JP2001177076A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2001177076A
JP2001177076A JP35811499A JP35811499A JP2001177076A JP 2001177076 A JP2001177076 A JP 2001177076A JP 35811499 A JP35811499 A JP 35811499A JP 35811499 A JP35811499 A JP 35811499A JP 2001177076 A JP2001177076 A JP 2001177076A
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forming
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Toshio Terano
登志夫 寺野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】メモリセル面積の縮小が可能であり、配線と共
有化されたプロセスで形成できるキャパシタを有する半
導体装置およびその製造方法を提供する。 【解決手段】第1金属層1上に形成された、少なくとも
一部が下部電極である第1配線層2aと、その上層に積
層された、第1誘電膜4および第2誘電膜6を有する層
間絶縁膜と、第1誘電膜上の層間絶縁膜に形成された配
線溝8と、配線溝8下部の少なくとも一部の層間絶縁膜
に形成され、下部電極の表面に達する接続孔9と、配線
溝および接続孔の内部を被覆し、第1および第2誘電膜
よりも高誘電率であるキャパシタ絶縁膜10と、キャパ
シタ絶縁膜の表面に形成された第2金属層11からなる
上部電極と、上部電極の表面、かつ配線溝および接続孔
の内部に形成された第2配線層12とを有する半導体装
置およびその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置および
その製造方法に関し、特に、配線層の層間に形成された
デュアルダマシン構造のキャパシタを有する半導体装
置、およびデュアルダマシンプロセスによりキャパシタ
と配線とを効率的に形成することができる半導体装置の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、高密度・大容量のメモリをロジッ
クに混載する場合にはメモリセルとしてDRAM(Dy
namic Random Access Memor
y)を採用することが多い。図17に示すように、DR
AMはビット線BLと共通電位線との間に1つのトラン
ジスタTRと1つのキャパシタCAPが直列に接続され
た構成を有する。トランジスタTRのオン/オフはワー
ド線の電位によって制御される。図17に示すDRAM
のメモリセルにおいては、トランジスタTRとキャパシ
タCAPの接続中点が記憶ノードSNとなり、記憶ノー
ドに蓄積された電荷量の差によってデータの“1”と
“0”が判別される。
【0003】キャパシタCAPに蓄積された電荷によっ
てビット線BLを充電し、その際のビット線電位の変化
が、ビット線に付加されたセンスアンプを用いて読み出
される。したがって、記憶データの読み出しを安定に行
うには、ビット線に十分な大きさの電位変化を現出させ
る必要がある。このため、例えばキャパシタの電極形状
を変更したり、キャパシタ絶縁膜として高誘電体材料を
用いたりすることにより、キャパシタ容量の増大が図ら
れている。
【0004】しかしながら、メモリセル面積の縮小化に
伴い、キャパシタ容量自体が低下する傾向にあり、さら
に、メモリの大容量化によってビット線容量も増大す
る。したがって、DRAMのメモリセルの縮小を進める
と、ノイズに妨害されずにビット線電位の変化を読み出
すのが困難となる。一方、近年のLSIのシステム化に
より、種々のメモリ混載ロジックLSIが実現されてお
り、このため、DRAMの単位面積当たりのキャパシタ
容量を増大させるよりも、キャパシタ専用プロセスを廃
止して、ロジック部とキャパシタのプロセスを共通化さ
せる方が、コスト的に有利となる場合も増えてきてい
る。
【0005】そこで、書き込み用と読み出し用を含む複
数のトランジスタを有し、記憶データを読み出しトラン
ジスタで増幅してビット線に出力する、いわゆるゲイン
セルが注目されている。ゲインセルとしては、2つの読
み出しトランジスタと1つの書き込みトランジスタを有
する3トランジスタ型、書き込みおよび読み出しトラン
ジスタと記憶ノードの昇圧用キャパシタとを有する2ト
ランジスタ−1キャパシタ型などが知られている。以下
に、キャパシタを有する2トランジスタ−1キャパシタ
型のゲインセルについて、図18の回路図を参照して説
明する。
【0006】図18に示すように、書き込みトランジス
タTRpgmはゲートが書き込みワード線WLpgmに
接続され、ソース/ドレインの一方が書き込みビット線
BLに接続されている。読み出しトランジスタTRre
adは、ゲートが書き込みトランジスタTRpgmのソ
ース/ドレインの他方に接続され、ソースがビット線B
Lに接続され、ドレインが電源電圧VDDの供給線に接続
されている。キャパシタCAPは、一方電極が読み出し
トランジスタTRreadと書き込みトランジスタTR
pgmの接続中点に接続され、他方電極が読み出しワー
ド線WLreadに接続されている。キャパシタCAP
の一方電極と、これに接続された読み出しトランジスタ
TRreadと書き込みトランジスタTRpgmとの接
続中点が、メモリセルの記憶ノードSNをなす。
【0007】図18のゲインセルにおいては、記憶ノー
ドSNの電荷蓄積量を変化させることによって、読み出
しトランジスタTRreadのゲート電極のバイアス値
を変化させる。例えば、記憶ノードSNの電荷蓄積量が
ゼロあるいは、読み出し時の所定バイアス条件下で読み
出しトランジスタTRreadがオンとならない程度に
少ない状態を、記憶データの“0”に対応させ、読み出
しトランジスタTRreadがオンとなる程度に電荷が
蓄積された状態を記憶データの“1”に対応させる。デ
ータの書き込み時には、書き込みワード線WLpgmを
活性化して書き込みトランジスタTRpgmをオンさ
せ、ビット線BLの設定電位に応じて記憶ノードSNの
電荷蓄積量を変更する。
【0008】データの読み出し時には、読み出しワード
線WLreadをハイレベルとしてキャパシタを介した
容量結合により、記憶ノードをブーストする。このブー
スト後の電圧レベルは記憶データの論理により異なる。
記憶データが“1”の場合、記憶ノードSNのブースト
前の電荷蓄積量が相対的に多いため、読み出しトランジ
スタTRreadがオンとなり、電荷が電源電圧VDD
供給線からビット線BLに供給され、その電位が上昇す
る。一方、記憶データが“0”の場合には、記憶ノード
SNのブースト前の電荷蓄積量が相対的に少ないため、
読み出しトランジスタTRreadはオフのままとな
り、ビット線BLの電圧変化はない。上記のような記憶
データに応じたビット線BLの電位変化を、ビット線に
接続されたセンスアンプ(不図示)を用いて検出し、記
憶データとして判別する。
【0009】以上の動作原理から、図18に示すゲイン
セルにおいては、キャパシタCAPの電荷蓄積は、記憶
データに応じて読み出しトランジスタTRreadのオ
ン/オフを制御できる程度でよい。図18に示すゲイン
セルによれば、図17に示す1トランジスタ−1キャパ
シタ型のDRAMのようにキャパシタの蓄積電荷で直
接、大容量のビット線を充放電する必要がなく、キャパ
シタ容量を増大させる必要がない。すなわち、キャパシ
タ構造を特に工夫したり、キャパシタ絶縁膜の高誘電率
材料を開発したりする必要性は、1トランジスタ−1キ
ャパシタ型のDRAMに比較して低い。また、図18に
示すゲインセルは、図17に示す1トランジスタ−1キ
ャパシタ型のDRAMに比較してビット線をチャージす
る能力が大きく、記憶データの読み出しに要する時間が
DRAMに比較して短いという利点も有する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなゲインセルは、1トランジスタ−1キャパシタ型
のDRAMに比較してメモリセルを構成する素子の数が
多く、1ビット当たりの占有面積が大きくなるという欠
