JP2001187004A - 接続管および電気掃除機 - Google Patents

接続管および電気掃除機

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JP2001187004A
JP2001187004A JP37463499A JP37463499A JP2001187004A JP 2001187004 A JP2001187004 A JP 2001187004A JP 37463499 A JP37463499 A JP 37463499A JP 37463499 A JP37463499 A JP 37463499A JP 2001187004 A JP2001187004 A JP 2001187004A
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Japan
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pipe
cover
suction
exhaust
connection
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JP37463499A
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English (en)
Inventor
Akira Torisawa
陽 鳥澤
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でカバーを取り付けることができ
る接続管を備えた電気掃除機を提供する。 【解決手段】 延長管に電動送風機の吸込側に連通する
円筒状の吸込管部41と電動送風機の排気口に連通する扁
平形状の排気管部の2つの風路を設ける。吸込管部41か
ら排気管部に亘って覆い排気管部に向けて拡開する断面
略ハ字状に意匠用のカバー部46を設ける。吸込管部41の
吸込本管45の外面からカバー部46の内面に取付係合孔49
を有した補強リブ48を一連に設ける。カバー部46に外面
が連続する化粧カバー60およびクランプカバーの取付係
合片62を取付係合孔49に係合し、吸込本管45を覆って取
り付ける。2つの風路を備える構造で、大型化、外観性
の低下および把持性の低下を防止するためのカバー部46
に亘って化粧カバー60およびクランプカバーを容易に取
り付けできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸込管および排気
管を備えた接続管および電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気掃除機としては、例
えば電動送風機を収容した掃除機本体にホースや延長管
などの接続管の吸込風路を介して着脱自在に接続した吸
込口体の吸込口から塵埃とともに空気を吸い込み、掃除
機本体の集塵室にて塵埃を捕捉して塵埃が除去され電動
送風機の排気口から排気される排気風は、接続管の排気
風路を介して再び吸込口から吹き出し、塵埃を吹き上げ
再び吸塵し、排気風を別途排気して掃除作業者に不快感
を与えることなく排気風を循環させて掃除できる構成が
知られている。
【0003】ここで、例えば接続管が吸込風路および排
気管を一体に備える構成において、二重管構造のように
同軸上に吸込風路および排気風路を設ける構成では、接
続管の形成が煩雑となることから、並列上に一体に構成
する。そして、これら吸込管と排気管とを並列に設ける
場合、管全体に一体感を持たせるという意匠上の観点か
ら、吸込管および排気管のいずれか一方または両方にカ
バーを設けることが好ましい。そして、両方にカバーを
設ける場合には、これらカバーにより吸込管と排気管と
を接合させるという機能を持たせることも可能となる。
【0004】一方、これら接続管、例えば延長管には、
他の延長管、ホース、吸込口体などとの接続を確実とす
るためのクランプ体が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なカバーを設けるものにおいて、クランプ体を設ける場
合は、このカバー内にクランプ体を配設する必要がある
ことから、カバーを分割して構成しなければならない。
また、クランプ体を設けないときでも、吸込管と排気管
とを結合させる場合には、カバーを分割して構成しなけ
ればならない。
【0006】そして、いずれの場合においても、分割さ
れるカバーを簡単な構成で取り付けことが望まれる。
【0007】本発明は、上記課題を解決するもので、簡
単な構成でカバーを取り付けることができる接続管およ
び電気掃除機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の接続管
は、掃除機本体の電動送風機の吸込側に連通する吸込管
と、前記電動送風機の排気側に連通するとともに前記吸
込管に並べて設けられた排気管と、前記吸込管および前
記排気管の少なくともいずれか一方の外面に接続部を介
して一体に設けられたカバー部と、前記接続部に設けら
れた係合孔と、この係合孔に係脱可能に係合する係合爪
を有し、この係合爪の係合により前記吸込管および前記
排気管のいずれか一方の外面を覆うとともに前記カバー
部に外面が連続して取り付けられるカバー体とを具備し
たものである。
【0009】そして、掃除機本体の電動送風機の吸込側
に連通する吸込管および電動送風機の排気側に連通する
排気管の少なくともいずれか一方の外面に接続部を介し
て一体にカバー部を設け、接続部の係合孔にカバー部に
外面が連続して吸込管および排気管のいずれか一方の外
面を覆うカバー体の係合爪を係合してカバー体を取り付
けるため、吸込管および排気管を備える構造で外観性の
低下を防止するためのカバー部およびカバー体を、簡単
な構造で容易に組み付けられ、製造性が向上する。
【0010】請求項2記載の接続管は、請求項1記載の
接続管において、カバー体は、接続部の係合孔に係合す
る上係合爪を備え吸込管および排気管のいずれか一方を
覆う上カバー体と、前記接続部の係合孔に係合する下係
合爪を備え前記吸込管および前記排気管のいずれか他方
を覆う下カバー体とを備えたものである。
【0011】そして、吸込管および排気管のいずれか一
方を覆う上カバー体の上係合爪と、いずれか他方を覆う
下カバー体の下係合爪とをそれぞれ接続部の係合孔に係
合して取り付けるため、吸込管および排気管を一体的に
覆う構造が容易に得られるとともに、組み付けが容易で
製造性が向上する。
【0012】請求項3記載の電気掃除機は、掃除機本体
と、この掃除機本体に接続される請求項1または2記載
の接続管とを具備したものである。
【0013】そして、吸込管および排気管を備える構造
