JP2001183138A - 角速度センサ - Google Patents

角速度センサ

Info

Publication number
JP2001183138A
JP2001183138A JP36514399A JP36514399A JP2001183138A JP 2001183138 A JP2001183138 A JP 2001183138A JP 36514399 A JP36514399 A JP 36514399A JP 36514399 A JP36514399 A JP 36514399A JP 2001183138 A JP2001183138 A JP 2001183138A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
angular velocity
velocity sensor
glass substrate
vibrating body
driving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP36514399A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuya Mizuno
卓也 水野
Toshiyuki Matsuoka
俊幸 松岡
Kenji Mizoguchi
賢治 溝口
Takio Kojima
多喜男 小島
Takafumi Oshima
崇文 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP36514399A priority Critical patent/JP2001183138A/ja
Publication of JP2001183138A publication Critical patent/JP2001183138A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部支持の角速度センサにおいて、振動体の
傾きを防止することにより検出精度を向上させること。 【解決手段】 支持部51は、円形の中央支持部51a
と扇状の延出支持部51bとからなるので、支持部51
とガラス基板10との接合面積が大きく、また接合力も
向上している。支持部51の安定性はきわめて良好とな
り、振動体50の傾きを確実に防止できる。また、支持
部51とガラス基板10との接合面積が増加し接合力も
向上しているので、円形部11及び導体配線14のかみ
込みに伴う振動体50の傾きも発生しない。これらの結
果、検出精度は向上する。しかも、支持部51の傾きを
防止できるから、製造時の歩留まりも向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動型角速度セン
サの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】基板(例えばガラス基板)に固定された
固定電極と振動体に設けられた可動電極との間に電圧を
印加することによって振動体を振動させ、その振動体に
角速度運動が与えられるとコリオリ力が振動面に垂直と
なる方向に作用して振動体と基板との間隔が変化する。
この振動体と基板上の電極との間隔の変化を静電容量の
変化として検出することによって角速度を検出する角速
度センサがある。
【0003】例えば特開平7−43166号公報には、
振動体を外側の枠体から支持する構成(外部支持)の角
速度センサが記載され、1997年の電気学会研究会資
料(社団法人電気学会)のPS−97−27には、リン
グ状の振動体をその中心部から支持する構成(内部支
持)の角速度センサが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】振動体に回転振動を与
える角速度センサの場合、外部支持であると振動体と基
板上電極との傾きは少ないものの回転の対称性が悪く、
内部支持であると回転の対称性は良いが傾きは発生しや
すい。つまり、どちらにも一長一短があった。また、内
部支持では、振動体の中心部に配される支持部と基板と
の間に導体配線をかみ込ませる必要があるが、ただでさ
え傾きやすい支持部の下に導体配線をかみ込ませれば更
に傾きやすくなる。また、支持部と基板との接合が弱い
ので、最悪の場合には基板から支持部がはがれてしまう
おそれすらある。
【0005】本発明は、内部支持の角速度センサにおい
て、振動体の傾きを防止することにより検出精度及び歩
留まりを向上させることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記課
題を解決するための請求項1記載の角速度センサは、シ
リコンの振動体、該振動体を支持するガラス基板及び該
ガラス基板に固定される固定電極とを備え、前記振動体
は、前記固定電極と対をなす可動電極を備え該可動電極
と前記固定電極との間に発生する静電気力により中心軸
回りに回転振動する駆動体部と、該駆動体部の回転中心
部に配され前記ガラス基板に固定される支持部と、前記
駆動体部の径方向に沿って放射状に配されて前記支持部
と前記駆動体部の内周とを連結する駆動バネと、前記駆
動体部の外周を取り囲む検出マス部と、前記駆動体部の
中心軸を通る直線上に配されて前記駆動体部の外周と前
記検出マス部の内周とを連結する検出バネとからなり、
前記ガラス基板には、前記検出マス部に対面する検出用
電極と、該検出用電極、前記支持部及び前記固定電極に
接続される導体配線と、前記ガラス基板の上面側と下面
側との電気的導通をとるためのスルーホールとが設けら
れた角速度センサにおいて、前記支持部を、前記駆動バ
ネが連結される中央支持部と、前記駆動バネと前記駆動
体部の内周とで区画される領域に延出された延出支持部
