JP2001181362A - ポリウレタン軟質成形フォームを製造するためのシリコーン界面活性剤 - Google Patents
ポリウレタン軟質成形フォームを製造するためのシリコーン界面活性剤Info
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Abstract
より気泡開放剤、および式: Me3Si(OSiMe2)x(OSiMeG)yOSiMe3 {式中、Gは 式−D(OR″)mA[ここで、Dは二価の
有機結合基であり、R″はアルキレン基であり、mは1
〜5の平均値を有し、Aは−OR′′′または−OOC
R′′′基(ここで、R′′′はメチル、エチルならび
にメチルおよびエチルの組合せからなる群から選ばれ
る)を示し、xは1〜3の平均値を有し、そしてyは
0.25〜1の平均値を有し、x/yの値は2.5〜5で
あり、そしてx+yの値は1.5〜3.5である]であ
る}を有するシリコーン界面活性気泡安定剤の存在下
で、有機ポリイソシアネートをポリオールと反応させる
ことよりなる軟質成形されたポリウレタンの製造法。
Description
シリコーンポリエーテルコポリマーを用いたポリウレタ
ン軟質成形フォームの製造に関する。本発明は、改善さ
れた表面品質を有する水により発泡したポリウレタン軟
質成形フォームを製造するための方法を提供する。
脂およびイソシアネート成分を計量して多くの液体成分
または流れ中に調合し、ミキサーにポンピングして、こ
こでそれらを完全に混合し、分配することが含まれる。
典型的な処方物は、イソシアネートおよび樹脂からなる
2つの流れからなる。樹脂流れは、ポリオール、架橋
剤、例えばジエタノールアミン(DEOA)、界面活性
剤、触媒、水、補助発泡剤および他の可能な添加剤の混
合物である。
された等方性の物理的性質を有し、そして既存の装置で
さらに容易に加工される。さらに詳しくは、良好な嵩、
通気孔および剪断安定性を有する成形フォームは、フォ
ーム内部全体にわたって小さな均一の気泡構造を有する
ことを特徴としている。表面安定化に優れたポリウレタ
ンフォームは、フォーム外側の表面に隣接して細かい気
泡の層を有する。寸法安定性であり、また典型的には連
続気泡であるフォームは、金型から除去した直後の収縮
傾向が低減されることを示している。非成形軟質フォー
ムでは、良好な嵩安定化および寸法安定性が必要であ
り、これらがないとフォームは圧潰されるかまたは高密
度化される。軟質フォームの添加剤の放出を減らすと、
自動車内部のフロントガラス上の曇りを減らすことがで
きる。
法安定性を最適化するために処方物の変量を選び出す化
学的戦略は、多くの用途で非常に成功を収めてきた。鍵
となる変量としては、界面活性剤および触媒を賢明に選
択することが含まれる。現在、フォーム産業では、原料
および/または加工コストを減らすと同時にフォーム物
性を維持する戦略に変わってきた。アプローチとして
は、より濡れの少ない化学物質を使用するかまたは液体
二酸化炭素を注入することによって、密度を減らすこ
と、比較的高価なグラフト共重合体の量を低下させるこ
と、TDI/MDIのブレンドを使用すること、および
イソシアネート末端プレポリマーを配合することが含ま
れる。これらのアプローチはすべて、添加剤における挑
戦が増えており、これは知られている先行技術を使用し
て十分に満足することができなかった。
れるシリコーン界面活性剤は、典型的にポリジメチルシ
ロキサン、有機官能性ポリジメチルシロキサンまたはシ
ロキサンポリエーテルコポリマーである。
レタンフォームの製造に有用なポリオキシアルキレンシ
ロキサン分枝コポリマーを開示している。
ーテルベースの高弾性軟質フォームを作るための気泡安
定剤としてシロキサン−オキシアルキレンコポリマー界
面活性剤を開示している。米国特許第044号には、非
常に大まかな種類の構造が教示されているが、本発明と
密接に関連がある一般的な種類は、式 Me3Si(OSiMe2)x(OSiMeG)yOSiMe3 {式中、Gは 式−D(OR″)mA[ここで、Dは二価の
結合基、例えばアルキレン基であり、R″はプロピレン
基ならびにエチレンおよびブチレン基からなる群より選
ばれる基(ここで、エチレンおよびブチレンの量は、全
(OR″)基の35重量%未満である)から構成され、
