JP2001177544A - データ転送制御装置、情報記憶媒体及び電子機器 - Google Patents

データ転送制御装置、情報記憶媒体及び電子機器

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JP2001177544A JP36110499A JP36110499A JP2001177544A JP 2001177544 A JP2001177544 A JP 2001177544A JP 36110499 A JP36110499 A JP 36110499A JP 36110499 A JP36110499 A JP 36110499A JP 2001177544 A JP2001177544 A JP 2001177544A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データ転送中に上層のデバイスにエラーが発生
した場合にも適正にデータ転送を再開できるデータ転送
制御装置、情報記憶媒体及び電子機器の提供。 【解決手段】 IEEE1394規格のデータ転送制御
装置において、エラー発生の前後でORBの内容と転送
データの先頭アドレスが同一の場合に、エラー発生時点
の続きからデータ転送を再開し、プリンタの二重印刷等
を防止する。ORBの内容や先頭アドレスが非同一の場
合には新規のORBとして処理して、イニシエータ側の
OSの相違を意識しないで済むようにする。ターゲット
がイニシエータに転送するエラーステータスの情報フィ
ールドに未処理のデータ長を書き込む。エラー発生後に
最初に転送されてきた、印刷コマンドを含むコマンドブ
ロックORBを、エラー発生前のORBの比較対象とし
て採用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ転送制御装
置、情報記憶媒体及び電子機器に関し、特に、バスに接
続される複数のノード間でIEEE1394などの規格
に準じたデータ転送を行うためのデータ転送制御装置、
情報記憶媒体及び電子機器に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】近年、I
EEE1394と呼ばれるインターフェース規格が脚光
を浴びている。このIEEE1394は、次世代のマル
チメディアにも対応可能な高速シリアルバスインターフ
ェースを規格化したものである。このIEEE1394
によれば、動画像などのリアルタイム性が要求されるデ
ータも扱うことができる。また、IEEE1394のバ
スには、プリンタ、スキャナ、CD−RWドライブ、ハ
ードディスクドライブなどのコンピュータの周辺機器の
みならず、ビデオカメラ、VTR、TVなどの家庭用電
化製品も接続できる。このため、電子機器のデジタル化
を飛躍的に促進できるものとして期待されている。
【0003】さて、このようなIEEE1394のバス
上でデータ転送を行っている際に、プリンタやスキャナ
などの電子機器においてエラーが発生した場合に、以下
のような問題が生じることが判明した。
【0004】例えば、ターゲットであるプリンタにおい
てオフライン、紙なし等のエラーが発生した場合、イニ
シエータであるパーソナルコンピュータに対してエラー
ステータスが送られる。そして、エラーステータスを受
けたイニシエータは、数秒間の待ち時間の後、ターゲッ
トに対して再度印刷要求を行う。この場合に、イニシエ
ータが、エラーの発生により中断した印刷データの転送
を最初からやり直すようにターゲットに要求する場合が
ある。このような場合には、ターゲットに対して印刷デ
ータの一部分だけが二重に送られてしまい、二重印刷な
どの誤印刷が生じてしまう。この結果、エラー発生後に
データ転送を適正に再開できないという問題が生じる。
【0005】本発明は、以上のような技術的課題に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、バス
上でのデータ転送中に上層のデバイスにエラーが発生し
た場合にも適正にデータ転送を再開できるデータ転送制
御装置、情報記憶媒体及び電子機器を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、バスに接続される複数のノード間でのデー
タ転送のためのデータ転送制御装置であって、相手ノー
ドから転送されてきたデータ転送オペレーション要求の
ための第1のコマンドパケットの処理中に上層のデバイ
スにエラーが発生した場合に、エラーステータスを相手
ノードに転送するステータス転送手段と、前記エラース
テータスを受けた相手ノードからデータ転送オペレーシ
ョン要求のための第2のコマンドパケットが転送されて
きた場合に、前記第1のコマンドパケットの内容と前記
第2のコマンドパケットの内容とを比較するコマンド比
較処理、又は前記第1のコマンドパケットにより転送要
求された転送データの先頭アドレスである第1のアドレ
スと前記第2のコマンドパケットにより転送要求された
転送データの先頭アドレスである第2のアドレスとを比
較するアドレス比較処理を行う比較手段と、前記第1、
第2のコマンドパケットが同一内容であると判断された
場合、又は前記第1、第2のアドレスが同一であると判
断された場合に、エラー発生時点のデータ転送の続きか
らデータ転送を再開する再開手段とを含むことを特徴と
する。
【0007】本発明によれば、第1のコマンドパケット
の処理中に上層(例えばアプリケーション層)のデバイ
スにエラーが発生すると、エラーステータスが相手ノー
ドに転送される。そして、このエラーステータスを受け
た相手ノードから第2のコマンドパケットが転送されて
くると、エラー発生前に転送された第1のコマンドパケ
ットの内容と、エラー発生後に転送された第2のコマン
ドパケットの内容が比較される。或いは、第1のコマン
ドパケットにより転送要求された転送データの先頭アド
レスである第1のアドレスと、第2のコマンドパケット
により転送要求された転送データの先頭アドレスである
第2のアドレスが比較される。そして、第1、第2のコ
マンドパケットの内容が同一であると判断された場合、
或いは、第1、第2のアドレスが同一であると判断され
た場合に、エラー発生時点の続きから(例えばエラー発
生時点で転送を完了したデータの次のデータから)、デ
ータ転送が再開されるようになる。従って、第1のコマ
ンドパケットの処理中に上層のデバイスにエラーが発生
した場合にも、エラーからの復帰後に、適正にデータ転
送を再開できるようになる。
【0008】なお、第1、第2のコマンドパケットの内
容比較と第1、第2のアドレスの比較を両方行い、第
1、第2のコマンドパケットの内容が同一であり且つ第
1、第2のアドレスが同一であると判断された場合に、
エラー発生時点の続きからデータ転送を再開する場合も
本発明の範囲に含まれる。
