JP2001184658A - 光ディスク管理情報記録装置、光ディスク - Google Patents

光ディスク管理情報記録装置、光ディスク

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JP2001184658A
JP2001184658A JP36245799A JP36245799A JP2001184658A JP 2001184658 A JP2001184658 A JP 2001184658A JP 36245799 A JP36245799 A JP 36245799A JP 36245799 A JP36245799 A JP 36245799A JP 2001184658 A JP2001184658 A JP 2001184658A
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Hideji Eguchi
秀治 江口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスクの複製防止やソフトの不正使用や
不正コピー防止等の著作権保護に利用可能な光ディス
ク、その光ディスク管理情報記録装置を提供する。 【解決手段】 光ディスクD上の管理領域の特定領域内
にユニークIDを記録しておき、このユニークIDが読
み出し可能であれば記録再生を可能とし、読み出し不可
能ならば記録再生を不可能とするコピーガードディスク
システムに用いられるユニークID記録装置Aであっ
て、ユニークIDをフェーズエンコードした信号bを出
力する変調部A3と、この信号bを14Tパルス列に変
換した記録信号cを出力する変換部A4と、光源から出
射するレーザ光を信号cに基づいて光変調した記録レー
ザ光を集光して、ディスクD上の前記特定領域に相当す
る位置に照射して、ユニークIDをディスクDに記録す
るライトストラテジ回路A5、LDドライバA6、光ヘ
ッドA7とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクの複製
防止やソフトの不正使用や不正コピー防止等の著作権保
護に利用可能な光ディスク、この光ディスクを作製する
光ディスク管理情報記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、再生専用型光ディスクの普及に伴
い、ソフトの不正使用、不正コピーや海賊版が増加し、
著作権者の権利を侵害している。これは、再生専用型光
ディスクに個別にID番号(個別管理情報)が記録でき
ないことや、また、この再生専用型光ディスクの製造装
置が容易に入手できるようになり、かつその操作が簡単
になったことによる。
【0003】CD(コンパクト・ディスク)規格におい
ては、CDの論理データを読み出す機能しかなく、ディ
スクの物理的特徴を検出する機能をもってない。このた
め論理データをビット複写によりコピーするだけで、海
賊版CDが作成できる。また他のディスクにコピーして
も機械的および人為的に摘発が困難なため対策が取られ
ていない。
【0004】こうした海賊版を防止する方法として、原
盤に物理的なマークを加えることにより、ID番号を入
れたりする方法が、従来技術として知られている。この
一つとして、特開平5−325193号公報に示すよう
な海賊版防止方式が知られている。この方式はカッティ
ング時に、意図的に特定の領域の記録時に記録ビームを
トラッキング方向に走査させ、ウォブリングを原盤上に
形成する。このディスクを再生する時は再生プレーヤ側
で、ウォブリング検出回路を設け、このウォブリングが
特定の領域にあるかどうかをチェックする。特定のウォ
ブリング周波数のウォブリングが特定の領域にある場合
は正規ディスク、ない場合は海賊版ディスクと判断す
る。またID番号をウォブリングで記録することも知ら
れている。
【0005】しかし、この物理マークの配置情報は正規
ディスクを観察することにより得られるので、この特殊
な原盤製造装置を海賊版業者が入手した段階で海賊版が
製造されるという問題点があった。
【0006】ところで、DVD(デジタル・ビデオ・デ
ィスクあるいはデジタル・バーサタイル・ディスク)再
生専用規格では、このような問題点を解決するため「B
CA(Burst Cutting Area)」方式が採用されてい
