JP2001176689A - 蛍光灯制御装置 - Google Patents

蛍光灯制御装置

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JP2001176689A
JP2001176689A JP35604399A JP35604399A JP2001176689A JP 2001176689 A JP2001176689 A JP 2001176689A JP 35604399 A JP35604399 A JP 35604399A JP 35604399 A JP35604399 A JP 35604399A JP 2001176689 A JP2001176689 A JP 2001176689A
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fluorescent lamp
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waveform
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Moriyuki Ohata
盛幸 大畠
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SI ELECTRONICS KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高力率を実現できると共に入力電流高調波成
分を低減でき、然も、大幅にコストを低減することがで
きる蛍光灯制御装置を提供する。 【解決手段】 蛍光灯制御装置10は、蛍光灯26両端
のフィラメント28、28間に接続されるコンデンサC
F及びフィラメント28に直列に接続されるチョークコ
イル24とを具備して成る負荷回路19を設ける。商用
電源ACを全波整流する整流装置12と、発振回路18
と、この発振回路18の出力周波数に基づいた周波数の
電圧を整流装置12より負荷回路19に印加するための
スイッチング素子FET1、FET2とを設ける。整流
装置の出力電圧を監視し、出力電圧波形の瞬時値が低下
する領域において、発振回路18の出力周波数を上げる
監視回路(入力電圧監視回路ブロック20)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発振回路を用いて
蛍光灯を点灯させる蛍光灯制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種の蛍光灯制御装置はコンデン
サインプットタイプのものが知られている。コンデンサ
インプットタイプの蛍光灯制御装置は、蛍光灯の両端に
設けられたフィラメントを介し、蛍光灯と並列にコンデ
ンサが接続されると共に、フィラメントを介し蛍光灯に
直列にチョークコイルが接続されている。そして、平滑
コンデンサが設けられた整流回路で整流された電力によ
ってフィラメントが予熟された後、両フィラメント間に
発生した自由電子を電圧共振により、蛍光管に高電圧を
印加し、蛍光灯を点灯させていた。即ち、図5は一般的
な蛍光灯制御装置100であり、交流電源ACに整流平
滑回路101と、高周波変換回路102と、蛍光灯点灯
回路103とが順次接続され、これによって、蛍光灯点
灯回路103に接続された蛍光灯26を点灯できるよう
に構成されている。
【0003】一方、各種電子・電気機器を電力系統に接
続するとき、機器の電源入力の整流装置、位相制御回
路、又は、部品の非線形負荷回路などによって、入力電
流が電源周波数(50Hz/60Hz)の正弦波でない
ために入力電流高調波が発生していた。また、近年の電
気製品の整流方法でコンデンサインプットタイプのもの
は、接続された機器の入力電流に多くの入力電流高調波
成分を含んでおり、これによって、電源電圧波形の歪み
(高調波歪み)を引き起こしていた。高調波歪みが発生
すると進相コンデンサやトランスの過熱、焼損、或い
は、異音の発生、制御機器の誤動作などの発生が生じる
と共に、寿命の劣化などの支障があった。
【0004】前記、コンデンサインプットタイプの整流
平滑回路101(図6)はブリッジ型の整流ダイオード
D100の出力側に平滑コンデンサ(電解コンデンサ)
C101が設けられたもので、入力正弦波のピーク時に
のみ平滑コンデンサへC101充電電流が流れるため、
図7に示す如き入力電圧V101に対して入力電流A1
01波形の導通角が狭く、力率の低下として把握されて
いる。該コンデンサインプットタイプの入力電流A10
1の入力電流高調波が増えると、同じ電源系統に接続さ
れている他の機器に障害を与え社会問題にまで発展して
きている。
【0005】そこで、電気機器・電子機器などに障害が
発生するのを防止するため、政府機関より各電気機器及