【0009】また本発明は、前記第1、第2のコマンド
パケットが同一内容でないと判断された場合、又は前記
第1、第2のアドレスが同一でないと判断された場合に
は、前記第2のコマンドパケットが新規のコマンドパケ
ットとして処理されることを特徴とする。このようにす
れば、エラー発生後に、データ転送要求以外のコマンド
パケットが転送されてきた場合や、エラー発生時点の続
きからのデータ転送を要求するコマンドパケットが転送
されてきた場合にも、適正に対処できるようになる。
【0010】また本発明は、前記ステータス転送手段
が、コマンドパケットの所与のフィールドに、データ転
送を再開するアドレスを特定するための情報を書き込む
ことを特徴とする。このようにすれば、エラーステータ
スを受けた相手ノードが、エラーステータスに含まれる
この情報を用いて、エラー発生時点の続きからのデータ
転送を要求するコマンドパケットを作成できるようにな
る。
【0011】また本発明は、前記比較手段が、エラー発
生後に相手ノードから転送されてきたコマンドパケット
の中で最初に転送されてきたデータ転送オペレーション
要求のためのコマンドパケットを、前記第1のコマンド
パケットの比較対象となる前記第2のコマンドパケット
して採用することを特徴とする。このようにすれば、最
初のデータ転送オペレーション要求のためのコマンドパ
ケットが転送されてくるまで、コマンドパケットの内容
比較処理が実行されるのが、繰り越されるようになる。
これにより、無用なコマンドパケットの内容比較処理が
行われるのを防止でき、処理負担の軽減化を図れる。
【0012】なお本発明では、IEEE1394の規格
に準拠したデータ転送を行うことが望ましい。
【0013】また本発明は、上記のいずれかのデータ転
送制御装置との間でのデータ転送を制御するためのプロ
グラムを含む情報記憶媒体であって、データ転送制御装
置からエラーステータスが転送されてきた場合に、エラ
ー発生前に転送されたデータ転送オペレーション要求の
ための第1のコマンドパケットと同一内容の第2のコマ
ンドパケットを作成し、データ転送制御装置に転送要求
するためのプログラムを含むことを特徴とする。このよ
うにすれば、誤ったデータ転送再開処理が行われてしま
う事態を防止でき、エラーの発生が要因となる不具合の
発生を防止できる。
【0014】また本発明は、上記のいずれかのデータ転
送制御装置との間でのデータ転送を制御するためのプロ
グラムを含む情報記憶媒体であって、データ転送制御装
置からエラーステータスが転送されてきた場合に、エラ
ー発生前に転送された第1のコマンドパケットによるデ
ータ転送を、エラー発生時点の続きから再開するための
第2のコマンドパケットを作成し、データ転送制御装置
に転送要求するためのプログラムを含むことを特徴とす
る。このようにすれば、第2のコマンドパケットは、エ
ラー発生前の第1のコマンドパケットとは異なる新規の
コマンドパケットとして処理され、この第2のコマンド
パケットにより、エラー発生時点の続きからデータ転送
を適正に再開できるようになる。
【0015】また本発明に係る電子機器は、上記のいず
れかのデータ転送制御装置と、前記データ転送制御装置
及びバスを介して相手ノードから受信したデータに所与
の処理を施す装置と、処理が施されたデータを出力又は
記憶するための装置とを含むことを特徴とする。また本
発明に係る電子機器は、上記のいずれかのデータ転送制
御装置と、前記データ転送制御装置及びバスを介して相
手ノードに送信するデータに所与の処理を施す装置と、
処理が施されるデータを取り込むための装置とを含むこ
とを特徴とする。
【0016】本発明によれば、電子機器においてエラー
が発生した場合にも、エラー復帰後にデータ転送を適正
に再開できるようになる。またデータ転送の高速化を図
れ、電子機器の低コスト化、電子機器の処理の高速化な
ども図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて図面を用いて詳細に説明する。
【0018】1.IEEE1394 まず、IEEE1394について簡単に説明する。
【0019】1.1 概要 IEEE1394(IEEE1394−1995、P1
394.a)では100〜400Mbpsの高速なデー
タ転送が可能となっている(P1394.bでは800
〜3200Mbps)。また、転送速度が異なるノード
をバスに接続することも許される。
【0020】各ノードはツリー状に接続されており、1
つのバスに最大で63個のノードが接続可能になってい
る。なお、バスブリッジを利用すれば約64000個の
ノードを接続することも可能である。
【0021】IEEE1394では、パケットの転送方
式として非同期転送とアイソクロナス転送が用意されて
いる。ここで非同期転送は、信頼性が要求されるデータ
の転送に好適な転送方式であり、アイソクロナス転送
は、リアルタイム性が要求される動画像や音声などのデ
ータの転送に好適な転送方式である。
【0022】1.2 層構造 IEEE1394の層構造(プロトコル構成)を図1に
示す。
【0023】IEEE1394のプロトコルは、トラン
ザクション層、リンク層、物理層により構成される。ま
た、シリアルバスマネージメントは、トランザクション
層、リンク層、物理層をモニターしたり制御したりする
ものであり、ノードの制御やバスのリソース管理のため
の種々の機能を提供する。
【0024】トランザクション層は、上位層にトランザ
クション単位のインターフェース(サービス)を提供
し、下層のリンク層が提供するインターフェースを通し
て、リードトランザクション、ライトトランザクショ
ン、ロックトランザクション等のトランザクションを実
施する。
【0025】ここで、リードトランザクションでは、応
答ノードから要求ノードにデータが転送される。一方、
ライトトランザクションでは、要求ノードから応答ノー
ドにデータが転送される。またロックトランザクション
では、要求ノードから応答ノードにデータが転送され、
応答ノードがそのデータに処理を施して要求ノードに返
信する。
【0026】リンク層は、アドレッシング、データチェ
ック、パケット送受信のためのデータフレーミング、ア
イソクロナス転送のためのサイクル制御などを提供す
る。
【0027】物理層は、リンク層により使用されるロジ
カルシンボルの電気信号への変換や、バスの調停や、バ
スの物理的インターフェースを提供する。
【0028】1.3 SBP-2 さて、図2に示すように、IEEE1394のトランザ
クション層の一部の機能を含む上位のプロトコルとし
て、SBP-2(Serial Bus Protocol-2)と呼ばれるプ
ロトコルが提案されている。
【0029】ここでSBP-2は、SCSIのコマンドセ
ットをIEEE1394のプロトコル上で利用可能にす
るために提案されたものである。このSBP-2を用いれ
