JP2001178827A - カテーテル - Google Patents

カテーテル

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JP2001178827A
JP2001178827A JP37088799A JP37088799A JP2001178827A JP 2001178827 A JP2001178827 A JP 2001178827A JP 37088799 A JP37088799 A JP 37088799A JP 37088799 A JP37088799 A JP 37088799A JP 2001178827 A JP2001178827 A JP 2001178827A
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catheter
hole
guide wire
slit
distal end
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JP37088799A
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Kenji Takizawa
謙治 滝澤
Tokukazu Kitamura
徳和 北村
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UBE JUNKEN KK
Original Assignee
UBE JUNKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明のカテーテルは、所定の位
置で薬液が投入可能で、カテーテル挿入時に血管壁を傷
つけることがなく、カテーテルのシャフト部のサイドホ
ール(側孔)から目的血管に薬液を投入する方法(GD
Aコイル法)などに簡便に利用可能なカテーテル及びこ
のカテーテルを用いた薬剤の投入方法の提供を目的とす
る。 【解決手段】 血管に挿入するための中空状管腔
からなり、両端部が開口し、カテーテル先端部よりスリ
ットを有する孔(A)と孔(B)との順に2つの孔を有
し、該スリットを有する孔(A)と該孔(B)との間に
ガイドワイヤが挿通不可能な部分を有することを特徴と
するカテーテル

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、患者の血管内にガ
イドワイヤーを用いてカテーテルを所望の位置に容易に
留置でき、側孔投入式カテーテル先端固定留置法(GD
Aコイル法)などに用いることが出来るカテーテルおよ
びこのカテーテルを用いた薬剤の投入方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】制癌剤等の薬液を投与
する場合、注射器や点滴によって血管内に投与すると、
薬液が血管を通して体中に循環するため、癌細胞だけで
なく正常細胞にもダメージを与えるという問題点があ
り、経皮的に血管内に挿入したカテーテルを脳、心臓、
腹部等の臓器に導き、治療薬、塞栓物質、造影剤等を投
与、投入する(インフュージョン)方法が行われてい
る。
【0003】例えば、転移性の肝悪性腫瘍などの治療法
の一つに経皮的カテーテル留置法を用いた肝動注化学療
法というものがある。これは血管内に留置したカテーテ
ルから抗癌剤(薬液)をその腫瘍に栄養を送っている血
管の血流に乗せて、直接その腫瘍に薬液を投入する治療
法である。これにより全身に薬を投与することに比べ、
腫瘍に高濃度の薬剤分布が得られ効率よくに腫瘍にダメ
ージを与えることが可能となる。
【0004】このカテーテル留置による治療方法は、
カテーテルの先端部を投入目的としている腫瘍の栄養血
管内に留置する方法と、カテーテル先端部を胃十二指
腸動脈などの肝外血管に挿入後、金属コイル等を用いて
先端部を血管内に固定後、カテーテル先端部の内腔を金
属コイルなどにより閉塞させ、カテーテルのシャフト部
のサイドホール(側孔)から目的血管に薬液を投入する
方法(GDAコイル法)が行われている。
【0005】しかし従来のカテーテルを用いる場合、
カテーテルの先端部を投入目的としている腫瘍の栄養血
管内に留置する方法ではカテーテル先端部の物理的刺激
によって投入目的の血管内膜の損傷をきたし、またそこ
に直接抗癌剤などが接触するため肝動脈等、血管の狭窄
や閉塞をきたしやすく、結果的に薬液投入が不可能とな
る場合が考えられる。また留置目的血管内からカテーテ
ルが逸脱し、同じく薬液投入が不可能となる場合が考え
られる。
【0006】GDAコイル法では先端部を固定するこ
とによりカテーテルの逸脱を防ぐことが出来ると同時
に、カテーテル先端部による目的血管の内膜損傷の危険
性がないため、長期間にわたり動注化学療法が可能であ
る。動注化学療法では、カテーテル先端部を固定し閉塞
させるために、別のマイクロガイドワイヤーや金属コイ