点を有する。図18に示すゲインセルは2トランジスタ
と1キャパシタの構成となるため、DRAMに比較して
1ビット当たりの面積が大きく、ビット単価も高くな
る。
【0011】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、したがって本発明は、メモリセル面積の縮小
が可能であり、かつ、配線と共有化されたプロセスで形
成できるようなキャパシタを有する半導体装置およびそ
の製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の半導体装置は、半導体基板と、前記半導体
基板上に形成された第1配線層と、前記第1配線層上の
少なくとも一部に形成された、第1金属層からなる下部
電極と、前記第1配線層上に形成された、第1誘電膜と
その上層の第2誘電膜を有する層間絶縁膜と、前記第1
誘電膜上の前記層間絶縁膜に形成された配線溝と、前記
配線溝下部の少なくとも一部の前記層間絶縁膜に形成さ
れ、前記下部電極の表面に達する接続孔と、前記配線溝
および前記接続孔の内部を被覆し、前記第1および第2
誘電膜よりも高誘電率であるキャパシタ絶縁膜と、前記
キャパシタ絶縁膜の表面に形成された第2金属層からな
る上部電極と、前記上部電極の表面、かつ前記配線溝お
よび前記接続孔の内部に形成された第2配線層とを有す
ることを特徴とする。
【0013】本発明の半導体装置は、好適には、前記第
1金属層は前記配線溝および前記接続孔の内部を被覆す
るように形成され、前記キャパシタ絶縁膜は前記第1金
属層を介して前記配線溝および前記接続孔の内部を被覆
するように形成されていることを特徴とする。
【0014】あるいは、本発明の半導体装置は、好適に
は、前記配線溝および前記接続孔の側面を被覆し、下端
が前記第1金属層に接続する第3金属層を有し、前記下
部電極は、前記接続孔底部の前記第1金属層および前記
第3金属層からなり、前記キャパシタ絶縁膜は前記第3
金属層を介して前記配線溝および前記接続孔の内部を被
覆するように形成されていることを特徴とする。本発明
の半導体装置は、好適には、前記第3金属層の上端は、
前記層間絶縁膜の上端よりも低い位置にあることを特徴
とする。
【0015】本発明の半導体装置は、好適には、前記半
導体基板に、ビット線と記憶ノードとの間に接続された
書き込みトランジスタと、電源電圧の供給線とビット線
との間に接続され、制御電極が前記記憶ノードに接続さ
れた読み出しトランジスタとを有し、前記下部電極、前
記キャパシタ絶縁膜および前記上部電極からなるキャパ
シタは、前記記憶ノードとワード線との間に接続され、
前記書き込みトランジスタ、前記読み出しトランジスタ
および前記キャパシタをメモリセル内に有することを特
徴とする。
【0016】本発明の半導体装置は、さらに好適には、
前記メモリセルを含むメモリ部と、論理回路が形成され
たロジック部とを有し、前記ロジック部において、前記
第2オフセット絶縁膜上の前記層間絶縁膜に形成された
配線溝と、前記配線溝下部の前記層間絶縁膜に形成さ
れ、前記下部電極の表面に達する接続孔と、前記配線溝
および前記接続孔の内部に形成されたロジック部配線層
とを有し、前記第2配線層は、前記ロジック部配線層と
同一の導電材料からなることを特徴とする。本発明の半
導体装置は、さらに好適には、前記ロジック部配線層
は、前記配線溝および前記接続孔の内部にバリアメタル
層を介して形成され、前記バリアメタル層は前記上部電
極の表層部分と同一の導電材料からなることを特徴とす
る。
【0017】本発明の半導体装置は、好適には、前記層
間絶縁膜は、互いにエッチング速度の異なる誘電膜とオ
フセット絶縁膜とが、前記第1配線層上に第1オフセッ
ト絶縁膜、前記第1誘電膜、第2オフセット絶縁膜、前
記第2誘電膜および第3オフセット絶縁膜の順に積層さ
れた多層膜であることを特徴とする。本発明の半導体装
置によれば、2つの配線層間にキャパシタが形成され、
一方の配線層をキャパシタの下部電極として、他方の配
線層をキャパシタの上部電極として用いることができる
ため、キャパシタを有するメモリセルの占有面積を縮小
することが可能となる。
【0018】さらに、上記の目的を達成するため、本発
明の半導体装置の製造方法は、半導体基板上に第1配線
層を形成する工程と、前記第1配線層上に、下部電極を
含む第1金属層を形成する工程と、互いにエッチング速
度の異なる誘電膜とオフセット絶縁膜とを、前記第1金
属層上に第1オフセット絶縁膜、第1誘電膜、第2オフ
セット絶縁膜、第2誘電膜および第3オフセット絶縁膜
の順に積層し、層間絶縁膜を形成する工程と、接続孔形
成部分の前記第3オフセット絶縁膜を除去する工程と、
前記第3オフセット絶縁膜をマスクとして前記第2誘電
膜をエッチングし、接続孔形成部分の前記第2誘電膜を
除去する工程と、前記第2誘電膜をマスクとして前記第
2オフセット絶縁膜をエッチングし、接続孔形成部分の
前記第2オフセット絶縁膜を除去する工程と、前記接続
孔形成部分を含む、配線溝形成部分の前記第3オフセッ
ト絶縁膜を除去する工程と、前記第3オフセット絶縁膜
をマスクとして前記第2誘電膜をエッチングしながら、
前記第2オフセット絶縁膜をマスクとして前記第1誘電
膜をエッチングすることにより、前記第2誘電膜に配線
溝を形成し、かつ、接続孔形成部分の前記第1誘電膜を
除去する工程と、前記第1誘電膜をマスクとして前記第
1オフセット絶縁膜をエッチングし、前記下部電極の表
面に達する接続孔を形成する工程と、前記配線溝および
前記接続孔の内部を被覆するように、前記第1および第
2誘電膜よりも高誘電率であるキャパシタ絶縁膜を形成
する工程と、前記キャパシタ絶縁膜の表面に第2金属層
からなる上部電極を形成する工程と、前記上部電極の表
面、かつ前記配線溝および前記接続孔の内部に第2配線
層を形成する工程とを有することを特徴とする。
【0019】本発明の半導体装置の製造方法は、好適に
は、前記層間絶縁膜に前記配線溝および前記接続孔を形
成後、前記配線溝および前記接続孔の側面を被覆し、下
端が前記第1金属層に接続する第3金属層を形成する工
程を有し、前記キャパシタ絶縁膜を形成する工程は、前
記配線溝および前記接続孔の内部に前記第3金属層を介
して前記キャパシタ絶縁膜を形成する工程であることを
特徴とする。
【0020】本発明の半導体装置の製造方法は、さらに
好適には、前記第3金属層を形成する工程は、前記配線
溝および前記接続孔の内部に金属膜を形成する工程と、
前記金属膜にエッチングを行い、前記配線溝および前記
接続孔の側面に前記金属膜を残して、前記接続孔底部の
前記金属膜を除去する工程とを有することを特徴とす
る。
【0021】本発明の半導体装置の製造方法は、さらに
好適には、前記金属膜にエッチングを行う工程におい
て、前記配線溝および前記接続孔の側面を被覆する前記
金属膜の上端をエッチングし、第3金属層の上端を前記
層間絶縁膜の上端よりも低い位置とすることを特徴とす
る。
【0022】本発明の半導体装置の製造方法は、好適に
は、前記第2配線層を形成する工程は、前記配線溝およ
び前記接続孔の内部および前記層間絶縁膜上に、導電体
層を形成する工程と、前記導電体層に化学的機械研磨を
行い、前記配線溝および前記接続孔の内部に前記導電体
層を残して、前記層間絶縁膜上の前記導電体層を除去す
る工程とを有することを特徴とする。
【0023】本発明の半導体装置の製造方法は、好適に
は、前記上部電極を形成後、前記第2配線層を形成する
前に、前記下部電極、前記キャパシタ絶縁膜および前記
上部電極からなるキャパシタと隔てられた位置の前記層
間絶縁膜に再度エッチングを行って、第2配線溝および
第2接続孔を形成する工程を有し、前記第2配線層を形
成する工程において、前記第2配線溝および第2接続孔
の内部にも配線層を形成することを特徴とする。
【0024】本発明の半導体装置の製造方法は、好適に
は、前記第2配線溝および第2接続孔を形成後、前記第
2配線層を形成する前に、前記上部電極の表面および前
記第2配線溝および第2接続孔の内部に、同一の導電材
料からなる層を成膜し、前記第2配線溝および第2接続
孔の内部にバリアメタル層を形成する工程を有すること
を特徴とする。
【0025】上記の本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、一方の配線層をキャパシタの下部電極とし、他方