び電子安定器などから発生する入力電流高調波成分の規
制値のガイドラインが提示されている。政府機関より掲
示された電子安定器の入力電流高調波成分の規制値は最
も厳しい値であるため、複雑な回路を組み込んで高調波
を低減させているものもあるが、複雑な回路を組むと部
品点数が多くなると共に電子安定器が大きくなってしま
う。このため、電子安定器の製造に多大な手間がかか
り、電子安定器のコストが高騰してしまう。
【0006】そこで、電子安定器のコストを低減すると
共に、高調波歪みを少なくした種々の蛍光灯制御装置が
開発されてきているが、力率を改善し、比較的高調波の
少ない部分平滑方式の整流平滑回路102を図8に示
す。この蛍光灯制御装置は、ブリッジ型の整流ダイオー
ドD101の両出力間に、平滑コンデンサ(電解コンデ
ンサ)C102、チョークコイル103、ダイオードD
102が直列に接続されている。また、チョークコイル
103とダイオードD102の間には整流ダイオードD
103が接続され、この整流ダイオードD103にトラ
ンジスタTR(コレクタ)が接続され、トランジスタT
R(エミッタ)はダイオードD102とブリッジ型の整
流ダイオードD101の接続点に接続されている。
【0007】このように、蛍光灯制御装置100の整流
平滑回路101に部分平滑方式を用いることにより、入
力平滑コンデンサへC102流れる充電電流を入力正弦
波のピーク時だけでなく、入力正弦波のピーク時前後に
幅広く流れるため、図9に示す如き入力電圧V101に
対して入力電流A102波形の導通角を広くして力率を
改善すると共に、入力電流A102波形を正弦波に近づ
け入力電流高調波の発生を低減させていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、力率を
改善し入力電流高調波成分を低減させる部分平滑方式の
蛍光灯制御装置を使用して蛍光灯を点灯させても、第5
入力電流高調波の発生があった。このため、入力電流高
調波を政府機関の厳しい規制値内に入れることができな
い問題があった。
【0009】そこで、高力率で入力電流高調波成分を低
減でき、然も、コストも低減することができる蛍光灯制
御装置の開発が望まれていた。
【0010】本発明は、係る従来技術の課題を解決する
ために成されたものであり、高力率を実現できると共に
入力電流高調波成分を低減でき、然も、大幅にコストを
低減することができる蛍光灯制御装置を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1の発明の
蛍光灯制御装置は、蛍光灯両端のフィラメント間に接続
されるコンデンサ及びフィラメントに直列に接続される
チョークコイルとを具備して成る負荷回路と、商用電源
を全波整流する整流手段と、発振回路と、この発振回路
の出力周波数に基づいた周波数の電圧を整流手段より負
荷回路に印加するためのスイッチング素子とを有した蛍
光灯制御装置であって、整流手段の出力電圧を監視し、
この出力電圧波形の瞬時値が低下する領域において、発
振回路の出力周波数を上げる監視回路を備えたものであ
る。
【0012】また、請求項2の発明の蛍光灯制御装置
は、上記に加えて、整流手段は、全波整流装置と全波整
流素子とを備え、全波整流装置の出力をスイッチング素
子を介して負荷回路に印加すると共に、全波整流素子の
出力を監視回路に印加するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明の蛍光灯制御装置10の
電気回路のブロック図、図2は本発明の蛍光灯制御装置
10を構成する全波整流装置12の拡大図、図3は同図
2の全波整流装置12への入力電圧V1と入力電流A1
を示す図、図4は全波整流装置12の出力波形と、電圧
レベル検出回路21の出力波形と、波形成形回路23の
出力波形と、発振回路13の発振周波数の変化特性との
関係を示す図をそれぞれ示している。尚、各図において
同一符号で示すものは同一のものとする。
【0014】蛍光灯制御装置10は、複数の蛍光灯26
を点灯させる所謂多灯式の蛍光灯制御装置10(電子安
定器とも称す)で、全波整流手段としての全波整流装置
12と、発振回路ブロック13と、入力電圧監視回路ブ
ロック20と、パルストランス14と、高周波出力スイ
ッチング素子FET1、FET2と、負荷回路19と、
全波整流手段としての全波整流素子12Aとから構成さ
れている。図中ACは交流200V、50Hz/60H
zなどの商用電源(以降説明の便宜上交流200V、5
0Hzで説明を行なう)で、この商用電源ACにはノイ
ズフィルター回路11が接続されノイズフィルター回路
11の出力側は全波整流装置12と全波整流素子12A
にそれぞれ接続されている。
【0015】全波整流装置は、図2に示す如き一方の全
