JP2001181013A - 浸透性無機結晶層形成方法および装置 - Google Patents

浸透性無機結晶層形成方法および装置

Info

Publication number
JP2001181013A
JP2001181013A JP37242099A JP37242099A JP2001181013A JP 2001181013 A JP2001181013 A JP 2001181013A JP 37242099 A JP37242099 A JP 37242099A JP 37242099 A JP37242099 A JP 37242099A JP 2001181013 A JP2001181013 A JP 2001181013A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main material
crystal layer
water
accelerator
compressed air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP37242099A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikutami Yamashiro
育民 山代
Satoru Nishioka
哲 西岡
Shozo Suzuki
祥三 鈴木
Yasuhiro Miyake
靖宏 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
J FEC KK
NIPPON SUTAKKO KK
Tokyu Construction Co Ltd
Original Assignee
J FEC KK
NIPPON SUTAKKO KK
Tokyu Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by J FEC KK, NIPPON SUTAKKO KK, Tokyu Construction Co Ltd filed Critical J FEC KK
Priority to JP37242099A priority Critical patent/JP2001181013A/ja
Publication of JP2001181013A publication Critical patent/JP2001181013A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/02Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
    • C04B28/04Portland cements
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2111/00Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
    • C04B2111/00474Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00
    • C04B2111/00482Coating or impregnation materials
    • C04B2111/00577Coating or impregnation materials applied by spraying
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2111/00Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
    • C04B2111/72Repairing or restoring existing buildings or building materials

