JP2001177208A - 基板集合体 - Google Patents

基板集合体

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JP2001177208A
JP2001177208A JP35546499A JP35546499A JP2001177208A JP 2001177208 A JP2001177208 A JP 2001177208A JP 35546499 A JP35546499 A JP 35546499A JP 35546499 A JP35546499 A JP 35546499A JP 2001177208 A JP2001177208 A JP 2001177208A
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board
substrate
terminal group
conductor
routing
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Kenichi Tamura
健一 田村
Hiroshi Kawano
浩史 川野
Yoshiharu Taki
義春 滝
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置の厚みを薄くできて、かつ、小型化を実現
する基板間導通方法を提供する。 【解決手段】ルーティング基板は、プロセッサ部を有す
る。プロセッサ部は、ディップスイッチのオンまたはオ
フにより、ルーティング管理部またはルーティングアク
セラレータとして動作を行う。また、ルーティング基板
には、1本の伝送線路で同時に双方向の通信を行う同時
双方向伝送回路が設けられる。同一の回路を有するルー
ティング基板を、プレスフィット型の接続端子55を介
して導通させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子部品を実
装した基板を複数搭載する電子機器及びその実装構造に
係り、特に、効率的な実装構造で基板間を導通させるの
に好適な電子機器及びその実装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器における情報通信方式として、
情報の伝送が常に一方向に固定されている単向通信方式
と、双方向に通信可能な二重通信方式とがある。二重通
信方式は、さらに双方向通信可能だが同時には一方向に
限られる半二重通信方式と、同時に双方向通信が可能な
全二重通信方式に分類される。
【0003】全二重通信方式は、同時に双方向で通信が
可能であるため、半二重通信方式に比べて通信性能の点
で優れている。しかし、全二重通信方式は通常伝送方向
毎に伝送線路を必要とし、通信を行う装置においては各
伝送線路に接続するための信号端子を伝送線路毎に必要
とする。
【0004】一本の伝送線路で同時に双方向の通信を行
う同時双方向伝送回路が特開平9‐238095号公報
に記載されている。この同時双方向伝送回路は、伝送線
路の両端に接続する入出力回路内に出力回路と差動入力
回路を有し、差動入力回路により伝送線路上の信号から
自出力分の信号を打ち消して受信信号を抽出する。この
同時双方向伝送回路を用いれば、一本の伝送線路で全二
重通信を行うことができる。この同時双方向伝送回路に
用いられる入出力回路は、計算機システム等で用いられ
るLSI(大規模集積回路)チップ上に数十以上配置さ
れる。入出力回路は、プリント基板上の導体配線または
ケーブル等である伝送線路を介して接続される。
【0005】複数のハードウェアモジュールから構成さ
れる電子装置として、特開平5‐199230号公報、
米国登録番号5434863号公報に記載のインタネッ
トワーク装置がある。このインタネットワーク装置は、
装置全体の管理機能とルーティングテーブルの生成・配
布等の機能を備える主プロセッサであるルータ管理部
と、ルーティング機能を備える1個以上のルーティング
アクセラレータがルータバスにより接続された構成を有
し、ルーティングアクセラレータを1乃至8モジュール
搭載することができる。
【0006】上記インタネットワーク装置は、ルータ管
理部及び各ルーティングアクセラレータを各々基板とし
て構成されるのが一般的である。このような複数の基板
が実装される電子機器は、通常バックボードに各基板を
接続することにより構成される。バックボードは、各基
板を電子的に相互接続するための導体配線が設けられた
基板である。バックボード側に設けられたコネクタと、
基板側のコネクタとを接続させることにより、バックボ
ードに形成された導体配線を経由して信号が伝送され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特開平5‐19923
0号公報、米国登録番号5434863号公報に記載の
インタネットワーク装置によれば、接続するネットワー
クの数に応じて実装するルーティングアクセラレータの
数を変えることができる。このルーティングアクセラレ
ータの数を変えることにより、小規模のインタネットワ
ーク装置と同じアーキテクチャで中規模から大規模まで
の拡張性を有するインタネットワーク装置を実現でき
る。
【0008】通常、ルータ管理部及び各ルーティングア
クセラレータを、それぞれ一基板としてこのインタネッ
トワーク装置を実現する場合、ユーザによるルーティン
グアクセラレータの増設及びメーカの生産効率を考慮し
て、全てのルーティングアクセラレータは同一の回路構
造とされる。これに対して、ルータ管理部とルーティン
グアクセラレータに関しては、基板の回路構造は異なる
ものである。
【0009】しかし、さらなるインタネットワーク装置
の拡張性を考慮すると、これまで以上に、インタネット
ワーク装置内部の基板の配置の自由度を増すことが重要
である。
【0010】従って、ルータ管理部に関しても、ルーテ
ィングアクセラレータと同一の回路構造にすることが望
ましい。
【0011】しかし、同一の回路構造にする場合に、全
二重通信方式を用いると新たな課題が生じることとな
る。以下、この課題について説明する。
【0012】図8は、従来のインタネットワーク装置、
例えばルータの内部の構成ブロック図である。
【0013】このルータは、受信パケットデータの経路
選択、即ち、ルーティング処理を行う複数のルーティン