ば、既存のSCSI規格の電子機器で使用されていたS
CSIのコマンドセットに最小限の変更を加えて、IE
EE1394規格の電子機器に使用できるようになる。
従って、電子機器の設計や開発を容易化できる。また、
SCSIのコマンドだけではなく、デバイス固有のコマ
ンドもカプセル化して利用できるため、非常に汎用性が
高い。
【0030】図3に示すようにSBP-2では、まず、イ
ニシエータ(例えばパーソナルコンピュータ)により作
成されたログインORB(Operation Request Block)
を用いてログイン処理が行われる(ステップT1)。次
に、ダミーORBを用いてフェッチエージェントの初期
化が行われる(ステップT2)。そして、コマンドブロ
ックORB(ノーマルコマンドORB)を用いてコマン
ド処理が行われ(ステップT3)、最後に、ログアウト
ORBを用いてログアウト処理が行われる(ステップT
4)。
【0031】ここで、ステップT3のコマンド処理にお
いては、図4のA1に示すように、イニシエータがライ
ト要求パケットを転送して(ライト要求トランザクショ
ンを発行して)、ターゲットのドアベルレジスタをリン
グする。すると、A2に示すように、ターゲットがリー
ド要求パケットを転送し、イニシエータが対応するリー
ド応答パケットを返す。これにより、イニシエータが作
成したORB(コマンドブロックORB)が、ターゲッ
トのデータバッファにフェッチされる。そして、ターゲ
ットは、フェッチされたORBに含まれるコマンドを解
析する。
【0032】そして、ORBに含まれるコマンドがSC
SIのライトコマンドであった場合には、A3に示すよ
うに、ターゲットがリード要求パケットをイニシエータ
に転送し、イニシエータが対応するリード応答パケット
を返す。これにより、イニシエータのデータバッファに
格納されているデータがターゲットに転送される。そし
て、例えばターゲットがプリンタであった場合には、転
送されたデータがプリンタエンジンにより印刷される。
【0033】一方、ORBに含まれるコマンドがSCS
Iのリードコマンドであった場合には、図5のB1に示
すように、ターゲットは、一連のライト要求パケットを
イニシエータに転送する。これにより、例えばターゲッ
トがスキャナであった場合には、スキャナエンジンによ
り取得されたスキャンデータが、イニシエータのデータ
バッファに転送されることになる。
【0034】このSBP-2によれば、ターゲットは、自
身が都合の良いときに要求パケットを転送して(トラン
ザクションを発行して)、データを送受信できる。従っ
て、イニシエータとターゲットが同期して動く必要がな
くなるため、データ転送効率を高めることができる。
【0035】なお、IEEE1394の上位プロトコル
としては、SBP-2以外にも、FCP(Function Contr
ol Protocol)と呼ばれるプロトコルなども提案されて
いる。
【0036】さて、ターゲット、イニシエータ間でデー
タ転送を行う場合、図6(A)のようにイニシエータ
(相手ノード)のデータバッファ(記憶手段)にページ
テーブルが存在する場合と、存在しない場合がある。
【0037】そして、ページテーブルが存在する場合に
は、図6(B)に示すように、イニシエータが作成した
ORBの中には、そのページテーブルのアドレスやエレ
メント数が含まれる。そして、転送データのアドレス
(読み出しアドレス、書き込みアドレス)は、このペー
ジテーブルを用いて間接アドレス指定される。
【0038】一方、ページテーブルが存在しない場合に
は、図6(C)に示すように、ORBの中にアドレスと
データ長が含まれ、転送データのアドレスが直接アドレ
ス指定される。
【0039】2.全体構成 次に、本実施形態のデータ転送制御装置の全体構成例に
ついて図7を用いて説明する。なお、以下では、イニシ
エータとの間でデータ転送を行うターゲットがプリンタ
である場合について例にとり説明するが、本発明はこれ
に限定されない。
【0040】本実施形態のデータ転送制御装置10は、
PHYデバイス12(物理層のデバイス)、リンクデバ
イス14(リンク層のデバイス)、CPU16(プロセ
ッサ)、データバッファ18(記憶手段)、ファームウ
ェア20(処理手段)を含む。なお、PHYデバイス1
2、リンクデバイス14、CPU16、データバッファ
18は、任意の構成要素であり、本実施形態のデータ転
送制御装置10は、これらの構成要素を全て含む必要は
ない。
【0041】PHYデバイス12は、図1の物理層のプ
ロトコルをハードウェアにより実現するための回路であ
り、リンクデバイス14により使用されるロジカルシン
ボルを電気信号に変換する機能を有する。
【0042】リンクデバイス14は、図1のリンク層の
プロトコルやトランザクション層のプロトコルの一部を
ハードウェアにより実現するための回路であり、ノード
間でのパケット転送のための各種サービスを提供する。
【0043】CPU16は、装置全体の制御やデータ転
送の制御を行うものである。
【0044】データバッファ18は、転送データ(パケ
ット)を一時的に格納するバッファであり、SRAM、
SDRAM、或いはDRAMなどのハードウェアにより
構成される。なお、本実施形態では、データバッファ1
8は、ランダムアクセス可能なパケット記憶手段として
機能する。
【0045】ファームウェア20は、CPU16上で動
作する種々の処理ルーチン(処理モジュール)を含むプ
ログラムであり、トランザクション層のプロトコルは、
このファームウェア20と、ハードウェアであるCPU
16等により実現される。
【0046】なお、イニシエータであるパーソナルコン
ピュータ100が含むデバイスドライバ102は、周辺
機器を管理制御するための種々の処理ルーチンを含むプ
ログラムである。このプログラムは、情報記憶媒体11
0(FD、CD−ROM、DVD、ROM)を利用して
パーソナルコンピュータ100にインストールされる。
【0047】ここで、デバイスドライバ102のプログ
ラムは、ホストシステムが有する情報記憶媒体(ハード
ディスク、磁気テープ等)からインターネットなどのネ
ットワークを介してダウンロードし、パーソナルコンピ
ュータ100にインストールするようにしてもよい。こ
のようなホストシステムが有する情報記憶媒体の使用も
本発明の範囲内に含まれる。
【0048】ファームウェア20(F/W)は、コミュ
ニケーション部30(COM)、マネージメント部40
(MNG)、プリントタスク部50(PRT)、フェッ
チ部60(FCH)を含む。
【0049】ここで、コミュニケーション部30は、リ
ンクデバイス14などのハードウェアとの間のインター
フェースとして機能する処理モジュールである。
【0050】マネージメント部40(マネージメントエ
ージェント)は、ログイン、リコネクト、ログアウト、
リセット等の管理を行う処理モジュールである。例えば