mは1〜15までの平均値を有し、そしてAは−O
R′、−OOCR′または−OOCOOR′基(ここ
で、R′は炭化水素および炭化水素オキシ基からなる群
より選ばれる脂肪族不飽和を含まない基である)のいず
れかである]を有する基である}によって記載できる。
xの平均値が0〜7である時に、yは1〜5の平均値を
有し、x=0の時、y=1〜5であり、x=1または2
の時、y=1〜4であり、x=3または4の時、y=1
〜3であり、xが5である時、yは1〜2であり、そし
てxが6または7の時、y=1である。特定の実施態様
については実施例7を参照のこと。
の連続気泡ポリウレタンフォームを製造するために特定
のシロキサン成分を0.01〜2g/ポリオール100
gで使用することを開示している。この特許は、ポリジ
メチルシリコーンについての例を示すだけである。
ロキサン-ポリオキシアルキレンコポリマー、ポリメチ
ルシロキサン、ならびにポリエーテルポリオールの少な
くとも約80重量パーセントの量でポリオキシエチレン
基を含むポリエーテルポリオール気泡変性剤からなる3
つの気泡変性剤を配合することにより改善された高弾性
連続気泡軟質成形ポリウレタンフォームを開示してい
る。
れた軟質フォームを安定化させるため混合ヒドロキシア
ルコキシキャップ形成を伴うシロキサンポリエーテルコ
ポリマー界面活性剤を開示している。
キシ置換基よりむしろアルキル置換基を含む界面活性剤
を使用して高弾性ポリウレタンフォームを製造する方法
を開示している。
表面品質を改良するため特定の構造範囲に属する特定の
狭い種類のシリコーンポリエーテルコポリマーを使用す
ることが含まれる。
コーンポリエーテルコポリマー界面活性剤の種類を使用
してポリウレタン軟質成形フォームを製造する方法であ
る。方法は、触媒組成物、発泡剤、シリコーンポリエー
テルコポリマー界面活性気泡安定剤および場合により気
泡開放剤の存在下で有機ポリイソシアネートとポリオー
ルとを反応させることからなる。適切なシリコーンポリ
エーテルコポリマーは、式: Me3Si(OSiMe2)x(OSiMeG)yOSiMe3 {式中、Gは 式−D(OR″)mA[ここで、Dは二価の
有機結合基であり、R″はアルキレン基であり、mは1
〜5の平均値を有し、Aは−OR′′′または−OOC
R′′′基(ここで、R′′′はメチル、エチルならび
にメチルおよびエチルの組合せからなる群より選ばれ、
xは1〜3の平均値を有し、そしてyは0.25〜1の
平均値を有し、x/yの値は2.5〜5であり、そして
x+yの値は1.5〜3.5である)を示す]を有する基
である}を有する。
ポリウレタンフォームプロセスまたは「準プレポリマ
ー」成形軟質ポリウレタンフォームプロセスを使用して
製造できる。
れた構造のシリコーンポリエーテル界面活性剤が含まれ
る。
これらの特定のシリコーン界面活性剤を使用すると、以
下の利点が得られる:・圧潰力(FTC)値がより高く
なることなく表面品質が改善され、これによって、さら
に良好な気泡構造およびよりよい寸法安定性が得られフ
ォーム品質にとって有益となる。
される気泡安定剤には、式: Me3Si(OSiMe2)x(OSiMeG)yOSiMe3 (式中、xは1〜3の平均値を有し、そしてyは0.2
5〜1の平均値を有し、x/yの値は2.5〜5、好ま
しくは2.5〜3.5、特に約3であり、そしてx+yの
値は1.5〜3.5好ましくは1.5〜2.5、特に約2で
ある)を有するシリコーンポリエーテルコポリマーが含
まれる。Gは 式−D(OR′′′)mA(ここで、Dは二
価の有機結合基であり、そしてR″は、アルキレン基で
ある)を有する基である。二価の有機結合基Dの例とし
ては、3〜5個の炭素原子を有するアルキレン基であ
る。Dがプロピレンであるのが、特に好ましい。R″は
アルキレン基であり、そしてmは1〜5、好ましくは2
〜3の平均値を有する。アルキレン基R″はエチレン、
プロピレン、ブチレンまたはそれらの組合せであるが、
R″がプロピレンであるのが特に好ましい。上記の式中
では、Aは−OR′′′基または−OOCR′′′基
(ここで、R′′′はメチル、エチルまたはその組合せ
からなる群より選ばれる)である。好ましくは、Gは、
式 −CH2CH2CH2(OCH(CH3)CH2)2OCH3 を有する基である。
性剤は、ポリオール100重量部当たり0.01〜0.
