JP2001177697A - 光電変換装置 - Google Patents

光電変換装置

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JP2001177697A JP35864099A JP35864099A JP2001177697A JP 2001177697 A JP2001177697 A JP 2001177697A JP 35864099 A JP35864099 A JP 35864099A JP 35864099 A JP35864099 A JP 35864099A JP 2001177697 A JP2001177697 A JP 2001177697A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 暗出力ばらつきを補正するとともにととも
に、暗出力の温度変化を相殺して読取画像の品質を向上
させる。 【解決手段】 照射光を光電変換し検出信号を生成する
第1のフォトダイオードからなる光電変換回路と、非照
射時における光電変換回路の検出信号を生成する参照回
路と、参照回路の検出信号に基づき光電変換回路の検出
信号の暗補正を行う補正回路とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は光電変換装置に係
り、さらに詳しくは、画像読取装置などに用いられる光
電変換装置であって、光電変換素子の暗電流特性を補正
する光電変換装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図15は、従来の光電変換装置の構成を
示した図である。この光電変換装置は、例えば、紙原稿
で反射したLEDの反射光に基づき原稿画像を読み取る
画像読取装置などに用いられる。この光電変換装置は、
破線で囲まれた多数の光電変換回路11、12、13…
と、出力トランジスタVotと、A/D変換回路4と、
CPU等のデジタル処理回路5により構成される。各光
電変換回路の検出信号は、出力トランジスタVotで増
幅され、A/D変換回路2でデジタルデータに変換され
た後に、デジタル処理回路3へ入力される。
【0003】光電変換回路11は、フォトダイオードセ
ンサS1と、初期化スイッチASW1、出力スイッチS
W1、トランジスタTR1及び定電流源I1により構成
されれる。センサS1は、アノード端子が接地され、カ
ソード端子がトランジスタTR1のゲート端子に接続さ
れるとともにスイッチASW1を介して電源PSに接続
される。トランジスタTR1は、ドレイン端子が電源P
Sに接続され、ソース端子がSW1を介し出力トランジ
スタVotのゲートに接続されるとともに、接地された
電流源I1に接続される。光電変換回路12、13…も
光電変換回路11と同一の回路として構成される。
【0004】この光電変換装置の動作について説明す
る。まず、フォトダイオードセンサS1に光を照射する
前に、初期化スイッチASW1をONしてセンサS1に
リセット電圧を印加する。その後、初期化スイッチAS
W1をOFFした後、センサS1に光を当てると、光電
効果により光強度に応じた電荷が蓄積される。この電荷
の蓄積によりトランジスタTR1のゲート電圧が変化
し、トランジスタTR1のソース端子に電圧が与えられ
る。この時、電流源I1によりゲート端子からソース端
子へのレベルシフト電圧が決められている。
【0005】そして、出力スイッチSW1をONする
と、光電変換回路11の検出信号を出力トランジスタV
otのゲート電圧として与えることができる。この結
果、光情報を反映した光電変換後の電圧をA/D変換回
路4を介してデジタル処理回路5に出力することができ
る。この光電変換装置では、各光電変換回路11、1
2、13…が出力トランジスタVotを共用しており、
各光電変換回路の出力スイッチSW1、SW2、SW3
…を順次ONさせることで各光電変換回路(各bit)
の検出信号を順に読み出すことができる。
【0006】次に、デジタル処理回路5がA/D変換後
の検出信号について行うシェーディング補正について説
明する。まず、各光電変換回路(各画素)ごとにA/D
変換された暗出力レベルVd(n)及び明出力レベルV
p(n)を予め測定し、次の式により各画素ごとの補正
係数K(n)を予め求めておく。 K(n)=2m/{Vp(n)−Vd(n)}×2(m-1)
【0007】ここで、図中のVd(n)は、光照射用L
ED(不図示)をOFFした非照射時における検出信号
であり、Vp(n)は、光照射用LEDをONして白基
準原稿を読み取った時の検出信号である。また、mはA
/D変換回路4の有効出力ビット数であり、2(m-1)
K(n)≦2mが成り立っている。この様にして求めら
れた暗出力レベルVd(n)及び補正係数K(n)がメ
モリ(不図示)に予め記憶されている。
