JP2001185790A - 希土類イオンが添加された高利得光ファイバ - Google Patents
希土類イオンが添加された高利得光ファイバInfo
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Abstract
加して1,450nm帯域の利得特性を向上させた高利
得光ファイバを提供すること。 【解決手段】 光信号を増幅するための高利得光ファイ
バであって、光信号を増幅するための第1の希土類イオ
ンが添加されたコアと、第1希土類イオンから放出され
る増幅された自発放出を吸収するための第2の希土類イ
オンが添加されたクラッドとを有する。
Description
に関し、特に、利得特性を向上させるために希土類イオ
ンを添加した高利得光ファイバに関する。
イオンは、現在商用化されているレーザーダイオードに
よって簡単に励起される活性イオンであり、ツリウムイ
オンの遷移から生じる蛍光を利用することでツリウムを
添加した光増幅器が実現される。ツリウムを添加した光
増幅器を利用することによって1.4μm波長帯で高い
利得を得るために、フッ化物系ガラスおよびテルライト
系ガラスに対する研究が活発に進行している。
から発生する1.4μm帯域の近赤外線蛍光を利用する
光増幅器では、800nm帯域でフォトンエネルギーを
吸収する3H4レベルから、800nm帯域、1,450
nm帯域および2,300nm帯域において蛍光が同時
に放出される。この場合、各蛍光の強度は、蛍光転移分
配比(branching ratio)に大きく影響
を受ける。1.4μm帯域の蛍光転移分配比は、800
nm帯域の蛍光に比べて約10%低い。そのため、3H4
レベルに励起した電子の大部分は、800nm帯域の蛍
光を放出しながら3H6に遷移する。したがって、ツリウ
ムを添加した光増幅器では、800nm帯域における蛍
光の増幅された自発放出(ASE)またはレイジングの
ために、1.4μm帯域の増幅効率が低下する。
ムの構成だけでなく光ネットワークを構成するためにも
重要な素子になってきている。そのため、1.2μmか
ら1.6μm範囲にある従来のシングルモードシリカ系
光ファイバのトランスミッションウィンドウ(tran
smission window)に関して多様な光フ
ァイバ増幅器が開発されてきた。
ベル)から3F4(下位レベル)への誘導遷移に基づいた
ツリウム(Tm3+)を添加した光ファイバ増幅器が提案
されてきた。これらTm3+を添加した光ファイバ増幅器
の増幅は、上位レベルの蛍光寿命が下位レベルの蛍光寿
命より短く、密度反転の形成が困難であるという事実に
よって制限される。したがって、Tm3+を添加した効率
的な光増幅器を構築するためには、下位レベルの密度を
減少させる必要がある。
減少するための種々の方法が提案されている。それらの
方法の1つは、ホルミウムイオン(Ho3+)を効果的な
共添加イオンとして提案している。高利得光ファイバの
コアにHo3+をTm3+と共添加することによって、エネ
ルギー伝達プロセスを通して、Tm3+における下位レベ
ルの密度が減少される。Ho3+は、下位レベルの密度を
效果的に減少させ、交差緩和によって上位レベルの密度
は減少させないので効率的な増幅が可能となる。
であっても、Tm3+の800nm遷移から生じる、増幅
された自発放出(ASE)の問題は依然として残ってい
る。したがって、本発明の目的は、800nm帯域で発
生する増幅された自発放出を抑制することにより、1,
450nm帯域の利得特性を向上させるための希土類イ
オンを添加した高利得光ファイバを提供することであ
る。
め、本発明にもとづく第1の態様において、光信号を増
幅するための高利得光ファイバは、光信号を増幅するた
めの光ファイバ部分に、第1の希土類イオンが添加され
た第1の層を有するコアと、前記第1の希土類イオンか
ら放出される増幅された自発放出(ASE)を吸収する
ための第2の希土類イオンが添加された第2の層を有す
るクラッドとを有し、前記第1の層と前記第2の層とが
前記コアおよび前記クラッドの残存部分によって分離さ
れていることを特徴とする。
ムイオン(Tm3+)が添加された第1の層を有するコア
と、該コアを被覆するクラッドと、3H4から3H6への遷
移によって生じる蛍光を吸収するために前記Tm3+が添
加された第1の層から離れた第2の層(エネルギー吸収
層)とを備える光ファイバを提供する。コアまたはクラ
