JP2001176982A - トランジスタのバイアス回路 - Google Patents

トランジスタのバイアス回路

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JP2001176982A JP35447699A JP35447699A JP2001176982A JP 2001176982 A JP2001176982 A JP 2001176982A JP 35447699 A JP35447699 A JP 35447699A JP 35447699 A JP35447699 A JP 35447699A JP 2001176982 A JP2001176982 A JP 2001176982A
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紀男 細井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】温度上昇による熱暴走を防止し、非線形動作領
域で大きな高周波出力が得られる高周波増幅用バイポー
ラトランジスタのバイアス回路を提供する。 【解決手段】温度補償用バイポーラトランジスタと、そ
のコレクタ側に接続された温度補償抵抗と、電界効果ト
ランジスタと、そのソースに接続されたソース抵抗から
なり、前記バイポーラトランジスタと温度補償抵抗との
接続点を電界効果トランジスタのゲートに接続し、電界
効果トランジスタのソースとソース抵抗との接続点から
出力電圧を取り出す2段のトランジスタ回路からなるバ
イアス回路を形成し、高周波増幅用バイポーラトランジ
スタのベース電圧の変化が、前記電界効果トランジスタ
のゲート・ソース間電圧の変化として入力されるように
して温度上昇による熱暴走を防止し、同時に非線形動作
領域で大きな高周波出力が得られる高周波電力増幅用バ
イポーラトランジスタのバイアス回路を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトランジスタのバイ
アス回路に係り、特に高周波電力増幅用バイポートラン
ジスタのベースバイアス回路に使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来のバイポーラトランジスタのベース
バイアス回路の構成について、図を用いて説明する。図
10に示す従来のベースバイアス回路5は、直列に接続
された温度補償ダイオードDiと温度補償抵抗Rからな
り、温度補償ダイオードDiのカソードは接地され、そ
のアノードと温度補償抵抗Rの一方の端子とは互いに接
続され、温度補償抵抗Rの他方の端子には基準電圧Vre
fが印加される。
【0003】温度補償ダイオードDiと温度補償抵抗R
との接続点からベースバイアス回路5の出力電圧Vout
が取り出され、図10の右側に示す高周波電力増幅用バ
イポーラトランジスタQのベース電圧Vbとベース電流
Ibとを供給する。
【0004】このバイポーラトランジスタQのエミッタ
は接地され、コレクタにはコレクタ電圧Vcが印加され
る。ベースには結合容量Cを介して高周波信号RFinが
入力され、この高周波信号RFinによりバイポーラトラ
ンジスタQのベース電流Ibを変調する。
【0005】高周波変調されたベース電流Ibは、前記
高周波電力増幅用バイポーラトランジスタQで電流増幅
され、コレクタ電流Icを大振幅で変調する。この高周
波変調されたコレクタ電流Icを介して高周波信号が出
力される。高周波信号を出力するための具体的な出力回
路の構成は本発明に直接関連しないので、図10では省
略されている。
【0006】次に、図10に示すバイアス回路5の動作
について説明する。ここで、従来から問題になっていた
高周波電力増幅用バイポーラトランジスタの熱暴走と、
その対策について述べる。バイポーラトランジスタを用
いて高出力の高周波信号を得るためには、コレクタ電流
を大としなければならないが、コレクタ電流が大であれ
ばコレクタ損失によりバイポーラトランジスタの温度が
上昇する。一方バイポーラトランジスタのコレクタ電流
は、温度が上昇すれば増加するので、温度によるコレク
タ電流の増加は、バイポーラトランジスタの温度をさら
に上昇させ、コレクタ電流が異常に上昇して熱暴走に至
ることがある。
【0007】図10に示す従来のバイアス回路は、温度
補償抵抗Rと温度補償ダイオードDiを用いて、温度上
昇による高周波電力増幅用バイポーラトランジスタQの
