JP2001186068A - Cdma方式の移動無線端末装置 - Google Patents

Cdma方式の移動無線端末装置

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JP2001186068A
JP2001186068A JP37176399A JP37176399A JP2001186068A JP 2001186068 A JP2001186068 A JP 2001186068A JP 37176399 A JP37176399 A JP 37176399A JP 37176399 A JP37176399 A JP 37176399A JP 2001186068 A JP2001186068 A JP 2001186068A
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antenna
frame error
signal
wireless terminal
mobile wireless
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Masayuki Enoki
昌行 榎
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フェージングが生じる電波環境下で、安定し
た通信品質を確保する可能性を高めることが可能なCD
MA方式の移動無線端末装置を提供する。 【解決手段】 制御部100は、当該移動無線端末装置
の各部を統括して制御するもので、新たに、フレーム誤
り判定手段100aと、スイッチ切替制御手段100b
とを備える。フレーム誤り判定手段100aは、信号処
理部17にて復調された受信データに含まれるCRCチ
ェックビットを用いて、上記受信データについてフレー
ム誤りが所定フレーム数以上連続していないかを判定す
る。スイッチ切替制御手段100bは、上記フレーム誤
り判定手段100aの判定結果に応じて、スイッチ20
を切替え制御して、通信に用いるアンテナを第1のアン
テナ10から第2のアンテナ18へ、あるいは第2のア
ンテナ18から第1のアンテナ10へ切替制御するよう
にしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば自動車電
話システムや携帯電話システムなどの移動無線通信シス
テムに用いられるCDMA(Code Division Multiple A
ccess)方式の移動無線端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、近年、CDMA方式を採
用した移動無線通信システムが注目されている。このシ
ステムは、通信方式として、スペクトラム拡散通信方式
を採用するものである。ここで、図5を参照して、上記
移動通信システムにおける従来の移動無線端末装置につ
いて説明する。特にここでは、当該発明に関わる受信系
を中心に説明する。
【0003】送信装置12では、デジタル化された音声
やデータなどの送信データを、PSK変調などのディジ
タル変調方式により変調して、この変調されたデータを
拡散符号を用いて広帯域のベースバンド信号に変換す
る。そして、この拡散された信号を無線周波数の信号に
アップコンバートとし、共用器11を通じて第1のアン
テナ10に入力し、そして第1のアンテナ10より上記
信号を空間に放射し、図示しない基地局に向け送信され
る。
【0004】一方、上記基地局より送信された無線信号
は、第1のアンテナ10にて受信されて、共用器11を
通じて受信装置13に入力される。受信装置13は、無
線回路14と、中間周波回路15と、Rake(レイ
ク)受信機16とからなる。
【0005】まず、無線回路14では、共用器11から
受信した無線信号が減衰器14aに入力され、ここで、
予め設定した量だけ減衰される。減衰器14aを通過し
た信号は、増幅器14bで所定のレベルまで増幅された
後、ミキサ14cにて周波数シンセサイザ14dにて生
成された信号とミキシングされて、中間周波数にダウン
コンバートされる。
【0006】この中間周波数にダウンコンバートされた
信号は、中間周波回路15に入力され、増幅器15aに
て所定のレベルまで増幅される。この増幅結果は、バン
