JP2001177331A - 表面実装型アンテナおよびその周波数調整方法 - Google Patents

表面実装型アンテナおよびその周波数調整方法

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JP2001177331A
JP2001177331A JP35729799A JP35729799A JP2001177331A JP 2001177331 A JP2001177331 A JP 2001177331A JP 35729799 A JP35729799 A JP 35729799A JP 35729799 A JP35729799 A JP 35729799A JP 2001177331 A JP2001177331 A JP 2001177331A
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radiation electrode
frequency
cutting
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feeding
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Shoji Nagumo
正二 南雲
Kazuya Kawabata
一也 川端
Nobuhito Tsubaki
信人 椿
Takashi Ishihara
尚 石原
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複共振タイプの表面実装型アンテナの周波数
調整を容易にする。 【解決手段】 給電放射電極3と無給電放射電極4にお
ける給電放射電極3と無給電放射電極4間の容量結合の
容量を決定付けている電界の大きな部位Sを非切削領域
と定める。周波数調整を行う際には、非切削領域以外の
切削許容領域を切削する。給電放射電極3の開放端3a
を切削すると、給電放射電極3の共振周波数は高まる。
給電放射電極3に切り込み7を切削により形成すると、
給電放射電極3の共振周波数は低下する。給電放射電極
3のスリット8の幅を切削により広げると、給電放射電
極3の共振周波数は高まる。無給電放射電極4も同様で
ある。このように、非切削領域を避けた切削許容領域を
切削して給電放射電極3と無給電放射電極4の各共振周
波数をそれぞれ独立させた状態で設定の周波数に一致さ
せる方向に調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信機器に内
蔵される表面実装型アンテナおよびその周波数調整方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7には本出願人が研究開発している表
面実装型アンテナの一例が模式的な斜視図により示され
ている。この図7に示す表面実装型アンテナ1は、直方
体状の誘電体基体2と、電波送受信用の給電放射電極3
および無給電放射電極4とを有して構成されている。
【0003】上記給電放射電極3と無給電放射電極4
は、図7に示すように、誘電体基体2の表面に間隔を介
して近隣配置されて容量結合するものである。これら給
電放射電極3と無給電放射電極4は、例えば、上記給電
放射電極3の共振周波数が図8(a)に示す周波数f1
であり、無給電放射電極4の共振周波数が図8(a)に
示す周波数f2であるという如く、互いに僅かに異なる
共振周波数を持つように形成されており、図8(a)の
リターンロス特性に示されるような複共振状態を作り出
す構成と成している。
【0004】このような給電放射電極3および無給電放
射電極4を備えた表面実装型アンテナ1は無線通信機器
の回路基板(図示せず)に実装され、これにより、上記
給電放射電極3は回路基板に形成されている電力供給源
5に導通接続される。このような実装状態で、上記電力
供給源5から表面実装型アンテナ1に向けて電力が供給
されると、その電力は上記給電放射電極3に直接的に供
給されると共に、給電放射電極3の電力供給部3aから
無給電放射電極4の電力供給部4aに電磁結合によって
電力が供給される。この電力供給により、上記給電放射
電極3と無給電放射電極4はそれぞれ励振して上記複共
振状態を作り出し複共振モードでもって電波の送受信を
行う。
【0005】このように、図7に示す表面実装型アンテ
ナ1は複共振モードでもって動作することにより、電波
の送受信の周波数帯域の広帯域化が図られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、加工精度の
問題から、誘電体基体2の表面に上記給電放射電極3お
よび無給電放射電極4を設計通りに精度良く形成するの
は困難である。このために、上記給電放射電極3や無給
電放射電極4の共振周波数が設定の周波数からずれてい
る場合が多い。このことから、上記給電放射電極3と無
給電放射電極4を形成した後に、それら給電放射電極3