ッドに配置される上記エネルギー吸収イオン層は、ジス
プロシウムイオン、ネオジムイオン、またはそれらの組
み合わせから作製することができる。ツリウムイオン層
と上記エネルギー吸収イオン層との距離は、少なくとも
20nmである。
リウムを添加した光ファイバ増幅器では、800nm帯
域で発生する増幅された自発放出(ASE)のために利
得の飽和が起こる。このような現象を防止するために、
800nm帯域の蛍光を吸収し、1,450nm帯域の
蛍光は吸収しないジスプロシウムイオンまたはネオジム
イオンを利用する。
ファイバの構造では、ジスプロシウムまたはネオジムイ
オンの層が、ツリウムを添加した層を取り囲み、ツリウ
ムイオンの遷移から生じる800nm帯域のフォトンを
吸収する。この時、光ファイバは、800nm帯域の蛍
光が放出されるエネルギーレベルの蛍光寿命の変化がな
いべきである。この条件を満足するために、エネルギー
吸収イオン層とツリウムが添加される層とは、輻射エネ
ルギー伝達を生じ、および非輻射エネルギー伝達を阻害
するような一定距離だけ離されなければならない。すな
わち、非輻射エネルギー伝達が活発に起きる距離は、お
よそ数nmから数十nmであり、800nm帯域の蛍光
を吸収するために各イオン層は、数nmから数十nmよ
りも遠く離されなければならない。以下、ツリウムイオ
ン層と、ジスプロシウムイオン層またはネオジムイオン
層とが、一定の距離だけ離されなければならない理由に
ついてさらに詳細に説明する。
間の距離が近い場合、すなわち、イオンが共添加される
場合に容易に起こる。このような非輻射エネルギー伝達
の大きさは、一般的にイオン間の距離の6乗に反比例す
る。一方、輻射エネルギー伝達は、放出された蛍光が光
の形態で移動する間に再吸収される方式で起こり、イオ
ン間の距離の2乗に反比例する。したがって、イオン間
の距離が遠くなるほど非輻射エネルギー伝達の影響は迅
速に減少し、かつ輻射エネルギー伝達の影響は大きくな
る。2つのエネルギー伝達の共通点は、それらのエネル
ギー伝達が、エネルギー共鳴の条件(例えば、放出され
るエネルギーと吸収されるエネルギーとが同じである)
を満足した時に生じ易いという点である。一方、差異点
は、非輻射エネルギー伝達の場合は、エネルギーを放出
するイオンの該当レベルの蛍光寿命が減少し、蛍光放出
スペクトルは変化しないが、輻射エネルギー伝達の場合
は、エネルギーを放出するイオンの蛍光寿命は変化せず
に、蛍光放出スペクトルがエネルギーを受容するイオン
の吸収スペクトルに応じて変化するということである。
したがって、ツリウムイオンの蛍光寿命を減少させずに
放出スペクトルの形状を変えるためには、非輻射エネル
ギー伝達を抑制し輻射エネルギー伝達を活性化させる必
要がある。そのためには、ツリウムイオン層とエネルギ
ー吸収イオン層とを、一定距離だけ離さなければならな
い。
に利用される希土類イオンからなるエネルギー吸収イオ
ン層は、下記の条件を満足すべきである。第1に、80
0nm帯域で基底状態の吸収を持つことである。第2
に、1,450nm帯域で吸収が起こらないことであ
る。第3に、非輻射の方法で放出されるようになる吸収
エネルギーを充当することである。これは、エネルギー
レベル間のエネルギーギャップが狭いために、ホスト材
料による非輻射性の多重フォノン緩和機構で吸収エネル
ギーが緩和されるという推定を意味する。ジスプロシウ
ムイオンは、これらの条件を満足する。ネオジムイオン
の場合は、800nm帯域で吸収が起こるが、1,45
0nm帯域では吸収が起こらない。また、ジスプロシウ
ムイオンの場合と比較して、エネルギーレベル間のエネ
ルギーギャップが広いために起こり得る遷移によって蛍
光を生じる。しかし、このような蛍光の波長も、やはり
1,450nm帯域では存在しない。
性を証明するために、以下のような2つの方法を使用し
た。
および波長を、吸収スペクトルの形状および波長と比較
することである。図1は、本発明の好ましい実施態様に
もとづく希土類イオンの吸収スペクトルであり、これは
テルライトガラス(例えば75TeO2−25ZnO−
5Na2O)に各々4モル%のツリウムおよびジスプロ
シウムイオンを添加した条件で測定したものである。図
1から分かるように、ジスプロシウムイオンの吸収エネ
ルギーレベル間のギャップは狭い。そして、図1には示
されていないが、約2,700nmでも吸収ピークが生
じる。これは、Tm3+およびDy3+がフッ化物ガラスま
