JP2001176427A - 陰極線管用偏向ヨークのフェライトコア - Google Patents

陰極線管用偏向ヨークのフェライトコア

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    • H01J2229/00Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
    • H01J2229/70Electron beam control outside the vessel
    • H01J2229/703Electron beam control outside the vessel by magnetic fields
    • H01J2229/7031Cores for field producing elements, e.g. ferrite

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、陰極線管用偏向ヨークに関するも
ので、円形のフェライトコアと比較して改善できる四角
フェライトコアの長所を保持するとともに、四角フェラ
イトコアに比較して内面に対する錬磨加工が容易で、内
面寸法のばらつきが改善された新しい構造のフェライト
コアを提供する。 【解決手段】 本発明に係る陰極線管用偏向ヨークは、
電子銃から放射された電子ビームを水平または垂直に偏
向させる水平偏向コイル41及び垂直偏向コイル42
と、前記水平偏向コイル41及び垂直偏向コイル42か
ら発生された磁気力の損失を低減して磁気効率を高める
ためのフェライトコア50と、前記水平偏向コイル41
と垂直偏向コイル42及びフェライトコアを決まった位
置に固定させ、前記水平偏向コイル41と前記垂直偏向
コイルとの間の絶縁のためのホルダーとから構成された
陰極線管用偏向ヨークにおいて、そのフェライトコア5
0は曲面を有する主フェライトコア51と平板形の補助
フェライトコア52とからなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陰極線管に用いら
れる偏向ヨーク(Delection Yoke)に関するもので、特
に、陰極線管の偏向感度を向上させるために適用するR
ACタイプの偏向ヨークのフェライトコア構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラー陰極線管は通常インライ
ン(in-line)形の電子銃を備えており、かかるインライ
ン形電子銃を備える陰極線管からは赤(R)、緑
(G)、青(B)の電子ビームが水平に並んで配列され
放射されるので、その三つの電子ビームを蛍光面のいず
れかの一点に納めるために不均一磁界を用いた自己集中
形(self converging type)偏向ヨークを適用してい
る。
【0003】図1ないし図2bを参照して従来のカラー
陰極線管及び、これに適用されるRACタイプの偏向ヨ
ークの構造を説明すると次の通りである。
【0004】まず、従来のカラー陰極線管は、図1に示
したように、前面に装着されるパネル1と、そのパネル
1の内面に赤(R)、緑(G)、青(B)の蛍光体が塗
布されて形成される蛍光面3と、この蛍光面3の後方に
設けられ、前記蛍光面3に入射される電子ビームの色選
別機能を有するシャドーマスク2と、前記パネル1の後
面に結合されるファンネル6と、そのファンネル6の後
方のネック部の内部に装着されて電子ビーム7を放射す
る電子銃5と、前記ファンネル6の後方のネック部の外
側を囲むように設けられ、前記電子銃から放射された電
子ビームを水平または垂直方向へ偏向させるRACタイ
プの偏向ヨーク4とを含めて構成されている。
【0005】また、前記RACタイプの偏向ヨーク4に
は、図2a及び図2bに示したように、陰極線管の内部
にある電子銃5から放射された電子ビームを水平方向へ
偏向させるための一対の水平偏向コイル41と、電子ビ
ームを垂直方向へ偏向させるための一対の垂直偏向コイ
ル42と、前記水平偏向コイル41及び垂直偏向コイル
42に流れる電流によって発生された磁気力の損失を低
減して偏向効率を向上させるためのフェライトコア44
と、前記水平偏向コイル41と垂直偏向コイル42、そ
してフェライトコア44などの相対位置を決めつつ機構
的に固定及び結合させて、水平偏向コイル41と垂直偏
向コイル42との間を絶縁させ、陰極線管と結合できる
ようにするホルダー43と、そのホルダー43のネック
側に主に設けられ、垂直バレル形の磁界によって発生す
るコンマ数差を改善するためのコンマフリコイル45
と、そのホルダー43のネック部の先端に取り付けら
れ、陰極線と偏向ヨーク4とを機構的に結合させるリン
グバンド46と、偏向ヨークの開口部側に取り付けら
れ、画面上のラスタ歪曲(以下「ディストーション」と
称する)を補正するのに用いられるマグネット47など
が備えられる。
【0006】一方、図3ないし図4cを参照して、従来
のRACタイプの偏向ヨークを構成する四角形フェライ
トコア及び、これに機構的に結合される垂直偏向コイル
についてより詳細に説明する。
【0007】図3は図2aの四角形フェライトコアの斜
示図であり、従来のフェライトコア44は、陰極線管の
形状に比べて、陰極線管のネック部のように面積が狭い
ネック部44cと、陰極線管のスクリーン側のように前
記ネック部44cに比べて面積が広い開口部44aと、
その中間領域である中間部44bとから成る。
【0008】特に、前記フェライトコアのネック部44
cの形状は円形であり、中間部44bを経て開口部へ転
移されるほど非円形化とされ、開口部44aの形状は四
角形となる。即ち、前記中間部44bは円形から四角形
へ変形する非円形化領域で、図3の中間部44bに示し
た波線は非円形化が始まる地点(P)を示すものであ