で外観性の低下を防止して製造性が向上する請求項1ま
たは2記載の接続管を備えるため、取扱性が向上して掃
除性が向上するとともに、製造性の向上によりコストの
低減が図れる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の延長管を備えた電
気掃除機の実施の一形態を図面を参照して説明する。
【0015】図18において、1は掃除機本体で、この
掃除機本体1は、上面を開口した下部ケース2a、およ
び、この下部ケース2aの後部上面を閉塞する上部ケース
2bが、前面を含む周縁にバンパ3を挟持して接合されて
前側上面部を開口したケース体としての本体ケース2を
有し、この本体ケース2に前側上面部の開口を開閉自在
に閉塞する蓋体4を回動自在に軸支して形成されてい
る。
【0016】そして、本体ケース2は、進行方向の前側
下面に図示しない旋回自在の旋回輪が取り付けられ、本
体ケース2の後側側面に大径の従動後輪6,6が回転自
在に設けられ、掃除機本体1は旋回輪と従動後輪6,6
とにて床面上を走行可能となっている。また、本体ケー
ス2の上部には、上下方向に摺動自在のハンドル7が設
けられている。
【0017】さらに、掃除機本体1内には、図示しない
電動送風機を収容し電動送風機の排気口が開口する電動
送風機室が後側に区画形成されているとともに、この電
動送風機の吸込側に連通しかつ集塵フィルタを内蔵し上
方が開放して蓋体4にて開閉される集塵室が前側に区画
形成されている。そして、掃除機本体1の前側には、図
示しない排気口および集塵室に連通する吸込口をそれぞ
れ開口する接続部9が設けられている。また、掃除機本
体1には、一端が電動送風機室に連通し他端が接続部9
の排気口に連通する図示しない還流路が設けられてい
る。そして、接続部9には、電源が供給される一対の電
気接点である端子を有した図示しないコネクタ部が設け
られている。
【0018】一方、10は接続管としてのホースで、この
ホース10は、可撓なホース本体11と、このホース本体11
の一端部に設けられ、掃除機本体1の接続部9に着脱自
在に差し込み接続される接続管部12と、ホース本体11の
他端部に設けられ接続管としての延長管13あるいは接続
管としての吸込口体14が着脱可能に接続される握り管15
とにて構成されている。そして、接続管部12には、掃除
機本体1の接続部9の排気口に連通して接続する図示し
ないホース排気接続部および吸込口に連通して接続する
ホース吸込接続部が設けられている。また、ホース本体
11には、ホース排気接続部に一端が接続する図示しない
ホース排気路およびホース吸込接続部に一端が接続する
ホース吸込路が設けられている。さらに、握り管15に
は、図19に示すように、ホース排気路の他端に接続さ
れるホース排気連通部17およびホース吸込路の他端に接
続されるホース吸込連通部18が設けられている。
【0019】また、接続管部12には、掃除機本体1のコ
ネクタ部に着脱自在に接続される図示しない一対の電気
接点であるピン端子を有したコネクタ部が設けられてい
る。このコネクタ部は、ホース10に内蔵された図示しな
い電線に電気的に接続されている。さらに、この電線
は、握り管15に設けられた複数のスイッチ19,19を備え
た操作手段20を介して、この握り管15の先端部に設けら
れた図示しない一対の電気接点である端子に電気的に接
続されている。そして、握り管15の先端部には、接続さ
れる延長管13あるいは吸込口体14に係脱可能に係止して
抜止保持するクランプ体21が配設されている。
【0020】さらに、吸込口体14は、図20に示すよう
に、下面に吸込開口25を開口した吸込室26を内部に区画
形成し走行方向である前後方向に対して横長矩形状のケ
ース体27を有している。そして、このケース体27には、
吸込室26内に吸込開口25に臨んで回転清掃体28が回転自
在に配設されている。さらに、ケース体27内には、回転
清掃体28を回転駆動させる図示しない電動機が配設され
ている。
【0021】また、ケース体27の後部略中央には、一端
がホース10の握り管15あるいは延長管13に接続される連
通管29の他端が回動自在に軸支されている。そして、こ
の連通管29には、握り管15のホース排気連通部17および
ホース吸込連通部18、あるいは、後述する延長管13の先
端側にそれぞれ接続され、一端に臨んで開口する吸込口
体排気接続部30および吸込口体吸込接続部31を有した連
結管32が設けられている。また、連通管29には、吸込口
体14に設けられた電動機に電線を介して接続される図示
しないピン端子が設けられている。
【0022】さらに、ケース体27の横長の吸込開口25の
前側縁近傍には、吸込開口25の前側縁に沿ってスリット
状に開口するノズル部34が設けられている。そして、ケ
ース体27には、一端がノズル部34を介して吸込室26に連
通し他端が連結管32の吸込口体排気接続部30に連通する
吸込口体排気路36が設けられているとともに、一端が吸
込室26に連通し他端が連結管32の吸込口体吸込接続部31
に連通する吸込口体吸込路37が設けられている。なお、
吸込口体吸込接続部31には、クランプ体21が係脱可能な
クランプ係合凹部39が設けられている。
【0023】一方、延長管13,13は、図2ないし図8に
示すように、吸込管としての吸込管部41と排気管として
の排気管部42とを、例えば吸込管部41が上方に位置する
状態で略並列に備えている。
【0024】そして、吸込管部41は、図1ないし図13
に示すように、大きな塵埃も吸い込みやすいような円筒
管状の吸込本管45を有している。また、吸込本管45の軸
方向の両端部には、略径方向の外周面に端部に向けて次
第に離間する方向に拡開して排気管部42との一体感を持
たせることにより意匠を向上するための一対のカバー部
46,46,47,47が一連にそれぞれ設けられている。これ
らカバー部46,46,47,47は、図1および図13に示す
ように、吸込管部41に対して排気管部42が位置する側で
ある下縁間の距離が排気管部42が位置する側と反対側の
上縁間の距離より広く、吸込本管45を覆うように湾曲し
て断面略ハ字状に形成されている。なお、吸込本管45の
一端側である掃除機本体1あるいはホース10に接続され
る基端側に位置するカバー部46は、吸込本管45の軸方向
における付設寸法が、吸込口体14が接続される先端側に
位置するカバー部47より短い寸法となるように形成され
ている。
【0025】さらに、各カバー部46,47には、特に図1
に示すように、湾曲して吸込本管45に対向する内面から
吸込本管45の外周面に連続し、吸込本管45の中心軸より
排気管部42と反対側である幅狭側の上縁側に変位した位
置に接続部としての補強リブ48がそれぞれ設けられてい