波整流装置12を構成するブリッジ型の整流ダイオード
D1と、この整流ダイオードD1の出力側両端に直列に
接続された約2μFと小容量のフィルムコンデンサC
1、C2とから構成されている。この全波整流装置12
は入力された商用電源ACを整流ダイオードD1で全波
整流し、両フィルムコンデンサC1、C2に充電するよ
うに構成されている。尚、全波整流装置12に設けられ
たコンデンサC1、C2は、一時的に電荷を蓄えること
を目的とし、平滑機能整流を有していない所謂無平滑方
式とされる。また、整流ダイオードD1の入力電圧V1
と入力電流A1との関係を図3に示している。尚、フィ
ルムコンデンサC1、C2の容量が大きいと力率が悪化
するため小容量のフィルムコンデンサとしている。
【0016】整流ダイオードD1の出力(プラス側)に
は、電界効果型トランジスタ(FET)から成る高周波
出力スイッチング素子FET2のドレイン端子に接続さ
れ、整流ダイオードD1の出力(マイナス側)には、こ
れもまた電界効果型トランジスタから成る高周波出力ス
イッチング素子FET1のソース端子に接続されてい
る。そして、整流ダイオードD1の出力(プラス側)に
接続された高周波出力スイッチング素子FET2のソー
ス端子と、整流ダイオードD1の出力(マイナス側)に
接続された高周波出力スイッチング素子FET1のドレ
イン端子とが接続されている。
【0017】高周波出力スイッチング素子FET2のソ
ース端子と、高周波出力スイッチング素子FET1のド
レイン端子間にはチョークコイル24が接続され、この
チョークコイル24は蛍光管27の一端に設けられたフ
ィラメント28に接続されている。また、チョークコイ
ル24は複数(この場合、750μHのチョークコイル
4個)並列に接続されており、各チョークコイル24は
複数の蛍光管27の一端に設けられたフィラメント28
にそれぞれ接続されている。尚、図1では説明の都合上
蛍光管27を一つだけ図示している。
【0018】また、各蛍光管27の他端に設けられたフ
ィラメント28は全波整流装置12の整流ダイオードD
1に接続された両フィルムコンデンサC1、C2間に接
続されている。各蛍光管27の両フィラメント28、2
8間にはコンデンサCF(この場合、0.0068μ
F)のが接続されると共に、図示しないが照度調整用の
コンデンサ(この場合、0.0039μF)がコンデン
サCFにフィラメント28を介し、並列に接続されてい
る。
【0019】即ち、蛍光灯26(蛍光管27)両端に設
けられた両フィラメント28、28間に接続されたコン
デンサCFとフィラメント28に直列に接続されたチョ
ークコイル24から負荷回路19が構成されている。そ
こで、共振周波数を56KHzになるように設定する
と、チョークコイル24が750μHの場合、蛍光管2
7と並列接続されたコンデンサCFと照度調整コンデン
サとの容量和(0.0068μF+0.0039μF=
0.0107μF)とで共振周波数は56KHzとな
る。
【0020】前記、ノイズフィルター回路11は、蛍光
灯制御装置10の動作により発生したノイズ成分が交流
電源ACに流出してしまうのを防止するため設けられて
おり、このノイズフィルター回路11でノイズ成分を交
流電源ACに流出するのを防止する技術は従来より周知
の技術であるため詳細な説明を省略する。該ノイズフィ
ルター回路11の出力側には入力電圧監視回路ブロック
20が接続されており、この入力電圧監視回路ブロック
20の入力側には、前記全波整流装置12に並列に接続
された他方の全波整流素子12A(ブリッジ型の整流ダ
イオードD2)が設けられている。整流ダイオードD2
の入力側の一方は、抵抗R1を介してノイズフィルター
回路11の一側に接続され、他方はノイズフィルター回
路11の他側に接続されている。
【0021】また、入力電圧監視回路ブロック20は、
監視回路としての電圧レベル検出回路21と、絶縁回路
22と、波形成形回路23とが設けられており、この電
圧レベル検出回路21は、入力電圧監視回路ブロック2
0の入力電圧波形を電力系回路(全波整流装置12)の
出力側の電圧変動に影響されない状態で監視できるよう
に構成されている。係る、電圧レベル検出回路21は、
整流ダイオードD1で全波整流された所定範囲の波形を
検出できるように構成されている。この場合、他方の全
波整流素子12A(整流ダイオードD2)の出力が監視
回路(電圧レベル検出回路21)に印加されることによ
り、交流電源ACの整流波形の所定範囲を検出できるよ
うに構成されている。
【0022】この全波整流素子12Aにて商用電源AC
が全波整流されると、例えば0V〜280Vo−p(図
4のVC1矢印範囲)の整流波形(電圧波形)F1が出
力され、電圧レベル検出回路21はこの整流波形F1の
電圧120V(図4のVC2矢印範囲)より低い範囲の