る。
【0009】なお、図4aは図2aの垂直偏向コイルを
示した斜視図であり、図4bは図4aの正面図、図4c
は図4aの側面図であり、垂直偏向コイル42は前記の
四角フェライトコア44の内側に位置し、その輪郭はほ
ぼ前記四角フェライトコアの形態と類似である。
【0010】即ち、前記垂直偏向コイル42もまた四角
フェライトコア44の形状と同様に、陰極線管のネック
部形状とほぼ類似してその面積が狭いネック部42c
と、陰極線管のスクリーン側の形状とほぼ類似して面積
が広い開口部42aと、その中間領域である中間部42
bとから成る。
【0011】また、前記垂直偏向コイル42のネック部
42cの内周面の形状は円形であり、中間部42bを経
て開口部の側へ近づくほど非円形化され、開口部42a
に至ると四角形となる。従って、前記垂直偏向コイル4
2もまた円形から四角形に変形される非円形化地点P及
び、前記非円形化の地点Pから始まる非円形化領域であ
る中間部42bを有するようになる。一方、前記四角形
のフェライトコア44と垂直偏向コイル42との非円形
化領域はネック部側から開口部へ移動するにつれて、非
円形化率が次第に増加するようになり、ここで非円形化
率を定義すると次の通りである。
【0012】図6に示したように、正四角形の対角線の
長さを半径(R)とする円(C)を描いた状態で、正四
角形の水平軸(H)方向の長さをHL、四角形の垂直軸
(V)方向の長さをVLとする。そして、前記円の半径
(R)と四角形の水平軸方向の長さHLとの差をΔH、
前記円の半径(R)と四角形の垂直軸方向の長さVLと
の差をΔVとする。このとき、これらのΔHとΔVとの
和(加算量)はΔHV、つまり、ΔHV=ΔH+ΔVと
し、ΔHV/Rを非円形化率と定義する。
【0013】従って、真円の場合はΔHとΔVとが
「0」であるので非円形化率が「0」であり、正四角形
の場合には非円形化率が約「0.6」となる。
【0014】以下、前記のように構成された従来のRA
Cタイプの偏向ヨーク4の作用について説明する。一般
に、偏向ヨークの水平偏向コイル41には15.75K
Hzまたは、それ以上の周波数を有する電流を流し、こ
れによって発生する磁界を用いて陰極線管内部の電子ビ
ームを水平方向へ偏向させる。また、垂直偏向コイル4
2には通常60Hzの周波数を有する電流を流し、これ
によって発生する磁界を用いて垂直方向へ電子ビームを
偏向させる。
【0015】一方、最近は水平偏向コイル41と垂直偏
向コイル42とによる不均一磁界を用いて三つの電子ビ
ームが、別の付加回路及び付加装置を利用しない状態で
も画面で収束するようにする自己収束形態の偏向ヨーク
4が主に開発されている。
【0016】即ち、水平偏向コイル41及び垂直偏向コ
イル42の巻線分布を調整して各部位(開口部、中間
部、ネック部)別に磁界が樽型或いは針山型の磁界とな
るようにして、三つの電子ビームが位置によって各々異
なる偏向力を受けるようにすることで、出発地点から到
着地点までの距離の各々異なる三つの電子ビームが同一
地点へ集まるようにしている。
【0017】また、このように水平偏向コイル41及び
垂直偏向コイル42に電流を流して磁界を作る場合、前
記水平偏向コイル41及び前記垂直偏向コイル42によ
る磁界のみでは電子ビームを画面の全面に亘って偏向さ
せ難いので、高透磁率のフェライトコア44を用いて磁
界の帰還経路上における損失を最小化することによって
磁界の効率を高めて磁気力を増大させている。
【0018】また、図5a及び図5bに示したように、
偏向ヨーク4で水平偏向コイル41は上側及び下側水平
偏向コイル41U、41Lを並列に連結した後、歯車波
状の水平偏向電流を流すことによって針山型の水平偏向
磁界を形成する。従って、電子銃5から放射された三つ
の電子ビーム(つまり、赤、緑、青の三つの電子ビー
ム)が水平偏向磁界領域を通過すると、フレミング(fle
ming)の左手の法則によって電子ビームの受ける力は水
平偏向コイルの内面と電子ビームとの間の距離の3乗に
反比例して水平方向へ偏向するようになる。
【0019】このような偏向ヨークの作用時、RACタ
イプの偏向ヨーク4は偏向コイル41,42とフェライ
トコア44とが四角状に構成されていて、電子ビームと
の距離が既存の円形偏向ヨークに比べて近くなるので、
円形の偏向ヨークに比べて偏向感度を改善できる効果が
得られる。
【0020】即ち、前記のように偏向ヨークのフェライ
トコアと、水平偏向コイル41及び垂直偏向コイル42
が四角状に構成された場合、電子ビームと偏向コイルと
の間の距離が従来の円形の偏向ヨークに比べて約20%
短くなるので、水平及び垂直偏向感度が20%乃至30
%程度改善された偏向ヨークの特性が得られる。
【0021】しかし、このような従来の四角フェライト
コアは材質の収縮率が20%に至り、これによる加工誤
差は±2%の水準に至っている。特に、偏向ヨーク4の
感度を向上するためには従来の円形コアとは異なり特異
な形態を有した四角フェライトコア形状に加工しなけれ
ばならないので加工誤差が大きくなる短所があった。
【0022】即ち、四角フェライトコアの開口部44a
は左右の長さと上下の長さとが異なって加工されるべき
であり、これと共に前記四角フェライトコアは全体的に
見てネック部44cでは内外面が円形であるが、中間部
44bを経て開口部44aに至ると四角状を成す構造で
加工されるので、フェライトコアの錬磨加工時の加工誤
差が既存の円形コアに比べて最高3倍以上に大きくなる
問題があった。即ち、四角フェライトコアは非円形化率
が変化する中間部44bを有しているため非円形化率に
よる錬磨加工上の困難によって精密な寸法管理が難しい
のが実状である。
【0023】従って、従来の四角フェライトコアは、生
産収率においては既存の円形フェライトコアに比べて約
