなって
いる。これは、ガラスクロスの電気的特性の影響による
ものと考えられる。
【0080】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、難燃性に
優れ、かつ高周波での電気特性が良好な電子部品、回路
基板に用いることの可能な難燃性基板およびプリプレグ
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の銅箔付基板の形成例を示す工程図であ
る。
【図2】本発明の銅箔付基板の形成例を示す他の工程図
である。
【図3】本発明の銅箔付基板の形成例を示す工程図であ
る。
【図4】本発明の銅箔付基板の形成例を示す他の工程図
である。
【図5】本発明の多層基板の形成例を示す工程図であ
る。
【図6】本発明の多層基板の形成例を示す工程図であ
る。
【符号の説明】
1 プリプレグ 2 Cu箔 3 スルーホール 4 Cuメッキ膜 21 導体パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C07C 41/16 C07C 41/16 43/215 43/215 (72)発明者 高谷 稔 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 Fターム(参考) 4F072 AA04 AA05 AA06 AA07 AA09 AB09 AB28 AB29 AD05 AE07 AF17 AG03 AH02 AH25 AJ04 AK05 AK14 AL13 4H006 AA01 AB46 AB80 GP03 4H028 AA37 AA42 AB04 BA03 BA06 4J002 BC131 EW056 FD136 FD207 GF00 GQ01 HA08

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリビニルベンジルエーテル化合物に難
    燃剤が分散されている難燃性基板。
  2. 【請求項2】 前記ポリビニルベンジルエーテル化合物
    は、下記一般式(1)で示される請求項1の難燃性基
    板。 【化1】 (式中、R1 はメチル基またはエチル基を示し、R2
    水素原子または炭素数1〜10の炭化水素基を示し、R
    3 は水素原子またはビニルベンジル基を示し(但し、水
    素原子とビニルベンジル基とのモル比は60:40〜
    0:100である)、nは2〜4の数を示す)で示され
    るポリビニルベンジルエーテル化合物。
  3. 【請求項3】 前記難燃剤は、ハロゲン化リン酸エステ
    ルである請求項1または2の難燃性基板。
  4. 【請求項4】 前記難燃剤の含有量が40〜60wt% で
    ある請求項1〜3のいずれかの難燃性基板。
  5. 【請求項5】 溶剤中にポリビニルベンジルエーテル化
    合物および難燃剤が分散されたスラリーをガラスクロス
    に塗工し、乾燥して得られるプリプレグ。
  6. 【請求項6】 溶剤中にポリビニルベンジルエーテル化
    合物および難燃剤が分散されたスラリーを金属箔に塗工
    し、乾燥して得られるプリプレグ。
  7. 【請求項7】 請求項5のプリプレグを加熱し、加圧プ
    レスして得られる基板。
  8. 【請求項8】 請求項5のプリプレグの両面に金属箔を
    配置し、これを加熱・加圧プレスして得られる両面金属
    箔付き基板。
  9. 【請求項9】 ガラスクロスの両面に、請求項6のプリ
    プレグを金属箔面を外側にして配置し、これを加熱・加
    圧プレスして得られる両面金属箔付き基板。
  10. 【請求項10】 ポリビニルベンジルエーテル化合物と
    難燃剤とを少なくともポリビニルベンジルエーテル化合
    物の融点以上の温度で混練し、この固体状の混練物をプ
    レス成形して得られるプリプレグ。
  11. 【請求項11】 請求項10のプリプレグを加熱・加圧
    プレスして得られる基板。
  12. 【請求項12】 請求項10のプリプレグの両面に金属
    箔を配置し、これを加熱・加圧プレスして得られる両面
    金属箔付き基板。
  13. 【請求項13】 少なくとも請求項5〜12のいずれか
    のプリプレグまたは基板を用い、これを2層以上積層
    し、加熱・加圧プレスして得られる多層基板
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