る。BCAとは、作製されたディスクに対し、YAGレ
ーザのような高出力レーザを用い、ディスク基板の反射
膜を細い線状に焼き切ることで、ディスクの1枚1枚で
異なる個別管理番号(ID番号)を付与しようとするも
のである。この焼き切られた線状部分は、ディスク再生
時に光学ヘッド(光ピックアップ)から出射したレーザ
光をディスク上に照射して得られた反射光量が極端に減
少する効果を持っており、その時の再生出力の変動をも
って線状の情報信号を読み取ろうとするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このBCA方
式では、ディスクを製造する時に、新たにBCA刻印機
なるものを購入しなくてはならないという欠点を有して
いた。また、刻印するための工程が増える欠点も有して
いる。一方、記録型光ディスクでは、個別にID番号を
付与するために、実際の情報記録に先立って予めレコー
ダで記録しておく事は可能である。しかし、このID番
号を市販のレコーダで容易に記録できてしまうと、違法
コピーが防止できない。従って、記録型DVDディスク
のDVD−R(Recordable)では、BCAと再生互換性
があり、製造装置では特定の領域に容易に記録が可能
で、且つ、市販のレコーダでは記録が不可能な方法が求
められていた。
【0008】そこで、本発明は、光ディスクに記録され
ている情報の不正なコピーを防止するために、光ディス
ク上の特定半径に位置する管理領域内の特定領域内に光
ディスクの個別管理情報を予め記録しておき、光ディス
クの記録再生に先立って前記個別管理情報が読み出し可
能であれば当該光ディスクの記録再生を可能とし、光デ
ィスクの記録再生に先立って前記個別管理情報が読み出
し不可能ならば当該光ディスクの記録再生を不可能とす
る光ディスクシステムを構築し、この光ディスクシステ
ムに適合して前記個別管理情報を記録する光ディスク管
理情報記録装置を提供することによって、この光ディス
ク管理情報記録装置で作製された光ディスクは前記光デ
ィスクシステムに適合する市販のレコーダ、再生プレー
ヤで読み出すことが出来、この光ディスクの記録再生を
行うことが出来、一方、市販のレコーダは前記個別管理
情報の記録が不可能である。従って、前記個別管理情報
が読み出せない光ディスクを不正なコピーにより作製さ
れた光ディスクと判別することによって、光ディスクに
記録されているコンテンツの不正使用、不法コピーと光
ディスクの海賊盤の再生動作防止を行うことが出来る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、次の(1),(2)の構成を有する光デ
ィスク管理情報記録装置、光ディスクを提供する。 (1) 図2、図3に示すように、光ディスクD(記録
型光ディスク、例えばDVD−R 1(図1))に記録
されている情報(コンテンツ情報)の不正なコピーを防
止するために、前記光ディスクD上の特定半径に位置す
る管理領域の特定領域(DVD−R規格(物理フォーマ
ット)で規定されているリードインエリア内、コントロ
ールデータゾーン内の特定番地のコントロールデータブ
ロック)内に光ディスクDの個別管理情報(ユニークI
D、例えばシリアルID番号)を予め記録しておき(以
下、個別管理情報は前記したコントロールデータブロッ
ク内の未定義ブロックであるBP17〜31,BP40
〜2047のいずれか1のブロックに記録しておき)、
光ディスクDの記録再生に先立って前記個別管理情報が
読み出し可能であれば当該光ディスクDの記録再生を可
能とし、光ディスクDの記録再生に先立って前記個別管
理情報が読み出し不可能ならば当該光ディスクDの記録
再生を不可能とする光ディスクシステム(コピーガード
ディスクシステム)に用いられ、かつ光ディスクDの前
記個別管理情報を記録する光ディスク管理情報記録装置
(ユニークID記録装置A)であって、前記個別管理情
報をフェーズエンコード(すなわちDVD−R規格で規
定されているBCAで採用されているフェーズエンコー
ド(図5に示すPE−RZ変調)したフェーズエンコー
ド信号(図3(B)に示すRZ変調信号b)を出力する
変調手段(RZ変調部A3)と、前記フェーズエンコー
ド信号bを、所定数のパルスで1組を構成しかつこの組
が連続してなる一連のパルス信号(図3(D)に示す、
パルス幅14Tのパルスが5つ集まって1組を形成し、