50%の水準に過ぎない反面、単価は約200%以上に
上昇するなど、生産収率及び製造原価の点において多く
の不都合があった。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の問題点を解決するためのもので、偏向感度を改善する
ことができる四角フェライトコアの長所を維持したま
ま、内面の錬磨加工が容易であり且つ内面寸法のばらつ
きが改善できるような新たな構造のフェライトコアを提
供することにその目的がある。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、電子銃から放射された電子ビームを水平ま
たは垂直に偏向させる水平偏向コイル及び垂直偏向コイ
ルと、前記水平偏向コイル及び垂直偏向コイルから発生
された磁気力の損失を低減して磁気効率を高めるための
フェライトコアと、前記水平偏向コイルと垂直偏向コイ
ル及びフェライトコアを定めた位置に固定させ、前記水
平偏向コイルと前記垂直偏向コイルとの間を絶縁するホ
ルダーとから構成された陰極線管用偏向ヨークであっ
て、前記フェライトコアは、曲面を有する主フェライト
コアと、前記主フェライトコアに結合される平板形の補
助フェライトコアとからなることを特徴とする。また、
本発明は、前記主フェライトコアの開口部側に補助フェ
ライトコアを取り付けるための平坦面が備えられ、前記
平坦面は主フェライトコアの開口部側の上部及び下部に
各々形成されることを特徴とする。
【0026】また、本発明は、前記主フェライトコアの
平坦面が、開口部から始まってネック部側に向かって形
成され、前記平坦面の管軸方向長さは主フェライトコア
の管軸方向の全体長さに比較して5%乃至70%に当た
ることを特徴とする。
【0027】なお、本発明は、主フェライトコアの開口
部から始まってネック部方向に向かって形成される平坦
面が、前記主フェライトコアをスクリーン側から見ると
き、弧状の主フェライトコアの開口部側の前面の内側の
先端から主フェライトコアの半径中心までを連結した線
と、前記主フェライトコアの中心を通る水平線とが作る
角度(α)が20°乃至80°をなすように構成される
ことを特徴とする。
【0028】特に、本発明は、更に望ましくは、前記平
坦面は前記弧状の主フェライトコアの開口部側の前面の
内側の先端から主フェライトコアの半径中心までを連結
した線と、前記主フェライトコアの中心を通る水平線と
が作る角度が36.7°をなすように形成されることを
特徴とする。
【0029】また、本発明は、前記平坦面の形成位置を
垂直偏向コイルとの関係から定義すると、前記平坦面
は、主フェライトコアの管軸方向の全体の長さのうち、
垂直偏向コイルの非円形化が始まる地点を主フェライト
外週面上に投影したとき、前記主フェライトコアの外周
面に投影された地点の前方から形成し始められているこ
とを特徴とする。
【0030】特に、本発明は、前記平坦面が主フェライ
トコアの管軸方向の全体の長さのうち、前記垂直偏向コ
イルの非円形化率が0.3になる地点などを主フェライ
ト外周面上に投影したとき、前記主フェライトコアの外
周面に投影された地点の前方から形成し始められている
ことを特徴とする。
【0031】また、本発明の他の実施形態によると、前
記主フェライトコアの平坦面は管軸に対して平行に形成
されるか、前記主フェライトコアの管軸に対して一定の
角度だけ傾斜して形成されることを特徴とする。
【0032】なお、本発明の前記主フェライトコアの形
状は、前記主フェライトコアを管軸方向による任意の地
点で前記開口部が成す面と平行に切断する場合、その切
断面の形態は同心円または円弧状をなすことを特徴とす
る。
【0033】そして、本発明は、前記補助フェライトコ
アが所定の厚さを有する平板形態として、平面として見
ると同一の幅を有する四角形の構造であるか、主フェラ
イトコアの開口部側に位置する前方から後方へ行くほど
幅が狭くなる構造となることを特徴とする。
【0034】また、本発明は、主フェライトコアの開口
部側に位置する前方から後方へ行くほど幅が狭くなる補
助フェライトコアは、平面として見ると半円形または台
形をなすことを特徴とする。
【0035】また、本発明の他の実施形態によると、前
記補助フェライトコアには前記主フェライトコアの平坦
面に固着されるように突出した支持部がさらに備えられ
ることを特徴とする。
【0036】そして、本発明のまた他の実施形態による
と、前記支持部は少なくとも一部分が主フェライトコア
の平坦面と係合するように形成され、さらに望ましくは
後方へ行くほどその高さは低く形成されることを特徴と
する。
【0037】なお、本発明は、前記平坦面は、円錐形の
主フェライトコアを焼結成形した後、前記主フェライト
コアの開口部側の上端部、下端部を切り取って形成する
か、主フェライトコアの焼結成形によって別に加工せ
ず、直接形成されることを特徴とする。
【0038】また、本発明は、前記主フェライトコアの
開口部前面と、前記フェライトコアの前面とが同一垂直
面上に位置するように形成されることを特徴とする。
【0039】本発明のまた他の実施形態によると、前記
平坦面が前記主フェライトコアの管軸に対して一定の角
度だけ傾斜して形成された場合には、前記補助フェライ
トコアの前面が主フェライトコアの開口部の前面に比べ
て管軸方向に沿って後退して位置することもできる。
【0040】一方、本発明は、前記主フェライトコアの
開口部及び前記補助フェライトコアの前方部が挿入され
る通孔が形成された補助ホルダーがさらに備えられ、前
記主フェライトコアの開口部及び補助フェライトコアの
前方部が前記補助ホルダーの通孔に挿入支持されるよう
に構成される。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、添付の図7ないし図18を