コレクタ電流Icの増加を抑制しようとするものであ
る。温度補償ダイオードDiの電流電圧特性における順
方向の立上がりは、温度上昇と共に低電圧側にシフトす
るので、その等価抵抗Rdiは温度の上昇と共に低下す
る。
【0008】一方、バイアス回路5の出力電圧Vout
は、基準電圧Vrefを温度補償抵抗Rと温度補償ダイオ
ードDiの等価抵抗Rdiとを用いて分圧することにより
得られるので、前記出力電圧Voutは温度上昇と共に低
下する。この出力電圧Voutの低下により、バイポーラ
トランジスタQのベース電圧Vbが低下し、ベース電流
Ibの減少を通じて温度上昇によるコレクタ電流Icの増
加が抑制される。
【0009】このように、熱暴走の防止を目的として、
バイポーラトランジスタのバイアス回路に温度補償ダイ
オードDiを挿入し、温度上昇によるコレクタ電流Icの
増加を抑制する方法が従来から用いられてきた。しかし
この方法は、熱暴走の防止に対しては有効であるが、温
度補償抵抗Rを挿入したため、高周波電力増幅用バイポ
ーラトランジスタQの性能としてもっとも重要な、高周
波信号RFinの入力電力Pinに対する高周波信号の出力
電力Poutの伸びが低下するという重大な問題を生じて
いた。
【0010】高周波信号RFinを入力し、高周波電力増
幅用バイポーラトランジスタQを非線形領域で動作させ
れば、バイポーラトランジスタQの内部を流れる高周波
電流が一種の整流作用を受け、結果としてベース電流I
bを増加させる。このベース電流Ibの増加はコレクタ電
流Icを増加させ、高周波電力増幅用バイポーラトラン
ジスタQの非線形性による出力飽和を軽減し、高周波信
号の出力電力Poutが増加するという、高周波電力増幅
器として極めて望ましい効果が得られる。
【0011】しかし、図10に示すバイアス回路5が接
続されれば、高周波電力増幅用バイポーラトランジスタ
Qの非線形領域における動作で生じたベース電流Ibの
増加が温度補償抵抗Rを流れる電流Irを増加させ、バ
イアス回路5の出力電圧Voutと高周波電力増幅用バイ
ポーラトランジスタQのベース電圧Vbを下降させるこ
とになり、非線形領域の動作による高周波信号の出力電
力Poutの増加の作用が打ち消されるという問題点を生
じていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の高周波電力増幅用バイポーラトランジスタのバイアス
回路は、温度上昇による熱暴走の防止に対しては有効で
あるが、一方、非線形領域での動作において、高周波電
力増幅用バイポーラトランジスタが示す一種の整流作用
に基づく高周波信号の出力電力の伸びが打ち消されると
いう、高周波電力増幅器として見過ごすことのできない
重大な問題点が含まれていた。
【0013】本発明は上記の問題点を解決すべくなされ
たもので、温度上昇による熱暴走を防止すると同時に、
非線形動作領域での高周波信号の出力電力の伸びが打ち
消されることのない、高周波電力増幅用バイポーラトラ
ンジスタのバイアス回路を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のトランジスタの
バイアス回路は、高周波電力増幅用バイポーラトランジ
スタを非線形領域で動作させる際、高周波信号入力時に
おけるベース電流の増加を打ち消すことなく温度補償を
行うことが可能な回路を具備することを特徴とする。
【0015】具体的には本発明のトランジスタのバイア
ス回路は、第1、第2のトランジスタと、第1、第2の
抵抗とを備え、前記第1のトランジスタはバイポーラト
ランジスタであり、前記第2のトランジスタは電界効果
トランジスタであって、前記バイポーラトランジスタの
エミッタは接地され、前記バイポーラトランジスタのコ
レクタとベースは互いに接続され、このコレクタとベー
スとの接続点は前記第1の抵抗の一方の端子に接続さ
れ、前記第1の抵抗の他方の端子には制御電圧が印加さ
れ、前記コレクタとベースとの接続点は前記電界効果ト
ランジスタのゲートに接続され、前記電界効果トランジ
スタのソースは前記第2の抵抗の一方の端子に接続さ
れ、前記第2の抵抗の他方の端子は接地され、前記電界
効果トランジスタのドレインには基準電圧が印加され、
この電界効果トランジスタのソースと前記第2の抵抗の
一方の端子との接続点からバイアス電圧が出力されるこ
とを特徴とする。
【0016】また、前記トランジスタのバイアス回路
は、前記第1のトランジスタがダイオードに置き換えら
れ、このダイオードのカソードは接地され、前記ダイオ