イニシエータがターゲットにログインを要求した場合に
は、まず、このマネージメント部40が、このログイン
要求を受け付けることになる。
【0051】プリントタスク部50は、後段のアプリケ
ーション層(上層)であるプリンタエンジンとの間のデ
ータ転送処理を行う処理モジュールである。
【0052】フェッチ部60(フェッチエージェント、
コマンドブロックエージェント)は、コマンドブロック
ORBが含むコマンドを実行するための処理モジュール
である。フェッチ部60は、単一の要求しか扱うことが
できないマネージメント部40と異なり、イニシエータ
からの要求により自身がフェッチしたORBのリンクリ
ストも扱うことができる。
【0053】フェッチ部60は、ステータス転送部6
2、コマンド比較部66、アドレス比較部70、データ
転送再開部72を含む。
【0054】ここでステータス転送部62は、イニシエ
ータ(相手ノード)から転送されてきたORB(コマン
ドブロックORB。広義には、データ転送オペレーショ
ン要求のためのコマンドパケット)の処理中に、プリン
タエンジン(上層のデバイス)にエラーが発生した場合
に、エラーのステータスをイニシエータに転送する処理
を行う。
【0055】コマンド比較部66は、エラーステータス
を受けたイニシエータからORB(コマンドブロックO
RB)が再度転送されてきた場合に、エラー発生前に処
理中であったORB(第1のコマンドパケット)の内容
と、エラー発生後に転送されてきたORB(第2のコマ
ンドパケット)の内容とを比較する処理を行う。
【0056】アドレス比較部70は、エラーステータス
を受けたイニシエータからORBが再度転送されてきた
場合に、エラー発生前に処理中であったORBにより転
送要求された転送データの先頭アドレス(第1のアドレ
ス。IEEE1394のバスアドレス)と、エラー発生
後に転送されてきたORBにより転送要求された転送デ
ータの先頭アドレス(第2のアドレス)とを比較する処
理を行う。
【0057】データ転送再開部72は、エラー発生前の
ORB(第1のコマンドパケット)の内容とエラー発生
後のORB(第2のコマンドパケット)の内容が同一で
あり、エラー発生前のORBによる転送データの先頭ア
ドレス(第1のアドレス)とエラー発生後のORBによ
る転送データの先頭アドレス(第2のアドレス)が同一
である場合に、エラー発生時点のデータ転送の続き(エ
ラー発生時点で転送したデータの次のデータ)からデー
タ転送を再開する処理を行う。
【0058】なお、処理の確実性の観点からは、ORB
の内容が同一であり且つ先頭アドレスが同一である場合
に、データ転送を再開することが望ましい。しかしなが
ら、ORBの内容が一致しただけでデータ転送を再開す
るようにしたり、先頭アドレスが一致しただけでデータ
転送を再開するようにしてもよい。このようにすれば、
処理負担を軽減化できる。
【0059】3.本実施形態の処理 次に、本実施形態の処理例について説明する。
【0060】図8は、ターゲット側(ファームウェア)
の処理例を示すフローチャートである。
【0061】イニシエータから印刷要求があると、ター
ゲットは、イニシエータのデータバッファからORBを
リードする(ステップS1)。そして、ページテーブル
が存在する場合には、ORBに含まれるページテーブル
アドレス(図6(B)参照)に基づいて、イニシエータ
のデータバッファからページテーブルをリードする(ス
テップS2)。
【0062】次に、プリンターにおいてオフライン、紙
なし、カバーオープン、インク・リボン・トナーなしな
どのエラーが発生したか否かを判断する(ステップS
3)。そして、エラーが発生していない場合には、ステ
ップS2でリードしたページテーブルに基づいてイニシ
エータのデータバッファから印刷データをリードする
(ステップS4)。
【0063】なお本実施形態では、エラーの発生は割り
込みにより通知され、割り込みが通知されると、エラー
が発生したことを示すフラグがオンになる。そして、ス
テップS3では、このフラグがオンになっているか否か
をチェックすることで、エラーが発生したか否かを判断
している。
【0064】次に、ページテーブルにより指定される印
刷データを全てリードしたか否かを判断する(ステップ
S5)。そして、全てをリードしていない場合にはステ
ップS3に戻る。一方、全てをリードした場合にはステ
ータスをライトし、転送完了のステータスをイニシエー
タに伝える(ステップS6)。以上の処理を、全ての印
刷データ(印刷物を印刷するのに必要な全ての印刷デー
タ)が転送されるまで繰り返す(ステップS7)。
【0065】そして本実施形態では、ステップS3でエ
ラーが発生したと判断された場合に、以下のような処理
を行う。
【0066】即ち、まず、エラー発生時点で転送が完了
していない未処理のデータのデータ長が情報フィールド
に書き込まれたエラーステータスを作成し、イニシエー
タに転送する(ステップS8)。そして、イニシエータ
からの印刷要求を待つ(ステップS9、S10)。そし
て、印刷要求があると、印刷要求のORBをリードする
(ステップS11)。次に、ページテーブルが存在する
場合には、ORBに含まれるページテーブルアドレスに
基づいて、イニシエータのデータバッファからページテ
ーブルをリードする(ステップS12)。
【0067】次に、エラー発生前に転送されてきたOR
B(例えばステップS1でリードしたORB)の内容
や、そのORBにより転送要求される転送データの先頭
アドレスが、エラー発生後に転送されてきたORB(例
えばステップS11でリードしたORB)の内容や、そ
のORBにより転送要求される転送データの先頭アドレ
スと同一か否かを判断する(ステップS13)。
【0068】そして、ORBの内容や先頭アドレスが同
一であると判断された場合には、プリンタにエラーがま
だ生じているかを判断し(ステップS14)、エラーが
まだ生じている場合(エラーから復帰していない場合)
にはステップS8に戻る。一方、エラーがもう生じてい
ない場合(エラーから復帰している場合)には、エラー
発生時点の続きからデータ転送を再開する(ステップS
15)。
【0069】例えば、ORBのリードが完了した時点で
エラーが発生した場合には、ステップS15からステッ
プS2に戻り、ページテーブルをリードする。また、ペ
ージテーブルのリードが完了した時点でエラーが発生し
た場合には、ステップS3に戻る。また、データの転送
中にエラーが発生した場合には、エラー発生時点でリー
ドを完了していたデータの次のデータをリードする。ま
た、ページテーブルの最後のデータのリードが完了した
時点でエラーが発生した場合には、ステップS15から
ステップS6に戻り、ステータスのライトを行う。
【0070】一方、ステップS13でORBの内容や先
頭アドレスが同一でないと判断された場合には、正常ル