る。そして、補強リブ48,48には、係合孔としての取付
係合孔49がそれぞれ貫通形成されている。なお、吸込本
管45の吸込口体14が接続される側である先端側のカバー
部47側の取付係合孔49は、基端側のカバー部46側の取り
付け係合孔49より、吸込本管45の軸方向における長さ寸
法が長く形成されている。
【0026】また、カバー部46,47の端部縁には、特に
図2に示すように、吸込本管45の端部縁に連続する平板
状のカバー端部51がそれぞれ設けられている。そして、
吸込本管45の一端側である基端側には、カバー端部51か
ら吸込本管45に同軸上に先端に向けて外径が若干小さく
なるように突出し、ホース10の握り管15のホース吸込連
通部18、あるいは他の延長管13の吸込本管45の他端側で
ある先端側に挿入して略気密に嵌着する連通管部52が一
体に設けられている。なお、先端側の吸込本管45の内径
は、別の延長管13の連通管部52、吸込口体14の吸込口体
吸込接続部31を嵌合可能に形成されている。
【0027】そして、この連通管部52の外周面には、排
気管部42が位置する側と反対側の上面に位置して凹状に
吸込口体14と同様のクランプ係合凹部39が設けられてい
る。さらに、連通管部52の外周面には、カバー部46,47
の幅狭側の上縁側でカバー端部51より先端側に位置して
径方向に壁状に突出する連結係止リブ53が設けられてい
る。また、この基端側である連通管部52が突出する側の
カバー端部51には、カバー部46,47の幅広側の下縁に連
続する下縁に位置して凹状に係合凹部54がそれぞれ切欠
形成され、これら係合凹部54の底部縁の略中央には半円
状のピン係合凹部55が切欠形成されている。
【0028】さらに、この基端側である連通管部52が突
出する側の吸込本管45の端部には、外周面の先端側に連
結係止リブ53が外周面の中央側に連結係止リブが、外周
面中央側に補強係合リブ57がそれぞれ上方に向けて突設
されている。さらに、カバー部46の内面側には、取付係
合孔49の縁からカバー部46の上縁に連続して上下方向に
壁状の案内リブ58が設けられている。
【0029】そして、吸込本管45の端部には、カバー部
46の上縁から連続して吸込本管45の外周面を覆うカバー
体としての意匠用の化粧カバー60が着脱可能に取り付け
られている。この化粧カバー60の吸込本管45の外周面に
対向する内面には、補強係合リブ57に係合する補強係止
リブ61が突設されている。さらに、化粧カバー60の縁に
は、補強係止リブ61と同方向に突出し先端部が補強リブ
48の取付係合孔49の縁に係脱可能に係合する係合爪とし
ての取付係合片62が弾性変形可能に突設されている。ま
た、化粧カバー60の端部縁には、連結係止リブ53と面一
になるように突出して連結係止突部64が設けられてい
る。
【0030】また、吸込本管45の他端側である先端側の
カバー端部51には、ピン係合凹部55に対応する位置に略
円形のピン貫通孔66,66がそれぞれ設けられている。
【0031】そして、この先端側の吸込本管45の外周面
には、連結係止リブ53と同方向に略同形状の壁状に突出
する連結係合リブ68が、吸込本管45の端部より中間部側
に位置し、カバー端部51から連結係止リブ53が係脱可能
な段差凹部69を形成して設けられている。また、連結係
合リブ68の突出方向の両側縁には、連結係合リブ68の基
端部分に位置して側方および吸込本管45の先端方向に向
けて凹状の取付係合凹部70が設けられている。そして、
この取付係合凹部70の吸込本管45の基端側に位置する縁
には、壁状に位置決め壁部71が設けられている。
【0032】また、この吸込本管45の連結係合リブ68が
設けられた側の端部には、カバー部47の幅狭側の上縁に
囲まれる外周面に連結係合リブ68の突出方向と同方向に
四角枠状の補強係合枠リブ73が突設されている。さら
に、この補強係合枠リブ73に囲まれた吸込本管45の外周
面には、内周面に貫通して係脱孔74が開口形成されてい
るとともに、上方に向けて膨出するボスリブ部75が設け
られている。また、補強係合枠リブ73には、クランプ体
21の回転軸77を回転可能に軸支する上方に向けて凹状の
軸支凹部78が設けられている。
【0033】そして、吸込本管45の他端側の端部には、
カバー部47の上縁から連続して吸込本管45の外周面を覆
い内部にクランプ体21を収容するクランプ室80を区画形
成するカバー体としてのクランプカバー81が着脱可能に
取り付けられている。このクランプカバー81の吸込本管
45の外周面に対向する内面には、軸支凹部78に対向して
突出しクランプ体21の回転軸77を軸支凹部78に係合保持
する図示しない軸支リブが設けられている。さらに、ク
ランプカバー81の縁には、軸支リブと同方向に突出し先
端が補強リブ48の取付係合孔49の縁に係脱可能に係合す
る取付係合片62が弾性変形可能に突設されている。ま
た、クランプカバー81の端部縁には、内方に向けて突設
され、取付係合凹部70に係脱可能に係合して取付係合片
62とともにクランプカバー81を取り付ける取付係止爪部
82が設けられている。この取付係止爪部82は取付係合凹
部70に係合した状態で位置決め壁部71に当接することに
よりクランプカバー81が吸込本管45の基端側に移動する
ことを防止する。
【0034】さらに、クランプカバー81には、クランプ
体21の操作部85を進退可能に挿通する操作貫通孔86が設
けられている。そして、クランプカバー81が吸込本管45
に取り付けられることにより、クランプ体21は、ボスリ
ブ部75に一端が位置決め保持された付勢手段としてのコ
イルスプリング87によりクランプ係合凹部39に係合する
クランプ体21のクランプ片88が係脱孔74が常時突出する
とともに操作貫通孔86からクランプ体21の操作部85が突
出し、操作貫通孔86から突出する操作部85をコイルスプ
リング87の付勢に抗して押動することによりクランプ片
88が係脱孔74から後退するように回動可能に配設されて
いる。
【0035】また、吸込本管45のカバー部46,47間の外
周面には、特に図8に示すように、カバー部46,47の外
周面に連続するとともに排気管部42が位置する側の下方
に向けて次第に拡開するカバー袴部90が一連に設けられ
ている。そして、吸込本管45の排気管部42が位置する側
の外周面には、軸方向に沿って長手壁状のリード線保持
リブ91が複数略平行に突設され、これらリード線保持リ
ブ91,91間には掃除機本体1から吸込口体14の電動機に
給電するためのリード線92を装着保持するリード線保持
凹部93が形成される。
【0036】さらに、特に図13に示すように、連通管
部52が突出する側である吸込本管45の基端側の外周面に
は、カバー部46の内面側に位置し、リード線92の一端に
