JP2001182002A - 車道用石張り舗装構造 - Google Patents

車道用石張り舗装構造

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JP2001182002A
JP2001182002A JP36784599A JP36784599A JP2001182002A JP 2001182002 A JP2001182002 A JP 2001182002A JP 36784599 A JP36784599 A JP 36784599A JP 36784599 A JP36784599 A JP 36784599A JP 2001182002 A JP2001182002 A JP 2001182002A
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JP
Japan
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stone
roadbed
flexible
stone blocks
pavement
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JP36784599A
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English (en)
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Akihiro Kajitani
明宏 梶谷
Mitsuru Nonoda
充 野々田
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Nippon Road Co Ltd
Original Assignee
Nippon Road Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 目地部からの水侵入を防ぎ、長期間に亘り安
定した石ブロックの支持状態を確保する。 【解決手段】 撓み性路盤5と、撓み性路盤5の上に設
けられた接着層6と、接着層6の上面に敷き並べられた
多数の石ブロック7と、石ブロック7の間に形成される
目地部9内に充填された弾性を有するシール部材11と
で構成し、交通荷重により目地部9にかかる集中応力を
吸収し、目地部9からの水侵入を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車道用石張り舗
装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車道用石張り舗装構造として
は、コンクリートによる路盤の上面に石ブロックを多数
敷き並べ、石ブロックと石ブロックの間に形成される目
地部にモルタルを充填した構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】車道用石張り舗装は、
見栄えの面で優れている所から、例えば、駅前、商店街
等において近年急速に広まっている。車道用石張り舗装
の基本は、コンクリートによる路盤の上面に敷き並べる
ことで、長期間に亘り安定した石張り舗装状態が確保さ
れる。
【0004】したがって、既設の舗装が例えば、アスフ
ァルト舗装の場合には、アスファルト舗装部分を取除い
た後、剛性舗装となるコンクリート盤にすることが求め
られるが、コンクリート盤にすると、養生に時間がかか
るため、長期間に亘り道路を閉鎖しなくてはならない。
また、コストがかかる所から、例えば、アスファルト安
定処理路盤の上から車道用石張り舗装を行うことがあ
る。
【0005】ところが、路盤がアスファルト安定処理の
場合、交通荷重に対して変形することで支持している所
から、車の通過時に石張り舗装に撓みが発生し、この撓
みは車が通過するたびに繰返し起こる所から、石ブロッ
クと石ブロックの間の目地部近傍に応力が集中し破損し
てしまう現象がある。
【0006】破損した目地部からは水が侵入して内部を
浸食し、石ブロックのガタツキや割れを招く。いったん
ガタツキや割れが起きると、次々と四方へ広がり、修理
が必要となる。この修理箇所は一箇所では済まなくなる
と共に、基本となる路盤が改修されないため、修理サイ
クルが短く、コスト面、維持管理の面で望ましくなかっ
た。
【0007】そこで、この発明にあっては、路盤がコン
クリート盤でなくても、長期間に亘り安定した石ブロッ
