JP2001187127A - 空気清浄装置 - Google Patents
空気清浄装置Info
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Abstract
ゾン発生量を適正量に設定する。 【解決手段】 本体ケーシング1の所定位置に送風手段
としてのファン2を設け、ファン2により形成される空
気流の上流側から下流側に向かってオゾン発生部3、集
塵フィルタ4、光触媒部5、光源6をこの順に配置し、
オゾン発生量制御部7によりオゾン発生部3を制御して
オゾン発生量を適正量に設定する。
Description
し、さらに詳細にいえば、吸入空気の清浄化(主として
脱臭)を行うための光触媒を有する空気清浄装置に関す
る。
の、光触媒を有する空気清浄装置が提案されている(特
開平8−309229号公報参照)。
た空気清浄装置は、円筒ケースの周面に集塵電極と集塵
紙とを取り付け、円筒ケースの下部の外側にイオン化電
極を配設し、円筒ケースの内部に、紫外線ランプと光触
媒とオゾン触媒とを有する脱臭部を設けてなるものであ
る。
は、集塵電極と集塵紙とによって空気中の塵埃粒子を捕
集することができ、しかも紫外線ランプからの紫外線が
照射される光触媒の光触媒作用および紫外線ランプによ
り発生されるオゾンによって脱臭機能を達成することが
できることが記載されている。
9号公報に記載された空気清浄装置を採用した場合に
は、単に紫外線ランプからの紫外線を光触媒に照射して
光触媒を機能させているとともに、紫外線ランプから発
生されるオゾンを利用しているのであるから、紫外線ラ
ンプにより発生されるオゾンの量を紫外線の光量から独
立して制御することができないという不都合がある。
めに必要であっても、必要量以上のオゾンを発生させる
と、人体に悪影響を及ぼすことになってしまう。
媒に対して紫外線を照射するために設けられるのである
から、光触媒の性能を発揮させるために必要な紫外線の
光量を照射できるように駆動条件などが設定される。そ
して、このように駆動条件が決定されれば、オゾンの発
生量も定まってしまう。
化しようとする空間(例えば、住空間)における臭気や
有害ガス成分の濃度は人の行動パターンや気象条件など
によって常時変化している。そして、臭気や有害ガス成
分の濃度によってオゾンの必要量が変化する。
高い場合に対処できるようにオゾンの発生量が設定され
ていれば(紫外線ランプ、駆動条件が選択されていれ
ば)、臭気や有害ガス成分の濃度が低い場合にオゾンが
過剰に発生させられていることになり、必然的にオゾン
は空気清浄装置の外部に放出させられて人体に悪影響を
及ぼしてしまう。この不都合はオゾン分解触媒を設ける
ことにより解消させることができるが、分解すべきオゾ
ンの量が増加するとオゾン分解触媒の寿命が短くなって
しまうという新たな不都合が発生する。
合に対処できるようにオゾンの発生量が設定されていれ
ば、臭気や有害ガス成分の濃度が高い場合にオゾンが不
足してしまい、臭気や有害ガス成分の除去を十分には達
成することができなくなってしまうので、必然的に臭気
や有害ガス成分の一部が空気清浄装置から放出されてし
まう。すなわち、十分な空気清浄効果を達成することが
できない。
たものであり、オゾンを過不足なく発生させることがで
きる空気清浄装置を提供することを目的としている。
は、光触媒作用によって空気を清浄化する光触媒手段
と、光触媒手段に対して光を照射する光源と、オゾンを
発生させるオゾン発生手段と、オゾン発生手段によるオ
ゾンの発生量を変化させるオゾン発生量可変手段とを含
むものである。
生量可変手段として、臭気の濃度に応じてオゾンの発生
量を設定するものを採用するものである。
生量可変手段として、処理空気量に応じてオゾンの発生
量を設定するものを採用するものである。ここで、処理
空気量は、空気清浄装置による空気清浄化処理が施され
る空気の単位時間当たりの量である。
入および清浄空気の吐出を行わせる送風手段をさらに含