ート(ステップS1〜S7)に復帰して、エラー発生後
のORB(ステップS11でリードしたORB)を新規
のORBとして処理する(ステップS16)。即ち、エ
ラーがまだ生じているか否かをステップS3で判断し、
エラーがまだ生じている場合(エラーから復帰していな
い場合)には、ステップS8に移行して、エラースター
タスをイニシエータにライトする。一方、エラーがもう
生じていない場合(エラーから復帰している場合)に
は、ステップS4に移行する。そして、ステップS11
でリードしたORBにより転送要求される新規の転送デ
ータをリードする。
【0071】図9、図10は、イニシエータ側(デバイ
スドライバ)の処理例を示すフロチャートであり、図9
は、イニシエータで動作するOS(Operating System)
が第1のOSである場合のフローチャートである。
【0072】アプリケーションプログラムからの印刷ジ
ョブが発生すると、イニシエータは、印刷のためのOR
Bやページテーブルを作成し、データバッファに書き込
む(ステップS20)。次に、作成したORBをリード
するようにターゲットに対して指示する(ステップS2
1。図4のA1参照)。
【0073】次に、ステータスがターゲットから送られ
てきたか否かを判断する(ステップS22)。そして、
送られてきた場合には、そのステータスがエラーステー
タスか否かを判断する(ステップS23)。そして、エ
ラーステータスではない場合には、全ての印刷データが
転送されたか否かを判断し(ステップS24)、転送さ
れていない場合には、ステップS20に戻り、転送され
た場合には印刷ジョブを終了する。
【0074】そして本実施形態では、ステップS23で
エラーステータスであると判断されると、ステップS2
5に移行し、待ち時間T(例えば3秒)が経過したか否
かを判断する。そして、経過した場合には、イニシエー
タは、ORB、ページテーブルを再作成し(ステップS
26)、再作成したORBをリードするようにターゲッ
トに対して指示する(ステップS21)。この場合にイ
ニシエータ(デバイスドライバ)は、エラー発生前のO
RBの内容や印刷データの先頭アドレス及びデータ長
と、エラー発生後のORBの内容や印刷データの先頭ア
ドレス及びデータ長が同一になるように、ORBを再作
成する。
【0075】図10は、イニシエータで動作するOSが
第2のOSである場合のフローチャートである。
【0076】図10が図9と異なるのは、ステップS3
6においてイニシエータ(デバイスドライバ)が、ター
ゲットからのエラーステータスに書き込まれた未処理の
データ長に基づき、ORBを再構成する点である。即
ち、第1のOSではエラー発生前と同一内容のORBを
作成してターゲットに送るのに対して、第2のOSでは
エラー発生時点の続きからのデータ転送を要求するOR
Bを再構成してターゲットに送る。
【0077】4.本実施形態の特徴 さて、印刷データの転送中にオフライン、紙なしなどの
エラーが発生すると、以下のような問題が生じることが
判明した。
【0078】例えば図11(A)に示すように、C1に
示す位置(アドレス)までデータを転送したところで、
エラーが発生したとする。またイニシエータであるパー
ソナルコンピュータで動作するOSが第1のOSであっ
たとする。この場合に、ターゲットからエラーステータ
スを受けたイニシエータは、数秒間待った後に、図11
(B)に示すように印刷のためのORBを再度作成し
て、印刷データの転送を最初からやり直すようにターゲ
ットに指示する。このため、図11(B)のC2に示す
位置からデータ転送が再開されてしまい、印刷データの
一部分だけが二重に送られてしまう。この結果、図11
(C)に示すような二重印刷の問題が発生する。
【0079】このような問題を解決するために、本実施
形態では、以下に説明するような手法を採用している。
【0080】例えば図12のD1に示すORBによるデ
ータ転送中に、オフライン、紙なし等のエラーが発生し
たとする。すると、ターゲットはD2に示すようにイニ
シエータにエラーステータスを転送する。そして、この
エラーステータスを受けたイニシエータにより、D3に
示すORBが再度作成され、このORBがターゲットに
転送される(ターゲットがリードする)。この場合に、
本実施形態では、D1に示すエラー発生前のORB(第
1のコマンドパケット)の内容とD3に示すエラー発生
(回復)後のORB(第2のコマンドパケット)の内容
を比較する。また、エラー発生前のORBにより指定さ
れる転送データの先頭アドレスAD1(第1のアドレ
ス)と、エラー発生後のORBにより指定される転送デ
ータの先頭アドレスAD2(第2のアドレス)を比較す
る(図8のステップS13参照)。
【0081】そして、ORBの内容が同一であり先頭ア
ドレスが同一であると判断された場合には、D4に示す
ように、エラー発生時点のデータ転送の続きからデータ
転送を再開する(図8のステップS15参照)。即ち、
エラー発生時点で既に転送を完了していたデータの次の
データからデータ転送を再開する。
【0082】一方、ORBの内容が同一でなかった場合
や先頭アドレスが同一でなかった場合には、D3に示す
エラー発生後のORBを新規のORBとして最初から処
理する(図8のステップS16参照)。
【0083】このようにすることで、図12のD5に示
す部分の転送データが、図11(B)の場合と異なり、
二重転送されないようになる。従って、図11(C)に
示すような誤印刷が生じなくなる。また二重転送を避け
ることができるため、転送時間も短縮できる。
【0084】例えば本実施形態と異なる手法として、O
RBの内容や先頭アドレスの比較処理を行わずに、常
に、エラー発生時点の続きからデータ転送を再開すると
いう手法も考えられる。
【0085】しかしながら、この手法によると、例え
ば、エラー発生後にイニシエータが印刷データの転送処
理をキャンセルし、エラー発生前と全く異なるORBを
作成した場合にも、図12のD4からデータ転送が再開
されてしまうという不具合が生じる。
【0086】これに対して本実施形態では、ORBの内
容や先頭アドレスがエラー発生の前後で同一の場合に
は、図12のD4からデータ転送が再開するが、同一で
ない場合には、全く新規のORBとして処理されるた
め、上記のような不具合が生じない。
【0087】また本実施形態によれば、イニシエータ
(パーソナルコンピュータ)で動作するOSがどのよう
なOSであるかを意識しないで済むようになる。
【0088】例えば、イニシエータ側のOSとして第1
のOSと第2のOSがあるとする。そして、第1のOS
では図13に示すように、エラー発生前とエラー発生後
でORBの内容や先頭アドレスAD1、AD2は同一に
なる。即ち、第1のOS(デバイスドライバ)は、エラ
ーステータスを受けると、数秒間の待ち時間の後に、エ