ドパスフィルタ(BPF)15bを、所望の帯域のみが
通過して、ミキサ15cにて周波数シンセサイザ15d
にて生成される信号とミキシングされて、ベースバンド
信号に変換される。このベースバンド信号は、A/D変
換器(A/D)15eにてディジタル信号に変換され、
Rake受信機16に入力される。
【0007】Rake受信機16は、サーチャ16a
と、フィンガ16b、16c、16dと、シンボル合成
器16eとからなり、上記ディジタル信号は、サーチャ
16aと、フィンガ16b、16c、16dにそれぞれ
入力される。
【0008】サーチャ16aは、上記基地局から自端末
宛てに複数の経路で到来する信号、いわゆるマルチパス
検出し、送信側で拡散に用いたものと同じ拡散符号を用
いて逆拡散する。そして、それぞれの逆拡散結果につい
てEc/Io(Ioは全受信信号のエネルギ、Ecは所望波
の信号レベル)を求めるとともに、これらの間の遅延時
間差(遅延プロフィール)を求める。そして、これらに
基づいてパスの受信タイミング(逆拡散タイミング)を
求め、これをフィンガ16b、16c、16dにそれぞ
れ割り当てる。
【0009】フィンガ16b、16c、16dは、サー
チャ16aによって割り当てられた逆拡散タイミング
で、送信側で拡散に用いたものと同じ拡散符号を用いて
上記ディジタル信号に逆拡散処理を施す。
【0010】シンボル合成器16eは、フィンガ16
b、16c、16dにてそれぞれ逆拡散されたマルチパ
ス成分を、各フィンガ16b、16c、16dに割り当
てられた逆拡散タイミングを考慮してシンボル合成す
る。シンボル合成器16eにてシンボル合成された信号
は、後段の信号処理部17にて、送信側のディジタル変
調に対応する復調を行い、受信データが再生される。
【0011】従来のCDMA方式の移動無線端末装置で
は、サーチャ16aのマルチパス分解能がチップレート
の逆数であるため、マルチパスの遅延時間がこれより小
さい場合には、上述のようにマルチパス成分をフィンガ
16b、16c、16dにてそれぞれ分離して、シンボ
ル合成を行うことができない。すなわち、マルチパスの
遅延時間が小さいと、レイク受信が行えなくなり、耐フ
ェージング性が低下して安定した通信品質を確保できな
いという問題がある。なお、この問題は、高速移動して
いるときよりも、歩行程度の低速移動や静止状態の方が
顕著に生じる。
【0012】このように、マルチパスの遅延時間が小さ
いためにレイク受信ができないような状況で、マルチパ
スフェージングが生じて、一時的にでも現在の基地局か
らのパイロット信号のフレームエラーを所定数検出する
と、システムロストと判定して、システム捕捉からはじ
めることになる。なお、これは、図6に示すように、受
信エネルギーがフェージングの影響でたまたま低くなっ
ているところで受信してしまうことによるものである。
【0013】上述したように、システムロストと判断し
て、システム捕捉から処理をやり直すと、通話中におい
ては、通話が中断することになり、待ち受け時において
は、いきなり圏外表示になり、待ち受けに入るまで時間
がかかる。これらは、不必要に電池を消費することにも
つながっていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来のCDMA方式の
移動無線端末装置では、マルチパスの遅延時間が小さい
ためにレイク受信ができないような状況で、マルチパス
フェージングが生じて、一時的にでも現在の基地局から
のパイロット信号のフレームエラーを所定数検出する
と、システムロストと判断して、システム捕捉から処理
をやり直すことなり、通話中には通話が断し、待ち受け
時においては、いきなり圏外表示になり、待ち受けに入
るまで時間がかかるなどの問題があった。
【0015】この発明は上記の問題を解決すべくなされ
たもので、マルチパスの遅延時間が小さく、激しいフェ
ージングが生じる電波環境下であっても、安定した通信
品質を確保して、システムロストを防止することが可能
なCDMA方式の移動無線端末装置を提供することを目
的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、通信網に接続可能な複数の無線基地
局にCDMA方式により無線接続し、通信網上の通信局