値を、所定周期(10msec)毎に検出できるように
構成されている。即ち、電圧レベル検出回路21では、
整流ダイオードD2の出力電圧の120Vより低い値を
検出してON/OFF信号の電圧波形F2A(この場
合、図中点線C、点線D間の1本線で図示している)と
して矩形波の検出波形F2(図4)を出力している。
尚、整流ダイオードD2で全波整流された波形から12
0Vより低い値を検出する技術は従来より周知の技術で
あり詳細な説明を省略する。
【0023】また、絶縁回路22は、全波整流装置12
の出力側に接続された負荷回路19の変動で検出する電
圧が変動しないよう、電圧レベル検出回路21と負荷回
路19とを絶縁できるように構成されている。この場
合、絶縁回路22にはホトカプラが設けられており、こ
れによって負荷回路19と電気的に絶縁している。尚、
ホトカプラを用いて電気回路を電気的に絶縁する技術に
ついては、従来より周知の技術であるため詳細な説明を
省略する。
【0024】一方、蛍光灯26の特性は、蛍光管27電
流が多く流れている場合は、蛍光管27内に電流は流れ
易く、瞬時(この場合、例えば0.5msec程度の時
間)電圧が低くなった場合でも蛍光管27内の電子は消
滅せず蛍光灯26は通常点灯する。しかし、所定時間電
圧が低下すると、蛍光管27内の電流は流れ難く一旦蛍
光管27内の電子が消滅してしまう。該一旦蛍光管27
内の電子が消滅してしまうと再び蛍光管27内に自由電
子を発生させるためには多くのエネルギーが必要であっ
た。係る、入力電流高調波は蛍光管27内の電子の発生
及び消滅時などに発生する。
【0025】また、蛍光灯26は、蛍光管27の両フィ
ラメント28、28間に発生した放電により点灯させて
おり、整流ダイオードD1で全波整流された電圧波形
は、0V〜280Vo−pの脈流波形(整流波形F1)
となる(図4)。そして、整流ダイオードD1で全波整
流された電圧波形は、蛍光灯26の点灯電圧が一瞬でも
100V程度まで低下すると通常点灯状態の特性(この
場合、一定以上の高周波電流が蛍光管27に流れている
間は、両フィラメント28、28間は抵抗体状態とな
り、通常点灯の特性を維持することができるようになる
ことを言う)を失ってしまい、電源電圧が低下した時間
だけ蛍光灯26電流が0になってしまう。即ち、図4の
整流波形F1と点線C、Dとの交差部分は120Vを示
しており、点線C、Dより内側の120Vより低い部分
(この場合100V程度以下)では通常点灯状態の特性
を失って蛍光灯26は一瞬消灯状態となる。
【0026】このため、蛍光灯26の入力電圧が0V〜
280Vo−pの範囲で電圧変化する整流波形F1を入
力電圧源として蛍光灯26を点灯させた場合、蛍光灯2
6は一瞬消灯しては点灯を行なう動作を繰り返すことと
なる。該蛍光灯26が一瞬消灯しては点灯を行なう際に
は入力電流高調波の発生もある。そこで、電源電圧が低
下しても蛍光管27に常に抵抗体状態の特性を維持させ
る制御が可能となれば、図3の如き入力電流A1波形は
入力電圧V1に比例近似して変化するので入力電流高調
波対策が可能となる。
【0027】他方、従来の銅鉄チョークを使用して蛍光
灯26を点灯させた場合、商用電源ACをそのままの周
波数で蛍光灯26の点灯に使用しているため、例えば2
0msec(50Hz)に一回の割合で一瞬0V程度ま
で電圧が低下する。このため、蛍光灯26点灯時は、所
定周期(例えば20msec)毎に一回瞬時消灯を繰り
返えすこととなり、点灯した蛍光灯26の光は目にちら
つきを感じる現象が発生する。
【0028】また、前記全波整流装置12は電力系であ
り、全波整流装置12の出力電圧は接続された負荷回路
19の状態によって変動してしまう。このため、電圧監
視回路20を全波整流装置12の出力側と電気的に導通
すると、アースラインから一方の全波整流装置12の出
力側の変動電圧が全波整流素子12Aに回り込んで、正
確に電圧検出の監視をできなくなってしまう。そこで、
電圧レベル検出回路21と波形成形回路23との間に絶
縁回路22を設け、一方の全波整流装置12の出力側の
電圧変動で電圧レベル検出回路21での電圧検出に僅か
な誤差がでてしまうのを防止している。
【0029】ここで、大電流が流れた直後の蛍光管27
電流はとぎれ難く、一旦蛍光管27電流の減少、或い
は、とぎれてしまうと、前述の如き自由電子の再生に大
きなエネルギーが必要になる性質があるので、蛍光灯2
6は蛍光管27電流の急激な変化を嫌う特性を有してい
る。そこで、一方の全波整流装置12の整流ダイオード
D1で全波整流された電圧波形が120V以下になった
場合でも、蛍光管27電流はとぎれ難くすれば、蛍光灯
26をちらつき難く、安定して点灯でき、これによっ
て、入力電流高調波対策を行なうことも可能となる。
【0030】そこで、全波整流装置12の整流ダイオー