ルを誘導する必要があり、操作上とても煩雑であり熟練
を要する。また金属コイルではカテーテル先端部の内腔
を完全な閉塞ができないことが多く、薬液が先端部から
他の正常な臓器へ流出する場合が考えられる。ガイドワ
イヤが先端部より挿通させ、カテーテルの側孔からガイ
ドワイヤーを外部すことが可能なカテーテル(特開平1
0−290841号公報)、カテーテルを所望の位置に
導く方法(特開平8−224313号公報)が開示され
ている。
【0007】本発明は、所定の位置で薬液が投入可能
で、カテーテル挿入時に血管壁を傷つけることがなく、
特に、カテーテル先端部を胃十二指腸動脈などの肝外血
管に挿入後、金属コイル等を用いて先端部を血管内に固
定後、カテーテルのシャフト部のサイドホール(側孔)
から目的血管に薬液を投入する方法(GDAコイル法)
などに簡便に利用可能なカテーテル及びこのカテーテル
を用いた薬剤の投入方法の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、血管に挿入す
るための中空状管腔からなり、両端部が開口し、カテー
テル先端部よりスリットを有する孔(A)と孔(B)と
の順に2つの孔を有し、該スリットを有する孔(A)と
該孔(B)との間にガイドワイヤが挿通不可能な部分を
有することを特徴とするカテーテルに関する。
【0009】さらに好ましくは、本発明は、血管に挿入
するための中空状管腔からなり、両端部がガイドワイヤ
の挿通が可能な開口を有し、カテーテル先端部よりガイ
ドワイヤの挿通が可能なスリットを有する孔(A)とガ
イドワイヤの挿通が可能な孔(B)との順に2つの孔を
有し、該スリットを有する孔(A)と該孔(B)との間
にガイドワイヤが挿通不可能な部分を有することを特徴
とするカテーテルに関する。
【0010】さらに好ましくは、本発明は、ガイドワイ
ヤが挿通不可能な部分が、孔(B)から0cm〜10c
mの範囲内にあることを特徴とするカテーテルに関す
る。
【0011】さらに好ましくは、本発明は、スリットを
有する孔(A)と孔(B)との間隔が、0.01cm〜
20cmであることを特徴とするカテーテルに関する。
【0012】さらに、本発明は、ガイドワイヤを血管
などの管内に所定位置まで通し、そのガイドワイヤの先
端をカテーテル先端部の開口から中空状管腔に挿通し、
該スリットを有する孔(A)よりガイドワイヤを引き出
し、さらにガイドワイヤを該孔(B)より中空状管腔へ
挿通し、該孔(B)を薬剤放出位置に保持し、ガイド
ワイヤをカテーテルより引き出し、先端部を血管などの
管内に留置および/または固定し、薬剤等の投入物を
中空状管腔を経て、該孔(B)より放出することを特徴
とするカテーテルを用いる薬剤の投入方法に関する。
【0013】
【発明の実施の形態】
【0014】本発明のカテーテルは、血管に挿入するた
めの中空状管腔からなり、両端部が開口し、カテーテル
先端部よりスリットを有する孔(A)と孔(B)との順
に2つの孔を有し、該スリットを有する孔(A)と該孔
(B)との間にガイドワイヤが挿通不可能な部分を有す
ることを特徴とするカテーテルであり、好ましくは本発
明のカテーテルは、血管に挿入するための中空状管腔か
らなり、両端部がガイドワイヤの挿通が可能な開口を有
し、カテーテル先端部よりガイドワイヤの挿通が可能な
スリットを有する孔(A)とガイドワイヤの挿通が可能
な孔(B)との順に2つの孔を有し、該スリットを有す
る孔(A)と該孔(B)との間にガイドワイヤが挿通不
可能な部分を有することを特徴とするカテーテルであ
り、さらに好ましくは本発明のカテーテルは、血管に挿
入するための中空状管腔からなり、両端部がガイドワイ
ヤの挿通が可能な開口を有し、カテーテル先端部よりガ
イドワイヤの挿通が可能な1個のスリットを有する孔
(A)とガイドワイヤの挿通が可能な1個の孔(B)と
の順に2つの孔があり、該スリットを有する孔(A)と
該孔(B)との間にガイドワイヤが挿通不可能な部分を
有することを特徴とするカテーテルである。
【0015】本発明のカテーテルは、ガイドワイヤをカ
テーテル先端部より中空状管腔に挿通し、ガイドワイヤ
をスリットを有する孔(A)よりカテーテル外部に引き
出し、ガイドワイヤを孔(B)より中空状管腔に挿通す
ることができる。
【0016】本発明のカテーテルは、薬剤等を放出す
る孔(B)より先端部分にガイドワイヤが挿通不可能な
部分を有するため、別のワイヤや金属コイル等で先端部
の管腔を閉塞させる作業を必要としない、スリットを
有する孔(A)と該孔(B)との間にガイドワイヤが挿
通不可能な部分を有することにより、薬剤等の投入物が
ガイドワイヤの挿通が可能な孔(B)より放出され、カ
テーテル先端部の開口より薬剤等の投入物が放出される
ことがないため、長期間カテーテルを血管等の管内に留
置させることが可能となる、ガイドワイヤの一部のみ
がカテーテルより引き出されるため、ガイドワイヤのカ