と通信可能な移動無線端末装置において、2つのアンテ
ナと、制御信号に応じて、前記2つのアンテナのうち、
一方を使用するアンテナとして選択するアンテナ選択手
段と、このアンテナ選択手段にて選択されたアンテナを
通じて受信した信号を復調し、この復調結果に所定数の
フレーム誤りが連続して生じているか否かを判定するフ
レーム誤り判定手段と、このフレーム誤り判定手段に
て、所定数のフレーム誤りが連続して生じていると判定
された場合に、制御信号をアンテナ選択手段に与えて、
使用するアンテナを、現在、アンテナ選択手段によって
選択されているアンテナに代わって、残る一方のアンテ
ナに切替えるアンテナ切替制御手段とを具備して構成す
るようにした。
【0017】上記構成のCDMA方式の移動無線端末装
置では、受信信号のフレーム誤りが所定数以上連続する
場合に、使用するアンテナを現在使用中のものから他方
のアンテナへ切替えて受信を行うようにしている。
【0018】すなわち、マルチパスフェージングによっ
て一時的にでもフレーム誤りが所定数以上連続して、安
定した通信品質を確保できない場合には、他方のアンテ
ナを用いて受信を行うようにしている。
【0019】これにより、RF信号を空間から受信する
位置が、2つアンテナの間の距離だけ変化することにな
るため、フェージングの影響の少ないRF信号を、切替
えた他方のアンテナより受信できる可能性がある。
【0020】したがって、上記構成のCDMA方式の移
動無線端末装置によれば、激しいフェージングが生じる
電波環境下であっても、安定した通信品質を確保する可
能性を高めて、システムロストを防止することができ
る。
【0021】また、上記の目的を達成するために、この
発明は、通信網に接続可能な複数の無線基地局にCDM
A方式により無線接続し、通信網上の通信局と通信可能
な移動無線端末装置において、2つのアンテナと、制御
信号に応じて、前記2つのアンテナのうち、一方を使用
するアンテナとして選択するアンテナ選択手段と、この
アンテナ選択手段にて選択されたアンテナを通じて受信
した信号を復調し、この復調結果が所定時間以上、フレ
ーム誤りが連続して生じているか否かを判定するフレー
ム誤り判定手段と、このフレーム誤り判定手段にて、所
定時間以上、フレーム誤りが連続して生じていると判定
された場合に、制御信号をアンテナ選択手段に与えて、
使用するアンテナを、現在、アンテナ選択手段によって
選択されているアンテナに代わって、残る一方のアンテ
ナに切替えるアンテナ切替制御手段とを具備して構成す
るようにした。
【0022】上記構成のCDMA方式の移動無線端末装
置では、受信信号のフレーム誤りが所定時間以上連続す
る場合に、使用するアンテナを現在使用中のものから他
方のアンテナへ切替えて受信を行うようにしている。
【0023】すなわち、マルチパスフェージングによっ
て一時的にでもフレーム誤りが所定時間以上連続して、
安定した通信品質を確保できない場合には、他方のアン
テナを用いて受信を行うようにしている。
【0024】これにより、RF信号を空間から受信する
位置が、2つアンテナの間の距離だけ変化することにな
るため、フェージングの影響の少ないRF信号を、切替
えた他方のアンテナより受信できる可能性がある。
【0025】したがって、上記構成のCDMA方式の移
動無線端末装置によれば、激しいフェージングが生じる
電波環境下であっても、安定した通信品質を確保する可
能性を高めて、システムロストを防止することができ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の一実施形態について説明する。図1は、この発明の一
実施形態に係わるCDMA方式の移動無線端末装置の構
成を示すものである。但し、図1において、従来のCD
MA方式の移動無線端末装置の構成を示す図5と同一部
分には同一符号を付して示し、特にここでは、当該発明
に関わる受信系を中心に説明する。
【0027】送信装置12では、デジタル化された音声
やデータなどの送信データを、PSK変調などのディジ
タル変調方式により変調して、この変調されたデータを
拡散符号を用いて広帯域のベースバンド信号に変換す
る。そして、この拡散された信号を無線周波数の信号に
アップコンバートとし、共用器11を通じて第1のアン
テナ10に入力し、そして第1のアンテナ10より上記