この組が連続しているパルス列)に変換して(図3
(C)に示す記録信号c)出力する変換手段(14Tパ
ルス変換部A4)と、前記パルス信号cによって光変調
した記録レーザ光(図3(E)に示すレーザ光波形d)
を集光して、光ディスクD上の特定半径に位置する前記
管理領域内の特定領域内に照射して、前記個別管理情報
を光ディスクDに記録する(ライトストラテジ回路A
5、LDドライバA6、光ヘッドA7を備えた)照射手
段とを備えたことを特徴とする光ディスク管理情報記録
装置。 (2) 請求項1記載の光ディスク管理情報記録装置で
作製された光ディスクであって、光ディスクの特定半径
に位置する管理領域内の特定領域に、光ディスクの個別
管理情報が記録されていることを特徴とする光ディス
ク。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光ディスク管理情
報記録装置、光ディスクについて、図面に沿って、その
構成と動作を説明する。
【0011】後述するように、本発明の光ディスク管理
情報記録装置は、光ディスクに記録されている情報の不
正なコピーを防止するために、光ディスク上の特定半径
に位置する管理領域内の特定領域内に光ディスクの個別
管理情報を予め記録しておき、光ディスクの記録再生に
先立って前記個別管理情報が読み出し可能であれば当該
光ディスクの記録再生を可能とし、光ディスクの記録再
生に先立って前記個別管理情報が読み出し不可能ならば
当該光ディスクの記録再生を不可能とする光ディスクシ
ステムに用いられ、かつ光ディスクの前記個別管理情報
を記録する光ディスク管理情報記録装置である。ここ
で、光ディスクD上の特定半径位置にある管理領域の特
定領域は、例えば、DVD−R規格(物理フォーマッ
ト)で規定されているリードインエリア内、コントロー
ルデータゾーン内の特定番地のコントロールデータブロ
ックのことであり、また、当該光ディスクDの個別管理
情報はユニークID、例えばシリアルID番号を指す。
【0012】また、その具体的な構成は、前記個別管理
情報を所定の態様でフェーズエンコードしたフェーズエ
ンコード信号を出力する変調手段と、前記フェーズエン
コード信号を、所定数のパルスで1組を構成しかつこの
各組が連続してなる一連のパルス信号に変換して出力す
る変換手段と、前記パルス信号によって光変調した記録
レーザ光を集光して、光ディスク上の特定半径に位置す
る前記管理領域内の特定領域内に照射して、前記個別管
理情報を光ディスクに記録する照射手段とを備えたもの
である。
【0013】始めに、図1を用いてDVD記録型光ディ
スクの一例として、DVD−Rの構造について説明す
る。DVD−R1に情報を記録する際には、情報記録装
置においてグルーブトラック2のウォブリングの周波数
を検出することにより回転制御情報を取得してDVD−
R1を所定の回転速度で回転制御すると共に、前記した
プリピット4を検出することにより、予めプリ情報を取
得し、それに基づいて記録光としての光ビームBの最適
出力等が設定されると共に、情報を記録すべきDVD−
R1上の位置であるアドレス情報等が取得され、このア
ドレス情報に基づいて記録情報が対応する記録位置に記
録される。
【0014】ここで、記録情報の記録時には、光ビーム
Bをその中心がグルーブトラック2の中心と一致するよ
うに照射してグルーブトラック2上に記録情報に対応す
る記録情報ピットを形成することにより記録情報を形成
する。この時、光スポットSPの大きさは、その一部が
グルーブトラック2だけでなく、隣接トラックであるラ
ンドトラック3にも跨って照射されるように設定され
る。そして、このランドトラック3に照射された光スポ
ットSPの一部の反射光を用いてプッシュプル法(DV
D−R1の回転方向に平行な分割線により分割された光
検出器を用いたプッシュプル法のことである。以下、ラ
ジアルプッシュプル方式という)によりプリピット4か
らプリ情報を検出して当該プリ情報が取得されると共
に、グルーブトラック2に照射されている光スポットS
Pの反射光を用いてグルーブトラック2からウォブリン
グ信号が検出されて回転制御用のクロック信号が取得さ
れる。
【0015】次に、前述したDVD−R1の1枚毎のデ
ィスク個別管理情報であるユニークID、例えばシリア
ル番号をディスク製造装置で記録する動作を、図2,図
