JP2001180399A - バンパの取付構造 - Google Patents

バンパの取付構造

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JP2001180399A
JP2001180399A JP37210099A JP37210099A JP2001180399A JP 2001180399 A JP2001180399 A JP 2001180399A JP 37210099 A JP37210099 A JP 37210099A JP 37210099 A JP37210099 A JP 37210099A JP 2001180399 A JP2001180399 A JP 2001180399A
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JP
Japan
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bumper
clip
vehicle body
mounting
front bumper
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JP37210099A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Nagao
博 長尾
Tatsuhiko Fujii
辰彦 藤井
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外観性を向上させることができるバンパの取
付構造を提供する。 【解決手段】 フロントバンパ2の両端部に、凹形状の
クリップ取付部21を設ける。クリップ取付部21に、
クリップ係合穴23を設けた底部22を形成する。クリ
ップ取付部21にフランジ状の目隠し部24を設ける。
車体1の前端部に、クリップ取付部21に挿入可能な凸
形状のクリップ取付部11を設ける。クリップ取付部1
1に、クリップ係合穴14を設けた頂部13を形成す
る。フロントバンパ2のクリップ係合穴23にクリップ
3の爪部32を挿入して引っかけ、車体1のクリップ係
合穴14にクリップ3の爪状突起部34を挿入して引っ
かけて、フロントバンパ2を車体1に取付ける。クリッ
プ取付部11がクリップ取付部21内に入り込み、かつ
目隠し部24を設けたので、両者の隙間が目隠しされ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車の前
端部にフロントバンパを取付けるためのバンパの取付構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車体の前側及び後側には、衝撃吸収を主
な目的とするバンパが取付けられている。特に、車体の
前端部の造形は、複雑な形状となることから、樹脂製の
フロントバンパを取付けて、車体の前端部における外観
性を向上させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示すように、車体61の前端部に取付けた従来のフロン
トバンパ62は、車体との間に隙間bや段差cが生じて
しまい、かつ隙間bから車体の内部が見えてしまうとい
う問題があった。本発明は、かかる状況に鑑みてなされ
たものであり、外観性を向上させることができるバンパ
の取付構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るバンパの取
付構造は、かかる課題を解決するためになされたもので
あり、バンパと車体の合わせ面をクリップを用いて結合
したバンパの取付構造において、上記バンパの裏側に第
1の取付部を設けるとともに上記車体に上記第1の取付
部に対応する第2の取付部を設け、上記第1の取付部に
第1の係合穴を設けるとともに上記第2の取付部に第2
の係合穴を設け、上記クリップに、上記第1の係合穴に
差込み可能な第1の係止ツメと上記第2の係合穴に差込
み可能な第2の係止ツメをフランジ部を挟んで設け、上
記第1の取付部と上記第2の取付部との合わせ位置を、
上記バンパと上記車体の合わせ面の位置からずらして設
けたことを特徴とする。本発明は、車体とバンパの合わ
せ部の隙間や段差が生じ易い個所に適用することができ
る。
【0005】上記第1の取付部と上記第2の取付部のう
ち一方に段差を設け、他方を該段差が入込み可能なよう
に構成し、上記取付部をクリップを介して相互に連結し
たときに、上記バンパが車体にほぼ面一になるように上
記段差を形成する。
【0006】上記バンパと上記車体との合わせ部の隙間
を隠すための目隠し部を上記バンパ又は上記車体のいず
れか一方に設ける。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るバンパの取付
構造の実施の形態について図面に基づいて説明する。本
発明の第1の実施形態に係るバンパの取付構造を図1乃
至図6、第2の実施形態に係るバンパの取付構造を図7
にそれぞれ示す。
【0008】まず、第1の実施形態に係るバンパの取付
構造について図1乃至図6を用いて説明する。本実施形
態に係るバンパの取付構造は、図1に示すように、フロ
ントバンパ2に適用している。このフロントバンパ2
は、一体成形で製造されていて、周縁部に複数の取付穴
(図示省略)を有している。フロントバンパ2は、この
取付穴を利用してスクリュ(図示省略)で、長手方向が
車幅方向Wとなるように車体1に固定される。
【0009】フロントバンパ2は、車体1に固定した状
態において車体1との外観的な一体性をもたせるため
に、長手方向における両端部にそれぞれ以下のような構
造を備えている。
【0010】フロントバンパ2の両端面裏面側には、図
2、図3、図4又は図5に示すように、クリップ取付部
21(第1の取付部))が設けられている。このクリッ