接続され先端部がピン係合凹部55に係合する端子ピン94
を装着保持するピン保持リブ95が突設されている。ま
た、反対側の吸込本管45の先端側の外周面には、カバー
部47の内面側に位置し、リード線92の他端に接続されピ
ン貫通孔66を閉塞するように折曲形成された端子金具96
を装着保持する端子金具保持リブ97が設けられている。
【0037】そしてさらに、吸込本管45の外周面には、
カバー部46,47が設けられた両端部にねじ止め用のねじ
ボス98,98がそれぞれ突設されている。また、連通管部
52が突出する吸込本管45の基端側の外周面には、カバー
端部51に連続しねじボス98の突出方向と同方向に突出す
る保持リブ99が設けられている。そして、この保持リブ
99の先端両側には、円弧状に保持係合凹部100 ,100 が
それぞれ設けられている。
【0038】一方、排気管部52は、例えばブロー成形に
より形成され、図2ないし図8および図14ないし図1
7に示すように、長手状の排気本管105 とこの排気本管
105の長手方向の両端部に二股状に一体に分岐形成され
た排気支管106 ,107 とを備えている。
【0039】そして、排気本管105 は、特に図8に示す
ように、長手方向の両側縁が同方向に円弧状に湾曲する
略長方形状の外面部110 、この外面部110 の湾曲する両
側縁に連続し吸込管部41のカバー袴部90の縁に当接係合
して外面がカバー袴部90に一連となる一対の側面部111
,111 、および、吸込管部41の吸込本管45の外周面に
対応して凹状に湾曲する湾曲面部112 とにて略矩形筒状
に形成されている。また、湾曲面部112 の略中央には長
手方向に沿って凹溝状で吸込管部41の複数のリード線保
持リブ91,91を挿入収容する配線凹溝部113 が設けられ
ている。さらに、排気本管105 の軸方向の両端には、特
に図14に示すように、外周面が排気本管105 より径小
となるように周方向に凹溝状の位置決め係合溝部114 が
設けられた首部115 がそれぞれ設けられている。
【0040】また、首部115 ,115 の先端には、排気本
管105 の長手方向に沿って軸方向を有する排気支管106
,107 が二股状に取付間隙116 を介してそれぞれ設け
られている。なお、吸込管部41の基端側に対応する排気
支管106 は、吸込管部41の先端側に対応する排気支管10
7 より長く形成されている。また、対をなす各排気支管
106 ,106 ,107 ,107 の断面積の和は、それぞれ排気
本管105 の断面積と略面積となるように形成されてい
る。そして、これら排気支管106 ,106 間および排気支
管107 ,107 間には、取付間隙116 がそれぞれ形成され
ているため、対をなす排気支管106 ,106 ,107 ,107
の外側寸法は、排気本管105 の幅寸法である側面部111
,111 の外面間の距離より幅広となっている。そし
て、各排気支管106 ,106 ,107 ,107 の先端内周縁に
は、先端に向けて拡開するように傾斜面117 がそれぞれ
設けられている。また、各排気支管106 ,106 ,107 ,
107 の外周面には、取付間隙116 側から先端方向に傾斜
する方向に凹溝状でリード線92が係合するリード線逃げ
溝部118 がそれぞれ設けられている。
【0041】さらに、吸込管部41の基端側に対応する長
い方の排気支管106 の外周面には、湾曲面部112 側の周
面位置から吸込管部41側に向けて突出し吸込管部41の係
合凹部54に係合しカバー端部51と面一となる係止突部12
0 ,120 がそれぞれ突設されている。これら係止突部12
0 の先端には、端子ピン94が係合する半円状のピン係合
凹部55が設けられている。さらに、これら排気支管106
の先端外周面には、図16および図17に示すように、
周方向に沿って凹溝状のシール取付溝部122 が設けられ
ている。そして、排気支管106 の先端部には、シール取
付溝部122 に係合するリング状の嵌着部124 、この嵌着
部124 の一縁に連続し排気支管106 の先端を覆う密着部
125 を有したシール部材126 が取り付けられている。な
お、このシール部材126 の密着部125 は、内側に向けて
排気支管106 の端面から離間して湾曲形成され、先端縁
が自由端となっている。また、シール部材126 の嵌着部
124 の外周面には、外径が排気支管106 の外径より径大
となる密着リブ部127 が一体に設けられている。
【0042】そして、排気管部42は、排気支管106 ,10
7 の部分がカバー体としての取付カバー130 およびカバ
ー体としての取付嵌合カバー131 にて吸込管部41に取り
付けられ、一体的に延長管13が構成されている。なお、
取付カバー130 は、外面がカバー部46に連続するように
断面略コ字状に形成されている。また、取付カバー130
の一端縁は、排気管部42の首部115 に係合可能に内側に
向けて屈曲形成され、他端縁は吸込管部41のカバー端部
51および係止突部120 と面一に形成されている。さら
に、取付カバー130 の他端内側縁には、先端縁が保持リ
ブ99の先端縁に当接する保持壁部133 が設けられてい
る。そして、保持壁部133 の先端両側には、保持リブ99
と同様に円弧状で排気支管106 の外周面に当接する保持
係合凹部100,100 が設けられている。さらに、取付カ
バー130 の内面には、吸込管部41のねじボス98の先端を
嵌合するねじボス嵌合部134 が突設されている。そし
て、取付カバー130 は、外面が吸込管部41のカバー部4
6、カバー端部51、排気管部42の外面部110 および側面
部111 ,111 に一連に連続し、長い方の排気支管106 の
基端部分を保持係合凹部100 ,100 にて位置決め保持し
つつ覆って吸込管部41の基端側にねじ135 により取り付
けられる。なお、この取付カバー130 が取り付けられた
状態では、取付カバー130 の保持壁部133 から突出する
排気支管106 の突出寸法は、保持壁部133 と面一のカバ
ー端部51から突出する連通管部52より短い。
【0043】また、取付嵌合カバー131 は、取付カバー
130 と同様に外面がカバー部47に連続するように断面略
コ字状に形成されている。そして、取付嵌合カバー131
の一端縁は、排気管部42の首部115 に係合可能に内側に
向けて屈曲形成され、他端縁は吸込管部41のカバー端部
51に面一に形成されている。また、取付嵌合カバー131
の内面側には、中間部から他端縁に亘って円筒状に形成
され短い方の排気支管107 ,107 の先端がそれぞれ嵌合
される一対の連結排気管部137 ,137 が設けられてい
る。なお、これら連結排気管部137 ,137 は、図16お
よび図17に示すように、シール部材126 が取り付けら