【0008】光照射用LED(不図示)をONして原稿
を読み取る場合に、各画素ごとの検出信号をVg(n)
とすると、デジタル処理回路5が、次の式に基づき演算
を行って、各画素ごとに補正された画像データDg
(n)を求める。 Dg(n)={Vg(n)−Vd(n)}×K(n)/
(m-1) つまり、A/D変換後の検出信号Vg(n)に基づき、
メモリ上の暗出力Vd(n)及び補正係数K(n)を用
いて、mビット精度の画像データDg(n)を求めてい
る。
【0009】なお、従来の光電変換装置の一例が、特開
平3−58229号にも開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の光電変換装置は
以上のように構成され、光電変換素子が半導体で作り込
まれるため製造ばらつきを有している。すなわち、光電
変換素子の特性、例えばフォトダイオードセンサS1の
特性がばらつくという問題点を有していた。
【0011】また、光電変換素子としてフォトダイオー
ドを用いる場合、暗出力のばらつき自体や暗出力の温度
変化により、検出信号がデジタル処理回路5の補正可能
範囲をはずれてしまう場合があり、この様な場合に十分
な補正がからず画像品質を劣化させるという問題点も有
していた。
【0012】図16は、フォトダイオードセンサの温度
−暗出力特性の一例を示した図であり、温度の上昇に伴
ない暗出力が増大していくことがわかる。図17は、異
なる温度T0、T1における検出信号の一例を示した図
である。温度T0においては、検出信号が補正範囲内で
あるが、より高い温度T1においては、検出信号が補正
範囲からはずれているため、デジタル処理回路3の演算
範囲を超え、デジタル信号の桁落ちが発生する。この様
にして温度変化による画質劣化が生じていた。
【0013】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので画像読取装置の画像品質の向上
を図ることができるとともに、温度変化に対しても画像
品質を維持できる装置を得ることを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による光電変換装
置は、照射光を光電変換し検出信号を生成する第1のフ
ォトダイオードからなる光電変換回路と、非照射時にお
ける光電変換回路の検出信号を生成する参照回路と、参
照回路の検出信号に基づき光電変換回路の検出信号の暗
補正を行う補正回路とを備えて構成される。
【0015】また、本発明による光電変換装置は、補正
回路が、光電変換回路の検出信号及び参照回路の検出信
号が入力される差動回路を備え、光電変換回路及び参照
回路が検出信号を同期して出力するように構成される。
【0016】また、本発明による光電変換装置は、参照
回路が、第1のフォトダイオードと略同一特性を有する
第2のフォトダイオードと、第2のフォトダイオード上
に形成された遮光膜からなる。
【0017】また、本発明による光電変換装置は、光電
変換回路が、第1のフォトダイオードを初期化する第1
のスイッチ手段を備え、参照回路が、第2のフォトダイ
オードと、第2のフォトダイオードを初期化する第2の
スイッチ手段とを備え、第1及び第2のスイッチ手段の
動作タイミングを異ならせ、第2のフォトダイオードの
光電変換期間を第1のフォトダイオードの光電変換期間
よりも短くなるように構成される。
【0018】また、本発明による光電変換装置は、第2
のフォトダイオードの光電変換期間が、第1のフォトダ
イオードの光電変換期間の0.01%未満であるように
構成される。
【0019】また、本発明による光電変換装置は、検出
信号の出力タイミングの異なる光電変換回路を2以上備
え、補正回路が、参照回路の検出信号に基づき、これら
の光電変換回路の検出信号の暗補正を順次に行うように
構成される。
【0020】また、本発明による光電変換装置は、光電
変換回路を複数備え、第1のフォトダイオードを略直線
状に配置し、10以上50以下の光電変換回路ごとに参
照回路を配置して構成される。
【0021】また、本発明による光電変換装置は、光電
変換回路及び参照回路が電流信号として検出信号を生成
し、補正回路が、参照回路の電流信号に等しい電流値を
カレントミラー回路を介して光電変換回路の電流信号か
ら減算するように構成される。
【0022】また、本発明による光電変換装置は、検出
信号の出力タイミングの異なる光電変換回路を2以上備
え、補正回路が、1つの参照回路からの電流信号を増幅
し、2以上の光電変換回路の電流信号から減算する様に
構成される。
【0023】また、本発明による光電変換装置は、光電
変換回路を複数備え、第1のフォトダイオードを略直線
状に配置し、4以上16以下の光電変換回路ごとに上記
参照回路を配置して構成される。
【0024】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明に