とで形成したことを特徴とする。
【0007】この角速度センサは、駆動体部の回転中心
部に配された支持部により振動体を支持する構成、すな
わち内部支持であるので回転の対称性は良い。そして、
その支持部を、駆動バネが連結される中央支持部と、駆
動バネと駆動体部の内周とで区画される領域に延出され
た延出支持部とで形成したので、支持部とガラス基板と
の接合面積が増加し、また接合力も向上したから、支持
部がガラス基板からはがれず歩留まりも向上している。
さらに傾きも少なくなるので、検出精度も向上してい
る。
【0008】なお、振動体(駆動体部)の回転の対称性
を良好にし、また傾きを防止するには、駆動バネの本数
は3本以上として等ピッチで配するのが望ましい。ま
た、駆動バネの本数を多くすれば、それだけ回転の対称
性や振動安定性が向上するが、構造が複雑化し、更に回
転振動の対称性を考慮すると、駆動バネの本数は4本が
最良と考えられる。
【0009】また、検出バネは2本以上とするのが好ま
しく、最も好ましくは2本の検出バネを180度のピッ
チで(振動体の回転の中心を通る直線上に)配置するの
がよい。そして、請求項1の構成では、支持部と駆動体
部とを駆動バネで連結し、駆動体部と検出マス部とを検
出バネで連結しているので、駆動バネ及び検出バネの各
々の寸法、形状を適宜に設定することによって、駆動方
向の共振周波数と検出方向の共振周波数とを、各々ほぼ
独立して制御可能である。これにより設計自由度が広く
なる。さらに、駆動振動のみを与えている時でも検出マ
ス部が回転面内から外れず、角速度検出のオフセット出
力を低減できる。
【0010】請求項2記載の角速度センサは、請求項1
記載の角速度センサにおいて、前記支持部と前記導体配
線とを前記中央支持部のみで接触させたので、導体配線
は延出支持部とガラス基板との間には存在しない。この
ため、導体配線のかみ込みによる影響は中央支持部だけ
にとどまり、延出支持部にはほとんど影響しない。した
がって、支持部の傾きはきわめて少ない。
【0011】なお、従来技術には、ガラス基板の支持部
に対応する部分にスルーホールを設けて電極取り出しを
行うものもあり、この場合は支持部の傾きは少なかった
が、支持部(本発明の中央支持部に相当)の面積を大き
くする必要があり、振動体が大型化していた。
【0012】しかし、請求項2の構成とすれば、スルー
ホールにて電極取り出しを行う場合に比べて中央支持部
の面積は小さくて済むし、延出支持部が配される領域は
もともと存在していた領域であるから、延出支持部を設
けたからといって振動体が大型化するわけではない。よ
って、スルーホールにて電極取り出しを行う場合に比べ
て振動体を小型化できる。
【0013】請求項3記載の角速度センサは、請求項1
記載の角速度センサにおいて、前記延出支持部の前記駆
動体部の回転中心について対称となる複数箇所で前記支
持部と前記導体配線とを接触させたので、導体配線のか
み込みによる支持部の傾きは発生しない。また、請求項
2と同様に、スルーホールにて電極取り出しを行う場合
に比べて振動体を小型化できる。
【0014】請求項4記載の角速度センサは、請求項1
ないし3のいずれか記載の角速度センサにおいて、前記
駆動体部及び検出マス部を共に円形リング状として同心
に配したことを特徴とする。振動体を回転振動させる場
合、不安定な振動を防ぐためにも対称性のよい形状にす
べきである。また、振動体の形状が、例えば特開平7−
43166号公報に記載のように四角形であると、振動
体の駆動振幅に対し検出用電極から振動体が外れないよ
う、さらにエッジ効果を考慮に入れて設計しなければな
らず、複雑な電極形状となる。
【0015】しかし、請求項4のように駆動体部及び検
出マス部を共に円形リング状にすれば、対称性がよく、
不安定な振動がない。また、回転振幅に対し電極から駆
動体部が外れず、エッジ効果も考慮しなくてよいから、
複雑な電極形状となることもない。
【0016】請求項5記載の角速度センサは、請求項1
ないし4のいずれか記載の角速度センサにおいて、前記
固定電極と可動電極とは、それぞれ前記駆動体部の中心
軸を中心とする同心円に沿った櫛歯を備え、互いの前記
櫛歯をかみ合い状にして櫛歯型アクチュエータを構成し
ているので、駆動体部の中心軸を回転軸とした対称性の
よい回転振動が得られ、不安定な振動は現れない。更
に、平行平板型のアクチュエータに比べて回転振幅を大
きくとることができる。なお、固定電極と可動電極と
を、駆動体部の内部(駆動体部の内周と外周の間)に配
すると、対称性がより良好になる。
【0017】一般に、マイクロ振動体はエアダンピング
の影響が大きく大気中動作が困難である。静電櫛歯等の
狭ギャップを持つ構造では特に難しい。しかし、請求項
6記載の角速度センサは、請求項1ないし5のいずれか
記載の角速度センサにおいて、前記ガラス基板に平行に
配される封止基板と、前記振動体を取り囲み両端をそれ
ぞれ前記ガラス基板と封止基板とに接合されるリング体
とを備え、前記ガラス基板、封止基板及びリング体にて
形成される真空ないし減圧の密閉空間内に前記振動体を
封入したので、振動体への粘性抵抗が低減されている。
【0018】また、請求項7記載のように、請求項6記
載の角速度センサにおいて、前記密閉空間とのみ連通す
る室内に固体ガス吸着剤を封入すると封止真空度を調節
しやすく、例えば封止真空度の向上、封止真空度の制
御、ウェハレベルでの封止真空度のばらつき低減が可能
となる。
【0019】振動体の回転振幅を一定に制御することに
より角速度センサの精度を向上できるが、例えば特開平
10−332383号公報に記載されているような複雑
な回路によって電気的に制御する場合には、回路面積の
増大(角速度センサの大型化)や少なくとも付加される
回路分のコストアップが避けられなかった。