グアクセラレータ63を有しており、ルーティングアク
セラレータ63の増設により容易に性能を向上すること
ができる。それぞれのルーティングアクセラレータ63
は、更に一つまたは複数の通信ポートを有している。こ
こで、33は、高速なスループットが可能なルータバス
である。このルータバス33には、装置全体の管理機能
とルーティングテーブルの生成・配布等の機能を持つ主
プロセッサであるルータ管理部62が接続されている。
更に、ルータバス33には、高速にルーティング処理を
行う機能を持つルーティングアクセラレータ63が1乃
至8モジュールまで接続できる。ルータ管理部62は、
ルーティングアクセラレータ63にルーティングテーブ
ルを配布して、それぞれのルーティングアクセラレータ
63がこれに基づいてルーティング処理を行い、中継先
のネットワークを配下に接続しているルーティングアク
セラレータ63に対してルータバス33を仲介してパケ
ットデータを転送する。
【0014】さらに、各ルーティングアクセラレータ6
3は、その各々が有するネットワークインターフェイス
部により各種ネットワークに接続する。
【0015】尚、ルータ管理部62およびルーティング
アクセラレータ63は、それぞれ一基板上に回路が構成
されている。
【0016】物理的な構成において、ルータ管理部62
とルーティングアクセラレータ63とは、バックボード
と呼ばれる基板にそれぞれコネクタを介して接続される
ことにより、互いの信号をやり取りする。
【0017】しかし、この信号のやり取りに、全二重通
信方式を用いると、ルータ管理部とルーティングアクセ
ラレータとのコネクタが同一の端子配置及び端子配列で
ある場合、それぞれの基板上に実装されたコネクタの送
信専用の端子と受信専用の端子とを配線して導通させる
ために、バックボードに設ける導体配線をクロスさせる
か、またはバックボードの層を多層化する必要がある。
これについて、図9を用いて説明する。尚、ルータ管理
部62とルーティングアクセラレータ63とのコネクタ
が同一の端子配置及び端子配列である場合とした理由
は、インタネットワーク装置内部の基板の配置の自由度
を考慮すると、ルータ管理部62に関して、少なくとも
そのコネクタについてはルーティングアクセラレータ6
3のコネクタと同一の端子配置および端子配列とするこ
とが考えられるからである。
【0018】また、全二重通信方式においては、送信用
のドライバと受信用のドライバが必要である。従って、
このルータ内部の通信方式が全二重通信方式を採用する
場合、ルータ管理部62およびルーティングアクセラレ
ータ63は、それぞれ、バスを介して信号をやり取りす
る基板の最大数から1を引いた分の倍数{(最大数−
1)×2}分の信号用のドライバを有する。それぞれの
基板上の送信用のドライバは、他の基板の受信用のドラ
イバと個別の配線によって接続される。
【0019】図9は、ルータ管理部62に該当する基板
と、ルーティングアクセラレータ63に該当する基板と
を導通させるために、バックボード90を用いた図であ
る。このバックボード90は、ルータ管理部62のコネ
クタ(図示せず)及びルーティングアクセラレータ63
のコネクタ(図示せず)と接続する。これらの基板間の
信号のやり取りが全二重通信方式である場合、それぞれ
のコネクタには、送信専用の端子と、受信専用の端子が
設けられる。それぞれの端子に対応する伝送回路を、例
えば、51−1a、51−1b,51−2a、51−2
bとする。そして、端子51−1a、51−1b,51
−2a、51−2bをそれぞれ、例えば、データ信号送
信用、データ信号受信用、誤り確認送信用、誤り確認受
信用とする。データ信号送信用の伝送回路はデータ信号
受信用の伝送回路と、誤り確認信号送信用の伝送回路は
誤り確認信号受信用の伝送回路と、それぞれ1対1に対
応して接続する。したがって、図9に示すように、ルー
タ管理部62のデータ信号送信用の伝送回路51−1a
は、ルーティングアクセラレータ63のデータ信号受信
用の伝送回路51−1bとバックボード90上の導体配
線91を介して接続する。また、ルータ管理部62のデ
ータ信号受信用の伝送回路51−1bは、ルーティング
アクセラレータ63のデータ信号送信用の伝送回路51
−1aと導体配線91を介して接続する。従って、バッ
クボード90が片面実装の場合、導体配線91はクロス
することになる。このため、導体配線91を2層にし、
またはクロスすることを避けるための導体配線91を行
わなければならない。しかし、導体配線91の2層化
は、配線形成のための工程の増加、及び導体配線形成の
過程における不良の要因になる。また、クロスを避ける
ための導体配線91を行うことは、バックボード90の
高密度化の妨げになるとともに、装置の小型化を妨げる
要因でもある。なお、この課題は、端子の数が増えた場
合、または端子が複数の列を有する配置である場合にお
いても、変わらず存在する課題である。また、この課題
は、インタネットワーク装置が拡張されて、ルータ管理
部と複数のルーティングアクセラレータで構成される場
合においても、同様なものである。
【0020】尚、特開平9−238095号公報におい
ては、1本の伝送線路で同時に双方向の通信を行う同時
双方向伝送回路を用いて基板間を接続する方法・手段に
ついての記載はない。
【0021】従って、本発明の目的は、従来技術の課題
を解決し、バックボード上の配線を容易に形成でき、か
つ、伝送配線の高密度化を可能にした基板集合体を提供
することにある。
【0022】また、本発明の目的は、基板配置の自由度
が増すことにより、拡張性のあるインタネットワーク装
置を提供するものである。
【0023】また、本発明の目的は、基板間を接続させ
るために用いられているバックボードを不要にする基板
集合体を提供する。また、この基板集合体を用いること
により、従来のインタネットワーク装置をさらに小型化
するものである。
【0024】さらに、本発明の他の目的は、より薄いイ
ンターネットワーク装置を提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、同一の回路構造を有する複数の基板をバ
ックボードに接続する場合に、1本の伝送線路で双方向
の信号のやり取りを行う双方向伝送回路を用いる。同方
向伝送回路は、同時に送受信双方向の信号のやり取りを