信号を空間に放射し、図示しない基地局に向け送信され
る。
【0028】一方、上記基地局より送信された無線信号
は、第1のアンテナ10にて受信されて、共用器11を
通じて受信装置13bに入力される。受信装置13b
は、無線回路14と、合成器24と、中間周波回路15
と、Rake(レイク)受信機16とからなる。
【0029】無線回路14では、共用器11から受信し
た無線信号が減衰器14aに入力され、ここで、予め設
定した量だけ減衰される。減衰器14aを通過した信号
は、増幅器14bで所定のレベルまで増幅された後、ミ
キサ14cにて周波数シンセサイザ14dにて生成され
た局部発振信号とミキシングされて、中間周波数にダウ
ンコンバートされる。なお、増幅器14bとミキサ14
cとは、後述の制御部100からの制御信号Ctr1に
より、共通にON/OFF制御される。
【0030】そして、ミキサ14cにて中間周波数にダ
ウンコンバートされた信号は、合成器24に入力され
る。なお、上記局部発振信号は、後述のミキサ22にも
供給される。
【0031】ところで、第2のアンテナ18にて受信さ
れた信号は、バンドパスフィルタ(BPF)19にて所
望の帯域に制限される。なお、第2のアンテナ18は、
当該移動無線端末装置の筐体内部に備えられる。増幅器
21は、後述の制御部100からの制御信号Ctr2に
よりON/OFF制御され、バンドパスフィルタ19に
て帯域制限された信号の強度を所定のレベルまで増幅す
る。
【0032】ミキサ22は、増幅器21と同様に、制御
部100からの制御信号Ctr2によりON/OFF制
御され、増幅器21の増幅結果を、周波数シンセサイザ
14dにて生成された局部発振信号とミキシングして、
中間周波数にダウンコンバートする。この中間周波数に
ダウンコンバートされた信号は、遅延回路23にて所定
の時間tだけ遅延され、合成器24に入力される。
【0033】合成器24は、後述の制御部100の指示
に応じて、無線回路14にて得た中間周波数の信号と、
遅延回路23からの中間周波信号とを合成して中間周波
回路15に出力したり、あるいは上記中間周波信号の一
方を選択的に中間周波回路15に出力する。
【0034】中間周波回路15では、合成器24の合成
結果を増幅器15aが所定のレベルまで増幅する。この
増幅結果は、バンドパスフィルタ(BPF)15bを、
所望の帯域のみが通過して、ミキサ15cにて周波数シ
ンセサイザ15dにて生成される信号とミキシングされ
て、ベースバンド信号に変換される。このベースバンド
信号は、A/D変換器15eにてディジタル信号に変換
され、Rake受信機16に入力される。
【0035】Rake受信機16は、サーチャ16a
と、フィンガ16b、16c、16dと、シンボル合成
器16eとからなり、上記ディジタル信号は、サーチャ
16aと、フィンガ16b、16c、16dにそれぞれ
入力される。
【0036】サーチャ16aは、上記基地局から自端末
宛てに複数の経路で到来する信号、いわゆるマルチパス
検出し、送信側で拡散に用いたものと同じ拡散符号を用
いて逆拡散する。そして、それぞれの逆拡散結果につい
てEc/Ioを求めるとともに、これらの遅延時間差(遅
延プロフィール)を求める。そして、これらに基づいて
パスの受信タイミング(逆拡散タイミング)を求め、こ
れを後述の制御部100からの割り当て実行指示に応じ
て、フィンガ16b、16c、16dにそれぞれ割り当
てる。
【0037】フィンガ16b、16c、16dは、サー
チャ16aによって割り当てられた逆拡散タイミング
で、送信側で拡散に用いたものと同じ拡散符号を用いて
上記ディジタル信号に逆拡散処理を施す。
【0038】シンボル合成器16eは、フィンガ16
b、16c、16dにてそれぞれ逆拡散されたマルチパ
ス成分を、各フィンガ16b、16c、16dに割り当
てられた逆拡散タイミングを考慮してシンボル合成す
る。シンボル合成器16eにてシンボル合成された信号
は、後段の信号処理部17にて、送信側のディジタル変
調に対応する復調を行い、受信データが再生される。
【0039】制御部100は、CPU、ROMおよびR
AM等を有してなるものであり、上記CPUが上記RO
Mに記憶される制御プログラムや制御データにしたがっ
て、当該移動無線端末装置の各部を統括して制御するも