よる光電変換装置の一構成例を示した図である。この光
電変換装置は、光電変換回路1と、その出力トランジス
タVot1と、参照回路2と、その出力トランジスタV
ot2と、差動回路3と、A/D変換回路4と、デジタ
ル処理回路5により構成される。補正回路としての差動
回路3では、光電変換回路1の検出信号と、参照回路2
の出力信号との差分が求められ、この差分信号がA/D
変換回路4でデジタルデータに変換された後に、デジタ
ル処理回路5へ入力される。
【0025】光電変換回路1の構成は、図15に示した
光電変換回路11と同一である。また、参照回路2の構
成も同一であるが、参照センサSRの受光面が遮光され
ている点で光電変換回路1の読取センサSとは異なる。
差動回路3は、抵抗R1〜R4及びOPアンプA1によ
り構成される一般的な差動増幅器である。
【0026】この光電変換装置の動作について説明す
る。まず、初期化スイッチASWとASWRをともにO
Nし、読取センサSと参照センサSRに同じ初期化電圧
を印加した後、初期化スイッチを同じタイミングでOF
Fする。
【0027】初期化スイッチASWのOFF後に読取セ
ンサSに光を当てると、光強度に応じた電荷が蓄積さ
れ、トランジスタTR1のゲート電圧が変化し、トラン
ジスタTRのソース端子に電圧が与えられる。すなわ
ち、電圧電流変換手段としてのトランジスタTRがゲー
ト電圧を電流に変換し、この変換された電流が電流源I
へ流れ込む。トランジスタTRのゲート端子からソース
端子へのレベルシフト電圧は電流源Iによって規定さ
れ、トランジスタTRのソース端子に電圧が与えられ
る。
【0028】一方、参照センサSRは光が当たらない状
態においても常に微少電流をリークしている。このた
め、初期化スイッチASWRのOFF後に参照センサS
Rには光が当らないが、トランジスタTRRのゲート電
圧は変動する。そして、光電変換回路1の場合と同様、
電流源IRによって決まるゲート端子からソース端子へ
のレベルシフト電圧により、トランジスタTRRのソー
ス端子に電圧が与えられる。
【0029】次に、出力スイッチSWとSWRを同じタ
イミングでONする。この時、光電変換回路1の出力信
号が出力トランジスタVot1のゲート電圧として与え
られ、増幅された信号が差動回路3の一方の入力端子へ
入力される。また、参照回路2の出力信号が出力トラン
ジスタVot2のゲート電圧として与えられ、増幅され
た信号が差動回路3の他方の入力端子へ入力される。そ
して、差動回路3で、これらの増幅信号の電圧差が求め
られる。
【0030】本実施の形態によれば、参照回路2が光電
変換回路1の非照射時における検出信号(すなわち、暗
出力)を生成することにより、リアスタイムに暗出力特
性を補正することができる。また、検出信号をA/D変
換する前のアナログ信号の状態で、暗出力補正を行って
いるため、検出信号が予め定められている補正範囲をは
ずれ、デジタル処理回路における桁落ち等の影響を受け
ることがない。さらに、光電変換回路1及び参照回路2
に同一特性又は略同一特性の光電変換素子を用い、両セ
ンサの出力信号の差分を求めることにより、光電変換素
子の温度特性を相殺することができる。
【0031】実施の形態2.本実施の形態では、複数の
光電変換回路と複数の参照回路とを備えた光電変換装置
について説明する。図2及び図3は、本発明による光電
変換装置の一構成例を示した図である。図2は、n個
(nは2以上)の読取センサS1〜Snが直線状に配置
され、これらの読取センサに1対1に対応する複数の参
照センサSR1〜SRnが、各読取センサの近傍に直線
状に配置された様子を示した図であり、図3はその回路
構成を示した図である。
【0032】破線で囲まれた光電変換回路11は、図1
の光電変換回路1に相当し、この様な光電変換回路が読
取センサS1〜Snごとに設けられている。各光電変換
回路11〜1nの出力する検出信号は、共通の出力トラ
ンジスタVot1のゲート端子に入力される。
【0033】また、破線で囲まれた参照回路21は、図
1の参照回路2に相当し、この様な参照回路が参照セン
サSR1〜SRnごとに設けられている。各参照回路2
1〜2nの出力信号は、共通の出力トランジスタVot
2のゲート端子に入力される。
【0034】各光電変換回路11〜1nは、出力スイッ
チSW1〜SWnを同時にONさせない様にタイミング
を異ならせて順次にONし、出力トランジスタVot1
が各光電変換回路11〜1nの検出信号を順次に増幅し
て出力する。同様にして、各参照回路21〜2nは、出
力スイッチSWR1〜SWRnを同時にONさせない様
にタイミングを異ならせて順次にONし、出力トランジ
スタVot2が各参照回路21〜2nの出力信号を順次
に増幅して出力する。この時、読取センサと参照センサ
の対応関係に基づき、光電変換回路の出力スイッチSW
i(i=1〜n)と、対応する参照回路の出力スイッチ