行う同時双方向伝送回路であることが好ましい。
【0026】それぞれのコネクタに設けられている端子
間を接続する各々の導体配線は、同一の平面上に投影し
た場合に、他の端子間を接続する導体配線と、互いにク
ロスまたは物理的に接触等することのないようにバック
ボード上に形成される。
【0027】この基板の集合体により、本発明は実現さ
れる。そして、例えば、複数の基板のうちのいずれか1
つの基板から送信された信号は、バックボード上に形成
された導体配線を介して一方向に通信されて、他の複数
の基板によって受信される。そして、その信号の通信と
同時に、それぞれの導体配線において、別の信号が逆方
向に通信される。
【0028】また、本発明は、上記目的を達成するため
に、同一の回路構造を有する基板を略同一平面上に配置
させ、接続させることにより、バックボードを用いず
に、基板間の信号のやり取りを行う構造とするものであ
る。
【0029】それぞれの基板は、その端部に、リード端
子または受け端子のごとき端子群を有する。
【0030】この場合、バックボードに代えて用いられ
るものは、基板間を接続するために用いられる端子群で
ある。いずれか1つの基板から送信された信号は、この
端子群を介して、他方の基板によって受信される。そし
て、その信号の通信と同時に、別の信号が、この端子を
介して逆方向に通信される。
【0031】なお、本発明において、バックボードに代
えて用いられる端子は、プレスフィット型の端子である
ことが好ましい。
【0032】また、本発明において、基板は、自基板と
他の基板とを区別するべく動作する手段、例えばディッ
プスイッチを有することが好ましい。
【0033】また、本発明において、基板は、制御部に
接続されて、ルータ管理部としての機能を動作または停
止させる手段、例えばディップスイッチを有することが
好ましい。この制御部とは、自基板が行う処理動作を制
御するものである。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明による基板接続の実
施例を、図面により詳細に説明する。
【0035】(実施例1)従来技術の図8に対して、本
発明により構成されるインタネットワーク装置、例えば
ルータの内部の構成ブロック図が、図1である。
【0036】本発明においては、従来、回路構造の異な
っていたルータ管理部とルーティングアクセラレータの
基板の回路構造を同一にする。そして、最近の技術の進
歩によるプロセッサの性能の向上を利用して、ソフトウ
ェア、または本実施例で用いるディップスイッチ等によ
り、それぞれの基板をルータ管理部またはルーティング
アクセラレータに割り当てることを可能とする。
【0037】図1に示すそれぞれのルーティング基板6
0は、それぞれ、一本の伝送線路で同時に双方向の通信
を行う同時双方向用の伝送回路により全二重通信を行う
ことが可能である。ルーティング基板60には、図1に
示すルーティングアクセラレータ63に設けられた送信
用のドライバ1つと受信用のドライバ1つとからなる2
つのドライバの代わりに、1つの同時双方向用の伝送回
路が設けられている。
【0038】さらに、ルーティング基板60には、ディ
ップスイッチ11が設けられている。ディップスイッチ
11は、オン・オフ動作させることにより、自ルーティ
ング基板60の番号を指定することが可能である。これ
により、自ルーティング基板60と他のルーティング基
板60とを区別する。
【0039】また、図2に示すように、それぞれのルー
ティング基板60には、それぞれの基板が有するプロセ
ッサ部10においても、ディップスイッチ12が設けら
れている。プロセッサ部10には、ルータ管理部に相当
する部分をソフトウェアとして組み込んである。
【0040】ディップスイッチ12は、そのオン・オフ
動作させることにより、自基板上に実装されているルー
タ管理部62の動作・停止を制御させる。従って、複数
のルーティング基板60がバスを介して接続している場
合、ディップスイッチ12のオン・オフ動作により、自
基板をルータ管理部62として動作するか、ルーティン
グアクセラレータ63として動作するかを選択すること
が可能である。ここでは、オンのときルータ管理部62
として動作し、オフのときにルーティングアクセラレー
タ63として動作するものとするが、逆にオフのときに
ルータ管理部62として動作することと設定することも
可能である。
【0041】ディップスイッチ12のオン・オフ動作の
設定および制御は、ネットワーク管理者等により設定さ
れるものである。しかし、ディップスイッチ12は、回
路の一実施例である。従って、スロット番号により設定
されるスイッチであってもよい。また、オン・オフ動作
の設定および制御が、ルータ外部からの指示により、ま
たはルータ内部におけるルーティング基板60間の信号
のやり取りにより自動的に設定または変更等されるよう
な自動スイッチであってもよい。この自動スイッチのル
ータ内部におけるルーティング基板60間の信号のやり
取りによる自動的な設定または変更は、ルーティング基
板60を増設した場合、ルーティング基板60に異常が
生じた場合、そのほか特定のルーティング基板60への
トラフィックが増大した場合等に、信号をやり取りする
ことにより、お互いを監視等して行なわれる。
【0042】さらに、それぞれのルーティング基板60
には、ネットワークインターフェイス部2が設けられて
いる。したがって、ルーティング基板60は、ディップ
スイッチ12をオンとすることにより、一基板のみで
も、ルータ管理部62として機能しながら、ルーティン
グ処理を行うことも可能である。
【0043】従って、本発明によれば、一のルーティン
グ基板60で構成される小型なインターネットワーク装
置を提供することが可能となる。しかし、この一のルー
ティング基板60のみでは処理能力等が劣る場合や、さ
らに接続回線数を増やしたい場合に、ルーティング基板
60を1つ増設させて、2つのルーティング基板60を
用いてルーティング処理を行う場合がある。この場合
に、ルーティング基板60間をバックボード90を介し
て接続する接続概略図(一部に論理構造機能ブロック図
を含む)を示したものが図2である。
【0044】本発明によれば、従来技術を示す図9と異
なり、バックボード90が片面実装の場合においても、
導体配線91はクロスすることがない。従って、導体配
線91を2層にし、またはクロスすることを避けるため