ので、例えばハンドオフに関する制御を行う。
【0040】また制御部100は、新たな制御機能を実
現するために、フレーム誤り判定手段100aと、スイ
ッチ切替制御手段100bとを備える。フレーム誤り判
定手段100aは、信号処理部17にて復調された受信
データに含まれるCRCチェックビットを用いて、上記
受信データについてフレーム誤りが所定フレーム数以上
連続していないかを判定する。
【0041】スイッチ切替制御手段100bは、上記フ
レーム誤り判定手段100aの判定結果に応じて、スイ
ッチ20を切替え制御して、通信に用いるアンテナを第
1のアンテナ10から第2のアンテナ18へ、あるいは
第2のアンテナ18から第1のアンテナ10へ切替制御
する。なお、図示は省略しているが、本装置の構成要素
として、上述した各部を動作させるための電力を供給す
るバッテリを有する電源部が存在する。
【0042】次に、上記構成の移動無線端末装置のアン
テナ切替え制御動作について説明する。この制御動作
は、上述した制御部100によってなされる。まず、発
信時、あるいは着信時におけるアンテナ切替え制御動作
について説明する。図2は、そのフローチャートで、ユ
ーザが図示しないユーザインタフェイスを通じて発信要
求を行ったり、基地局より着信信号を受信して、基地局
からの信号をページングチャネルを通じて連続受信する
場合に、この制御動作が開始される。
【0043】ステップ2aでは、ページングチャネルを
スキャンして、基地局を特定し、ステップ2bに移行す
る。ステップ2bでは、ページングチャネルを通じて、
基地局からの信号を連続受信し、ステップ2cに移行す
る。なお、この時、スイッチ20により、第1のアンテ
ナ10あるいは第2のアンテナ18のうち、いずれか一
方が選択されており、選択されたアンテナからの受信信
号が受信装置13で用いられる。
【0044】ステップ2cでは、フレーム誤り判定手段
100aが、信号処理部17にて復調された受信データ
に含まれるCRCチェックビットを用いて、上記受信デ
ータについてフレーム誤りが所定フレーム数以上連続し
ていないかを判定する。ここで、フレーム誤りが所定フ
レーム数以上連続する場合には、ステップ2dに移行
し、一方、所定フレーム数以上連続しない場合には、ス
テップ2aに移行する。
【0045】ステップ2dでは、スイッチ切替制御手段
100bが、スイッチ20を切替え制御して、通信に用
いるアンテナを、現在使用中のアンテナから使用してい
なかったアンテナへ切替制御し、ステップ2eに移行す
る。
【0046】ステップ2eでは、ステップ2dにて切替
えられたアンテナを通じた受信信号を信号処理部17が
復調した受信データに含まれるCRCチェックビットを
用いて、フレーム誤り判定手段100aが、上記受信デ
ータについてフレーム誤りが所定フレーム数以上連続し
ていないかを判定する。ここで、フレーム誤りが所定フ
レーム数以上連続する場合には、ステップ2aに移行
し、一方、所定フレーム数以上連続しない場合には、ス
テップ2fに移行する。
【0047】ステップ2fでは、当該処理が開始される
に至った、発信あるいは着信が完了したか否かを判定す
る。ここで、完了している場合には、当該処理を終了
し、一方、完了していない場合には、ステップ2aに移
行する。
【0048】次に、通話時のアンテナ切替え制御動作に
ついて説明する。図3は、そのフローチャートで、基地
局との間に通信リンクが開設されて通話が開始され、基
地局からの信号をトラヒックチャネルを通じて連続受信
する場合に、この制御動作が開始される。
【0049】ステップ3aでは、トラヒックチャネルを
通じて、基地局からの信号を連続受信し、ステップ3b
に移行する。なお、この時、スイッチ20により、第1
のアンテナ10あるいは第2のアンテナ18のうち、い
ずれか一方が選択されており、選択されたアンテナから
の受信信号が受信装置13で用いられる。
【0050】ステップ3bでは、フレーム誤り検出手段
100aが、信号処理部17にて復調された受信データ
に含まれるCRCチェックビットを用いて、上記受信デ
ータについてフレーム誤りが所定フレーム数以上連続し
ていないかを判定する。ここで、フレーム誤りが所定フ
レーム数以上連続する場合には、ステップ3cに移行
し、一方、所定フレーム数以上連続しない場合には、ス