み、前記オゾン発生量可変手段として、送風手段の回転
数に応じてオゾンの発生量を設定するものを採用するも
のである。
生手段として放電によりオゾンを発生するものを採用
し、前記オゾン発生量可変手段として、オゾン発生手段
の放電電圧を変化させることによりオゾンの発生量を変
化させるものを採用するものである。
生手段として放電によりオゾンを発生するものを採用
し、前記オゾン発生量可変手段として、オゾン発生手段
に対して放電電圧を略パルス状に印加するとともに、パ
ルスのデューティーサイクルを変化させることによりオ
ゾンの発生量を変化させるものを採用するものである。
ここで、略パルス状の放電電圧としては、方形波状の電
圧波形から生成されたものであってもよく、交流波状
(例えば正弦波状)の電圧波形から生成されたものであ
ってもよい。
生手段として放電によりオゾンを発生するものを採用
し、前記オゾン発生量可変手段として、オゾン発生手段
に対して交流電圧を印加するとともに、交流電圧の周波
数を変化させることによりオゾンの発生量を変化させる
ものを採用するものである。ここで、「交流電圧」と
は、パルス状の電圧をも含む概念として使用される。
て、波長が略300nm以上の光のみを放射するものを
採用するものである。
て光を光触媒手段に照射して光触媒作用を行わせること
ができる。同時にオゾン発生手段によってオゾンを発生
させることができる。この場合に、オゾン発生量制御手
段によってオゾン発生手段から発生するオゾンの量を変
化させることができる。この結果、オゾンによる処理と
光触媒による処理との相乗効果によって高い空気清浄効
果を達成することができ、しかも、オゾンの発生量を適
正量にして十分な清浄化効果を達成することができると
ともに、オゾン過剰に起因する人体への悪影響を防止す
ることができる。
ゾン発生量可変手段として、臭気の濃度に応じてオゾン
の発生量を設定するものを採用するのであるから、臭気
や有害ガス成分の濃度が変動する場合であっても、絶え
ず請求項1と同様の作用を達成することができる。
ゾン発生量可変手段として、処理空気量に応じてオゾン
の発生量を設定するものを採用するのであるから、処理
空気量が変化させられる場合であっても、絶えず請求項
1または請求項2と同様の作用を達成することができ
る。
気の吸入および清浄空気の吐出を行わせる送風手段をさ
らに含み、前記オゾン発生量可変手段として、送風手段
の回転数に応じてオゾンの発生量を設定するものを採用
するのであるから、処理空気量が変化させられる場合で
あっても、絶えず請求項1と同様の作用を達成すること
ができる。
ゾン発生手段として放電によりオゾンを発生するものを
採用し、前記オゾン発生量可変手段として、オゾン発生
手段の放電電圧を変化させることによりオゾンの発生量
を変化させるものを採用するのであるから、簡単な制御
でオゾンの発生量を変化させることができるほか、請求
項1から請求項4の何れかと同様の作用を達成すること
ができる。
ゾン発生手段として放電によりオゾンを発生するものを
採用し、前記オゾン発生量可変手段として、オゾン発生
手段に対して放電電圧を略パルス状に印加するととも
に、パルスのデューティーサイクルを変化させることに
よりオゾンの発生量を変化させるものを採用するのであ
るから、簡単な制御でオゾンの発生量を変化させること
ができるほか、請求項1から請求項5の何れかと同様の
作用を達成することができる。
生手段として放電によりオゾンを発生するものを採用
し、前記オゾン発生量可変手段として、オゾン発生手段
に対して交流電圧を印加するとともに、交流電圧の周波
数を変化させることによりオゾンの発生量を変化させる
ものを採用するのであるから、簡単な制御でオゾンの発
生量を変化させることができるほか、請求項1から請求
項5の何れかと同様の作用を達成することができる。
源として、波長が略300nm以上の光のみを放射する
ものを採用するのであるから、人体に与える悪影響を十