プ取付部21は、長手方向の内方にくぼむように凹形状
に形成されて、板状の底部22を有する。この底部22
には、矩形のクリップ係合穴23(第1の係合穴)が設
けられている。クリップ取付部21の近傍には、フラン
ジ状の目隠し部24が部分的に設けられている。この目
隠し部24は、フロントバンパ2の裏面側の上端部に設
けられていて、フロントバンパ2の上下方向に延在して
いる。
【0011】車体1には、フロントバンパ2を受けるた
めの構造を備えている。以下、その構造について図2乃
至図4を用いて説明する。車体1の前端部側部(図1参
照)には、図2、図3又は図4に示すように、クリップ
取付部11(第2の取付部)が設けられている。このク
リップ取付部11は、車体前方側に突出した凸形状であ
る。クリップ取付部11は、凹形状のクリップ取付部2
1内に挿入可能な形状に段付けされていて、これにより
棚面12(段差)及び頂部13が形成されている。この
頂部13には、矩形のクリップ係合穴14(第2の係合
穴)が設けられている。
【0012】次に、クリップ3について図6を用いて説
明する。クリップ3には、本体部31と爪部32(第1
の係止ツメ)とからなる。本体部31には、フランジ部
33及び爪状突起部34(第2の係止ツメ)が設けられ
ている。フランジ部33は、本体部全外周にわたって円
状に設けられている。フランジ部33の外縁部35は一
方向に折れ曲がっていて、爪部32と逆の方向に延在し
ている。本体部31は、外形矩形の側壁部を有し、この
側壁部36の互いに対向する面にそれぞれ爪状突起部3
4が設けられている。この爪状突起部34は、フランジ
部33に向かって突出高さが増すようになっていて、フ
ランジ部33寄りの端面部は、切り立った形状になって
いる。
【0013】爪部32は、フランジ部33との間に挟持
可能な形状に形成されている。爪部32の爪は、側壁部
36の各面に関し、本体部31の爪状突起部34と互い
違いの配置になっている。すなわち、爪部32の爪は、
側壁部36の各面のうち爪状突起部34が設けられてい
ないものに突出するように形成されている。
【0014】次に、フロントバンパ2を車体1にクリッ
プ3を介して組付ける場合について図2及び図3を用い
て説明する。図2又は図3に示すように、フロントバン
パ2の長手方向の両端部に設けたクリップ係合穴23
に、フロントバンパ2の外側方からクリップ3の爪部3
2を挿入して係合する。これによりクリップ3がフロン
トバンパ2に対し係止される。その後、フロントバンパ
2を車体1の前端部において位置調整して、クリップ3
の本体部31をクリップ取付部11のクリップ係合穴1
4に挿入して係合する。このようにすると、クリップ3
が車体1に対し係止するので、フロントバンパ2が車体
1に係止される。なお、フロントバンパ2は、上述した
ように、最終的にスクリュ(図示省略)で車体1に締結
される。
【0015】このように構成しているので、フロントバ
ンパ2と車体1との段差(図8のcを参照)の発生を抑
えることができ、かつ、フロントバンパ2と車体1との
隙間a(図2参照)は、クリップ3の爪部32及び爪状
突起部34により、一定に保つことができる。
【0016】また、クリップ3によりフロントバンパ2
を車体1に取付けた状態では、図2に示すように、フロ
ントバンパ2の縁部が車体1の側面側の棚面12を覆う
ように配置しているので、隙間a(図2参照)から車体
1の内部やクリップ3が見えることはない。その一方
で、車体1の棚面12の上面側の後端は、フロントバン
パ2の縁部で覆われないが、図4又は図5に示すよう
に、フロントバンパ2には目隠し部24が設けられてお
り、この目隠し部24により、隙間a(図2参照)から
車体1の内部が見えないようになっていて、外観性を向
上させることができる。
【0017】また、クリップ3によりフロントバンパ2
を車体1に取付けた状態では、図2に示すように、車体
1における頂部13とフロントバンパ2における底部2
2との間には、クリップ3のフランジ部33が配置して
いる。このフランジ部33の外縁部35(起伏状部)
は、上述したように、折り曲げられているので、この外
縁部35により、車体1やフロントバンパ2の製造時に
おける寸法誤差を吸収することができ、製造コストを低
減することができるとともに、組付作業を容易に行うこ
とができる。なお、フランジ部33の折曲げ部分は外縁
部35以外に設けることができる。
【0018】クリップ3によるフロントバンパ2の取付
とスクリュ(図示省略)によるフロントバンパ2の固定
は、いずれを先に行っても良いが、クリップ3によるフ
ロントバンパ2の取付を先に行うと、フロントバンパ2
が車体1の前端部において位置決めされているので、別
途位置決めする作業をしなくてもスクリュ(図示省略)
による固定が容易になり、作業性を向上させることがで
きる。
【0019】本実施形態では、フロントバンパ2に凹形
状のクリップ取付部21を設け、かつ車体1に凸形状の
クリップ取付部11を設けているが、本発明はこれに限
定されず、フロントバンパ2のクリップ取付部21を凸
形状で形成し、車体1のクリップ取付部11を凹形状に
形成するように構成することも可能である。
【0020】また、本実施形態では、クリップ3の取付
時に、爪部32をフロントパネル2側に係合させ、かつ
爪状突起部34を車体1側に係合させるようにしている
が、本発明はこれに限定されず、一方が他方に挿入され
る形状であれば良い。したがって、爪部32を車体1側
に係合させ、かつ爪状突起部34をフロントパネル2側
に係合させるように構成することも可能である。
【0021】また、本実施形態は、フロントバンパの取
付構造に適用しているが、本発明はこれに限定されず、
リヤバンパの取付構造にも適用することができる。
【0022】以上、第1の実施形態について各種の変形
例を説明したが、以下に説明する第2の実施形態につい
