JP2001184113A - 工作機械の制御装置とその方法 - Google Patents

工作機械の制御装置とその方法

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JP2001184113A JP36832499A JP36832499A JP2001184113A JP 2001184113 A JP2001184113 A JP 2001184113A JP 36832499 A JP36832499 A JP 36832499A JP 36832499 A JP36832499 A JP 36832499A JP 2001184113 A JP2001184113 A JP 2001184113A
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Satoru Kato
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工作機械内のサーボのない制御対象も、数値
(NC)装置とプログラマブルコントローラ装置(PC
装置)とを用いて制御可能とする。 【解決手段】 PC装置13にサーボ制御演算部135
とロジカルアクチュエータドライブ回路136を付加す
る。サーボのない制御対象124の第3のエンコーダ1
442の検出信号をNC装置11で入力し、データ共用
部15を介してサーボ制御演算部135に入力してサー
ボ制御演算を行い、アクチュエータドライブ回路136
を介してアクチュエータ1441を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、数値制御装置とプ
ログラマブルコントローラとを備えて工作機械を制御す
る制御装置とその制御方法に関するものであり、特に、
サーボが存在しない場合の制御装置とその制御方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】図3に図解したような、数値制御工作機
械32を制御するため、数値制御(NC)装置31と、
プログラマブルコントローラ(PC)装置33とを併用
した工作機械の制御装置(システム)30が使用されて
いる。NC装置31は、サーボモータ51を駆動して工
作機械を数値制御する。すなわち、工作機械を駆動する
サーボモータ51の回転位置をエンコーダ52で検出す
る。エンコーダ52で検出した位置情報がNC装置31
に入力され、NC装置31内において入力した位置情報
を用いてサーボ制御演算を行い、その制御演算に基づい
てサーボモータ51を駆動して工作機械を制御する。こ
のような数値制御を連続して実施することにより、工作
機械がワークを目標の形状に加工していく。PC装置3
3は、通常、工作機械のインターロック、オン/オフ制
御対象などをシーケンス制御(または、シーケンシャル
制御)して、リレーなどを駆動する。
【0003】このように、工作機械32の3次元的な加
工を行うNC装置31と、インターロック、オン/オフ
制御を行うPC装置33とが機能分担して工作機械の制
御を行っている。すなわち、NC装置33は工作機械の
3次元的な加工に適したサーボ制御処理などを行うよう
に構成されており、シーケンス制御は行わない。逆に、
PC装置33はシーケンス制御を行うのに適した処理を
行うように構成されており、数値制御は行わない。
【0004】このような事情から、NC装置には、サー
ボ制御を行うとき必要な位置または角度を検出するため
サーボモータの回転軸に接続されたエンコーダなどのセ
ンサの検出信号を入力する、インタフェース回路、入力
ハードウエア回路などの回路が設けられており、信号入
力処理プログラムが内蔵されている。エンコーダ52と
いっても、インクリメンタル型のエンコーダと、アブソ
リュート型のエンコーダとがあり、信号入力処理プログ
ラムはそのようなエンコーダの種別の相違に則した処理
も行う。さらに、NC装置には、入力した信号を処理し
て工作機械を3次元的に加工するための制御指令を演算
する制御演算プログラム、演算した制御指令に基づいて
サーボモータを駆動する駆動プログラムが内蔵されてお
り、サーボモータを駆動するためのドライバ回路、イン
タフェース回路なども設けられている。
【0005】PC装置33には、シーケンス制御を行う
に必要なスイッチ、リレーなどのオン/オフ状態を入力
するためのディジタル・インタフェース回路、ディジタ
ル入力回路が設けられ、そのようなディジタル信号を入
力して信号処理するためのディジタル信号入力処理プロ
グラムが内蔵されている。プログラマブルコントローラ
は、内蔵された論理演算処理プログラムを動作させてデ
ィジタル信号処理したデータについて論理的な演算を行
って、ドライバ回路、および、そのインタフェース回路
を介して、リレー、アクチュエータなどを駆動してい
る。
【0006】NC装置31とPC装置33とは、それぞ
れマイクロコンピュータなどのコンピュータを内蔵して
いるから、たとえば、Mコードαを用いて相互に情報交
換することができる。さらに、両者にプログラムを準備
し、ハードウエアを整備すれば、NC装置31で数値制
御に加えてシーケンス制御することも原理的には可能で
あるし、逆に、PC装置33でシーケンス制御に加えて
数値制御を行うことも原理的には可能であるが、実際に
は、それぞれ、専用機として最適かつ十分な処理を効率