SWRiとを同一タイミングでONすることにより、差
動回路3におけるアナログ差分演算により暗補正を行う
ことが出来る。
【0035】本実施の形態によれば、複数の光電変換回
路と複数の参照回路とを備えた光電変換装置において、
より少ない出力トランジスタとA/D変換回路を用いて
も、読取センサS1の出力電圧と、その暗出力に相当す
る参照センサSR1の出力電圧との差分を求めることが
でき、読取センサS1の暗補正が可能となる。また、読
取センサS1の温度変化も差分をとることで相殺でき
る。
【0036】実施の形態3.本実施の形態では、複数の
光電変換回路と、光電変換回路よりも数の少ない参照回
路を備えた光電変換装置について説明する。図4は、本
発明による光電変換装置の一構成例を示した図であり、
n個(nは2以上)の読取センサS1〜Snが直線状に
配置され、m個(m<n)の参照センサSR1〜SRm
が、各読取センサの近傍に直線状に配置された様子を示
した図である。なお、回路図は、n個の光電変換回路1
1〜1nに対し、m個の参照回路21〜2mを備えてい
る点を除き、実施の形態2(図3)の場合と同様であ
る。
【0037】各光電変換回路11〜1nは、実施の形態
2の場合と同様、出力スイッチSW1〜SWnを同時に
ONさせない様にタイミングを異ならせて順次にON
し、検出信号を順次に出力する。一方、参照回路21〜
2mは必要に応じてそれぞれが複数回の出力を行い、総
出力回数がn回となる様にSWR1からSWRmをON
する。参照回路21〜2mの各出力は、光電変換回路1
1〜1nの出力タイミングに同期して行われる。
【0038】図5は、n=6、m=2の場合の光電変換
回路11〜16の出力タイミングと、参照回路21、2
2の出力タイミングの一例を示した図である。この場
合、参照回路21及び22をそれぞれ3回ずつ出力させ
ればよい。すなわち、光電変換回路11〜13の出力ス
イッチSW1〜SW3と同じタイミングで、参照回路2
1の出力スイッチSWR1をONし、光電変換回路14
〜16の出力スイッチSW4〜SW6と同じタイミング
で、参照回路22の出力スイッチSWR2をONすれば
よい。
【0039】出力トランジスタVot1は、光電変換回
路11〜16で共通し、出力トランジスタVot2は、
参照回路21、22で共通しているため、差動回路3に
おいて、出力トランジスタVot1、Vot2の出力電
圧差を求めれば、各読取センサS1〜S6について暗補
正を行うことができ、読取センサS1〜S6の温度変化
も相殺することができる。
【0040】本実施の形態によれば、暗補正、温度補正
を行いつつ、参照センサの数mを読取センサの数nより
も少なくすることが出来る。このため、光電変換装置自
体のサイズを小さくすることができる。
【0041】実施の形態4.本実施の形態では、実施の
形態3の光電変換装置における参照回路の数及びその配
置について更に説明する。図6は、暗出力のばらつきに
関する説明図である。図中の(a)は、96個の読取セ
ンサS1〜S96と2個の参照センサSR1、SR2の
配置例を示しており、(b)は読取センサの位置と暗出
力信号のばらつきの関係を示した図である。
【0042】(b)は、読取センサS1とS96の暗出
力信号の間にΔVのばらつきがあることを示している。
参照センサが1個(SR1のみ)の場合、同一参照セン
サSR1の出力で全読取センサS1〜S96の出力を暗
補正することになり、読取センサS1、S96間の暗出
力のばらつきΔVの影響を軽減することはできない。従
って、暗補正後の信号、すなわち、差動回路3の出力信
号は暗出力のばらつきΔVに基づく誤差を含んでいる。
【0043】ところが、2個の参照センサSR1、SR
2を読取センサS1〜S96に略均等に配置すると、暗
出力ばらつきは最大ΔV/2となる。このため、参照セ
ンサSR1の出力で読取センサS1〜S48の出力信号
を補正し、参照センサSR2の出力で読取センサS49
〜S96の出力信号を補正すれば、全体として暗出力ば
らつきをΔV/2に縮小したのと等価になる。つまり、
参照センサを増加すると、暗出力ばらつきの影響を軽減
することができる。ただし、参照センサの増加は光電変
換装置全体の回路規模を増大させるため、暗出力のばら
つき軽減と回路規模の縮小とは相反する。
【0044】図7は、参照回路の数mに対する光電変換
回路の数nの比(回路比)を変化させた場合における、
暗出力ばらつきと回路規模の変化の一例を示した図であ
る。横軸に回路比n/mの対数をとり、回路規模を白丸
(○印)、暗出力ばらつきを黒丸(●印)でプロットし
ている。なお、読取センサを直線状に一列に配置し、参
照センサをその近傍に等間隔で配置した場合の例であ
る。
【0045】この図では、回路比が1の場合に、回路規
模が最大となり、暗出力ばらつきが最小となっている。
そして、回路比が10以上になると、回路規模は飽和す