【0020】これに対して、請求項8記載の角速度セン
サは、請求項1ないし7のいずれか記載の角速度センサ
において、前記検出マス部の外周部に凹部または凸部を
設け、前記ガラス基板上には、前記振動体の振動に際し
て前記凹部または凸部と接触して前記振動体の振幅を規
定するシリコンのストッパを設けたので、機械的に振動
振幅を一定に制御することができる。つまり、複雑な付
加回路を用いることなく振動体の振動振幅を一定に制御
するので、構造は簡単であり、角速度センサの大型化及
びコストアップを避けることができる。
【0021】請求項9記載の角速度センサは、請求項1
ないし8のいずれか記載の角速度センサにおいて、前記
振動体は、SOIウェハの活性層を用いて形成されてい
ることを特徴とする。SOIウェハを用いることで振動
体の厚みを均一にすることが可能となる。
【0022】従来の角速度センサにおいては、その製作
工程において、振動体の厚みの精密なコントロールが難
しく、特性のばらつきを生じやすかったが、請求項9記
載の角速度センサは、振動体の厚みを均一にできるの
で、特性のばらつきは低減され、歩留まりも向上する。
更に、振動体の設計数値との整合性が高い。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を図面を参
照して説明することにより、発明の実施の形態を具体的
に説明する。
【0024】
【実施例】図1に示すように、角速度センサ1は、ガラ
ス基板10、シリコン部40及び封止基板70から構成
される。ガラス基板10には、検出用電極12、定置制
御用電極13等の電極が設けられ、一端をそれらの電極
に接続された導体配線14や櫛歯アクチュエータ60
(図2参照)用の導体配線14等が設けられている。そ
して。各導体配線14の他端は、ガラス基板10に貫通
形成されたスルーホール15付近に達している。
【0025】シリコン部40は、リング体41、シリコ
ンパット47、振動体50にて構成されている。リング
体41は矩形の枠状で、その一隅は内側に延出された隔
壁42、43により区画されて吸着剤封入室44とさ
れ、ここには図示省略する固体ガス吸着剤が封入され
る。隔壁42、43の先端間にはスリット45が設けら
れており、このスリット45により吸着剤封入室44と
振動体封入室46とが連通している。そして、振動体封
入室46にはシリコンパット47及び振動体50が配さ
れている。各シリコンパット47は、角速度センサ1に
信号を入出力するためのもので、導体配線14により振
動体50に接続されている。
【0026】なお、これらリング体41、シリコンパッ
ト47及び振動体50はそれぞれ別体であるが、1枚の
シリコンウェハ(SOIウェハ)を加工して製造された
ものである。その製造手順については後述する。図2に
示すように、振動体50は、中心部に位置する支持部5
1、支持部51を取り囲む円形リング状の駆動体部5
2、さらに駆動体部52を取り囲む円形リング状の検出
マス部53を備えており、支持部51と駆動体部52と
は90度ピッチで配されている4本の棒状の駆動バネ5
4にて連結され、駆動体部52と検出マス部53とは1
80度ピッチで配されている2本の棒状の検出バネ55
によって連結されている。つまり、支持部51、駆動体
部52及び検出マス部53が駆動バネ54と検出バネ5
5とを介して一体化されている。なお、検出バネ55と
駆動バネ54との位置関係は、検出バネ55の延長線と
駆動バネ54の延長線とが45度の角度で交差する関係
としているが、角速度検出軸の方向により適宜決定され
るものである。
【0027】支持部51は、円形の中央支持部51aと
扇状の延出支持部51bとからなり、駆動バネ54は中
央支持部51aから放射状に延ばされて駆動体部52の
内周に達している。これら駆動バネ54と駆動体部52
の内周とで扇状の領域が区画され、延出支持部51bは
その領域内に延出されている。振動体50は、この支持
部51のみをガラス基板10上に接合されており、駆動
バネ54、駆動体部52、検出バネ55及び検出マス部
53はガラス基板10からフローティングしている。し
たがって、駆動体部52は駆動バネ54の弾性変形によ
りガラス基板10との相対位置を可変であり、検出マス
部53は駆動バネ54及び検出バネ55の弾性変形によ
りガラス基板10との相対位置を可変である。
【0028】図3に示すように、支持部51は、円形の
中央支持部51aと扇状の延出支持部51bとからなる
ので、図3(b)に示す従来の支持部151(中央支持
部51aに該当する寸法)と比べれば、支持部51とガ
ラス基板10との接合面積が何倍にも増加し、また接合
力も向上している。つまり、支持部51の安定性はきわ
めて良好となり、振動体50の傾きを確実に防止でき
る。
【0029】また、本実施例の場合、図4に示すよう
に、導体配線14の先端に設けられた円形部11をガラ
ス基板10と中央支持部51aとの間にかみ込ませてい
るが、支持部51とガラス基板10との接合面積が増加
し接合力も向上しているので、円形部11及び導体配線
14のかみ込みに伴う振動体50の傾きも発生しない。
これらの結果、検出精度は向上する。しかも、支持部5
1の傾きを防止できるから、製造時の歩留まりも向上す
る。
【0030】図2に戻り、駆動体部52には扇状台形の
アクチュエータ収容部57が窓状に形成されている。各
アクチュエータ収容部57にはそれぞれ2つの固定電極
58が背中合わせの状態で配されている。なお、各固定
電極58はガラス基板10に固定されており、固定電極
58の下面(ガラス基板10側)は固定電極58に電圧
を印加するための導体配線14に接触している。
【0031】固定電極58には、円内に拡大して示すよ
うに多数の櫛歯58aが設けられ、駆動体部52にはこ