分に低減することができるほか、請求項1から請求項7
の何れかと同様の作用を達成することができる。
発明の空気清浄装置の実施の態様を詳細に説明する。
様の要部を示す概略図である。
所定位置に送風手段としてのファン2を設け、ファン2
により形成される空気流の上流側から下流側に向かって
オゾン発生部3、集塵フィルタ4、光触媒部5、光源6
をこの順に配置している。そして、オゾン発生部3を制
御するオゾン発生量制御部(オゾン発生量可変手段)7
を本体ケーシング1の所定位置に設けている。ただし、
ファン2に代えて、装置外のファンによって本体ケーシ
ング1内に空気を送る構成を採用すること、自然対流に
よって本体ケーシング1内に空気を送る構成を採用する
ことなどが可能である。
のであり、吸入空気を所定方向に流通させるための通気
路を構成している。ただし、ファン2は、図1に示すよ
うに上流側から送気するようにしてもよいが、下流側に
設けて空気を誘引するようにしてもよい。
−極と線状の+極とを交互に配置してなる放電式のもの
であり、+極と−極との間で放電を行わせることにより
オゾンを発生させる。そして、例えば、放電電流を制御
することによりオゾンの発生量を制御することができ
る。
などを捕集するものであり、従来公知のものを採用する
ことができる。
ルゲート状に形成した基体の表面に酸化チタン、酸化亜
鉛、硫化カドミウムなどの金属化合物またはそれらの混
合物の半導体からなる微細な光触媒を多数配置してなる
ものである。
上の光(換言すれば、人体に悪影響を与えない光であっ
て、光触媒のバンドギャップよりも大きいエネルギーを
有する光を含む)のみを照射するものであり、オゾンの
発生を未然に防止することができる。そして、光の強度
を自由に制御することができるようにしてもよい。具体
的には、冷陰極管、ブラックライトなどが例示できる。
そして、光触媒の種類によっては可視光源を採用するこ
ともできる。
示す電気回路図である。
を入力とする従来公知の電圧レギュレータ12と、電圧
レギュレータ12の出力電圧を入力とする昇圧トランス
13と、昇圧トランス13の出力電圧を入力としてオゾ
ン発生部3に供給すべき直流電圧を印加する半波整流回
路14とを有している。ただし、オゾン発生部3に対し
て交流電圧を印加する場合には、半波整流回路14を省
略すればよい。
おりである。
ともに、オゾン発生量制御部7による制御下でオゾン発
生部3を動作させて所定量のオゾンを発生させれば、フ
ァン2による空気の流れによって、発生したオゾンが光
触媒部5の反応場に供給される。そして、この反応場に
おいては、光触媒反応がオゾンの存在により高められ、
ひいては空気清浄化効果(脱臭効果)を高めることがで
きる。もちろん、集塵フィルタ4によって塵埃粒子など
を捕集することができる。
する。
帯に電子が、価電子帯に正孔がそれぞれ生成される。通
常、臭気の分解に大きく寄与するのは正孔であるが、そ
の多くは臭気と反応する前に電子と再び結合し、消滅し
てしまう(電子と正孔との再結合)。ここで、光触媒の
近傍にオゾンがあると、オゾンは光触媒の表面で電子を
受容し、結合する。そのため、正孔と電子との再結合を
抑制することができ、光触媒の活性が高く保たれる。一
方、電子と再結合したオゾンは、その後の一連の反応の
中でOHラジカルを生成する。このOHラジカルは強力
な酸化作用を持つので、これも脱臭に寄与する。
って殆ど分解できないが、光触媒によってトルエンが別
の中間物質に変換された後にオゾンと接触すれば容易に
分解される。また、臭気の種類によっては、その逆の場
合もある。
ることによって脱臭効果を大幅に高めることができる。
る。
度(=オゾン発生量/通風空気量)が0.05ppm〜
10ppmの範囲内の所定値になるようにオゾン発生量
制御部7によってオゾン発生部3に対する印加電圧を制
御する(印加電圧が高いほど多くの電流が流れ、オゾン
発生量が多くなるので、印加電圧を制御することによっ