の導体配線91を行う必要もない。
【0045】ルーティング基板60には、上述のよう
に、プロセッサ部10、ネットワークインターフェイス
部2が実装される。プロセッサ部10は、自ルーティン
グ基板60内のバス30を介して、コネクタ(図示せ
ず)、ネットワークインターフェイス部2と接続され
る。
【0046】そして、それぞれの基板のコネクタは、導
体配線91またはケーブル等のルータバス(図示せず)
により、信号のやり取りを行う。ルーティング基板60
に実装されるLSIには、1本の伝送線路で同時に双方
向の通信を行う同時双方向用の伝送回路51(51−
1、51−2)が設けられている。導体配線91は、デ
ータ信号等の双方向通信可能な信号を、同時双方向用の
伝送回路51を用いて信号のやり取りを行う。
【0047】ルータ管理部62として動作するルーティ
ング基板60−1に実装されるプロセッサ部10−1
は、拡張カード等(図示せず)から与えられたプログラ
ムデータを実行するCPU(Central Proc
essing Unit)であり、ルーティングアクセ
ラレータ63として動作する他方のルーティング基板6
0−2に実装されるプロセッサ部10−2の動作確認の
ための信号を通知し、または、プロセッサ部10−2の
プログラムデータ書き換え時に、書き換え信号を通知す
る。
【0048】プロセッサ部10−2は、プロセッサ部1
0−1、またはルーティングアクセラレータ63として
動作するルーティング基板60−2に実装されるネット
ワークインターフェース部2−2等から信号を受信し、
その受信信号を、ルーティングアクセラレータ63とし
て動作するルーティング基板60−2内に設けられるプ
ロセッサ制御部(図示せず)の指示に従い、他のI/O
(Input/Output)装置等(図示せず)に送
信する。プロセッサ部10−2は、プロセッサ制御部
(図示せず)に収納される検索情報を基に、受信信号の
送信先への経路を検索して、最適な経路を指示する。
【0049】ネットワークインターフェース部2は、ポ
ートを介して、例えば、LAN(ローカル・エリア・ネッ
トワーク)、WAN(ワイド・エリア・ネットワーク)、
またはATM(非同期転送モード)−LAN等のネット
ワークと接続し、これらのネットワークと、ルーティン
グ基板60内のバス30との間の信号の送受信制御を行
う。
【0050】次に、このルータにおいての、起動時の動
作について説明する。電源が供給されて、この装置が起
動することにより、プロセッサ部10−1が起動を始め
る。プロセッサ部10−1は、ルーティング基板60−
1に設けられるROM(Read Only Memo
ry)部(図示せず)から、予め書き込まれているデー
タを読み込み、ルーティング基板60−1内のバス30
−1に接続されているI/O装置(図示せず)を認識す
る。プロセッサ部10−1は、認識したI/O装置につ
いて、バス30−1におけるアドレス空間の初期設定を
行った後、I/O装置のうち、拡張カード等(図示せ
ず)のプログラムデータを読み込む。それにより、バス
30−1に接続されているI/O装置のうち未だ認識し
ていないものと、ルーティング基板60−2内のバス3
0−2に接続されているI/O装置(図示せず)を認識
する。その後、認識したI/O装置について、バス30
−1、バス30−2の各々におけるアドレス空間の初期
設定を行う。I/O装置の認識が終了すると、プロセッ
サ部10−2からプロセッサ部10−1に対して、認識
が終了したことを通知するための信号が送信されて、ル
ータバス33により信号のやり取りが行われる。そし
て、その信号を受信したプロセッサ部10−1は、その
信号を受信したこと通知するための信号を、プロセッサ
部10−2に対して送信する。このようにして、本装置
の起動が完了する。
【0051】図3は、ルーティング基板60に実装され
るコネクタ4と、バックボード90に実装されるコネク
タ受け部95の実装概略図である。
【0052】本実施例においては、図3に示すように、
ルーティング基板60に実装されるコネクタ4の有する
接続端子55と、バックボード90に実装されるコネク
タ受け部95に存在する接続端子92とを接続すること
により、バックボード90に設けられる導体配線91を
介して、ルーティング基板60間の信号をやり取りす
る。
【0053】接続端子55、92は、例えば、プレスフ
ィット型の端子が好ましい。それぞれの接続端子55、
92は、接続端子55がリード型の端子のときは、接続
端子92はリード受け型の端子であり、接続端子55が
リード受け型の端子のときは、接続端子92はリード型
の端子である。
【0054】ルーティング基板60とバックボード90
とは、接続端子55を接続端子92に圧入し、または接
続端子92を接続端子55に圧入することにより接続さ
れる。
【0055】接続端子55は、1本の伝送線路で同時に
双方向の通信を行う同時双方向用の伝送回路51(図2
に示す)に対応して設けられる。
【0056】コネクタ4は、コネクタ4の長さ方向に一
列または複数列に並ぶ多数の接続端子55を有する。図
3では、簡便のため、接続端子55は、コネクタの長さ
方向に1列に配列されて、55−1、55−2、55−
3、55−4の4つ存在するものとする。この4つの接
続端子55は、それぞれ異なる信号を送受信するものと
する。
【0057】尚、本発明は、本実施例に限られず、接続
端子55、92の数は4本に限定されることはなく、そ
れぞれの配置及び配列も多種多様なものに適用可能であ
る。また、コネクタの形状も本実施例に限定されること
はなく、多種多様な形状のコネクタに適用可能である。
【0058】ルーティング基板60は、全て同一の回路
構造であるため、バックボード90に接続する全てのル
ーティング基板60のコネクタ4においての接続端子5
5の配列および配置は、全て同一であり、それぞれの接
続端子55が1対1に対応して配置している。例えば、
接続端子55−1に着目すると、ルータ管理部62とし
て動作するルーティング基板60−1に実装されるコネ
クタ4−1の接続端子55−1は、ルーティングアクセ
ラレータ63として動作するルーティング基板60−2
に実装されるコネクタ4−2の接続端子55−1と対応
して、導体配線91を介して、信号を送受信する。ここ
で、信号とは、制御信号、電源信号、グランド等の基板
間でやり取りされる信号をいう。