れと対応する櫛歯52aが設けられている。各櫛歯58
a、52aは、駆動体部52の中心軸(中央支持部51
aの中心)を中心とする同心円に沿っており、互いにか
み合い状になっている。ただし、櫛歯58aと櫛歯52
aとは接触しておらず、両者の間には微小な空隙が確保
されている。
【0032】こうした構造であるので、固定電極58の
櫛歯58aと駆動体部52の櫛歯52aとの間に電圧を
印加することにより、固定電極58と駆動体部52とが
引き合う方向の静電気力を発生させることができ、その
静電気力の大きさ(つまり印加電圧)を変化させること
により、駆動体部52を中心軸回りに回転振動させるこ
とができる。そして、この駆動体部52の回転振動は検
出バネ55を介して検出マス部53に及ぼされるので、
検出マス部53も駆動体部52に同期して回転振動す
る。つまり、櫛歯52aは可動電極に該当し、固定電極
58側の櫛歯58aと共同して櫛歯型アクチュエータ6
0を構成している。
【0033】検出マス部53の外周部61には、検出バ
ネ55の延長線が検出マス部53の外周と交差する2箇
所にそれぞれ凸部62a、62bが設けられている。一
方、振動体50が静止しているときに凸部62a、62
bから設定距離だけ離れている位置に、シリコンのスト
ッパ63a、63bがガラス基板10に接合されてい
る。ストッパ63aは凸部62aの反時計回り側に配さ
れていて、振動体50の反時計回り方向の変位を規定
し、ストッパ63bは凸部62bの時計回り側に配され
ていて、振動体50の時計回り方向の変位を規定する。
すなわち、振動体50の回転振動の振幅は、ストッパ6
3a、63bによって一定に制御される。なお、振動体
50が静止しているときのストッパ63a〜凸部62a
の回転振幅とストッパ63b〜凸部62bの回転振幅と
は等しく設定されており、本実施例では0.2°(振動
体50の回転振幅は±0.2°)である。
【0034】以上は角速度センサ1の構造の説明であ
る。次に、この角速度センサ1の製造プロセスを図5〜
7によって説明する。 (ガラス基板10の作製、図5) (a)厚さ500μmの4インチサイズのパイレックス
ガラスにサンドブラスト加工でスルーホール15を形成
した。なお、本実施例ではサンドブラストを採用してい
るが、例えば超音波ドリル、レーザ加工等で行ってもよ
い。また、スルーホール15は、後述する封止接合後に
形成してもよい。
【0035】(b)振動体50をフローティングさせる
ために、ガラス基板10にフォトリソグラフィを行い、
バッファードフッ酸(BHF)にて凹部を形成した。こ
の例ではガラス基板10に凹部を形成したが、シリコン
部40側を加工して凹凸を設け、それによって振動体5
0をフローティングさせる構造も可能である。
【0036】(c)検出用電極12や導体配線14をガ
ラス基板10上に形成するため、チタン、白金を50n
m、200nmの膜厚でスパッタリングし、さらにフォ
トリソグラフィを行って検出用電極12や導体配線14
のパターン形成をした。 (シリコンウェハの加工、図6) (d)シリコンウェハは4インチサイズN型、0.01
〜0.02Ωcm、400μm厚のものを用いた。
【0037】(e)LP−CVD装置によりシリコンウ
ェハの両面に窒化膜(Si34、以下、単にSiNとも
言う。)を100nm成膜する。その後、センサ面でな
い方に、リング体41を形成し吸着剤封入室44及び振
動体封入室46のための空間のパターンを除去するため
に、フォトリソグラフィを行い、RIE装置によりSi
Nをエッチングする。このとき、振動体50となる面の
SiNは残しておく。その後、ウェット酸化を行い、酸
化膜をリング体41、吸着剤封入室44及び振動体封入
室46のパターンで、1μm形成する。
【0038】(f)次に、振動体面(図では上側の面)
にてガラス基板10と接合する部分を残すためにフォト
リソグラフィを行い、RIE装置にてSiNをエッチン
グする。 (g)次に、振動体50、リング体41、吸着剤封入室
44及び振動体封入室46のパターンを残すためにフォ
トリソグラフィを行い、ディープRIE装置にてエッチ
ングを行う。このエッチング深さが振動体50の厚みと
なる。
【0039】(h)次に、振動体50の形状保護のため
に、0.3μm程度、酸化膜SiO 2 を形成する。な
お、(g)でSiNでカバーされている部分には酸化膜
が形成されない。その後、ホットリン酸(熱リン酸)に
てSiNを除去し、ガラス基板10と接合するためにシ
リコン鏡面を出す。
【0040】上記のようにシリコンウェハを用いたが、
SOIウェハの活性層を用いて振動体50を形成するこ
とで、振動体50の厚みの均一化が可能になり、共振周
波数の制御に適している。 (組立〜素子の作製、図7) (i)前工程(c)と(h)で作製したウェハを振動体
面とガラス基板10の凹部側の面とを対向させる向きで
陽極接合を行う。この時、電極とシリコンパット47及
び支持部51とガラス基板10との間に電極或いは配線
導体をかみ込ませて接合する。
【0041】(j)(h)工程でリング体41、吸着剤
封入室44及び振動体封入室46のパターンで酸化膜が
形成されているので、これをマスクとしてディープRI
Eを行う。 (k)ディープRIEを行い振動体50の形状を露出さ
せる。その後、振動体50保護のために形成した酸化膜
をBHFにて除去し乾燥させる。
【0042】(l)固体ガス吸着剤を吸着剤封入室44
に入れ、ガラス製の封止基板70をリング体41に真空
ないし減圧雰囲気下にて陽極接合して封止する。本例で
は陽極接合としているが、シールガラスを用いて封止基
板70を接合してもよい。 (m)スルーホール15に蒸着等により金属を付着させ
る。この付着させた金属を通して、封止されている振動
体50に電気信号を与え、また振動体50側からの信号