ドD1の出力電圧波形(整流波形F1)が低下する領域
(図4C、D間)であっても瞬時の消灯を繰り返えすこ
となく安定して蛍光灯26を点灯できるように波形成形
回路23を設けている。該波形成形回路23の入力波形
は、整流ダイオードD1で全波整流された整流波形F1
の低い、例えば120V以下の領域(図4点線C、D
間)の電圧波形F2AをON/OFF信号に変換し、こ
のON/OFF信号を成形して後述する所定の成形波形
F3に成形している。
【0031】即ち、波形成形回路23は、電圧レベル検
出回路21にて10msec間隔で検出した120Vよ
り低い電圧波形F2Aを時間の経過と共に変化する高調
波を少なくできる制御波形F3Aに成形し、この制御波
形F3Aで発振回路13の発振周波数を制御している。
波形成形回路23にて成形された制御波形F3Aは、図
4点線C、E間の如き波形に成形される。この場合、制
御波形F3Aは、時間の経過に伴って電圧を低くしてい
き、底部に近づくに従って更に緩やかに低くし、時間が
点線Dまで経過した時点で今度は緩やかに元の電圧まで
戻す制御波形F3Aに成形している。尚、制御波形F3
Aの一番低い電圧は、例えば整流波形F1の約20V〜
30V相当にさせている。また、波形成形回路23で波
形を成形する技術については周知の技術であるため詳細
な説明を省略する。
【0032】即ち、蛍光灯26は、前述したように蛍光
管27電流の急激な変化を嫌う特性を有しているため、
波形成形回路23は、電圧レベル検出回路21で検出し
た電圧波形F2Aを成形し点線Cから急激に電圧を下げ
ずに徐々に下げて行き、点線Dに達したら急激に電圧を
上げずに徐々に電圧を上げる制御波形F3Aにして、成
形した制御波形F3Aを蛍光管27の特性に合わせて自
由電子が徐々に増加できるように120V範囲より少許
時間が経過した点線Eまで後にずらしている。この制御
波形F3Aによって、後述する発振回路18の発振周波
数を所定の発振周波数に変換し、蛍光灯26の両フィラ
メント28、28間を所定の抵抗体状態にして、蛍光管
27電流が滑らかに減少するようにすると共に、滑らか
に立ち上がるようにして、蛍光管27電流が急激な変化
してしまうのを防止している。
【0033】前記、入力電圧監視回路ブロック20の出
力側は発振回路ブロック13に接続されている。発振回
路ブロック13は、発振回路18と、始動回路16と、
保護回路17と、制御装置15とから構成されており、
発振回路18の基本周波数は45KHzに設定されてい
る。該発振回路18の基本周波数は蛍光灯26の始動
時、制御装置15からの始動信号により72KHzに制
御されると共に、通常点灯時は入力電圧監視回路ブロッ
ク20からの信号によって45KHz〜63KHzに変
化するように構成されている。尚、全波整流装置12の
出力電圧波形(整流波形F1)が発振回路18の発振周
波数で制御(この場合、両高周波出力スイッチング素子
FET1、FET2)されることにより蛍光灯26は点
灯する。
【0034】始動回路16は蛍光灯26の点灯を開始さ
せるもので、発振回路18の発振周波数を制御できるよ
うに構成されている。この始動回路16は電源が投入さ
れてから発振回路18発振周波数を約2秒間、約72K
Hzに維持することにより蛍光管27の両フィラメント
28、28を予熱できるように構成されている。そし
て、予熱が完了した後は緩やかに周波数を低くしてい
き、共振点に近づいて点灯可能な共振電圧になったとき
に蛍光灯26は点灯する。その後、設定周波数で安定し
て蛍光灯26は点灯するように構成されている。
【0035】また、保護回路17は、蛍光灯26の寿命
末期時などには回路条件によって全波整流装置12の出
力電流(整流波形F1)が異常に増加して火災などの危
険が発生してしまうのを防止するため設けられている。
係る、蛍光灯26と共振コンデンサとは並列に接続され
ており、蛍光灯26の点灯時は共振状態から外れ、蛍光
灯26の消灯時は共振状態になるように構成されてい
る。
【0036】また、蛍光灯26が全光している状態では
発振回路13の基本周波数を共振点から程良くずらして
おくと、出力電圧/電流の異常増加は発生しない。ま
た、蛍光灯26の寿命末期、或いは、調光時に何らかの
理由で蛍光灯26が不灯になると高い電圧の発生があ
り、回路の損傷や、回路の損傷から火災などが発生する
危険性がある。係る回路の損傷を防止するため、全光
(銅鉄チョーク比100%照度)時には、例えば蛍光灯
26が点灯しなくても安全性が確保され回路異常にはな
らないが、調光(70%照度)時の蛍光管27末期の不
灯時には出力電圧が高くなりすぎるのでそれを防止する
ため回路保護を設けている。
【0037】また、蛍光灯26の調光時或いは何らかの
理由で蛍光灯26が不灯になり高い電圧が発生して負荷
回路19に異常と認められる高い電圧が発生した場合、