ても適用することができる。
【0023】次に、第2の実施形態について図7を用い
て説明する。同図に示すように、本実施形態の基本的な
構成は、第1の実施形態と同じであり、フロントバンパ
5にクリップ取付部51が設けられ、かつ車体4の前端
部側部(図1参照)にクリップ取付部41が設けられて
いる。また、クリップ3を用いてフロントバンパ5を車
体4に取付ける。
【0024】フロントバンパ5には、第1の実施形態の
ような目隠し部24が設けられておらず、その代わり
に、車体4に目隠し部42が設けられている。このよう
に構成すると、フロントバンパ5の成形が容易になり、
部品輸送時の目隠し部24(図4又は図5参照)の破損
等を回避することができる。また、目隠し部42を車体
1に設けることで、隙間a(図2参照)から内部が見え
ることを、より確実に防止することができる。
【0025】
【発明の効果】本発明に係るバンパの取付構造は、バン
パと車体の合わせ面をクリップを用いて結合したバンパ
の取付構造において、上記バンパの裏側に第1の取付部
を設けるとともに上記車体に上記第1の取付部に対応す
る第2の取付部を設け、上記第1の取付部に第1の係合
穴を設けるとともに上記第2の取付部に第2の係合穴を
設け、上記クリップに、上記第1の係合穴に差込み可能
な第1の係止ツメと上記第2の係合穴に差込み可能な第
2の係止ツメをフランジ部を挟んで設け、上記第1の取
付部と上記第2の取付部との合わせ位置を、上記バンパ
と上記車体の合わせ面の位置からずらして設けたことを
特徴とするので、バンパと車体との合わせ面における相
対的な位置決めは、その合わせ面とずれて配設された第
1の取付部と第2の取付部同士をクリップにて結合する
ことにより行われる。このため、バンパと車体との合わ
せ部における外観性を向上させることができ、また、別
途工具が必要なスクリュではなく工具が不要なクリップ
を用いることから、その作業性への影響を抑えることが
できる。
【0026】上記第1の取付部と上記第2の取付部のう
ち一方に段差を設け、他方を該段差が入込み可能なよう
に構成し、上記取付部をクリップを介して相互に連結し
たときに、上記バンパが車体にほぼ面一になるように上
記段差を形成すると、バンパと車体との合わせ部が平た
んとなるように構成することが容易にでき、外観性をさ
らに向上させることができる。
【0027】上記バンパと上記車体との合わせ部の隙間
を隠すための目隠し部を上記バンパ又は上記車体のいず
れか一方に設けたことにより、隙間が生じてしまう部分
を目隠しすることができ、外観性をより一層向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るバンパの取付構
造を適用した自動車の外観斜視図である。
【図2】図1の線A−Aによる断面図である。
【図3】図2のバンパの取付構造における組付けを表し
た断面図である。
【図4】図2の分解斜視図である。
【図5】図4の矢印Vによる矢視図である。
【図6】図4のクリップの外観斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係るバンパの取付構
造を図4に対応して表した分解斜視図である。
【図8】従来のバンパの取付構造を図2に対応して表し
た断面図である。
【符号の説明】
1、4 車体 11、21、41、51 クリップ取付部 12 棚面 13 頂部 14、23 クリップ係合穴 2、5 フロントバンパ 22 底部 24 目隠し部 3 クリップ 31 本体部 32 爪部 33 フランジ部 34 爪状突起部 35 外縁部 36 側壁部 42 目隠し部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンパと車体の合わせ面をクリップを用
    いて結合したバンパの取付構造において、上記バンパの
    裏側に第1の取付部を設けるとともに上記車体に上記第
    1の取付部に対応する第2の取付部を設け、上記第1の
    取付部に第1の係合穴を設けるとともに上記第2の取付
    部に第2の係合穴を設け、上記クリップに、上記第1の
    係合穴に差込み可能な第1の係止ツメと上記第2の係合
    穴に差込み可能な第2の係止ツメをフランジ部を挟んで
    設け、上記第1の取付部と上記第2の取付部との合わせ
    位置を、上記バンパと上記車体の合わせ面の位置からず
    らして設けたことを特徴とするバンパの取付構造。
  2. 【請求項2】 上記第1の取付部と上記第2の取付部の
    うち一方に段差を設け、他方を該段差が入込み可能なよ
    うに構成し、上記取付部をクリップを介して相互に連結
    したときに、上記バンパが車体にほぼ面一になるように
    上記段差を形成したことを特徴とする請求項1に記載の
    バンパの取付構造。
  3. 【請求項3】 上記バンパと上記車体との合わせ部の隙
    間を隠すための目隠し部を上記バンパ又は上記車体のい
    ずれか一方に設けたことを特徴とする請求項2に記載の
    バンパの取付構造。
JP37210099A 1999-12-28 1999-12-28 バンパの取付構造 Pending JP2001180399A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020179796A (ja) * 2019-04-26 2020-11-05 株式会社ファルテック 加飾モール接続構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020179796A (ja) * 2019-04-26 2020-11-05 株式会社ファルテック 加飾モール接続構造

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