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ポンプによる圧送が可能で、しかも圧縮エアー
により目的物に吹き付けてもダレが発生する恐れがない
浸透性無機結晶層形成方法および装置を提供する。 【解決手段】水溶性のカルシウム化合物1と珪酸化合物
2とマグネシウム化合物3と普通ポルトランドセメント
を含む水硬性無機材料4と、水和反応を抑制する遅延剤
5とを、水と混練してスラリー状の主材を作るミキサー
6と、該スラリー状の主材7を圧送する第1のポンプ8
と、上記水硬性無機材料4の硬化促進剤10を圧送する
第2のポンプ11と、上記圧送されたスラリー状の主材
7と硬化促進剤10を圧縮エアーにより霧化させながら
混合して目的物に吹き付けるノズル9と、該ノズル9に
圧縮エアーを供給するコンプレッサ12と、から構成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば土木建築工
事における浸透性無機結晶層形成方法および装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、硬化したコンクリートは微細構
造をした多孔質で、エントラプトエア、エントレインド
エア、毛細管空隙などの種類の空隙が存在する。その結
果、例えば土木建築の地下コンクリート構造物などにお
いて、これに高圧水がかかると、漏水を引き起こす恐れ
があり、止水工事をする必要があった。
【0003】従来の止水工法としては、ポルトランドセ
メント、細骨材、珪酸質微粉末(活性シリカ)、必要な
場合には二水石膏などから構成される既調合粉末と水あ
るいはポリマーエマルジョンを混練して、スラリー状ま
たはペースト状にし、刷毛やローラーなどで塗布する
か、塗料のようにリシンガンにより対象箇所に吹き付け
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術は、連続吹き付けが出来ず大型の工事には不向
きである等の問題点があった。そこで、ポンプを使用し
た連続吹き付けを行う試みもなされたが、ポンプで圧送
するために止水材料に流動性を持たせたり、使用可能時
間を大きくしようとすると、特に壁や天井などに吹き付
けても材料がダレてしまい、また、このダレ防止に速硬
性材料を使用すると、ポンプを閉塞させてしまう等の問
題点があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、ポンプ
による圧送が可能で、しかも圧縮エアーにより目的物に
吹き付けてもダレが発生する恐れがない浸透性無機結晶
層形成方法および装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の浸透性無機結晶
層形成方法は、水溶性のカルシウム化合物と珪酸化合物
とマグネシウム化合物と普通ポルトランドセメントを含
む水硬性無機材料と、水和反応を抑制する遅延剤とを、
水と混練してスラリー状の主材を作り、該主材と、上記
水硬性無機材料の硬化促進剤とを、圧縮エアーにより霧
化させながら混合し、これらの混合物を目的物のコンク
リート構造物に吹き付け、該コンクリート構造物が有す
る空隙(細孔)から湧出する水に析出しているカルシウ
ムイオンほかの金属イオンと反応して再結晶を作り、上
記空隙に結晶層を形成することを特徴とする。また、上
記水硬性無機材料が、水酸化カルシウムを0〜40%、
珪酸ソーダを5〜30%、珪弗化マグネシウム0〜20
%、および普通ポルトランドセメント20〜60%の範
囲で配合された粉体混合品であることも特徴とする。さ
らに、上記主材が、水硬性無機材料100に対し、スル
フォン酸ナトリウム塩を主成分とする遅延剤5〜20、
水50〜100の配合比率で混練されたものであること
も特徴とする。さらにまた、上記水硬性無機材料のうち
普通ポルトランドセメントに作用する硬化促進剤が、硫
酸カリウム、硝酸カルシウム、硝酸カリウム、チオ硫酸
ナトリウム、硫酸アルミニウムなどの水溶液、またはそ
れらの粉末を水に溶解した硬化促進剤であることも特徴
とする。またさらに、上記硬化促進剤が、上記スラリー
状の主材の10〜25%の重量比率で使用されることも
特徴とする。
【0007】本発明の浸透性無機結晶層形成装置は、水
溶性のカルシウム化合物と珪酸化合物とマグネシウム化
合物と普通ポルトランドセメントを含む水硬性無機材料
と、水和反応を抑制する遅延剤とを、水と混練してスラ
リー状の主材を作るミキサーと、該スラリー状の主材を
圧送する第1のポンプと、上記水硬性無機材料の硬化促
進剤を圧送する第2のポンプと、上記圧送されたスラリ
ー状の主材と硬化促進剤を圧縮エアーにより霧化させな
がら混合して目的物に吹き付けるノズルと、該ノズルに
圧縮エアーを供給するコンプレッサと、から構成される
ことを特徴とする。また、上記ノズルが、先端部に噴出
口を有する外筒と、該噴出口の内側近傍に噴出口を有す
ると共に上記外筒内に同心円状に配置される内筒と、こ
れら外筒と内筒との間に形成される円筒環状の主材噴霧
室と、上記内筒内に形成される円筒状の促進剤噴霧室
と、上記主材噴霧室に臨む開口部を有する主材供給管
と、上記促進剤噴霧室に臨む開口部を有する促進剤供給
管と、上記促進剤噴霧室の後端部の臨む開口部を有する
圧縮エアー管と、から構成されることも特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1において、1は
水溶性のカルシウム化合物、2は珪酸化合物、3はマグ
ネシウム化合物、4は普通ポルトランドセメントを含む
水硬性無機材料、5は水和反応を抑制する遅延剤であ
る。
【0009】上記カルシウム化合物1は、例えば水酸化
カルシウム、生石灰、石膏などであり、また、上記珪酸
化合物2は、例えば珪酸ソーダなどであり、さらに、上
記マグネシウム化合物3は、珪弗化マグネシウム、水酸
化マグネシウムなどである。上記水硬性無機材料4とし