と無給電放射電極4の各共振周波数を設定の周波数にす
る周波数調整を行わなければならない。
【0007】しかしながら、上記複共振タイプの表面実
装型アンテナ1においては、周波数調整手法が確立され
ておらず、周波数調整を行う際には、作業者の経験と勘
に依るところが多く、表面実装型アンテナの量産性の向
上を著しく妨げているという問題があった。
【0008】本発明は上記課題を解決するために成され
たものであり、その目的は、複共振タイプの表面実装型
アンテナにおいて、給電放射電極と無給電放射電極の各
共振周波数を設定の周波数に向けて容易に調整すること
を可能にする表面実装型アンテナおよびその周波数調整
方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は次に示す構成をもって前記課題を解決す
る手段としている。すなわち、第1の発明における表面
実装型アンテナの周波数調整方法は、誘電体基体の表面
に給電放射電極と無給電放射電極が間隔を介し近隣配置
されて容量結合している構成を備えて複共振モードで動
作する表面実装型アンテナの周波数調整方法であって、
上記給電放射電極と無給電放射電極における上記給電放
射電極と無給電放射電極間の容量結合の容量を決定付け
ている電界の大きい部位を非切削領域とし、上記給電放
射電極と無給電放射電極の一方あるいは両方における上
記非切削領域を除いた切削許容領域を切削して、給電放
射電極と無給電放射電極の一方あるいは両方の共振周波
数を設定の周波数に一致させる方向に変化させる構成を
もって前記課題を解決する手段としている。
【0010】第2の発明における表面実装型アンテナの
周波数調整方法は、上記第1の発明の構成を備え、給電
放射電極と無給電放射電極のうちの少なくとも一方の開
放端を切削して開放端とグランド間の容量を小さくし上
記開放端を備えた放射電極の共振周波数を設定の周波数
に向けて高めることを特徴として構成されている。
【0011】第3の発明における表面実装型アンテナの
周波数調整方法は、上記第1又は第2の発明の構成を備
え、給電放射電極あるいは無給電放射電極の共振周波数
を低下させる周波数調整を行う際には、その周波数調整
対象の放射電極における切削許容領域に該放射電極のイ
ンダクタンス成分を大きくするための切り込みを切削に
より形成して、上記周波数調整対象の放射電極の共振周
波数を設定の周波数に向けて低下させることを特徴とし
て構成されている。
【0012】第4の発明における表面実装型アンテナの
周波数調整方法は、上記第1又は第2の発明の構成を備
え、給電放射電極と無給電放射電極のうちの少なくとも
一方の放射電極をミアンダ状に形成し、このミアンダ状
の放射電極の共振周波数を低下させる周波数調整を行う
際には、上記ミアンダ状の放射電極の切削許容領域にお
ける曲がり部の内周側を切削して、上記ミアンダ状の放
射電極のインダクタンス成分を大きくし該放射電極の共
振周波数を設定の周波数に向けて低下させることを特徴
として構成されている。
【0013】第5の発明における表面実装型アンテナの
周波数調整方法は、上記第1又は第2又は第3又は第4
の発明の構成を備え、給電放射電極と無給電放射電極の
うちの少なくとも一方の切削許容領域にスリットが形成
されており、このスリットが形成されている放射電極の
共振周波数を高める周波数調整を行う際には、上記スリ
ットを介して対向し合っている部位を切削して上記周波
数調整対象の放射電極の等価的インダクタンス成分を小
さくし該放射電極の共振周波数を設定の周波数に向けて
高めることを特徴として構成されている。
【0014】第6の発明における表面実装型アンテナの
周波数調整方法は、上記第1〜第5の発明の何れか1つ
の発明の構成を備え、直方体状の誘電体基体の同一面に
形成されている給電放射電極と無給電放射電極の周波数
調整用の切削許容領域内の1箇所以上の位置を切削して
周波数調整を行うことを特徴として構成されている。
【0015】第7の発明における表面実装型アンテナの
周波数調整方法は、上記第1〜第6の発明の何れか1つ
の発明の構成を備え、給電放射電極と無給電放射電極の
少なくとも一方には切削によって共振周波数を段階的に
変化させる手段を設け、この手段を利用して放射電極の
共振周波数を設定の周波数に向けて段階的に変化させ周
波数調整を行うことを特徴として構成されている。
【0016】第8の発明の表面実装型アンテナは、誘電
体基体の表面に給電放射電極と無給電放射電極が間隔を
介し近隣配置されて容量結合している構成を備えて複共
振モードで動作する表面実装型アンテナであって、上記
給電放射電極と無給電放射電極にはそれぞれ周波数調整
用の切削許容領域が上記給電放射電極と無給電放射電極
間の容量結合の容量を決定付けている電界の大きい部位
を除いた領域に定められており、この給電放射電極と無
給電放射電極の各切削許容領域にはそれぞれ共振周波数
を切削により調整するための周波数調整用のパターンが
形成されていることを特徴として構成されている。