れた長い方向の排気支管107 の先端部分が気密に嵌合可
能に形成されている。
【0044】さらに、取付嵌合カバー131 の内面には、
吸込管部41のねじボス98の先端を嵌合するねじボス嵌合
部134 が突設されている。そして、取付嵌合カバー131
は、外面が吸込管部41のカバー部47、カバー端部51、排
気管部42の外面部110 および側面部111 ,111 に一連に
連続し、短い方の排気支管107 の先端部分を連結排気管
部137 に嵌合保持しつつ覆って吸込管部41の先端側にね
じ135 により取り付けられている。なお、排気支管107
の先端部分を連結排気管部137 に嵌合保持する状態で、
排気支管107 の外面側と取付嵌合カバー131 の内面との
間に排気支管107 の軸方向に沿い排気支管107 および取
付嵌合カバー131 が相対的に移動可能な移動間隙139 が
形成される。
【0045】そして、同じ構成の2本の延長管13,13の
うち1つの延長管13の先端側には、掃除機本体1の後部
および底面部に設けた図示しない凹状の引掛部に係脱自
在に係合する引掛爪部141 を有したフック部142 が設け
られている。
【0046】次に、上記実施の形態の延長管の組立動作
について説明する。
【0047】あらかじめ一端に端子ピン94を接続し他端
に端子金具を接続したリード線92を、別途成形しておい
た吸込管部41のリード線保持凹部93に装着する。
【0048】また、取付嵌合カバー131 の連結排気管部
137 ,137 に別途ブロー成形により形成した排気管部42
の排気支管107 ,107 の先端部を嵌挿し、排気管部42の
排気支管107 ,107 に取付嵌合カバー131 を係止して取
り付ける。
【0049】この取付嵌合カバー131 の取付の際、排気
管部42の風路方向が連結排気管部137 の軸方向に対して
交差するように、排気支管107 ,107 の先端部を取付嵌
合カバー131 の内側に挿入してから連結排気管部137 の
端部縁に係止する。この後、排気本管105 を排気支管10
7 が係止する連結排気管部137 の端部縁を中心として回
動し、取付嵌合カバー131 の幅狭側の端部縁を排気管部
42の首部115 に係合し、排気支管107 ,107 全体を取付
嵌合カバー131 の内側に挿入する。この状態では、排気
支管107 ,107 の外面側が取付嵌合カバー131 の内面側
に当接して移動間隙139 が生じていない状態で、排気支
管107 ,107 の先端部が連結排気管部137 ,137 に嵌合
した状態となる。そして、排気管部42を風路方向である
取付嵌合カバー131 に向けて相対的に移動し、取付嵌合
カバー131 の幅狭側の端部縁を排気本管105 の端部に当
接し、排気管部42の排気支管107 ,107 に取付嵌合カバ
ー131 を組み付けて取り付ける。
【0050】この状態で、排気管部42の配線凹溝部113
に吸込管部41のリード線保持リブ91,91を挿入し、排気
管部42の側面部111 を吸込管部41のカバー袴部90の縁に
当接係合するとともに、取付嵌合カバー131 の側縁を吸
込管部41のカバー部47の下縁に当接係合し、排気管部42
と吸込管部41とを接合する。さらに、排気管部42の排気
支管106 を覆って、取付カバー130 の側縁を吸込管部41
のカバー部46の下縁に当接係合する。そして、取付カバ
ー130 および取付嵌合カバー131 をそれぞれねじ止め
し、吸込管部41と排気管部42とを一体的に組み付ける。
なお、排気管部42と吸込管部41との接合の際に、リード
線92は排気支管106 ,107 のリード線逃げ溝部118 に挿
入し、排気管部42と吸込管部41との間にリード線92が挟
まれて断線するなどの損傷を防止する。
【0051】さらに、化粧カバー60の補強係止リブ61を
吸込管部41の補強係合リブ57に係合するとともに、化粧
カバー60の取付係合片62を吸込管部41の補強リブ48の取
付係合孔49に係合し、吸込管部41の基端側に化粧カバー
60を装着する。また、コイルスプリング87を装着したク
ランプ体21のクランプ片88を吸込管部41の係脱孔74に位
置させてクランプ体21の回転軸77を吸込管部41の軸支凹
部78に係合し、クランプ体21を吸込管部41の先端側に載
置する。この状態で、クランプカバー81の操作貫通孔86
にクランプ体21の操作部85が位置するように、クランプ
カバー81の取付係止爪部82を吸込管部41の補強リブ48の
取付係合孔49に係合してクランプカバー81を吸込管部41
の先端側に装着し、延長管13を組立形成する。
【0052】次に、上記実施の形態の掃除動作を説明す
る。
【0053】掃除時には、掃除機本体1の接続部9にホ
ース10の接続管部12を差し込み接続する。さらに、ホー
ス10の握り管15に、延長管13の基端側を接続する。すな
わち、握り管15のホース吸込連通部18に延長管13の連通
管部52を嵌挿するとともに、握り管15のホース排気連通
部17に延長管13の排気管部42の突出する排気支管106,1
06 を嵌挿し、ホース10のクランプ体21を延長管13の連
通管部52のクランプ係合凹部39に係合させて接続する。
【0054】この接続の際、排気支管106 より連通管部
52の突出寸法が長いことから、まず連通管部52を嵌挿し
て案内しつつ排気支管106 を嵌挿するので容易に嵌挿で
きる。そして、連通管部52と一対の排気支管106 ,106
との3カ所での嵌挿により、互いに案内する状態となっ
て位置決めされ、延長管13の端子ピン94が確実に握り管
15の端子に接続される。
【0055】また、連通管部52の外径は先端に向けて次
第に径小となるように形成されていることから、排気支
管106 ,106 を嵌挿する際に連通管部52の外周面とホー
ス吸込連通部18の内周面との間に若干の間隙が生じるの
で、寸法誤差が吸収され、排気支管106 が容易に嵌挿さ
れる。さらに、連通管部52がホース吸込連通部18に嵌合
した状態では、連通管部52と一対の排気支管106 ,106
とが互いに嵌合状態で競り合う状態となり、連通管部52
および一対の排気支管106 ,106 がそれぞれホース吸込
連通部18およびホース排気連通部17に確実に嵌合する。
また、延長管13の基端側に軸方向に突出する状態で設け
られた連結係止リブ53および連結係止突部64が、握り管
15の端面に設けられた図示しない凹部に係合して確実に
接続される。
【0056】そして、連通管部52は所定の長さ寸法で外
周面がホース吸込連通部18の内周面に競り合って気密に
連通嵌合し、排気支管106 ,106 は先端部に取り付けた
シール部材126 ,126 がホース排気連通部17の内周面に
密着して気密に連通嵌合する。
【0057】次に、ホース10に接続した延長管13の先端
