JP2001180180A - 筆記具 - Google Patents

筆記具

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JP2001180180A
JP2001180180A JP37115399A JP37115399A JP2001180180A JP 2001180180 A JP2001180180 A JP 2001180180A JP 37115399 A JP37115399 A JP 37115399A JP 37115399 A JP37115399 A JP 37115399A JP 2001180180 A JP2001180180 A JP 2001180180A
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JP
Japan
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writing
ink
main body
ink tank
water
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Application number
JP37115399A
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English (en)
Inventor
Nobuki Matsuzaki
伸樹 松▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokuyo Co Ltd
Original Assignee
Kokuyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筆記部材に供給されるインキ供給量を安定化
させ、導入芯回りの構造も簡易化することのできる筆記
具を提供すること。 【解決手段】 前端部に筆記部材11を備えた本体筒1
2と、当該本体筒12の後部にインキタンク17が連結
されて筆記具10が構成されている。本体筒12の後部
に形成された開放部24内には、中央部に導入芯15が
挿入されたゴム状管状体からなる非吸水性部材14が配
置されている。導入芯15の前部は筆記部材11の後部
に接触する一方、後部はインキタンク17内に位置し、
非吸水性部材14による締め付け圧力でインキ供給量が
規制されるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は筆記具に係り、更に
詳しくは、インキタンクから筆記部材に供給されるイン
キ量を適量に規制するための構造体を簡易化することの
できる筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、マーカー或いは筆ペンと称され
ている筆記具は、インキタンクと、当該インキタンクか
ら毛細管現象を利用してインキが導入可能に設けられた
筆記部材とを備えて構成されている。マーカーは、蛍光
性を有する水性顔料を含んでおり、印刷された文字の特
定部分若しくは領域を際立たせるためのマークを付する
ことができ、オフィスや、学生等に利用されている。ま
た、筆ペンは、筆記部材を墨汁に付けることなく利用で
きる簡便性から広く利用されるに至っている。
【0003】しかしながら、このような筆記具は、イン
キの消費速度が速く、長期使用はあまり期待できない。
そのため、最近では、インキをタンクに充填して当該タ
ンクを交換することによって長期使用を可能とする経済
性を備えたインキカートリッジタイプの筆記具が出現す
るに至っている。
【0004】前記インキタンク式の筆記具としては、例
えば、実公平8−10405号公報に示されるように、
軸筒の前部に筆記部材を設ける一方、軸筒の後部にイン
キタンクを着脱自在に配置し、このインキタンクと筆記
部材との間にインキ導入芯を配置してインキを筆記部材
に供給できるようにした構成が採用されている。ここ
で、導入芯の外周側には、軸方向に沿って櫛歯状をなす
吸水性を備えたインキ留め部、或いは導入芯の外周側に
綿を配置したインキ留め部を設け、当該インキ留め部に
より、インキタンクより余分に供給されたインキを吸収
する構成が採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報に開示された筆記具にあっては、インキ留め部が複雑
な外形をなしていることから、当該インキ留め部自体の
製造コストが製品コストに反映されるという不利益があ
る。また、インキ留め部の成形性も悪く、寸法精度を維
持することも困難となる。更に、インキ留め部の存在に
より筆記具の本体軸が大径となり、これが筆記具の設計
の自由度を妨げる不都合があった他、インキ留め部に吸
収されたインキを使い切ることができないことで、イン
キの無駄も多く生ずるという不都合もあった。