の配線層をキャパシタの上部電極として、2つの配線層
間にキャパシタを形成することができる。したがって、
キャパシタを有するメモリセルの占有面積を縮小するこ
とが可能となる。また、本発明の半導体装置の製造方法
によれば、キャパシタを形成するプロセスと、デュアル
ダマシン構造の配線を形成するプロセスを、一部共有化
させることができるため、例えば、デュアルダマシン構
造のキャパシタをメモリ部に形成し、デュアルダマシン
構造の配線をロジック部に形成する場合に、製造コスト
を低減することが可能となる。
【0026】上記の目的を達成するため、本発明の半導
体装置の製造方法は、半導体基板上に第1配線層を形成
する工程と、互いにエッチング速度の異なる誘電膜とオ
フセット絶縁膜とを、前記第1配線層上に第1オフセッ
ト絶縁膜、第1誘電膜、第2オフセット絶縁膜、第2誘
電膜および第3オフセット絶縁膜の順に積層し、層間絶
縁膜を形成する工程と、接続孔形成部分の前記第3オフ
セット絶縁膜を除去する工程と、前記第3オフセット絶
縁膜をマスクとして前記第2誘電膜をエッチングし、接
続孔形成部分の前記第2誘電膜を除去する工程と、前記
第2誘電膜をマスクとして前記第2オフセット絶縁膜を
エッチングし、接続孔形成部分の前記第2オフセット絶
縁膜を除去する工程と、前記接続孔形成部分を含む、配
線溝形成部分の前記第3オフセット絶縁膜を除去する工
程と、前記第3オフセット絶縁膜をマスクとして前記第
2誘電膜をエッチングしながら、前記第2オフセット絶
縁膜をマスクとして前記第1誘電膜をエッチングするこ
とにより、前記第2誘電膜に配線溝を形成し、かつ、接
続孔形成部分の前記第1誘電膜を除去する工程と、前記
第1誘電膜をマスクとして前記第1オフセット絶縁膜を
エッチングし、前記第1配線層の表面に達する接続孔を
形成する工程と、前記配線溝および前記接続孔の内部を
被覆するように、第1金属層からなる下部電極を形成す
る工程と、前記下部電極の表面に前記第1および第2誘
電膜よりも高誘電率であるキャパシタ絶縁膜を形成する
工程と、前記キャパシタ絶縁膜の表面に第2金属層から
なる上部電極を形成する工程と、前記上部電極の表面、
かつ前記配線溝および前記接続孔の内部に第2配線層を
形成する工程とを有することを特徴とする。
【0027】本発明の半導体装置の製造方法は、好適に
は、前記第2配線層を形成する工程は、前記配線溝およ
び前記接続孔の内部および前記層間絶縁膜上に、導電体
層を形成する工程と、前記導電体層に化学的機械研磨を
行い、前記配線溝および前記接続孔の内部に前記導電体
層を残して、前記層間絶縁膜上の前記導電体層を除去す
る工程とを有することを特徴とする。
【0028】本発明の半導体装置の製造方法は、好適に
は、前記上部電極を形成後、前記第2配線層を形成する
前に、前記下部電極、前記キャパシタ絶縁膜および前記
上部電極からなるキャパシタと隔てられた位置の前記層
間絶縁膜に再度エッチングを行って、第2配線溝および
第2接続孔を形成する工程を有し、前記第2配線層を形
成する工程において、前記第2配線溝および第2接続孔
の内部にも配線層を形成することを特徴とする。
【0029】本発明の半導体装置の製造方法は、好適に
は、前記第2配線溝および第2接続孔を形成後、前記第
2配線層を形成する前に、前記上部電極の表面および前
記第2配線溝および第2接続孔の内部に、同一の導電材
料からなる層を成膜し、前記第2配線溝および第2接続
孔の内部にバリアメタル層を形成する工程を有すること
を特徴とする。
【0030】上記の本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、一方の配線層をキャパシタの下部電極とし、他方
の配線層をキャパシタの上部電極として、2つの配線層
間にキャパシタを形成することができる。したがって、
キャパシタを有するメモリセルの占有面積を縮小するこ
とが可能となる。また、本発明の半導体装置の製造方法
によれば、キャパシタを形成するプロセスと、デュアル
ダマシン構造の配線を形成するプロセスを、一部共有化
させることができるため、例えば、デュアルダマシン構
造のキャパシタをメモリ部に形成し、デュアルダマシン
構造の配線をロジック部に形成する場合に、製造コスト
を低減することが可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の半導体装置およ
びその製造方法の実施の形態について、図面を参照して
説明する。 (実施形態1)図1は本実施形態の半導体装置のキャパ
シタ部分を表す断面図である。図1に示すように、半導
体基板等の下地(不図示)の表面に、例えばCuからな
る第1配線層1が形成されている。その上層に例えばT
aNからなり、一部がキャパシタの下部電極となる第1
金属層2aが形成されている。第1金属層2aの上層
に、第1オフセット絶縁膜としてのシリコン窒化膜3
と、例えばポリアリールエーテル系樹脂からなりオフセ
ット絶縁膜とはエッチング速度の異なる第1低誘電率膜
4と、第2オフセット絶縁膜としてのシリコン酸化膜5
と、例えばポリアリールエーテル系樹脂からなりオフセ
ット絶縁膜とはエッチング速度の異なる第2低誘電率膜
6と、第3オフセット絶縁膜としてのシリコン酸化膜7
との計5層の積層膜からなる層間絶縁膜が形成されてい
る。
【0032】上記の層間絶縁膜に配線溝8と、その下部
の接続孔9とからなるデュアルダマシン構造が形成さ
れ、接続孔9底部の第1金属層2aがキャパシタの下部
電極となる。配線溝8および接続孔9の内部を被覆する
ように、例えばシリコン窒化膜などの誘電膜からなるキ
ャパシタ絶縁膜10が形成されている。その表面に、例
えばTaNからなり、キャパシタの上部電極となる第2
金属層11が形成されている。さらにその表面に、配線
溝8および接続孔9を埋め込むように、例えばCuから
なる第2配線層12が形成されている。
【0033】キャパシタの下部電極である第1金属層2
aは第1配線層1に、上部電極である第2金属層11は
第2配線層12に、それぞれ電気的に接続されている。
上記の本実施形態の半導体装置によれば、2つの配線層
間にキャパシタが形成され、一方の配線層をキャパシタ
の下部電極として、他方の配線層をキャパシタの上部電
極として用いることができるため、キャパシタを有する
メモリセルの占有面積を縮小することが可能となる。
【0034】(実施形態2)図2は本実施形態の半導体
装置のキャパシタ部分を表す断面図である。図2に示す
ように、半導体基板等の下地(不図示)の表面に、例え
ばCuからなる第1配線層1が形成されている。その上
層に第1オフセット絶縁膜としてのシリコン窒化膜3
と、例えばポリアリールエーテル系樹脂からなりオフセ
ット絶縁膜とはエッチング速度の異なる第1低誘電率膜
4と、第2オフセット絶縁膜としてのシリコン酸化膜5
と、例えばポリアリールエーテル系樹脂からなりオフセ
ット絶縁膜とはエッチング速度の異なる第2低誘電率膜
6と、第3オフセット絶縁膜としてのシリコン酸化膜7
との計5層の積層膜からなる層間絶縁膜が形成されてい
る。
【0035】上記の層間絶縁膜に配線溝8と、その下部
の接続孔9とからなるデュアルダマシン構造が形成され
ている。配線溝8および接続孔9の内部を被覆するよう
に、例えばTaNからなり、キャパシタの下部電極とな
る第1金属層2bが形成されている。その表面に、例え
ばシリコン窒化膜などの誘電膜からなるキャパシタ絶縁
膜10が形成され、さらにその表面に、例えばTaNか
らなり、キャパシタの上部電極となる第2金属層11が
形成されている。第2金属層11aの表面に、配線溝8
および接続孔9を埋め込むように、例えばCuからなる
第2配線層12が形成されている。
【0036】キャパシタの下部電極である第1金属層2
bは第1配線層1に、上部電極である第2金属層11は
第2配線層12に、それぞれ電気的に接続されている。
上記の本実施形態の半導体装置によれば、2つの配線層
間にキャパシタが形成され、一方の配線層をキャパシタ
の下部電極として、他方の配線層をキャパシタの上部電
極として用いることができるため、キャパシタを有する
メモリセルの占有面積を縮小することが可能となる。
【0037】(実施形態3)図3は本実施形態の半導体
装置のキャパシタ部分を表す断面図である。図3に示す
ように、半導体基板等の下地(不図示)の表面に、例え
ばCuからなる第1の配線層1が形成されている。その