ードのアノードは前記第1の抵抗の一方の端子に接続さ
れ、前記第1の抵抗の他方の端子には前記制御電圧が印
加され、前記ダイオードのアノードと前記第1の抵抗の
一方の端子との接続点は前記前記電界効果トランジスタ
のゲートに接続されることを特徴とする。
【0017】また、前記トランジスタのバイアス回路
は、前記第2のトランジスタがバイポーラトランジスタ
に置き換えられ、前記第2のトランジスタをなすバイポ
ーラトランジスタのエミッタは前記第2の抵抗の一方の
端子に接続され、前記第2の抵抗の他方の端子は接地さ
れ、前記第2のトランジスタをなすバイポーラトランジ
スタのコレクタには前記基準電圧が印加され、前記第2
のトランジスタをなすバイポーラトランジスタのベース
は前記第1のトランジスタをなすバイポーラトランジス
タの前記コレクタとベースとの接続点に接続されること
を特徴とする。
【0018】また本発明のトランジスタのバイアス回路
は、ダイオードと、バイポーラトランジスタと、第1、
第2の抵抗とを備え、前記ダイオードのカソードは接地
され、前記ダイオードのアノードは前記第1の抵抗の一
方の端子に接続され、前記第1の抵抗の他方の端子には
制御電圧が印加され、前記ダイオードのアノードと前記
第1の抵抗との接続点は前記バイポーラトランジスタの
ベースに接続され、前記バイポーラトランジスタのエミ
ッタは前記第2の抵抗の一方の端子に接続され、前記第
2の抵抗の他方の端子は接地され、前記バイポーラトラ
ンジスタのコレクタには基準電圧が印加され、前記バイ
ポーラトランジスタのエミッタと前記第2の抵抗の一方
の端子との接続点からバイアス電圧が出力されることを
特徴とする。
【0019】好ましくは、前記トランジスタのバイアス
回路は、前記電界効果トランジスタが、デプレッション
型電界効果トランジスタであることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
高周波電力増幅用バイポーラトランジスタのバイアス回
路の構成を示す図である。図1に示す本発明のバイアス
回路1は、温度補償バイポーラトランジスタQ1と、温
度補償抵抗R1と、電界効果トランジスタQ2と、電界効
果トランジスタQ2のソースバイアス抵抗R2から構成さ
れる。
【0022】温度補償バイポーラトランジスタQ1のエ
ミッタは接地され、ベースとコレクタは温度補償抵抗R
1の一方の端子に接続され、温度補償抵抗R1の他方の端
子には制御電圧Vref1が印加される。温度補償バイポー
ラトランジスタQ1のベース及びコレクタと温度補償抵
抗R1の一方の端子との接続点は、電界効果トランジス
タQ2のゲートに接続され、電界効果トランジスタQ2の
ソースはソースバイアス抵抗R2を介して接地される。
【0023】電界効果トランジスタQ2のドレインには
基準電圧Vref2が印加され、電界効果トランジスタのソ
ースとソースバイアス抵抗R2との接続点から、バイア
ス回路1の出力電圧Voutが取り出される。出力電圧Vo
utは図1の右側に示す高周波電力増幅用バイポーラトラ
ンジスタQのベースに接続され、ベース電圧Vbとベー
ス電流Ibとを供給する。高周波電力増幅用バイポーラ
トランジスタQの回路構成は、先に述べた図10と同様
であるから説明を省略する。次に、図1に示す本発明の
バイアス回路1の動作を説明する。
【0024】バイアス回路1の温度補償抵抗R1を流れ
る電流をI1、温度補償バイポーラトランジスタQ1のベ
ース電流をI2、コレクタ電流をI3、電界効果トランジ
スタのドレイン電流をI4、ソースバイアス抵抗R2の電
流をI5とする。
【0025】高周波電力増幅用バイポーラトランジスタ
Qの電流増幅率をβとすれば、そのベース電流Ibとコ
レクタ電流Icとの間には、Ib=Ic/βの関係があ
る。また、ベース電圧Vbはベース電流Ibを流すためベ
ースに加える電圧であり、これらは、いづれも外部回路
構成によらず高周波電力増幅用バイポーラトランジスタ
Qの特性のみに依存する量として定められる。
【0026】また、高周波電力増幅用バイポーラトラン
ジスタQのベース・エミッタ間抵抗をRbeとし、電界効
果トランジスタQ2のドレイン・ソース間抵抗をRdsと
すれば、バイアス回路1の出力電圧Voutを高周波電力
増幅用バイポーラトランジスタQのベース電圧Vbと等
しくするためには、ソースバイアス抵抗R2及びベース
・エミッタ間抵抗Rbeからなる並列抵抗と、ドレイン・
ソース間抵抗Rdsからなる抵抗分圧回路とを用いて、基
準電圧Vref2を分圧すればよい。