8、好ましくは0.05〜0.4重量部(pphpp)の
量で使用される。
ー界面活性剤は、当分野でよく知られた技術に従って、
例えば米国特許第4 031 044(これは、参照によ
り本明細書に組み込まれる)に教示されたようにして製
造することができ、そして場合により、しかし好ましく
はポリウレタンフォームを製造するための気泡安定剤と
してよく知られた他のシリコーン界面活性剤、例えばポ
リジメチルシロキサンおよび有機官能性ポリジメチルシ
ロキサンおよび他のシリコーンポリエーテルコポリマ
ー、ならびに例えば米国特許第5,192,812号およ
び同第5,852,065号(これらは、参照により本明
細書に組み込まれている)に教示されたようなシリコー
ン気泡開放剤と組み合わせて使用できる。このような組
合せで使用する場合、本発明によるシリコーン気泡安定
剤は、全シリコーン界面活性剤組成物の約5〜95重量
%を構成できる。
ー界面活性剤は、当分野で知られているやり方でポリエ
ーテルおよびポリエステル軟質成形ポリウレタンフォー
ムの製造に使用される。これらのシリコーン界面活性剤
を使用するポリウレタンフォームの製造においては、一
つまたはそれ以上のポリエーテルまたはポリエステルポ
リオールが、ポリイソシアネートと反応してウレタン結
合が得られる。本発明では、ポリオール組成物は、この
ようなポリオールを一つまたはそれ以上含むことができ
る。
リオールの例は、ポリアルキレンエーテルおよびポリエ
ステルポリオールである。ポリアルキレンエーテルポリ
オールには、ポリ(アルキレンオキシド)ポリマー、例
えばポリ(エチレンオキシド)およびポリ(プロピレン
オキシド)ポリマー、ならびにジオールおよびトリオー
ル、例えばとりわけエチレングリコール、プロピレング
リコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオ
ール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコ
ール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、ペンタエリスリトール、グリセロール、ジグリセロ
ール、トリメチロールプロパンおよび類似の低分子量ポ
リオールを含む多価化合物から誘導された末端ヒドロキ
シル基を有するコポリマーが含まれる。
リエーテルポリオールを使用できる。また、高分子量ポ
リエーテルポリオール、例えば二−および三官能性物質
の混合物および/または異なる分子量もしくは異なる化
学組成物質の混合物を使用することもできる。
ルボン酸を過剰のジオールと反応させる、例えばアジピ
ン酸をエチレングリコールまたはブタンジオールと反応
させるか、またはラクトンを過剰のジオールと反応させ
る、例えばカプロラクトンをプロピレングリコールと反
応させることにより製造されたものが含まれる。
ルに加えて、マスターバッチまたはプレミックス組成物
には、しばしばポリマーポリオールが含まれる。ポリマ
ーポリオールは、フォームの耐変形性を高めるため、す
なわちフォームの耐荷重性を高めるために軟質ポリウレ
タンフォーム中で使用される。現在、2つの異なるタイ
プのポリマーポリオールが、耐荷重性を改善するために
使用されている。グラフトポリオールとして記載される
第1のタイプは、ビニルモノマーがグラフト共重合した
トリオールからなる。スチレンおよびアクリロニトリル
は、通常選択されるモノマーである。第二のタイプ(ポ
リ尿素変性ポリオール)は、ジアミンおよびTDIの反
応により形成されたポリ尿素分散液を含むポリオールで
ある。TDIを過剰に使用するので、いくらかのTDI
はポリオールおよびポリ尿素の両方と反応できる。ポリ
マーポリオールのこの第二のタイプには、ポリオール中
のTDIおよびアルカノールアミンの現場重合により形
成されたPIPAポリオールと称する変種がある。耐荷
重性の必要に応じて、ポリマーポリオールは、マスター
バッチのポリオール部分の20〜80%を含むことがで
きる。
レンジイソシアネート、フェニレンジイソシアネート、
トルエンジイソシアネート(TDI)および4,4′−
ジフェニル−メタンジイソシアネート(MDI)を含む
