JP2001177924A - 配電盤の箱体構造 - Google Patents

配電盤の箱体構造

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JP2001177924A
JP2001177924A JP35464199A JP35464199A JP2001177924A JP 2001177924 A JP2001177924 A JP 2001177924A JP 35464199 A JP35464199 A JP 35464199A JP 35464199 A JP35464199 A JP 35464199A JP 2001177924 A JP2001177924 A JP 2001177924A
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power supply
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JP35464199A
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Nobuo Suzuki
伸夫 鈴木
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】給電回路の主回路構成が変化した場合でも、こ
の給電回路を収納する配電盤箱体の変更部分の影響を減
少させることにある。 【解決手段】前側箱体と後側箱体の2つを結合して一面
分の配電盤箱体を形成する。負荷へ電力を供給する給電
回路の構成要素である遮断器を前側箱体に収納し、前記
給電回路の前記遮断器以外の構成要素を後側箱体に収納
し、これら両箱体を結合して一面分の配電盤箱体を形成
する。前記前側箱体と後側箱体とは、仕切り板を介して
結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、配電盤の箱体を
構成する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】配電盤としては各種の用途があるが、例
えば高圧または特別高圧の母線から負荷へ電力を供給す
る給電回路を収納する配電盤がある。この給電回路は、
負荷への電力を開閉するための遮断器,断路器や、この
電力を計測・制御するための変流器(以下ではCTと略
記する),計器用変圧器(以下ではPTと略記する)
と、これら各機器相互間を接続する導体とで構成してい
る。以下ではこの給電回路を収納している配電盤を例に
して本発明の詳細を説明する。
【0003】図3は列盤形式の配電盤の一般的な構造例
を示した構造図であって、共通台盤1に複数(図3では
3つ)の配電盤10,20,30を搭載し、隣り合った
配電盤の箱体同士をねじなどにより結合することで一体
化し、列盤形式配電盤を構成している。配電盤10は、
配電盤箱体11とその前側と後側に取り付けた前面扉1
2と裏面扉13とで構成しており、これらの扉を開けれ
ば当該配電盤10に収納している給電回路の各機器を点
検・手入れすることができる。なおこの配電盤箱体11
は、例えばアングル形鋼の溶接で形成したフレームに天
井板や側板を取り付けた構造や、薄鋼板の折り曲げによ
り大きな強度を備えた側板や天井板を組み合わせること
でフレームを省略した構造である。配電盤20と配電盤
30も同様の構造である。なお、配電盤10,20,3
0のそれぞれに別個の台盤を備えることにより、共通台
盤1を省略することもある。
【0004】図4は図3に図示の列盤形式配電盤の主回
路の構成の第1例を単線で示した主回路接続図であっ
て、配電盤10に収納されて負荷19へ電力を供給する
給電回路を一点鎖線で囲んでいる。同様に配電盤20に
収納されて負荷29へ電力を供給する給電回路と、配電
盤30に収納されて負荷39へ電力を供給する給電回路
も一点鎖線で囲んでいるが、これらは同じ構成であるか
ら、配電盤10についてのみ説明する。すなわち、母線
2→断路器14→遮断器15の経路を経て負荷19へ電
力が供給されるのであるが、この電力を計測・監視して
回路を過電流や地絡事故から保護するために、遮断器1
5よりも負荷側にCT16とPT17を設置している。
【0005】ところで、負荷へ電力を供給する給電回路
には、以下に述べるように各種の構成がある。図5は主
回路の構成の第2例を単線で示した主回路接続図であ
る。この第2例は、二重母線から負荷19へ電力を供給
する場合であって、配電盤10には一点鎖線で囲んだ機
器,すなわち第1母線3と第2母線4,これら両母線の
いずれかを選択する双投型断路器21,遮断器15,C