上層に例えばTaNからなり、一部がキャパシタの下部
電極となる第1金属層2aが形成されている。第1金属
層2aの上層に、第1オフセット絶縁膜としてのシリコ
ン窒化膜3と、例えばポリアリールエーテル系樹脂から
なりオフセット絶縁膜とはエッチング速度の異なる第1
低誘電率膜4と、第2オフセット絶縁膜としてのシリコ
ン酸化膜5と、例えばポリアリールエーテル系樹脂から
なりオフセット絶縁膜とはエッチング速度の異なる第2
低誘電率膜6と、第3オフセット絶縁膜としてのシリコ
ン酸化膜7との計5層の積層膜からなる層間絶縁膜が形
成されている。
【0038】上記の層間絶縁膜に配線溝8と、その下部
の接続孔9とからなるデュアルダマシン構造が形成され
ている。配線溝8および接続孔9の側壁を被覆し、接続
孔9底部の第1金属層2aに接続するように、例えばT
aNからなる第3金属層13が形成されている。第3金
属層13は接続孔9底部の第1金属層2aとともに、キ
ャパシタの下部電極となる。第3金属層13および接続
孔9底部の第1金属層2aを被覆するように、例えばシ
リコン窒化膜などの誘電膜からなるキャパシタ絶縁膜1
0が形成されている。その表面に、例えばTaNからな
り、キャパシタの上部電極となる第2金属層11が形成
されている。さらにその表面に、配線溝8および接続孔
9を埋め込むように、例えばCuからなる第2配線層1
2が形成されている。
【0039】キャパシタの下部電極である第1金属層2
aおよび第3金属層13は第1配線層1に、上部電極で
ある第2金属層11は第2配線層12に、それぞれ電気
的に接続されている。上記の本実施形態の半導体装置に
よれば、2つの配線層間にキャパシタが形成され、一方
の配線層をキャパシタの下部電極として、他方の配線層
をキャパシタの上部電極として用いることができるた
め、キャパシタを有するメモリセルの占有面積を縮小す
ることが可能となる。
【0040】(実施形態4)次に、上記の実施形態1に
示す半導体装置の製造方法について説明する。まず、図
4(a)に示すように、例えば半導体回路等が形成され
た下地の半導体基板(不図示)の表面に、例えばCuの
スパッタリングにより第1配線層1を形成する。その上
層に、例えばTaNのスパッタリングにより第1金属層
2aを形成する。第1金属層2aは一部がキャパシタの
下部電極となるだけでなく、第1配線層1を構成する材
料が層間膜に拡散するのを防止するバリアメタルとして
も作用する。
【0041】第1金属層2aの上層に、例えば化学気相
成長(CVD)により第1オフセット絶縁膜としてのシ
リコン窒化膜3を例えば膜厚50nmで形成する。その
上層に、例えばポリアリールエーテル系の有機膜からな
りオフセット絶縁膜とはエッチング速度の異なる第1低
誘電率膜4を、例えば膜厚300nmで形成する。その
上層に、例えばCVDにより第2オフセット絶縁膜とし
てのシリコン酸化膜5を例えば膜厚50nmで形成す
る。シリコン酸化膜5の上層に、例えばポリアリールエ
ーテル系の有機膜からなりオフセット絶縁膜とはエッチ
ング速度の異なる第2低誘電率膜6を、例えば膜厚30
0nmで形成する。その上層に、例えばCVDにより第
3オフセット絶縁膜としてのシリコン酸化膜7を例えば
膜厚100nmで形成する。これにより、デュアルダマ
シン構造とするための5層の層間絶縁膜が形成される。
【0042】次に、図4(b)に示すように、シリコン
酸化膜7の上層に例えばCVDにより、エッチングマス
クとなるシリコン窒化膜14を例えば膜厚100nmで
形成する。シリコン窒化膜14の上層にフォトレジスト
15を塗布し、フォトリソグラフィーにより配線溝8部
分のフォトレジスト15を除去する。続いて、図5
(a)に示すように、フォトレジスト15をマスクとし
てドライエッチングを行い、配線溝8部分のシリコン窒
化膜14を除去する。その後、フォトレジスト15を除
去する。
【0043】次に、図5(b)に示すように、再びフォ
トレジスト16を塗布し、フォトリソグラフィーにより
接続孔9部分のフォトレジスト16を除去する。続い
て、図6(a)に示すように、フォトレジスト16をマ
スクとしてドライエッチングを行い、接続孔9部分のシ
リコン酸化膜7を除去する。さらに、図6(b)に示す
ように、ドライエッチングにより接続孔9部分の第2低
誘電率膜6を除去する。このエッチング工程において、
フォトレジスト16も除去される。
【0044】次に、図7(a)に示すように、シリコン
窒化膜14をマスクとしてシリコン酸化膜7にドライエ
ッチングを行い、配線溝8部分のシリコン酸化膜7を除
去する。このエッチング工程において、接続孔9部分の
シリコン酸化膜5も除去される。続いて、図7(b)に
示すように、シリコン酸化膜7およびシリコン酸化膜5
をマスクとして、第1低誘電率膜4および第2低誘電率
膜6にエッチングを行う。このエッチング工程におい
て、第2低誘電率膜6に配線溝8が、第1低誘電率膜4
に接続孔9がそれぞれ形成される。その後、図8(a)
に示すように、接続孔9底部のシリコン窒化膜3をドラ
イエッチングにより除去する。これにより、接続孔9底
部に第1金属層2aが露出する。また、このエッチング
工程においてシリコン窒化膜14も除去される。
【0045】次に、上記のデュアルダマシンプロセスに
よって形成された配線溝8および接続孔9に、キャパシ
タを形成する。図8(b)に示すように、配線溝8およ
び接続孔9の内壁にキャパシタ絶縁膜10としてシリコ
ン窒化膜を、例えばCVDにより膜厚30nmで形成す
る。続いて、キャパシタ絶縁膜10の上層に、例えばT
aNのスパッタリングにより第2金属層11を形成す
る。第2金属層11はキャパシタの上部電極となるだけ
でなく、第2配線層12を構成する材料が層間絶縁膜に
拡散するのを防止するバリアメタルとしても作用する。
【0046】さらに、例えばCuの電解めっきにより、
配線溝8および接続孔9を埋め込む膜厚2〜5μm程度
のCu層12aを形成する。その後、Cu層12aの表
面に化学的機械研磨(CMP;Chemical Me
chanical Polishing)を行うことに
より、図1に示すように、第2配線層12を形成する。
以上の工程により、図1に示すキャパシタが得られる。
【0047】上記の本実施形態の半導体装置の製造方法
によれば、一方の配線層をキャパシタの下部電極とし、
他方の配線層をキャパシタの上部電極として、2つの配
線層間にキャパシタを形成することができる。したがっ
て、キャパシタを有するメモリセルの占有面積を縮小す
ることが可能となる。
【0048】(実施形態5)次に、上記の実施形態1に
示す半導体装置のキャパシタを、デュアルダマシンプロ
セスによる配線加工との整合性をとりながら形成する方
法について説明する。図9(a)に、本実施形態の半導
体装置の製造方法により形成されるキャパシタおよび配
線の断面図を示す。キャパシタ部分Aの第2配線層12
と配線部分Bの第2配線層12は同一の導電材料からな
る。また、キャパシタ部分Aの上部電極表層のTaN層
18と配線部分Bのバリアメタル層であるTaN層18
は同一の導電材料からなる。
【0049】本実施形態の半導体装置の製造方法によれ
ば、まず、図9(b)に示すように、下地の半導体基板
(不図示)表面のキャパシタ部分Aと、配線溝および接
続孔からなるデュアルダマシン構造の配線部分Bに、例
えばCuのスパッタリングにより第1配線層1を形成す
る。その上層に、例えばTaNのスパッタリングにより
第1金属層2aを形成する。第1金属層2aはキャパシ
タの下部電極となるだけでなく、第1配線層1を構成す
る材料が層間膜に拡散するのを防止するバリアメタルと
しても作用する。
【0050】第1金属層2aの上層に、例えばCVDに
より第1オフセット絶縁膜としてのシリコン窒化膜3
を、例えば膜厚50nmで形成する。その上層に、例え
ばポリアリールエーテル系の有機膜からなりオフセット
絶縁膜とはエッチング速度の異なる第1低誘電率膜4
を、例えば膜厚300nmで形成する。その上層に、例
えばCVDにより第2オフセット絶縁膜としてのシリコ
ン酸化膜5を例えば膜厚50nmで形成する。シリコン
酸化膜5の上層に、例えばポリアリールエーテル系の有
機膜からなりオフセット絶縁膜とはエッチング速度の異
なる第2低誘電率膜6を、例えば膜厚300nmで形成
する。その上層に、例えばCVDにより第3オフセット
絶縁膜としてのシリコン酸化膜7を例えば膜厚100n