テーテルからの突出を低減でき、血管等の管内面に挿入
時、血管等の管内面の留置時に血管等の管内面を損傷さ
せる危険性が低下する、患者の血管等の管内にガイド
ワイヤーを用いてカテーテルを所望の位置に容易に留置
でき、容易に孔より薬剤等の投入物を放出させることが
可能となる、側孔投入式カテーテル先端固定留置法
(GDAコイル法)などの方法が容易に行うことが出
来、操作性が向上するなどの利点を挙げることが出き
る。
【0017】本発明のカテーテルのガイドワイヤが挿通
不可能な部分が、孔(B)から0cm、さらに0.01
cm、さらに0.05cm、さらに0.1cm、特に
0.4cm〜10cm、さらに7cm、さらに5cm、
さらに2cm、特に1cmの範囲内にあることが好まし
い。本発明のカテーテルでは、ガイドワイヤが挿通不可
能な部分を孔(B)から上記範囲に設けることにより、
孔(B)が薬液等の放出とマイクロカテーテルの管内腔
からの出口であり、孔(B)とガイドワイヤが挿通不可
能な部分との管腔部分が液溜まりとなる可能性があり、
この液溜まり部分を少なくことが出来る又はなくすこと
ができるために好ましい。
【0018】本発明のカテーテルは、該スリットを有す
る孔(A)と該孔(B)との間隔が、0.01cm、さ
らに0.06cm、さらに0.1cm、さらに0.15
cm、さらに0.3cm、特に0.5cm〜20cm、
さらに10.2cm、さらに10cm、さらに5.2c
m、さらに5cm、さらに2.2cm、さらに2cm、
さらに1.2cm、特に1cmであることが好ましい。
本発明のカテーテルでは、孔(A)と孔(B)との間を
上記範囲に設けることにより、ガイドワイヤのカテーテ
ルより引き出し部分の長さを短くすることができ、ガイ
ドワイヤのカテーテルからの突出を低減でき、血管等の
管内面に挿入時、血管等の管内面の留置時に血管等の管
内面を損傷させる危険性が低下する場合が考えられるた
めに好ましい。
【0019】本発明のカテーテルは、2以上の異なる中
空状管腔内径を有するカテーテル、さらに2以上の異な
る中空状管腔内径を有しかつ先端部の管腔内径が最も細
いカテーテルが好ましく、さらに本発明のカテーテル
は、2以上の異なる中空状管腔内径を有しかつ2つの中
空状管腔内径の中心軸が異なるカテーテル、特に2以上
の異なる中空状管腔内径を有し、2つの中空状管腔内径
の中心軸が異なり、先端部の細いカテーテルが好ましい
理由として、ガイドワイヤのカテーテルより引き出され
る部分がカテーテルからの突出を低減できるまたは突出
をなくさせる場合がある、血管等の管内面に挿入時、血
管等の管内面の留置時に血管等の管内面を損傷させる危
険性が低下させる場合などを挙げることが出来る。
【0020】本発明のカテーテルは、ガイドワイヤが挿
通不可能な部分よりカテーテルの先端側の外径に対しガ
イドワイヤが挿通不可能な部分よりカテーテルの孔
(B)を有する側の全てのまたは一部の外径が同じかま
たは大きいこと、特にスリットを有する孔(A)よりカ
テーテルの先端側の外径に対し孔(A)より該孔(B)
を有する側のカテーテルの全てのまたは一部の外径が同
じかまたは大きいことが、カテーテルの先端部及び/
又は先端部分を細くおよび/または柔軟にすることによ
り、挿入時の血管等の管内面の損傷が起こりにくく安全
性が向上し、留置時において、留置する管を完全に閉塞
させることなく留置することができ、留置する管内面の
損傷が起こりにくく安全性が向上し、長期間の治療継続
の可能性が向上する場合が考えられる、さらに、ガイ
ドワイヤが挿通不可能な部分より先端側のカテーテルの
外径、または孔(B)より先端側のカテーテルの外径を
細くすることにより、透視下でのカテーテルの視認性が
向上し、ガイドワイヤが挿通不可能な部分または孔
(B)の位置確認が容易になる、カテーテルの外部に
引き出すガイドワイヤの突出がおきにくくなる場合があ
ることなどを挙げることが出来るために好ましい。
【0021】本発明のカテーテルは、ガイドワイヤが挿
通不可能な部分より先端側のカテーテルの外径、または
スリットを有する孔(A)より先端側のカテーテルの外
径が同じ径、(例えば、テーパー部を有しないこと)で
あることが好ましい。この理由として、先端部を細くお
よび/または柔軟にすることができ、挿入時の血管等の
管内面の損傷が起こりにくく安全性が向上し、留置時留
置する側の管を完全に閉塞することなく留置でき、さら
に留置する管内面の損傷が起こりにくく安全性が向上
し、長期間の治療継続の可能性が向上する場合が考えら
れる
【0022】本発明のカテーテルは、ガイドワイヤが挿
通不可能な部分より先端側のカテーテルの長さ、または
スリットを有する孔(A)より先端側のカテーテルの長
さが5cm、さらに10cm、さらに、15cm、特に
20cm〜50cm、さらに40cm、特に30cmが
好ましい。ガイドワイヤが挿通不可能な部分より先端側
のカテーテルの長さ、またはスリットを有する孔(A)