て、オゾン発生量を制御することができる)。ただし、
空気清浄装置の一部の運転状態の時(臭気負荷が高い時
など)だけ上記のオゾン濃度を満足してもよい。ここ
で、オゾン濃度を0.05ppm以上に設定するのは、
相乗効果による脱臭を達成するためであり、10ppm
以下に設定するのは、上記のオゾンの還元に拘わらず残
存して排出されるオゾン濃度を0.01ppm以下にし
て人体に対する影響を殆ど皆無にするためである。ただ
し、オゾン濃度が0.1ppm〜1ppmの範囲内の所
定値になるようにオゾン発生部3を制御することが好ま
しい。ここで、オゾン濃度を0.1ppm以上に設定す
れば、相乗効果による十分な脱臭を達成することがで
き、1ppm以下に設定すれば、上記のオゾンの還元に
拘わらず残存して排出されるオゾン濃度を0.01pp
mよりも十分に少なくして人体に対する影響を一層低減
することができる。また、1ppmは、オゾンの供給に
よる相乗効果の飛躍的な向上が期待できる上限濃度であ
る。
るための方法としては、例えば、ユーザーが任意に電圧
レギュレーター12を操作する方法であってもよいが、
臭気の濃度に応答して電圧レギュレーター12を制御す
る方法、空気清浄装置の風量(処理空気量)に応答して
電圧レギュレーター12を制御する方法、臭気の濃度お
よび空気清浄装置の風量に応答して電圧レギュレーター
12を制御する方法などを採用することが好ましい。
レーター12を制御する方法を採用する場合には、臭気
の原因物質がトルエンなどであるから、ガスセンサなど
を用いて濃度測定を行うことにより臭気の濃度を測定す
ることができる。そして、ガスセンサの出力とオゾン濃
度との関係が例えば図3に示す関係になるように電圧レ
ギュレーター12を制御することができる。この場合に
は、印加電圧とオゾンの発生量との関係が例えば図4に
示すような関係であるとともに、印加電圧とオゾンの生
成量(発生量)とオゾンの濃度との関係が例えば表1に
示すような関係であるから、臭気の濃度に応答してオゾ
ンの生成量、ひいてはオゾンの濃度を制御することがで
きる。表1におけるオゾンの生成量はオゾンの濃度と風
量(0.6m3/min)とから算出された値である。
ただし、たばこの煙などは塵埃と臭気とが同時に発生す
るので、ガスセンサに代えて塵埃センサを用いても同様
の制御が可能である。
に応答して電圧レギュレーター12を制御する方法を採
用する場合には、例えば予め空気調和装置の風量設定を
記憶して処理空気量として利用したり、ファン2の回転
数や空気流路中の風速を計測するなどして都度検出して
処理空気量として利用することもできる。そして、風量
とオゾンの発生量との関係が例えば図5に示す関係にな
るように電圧レギュレーター12を制御することによ
り、風量に応答してオゾンの発生量を制御することがで
きる。なお、図5はオゾンの濃度を0.1ppmに制御
する場合に対応している。ただし、実際には、空気清浄
装置の風量が小さい場合には、脱臭に対する使用者の要
求が小さいと考えられるので、オゾンの発生量を低くす
ることができる(なお、これはオゾンによる相乗作用が
小さくても、光触媒の性能などで十分な状態である)
(図6中の黒丸参照)。
速度とオゾン濃度との関係を示す表であり、図7はトル
エン分解速度の向上とオゾン濃度との関係を示す図であ
り、図8は二酸化炭素生成速度の向上とオゾン濃度との
関係を示す図である。ここで、二酸化炭素生成速度を示
しているのは、トルエンなど炭素を含むものを完全に酸
化分解した場合に二酸化炭素を生成するからである。な
お、オゾン濃度は、0.02ppm、0.05ppm、
0.10ppm、0.20ppm、0.50ppm、
0.80ppm、1.00ppmを選択している。ま
た、図7、図8において、白四角は実測値を表し、黒四
角は平均値を表している。
ン濃度を0.05ppmに設定した場合にはトルエン分
解速度を約8.6%増加させることができるとともに、
二酸化炭素生成速度を約5.2%増加させることができ