mで形成する。これにより、デュアルダマシン構造とす
るための5層の層間絶縁膜が形成される。
【0051】次に、図9(c)に示すように、キャパシ
タ部分Aの層間絶縁膜にデュアルダマシン構造の配線溝
8aおよび接続孔9aを形成する。この工程は、実施形
態4の図4(b)〜図8(a)に示す工程と同様のデュ
アルダマシンプロセスに従って行う。続いて、配線溝8
aと接続孔9aの内部およびシリコン酸化膜7上に、誘
電膜として例えばシリコン窒化膜からなるキャパシタ絶
縁膜10を、例えばCVDにより膜厚30nmで形成す
る。さらに、キャパシタ絶縁膜10の上層に、例えばT
aNのスパッタリングにより第2金属層11を形成す
る。第2金属層11はキャパシタの上部電極となるだけ
でなく、第2配線層12を構成する材料が層間絶縁膜に
拡散するのを防止するバリアメタルとしても作用する。
【0052】次に、図10(a)に示すように、キャパ
シタ部分Aを被覆するフォトレジスト17を形成する。
フォトレジスト17をマスクとしてドライエッチングを
行い、キャパシタ部分A以外の第2金属層11およびキ
ャパシタ絶縁膜10を除去する。これにより配線部分B
は、シリコン酸化膜7が露出した状態となる。その後、
フォトレジスト17を除去する。次に、図10(b)に
示すように、キャパシタ部分Aが第2金属層11によっ
て被覆された状態で、配線部分Bにデュアルダマシンプ
ロセスを行い、配線溝8bおよび接続孔9bを形成す
る。この工程は、実施形態4の図4(b)〜図8(a)
に示す工程と同様のデュアルダマシンプロセスに従って
行う。
【0053】あるいは、上記のようにフォトレジスト1
7をマスクとしてキャパシタ部分Aにのみ第2金属層1
1を残し、配線部分Bに例えばシリコン窒化膜をエッチ
ングマスクとしたデュアルダマシンプロセスを行うかわ
りに、第2金属層11をエッチングマスクとして配線部
分Bにデュアルダマシンプロセスを行うこともできる。
すなわち、実施形態4の図4(b)〜図7(b)に示す
工程において、シリコン窒化膜14を第2金属層11に
変更してもよい。
【0054】次に、図10(c)に示すように、配線溝
8aおよび接続孔9a内部のキャパシタ絶縁膜10の表
面と、配線溝8bおよび接続孔9bの内部と、第2金属
層11およびシリコン酸化膜7の上部とに、例えばTa
NをスパッタリングしてTaN層18を形成する。Ta
N層18は、キャパシタ部分Aにおいて第2金属層11
上に積層される。また、TaN層18は配線部分Bにお
いて、配線溝8bおよび接続孔9bの内部の第2配線層
12を構成する材料が、層間絶縁膜に拡散するのを防止
するバリアメタルとしても作用する。
【0055】さらに、例えばCuの電解めっきにより、
配線溝8a、8bおよび接続孔9a、9bを埋め込む膜
厚2〜5μm程度のCu層12aを形成する。その後、
Cu層12aの表面にCMPを行うことにより、図9
(a)に示すように、第2配線層12を形成する。以上
の工程により、図9(a)に示すキャパシタとデュアル
ダマシン構造の配線が得られる。
【0056】上記の本実施形態の半導体装置の製造方法
によれば、デュアルダマシンプロセスによる配線形成と
一部のプロセスを共有化させて、2つの配線層間にキャ
パシタを形成することが可能となる。デュアルダマシン
構造のキャパシタを形成するプロセスを、配線加工のデ
ュアルダマシンプロセスに単純に追加した場合には、例
えば、キャパシタの上部電極に接続する配線層を形成し
た後、キャパシタ部分をフォトレジスト等により被覆し
て、再度、配線部分にデュアルダマシンプロセスを行う
ことになる。それに対し、本実施形態の半導体装置の製
造方法は、キャパシタ部分と配線部分とのプロセスの整
合性がとれるため、半導体装置の製造コストを低減する
ことが可能となる。
【0057】(実施形態6)次に、上記の実施形態2に
示す半導体装置のキャパシタを、デュアルダマシンプロ
セスによる配線加工との整合性をとりながら形成する方
法について説明する。図11(a)に、本実施形態の半
導体装置の製造方法により形成されるキャパシタおよび
配線の断面図を示す。キャパシタ部分Aの第2配線層1
2と配線部分Bの第2配線層12は同一の導電材料から
なる。また、キャパシタ部分Aの上部電極表層のTaN
層18と配線部分Bのバリアメタル層であるTaN層1
8は同一の導電材料からなる。
【0058】本実施形態の半導体装置の製造方法によれ
ば、まず、図11(b)に示すように、下地の半導体基
板(不図示)表面のキャパシタ部分Aと、配線溝および
接続孔からなるデュアルダマシン構造の配線部分Bに、
例えばCuのスパッタリングにより第1配線層1を形成
する。その上層に、例えばCVDにより第1オフセット
絶縁膜としてのシリコン窒化膜3を、例えば膜厚50n
mで形成する。シリコン窒化膜3の上層に、例えばポリ
アリールエーテル系の有機膜からなりオフセット絶縁膜
とはエッチング速度の異なる第1低誘電率膜4を、例え
ば膜厚300nmで形成する。その上層に、例えばCV
Dにより第2オフセット絶縁膜としてのシリコン酸化膜
5を例えば膜厚50nmで形成する。シリコン酸化膜5
の上層に、例えばポリアリールエーテル系の有機膜から
なりオフセット絶縁膜とはエッチング速度の異なる第2
低誘電率膜6を、例えば膜厚300nmで形成する。そ
の上層に、例えばCVDにより第3オフセット絶縁膜と
してのシリコン酸化膜7を例えば膜厚100nmで形成
する。これにより、デュアルダマシン構造とするための
5層の層間絶縁膜が形成される。
【0059】次に、図11(c)に示すように、キャパ
シタ部分Aの層間絶縁膜にデュアルダマシン構造の配線
溝8aおよび接続孔9aを形成する。この工程は、実施
形態4の図4(b)〜図8(a)に示す工程と同様のデ
ュアルダマシンプロセスに従って行う。続いて、配線溝
8aと接続孔9aの内部およびシリコン酸化膜7上に、
例えばTaNのスパッタリングにより第1金属層2bを
形成する。第1金属層2bはキャパシタの下部電極とな
るだけでなく、第1配線層1を構成する材料が層間絶縁
膜に拡散するのを防止するバリアメタルとしても作用す
る。
【0060】次に、図12(a)に示すように、配線溝
8aと接続孔9aの内部およびシリコン酸化膜7上に、
誘電膜として例えばシリコン窒化膜からなるキャパシタ
絶縁膜10を、例えばプラズマCVDにより膜厚30n
mで形成する。続いて、図12(b)に示すように、キ
ャパシタ絶縁膜10の上層に、例えばTaNのスパッタ
リングにより第2金属層11を形成する。第2金属層1
1はキャパシタ絶縁膜10によって第1金属層2bから
電気的に絶縁される。第2金属層11はキャパシタの上
部電極となるだけでなく、第2配線層12を構成する材
料が層間絶縁膜に拡散するのを防止するバリアメタルと
しても作用する。
【0061】次に、図12(c)に示すように、キャパ
シタ部分Aを被覆するフォトレジスト17を形成する。
フォトレジスト17をマスクとしてドライエッチングを
行い、キャパシタ部分A以外の第2金属層11、キャパ
シタ絶縁膜10および第1金属層2bを除去する。これ
により配線部分Bは、シリコン酸化膜7が露出した状態
となる。その後、フォトレジスト17を除去する。
【0062】次に、図13(a)に示すように、キャパ
シタ部分Aが第2金属層11によって被覆された状態
で、配線部分Bにデュアルダマシンプロセスを行い、配
線溝8bおよび接続孔9bを形成する。この工程は、実
施形態4の図4(b)〜図8(a)に示す工程と同様の
デュアルダマシンプロセスに従って行う。
【0063】あるいは、上記のようにフォトレジスト1
7をマスクとしてキャパシタ部分Aにのみ第2金属層1
1を残し、配線部分Bに例えばシリコン窒化膜をエッチ
ングマスクとしたデュアルダマシンプロセスを行うかわ
りに、第2金属層11をエッチングマスクとして配線部
分Bにデュアルダマシンプロセスを行うこともできる。
すなわち、実施形態4の図4(b)〜図7(b)に示す
工程において、シリコン窒化膜14を第2金属層11に
変更してもよい。
【0064】次に、図13(b)に示すように、配線溝
8aおよび接続孔9a内部のキャパシタ絶縁膜10の表
面と、配線溝8bおよび接続孔9bの内部と、第2金属
層11およびシリコン酸化膜7の上部とに、例えばTa
NをスパッタリングしてTaN層18を形成する。Ta
N層18は、キャパシタ部分Aにおいて第2金属層11
上に積層される。また、TaN層18は配線部分Bにお