参照して本発明の各実施形態を詳細に説明する。図7は
本発明の第1実施形態によるフェライトコアが適用され
た偏向ヨークの側面図である。図示したように、本発明
の第1実施形態によるフェライトコアが適用された偏向
ヨークは電子銃から放射された電子ビームを水平または
垂直で偏向させるRACタイプの水平偏向コイル41及
び垂直偏向コイル42と、その水平偏向コイル41及び
垂直偏向コイル42から発生された磁気力の損失を低減
して磁気効率を高める作用を行い、曲面を有する主フェ
ライトコア51及び平板形の補助フェライトコア52か
ら成るフェライトコア50と、前記水平偏向コイル41
と垂直偏向コイル42及びフェライトコア50を決まっ
た位置に固定させ、前記水平偏向コイル41と垂直偏向
コイル42との間を絶縁させるホルダー43とから構成
される。
【0042】なお、図8は図7のフェライトコアの斜視
図であり、図9aは図8の分解斜視図であり、図9bは
図8の正面図であり、図9cは図8の側面図であって、
これを参照して本発明の第1実施形態によるフェライト
コアについてより詳細に説明する。図8ないし図9cに
示したように、本発明の第1実施形態によるフェライト
コア50は内外面が円形を成す主フェライトコア51
と、一定の厚さを有する平板形の補助フェライトコア5
2とから構成される。
【0043】この時、前記主フェライトコア51は開口
部51a,中間部51b及びネック部51cからなり、
前記開口部51aからネック部51cまでその垂直断面
が円形を維持するものの、開口部からネック部へ移動す
るにつれてその直径は次第に縮小する形態になる。ま
た、前記補助フェライトコア52は平面上から見て四角
形を成す平板ももちろん可能であるが、前方から後方へ
行くほどその幅が狭くなる平面上の台形または半円形に
形成されることが望ましい。
【0044】一方、前記主フェライトコア51の開口部
51aの上部及び下部には平坦面51dが形成され、そ
の平坦面51d上には補助フェライトコア52が各々結
合される。この時、前記平坦面51dは、主フェライト
コア51の開口部51aから始まってネック部に向かっ
て形成され、前記平坦面51dの管軸方向の長さ1は主
フェライトコアの管軸方向の全体長さLに比べて5%乃
至70%に当たるように形成される。
【0045】前記平坦面51dの形成位置を垂直偏向コ
イル42との関係からより詳細に説明する。前記平坦面
51dは垂直偏向コイル42の外面の非円形化が始まる
地点Pに対応する前記主フェライトコアの中間部51b
の一地点から開口部51aまで形成される。
【0046】この時、前記主フェライトコア51の開口
部側の上部及び下部に形成される平坦面51dは、平坦
面を形成した後、その平坦面51dの開口部の内側の先
端と前記主フェライトコアの開口部の中心(O)とを連
結した線と、前記開口部の中心を通る水平線(X)とが
成す角(α)が少なくとも20°乃至80°となるよう
に形成するのが望ましい。
【0047】特に、前記角(α)は36.7°以上にな
るように形成するのが望ましいが、これは平坦面51d
が前記主フェライトコア51の中心(O)に対してあま
り近接するように位置すると、前記フェライトコア50
を垂直偏向コイル42に結合する場合、前記主フェライ
トコア51の平坦面51dに結合する補助フェライトコ
ア52と前記垂直偏向コイル42との間に干渉が生じる
おそれがあるからである。
【0048】なお、前記平坦面51dは主フェライトコ
ア51の管軸方向の全体の長さのうち、前記垂直偏向コ
イル42の非円形化が始まる地点を主フェライト外周面
上に投影したとき、前記主フェライトコア51の外周面
に投影された地点Pの前方から主フェライトコアの開口
部側に向かって形成されるのが望ましい。
【0049】また、前記平坦面51dは、主フェライト
コア51の管軸方向の全体の長さのうち、前記垂直偏向
コイル42の非円形化率が0.3となる地点を主フェラ
イト外周面上に投影したとき、前記主フェライトコアの
外周面に投影された地点の前方から主フェライトコアの
開口部側に向かって形成されるのが更に望ましい。
【0050】なお、前記補助フェライトコア52の形状
は前記したように、平面図として見ると四角形または台
形または半円形から成っており、前記主フェライトコア
51と同一またはそれ以上の厚さを有して、前記主フェ
ライトコア51の平坦面51dの管軸方向長さlと同一
に形成されるか、それ以上の長さを有するように形成さ
れる。
【0051】即ち、本発明の第1実施形態による補助フ
ェライトコア52は前記主フェライトコア51の平坦面
51dの内側の開放された部分を遮蔽できる形態であれ
ばよく、その厚さ及び長さもまた限定されるものではな
い。なお、本発明の第1実施形態による主フェライトコ
アの組立過程及び作用は次の通りである。
【0052】まず、組立においては図9aに示したよう
に、中間部51bから開口部51aまで管軸と平行に形
成された主フェライトコア51の上部側と下部側の平坦
面51dに各々補助フェライトコア52を正確に取り付
けることで組立を完了する。
【0053】また、作用面において、このように組み立
てられた本発明の第1実施形態によるフェライトコア5
0は、図18に示したように主フェライトコア51を通
過する水平偏向磁界が平板形の補助フェライトコア52
が付着された所から補助フェライトコア52の形状に沿
って偏向されて通過することにより、既存の四角形のフ
ェライトコアと同一な形態の水平偏向磁界を実現できる
ように作用する。即ち、垂直偏向コイルに流れる電流に
よって発生する磁気力の損失をフェライトコアが低減し
て偏向効率を向上させることにおいて、本発明の第1実
施形態によるフェライトコア50は平板形である補助フ
ェライトコア52と垂直偏向コイル42間の距離が近い
ため、従来の四角形のフェライトコアと同様に円形の偏