【0006】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して
案出されたものであり、その目的は、インキ留め部を設
けなくともインキタンクから筆記部材に供給されるイン
キ供給量を安定的に行うことができ、且つ、導入芯回り
の構造を従来構造に比べて簡易化することのできる筆記
具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、前部に筆記部材を有する本体筒の後部に
インキタンクを備えた筆記具において、前記インキタン
クの前部に非吸水性部材が配置されるとともに、この非
吸水性部材に挿入されて本体筒の内外に延びる導入芯が
設けられ、前記導入芯の前部を筆記部材の後部に接触さ
せる一方、導入芯の後部をインキタンク内に配置して当
該導入芯を介してインキが筆記部材に供給可能に設けら
れる、という構成を採っている。これにより、毛細管現
象によってインキが導入芯に流れる際に、余分なインキ
流動が非吸水性部材によって抑制され、インキ流量を安
定的に保つことが可能となる。
【0008】また、本発明は、前部に筆記部材を備える
一方、後部に開放部を備えた本体筒と、この本体筒の前
記開放部に着脱自在に設けられたインキタンクとを備え
た筆記具において、前記開放部に非吸水性部材が配置さ
れて開放部が閉塞されるとともに、この非吸水性部材に
挿入されて本体筒の内外に延びる導入芯が設けられ、前
記導入芯の前部を筆記部材の後部に接触させる一方、導
入芯の後部をインキタンク内に配置して当該導入芯を介
してインキが筆記部材に供給可能に設けられる、という
構成を採り、これにより、前記目的をよりよく達成しよ
うとするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明における非吸水性部材は導
入芯に所定の締付力を付与するゴム状管状体により構成
することが好ましい。このようなゴム状管状体を用いる
ことで、導入芯回りに適当な圧力を付与することがで
き、インキの過大供給を規制することができるようにな
り、更に、従来構造に比べて構造の簡易化を図りつつ筆
記具の製造コストも大幅に低減することが可能となる。
【0010】なお、本明細書において、特に明記しない
限り、「前」とは筆記具のペン先側について用いられ、
「後」とは、その反対側について用いられる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0012】図1には、本発明が、いわゆるマーカーと
称される筆記具に適用された実施例の断面図が示され、
図2には、その分解断面図が示されている。これらの図
において、筆記具10は、前部に筆記部材11を備えた
本体筒12と、この本体筒12の後部に配置された非吸
水性部材14と、当該非吸水性部材14を貫通して本体
筒12の内外に延びる導入芯15と、前記筆記部材11
をカバーするキャップ16と、前記本体筒12の後部に
着脱自在に設けられたインキタンク17とを備えて構成
されている。
【0013】前記筆記部材11は、本実施例では、フェ
ルト、ポリエステル等により形成されている。この筆記
部材11は、本体筒12の前端から突出するペン先部2
0と、このペン先部20の後端に連なって本体筒12の
内方に延びる支持軸部21とにより構成されている。
【0014】前記本体筒12は、その前端部に筆記部材
11の支持軸部21が貫通する保持孔23が形成されて
いるとともに、後部に開放部24が形成された筒状に設
けられている。本体筒12の後部領域は前記非吸水性部
材14の保持筒部25とされており、この保持筒部25
の前端に非吸水性部材14の位置を規制する内向きフラ
ンジ状のストッパ26が形成されている。この一方、保
持筒部25の後端側は、インキタンク17の前端側と連
結される小径筒部27が形成されているとともに、当該
小径筒部27の外周には周方向に延びる一条のリング部
28が形成されている。
【0015】前記非吸水性部材14は、特に限定される
ものではないが、本実施例では、天然ゴム、合成ゴム、
樹脂ゴム等からなる弾性を備えたゴム状管状体により構
成され、その略中心部は、前記導入芯15が挿入される
貫通孔30として形成されている。
【0016】前記導入芯15はガラス繊維によるガラス
芯を用いて構成され、当該導入芯15は、前記本体筒1
2の内外に延びて前部が筆記部材11の支持軸部21の
後端面に接触する一方、後部がインキタンク17内に位
置し、これにより、インキタンク17内のインキを毛細
管現象によって筆記部材11に供給できるようになって
いる。なお、導入芯15の太さ、若しくは繊維密度等
は、筆記部材11に対するインキ供給量が不足すること
がない範囲で決定することができる。
【0017】前記インキタンク17は、前端を開放する
有底筒状をなし、その内部にインキを充填した状態で、
図2に示されるように、シート栓32で閉塞されてい
る。インキタンク17は、本体筒12の小径筒部27に
嵌め込むことによってシート栓32が脱落するようにな