側に別の延長管13の基端側を接続する。この接続は、接
続された延長管13の吸込本管45の先端側に別の延長管13
の連通管部52を嵌挿するとともに、接続された延長管13
の取付嵌合カバー131 の連結排気管部137 ,137 に別の
延長管13の排気管部42の突出する排気支管106 ,106を
嵌挿し、接続された延長管13のクランプ体21を別の延長
管13の連通管部52のクランプ係合凹部39に係合させて、
延長管13,13を連結する。
【0058】この延長管13,13の連結の際にも、排気支
管106 より連通管部52の突出寸法が長いことから、まず
連通管部52を嵌挿して案内しつつ排気支管106 を嵌挿す
るので容易に嵌挿できる。そして、連通管部52と一対の
排気支管106 ,106 との3カ所での嵌挿により、互いに
案内する状態となって位置決めされ、延長管13の端子ピ
ン94が接続された延長管13のピン貫通孔66に嵌挿して端
子金具96に接続される。
【0059】また、連通管部52の外径は先端に向けて次
第に径小となるように形成されていることから、排気支
管106 ,106 を嵌挿する際に連通管部52の外周面と吸込
本管45の先端側の内周面との間に若干の間隙が生じるの
で、寸法誤差が吸収され、排気支管106 ,106 が容易に
嵌挿される。さらに、連通管部52が吸込本管45の先端側
の内周面に嵌合した状態では、連通管部52と一対の排気
支管106 ,106 とが互いに嵌合状態で競り合う状態とな
り、連通管部52および一対の排気支管106 ,106 がそれ
ぞれ吸込本管45の先端側および連結排気管部137 ,137
に確実に嵌合する。また、延長管13の基端側に軸方向に
突出する状態で設けられた連結係止リブ53および連結係
止突部64が、接続された延長管13の先端側に軸方向に凹
状となる段差凹部69に係合して確実に接続される。
【0060】そして、連通管部52は所定の長さ寸法で外
周面が吸込本管45の内周面に競り合って気密に連通嵌合
する。また、排気支管106 ,106 の先端部に取り付けた
シール部材126 ,126 が連結排気管部137 ,137 の内周
面に密着嵌合するとともに、シール部材126 ,126 の密
着部125 ,125 の湾曲する外面が連結排気管部137 ,13
7 に嵌合する排気支管107 ,107 の先端の傾斜面に弾性
変形しつつ密着し、気密に連通する。
【0061】さらに、接続した延長管13に吸込口体14を
接続する。この接続は、延長管13の吸込本管45の先端側
に吸込口体14の連結管32の吸込口体吸込接続部31を嵌挿
するとともに、延長管13の取付嵌合カバー131 の連結排
気管部137 ,137 に吸込口体14の連結管32の吸込口体排
気接続部30を嵌挿し、延長管13のクランプ体21を吸込口
体吸込接続部31のクランプ係合凹部39に係合させて、延
長管13に吸込口体14を連結する。この吸込口体14の接続
の際、吸込口体吸込接続部31と吸込口体排気接続部30と
が互いに嵌合状態で競り合う状態となり、それぞれ確実
に気密な連通嵌合状態が得られる。また、吸込口体14の
ピン端子が延長管13のピン貫通孔66に嵌挿して端子金具
96に接続される。
【0062】これらホース10、延長管13,13および吸込
口体14の接続により、吸込口体14の吸込開口25が、吸込
口体14の吸込口体吸込路37、連結管32の吸込口体吸込接
続部31、延長管13,13の吸込本管45,45、ホース10の握
り管15のホース吸込連通部18、ホース本体11のホース吸
込路、接続管部12のホース吸込接続部、掃除機本体1の
接続部9の吸込口、および集塵室を介して電動送風機の
吸込側に連通する。この吸込開口25から電動送風機の吸
込側までが吸込風路となる。また、電動送風機の排気口
は、掃除機本体1の電動送風機室、還流路、接続部9の
排気口、ホース10の接続管部12のホース排気接続部、ホ
ース本体11のホース排気路、ホース10に接続する延長管
13の排気支管106 、排気本管105 、排気支管107 、延長
管13に接続する延長管13の排気支管106 、排気本管105
、排気支管107 、吸込口体14の連結管32の吸込口体排
気接続部30、吸込口体排気路36、およびノズル部34を介
して吸込口体14の吸込開口25に連通する。この電動送風
機の排気口から吸込開口25までが排気風路となり、還流
風路を構成する。
【0063】また、吸込口体14の電動機は、連通管29の
ピン端子が接続する延長管13の端子金具96、延長管13,
13の端子ピン94および端子金具96が互いに接続するリー
ド線92,92、延長管13の端子ピン94が接続するホース10
の端子、ホース10に内蔵した電線、接続管部12のコネク
タ部、掃除機本体1の接続部9のコネクタ部を介して電
源が供給される。
【0064】そして、使用者は握り管15を持って、吸込
口体14を被掃除物である床面上に載置し、掃除機本体1
内の電動送風機および吸込口体14内の電動機を適宜駆動
させて吸込口体14を床面上で走行させる。なお、この掃
除作業により、ホースおよび延長管の接続部分、延長管
同士の接続部分、延長管および吸込口体の接続部分に吸
込風路の軸方向に対して折れ曲がる方向に力が加わって
も、それぞれの接続部分は、例えば図6および図7に示
すように、連通管部52と一対の排気支管106 ,106 との
3カ所で嵌合する状態となっていることから、力が分散
されて接続部分の損傷を防止できる。
【0065】この電動送風機の駆動により、吸込口体14
の吸込開口から空気とともに吸い込まれた塵埃は、吸込
風路を介して掃除機本体1の集塵室に捕捉される。さら
に、塵埃が除去された空気は電動送風機に吸い込まれ、
電動送風機の排気口から排気風として排出される。そし
て、排出された排気風は排気風路を介して吸込口体14の
ノズル部34から床面に向けて吹き出され、床面上の塵埃
を浮き上がらせる。そして再び塵埃とともに吸込風路か
ら吸い込まれて還流する。
【0066】次に、本実施の形態における吸込管部41の
補強リブ48の形成位置について説明する。
【0067】延長管13は、吸込管部41および排気管部42
の2つの風路を備える。そして、吸込管部41は、空気と
ともに塵埃が流通することから空気抵抗などを合わせて
鑑みると円筒形状が好ましい。しかしながら、吸込管部
41および排気管部42を双方とも円筒状に形成したので
は、並設方向で幅寸法が大きくなり、大型化するととも
に外観および把持性が低下することから、一方を扁平し
た形状に形成する必要がある。このため、延長管13の全
体的な外面が意匠的に面一となる形状は、図6および図
7に示すように、断面形状が略三角形状となる。
【0068】また、端部では、接続を保持するためのク