【0027】バイアス回路1の出力電圧Voutは、制御
電圧Vref1である程度制御することが可能であるから、
Rbe>>R2なるようにすれば、ドレイン・ソース間抵
抗Rdsとソース抵抗R2のみでVoutとVbとを等しくす
るための抵抗分圧比を決定することができる。
【0028】高周波信号RFinを入力し、バイアス回路
1を用いて高周波電力増幅用バイポーラトランジスタQ
を非線形領域で動作させれば、電界効果トランジスタQ
2のゲート・ソース間電圧Vgs、及び、ドレイン・ソー
ス間電圧Vdsも入力信号レベルに応じて変化するので、
高周波電力増幅用バイポーラトランジスタQにベース電
流を供給する電界効果トランジスタQ2の作用を一定に
するためには、電界効果トランジスタQ2の動作点を電
流飽和領域の深いところ(動作点が多少変化してもドレ
イン・ソース間抵抗Rdsが変化しない位置)に設定しな
ければならない。また、電界効果トランジスタQ2の電
流供給能力は、非線形領域において高周波電力増幅用バ
イポーラトランジスタQに流れるベース電流を供給する
に十分なゲート幅が必要であることはいうまでもない。
【0029】温度補償バイポーラトランジスタQ1の温
度特性は、高周波電力増幅用バイポーラトランジスタQ
の温度特性と等しくし、電界効果トランジスタQ2のゲ
ート電圧Vg=Vgs+Vbを電流飽和領域の深い位置に設
定する。このゲート電圧Vgの設定は、温度補償抵抗R1
と温度補償バイポーラトランジスタQ1のコレクタ・エ
ミッタ間抵抗Rce1とを用いて、制御電圧Vref1を抵抗
分割することにより行う。このとき、電界効果トランジ
スタQ2としてデプレッション型電界効果トランジスタ
を用いれば、制御電圧Vref1を0VからVbまでの低い
電圧範囲に設定することができる利点がある。第1の実
施の形態におけるバイアス回路1の動作は次のとおりで
ある。
【0030】先に図10において、高周波電力増幅用バ
イポーラトランジスタQの非線形領域における動作で生
じたベース電流Ibの増加が、温度補償抵抗Rを流れる
電流Irを増加させ、このためベース電圧Vbが低下し、
非線形領域における動作で生じたベース電流Ibの増加
が打ち消されることを説明した。
【0031】しかし、図1に示す本発明のバイアス回路
1を用いれば、前記ベース電流Ibの増加が電界効果ト
ランジスタQ2のドレイン・ソース間抵抗Rdsを流れる
電流I4を増加させ、このためベース電圧Vbが下降し、
非線形領域における動作で生じたベース電流Ibの増加
が打ち消されようとすれば、このベース電圧Vb(=Vo
ut)の下降により電界効果トランジスタQ2のゲート・
ソース間電圧Vgsが大となり、ドレイン電流I4が増加
し、このドレイン電流I4の増加が、打ち消されようと
したベース電流Ibを補うように作用するので、非線形
領域における動作で生じたベース電流Ibの増加がドレ
イン・ソース間抵抗Rdsにより打ち消される現象を回避
することができる。
【0032】また、温度が上昇すれば、高周波電力増幅
用バイポーラトランジスタQのベース電流Ib、コレク
タ電流Icが増加し、熱暴走の危険性を生じる。しかし
このとき、図1に示す温度補償バイポーラトランジスタ
Q1のベース電流I2、及びコレクタ電流I3も同様に増
加するので、温度補償抵抗R1を流れる電流I1が増加す
る。したがって、電界効果トランジスタQ2のゲート電
圧Vgが低下し、ドレイン電流I4が減少する。このドレ
イン電流I4の減少が高周波電力増幅用バイポーラトラ
ンジスタQのベース電流Ibを減少させ、前記温度上昇
によるIbの増加を抑制し、コレクタ電流Icの増加によ
る高周波電力増幅用バイポーラトランジスタQの熱暴走
を防止することができる。
【0033】次に図2を用いて本発明の第2の実施の形
態について説明する。第2の実施の形態におけるバイア
ス回路2は、第1の実施の形態におけるバイアス回路1
の温度補償バイポーラトランジスタQ1を、温度補償ダ
イオードDiに置き換えることにより得られる。第2の
実施の形態のバイアス回路2の動作は次のとおりであ
る。
【0034】第1の実施の形態と同様に、高周波電力増
幅用バイポーラトランジスタQの非線形領域での動作で
生じたベース電流Ibの増加が、電界効果トランジスタ
Q2のドレイン・ソース間抵抗Rdsを流れる電流I4の増
加を通じてベース電圧Vbを低下させ、非線形領域にお
ける動作で生じたベース電流Ibの増加が打ち消されよ
うとすれば、電界効果トランジスタQ2のゲート・ソー