ては、水酸化カルシウムを0〜40%、珪酸ソーダを5
〜30%、珪弗化マグネシウム0〜20%、および普通
ポルトランドセメント20〜60%の範囲で配合された
粉体混合品とするのが好ましいが、これに限定するもの
ではない。
【0010】上記水溶性のカルシウム化合物1、珪酸化
合物2、マグネシウム化合物3、普通ポルトランドセメ
ントを含む水硬性無機材料4、および水和反応を抑制す
る遅延剤5は、ミキサー6により混合撹拌されてスラリ
ー状の主材7が作られ、ポンプ8によりのノズル9に圧
送される。該主材7は、水硬性無機材料100に対し、
スルフォン酸ナトリウム塩を主成分とする遅延剤5〜2
0、水50〜100の配合比率で混練されたものが好ま
しいが、これに限定するものではない。
【0011】一方、10は硬化促進剤であって、例えば
硫酸カリウム、硝酸カルシウム、硝酸カリウム、チオ硫
酸ナトリウム、硫酸アルミニウムなどの水溶液、または
それらの粉末を水に溶解した硬化促進剤であり、特に、
上記普通ポルトランドセメントに作用する。該普通ポル
トランドセメント10は、上記スラリー状の主材7の1
0〜25%の重量比率で使用するのが好ましいが、これ
に限定するものではない。上記硬化促進剤10は、ポン
プ11により上記ノズル9に圧送される。
【0012】図2から明らかなように、上記ノズル9
は、先端部に噴出口9a′を有する外筒9aと、該噴出
口9a′の内側近傍に噴出口9b′を有すると共に上記
外筒9a内に同心円状に配置される内筒9bと、これら
外筒9aと内筒9bとの間に形成される円筒環状の主材
噴霧室9cと、上記内筒9b内に形成される円筒状の促
進剤噴霧室9dと、上記主材噴霧室9cに臨む開口部9
e′を有すると共に途中に流量調整バルブ9e″を備え
た主材供給管9eと、上記促進剤噴霧室9dに臨む開口
部9f′を有すると共に途中に流量調整バルブ9f″を
備えた促進剤供給管9fと、上記促進剤噴霧室9dの後
端部の臨む開口部9g′を有すると共に流量調整バルブ
9g″を備えた圧縮エアー管9gから構成されている。
【0013】上記ポンプ8により上記主材供給管9eを
通じてノズル9に圧送される主材7は、流量調整バルブ
9e″により流量を調整されながら開口部9e′から上
記主材噴霧室9cに供給される。一方、上記ポンプ11
により上記促進剤供給管9fを通じてノズル9に送られ
る硬化促進剤10は、流量調整バルブ9f″により流量
を調整されながら開口部9f′から上記促進剤噴霧室9
dに供給される。
【0014】上記圧縮エアー管9gはコンプレッサ12
に接続されていて、上記促進剤噴霧室9d内に圧縮エア
ーを噴出するようになっている。該促進剤噴霧室9d内
に噴出された圧縮エアーは内筒9bの噴出口9b′およ
び外筒9aの噴出口9a′から外部に高速エアー流を噴
出する。この噴出に伴って、上記主材噴霧室9cおよび
促進剤噴霧室9d内は負圧になり、これらの室に供給さ
れた主材5および硬化促進剤3は霧化されると共に両噴
出口9b′および9a′付近で混合されながら噴出され
て、対象のコンクリート構造物に吹き付けられる。
【0015】上記吹き付けられた上記主材5と硬化促進
剤3の混合物は、上記対象のコンクリート構造物の有す
る空隙(細孔)から湧出する水に析出しているカルシウ
ムイオンほかの金属イオンと反応して再結晶を作り、空
隙に結晶層を形成して止水する。
【実施例】
【0016】
【実施例1】下記表1の調合で既調合粉末を作成して実
験を行った。
【表1】
【0017】
【実施例2】下記表2に示すように、既調合粉末AとB
を水と混練して、JISのモルタルフロー試験方法によ
ってフロー値を求めた。
【表2】
【0018】
【実施例3】上記実施例2に共重合したビニルスルフォ
ン酸のナトリウム塩を主成分とする凝結遅延剤を重量部
で8部添加した。混練後1時間経過後も、フロー値に変
化がなく、ポンプ圧送に流動性、可使時間とも問題がな
いことが確認された。
【0019】
【実施例4】上記実施例3に、遅延剤を混和した主材
に、硬化促進剤を重量部で10部をノズル先端で混合し
て上向き面に、一層で7mm厚さの吹き付けを行った。
瞬時に流動性を失ってダレを起こさずに付着した。
【0020】
【実施例5】貫通クラック(クラック幅約0.1mm)
のあるコンクリート面に上記実施例4の混合物と通常の
セメントペーストの2種類を厚さ1〜2mmで2層吹き
付けを行い、24時間自然乾燥させた後、3日間湿空養
生を行って、図3に示すような試験体を作成した。材料
塗布面の上に直径5cm、高さ100cmの透明アクリ
ル樹脂製のパイプを、クラックが中心を通るように、エ
ポキシ樹脂で接着し、頂部まで水を満たした。この水の
低下量を経時的に測定をして、表3に示すように、止水
効果を確認した。
【表3】
【0021】
【発明の効果】1)水溶性のカルシウム化合物と珪酸化
合物とマグネシウム化合物と普通ポルトランドセメント
を含む水硬性無機材料と、水和反応を抑制する遅延剤と
を、水と混練してスラリー状の主材を作り、該主材と、
上記水硬性無機材料の硬化促進剤とを、圧縮エアーによ
り霧化させながら混合し、これらの混合物を目的物のコ
ンクリート構造物に吹き付け、該コンクリート構造物が
有する空隙(細孔)から湧出する水に析出しているカル
シウムイオンほかの金属イオンと反応して再結晶を作
り、上記空隙に結晶層を形成するように構成したので、
コンクリート構造物の空隙に優れた止水層を形成するこ
とができるだけでなく、ポンプによる圧送が可能で、し
かも圧縮エアーにより目的物に吹き付けてもダレが発生
する恐れがない。 2)本発明工法は、土木用途では、ボックスカルバー
ト、擁壁の埋め戻し前の外壁防水、NATM工法の二次
巻き前吹付けコンクリート防水、高架橋の床板、調整池
等の防水などが効果的に適用可能であり、また、建築用
途では、屋上防水、SMW壁の防水などが効果的に適用