よく行うことが可能なように構成されて、製品化されて
きた。そのような機能を分担させて専用機として構成す
ることにより、それぞれが標準化でき、短時間で製造で
き、低価格で製造できるという利点があるからである。
また、種々の用途に応じてプログラムを製作していくと
プログラム製作に時間ががかり、バグなどによる信頼性
の低下の問題が起こる。加えて、インタフェース回路、
ドライバ回路などを用途ごとに構成していくと、ハード
ウエア回路の設計変更、製作時間の長期化などの問題で
ハードウエア装置も高価格になり、信頼性の低下の問題
に遭遇する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、工作機
械の全ての制御対象が、上述したような機能分担に適合
させて分離されている訳ではないし、そのような機能分
担に合致しない制御対象も増加している。
【0008】たとえば、工作機械内の制御対象が、サー
ボモータによる駆動ではなく、たとえば、油圧モータな
どのロジカルアクチュエータなどで駆動される場合であ
る。そのような場合でも、その制御対象の位置、角度な
どは制御対象の動きをエンコーダで直接検出する。エン
コーダの検出信号は上述したように、NC装置31で入
力して信号処理することが好ましい。その検出信号に応
じて工作機械を駆動する制御演算もNC装置31におけ
る既存のプログラムを使用することが好ましい。しかし
ながら、NC装置31には、油圧モータなどのロジカル
アクチュエータを駆動するためのドライバ処理プログラ
ムが内蔵されていず、そのようなロジカルアクチュエー
タを駆動するためのドライバ回路、インタフェース回路
が設けられていない。
【0009】逆に、制御対象はサーボ制御されるが、そ
の制御結果を正確に検出するため、エンコーダではな
く、たとえば、リニアスケールなどで検出する場合があ
る。しかしながら、NC装置31には、リニアスケール
などのセンサの検出信号を入力し、処理するプログラム
が内蔵されていないし、リニアスケールの信号を入力す
るためのインタフェース回路と、入力回路が設けられて
いない。
【0010】そのような問題を克服する方法としては、
サーボ制御もシーケンス制御も可能な第3の制御装置を
導入することは原理的には可能である。しかしながら、
少ない制御対象について、そのような第3の制御装置を
導入することは、価格を高騰させて実用的ではない。
【0011】また、NC装置31をプログラマブルコン
トローラの処理も可能なようにプログラムを追加し、ハ
ードウエア回路を増設するか、逆に、PC装置33をN
C制御処理が可能なようにハードウエアを付加し、プロ
グラムを追加することも、原理的には可能であるが、適
切な対策ではない。
【0012】本発明は、上述した課題を克服し、設備を
増加させずに、数値(NC)装置と、プログラマブルコ
ントローラ装置(PC装置)との両者の不足を補う処理
および構成を補完しあった効果的な工作機械の制御装置
を構成することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、工作機
械を論理的に駆動するロジカルアクチュエータと、工作
機械をサーボ駆動するサーボアクチュエータと、前記ロ
ジカルアクチュエータまたは前記サーボアクチュエータ
によって駆動された工作機械の状態を位置、角度などと
して検出する第1の検出手段と、前記ロジカルアクチュ
エータまたは前記サーボアクチュエータによって駆動さ
れた工作機械の状態をロジカル信号として検出するロジ
カル信号検出手段と、数値装置(NC装置)と、プログ
ラマブルコントローラ装置(PC装置)とを有する工作
機械の制御装置であって、前記NC装置は、前記第1の
検出手段の検出信号を入力する第1のデータ入力手段
と、該第1の入力手段で入力した信号を保持する第1の
データ保持手段と、該第1のデータ保持手段に保持され
た前記検出信号を用いて前記工作機械のサーボ制御指令
を生成する第1のサーボ制御処理手段と、該第1のサー
ボ制御処理手段で生成した制御指令に応じて前記サーボ
アクチュエータを駆動する第1のサーボドライブ手段
と、前記第1のデータ保持手段に接続された第1のデー
タ交信手段とを有し、前記PC装置は、ロジカル信号入
力手段と、前記第1のデータ交信手段と交信して前記第
1のデータ保持手段に保持されている前記検出信号を受
信する第2のデータ交信手段と、該受信したデータおよ
び前記ロジカル信号入力手段で入力したデータを保持す
る第2のデータ保持手段と、該第2のデータ保持手段に
保持されているロジカルデータを用いて論理演算を行う
論理演算制御手段と、該論理演算制御手段で演算した結
果に応じてロジカル出力を行うロジカルドライブ手段
と、前記第2のデータ保持手段に保持されている前記検
出信号を用いて前記工作機械のサーボ制御指令を生成す
る第2のサーボ制御処理手段と、該第2のサーボ制御処
理手段で生成した制御指令に応じて前記ロジカルアチュ
エータを駆動する第2のロジカルドライブ回路とを有す
る、工作機械の制御装置が提供される。
【0014】前記数値制御装置は第1のコンピュータを
有し、前記プログラマブルコントローラは第2のコンピ
ュータを有し、前記第1の保持手段と、第1のデータ交
信手段と、前記第2のデータ交信手段と、第2のデータ
保持手段とが、前記数値制御装置の第1のコンピュータ
と、前記プログラマブルコントローラの第2のコンピュ
ータの両者から直接アクセス可能な共用メモリで構成さ