【0017】第9の発明の表面実装型アンテナは、上記
第8の発明の構成を備え、給電放射電極と無給電放射電
極の各周波数調整用のパターンは共に直方体状の誘電体
基体の同一面に形成されていることを特徴として構成さ
れている。
【0018】第10の発明の表面実装型アンテナは、誘
電体基体の表面に給電放射電極と無給電放射電極が間隔
を介し近隣配置されて容量結合している構成を備えて複
共振モードで動作する表面実装型アンテナであって、上
記給電放射電極と無給電放射電極にはそれぞれ周波数調
整用の切削許容領域が上記給電放射電極と無給電放射電
極間の容量結合の容量を決定付けている電界の大きい部
位を除いた領域に定められており、この切削許容領域に
は切削によって共振周波数を段階的に変化させるための
手段が設けられていることを特徴として構成されてい
る。
【0019】上記構成の発明において、給電放射電極と
無給電放射電極における上記給電放射電極と無給電放射
電極間の容量結合の容量を決定付けている電界の大きい
部位を非切削領域とし、給電放射電極あるいは無給電放
射電極の周波数調整を行う際には、その周波数調整対象
の放射電極における上記非切削領域を除いた切削許容領
域を切削して該放射電極の共振周波数を設定の周波数に
一致させる方向に変化させる。
【0020】上記非切削許容領域を切削してしまうと、
上記給電放射電極と無給電放射電極間の容量結合の容量
が変化してしまう。この容量結合の容量変化により、例
えば、給電放射電極と無給電放射電極のうち、一方の無
給電放射電極の共振周波数のみの調整を行いたいのにも
拘わらず、上記非切削領域の切削によって他方側の給電
放射電極の共振周波数をも変化させてしまったり、ま
た、他方側の給電放射電極のリターンロス特性を悪化さ
せてしまうというような不都合が生じて、給電放射電極
と無給電放射電極の周波数調整を良好に行うことができ
ない。
【0021】これに対して、この発明では、上記非切削
領域を除いた切削領域を切削して、給電放射電極と無給
電放射電極の一方あるいは両方の共振周波数を調整す
る。このため、上記給電放射電極と無給電放射電極の各
共振周波数をそれぞれ互いに独立させた状態で周波数調
整を行うことができ、給電放射電極と無給電放射電極の
各共振周波数を両方共に設定の周波数に合わせることが
容易となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、この発明に係る実施形態
例を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実
施形態例の説明において、前記図7に示す表面実装型ア
ンテナと同一名称部分には同一符号を付し、その共通部
分の重複説明は省略する。
【0023】誘電体基体2の表面に給電放射電極3と無
給電放射電極4が形成されて成る表面実装型アンテナ1
において、上記放射電極3,4の周波数を調整する手法
には次に示すような4通りのやり方がある。その周波数
調整の手法を図1の模式的に描かれた給電放射電極3を
用いて説明する。なお、無給電放射電極4の周波数調整
手法に関しては、給電放射電極3の周波数調整手法と同
様である。
【0024】まず、第1の手法は、給電放射電極3の開
放端3bを切削(トリミング)する。これにより、開放
端3bとグランドG間の間隔が広がって該開放端3bと
グランドG間の容量が小さくなり、給電放射電極3の共
振周波数は高められる。
【0025】第2の手法は、給電放射電極3に図1の点
線に示すような切り込み7を切削により形成する。例え
ば、電力供給部3aに供給された電力による電流の通電
方向に沿って上記切り込み7を形成する。この切り込み
7の形成によって、給電放射電極3のインダクタンス成
分Lが大きくなって給電放射電極3の共振周波数は低下
する方向に変化する。
【0026】第3の手法は、電力供給部3aのようにパ
ターンが線状である部位を切削する。これにより、上記
線状パターンが細くなって給電放射電極3のインダクタ
ンス成分Lが大きくなり、給電放射電極3の共振周波数
は低下する方向に変化する。
【0027】第4の手法は、給電放射電極3にスリット
(切り込み)8が形成されている場合に、上記スリット
8を介して対向し合っている部位8a,8bの一方側あ
るいは両方側を切削する。これにより、スリット8を介
して対向し合っている部位8a,8b間の間隔が広がっ
て該部位8a,8b間の容量が小さくなり、このため、
給電放射電極3の等価的インダクタンス成分Lが小さく
なって給電放射電極3の共振周波数は高められる。な
お、上記スリット8とは、切り込みだけでなく、図1の
点線8’に示すような穴部も含むものである。
【0028】上記第1〜第4の手法を適宜に利用するこ
とによって、給電放射電極3あるいは無給電放射電極4
の共振周波数を設定の周波数に一致させる方向に変化さ
せることができる。
【0029】ところが、複共振タイプの表面実装型アン
テナ1では、上記の如く周波数調整を行った場合に、次