より先端側のカテーテルの長さを上記範囲に設けること
により、留置時において孔(B)を目的の部位に留置す
るとほぼこの上記範囲の長さが必要の場合があることを
挙げることが出来る。
【0023】本発明のカテーテルは、ガイドワイヤが挿
通不可能な部分より孔(B)の側のカテーテルの長さ、
またはスリットを有する孔(A)より孔(B)の側のカ
テーテルの長さが40cm、さらに50cm、さらに6
0cm、特に70cm〜150cm、さらに120c
m、さらに100cm、さらに90cm、特に80cm
が好ましい。
【0024】本発明のカテーテルの孔(B)は、ガイド
ワイヤが挿通可能な孔及び/又は薬剤等の投入物が放出
可能な孔が好ましい本発明のカテーテルでは、孔(B)
が開口可能なスリットを有する孔の場合、ガイドワイヤ
の通過を許すが、薬剤等の投入時は薬剤等が放出可能で
薬剤等の投入時を除いては薬液等は通過できないまたは
通過しにくいようにするのが望ましい。開口可能なスリ
ットの耐圧については、切れ込みの形状や長さ、管厚み
等を適宜選択することによって定めることが出来る。ま
た、開口可能なスリットには、ガイドワイヤがスムーズ
に抵抗無く通過できるように、潤滑剤を塗布またはコー
ティングしても良い。潤滑剤としては、親水性ポリマー
や、シリコーンオイル等が挙げられる。
【0025】本発明のカテーテルでは、スリットを有す
る孔(A)は、ガイドワイヤの通過を許すが、薬液等液
体は通過できないまたは通過しにくいようにするのが望
ましい。スリットの耐圧については、切れ込みの形状
や、管厚み等を適宜選択することによって定めることが
出来る。また、スリットには、ガイドワイヤがスムーズ
に抵抗無く通過できるように、潤滑剤を塗布またはコー
ティングしても良い。潤滑剤としては、親水性ポリマー
や、シリコーンオイル等が挙げられる。
【0026】本発明のカテーテルは、一つの管から成形
されたものであっても、2以上の管を接続して成形され
たものでもよい。
【0027】本発明のカテーテルは、孔(B)および/
またはガイドワイヤが挿通不可能な部分に目視可能なマ
ーカーおよび/またはX線で造影可能なマーカーを有す
ることが、カテーテルの利用状況を確認でき、カテーテ
ルの挿入状態を視認でき、目的とする所定部位に薬剤を
投入しやすくなるため好ましい。
【0028】本発明のカテーテルは、ガイドワイヤが挿
通不可能な部分から先端部側に目視可能および/または
X線で透視可能なマーカーを1以上有することが、留置
時、孔(B)チューブを目的とする部位へを導く際に先
端を切断する長さの目安になるために好ましい。
【0029】本発明のカテーテルは、孔(B)から先端
部と反対側に目視可能なおよび/またはX線で透視可能
なマーカーを1以上有することが、カテーテルがどの程
度導入されたかの目安になるために好ましい。
【0030】本発明のカテーテルは、先端部より挿通さ
れるガイドワイヤが、大きく屈曲することなく又は直線
状で、先端部のスリットを有する孔(A)から外部に引
き出され、さらに孔(B)より中空状管腔へ挿通される
ことにより、ガイドワイヤのカテーテルより引き出され
る部分がカテーテルからの突出を低減でき、またはカテ
ーテルより突出させることがなくなる場合がある、さら
に血管等の管内面に挿入時、血管等の管内面の留置時に
血管等の管内面を損傷させる危険性が低下させることが
できる場合があるなどのために好ましい。
【0031】本発明のカテーテルにおいて、ガイドワイ
ヤの挿通不可能な部分は、カテーテルの中空状管腔に金
属、樹脂、有機材、無機材など固形物又は、金属,樹
脂,有機材,無機材などの血液や体液に溶解しない固形
物を詰める方法、カテーテルの一部を押しつぶす方法、
カテーテルの一部を切除する方法、カテーテルの一部を
熱、圧力等により融着および/または圧着させる方法、
一端を塞いだチューブと両端が塞がれていないチューブ
とを接続する方法、一端を塞いだチューブと一端を塞い
だチューブとを接続する方法などにより作成することが
出来る。
【0032】本発明のカテーテルにおいて、ガイドワイ
ヤの挿通不可能な部分は、閉塞部が好ましい。本発明の
カテーテルにおいて、ガイドワイヤの挿通不可能な部分
は、カテーテルの管腔にガイドワイヤが挿通不可能な部
分又は挿通できない部分が好ましい。本発明のカテーテ
ルのガイドワイヤの挿通不可能な部分において、ガイド
ワイヤはカテーテルから外部に引き出されていることが
好ましい。
【0033】本発明のカテーテルは、ガイドワイヤを
血管などの管内に所定位置まで通し、そのガイドワイヤ
の先端をカテーテル先端部の開口から中空状管腔に挿通
し、該スリットを有する孔(A)よりガイドワイヤを引
き出し、さらにガイドワイヤを該孔(B)より中空状管
腔へ挿通し、該孔(B)を薬剤放出位置に保持し、ガ
イドワイヤをカテーテルより引き出し、先端部を血管な
どの管内に留置および/または固定し、薬剤等の投入
