JP3336805B2 - 小型無線機用アンテナ - Google Patents
小型無線機用アンテナInfo
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Description
比較的低い周波数の小型無線機で使用される無線機用ア
ンテナに関するものである。
需要が急激に高まっている。以下図を用いて従来の移動
無線用内蔵アンテナを説明する。図11は従来の移動無
線用内蔵アンテナの構造を示している。図11におい
て、1は金属筐体、2は使用周波数の波長の1/2波長
以内の導体板である。導体板2はエッジの一部で金属筐
体に接地金属材4において接続されている。5は給電部
であって導体板2と金属筐体1との空隙間に給電してい
る。このようなアンテナは一般に板状逆Fアンテナと呼
ばれており、特開昭58−104504号公報に示され
ている。
ンテナ面上の給電部と接地部の間に切り欠きを設け給電
部と接地部の距離を切り欠きによって調整している。こ
れは特開平4−157908号公報に示されている。
ンテナは一般的に携帯電話などの800MHz〜数GH
z程度の周波数で使われていたが、前記アンテナを40
0MHz帯などの比較的低い周波数のアンテナに用いた
時、給電位置と接地部との距離を調整するだけでは共振
点でのインピーダンスが高くなり、電圧定在波比(以下
VSWRと呼称する)値が大きいために反射損の少ない
効率的なアンテナを作ることが困難である。その為にこ
の様な板状逆Fアンテナが400MHz帯などの比較的
低い周波数の無線機に用いられることは無かった。
波数の板状逆FアンテナはQが高くなる為にインピーダ
ンス整合の調整がやりにくいという課題があった。
MHz帯などの比較的低い周波数の小型無線機において
反射損の小さい効率的な波長に対して周囲長が短い板状
逆Fアンテナを提供し、Qを小さくしインピーダンス整
合の調整を行ない易くするとともに工場での整合調整の
自動化を可能にし、機械的に調整を行うことでインピー
ダンスの整合状態のバラツキを小さくし、整合ずれが起
こりにくい400MHz帯などの比較的低い周波数の小
型無線機用アンテナを提供することを目的にしたもので
ある。
に本発明の小型無線機用アンテナは、従来の板状逆Fア
ンテナに容量を介して給電するように構成する。
導体板上接地金属材接続部との距離を調整する為の片端
を開放した格子状スリットを形成し、前記開放端に容量
を介在して給電するように構成したものである。
帯などの比較的低い周波数の無線機における波長に対し
て周囲長が短い板状逆Fアンテナにおいて共振点でのイ
ンピーダンスを低くし、VSWR値を小さくする。
た導体板に給電を行なうように構成することによって4
00MHz帯など比較的低い周波数の無線機においてイ
ンピーダンスを低くするとともに、容量値のバラツキを
格子を切り落とす操作で給電部と接地部の距離を調整し
吸収するために、インピーダンス整合のバラツキの少な
い400MHz帯小型無線機アンテナを実現することが
できる。
ナについて図面を参照しながら説明する。
無線機用アンテナの構成図を示すものである。図1にお
いて、従来例と同様の要素については説明を省略する。
3は導体板2に平行する面、6は容量である。そのまま
給電すると400MHz帯などの比較的低い周波数では
インピーダンスが高くなる。しかし容量を介して給電部
5を導体板2に接続することでほぼ50Ωにインピーダ
ンス整合することが可能になる。次に図1の構成に切り
欠きを設け全体寸法を変えずに周囲長を長くした時の寸
法例を示す。寸法例の導体板を図2に示す。図2の導体
板は一辺a=70mmの正方形で構成され、b=16m
m、c=9mm、w=3mmのとき固定容量2.0pF
を介して給電部5を導体板に接続すると、このアンテナ
はほぼ420MHzにおいて共振する。図3は上記構成
で容量を接続しないで給電した時に測定したインピーダ
ンスチャートである。7は420MHzでのインピーダ
ンスを示すマーカーである。図4は上記構成で容量2.