り、これにより、本体筒12とインキタンク17との連
通が可能となる。なお、インキタンク17の前部内周面
には、前記突条のリング部28に嵌合する凹状周溝34
が形成されている。
【0018】以上の構成において、本体筒12にインキ
タンク17を装着した状態では、図1に示されるよう
に、シート栓32が破られて導入芯15がインキタンク
17内に位置し、この導入芯15を介して筆記部材11
にインキ供給が行われることとなる。この際、導入芯1
5に余分に流れようとするインキは、非吸水性部材14
による圧力で絞られ、これによって、筆記部材11への
インキ供給量が適量に保たれるようになっている。
【0019】従って、本発明の前記実施例によれば、管
状体からなる非吸水性部材14に貫通孔30を設けて当
該貫通孔30に導入芯15を挿入する構成としたから、
インキ供給量を調整する部材を極めて簡単に構成するこ
とができるという効果を得る。しかも、非吸水性部材1
4がゴム状をなして一定の弾性を有し、その弾性で導入
芯30に圧力を付与して締め付けできるため、従来のよ
うな複雑なインキ留め部を用いることなくインキの供給
量が過大になるという不都合も確実に解消することがで
きる。
【0020】なお、本発明に係るインキタンク17は前
記実施例に限定されるものではなく、例えば、図3に示
されるように、キャップ40を用いた閉栓タイプとする
こともできる。この場合、インキタンク17の前端側内
径を後方に向けて縮径するテーパ状とすることで、キャ
ップ40を単なる押し込みで装着することができ、本体
筒12への装着に際してキャップ40を取り外せばよ
い。この際、本体筒12の小径筒部27は、インキタン
ク17の前部内周形状に対応したテーパ状に設ければ足
りる。
【0021】また、前記実施例では、本発明がマーカー
に適用された場合を示したが、液状インキを用いた筆ペ
ン等、その他の筆記具にも適用することができる。
【0022】更に、本発明は、インキカートリッジタイ
プでなくともよく、本体筒12の後部にインキタンク1
7を一体に備えた筆記具にも適用することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
本体筒の後部に非吸水性部材を配置するとともに、この
非吸水性部材に挿入されて本体筒の内外に延びる導入芯
を設けてインキが筆記部材に供給可能に設けられる構成
としたから、毛細管現象によってインキが導入芯に流れ
る際に、余分なインキ流動が非吸水性部材によって抑制
されるようになり、インキ流量を安定的に保つことが可
能となる。
【0024】また、前記非吸水性部材をゴム状管状体に
より構成してこれを開放部に装着するだけの構成である
から、従来構造に比べて構造の簡易化を図ることがで
き、筆記具の組立も容易として製造コストを低廉化を達
成することができる。更に、非吸水性部材は弾性を有す
る管状体であるため、軸方向のサイズを小型化すること
が可能となり、これにより、本体筒を短小化する一方で
インキタンク側を長寸化して、長期使用に適合させるこ
とも容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る筆記具の断面図。
【図2】図1の分解断面図。
【図3】変形例を示す筆記具の分解断面図。
【符号の説明】
10 筆記具 11 筆記部材 12 本体筒 14 非吸収性部材 15 導入芯 17 インキタンク 24 開放部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前部に筆記部材を有する本体筒の後部に
    インキタンクを備えた筆記具において、 前記インキタンクの前部に非吸水性部材が配置されると
    ともに、この非吸水性部材に挿入されて本体筒の内外に
    延びる導入芯が設けられ、 前記導入芯の前部を筆記部材の後部に接触させる一方、
    導入芯の後部をインキタンク内に配置して当該導入芯を
    介してインキが筆記部材に供給可能に設けられているこ
    とを特徴とする筆記具。
  2. 【請求項2】 前部に筆記部材を備える一方、後部に開
    放部を備えた本体筒と、この本体筒の前記開放部に着脱
    自在に設けられたインキタンクとを備えた筆記具におい
    て、 前記開放部に非吸水性部材が配置されて開放部が閉塞さ
    れるとともに、この非吸水性部材に挿入されて本体筒の
    内外に延びる導入芯が設けられ、 前記導入芯の前部を筆記部材の後部に接触させる一方、
    導入芯の後部をインキタンク内に配置して当該導入芯を
    介してインキが筆記部材に供給可能に設けられているこ
    とを特徴とする筆記具。
  3. 【請求項3】 前記非吸水性部材は導入芯に所定の締付
    力を付与するゴム状管状体により構成されていることを
    特徴とする請求項1又は2記載の筆記具。
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030722