を取り出すことが可能になる。最後に、ウェハをダイシ
ングし、素子(角速度センサ1)を切り分ける。以上で
素子作製は終了である。なお、完成した素子サイズは1
0mm×10mm×t1.4mmである。
【0043】以上のようにして図1に示される構造の角
速度センサ1が製造された。この角速度センサ1は、次
のとおりの優れた効果を発揮する。 (1)駆動体部52の回転中心部に配された支持部51
により振動体50を支持する構成、すなわち内部支持で
あるので回転の対称性は良い。 (2)その支持部51を、駆動バネ54が連結される中
央支持部51aと、駆動バネ54と駆動体部52の内周
とで区画される領域に延出された延出支持部51bとで
形成したので、支持部51とガラス基板10との接合面
積が増加し、また接合力も向上したから、支持部51の
安定性はきわめて良好となり、振動体50の傾きを防止
できる。また、円形部11及び導体配線14をガラス基
板10と支持部51との間にかみ込ませても、支持部5
1とガラス基板10との接合面積が増加し接合力も向上
しているので、円形部11及び導体配線14のかみ込み
に伴う振動体50の傾きも発生しない。これらの結果、
検出精度は向上する。しかも、支持部51の傾きを防止
できるから、製造時の歩留まりも向上する。 (3)支持部51と駆動体部52とを駆動バネ54で連
結し、駆動体部52と検出マス部53とを検出バネ55
で連結しているので、駆動バネ54及び検出バネ55の
各々の寸法、形状を適宜に設定することによって、駆動
方向の共振周波数と検出方向の共振周波数とを、各々ほ
ぼ独立して制御可能である。これにより設計自由度が広
くなる。さらに、駆動振動のみを与えている時でも検出
マス部53が回転面内から外れず、角速度検出のオフセ
ット出力を低減できる。 (4)支持部51とガラス基板10とを接合し、導体配
線14の円形部11を中央支持部51aとガラス基板1
0との間に挟み込んで支持部51と接続しているので、
導体配線14は延出支持部51bとガラス基板10との
間には存在しない。このため、導体配線14のかみ込み
による影響は中央支持部51aだけにとどまり、延出支
持部51bにはほとんど影響しない。したがって、支持
部51の傾きはきわめて少ない。 (5)ガラス基板の支持部に対応する位置に設けられた
スルーホールにて電極取り出しを行う場合に比べて、中
央支持部51aの面積は小さくて済むし、延出支持部5
1bが配される領域はもともと存在していた領域である
から、延出支持部51bを設けたからといって振動体5
0が大型化するわけではない。よって、スルーホールに
て電極取り出しを行う場合に比べて振動体50を小型化
できる。 (6)駆動体部52及び検出マス部53を共に円形リン
グ状として同心に配したので、対称性がよく、不安定な
振動がない。また、回転振幅に対し検出用電極12から
駆動体部52が外れず、エッジ効果も考慮しなくてよい
から、複雑な電極形状となることもない。 (7)固定電極58と駆動体部52とは、それぞれ駆動
体部52の中心軸を中心とする同心円に沿った櫛歯58
a、52aを備え、互いの櫛歯58a、52aをかみ合
い状にして櫛歯型アクチュエータ60を構成しているの
で、駆動体部52の中心軸を回転軸とした対称性のよい
回転振動が得られ、不安定な振動は現れない。更に、平
行平板型のアクチュエータに比べて回転振幅を大きくと
ることができる。しかも、櫛歯型アクチュエータ60
を、駆動体部52の内部(駆動体部52の内周と外周の
間)に配しているので、対称性がより良好になってい
る。 (8)ガラス基板10に平行に配される封止基板70
と、振動体50を取り囲み両端をそれぞれガラス基板1
0と封止基板70とに接合されるリング体41とを備
え、ガラス基板10、封止基板70及びリング体41に
て形成される真空ないし減圧の密閉空間内(振動体封入
室46)に振動体50を封入したので、振動体50への
粘性抵抗が低減されている。また、振動体封入室46と
のみ連通する吸着剤封入室44内に固体ガス吸着剤を封
入しているので、封止真空度の向上、封止真空度の制
御、ウェハレベルでの封止真空度のばらつき低減を可能
としている。 (9)検出マス部53の外周部61であって、検出バネ
55の延長線が検出マス部53の外周61と交差する2
箇所にそれぞれ凸部62a、62bを設け、ガラス基板
10上には、検出マス部53の振動に際して凸部62
a、62bと接触して振動体50の振幅を規定するシリ
コンのストッパ63a、63bを設けたので、機械的に
振動振幅を一定に制御することができる。つまり、複雑
な付加回路を用いることなく振動振幅を一定に制御する
ので、構造は簡単であり、角速度センサ1の大型化及び
コストアップを避けることができる。ストッパの位置に
ついては、振動振幅を所定の一定値にすることができれ
ば任意に配置することができる。 (10)角速度センサ1は、振動体50は、SOIウェ
ハの活性層を用いて形成されているので振動体50の厚
みを均一にすることが可能となる。これ(振動体50の
厚みを均一にできること)により、特性のばらつきは低
減され、歩留まりも向上する。更に、振動体50の設計
数値との整合性が高い。
【0044】次に、いくつかの変形例を説明する。 (変型例1)図8に示すのは、支持部51に接続される
導体配線14を延出支持部51bにて接合した例であ
る。導体配線14の先端部には、実施例で示した円形部
11に変わる環状部11aが設けられ、環状部11aの
内側には90度ピッチで4箇所の接点11bが設けられ
ている。そして、各接点11bがガラス基板10と延出
支持部51bとの間にかみ込まれている。
【0045】このように延出支持部51bの駆動体部5
2の回転中心について対称となる複数箇所で支持部51
と導体配線14(接点11b)とを接合しても、導体配