物を中空状管腔を経て、該孔(B)より放出することを
特徴とする本発明のカテーテルを用いる薬剤の投入方法
により、薬剤等の投入物を容易に投入することが出来
る。
【0034】本発明のカテーテルの材質としては、一般
的に用いられるものであればよく、特に限定されるもの
ではないが、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、
エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、ポ
リアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレン
テレフタレート等のポリエステル、ポリウレタン、ポリ
塩化ビニル、ポリスチレン系樹脂、エチレン−テトラフ
ルオロエチレン共重合体等のフッ素系樹脂、ポリイミド
等各種可撓性を有する樹脂や、ポリアミドエラストマ
ー、ポリエステルエラストマー、ポリウレタンエラスト
マー、ポリスチレンエラストマー、フッ素系エラストマ
ー、シリコーンゴム、ラテックスゴム等の各種エラスト
マー、またはこれらのうちの2以上を組み合わせたもの
が使用可能である。
【0035】本発明に用いるガイドワイヤとしては、一
般的に用いられるものでよく、特に限定されるものでは
ないが、例えば、Fe−Pt系、Fe−Pd系、Fe−
Ni−Co−Ti系、Fe−Ni−C系、Fe−Mn−
Si系、Fe−Cr−Mn系、Fe−Cr−Mn−Si
系、Fe−Cr−Ni−Mn−Si系、Fe−Cr−N
i−Mn−Si−Co系等が用いられる。また、表面に
フッ素、シリコーン等の樹脂コーティングが施されてい
てもよい。
【0036】本発明のカテーテル及び本発明に用いるガ
イドワイヤは、抗血栓性材料、例えば、ヘパリン、コラ
ーゲン、アセチルサリチル酸、ゼラチン等及び/または
これらの架橋物で被覆処理されていることが、カテーテ
ルの管腔および/またはガイドワイヤに血栓がつきにく
く、ガイドワイヤをカテーテル管腔に挿通させる場合、
ガイドワイヤの挿通性がスムースであるために好まし
い。特に、本発明のカテーテルの内外面全体に抗血栓性
材料をコーティングすることにより、血栓がつきにく
く、ガイドワイヤの挿通性がスムースであり、長期にわ
たり体内等に留置することができる等のために好まし
い。
【0037】本発明のカテーテルでは、両端部はカテー
テル先端部及びカテーテル端部であり、カテーテル先端
部は体内に挿入する側であり、カテーテル端部は薬剤等
の投入する側である。
【0038】本発明のカテーテルでは、ガイドワイヤが
挿通不可能な部分又は、スリットを有する孔(A)とカ
テーテル先端部との間の外径は、用いるガイドワイヤの
太さにより適宜設計や選択することが出来、例えば、太
さ0.89mm径のガイドワイヤでは1.33mm以
下、太さ0.46mm径のガイドワイヤでは1.0mm
以下が好ましい。
【0039】本発明のカテーテルでは、ガイドワイヤが
挿通不可能な部分を除くカテーテルの中空状管腔の内径
は、ガイドワイヤの太さにより適宜設計や選択すること
が出来、例えば、太さ0.46mm径や0.89mm径
のガイドワイヤでは太さ0.46mm以上の径や0.8
9mm以上の径またはガイドワイヤが挿通可能な径が好
ましい。
【0040】本発明のカテーテルでは、ガイドワイヤが
挿通不可能な部分又は、孔(B)とカテーテル端部との
間の外径は、ガイドワイヤが挿通不可能な部分又は、ス
リットを有する孔(A)とカテーテル先端部との間の中
空状管腔の外径と同じかより大きいことが好ましい。
【0041】本発明のカテーテルでは、ガイドワイヤが
挿通不可能な部分又は、孔(B)とカテーテル端部との
間の中空状管腔の内径は、ガイドワイヤが挿通不可能な
部分又は、スリットを有する孔(A)とカテーテル先端
部との間の中空状管腔の内径と同じかより大きいことが
好ましい。
【0042】本発明のカテーテルでは、ガイドワイヤが
挿通不可能な部分又は、スリットを有する孔(A)と先
端部との間の外径は、テーパ部を設けていないストレー
ト形状又はストレートに近い形状が好ましい。ガイドワ
イヤが挿通不可能な部分又は、スリットを有する孔
(A)とカテーテル先端部との間の中空状管腔の内径
は、テーパ部を設けていないストレート形状又はストレ
ートに近い形状が好ましい。
【0043】本発明のカテーテルでは、中心線とは、カ
テーテル先端部の中空状管腔の内径又はスリットを有す
る孔(A)が設けられる中空状管腔の内径、カテーテル
端部の中空状管腔の内径又は孔(B)が設けられる中空
状管腔の内径の中心を通過する線又は中心を結ぶ線であ
る。本発明のカテーテルでは、カテーテル先端部の中空
状管腔の内径又はスリットを有する孔(A)が設けられ
る中空状管腔の内径の中心線とカテーテル端部の中空状
管腔の内径又は孔(B)が設けられる中空状管腔の内径
の中心線とは、同じであっても、異なっていてもよい。