向ヨークに比べて垂直偏向感度が約20%乃至30%ほ
ど改善された偏向ヨーク特性が得られる。
【0054】また、本発明の第1実施形態によるフェラ
イトコア50は、従来の四角フェライトコア44の場合
には内面寸法の偏差が大きく、収束及びディストーショ
ンエラーが発生し易かったが、本発明のフェライトコア
は加工が容易であり且つ、内面寸法のばらつきが改善さ
れることによって既存の四角コアに比べて収束及びディ
ストーションエラーを改善することができる。
【0055】また、本発明の第1実施形態によるフェラ
イトコア50は、前記したように従来の四角フェライト
コア44に比べて内面寸法の偏差が減ることにより、フ
ェライトコア制作に必要となる材料を低減することがで
きる。のみならず、本発明の第1実施形態によるフェラ
イトコア50は、主フェライトコア51が従来の四角フ
ェライトコアとは異なり円形からなっており、管軸方向
に従う垂直断面の内面直径が同一であるため、フェライ
トコアの制作過程において内面錬磨工程を通じて内面偏
差を0.2mm以下に減らすことで高い精密度を有する
ことができる。従って、高精細用フェライト特性が得ら
れるのみならず、生産収率の側面でも従来の四角フェラ
イトコアに比べ3倍程度の収率向上が得られる。
【0056】次に、本発明の第2実施形態を図10及び
図11を参照して説明する。図10は本発明の第2実施
形態のフェライトコアの斜視図であり、図11は図10
の分解斜視図であって、本発明の第2実施形態による偏
向ヨークは前記第1実施形態と全体的な構成は同一であ
るが、主フェライトコア51の上部側及び下部側に結合
固定される補助フェライトコア52をさらに確実に固定
させるために前記補助フェライトコア52を支持するた
めの補助ホルダー53をさらに備えている。
【0057】前記補助ホルダー53は主フェライトコア
51の開口部側の先端部と補助フェライトコア52前方
の先端部が総てはめ込まれる通孔53aが形成された平
板構造である。
【0058】従って、前記補助ホルダー53の通孔53
aの中央部へ主フェライトコア51をまず挿入した状態
で、主フェライトコアの上部側及び下部側の通孔53a
の縁部の空間53bを介して補助フェライトコア52を
挿入することにより、前記主フェライトコア51と前記
補助フェライトコア52とを更に容易且つ堅固に結合さ
せることができる。
【0059】これにより、本発明の第2実施形態による
フェライトコア50は、より安定した偏向磁界が形成で
きるのみならず、偏向ヨークが製品に内蔵された後、運
搬またはその他の内外的な衝撃から偏向ヨークを保護す
ることができる。
【0060】次に、本発明の第3実施形態について図1
2ないし図13cを参照して説明する。図12は本発明
の第3実施形態によるフェライトコアの斜視図であり、
図13aは図12の分解斜視図であり、図13bは図1
2の正面図であり、図13cは図12の側面図であっ
て、本発明の第3実施形態によるフェライトコア50も
また前記第1実施形態とその具体的な構成は同様であ
る。
【0061】しかしながら、本発明の第3実施形態では
補助フェライトコア52の内側面に主フェライトコアの
平坦面51dに係合する支持部52aを形成した点に特
徴がある。
【0062】前記のように補助フェライトコア52の内
側面に突出した支持部52aを形成することにより、前
記支持部52aの高さだけ前記平坦面51dを垂直軸線
上において前記主フェライトコアの中心(O)に近づく
ように形成することができる。従って、前記平坦面51
dに結合される前記補助フェライトコア52の面積が増
加して、前記補助フェライトコア52の作用領域が大き
くなり、これによってフェライトコア50の偏向効率を
高めることができるので偏向ヨークに印加される偏向電
力を減らすことができる。
【0063】より詳細に説明すると、前記第1実施形態
では主フェライトコア51の切断面積を大きくするため
に平坦面51dを垂直軸線上において主フェライトコア
の中心(O)に近づくように形成する場合、前記主フェ
ライトコア51に結合される補助フェライトコア52は
垂直偏向コイル42と干渉し易いので、平坦面51dを
フェライトコア52の中心(O)に近く形成することが
難しい。
【0064】しかし、本発明の第3実施形態では平坦面
51dを垂直軸線上において主フェライトコア51の中
心(O)に近く形成しても、補助フェライトコア52の
内側面に突出された支持部52aによって、実質的には
補助フェライトコア52の平板部の位置は垂直偏向コイ
ルと干渉されない位置まで高くなる。
【0065】従って、本発明の第3実施形態では、主フ
ェライトコア51の平坦面51dの位置を垂直軸線上に
おいて主フェライトコア51の中心(O)に近く形成し
て、平坦面51dが広がるようにすることで前記補助フ
ェライトコア52の作用面積を増加させることにより、
フェライトコア50の偏向効率を高めることができるの
で偏向ヨークに印加される偏向電力をさらに効果的に低
減させることができる。
【0066】特に、本発明の第3実施形態によると、前
記主フェライトコア51の平坦面51dは開口部の内側
の先端と前記主フェライトコアの中心(O)とを連結し
た線と、前記主フェライトコアの中心(O)を通る水平
線(X)とが成す角(α)が25°以上になるように平
坦面を形成するのが望ましい。
【0067】なお、前記補助フェライトコア52の形状
は前記第1実施形態でのように、平面図として見ると四
角形、台形、半円形となるように多様な形態で制作する
ことができ、これに対する詳細な説明は前記第1実施形
態と同様であるので省略する。以上のように、本発明の
第3実施形態では補助フェライトコア52が作用する領
域を増加させ、フェライトコア50の偏向効率を高める
と同時にフェライトコア50をホルダー43に更に密着