【0059】2つのルーティング基板60をバックボー
ド90に接続させたときの構成概略図を、図4(A)に
示す。
【0060】図4及び図2により示されているように、
本発明によれば、各々の接続端子55に対応した導体配
線91は、クロスすることはない。従って、バックボー
ド90の導体配線91を2層に多層化する必要がなく、
またはクロスすることを避けるための導体配線91の形
成を行う必要はない。従って、導体配線91を2層にす
ることによる製造工程での歩留りを生ずることがなく、
従来と比べて配線形成の工程を少なくすることが可能で
ある。よって、バックボード90の高密度化、さらには
ルータ自体の高密度化、小型化にもつながる。
【0061】次にコネクタ4に設けられる接続端子55
が複数列を有している場合について説明する。
【0062】図5は、コネクタ4が複数列の接続端子5
5を有する場合に、2つのルーティング基板60間をバ
ックボード90を介して接続する接続概略図を示す。
【0063】図5には、同一の回路構成を有する複数の
ルーティング基板60として、ルーティング基板60−
1、60−2を示す。ルーティング基板60−1には、
1本の伝送線路で同時に双方向の通信を行う同時双方向
用の伝送回路51(51−1−1、51−1−2、51
−1−3、51−1−4)が2列に設けられる。ルーテ
ィング基板60−2には、1本の伝送線路で同時に双方
向の通信を行う同時双方向用の伝送回路51(51−2
−1、51−2−2、51−2−3、51−2−4)が
設けられる。
【0064】ルーティング基板60−1とルーティング
基板60−2とは、1本の伝送線路で同時に双方向の通
信を行う同時双方向用の伝送回路51−1−1と1本の
伝送線路で同時に双方向の通信を行う同時双方向用の伝
送回路51−2−1との間、および1本の伝送線路で同
時に双方向の通信を行う同時双方向用の伝送回路51−
1−4と1本の伝送線路で同時に双方向の通信を行う同
時双方向用の伝送回路51−2−2との間を介して信号
をやり取りする。この場合、1本の伝送線路で同時に双
方向の通信を行う同時双方向用の伝送回路51−1−
2、51−1−3、51−2−3、51−2−4は、使
用しない。
【0065】1本の伝送線路で同時に双方向の通信を行
う同時双方向用の伝送回路51(51−1−1、51−
1−4、51−2−1、51−2−2)は、バックボー
ド90上の配線導体91により電気的に接続される。
【0066】この場合、バックボード90が片面実装で
あるときも、クロスすることのない導体配線91を形成
することが可能となる。
【0067】また、図4(B)に示すように、ルーティ
ング基板60どうしの配置をずらすようにすれば、全て
の接続端子55を用いて導体配線91を形成することが
可能となる。従って、当然にクロスすることのない導体
配線91を形成することが可能となる。
【0068】従って、コネクタ4が複数列の接続端子5
5を有する場合にも、配線形成の工程が少なく、バック
ボード90を形成することが可能である。
【0069】本実施例においては、2つのルーティング
基板60で構成されるインタネットワーク装置について
記載した。しかし、本発明はこの場合に限られず、複数
のルーティング基板60を、バックボード90を介して
接続させる場合にも適用可能である。
【0070】バックボード90を介して複数のルーティ
ング基板60を接続する場合の接続概略図を図6に示
す。
【0071】図6には、同一の回路構成を有する複数の
ルーティング基板60として、ルーティング基板60−
1、60−2、60−3を示す。ルーティング基板60
−1には、1本の伝送線路で同時に双方向の通信を行う
同時双方向用の伝送回路51(51−1−1、51−1
−2)が設けられる。ルーティング基板60−2には、
1本の伝送線路で同時に双方向の通信を行う同時双方向
用の伝送回路51(51−2−1、51−2−2)が設
けられる。ルーティング基板60−3には、1本の伝送
線路で同時に双方向の通信を行う同時双方向用の伝送回
路51(51−3−1、51−3−2)が設けられる。
【0072】ルーティング基板60−1とルーティング
基板60−2とは、1本の伝送線路で同時に双方向の通
信を行う同時双方向用の伝送回路51−1−2および1
本の伝送線路で同時に双方向の通信を行う同時双方向用
の伝送回路51−2−2を介して信号をやり取りする。
また、ルーティング基板60−1とルーティング基板6
0−3とは、1本の伝送線路で同時に双方向の通信を行
う同時双方向用の伝送回路51−1−1および1本の伝
送線路で同時に双方向の通信を行う同時双方向用の伝送
回路51−3−1を介して信号をやり取りする。この場
合、1本の伝送線路で同時に双方向の通信を行う同時双
方向用の伝送回路51−2−1および1本の伝送線路で
同時に双方向の通信を行う同時双方向用の伝送回路51
−3−2は、使用しない。
【0073】1本の伝送線路で同時に双方向の通信を行
う同時双方向用の伝送回路51(51−1−1、51−
1−2、51−2−2、51−3−1)は、バックボー
ド90上の配線導体91により電気的に接続される。
【0074】この場合、バックボード90が片面実装で
あるときも、クロスすることのない導体配線91を形成
することが可能となる。
【0075】本実施例によれば、バックボードに関し
て、製造工程が少なく、安定した導体配線の形成が可能
となる。また、バックボードの高密度化が可能となる。
従って、拡張性を有するインタネットワーク装置を提供
することが可能となる。また、インターネットワーク装
置の小型化が可能である。
【0076】さらに、本実施例によれば、予め設けられ
たバックボード90に、容易にルーティング基板60を
増設することができる。従って、回線数の増加に対して
も容易に対応することが可能となる。
【0077】尚、本実施例においては、インタネットワ
ーク装置について説明したが、本発明が用いられるの
は、ルータ、LAN−スイッチ、ブリッジ等のインタネ
ットワーク装置に限られず、複数の回路基板間を接続さ
せて構成される多種多様な電子機器又は通信機器、例え
ばデスクトップ型パソコン、ノート型パソコン、プリン
タ、サーバ等にも適用可能である。
【0078】また、本実施例においては1本の伝送線路
で同時に双方向の通信を行う同時双方向用の伝送回路5
1を用いて説明したが、本発明は同時双方向の場合に限