3を用いて説明する。このディスク製造装置であるユニ
ークID記録装置Aは、図2に示すように、シリアル番
号発生部A1、入力部A2、RZ(Retern to Zero)
変調部A3、14Tパルス変換部A4、ライトストラテ
ジ回路A5、LDドライバA6、光ヘッドA7、スピン
ドルモータA8を備えている。前記した入力部A2は暗
号エンコーダA21、ECC(エラー訂正コード)エン
コーダA22を備えている。図2中、Dは光ディスクで
あり、前記したDVD−R1に相当する。
【0016】上記した構成を有するユニークID記録装
置AのユニークID記録動作について説明する。シリア
ル番号発生部A1から発行されたシリアル番号は、暗号
エンコーダA21で必要に応じてリードソロモン関数等
により署名もしくは暗号化され、ECCエンコーダA2
2によりエラー訂正符号化とインターリーブがかけられ
る。次にRZ変調部A3により、後述する図5に示す如
くのフェーズエンコーディング(PE)−RZ変調が行
われる。
【0017】RZ変調部A3は、入力部A2から出力す
る記録データa(図3(A))を、PE−RZ変調信号
であるRZ変調信号b(図3(B))に変換する。ここ
までは、前記したBCAの記録方法と同じであるが、以
降の説明はBCAの記録方法とは異なる部分であり、本
発明の要部とするところである。光ヘッドA7は、光デ
ィスクD上の特定の半径に位置し、光ディスクDは、グ
ルーブトラック2のウォブリングに同期して、CLV
(Constant Linear Velocity)回転制御される。ま
た、トラッキングサーボにより、光ヘッドA7のレーザ
ビームはグルーブトラック2上をトレースする。
【0018】こうして、グルーブトラック2に隣接する
ランドトラック3からプリ情報を検出再生して、トレー
ス中のブロックアドレス及び相対セクタアドレスが読み
取られる。RZ変調信号bはグルーブトラック2を再生
して得られるウォブリングに同期したクロック信号にお
いて作られる。本実施例では、図3(B)に示すRZ変
調信号bを、所定数のパルスで1組を構成しかつこの各
組が連続してなる一連のパルス信号である記録信号c
(図3(C))を生成する。ここで、この記録信号cは
長マーク記録信号(すなわち図3(D)に示す、パルス
幅が例えば14T(T:チャンネル周期)のパルスが例
えば5つ集まって1組を形成し、この組が連続している
パルス列)である。この記録信号cはDVD−R規格で
規定されたライト・ストラデジ(Write Strategy)と呼
ばれるレーザ発光波形d(図3(E))に変換される。
この後、レーザ発光波形dが前記したリードインエリア
内、コントロールデータゾーン内の特定番地のコントロ
ールデータブロック(シリアル番号が記録される特定ブ
ロック)に照射されることによって、ここにシリアル番
号に応じた記録マークe(図3(F))が順次形成され
る。ここでは、一例としてパルス幅が14Tを用いて声
明してるが、前記したパルス幅は14Tに限定されるも
のではなく、3〜11Tのうちのいずれかであっても構
わない。また必要に応じてパルス5つを1組と限定する
ものではなく5つ以外であっても良い。
【0019】市販のレコーダは前記したBCを読み出す
機能は有していても、前記した記録マークeに対応する
シリアル番号を読み取る機能はないために、前記した1
4Tパルス変換部A4は有していない。この結果、市販
のレコーダでは、前記したユニークID記録装置Aのよ
うに、ディスク1枚毎に異なるシリアル番号を光ディス
クDのリードインエリア内、コントロールデータゾーン
内の特定番地のコントロールデータブロックに記録でき
ないのである。
【0020】次に、ユニークIDであるシリアル番号の
再生動作を、図4を用いて説明する。図4において、レ
コーダ又は再生プレーやに搭載されている光ヘッドによ
り、光ディスクDのリードインエリア内、コントロール
データゾーン内の特定番地のコントロールデータブロッ
ク内に形成された記録マークe(図4(A))に対して
読取用のレーザ光が照射されると、この記録マークe上
から反射した反射光に基づいて、図4(B)に示すよう
に、記録マークeに応じたエンべロープ波形の再生信号
fが得られる。
【0021】通常の記録信号では発生しない特異な低反
射部の再生パターンが得られ、この信号を図示しない低
域フィルタ(LPF)を通すことにより、フィルタ通過