ランプ体21を配設する必要があり、このクランプ体21を
取付保持するためのクランプカバー81を意匠的に一連に
取り付けできる形状にカバー部47を形成する必要があ
る。なお、反対側である基端側では、クランプカバー81
に対応して意匠的に化粧カバー60を一連に取り付けでき
る形状にカバー部46を形成する必要がある。
【0069】これらのことから、カバー部46,47は、上
縁および下縁が吸込本管45の外面から離間し、吸込管部
41に対して排気管部42が位置する側である下縁間の距離
が排気管部42が位置する側と反対側の上縁間の距離より
広くなるように湾曲した断面略ハ字状に形成される。
【0070】そして、カバー部46,47は下縁側が拡開す
るように形成されることから、吸込本管45から一連とな
る部分とカバー端部51との部分のみで吸込本管45に保持
される状態で、特に吸込本管45の外周面から離間する状
態となる下縁部分は外部からの負荷により損傷しやすく
なる。このため、外部からの負荷に対して力を吸収して
分散するための補強リブ48を設ける。
【0071】また、補強リブ48は、図1および図13に
示すように、カバー部46,47の湾曲して吸込本管45に対
向する内面と、吸込本管45の中心軸を通る径方向より排
気管部42と反対側であるカバー部46,47の幅狭側の上縁
側に変位した吸込本管45の外周面の位置との間を架橋す
るように設けられている。
【0072】ここで、例えば対向する一対の型などの簡
単な型構造で吸込管部41を形成するためには、カバー部
46,47が下縁側に拡開する湾曲した形状であることか
ら、型の対向方向に対して凹部となる部分を充填した余
肉部分を形成する必要がある。
【0073】そして、上記実施の形態の図1および図1
3に示すように付設位置が変位する構成の余肉部分は、
例えば補強リブ48を吸込本管45の中心軸を通る径方向の
外周面の位置からカバー部46,47の内面に架橋する形状
に形成した場合に比して少なくなる。このことから、補
強リブ48の付勢位置を変位させることにより、少ない余
肉部分で簡単な型構造の成形が容易な方法で形成でき、
容易に軽量な延長管13を形成できる。
【0074】上述したように、上記実施の形態によれ
ば、カバー部46,47と幅寸法である径寸法が排気管部42
より小さい吸込管部41の吸込本管45との間に補強リブ48
を設けるため、吸込管部41および排気管部42の2つの風
路を備える構造で、大型化、外観性の低下および把持性
の低下を防止するための意匠用のカバー部46,47を強固
に吸込管部41に一体形成でき、カバー部46,47に例えば
掃除の際に家具などに衝突したり掃除作業の操作力が加
わるなどの外部からの負荷が掛かっても損傷することを
防止でき、延長管13の構造強度を向上できる。
【0075】そして、補強リブ48を、カバー部46,47の
湾曲して吸込本管45に対向する内面と、吸込本管45の中
心軸を通る径方向より排気管部42と反対側であるカバー
部46,47の幅狭側の上縁側に変位した吸込本管45の外周
面の位置との間に架橋するように形成したため、簡単な
型構造による簡単な成型方法で、余肉部分を最小限にで
き、製造性を向上できるとともに、延長管13を軽量化で
きる。
【0076】また、下側に位置する排気管部42を扁平形
状の排気本管105 に二股状に分岐する対をなす排気支管
106 ,106 ,107 ,107 を設けた形状として、延長管13
の断面形状が略三角形状となるようにしたため、大型化
することなく外観性が向上するとともに、把持性が向上
して掃除作業性が向上し、掃除性が向上する他に、転動
することなく安定して床面上などに載置でき、取扱性も
向上できる。
【0077】そして、排気本管105 から二股状に分岐す
る対をなす排気支管106 ,106 ,107 ,107 を設けるた
め、吸込管部41および排気管部42とを一体的に組み付け
るための取付間隙116 が形成され、大型化することなく
別部材にて一体構造にするための別部材も不要となり、
製造性を向上できるとともに、接続部分において吸込管
部41の連通管部52とにて3カ所で接続する状態となり、
折れ曲がる方向に対する応力を分散して折損するなどの
損傷を防止できる。
【0078】さらに、排気本管105 から分岐させたた
め、排気支管106 ,106 ,107 ,107を円筒状に形成で
き、容易に気密状態で連通する嵌合状態が得られる。
【0079】そして、意匠用の化粧カバー60およびクラ
ンプカバー81を取り付けるために、補強リブ48に化粧カ
バー60およびクランプカバー81の取付係合片62,62を係
合する取付係合凹部70を設けるため、例えばカバー部の
46,47の内面側に設ける場合では、簡単な構造の型によ
る成形での型の対向方向に対して凹部が形成されること
となり、簡単な構造の型を利用した成形ができなくなる
が、簡単な構造の型成形ができる補強リブ48に貫通する
取付係合凹部70であることから、容易に形成できる。
【0080】また、吸込管部41および排気管部42の2つ
の風路を備える構造で、大型化、外観性の低下および把
持性の低下を防止して吸込管部41および排気管部42を一
体的に組み付けるための意匠用で、取付嵌合カバー131
をねじ止めするために排気支管107 ,107 間に生じる取
付間隙116 により、取付嵌合カバー131 の一端側の側縁
間が外面が一連となるように幅狭で他端側の側縁間が広
くなるように取付嵌合カバー131 が形成される。また、
最大幅寸法が大きく吸込口体14の吸込口体排気接続部30
や他方の延長管13の排気支管106 ,106 が連通して接続
される排気管部42の排気支管107 ,107 の端部を嵌合
し、吸込口体排気接続部30や排気支管106,106 が風路
面積を小さくすることなく連通接続させるための連結排
気管部137,137 を取付嵌合カバー131 の内側に一体に
設ける。そして、排気支管107 の先端部分を連結排気管
部137 に嵌合保持した状態で、排気支管107 の外面側と
取付嵌合カバー131 の内面との間に排気支管107 の軸方
向に沿い排気支管107 および取付嵌合カバー131 が相対
的に移動可能な移動間隙139 を生じるように取付嵌合カ
バー131 を形成する。
【0081】このため、排気支管107 ,107 の先端部を
取付嵌合カバー131 の内側に挿入してから連結排気管部
137 ,137 の端部縁に係止し、排気本管105 を排気支管
107が係止する連結排気管部137 ,137 の端部縁を中心
として回動し、排気支管107,107 全体を取付嵌合カバ
ー131 の内側に挿入し、排気管部42を風路方向である取
付嵌合カバー131 に向けて相対的に移動することによ
り、取付嵌合カバー131の幅狭となる縁が排気支管107