れ得る。
【0015】前記数値制御装置は第1のコンピュータを
有し、前記プログラマブルコントローラは第2のコンピ
ュータを有し、前記第1のデータ交信手段は前記第1の
コンピュータのデータ通信手段で構成され、前記第2の
データ交信手段は前記第2のコンピュータのデータ通信
手段で構成され、第1のデータ通信手段と第2のデータ
通信手段とが、所定の通信規約に従って相互にデータを
交信できる。
【0016】本発明の第1の観点によれば、工作機械を
論理的に駆動するロジカルアクチュエータと、工作機械
をサーボ駆動するサーボアクチュエータと、前記ロジカ
ルアクチュエータまたは前記サーボアクチュエータによ
って駆動された工作機械の状態を位置、角度などとして
検出する第1の検出手段と、前記ロジカルアクチュエー
タまたは前記サーボアクチュエータによって駆動された
工作機械の状態をロジカル信号として検出するロジカル
信号検出手段とを有する工作機械の制御方法であって、
前記第1の検出手段の検出信号を入力する工程と、該入
力した信号を保持する工程と、該保持された前記検出信
号を用いて前記工作機械のサーボ制御指令を生成する工
程と、該生成した制御指令に応じて前記サーボアクチュ
エータを駆動する工程と、第1のデータ交信工程と、を
有するサーボ制御工程と、ロジカル信号を入力する工程
と、前記第1のデータ交信工程と協動して前記保持され
ている前記検出信号を受信する工程と、該受信したデー
タおよび前記ロジカル信号入力したデータを保持する工
程と、該保持されたロジカルデータを用いて論理演算を
行う論理演算制御工程と、該論理演算した結果に応じて
ロジカル出力を行う工程と、前記保持されている前記検
出信号を用いて前記工作機械のサーボ制御指令を生成す
る工程と、該生成した制御指令に応じて前記ロジカルア
チュエータを駆動する工程と、を有するプログラマブル
コントロール工程とを具備する工作機械の制御方法が提
供される。
【0017】数値(NC)装置、プログラマブルコント
ローラ装置(PC装置)ともに既存の回路、処理機能を
活用しつつ、特に、PC装置にサーボ制御処理機能を付
加して、かつ、必要とするデータを共用化して、サーボ
の存在しない制御対象も、NC装置とPC装置とが協動
して制御可能とする。
【0018】
【発明の実施の形態】図1を参照して本発明の工作機械
の制御装置について述べる。図1は本発明の工作機械の
制御装置の1実施の形態の構成図である。図1の工作機
械の制御装置10は、数値(NC)装置11と、NC工
作機械12と、プログラマブルコントローラ装置(PC
装置)13と、駆動・検出部14とを有して構成されて
いる。
【0019】NC工作機械12は、本実施の形態におい
ては、4種の制御対象121〜124を有している。4
種の制御対象121〜124に対応して、駆動・検出部
14には、4種の駆動・検出部141〜144が設けら
れている。
【0020】第1の制御対象121はサーボ制御される
制御対象であり、第1の駆動・検出部141内の第1の
サーボモータ1411によって駆動され、その結果が第
1のエンコーダ1412によって検出される。第1の制
御対象121は、通常通り、NC装置11で制御される
ものである。
【0021】第2の制御対象122はサーボ制御される
対象であり、第2のサーボモータ1421によって駆動
されるが、第2の制御対象122の状態が第2のサーボ
モータ1421の動作を検出する第2のエンコーダ14
22ではなく、第2の制御対象122の動作を直接検出
するスケール1423によって検出されるものである。
本実施の形態において、スケール1423の検出結果が
PC装置13で検出され、NC装置11において制御演
算が行われ、NC装置11から第2のサーボモータ14
21を駆動される。
【0022】第3の制御対象123は、インターロック
回路、スイッチ、リレー回路などであり、ロジカルアク
チュエータとしてのリレー1431のコイルが駆動さ
れ、リレーの接点1432がリレーの動作結果を示すロ
ジカル信号1432としてPC装置13に入力される。
第3の制御対象123は、PC装置13による通常の制
御対象である。
【0023】第4の制御対象124は、サーボ制御対象
であるが、そのアクチュエータがロジカルアクチュエー
タ1441によって駆動され、その結果が第3のエンコ
ーダ1442で検出されるものである。本実施の形態に
おいては、第3のエンコーダ1442の検出信号はNC
装置11に入力されて、ロジカルアクチュエータ144
1がPC装置13から駆動される。
【0024】NC装置11は、サーボ入力回路111
と、第1のメモリ回路112と、第1のサーボ制御演算
部113と、第1のサーボドライブ回路114と、第1
のデータ交信手段115を有する。
【0025】PC装置13は、ロジカル入力回路131
と、第2のメモリ回路132と、論理演算制御回路13
3と、ロジカルドライブ回路134と、第2のサーボ制
御演算部135と、ロジカルアクチュエータドライブ回
路136と、第2のデータ交信手段137とを有する。
【0026】第1の制御対象121の制御について述べ
る。第1のエンコーダ1412が第1のサーボモータ1
411の回転位置検出信号をサーボ入力回路111に入
力する。サーボ入力回路111とそ第1のエンコーダ1
412の検出信号を入力して第1のメモリ回路112に
出力する。第1のメモリ回路112は第1のエンコーダ