後の信号g(図4(C))が得られる。これを図示しな
いコンパレータで所定レベルでスライスすると、図4
(D)に示すような低反射部と高反射部とで2値化され
た2値化信号hが得られる。さらに、図4(E)に示す
ように、この2値化信号hから後述する図示しないPE
−RZ復調部(前記したRZ変調部A3と相補的な復調
部)により、暗号もしくはシリアル番号を含むデータが
復調される。
【0022】次に、DVD−R規格のBCAで採用され
ている、RZ記録とPE変調(PE−RZ変調)の動作
を説明する。図5は、RZ記録をPE変調させた場合の
信号(前記したRZ変調信号b(図3(b))に対応)
と記録マーク列(前記した記録マークe(図4(A))
に対応)を示す。まず、「0」のデータを記録する場合
には、図5(A)に示すように2つのタイムスロット2
0a,21aのうち左のスロット20aへデータを記録す
る。一方、「1」のデータを記録する場合には、図5
(B)に示すように右のスロット21aにデータを記録
する。これに応じて、光ディスクDのリードインエリア
内、コントロールデータゾーン内の特定番地のコントロ
ールデータブロック内には、図5(C),(D)にそれ
ぞれ示すように、「0」のデータの場合は左の記録領域
25a,「1」のデータの場合には右の記録領域26bに
記録マーク列(記録マークe)として記録される。
【0023】こうして、「010」のデータの場合、図
5(E)に示すように、パルス24cが左つまり
「0」、パルス24dが右つまり「1」、パルス24e
が左つまり「0」のタイムスロットに出力され、光ディ
スクDのリードインエリア内、コントロールデータゾー
ン内の特定番地のコントロールデータブロック内に、記
録マークeが左,右,左の位置に光ヘッドにより記録さ
れる。
【0024】このような、PE−RZ変調は、BCAの
記録で採用されている方法であるが、本発明では、BC
A記録に使われるYAGレーザのような高出力レーザに
よる反射膜破壊ではなく、ユニークID記録装置Aの光
ヘッドA7による記録マークeを形成する記録方法を採
っている。
【0025】さて、図4を用いて、前記したユニークI
Dの復調動作をさらに具体的に説明する。DVD−R規
格(物理フォーマット)で規定されているリードインエ
リア内、コントロールデータゾーン内の物理フォーマッ
ト情報の特定番地にBCAが記録されているかどうかを
示すBCAフラグが予め記録されている。BCAの存在
の有無を記述するのは、DVDファミリー共通の規格で
あり、ここではユニークIDがBCAの代わりに用いら
れる。即ち、BCAフラグが「1」であれば、記録マー
クeが存在していることを示し、BCAフラグが「0」
であれば、記録マークeが存在しないことを示す。本発
明の場合には、BCAフラグをユニークIDの存在の有
無を記述するのに用いられる。これによって、DVD−
R規格のBCAのフォーマットを乱すことなく、ユニー
クIDの有無を確認できる。
【0026】まず、光ディスクDの内周にある光ディス
クDのリードインエリア内、コントロールデータゾーン
に相当する半径位置上に、光ヘッド(光ピックアップ)
を移動させる。このコントロールデータゾーンに格納さ
れているBCAフラグを始めとするコントロールデータ
は主情報なので8−16変調されている。
【0027】こうして、光ヘッドがコントロールデータ
の中のBCAフラグが「1」であることを検出すると、
コントロールデータゾーン内の特定番地のコントロール
データブロック内に格納されている記録マークeを再生
する。記録マークeが図4(B)に示すような再生信号
fで再生される。
【0028】再生信号fは、ローパスフィルタを通過す
ると図4(C)に示すフィルタ通過信号gになり、レベ
ルスライサで、ユニークIDの記録マーク列は図4
(D)に示すように2値化信号hが出力される。この信
号hを図4(E)に示すように、PE−RZ復調し、E
CCデコーダにおいてECCデコードすることにより副
情報であるユニークIDデータが出力される。このよう
にして、PE−RZ変調の復調部でユニークIDデータ
を復調再生することができる。
【0029】上述したのは、DVD記録型光ディスクの
一例としてDVD−Rの構造について説明したが、本発
明は、これに限定されることなく、DVD記録型光ディ
スクとして、繰り返し記録再生可能なDVD−RW、D