いて、配線溝8bおよび接続孔9bの内部の第2配線層
12を構成する材料が、層間絶縁膜に拡散するのを防止
するバリアメタルとしても作用する。
【0065】次に、図13(c)に示すように、例えば
Cuの電解めっきにより、配線溝8a、8bおよび接続
孔9a、9bを埋め込む膜厚2〜5μm程度のCu層1
2aを形成する。その後、Cu層12aの表面にCMP
を行うことにより、図11(a)に示すように、第2配
線層12を形成する。以上の工程により、図11(a)
に示すキャパシタとデュアルダマシン構造の配線が得ら
れる。
【0066】上記の本実施形態の半導体装置の製造方法
によれば、デュアルダマシンプロセスによる配線形成と
一部のプロセスを共有化させて、2つの配線層間にキャ
パシタを形成することが可能となる。デュアルダマシン
構造のキャパシタを形成するプロセスを、配線加工のデ
ュアルダマシンプロセスに単純に追加した場合には、例
えば、キャパシタの上部電極に接続する配線層を形成し
た後、キャパシタ部分をフォトレジスト等により被覆し
て、再度、配線部分にデュアルダマシンプロセスを行う
ことになる。それに対し、本実施形態の半導体装置の製
造方法は、キャパシタ部分と配線部分とのプロセスの整
合性がとれるため、半導体装置の製造コストを低減する
ことが可能となる。
【0067】(実施形態7)次に、上記の実施形態3に
示す半導体装置のキャパシタを、デュアルダマシンプロ
セスによる配線加工との整合性をとりながら形成する方
法について説明する。図14(a)に、本実施形態の半
導体装置の製造方法により形成されるキャパシタおよび
配線の断面図を示す。キャパシタ部分Aの第2配線層1
2と配線部分Bの第2配線層12は同一の導電材料から
なる。また、キャパシタ部分Aの上部電極表層のTaN
層18と配線部分Bのバリアメタル層であるTaN層1
8は同一の導電材料からなる。
【0068】本実施形態の半導体装置の製造方法によれ
ば、まず、図14(b)に示すように、下地の半導体基
板(不図示)表面のキャパシタ部分Aと、配線溝および
接続孔からなるデュアルダマシン構造の配線部分Bに、
例えばCuのスパッタリングにより第1配線層1を形成
する。その上層に、例えばTaNのスパッタリングによ
り第1金属層2aを形成する。第1金属層2aはキャパ
シタの下部電極の一部となるだけでなく、第1配線層1
を構成する材料が層間絶縁膜に拡散するのを防止するバ
リアメタルとしても作用する。
【0069】第1金属層2aの上層に、例えばCVDに
よりオフセット絶縁膜としてのシリコン窒化膜3を、例
えば膜厚50nmで形成する。その上層に、例えばポリ
アリールエーテル系の有機膜からなりオフセット絶縁膜
とはエッチング速度の異なる第1低誘電率膜4を、例え
ば膜厚300nmで形成する。その上層に、例えばCV
Dにより第2オフセット絶縁膜としてのシリコン酸化膜
5を例えば膜厚50nmで形成する。シリコン酸化膜5
の上層に、例えばポリアリールエーテル系の有機膜から
なりオフセット絶縁膜とはエッチング速度の異なる第2
低誘電率膜6を、例えば膜厚300nmで形成する。そ
の上層に、例えばCVDにより第3オフセット絶縁膜と
してのシリコン酸化膜7を例えば膜厚100nmで形成
する。これにより、デュアルダマシン構造とするための
5層の層間絶縁膜が形成される。
【0070】次に、図14(c)に示すように、キャパ
シタ部分Aの層間絶縁膜にデュアルダマシン構造の配線
溝8aおよび接続孔9aを形成する。この工程は、実施
形態4の図4(b)〜図8(a)に示す工程と同様のデ
ュアルダマシンプロセスに従って行う。続いて、配線溝
8aと接続孔9aの内部およびシリコン酸化膜7上に、
例えばTaNのスパッタリングにより第3金属層13と
なるTaN層13aを形成する。TaN層13aは、配
線溝8aと接続孔9aとの口径の差に基づいた、配線溝
8aと接続孔9aとの間の段差を解消するのに十分な膜
厚で形成する。配線溝8aと接続孔9aとの段差が例え
ば20nmの場合には、TaN層13aの膜厚を例えば
30nmとする。
【0071】次に、図15(a)に示すように、TaN
層13aにエッチバックを行い、配線溝8aと接続孔9
aの側壁のみにTaN層13aを残す。このとき、第2
金属層11の上端はシリコン酸化膜7の上端よりも低い
位置、すなわち配線溝8aの上端より低い位置であって
もよいが、エッチバックを行う際に、特に配線溝8aと
接続孔9aとの段差部分において第2の金属層11bが
分断されないようにする。これにより、接続孔9a底部
の第1金属層2aに接続し、配線溝8aおよび接続孔9
aのサイドウォールとなる第3金属層13が形成され
る。第1金属層2aおよび第3金属層13はキャパシタ
の下部電極となる。
【0072】次に、図15(b)に示すように、誘電膜
として例えばシリコン窒化膜からなるキャパシタ絶縁膜
10を、例えばCVDにより膜厚30nmで形成する。
続いて、図15(c)に示すように、キャパシタ絶縁膜
10の表面に、例えばTaNのスパッタリングにより第
2金属層11を形成する。第2金属層11はキャパシタ
絶縁膜10によって第1金属層2aおよび第3金属層1
3から電気的に絶縁される。第2金属層11はキャパシ
タの上部電極となるだけでなく、第2配線層12を構成
する材料が層間絶縁膜に拡散するのを防止するバリアメ
タルとしても作用する。
【0073】次に、図16(a)に示すように、キャパ
シタ部分Aを被覆するフォトレジスト17を形成する。
フォトレジスト17をマスクとしてドライエッチングを
行い、キャパシタ部分A以外の第2金属層11およびキ
ャパシタ絶縁膜10を除去する。これにより配線部分B
は、シリコン酸化膜7が露出した状態となる。
【0074】次に、図16(b)に示すように、キャパ
シタ部分Aが第2金属層11によって被覆された状態
で、配線部分Bにデュアルダマシンプロセスを行い、配
線溝8bおよび接続孔9bを形成する。この工程は、実
施形態4の図4(b)〜図8(a)に示す工程と同様の
デュアルダマシンプロセスに従って行う。
【0075】あるいは、上記のようにフォトレジスト1
7をマスクとしてキャパシタ部分Aにのみ第2金属層1
1を残し、配線部分Bに例えばシリコン窒化膜をエッチ
ングマスクとしたデュアルダマシンプロセスを行うかわ
りに、第2金属層11をエッチングマスクとして配線部
分Bにデュアルダマシンプロセスを行うこともできる。
すなわち、実施形態4の図4(b)〜図7(b)に示す
工程において、シリコン窒化膜14を第2金属層11に
変更してもよい。
【0076】次に、図16(b)に示すように、配線溝
8aおよび接続孔9a内部のキャパシタ絶縁膜10の表
面と、配線溝8bおよび接続孔9bの内部と、第2金属
層11およびシリコン酸化膜7の上部とに、例えばTa
NをスパッタリングしてTaN層18を形成する。Ta
N層18は、キャパシタ部分Aにおいて第2金属層11
上に積層される。また、TaN層18は配線部分Bにお
いて、配線溝8bおよび接続孔9bの内部の第2配線層
12を構成する材料が、層間絶縁膜に拡散するのを防止
するバリアメタルとしても作用する。
【0077】さらに、例えばCuの電解めっきにより、
配線溝8a、8bおよび接続孔9a、9bを埋め込む膜
厚2〜5μm程度のCu層を形成し、Cu層の表面にC
MPを行うことにより、図14(a)に示すように、第
2配線層12を形成する。以上の工程により、図14
(a)に示すキャパシタとデュアルダマシン構造の配線
が得られる。
【0078】上記の本実施形態の半導体装置の製造方法
によれば、デュアルダマシンプロセスによる配線形成と
一部のプロセスを共有化させて、2つの配線層間にキャ
パシタを形成することが可能となる。デュアルダマシン
構造のキャパシタを形成するプロセスを、配線加工のデ
ュアルダマシンプロセスに単純に追加した場合には、例
えば、キャパシタの上部電極に接続する配線層を形成し
た後、キャパシタ部分をフォトレジスト等により被覆し
て、再度、配線部分にデュアルダマシンプロセスを行う
ことになる。それに対し、本実施形態の半導体装置の製
造方法は、キャパシタ部分と配線部分とのプロセスの整
合性がとれるため、半導体装置の製造コストを低減する
ことが可能となる。
【0079】本発明の半導体装置およびその製造方法の
実施形態は、上記の説明に限定されない。例えば、第1
〜第3金属層2a、2b、11、13あるいはTaN層
18はTi/TiN積層膜やWN層など、他の導電性材