線14のかみ込みによる支持部51の傾きは発生しな
い。また、例えば支持部51に対応するスルーホールに
て電極取り出しを行う場合に比べて振動体50を小型化
できる。 (変型例2)図9に示すのは1つの凸部(例えば凸部6
2a)の両側にストッパ85a、85bを配置する例で
ある。この場合、凸部62aとストッパ85a、85b
の回転振幅を等しく(この例では0.2°)に設定する
必要がある。このようにしても実施例と同様に振動体5
0の回転振幅を一定に制御できる。 (変形例3)図10に示すのは凸部に代えて凹部を設け
た例である。本例では、検出マス部53の外周部61の
対称となる位置に、それぞれ凹部87a、87bを設
け、その凹部87a、87bの内側にストッパ89a、
89bを配している。この場合は、ストッパ89aの両
サイドと凹部87aの内面との回転振幅及びストッパ8
9bの両サイドと凹部87bの内面との回転振幅を、い
ずれも等しく設定する必要がある。本例では、それぞれ
0.2°に設定してある。このようにしても実施例と同
様に振動体50の回転振幅を一定に制御できる。 (ストッパによる回転振幅制御の効果)実施例或いは変
形例2〜3のようにストッパを設けて、振動体50の回
転振幅を±0.2°に制御した場合とストッパを設けな
い場合(振動体50の回転振幅を制御しない場合)との
比較実験を行った。その結果を図11及び下記の表1に
示す。
【0046】
【表1】
【0047】図11及び表1に示すとおり、ストッパ制
御を行った場合は、直線性が±0.2%/FSと非常に
良い結果(ストッパ制御無とは1桁の差)である。ま
た、表1に示すとおり、ストッパ制御を行った場合、感
度においてわずかに劣るが、ゼロ点温度変動ではきわめ
て優れている。
【0048】以上、実施例及び変形例に従って、本発明
の実施の形態について説明したが、本発明はこれらの例
に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない
範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の角速度センサの層構造を示す斜視図
である。
【図2】 実施例の角速度センサの振動体の平面図であ
る。
【図3】 実施例の角速度センサの支持部と従来技術の
支持部との形状の比較図である。
【図4】 実施例の角速度センサにおける支持部と円形
部との接続の説明図である。
【図5】 実施例の角速度センサの製造工程中のガラス
基板の加工の説明図である。
【図6】 実施例の角速度センサの製造工程中のシリコ
ンウェハの加工の説明図である。
【図7】 実施例の角速度センサの製造工程中のガラス
基板にシリコンウェハを接合してからの加工の説明図で
ある。
【図8】 変形例1の支持部と円形部との接続の説明図
である。
【図9】 変形例2のストッパの配置の説明図である。
【図10】 変形例3の凹部とストッパの説明図であ
る。
【図11】 ストッパ有とストッパ無との比較実験にお
ける、回転角速度と出力の関係(直線性)のグラフであ
る。
【符号の説明】
1…角速度センサ、10…ガラス基板、11…円形部、
12…検出用電極、14…導体配線、15…スルーホー
ル、40…シリコン部、41…リング体、44…吸着剤
封入室、46…振動体封入室、50…振動体、51…支
持部、51a…中央支持部、51b…延出支持部、52
…駆動体部、53…検出マス部、54…駆動バネ、55
…検出バネ、58…固定電極、59…櫛歯電極、60…
櫛歯電極(可動電極)、61…外周部、62a、62b
…凸部、63a、63b、85a、85b、89a、8
9b…ストッパ、87a、87b…凹部、70…封止基
板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 溝口 賢治 愛知県名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日 本特殊陶業株式会社内 (72)発明者 小島 多喜男 愛知県名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日 本特殊陶業株式会社内 (72)発明者 大島 崇文 愛知県名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日 本特殊陶業株式会社内 Fターム(参考) 2F105 AA10 BB11 CC04 CD03 CD05 CD13

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコンの振動体、該振動体を支持する
    ガラス基板及び該ガラス基板に固定される固定電極とを
    備え、 前記振動体は、前記固定電極と対をなす可動電極を備え
    該可動電極と前記固定電極との間に発生する静電気力に
    より中心軸回りに回転振動する駆動体部と、該駆動体部
    の回転中心部に配され前記ガラス基板に固定される支持
    部と、前記駆動体部の径方向に沿って放射状に配されて
    前記支持部と前記駆動体部の内周とを連結する駆動バネ
    と、前記駆動体部の外周を取り囲む検出マス部と、前記
    駆動体部の中心軸を通る直線上に配されて前記駆動体部
    の外周と前記検出マス部の内周とを連結する検出バネと
    からなり、 前記ガラス基板には、前記検出マス部に対面する検出用
    電極と、該検出用電極、前記支持部及び前記固定電極に
    接続される導体配線と、前記ガラス基板の表裏面の電気
    的導通をとるためのスルーホールとが設けられた角速度
    センサにおいて、 前記支持部を、 前記駆動バネが連結される中央支持部と、 前記駆動バネと前記駆動体部の内周とで区画される領域
    に延出された延出支持部とで形成したことを特徴とする