テップ3aに移行する。
【0051】ステップ3cでは、スイッチ切替制御手段
100bが、スイッチ20を切替え制御して、通信に用
いるアンテナを、現在使用中のアンテナから使用してい
なかったアンテナへ切替制御し、ステップ3dに移行す
る。
【0052】ステップ3dでは、ステップ3cにて切替
えられたアンテナを通じた受信信号を信号処理部17が
復調した受信データに含まれるCRCチェックビットを
用いて、フレーム誤り判定手段100aが、上記受信デ
ータについてフレーム誤りが所定フレーム数以上連続し
ていないかを判定する。ここで、フレーム誤りが所定フ
レーム数以上連続する場合には、ステップ3fに移行
し、一方、所定フレーム数以上連続しない場合には、ス
テップ3eに移行する。
【0053】ステップ3eでは、当該処理が開始される
に至った、通話が終了したか否かを判定する。ここで、
終了している場合には、当該処理を終了し、一方、終了
していない場合には、ステップ3aに移行する。
【0054】ステップ3fでは、通話を終了する処理を
実施し、当該処理を終了する。
【0055】以上のように、上記構成の移動無線端末装
置では、2つのアンテナ10,18を備え、発着信時に
はページングチャネルを、通話時においてはトラヒック
チャネルを、それぞれ選択中のアンテナにて受信する。
そして、図4に示すように、その受信信号のフレーム誤
りが所定数以上(図4の例では2フレーム以上)連続す
る場合には、使用するアンテナを現在使用中のものから
他方のアンテナへ切替えて受信を行うようにしている。
【0056】すなわち、発着信時、あるいは通話時にお
いては、マルチパスフェージングによって一時的にでも
フレーム誤りが所定数以上連続して、安定した通信品質
を確保できない場合には、他方のアンテナを用いて受信
を行うようにしている。
【0057】これにより、RF信号を空間から受信する
位置が、2つアンテナの間の距離だけ変化することにな
るため、図7に示すように、アンテナ切替前後で受信タ
イミングが変化し、フェージングの影響の少ないRF信
号を切替えた後の他方のアンテナで受信できる可能性が
ある。
【0058】したがって、上記構成の移動無線端末装置
によれば、発着信時、あるいは通話時において、激しい
フェージングが生じる電波環境下であっても、安定した
通信品質を確保する可能性を高めて、システムロストを
防止することができる。このように、システムロストを
防止することにより、通話中の通話断や、待ち受け時の
圏外表示、システム捕捉に要する電池の浪費などを防ぐ
ことができる。
【0059】尚、この発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。例えば、上記実施の形態では、フレー
ム誤りが所定数以上連続した場合に、残る一方のアンテ
ナを通じて受信を行うようにしたが、これに代わって、
フレーム誤りが所定時間以上連続した場合に、残る一方
のアンテナを通じて受信を行うようにしても、同様の効
果を得られる。その他、この発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々の変形を施しても同様に実施可能であることは
いうまでもない。
【0060】
【発明の効果】以上述べたように、この発明では、受信
信号のフレーム誤りが所定数、あるいは所定時間以上連
続する場合に、使用するアンテナを現在使用中のものか
ら他方のアンテナへ切替えて受信を行うようにしてい
る。
【0061】すなわち、マルチパスフェージングによっ
て一時的にでもフレーム誤りが所定数、あるいは所定時
間以上連続して、安定した通信品質を確保できない場合
には、他方のアンテナを用いて受信を行うようにしてい
る。
【0062】これにより、RF信号を空間から受信する
位置が、2つアンテナの間の距離だけ変化することにな
るため、フェージングの影響の少ないRF信号を、切替
えた他方のアンテナより受信できる可能性がある。この
ため、システム捕捉からはじめる必要がなくなる。
【0063】したがって、この発明によれば、激しいフ
ェージングが生じる電波環境下であっても、安定した通
信品質を確保する可能性を高めて、システムロストを防
止し、通話中であれば、通話断を防げるし、待ち受け中
であれば、待ち受けに入る時間およびこれに必要な電力