ラー発生前と同一内容のORBを作成し、このORBを
リードするようにターゲットに指示する(図9のステッ
プS26参照)。
【0089】この場合に本実施形態によれば、エラー発
生の前後のORBの内容が同一であり、先頭アドレスA
D1、AD2も同一であると判断されるので、図13の
E1に示すようにエラー発生時点の続きからデータ転送
が再開され、二重印刷が防止される。例えば、転送デー
タのデータ長(データサイズ)が15Kバイトであり、
エラー発生時点で10Kバイトのデータ転送を完了して
いた場合には、データ転送の再開により、未処理の5K
バイトのデータが転送されるようになる。
【0090】一方、第2のOSでは図14に示すよう
に、エラー発生前とエラー発生後でORBの内容や先頭
アドレスAD1、AD2が非同一になる。即ち、第2の
OS(デバイスドライバ)は、エラーステータスを受け
ると、数秒間の待ち時間の後に、図14のF1に示す位
置からのデータ転送を要求する新規のORBを作成し、
このORBをリードするようにターゲットに指示する
(図10のステップS36参照)。
【0091】この場合に本実施形態によれば、エラー発
生の前後のORBの内容が非同一であり、先頭アドレス
AD1、AD2も非同一であると判断されるので、転送
されてきたORBは新規のORBとして処理される。そ
して、エラー発生後のORBはF1に示す位置からデー
タ転送を開始するように作成されているため、F2に示
すように未処理の5Kバイトのデータを転送できるよう
になる。
【0092】このように本実施形態によれば、イニシエ
ータで動作するOSが第1のOSであっても第2のOS
であっても、エラー発生により未処理となった5Kバイ
トのデータを適正に転送できるようになる。即ち、ファ
ームウェアは、イニシエータのOSが第1のOSか第2
のOSかを意識する必要が無くなる。従って、イニシエ
ータのOSが第1のOSであっても第2のOSであって
も、同一構成のファームウェアで処理できるようにな
り、ファームウェアの開発期間の短縮化や、デバッグ作
業の容易化を図れる。
【0093】なお、本実施形態では、エラーステータス
の情報フィールドに、データ転送を再開するアドレスを
特定するための情報を書き込んでいる。より具体的には
エラーステータスの情報フィールドに未処理のデータ長
(=転送データの全体のバイト数−エラー発生時点まで
に転送を完了したデータのバイト数)を書き込んでい
る。
【0094】例えば図14では、未処理のデータ長が5
K(=15K−10K)バイトであることが、エラース
テータスの情報フィールドに書き込まれる。このような
未処理のデータ長をエラーステータスに書き込んでおけ
ば、このエラーステータスを受けたイニシエータ(デバ
イスドライバ)は、F1に示す位置からのデータ転送を
要求する新規のORBを作成できるようになる。この結
果、イニシエータのOSが第2のOSであった場合に
も、エラー発生時点の続きからデータ転送を適正に再開
できるようになる。
【0095】なお、データ転送の開始時点(開始前)で
既にエラーが発生していた場合には、データ転送は未だ
行われていないので、エラーステータスの情報フィール
ドには、ORBに付随するデータ長(転送データの全体
のデータ長)が、そのまま書き込まれることになる。
【0096】また本実施形態では、ORBの内容比較の
際に種々の情報を比較している。例えば図15に示すよ
うに、本実施形態では、コマンドブロックORBが含む
ページテーブル存在フラグPや、データサイズや、コマ
ンドブロック(コマンドセット)フィールドの中のオペ
レーションコード(印刷コマンド、リードコマンドなど
を区別するコード)やデータ長を比較している。またO
RBが、ORBを識別するための識別情報(例えば順序
番号)を含む場合には、この識別情報も比較している。
このような情報を比較することで、エラー発生前後のO
RBが同一か否かを簡素な処理で確実に判断できるよう
になる。そして本実施形態では、エラーが発生してから
エラーが回復するまでの間に、これらの情報が1項目で
も異なるORBが要求されると、エラー回復後のデータ
転送は新規となる。
【0097】なお、転送データの先頭アドレスAD1、
AD2の比較は、具体的には以下のようにして行う。即
ち、ページテーブルを使用していない場合には、ORB
のデータデスクリプタフィールドの値が同一か否かを比
較する。一方、ページテーブルを使用している場合に
は、ページテーブルの最初のセグメントの内容が同一か
否かを比較する。
【0098】さて本実施形態では、エラー発生後にイニ
シエータから転送されてきたORBの中で、最初に転送
されてきた印刷コマンドを含むORB(コマンドブロッ
クORB)を、エラー発生前のORBの比較対象となる
ORBとして採用するようにしている。
【0099】例えば図16に示すように、エラー発生後
に、印刷コマンドを含むコマンドブロックORBが直ぐ
に転送されてくるとは限らない。即ち、イニシエータ
が、印刷コマンドを含むコマンドブロックORBを転送
する前に、ダミーORBやマネージメントORBを転送
してくる場合がある。或いは、プリンタのステータス等
を調べるためにリードコマンドを含むコマンドブロック
ORBを転送してくる場合もある。
【0100】本実施形態では図16のG1に示すよう
に、ダミーORB等が転送されてきても、ORBの内容
比較処理を行わず、印刷コマンドを含むコマンドブロッ
クORBが転送されてきた時に初めてORBの内容比較
処理を行う。即ち、印刷コマンドを含む最初のコマンド
ブロックORBが来るまで、ORBの内容比較処理の実
行を繰り越す(順送りにする)。これにより、無用なO
RBの内容比較処理が行われるのが防止され、ファーム
ウェアの処理負担を軽減化できる。
【0101】5.電子機器 次に、本実施形態のデータ転送制御装置を含む電子機器
の例について説明する。
【0102】例えば図17(A)に電子機器の1つであ
るプリンタの内部ブロック図を示し、図18(A)にそ
の外観図を示す。CPU(マイクロコンピュータ)51
0はシステム全体の制御などを行う。操作部511はプ
リンタをユーザが操作するためのものである。ROM5
16には、制御プログラム、フォントなどが格納され、
RAM518はCPU510のワーク領域として機能す
る。表示パネル519はプリンタの動作状態をユーザに
知らせるためのものである。
【0103】PHYデバイス502、データ転送制御装
置500を介して、パーソナルコンピュータなどの相手
ノードから送られてきた印字データは、バス504を介
して印字処理部(プリンタエンジン)512に直接送ら
れる。そして、印字データは、印字処理部512にて所
与の処理が施され、プリントヘッダなどからなる印字部
(データを出力するための装置)514により紙に印字
されて出力される。
【0104】図17(B)に電子機器の1つであるスキ