る。さらには、オゾン濃度を0.1ppmに設定するこ
とによりトルエン分解速度を約1.5倍に増加させるこ
とができ、二酸化炭素生成速度を約1.4倍に増加させ
ることができる。
以上に設定することにより、トルエン分解速度の増加を
達成することができ、オゾン濃度を0.1ppm以上に
設定することにより、トルエン分解速度の十分な増加を
達成することができる。
のオゾンを併用するだけで、トルエン分解速度(換言す
れば脱臭性能)を大幅に向上させることができる。ま
た、このような効果を生むために必要なオゾンはごく微
量であるから、コストアップは殆どない。さらに、この
程度の濃度のオゾンではオゾン脱臭の効果は殆どないの
であるから、光触媒とごく微量のオゾンとによる相乗的
な効果によるものであることが分かる。
のようにして求めることができる。
射を行うことなく臭気の吸着を行わせ、吸着が飽和した
後に、光触媒に対する光の照射停止、光の照射を反復
し、箱内の臭気濃度を計測する(図9参照、ただし、図
9の縦軸は対数で表されている)。そして、光の照射停
止期間における臭気濃度の変化を表す式α・e-k0tを算
出するとともに、光照射期間における臭気濃度の変化を
表す式β・e-k1tを算出する。また、k0は光の照射停
止期間に対応するものであるから、自然減衰(箱からの
漏れ、吸着などに起因する減衰)速度係数ということが
でき、光分解係数kはk1−k0で与えることができ
る。
対して空気の流れの下流側に光源6を配置しているが、
光触媒部5に対して空気の流れの上流側に光源6を配置
することが好ましく、光触媒部5に対してオゾンの供給
側から光を照射することができる。この構成を採用する
ことが好ましい理由は次のとおりである。
ゾンと接触することによりオゾンを分解する働きがあ
り、光触媒部5がある程度の厚みを持つ場合には、オゾ
ンが光触媒部5を通過する間に分解されて出口側ではオ
ゾン濃度が低下してしまう。しかし、この構成において
は、光触媒部5の上流側から光を照射しているので、オ
ゾン濃度が最も高い場所に光が最も強く照射され、発生
したオゾンを最大限に活用してエネルギー効率を向上さ
せることができる。
例を示す電気回路図である。
を入力とする昇圧トランス22と、昇圧トランス22の
出力端子に接続された半波整流回路23と、半波整流回
路23の出力端子に接続されて、半波整流回路23から
の直流高電圧をパルス高電圧に変換してオゾン発生部3
に印加するスイッチ24とを有している。なお、このス
イッチ24は、ユーザーによりスイッチング周期を任意
に制御されるものであってもよいが、臭気の濃度に応答
してスイッチング周期を制御されるもの、空気清浄装置
の風量に応答してスイッチング周期を制御されるもので
あることが好ましい。
にのみ高電圧がオゾン発生部3に印加される。そして、
パルス高電圧の値がオゾンの発生量に影響を及ぼすこと
はもちろんであるが、高電圧が印加されている間は電流
が流れ続けてオゾンを発生させるので、デューティーサ
イクルもオゾンの発生量に影響を及ぼす。したがって、
パルス高電圧のデューティーサイクルを変化させること
によりオゾンの発生量を制御することができる。
して電圧レギュレーターを併用し、パルス高電圧のピー
ク電圧とデューティーサイクルとを共に変化させてオゾ
ンの発生量を制御するようにしてもよい。
に他の例を示すブロック図である。
力する指令電圧出力部31と、指令電圧を入力とする電
圧制御発振器(VCO)32と、電圧制御発振器32か
らの発振出力を増幅する増幅部33とを有しており、こ
の増幅器33からの増幅電圧をオゾン発生部3に印加し
ている。また、このオゾン発生部3は、オゾナイザなど
に用いられているように、放電電極間に誘電体を介在さ
せてなる構成を有しており、沿面放電やバリア放電を行
うものである。
指令電圧を制御してオゾン発生部3に印加する放電電圧
の周波数を制御することができ、ひいては、オゾンの発
生量を制御することができる。