制御装置15はそれを検出して保護回路17を動作させ
る。即ち、制御装置15は、調光時に負荷異常が発生し
た場合、発振回路13を制御して全光状態の発振周波数
に自動的に切り替える。これによって、蛍光灯26の寿
命末期、或いは、調光時に何らかの理由で蛍光灯26が
不灯になっても、発振回路13の周波数を共振点から程
良くずらしているので、高い電圧の発生は防止され、火
災などの危険性は回避される。
【0038】ここで、実験結果から蛍光灯26が消え難
い発振周波数条件は、チョークコイル24と合成コンデ
ンサ容量の共振点の周波数56KHzに対して、56K
Hz〜63KHzの周波数で点灯させこるとが蛍光管2
7電流が少ない場合でも蛍光灯26の点灯状態を維持す
ることができた。即ち、チョークコイル24と合成コン
デンサ容量の共振点の周波数56KHzに対して、56
KHz〜63KHzの範囲の周波数で蛍光灯26を点灯
させることにより、蛍光管27が抵抗体(蛍光管27に
電流が流れ易くなる)を維持でき、蛍光灯26が消え難
くなった。
【0039】前記発振回路18は波形成形回路23で成
形された成形波形F3の電圧が高い場合は、低い周波数
(この場合、45KHz)に制御され、波形成形回路2
3で成形された成形波形F3の電圧が低い場合は、高い
周波数(この場合、63KHz)に制御している。係
る、発振回路18は、波形成形回路23で成形された制
御波形F3Aの電圧が高い場合は、自動的に低い周波数
に制御すると共に、波形成形回路23で成形された制御
波形F3Aの電圧が低い場合は、自動的に高い周波数に
制御している。該発振回路18は、制御波形F3Aを元
にFM波にて45KHz〜63KHzに制御している。
【0040】即ち、発振回路18は、制御波形F3Aの
電圧が低い電圧の場合は高い周波数を出力し、制御波形
F3Aの電圧が高い電圧の場合は低い周波数を出力する
と共に、制御波形F3Aが高い電圧から低い電圧に徐々
に変化している場合、発振周波数は低い周波数から高い
周波数に変化し、制御波形F3Aが低い電圧から高い電
圧に徐々に変化している場合、発振周波数は高い周波数
から低い周波数に変化するように、制御波形F3Aの電
圧に応じて63KHz〜45KHz間で可変する変調波
形F4を出力する(図4)。尚、発振回路18に使用し
ているICは、制御電圧が高くなると発振周波数が低く
なり、制御電圧が低くなると発振周波数が高くなるIC
が用いられている。
【0041】また、発振回路ブロック13にはパルスト
ランス14が接続されている。パルストランス14の一
方の出力端子は、全波整流装置12の出力(プラス側)
に接続された高周波出力スイッチング素子FET2のゲ
ート端子に接続され、パルストランス14の他方の出力
端子は、全波整流装置12の出力(マイナス側)に接続
された高周波出力スイッチング素子FET1のゲート端
子に接続されている。そして、発振回路18の発振周波
数によって両高周波出力スイッチング素子FET1、F
ET2は交互に切り替わる。この場合、全波整流装置1
2の整流ダイオードD1で整流された出力電圧(整流波
形F1)は、制御波形F3Aにて制御される発振回路1
8の発振周波数で両高周波出力スイッチング素子FET
1、FET2が交互に切り替わり蛍光灯26は点灯す
る。尚、パルストランス14は発振回路ブロック13と
両高周波出力スイッチング素子FET1、FET2とを
絶縁している。
【0042】以上の構成で次ぎに蛍光灯制御装置15の
動作を説明する。図示しないスイッチが入れられると、
商用電源ACはノイズフィルター回路11を介して全波
整流装置12で整流され、両高周波出力スイッチング素
子FET1、FET2に印加される。そして、制御装置
15によって始動回路16は電源が投入されてから約2
秒間発振回路13の発振周波数を約72KHzに維持
し、これによって蛍光管27の両端のフィラメント2
8、28を予熱する。その後、始動回路16は緩やかに
周波数を低くしていき、周波数が共振点に近づいて点灯
可能な共振電圧になったとき蛍光灯26は点灯する。そ
の後、制御装置15は発振回路13の設定周波数で蛍光
灯26を点灯させる。
【0043】そして、入力電圧監視回路ブロック20に
設けられた電圧レベル検出回路21が整流ダイオードD
2にて整流された検出波形F2の電圧波形F2Aを検出
すると、波形成形回路23にて電圧波形F2Aを成形波
形F3に成形し、この成形波形F3から変調波形F4に
して、発振回路18の発振周波数を所定の発振周波数に
変換し蛍光灯26を点灯させる。これにより、発振回路
13は、蛍光灯26の入力電圧が低下した場合でも蛍光
管27に常に抵抗体状態の特性を維持させることが可能
となる。
【0044】係る場合、蛍光灯26の入力電圧がとぎれ
た場合、発振回路13の出力周波数は制御波形F3Aに