の浪費を防止することが可能なCDMA方式の移動無線
端末装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるCDMA方式の移動無線端末
装置の一実施形態の構成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示した移動無線端末装置の発着信時にお
けるアンテナ切替え制御動作を説明するためのフローチ
ャート。
【図3】図1に示した移動無線端末装置の通話時におけ
るアンテナ切替え制御動作を説明するためのフローチャ
ート。
【図4】図1に示した移動無線端末装置のアンテナ切替
え制御動作を説明するための図。
【図5】従来の移動無線端末装置の構成を示す回路ブロ
ック図。
【図6】従来の移動無線端末装置の問題発生を説明する
ための図。
【図7】図1に示した移動無線端末装置のアンテナ切替
え制御動作を説明するための図。
【符号の説明】
10…第1のアンテナ 11…共用器 12…送信装置 13,13a,13b…受信装置 14…無線回路 14a…減衰器 14b,15a,21…増幅器 14c,15c,22…ミキサ 14d…周波数シンセサイザ 15…中間周波回路 15b,19…バンドパスフィルタ(BPF) 15d…周波数シンセサイザ 15e…A/D変換器 16…受信機 16a…サーチャ 16b,16c,16d…フィンガ 16e…シンボル合成器 17…信号処理部 18…第2のアンテナ 20…スイッチ 23…遅延回路 24…合成器 100…制御部 100a…フレーム誤り判定手段 100b…スイッチ切替制御手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網に接続可能な複数の無線基地局に
    CDMA(Code Division Multiple Access)方式によ
    り無線接続し、前記通信網上の通信局と通信可能な移動
    無線端末装置において、 2つのアンテナと、 制御信号に応じて、前記2つのアンテナのうち、一方を
    使用するアンテナとして選択するアンテナ選択手段と、 このアンテナ選択手段にて選択されたアンテナを通じて
    受信した信号を復調し、この復調結果に所定数のフレー
    ム誤りが連続して生じているか否かを判定するフレーム
    誤り判定手段と、 このフレーム誤り判定手段にて、所定数のフレーム誤り
    が連続して生じていると判定された場合に、前記制御信
    号をアンテナ選択手段に与えて、使用するアンテナを、
    現在、前記アンテナ選択手段によって選択されているア
    ンテナに代わって、残る一方のアンテナに切替えるアン
    テナ切替制御手段とを具備することを特徴とする移動無
    線端末装置。
  2. 【請求項2】 通信網に接続可能な複数の無線基地局に
    CDMA(Code Division Multiple Access)方式によ
    り無線接続し、前記通信網上の通信局と通信可能な移動
    無線端末装置において、 2つのアンテナと、 制御信号に応じて、前記2つのアンテナのうち、一方を
    使用するアンテナとして選択するアンテナ選択手段と、 このアンテナ選択手段にて選択されたアンテナを通じて
    受信した信号を復調し、この復調結果が所定時間以上、
    フレーム誤りが連続して生じているか否かを判定するフ
    レーム誤り判定手段と、 このフレーム誤り判定手段にて、所定時間以上、フレー
    ム誤りが連続して生じていると判定された場合に、前記
    制御信号をアンテナ選択手段に与えて、使用するアンテ
    ナを、現在、前記アンテナ選択手段によって選択されて
    いるアンテナに代わって、残る一方のアンテナに切替え
    るアンテナ切替制御手段とを具備することを特徴とする
    移動無線端末装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005151369A (ja) * 2003-11-19 2005-06-09 Nec Corp アンテナ選択システム及びその方法並びにそれを用いた無線通信装置

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