,107 と干渉することなく連結排気管部137 ,137 に
排気支管107 ,107 を嵌合して容易に組み付けでき、干
渉することにより取付嵌合カバー131 や排気支管107 ,
107 が損傷することを防止でき、吸込管部41および排気
管部42の2つの風路を備える構造で、大型化、外観性の
低下および把持性の低下を防止して吸込管部41および排
気管部42を一体的に組み付けるための意匠用の取付嵌合
カバー131 を排気支管107 ,107 を覆って容易に取り付
けでき、製造性を向上できる。
【0082】次に、本発明の他の実施の形態を図21を
参照して説明する。
【0083】この図21に示す実施の形態は、上記図1
ないし図20に示す実施の形態において、取付嵌合カバ
ー131 の連結排気管部137 ,137 の外周面に上方、すな
わち吸込管部41に向けて、化粧カバー60およびクランプ
カバー81の上係合爪となる取付係合片62と同様に、下係
合爪となる取付係合片62を設け、吸込管部41の補強リブ
48にこの取付嵌合カバー131 の取付係合片62が係脱可能
な取付係合孔49を設け、取付嵌合カバー131 も同様にし
て取り付けるものである。
【0084】この構成によれば、延長管13を組み立てる
際に排気管部42と吸込管部41とを一体に組み合わせる際
に仮止め保持でき、組立動作が容易で、さらに製造性を
向上できる。
【0085】なお、上記各実施の形態において、キャニ
スタ型の電気掃除機で利用される延長管13のカバー部4
6,47に補強リブ48を設けて説明したが、2つの風路を
有するホース10の接続管部12、握り管15、吸込口体14の
連通管29を接続管として、補強リブ48にてカバー部46,
47を一体形成する構成としてもよい。
【0086】また、アップライト型やハンディ型などの
ホース10を有しないもの、掃除機本体1の接続部9に吸
込口体14が直接接続された構造のものなどいずれの構造
の電気掃除機に利用できる。さらに、電気掃除機に限ら
ず、2つの風路を有し2カ所を接続するいずれの接続管
にも適用できる。
【0087】さらに、吸込管部41に補強リブ48を設けて
説明したが、排気管部42側に設けてもよい。
【0088】
【発明の効果】請求項1記載の接続管によれば、吸込管
および排気管の少なくともいずれか一方からカバー部に
接続する接続部の係合孔に、カバー部に外面が連続して
吸込管および排気管のいずれか一方の外面を覆うカバー
体の係合爪を係合してカバー体を取り付けるため、吸込
管および排気管を備える構造で外観性の低下を防止する
ためのカバー部およびカバー体を、簡単な構造で容易に
組み付けでき、製造性を向上できる。
【0089】請求項2記載の接続管によれば、請求項1
記載の接続管の効果に加え、吸込管および排気管のいず
れか一方を覆う上カバー体の上係合爪と、いずれか他方
を覆う下カバー体の下係合爪とをそれぞれ接続部の係合
孔に係合して取り付けるため、吸込管および排気管を一
体的に覆う構造が容易に得られるとともに、組み付けが
容易で製造性を向上できる。
【0090】請求項3記載の電気掃除機によれば、吸込
管および排気管を備える構造で外観性の低下を防止でき
製造性が向上する請求項1または2記載の接続管を備え
るため、取扱性が向上して掃除性を向上できるととも
に、製造性の向上によりコストの低減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す延長管の化粧カバ
ーを取り付けた吸込管部を示す径方向に沿った断面図で
ある。
【図2】同上延長管の分解斜視図である。
【図3】同上延長管を示す一部を切り欠いた側面断面図
である。
【図4】同上延長管を示す側面図である。
【図5】同上延長管を示す平面図である。
【図6】同上延長管を示す基端側の端面図である。
【図7】同上延長管を示す先端側の端面図である。
【図8】同上延長管を示す径方向に沿った断面図であ
る。
【図9】同上吸込管部を示す側面図である。
【図10】同上吸込管部を示す平面図である。
【図11】同上吸込管部を示す側面断面図である。
【図12】同上吸込管部を示す底面図である。
【図13】同上リード線を配設した吸込管部を示す一部
を切り欠いた底面図である。
【図14】同上排気管部を示す一部を切り欠いた平面図
である。
【図15】同上排気管部を示す側面断面図である。
【図16】同上延長管同士の接続状態を説明する排気支
管部分を示す一部を切り欠いた平面図である。
【図17】同上延長管同士を接続する状況を説明する排
気支管部分を示す一部を切り欠いた平面図である。
【図18】同上電気掃除機を示す斜視図である。
【図19】同上のホースと延長管との接続部分を示す一
部を切り欠いた断面図である。
【図20】同上の延長管と吸込口体との接続部分を示す
一部を切り欠いた断面図である。
【図21】本発明の他の実施の形態における延長管を示
す径方向に沿った断面図である。
【符号の説明】
1 掃除機本体 10 接続管であるホース 13 接続管としての延長管 14 接続管としての吸込口体 41 吸込管としての吸込管部 42 排気管としての排気管部 46,47 カバー部 48 接続部としての補強リブ 49 係合孔としての取付係合孔 60 カバー体としての化粧カバー 62 係合爪としての取付係合片 81 カバー体としてのクランプカバー 130 カバー体としての取付カバー 131 カバー体としての取付嵌合カバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掃除機本体の電動送風機の吸込側に連通
    する吸込管と、 前記電動送風機の排気側に連通するとともに前記吸込管
    に並べて設けられた排気管と、 前記吸込管および前記排気管の少なくともいずれか一方
    の外面に接続部を介して一体に設けられたカバー部と、 前記接続部に設けられた係合孔と、 この係合孔に係脱可能に係合する係合爪を有し、この係
    合爪の係合により前記吸込管および前記排気管のいずれ
    か一方の外面を覆うとともに前記カバー部に外面が連続
    して取り付けられるカバー体とを具備したことを特徴と
    する接続管。
  2. 【請求項2】 カバー体は、接続部の係合孔に係合する
    上係合爪を備え吸込管および排気管のいずれか一方を覆
    う上カバー体と、前記接続部の係合孔に係合する下係合
    爪を備え前記吸込管および前記排気管のいずれか他方を
    覆う下カバー体とを備えたことを特徴とする請求項1記
    載の接続管。
  3. 【請求項3】 掃除機本体と、 この掃除機本体に接続される請求項1または2記載の接
    続管とを具備したことを特徴とする電気掃除機。
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