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浸透性無機結晶層形成装置の一実施例
を示す構成説明図である。
【図2】図1の装置のノズルの拡大断面図である。
【図3】実施例5における試験体の説明図である。
【符号の説明】
1 カルシウム化合物 2 珪酸化合物 3 マグネシウム化合物 4 水硬性無機材料 5 遅延剤 6 ミキサー 7 主材 8 ポンプ 9 ノズル 9a 外筒 9a′噴出口 9b 内筒 9b′噴出口 9c 主材噴霧室 9d 促進剤噴霧室 9e 主材供給管 9e′開口部 9e″流量調整バルブ 9f 促進剤供給管 9f′開口部 9f″流量調整バルブ 9g 圧縮エアー管 9g′開口部 9g″流量調整バルブ 10 硬化促進剤 11 ポンプ 12 コンプレッサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 22/14 C04B 22/14 A E02D 31/02 E02D 31/02 // C04B 103:14 C04B 103:14 103:20 103:20 111:27 111:27 (72)発明者 山代 育民 東京都江戸川区中葛西3丁目15番7号 株 式会社ジェー・フェック内 (72)発明者 西岡 哲 東京都渋谷区渋谷1丁目16番14号 東急建 設株式会社内 (72)発明者 鈴木 祥三 東京都渋谷区渋谷1丁目16番14号 東急建 設株式会社内 (72)発明者 三宅 靖宏 滋賀県甲賀郡石部町大字石部238番地 日 本スタッコ株式会社内 Fターム(参考) 4G012 PB03 PB05 PB22 PC04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水溶性のカルシウム化合物と珪酸化合物と
    マグネシウム化合物と普通ポルトランドセメントを含む
    水硬性無機材料と、水和反応を抑制する遅延剤とを、水
    と混練してスラリー状の主材を作り、該主材と、上記水
    硬性無機材料の硬化促進剤とを、圧縮エアーにより霧化
    させながら混合し、これらの混合物を目的物のコンクリ
    ート構造物に吹き付け、該コンクリート構造物が有する
    空隙(細孔)から湧出する水に析出しているカルシウム
    イオンほかの金属イオンと反応して再結晶を作り、上記
    空隙に結晶層を形成することを特徴とする浸透性無機結
    晶層形成方法。
  2. 【請求項2】上記水硬性無機材料が、水酸化カルシウム
    を0〜40%、珪酸ソーダを5〜30%、珪弗化マグネ
    シウム0〜20%、および普通ポルトランドセメント2
    0〜60%の範囲で配合された粉体混合品であることを
    特徴とする請求項1に記載の浸透性無機結晶層形成方
    法。
  3. 【請求項3】上記主材が、水硬性無機材料100に対
    し、スルフォン酸ナトリウム塩を主成分とする遅延剤5
    〜20、水50〜100の配合比率で混練されたもので
    あることを特徴とする請求項1または2に記載の浸透性
    無機結晶層形成方法。
  4. 【請求項4】上記水硬性無機材料のうち普通ポルトラン
    ドセメントに作用する硬化促進剤が、硫酸カリウム、硝
    酸カルシウム、硝酸カリウム、チオ硫酸ナトリウム、硫
    酸アルミニウムなどの水溶液、またはそれらの粉末を水
    に溶解した硬化促進剤であることを特徴とする請求項
    1、2または3に記載の浸透性無機結晶層形成方法。
  5. 【請求項5】上記硬化促進剤が、上記スラリー状の主材
    の10〜25%の重量比率で使用されることを特徴とす
    る請求項4に記載の浸透性無機結晶層形成方法。
  6. 【請求項6】水溶性のカルシウム化合物と珪酸化合物と
    マグネシウム化合物と普通ポルトランドセメントを含む
    水硬性無機材料と、水和反応を抑制する遅延剤とを、水
    と混練してスラリー状の主材を作るミキサーと、該スラ
    リー状の主材を圧送する第1のポンプと、上記水硬性無
    機材料の硬化促進剤を圧送する第2のポンプと、上記圧
    送されたスラリー状の主材と硬化促進剤を圧縮エアーに
    より霧化させながら混合して目的物に吹き付けるノズル
    と、該ノズルに圧縮エアーを供給するコンプレッサと、
    から構成されることを特徴とする浸透性無機結晶層形成
    装置。
  7. 【請求項7】上記ノズルが、先端部に噴出口を有する外
    筒と、該噴出口の内側近傍に噴出口を有すると共に上記
    外筒内に同心円状に配置される内筒と、これら外筒と内
    筒との間に形成される円筒環状の主材噴霧室と、上記内
    筒内に形成される円筒状の促進剤噴霧室と、上記主材噴
    霧室に臨む開口部を有する主材供給管と、上記促進剤噴
    霧室に臨む開口部を有する促進剤供給管と、上記促進剤
    噴霧室の後端部の臨む開口部を有する圧縮エアー管と、
    から構成されることを特徴とする請求項6に記載の浸透
    性無機結晶層形成装置。
JP37242099A 1999-12-28 1999-12-28 浸透性無機結晶層形成方法および装置 Pending JP2001181013A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37242099A JP2001181013A (ja) 1999-12-28 1999-12-28 浸透性無機結晶層形成方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37242099A JP2001181013A (ja) 1999-12-28 1999-12-28 浸透性無機結晶層形成方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001181013A true JP2001181013A (ja) 2001-07-03