ス間電圧Vgsが大となってドレイン電流I4が増加し、
ベース電流Ibを補うように作用するので、非線形領域
における動作で生じたベース電流Ibの増加が打ち消さ
れる現象を回避することができる。
【0035】温度が上昇すれば、温度補償ダイオードD
iの等価抵抗Rdiが減少し、電界効果トランジスタQ2の
ゲート電圧Vg が低下するので、電界効果トランジスタ
Q2のドレイン電流I4が減少する。このドレイン電流I
4の減少が高周波電力増幅用バイポーラトランジスタQ
のベース電流Ibを減少させ、前記温度上昇によるIbの
増加が抑制されるので、温度上昇で生じたコレクタ電流
Icの増加による高周波電力増幅用バイポーラトランジ
スタQの熱暴走を防止することができる。
【0036】次に、図3を用いて本発明の第3の実施の
形態について説明する。第3の実施の形態におけるバイ
アス回路3は、第1の実施の形態におけるバイアス回路
1の電界効果トランジスタQ2をバイポーラトランジス
タQ2に置き換えることにより得られる。第3の実施の
形態のバイアス回路3の動作は次のとおりである。
【0037】高周波電力増幅用バイポーラトランジスタ
Qの非線形領域における動作でのベース電流Ibの増加
が、バイポーラトランジスタQ2のコレクタ・エミッタ
間抵抗Rce2を流れるコレクタ電流I4を増加させ、この
ためベース電圧Vbを低下させ、前記非線形領域におけ
る動作で生じたベース電流Ibの増加が打ち消されよう
とすれば、このベース電圧Vbの低下によりバイポーラ
トランジスタQ2のベース・エミッタ間電圧Vbe2が大と
なり、コレクタ電流I4が増加し、打ち消されようとし
たベース電流Ibを補うように作用するので、非線形領
域における動作で生じたベース電流Ibの増加がコレク
タ・エミッタ間抵抗Rce2により打ち消される現象を回
避することができる。
【0038】また、温度が上昇すれば、温度補償バイポ
ーラトランジスタQ1のベース電流I2、コレクタ電流I
3が増加するので、温度補償抵抗R1を流れる電流I1が
増加する。したがって、バイポーラトランジスタQ2の
ベース電圧Vb2が低下し、ベース・エミッタ間電圧Vbe
2が小となり、バイポーラトランジスタQ2のコレクタ電
流I4が減少する。このドレイン電流I4の減少が温度上
昇による高周波電力増幅用バイポーラトランジスタQの
ベース電流Ibを減少させ、熱暴走を防止することがで
きる。
【0039】第3の実施の形態において、高周波電力増
幅用バイポーラトランジスタQと温度補償バイポーラト
ランジスタQ1は、温度特性がほぼ等しいものを用いる
必要がある。このため、図3に示す回路を動作させる条
件として、バイポーラトランジスタQ2は、Q、Q1に比
べてエミッタ・ベース間接合のビルトイン電圧の小さい
ものを用いなければならない。
【0040】例えば、Q、Q1としてシリコンバイポー
ラトランジスタを用いたとすれば、Q2はシリコンとは
材料物性の異なるヘテロバイポーラトランジスタとし、
エミッタ・ベース間接合のビルトイン電圧が小さくなる
ように材料を選択すればよい。もしQ、Q1、Q2として
いづれもシリコンバイポーラトランジスタを用いるので
あれば、図3に示す回路において、Q1のベース、コレ
クタ、エミッタの少なくともいづれか1つに抵抗を挿入
しなければならない。
【0041】次に、図4を用いて本発明の第4の実施の
形態について説明する。第4の実施の形態におけるバイ
アス回路4は、第1の実施の形態におけるバイアス回路
1の電界効果トランジスタQ2をバイポーラトランジス
タQ2に置き換え、かつ温度補償バイポーラトランジス
タQ1を、温度補償ダイオードDiに置き換えることによ
り得られる。第4の実施の形態のバイアス回路4の動作
は、次のとおりである。
【0042】第3の実施の形態と同様に、高周波電力増
幅用バイポーラトランジスタQの非線形領域における動
作で生じるベース電流Ibの増加が、バイポーラトラン
ジスタQ2のコレクタ・エミッタ間抵抗Rce2を流れるコ
レクタ電流I4を増加させ、このためベース電圧Vbを低
下させ、前記非線形領域における動作で生じたベース電
流Ibの増加を打ち消そうとすれば、このベース電圧Vb
の低下によりバイポーラトランジスタQ2のベース・エ
ミッタ間電圧Vbe2が大となり、コレクタ電流I4が増加
し、打ち消されようとしたベース電流Ibを補うように
作用するので、非線形領域における動作で生じたベース
電流Ibの増加を打ち消す現象を回避することができ
る。
【0043】また、温度が上昇すれば温度補償ダイオー