させ結合することが可能である。
【0068】次に本発明の第4実施形態について図14
ないし図15cを参照して説明する。図14は本発明の
第4実施形態によるフェライトコアの斜視図であり、図
15aは図14の分解斜視図であり、図15bは図14
の正面図であり、図15cは図14の側面図であり、本
発明の第4実施形態によるフェライトコアの構成は前記
実施形態とほぼ同一であり、特に主フェライトコア51
の構成は前記第1実施形態ないし第3実施形態と同一で
ある。
【0069】なお、補助フェライトコア52は前記第3
実施形態と同様に、下部面に主フェライトコア51の平
坦面51dにほぼ係合する支持部52bが形成される
が、前記支持部52bは補助フェライトコア52の前方
から後方へ行くほど(即ち、コアの管軸方向へ行くほ
ど)高さは低くなるように形成したことに特徴がある。
このように構成した本発明の第4実施形態では前記のよ
うに補助フェライトコア52の支持部52bを斜めに形
成することによって、垂直偏向コイル42との干渉を阻
止し、ホルダー43との結合度を高めることができ、ま
た、前記補助フェライトコア52の作用面積を増加さ
せ、前記第3実施形態と同様な作用効果を得ることがで
きる。
【0070】以下、本発明の第5実施形態について図1
6ないし図17cを参照して説明する。図16は本発明
の第5実施形態によるフェライトコアの斜視図であり、
図17aは図16の分解斜視図であり、図17bは図1
6の正面図であり、図17cは図16の側面図であり、
本発明の第5実施形態によるフェライトコアの構成もま
た前記第1実施形態及び第3、4実施形態と類似である
が、主フェライトコア51の開口部51a側の上部及び
下部にコアの管軸方向に対して傾いた平坦面51eが形
成される点で異なっている。
【0071】この時、前記平坦面51eは前方部が下降
するように管軸に対して傾くように形成され、前記補助
フェライトコア52には支持部52cが形成されていて
支持部52cの高さだけ前記平坦面51eを垂直軸線上
において前記主フェライトコアの中心(O)に近く形成
することが可能である。また、このように平坦面51e
が傾いている構造では、主フェライトコア51に形成さ
れる平坦面の管軸方向の長さが同一であると前提する場
合、平坦面51eの実効面積が前記第1ないし第4実施
形態における平坦面51dに比べて広くなり、補助フェ
ライトコア52との結合面積もまた増大されることによ
って補助フェライトコア52の作用力を増大させること
ができる。
【0072】このように、本発明の第5実施形態による
と、前記平坦面51eの面積及びこれに結合される前記
補助フェライトコア52の面積が増加して前記補助フェ
ライトコア52の作用力が大きくなることにより、偏向
ヨークの偏向効率を高めることができるので偏向ヨーク
に印加される偏向電力を低減することができる。
【0073】一方、平坦面51eが管軸方向に対して斜
めに形成されると、前記平坦面51eは主フェライトコ
ア51の中心(O)に対して垂直軸線上において近接し
て配置されるので補助フェライトコアと垂直偏向コイル
との間に干渉が起こりやすい。この場合、主フェライト
コア51の平坦面51eに取り付けられる補助フェライ
トコア52を偏向効率を低下させない範囲内で所定距離
ほど主フェライトコアの開口部から管軸方向の後方へ後
退させ付着することで、補助フェライトコア52と垂直
偏向コイル42との間の干渉を解消することができる。
【0074】なお、第3実施形態ないし第5実施形態の
フェライトコア50にも前記第2実施形態の補助ホルダ
ー53を適用させ、主フェライトコア51と補助フェラ
イトコア52とをさらに堅固に結合できることは勿論で
ある。
【0075】この時、補助ホルダー53に形成される通
孔53aは主フェライトコアと補助フェライトコアの形
状変更に応じてその形態が変形されるべきであることは
当然である。また、前記第2実施形態ないし第5実施形
態による本発明のフェライトコア50もまた、図18に
示したように、主フェライトコア51を通過する垂直偏
向磁界が、平板形の補助フェライトコアが取り付けられ
た所では補助フェライトコア52に従って偏向されて通
過するので、既存の四角形のフェライトコアと同一形態
の水平偏向磁界を実現することができる。
【0076】なお、本発明の第2実施形態ないし第5実
施形態によるフェライトコア50の場合にも、従来の四
角フェライトコア44の内面寸法の偏差による収束及び
ディストーションエラーが改善でき、フェライトコアの
制作に必要な材料を低減することができる。
【0077】また、本発明の第2実施形態ないし第5実
施形態によるフェライトコア50の場合にも、主フェラ
イトコア51の内外面が加工し易い円形となっているの
で、フェライトコアの制作過程において内面錬磨工程を
通じて内面偏差を0.2mm以下に減らし、高い精密度
を有することができることは勿論である。なお、本発明
の各々実施例による平坦面は、略円錐形の主フェライト
コアを焼結成形した後、前記主フェライトコアの開口部
側の上端部及び下端部を切り取ることにより形成するこ
とができ、前記主フェライトコアの焼結成形によって別
途の切削加工を行わず直接形成することもできる。
【0078】
【発明の効果】本発明のフェライトコアは、内外面が管
軸方向に拘わらず円形である主フェライトコアと、一定
の厚さを有する多様な形状の補助フェライトコアとでフ
ェライトコアを構成することによって次のような効果が
得られる。
【0079】第一に、従来のフェライトコアは円形のネ
ック部と四角形の開口部、そしてその中間に存在し、且
つ、非円形化率が変化する中間部が存在するため、フェ
ライトコアの内面錬磨加工が困難であるし、内面半径が
水平軸と垂直軸線上に沿って互いに異なることから内面
寸法ばらつきが大きくなり、生産収率が減少する一方、