らず、一本の伝送線路で双方向の通信を行う双方向用の
伝送回路を用いても同様の効果が得られる。
【0079】(実施例2)本実施例は、本発明の他の実
施例である。
【0080】インタネットワーク装置等の情報機器は、
外部形状が薄い平面板状のものが望まれる。そして、回
線数の増加に伴う情報機器の増設に際し、増設分を既存
の情報機器の情報に積み上げていく。これにより、新た
なスペースの確保の必要がなく、既存の情報機器が占め
るスペースのみを使用して増設することが可能となる。
このような効果を達するべく、提案するものが本実施例
である。したがって、本実施例によれば、外部形状の薄
い情報機器を提供することが可能となる。
【0081】本実施例は、実施例1で用いたバックボー
ド90を用いないものである。
【0082】本実施例に用いるルーティング基板60の
構成および実装される部品等の働きについては、実施例
1と同様である。
【0083】図7は、実施例1におけるバックボード9
0を用いることなく、接続端子42を用いるだけで、2
つのルーティング基板60間の導通を図るものである。
図7(A)は、ルーティング基板60を基板平面に対し
て鉛直方向から見た図である。図7(B)は、基板平面
に対して水平方向から見た図である。また、本実施例
は、接続端子42を用いる代わりに、接続端子42を有
するコネクタ(図示せず)を用いて2つのルーティング
基板60間の同通を図るものでも良い。
【0084】ルーティング基板60−1、60−2に
は、それぞれコネクタ4が実装されている。コネクタ4
には、接続端子55が設けられている。接続端子55
は、コネクタ4の長手方向に1列に配列されて、複数配
置されている。
【0085】2つのルーティング基板60と接続端子4
2との接続について説明する。ルーティング基板60−
1、15−2を略同一の平面上に位置させる。ルーティ
ング基板60−1のコネクタ4側と、ルーティング基板
60−2のコネクタ4側とがお互いに向かい合うように
配置する。この状態で、ルーティング基板60−1およ
びルーティング基板60−2は、相対的に反転している
状態となる。ルーティング基板60−1の接続端子55
を、接続端子42の一端から圧入する。次に、ルーティ
ング基板60−2の接続端子55を、接続端子42の他
端から圧入する。これにより、2つのルーティング基板
60は、電気的に接続される。この電気的に接続された
状態を示すのが図7である。これにより、バックボード
90を用いることなく、2つのルーティング基板60の
導通を図ることが可能となる。
【0086】なお、接続端子42は、例えば、プレスフ
ィット型の端子が好ましい。それぞれの接続端子55、
42は、接続端子55がリード型の端子のときは、接続
端子42はリード受け型の端子であり、接続端子55が
リード受け型の端子のときは、接続端子42はリード型
の端子である。
【0087】本実施例によれば、2つのルーティング基
板60を用いたインターネットワーク装置の厚みを、よ
り薄く形成できる。従って、新たなスペースの確保の必
要がなく、既存の情報機器が占めるスペースのみを使用
して増設することが可能となる。また、インターネット
ワーク装置を設置に際して、高さを制限される場合にお
いても、容易に設置することが可能となる。
【0088】
【発明の効果】本発明によれば、バックボードに関し
て、製造工程が少なく、安定した導体配線の形成が可能
となる。また、バックボードの高密度化が可能となる。
【0089】また、本発明によれば、基板配置の自由度
が増すことにより、拡張性を有するインタネットワーク
装置を提供することが可能となる。
【0090】また、本発明によれは、インターネットワ
ーク装置の小型化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインタネットワーク装置の内部の構成
ブロック図である。
【図2】ルーティング基板間をバックボードを介して接
続する接続概略図(一部に論理構造機能ブロック図を含
む)である。
【図3】ルーティング基板に実装されるコネクタと、バ
ックボードに実装されるコネクタ受け部の実装概略図で
ある。
【図4】2つのルーティング基板をバックボードに接続
させたときの構成概略図である。
【図5】2つのルーティング基板間をバックボードを介
して接続する接続概略図である。
【図6】バックボードに複数のルーティング基板を接続
する場合の接続概略図である。
【図7】本発明によるバックボードを用いない基板間の
構成概略図である。
【図8】従来のインタネットワーク装置の内部の構成ブ
ロック図である。
【図9】従来の基板間の接続概略図である。
【符号の説明】
10・・・プロセッサ部 11、12・・・ディップスイッチ 2・・・ネットワークインターフェイス部 30・・・バス 33・・・ルータバス 4・・・コネクタ 51・・・1本の伝送線路で同時に双方向の通信を行う
同時双方向用の伝送回路 55、92・・・接続端子 60・・・ルーティング基板 61、64・・・主回路基板 62・・・ルータ管理部 63・・・ルーティングアクセラレータ 90・・・バックボード 91・・・配線導体 95・・・コネクタ受け部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝 義春 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立インフォメーションテクノロジー内 Fターム(参考) 5E344 AA08 AA19 BB06 CD18 EE12 5K030 HC14 HD03 5K033 AA09 DA05 DA13 9A001 BB04 BB06

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一の回路で構成される第1の基板及び第
    2の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板との間の
    信号のやり取りを行う複数の導体配線と、前記複数の導
    体配線の設けられたバックボードとを有する基板集合体
    であって、前記第1の基板に実装され、前記バックボー
    ドと接続する第1のコネクタと、前記第2の基板に実装
    され、前記バックボードに接続する第2のコネクタと、
    前記第1のコネクタに設けられる第1の端子群と、前記