に示すような不都合が生じることがあった。例えば、無
給電放射電極4の共振周波数が図8(b)に示す設定の
周波数f2からずれた周波数f2’であったために、上
記周波数調整手法を駆使して無給電放射電極4の周波数
調整を行ったところ、無給電放射電極4の共振周波数を
設定の周波数f2に合わせることはできたが、給電放射
電極3の共振周波数f1におけるリターンロス特性が図
8(b)に示すように悪化してしまい、これにより、良
好な複共振状態を得ることができないという問題があっ
た。
【0030】また、例えば、上記同様に、前記第1〜第
4の手法を駆使して無給電放射電極4の共振周波数を設
定の周波数f2に合わせる周波数調整を行ったところ、
無給電放射電極4の共振周波数を設定の周波数f2に合
わせることはできたが、給電放射電極3の共振周波数を
も変化してしまい、給電放射電極3の共振周波数が設定
の周波数f1からずれた周波数f1’になってしまうと
いう問題があった。
【0031】本発明者は、給電放射電極3と無給電放射
電極4間の容量結合の容量Ckを決定付けている電界の
大きな部位(例えば、図1に示す例では、破線Sによっ
て囲まれている部位)を切削して上記容量Ckを変化さ
せてしまうと、上記問題が生じることに気付いた。この
ことに着目し、複共振タイプの表面実装型アンテナにお
いて、上記問題を解決する周波数調整手法を考え出し
た。すなわち、給電放射電極3と無給電放射電極4にお
ける上記容量Ckを決定付けている電界の大きな部位を
非切削領域とし、この非切削領域を除いた切削許容領域
を上記第1〜第4の手法により切削して、給電放射電極
3と無給電放射電極4の一方あるいは両方の共振周波数
を調整する周波数調整手法である。
【0032】このように、上記非切削領域を避け、上記
切削許容領域の切削によって給電放射電極3と無給電放
射電極4の一方あるいは両方の共振周波数を調整を行う
ことにより、給電放射電極3と無給電放射電極4の各共
振周波数の調整をそれぞれ独立した状態で行うことがで
きる。このため、給電放射電極3あるいは無給電放射電
極4の共振周波数におけるリターンロス特性の悪化を招
くことなく、給電放射電極3と無給電放射電極4の両方
の共振周波数を容易に設定の周波数に合わせることがで
きるようになる。
【0033】図2〜図5にはそれぞれ本実施形態例にお
いて特有な周波数調整を容易する表面実装型アンテナ1
の具体例が展開状態により示されている。
【0034】これら図2〜図5に示す表面実装型アンテ
ナ1における給電放射電極3と無給電放射電極4のパタ
ーンにおいて共通した特徴的なことは、破線Sで囲まれ
ているような給電放射電極3内の電界が最大となる部位
と、無給電放射電極4内の電界が最大となる部位とが間
隔を介して隣り合わせに配置されていることである。そ
の電界が最大となる部位は、上記したように、給電放射
電極3と無給電放射電極4間の容量結合の容量を決定付
けている領域であり、非切削領域と定められる。
【0035】また、図2、図4、図5に示す表面実装型
アンテナ1は、電力供給源5から直接的に電力が給電放
射電極3に供給される直接励振タイプのものである。直
接励振タイプのものでは、電力供給源5から整合回路を
介して給電放射電極3に電力が供給されることとなる
が、これら図2、図4、図5に示す例では、実装基板で
はなく、誘電体基体2の側面に整合回路6が形成されて
いる。
【0036】上記図2、図4、図5に示す整合回路6を
切削してしまうと、アンテナの整合特性および給電放射
電極3と無給電放射電極4間の電磁結合に悪影響を及ぼ
すので、ここでは、上記整合回路6も非切削領域と定め
られる。さらに、図2では、上記整合回路6以外にも、
破線R’で囲まれる領域は給電放射電極3と無給電放射
電極4の電磁結合に影響を与える部分であり、この部位
も非切削領域と定められる。なお、実装基板上に上記整
合回路が設けられ、整合回路が設けられていないものに
ついても、同様である。
【0037】また、図3に示す表面実装型アンテナ1は
容量給電タイプのものであり、電力供給部3aから誘電
体基体2の上面に形成されている給電放射電極3に向け
て電力を容量結合により供給する領域、つまり、破線R
で囲まれている領域はアンテナの整合特性に大きな影響
を及ぼす領域であることから、この領域も非切削領域と
定められる。また、図3では、破線R’で囲まれる領域
は給電放射電極3と無給電放射電極4の電磁結合に影響
を与える部分であり、この部位も非切削領域と定められ
る。
【0038】さらに、図4、図5に示す表面実装型アン
テナ1では、給電放射電極3と無給電放射電極4はそれ
ぞれミアンダ状と成しており、このミアンダ状を形成す
るために、給電放射電極3と無給電放射電極4にはそれ
ぞれスリット(切り込み)8が形成されている。
【0039】なお、図2〜図5に示す符号9は接地電極
を表し、10a,10bは、誘電体基体2内を貫通する
貫通孔を表す。これら貫通孔10a,10bを設けるこ
とによって、誘電体基体2を軽量化することができる上