1412の検出信号を保存(保持または記憶)する。第
1のサーボ制御演算部113は、第1のメモリ回路11
2から第1のエンコーダ1412の検出値を読み出し、
検出値が第1の制御対象121の装置制御指令になるよ
うにサーボ制御演算を行う。第1のサーボドライブ回路
114は第1のサーボ制御演算部113の結果に応じて
第1のサーボモータ1411を駆動する。以上の処理が
反復される。この動作は通常のサーボ制御動作であり、
既存の方法と同じである。
【0027】第3の制御対象123の制御について述べ
る。PC装置13は、ロジカル入力回路131を介して
NC工作機械12の各部のロジカル信号を入力する。ロ
ジカル入力回路131で入力してロジカル信号は第2の
メモリ回路132に保持(記憶)される。論理演算制御
回路133は、第2のメモリ回路132に記憶されてい
るロジカル信号のうち、第3の制御対象123の駆動の
ための論理処理に必要な信号を読みだしてインターロッ
ク処理などの論理演算を行う。その論理演算の結果は、
リレー1431のコイルを付勢するか消勢するかの論理
的な結果となる。ロジカルドライブ回路134は論理演
算制御回路133の結果に応じた論理出力でリレー14
31のコイルを駆動する。リレー1431の動作結果は
リレーの接点1432として検出でき、ロジカル入力回
路131を介して入力され、第2のメモリ回路132に
記憶され、論理演算制御回路133において動作確認が
行われる。この動作は通常のPC装置13の処理であ
る。
【0028】なお、PC装置13は、通常、入力信号の
種別、それらの信号の論理演算処理内容、出力信号など
をテーブル化しておき、論理演算制御回路133がテー
ブル化された情報を参照して、上述した論理演算処理を
行う。
【0029】第4の制御対象124の制御について述べ
る。第4の制御対象124は、その状態が直接、第3の
エンコーダ1442で検出できるが、サーボが存在せ
ず、油圧モータ、その他のロジカルアクチュエータ14
41によって駆動される。したがって、既存のNC装置
による通常の方法では第4の制御対象124を駆動でき
ない。第3のエンコーダ1442の入力処理はNC装置
11のサーボ入力回路111、第1のメモリ回路112
を用いることができる。ロジカルアクチュエータ144
1の駆動はロジカル信号を、たとえば、サーボ制御に相
当する時間だけ、出力して行うので、PC装置13が本
来内蔵している論理信号の時限処理プログラムとロジカ
ル出力回路を使用できる。このような既存のものを活用
しながら、不足しているものを補充した。すなわち、P
C装置13に、第2のサーボ制御演算部135とロジカ
ルアクチュエータドライブ回路136を付加し、サーボ
入力回路111で入力し、第1のメモリ回路112に保
持されている第3のエンコーダ1442の検出値を、第
1のデータ交信手段115と第2のデータ交信手段13
7を介して第2のメモリ回路132に転送し、さらに第
2のサーボ制御演算部135に転送させる構成とした。
第1のデータ交信手段115と第2のデータ交信手段1
37としては、後述する共用メモリ、データ通信回路な
どで実現することができる。
【0030】第3のエンコーダ1442が第4の制御対
象124の位置などを検出した信号がNC装置11にお
いて入力され、第1のメモリ回路112に保持される。
【0031】第1のメモリ回路112には、予め、NC
装置11内のみで使用するデータか、PC装置13にお
いても使用するデータかの識別子が、各データごとには
つけられている。上述した第1のエンコーダ1412の
検出値はNC装置11のみで使用するデータであるか
ら、識別子は、たとえば、0である。第3のエンコーダ
1442の検出信号はPC装置13において使用される
から、その識別子は1である。
【0032】第1のメモリ回路112は、識別子=1の
データを第1のデータ交信手段115を介してPC装置
13側に送出する。PC装置13の第2のデータ交信手
段137は、第1のデータ交信手段115を介して送出
されたデータを受信して第2のメモリ回路132に保存
する。第1のデータ交信手段115から第2のデータ交
信手段137への交信は周期的、たとえば、100ms
ごとに行われる。したがって、第2のメモリ回路132
には周期的にサーボ入力回路111で入力したPC装置
13で使用するデータが記憶される。
【0033】第2のサーボ制御演算部135は、NC装
置11を経由して入力した第3のエンコーダ1442の
検出値を第2のメモリ回路132から読み出し、第1の
サーボ制御演算部113と同様のサーボ制御演算を行
う。ロジカルアクチュエータドライブ回路136は、第
2のサーボ制御演算部135の演算結果を、ロジカルア
クチュエータ1441の動作時間に変換してその時間だ
けロジカルアクチュエータ1441を動作させる。な
お、第2のサーボ制御演算部135において、第1のサ
ーボ制御演算部113と同様に、サーボ制御演算を行
い、さらに、その演算結果を動作時間に変換し、ロジカ
ルアクチュエータドライブ回路136は単に、第2のサ
ーボ制御演算部135で決定した時間だけロジカルアク
チュエータ1441を動作させるように構成することも
できる。
【0034】上述したように、NC装置11およびPC
装置13の既存の回路およびプログラムを活用し、不足
分(第2のサーボ制御演算部135、ロジカルアクチュ
エータドライブ回路136、第1のデータ交信手段11