ドDiの等価抵抗Rdiが減少し、バイポーラトランジス
タQ2のゲート電圧Vb2が低下し、そのベース・エミッ
タ間電圧Vbe2が小となるので、バイポーラトランジス
タQ2のコレクタ電流I4が減少する。このコレクタ電流
I4の減少が高周波電力増幅用バイポーラトランジスタ
Qのベース電流Ibを減少させるので、前記温度上昇に
よるIbの増加が抑制され、したがって、コレクタ電流
Icの増加による高周波電力増幅用バイポーラトランジ
スタQの熱暴走を防止することができる。
【0044】第4の実施の形態において、高周波電力増
幅用バイポーラトランジスタQと温度補償ダイオードD
iは、温度特性がほぼ等しいものを用いる必要がある。
このため、図4に示す回路を動作させる条件として、バ
イポーラトランジスタQ2のエミッタ・ベース間接合の
ビルトイン電圧は、高周波電力増幅用バイポーラトラン
ジスタQのエミッタ・ベース間接合、および温度補償ダ
イオードDiの接合のビルトイン電圧に比べて小さくな
ければならない。
【0045】例えば、Q、Diとして、それぞれシリコ
ンバイポーラトランジスタ、およびシリコンダイオード
を用いたとすれば、Q2はシリコンとは材料物性の異な
るヘテロバイポーラトランジスタとし、エミッタ・ベー
ス間接合のビルトイン電圧が小さくなるように材料を選
択すればよい。もしQ、Di、Q2としていづれもシリコ
ンを用いたとすれば、図4に示す回路において、Diの
アノード、カソードのいづれかに抵抗を挿入しなければ
ならない。
【0046】次に、図5乃至図9を用いて本発明の第5
の実施の形態について説明する。第5の実施の形態で
は、第1の実施の形態におけるバイアス回路1の出力電
圧Voutをベース電圧Vbとして印加した場合の高周波電
力増幅用トランジスタQの動作特性と、前記ベース電圧
Vbを定電圧にした場合の動作特性と、前記ベース電圧
Vbとして従来のバイアス回路5の出力電圧Voutを印加
した場合の動作特性とを互いに比較して説明する。第2
乃至第4の実施の形態の動作特性については、定性的に
は第1の実施の形態の動作特性と同様であるから、詳細
な説明を省略する。
【0047】高周波増幅用トランジスタQの入力電力P
inに対するベース電圧Vbの依存性を図5に示す。以
下、図5乃至図9において、測定に用いた周波数はいず
れも1.8GHzである。横軸の入力電力は対数スケー
ルで表示された入力電力Pinの値である。例えば、横軸
の数字10は10mW、20は100mW、30は1W
を示す。0℃、120℃、180℃における測定結果が
それぞれ実線、1点鎖線、及び破線で示されている。角
印はベース電圧Vbが定電圧源に接続された場合、丸印
はベース電圧Vbが図10に示す従来のバイアス回路5
に接続された場合、三角印はベース電圧Vbが図1に示
す本発明のバイアス回路1に接続された場合の測定結果
を示す。
【0048】横軸の数値が15までは、いずれの場合も
ベース電圧Vbは入力電力Pinによらず一定であるが、
横軸の数値が15乃至20を越えれば、従来例のベース
電圧Vbは、入力電力Pinの増加と共に大幅に低下し、
温度補償抵抗RによるVb低下の影響が大きいことが示
される。これに対して本発明の場合には、ベース電圧V
bの低下は小さく、ほぼ定電圧源に接続された場合に近
い結果が得られる。
【0049】このことから、第1の実施の形態で述べた
ように、図1に示すバイアス回路1を用いれば、電界効
果トランジスタQ2の作用により、高周波電力増幅用ト
ランジスタQの非線形領域における動作でのベース電圧
Vb の低下が回避されることがわかる。
【0050】次に、高周波電力増幅用トランジスタQの
ベース電流Ibの、高周波信号の入力電力Pinに対する
依存性を図6に示す。0℃、及び180℃における測定
結果が実線と破線で示されている。図5において説明し
たVbの低下に対応して、従来例の場合には、非線形領
域における動作で生じるベース電流Ibの増加が打ち消
されるが、本発明の場合には、電界効果トランジスタQ
2の作用により、高周波電力増幅用トランジスタQの非
線形領域における動作で生じるベース電圧Ibの増加
は、ほぼ定電圧源に接続した場合に近い値に接近するこ
とがわかる。
【0051】次に、高周波信号の出力電力Poutの入力
電力Pinに対する依存性を図7に示す。測定温度は全て
室温である。図5及び図6の結果に対応して、従来例で
は、非線形領域の動作において、入力電力Pinに対する
出力電力Poutの伸びが抑制されるが、本発明の場合に