    第1の端子群と1体1に対応し、前記複数の導体配線を
    介して前記信号を通信すべく、前記第2のコネクタに設
    けられた第2の端子群と、前記第1の基板及び前記第2
    の基板に設けられ、1本の前記導体配線を用いて信号の
    やり取りを行う双方向通信手段とを有し、前記複数の導
    体配線は、前記バックボードと平行な同一平面上に投影
    した場合に、前記複数の導体配線どうしが接触すること
    なく形成されるものであることを特徴とする基板集合
    体。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の基板集合体において、前
    記双方向通信手段は、同時に送受信双方向の信号のやり
    取りを行うことが可能なものであることを特徴とする基
    板集合体。
  3. 【請求項3】同一の回路で構成される複数の基板と、前
    記複数の基板間の信号のやり取りを行う複数の導体配線
    と、前記複数の導体配線の設けられたバックボードとを
    有する基板集合体であって、前記複数の基板の各々に実
    装され、前記バックボードと接続するコネクタと、前記
    コネクタに設けられる端子群と、前記複数の基板の各々
    に設けられ、1本の前記導体配線を用いて信号のやり取
    りを行う双方向通信手段とを有し、前記複数の導体配線
    は、前記バックボードに平行な同一の平面上に投影した
    場合に、前記複数の導体配線どうしが接触することなく
    形成されるものであることを特徴とする基板集合体。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の基板集合体において、前
    記双方向通信手段は、同時に送受信双方向の信号のやり
    取りを行うことが可能なものであることを特徴とする基
    板集合体。
  5. 【請求項5】1本の導体配線を用いて信号のやり取りを
    行う双方向通信手段を有し、同一の回路で構成される第
    1の基板及び第2の基板と、前記第1の基板と前記第2
    の基板との間の信号のやり取りに用いられる複数の導体
    配線と、前記複数の導体配線の設けられるバックボード
    とを有し、前記複数の導体配線は、前記バックボードに
    平行な同一の平面上に投影した場合に、前記複数の導体
    配線のうちの第1の導体配線が、前記複数の導体配線の
    うちの第2の導体配線と物理的に接触することなく形成
    されるものであることを特徴とする基板集合体。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の基板集合体において、前
    記第1の基板および前記第2の基板は、自基板と他の基
    板とを区別するべく動作する第1のスイッチとを有する
    ものであることを特徴とする基板集合体。
  7. 【請求項7】請求項5または6に記載の基板集合体にお
    いて、前記第1の基板および前記第2の基板は、自基板
    が行う処理動作を制御する制御部と、前記制御部に設け
    られ、前記制御部の動作を制御する第2のスイッチとを
    有するものであることを特徴とする基板集合体。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の基板集合体において、前
    記第1の基板に設けられる前記第2のスイッチが前記第
    1の基板に設けられる前記制御部を動作させ、前記第2
    の基板に設けられる前記第2のスイッチが前記第2の基
    板に設けられる前記制御部の動作を停止させる場合に
    は、前記第1の基板が、前記第2の基板を管理するもの
    となることを特徴とする基板集合体。
  9. 【請求項9】請求項7または8に記載の基板集合体にお
    いて、前記第1の基板および前記第2の基板は、相互に
    信号のやり取りを行うことにより、自基板に設けられる
    前記第2のスイッチを制御するものであることを特徴と
    する基板集合体。
  10. 【請求項10】請求項5乃至9に記載の基板集合体にお
    いて、前記双方向通信手段は、同時に送受信双方向の信
    号のやり取りを行うことが可能なものであることを特徴
    とする基板集合体。
  11. 【請求項11】1本の導体配線を介して信号のやり取り
    を行う双方向通信手段を有し、同一の回路構成を有する
    第1の基板及び第2の基板と、前記第1の基板に実装さ
    れた第1のコネクタに一列に配列された第1の端子群
    と、前記第2の基板に実装された第2のコネクタに一列
    に配列され、前記第1の端子群と1対1に対応する第2
    の端子群と、前記第1の端子群と前記第2の端子群とに
    接続され、前記第1の基板と前記第2の基板との間の信
    号のやり取りを行う第3の端子群とを有し、前記第1の
    基板および前記第2の基板は、前記第1のコネクタと前
    記第2のコネクタが向かい合うようにして配置され、接
    続されるものであることを特徴とする基板間接続構造。
  12. 【請求項12】請求項11に記載の基板間接続構造にお
    いて、前記双方向通信手段は、同時に送受信双方向の信
    号のやり取りを行うことが可能なものであることを特徴
    とする基板間接続構造。
  13. 【請求項13】1本の導体配線で信号の送受信を行う双
    方向通信手段と、自基板の端部に設けられる第1のコネ
    クタと、前記第1のコネクタに設けられる第1の端子群
    とを有する第1の基板を、前記第1の端子群と1対1に
    対応して設けられ略同一の平面上に略平行に形成される
    導体配線群を有するバックボードに対して、前記第1の
    端子群と前記導体配線群とを介して接続させ、前記第1
    の基板と同一の回路構造を有する第2の基板を、前記バ
    ックボードに対して、前記第2の基板の有する第2の端
    子群と前記導体配線群とを介して接続させることを特徴
    とするバックボードを用いた基板間接続方法。
  14. 【請求項14】1本の伝送線路を介して信号の送受信を
    行う双方向通信手段を有し、同一の回路構成を有する第
    1の基板及び第2の基板と、前記第1の基板の端部に設