たはテルライトガラスに共添加される場合、多重フォノ
ン緩和によって放出される蛍光の量子効率が極めて低く
なることを意味する。本発明の実施例では、テルライト
ガラスが基板ガラスとして用いられたが、フッ化物ガラ
スを基板ガラスとして用いてもよい。図2は、800n
m帯域における、ツリウムイオンの蛍光スペクトルと、
ジスプロシウムイオンの吸収スペクトルとを示したもの
である。これらのスペクトルでは、放出スペクトルと吸
収スペクトルとが互いに特定の範囲(すなわち、およそ
800nmの範囲)で重なっているということである。
これは、エネルギー共鳴の条件を満足してツリウムイオ
ンから放出される800nmにおける蛍光が、ジスプロ
シウムイオンによって効率的に吸収され得ることを示し
ている。
ツリウムイオンの蛍光スペクトルと、ネオジムイオンの
吸収スペクトルとを比較したグラフを示すものである。
この結果、ジスプロシウムイオンの場合と類似してお
り、そのため、ツリウムイオンの800nmにおける遷
移から生じるASEを再吸収するために、ジスプロシウ
ムイオンの代わりにネオジムイオンを使用することも可
能である。
加による、ツリウムイオンの各波長帯域における増幅さ
れた自発放出の変化を測定することである。このために
本発明では、ツリウムを単独で添加したサンプルと分光
器のスリットとの間に、ジスプロシウムイオンを添加し
たサンプルを配置した。このような方法によれば、ツリ
ウムイオンとジスプロシウムイオンとの間の非輻射のエ
ネルギー伝達が防止されるので、輻射のエネルギー伝達
に関する影響のみを測定することができる。しかし、実
施において、ツリウムイオンの蛍光寿命は、ジスプロシ
ウムイオンと無関係に一定であることが測定された。本
発明の場合には、ツリウムイオンとジスプロシウムイオ
ンとの間の距離が十分に離れており、2つのイオンの相
対量が最適化されていないので、ジスプロシウムイオン
が誘発する蛍光スペクトル形状の変化が起こらない。し
かし、2つのイオン間の距離を近づけ、濃度を最適化す
れば、明らかに影響が生じる。
る800nm帯域の蛍光スペクトルの変化を示してい
る。図4の結果は、ジスプロシウムイオンの濃度が増加
するにつれ、ツリウムから発生する800nmにおける
蛍光強度が減少することを示している。
る、1,400nm帯域の蛍光スペクトルの変化を示し
たものである。図5から分かるように、1,450nm
帯域では、ジスプロシウムイオンが存在しても蛍光スペ
クトルは影響を受けないことが確認できる。
おけるエネルギー伝達の現象を、1,450nm帯域で
利得を示す、ツリウムを添加させた高利得光ファイバ増
幅器に応用できる。具体的には、光ファイバコア内のツ
リウムイオン層から一定の距離を置いて、ジスプロシウ
ムイオンまたはネオジムイオンの層を形成する。この場
合、2層間の距離は、既に述べたような非輻射エネルギ
ー伝達を抑制するのに十分に離れているべきである。す
なわち、一般的に非輻射エネルギー伝達は、2つのイオ
ンが数十nm程度離れている時に起こるので、2つのイ
オン層の距離が20nmを超える場合は、非輻射エネル
ギー伝達による効果を低下させることができる。このよ
うな方法でジスプロシウムイオン層またはネオジムイオ
ン層をコアの周囲に形成する場合は、高利得光ファイバ
の全長にわたって、800nm帯域における蛍光が吸収
される。したがって、外部から挿入されるフィルタを用
いる場合よりも、増幅された自発放出を效果的に抑制す
ることによって、不必要に用いられる励起エネルギーを
減少させることができる。その上、800nm帯域で起
こるレイジング現象を抑制することで、励起エネルギー
が増加した場合であっても、1,450nm帯域で利得
が飽和されることを防止することができる。
イバのコアあるいはクラッドのいずれかに配置すること
ができる。
いた光ファイバの構造を示す断面図である。本発明にも
とづく光ファイバ10は、ツリウムイオンが添加された
コア2と、該コア2を被覆し、かつジスプロシウムおよ
び/またはネオジムイオンが添加されたクラッド6とか
ら概略構成され、前記コア2と前記クラッドは境界部4
によって分離される。より具体的には、コア2は、ツリ
ウムイオンが添加された第1の層2aとツリウムイオン
が添加されていない層2bとから構成される。また、ク
ラッド6は、ジスプロシウムおよび/またはネオジムイ
オンが添加された第2の層(エネルギー吸収イオン層)