当分野でよく知られたいずれかの適切な有機ポリイソシ
アネートを使用して製造される。特に適切なのは、単独
または商業的に入手可能な混合物として一緒にした2,
4−および2,6−TDIのものである。他適切なイソ
シアネートは、「粗MDI」として商業的に知られてお
り、PAPIとしても知られているジイソシアネートの
混合物であり、これには、約60%の4,4′−ジフェ
ニルメタンジイソシアネートと共に他の異性体および類
似のより高級なポリイソシアネートが含まれる。また、
ポリイソシアネートおよびポリエーテルまたはポリエス
テルポリオールの部分的に予備反応された混合物を含む
これらのポリイソシアネートの「プレポリマー」も適切
である。
媒は、第三級アミン、例えばトリエチレンジアミン、N
−メチルイミダゾール、1,2−ジメチルイミダゾー
ル、N−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン、ト
リエチルアミン、トリブチルアミン、ペンタメチルジエ
チレントリアミン、ペンタメチルジプロピレントリアミ
ン、トリエタノールアミン、ジメチルエタノールアミン
およびビスジメチルアミノジエチルエーテル、ならびに
有機スズ、例えばオクタン酸第一スズ、酢酸第一スズ、
オレイン酸第一スズ、ラウリン酸第一スズ、ジブチルチ
ンジラウレート、および他のこのようなスズ塩を含む当
業者によく知られたものである。
できる他の典型的な剤には、連鎖延長剤、例えばエチレ
ングリコールおよびブタンジオール、架橋剤、例えばジ
エタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリエ
タノールアミンおよびトリプロパノールアミン、気泡開
放剤、例えばシリコーン、および特に発泡剤、例えば
水、液体二酸化炭素、アセトン、ペンタン、HFC、H
CFC、CFC、塩化メチレンなどが含まれる。本発明
に従って製造される好ましいポリウレタン軟質成形フォ
ームは、高弾性フォームである。
を含む1〜3lb/ft3(16〜48kg/m3)の密度
(例えば自動車の座席)を有する一般的なポリウレタン
軟質成形フォーム処方物は、以下の成分を重量部(pb
w)で含む: 軟質フォーム処方物 pbw ポリオール 20〜100 ポリマーポリオール 80〜0 気泡安定剤 0.01〜0.8、好ましくは0.05〜0.4 シリコーン気泡開放剤 0〜3 発泡剤 2〜4.5 架橋剤 0.5〜2 触媒組成物 0.3〜2 イソシアネート指数 70〜115
するための好ましい発泡剤は、場合により他の発泡剤と
共に、ポリオール100部あたりの1〜6部(pphp
p)、特に2〜4.5pphppの水である。もちろ
ん、他の添加剤もフォームに特定の性質を与えるために
使用できる。例としては、難燃剤、着色剤、充填剤およ
び硬度変性剤といったような物質である。
で知られているいずれかの加工技術、例えば特に「ワン
ショット」技術に従って形成できる。この方法に従え
ば、発泡生成物は、発泡操作と同時にポリイソシアネー
トとポリオールの反応を実施することによって得られ
る。もう一つの実施態様では、成形された軟質フォーム
は、米国特許第5 708 045号および同第5 65
0 452号(それらは、参照により本明細書に組み込
まれている)に教示されているように、「準プレポリマ
ープロセス」によっても製造できる。いずれの場合も、
一つまたはそれ以上の発泡剤、ポリオール、水および触
媒成分のプレミックスとしてシリコーン界面活性剤(気
泡開放剤および気泡安定剤)を反応混合物に加えること
は、しばしば都合がよい。
が厳密には重要でないことは理解されるべきである。ポ
リオールおよびポリイソシアネートは、フォーム-製造
処方物中で主要な量として存在する。混合物中のこれら
の2成分の相対的な量は、当分野でよく知られている。
発泡剤、触媒およびシリコーン界面活性気泡開放剤およ
び気泡安定剤は、それぞれ反応混合物を発泡させるのに
十分少ない量で存在する。触媒は、触媒量、すなわち妥
当な速度でウレタンおよび尿素を製造するために反応に
触媒作用を及ぼすのに必要な量で存在し、そして界面活
性剤は、所望の性質を付与し、そして反応しているフォ
ームを安定化させるのに十分な量、例えば0.01〜0.