る傾向にある。これに対し、暗出力ばらつきは増大しつ
づける。このため、回路比が10以上の場合、望ましく
は、10以上50以下の場合に回路規模と暗出力ばらつ
きとが両立することがわかる。この範囲内で少なくとも
2以上の参照センサを配置すればよい。この様にすれ
ば、例えば、参照センサを2〜8個を配置することによ
り、読取センサが20〜400個の光電変換装置にまで
対応することができる。
【0046】実施の形態5.本実施の形態では参照セン
サの受光部を遮光する構造について説明する。図8は、
読取センサ及び参照センサの配置例を示した図であり、
n個の読取センサS1〜Snが略直線状に一列に配置さ
れ、これに平行となるようにn個の参照センサSR1〜
SRnが略直線状に一列に配置されている。また、対応
する読取センサSiと参照センサSRiが近接するよう
に配置されている(i=1〜n)。
【0047】これらの読取センサ及び参照センサは1つ
の半導体チップとして提供され、この半導体チップ表面
の参照センサSR1〜SRnの配置部分に遮光膜を形成
することにより、参照センサSR1〜SRnのみをマス
クすることができる。なお、本実施の形態では、実施の
形態2の場合を例に説明したが、他の実施の形態の場合
についても同様に適用できることはもちろんである。
【0048】実施の形態6.本実施の形態では、参照回
路の動作タイミングの制御により、遮光膜を用いること
なく暗出力が得られる光電変換装置について説明する。
図9は、本発明による光電変換装置の動作の一例を示し
たタイミングチャートであり、n個の光電変換回路及び
n個の参照回路を備えた光電変換装置において、各光電
変換回路の初期化スイッチASW1〜ASWnと出力ス
イッチSW1〜SWn、各参照回路の初期化スイッチA
SWR1〜ASWRnと出力スイッチSWR1〜SWR
nの動作を示している。
【0049】この図では、参照回路の出力スイッチSW
R1〜SWRnは、光電変換回路の出力スイッチSW1
〜SWnに同期しているが、参照回路の初期化スイッチ
ASWR1〜ASWRnは光電変換回路の初期化スイッ
チASW1〜ASWnに同期していない。
【0050】まず、光電変換回路11の動作について説
明する。初期化スイッチASW1が高レベルの期間に読
取センサS1へリセット電圧が印加される。その後に出
力スイッチSW1が高レベルになるまでの期間が、光強
度に応じた電荷が読取センサS1に蓄積される蓄積期間
(光電変換期間)tcである。蓄積された電荷は、出力
スイッチSW1が高レベルの期間に検出信号として出力
トランジスタVot1へ出力される。同様にして、出力
期間が重複しない様に光電変換回路12〜1nの初期
化、蓄積、出力が順次に行われる。
【0051】次に、参照回路21の動作について説明す
る。出力スイッチSWR1は、対応する光電変換回路1
1の出力スイッチSW1と同じタイミングで高レベルに
変化する。従って、参照回路21は、光電変換回路11
と同じタイミングで信号出力を行う。しかし、参照回路
21では、出力スイッチSWR1が高レベルに変化する
直前に、初期化スイッチASWR1が高レベルに変化し
ているため、その蓄積時間(光電変換期間)tcrが、
光電変換回路の蓄積時間tcに比べて十分に短い。
【0052】この様に、初期化スイッチの動作タイミン
グのみを異ならせ、参照回路の蓄積時間tcrを極端に
短くすることにより、参照センサの受光部を遮光するこ
となく、等化的に暗出力を得て、暗補正動作を行わせる
ことができる。例えば、参照回路の蓄積時間tcrが、
蓄積時間tcの約0.01%以下まで短くすればよい。
【0053】本実施の形態によれば、遮光膜を使用する
ことなく、暗出力を得ることができるため、光電変換装
置の製造工程を1工程減らすことができる。また、遮光
膜の形成位置のずれ等による不具合が発生しないので、
歩留まりを向上できる。なお、本実施の形態では、実施
の形態2の場合を例に説明したが、他の実施の形態の場
合についても同様に適用できることはもちろんである。
【0054】実施の形態7.本実施の形態では、カレン
トミラー回路を用いて電流信号の差分演算を行う光電変
換装置について説明する。図10は、本発明による光電
変換装置の一構成例を示した図である。図中の11が光
電変換回路、21が参照回路、31が補正回路、Aがア
ンプである。この光電変換装置が、光電変換回路、参照
回路及び補正回路のセットを複数備える場合には、各光
電変換回路の出力スイッチSW1、SW2…が共通のア
ンプAに入力される。
【0055】光電変換回路11は、電圧電流変換手段と
してのトランジスタTR1によって、フォトダイオード
センサS1からの電圧信号が電流信号に変換され、その
一部はトランジスタTRa、TRbからなるカレントミ
ラー回路へ入力される。トランジスタTRcはダイオー
ド接続された電流電圧変換手段であり、カレントミラー
回路の電流信号を電圧信号に変換する。C1は蓄積コン