材料費及び生産単価が上昇するなど多くの問題があった
が、本発明はかかる問題を解決することができる。即
ち、本発明の主フェライトコアは内面形状が円形である
ので内面寸法のばらつきを四角形状のフェライトコアに
比べて1/2以上減らすことができるだけでなく、精密
な寸法を要求するコア内面の錬磨加工を容易に行えるこ
とから生産収率を上昇させることができ、材料費を従来
に比べて1/3以上低減することができる。
【0080】第二に、本発明は従来の偏向ヨークで発生
していた収束及びディストーションエラーを大幅に改善
することができる高精細用偏向ヨークの特性を実現する
ことができる。
【0081】第三に、本発明は主フェライトコアの平坦
面に結合する補助フェライトコアに支持部が備えられる
ことにより、前記補助フェライトコアの作用面積が増大
してフェライトコアの偏向効率が高くなることによって
偏向ヨークに印加される偏向電力を低減することができ
る。
【0082】第四に、本発明は補助フェライトコアの下
部面に支持部を突出させる場合、主フェライトコアの平
坦面の位置を垂直軸線上において主フェライトコアの中
心(O)に近く形成して前記補助フェライトコアの作用
力を増加させることにより、フェライトコアの偏向効率
を高めることができる。
【0083】第五に、本発明は補助ホルダーをさらに備
える場合、主フェライトコアと補助フェライトコアとの
組立がさらに容易となり且つ、堅固に結合することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の陰極線管の概略図。
【図2a】図1の陰極線管に備えられるRACタイプの
偏向ヨークの正面図。
【図2b】図2aの側面図。
【図3】図2aの四角形フェライトコアの斜視図。
【図4a】図2aの垂直偏向コイルを示した分解斜視
図。
【図4b】図4aの結合状態を示した正面図。
【図4c】図4aの結合状態を示した側面図。
【図5a】従来の偏向ヨークの水平偏向回路図。
【図5b】従来の偏向ヨークの偏向電流の波形図。
【図6】非円形化率の定義を説明するための図。
【図7】本発明の第1実施形態によるフェライトコアが
適用された偏向ヨークの側面図。
【図8】図7のフェライトコアの斜視図。
【図9a】図8の分解斜視図。
【図9b】図8の正面図。
【図9c】図8の側面図。
【図10】本発明の第2実施形態によるフェライトコア
の斜視図。
【図11】図10の分解斜視図。
【図12】本発明の第3実施形態によるフェライトコア
の斜視図。
【図13a】図12の分解斜視図。
【図13b】図12の正面図。
【図13c】図12の側面図。
【図14】本発明の第4実施形態によるフェライトコア
の斜視図。
【図15a】図14の分解斜視図。
【図15b】図14の正面図。
【図15c】図14の側面図。
【図16】本発明の第5実施形態によるフェライトコア
の斜視図。
【図17a】図16の分解斜視図。
【図17b】図16の正面図。
【図17c】図16の側面図。
【図18】本発明によるフェライトコアを通過する水平
偏向磁界のパターン図。
【符号の説明】
1 パネル 2 シャドーマスク 3 蛍光面 4 偏向ヨーク 5 電子銃 6 ファンネル 41 水平偏向コイル 42 垂直偏向コイル 43 ホルダー 44 フェライトコア 44a フェライトコアの開口部 44b フェライトコアの中間部 44c フェライトコアのネック部 45 コンマフリーコイル 46 リングバンド 47 マグネット 50 フェライトコア 51 主フェライトコア 51a 主フェライトコアの開口部 51b 主フェライトコアの中間部 51c 主フェライトコアのネック部 51d 主フェライトコアの平坦面 52 補助フェライトコア 53 補助フェライトコアの支持用補助ホルダー 52a 補助フェライトコアの突出部

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子銃から放射された電子ビームを水平ま
    たは垂直に偏向させる水平偏向コイル及び垂直偏向コイ
    ルと、 前記水平偏向コイル及び前記垂直偏向コイルから発生さ
    れた磁気力の損失を低減して磁気効率を高めるためのフ
    ェライトコアと、 前記水平偏向コイル、垂直偏向コイル及びフェライトコ
    アを決まった位置に固定させ、前記水平偏向コイルと前
    記垂直偏向コイルと間の絶縁のためのホルダーとからな
    る陰極線管用偏向ヨークであって、 前記フェライトコアは、 曲面を有する主フェライトコアと、 前記主フェライトコアに結合される平板形の補助フェラ
    イトコアとからなることを特徴とする陰極線管用偏向ヨ
    ーク。
  2. 【請求項2】前記主フェライトコアの開口部側に補助フ
    ェライトコアを取り付けるための平坦面が備えられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の陰極線管用偏向ヨー
    ク。
  3. 【請求項3】前記平坦面は、主フェライトコアの開口部
    側の上部及び下部に各々形成されることを特徴とする請
    求項2記載の陰極線管用偏向ヨーク。
  4. 【請求項4】前記平坦面は、主フェライトコアの開口部
    から始まってネック部側に向かって形成され、 前記平坦面の管軸方向の長さは、主フェライトコアの管
    軸方向の全体長さと比較して5%乃至70%に当たるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の陰極線管用偏向
    ヨーク。
  5. 【請求項5】前記開口部から始まってネック部側に向か
    って形成される平坦面は、 前記主フェライトコアをスクリーン側から見るとき、 弧状からなる主フェライトコアの開口部側の前面の内側
    の先端から主フェライトコアの半径中心までを連結した