料を用いた層に変更することができる。また、層間絶縁
膜の第1および第2低誘電率膜4、6は例えばシリコン
酸化膜など、他の誘電膜に変更することができる。キャ
パシタ絶縁膜10はTa2 5 やY2 5 等の金属酸化
物や、STO(SrTiO3 )、BTO(BaTi
3 )あるいはBSTO(Ba1-x Srx TiO3 )等
のペロブスカイト型酸化物などからなる高誘電膜材料を
用いた層に変更することもできる。また、上記の方法以
外でデュアルダマシン構造を形成してもよい。その他、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能で
ある。
【0080】
【発明の効果】本発明の半導体装置によれば、2つの配
線層間にキャパシタが形成され、キャパシタを有するメ
モリセルの占有面積を縮小することが可能となる。本発
明の半導体装置の製造方法によれば、配線と共有化され
たプロセスで配線層間にキャパシタを形成し、半導体装
置の製造コストを低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るキャパシタの断面図
である。
【図2】本発明の実施形態2に係るキャパシタの断面図
である。
【図3】本発明の実施形態3に係るキャパシタの断面図
である。
【図4】(a)および(b)は本発明の実施形態4に係
るキャパシタの製造方法の製造工程を示す断面図であ
る。
【図5】(a)および(b)は本発明の実施形態4に係
るキャパシタの製造方法の製造工程を示す断面図であ
る。
【図6】(a)および(b)は本発明の実施形態4に係
るキャパシタの製造方法の製造工程を示す断面図であ
る。
【図7】(a)および(b)は本発明の実施形態4に係
るキャパシタの製造方法の製造工程を示す断面図であ
る。
【図8】(a)および(b)は本発明の実施形態4に係
るキャパシタの製造方法の製造工程を示す断面図であ
る。
【図9】(a)は本発明の実施形態5に係るキャパシタ
の製造方法により製造されるキャパシタの断面図であ
り、(b)および(c)は本発明の実施形態5に係るキ
ャパシタの製造方法の製造工程を示す断面図である。
【図10】(a)〜(c)は本発明の実施形態5に係る
キャパシタの製造方法の製造工程を示す断面図である。
【図11】(a)は本発明の実施形態6に係るキャパシ
タの製造方法により製造されるキャパシタの断面図であ
り、(b)および(c)は本発明の実施形態6に係るキ
ャパシタの製造方法の製造工程を示す断面図である。
【図12】(a)〜(c)は本発明の実施形態6に係る
キャパシタの製造方法の製造工程を示す断面図である。
【図13】(a)〜(c)は本発明の実施形態6に係る
キャパシタの製造方法の製造工程を示す断面図である。
【図14】(a)は本発明の実施形態7に係るキャパシ
タの製造方法により製造されるキャパシタの断面図であ
り、(b)および(c)は本発明の実施形態7に係るキ
ャパシタの製造方法の製造工程を示す断面図である。
【図15】(a)〜(c)は本発明の実施形態7に係る
キャパシタの製造方法の製造工程を示す断面図である。
【図16】(a)および(b)は本発明の実施形態7に
係るキャパシタの製造方法の製造工程を示す断面図であ
る。
【図17】従来の半導体装置における、1トランジスタ
−1キャパシタ型のDRAMのメモリセルを表す回路図
である。
【図18】本発明および従来の半導体装置における、2
トランジスタ−1キャパシタ型のゲインセルを表す回路
図である。
【符号の説明】
1…第1配線層、2a、2b…第1金属層、3…シリコ
ン窒化膜(第1オフセット絶縁膜)、4…第1低誘電率
膜、5…シリコン酸化膜(第2オフセット絶縁膜)、6
…第2低誘電率膜、7…シリコン酸化膜(第3オフセッ
ト絶縁膜)、8、8a、8b…配線溝、9、9a、9b
…接続孔、10…キャパシタ絶縁膜、11…第2金属
層、12…第2配線層、12a…Cu層、13…第3金
属層、13a、18…TaN層、14…シリコン窒化
膜、15、16、17…フォトレジスト。
フロントページの続き Fターム(参考) 5F033 HH11 HH32 JJ11 JJ32 KK11 KK32 MM02 MM05 MM12 MM13 NN06 NN07 PP15 PP27 QQ09 QQ11 QQ25 QQ28 QQ37 QQ48 RR04 RR06 RR21 SS11 VV10 VV16 XX34 5F083 AD31 AD69 GA09 GA25 JA02 JA06 JA13 JA19 JA37 JA39 JA40 JA56 JA58 KA17 PR06 PR07 PR40 PR47 PR48 PR52 ZA12

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板と、 前記半導体基板上に形成された第1配線層と、 前記第1配線層上の少なくとも一部に形成された、第1
    金属層からなる下部電極と、 前記第1配線層上に形成された、第1誘電膜およびその
    上層の第2誘電膜を有する層間絶縁膜と、 前記第1誘電膜上の前記層間絶縁膜に形成された配線溝
    と、 前記配線溝下部の少なくとも一部の前記層間絶縁膜に形
    成され、前記下部電極の表面に達する接続孔と、 前記配線溝および前記接続孔の内部を被覆し、前記第1
    および第2誘電膜よりも高誘電率であるキャパシタ絶縁
    膜と、 前記キャパシタ絶縁膜の表面に形成された第2金属層か
    らなる上部電極と、 前記上部電極の表面、かつ前記配線溝および前記接続孔
    の内部に形成された第2配線層とを有する半導体装置。
  2. 【請求項2】前記第1金属層は前記配線溝および前記接
    続孔の内部を被覆するように形成され、 前記キャパシタ絶縁膜は前記第1金属層を介して前記配
    線溝および前記接続孔の内部を被覆するように形成され
    ている請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】前記配線溝および前記接続孔の側面を被覆
    し、下端が前記第1金属層に接続する第3金属層を有
    し、 前記下部電極は、前記接続孔底部の前記第1金属層およ
    び前記第3金属層からなり、 前記キャパシタ絶縁膜は前記第3金属層を介して前記配
    線溝および前記接続孔の内部を被覆するように形成され
    ている請求項1記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】前記第3金属層の上端は、前記層間絶縁膜
    の上端よりも低い位置にある請求項4記載の半導体装
    置。
  5. 【請求項5】前記半導体基板に、ビット線と記憶ノード
    との間に接続された書き込みトランジスタと、 電源電圧の供給線とビット線との間に接続され、制御電
    極が前記記憶ノードに接続された読み出しトランジスタ
    とを有し、 前記下部電極、前記キャパシタ絶縁膜および前記上部電
    極からなるキャパシタは、前記記憶ノードとワード線と
    の間に接続され、 前記書き込みトランジスタ、前記読み出しトランジスタ
    および前記キャパシタをメモリセル内に有する請求項1
    記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】前記メモリセルを含むメモリ部と、論理回
    路が形成されたロジック部とを有し、 前記ロジック部において、前記第2オフセット絶縁膜上
    の前記層間絶縁膜に形成された配線溝と、前記配線溝下
    部の前記層間絶縁膜に形成され、前記下部電極の表面に
    達する接続孔と、前記配線溝および前記接続孔の内部に
    形成されたロジック部配線層とを有し、 前記第2配線層は、前記ロジック部配線層と同一の導電
    材料からなる請求項5記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】前記ロジック部配線層は、前記配線溝およ
    び前記接続孔の内部にバリアメタル層を介して形成さ
    れ、 前記バリアメタル層は前記上部電極の表層部分と同一の
    導電材料からなる請求項6記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】前記層間絶縁膜は、互いにエッチング速度
    の異なる誘電膜とオフセット絶縁膜とが、前記第1配線