    角速度センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の角速度センサにおいて、 前記支持部と前記導体配線とを前記中央支持部のみで接
    触させたことを特徴とする角速度センサ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の角速度センサにおいて、 前記延出支持部の前記駆動体部の回転中心について対称
    となる複数箇所で前記支持部と前記導体配線とを接触さ
    せたことを特徴とする角速度センサ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか記載の角速
    度センサにおいて、前記駆動体部及び検出マス部を共に
    円形リング状として同心に配したことを特徴とする角速
    度センサ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか記載の角速
    度センサにおいて、前記固定電極と可動電極とは、それ
    ぞれ前記駆動体部の中心軸を中心とする同心円に沿った
    櫛歯を備え、互いの前記櫛歯をかみ合い状にして櫛歯型
    アクチュエータを構成していることを特徴とする角速度
    センサ。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか記載の角速
    度センサにおいて、 前記ガラス基板に平行に配される封止基板と、 前記振動体を取り囲み両端をそれぞれ前記ガラス基板と
    封止基板とに接合されるリング体とを備え、 前記ガラス基板、封止基板及びリング体にて形成される
    真空ないし減圧の密閉空間内に前記振動体を封入したこ
    とを特徴とする角速度センサ。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の角速度センサにおいて、
    前記密閉空間内とのみ連通する室内に固体ガス吸着剤を
    封入したことを特徴とする角速度センサ。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか記載の角速
    度センサにおいて、前記検出マス部の外周部に凹部また
    は凸部を設け、前記ガラス基板上には、前記振動体の振
    動に際して前記凹部または凸部と接触して前記振動体の
    振幅を規定するシリコンのストッパを設けたことを特徴
    とする角速度センサ。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれか記載の角速
    度センサにおいて、前記振動体は、SOIウェハの活性
    層を用いて形成されていることを特徴とする角速度セン
    サ。
JP36514399A 1999-12-22 1999-12-22 角速度センサ Pending JP2001183138A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36514399A JP2001183138A (ja) 1999-12-22 1999-12-22 角速度センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36514399A JP2001183138A (ja) 1999-12-22 1999-12-22 角速度センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001183138A true JP2001183138A (ja) 2001-07-06

Family

ID=18483535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36514399A Pending JP2001183138A (ja) 1999-12-22 1999-12-22 角速度センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001183138A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005535889A (ja) * 2002-08-12 2005-11-24 ザ・ボーイング・カンパニー 内部径方向検知およびアクチュエーションを備える分離型平面ジャイロスコープ
JP2008527319A (ja) * 2004-12-31 2008-07-24 ヴェーテーイー テクノロジーズ オサケユキチュア 角速度のための振動マイクロ−メカニカルセンサー
JP2010054263A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Pioneer Electronic Corp 回転振動型ジャイロ
JP2013011470A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Denso Corp 角速度センサ
JP2013532273A (ja) * 2010-04-30 2013-08-15 クォルコム・メムズ・テクノロジーズ・インコーポレーテッド 微細加工された圧電性x軸ジャイロスコープ
JP2019070574A (ja) * 2017-10-10 2019-05-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 角速度センサ素子、およびこれを用いた角速度センサ

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005535889A (ja) * 2002-08-12 2005-11-24 ザ・ボーイング・カンパニー 内部径方向検知およびアクチュエーションを備える分離型平面ジャイロスコープ