6bと、ジスプロシウムおよび/またはネオジムイオン
が添加されていない層6aおよび6cとから構成され
る。図から分かるように、ツリウムイオンが添加された
第1の層2aと、ジスプロシウムおよび/またはネオジ
ムイオンが添加された第2の層6bとは、それらに添加
された希土類イオンが添加されていない残存部分(すな
わち、図中2bおよび6aからなる領域)により一定距
離だけ離れている必要がある。
ーを、1.4μm帯域の光ファイバ増幅器および光ファ
イバレーザーとして使用することを提案する。その場
合、光ファイバは、コアに添加されたレージングまたは
増幅のためのツリウムイオンと、既に述べたように、ツ
リウムイオンから一定距離だけ離れてクラッドに添加さ
れるジスプロシウムイオンまたはネオジムイオンとを含
有する。
ムイオンの含有量は、下記の基準によって決定できる。
第1に、吸収希土類イオンがコアに添加される場合とし
て、吸収希土類イオンの量は、ツリウムの含有量に比例
させ、800nm帯域の伝播光の閉じ込め係数に反比例
させて決定する。すなわち、希土類イオンの添加量は、
ツリウムイオンの濃度に比例し、閉じ込め係数に反比例
する。第2に、吸収希土類イオンがクラッドに添加され
る場合、添加量は、ツリウムイオンの濃度および閉じ込
め係数に比例させて決定する。但し、正確な比例定数は
実験的に決定することができる。
に関してのみ記述したが、上記の実施態様は本発明を説
明するためのものであって、本発明を制限するためのも
のではないことに留意されたい。また、当業者であれ
ば、本発明の技術思想の範囲内で種々の実施態様の改質
および変更が可能であるということを理解されたい。
イバに希土類イオンを添加することによって800nm
帯域の増幅された自発放出を抑制して1,450nm帯
域の利得特性を向上させることに効果がある。
スペクトルである。
スペクトルとジスプロシウムイオンの吸収スペクトルと
を比較したグラフである。
スペクトルとネオジムイオンの吸収スペクトルとを比較
したグラフである。
域におけるツリウムイオンの蛍光スペクトルの変化を示
すグラフである。
m帯域におけるツリウムイオンの蛍光スペクトルの変化
を示すグラフである。
示す光ファイバの断面図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 光信号を増幅するための高利得光ファイ
バであって、 光信号を増幅するための第1の希土類イオンが添加され
た第1の層を有するコアと、 前記第1の希土類イオンから放出される増幅された自発
放出(ASE)を吸収するための第2の希土類イオンが
添加された第2の層を有するクラッドとを備え、 前記第1の層と前記第2の層とが前記コアおよび前記ク
ラッドの残存部分によって分離されていることを特徴と
する高利得光ファイバ。 - 【請求項2】 前記コアは、前記第2の希土類イオンを
さらに含むことを特徴とする請求項1に記載の高利得光
ファイバ。 - 【請求項3】 前記第2の希土類イオンは、ジスプロシ
ウム(Dy)からなることを特徴とする請求項2に記載
の高利得光ファイバ。 - 【請求項4】 前記コアおよびクラッドは、テルライト
ガラス、またはフッ化物ガラスからなることを特徴とす
る請求項1に記載の高利得光ファイバ。 - 【請求項5】 前記第1の希土類イオンがツリウム(T
m)であることを特徴とする請求項1に記載の高利得光
ファイバ。 - 【請求項6】 前記第2の希土類イオンは、ジスプロシ
ウム(Dy)、ネオジム(Nd)、またはそれらの組み
合わせからなる群から選択されることを特徴とする請求
項1に記載の高利得光ファイバ。 - 【請求項7】 前記光信号は、1.4μm帯域であるこ
とを特徴とする請求項1に記載の高利得光ファイバ。 - 【請求項8】 前記増幅された自発放出は、0.8μm
帯域におけるものであることを特徴とする請求項1に記
載の高利得光ファイバ。 - 【請求項9】 前記コアは、ワイヤー形状であることを
特徴とする請求項1に記載の高利得光ファイバ。 - 【請求項10】 前記クラッドは、中空シリンダー形状
であることを特徴とする請求項1に記載の高利得光ファ
イバ。 - 【請求項11】 前記第1の層と前記第2の層との間の
距離は、少なくともおよそ20nmであることを特徴と
する請求項1に記載の高利得光ファイバ。
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