0pFを介して給電した時に測定したインピーダンスチ
ャートである。また本実施例では固定容量を用いたが固
定容量の代わりに可変容量を用いてもよい。可変容量を
用いることでインピーダンス整合の微調整が可能となり
インピーダンスの整合性が良くなる。
無線機用アンテナの構成図を示すものである。図5にお
いて1〜6は図1と同じであるので説明を省略する。8
はインピーダンス整合調整用の格子状スリットである。
接地金属材4において導体板2は金属筐体1に接地さ
れ、導体板2上において接地金属材4が接続されている
部分の近傍に片端を開放端とした格子状スリット8を形
成し、格子状スリット8の開放端と給電部5を容量6を
介して接続している。図2の構成のインピーダンス特性
が図10のAの時、図5の格子状スリット8aから8e
までを接地金属材4側から順番に切っていくと共振円が
だんだん大きくなる。この時、図5で格子状スリット8
の格子を切っていないときの共振円が図10のAであ
り、格子を接地金属材4側から順番に1本ずつ切ってゆ
くと共振円は図10のBを経て図10のCとなる。した
がって、図5のスリット8aから8eまで切り落とすど
こかの位置で共振円が図10のBとなりインピーダンス
整合がとれる。この操作で給電部5と導体板上で接地さ
れている部分との距離を変化させられるので給電線を接
続したまま導体板上で、容量値のバラツキによるインピ
ーダンスの整合ずれを調整できる。なお、導体板2はプ
リント基板の金属箔で構成すると安価で調整しやすく、
接地金属材4は図面では長方形の金属片で表わしている
が、棒状の金属材、線状の金属材、プリント板上のスト
リップライン、または金属製のビスなどで構成しても良
い。
無線機用アンテナの構成図を示している。筐体面3の横
方向の長さがアンテナ共振に必要な長さに比較して短い
場合、筐体面9に沿って折り曲げ、全体としてL字形に
導体板10を構成したとき、導体板10上の接地金属材
4の近傍に格子状スリット8を形成し給電部5を容量6
を介して接続した時の実施例である。
無線機用アンテナの構成図を示している。金属筐体1と
導体板2との間に高誘電率低損失の誘電体11を充填
し、全体としてアンテナ寸法を短縮して構成したとき、
導体板2上の接地金属材4の近傍に格子状スリット8を
形成し給電部5を容量6を介して接続したときの実施例
である。
無線機用アンテナの構成図を示している。導体板2に切
り込み部12を入れ、導体板の全体的な寸法を変えるこ
となしに実行的に導体板の周囲長を増すことによってア
ンテナ寸法を短縮して構成したときに導体板2上の接地
金属材4の近傍に格子状スリット8を形成し給電部5を
容量6を介して接続したときの実施例である。図8にお
いて導体板2は切り込み部12を入れた導体板である。
無線機用アンテナの構成図を示している。導体板2のコ
ーナーに切り込み部を入れ折り曲げた片13を利用して
筐体1に接地することでより実用的なアンテナ構造とし
たときに導体板2上の片13近傍に格子状スリット8を
形成し給電部5を容量6を介して接続したときの構成図
である。
の実施例の構成を用いても良く第1の実施例と同様の効
果がある。
によれば400MHz帯などの比較的低い周波数の無線
機における波長に対して周囲長が短い場合の板状逆F形
アンテナにおいて共振点でのインピーダンスを低くし、
VSWR値を小さく調整することができるので反射損の
少ない効率的なアンテナを設計できる。
た導体板に給電を行なうように構成することによって4
00MHz帯など比較的低い周波数の無線機においてイ
ンピーダンスを低くするとともに、容量値のバラツキを
格子を切り落とす操作で給電部と接地部の距離を調整し
吸収するために、インピーダンス整合のバラツキが少な
い品質の良い400MHz帯小型無線機用アンテナを実
現できる。また導体板上での平面的な作業でインピーダ
ンス調整が行うことができるので機械などでも加工で
き、工場などの調整工程でインピーダンス整合の調整の
自動化を可能にする400MHz帯小型無線機用アンテ
ナを実現することができる。
ンテナの構成図
図
したインピーダンスを説明する図
時に測定したインピーダンスを説明する図
ンテナの構成図
ンテナの構成図
ンテナの構成図
ンテナの構成図
ンテナの構成図
概念図
Claims (2)
- 【請求項1】 金属材からなる筐体と、前記筐体に近接
して設けられた少なくとも一面に平行し周囲長が使用周
波数の波長の1/2波長以内の導体板と、前記導体板の
エッジの一部を前記筐体に接続する接地金属材と、前記
導体板と前記筐体とで形成される空隙間に給電する給電
部を具備し、導体板上の周囲の一部に形成された格子状
スリットの開放端と給電部を容量を介在させて接続した
小型無線機用アンテナ。 - 【請求項2】切り落とすことによりインピーダンス整合
をとる格子状スリットを備えた請求項1記載の小型無線
機用アンテナ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP07337695A JP3336805B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 小型無線機用アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07337695A JP3336805B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 小型無線機用アンテナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08274535A JPH08274535A (ja) | 1996-10-18 |
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Family
ID=13516413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP07337695A Expired - Fee Related JP3336805B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 小型無線機用アンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
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-
1995
- 1995-03-30 JP JP07337695A patent/JP3336805B2/ja not_active Expired - Fee Related
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