JP4698221B2 (ja) * 2002-08-12 2011-06-08 ザ・ボーイング・カンパニー 内部径方向検知およびアクチュエーションを備える分離型平面ジャイロスコープ
JP2008527319A (ja) * 2004-12-31 2008-07-24 ヴェーテーイー テクノロジーズ オサケユキチュア 角速度のための振動マイクロ−メカニカルセンサー
JP4719751B2 (ja) * 2004-12-31 2011-07-06 ヴェーテーイー テクノロジーズ オサケユキチュア 角速度のための振動マイクロ−メカニカルセンサー
JP2010054263A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Pioneer Electronic Corp 回転振動型ジャイロ
JP2013532273A (ja) * 2010-04-30 2013-08-15 クォルコム・メムズ・テクノロジーズ・インコーポレーテッド 微細加工された圧電性x軸ジャイロスコープ
US9021880B2 (en) 2010-04-30 2015-05-05 Qualcomm Mems Technologies, Inc. Micromachined piezoelectric three-axis gyroscope and stacked lateral overlap transducer (slot) based three-axis accelerometer
US9032796B2 (en) 2010-04-30 2015-05-19 Qualcomm Mems Technologies, Inc. Stacked lateral overlap transducer (SLOT) based three-axis accelerometer
US9410805B2 (en) 2010-04-30 2016-08-09 Qualcomm Mems Technologies, Inc. Micromachined piezoelectric z-axis gyroscope
US9459099B2 (en) 2010-04-30 2016-10-04 Qualcomm Mems Technologies, Inc. Micromachined piezoelectric x-axis gyroscope
US9605965B2 (en) 2010-04-30 2017-03-28 Snaptrack, Inc. Micromachined piezoelectric x-axis gyroscope
US10209072B2 (en) 2010-04-30 2019-02-19 Snaptrack Inc. Stacked lateral overlap transducer (SLOT) based three-axis accelerometer
JP2013011470A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Denso Corp 角速度センサ
US8794069B2 (en) 2011-06-28 2014-08-05 Denso Corporation Angular velocity sensor
JP2019070574A (ja) * 2017-10-10 2019-05-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 角速度センサ素子、およびこれを用いた角速度センサ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101153950B1 (ko) 각속도 센서
JP4641217B2 (ja) マイクロホンとその製造方法
JP3061864B2 (ja) マイクロメカニカル回転速度センサ
JP4609558B2 (ja) 角速度センサ
KR20020085877A (ko) 전기적으로 디커플링된 마이크로머신 자이로스코프
JP2007139505A (ja) 容量式力学量センサ
JP2005292117A (ja) ジャイロセンサおよびそれを用いたセンサ装置
US20120111112A1 (en) Resonating Sensor with Mechanical Constraints
JPH08184609A (ja) 自己診断能力を備えた対称型プルーフ・マス加速度計とその製造方法
JP4556454B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2001194153A (ja) 角速度センサ、加速度センサおよび製造方法
JP4362877B2 (ja) 角速度センサ
JP2001183138A (ja) 角速度センサ
JP3627618B2 (ja) 角速度センサ
WO1999019689A1 (fr) Detecteur de vitesse angulaire
JP7452492B2 (ja) 慣性センサおよびその製造方法
JP2011176426A (ja) 共振振動デバイス
JPH10132571A (ja) 角速度センサ
JP4466283B2 (ja) ジャイロセンサ
JP3931405B2 (ja) 角速度センサ
JP2012024897A (ja) Memsデバイス
JPH11248733A (ja) 角速度センサ及びその製造方法
JP2001349731A (ja) マイクロマシンデバイスおよび角加速度センサおよび加速度センサ
JP2004354061A (ja) 角速度センサおよび角速度検出方法
JP3230331B2 (ja) 角速度センサ