ャナの内部ブロック図を示し、図18(B)にその外観
図を示す。CPU520はシステム全体の制御などを行
う。操作部521はスキャナをユーザが操作するための
ものである。ROM526には制御プログラムなどが格
納され、RAM528はCPU520のワーク領域とし
て機能する。
【0105】光源、光電変換器などからなる画像読み取
り部(データを取り込むための装置)522により原稿
の画像が読み取られ、読み取られた画像のデータは画像
処理部(スキャナエンジン)524により処理される。
そして、処理後の画像データがバス505を介してデー
タ転送制御装置500に直接送られる。データ転送制御
装置500は、この画像データにヘッダなどを付加する
ことでパケットを生成し、PHYデバイス502を介し
てパーソナルコンピュータなどの相手ノードに送信す
る。
【0106】図17(C)に電子機器の1つであるCD
−RWドライブの内部ブロック図を示し、図18(C)
にその外観図を示す。CPU530はシステム全体の制
御などを行う。操作部531はCD−RWをユーザが操
作するためのものである。ROM536には制御プログ
ラムなどが格納され、RAM538はCPU530のワ
ーク領域として機能する。
【0107】レーザ、モータ、光学系などからなる読み
取り&書き込み部(データを取り込むための装置又はデ
ータを記憶するための装置)533によりCD−RW5
32から読み取られたデータは、信号処理部534に入
力され、エラー訂正処理などの所与の信号処理が施され
る。そして、信号処理が施されたデータが、バス506
を介してデータ転送制御装置500に直接送られる。デ
ータ転送制御装置500は、このデータにヘッダなどを
付加することでパケットを生成し、PHYデバイス50
2を介してパーソナルコンピュータなどの相手ノードに
送信する。
【0108】一方、PHYデバイス502、データ転送
制御装置500を介して、相手ノードから送られてきた
データは、バス506を介して信号処理部534に直接
送られる。そして、信号処理部534によりこのデータ
に所与の信号処理が施され、読み取り&書き込み部53
3によりCD−RW532に記憶される。
【0109】なお、図17(A)、(B)、(C)にお
いて、CPU510、520、530の他に、データ転
送制御装置500でのデータ転送制御のためのCPUを
別に設けるようにしてもよい。
【0110】また、図17(A)、(B)、(C)では
RAM501(データバッファに相当)がデータ転送制
御装置500の外部に設けられているが、RAM501
をデータ転送制御装置500に内蔵させてもよい。
【0111】本実施形態のデータ転送制御装置を電子機
器に用いれば、電子機器にエラーが発生してデータ転送
が中断等した場合にも、エラーの回復後にデータ転送を
適正に再開できるようになる。これにより、エラー発生
を原因とする不具合の発生が防止される。
【0112】また本実施形態のデータ転送制御装置を電
子機器に用いれば、高速なデータ転送が可能になる。従
って、ユーザがパーソナルコンピュータなどによりプリ
ントアウトの指示を行った場合に、少ないタイムラグで
印字が完了するようになる。また、スキャナへの画像取
り込みの指示の後に、少ないタイムラグで読み取り画像
をユーザは見ることができるようになる。また、CD−
RWからのデータの読み取りや、CD−RWへのデータ
の書き込みを高速に行うことができるようになる。
【0113】また本実施形態のデータ転送制御装置を電
子機器に用いることで、CPU上で動作するファームウ
ェアの処理負担が軽減され、安価なCPUや低速のバス
を用いることが可能になる。更に、データ転送制御装置
の低コスト化、小規模化を図れるため、電子機器の低コ
スト化、小規模化も図れるようになる。
【0114】なお本実施形態のデータ転送制御装置を適
用できる電子機器としては、上記以外にも例えば、種々
の光ディスクドライブ(CD−ROM、DVD)、光磁
気ディスクドライブ(MO)、ハードディスクドライ
ブ、TV、VTR、ビデオカメラ、オーディオ機器、電
話機、プロジェクタ、パーソナルコンピュータ、電子手
帳、ワードプロセッサなど種々のものを考えることがで
きる。
【0115】なお、本発明は本実施形態に限定されず、
本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
【0116】例えば、本発明のデータ転送制御装置の構
成は、図7に示す構成が特に望ましいが、これに限定さ
れるものではない。
【0117】また、コマンドの比較手法、アドレスの比
較手法、データ転送の再開手法は、本実施形態で説明し
た手法が特に望ましいが、これに限定されるものではな
い。
【0118】また、本発明は、IEEE1394規格で
のデータ転送に適用されることが特に望ましいが、これ
に限定されるものではない。例えばIEEE1394と
同様の思想に基づく規格やIEEE1394を発展させ
た規格におけるデータ転送にも本発明は適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】IEEE1394の層構造について示す図であ
る。
【図2】SBP-2について説明するための図である。
【図3】SBP-2のデータ転送処理の概略について説明
するための図である。
【図4】データをイニシエータからターゲットに転送す
る場合のコマンド処理について説明するための図であ
る。
【図5】データをターゲットからイニシエータに転送す
る場合のコマンド処理について説明するための図であ
る。
【図6】図6(A)、(B)、(C)は、ページテーブ
ルについて説明するための図である。
【図7】本実施形態のデータ転送制御装置の構成例を示
す図である。
【図8】ターゲット側(ファームウェア)の処理の概要
を示すフローチャートである。
【図9】イニシエータ側(デバイスドライバ)の処理の
概要を示すフローチャートである。
【図10】イニシエータ側(デバイスドライバ)の処理
の概要を示すフローチャートである。
【図11】図11(A)、(B)、(C)は、二重印刷
の問題について説明するための図である。
【図12】エラーの発生の前後でORBの内容や転送デ
ータの先頭アドレスが同一の場合に、データ転送を継続
して再開する手法について説明するための図である。
【図13】イニシエータで動作するOSが第1のOSで
ある場合の本実施形態の手法について説明するための図
である。
【図14】イニシエータで動作するOSが第2のOSで
ある場合の本実施形態の手法について説明するための図
である。
【図15】ORBの内容比較について説明するための図
である。
【図16】印刷コマンドを含む最初のコマンドブロック
ORBが来るまで、コマンド比較処理を繰り越す手法に
ついて説明するための図である。
【図17】図17(A)、(B)、(C)は、種々の電
子機器の内部ブロック図の例である。