デンサであり、蓄積スイッチSWcがONの場合にトラ
ンジスタTRcの出力電圧に基づき電荷が蓄積され、出
力スイッチSW1がONの場合にアンプAへ電圧信号を
出力する。
【0056】図11は、この光電変換回路11の動作の
一例を示したタイミングチャートである。初期化スイッ
チASW1をONして読取センサS1にリセット電圧を
印加した後、初期化スイッチASW1をOFFして読取
センサS1に光を照射すると、光電効果が生じてトラン
ジスタTR1のゲート電圧が変動する。
【0057】トランジスタTR1はゲート電圧の変動に
応じてドレイン電流を変化させ、ダイオード接続されて
いるトランジスタTRaに電流を与える。トランジスタ
TRaとトランジスタTRbはゲートを共通化してカレ
ントミラー接続されているため、トランジスタTRaの
ドレイン−ソース間に流れる電流とトランジスタTRb
のドレイン−ソース間に流れる電流は等しくなる。
【0058】トランジスタTRbに流れる電流はダイオ
ード接続されたトランジスタTRcによって電流電圧変
換され、光照射前にONされた蓄積スイッチSWcを介
して蓄積コンデンサC1に電圧として保持される。蓄積
期間の経過後に蓄積スイッチSWcをOFFすることに
より、コンデンサC1がトランジスタTRcから切り離
され、出力スイッチSW1をONすることにより蓄積コ
ンデンサC1に保持された電圧がアンプAに出力され
る。
【0059】この様な光電変換回路が複数ある場合に
は、各光電変換回路の出力スイッチSW1、SW2…を
順次にONすることで、共通のアンプA及びA/D変換
回路4を介して、各光電変換回路の検出信号をデジタル
処理回路5へ出力することできる。
【0060】参照回路21は、遮光されたフォトダイオ
ードセンサSR1と、初期化スイッチASWR1と、電
圧電流変換手段としてのトランジスタTRR1とを備え
て構成される。初期化スイッチASWR1は、光電変換
回路11の初期化スイッチASW1と同一タイミングで
動作し、トランジスタTRR1が、参照センサSR1の
生成する電圧信号(暗出力)を電流信号に変換して補正
回路3へ出力する。
【0061】補正回路31は、トランジスタTRx1、
TRy1のカレントミラー接続を備え、光電変換回路1
1の電流値から参照回路2の電流値を引き算する様に、
光電変換回路11と参照回路21に接続される。すなわ
ち、ダイオード接続されたトランジスタTRx1のゲー
ト端子と、トランジスタTRy1のゲート端子を接続し
て構成されるカレントミラー回路を備え、トランジスタ
TRx1のドレイン端子へ参照回路21の電流信号が流
れ込み、この電流信号と電流値の等しい電流を光電変換
回路11からトランジスタTRyのドレイン端子へ流し
込む。このため、トランジスタTR1、TRR1の出力
電流の差分が、カレントミラー回路TRa、TRbへ入
力されることになる。
【0062】本実施の形態では、電圧信号である読取セ
ンサS1及び参照センサSR1の出力信号を電流信号に
変換し、電流信号の差分演算として暗補正処理を行って
いる。この様にして暗補正時の出力信号を電流で扱うこ
とにより、電圧で扱う場合に比べ、動作速度を高めるこ
とができ、光電変換装置の読取時間を短縮することが出
来る。
【0063】実施の形態8.本実施の形態では、実施の
形態7の光電変換装置において、1つの参照センサを用
いて2以上の読取センサの暗補正を行う場合について説
明する。図12は、本発明による光電変換装置の一構成
例を示した図である。図中の11、12、13、14…
は光電変換回路、21、22…は参照回路、31、32
は補正回路であり、2つの光電変換回路に対して1つの
参照回路及び1つの補正回路が配置されている。
【0064】光電変換回路11、12の初期化スイッチ
ASW1、ASW2は、同一タイミングでON、OFF
され、対応する参照回路11の初期化スイッチASWR
1もこれらと同一タイミングでON、OFFされる。参
照センサSR1は遮光されているため、初期化スイッチ
ASWR1のOFF後、トランジスタTrx1には暗レ
ベルのドレイン電流が流れる。
【0065】ここでは、2つの光電変換回路11、12
(2画素の読取センサS1、S2)に対し1つの参照回
路21(1画素の参照センサSR1)が配置されてい
る。このため、トランジスタTRy1に流れる電流が、
参照センサSR1の暗レベル電流(すなわち、TRx1
のドレイン電流)の約2倍となる様にトランジスタTR
y1の電流増幅率を設定すれば、読取センサS1、S2
の明レベル電流を流すトランジスタTR1、TR2のド
レイン電流から、それぞれ暗電流分IMS1、IMS2
(IMS1=IMS2)をそれぞれ引算し、暗補正を行
うことができる。
【0066】図13は、本発明による光電変換装置の他
の構成例を示した図である。この光電変換装置は、4つ
の光電変換回路に対して1つの参照回路を配置してい