8pphppで存在する。
コーン界面活性剤、アミン触媒、場合によりスズ触媒お
よび場合により他の発泡剤を一緒にブレンドし、最後に
TDIを混入し、そして組成物をフォームにして重合さ
せる。
ーンポリエーテルコポリマー界面活性剤は、x/yの値
が2.5以上で5以下であり、そしてx+yの値が1.5
以上で3.5以下である時、フォームを圧潰するのに必
要な力を増加することなく予想外に良好な表面安定化性
質を有する。これにより、加工後の収縮がより少ないよ
り開放されたフォームが得られる。通常、表面安定化の
改善には、フォームを圧潰するのに必要な力の増加が伴
う。好ましい構造は、x=1.5およびy=0.5で、R
が構造 CH2CH2CH2(OCH(CH3)CH2)2OCH3 を有する場合である。シリコーン界面活性剤は、さらな
る利点および最適化された性能を得るために、ジメチル
シリコーン液、気泡開放剤、他のシリコーンポリエーテ
ルコポリマーまたは希釈剤と配合できる。
は、米国特許第4,031,044号に開示された方法に
従って、式 Me3Si(OSiMe2)x(OSiMeH)yOSiMe3 を有するトリメチルシロキシ−エンドブロックされたポ
リジメチルシロキサン−ポリメチル水素シロキサンコポ
リマーおよび式 −CH2CHCH2[OCH(CH3)CH2]2OCH3 を有する不飽和ポリエーテルをヒドロシリル化触媒の存
在下で反応させることによって製造した。
性剤は、以下のやり方で製造した:3つ口丸底フラスコ
は、還流冷却器、エア供給された機械式撹拌機および熱
監視制御を伴う温度計を備えていた。温度計ウエルを、
横のアームガス入口突起に取り付け、これを制御された
窒素源にはめ込んだ。上記した(下の表1Bに記載した
xおよびyの値を有する)トリメチルシロキシ−エンド
ブロックされたポリジメチルシロキサン−ポリメチル水
素シロキサンコポリマーおよび上記した不飽和ポリエー
テルを下の表1Aに記載された量でフラスコに入れ、そ
して窒素で雰囲気を不活性化した。ジプロピレングリコ
ールを通して還流冷却器の最上部から出る窒素ガスのバ
ブリングをモニターすることによって、混合物上で窒素
をわずかに掃引しながら維持した。速度は、一秒につき
約1個の泡で維持した。次いで混合物を撹拌し、そして
混合物を75℃に加熱した。次に、0.1M溶液として
調製された触媒(0.5gの塩化白金酸/10mlのイソ
プロピルアルコール(IPA)31.86マイクロリッ
トルで混合物に触媒作用を及ぼした。次いで、発熱ピー
ク(約140〜160℃)で1時間、温度を維持した。
次いで、得られた生成物を冷やし、それから約100℃
の温度で約120mmHgの真空を適用することによって、
ストリップし、そして揮発性物質を除去するために約1
時間保持した。次いで生成物を冷まし、FTIR、GP
Cおよび粘度を使用することによって特徴づけた。製造
したシリコーンポリエーテルを、表1Bに記載した。
ー界面活性剤は、式 Me3Si(OSiMe2)x(OSiMeG)yOSiMe3 (式中、Gは基−CH2CH2CH2(OCH(CH3)C
H2)2OCH3を示し、そしてxおよびyは下の表1Bに
定義した通りである)を有する。
活性剤を、HR軟質成形フォームを製造する際に典型的
に使用される商業上のシリコーン界面活性剤と比較し
た。実施例および表では、以下の物質を使用した: Lyondell(OH#=35)からのArcol E 656ポリエー
テルポリオール Lyondell(OH#=24)からのArcol E 688 SANポリ
オール Air Products and Chemicals, Inc. (APCI)からのDABCO
33LV(R)触媒 APCIからのDABCO(R) BL-11触媒 APCIからのDABCO BL-17触媒 APCIからのDABCOTM DEOA-LF-ジエタノールアミン/水
(85/15) APCIからのPOLYCAT(R) 77触媒。 ChemTrendからのPRC-798溶剤ベースの離型剤 Dow ChemicalからのSpecflex NC630慣用のトリオール Dow ChemicalからのSpecflex NC700ポリマーポリオール BayerからのTDI 80/20