クの支持状態が確保できる車道用石張り舗装構造を提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、撓み性路盤と、撓み性路盤の上に設け
られた接着層と、接着層の上面に敷き並べられた多数の
石ブロックと、石ブロックと石ブロックの間に形成され
る目地部内に充填された弾性を有するシール部材とで構
成する。
【0009】あるいは、撓み性路盤と、撓み性路盤の上
に設けられたセメントモルタル層と、セメントモルタル
層の上面に敷き並べられた多数の石ブロックと、石ブロ
ックと石ブロックの間に形成される目地部内に充填され
た弾性を有するシール部材とで構成する。
【0010】あるいは、撓み性路盤と、撓み性路盤の上
に設けられ骨材が混合された合成樹脂層と、合成樹脂層
の上面に敷き並べられた多数の石ブロックと、石ブロッ
クと石ブロックの間に形成される目地部内に充填された
弾性を有するシール部材とで構成する。
【0011】かかる車道用石張り舗装構造によれば、車
通過時の交通荷重により石張り舗装に撓みが起きる。こ
の撓みにより石ブロックと石ブロックの目地部に応力が
集中するが、この時、目地部に充填された弾性を有する
シール部材により撓変形が吸収される結果、目地部の破
損は起きない。
【0012】このため、目地部からの水侵入は起こら
ず、長期間に亘り安定した石ブロックの支持状態が得ら
れる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1の図面を参照しながら
この発明の第1の実施形態について具体的に説明する。
【0014】図1は、車道用石張り舗装構造1の断面図
を示したものである。車道用石張り舗装構造1は、下か
ら路床3と、撓み性路盤5と、接着層6と、石ブロック
7と、石ブロック7と石ブロック7の目地部9内に充填
されたシール部材11とで構成されている。
【0015】路床3の上の撓み性路盤5は、半たわみ性
舗装となっている。なお、半たわみ性舗装に特定され
ず、砕石路盤、安定処理路盤であってもよい。
【0016】接着層6は、ペースト状の接着材を撓み性
路盤5の表面に塗布したものである。
【0017】石ブロック7は、レンガ状の直方体に形成
され、1箇の表面積が0.5m2 以内の大きさに形成さ
れている。石ブロック7と石ブロック7の間の目地部9
は約8mmとなるように敷き並べられている。
【0018】目地部9に充填された弾性を有するシール
部材11は、接着強さが10kgf/cm2 以上で、引
張り破断時の伸びが30%以上の性能を有することが望
ましい。
【0019】具体的には、エポキシ樹脂と変形ポリアミ
ドアミンから成り、1:1の重量比例割合で混合されて
いる。
【0020】これにより、目地部9内のシール部材11
は高弾性ゴム状体となり、経時による弾性劣化、動的疲
労劣化が少なく、目地部9にかかる変形応力に充分追従
する。また、寒冷地等の低温時でも硬化反応する。
【0021】また、不溶不透の弾性体を形成し、耐久性
・耐熱性・耐寒性・耐薬品性・耐透水圧性にすぐれた物
性を有し、+80℃〜−50℃の温度範囲でゴム弾性を
損なうことがない。また、JISA1404による0.
5mm膜圧での耐透水性テストにおいて、15kg/c
2 の水圧で透水性ゼロの物性を有するようになる。
【0022】このように構成された車道用石張り舗装構
造によれば、コンクリート路盤と異なり、道路を比較的
短い時間で閉鎖を解除することができる。
【0023】一方、車通過時の交通荷重により石張り舗
装は撓みが発生する。この撓みにより石ブロック7と石
ブロック7の目地部9に応力が集中するが、この時、目
地部9にかかる負荷は、弾性を有するシール部材11が
弾性変形することで吸収される結果、シール部材11の
破損は発生しない。このため、目地部9からの水侵入は
起こらず、長期間に亘り安定した石ブロック7の支持状
態が得られるようになる。
【0024】図2は接着層にかえてセメントモルタル層
13の上に石ブロック7を敷き並べた車道用石張り舗装
構造の第2の実施形態を示したものである。
【0025】即ち、半たわみ性舗装からなる撓み性路盤
5の上にセメントモルタル層13を設けて均一に均し、
そのセメントモルタル層13の上面に石ブロック7を多
数敷き並べる構造とするものである。
【0026】なお、他の構成要素は第1の実施形態と同
一のため、同一符号を符して詳細な説明を省略する。
【0027】したがって、この第2の実施形態によれ
ば、車通過時の交通荷重により、石ブロック7と石ブロ
ック7の目地部9に集中する応力を、弾性を有するシー
ル部材11が弾性変形することで吸収する結果、シール
部材11の破損は起こらない。