T16,PT17ならびにこれら各機器相互間を接続す
る導体を収納する。
【0006】図6は主回路の構成の第3例を単線で示し
た主回路接続図である。この第3例は、1つの給電回路
が負荷25または負荷26のいずれかを選択して電力を
供給する場合であって、配電盤10には一点鎖線で囲ん
だ機器,すなわち母線2,断路器14,遮断器15,C
T16,PT17,2つの負荷25または26のいずれ
かを選択する双投型断路器22ならびにこれら各機器相
互間を接続する導体を収納する。
【0007】さらに、図示は省略するが、図5に図示し
ている第2例の主回路と図6に図示している第3例の主
回路とを組み合わせて、二重母線のいずれかから供給さ
れる電力を2つの負荷のいずれかへ供給する構成の主回
路もある。負荷や周囲の状況に応じて、これら各種主回
路の中から適切な主回路を採用するので、列盤形式の配
電盤であっても、個々の配電盤の主回路構成は同一とは
ならない。従って各配電盤の外観は同じであっても収納
する機器は異なる。よって各配電盤の箱体は、それぞれ
を別個に設計・製作している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】給電回路の電圧が一定
値であるとするならば、この給電回路を構成する遮断器
の寸法・形状は、これを設置する回路の電源容量に対応
して段階的に設定されている遮断容量と、段階的に設定
されている定格電流とに対応して定まる。また遮断器以
外の各機器の寸法・形状は、段階的に設定されている定
格電流に対応して定まる。しかしこれら各機器の定格電
流と遮断容量の種類は決められているから、これらの機
器で構成されている給電回路を収納する配電盤は、外形
寸法のみではなく内部構造まで標準化できるはずであ
る。
【0009】しかしながら、現実には図4や図5あるい
は図6に図示のように、主回路構成が多種多様であるた
めに、遮断器や断路器やその他の機器がすべて同一定格
であっても、収納機器によって配電盤内部の機器配置が
同じになることは殆ど無い。機器配置が異なれば、配電
盤の外形・寸法が同じであっても箱体の設計図面をその
都度描かなければならないし、配電盤を製作する手順も
その都度異なることになるから、設計・製作に大きな手
間と時間が必要になる不具合がある。また、設計・製作
に手間と時間を要することから、製品の価格も上昇して
しまう欠点を有する。そこでこの発明の目的は、給電回
路の主回路構成が変化した場合でも、この給電回路を収
納する配電盤箱体の変更部分の影響を減少させることに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、この発明の配電盤の箱体構造は、前側箱体と後側
箱体の2つを結合して一面分の配電盤箱体を形成する。
負荷へ電力を供給する給電回路の構成要素である遮断器
を前側箱体に収納し、前記給電回路の前記遮断器以外の
構成要素を後側箱体に収納し、これら両箱体を結合して
一面分の配電盤箱体を形成する。前記前側箱体と後側箱
体とは、仕切り板を介して結合する。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施例を表し
た構造図であって、箱体構造が薄板鋼板の成形で構成
(以下ではフレームレスと称する)した場合である。こ
の図1において、薄鋼板の折り曲げにより強度を向上さ
せている右側面板41と左側面板42と天井板43およ
び底板44を組み合わせることにより、前側箱体40を
形成させる。後側箱体50は既に組み上がった箱体を図
示しているが、この後側箱体50も前側箱体40と同様
に、薄鋼板の折り曲げにより強度を向上させた左右側
板,天井板および底板を組合せわせている。これら前側
箱体40と後側箱体50とを結合することで一面分の配
電盤箱体が形成される。
【0012】図4で既述の第1例主回路で図示している
給電回路を図1に図示の配電盤箱体に収納するにあたっ
て、本発明では遮断器15のみを前側箱体40に収納
し、残余の各機器は後側箱体50に収納する。遮断器1
5は給電回路を構成する最も重要な機器であって、引き
出し型構造であることが多いから、当該遮断器15を前
側箱体40に収納すれば、前面扉を開けるだけで点検・
手入れが行えるし、これを引き出せば点検・手入れは更
に容易になる。図5に図示の第2例主回路や図6に図示
の第3例主回路の場合も、同様に遮断器15のみを前側
箱体40に収納し、残余の機器は後側箱体50に収納す
る。後側箱体50に収納する機器や回路構成はその都度
異なるので、後側箱体50を同じ構造にすることはでき
ないが、前側箱体40の収納機器は遮断器15のみであ