    けられ、基板平面に対して略平行に一列に配置された第
    1の端子群と、前記第2の基板の端部に、基板平面に対
    して略平行に一列に配置され、前記第1の端子群と1対
    1に対応する第2の端子群と、前記第1の端子群と前記
    第2の端子群とに接続され、前記第1の基板と前記第2
    の基板との間の信号のやり取りを行う第3の端子群とを
    有することを特徴とする基板集合体。
  15. 【請求項15】請求項14に記載の基板集合体におい
    て、前記第1の端子及び前記第2の端子は、リード受け
    型のプレスフィット端子であり、前記第3の端子は、リ
    ード型のプレスフィット端子であることを特徴とする基
    板集合体。
  16. 【請求項16】請求項14に記載の基板集合体におい
    て、前記第1の端子及び前記第2の端子は、リード型の
    プレスフィット端子であり、前記第3の端子は、リード
    受け型のプレスフィット端子であることを特徴とする基
    板集合体。
  17. 【請求項17】請求項14乃至16に記載の基板集合体
    において、前記双方向通信手段は、同時に送受信双方向
    の信号のやり取りを行うことが可能なものであることを
    特徴とする基板集合体。
  18. 【請求項18】同一の回路で構成された第1の基板及び
    第2の基板を有する電子装置であって、前記第1の基板
    に設けられた第1の端子群と、前記第2の基板に設けら
    れ、前記第1の端子群と1対1に対応する第2の端子群
    と、前記第1の端子群と前記第2の端子群とを接続さ
    せ、前記第1の基板と前記第2の基板との間の信号のや
    り取りを行う第3の端子群と、前記第1の基板及び前記
    第2の基板に設けられ、前記第3の端子群のうちの1本
    の第3の端子を介して信号のやり取りを行う双方向通信
    手段とを有することを特徴とする電子機器。
  19. 【請求項19】請求項18に記載の電子機器において、
    前記双方向通信手段は、同時に送受信双方向の信号のや
    り取りを行うことが可能なものであることを特徴とする
    電子機器。
  20. 【請求項20】他装置から送られてくる信号を中継する
    電子機器において、1本の導体配線を用いて信号のやり
    取りを行う双方向通信手段と、自基板と他の基板とを区
    別するべく動作する第1のスイッチと、自基板が行う処
    理動作を制御する制御部と、前記制御部に設けられ、前
    記制御部の動作を制御する第2のスイッチとを有する中
    継基板を有することを特徴とする電子機器。
  21. 【請求項21】請求項20に記載の電子機器において、
    前記中継基板は複数存在し、前記複数の中継基板のうち
    の第1の中継基板と、前記複数の中継基板のうちの第2
    の基板との間の信号のやり取りに用いられる複数の導体
    配線と、前記複数の導体配線の設けられるバックボード
    とを有し、前記複数の導体配線は、前記バックボードに
    平行な同一の平面上に投影した場合に、前記複数の導体
    配線のうちの第1の導体配線が、前記複数の導体配線の
    うちの第2の導体配線と物理的に接触することなく形成
    されるものであることを特徴とする電子機器。
  22. 【請求項22】請求項21に記載の電子機器において、
    前記第1の中継基板に設けられる前記第2のスイッチが
    前記第1の中継基板に設けられる前記制御部を動作さ
    せ、前記第2の中継基板に設けられる前記第2のスイッ
    チが前記第2の中継基板に設けられる前記制御部の動作
    を停止させる場合には、前記第1の中継基板が、前記第
    2の中継基板を管理するものとなることを特徴とする電
    子機器。
  23. 【請求項23】請求項21、22に記載の電子機器にお
    いて、前記第1の中継基板および前記第2の中継基板
    は、相互に信号のやり取りを行うことにより、自基板に
    設けられる前記第2のスイッチを制御するものであるこ
    とを特徴とする電子機器。
  24. 【請求項24】請求項20乃至23に記載の電子機器に
    おいて、前記双方向通信手段は、同時に送受信双方向の
    信号のやり取りを行うことが可能なものであることを特
    徴とする電子機器。
  25. 【請求項25】1本の導体配線を用いて信号のやり取り
    を行う双方向通信手段と、自基板と他の基板とを区別す
    るべく動作する第1のスイッチと、自基板が行う処理動
    作を制御する制御部と、前記制御部に設けられ前記制御
    部の動作を制御する第2のスイッチとを有する第1の中
    継基板と、前記第1の中継基板と同一の回路構成を有す
    る第2の中継基板と、前記第1の中継基板と、前記第2
    の中継基板との間の信号のやり取りに用いられる第1の
    複数の導体配線が設けられたバックボードとを有し、他
    電子機器から送られてくる信号を中継する電子機器への
    中継基板の増設方法であって、前記第1の中継基板およ
    び前記第2の中継基板と同一の回路構成を有する第3の
    中継基板を、前記バックボードに設けられ前記第1の中
    継基板および前記第2の中継基板と前記第3の中継基板
    との間の信号のやり取りに用いられる第2の複数の導体
    配線と接続させることを特徴とする中継基板の増設方
    法。
  26. 【請求項26】請求項25に記載の中継基板の増設方法
    において、前記第1の複数の導体配線および前記第2の
    複数の導体配線は、前記バックボードに平行な同一の平
    面上に投影した場合に、前記第1の複数の導体配線のい
    ずれもが、前記第2の複数の導体配線のいずれとも物理
    的に接触することなく形成されるものであることを特徴
    とする中継基板の増設方法。
  27. 【請求項27】請求項25または26に記載の中継基板
    の増設方法において、前記双方向通信手段は、同時に送
    受信双方向の信号のやり取りを行うことが可能なもので
    あることを特徴とする中継基板の増設方法。
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