に、誘電体基体2の実効誘電率が下がって給電放射電極
3とグランド間や無給電放射電極4とグランド間の電界
集中が緩和されて、広帯域化、高利得化が図れる。
【0040】上記図2〜図5に示した非切削領域S、
R、R’を除いた領域が切削許容領域として定められ、
この切削許容領域を上記第1〜第4の手法を利用して切
削することにより、給電放射電極3と無給電放射電極4
の各共振周波数をそれぞれ独立した状態で設定の周波数
に向けて調整することができる。
【0041】すなわち、図2〜図5において、矢印Aは
前記第1の手法による切削の方向を、矢印Bは前記第2
の手法による切削の方向を、矢印Cは前記第3の手法に
よる切削の方向を、矢印Dは前記第4の手法による切削
の方向をそれぞれ表している。つまり、図2〜図5にお
いて、矢印Aの方向に給電放射電極3の開放端3bある
いは無給電放射電極4の開放端4bを点線に示すように
切削していくことによって、上記開放端3bあるいは開
放端4bとグランド間の容量を小さくしていき給電放射
電極3あるいは無給電放射電極4の共振周波数を高める
方向に変化させる。
【0042】また、図2や図3に示す例では、矢印Bに
示すように点線で示される切り込み7を切削により形成
していくことにより、また、図4や図5に示す例では、
矢印Bに示すようにミアンダ状の曲がり部の内周側を切
削して、ミアンダ状を形作っているスリット(切り込
み)8を深くしていくことによって、給電放射電極3あ
るいは無給電放射電極4のインダクタンス成分Lを大き
くしていき、給電放射電極3あるいは無給電放射電極4
の共振周波数を高める方向に変化させる。
【0043】さらに、図2〜図5において、矢印Cの方
向に線状のパターン部分を切削して細くしていくことに
よって、給電放射電極3あるいは無給電放射電極4のイ
ンダクタンス成分Lを大きくしていき、上記同様に、給
電放射電極3あるいは無給電放射電極4の共振周波数を
高める方向に変化させる。
【0044】さらにまた、図4や図5に示すように、矢
印Dの方向にスリット(切り込み)8を介し対向し合っ
ている部位の一方あるいは両方を切削していき、スリッ
ト8を介し対向し合っている部位間の容量を小さくする
ことによって給電放射電極3あるいは無給電放射電極4
の等価的インダクタンス成分Lを小さくしていき、給電
放射電極3あるいは無給電放射電極4の共振周波数を高
める方向に変化させる。
【0045】上記のように、非切削領域S、R、R’を
除いた切削許容領域を上記第1〜第4の各手法を適宜に
利用して切削し、給電放射電極3と無給電放射電極4の
各共振周波数を設定の周波数に合わせる周波数調整を行
う。このように、非切削領域S、R、R’を避けて、切
削許容領域を切削していくことにより、上記給電放射電
極3と無給電放射電極4はそれぞれ独立した状態で共振
周波数を調整することができ、前記問題を防止すること
ができる。
【0046】つまり、給電放射電極3と無給電放射電極
4のうちの一方側を切削することにより、他方側の共振
周波数におけるリターンロス特性が悪化してしまった
り、また、他方側の共振周波数も変化してしまうという
ような問題を防止しつつ、周波数調整を行うことができ
るので、給電放射電極3と無給電放射電極4の各周波数
調整が容易となる。
【0047】また、図2〜図5に示す表面実装型アンテ
ナ1では、給電放射電極3と無給電放射電極4の大部分
が誘電体基体2の上面に形成されているので、その誘電
体基体2の上面に形成されている放射電極部分のみを利
用して周波数調整を行うことが可能である。
【0048】このことから、誘電体基体2の同一面内の
給電放射電極3と無給電放射電極4の1箇所以上の位置
を切削して周波数調整を行うようにすることによって、
周波数調整中に、誘電体基体2の向きを変えたり、切削
工具の向きを変える等の面倒を掛けることなく、周波数
調整を行うことができる。このため、周波数調整作業の
能率を向上させることができ、表面実装型アンテナ1の
コストダウンを図ることができる。また、自動周波数調
整機器の導入が容易となり、これにより、より一層周波
数調整作業の能率を向上させることができ、より安価な
表面実装型アンテナ1を提供することが可能となる。
【0049】図6(a)〜(d)には、より一層周波数
調整を容易にするための給電放射電極3と無給電放射電
極4における誘電体基体2の上面部分のパターン例がそ
れぞれ示されている。なお、図6(a)は前記図2に対
応し、図6(b)は前記図3に対応し、図6(c)は前
記図4に対応し、図6(d)は前記図5に対応してい
る。
【0050】図6(a)、(b)に示す例では、部位
A、つまり、給電放射電極3の開放端3bあるいは無給
電放射電極4の開放端4bとグランド間の容量を変化さ
せて周波数調整が可能な部位Aは凹凸形状に形成されて
いる。また、部位B、つまり、切り込み7を切削により
形成していき周波数調整を行う部位Bには切り込み方向
に複数の微小なスリットが間隔を介して配列形成されて
いる。