【0044】以下に、本発明の実施の形態を図面および
実施例につき詳しく説明する。本発明は、これらの実施
の形態、図面及び実施例のみに限定されるものではな
い。
【0045】本発明のカテーテルの一例を図1に示す。
カテーテル10は、先端部1とカテーテル端部5を有
し、ガイドワイヤが挿通不可能な部分4を除く部分は、
全て中空状管腔の形状である。先端部1及びカテーテル
端部5は、ガイドワイヤなどを挿通可能な開口を有す
る。カテーテル10は、先端部1より、スリットを有す
る孔(A)2、ガイドワイヤが挿通不可能な部分4、孔
(B)3及びカテーテル端部5の順である。スリットを
有する孔(A)2と孔(B)3との間にガイドワイヤが
挿通不可能な部分4を有する。スリットを有する孔
(A)2と孔(B)3との間の長さをa、孔(B)2と
ガイドワイヤが挿通不可能な部分4との間の長さをbと
して示す。ガイドワイヤが挿通不可能な部分4は、カテ
ーテル管腔を閉塞させることにより作成できる。
【0046】ガイドワイヤが挿通不可能な部分4又は、
スリットを有する孔(A)2と先端部1との間の外径
は、用いるガイドワイヤの太さにより適宜設計や選択す
ることが出来、例えば、太さ0.89mm径のガイドワ
イヤでは1.33mm以下、太さ0.46mm径のガイ
ドワイヤでは1.0mm以下が好ましい、。ガイドワイ
ヤが挿通不可能な部分4を除くカテーテルの中空状管腔
の内径は、ガイドワイヤの太さにより適宜設計や選択す
ることが出来、例えば、太さ0.46mm径や0.89
mm径のガイドワイヤでは太さ0.46mm以上の径や
0.89mm以上の径またはガイドワイヤが挿通可能な
径が好ましい。ガイドワイヤが挿通不可能な部分4又
は、孔(B)3とカテーテル端部5との間の外径は、ガ
イドワイヤが挿通不可能な部分4又は、スリットを有す
る孔(A)2と先端部1との間の中空状管腔の外径と同
じかより大きいことが好ましい。ガイドワイヤが挿通不
可能な部分4又は、孔(B)3とカテーテル端部5との
間の中空状管腔の内径は、ガイドワイヤが挿通不可能な
部分4又は、スリットを有する孔(A)2と先端部1と
の間の中空状管腔の内径と同じかより大きいことが好ま
しい。ガイドワイヤが挿通不可能な部分4又は、スリッ
トを有する孔(A)2と先端部1との間の外径は、テー
パ部を設けていないストレート形状又はストレートに近
い形状である。ガイドワイヤが挿通不可能な部分4又
は、スリットを有する孔(A)2と先端部1との間の中
空状管腔の内径は、テーパ部を設けていないストレート
形状又はストレートに近い形状である。カテーテル10
は、1つ、2つ又は3つ以上ののチューブから作成する
ことが出来る。
【0047】図1のカテーテル10のV−V線に沿う縦
断面図を図2に示す。カテーテル10では、ガイドワイ
ヤが挿通不可能な部分4又は、スリットを有する孔
(A)2と先端部1との間の中空状管腔の内径の中心線
7とガイドワイヤが挿通不可能な部分4又は、孔(B)
3とカテーテル端部5との間の中空状管腔の内径の中心
線8とは異なる。
【0048】図1のカテーテル10にガイドワイヤ10
0を通す様子を図3に示す。ガイドワイヤ100は、先
端部1の開口より中空状管腔に挿通し、スリットを有す
る孔(A)2よりカテーテル外部に引き出され、孔
(B)3より再び中空状管腔に挿通し、カテーテル端部
5の開口より外部に引き出される。
【0049】カテーテル10を用いる薬剤等の投入方法
としては、ガイドワイヤ100を血管などの管内に所
定位置まで通し、そのガイドワイヤ100の先端をカテ
ーテル10の先端部1の開口から中空状管腔に挿通し、
スリットを有する孔(A)2よりガイドワイヤ100を
外部に引き出し、再びガイドワイヤ100を孔(B)3
より中空状管腔へ挿通し、カテーテル端部5より引き出
す、先端部1を血管などの管内に留置および/または
固定し、孔(B)3を薬剤放出位置に保持し、ガイドワ
イヤ100をカテーテル10より引き出す、薬剤等の
投入物をカテーテル端部5より中空状管腔を経て、孔
(B)3より放出、投入することができる。におい
て、ガイドワイヤ100をカテーテル10より引き出す
場合、スリットを有する孔(A)2は、薬剤等が先端部
1の開口より流出しにくい又は流出しないようにスリッ
トが閉じられる。
【0050】本発明のカテーテルの一例を図4に示す。
カテーテル20は、カテーテル10の孔(B)がスリッ
トを有する孔13になっている。スリットを有する孔
(A)2と孔(B)との間の長さをa1、孔(B)2と
ガイドワイヤが挿通不可能な部分4との間の長さをb1
として示す。a1及びb1は、a及びbと同じが好まし
い。
【0051】本発明のカテーテルの一例を図5に示す。
カテーテル30は、先端部21とカテーテル端部25を
有し、ガイドワイヤが挿通不可能な部分24を除く部分
は、全て中空状管腔の形状である。先端部21及びカテ
ーテル端部25は、ガイドワイヤなどを挿通可能な開口