用いた実施例で使用したHR軟質フォーム処方物Aおよ
びBを示している。
0〜73°F(21〜23℃)でインキューベートされ
た容器中に保存した。また、水、架橋剤およびアミン触
媒の別の混合物を調製した。フォームは、典型的には、
3インチ(7.6cm)ディスク混合ブレードを有するSer
vodyne分散装置を使用して、1/2ガロン(1890m
l)紙コップ中で、最初にポリオールおよび界面活性剤
を6000rpmで20秒間混合することによって作っ
た。次いで、水−アミンブレンドを同じ紙コップに入
れ、そして6000rpmでさらに20秒混合した。次
に、TDIを紙コップに加えて5秒間混合した。最後
に、PRC−798離型剤で前処理された12×12×
4インチ(30×30×10cm)の寸法を有する155
°F(68℃)の5孔アルミニウム金型に、全カップ内
容物を5秒間注いだ。金型を、直ちに閉じた。330秒
後、フォームパッドを金型から除去し、そして空気抜き
および表面観察のためだけに金属板を使用して手で圧潰
した。圧潰力(FTC)は50インチ2(323cm2)の
表面積を有する試験プレートを用いて絶対ポンド(ニュ
ートン)で評価した。硬化したフォームを、後で嵩、空
気抜きおよび表面安定性の観察のため1インチ(2.5
4cm)切片へカットした。安定性および表面測定は、内
部標準に対してフォームを適合させることにより評価さ
れ、両性質についてはより高い値が好ましい。表2のデ
ータは、x/y値が2.5より大きい利点を示してい
る。
剤D、E、G1、QおよびRを使用して製造されたフォ
ームでは、良好な表面値≧4が得られたことを示してい
るが、これは許容できないほど高いFTC値を伴った。
しかし、x/y値が3であるシリコーン界面活性剤Bで
は、良好な表面を有するフォームが得られ、そして低x
+y値から低FTCが得られた。
った。
に対して表2の各々の界面活性剤の性能を比較すること
によって観察できるように、この実施例3のフォーム処
方物で使用されたポリオールでは、多くの低いFTC値
が得られた。本実施例の処方物Aはポリオールタイプの
ため固有安定性がより低いため、界面活性剤Bの利点を
示すためには表の他の界面活性剤と比較するとより高い
レベルで界面活性剤を使用しなければならなかった。こ
の実施例中のデータの統計分析は、前の実施例中と同じ
一般的な傾向を示した(高x/yおよび低x+y値で
は、低FTC値を有する優秀な嵩および表面安定性が提
供される)が、この傾向は、0.06の使用レベルで表
3のデータを調べることによって、明らかになるもので
はない。さらに、界面活性剤Bが0.4より高い使用レ
ベルで使用される時(表3を参照)は、嵩安定性および
表面品質は、比較的低いFTC値で優秀であることがわ
かる。嵩安定性および表面品質の両方について高評価を
有する表3の他の界面活性剤では、高FTC値を伴っ
た。
Claims (21)
- 【請求項1】 ウレタン触媒、発泡剤として水、場合に
より、気泡開放剤、および式: Me3Si(OSiMe2)x(OSiMeG)yOSiMe3 {式中、Gは 式−D(OR″)mA[ここで、Dは二価の
有機結合基であり、R″はアルキレン基であり、mは1
〜5の平均値を有し、Aは−OR′′′または−OOC
R′′′基(ここで、R′′′はメチル、エチルならび
にメチルおよびエチルの組合せからなる群から選ばれ
る)を示し、xは1〜3の平均値を有し、そしてyは
0.25〜1の平均値を有し、x/yの値は2.5〜5で
あり、そしてx+yの値は1.5〜3.5である]であ
る}を有するシリコーン界面活性気泡安定剤の存在下
で、有機ポリイソシアネートをポリオールと反応させる
ことからなるポリウレタン軟質成形フォームの製造法。 - 【請求項2】 x/yが2.5〜3.5であり、そしてx
+yが1.5〜2.5である請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 mが2〜3である請求項1に記載の方