【0051】また、図6(c)、(d)に示す例では、
部位B、つまり、給電放射電極3あるいは無給電放射電
極4のミアンダ状形成用のスリット8の切り込み深さを
深くして周波数調整が可能な部位Bには切り込み方向に
複数の微小なスリットが間隔を介して配列形成されてい
る。また、部位D、つまり、スリット8を介して対向し
合っている部位間の容量を小さくして等価的インダクタ
ンス成分Lを小さくすることによって周波数調整が可能
な部位Dは凹凸形状に形成されている。さらに、図6
(d)に示す例では、上記図6(a)、(b)に示した
と同様に、開放端とグランド間の容量を小さくして周波
数調整が可能な部位Aは凹凸形状に形成されている。
【0052】上記のような給電放射電極3と無給電放射
電極4のパターンを備えている場合には、例えば、上記
部位Aの凸部を1つずつ切削により除去していき、開放
端とグランド間の容量を段階的に小さくして給電放射電
極3あるいは無給電放射電極4の共振周波数を段階的に
高める。
【0053】また、上記部位Bにおいてスリット8の切
り込み深さを深くする方向にスリット間のパターン部分
を1箇所ずつ切削していき、給電放射電極3あるいは無
給電放射電極4のインダクタンス成分Lを段階的に大き
くして給電放射電極3あるいは無給電放射電極4の共振
周波数を段階的に低下させる。
【0054】さらに、上記部位Dの複数の凹部を誘電体
基体2の上面端縁部側から1箇所ずつ順に切削して凸部
間を切断していくことによって、給電放射電極3あるい
は無給電放射電極4の等価的インダクタンス成分Lを段
階的に小さくして、給電放射電極3あるいは無給電放射
電極4の共振周波数を段階的に高める。
【0055】図6(a)〜(d)に示すように、給電放
射電極3と無給電放射電極4の各パターンを形成するこ
とによって、周波数調整のために切削する位置が明確と
なる。その上、経験を積んだ作業者でなくとも、1箇所
ずつ切削していくだけで、簡単に、周波数調整を行うこ
とができる。また、周波数調整の自動化の実現をより容
易とし、表面実装型アンテナ1の量産性を高めることが
できる。
【0056】なお、この発明は上記実施形態例に限定さ
れるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例え
ば、上記実施形態例では、周波数調整手法の具体例を説
明する際に、前記図2〜図6に示すようなパターンの給
電放射電極3と無給電放射電極4を用いていたが、もち
ろん、本発明における表面実装型アンテナの周波数調整
方法は、上記例以外のパターンの給電放射電極3および
無給電放射電極4を備えた表面実装型アンテナにも適用
することができるものである。
【0057】また、上記図2〜図6に示した例では、無
給電放射電極4が1つであったが、本発明は無給電放射
電極4を2つ以上備えたものにも適用することができ
る。さらに、上記実施形態例では、給電放射電極3や無
給電放射電極4の共振周波数を切削のみにより調整して
いたが、切削だけでなく、例えば、給電放射電極3や無
給電放射電極4における上記電界の最大となる部位S
と、給電放射電極3と無給電放射電極4間の電磁結合や
アンテナの整合特性に大きく関与する部位R、R’とを
除いた領域に電極形成材料を形成していき、給電放射電
極3の開放端3bや無給電放射電極4の開放端4bとグ
ランド間の容量を大きくしたり、切り込み7の深さを浅
くして給電放射電極3や無給電放射電極4のインダクタ
ンス成分Lを小さくしたり、線状のパターン部分の太さ
を太くしたり、スリット8を介し対向し合っている部位
8a,8b間の間隔を狭くして給電放射電極3や無給電
放射電極4の等価的インダクタンス成分Lを大きくする
等して、給電放射電極3や無給電放射電極4の共振周波
数を変化させてもよい。
【0058】
【発明の効果】本発明の表面実装型アンテナの周波数調
整方法によれば、給電放射電極と無給電放射電極におけ
る給電放射電極と無給電放射電極間の容量結合の容量を
決定付けている電界の大きな部位を非切削領域とし、給
電放射電極と無給電放射電極における上記非切削領域を
除いた領域を切削許容領域と定めた。給電放射電極と無
給電放射電極の一方あるいは両方の共振周波数の調整を
行う際には、上記切削許容領域における開放端を切削す
る。あるいは、切削許容領域に切り込みを切削により形
成する。あるいは、給電放射電極あるいは無給電放射電
極がミアンダ状である場合には切削許容領域におけるミ
アンダ状の曲がり部の内周側を切削する。あるいは、切
削許容領域にスリットが形成されている場合にはスリッ
トを介して対向し合っている部位を切削する。このよう
に、給電放射電極あるいは無給電放射電極を切削してい
き、給電放射電極と無給電放射電極の一方あるいは両方
の共振周波数を設定の周波数に一致させる方向に変化さ
せる。
【0059】このように、非切削領域を避けて、切削許
容領域を切削して給電放射電極と無給電放射電極の一方
あるいは両方の共振周波数の調整を行うことによって、