は、ほぼ定電圧源に接続した場合に近い値まで出力電力
Poutの値が接近することがわかる。
【0052】次に、図8及び図9を用いて本発明のバイ
アス回路1の高周波電力増幅用トランジスタQに対する
熱暴走防止の効果を説明する。図8にベース電流Ibの
温度依存性を示す。測定のパラメータは入力電力Pinで
あり、図6に対応してベース電流Ibが入力電力Pinと
共に増加する傾向を読み取ることができる。
【0053】本発明のバイアス回路1を用いれば、入力
電力Pinを大とすれば、ほぼ定電圧の場合に近いベース
電流Ibが得られるが、その温度による増加の程度は定
電圧の場合に比べて小さく、熱暴走が抑制されることが
わかる。従来例では、温度特性は平坦であり熱暴走の抑
制効果は大きいが、ベース電流Ibの値が小さく、非線
形領域の動作におけるベース電流Ibの増加が打ち消さ
れることがわかる。
【0054】図9にコレクタ電流Icの温度依存性を示
す。先に説明したように、コレクタ電流Icの温度変化
はベース電流Ibに比べて、より直接的に高周波電力増
幅用トランジスタQの熱暴走に影響を与える。ベース電
圧が定電圧源に接続された場合には、コレクタ電流Ic
が温度と共に顕著に増加するので熱暴走の危険性が高い
が、本発明の場合には、従来例に近いコレクタ電流Ic
のゆるやかな温度依存性が得られるので熱暴走を生じる
恐れがない。
【0055】なお、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れることはない。例えば前記第1、第2の実施の形態に
おいて、電界効果トランジスタQ2として、デプレッシ
ョン型電界効果トランジスタを用いる場合について説明
したが、必ずしもこれに限定されるものではない、制御
電圧Vref1の値を高く設定すれば、エンハンスメント型
電界効果トランジスタでも同様に用いることができる。
【0056】また、図1、図2において、電界効果トラ
ンジスタQ2をMESFET(Metal-Semiconductor Fiel
d Effect Transistor)として図示したが、必ずしもME
SFETに限定されるものではない。デプレッション型
又は、エンハンスメント型のMOSFET(Metal-Oxide
Field Effect Transistor) であっても同様に用いるこ
とができる。
【0057】また、前記第3、第4の実施の形態のバイ
ポーラトランジスタQ2として、シリコンバイポーラト
ランジスタを用いたが、必ずしもシリコンバイポーラト
ランジスタに限定されるものではない。化合物半導体材
料からなるHBT(Hetro-Bipolar Transistor) を用い
れば、材料の種類を選定することにより動作電圧を下げ
ることができるので、シリコンバイポーラトランジスタ
に比べて、制御電圧Vref1の値を低くすることができる
利点がある。その他本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形して実施することができる。
【0058】
【発明の効果】上述したように本発明の高周波電力増幅
用トランジスタのバイアス回路を用いれば、高周波信号
の入力時における高周波電力増幅用トランジスタの非線
形領域での動作におけるベース電流の増加が打ち消され
ずに、ベース電流及びコレクタ電流の温度補償を行うこ
とができるので、温度上昇による高周波電力増幅用トラ
ンジスタの熱暴走を防止すると同時に、非線形領域での
動作において、高周波信号の出力電力の伸びが大きい高
周波電力増幅用バイポーラトランジスタのベース電圧の
バイアス回路を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るバイアス回路
の構成を示す図。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係るバイアス回路
の構成を示す図。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係るバイアス回路
の構成を示す図。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係るバイアス回路
の構成を示す図
【図5】ベース電圧Vb の高周波入力電力Pinに対する
依存性を示す図。
【図6】ベース電流Ib の高周波入力電力Pinに対する
依存性を示す図。
【図7】高周波出力電力Poutの高周波入力電力Pinに
対する依存性を示す図。