5と第2のデータ交信手段137)を付加することによ
り、第4の制御対象124のような制御対象をロジカル
アクチュエータ1441を用いて制御することができ
る。
【0035】この場合、NC装置11側は、第1のデー
タ交信手段115を付加し、第1のメモリ回路112に
上述した第1のデータ交信手段115の転送処理回路を
付加するだけでよく、サーボ制御処理プログラム、回路
を付加していないので、NC装置11の改造の負担は少
ない。なお、通常、NC装置11とPC装置13とはコ
ンピュータを用いており、コンピュータを用いた場合、
第1のデータ交信手段115と第2のデータ交信手段1
37を実現する方法は、既存の技術を適用して容易に行
うことができる。その例は、図2を参照して後述する。
【0036】PC装置13に、第1のサーボ制御演算部
113と同様の処理を行う第2のサーボ制御演算部13
5を付加することになるが、PC装置13は祖1と同様
コンピュータを内蔵しているので、第1のサーボ制御演
算部113の処理プログラムと同様のプログラムをPC
装置13に内蔵させればよい。
【0037】以上のように、本実施の形態によれば、比
較的簡単な回路構成の付加により、第4の制御対象12
4を制御することが可能となる。
【0038】第2の制御対象122の制御について述べ
る。第2の制御対象122は、第2のサーボモータ14
21が駆動されるが、その状態が第2のエンコーダ14
22ではなく、スケール1423で直接検出される。し
たがって、NC装置11のサーボ入力回路111ではス
ケール1423を読み取ることができない。しかしなが
ら、スケール1423はPC装置13のロジカル入力回
路131において読み取ることができる。第2のサーボ
モータ1421の駆動はNC装置11の第1のサーボド
ライブ回路114を使用できる。このような既存のもの
を活用しながら、本実施の形態においては、不足してい
るものを補充した。すなわち、PC装置13の第2のメ
モリ回路132に上述した第1のメモリ回路112と同
様、識別子が1のロジカルデータについては、第2のデ
ータ交信手段137、第1のデータ交信手段115を経
由して第1のメモリ回路112に転送可能とした。第1
のデータ交信手段115と第2のデータ交信手段137
としては、後述する共用メモリ、データ通信回路などで
実現することができる。
【0039】スケール1423の検出信号がロジカル入
力回路131で入力されて第2のメモリ回路132に保
持される。
【0040】第2のメモリ回路132は、第1のメモリ
回路112と同様、予め、PC装置13内のみで使用す
るデータか、NC装置11においても使用するデータか
の識別子が、各データごとにはつけられている。上述し
たリレーの接点1432はPC装置13内でのみ使用さ
れるから、識別子は0であり、スケール1423の検出
値はNC装置11でも使用するものであるから識別子は
1である。
【0041】第2のメモリ回路132は、識別子=1の
データを第2のデータ交信手段137を介してNC装置
11側に送出する。NC装置11の第1のデータ交信手
段115は、第2のデータ交信手段137を介して送出
されたデータを受信して第1のメモリ回路112に保存
する。第2のデータ交信手段137から第1のデータ交
信手段115への交信も周期的、たとえば、100ms
ごとに行われる。したがって、第1のメモリ回路112
には周期的にロジカル入力回路131で入力したNC装
置11で使用するデータが記憶される。
【0042】第1のサーボ制御演算部113は、PC装
置13を経由して入力したスケール1423の検出値を
第1のメモリ回路112から読み出し、サーボ制御演算
を行う。第1のサーボドライブ回路114は第1のサー
ボ制御演算部113の演算結果に基づいて第2のサーボ
モータ1421を動作させる。
【0043】上述したように、NC装置11およびPC
装置13の既存の回路およびプログラムを活用し、不足
分(第2のデータ交信手段137、第1のデータ交信手
段115)を付加することにより、第2の制御対象12
2のような制御対象をサーボ制御することができる。
【0044】なお、上述したように、通常、NC装置1
1とPC装置13とはコンピュータを用いており、コン
ピュータを用いた場合、第1のデータ交信手段115と
第2のデータ交信手段137を実現する方法は、既存の
技術を適用して容易に行うことができる。その例は、図
2を参照して後述する。
【0045】以上のように、本実施の形態によれば、比
較的簡単な回路構成の付加により、第2の制御対象12
2を制御することが可能となる。
【0046】第2の制御対象122のごとき制御対象が
存在しない場合は、上述した処理および構成をとる必要
はない。
【0047】図2は、第1の制御対象121〜第4の制
御対象124が全て存在する場合の、NC装置11とP
C装置13との構成を示す図である。NC装置11は、
コンピュータを用いて構成されており、CPU101
と、ROM102と、RAM103と、ディジタル入力
回路104と、アナログ入力回路105と、アナログ出
力回路106とを有する。PC装置13も、コンピュー
タを用いて構成されており、CPU201と、ROM2
02と、RAM203と、ディジタル入力回路204
と、ディジタル出力回路205とを有する。
【0048】NC装置11について述べる。ROM10
2には、上述したNC装置11における処理を行うプロ