【図18】図18(A)、(B)、(C)は、種々の電
子機器の外観図の例である。
【符号の説明】
10 データ転送制御装置 12 PHYデバイス 14 リンクデバイス 16 CPU 18 データバッファ 20 ファームウェア(F/W) 30 コミュニケーション部(COM) 40 マネージメント部(MNG) 50 プリントタスク部(PRT) 60 フェッチ部(FCH) 62 ステータス転送部 66 コマンド比較部 70 アドレス比較部 72 データ転送再開部 100 パーソナルコンピュータ 102 デバイスドライバ 104 データバッファ 110 情報記憶媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 15/177 676 H04L 11/00 320 5K032 (72)発明者 藤田 信一郎 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2C061 HJ08 HQ20 HV05 5B014 GC06 GC07 5B021 AA01 BB01 BB02 5B045 AA04 BB12 BB28 BB30 BB48 JJ13 5B083 AA08 BB01 CC06 CD06 EE11 5K032 AA03 AA04 CB01 CC01 CD01 DA01 EA04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスに接続される複数のノード間でのデ
    ータ転送のためのデータ転送制御装置であって、 相手ノードから転送されてきたデータ転送オペレーショ
    ン要求のための第1のコマンドパケットの処理中に上層
    のデバイスにエラーが発生した場合に、エラーステータ
    スを相手ノードに転送するステータス転送手段と、 前記エラーステータスを受けた相手ノードからデータ転
    送オペレーション要求のための第2のコマンドパケット
    が転送されてきた場合に、前記第1のコマンドパケット
    の内容と前記第2のコマンドパケットの内容とを比較す
    るコマンド比較処理、又は前記第1のコマンドパケット
    により転送要求された転送データの先頭アドレスである
    第1のアドレスと前記第2のコマンドパケットにより転
    送要求された転送データの先頭アドレスである第2のア
    ドレスとを比較するアドレス比較処理を行う比較手段
    と、 前記第1、第2のコマンドパケットが同一内容であると
    判断された場合、又は前記第1、第2のアドレスが同一
    であると判断された場合に、エラー発生時点のデータ転
    送の続きからデータ転送を再開する再開手段と、 を含むことを特徴とするデータ転送制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第1、第2のコマンドパケットが同一内容でないと
    判断された場合、又は前記第1、第2のアドレスが同一
    でないと判断された場合には、前記第2のコマンドパケ
    ットが新規のコマンドパケットとして処理されることを
    特徴とするデータ転送制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記ステータス転送手段が、 コマンドパケットの所与のフィールドに、データ転送を
    再開するアドレスを特定するための情報を書き込むこと
    を特徴とするデータ転送制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、 前記比較手段が、 エラー発生後に相手ノードから転送されてきたコマンド
    パケットの中で最初に転送されてきたデータ転送オペレ
    ーション要求のためのコマンドパケットを、前記第1の
    コマンドパケットの比較対象となる前記第2のコマンド
    パケットとして採用することを特徴とするデータ転送制
    御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかにおいて、 IEEE1394の規格に準拠したデータ転送を行うこ
    とを特徴とするデータ転送制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかのデータ転送
    制御装置との間でのデータ転送を制御するためのプログ
    ラムを含む情報記憶媒体であって、 データ転送制御装置からエラーステータスが転送されて
    きた場合に、エラー発生前に転送されたデータ転送オペ
    レーション要求のための第1のコマンドパケットと同一
    内容の第2のコマンドパケットを作成し、データ転送制
    御装置に転送要求するためのプログラムを含むことを特
    徴とする情報記憶媒体。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至5のいずれかのデータ転送
    制御装置との間でのデータ転送を制御するためのプログ
    ラムを含む情報記憶媒体であって、 データ転送制御装置からエラーステータスが転送されて
    きた場合に、エラー発生前に転送された第1のコマンド
    パケットによるデータ転送を、エラー発生時点の続きか
    ら再開するための第2のコマンドパケットを作成し、デ
    ータ転送制御装置に転送要求するためのプログラムを含
    むことを特徴とする情報記憶媒体。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至5のいずれかのデータ転送
    制御装置と、 前記データ転送制御装置及びバスを介して相手ノードか
    ら受信したデータに所与の処理を施す装置と、 処理が施されたデータを出力又は記憶するための装置と
    を含むことを特徴とする電子機器。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至5のいずれかのデータ転送
    制御装置と、 前記データ転送制御装置及びバスを介して相手ノードに
    転送するデータに所与の処理を施す装置と、 処理が施されるデータを取り込むための装置とを含むこ
    とを特徴とする電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007286868A (ja) * 2006-04-17 2007-11-01 Sii Data Service Kk 注文管理システム
JP2011128794A (ja) * 2009-12-16 2011-06-30 Canon Inc 情報処理方法、情報処理装置、及びコンピュータプログラム

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