VD−RAMであっても良い。
【0030】上述したのは、ディスクの1枚毎の個別管
理情報であるユニークIDの一例として、シリアル番号
を用いたことについて説明したが、本発明は、これに限
定されることなく、ユニークIDとして、数字ばかりで
なく、英数字、ひらがな、カタカナ、あるいはねこれら
の組み合わせ、また、これらをデジタルデータ化したも
のであっても良い。
【0031】
【発明の効果】上記したように、本発明によれば、例え
ば、記録が可能な光ディスクに市販のレコーダでは記録
できない特殊な記録パターンで、不正使用、不法コピー
と海賊盤防止情報等のディスクの個別管理情報を記録す
ることにより、ディスクの不正使用、その不正コピー、
海賊盤ソフトの動作停止や摘発を可能とする光ディスク
を提供することが出来る。また、ディスクの個別管理情
報であるユニークIDを読み出すときはトラッキング制
御を行ってこれを読み出すので、BCAのようにエンベ
ロープが絶えず変動するような欠点は無く、また、BC
Aに比べて占有領域が非常に少なくて済む利点が有り、
さらに、BCAと再生互換性があるので、従来のBCA
検出回路及びデコード回路がそのまま利用できる利点も
有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】DVD−Rディスクの構造を説明する説明図で
ある。
【図2】本発明の光ディスク管理情報記録装置の一実施
例であるユニークID記録装置の主要なブロック構成図
である。
【図3】ユニークID記録装置の記録動作を説明するた
めの図である。
【図4】ユニークIDを記録した光ディスクからユニー
クIDを再生する再生動作を説明するための図である。
【図5】RZ記録とPE変調の動作説明図である。 1 DVD−R A ユニークID記録装置(光ディスク管理情報記録装
置) A3 RZ変調部(変調手段) A4 14Tパルス変換部(変換手段) A5 ライトストラテジ回路 A6 LDドライバ A7 光ヘッド b RZ変調信号(フェーズエンコード信号) c 記録信号 d レーザ光波形 D 光ディスク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクに記録されている情報の不正
    なコピーを防止するために、光ディスク上の特定半径に
    位置する管理領域内の特定領域内に光ディスクの個別管
    理情報を予め記録しておき、光ディスクの記録再生に先
    立って前記個別管理情報が読み出し可能であれば当該光
    ディスクの記録再生を可能とし、光ディスクの記録再生
    に先立って前記個別管理情報が読み出し不可能ならば当
    該光ディスクの記録再生を不可能とする光ディスクシス
    テムに用いられ、かつ光ディスクの前記個別管理情報を
    記録する光ディスク管理情報記録装置であって、 前記個別管理情報をフェーズエンコードしたフェーズエ
    ンコード信号を出力する変調手段と、 前記フェーズエンコード信号を、所定数のパルスで1組
    を構成しかつこの各組が連続してなる一連のパルス信号
    に変換して出力する変換手段と、 前記パルス信号によって光変調した記録レーザ光を集光
    して、光ディスク上の特定半径に位置する前記管理領域
    内の特定領域内に照射して、前記個別管理情報を光ディ
    スクに記録する照射手段とを備えたことを特徴とする光
    ディスク管理情報記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光ディスク管理情報記録
    装置で作製された光ディスクであって、 光ディスクの特定半径に位置する管理領域内の特定領域
    に、光ディスクの個別管理情報が記録されていることを
    特徴とする光ディスク。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004019325A1 (en) * 2002-08-22 2004-03-04 Lg Electronics Inc. High-density optical disc and method for recording/reproducing data thereof

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