グラムが格納されており、それらのプログラムがCPU
101に装荷されて、各種の処理を行う。CPU101
は各種のプログラムを実行させて、上述したNC装置1
1の処理を行う。たとえば、CPU101に装荷された
入力処理プログラムが、サーボ入力回路111の一部を
構成するディジタル入力回路104に入力された第1の
エンコーダ1412を入力し、入力した信号を第1のメ
モリ回路112に相当するRAM103に記憶する。制
御対象の状態はアナログ信号の形態で入力されることも
あり、その時は、アナログ入力回路105に入力された
アナログ信号がディジタル信号に変換され、ROM10
2からCPU101に装荷された入力処理プログラムが
ディジタル変換された信号を第1のメモリ回路112に
相当するRAM103に記憶する。ROM102からC
PU101に装荷されたサーボ制御プログラムが、RO
M102に格納された各種の制御データを参照してCP
U101において実行されると、第1のサーボ制御演算
部113を実行したことになる。ROM102からCP
U101に装荷された出力プログラムが動作して、第1
のサーボドライブ回路114に相当するアナログ出力回
路106から、たとえば、第1のサーボモータ1411
を駆動する。
【0049】PC装置13について述べる。ROM20
2には、上述したPC装置13における処理を行うプロ
グラムが格納されており、それらのプログラムがCPU
201に装荷されて、各種の処理を行う。CPU201
は各種のプログラムを実行させて、上述したPC装置1
3の処理を行う。たとえば、CPU201に装荷された
入力処理プログラムが、ロジカル入力回路131を構成
するディジタル入力回路204に入力されたリレーの接
点1432を入力し、入力した信号を第2のメモリ回路
132に相当するRAM203に記憶する。ROM20
2からCPU201に装荷された論理演算制御プログラ
ムが、ROM202に格納された各種の論理制御データ
を参照してCPU201において実行されると、論理演
算制御回路133を実行したことになる。ROM202
からCPU201に装荷された出力プログラムが動作し
て、ロジカルドライブ回路134に相当するディジタル
出力回路205から、たとえば、ロジカルアクチュエー
タ1441を駆動する。上述したシーケンス制御のため
の入力信号、論理演算内容、出力部などは、ROM20
2にテーブル化されて記憶されているものとする。ま
た、ROM202からCPU201に装荷されたサーボ
制御プログラムが、ROM202に格納された各種のサ
ーボ制御データを参照してCPU201において実行さ
れると、第2のサーボ制御演算部135を実行したこと
になる。ROM202からCPU201に装荷された出
力プログラムが動作して、ロジカルアクチュエータドラ
イブ回路136にも相当するディジタル出力回路205
から、たとえば、ロジカルアクチュエータ1441を駆
動する。
【0050】図1に図解したデータ共用部15、第1の
データ交信手段115、第2のデータ交信手段137を
2種の具体例を示した。第1の方法は、データ共用部1
5、第1のデータ交信手段115、第2のデータ交信手
段137を1つの共用(シェアード)メモリ300で実
現した場合である。第2の方法は、第1のデータ交信手
段115および第2のデータ交信手段137としてデー
タ通信装置301、302を用いた場合である。いずれ
の場合も、NC装置11で採取したデータでPC装置1
3でも使用することを示す識別子をRAM103に記憶
しておき、逆に、PC装置13で算出したデータでNC
装置11でも使用することを示す識別子をRAM203
に記憶しておく。
【0051】データ共用部15(第1のデータ交信手段
115、第2のデータ交信手段137)としてシェアー
ドメモリ300を用いた場合について述べる。ROM2
02からCPU201に装荷された入力処理プログラム
は、ディジタル入力回路204から入力処理をしたと
き、RAM203の識別子が1である信号についてはR
AM203に記憶するとともにシェアードメモリ300
にも記憶し、RAM203の識別子が0である信号につ
いてはRAM203のみに記憶する。これにより、たと
えば、スケール1423の検出信号はシェアードメモリ
300に記憶される。したがって、CPU101はシェ
アードメモリ300に記憶されているスケール1423
の検出信号を直接読み出し、サーボ制御に使用すること
ができる。同様に、ROM102からCPU101に装
荷された入力処理プログラムは、ディジタル入力回路1
04およびアナログ入力回路105から入力処理をした
とき、RAM103の識別子が1である信号については
RAM103に記憶するとともにシェアードメモリ30
0にも記憶し、RAM103の識別子が0である信号に
ついてはRAM103のみに記憶する。これにより、C
PU201はシェアードメモリ300から直接、必要と
するデータを取り出すことができる。その結果、たとえ
ば、第3のエンコーダ1442はシェアードメモリ30
0に記憶され、PC装置13のCPU201はシェアー
ドメモリ300から第3のエンコーダ1442の検出結
果を読み出し、第2のサーボ制御演算部135の処理に
相当する処理を行うことができる。
【0052】このように、シェアードメモリ300を使
用すると、CPU101、CPU201はシェアードメ
モリ300の記憶されたデータを読みだすだけで、必要