法。 - 【請求項4】 DがC3〜C5アルキレン基である請求項
1に記載の方法。 - 【請求項5】 R″がプロピレンである請求項3に記載
の方法。 - 【請求項6】 x/yが3であり、そしてx+yが2で
ある請求項1に記載の方法。 - 【請求項7】 Gが、構造 −CH2CH2CH2(OCH(CH3)CH2)2OCH3 を有する請求項6に記載の方法。
- 【請求項8】 x/yが3であり、そしてx+yが2で
ある請求項5に記載の方法。 - 【請求項9】 シリコーン界面活性気泡安定剤がポリオ
ール100部当たり0.01〜0.8部の量で使用される
請求項1に記載の方法。 - 【請求項10】 xおよびyは、x/yが2.5〜3.5
となり、そしてx+yが1.5〜2.5となるような平均
値であり、DがC3〜C5アルキレン基であり、R″がプ
ロピレンであり、mが2〜3の平均値を有し、そしてA
が−OR′′′または−OOCR′′′基(ここで、
R′′′はメチルおよび/またはエチルである)である
請求項1に記載の方法。 - 【請求項11】 xおよびyは、x/yが3となり、そ
してx+yが2となるような平均値であり、Dがプロピ
レン基であり、R′′がプロピレンであり、mが2の平
均値を有し、そしてAが−OCH3である請求項1に記
載の方法。 - 【請求項12】 以下の成分: ポリオール 20〜100(pbw) ポリマーポリオール 80〜0 シリコーン界面活性気泡安定剤 0.01〜0.8 シリコーン気泡開放剤 0〜3 水 1〜8 補助発泡剤 0〜20 ウレタン触媒 0.3〜3 イソシアネート指数 70〜115 を重量部(pbw)で混合することにより製造されるポ
リウレタン軟質成形フォーム組成物であって、ここでシ
リコーン界面活性気泡安定剤が、式:Me3Si(OSi
Me2)x(OSiMeG)yOSiMe3{式中、Gは 式−
D(OR″)mA[ここで、Dが二価の有機結合基であ
り、R″はアルキレン基であり、mは1〜5までの平均
値を有し、Aは−OR′′′または−OOCR′′′基
(ここで、R′′′がメチル、エチルならびにメチルお
よびエチルの組合せからなる群より選ばれる)を示す]
を有する基であり、xは1〜3の平均値を有し、そして
yは0.25〜1の平均値を有し、x/yの値は2.5〜
5であり、そしてx+yの値は1.5〜3.5である}を
有する化合物である前記組成物。 - 【請求項13】 x/yが2.5〜3.5でありおよびx
+yが1.5〜2.5である請求項12に記載のフォーム
組成物。 - 【請求項14】 mが2〜3である請求項12に記載の
フォーム組成物。 - 【請求項15】 DがC3〜C5アルキレン基である請求
項12に記載のフォーム組成物。 - 【請求項16】 R″がプロピレンである請求項12に
記載のフォーム組成物。 - 【請求項17】 x/yが3であり、そしてx+yが2
である請求項12に記載のフォーム組成物。 - 【請求項18】 Rが、構造 −CH2CH2CH2(OCH(CH3)CH2)2OCH3 を有する請求項17に記載のフォーム組成物。
- 【請求項19】 x/yが3であり、そしてx+yが2
である請求項16に記載のフォーム組成物。 - 【請求項20】 xおよびyは、x/yが2.5〜3.5
となり、そしてx+yが1.5〜2.5となるような平均
値であり、DがC3〜C5アルキレン基であり、R″がプ
ロピレンであり、mが2〜3の平均値を有し、そしてA
が−OR′′′または−OOCR′′′基(ここで、
R′′′はメチルおよび/またはエチルである)である
請求項12に記載のフォーム組成物。 - 【請求項21】 xおよびyは、x/yが3となり、そ
してx+yが2となるような平均値であり、Dがプロピ
レン基であり、R″がプロピレンであり、mが2の平均
値を有し、そしてAが−OCH3である請求項13に記
載のフォーム組成物。
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