る。読取センサの4画素毎に参照センサを1画素配置す
る場合、カレントミラー接続されたトランジスタTRy
1の電流増幅率をトランジスタTRx1の電流増幅率の
4倍に設定すれば、光電変換回路11〜14の明レベル
電流を流すトランジスタ(不図示)のドレイン電流から
IMS1〜IMS4(IMS1=IMS2=IMS3=
IMS4)をそれぞれ引算することで暗補正を行うこと
ができる。
【0067】つまり、読取センサとこれに対応する参照
センサの比率に応じて、各補正回路31、32…のトラ
ンジスタTRy1、TRy2…の電流増幅率を設定する
ことにより、暗補正動作が可能となる。
【0068】本実施の形態によれば、複数の光電変換回
路に1つの参照回路及び補正回路を対応させて配置し、
補正回路におけるカレントミラー接続されたトランジス
タの電流増幅率を参照回路と光電変換回路の比より決定
することにより、少ない参照回路を用いて暗補正を行う
ことができる。
【0069】実施の形態9.本実施の形態では、実施の
形態8の光電変換装置における参照回路の数及びその配
置について更に説明する。図14は、参照回路の数mに
対する光電変換回路の数nの比(回路比)を変化させた
場合における、暗出力ばらつきと回路規模の変化の一例
を示した図である。横軸に回路比n/mの対数をとり、
回路規模を白丸(○印)、暗出力ばらつきを黒丸(●
印)でプロットしている。なお、読取センサを直線状に
一列に配置し、参照センサをその近傍に等間隔で配置し
た場合の例である。
【0070】この図では、回路比が1の場合に、回路規
模が最大となり、暗出力ばらつきが最小となっている。
そして、回路規模が大きくなるほど、暗出力ばらつきが
増大する一方、回路規模は、回路比が8以上で飽和し、
回路比が4の場合にその約50%まで減少する傾向があ
る。このため、回路比が4以上の場合、望ましくは、4
以上16以下の場合に回路規模と暗出力ばらつきとが両
立することがわかる。つまり、光電変換センサ4〜16
画素ごとに参照センサ1画素を配置すればよい。
【0071】
【発明の効果】本発明による光電変換装置は、参照回路
の検出信号に基づき光電変換回路の検出信号の暗補正を
行う補正回路を備えることにより、暗出力ばらつきを補
正することができる。また、暗出力の温度変化を相殺す
るので画像品質を維持することができる。
【0072】また、本発明による光電変換装置は、2以
上の光電変換素子より少なく参照画素を設けることによ
り、光電変換装置(半導体装置の場合にはチップサイ
ズ)を小型化でき、歩留まりを向上させることができ
る。
【0073】また、本発明による光電変換装置は、10
以上50以下の光電変換回路ごとに参照回路を配置する
ことにより、暗出力ばらつきと回路規模とを両立させる
ことができる。
【0074】また、本発明による光電変換装置は、参照
回路の光電変換期間を光電変換回路の光電変換期間より
も短くすることにより、参照画素を遮光する工程を削減
することができる。また、遮光膜の位置ずれ等による不
具合が発生しないため、歩留まりを向上させることがで
きる。
【0075】また、本発明による光電変換装置は、光電
変換回路及び参照回路の電流信号の差分により暗補正を
行うため、動作速度を高めることができ、光電変換装置
の読取時間を短縮することが出来る。
【0076】また、本発明による光電変換装置は、4以
上16以下の光電変換回路ごとに参照回路を配置するこ
とにより、暗出力ばらつきと回路規模とを両立させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による光電変換装置の一構成例を示し
た図である。(実施の形態1)
【図2】 本発明による光電変換装置の一構成例を示し
た図であり、読取センサ及び参照センサの配置を示した
図である。(実施の形態2)
【図3】 図2に示した光電変換装置の回路構成例を示
した図である。
【図4】 本発明による光電変換装置の一構成例を示し
た図であり、読取センサと、これよりも少ない参照セン
サの配置を示した図である。(実施の形態3)
【図5】 6個の光電変換回路と、これに対応する2個
の参照回路の出力タイミングの一例を示した図である。
【図6】 暗出力のばらつきに関する説明図であり、
(a)は、読取センサと参照センサの配置例を示してお
り、(b)は読取センサの位置と暗出力信号のばらつき
の関係を示した図である。(実施の形態4)
【図7】 参照回路に対する光電変換回路の比を変化さ
せた場合における、暗出力ばらつきと回路規模の変化の
一例を示した図である。
【図8】 受光部が遮光された参照センサの一例を示し
た図である。(実施の形態5)
【図9】 遮光膜を用いない本発明による光電変換装置
の動作の一例を示したタイミングチャートである。(実
施の形態6)
【図10】 カレントミラー回路を用いた本発明による
光電変換装置の一構成例を示した図である。(実施の形