ン発生部3において放電が起こると、誘電体が帯電して
放電空間中の電解強度が弱まり、放電が自動的に停止し
てしまう。その後に再び放電を起こさせるには、オゾン
発生部3への印加電圧を強制的に下げて誘電体の帯電を
解消させなければならない。
おいては、電圧制御発振器32からの発振出力を増幅し
てオゾン発生部3に印加しているので、オゾン発生部3
の電極どうしの極性が変わるのに応じて誘電体の帯電状
態が入れ替わり、放電の向きが反転することになる。す
なわち、放電電極間に誘電体を介在させてなるオゾン発
生部3においては、電圧の極性が変化した直後にのみ放
電が起きるので、単位時間内に電圧の極性が変化する頻
度(周波数)によりオゾン発生量が定まる(周波数が変
化しなければ、デューティーサイクルが変化してもオゾ
ン発生量は変化しない)。
令電圧により放電電圧の周波数を制御することによって
オゾンの発生量を制御することができる。
している場合には、次の処理を行う。
や埃を高速に集塵することを目的としたモードでは、風
量を大きくする必要がある反面オゾンを発生させる必要
がない。したがって、これらのモードが選択されたこと
に応答してオゾン発生部3の動作を阻止する動作阻止部
(スイッチなど)を設ければよい。
塵を高速に行うモードでは、強制的にオゾンを発生さ
せ、および/またはオゾンの発生量を増加させることが
好ましい。したがって、このモードが選択されたことに
応答して、空気清浄装置の運転状態、空気の汚染の程度
に拘わらず強制的にオゾン発生部3を動作させる強制運
転部を設け、および/または印加電圧の電圧値、デュー
ティーサイクル、もしくは周波数を増加させる運転条件
増加部を設ければよい。
している場合には、空気清浄装置が設置されている室内
に人が存在しているか否かを検知することができる。し
たがって、室内に人が存在することを人検知センサによ
り検知し、かつオゾン分解触媒が劣化してオゾンが装置
外に排出され易い状態であることを、例えばオゾン発生
部の運転積算時間などに基づいて検出したことに応答し
て、印加電圧の電圧値、デューティーサイクル、もしく
は周波数を減少させる運転条件減少部を設ければよい。
また、室内に人が存在することを人検知センサにより検
知し、かつオゾン分解触媒が余り劣化しておらずオゾン
が装置外に排出され難い状態であることを、例えばオゾ
ン発生部の運転積算時間などに基づいて検出したことに
応答して、印加電圧の電圧値、デューティーサイクル、
もしくは周波数を増加させる運転条件増加部を設ければ
よい。
光触媒による処理との相乗効果によって高い空気清浄効
果を達成することができ、しかも、オゾンの発生量を適
正量にして十分な清浄化効果を達成することができると
ともに、オゾン過剰に起因する人体への悪影響を防止す
ることができるという特有の効果を奏する。
濃度が変動する場合であっても、絶えず請求項1と同様
の効果を奏する。
られる場合であっても、絶えず請求項1または請求項2
と同様の効果を奏する。
られる場合であっても、絶えず請求項1と同様の効果を
奏する。
発生量を変化させることができるほか、請求項1から請
求項4の何れかと同様の効果を奏する。
発生量を変化させることができるほか、請求項1から請
求項5の何れかと同様の効果を奏する。
発生量を変化させることができるほか、請求項1から請
求項5の何れかと同様の効果を奏する。
十分に低減することができるほか、請求項1から請求項
6の何れかと同様の効果を奏する。
示す概略図である。
ある。
す図である。
関係を示す図である。
の一例を示す図である。
の他の例を示す図である。
を示す図である。
係を示す図である。
る。
図である。
気回路図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 光触媒作用によって空気を清浄化する光
触媒手段(5)と、光触媒手段(5)に対して光を照射
する光源(6)と、オゾンを発生させるオゾン発生手段
(3)とを含み、オゾン発生手段(3)によるオゾンの