Family

ID=18500416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37242099A Pending JP2001181013A (ja) 1999-12-28 1999-12-28 浸透性無機結晶層形成方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001181013A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100347120C (zh) * 2003-05-08 2007-11-07 同济大学 一种水泥混凝土用表面增强密封剂
CN110606696A (zh) * 2019-10-17 2019-12-24 贵州石博士科技有限公司 液态无碱速凝剂及其常温合成工艺

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100347120C (zh) * 2003-05-08 2007-11-07 同济大学 一种水泥混凝土用表面增强密封剂
CN110606696A (zh) * 2019-10-17 2019-12-24 贵州石博士科技有限公司 液态无碱速凝剂及其常温合成工艺
CN110606696B (zh) * 2019-10-17 2022-01-28 贵州石博士科技股份有限公司 液态无碱速凝剂及其常温合成工艺

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100522858C (zh) 发泡防火组合物和方法
US11331827B2 (en) Method for the 3D-printing of mineral binder compositions
US6780230B2 (en) Foamed fireproofing composition and method
CA2333340A1 (en) Efficient catalyst for the set acceleration of plaster
EP1499569B1 (en) Foamed fireproofing composition and method
JP2001130935A (ja) コンクリート急結剤
JP2003306369A (ja) 吹付け材料及びそれを用いた吹付け工法
JP2007177495A (ja) 低粉塵吹付け工法及びそのための吹付け装置
TW589363B (en) Foamed fireproofing composition and method
JP2001181013A (ja) 浸透性無機結晶層形成方法および装置
WO2022175865A1 (en) High solids, sprayable setting type joint compound
JP2001181015A (ja) 高濃度ポリマー成膜工法および装置
CN100374267C (zh) 发泡防火组合物和方法
JP4831883B2 (ja) 水系塗装材
JP2010007230A (ja) 吹付けコンクリート製造装置、それを用いた吹付けコンクリートの吹付け方法及び吹付けコンクリートの製造方法
US20220267214A1 (en) High solids, sprayable setting type joint compound
JP3098626B2 (ja) 通気性に富む表層部を選択的に配するコンクリートおよび/またはモルタル表層の処理方法
KR100822005B1 (ko) 발포 내화 조성물 및 그 제조방법
KR100846414B1 (ko) 발포 내화 조성물 및 그 제조방법
KR100989655B1 (ko) 연약지반 개량용 응결속도조절 시멘트를 이용한 이중관 무회전 인발 제형 고결체 형성방법
JPH06128005A (ja) 吹付耐火被覆組成物の施工方法
JPS6246754Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040422

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040422