【図8】ベース電流Ibの温度依存性を示す図。
【図9】コレクタ電流Icの温度依存性を示す図。
【図10】従来のバイアス回路の構成を示す図。
【符号の説明】
1…第1の実施の形態におけるバイアス回路 2…第2の実施の形態におけるバイアス回路 3…第3の実施の形態におけるバイアス回路 4…第4の実施の形態におけるバイアス回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 寛之 神奈川県川崎市川崎区駅前本町25番地1 東芝マイクロエレクトロニクス株式会社内 Fターム(参考) 5F038 AZ08 BH02 BH04 BH06 BH07 BH16 CA08 DF20 EZ20 5F048 AA00 AA07 AB10 AC02 AC07 AC10 CC01 CC06 CC08 CC10 5F082 AA04 AA40 BC01 BC09 BC11 BC13 BC15 FA16 FA20 GA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1、第2のトランジスタと、第1、第
    2の抵抗とを備え、 前記第1のトランジスタはバイポーラトランジスタであ
    り、前記第2のトランジスタは電界効果トランジスタで
    あって、 前記バイポーラトランジスタのエミッタは接地され、 前記バイポーラトランジスタのコレクタとベースは互い
    に接続され、 このコレクタとベースとの接続点は前記第1の抵抗の一
    方の端子に接続され、 前記第1の抵抗の他方の端子には制御電圧が印加され、 前記コレクタとベースとの接続点は前記電界効果トラン
    ジスタのゲートに接続され、 前記電界効果トランジスタのソースは前記第2の抵抗の
    一方の端子に接続され、 前記第2の抵抗の他方の端子は接地され、 前記電界効果トランジスタのドレインには基準電圧が印
    加され、 この電界効果トランジスタのソースと前記第2の抵抗の
    一方の端子との接続点からバイアス電圧が出力されるこ
    とを特徴とするトランジスタのバイアス回路。
  2. 【請求項2】 前記第1のトランジスタはダイオードに
    置き換えられ、 このダイオードのカソードは接地され、 前記ダイオードのアノードは前記第1の抵抗の一方の端
    子に接続され、 前記第1の抵抗の他方の端子には前記制御電圧が印加さ
    れ、 前記ダイオードのアノードと前記第1の抵抗の一方の端
    子との接続点は前記電界効果トランジスタのゲートに接
    続されることを特徴とする請求項1記載のトランジスタ
    のバイアス回路。
  3. 【請求項3】 前記第2のトランジスタはバイポーラト
    ランジスタに置き換えられ、 前記第2のトランジスタをなすバイポーラトランジスタ
    のエミッタは前記第2の抵抗の一方の端子に接続され、 前記第2の抵抗の他方の端子は接地され、 前記第2のトランジスタをなすバイポーラトランジスタ
    のコレクタには前記基準電圧が印加され、 前記第2のトランジスタをなすバイポーラトランジスタ
    のベースは前記第1のトランジスタをなすバイポーラト
    ランジスタの前記コレクタとベースとの接続点に接続さ
    れることを特徴とする請求項1記載のトランジスタのバ
    イアス回路。
  4. 【請求項4】 ダイオードと、バイポーラトランジスタ
    と、第1、第2の抵抗とを備え、 前記ダイオードのカソードは接地され、 前記ダイオードのアノードは前記第1の抵抗の一方の端
    子に接続され、 前記第1の抵抗の他方の端子には制御電圧が印加され、 前記ダイオードのアノードと前記第1の抵抗との接続点
    は前記バイポーラトランジスタのベースに接続され、 前記バイポーラトランジスタのエミッタは前記第2の抵
    抗の一方の端子に接続され、 前記第2の抵抗の他方の端子は接地され、 前記バイポーラトランジスタのコレクタには基準電圧が
    印加され、 前記バイポーラトランジスタのエミッタと前記第2の抵
    抗の一方の端子との接続点からバイアス電圧が出力され
    ることを特徴とするトランジスタのバイアス回路。
  5. 【請求項5】 前記電界効果トランジスタは、デプレッ
    ション型電界効果トランジスタであることを特徴とする
    請求項1、2のいずれか1つに記載のトランジスタのバ
    イアス回路。
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