JP2001177456A - 最大比合成回路 - Google Patents

最大比合成回路

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JP2001177456A
JP2001177456A JP35779099A JP35779099A JP2001177456A JP 2001177456 A JP2001177456 A JP 2001177456A JP 35779099 A JP35779099 A JP 35779099A JP 35779099 A JP35779099 A JP 35779099A JP 2001177456 A JP2001177456 A JP 2001177456A
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JP
Japan
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threshold value
maximum ratio
electric field
unit
signal
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JP35779099A
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English (en)
Inventor
Masashi Shiobara
正史 塩原
Naoki Uchida
直樹 内田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弱電界においても安定した最大比合成が行
え、受信性能を向上できること。 【解決手段】 コンパレータ部10は、各受信系のアン
テナで受信した受信信号の受信電界レベル(RSSI)
を予め設定されたしきい値と比較し、受信電界レベルが
低い受信系を使用しない。即ち、データ合成部11で
は、しきい値より低い受信電界レベルの復調信号の重み
付けをしない状態で、所定の重み付け演算を実行する。
しきい値切替部9はしきい値にヒステリシスを持たせ
て、受信電界レベルのバラ付きによるコンパレータ部1
0での比較動作の誤作動を防ぐ。しきい値可変部8は、
無線部の性能変化に対応してしきい値を可変させ、最大
比合成の性能を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイバーシチ受信
機に適用され、受信信号をデジタル値に変換して最大比
合成を行う最大比合成回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】無線通信機器では、電波の反射や散乱な
どが変動するフェージング現象によって受信性能が著し
く劣化することが知られている。このフェージングによ
る受信レべル低下を補う構成として、複数の受信系を用
いて受信を行い各受信系信号を受信レベルに対応した重
み付けをして用いる最大比合成回路がある。
【0003】図4は従来の最大比合成回路を示すブロッ
ク図である。図示のように、各受信系のアンテナで受信
した各系の受信信号は復調部20で復調され、復調信号
D21〜D24はデータ合成部22において各受信レベ
ルに対応した重み付けを行い合成される。データ合成部
22で生成された合成信号D25は、復号部23に入力
され、復号信号D26を得る。(特開平8−97804
号公報)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、弱電界
における受信電界レベル(RSSI)は、レベル値が安
定しないため、RSSI値の信頼性が低下する。一般
に、最大比合成はRSSIの値を用いて重み付けするた
め、RSSI値そのものが弱電界でばらつき信頼性がな
いと、受信性能の劣化を防ぐことができなかった。
【0005】本発明の最大比合成回路は、弱電界におい
ても安定した最大比合成が行え、受信性能を向上させる
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明は、各受信系から入力される受信電界レベル
を弱電界を想定して設定されたしきい値と比較して、受
信電界レベルが低い受信系を使用しない最大比合成演算
を行う構成とする。これにより、弱電界においても安定
した最大比合成が行え、ダイバーシチ受信機の受信性能
を向上できる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1は、ダイバーシ
チ受信機に設けられ、受信電界レベルに基づく重み付け
をして最大比合成を行う最大比合成回路において、複数
の受信系からの受信信号が入力される入力端子と、検出
された受信電界レベルと、予め弱電界用として設定され
た所定の受信電界レベルに相当するしきい値とを比較し
た比較結果を出力する比較手段と、前記比較手段から出
力される比較結果に基づき、各受信系の受信信号に対す
る重み付け有無が切り替えられた状態で所定の最大比合
成演算を実行する合成手段とを備えたことを特徴とす
る。この構成によれば、比較手段では、受信信号の受信
電界レベルがしきい値と比較され、しきい値に対するレ
ベルの大小が判断される。受信信号の受信電界レベルが
しきい値より低い場合、合成手段では重み付けしない状
態で所定の最大比合成演算を実行する。これにより、弱
電界においても安定した最大比合成演算が行え、受信性
能を向上させることができるようになる。
【0008】また、請求項2は、前記比較手段に入力さ
れる前記しきい値に所定のヒステリシスを持たせるため
のしきい値切替手段を備えてなり、弱電界で受信電界レ
ベルが低い場合、受信電界レベルがばらついても比較手
段で安定した比較が行えるようになる。
【0009】また、請求項3は、前記比較手段に入力さ
れる前記しきい値を可変させるためのしきい値可変手段
を備えたものであり、しきい値の可変により無線部の受
信性能が変化してもこれに対応でき、最大比合成の性能
も維持できる。
【0010】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照しながら説明する。各受信系のアンテナで受信さ
れた受信信号は、各ブランチの入力端子1〜4に入力さ
れる。この受信信号(IF信号)は、復調部7に入力さ
れる。復調部7は、IF信号からIQ信号を生成し、I
Q信号から位相差データを作り出す。また、IF信号か
ら検出された受信電界強度(RSSI)をデジタル信号
に変換する。D1〜D4は復調部7で生成された復調信
号である。
【0011】一方、しきい値可変部8の入力端子5,6
にはしきい値信号D5が入力される。このしきい値信号
D5はメモリ等の記憶手段(不図示)に記憶されてい