【0028】このため、目地部9からの水侵入は発生せ
ず、長期間に亘り安定した石ブロック7の支持状態が得
られる。
【0029】図3は、接着層にかえて骨材が混合された
合成樹脂層15の上に石ブロック7を敷き並べる車道用
石張り舗装構造の第3の実施形態を示したものである。
【0030】即ち、半たわみ性舗装からなる撓み性路盤
5の上に骨材が混合された合成樹脂層15を設ける。骨
材と合成樹脂材の割合は、合成樹脂材0〜100%と細
骨材0〜95%と粗骨材0〜97%の範囲で混合したも
のを使用する。次に、前記合成樹脂層15の上面に石ブ
ロック7を多数敷き並べる構造とするものである。
【0031】なお、他の構成要素は第1の実施形態と同
一のため、同一符号を符して詳細な説明を省略する。
【0032】したがって、この第3の実施形態によれ
ば、車通過時の交通荷重により、石ブロック7と石ブロ
ック7の目地部9に集中する応力を、弾性を有するシー
ル部材11が弾性変形することで吸収する結果、シール
部材11の破損は起こらない。
【0033】このため、目地部9からの水侵入は発生せ
ず、長期間に亘り安定した石ブロック7の支持状態が得
られる。
【0034】なお、図4に示す如く、撓み性路盤5が半
たわみ性舗装にかわって砕石路盤の場合には、石ブロッ
ク7と石ブロック7の間の目地部9から液体状態の浸透
樹脂17を注入し、目地部9にかかる砕石路盤の領域を
固めて石ブロック7と砕石路盤5とを一体化することが
望ましい。これにより、砕石路盤であっても目地部9に
弾性を有するシール部材11を充填することで、目地部
9からの水侵入は発生せず、長期間に亘り安定した石ブ
ロック7の支持状態が得られるようになる。
【0035】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明の車道
用石張り舗装構造によれば、車通過時の交通荷重により
石ブロックと石ブロックの目地部に集中する応力を、弾
性を有するシール部材で吸収することができるため、目
地部からの水侵入を防ぎ、長期間に亘り安定した石ブロ
ックの支持状態が得られる。また、道路の閉鎖を短い時
間で解除できるメリットがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる車道用石張り舗装構造の第1
の実施形態を示した断面図。
【図2】接着層をセメントモルタル層とした第2の実施
形態を示す図1と同様の断面図。
【図3】接着層を骨材を混合した合成樹脂層とした第3
の実施形態を示す図1と同様の断面図。
【図4】路盤が砕石路盤の時の図1と同様の断面図。
【符号の説明】
5…撓み性路盤 6…接着層 7…石ブロック 9…目地部 11…シール部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撓み性路盤と、撓み性路盤の上に設けら
    れた接着層と、接着層の上面に敷き並べられた多数の石
    ブロックと、石ブロックと石ブロックの間に形成される
    目地部内に充填された弾性を有するシール部材とで構成
    されていることを特徴とする車道用石張り舗装構造。
  2. 【請求項2】 撓み性路盤と、撓み性路盤の上に設けら
    れたセメントモルタル層と、セメントモルタル層の上面
    に敷き並べられた多数の石ブロックと、石ブロックと石
    ブロックの間に形成される目地部内に充填された弾性を
    有するシール部材とで構成されていることを特徴とする
    車道用石張り舗装構造。
  3. 【請求項3】 撓み性路盤と、撓み性路盤の上に設けら
    れ骨材が混合された合成樹脂層と、合成樹脂層の上面に
    敷き並べられた多数の石ブロックと、石ブロックと石ブ
    ロックの間に形成される目地部内に充填された弾性を有
    するシール部材とで構成されていることを特徴とする車
    道用石張り舗装構造。
JP36784599A 1999-12-24 1999-12-24 車道用石張り舗装構造 Pending JP2001182002A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008524471A (ja) * 2004-12-16 2008-07-10 レール ワン ゲーエムベーハー 軌道車両のためのコンクリート軌道

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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