なデータが得られることになる。もちろん、たとえば、
第3のエンコーダ1442の入力のために、PC装置1
3にサーボ入力回路111に相当する回路と処理プログ
ラムを設ける必要もない。
【0053】データ共用部15(第1のデータ交信手段
115、第2のデータ交信手段137)としてデータ通
信装置301、302を用いた場合について述べる。R
OM202からCPU201に装荷された入力処理プロ
グラムは、ディジタル入力回路204から入力処理をし
てRAM203に記憶しておく。さらに、ROM202
からCPU201に装荷された通信プログラムは、一定
周期、たとえば、100msごとに動作して、RAM2
03の識別子が1である信号を読み出し、データ通信装
置302からNC装置11のデータ通信装置301に向
けて送信する。NC装置11のROM102からCPU
101に装荷された通信プログラムがデータ通信装置3
01を駆動して送信されたデータを受信し、RAM10
3に記憶する。これにより、たとえば、スケール142
3の検出信号はRAM103に記憶される。したがっ
て、CPU101はRAM103に記憶されているスケ
ール1423の検出信号を読み出しサーボ制御に使用す
ることができる。同様に、ROM102からCPU10
1に装荷された入力処理プログラムは、ディジタル入力
回路104およびアナログ入力回路105から入力処理
をしたとき、RAM103に記憶しておく。さらに、R
OM202からCPU201に装荷された通信プログラ
ムは、一定周期、たとえば、100msごとに動作し
て、RAM103の識別子が1である信号を読み出し、
データ通信装置301からPC装置13のデータ通信装
置302に向けて送信する。PC装置13のROM20
2からCPU201に装荷された通信プログラムがデー
タ通信装置302を駆動して送信されたデータを受信し
RAM203に記憶する。これにより、たとえば、PC
装置13のCPU201はRAM203から第3のエン
コーダ1442の検出結果を読み出し、第2のサーボ制
御演算部135の処理に相当する処理を行うことができ
る。
【0054】このように、データ通信装置301、30
2を使用すると、CPU101、CPU201とで必要
とするデータを読みだすことができる。もちろん、たと
えば、第3のエンコーダ1442の入力のために、PC
装置13にサーボ入力回路111に相当する回路と処理
プログラムを設ける必要もない。
【0055】データ共用部15(第1のデータ交信手段
115、第2のデータ交信手段137)としては、シェ
アードメモリ300か、データ通信装置301、302
かのいずれか、あるいは、両者を設けることができる。
【0056】このように、NC装置11とPC装置13
とで、入力可能な装置側で入力し、相手側も必要とする
データを提示または送信することにより、必要でデータ
が共用できることになり、NC装置11とPC装置13
の既存の回路、プログラムを活用して、あるいは、付加
回路を追加して、工作機械の種々の制御対象を制御すく
ことができる。上述した実施の形態において、NC装置
11内は殆ど回路の変更、追加をしていないので、既存
のNC装置11の制御動作に影響を与えない。PC装置
13に第2のサーボ制御演算部135とロジカルアクチ
ュエータドライブ回路136を付加したが、本来の論理
制御には変更は加えていないので、その信頼性の低下は
ない。
【0057】以上、本発明の工作機械の制御装置の例示
的な実施の形態を述べたが、本発明の実施に際しては上
述した実施の形態には限定されない。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、既存の構成に小規模の
回路を付加するのみで、種々の制御対象を簡単かつ信頼
性高く制御できる。本発明は実施が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の工作機械の制御装置の1実施の
形態の構成図である。
【図2】図2は図1に図解した工作機械の制御装置にお
ける数値(NC)装置とプログラマブルコントローラ装
置(PC装置)との構成図である。
【図3】図3は従来の工作機械の制御装置の構成図であ
る。
【符号の説明】
10・・工作機械の制御装置 11・・数値(NC)装置 111・・サーボ入力回路 112・・第1のメモリ回路 113・・第1のサーボ制御演算部 114・・第1のサーボドライブ回路 115・・第1のデータ交信手段 12・・NC工作機械 121・・第1の制御対象 122・・第2の制御対象 123・・第3の制御対象 124・・第4の制御対象 13・・プログラマブルコントローラ装置(PC装置) 131・・ロジカル入力回路 132・・第2のメモリ回路 133・・論理演算制御回路 134・・ロジカルドライブ回路 135・・第2のサーボ制御演算部 136・・ロジカルアクチュエータドライブ回路 137・・第2のデータ交信手段 14・・駆動・検出部 141・・第1の駆動・検出部 1411・・第1のサーボモータ 1412・・第1のエンコーダ 142・・第2の駆動・検出部 1421・・第2のサーボモータ 1422・・第2のエンコーダ 1423・・スケール 143・・第3の駆動・検出部 1431・・リレー 1432・・リレーの接点 144・・第4の駆動・検出部 1441・・ロジカルアクチュエータ 1442・・第3のエンコーダ 15・・データ共用部 300・・シェアードメモリ 301,302・・データ通信装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作機械を論理的に駆動するロジカルアク