    層上に第1オフセット絶縁膜、前記第1誘電膜、第2オ
    フセット絶縁膜、前記第2誘電膜および第3オフセット
    絶縁膜の順に積層された多層膜である請求項1記載の半
    導体装置。
  9. 【請求項9】半導体基板上に第1配線層を形成する工程
    と、 前記第1配線層上に、下部電極を含む第1金属層を形成
    する工程と、 互いにエッチング速度の異なる誘電膜とオフセット絶縁
    膜とを、前記第1金属層上に第1オフセット絶縁膜、第
    1誘電膜、第2オフセット絶縁膜、第2誘電膜および第
    3オフセット絶縁膜の順に積層し、層間絶縁膜を形成す
    る工程と、 接続孔形成部分の前記第3オフセット絶縁膜を除去する
    工程と、 前記第3オフセット絶縁膜をマスクとして前記第2誘電
    膜をエッチングし、接続孔形成部分の前記第2誘電膜を
    除去する工程と、 前記第2誘電膜をマスクとして前記第2オフセット絶縁
    膜をエッチングし、接続孔形成部分の前記第2オフセッ
    ト絶縁膜を除去する工程と、 前記接続孔形成部分を含む、配線溝形成部分の前記第3
    オフセット絶縁膜を除去する工程と、 前記第3オフセット絶縁膜をマスクとして前記第2誘電
    膜をエッチングしながら、前記第2オフセット絶縁膜を
    マスクとして前記第1誘電膜をエッチングすることによ
    り、前記第2誘電膜に配線溝を形成し、かつ、接続孔形
    成部分の前記第1誘電膜を除去する工程と、 前記第1誘電膜をマスクとして前記第1オフセット絶縁
    膜をエッチングし、前記下部電極の表面に達する接続孔
    を形成する工程と、 前記配線溝および前記接続孔の内部を被覆するように、
    前記第1および第2誘電膜よりも高誘電率であるキャパ
    シタ絶縁膜を形成する工程と、 前記キャパシタ絶縁膜の表面に第2金属層からなる上部
    電極を形成する工程と、 前記上部電極の表面、かつ前記配線溝および前記接続孔
    の内部に第2配線層を形成する工程とを有する半導体装
    置の製造方法。
  10. 【請求項10】前記層間絶縁膜に前記配線溝および前記
    接続孔を形成後、前記配線溝および前記接続孔の側面を
    被覆し、下端が前記第1金属層に接続する第3金属層を
    形成する工程を有し、 前記キャパシタ絶縁膜を形成する工程は、前記配線溝お
    よび前記接続孔の内部に前記第3金属層を介して前記キ
    ャパシタ絶縁膜を形成する工程である請求項9記載の半
    導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】前記第3金属層を形成する工程は、前記
    配線溝および前記接続孔の内部に金属膜を形成する工程
    と、 前記金属膜にエッチングを行い、前記配線溝および前記
    接続孔の側面に前記金属膜を残して、前記接続孔底部の
    前記金属膜を除去する工程とを有する請求項10記載の
    半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】前記金属膜にエッチングを行う工程にお
    いて、前記配線溝および前記接続孔の側面を被覆する前
    記金属膜の上端をエッチングし、第3金属層の上端を前
    記層間絶縁膜の上端よりも低い位置とする請求項11記
    載の半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】前記第2配線層を形成する工程は、前記
    配線溝および前記接続孔の内部および前記層間絶縁膜上
    に、導電体層を形成する工程と、 前記導電体層に化学的機械研磨を行い、前記配線溝およ
    び前記接続孔の内部に前記導電体層を残して、前記層間
    絶縁膜上の前記導電体層を除去する工程とを有する請求
    項9記載の半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】前記上部電極を形成後、前記第2配線層
    を形成する前に、前記下部電極、前記キャパシタ絶縁膜
    および前記上部電極からなるキャパシタと隔てられた位
    置の前記層間絶縁膜に再度エッチングを行って、第2配
    線溝および第2接続孔を形成する工程を有し、 前記第2配線層を形成する工程において、前記第2配線
    溝および第2接続孔の内部にも配線層を形成する請求項
    9記載の半導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】前記第2配線溝および第2接続孔を形成
    後、前記第2配線層を形成する前に、前記上部電極の表
    面および前記第2配線溝および第2接続孔の内部に、同
    一の導電材料からなる層を成膜し、前記第2配線溝およ
    び第2接続孔の内部にバリアメタル層を形成する工程を
    有する請求項14記載の半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】半導体基板上に第1配線層を形成する工
    程と、 互いにエッチング速度の異なる誘電膜とオフセット絶縁
    膜とを、前記第1配線層上に第1オフセット絶縁膜、第
    1誘電膜、第2オフセット絶縁膜、第2誘電膜および第
    3オフセット絶縁膜の順に積層し、層間絶縁膜を形成す
    る工程と、 接続孔形成部分の前記第3オフセット絶縁膜を除去する
    工程と、 前記第3オフセット絶縁膜をマスクとして前記第2誘電
    膜をエッチングし、接続孔形成部分の前記第2誘電膜を
    除去する工程と、 前記第2誘電膜をマスクとして前記第2オフセット絶縁
    膜をエッチングし、接続孔形成部分の前記第2オフセッ
    ト絶縁膜を除去する工程と、 前記接続孔形成部分を含む、配線溝形成部分の前記第3
    オフセット絶縁膜を除去する工程と、 前記第3オフセット絶縁膜をマスクとして前記第2誘電
    膜をエッチングしながら、前記第2オフセット絶縁膜を
    マスクとして前記第1誘電膜をエッチングすることによ
    り、前記第2誘電膜に配線溝を形成し、かつ、接続孔形
    成部分の前記第1誘電膜を除去する工程と、 前記第1誘電膜をマスクとして前記第1オフセット絶縁
    膜をエッチングし、前記第1配線層の表面に達する接続
    孔を形成する工程と、 前記配線溝および前記接続孔の内部を被覆するように、
    第1金属層からなる下部電極を形成する工程と、 前記下部電極の表面に前記第1および第2誘電膜よりも
    高誘電率であるキャパシタ絶縁膜を形成する工程と、 前記キャパシタ絶縁膜の表面に第2金属層からなる上部
    電極を形成する工程と、 前記上部電極の表面、かつ前記配線溝および前記接続孔
    の内部に第2配線層を形成する工程とを有する半導体装
    置の製造方法。
  17. 【請求項17】前記第2配線層を形成する工程は、前記
    配線溝および前記接続孔の内部および前記層間絶縁膜上
    に、導電体層を形成する工程と、 前記導電体層に化学的機械研磨を行い、前記配線溝およ
    び前記接続孔の内部に前記導電体層を残して、前記層間
    絶縁膜上の前記導電体層を除去する工程とを有する請求
    項16記載の半導体装置の製造方法。
  18. 【請求項18】前記上部電極を形成後、前記第2配線層
    を形成する前に、前記下部電極、前記キャパシタ絶縁膜
    および前記上部電極からなるキャパシタと隔てられた位
    置の前記層間絶縁膜に再度エッチングを行って、第2配
    線溝および第2接続孔を形成する工程を有し、 前記第2配線層を形成する工程において、前記第2配線
    溝および第2接続孔の内部にも配線層を形成する請求項
    16記載の半導体装置の製造方法。
  19. 【請求項19】前記第2配線溝および第2接続孔を形成
    後、前記第2配線層を形成する前に、前記上部電極の表
    面および前記第2配線溝および第2接続孔の内部に、同
    一の導電材料からなる層を成膜し、前記第2配線溝およ
    び第2接続孔の内部にバリアメタル層を形成する工程を
    有する請求項18記載の半導体装置の製造方法。
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