給電放射電極と無給電放射電極の共振周波数をそれぞれ
独立した状態で調整することができ、複共振タイプの表
面実装型アンテナにおいて解決課題とされてきた問題を
解消することができる。すなわち、本発明は、複共振タ
イプの表面実装型アンテナにおける周波数調整を容易に
行うことを可能にするという画期的なものである。
【0060】また、給電放射電極と無給電放射電極の各
切削許容領域に周波数調整用のパターンを形成した表面
実装型アンテナにあっては、周波数調整のために切削す
る位置が明確となる上に、周波数を調整する際に、非切
削領域を切削してしまうという誤りを防止することが可
能となる。
【0061】給電放射電極と無給電放射電極の各周波数
調整用のパターンが誘電体基体の同一面に形成されてい
る表面実装型アンテナにあっては、誘電体基体の同一面
に形成されている給電放射電極と無給電放射電極の切削
許容領域内の1箇所以上の位置を切削して周波数調整を
行うことが可能となる。このように周波数調整を行うこ
とによって、周波数調整中に、誘電体基体の向きを変え
たり、切削工具の向きを変えなくて済むので、周波数調
整の作業能率を向上させることができる。また、自動周
波数調整機器の導入を図ることができ、表面実装型アン
テナの量産性を向上させることが可能となる。
【0062】給電放射電極あるいは無給電放射電極の共
振周波数を段階的に変化させる手段を備えている表面実
装型アンテナにあっては、給電放射電極あるいは無給電
放射電極の共振周波数を段階的に変化させていく際に、
1段階毎に切削する量が明確であることから、経験を積
んだ作業者でなくとも、容易に共振周波数の調整を行う
ことができる。また、周波数調整の自動化がより容易と
なり、製造コストの低減を図ることができ、安価な表面
実装型アンテナを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表面実装型アンテナの周波数調整
方法の実施形態例を示す説明図である。
【図2】本発明に係る表面実装型アンテナの実施形態例
を示す説明図である。
【図3】本発明に係る表面実装型アンテナのその他の実
施形態例を示す説明図である。
【図4】さらに、本発明に係る表面実装型アンテナのそ
の他の実施形態例を示す説明図である。
【図5】さらに、本発明に係る表面実装型アンテナのそ
の他の実施形態例を示す説明図である。
【図6】さらにまた、本発明に係る表面実装型アンテナ
のその他の実施形態例を示す説明図である。
【図7】表面実装型アンテナのモデル例を示す説明図で
ある。
【図8】複共振タイプの表面実装型アンテナにおけるリ
ターンロス特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1 表面実装型アンテナ 2 誘電体基体 3 給電放射電極 3b,4b 開放端 4 無給電放射電極 6 整合回路 7 切り込み 8 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 椿 信人 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 石原 尚 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 Fターム(参考) 5J045 AA02 AB06 DA09 EA07 GA01 LA01 MA01 NA01 5J046 AA19 AB06 AB13 PA07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体基体の表面に給電放射電極と無給
    電放射電極が間隔を介し近隣配置されて容量結合してい
    る構成を備えて複共振モードで動作する表面実装型アン
    テナの周波数調整方法であって、上記給電放射電極と無
    給電放射電極における上記給電放射電極と無給電放射電
    極間の容量結合の容量を決定付けている電界の大きい部
    位を非切削領域とし、上記給電放射電極と無給電放射電
    極の一方あるいは両方における上記非切削領域を除いた
    切削許容領域を切削して、給電放射電極と無給電放射電
    極の一方あるいは両方の共振周波数を設定の周波数に一
    致させる方向に変化させることを特徴とした表面実装型
    アンテナの周波数調整方法。
  2. 【請求項2】 給電放射電極と無給電放射電極のうちの
    少なくとも一方の開放端を切削して開放端とグランド間
    の容量を小さくし上記開放端を備えた放射電極の共振周
    波数を設定の周波数に向けて高めることを特徴とした請
    求項1記載の表面実装型アンテナの周波数調整方法。
  3. 【請求項3】 給電放射電極あるいは無給電放射電極の
    共振周波数を低下させる周波数調整を行う際には、その
    周波数調整対象の放射電極における切削許容領域に該放
    射電極のインダクタンス成分を大きくするための切り込