    チュエータと、 工作機械をサーボ駆動するサーボアクチュエータと、 前記ロジカルアクチュエータまたは前記サーボアクチュ
    エータによって駆動された工作機械の状態を位置、角度
    などとして検出する第1の検出手段と、 前記ロジカルアクチュエータまたは前記サーボアクチュ
    エータによって駆動された工作機械の状態をロジカル信
    号として検出するロジカル信号検出手段と、 前記第1の検出手段の検出信号を入力する第1のデータ
    入力手段と、該第1の入力手段で入力した信号を保持す
    る第1のデータ保持手段と、該第1のデータ保持手段に
    保持された前記検出信号を用いて前記工作機械のサーボ
    制御指令を生成する第1のサーボ制御処理手段と、該第
    1のサーボ制御処理手段で生成した制御指令に応じて前
    記サーボアクチュエータを駆動する第1のサーボドライ
    ブ手段と、前記第1のデータ保持手段に接続された第1
    のデータ交信手段とを有する数値制御装置と、 ロジカル信号入力手段と、前記第1のデータ交信手段と
    交信して前記第1のデータ保持手段に保持されている前
    記検出信号を受信する第2のデータ交信手段と、該受信
    したデータおよび前記ロジカル信号入力手段で入力した
    データを保持する第2のデータ保持手段と、該第2のデ
    ータ保持手段に保持されているロジカルデータを用いて
    論理演算を行う論理演算制御手段と、該論理演算制御手
    段で演算した結果に応じてロジカル出力を行うロジカル
    ドライブ手段と、前記第2のデータ保持手段に保持され
    ている前記検出信号を用いて前記工作機械のサーボ制御
    指令を生成する第2のサーボ制御処理手段と、該第2の
    サーボ制御処理手段で生成した制御指令に応じて前記ロ
    ジカルアチュエータを駆動する第2のロジカルドライブ
    回路とを有するプログラマブルコントローラとを具備す
    る工作機械の制御装置。
  2. 【請求項2】前記数値制御装置は第1のコンピュータを
    有し、 前記プログラマブルコントローラは第2のコンピュータ
    を有し、 前記第1の保持手段と、第1のデータ交信手段と、前記
    第2のデータ交信手段と、第2のデータ保持手段とが、
    前記数値制御装置の第1のコンピュータと、前記プログ
    ラマブルコントローラの第2のコンピュータの両者から
    直接アクセス可能な共用メモリで構成された、 請求項1記載の工作機械の制御装置。
  3. 【請求項3】前記数値制御装置は第1のコンピュータを
    有し、 前記プログラマブルコントローラは第2のコンピュータ
    を有し、 前記第1のデータ交信手段は前記第1のコンピュータの
    データ通信手段で構成され、 前記第2のデータ交信手段は前記第2のコンピュータの
    データ通信手段で構成され、 第1のデータ通信手段と第2のデータ通信手段とが、所
    定の通信規約に従って相互にデータを交信する請求項1
    記載の工作機械の制御装置。
  4. 【請求項4】工作機械を論理的に駆動するロジカルアク
    チュエータと、工作機械をサーボ駆動するサーボアクチ
    ュエータと、前記ロジカルアクチュエータまたは前記サ
    ーボアクチュエータによって駆動された工作機械の状態
    を位置、角度などとして検出する第1の検出手段と、前
    記ロジカルアクチュエータまたは前記サーボアクチュエ
    ータによって駆動された工作機械の状態をロジカル信号
    として検出するロジカル信号検出手段とを有する工作機
    械の制御方法であって、 前記第1の検出手段の検出信号を入力する工程と、 該入力した信号を保持する工程と、 該保持された前記検出信号を用いて前記工作機械のサー
    ボ制御指令を生成する工程と、 該生成した制御指令に応じて前記サーボアクチュエータ
    を駆動する工程と、 第1のデータ交信工程と、 を有するサーボ制御工程と、 ロジカル信号を入力する工程と、 前記第1のデータ交信工程と協動して前記保持されてい
    る前記検出信号を受信する工程と、 該受信したデータおよび前記ロジカル信号入力したデー
    タを保持する工程と、 該保持されたロジカルデータを用いて論理演算を行う論
    理演算制御工程と、 該論理演算した結果に応じてロジカル出力を行う工程
    と、 前記保持されている前記検出信号を用いて前記工作機械
    のサーボ制御指令を生成する工程と、 該生成した制御指令に応じて前記ロジカルアチュエータ
    を駆動する工程と、 を有するプログラマブルコントロール工程とを具備する
    工作機械の制御方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014035564A (ja) * 2012-08-07 2014-02-24 Fanuc Ltd マルチコアプロセッサを有する数値制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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