    線と、前記主フェライトコアの中心を通る水平線とが作
    る角度が20°乃至80°であることを特徴とする請求
    項4記載の陰極線管用偏向ヨーク。
  6. 【請求項6】前記弧状からなる主フェライトコアの開口
    部側の前面の内側の先端から主フェライトコアの半径中
    心までを連結した線と、 前記主フェライトコアの中心を通る水平線とが作る角度
    がより好ましくは36.7°であることを特徴とする請
    求項5記載の陰極線管用偏向ヨーク。
  7. 【請求項7】前記平坦面は、 主フェライトコアの管軸方向の全体の長さのうち、 前記垂直偏向コイルの非円形化が始まる地点を主フェラ
    イト外周面上に投影したとき、前記主フェライトコアの
    外周面に投影された地点の前方から形成し始められてい
    ることを特徴とする請求項2記載の陰極線管用偏向ヨー
    ク。
  8. 【請求項8】前記平坦面は、 主フェライトコアの管軸方向の全体の長さのうち、 前記垂直偏向コイルの非円形化率が0.3になる地点を
    主フェライト外周面に投影したとき、前記主フェライト
    コアの外周面に投影された地点の前方から形成し始めら
    れていることを特徴とする請求項7記載の陰極線管用偏
    向ヨーク。
  9. 【請求項9】前記主フェライトコアの平坦面は、管軸に
    対して平行に形成されることを特徴とする請求項2ない
    し8のいずれかに記載の陰極線管用偏向ヨーク。
  10. 【請求項10】前記主フェライトコアの平坦面は、管軸
    に対して一定の角度だけ傾斜して形成されることを特徴
    とする請求項2ないし8記載の陰極線管用偏向ヨーク。
  11. 【請求項11】前記主フェライトコアの平坦面に取り付
    けられる補助フェライトコアの前面が、主フェライトコ
    アの開口部の前面に比べて管軸方向に沿って後退して位
    置したことを特徴とする請求項10記載の陰極線管用偏
    向ヨーク。
  12. 【請求項12】前記主フェライトコアを管軸方向に従う
    任意の地点で前記開口部が成す面と平行に切断した場
    合、その切断面は同心円または円弧状を成すことを特徴
    とする請求項2記載の陰極線管用偏向ヨーク。
  13. 【請求項13】前記補助フェライトコアは所定の厚さを
    有する平板状である請求項1記載の陰極線管用偏向ヨー
    ク。
  14. 【請求項14】前記補助フェライトコアは、主フェライ
    トコアの開口部側からネック部側へ行くほど幅が狭くな
    る構造の平板であることを特徴とする請求項13記載の
    陰極線管用偏向ヨーク。
  15. 【請求項15】前記補助フェライトコアは、平面図とし
    て見ると半円形をなす平板であることを特徴とする請求
    項13記載の陰極線管用偏向ヨーク。
  16. 【請求項16】前記補助フェライトコアは、平面図とし
    て見ると四角形または台形をなす平板であることを特徴
    とする請求項13記載の陰極線管用偏向ヨーク。
  17. 【請求項17】前記補助フェライトコアには、前記主フ
    ェライトコアの平坦面に固着されるように突出した支持
    部がさらに備えられたことを特徴とする請求項13記載
    の陰極線管用偏向ヨーク。
  18. 【請求項18】前記支持部は、少なくとも一部分が主フ
    ェライトコアの平坦面に係合するように形成されること
    を特徴とする請求項17記載の陰極線管用偏向ヨーク。
  19. 【請求項19】前記支持部は、後方へ行くほどその高さ
    が低くなることを特徴とする請求項17記載の陰極線管
    用偏向ヨーク。
  20. 【請求項20】前記平坦面は、 円錐形の主フェライトコアを焼結成形した後、前記主フ
    ェライトコアの開口部側の上端部、下端部を切り取って
    形成されることを特徴とする請求項2記載の陰極線管用
    偏向ヨーク。
  21. 【請求項21】前記平坦面は、前記主フェライトコアの
    焼結成形によって別に加工せず、直接形成されること を特徴とする請求項2記載の陰極線管用偏向ヨーク。
  22. 【請求項22】前記主フェライトコアの開口部前面と、
    前記補助フェライトコアの前面とが同一垂直面上に位置
    することを特徴とする請求項2ないし9のいずれかに記
    載の陰極線管用偏向ヨーク。
  23. 【請求項23】前記主フェライトコアの開口部及び前記
    補助フェライトコアの前方部が挿入される通孔が形成さ
    れた補助ホルダーがさらに備えられ、前記主フェライト
    コアの開口部及び補助フェライトコアの前方部が前記補
    助ホルダーの通孔に挿入され支持されることを特徴とす
    る請求項22記載の陰極線管用偏向ヨーク。
  24. 【請求項24】電子銃から放射された電子ビームを水平
    または垂直に偏向させる水平偏向コイル及び垂直偏向コ
    イルと、前記水平偏向コイル及び前記垂直偏向コイルか
    ら発生した磁気力の損失を低減して磁気効率を高めるた
    めのフェライトコアと、前記水平偏向コイル、垂直偏向
    コイル及びフェライトコアを決まった位置に固定させ、
    前記水平偏向コイルと前記垂直偏向コイルとの間の絶縁
    のためのホルダーとからなる陰極線管用偏向ヨークであ
    って、 前記フェライトコアは、 所定の曲率を有しており、少なくとも一側面に平坦面を
    有する主フェライトコアと、 前記主フェライトコアの平坦面に結合される平板形の補
    助フェライトコアとから構成されることを特徴とする陰
    極線管用偏向ヨーク。
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