    みを切削により形成して、上記周波数調整対象の放射電
    極の共振周波数を設定の周波数に向けて低下させること
    を特徴とした請求項1又は請求項2記載の表面実装型ア
    ンテナの周波数調整方法。
  4. 【請求項4】 給電放射電極と無給電放射電極のうちの
    少なくとも一方の放射電極をミアンダ状に形成し、この
    ミアンダ状の放射電極の共振周波数を低下させる周波数
    調整を行う際には、上記ミアンダ状の放射電極の切削許
    容領域における曲がり部の内周側を切削して、上記ミア
    ンダ状の放射電極のインダクタンス成分を大きくし該放
    射電極の共振周波数を設定の周波数に向けて低下させる
    ことを特徴とした請求項1又は請求項2記載の表面実装
    型アンテナの周波数調整方法。
  5. 【請求項5】 給電放射電極と無給電放射電極のうちの
    少なくとも一方の切削許容領域にスリットが形成されて
    おり、このスリットが形成されている放射電極の共振周
    波数を高める周波数調整を行う際には、上記スリットを
    介して対向し合っている部位を切削して上記周波数調整
    対象の放射電極の等価的インダクタンス成分を小さくし
    該放射電極の共振周波数を設定の周波数に向けて高める
    ことを特徴とした請求項1又は請求項2又は請求項3又
    は請求項4記載の表面実装型アンテナの周波数調整方
    法。
  6. 【請求項6】 直方体状の誘電体基体の同一面に形成さ
    れている給電放射電極と無給電放射電極の周波数調整用
    の切削許容領域内の1箇所以上の位置を切削して周波数
    調整を行うことを特徴とした請求項1乃至請求項5の何
    れか1つに記載の表面実装型アンテナの周波数調整方
    法。
  7. 【請求項7】 給電放射電極と無給電放射電極の少なく
    とも一方には切削によって共振周波数を段階的に変化さ
    せる手段を設け、この手段を利用して放射電極の共振周
    波数を設定の周波数に向けて段階的に変化させ周波数調
    整を行うことを特徴とした請求項1乃至請求項6の何れ
    か1つに記載の表面実装型アンテナの周波数調整方法。
  8. 【請求項8】 誘電体基体の表面に給電放射電極と無給
    電放射電極が間隔を介し近隣配置されて容量結合してい
    る構成を備えて複共振モードで動作する表面実装型アン
    テナであって、上記給電放射電極と無給電放射電極には
    それぞれ周波数調整用の切削許容領域が上記給電放射電
    極と無給電放射電極間の容量結合の容量を決定付けてい
    る電界の大きい部位を除いた領域に定められており、こ
    の給電放射電極と無給電放射電極の各切削許容領域には
    それぞれ共振周波数を切削により調整するための周波数
    調整用のパターンが形成されていることを特徴とする表
    面実装型アンテナ。
  9. 【請求項9】 給電放射電極と無給電放射電極の各周波
    数調整用のパターンは共に直方体状の誘電体基体の同一
    面に形成されていることを特徴とする請求項8記載の表
    面実装型アンテナ。
  10. 【請求項10】 誘電体基体の表面に給電放射電極と無
    給電放射電極が間隔を介し近隣配置されて容量結合して
    いる構成を備えて複共振モードで動作する表面実装型ア
    ンテナであって、上記給電放射電極と無給電放射電極に
    はそれぞれ周波数調整用の切削許容領域が上記給電放射
    電極と無給電放射電極間の容量結合の容量を決定付けて
    いる電界の大きい部位を除いた領域に定められており、
    この切削許容領域には切削によって共振周波数を段階的
    に変化させるための手段が設けられていることを特徴と
    する表面実装型アンテナ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004128605A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Murata Mfg Co Ltd アンテナ構造およびそれを備えた通信装置
CN100359754C (zh) * 2003-08-13 2008-01-02 宏达国际电子股份有限公司 具有对称式或非对称式周期性扰动结构的倒f型平板天线
WO2010000500A1 (en) * 2008-07-03 2010-01-07 Sony Ericsson Mobile Communications Ab Broadband antenna
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JP2012064993A (ja) * 2010-09-14 2012-03-29 Nissei Electric Co Ltd 多周波アンテナ

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