を有する。カテーテル30は、先端部21よりスリット
を有する孔(A)22、ガイドワイヤが挿通不可能な部
分24、スリットを有する孔(B)23及びカテーテル
端部25の順である。スリットを有する孔(B)23と
ガイドワイヤが挿通不可能な部分24との長さは、0c
mで、ガイドワイヤが挿通不可能な部分は孔(B)と同
じ位置に設けている。ガイドワイヤが挿通不可能な部分
4又は、スリットを有する孔(A)2と先端部1との間
の外径、ガイドワイヤが挿通不可能な部分4又は、スリ
ットを有する孔(A)2と先端部1との間の中空状管腔
の内径、ガイドワイヤが挿通不可能な部分4又は、孔
(B)3とカテーテル端部5との間の外径及び、ガイド
ワイヤが挿通不可能な部分4又は、孔(B)3とカテー
テル端部5との間の中空状管腔の内径は、カテーテル1
と同じが好ましい。ガイドワイヤが挿通不可能な部分4
又は、スリットを有する孔(A)2と先端部1との間の
外径は、テーパ部を設けていないストレート形状又はス
トレートに近い形状である。ガイドワイヤが挿通不可能
な部分4又は、スリットを有する孔(A)2と先端部1
との間の中空状管腔の内径は、テーパ部を設けていない
ストレート形状又はストレートに近い形状である。カテ
ーテル30は、中心線27の径を有するチューブと中心
線28の径を有するチューブとを接続することにより作
成することができる。
【0052】本発明のカテーテルの一例を図6に示す。
カテーテル60は、先端部51とカテーテル端部55を
有し、ガイドワイヤが挿通不可能な部分54を除く部分
は、全て中空状管腔の形状である。先端部51及びカテ
ーテル端部55は、ガイドワイヤなどを挿通可能な開口
を有する。カテーテル60は、先端部51より、スリッ
トを有する孔(A)52、ガイドワイヤが挿通不可能な
部分54、孔(B)53及びカテーテル端部55の順で
ある。スリットを有する孔(A)52と孔(B)53と
の間にガイドワイヤが挿通不可能な部分54を有する。
孔(B)52とガイドワイヤが挿通不可能な部分54と
の間の長さは0cmであるが、スリットを有する孔
(A)52とガイドワイヤが挿通不可能な部分54との
間の長さは、0cmで、スリットを有する孔(A)52
と孔(B)53との間の長さは、0.01cm、さらに
0.06cm、さらに0.1cm、さらに0.15c
m、さらに0.3cm、特に0.5cm〜20cm、さ
らに10.2cm、さらに10cm、さらに5.2c
m、さらに5cm、さらに2.2cm、さらに2cm、
さらに1.2cm、特に1cmの範囲で適宜選択するこ
とが出来る。
【0053】ガイドワイヤが挿通不可能な部分54又
は、スリットを有する孔(A)52と先端部51との間
の外径は、用いるガイドワイヤの太さにより適宜設計や
選択することが出来、例えば、太さ0.89mm径のガ
イドワイヤでは1.33mm以下、太さ0.46mm径
のガイドワイヤでは1.0mm以下が好ましい、。ガイ
ドワイヤが挿通不可能な部分54又は、スリットを有す
る孔(A)52と先端部51との間の中空状管腔の内径
は、用いるガイドワイヤの太さにより適宜設計や選択す
ることが出来、例えば、太さ0.46mm径や0.89
mm径またはそれ以外の径のガイドワイヤが挿通可能又
は挿入しにくい径が好ましい。ガイドワイヤが挿通不可
能な部分54又は、孔(B)53とカテーテル端部55
との間の外径は、ガイドワイヤが挿通不可能な部分54
又は、スリットを有する孔(A)52と先端部51との
間の中空状管腔の外径と同じかより大きいことが好まし
い。ガイドワイヤが挿通不可能な部分54又は、孔
(B)53とカテーテル端部55との間の中空状管腔の
内径は、ガイドワイヤが挿通不可能な部分54又は、ス
リットを有する孔(A)52と先端部51との間の中空
状管腔の内径と同じかより大きいことが好ましい。ガイ
ドワイヤが挿通不可能な部分54又は、スリットを有す
る孔(A)52と先端部51との間の外径は、テーパ部
を設けていないストレート形状又はストレートに近い形
状である。ガイドワイヤが挿通不可能な部分54又は、
スリットを有する孔(A)52と先端部51との間の中
空状管腔の内径は、テーパ部を設けていないストレート
形状又はストレートに近い形状である。ガイドワイヤが
挿通不可能な部分54において、ガイドワイヤはスリッ
トを有する孔(A)52と孔(B)53との間でカテー
テル外部に引き出されている。カテーテル60は、1
つ、2つ又は3つ以上のチューブを用いて作成すること
ができる。
【0054】図6のカテーテル60のX−X線に沿う縦
断面図を図7に示す。ガイドワイヤが挿通不可能な部分
54は、カテーテルの一部を削除することにより、カテ
ーテルの一部をつぶすことにより、カテーテルの一部を
熱により融着及び/又は圧着することにより作成するこ
とが出来る。
【0055】図6のカテーテル60にガイドワイヤ10
1を通す様子を図8に示す。ガイドワイヤ101は、先