るから、当該遮断器15の型式が同一であならば、前側
箱体40は同じ構造にできる。
【0013】図2は本発明の第2実施例を表した構造図
であって、図1で既述の第1実施例と同様に箱体構造が
フレームレスの場合であるが、この第2実施例が前述の
第1実施例と異なるのは、前側箱体40と後側箱体50
とを結合する際に、両箱体間に仕切り板60を挿入する
ことであり、これ以外は第1実施例とまったく同じであ
る。両箱体間に挿入する仕切り板60は箱体が歪むのを
防ぐ補強材としての役割を果たすと共に、一方の箱体で
発生した事故が他方の箱体へ波及するのを防止する効果
もある。
【0014】
【発明の効果】1つの給電回路を一面の配電盤に収納す
るのが通常であるから、複数の給電回路があればその回
路数に対応した面数の配電盤が必要である。ところで各
給電回路の主要部分は殆ど同じ構成であるが、負荷の種
類やその運転方法などにより異なる部分を生じる。配電
盤の外観・寸法は同じでも、収納する給電回路の変化に
対応しなければならないので、その箱体構造は同じには
ならない。それ故、従来の配電盤箱体はその都度設計し
製作せざるを得なかったので、製作に要する時間と手間
が大きい不具合があった。
【0015】しかしながら各給電回路の容量が等しい場
合は、例えば遮断器のような給電回路の主要部分の型式
は同一であることから、この同一機器を前側箱体に収納
することとし、この前側箱体を標準化する。一方、各給
電回路ごとに変更がある部分は後側箱体に収納すること
とし、この後側箱体はその都度設計し製作することにな
る。これら標準化された前側箱体と非標準の後側箱体と
を結合して一面分の配電盤箱体を完成すると、従来はす
べてが非標準だった配電盤箱体に比べて、標準化された
部分が多くなるし、平行して組立てが行えるなど、箱体
製作の手間と時間を従来よりも短縮できる効果が得られ
る。
【0016】更に、前側箱体と後側箱体とを仕切り板を
介して結合することにより、この仕切り板が箱体の歪み
を防ぐ補強材として作用するので、配電盤箱体の強度が
増大する効果が得られるし、この仕切り板が一方の箱体
で発生した事故が他方の箱体に波及するのを防止するの
で、事故の拡大を防ぐ効果も合わせて得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を表した構造図
【図2】本発明の第2実施例を表した構造図
【図3】列盤形式の配電盤の一般的な構造例を示した構
造図
【図4】図3に図示の列盤形式配電盤の主回路の構成の
第1例を単線で示した主回路接続図
【図5】主回路の構成の第2例を単線で示した主回路接
続図
【図6】主回路の構成の第3例を単線で示した主回路接
続図
【符号の説明】
1 共通台盤 2 母線 3 第1母線 4 第2母線 10,20,30 配電盤 11 配電盤箱体 12 前面扉 13 裏面扉 14 断路器 15 遮断器 16 CT 17 PT 19,29,39 負荷 21,22 双投型断路器 40 前側箱体 41 右側面板 42 左側面板 43 天井板 44 底板 50 後側箱体 60 仕切り板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前側箱体と後側箱体の2つを結合して一面
    分の配電盤箱体を形成することを特徴とする配電盤の箱
    体構造。
  2. 【請求項2】負荷へ電力を供給する給電回路の構成要素
    である遮断器を前側箱体に収納し、前記給電回路の前記
    遮断器以外の構成要素を後側箱体に収納し、これら両箱
    体を結合して一面分の配電盤箱体を形成することを特徴
    とする配電盤の箱体構造。
  3. 【請求項3】請求項1乃至2に記載の配電盤の箱体構造
    において、 前記前側箱体と後側箱体とは、仕切り板を介して結合す
    ることを特徴とする配電盤の箱体構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009232663A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd 筐体
CN105826837A (zh) * 2016-06-12 2016-08-03 德阳市恒达灯具制造有限公司 集成式防盗电气柜
CN105958326A (zh) * 2016-06-20 2016-09-21 南京恒众机械有限公司 一种防盗配电柜
CN106532475A (zh) * 2016-12-19 2017-03-22 鲁奎 一种带底座的防盗电力柜

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