る。しきい値可変部8は、入力されたしきい値のレベル
を無線部(不図示)の性能変化に対応して可変させる。
しきい値切替部9は、しきい値信号H、しきい値信号L
を切り替えて、ヒステリシスを持たせたしきい値信号D
6としてコンパレータ10に出力する。
【0012】コンパレータ部10は、復調信号D1〜D
4の入力受信電界レベル(RSSI)が低い系の復調信
号D1〜D4を使用しないために、復調信号D1〜D4
のRSSIをしきい値信号D6のしきい値と比較する。
このコンパレータ部10は、入力された復調信号D1〜
D4それぞれに対応した比較後の復調信号D7〜D10
を出力する。
【0013】データ合成部11では、入力された位相差
データをI,Qに分離し、入力された復調信号D1〜D
4のRSSIを二乗演算して掛け合わせ、各系の重み付
けされたI,Qを加算する演算を行って合成信号D11
を出力する。復号部12は、合成信号D11により得ら
れたI,Qからデータを復号する。復号部23は復号信
号D12を出力する。
【0014】次に、上記構成による動作を説明する。図
2は動作を説明するためのフローチャートである。図示
のように最大比合成回路は、復調信号D1〜D4それぞ
れのRSSIレベルチェックを行う。すなわち、復調信
号D1〜D4のRSSIはコンパレータ部10でしきい
値信号D6と比較する。コンパレータ部10は、しきい
値信号D6と、各復調信号D1〜D4のRSSIとを比
較して、比較結果、しきい値信号D6より低いRSSI
の復調信号D1〜D4を使用しない状態の信号として後
段のデータ合成部11に復調信号D7〜D10として出
力する。これにより、データ合成部11では、RSSI
のレベルが低い復調信号D1〜D4については重み付け
をしないで合成演算することとなり、復号部23からは
RSSIの低い復調信号D1〜D4を使用しない復号信
号D12を出力できる。
【0015】ここで、しきい値切替部9からはヒステリ
シスを持ったしきい値信号D6が出力されており、RS
SIが安定せずにばらついた状態であってもコンパレー
タ部10での比較動作が誤動作することなく安定して行
うことができる。また、しきい値可変手段8は、しきい
値を可変させることができ、無線部の受信性能が劣化等
で変化してもこれに対応してしきい値を変更させること
ができ、データ合成部11における最大比合成の性能を
維持できるようになる。
【0016】上述した動作により、RSSIのレベルが
ばらつき安定しない弱電界においても、データ合成部1
1におけるRSSIに基づく重み付け演算の信頼性を向
上でき、受信性能の向上を図れるようになる。
【0017】なお、しきい値信号D6よりレベルが高い
RSSIの復調信号D1〜D4については、コンパレー
タ部10での比較結果、データ合成部11で重み付けし
て合成されることとなり、復号部23から復号信号D1
2として出力される。
【0018】図3は、本発明の回路の動特性を示す図で
ある。図示のように、復調信号のRSSIとしきい値と
を比較してしきい値より低いRSSIの復調信号を用い
ない本発明の上記構成による特性(図中黒塗りの三角印
で記載)では、特に、復調信号の入力レベル(RSS
I)が低い場合において、従来(上記しきい値機能な
し)の特性(図中×で記載)に比して受信性能を向上で
きることが示されている。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明は、ダイバーシチ受
信装置において、最大比合成回路中で、受信信号の電界
レベルを予め設定されたしきい値とコンパレートするこ
とによって受信性能向上の効果が得られる。この、しき
い値は電界レベルがばらつきやすい弱電界に対応する値
に設定されており、このしきい値を用いることにより所
定の受信電界レベルが得られない受信系の受信信号に重
みを付けることがなく、合成部における重み付け演算の
信頼性を向上でき、特に弱電界における受信性能を向上
できるようになる。
【0020】また、しきい値切替手段を設ければ、弱電
界で受信電界レベルが低く受信電界レベルがばらついて
も比較手段における受信電界レベルとしきい値との比較
を安定して行えるようになる。
【0021】また、比較手段に入力されるしきい値を可
変させるためのしきい値可変手段を備えた構成とすれ
ば、しきい値の可変により無線部の受信性能の変化に対
応でき、最大比合成の演算を適切に維持できるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の回路を示すブロック図
【図2】RSSIレベルチェックのフローチャート
【図3】本発明の動特性を示す図
【図4】従来の回路構成を示すブロック図
【符号の説明】
1,2,3,4 受信信号入力端子 5,6 しきい値入力端子 7 復調部 8 しきい値可変部 9 しきい値切替部 10 コンパレータ部 11 データ合成部 12 復号部 D1〜D4 復調信号 D5 しきい値信号 D7〜D10 復調信号 D11 合成信号 D12 復号信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイバーシチ受信機に設けられ、受信電
    界レベルに基づく重み付けをして最大比合成を行う最大
    比合成回路において、 複数の受信系からの受信信号が入力される入力端子と、 検出された受信電界レベルと、予め弱電界用として設定
    された所定の受信電界レベルに相当するしきい値とを比
    較した比較結果を出力する比較手段と、 前記比較手段から出力される比較結果に基づき、各受信
    系の受信信号に対する重み付け有無が切り替えられた状
    態で所定の最大比合成演算を実行する合成手段と、を備
    えたことを特徴とする最大比合成回路。
  2. 【請求項2】 前記比較手段に入力される前記しきい値
    に所定のヒステリシスを持たせるためのしきい値切替手
    段を備えたことを特徴とする請求項1記載の最大比合成
    回路。
  3. 【請求項3】 前記比較手段に入力される前記しきい値
    を可変させるためのしきい値可変手段を備えたことを特
    徴とする請求項1、2のいずれかに記載の最大比合成回
    路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012249026A (ja) * 2011-05-26 2012-12-13 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線通信システムおよびダイバーシチ受信装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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