端部51の開口より中空状管腔に挿通し、スリットを有
する孔(A)52よりカテーテル外部に引き出され、孔
(B)53より再び中空状管腔に挿通し、カテーテル端
部55の開口より外部に引き出される。カテーテル60
では、ガイドワイヤ101は、カテーテルの管腔に直線
状又は大きく屈曲させることなしに挿通することが出
来、さらにカテーテルより突出することなくカテーテル
外部に引き出すことが出来る。
【0056】本発明のカテーテルのスリットを有する孔
41,42,43,44の一例を図9から図12に示
す。本発明のカテーテルの孔45,46,47の一例を
図13から図15に示す。
【0057】
【発明の効果】本発明のカテーテルは、所定の位置で薬
液が投入可能で、カテーテル挿入時に血管壁を傷つける
ことがなく、カテーテルのシャフト部のサイドホール
(側孔)から目的血管に薬液を投入する方法(GDAコ
イル法)などに簡便に利用可能なカテーテルである。本
発明の薬剤の投入方法は、本発明のカテーテルを用いる
ことにより容易に、長期間カテーテルを留置しながら行
うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のカテーテルの外観図である。
【図2】 図1のV−V線に沿う縦断面図である。
【図3】 図1のカテーテルにガイドワイヤを通す様子
を示す図である。
【図4】 本発明の別のカテーテルの外観図である。
【図5】 本発明の別のカテーテルの外観図である。
【図6】 本発明の別のカテーテルの外観図である。
【図7】 図6のX−X線に沿う縦断面図である。
【図8】 図6のカテーテルにガイドワイヤを通す様子
を示す図である。
【図9】 本発明のカテーテルのスリットを有する孔の
一例である。
【図10】 本発明のカテーテルのスリットを有する孔
の別の一例である。
【図11】 本発明のカテーテルのスリットを有する孔
の別の一例である。
【図12】 本発明のカテーテルのスリットを有する孔
の別の一例である。
【図13】 本発明のカテーテルの孔一例である。
【図14】 本発明のカテーテルの孔の別の一例であ
る。
【図15】 本発明のカテーテルの孔の別の一例であ
る。
【符号の説明】
1,11,21,51:先端部、 2,12,22,52:スリットを有する孔(A)、 3,53:孔(B)、 13,23:スリットを有する孔(B)、 4,14,24,54:ガイドワイヤが挿通不可能な部
分、 5,15,25,55:カテーテル端部、 7,27:先端部とスリットを有する孔(A)との間の
管腔内径の中心線、 8,28:カテーテル端部と孔(B)との間の管腔内径
の中心線、 10,20,30,60:カテーテル、 31,32,33,34,35,36,37:カテーテ
ルの一部、 41,42,43,44:スリットを有する孔、 45,46,47:孔、 100,101:ガイドワイヤ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】血管に挿入するための中空状管腔からな
    り、両端部が開口し、カテーテル先端部よりスリットを
    有する孔(A)と孔(B)との順に2つの孔を有し、該
    スリットを有する孔(A)と該孔(B)との間にガイド
    ワイヤが挿通不可能な部分を有することを特徴とするカ
    テーテル。
  2. 【請求項2】血管に挿入するための中空状管腔からな
    り、両端部がガイドワイヤの挿通が可能な開口を有し、
    カテーテル先端部よりガイドワイヤの挿通が可能なスリ
    ットを有する孔(A)とガイドワイヤの挿通が可能な孔
    (B)との順に2つの孔を有し、該スリットを有する孔
    (A)と該孔(B)との間にガイドワイヤが挿通不可能
    な部分を有することを特徴とするカテーテル。
  3. 【請求項3】ガイドワイヤが挿通不可能な部分が、孔
    (B)から0cm〜10cmの範囲内にあることを特徴
    とする請求項1〜2記載のカテーテル。
  4. 【請求項4】スリットを有する孔(A)と孔(B)との
    間隔が、0.01cm〜20cmであることを特徴とす
    る請求項1〜3記載のカテーテル。
  5. 【請求項5】ガイドワイヤを血管などの管内に所定位
    置まで通し、そのガイドワイヤの先端をカテーテル先端
    部の開口から中空状管腔に挿通し、該スリットを有する
    孔(A)よりガイドワイヤを引き出し、さらにガイドワ
    イヤを該孔(B)より中空状管腔へ挿通し、該孔
    (B)を薬剤放出位置に保持し、ガイドワイヤをカテー
    テルより引き出し、先端部を血管などの管内に留置およ
    び/または固定し、薬剤等の投入物を中空状管腔を経
    て、該孔(B)より放出することを特徴とする請求項1
    〜4記載のカテーテルを用いる薬剤の投入方法。
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