発生量を変化させるオゾン発生量可変手段(7)とを含
むことを特徴とする空気清浄装置。 - 【請求項2】 前記オゾン発生量可変手段(7)は、臭
気の濃度に応じてオゾンの発生量を設定するものである
請求項1に記載の空気清浄装置。 - 【請求項3】 前記オゾン発生量可変手段(7)は、処
理空気量に応じてオゾンの発生量を設定するものである
請求項1または請求項2に記載の空気清浄装置。 - 【請求項4】 外部空気の吸入および清浄空気の吐出を
行わせる送風手段(2)をさらに含み、前記オゾン発生
量可変手段(7)は、送風手段(2)の回転数に応じて
オゾンの発生量を設定するものである請求項1に記載の
空気清浄装置。 - 【請求項5】 前記オゾン発生手段(3)は放電により
オゾンを発生するものであり、前記オゾン発生量可変手
段(7)は、オゾン発生手段(3)の放電電圧を変化さ
せることによりオゾンの発生量を変化させるものである
請求項1から請求項4の何れかに記載の空気清浄装置。 - 【請求項6】 前記オゾン発生手段(3)は放電により
オゾンを発生するものであり、前記オゾン発生量可変手
段(7)は、オゾン発生手段(3)に対して放電電圧を
略パルス状に印加するとともに、前記パルスのデューテ
ィーサイクルを変化させることによりオゾンの発生量を
変化させるものである請求項1から請求項5の何れかに
記載の空気清浄装置。 - 【請求項7】 前記オゾン発生手段(3)は放電により
オゾンを発生するものであり、前記オゾン発生量可変手
段(7)は、オゾン発生手段(3)に対して交流電圧を
印加するとともに、交流電圧の周波数を変化させること
によりオゾンの発生量を変化させるものである請求項1
から請求項5の何れかに記載の空気清浄装置。 - 【請求項8】 前記光源(6)は、波長が略300nm
以上の光のみを放射するものである請求項1から請求項
7の何れかに記載の空気清浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37493999A JP2001187127A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 空気清浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37493999A JP2001187127A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 空気清浄装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP2001187127A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1296001C (zh) * | 2003-07-24 | 2007-01-24 | 三洋电机株式会社 | 电动吸尘器 |
JP2009011664A (ja) * | 2007-07-06 | 2009-01-22 | Kon Corporation:Kk | 清浄機 |
JP7438657B2 (ja) | 2018-08-31 | 2024-02-27 | トヨタ紡織株式会社 | 空気浄化装置、及び空気浄化方法 |
-
1999
- 1999-12-28 JP JP37493999A patent/JP2001187127A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1296001C (zh) * | 2003-07-24 | 2007-01-24 | 三洋电机株式会社 | 电动吸尘器 |
JP2009011664A (ja) * | 2007-07-06 | 2009-01-22 | Kon Corporation:Kk | 清浄機 |
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