て制御されて、両フィラメント28、28間に所定の抵
抗体を発生させることができる。これにより、蛍光灯2
6の通常点灯時の特性を維持することができるようにな
る。即ち、蛍光灯26の入力電圧がとぎれた場合、両フ
ィラメント28、28間に所定の抵抗体を発生させるこ
とにより、蛍光管27に電流を流すことができるので、
蛍光管27電流の急激な変化を防止することが可能とな
る。これにより、入力電流高調波を大幅に低減させるこ
とが可能となる。
【0045】また、調光している4本の蛍光灯26中1
本(この場合複数本でも差し支えない)が寿命末期に達
し不灯になって高い電圧が発生し、制御装置15が負荷
回路19の異常を検出し、異常と認められる高い電圧の
場合は、保護回路17を動作させる。保護回路17は発
振回路13の発振周波数を自動的に通常点灯時の全光時
の周波数(45KHz)に切り替える。この場合、保護
回路17は発振回路13の発振周波数を制御して共振点
から程良くずらして、蛍光灯26を点灯させるようにし
ているので、寿命末期の蛍光灯26が不灯になった場合
でも高い電圧の発生を抑えられる。これにより、出力電
圧/電流の異常増加の発生が防止され、火災などの危険
性を回避することが可能となる。尚、蛍光灯制御装置1
0使用時の高調波データを次ぎに示す。基本波を10
0.0とした場合、第3高調波19.0%、第5高調波
5.6%、第7高調波2.2%、第9高調波1.8%で
あった。
【0046】このように、蛍光灯制御装置10は全波整
流装置12の出力電圧(実際は全波整流素子12Aの出
力電圧)を監視し、全波整流装置12の出力電圧波形が
低下する領域において、発振回路13の出力周波数を上
げる入力電圧監視回路ブロック20を備えているので、
蛍光灯26の入力電圧が低下した場合でも、発振回路1
3の出力周波数を所定の周波数に変換して両フィラメン
ト28、28間に所定の抵抗体状態を発生させることが
可能となる。これにより、蛍光灯26の通常点灯の特性
を維持することができるようになると共に、蛍光灯26
への急激な電流変化を防止することができるようにな
る。従って、高調波歪み、力率、効率、スイッチイング
素子の発熱等を大幅に改善することが可能となり、入力
電流高調波を大幅に低減させることができるようにな
る。
【0047】特に、全波整流装置12を所謂無平滑方式
に構成しているので、力率を大幅に改善することが可能
となる。これにより、蛍光灯制御装置10の小型化及び
軽量化を容易に行なうことができ、安価で好適な蛍光灯
制御装置10を製造することが可能となると共に、蛍光
灯制御装置10の組立性、運搬性などを極めて向上させ
ることができるようになるものである。
【0048】また、全波整流装置12は一方のブリッジ
型の整流ダイオードD1と、他方の全波整流素子12A
(ブリッジ型の整流ダイオードD2)とを備え、電圧レ
ベル検出回路21と負荷回路19とを絶縁しているの
で、電圧レベル検出回路21は負荷回路19の負荷変動
の影響を断ち切ることができるようになる。これによ
り、電圧レベル検出回路21を安定動作させることがで
き、交流電源ACの微少な電圧変化も検出することがで
きるようになる。これにより、電圧レベル検出回路21
で極めて小さな電圧変化も確実に検出することができる
ようになる。従って、蛍光灯26の入力電圧が低下した
場合でもその低下した箇所からずれることなく確実に抵
抗体状態の特性を維持させることができ、これによって
入力電流高調波の発生を確実に低減させることができる
ようになる。
【0049】尚、実施例では多灯式の蛍光灯制御装置1
0として4灯の蛍光灯26を点灯させ説明をしたがこれ
に限らず、蛍光灯26は一灯、或いは、4灯以上点灯さ
せるような蛍光灯制御装置にしても差し支えない。
【0050】また、電圧レベル検出回路21を他方の全
波整流素子12Aを介して交流電源ACの電圧変動を検
出したが、これに限らず、電圧レベル検出回路21を一
方の全波整流装置12の出力側に接続し、その出力電圧
の変動を検出しても本発明は有効である。
【0051】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、整流手段の出力電圧を監視し、この出力電圧波形の
瞬時値が低下する領域において、発振回路の出力周波数
を上げる監視回路を備えているので、例えば蛍光灯の入
力電圧が瞬時低下した場合でも、蛍光灯制御装置は発振
回路の出力周波数を上げて両フィラメント間に所定の抵
抗体状態を発生させて、蛍光灯の通常点灯の特性を維持
することができるようになる。これにより、蛍光管電流
が滑らかに減少できるようになると共に、滑らかに立ち
上がるようになるので、蛍光管電流が急激に電流変化し
てしまうのを防止することができるようになり、高調波
歪み、力率、効率、スイッチイング素子の発熱等を大幅