態7)
【図11】 図10に示した光電変換回路1の動作の一
例を示したタイミングチャートである。
【図12】 カレントミラー回路を用い、読取センサよ
りも少ない参照センサを備えた本発明による光電変換装
置の一構成例を示した図でありる。(実施の形態8)
【図13】 本発明による光電変換装置の他の構成例を
示した図である。
【図14】 カレントミラー回路を用いた本発明による
光電変換装置において、参照回路に対する光電変換回路
の比を変化させた場合における、暗出力ばらつきと回路
規模の変化の一例を示した図である。(実施の形態9)
【図15】 従来の光電変換装置の構成を示した図であ
る。
【図16】 フォトダイオードセンサの温度−暗出力特
性の一例を示した図である。
【図17】 異なる温度T0、T1における検出信号の
一例を示した図である。
【符号の説明】
11〜1n 光電変換回路 S1〜Sn 第1のフォトダイオード(読取セ
ンサ) ASW1〜ASWn 初期化スイッチ SW1〜SWn 出力スイッチ 21〜2n 参照回路 SR1〜SRn 第2のフォトダイオード(参照セ
ンサ) ASWR1〜ASWRn 初期化スイッチ SWR1〜SWRn 出力スイッチ 31〜3n 補正回路 4 A/D変換回路 5 デジタル処理回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照射光を光電変換し検出信号を生成する
    第1のフォトダイオードからなる光電変換回路と、非照
    射時における光電変換回路の検出信号を生成する参照回
    路と、参照回路の検出信号に基づき光電変換回路の検出
    信号の暗補正を行う補正回路とを備えた光電変換装置。
  2. 【請求項2】 上記補正回路が、光電変換回路の検出信
    号及び参照回路の検出信号が入力される差動回路を備
    え、光電変換回路及び参照回路が検出信号を同期して出
    力する請求項1に記載の光電変換装置。
  3. 【請求項3】 上記参照回路が、第1のフォトダイオー
    ドと略同一特性を有する第2のフォトダイオードと、第
    2のフォトダイオード上に形成された遮光膜からなる請
    求項1又は2に記載の光電変換装置。
  4. 【請求項4】 上記光電変換回路が、第1のフォトダイ
    オードを初期化する第1のスイッチ手段を備え、上記参
    照回路が、第2のフォトダイオードと、第2のフォトダ
    イオードを初期化する第2のスイッチ手段とを備え、第
    1及び第2のスイッチ手段の動作タイミングを異なら
    せ、第2のフォトダイオードの光電変換期間を第1のフ
    ォトダイオードの光電変換期間よりも短くする請求項2
    に記載の光電変換装置。
  5. 【請求項5】 第2のフォトダイオードの光電変換期間
    が、第1のフォトダイオードの光電変換期間の0.01
    %以下である請求項4に記載の光電変換装置。
  6. 【請求項6】 検出信号の出力タイミングの異なる上記
    光電変換回路を2以上備え、上記補正回路が、上記参照
    回路の検出信号に基づき、これらの光電変換回路の検出
    信号の暗補正を順次に行う請求項1から5のいずれかに
    記載の光電変換装置。
  7. 【請求項7】 上記光電変換回路を複数備え、第1のフ
    ォトダイオードを略直線状に配置し、10以上50以下
    の光電変換回路ごとに上記参照回路を配置する請求項6
    に記載の光電変換装置。
  8. 【請求項8】 上記光電変換回路及び参照回路が電流信
    号として検出信号を生成し、上記補正回路が、参照回路
    の電流信号に等しい電流値をカレントミラー回路を介し
    て光電変換回路の電流信号から減算する請求項1から5
    のいずれかに記載の光電変換装置。
  9. 【請求項9】 検出信号の出力タイミングの異なる上記
    光電変換回路を2以上備え、上記補正回路が、1つの参
    照回路からの電流信号を増幅し、2以上の光電変換回路
    の電流信号から減算する請求項8に記載の光電変換装
    置。
  10. 【請求項10】 上記光電変換回路を複数備え、第1の
    フォトダイオードを略直線状に配置し、4以上16以下
    の光電変換回路ごとに上記参照回路を配置する請求項9
    に記載の光電変換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012154826A (ja) * 2011-01-27 2012-08-16 Sony Corp 発光強度測定装置
CN113253360A (zh) * 2020-12-31 2021-08-13 深圳怡化电脑股份有限公司 一种模拟式光电传感器校正方法和装置

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