に改善することが可能となる。従って、入力電流高調波
の発生を防止することができ、蛍光灯制御装置の実用効
果大なるものである。
【0052】特に、整流装置に例えば電界コンデンサを
使用した平滑回路を設けていないので、力率を大幅に改
善することが可能となる。従って、蛍光灯制御装置の実
用効果を大幅に向上させることができるようになる。ま
た、整流装置を平滑整流とせずに所謂無平滑方式に構成
することで、従来用いていた銅鉄チョークが不要とな
り、蛍光灯制御装置の小型化と軽量化を容易に行なうこ
とができるようになる。本発明により、力率と効率を大
幅に改善されるので、電気消費量を低減させることがで
きるので省エネが図れることは最大の利点である。ま
た、安価で好適な蛍光灯制御装置を製造することが可能
となる。更に、平滑回路を用いずとも前記制御により、
蛍光灯へのちらつきも最小限に抑えられている。従っ
て、組立性、運搬性などを極めて向上させることが可能
となり、蛍光灯制御装置の利便性を大幅に向上させるこ
とができるようになるものである。
【0053】また、請求項2の発明は、上記に加えて、
整流手段は、全波整流装置と全波整流素子とを備え、全
波整流装置の出力をスイッチング素子を介して負荷回路
に印加すると共に、全波整流素子の出力を監視回路に印
加するようにしているので、例えば、全波整流素子の出
力側に接続された監視回路を負荷回路と絶縁することに
より、監視回路を負荷回路の負荷変動の影響を断ち切る
ことができ、監視回路を安定して動作させることがで
き、微少な電圧変化も検出することができるようにな
る。これにより、監視回路は極めて小さな電圧変化も確
実に検出することができるようになる。従って、蛍光灯
の入力電圧が低下した場合でもその低下した箇所からず
れることなく確実に抵抗体状態の特性を維持させること
ができ、これによって入力電流高調波の発生を確実に低
減させることができるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蛍光灯制御装置の電気回路のブロック
図である。
【図2】本発明の蛍光灯制御装置を構成する全波整流装
置の拡大図である。
【図3】同図2の全波整流装置への入力電圧波形と入力
電流を示す図である。
【図4】全波整流装置の出力波形と、電圧レベル検出回
路の出力波形と、波形成形回路の出力波形と、発振回路
の発振周波数の変化特性との関係を示す図である。
【図5】一般的な蛍光灯制御装置のブロック図である。
【図6】従来のコンデンサインプットタイプの整流平滑
回路の図である。
【図7】同図6の入力電圧の波形と入力電流の波形を示
す図である。
【図8】従来の部分平滑方式の整流平滑回路の図であ
る。
【図9】同図8の入力電圧の波形と入力電流の波形を示
す図である。
【符号の説明】
10 蛍光灯制御装置 12 全波整流装置 12A 全波整流素子 13 発振回路ブロック 14 パルストランス 15 制御手段 16 始動回路 17 保護回路 18 発振回路 19 負荷回路 20 入力電圧監視回路ブロック 21 電圧レベル検出回路 22 絶縁回路 23 波形成形回路 24 チョークコイル 26 蛍光灯 27 蛍光管 28 フィラメント A1 入力電流 V1 入力電圧 AC 商用電源 D1 整流ダイオード D2 整流ダイオード F1 整流波形 F2 検出波形 F2A 電圧波形 F3 成形波形 F3A 制御波形 F4 変調波形 FET1 高周波出力スイッチング素子 FET2 高周波出力スイッチング素子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛍光灯両端のフィラメント間に接続され
    るコンデンサ及びフィラメントに直列に接続されるチョ
    ークコイルとを具備して成る負荷回路と、商用電源を全
    波整流する整流手段と、発振回路と、この発振回路の出
    力周波数に基づいた周波数の電圧を前記整流手段より前
    記負荷回路に印加するためのスイッチング素子とを有し
    た蛍光灯制御装置において、 前記整流手段の出力電圧を監視し、この出力電圧波形の
    瞬時値が低下する領域において、前記発振回路の出力周
    波数を上げる監視回路を備えたことを特徴とする蛍光灯
    制御装置。
  2. 【請求項2】 整流手段は、全波整流装置と全波整流素
    子とを備え、前記全波整流装置の出力をスイッチング素
    子を介して負荷回路に印加すると共に、前記全波整流素
    子の出力を監視回路に印加することを特徴とすることを
    特徴とする請求項1の蛍光灯制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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